JP4675914B2 - パッチアンテナ - Google Patents
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アンテナエレメント用導電性板材の中央部に透孔を設けたパッチアンテナでは、高周波電流がアンテナエレメント用導電性板材の外周部と内周部に集中して流れる。そのため、アンテナエレメント用導電性板材における、高周波電流の強い部分である、アンテナエレメント用導電性板材の外周付近と内周付近を避け、透孔によってループ状に形成されたアンテナエレメント用導電性板材の幅方向中点位置に固定部材を設けることで、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を極力抑えることができる。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1には本実施形態におけるパッチアンテナ1を示し、図1(a)はパッチアンテナ1の平面図であり、図1(b)はパッチアンテナ1の正面図であり、図1(c)は図1(a)のA−A線での縦断面図である。図2は同じくパッチアンテナ1の分解斜視図である。本パッチアンテナ1は、例えば、RFID用に使用することができる。
図3において、アンテナエレメント用導電性板材3の中央部に透孔(スリット)10を設けたパッチアンテナでは、高周波電流がアンテナエレメント用導電性板材3の外周部と内周部に集中して流れる。そのため、アンテナエレメント用導電性板材3における、高周波電流の強い部分である、アンテナエレメント用導電性板材3の外周付近と内周付近を避け、透孔(スリット)10によってループ状に形成されたアンテナエレメント用導電性板材3の幅方向中点位置に固定部材を設けることで、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を最小限にすることができる(固定部材によるアンテナの性能悪化を防ぐことができる)。
(イ)アンテナエレメント用導電性板材3における外周端3aと内周端3bの中点位置に、固定部材(4,5,6)を、地板2とアンテナエレメント用導電性板材3とが非導通状態となるように配置した。よって、図3を用いて説明したように、固定部材を用いた場合のアンテナ性能に与える影響を極力抑えることができる。より詳しくは、従来では固定用端子の形状や位置によって共振周波数や利得のばらつきが生じるが、本実施形態では量産時の性能をばらつきを小さくすることができる。また、図10,11の従来ではアンテナエレメント用導電性板材101の内周(透孔102の周端)付近に固定用端子104,105が設けられたので、固定用端子に流れる電流によってアンテナ性能を悪化させ設計が難しくなってしまっていたが、本実施形態ではアンテナエレメント用導電性板材3における高周波電流の弱い場所に固定部材を設けるためアンテナ性能に影響を与えにくく設計も容易となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
ワッシャ21は、図4,5ではスペーサー20とアンテナエレメント用導電性板材3との間に配置したが、スペーサー20と地板2との間に配置してもよい。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図6においてアンテナエレメント用導電性板材3は、地板用基板40に離間した状態で地板用基板40と対向して配置され、中央部に透孔10が形成されている。
本実施形態においても、アンテナエレメント用導電性板材3における外周端3aと内周端3bの中点位置に、固定部材(30a〜30d)が、グランドパターンとしての導電性膜42aとアンテナエレメント用導電性板材3とが非導通状態となるように配置されている。これにより前述の(イ)の作用効果を奏する。
また、アンテナエレメント用導電性板材3において固定用端子30c,30dを折り曲げた後の折り曲げにより形成されたスリット31c,31dは、図6(a)において、長方形をなし、かつ、給電点Pから透孔10の外周側を通る電流経路に沿って延びている。つまり、図3と図6(a)の比較において図6(a)でのスリット31c,31dの延設方向は図3での給電点Pから透孔10の外周側を通る電流経路に沿う方向である(高周波電流の流れの方向に一致している)。
・前記各実施形態では直線偏波アンテナであったが、円偏波アンテナであってもよい。
・前記各実施形態では給電点は1つであったが2つであってもよい。このとき、図6に代わる図9に示すように、給電端子7a,7bおよびコネクタ8a,8bを設けることにより2つの給電点P1,P2を有し、かつ、4つのスリット31a,31b,31cの延設方向を辺So1,So2,So3,So4と平行とするとよい。
・前記各実施形態ではアンテナエレメント用導電性板材3の中央に形成する透孔(スリット)10は方形であったが、方形以外の形状、例えば円形等の他の形状であってもよい。
Claims (9)
- 地板(2)と、
前記地板(2)に離間した状態で地板(2)と対向して配置され、中央部に透孔(10)が形成されたアンテナエレメント用導電性板材(3)と、
前記地板(2)とアンテナエレメント用導電性板材(3)とを固定するための複数の固定部材(4,5,6、20,21,22,23)と、
を備えたパッチアンテナであって、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における外周端(3a)と内周端(3b)の中点位置に、前記固定部材(4,5,6、20,21,22,23)を、前記地板(2)と前記アンテナエレメント用導電性板材(3)とが非導通状態となるように配置したことを特徴とするパッチアンテナ。 - 絶縁基板(41)の表面にグランドパターンとしての導電性膜(42a)が形成された地板用基板(40)と、
