JP4675358B2 - 接点出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道の信号保安システム等で使用される接点出力装置に係り、特に、出力回路の混触を検出する技術に関する。
接点入力回路での混触を検出する技術には、たとえば、試験用擬似信号を発生するテスト回路を付加し、混触を検出する際には通常の接点入力回路の動作を停止させた上でテスト回路を動作させ、該テスト動作における試験用擬似信号の検知状態に基づいて混触を検出する混触検出方式が開示されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特公昭61−50351号公報
従来、接点入力回路の混触を検出する装置はあったが、接点出力回路の混触を検出する装置はなかった。そのため、装置の据付や改修時の出力回線接続作業で発生し得る誤接続によって電源立ち上げ時に接点出力回路を焼損してしまう場合があった。また、立ち上げ後の接点出力回路の混触を検出できないため、出力異常の原因を特定して復旧作業を効率的に進めることが難しかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、出力回線の混触を検出可能な接点出力装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]制御部と、
前記制御部によってオン/オフ制御される出力リレーと、
出力端子間に出力回線を通じて外部負荷が接続される接点出力回路と
を備え、
前記接点出力回路は、前記出力リレーの第1共通接点が前記出力端子の一方に接続され、前記出力リレーの第2共通接点が前記出力端子の他方に接続され、前記出力リレーの第1動作接点と第2動作接点との間に出力用電源が接続され、前記出力リレーの第1復旧接点と第2復旧接点との間に第1抵抗器と検査用電源と第2抵抗器とがこの順で直列に接続されると共に、前記検査用電源による前記出力回線への通電をオン/オフ制御する半導体スイッチと、少なくとも前記出力リレーの復旧中に前記出力端子間に流れる電流を計測する電流センサとを備え、
前記制御部は、前記出力リレーをオフ制御中に前記半導体スイッチをオン/オフ制御し、このとき前記電流センサによって計測された電流値から前記出力回線での混触状態を判定する
ことを特徴とする接点出力装置。
上記発明では、出力リレーの動作接点構成時は、出力端子間に出力用電源が接続されて外部負荷が駆動される。出力リレーの復旧接点構成時は検査用電源によって出力端子間に検査用電圧が印加される。この検査用電圧の印加を半導体スイッチでオン/オフ制御し、このとき電流センサで計測された電流値に応じて出力回線の混触状態を判定する。回路正常時と混触が生じている場合とでは、検査用電源に対する総負荷が変化し、計測される電流値が混触の有無や混触している箇所に応じて変化するので、計測された電流値に基づき混触の有無や混触箇所などの混触状況を判定することができる。制御部は、混触の有無のみを判定してもよいし、混触の有無と混触箇所の双方を判定してもよい。
なお、検査用電源による検査電流が外部負荷の動作電流値以下になるようにするか、もしくは外部負荷が極性を有する場合には検査用電源により逆極性の電圧を印加するようにすれば、出力リレーの復旧接点構成時に外部負荷を動作させることなく混触の検査を行うことができる。
[2]前記出力リレーの第3動作接点が構成されているか第3復旧接点が構成されているかを照査する接点照査回路をさらに備え、
前記制御部は、前記出力リレーをオフ制御した後、前記出力リレーの第3復旧接点が構成されていることが前記接点照査回路によって確認されたことを条件に、前記半導体スイッチをオン/オフ制御して前記出力回線での混触状態を判定する
ことを特徴とする[1]に記載の接点出力装置。
上記発明では、出力リレーの復旧接点が構成されたことを接点照査回路によって確認した上で混触の検査が行われる。
[3]前記制御部は、前記電流センサによって計測された電流値を前記出力回路で混触が生じた場合の理論電流値および正常時の理論電流値と比較して、前記出力回線での混触状態を判定する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の接点出力装置。
上記発明では、理論値と比較することで、混触の有無や混触箇所が判定される。理論値は予め求めておくとよい。
[4]前記制御部は、立ち上げ時にすべての出力リレーをオフ制御した後、前記混触の有無を判定し、混触なしと判定したときは上位装置からの制御情報に基づいて前記出力リレーをオン/オフ制御し、混触ありと判定したときは前記出力リレーをオフ制御状態に維持すると共に混触ありを示す表示情報を前記上位装置に通知する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の接点出力装置。
上記発明では、装置の立ち上げ時に混触を検査することで、回路の焼損を防止することができる。
[5]前記制御部は、立ち上げ後は、前記出力リレーを上位装置からの制御情報に基づいてオフ制御している期間に前記半導体スイッチをオン/オフ制御して前記出力回線での混触状態を判定する
ことを特徴とする[4]に記載の接点出力装置。
上記発明では、立ち上げ後は、上位装置からのオフ制御時に混触検査を行うので、上位装置からの制御に支障を来たすことなく制御中に混触を検査することができる。
