JP4675914B2 - パッチアンテナ - Google Patents

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本発明は、パッチアンテナに関するものである。
特許文献1においてパッチアンテナが開示されている。このパッチアンテナを詳しく説明する。図10に示すように、地板用基板(プリント基板)100に対しアンテナエレメント用導電性板材101が離間して対向配置され、アンテナエレメント用導電性板材101においてその中央部に透孔(スリット)102が設けられている。ここで、アンテナエレメント用導電性板材101を地板用基板100に支えるための支持構造として、アンテナエレメント用導電性板材101における内周(透孔102の周端)上に給電端子103及び地板用基板100への固定用端子104を設け、それぞれの端子103,104を地板用基板100の方向に折り曲げて地板用基板100のグランドパターンに非導通状態で固定している。これによって、地板用基板100に対するアンテナエレメント用導電性板材101の固定が容易となると共に、固定用端子104がインダクタとして働くことで共振周波数が下がり、アンテナを小型化できる。また、他にも、図11に示すように、アンテナエレメント用導電性板材101における内周(透孔102の周端)付近において固定用端子105を地板用基板100の方向に折り曲げて形成して地板用基板100のグランドパターンに非導通状態で固定している。
特開2006−128898号公報
しかしながら、固定用端子104,105が設けられたアンテナエレメント用導電性板材101の内周部(透孔102の周端部)には、高周波電流が強く流れるため、固定用端子104,105にも高周波電流iが流れることにより不要な輻射が発生する。この不要輻射によって、指向性や偏波特性が所望の特性を満足しなくなる。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、その目的は、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を極力抑えることができるパッチアンテナを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、アンテナエレメント用導電性板材における外周端と内周端の中点位置に、固定部材を、地板とアンテナエレメント用導電性板材とが非導通状態となるように配置したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、アンテナエレメント用導電性板材における外周端と内周端の中点位置に、固定部材を、グランドパターンとしての導電性膜とアンテナエレメント用導電性板材とが非導通状態となるように配置したことを要旨とする。
請求項1,2に記載の発明によれば、以下の効果を奏する。
アンテナエレメント用導電性板材の中央部に透孔を設けたパッチアンテナでは、高周波電流がアンテナエレメント用導電性板材の外周部と内周部に集中して流れる。そのため、アンテナエレメント用導電性板材における、高周波電流の強い部分である、アンテナエレメント用導電性板材の外周付近と内周付近を避け、透孔によってループ状に形成されたアンテナエレメント用導電性板材の幅方向中点位置に固定部材を設けることで、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を極力抑えることができる。
請求項3に記載のように、請求項1に記載のパッチアンテナにおいて、アンテナエレメント用導電性板材における給電点とアンテナエレメント用導電性板材の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材の外周端と内周端が対称形をなすと共に固定部材が対称となる位置に配置されてなると、よりアンテナ性能への影響を少なくすることができる。
請求項4に記載のように、請求項1に記載のパッチアンテナにおいて、アンテナエレメント用導電性板材は、方形をなし、透孔は、方形をなすアンテナエレメント用導電性板材と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材と相似形の方形をなし、固定部材は、方形のアンテナエレメント用導電性板材における所定の辺での中点と方形の透孔における対応する辺での中点とを結ぶ線上に配置されてなる構成とすると、よりアンテナ性能に与える影響を抑えることができる。
請求項5に記載のように、請求項1,3,4のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、固定部材は、地板とアンテナエレメント用導電性板材の間に介在され、電気絶縁性を有するスペーサーと、アンテナエレメント用導電性板材を通してスペーサーに螺合する第1のネジと、地板を通してスペーサーに螺合する第2のネジと、を有すると、地板とアンテナエレメント用導電性板材とを非導通状態にする上で好ましい。