前記地板用基板(40)に離間した状態で地板用基板(40)と対向して配置され、中央部に透孔(10)が形成されたアンテナエレメント用導電性板材(3)と、
前記地板用基板(40)とアンテナエレメント用導電性板材(3)とを固定するための複数の固定部材(30a〜30d)と、
を備えたパッチアンテナであって、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における外周端(3a)と内周端(3b)の中点位置に、前記固定部材(30a〜30d)を、前記グランドパターンとしての導電性膜(42a)と前記アンテナエレメント用導電性板材(3)とが非導通状態となるように配置したことを特徴とするパッチアンテナ。 - 請求項1に記載のパッチアンテナにおいて、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における給電点(P)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材(3)の外周端(3a)と内周端(3b)が対称形をなすと共に前記固定部材(4,5,6、20,21,22,23)が対称となる位置に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。 - 請求項1に記載のパッチアンテナにおいて、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)は、方形をなし、前記透孔(10)は、前記方形をなすアンテナエレメント用導電性板材(3)と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材(3)と相似形の方形をなし、前記固定部材(4,5,6、20,21,22,23)は、前記方形のアンテナエレメント用導電性板材(3)における所定の辺(So1,So2,So3,So4)での中点と前記方形の透孔(10)における対応する辺(Si1,Si2,Si3,Si4)での中点とを結ぶ線(L1,L2,L3,L4)上に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。 - 請求項1,3,4のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、
前記固定部材は、
前記地板(2)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の間に介在され、電気絶縁性を有するスペーサー(4)と、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)を通して前記スペーサー(4)に螺合する第1のネジ(5)と、
前記地板(2)を通して前記スペーサー(4)に螺合する第2のネジ(6)と、
を有するパッチアンテナ。 - 請求項1,3,4のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、
前記固定部材は、
前記地板(2)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の間に介在され、導電性を有するスペーサー(20)と、
前記スペーサー(20)と前記アンテナエレメント用導電性板材(3)との間、または、前記スペーサー(20)と前記地板(1)との間に配置され、電気絶縁性を有するワッシャ(21)と、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)と前記ワッシャ(21)と前記スペーサー(20)と前記地板(2)を貫通し、電気絶縁性を有するボルト(22)と、
前記ボルト(22)に螺合するナット(23)と、
を有するパッチアンテナ。 - 請求項2に記載のパッチアンテナにおいて、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)における給電点(P)とアンテナエレメント用導電性板材(3)の中心を結ぶ線に対し、アンテナエレメント用導電性板材(3)の外周端(3a)と内周端(3b)が対称形をなすと共に前記固定部材(30a〜30d)が対称となる位置に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。 - 請求項2に記載のパッチアンテナにおいて、
前記アンテナエレメント用導電性板材(3)は、方形をなし、前記透孔(10)は、前記方形をなすアンテナエレメント用導電性板材(3)と中心が同じで、かつアンテナエレメント用導電性板材(3)と相似形の方形をなし、前記固定部材(30a〜30d)は、前記方形のアンテナエレメント用導電性板材(3)における所定の辺(So1,So2,So3,So4)での中点と前記方形の透孔(10)における対応する辺(Si1,Si2,Si3,Si4)での中点とを結ぶ線(L1,L2,L3,L4)上に配置されてなることを特徴とするパッチアンテナ。 - 請求項2,7,8のいずれか1項に記載のパッチアンテナにおいて、
前記固定部材(30c,30d)は、前記アンテナエレメント用導電性板材(3)の一部を前記地板用基板(40)側に折り曲げることにより構成され、かつ、その折り曲げにより形成されたスリット(31c,31d)の延設方向が、給電点(P)から前記透孔(10)の外周側を通る電流経路に沿う方向となっているパッチアンテナ。
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