[6]前記検査用電源は、前記外部負荷に対して前記出力用電源と逆極性になるように接続される
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の接点出力装置。
上記発明では、外部負荷が極性を有する場合、検査時は負荷に対して逆極性に電圧が印加されるので、負荷を動作させることなく混触を検査することができる。
[7]同一の電源を前記出力用電源と前記検査用電源に兼用する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の接点出力装置。
上記発明では、検査用電源を別途用意する必要がなく、装置構成が簡略化される。
本発明に係る接点出力装置によれば、出力回線の混触を検出することができ、回路の焼損防止および装置の信頼性、安全性、保全性の向上に寄与することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る接点出力装置10の構成を示している。ここでは、負荷RL1を駆動するための接点出力回路20aと、負荷RL2を駆動するための接点出力回路20bの2回路を制御する場合を例に説明する。接点出力回路の回路数は例示したものに限定されず任意数でよいが、混触判定の複雑さ混触箇所の特定性などを考慮すると、1つの接点出力装置10が制御する回路数の上限は8回路〜16回路程度にするとよい。
接点出力装置10は、制御部11と、制御部11の出力するリレー制御信号a1、a2によってオン/オフ制御される電磁リレーである出力リレーRY1、RY2と、接点出力回路20a、20bとを備えている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される。
制御部11には図示省略した上位の電子連動装置などから制御情報fが入力されており、該制御情報fに従って出力リレーRY1、RY2をオン/オフ制御する。また、制御部11は、出力リレーRY1、RY2の制御状態のチェックや混触の判定を行い、その結果などを示す表示情報gを図示省略の電子連動装置に出力する。
制御部11は、出力リレーRY1の第3極P13の動作接点(N接点)N13および出力リレーRY2の第3極P23の動作接点N23にN接点照査出力b1を出力し、出力リレーRY1の第3極P13の復旧接点(R接点)R13および出力リレーRY2の第3極P23の復旧接点R23にR接点照査出力b2を出力し、出力リレーRY1の第3極P13の共通接点(C接点)C13から照査入力信号s1を、出力リレーRY2の第3極P23の共通接点C23から照査入力信号s2を入力する。これらは出力リレーRY1、RY2の接点の動作復旧を照査し確認するための接点照査回路を構成している。
接点出力回路20aは、直流電源である出力用電源Eの正極が接続される(+)電源接続端子21aと出力用電源Eの負極が接続される(−)電源接続端子22aとを備えている。また接点出力回路20aは(+)出力端子23aと(−)出力端子24aとを備え、これら出力端子23a、24aの間に負荷RL1が出力回線L11、L12を介して接続されている。
(+)電源接続端子21aは半導体スイッチSW1を介して出力リレーRY1の第1極P11の動作接点N11に接続されている。出力リレーRY1の第1極P11の共通接点C11は(+)出力端子23aに接続されている。
(−)電源接続端子22aは電流センサCS1を介して出力リレーRY1の第2極P12の動作接点N12に接続され、出力リレーRY1の第2極P12の共通接点C12は(−)出力端子24aに接続されている。
出力リレーRY1の第1極P11の復旧接点R11は抵抗器Rg11を介して出力リレーRY1の第2極P12の動作接点N12に接続されている。出力リレーRY1の第2極P12の復旧接点R12は抵抗器Rg12を介して出力リレーRY1の第1極P11の動作接点N11に接続されている。
半導体スイッチSW1にはその導通(オン)、開放(オフ)を制御する制御信号としてのスイッチ制御信号SC1が制御部11から入力されている。また、電流センサCS1の出力する電流検知信号I1は制御部11に入力されている。
同様に、接点出力回路20bは、直流電源である出力用電源Eの正極が接続される(+)電源接続端子21bと出力用電源Eの負極が接続される(−)電源接続端子22bとを備えている。また、接点出力回路20bは(+)出力端子23bと(−)出力端子24bとを備え、これら出力端子23b、24bの間に負荷RL2が出力回線L21、L22を介して接続されている。
(+)電源接続端子21bは半導体スイッチSW2を介して出力リレーRY2の第1極P21の動作接点N21に接続され、出力リレーRY2の第1極P21の共通接点C21は(+)出力端子23bに接続されている。
(−)電源接続端子22bは電流センサCS2を介して出力リレーRY2の第2極P22の動作接点N22に接続され、出力リレーRY2の第2極P22の共通接点C22は(−)出力端子24bに接続されている。
出力リレーRY2の第1極P21の復旧接点R21は抵抗器Rg21を介して出力リレーRY2の第2極P22の動作接点N22に接続されている。出力リレーRY2の第2極P22の復旧接点R22は抵抗器Rg22を介して出力リレーRY2の第1極P21の動作接点N21に接続されている。