請求項6に記載のように、請求項1,3,4のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、固定部材は、地板とアンテナエレメント用導電性板材の間に介在され、導電性を有するスペーサーと、スペーサーとアンテナエレメント用導電性板材との間、または、スペーサーと地板との間に配置され、電気絶縁性を有するワッシャと、アンテナエレメント用導電性板材とワッシャとスペーサーと地板を貫通し、電気絶縁性を有するボルトと、ボルトに螺合するナットと、を有すると、地板とアンテナエレメント用導電性板材とを非導通状態にする上で好ましい。
請求項7に記載のように、請求項2に記載のパッチアンテナにおいて、アンテナエレメント用導電性板材における給電点とアンテナエレメント用導電性板材の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材の外周端と内周端が対称形をなすと共に固定部材が対称となる位置に配置されてなると、よりアンテナ性能への影響を少なくすることができる。
請求項8に記載のように、請求項2に記載のパッチアンテナにおいて、アンテナエレメント用導電性板材は、方形をなし、透孔は、方形をなすアンテナエレメント用導電性板材と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材と相似形の方形をなし、固定部材は、方形のアンテナエレメント用導電性板材における所定の辺での中点と方形の透孔における対応する辺での中点とを結ぶ線上に配置されてなる構成とすると、よりアンテナ性能に与える影響を抑えることができる。
請求項9に記載のように、請求項2,7,8のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、固定部材は、アンテナエレメント用導電性板材の一部を地板用基板側に折り曲げることにより構成され、かつ、その折り曲げにより形成されたスリットの延設方向が、給電点から透孔の外周側を通る電流経路に沿う方向となっていると、折り曲げにより形成されたスリットの延設方向が電流経路に直交する方向である場合に比べ高周波電流による影響を受けにくくすることができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1には本実施形態におけるパッチアンテナ1を示し、図1(a)はパッチアンテナ1の平面図であり、図1(b)はパッチアンテナ1の正面図であり、図1(c)は図1(a)のA−A線での縦断面図である。図2は同じくパッチアンテナ1の分解斜視図である。本パッチアンテナ1は、例えば、RFID用に使用することができる。
図2に示すように、パッチアンテナ1は、地板2と、アンテナエレメント用導電性板材3と、この両部材2,3間に配置されるスペーサー4と、締結部材としてのネジ5,6と、給電端子(給電線)7と、コネクタ8(図1参照)から構成されている。
地板2は正方形の金属板よりなり、具体的には鉄板または銅板よりなる。地板2は、図1に示すように水平方向に延びるようにして、即ち、横にして配置されている。アンテナエレメント用導電性板材3は金属板よりなり、具体的には鉄板または銅板よりなる。
アンテナエレメント用導電性板材3は全体の形状として正方形をなし、縦横のサイズは地板2よりも小さい。正方形をなすアンテナエレメント用導電性板材3の各辺を、So1,So2,So3,So4とする。アンテナエレメント用導電性板材3は、地板2の上方において地板2に離間した状態で、地板2と対向して配置されている。
図1(a)の平面図において、正方形をなすアンテナエレメント用導電性板材3は、中央部に透孔10が形成されている。透孔10は、正方形をなすアンテナエレメント用導電性板材3と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材3と相似形の正方形をなしている。これにより、正方形をなす透孔10の各辺Si1,Si2,Si3,Si4が、正方形のアンテナエレメント用導電性板材3の各辺So1,So2,So3,So4と平行をなしている。図1,2では、辺So1と辺Si1、辺So2と辺Si2、辺So3と辺Si3、辺So4と辺Si4が、それぞれ平行となっている。
アンテナエレメント用導電性板材3における内周端3bにおいて辺Si1から給電端子7が下方に延びている。この給電端子7は帯板状をなし、アンテナエレメント用導電性板材3の一部を折り曲げることにより形成したものである。給電端子7は、アンテナエレメント用導電性板材3での辺Si1の中点位置に設けられている。
