JP4678770B2 - シーケンス図作成方法及びその装置 - Google Patents
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Description
まず、ソフトウェアの開発について説明する。一般的に、ソフトウェアの開発は、要求分析、設計、実装、テスト、移行などのフェーズに分類される。ソフトウェアの開発者は、それぞれのフェーズにおいて、開発対象のソフトウェアをそれぞれの役割に分かれて開発する。本発明は、特に要求分析及び設計のフェーズで利用される。
UMLでは、クラス図、オブジェクト図、パッケージ図、ユースケース図、コラボレーション図、ステートチャート図、アクティビティ図、コンポーネント図、配置図の9種類の図を定義している。その中で、ソフトウェア開発で使われる頻度が高い図は、クラス図とシーケンス図の二つである。
前述したUMLモデルを作成する方法として、発明者らは、その作成の過程を変更履歴として記録し、その変更履歴から次に変更が起こる箇所を推測することにより、UMLモデルの作成を支援する方法を提案した(非特許文献1参照)。
佐藤正崇、井上貴司、松雪康巳、山村哲哉「変更履歴を用いたUMLモデル作成支援方法の検討」2005年電子情報通信学会総合大会、B−14−13
品質の高いソフトウェアを開発するには、当該ソフトウェアが備える機能の全てを正確にモデリングすることが有効である。しかし、一つのソフトウェアが備える機能は多く、また、ソフトウェアの規模が大きくなるほど、ソフトウェアが備える機能は多くなるため、実際にそれを行うには時間がかかる。そのため、ソフトウェア開発が長期間化/高コスト化し、短期間に品質の高いソフトウェアを開発することが困難になっている。
前述したように、シーケンス図上でのシステムの動作は、オブジェクト同士のメッセージのやりとりで表される。図1はシーケンス図の一例を示すもので、オブジェクト1からオブジェクト2へのメッセージは、メッセージ名(メッセージ1)及び引数(情報1,情報2)から構成される。
本発明では、クラス図に記述するソフトウェアの管理情報を抽象化した概念を導入することにより、クラス図に記述される管理情報がシーケンス図中に直接現れることを防ぎ、依存関係を排除する。即ち、図3に示すように、メッセージ中の管理情報を抽象概念に書き換え、抽象概念付シーケンス図を作成する。なお、ここでは単に「抽象概念」と記述したが、実際には「前記『情報1,情報2』の内容に対応する抽象概念」を記述する。
図7に示すように、抽象概念で間接的に関係する抽象概念付シーケンス図と抽象概念付クラス図を結合、即ち共通する抽象概念を有する抽象概念付シーケンス図と抽象概念付クラス図を抽出し、抽象概念付シーケンス図中のメッセージの管理情報を、抽象概念付クラス図中の管理情報に書き換えることにより、直接的な関係を有するシーケンス図を作成する。
図8は本発明の実施の形態にかかるシーケンス図作成装置、ここでは周知のコンピュータ上に実現した例を示すもので、図中、1はUMLモデル保存部、2は入力部、3は表示部、4はUMLモデル作成部である。
次に、本発明によるシーケンス図作成方法を、図8の装置構成図、図9及び図10のフローチャートを用いて説明するが、本発明方法は、図11に示すような事前作業と、図12に示すような新規開発作業の2つに大きく分かれる。
図13に示すシーケンス図は、開発済みの「装置を登録するソフトウェア」に対応するものである。その動作は、オブジェクト「クライアント」とオブジェクト「サーバ」との間の2つのメッセージとして記述されている。
[メッセージ2]:サーバからクライアントへの「装置登録を完了する」メッセージ
この時、これらのメッセージと一緒にクラス図で記述した管理情報を送っている。メッセージ1は「ビル名,フロア名,装置種別」であり、メッセージ2は「完了通知ID」である。前記開発済みソフトウェアのクラス図を図14に示す(但し、このクラス図は本発明では使用されない。)。
新たに別の「装置を登録する」という機能を持つソフトウェアを開発しようとしたとする。まず、そのソフトウェアの管理する情報を表現するクラス図を、図16に示すように作成する。
Claims (2)
- ソフトウェアに関わるシステム全体の動作を、どのような動作を行うかを示すメッセージ名及びその動作を行う時に必要な管理情報からなるメッセージの当該システムに含まれるオブジェクト間における時系列的なやりとりで表現したシーケンス図に関し、ソフトウェアが管理対象とする管理情報を、当該ソフトウェアに関わるシステムに含まれるオブジェクトの一つ一つやオブジェクト同士の関係として表現したクラス図を用いて、開発済みソフトウェアのシーケンス図の中から新規開発ソフトウェアのシーケンス図に類似すると推測されるシーケンス図を抽出し、これを利用して新規開発ソフトウェアのシーケンス図を作成する方法であって、
開発済みソフトウェアのシーケンス図を少なくとも1つ記憶している記憶手段と、入力手段と、表示手段とを備えたコンピュータを用い、
当該コンピュータは、
記憶手段から開発済みソフトウェアのシーケンス図を読み込み、表示手段に表示し、該シーケンス図に含まれるメッセージ中の1または複数の管理情報を、入力手段から入力された抽象概念に書き換え、開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図として記憶手段に記憶する第1のステップと、