半導体スイッチSW2にはその導通(オン)、開放(オフ)を制御する制御信号としてのスイッチ制御信号SC2が制御部11から入力されている。また、電流センサCS2の出力する電流検知信号I2は制御部11に入力されている。
制御部11は、上位の電子連動装置などから入力される制御情報fに応じたリレー制御信号a1、a2を出力し、該リレー制御信号a1、a2によって出力リレーRY1、RY2をオン/オフ制御し、この制御通りに出力リレーRY1、RY2の接点が作動しているか否かを接点照査回路にて照査する。すなわち、照査時に、制御部11は出力リレーRY1の第3極P13の動作接点N13と出力リレーRY2の第3極P23の動作接点N23とにN接点照査出力b1を出力すると共に、出力リレーRY1の第3極P13の復旧接点R13と出力リレーRY2の第3極P23の復旧接点R23とにR接点照査出力b2を出力する。N接点照査出力b1とR接点照査出力b2とは両者を区別可能な異なる信号であり、たとえば周波数の異なるパルス列信号などが使用される。
制御部11は、N接点照査出力b1およびR接点照査出力b2を出力した状態下で、出力リレーRY1の第3極P13の共通接点C13から制御部11に入力される接点照査入力信号s1がN接点照査出力b1とR接点照査出力b2のいずれと同じ信号であるかに基づいて出力リレーRY1が動作接点(N接点)の構成された状態にあるか復旧接点(R接点)の構成された状態であるかを認識する。同様に、制御部11は、N接点照査出力b1およびR接点照査出力b2を出力した状態下で、出力リレーRY2の第3極P23の共通接点C23から制御部11に入力される接点照査入力信号s2がN接点照査出力b1とR接点照査出力b2のいずれと同じ信号であるかに基づいて出力リレーRY2が動作接点(N接点)の構成された状態にあるか復旧接点(R接点)の構成された状態であるかを認識する。
なお、N接点照査出力b1とR接点照査出力b2とを排他的タイミングで出力するようにし、いずれを出力しているタイミングで接点照査入力信号s1、s2が入力されるかに基づいて、出力リレーRY1と出力リレーRY2の接点の構成状態を判別するようにされてもよい。この場合、N接点照査出力b1とR接点照査出力b2とは同一形式の信号でかまわない。
接点出力回路20a、20bにおける抵抗器Rg11、Rg12、Rg21、Rg22は、出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成しているときに構成される検査回路の電流値を制限して、出力回線L11、L12、L21、L22に混触が発生しても検査回路を焼損しないように保護する役割と、負荷RL1、RL2を動作させないようにする役割を果たし、出力回線の各線L11、L12、L21、L22毎に対応させて設けてある。
次に、接点出力装置10が行う混触の検査動作について説明する。
検査動作は、当該装置の電源立ち上げ時、および立ち上げ後は制御情報fに基づいて出力リレーRY1、RY2をオフ制御している期間に行う。
制御部11は、立ち上げ時に、すべての出力リレーRY1、RY2をオフ制御した後、出力リレーRY1、RY2の復旧(復旧接点が構成されていること)を接点照査回路によって確認する。
復旧が確認されたら、制御部11は半導体スイッチSW1、SW2をオン/オフ制御し、そのときの電流センサCS1、CS2から入力される電流検知信号I1、I2から電流値を計測し、この電流値と各種混触ケースの理論電流値および正常時の理論電流値との対比から混触の有無や混触箇所を判定する。
制御部11はすべての出力回線で混触なしと判定したときは、電子連動装置などの上位装置からの制御情報fに基づいて出力リレーRY1、RY2をオン/オフ制御して、負荷RL1、RL2を駆動する。たとえば、半導体スイッチSW1、SW2はオン制御の状態に維持し、制御情報fに基づいて出力リレーRY1、RY2をオン/オフ制御する。あるいは、出力リレーRY1、RY2をオフ制御している間は半導体スイッチSW1、SW2をオフ制御するようにしてもよい。
制御部11は、混触ありと判定したときは、出力リレーRY1、RY2をオフ制御状態に維持すると共に、混触ありを示す表示情報gを上位装置に通知する。
混触なく正常に立ち上げが完了した後、制御部11は、出力リレーRY1、RY2を上位装置からの制御情報fに基づいてオフ制御している期間に、半導体スイッチSW1、SW2をオン/オフ制御して出力回線での混触の有無を、出力制御中に判定する。混触なしと判定したときは、そのまま制御情報fに基づく制御を継続し、混触ありと判定したときは出力リレーRY1、RY2をオフ制御状態に維持すると共に、混触ありを示す表示情報gを上位装置に通知する。
なお、混触が検出された場合には、混触の検出された接点出力回路20についてのみその半導体スイッチSWをオフ制御のまま維持するようにしてもよいし、いずれか1箇所でも混触が検出された場合に当該接点出力装置10の制御するすべての接点出力回路20の半導体スイッチSWをオフ制御するように構成されてもよい。
図2から図8は、本実施の形態における2つの接点出力回路20a、20bの出力回線相互間の混触のすべての組み合わせを示している。この例では、電流値の計算を簡単にするため各抵抗器Rg11、Rg12、Rg21、Rg22の抵抗値は同一値Rとする。また、図2から図8では、制御部11、出力リレーRY1、RY2、接点照査回路などの記載は省略されている。また、各式における「//」の記号は並列接続を表す。