スペーサー4に関して、4つのスペーサー4により地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とが所定の間隔を隔てて離間した状態で対向配置されている。スペーサー4は円筒状をなし、スペーサー4の内面(円筒材の内面)は雌ネジ部となっており、ネジ5,6を螺入することができるようになっている。スペーサー4は絶縁材料よりなり、具体的にはABS樹脂製である。
図2に示すように、アンテナエレメント用導電性板材3には、4つの透孔11a,11b,11c,11dが形成されている。透孔11a,11b,11c,11dは、図1(a)に示すように、アンテナエレメント用導電性板材3における外周端3aと内周端3bの中点位置で、かつ、正方形のアンテナエレメント用導電性板材3における辺So1,So2,So3,So4での中点と正方形の透孔10における対応する辺Si1,Si2,Si3,Si4での中点とを結ぶ線L1,L2,L3,L4上に形成されている。
図2に示すように、地板2においても、アンテナエレメント用導電性板材3の透孔11a,11b,11c,11dと対応する位置に透孔12a,12b,12c,12dが形成されている。
ネジ5がアンテナエレメント用導電性板材3を通してスペーサー4に螺合していると共にネジ6が地板2を通してスペーサー4に螺合している。詳しくは、ネジ5,6が、アンテナエレメント用導電性板材3と地板2を貫通する状態でスペーサー4に螺入され、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とが固定されている。つまり、地板2の上にスペーサー4を載せ、更にその上にアンテナエレメント用導電性板材3を配置し、アンテナエレメント用導電性板材3の上側からネジ5をアンテナエレメント用導電性板材3に設けた透孔11a,11b,11c,11dを通してスペーサー4の雌ネジ部に螺入するとともに、地板2の下側からネジ6を地板2に設けた透孔12a,12b,12c,12dを通してスペーサー4の雌ネジ部に螺入することにより、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とが固定されている。
また、図2に示すように、地板2には透孔13が形成され、この透孔13を通して給電端子7が地板2の下面に突出している。図1(c)に示すように、地板2の下面にはコネクタ8が設置され、給電用コネクタ8は給電端子7と接続されている。図1(a)に示すように、給電端子7の基端(折曲部)が給電点Pとなっている。
本実施形態においては、スペーサー4とネジ5とネジ6により一組の固定部材が構成され、4つのスペーサー4と4つのネジ5と4つのネジ6により、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とを固定するための複数の固定部材が構成されている。この固定部材が、アンテナエレメント用導電性板材3における外周端3aと内周端3bの中点位置に、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とが非導通状態となるように配置されている。図1(c)で説明すると、アンテナエレメント用導電性板材3の外周端と内周端の距離を「L0」としたとき、アンテナエレメント用導電性板材3の外周端と内周端との間における中間位置(距離Ld=L0/2)にスペーサー4とネジ5,6が設けられている。特に、図1,2に示すように、固定部材(4,5,6)は、正方形のアンテナエレメント用導電性板材3における辺So1,So2,So3,So4での中点と正方形の透孔10における対応する辺Si1,Si2,Si3,Si4での中点とを結ぶ線L1,L2,L3,L4上に配置されている。また、電気絶縁性を有するスペーサー4を用いてネジ5,6を螺入する方式を採っており、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とは非導通状態で固定されている。
図3には、パッチアンテナの平面図におけるシミュレーションによる高周波電流の流れを示す。
図3において、アンテナエレメント用導電性板材3の中央部に透孔(スリット)10を設けたパッチアンテナでは、高周波電流がアンテナエレメント用導電性板材3の外周部と内周部に集中して流れる。そのため、アンテナエレメント用導電性板材3における、高周波電流の強い部分である、アンテナエレメント用導電性板材3の外周付近と内周付近を避け、透孔(スリット)10によってループ状に形成されたアンテナエレメント用導電性板材3の幅方向中点位置に固定部材を設けることで、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を最小限にすることができる(固定部材によるアンテナの性能悪化を防ぐことができる)。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(イ)アンテナエレメント用導電性板材3における外周端3aと内周端3bの中点位置に、固定部材(4,5,6)を、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とが非導通状態となるように配置した。