入力手段から入力された操作に基づいて新規開発ソフトウェアのクラス図を作成し、表示手段に表示する第2のステップと、
新規開発ソフトウェアのクラス図中の1または複数の管理情報と、入力手段から入力された抽象概念とを、入力手段から入力された対応付け操作に基づいて対応付け、新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図を作成する第3のステップと、
記憶手段から新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図中の抽象概念と全て一致する抽象概念を含む開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図を検索する第4のステップと、
該当する開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図が1つであれば当該1つの開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図中の抽象概念を、また、該当する開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図が複数であれば、入力手段から入力された操作に基づいて選択されたその中の1つの開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図中の抽象概念を、新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図中の同一抽象概念に対応する1または複数の管理情報に書き換え、新規開発ソフトウェアのシーケンス図を作成する第5のステップとを実行する
ことを特徴とするシーケンス図作成方法。 - ソフトウェアに関わるシステム全体の動作を、どのような動作を行うかを示すメッセージ名及びその動作を行う時に必要な管理情報からなるメッセージの当該システムに含まれるオブジェクト間における時系列的なやりとりで表現したシーケンス図に関し、ソフトウェアが管理対象とする管理情報を、当該ソフトウェアに関わるシステムに含まれるオブジェクトの一つ一つやオブジェクト同士の関係として表現したクラス図を用いて、開発済みソフトウェアのシーケンス図の中から新規開発ソフトウェアのシーケンス図に類似すると推測されるシーケンス図を抽出し、これを利用して新規開発ソフトウェアのシーケンス図を作成する装置であって、
開発済みソフトウェアのシーケンス図を少なくとも1つ記憶している記憶手段と、
入力手段から入力された操作に基づいてソフトウェアのシーケンス図を作成するシーケンス図作成手段と、
入力手段から入力された操作に基づいてソフトウェアのクラス図を作成するクラス図作成手段と、
記憶手段から開発済みソフトウェアのシーケンス図をシーケンス図作成手段に読み込ませて表示手段に表示し、該シーケンス図に含まれるメッセージ中の1または複数の管理情報を、入力手段から入力された抽象概念に書き換え、開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図として記憶手段に記憶させる管理情報書換手段と、
クラス図作成手段で作成された新規開発ソフトウェアのクラス図中の1または複数の管理情報と、入力手段から入力された抽象概念とを、入力手段から入力された対応付け操作に基づいて対応付け、新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図を作成する抽象概念対応付け手段と、
記憶手段から新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図中の抽象概念と全て一致する抽象概念を含む開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図を検索する検索手段と、
該当する開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図が1つであれば記憶手段から当該1つの開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図をシーケンス図作成手段に読み込ませて表示手段に表示し、その中の抽象概念を、新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図中の同一抽象概念に対応する1または複数の管理情報に書き換え、また、該当する開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図が複数であれば記憶手段からその全てを同時にもしくは入力手段から入力された操作に基づいて順次、シーケンス図作成手段に読み込ませて表示手段に表示し、入力手段から入力された操作に基づいて選択されたその中の1つの開発済みソフトウェアの抽象概念付シーケンス図中の抽象概念を、新規開発ソフトウェアの抽象概念付クラス図中の同一抽象概念に対応する1または複数の管理情報に書き換え、新規開発ソフトウェアのシーケンス図を作成する抽象概念書換手段とを備えた
ことを特徴とするシーケンス図作成装置。
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