図2は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、すべての出力回線L11、L12、L21、L22が正常な場合の出力回路を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出は、半導体スイッチSW2をオフ制御のままで半導体スイッチSW1のみを短時間オン制御して半導体スイッチSW1を導通させ、回路に流れる電流を電流センサCS1、電流センサCS2経由で入力して電流値を測定する。そして、電流センサCS1による測定値I1=E/(Rg11+Rg12+RL1)=(1/3)E/R=理論値の範囲内であり、かつ、電流センサCS2による測定値I2=0であれば、出力回線L11、L12は正常と判定する。
出力回線L21、L22の混触有無の検出は、半導体スイッチSW1をオフ制御のままで半導体スイッチSW2のみを短時間オン制御して半導体スイッチSW2を導通させ、回路に流れる電流を電流センサCS1、CS2経由で入力して電流値を測定する。そして、電流センサCS2による測定値I2=E/(Rg21+Rg22+RL2)=(1/3)E/R=理論値の範囲内であり、かつ、電流センサCS1による測定値I1=0であれば、出力回線L21、L22は正常と判定する。
図3は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線がL11と(−)極側の出力回線L12の間で混触している場合を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測手順は、図2の場合と同様である。すなわち、半導体スイッチSW2をオフ制御のままで半導体スイッチSW1のみを短時間オン制御して半導体スイッチSW1を導通させ、回路に流れる電流を電流センサCS1、CS2経由で入力して電流値を測定する手順で行う。そして、電流センサCS1による測定値I1=E/(Rg11+Rg12)=(1/2)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、電流センサCS2による測定値I2=0であれば、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11と(−)極側の出力回線L12との混触ありと判定する。
出力回線L21、L22についても図2の場合と同様の手順で電流センサCS1、CS2による電流値の計測を行う。そして、電流センサCS2による測定値I2=E/(Rg21+Rg22+RL2)={(1/3)E/R}=理論値の範囲内であり、かつ、電流センサCS1による測定値I1=0であれば、出力回線L21、L22は正常と判定する。
図4は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線がL11と接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21の間で混触している場合を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出に係わる電流値I1、I2の計測を図2の場合と同様に行い、測定値I1={E/(Rg12+RL1+Rg11//Rg21)}{Rg21/(Rg11+Rg21)}={E/(5/2)R}(1/2)=(1/5)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I2={E/(Rg12+RL1+Rg11//Rg21)}{Rg11/(Rg11+Rg21)}={E/(5/2)R}(1/2)=(1/5)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11と接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21との混触ありと判定する。
出力回線L21、L22の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測についても図2の場合と同様に行い、測定値I2={E/(Rg22+RL2+Rg11//Rg21)}{Rg11/(Rg11+Rg21)}={E/(5/2)R}(1/2)=(1/5)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I1={E/(Rg22+RL2+Rg11//Rg21)}{Rg21/(Rg11+Rg21)}={E/(5/2)R}(1/2)=(1/5)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21と接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11との混触ありと判定する。