よって、図3を用いて説明したように、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を極力抑えることができる。より詳しくは、従来では固定用端子の形状や位置によって共振周波数や利得のばらつきが生じるが、本実施形態では量産時の性能をばらつきを小さくすることができる。また、図10,11の従来ではアンテナエレメント用導電性板材101の内周(透孔102の周端)付近に固定用端子104,105が設けられたので、固定用端子に流れる電流によってアンテナ性能を悪化させ設計が難しくなってしまっていたが、本実施形態ではアンテナエレメント用導電性板材3における高周波電流の弱い場所に固定部材を設けるためアンテナ性能に影響を与えにくく設計も容易となる。
(ロ)特に、図1(a)に示すようにアンテナエレメント用導電性板材3における給電点Pとアンテナエレメント用導電性板材3の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材3の外周端3aと内周端3bが対称形をなすと共に固定部材(4,5,6)が対称となる位置に配置されている。よって、給電点Pとアンテナエレメント用導電性板材3の中心を結ぶ線を基準として左右対称に電流を流すという観点から好ましく、よりアンテナ性能への影響を少なくすることができる。
(ハ)アンテナエレメント用導電性板材3は、方形をなし、透孔10は、方形をなすアンテナエレメント用導電性板材3と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材3と相似形の方形をなし、固定部材(4,5,6)は、方形のアンテナエレメント用導電性板材3における所定の辺So1,So2,So3,So4での中点と方形の透孔10における対応する辺Si1,Si2,Si3,Si4での中点とを結ぶ線L1,L2,L3,L4上に配置されているので、よりアンテナ性能に与える影響を抑えることができる。
(ニ)固定部材は、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3の間に介在され、電気絶縁性を有するスペーサー4と、アンテナエレメント用導電性板材3を通してスペーサー4に螺合する第1のネジ5と、地板2を通してスペーサー4に螺合する第2のネジ6と、を有しているので、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とを非導通状態にする上で好ましいものとなる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図4には本実施形態におけるパッチアンテナ1を示し、図4(a)はパッチアンテナ1の平面図であり、図4(b)はパッチアンテナ1の正面図であり、図4(c)は図4(a)のA−A線での縦断面図である。図5は同じくパッチアンテナ1の分解斜視図である。
第1の実施の形態においては固定部材としてスペーサー4およびネジ5,6を用い、かつ、アンテナエレメント用導電性板材3と地板2とを非導通の状態にて固定すべく、樹脂製スペーサー4とした。これに対し、本実施形態では、固定部材として金属製スペーサー20、樹脂製ワッシャ21、樹脂製ボルト22、ナット(例えば金属製ナット)23を用いている。
つまり、アンテナエレメント用導電性板材3と地板2の間において円筒状の金属製スペーサー20および樹脂製ワッシャ21を重ねて配置し、樹脂製ボルト22を、アンテナエレメント用導電性板材3の上面側から、アンテナエレメント用導電性板材3の透孔11a,11b,11c,11d、樹脂製ワッシャ21、金属製スペーサー20、地板2の透孔12a,12b,12c,12dを通して地板2の下面に突出させ、ナット23を螺入する。
このようにして、アンテナエレメント用導電性板材3と地板2とを非導通の状態にて固定する。
ワッシャ21は、図4,5ではスペーサー20とアンテナエレメント用導電性板材3との間に配置したが、スペーサー20と地板2との間に配置してもよい。
以上のように、固定部材は、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3の間に介在され、導電性を有するスペーサー20と、スペーサー20とアンテナエレメント用導電性板材3との間、または、スペーサー20と地板2との間に配置され、電気絶縁性を有するワッシャ21と、アンテナエレメント用導電性板材3とワッシャ21とスペーサー20と地板2を貫通し、電気絶縁性を有するボルト22と、ボルト22に螺合するナット23と、を有している。これにより、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とを非導通状態にする上で好ましいものとなる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図6には本実施形態におけるパッチアンテナ1を示し、図6(a)はパッチアンテナ1の平面図であり、図6(b)はパッチアンテナ1の正面図であり、図6(c)は図6(a)のA−A線での縦断面図である。図7は同じくパッチアンテナ1の分解斜視図である。