図5は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線がL11と接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22の間で混触している場合を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測を図2の場合と同様に行い、測定値I1={E/(Rg12+RL1+Rg11//(Rg21+RL2)}{(Rg21+RL2)/(Rg11+Rg21+RL2)}={E/(8/3)R}(2/3)=(1/4)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I2={E/(Rg12+RL1+Rg11//(Rg21+RL2)}{Rg11/(Rg11+Rg21+RL2)}={E/(8/3)R}(1/3)=(1/8)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11と接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22との混触ありと判定する。
出力回線L21、L22の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測についても図2の場合と同様に行い、測定値I2={E/(Rg22+Rg11//(Rg21+RL2))}{Rg11/(Rg11+Rg21+RL2)}={E/(5/3)R}(1/3)=(1/5)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I1={E/(Rg22+Rg11//(Rg21+RL2))}{(Rg21+RL2)/(Rg11+Rg21+RL2)}={E/(5/3)R}(2/3)=(2/5)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22と接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11との混触ありと判定する。
図6は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、接点出力回路20aの(−)極側の出力回線がL12と接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21との間で混触している場合を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測を図2の場合と同様に行い、測定値I1={E/(Rg12+Rg21//(RL1+Rg11)}{Rg21/(Rg11+Rg21+RL2)}={E/(8/3)R}(1/3)=(1/8)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I2={E/(Rg12+Rg21//(RL1+Rg11)}{(RL1+Rg11)/(Rg11+Rg21+RL2)}={E/(8/3)R}(2/3)=(1/4)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(−)極側の出力回線L12と接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21との混触ありと判定する。
出力回線L21、L22の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測についても図2の場合と同様に行い、測定値I2={E/(Rg22+RL2+Rg21//(Rg11+RL1))}{Rg21/(Rg11+Rg21+RL1)}={E/(8/3)R}(1/3)=(3/8)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I1={E/(Rg22+RL2+Rg21//(Rg11+RL1))}{(Rg11+RL1)/(Rg11+Rg21+RL1)}={E/(8/3)R}(2/3)=(1/4)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21と接点出力回路20aの(−)極側の出力回線L12との混触ありと判定する。
図7は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、接点出力回路20aの(−)極側の出力回線がL12と接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22との間で混触している場合を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測を図2の場合と同様に行い、測定値I1={E/(Rg12+(RL1+Rg11))//(RL2+Rg21)}{(RL2+Rg21)/(Rg11+RL1+Rg21+RL2)}={E/2R}(1/2)=(1/4)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I2={E/(Rg12+Rg21//(RL1+Rg11)}{(RL1+Rg11)/(Rg11+RL1+Rg21+RL2)}={E/2R}(1/2)=(1/4)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(−)極側の出力回線L12と接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22との混触ありと判定する。
出力回線L21、L22の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測についても図2の場合と同様に行い、測定値I2={E/(Rg22+(RL2+Rg21)//(Rg11+RL1))}{(Rg11+RL1)/(Rg11+RL1+Rg21+RL2)}={E/2R}(1/2)=(1/4)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I1={E/(Rg22+(RL2+Rg21)//(Rg11+RL1))}{(Rg11+RL1)/(Rg11+RL1+Rg21+RL2)}={E/2R}(1/2)=(1/4)E/R < 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22と接点出力回路20aの(−)極側の出力回線L12との混触ありと判定する。
図8は、リレー制御信号a1、a2がオフ制御で出力リレーRY1、RY2が復旧接点(R接点)を構成し、接点出力回路20bの(+)極側の出力回線がL21と接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22との間で混触している場合を示している。出力回線L11、L12の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測を図2の場合と同様に行い、測定値I1={E/(Rg12+RL1+Rg11)}=(1/3)E/R=理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I2=0であれば、出力回線L11、L12および、出力回線L21、L22は正常と判定する。
出力回線L21、L22の混触有無の検出に係る電流値I1、I2の計測についても図2の場合と同様に行い、測定値I2={E/(Rg22+Rg21)=(1/2)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、測定値I1=0であれば、接点出力回路20bの(+)極側の出力回線L21と接点出力回路20bの(−)極側の出力回線L22との混触ありと判定し、出力回線L11、L12は正常と判定する。
図9から図12は、リレー制御信号a1がオフ制御で出力リレーRY1が復旧接点(R接点)を構成し、出力回線L11、L12のいずれかの片線が電源と混触している場合の出力回路を示している。ここでは、接点出力回路20aを例に説明するが、接点出力回路20bについても同様である。
電源との混触有無の検出は、半導体スイッチSW1をオフ制御のままで回路に流れる電流を電流センサCS1経由で入力して電流値を測定し、測定値I1=0であり、かつ、半導体スイッチSW1を短時間オン制御して回路に流れる電流を電流センサCS1経由で入力して電流値を測定し、測定値I1=(1/3)E/R=理論値であれば出力回路は正常とする。
図9は、出力回線L11が電源の+Eに混触している場合を示している。半導体スイッチSW1をオフ制御したときの測定値I1=E/Rg11=E/R > 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、半導体スイッチSW1を短時間オン制御したときの測定値I1=E/Rg11=E/R > 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11と電源の+Eとの混触ありと判定する。
図10は、出力回線L11が電源の−Eに混触している場合を示している。半導体スイッチSW1をオフ制御したときの測定値I1=0であり、かつ半導体スイッチSW1を短時間オン制御したときの測定値I1=E/(Rg12+RL1)=(1/2)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(+)極側の出力回線L11と電源の−Eとの混触ありと判定する。
図11は、出力回線L12が電源の+Eに混触している場合を示している。半導体スイッチSW1をオフ制御したときの測定値I1=E/(RL1+Rg11)=(1/2)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であり、かつ、半導体スイッチSW1を短時間オン制御したときの測定値I1=E/(RL1+Rg11)=(1/2)E/R > 理論値{(1/3)E/R}であれば、接点出力回路20aの(−)極側の出力回線L12と電源の+Eとの混触ありと判定する。
図12は、出力回線L12が電源の−Eに混触している場合を示している。半導体スイッチSW1をオフ制御したときの測定値I1=0であり、かつ半導体スイッチSW1を短時間オン制御したときの測定値I1=0であれば、接点出力回路20aの(−)極側の出力回線L12と電源の−Eとの混触ありと判定する。
図2から図12における混触有無判定の真理値表を図13に示す。図13でI1M、I2MはI1、I2の測定値を表し、I1N、I2Nは回線正常時のI1、I2の理論値を表し、I1M/I1N、I2M/I2Nは測定値と理論値の比の値を表している。
図13に示すように、図2から図12の各ケースの真理値は互いに相違しているので、混触の有無と共に混触箇所を特定することができる。また、3回路以上でも同様の真理値表を作成して対比することにより、混触の有無および混触箇所を検出することができる。