第1の実施の形態においては地板2を用いるとともに、固定部材として樹脂製スペーサー4、ネジ5,6を用いた。これに対し、本実施形態では、地板用基板40を用いるとともに、固定部材としてアンテナエレメント用導電性板材3の一部を折り曲げた固定用端子30a〜30dを用いている。
地板用基板40に関して、図8には地板用基板40の単体を示す。図8において、絶縁基板41の下面には導電性膜42が全面に形成されている。本実施形態では絶縁基板41としてガラスエポキシ基板を用いるとともに、導電性膜42として銅箔を用いている。地板用基板40には図2の透孔12a,12b,12c,12dに代わり、方形の透孔43a,43b,43c,43dが形成されている。また、絶縁基板41の下面の導電性膜42において透孔43a,43b,43c,43dの周りには環状のスリット(切り欠き)44a,44b,44c,44dが形成され、スリット44a〜44dの外方の導電性膜42aがグランドパターン(接地導体)となっている。スリット44a,44b,44c,44dの内方の導電性膜42bは、スリット44a,44b,44c,44dにより、外方の導電性膜42a(グランドパターン)と電気的に分離されている。
このようにして、地板用基板40は、絶縁基板41の表面にグランドパターンとしての導電性膜42aが形成されている。
図6においてアンテナエレメント用導電性板材3は、地板用基板40に離間した状態で地板用基板40と対向して配置され、中央部に透孔10が形成されている。
固定用端子30a〜30dに関して、図6,7に示すように、アンテナエレメント用導電性板材3の一部が下方に折り曲げられて棒状の端子が形成され、この端子の先端が地板用基板40の透孔43a,43b,43c,43dを通して地板用基板40の下面に突出している。この部位は導電性膜42bと半田付けされている。これにより、地板用基板に固定する部分は地板用基板40のグランドパターン(42a)と非導通状態にて固定されている。
このようにして、複数の固定部材(30a〜30d)により地板用基板40とアンテナエレメント用導電性板材3とが固定されている。
本実施形態においても、アンテナエレメント用導電性板材3における外周端3aと内周端3bの中点位置に、固定部材(30a〜30d)が、グランドパターンとしての導電性膜42aとアンテナエレメント用導電性板材3とが非導通状態となるように配置されている。これにより前述の(イ)の作用効果を奏する。
また、本実施形態においても、アンテナエレメント用導電性板材3における給電点Pとアンテナエレメント用導電性板材3の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材3の外周端3aと内周端3bが対称形をなすと共に固定部材(30a〜30d)が対称となる位置に配置されているので、前述の(ロ)の作用効果を奏する。
また、本実施形態においても、アンテナエレメント用導電性板材3は、正方形をなし、透孔10は、正方形をなすアンテナエレメント用導電性板材3と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材3と相似形の正方形をなし、固定部材(30a〜30d)は、正方形のアンテナエレメント用導電性板材3における所定の辺So1,So2,So3,So4での中点と正方形の透孔10における対応する辺Si1,Si2,Si3,Si4での中点とを結ぶ線L1,L2,L3,L4上に配置されている。これにより前述の(ハ)の作用効果を奏する。
アンテナエレメント用導電性板材3の一部を折り曲げて固定用端子として使用することにより、低コストで生産性を高めることができる。
また、アンテナエレメント用導電性板材3において固定用端子30c,30dを折り曲げた後の折り曲げにより形成されたスリット31c,31dは、図6(a)において、長方形をなし、かつ、給電点Pから透孔10の外周側を通る電流経路に沿って延びている。つまり、図3と図6(a)の比較において図6(a)でのスリット31c,31dの延設方向は図3での給電点Pから透孔10の外周側を通る電流経路に沿う方向である(高周波電流の流れの方向に一致している)。
よって、固定部材としての固定用端子30c,30dは、アンテナエレメント用導電性板材3の一部を地板用基板40側に折り曲げることにより構成され、かつ、その折り曲げにより形成されたスリット31c,31dの延設方向が、給電点Pから透孔10の外周側を通る電流経路に沿う方向となっているので、折り曲げにより形成されたスリットの延設方向が電流経路に直交する方向である場合に比べ高周波電流による影響を受けにくくすることができる。