このように、出力回線の混触の有無や混触箇所を判定することができるので、回路の焼損を防止したり、異常個所の復旧作業を効率的に進めることができる。また、抵抗器Rg11、Rg12、Rg21、Rg22により検査時の電流を制限すると共に、検査のために半導体スイッチSW1、SW2をオン制御する時間を、短時間のみとすることで、混触ありの場合でも回路の焼損を抑止することができる。オン時間は電流を適切に測定可能な時間以上であれば、短いほど好ましいが、任意の時間に設定されてもかまわない。
また、負荷RL1、RL2が極性を有する負荷の場合には、出力リレーRY1、RY2の復旧接点構成時に出力用電源Eが負荷RL1、RL2に対して逆極性で接続されるので、検査時に負荷RL1、RL2を動作させることなく、混触の検査を行うことができる。このような負荷には、たとえば、フォトモスリレーなどの半導体、有極リレーがある。このほか、負荷は動作接点(N接点)を閉成するための動作電流値が断線検査電流値より大きい特性の無極リレーでもよい。なお、負荷を無極性の負荷にする場合は、復旧接点構成時に負荷に流れる電流がその動作電流値以下になるように、たとえば、抵抗器Rgの値を大きく設定するとよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
半導体スイッチSW1と電流センサCS1の配置は実施の形態で例示したものに限定されない。電流センサCS1は、出力リレーRY1の復旧接点構成時に接点出力回路20a内で電流の流れる箇所であれば任意の箇所に配置してもよい。半導体スイッチSW1についても同様である。具体的には(+)出力端子23aと出力リレーRY1の第1極P11の共通接点C11との間、出力リレーRY1の第1極P11の復旧接点R11と抵抗器Rg11との間、抵抗器Rg11と(−)電源接続端子22aとの間、(+)電源接続端子21aと抵抗器Rg12との間、抵抗器Rg12と出力リレーRY1の第2極P12の復旧接点R12との間、出力リレーRY1の第2極P12の共通接点C12と(−)出力端子24aとの間のいずれの箇所に介挿されてもよく、上記いずれかの同一箇所に電流センサCS1と半導体スイッチSW1とを直列接続して配置してもよい。接点出力回路20bにおける半導体スイッチSW2、電流センサCS2についても同様である。
また、実施の形態では計算の便宜上、負荷および各抵抗器の抵抗値とを同一値にしたが、各抵抗器の値は負荷を保護できるように電流制限できれば、任意に設定してもかまわない。
このほか、実施の形態では出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成したときに、出力用電源Eが動作接点構成時と逆極性で接続されるようにし、この出力用電源Eを検査用電源に兼用して混触検査のための電圧を印加するようにしたが、別途の検査用電源を設け、出力リレーRY1、RY2の動作接点構成時には出力用電源Eが出力回線に接続され、復旧接点構成時には検査用電源が出力回線に接続されるように構成されてもよい。検査用電源を別途設ける場合であって負荷が無極性の場合には、混触検査時の電流値が負荷の動作電流値以下になるように検査用電源の出力電圧を設定すればよい。
また、負荷が無極性の場合には、検査時に出力用電源Eを逆極性に接続しなくてもよい。検査用電源を別途設ける場合も同様である。
本発明の実施の形態に係る接点出力装置の構成を示す回路図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、すべての出力回線L11、L12、L21、L22が正常な場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、出力回線がL11とL12の間で混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、出力回線がL11とL21の間で混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、出力回線がL11とL22の間で混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、出力回線がL12とL21の間で混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、出力回線がL12とL22の間で混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1、RY2が復旧接点を構成し、出力回線がL21とL22の間で混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1が復旧接点を構成し、出力回線がL11と電源(+)Eとが混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1が復旧接点を構成し、出力回線がL11と電源(−)Eとが混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1が復旧接点を構成し、出力回線がL12と電源(+)Eとが混触している場合の出力回路を示す説明図である。 出力リレーRY1が復旧接点を構成し、出力回線がL12と電源(−)Eとが混触している場合の出力回路を示す説明図である。 混触判定のための真理値表を示す説明図である。
符号の説明
10…接点出力装置
11…制御部
20a、20b…接点出力回路
21a、21b…(+)電源接続端子
22a、22b…(−)電源接続端子
23a、23b…(+)出力端子
24a、24b…(−)出力端子
a1、a2…リレー制御信号
b1…N接点照査出力
b2…R接点照査出力
C11…出力リレーRY1の第1極P11の共通接点
C12…出力リレーRY1の第2極P12の共通接点
C13…出力リレーRY1の第3極P13の共通接点
C21…出力リレーRY2の第1極P21の共通接点
C22…出力リレーRY2の第2極P22の共通接点
C23…出力リレーRY2の第3極P23の共通接点
CS1、CS2…電流センサ
E…出力用電源
f…制御情報
g…表示情報
I1、I2…電流検知信号
L11、L12、L21、L22…出力回線
N11…出力リレーRY1の第1極P11の動作接点
N12…出力リレーRY1の第2極P12の動作接点
N13…出力リレーRY1の第3極P13の動作接点
N21…出力リレーRY2の第1極P21の動作接点
N22…出力リレーRY2の第2極P22の動作接点
N23…出力リレーRY2の第3極P23の動作接点
P11…出力リレーRY1の第1極
P12…出力リレーRY1の第2極
P13…出力リレーRY1の第3極
P21…出力リレーRY2の第1極
P22…出力リレーRY2の第2極
P23…出力リレーRY2の第3極
R11…出力リレーRY1の第1極P11の復旧接点
R12…出力リレーRY1の第2極P12の復旧接点
R13…出力リレーRY1の第3極P13の復旧接点
R21…出力リレーRY2の第1極P21の復旧接点
R22…出力リレーRY2の第2極P22の復旧接点
R23…出力リレーRY2の第3極P23の復旧接点
Rg11、12、21、22…抵抗器
RL1、RL2…負荷
RY1、RY2…出力リレー
s1、s2…照査入力信号
SC1、SC2…スイッチ制御信号
SW1、SW2…半導体スイッチ

Claims (7)

  1. 制御部と、
    前記制御部によってオン/オフ制御される出力リレーと、
    出力端子間に出力回線を通じて外部負荷が接続される接点出力回路と
    を備え、
    前記接点出力回路は、前記出力リレーの第1共通接点が前記出力端子の一方に接続され、前記出力リレーの第2共通接点が前記出力端子の他方に接続され、前記出力リレーの第1動作接点と第2動作接点との間に出力用電源が接続され、前記出力リレーの第1復旧接点と第2復旧接点との間に第1抵抗器と検査用電源と第2抵抗器とがこの順で直列に接続されると共に、前記検査用電源による前記出力回線への通電をオン/オフ制御する半導体スイッチと、少なくとも前記出力リレーの復旧中に前記出力端子間に流れる電流を計測する電流センサとを備え、
    前記制御部は、前記出力リレーをオフ制御中に前記半導体スイッチをオン/オフ制御し、このとき前記電流センサによって計測された電流値から前記出力回線での混触状態を判定する
    ことを特徴とする接点出力装置。
  2. 前記出力リレーの第3動作接点が構成されているか第3復旧接点が構成されているかを照査する接点照査回路をさらに備え、
    前記制御部は、前記出力リレーをオフ制御した後、前記出力リレーの第3復旧接点が構成されていることが前記接点照査回路によって確認されたことを条件に、前記半導体スイッチをオン/オフ制御して前記出力回線での混触状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の接点出力装置。
  3. 前記制御部は、前記電流センサによって計測された電流値を前記出力回路で混触が生じた場合の理論電流値および正常時の理論電流値と比較して、前記出力回線での混触状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の接点出力装置。
  4. 前記制御部は、立ち上げ時にすべての出力リレーをオフ制御した後、前記混触の有無を判定し、混触なしと判定したときは上位装置からの制御情報に基づいて前記出力リレーをオン/オフ制御し、混触ありと判定したときは前記出力リレーをオフ制御状態に維持すると共に混触ありを示す表示情報を前記上位装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の接点出力装置。
  5. 前記制御部は、立ち上げ後は、前記出力リレーを上位装置からの制御情報に基づいてオフ制御している期間に前記半導体スイッチをオン/オフ制御して前記出力回線での混触状態を判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の接点出力装置。
  6. 前記検査用電源は、前記外部負荷に対して前記出力用電源と逆極性になるように接続される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の接点出力装置。
  7. 同一の電源を前記出力用電源と前記検査用電源に兼用する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の接点出力装置。
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