なお、前記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態では直線偏波アンテナであったが、円偏波アンテナであってもよい。
・前記各実施形態では給電点は1つであったが2つであってもよい。このとき、図6に代わる図9に示すように、給電端子7a,7bおよびコネクタ8a,8bを設けることにより2つの給電点P1,P2を有し、かつ、4つのスリット31a,31b,31cの延設方向を辺So1,So2,So3,So4と平行とするとよい。
・前記各実施形態ではアンテナエレメント用導電性板材3が正方形であったが、長方形であってもよく、あるいは、円形でもよい。
・前記各実施形態ではアンテナエレメント用導電性板材3の中央に形成する透孔(スリット)10は方形であったが、方形以外の形状、例えば円形等の他の形状であってもよい。
・前記各実施形態では固定部材(4,5,6、20,21,22,23、30a〜30d)を4箇所に配置したが、3箇所以下でも、5箇所以上でもよい。例えば、第3の実施形態での図6において、固定用端子30c,30dのみ設けてもよい。
(a)は第1の実施形態におけるパッチアンテナの平面図、(b)はパッチアンテナの正面図、(c)は(a)のA−A線での縦断面図。 第1の実施形態におけるパッチアンテナの分解斜視図。 パッチアンテナの平面図におけるシミュレーションによる高周波電流の流れを示す図。 (a)は第2の実施形態におけるパッチアンテナの平面図、(b)はパッチアンテナの正面図、(c)は(a)のA−A線での縦断面図。 第2の実施形態におけるパッチアンテナの分解斜視図。 (a)は第3の実施形態におけるパッチアンテナの平面図、(b)はパッチアンテナの正面図、(c)は(a)のA−A線での縦断面図。 第3の実施形態におけるパッチアンテナの分解斜視図。 第3の実施形態における地板用基板の正面および下面図。 (a)は別例のパッチアンテナの平面図、(b)はパッチアンテナの正面図、(c)は(a)のA−A線での縦断面図。 (a)は背景技術を説明するためのパッチアンテナの平面図、(b)は(a)のA−A線でのパッチアンテナの縦断面図。 (a)は背景技術を説明するためのパッチアンテナの平面図、(b)は(a)のA−A線でのパッチアンテナの縦断面図。
符号の説明
2…地板、3…アンテナエレメント用導電性板材、3a…外周端、3b…内周端、4…スペーサー、5…ネジ、6…ネジ、10…透孔、20…スペーサー、21…ワッシャ、22…ボルト、23…ナット、30a…固定用端子、30b…固定用端子、30c…固定用端子、30d…固定用端子、40…地板用基板、41…絶縁基板、42a…導電性膜、Si1,Si2,Si3,Si4…辺、So1,So2,So3,So4…辺。

Claims (9)

  1. 地板(2)と、
    前記地板(2)に離間した状態で地板(2)と対向して配置され、中央部に透孔(10)が形成されたアンテナエレメント用導電性板材(3)と、
    前記地板(2)とアンテナエレメント用導電性板材(3)とを固定するための複数の固定部材(4,5,6、20,21,22,23)と、
    を備えたパッチアンテナであって、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における外周端(3a)と内周端(3b)の中点位置に、前記固定部材(4,5,6、20,21,22,23)を、前記地板(2)と前記アンテナエレメント用導電性板材(3)とが非導通状態となるように配置したことを特徴とするパッチアンテナ。
  2. 絶縁基板(41)の表面にグランドパターンとしての導電性膜(42a)が形成された地板用基板(40)と、
    前記地板用基板(40)に離間した状態で地板用基板(40)と対向して配置され、中央部に透孔(10)が形成されたアンテナエレメント用導電性板材(3)と、
    前記地板用基板(40)とアンテナエレメント用導電性板材(3)とを固定するための複数の固定部材(30a〜30d)と、
    を備えたパッチアンテナであって、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における外周端(3a)と内周端(3b)の中点位置に、前記固定部材(30a〜30d)を、前記グランドパターンとしての導電性膜(42a)と前記アンテナエレメント用導電性板材(3)とが非導通状態となるように配置したことを特徴とするパッチアンテナ。
  3. 請求項1に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における給電点(P)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材(3)の外周端(3a)と内周端(3b)が対称形をなすと共に前記固定部材(4,5,6、20,21,22,23)が対称となる位置に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。
  4. 請求項1に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)は、方形をなし、前記透孔(10)は、前記方形をなすアンテナエレメント用導電性板材(3)と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材(3)と相似形の方形をなし、前記固定部材(4,5,6、20,21,22,23)は、前記方形のアンテナエレメント用導電性板材(3)における所定の辺(So1,So2,So3,So4)での中点と前記方形の透孔(10)における対応する辺(Si1,Si2,Si3,Si4)での中点とを結ぶ線(L1,L2,L3,L4)上に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。
  5. 請求項1,3,4のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記固定部材は、
    前記地板(2)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の間に介在され、電気絶縁性を有するスペーサー(4)と、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)を通して前記スペーサー(4)に螺合する第1のネジ(5)と、
    前記地板(2)を通して前記スペーサー(4)に螺合する第2のネジ(6)と、
    を有するパッチアンテナ。
  6. 請求項1,3,4のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記固定部材は、
    前記地板(2)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の間に介在され、導電性を有するスペーサー(20)と、
    前記スペーサー(20)と前記アンテナエレメント用導電性板材(3)との間、または、前記スペーサー(20)と前記地板(1)との間に配置され、電気絶縁性を有するワッシャ(21)と、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)と前記ワッシャ(21)と前記スペーサー(20)と前記地板(2)を貫通し、電気絶縁性を有するボルト(22)と、
    前記ボルト(22)に螺合するナット(23)と、
    を有するパッチアンテナ。
  7. 請求項2に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における給電点(P)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材(3)の外周端(3a)と内周端(3b)が対称形をなすと共に前記固定部材(30a〜30d)が対称となる位置に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。
  8. 請求項2に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記アンテナエレメント用導電性板材(3)は、方形をなし、前記透孔(10)は、前記方形をなすアンテナエレメント用導電性板材(3)と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材(3)と相似形の方形をなし、前記固定部材(30a〜30d)は、前記方形のアンテナエレメント用導電性板材(3)における所定の辺(So1,So2,So3,So4)での中点と前記方形の透孔(10)における対応する辺(Si1,Si2,Si3,Si4)での中点とを結ぶ線(L1,L2,L3,L4)上に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。
  9. 請求項2,7,8のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、
    前記固定部材(30c,30d)は、前記アンテナエレメント用導電性板材(3)の一部を前記地板用基板(40)側に折り曲げることにより構成され、かつ、その折り曲げにより形成されたスリット(31c,31d)の延設方向が、給電点(P)から前記透孔(10)の外周側を通る電流経路に沿う方向となっているパッチアンテナ。
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