JP4674226B2 - 通信路符号化方法及び通信路符号化システム及び階層的通信路符号化プログラム及び階層的通信路復号プログラム - Google Patents

通信路符号化方法及び通信路符号化システム及び階層的通信路符号化プログラム及び階層的通信路復号プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信路符号化方法及び通信路符号化システム及び階層的通信路符号化プログラム及び階層的通信路復号プログラムに係り、特に、関連性のある階層データに対して、線形符号に用いる生成行列及び検査行列のタナーグラフの構成を変更することにより、任意の強度と任意の関係を保ち効率的にデータの誤りから保護するための階層符号化データに対する通信路符号化方法及び通信路符号化システム及び階層的通信路符号化プログラム及び階層的通信路復号プログラムに関する。
現在、誤り訂正技術は衛星ディジタル放送やインターネットでの通信、モバイル端末での通信など、各種通信システムで広く用いられている。とりわけ、近年のブロードバンド環境の発展に伴い、インターネットを用いた動画配信サービスなどが期待されており、インターネット網に対する誤り訂正技術は重要なものになっている。以下、インターネット網を例に話を進める。
インターネットを用いてサービスを行う側から通信路を見ると、インターネット網は消失通信路(PEC:Packet Erasure Channel)と捉えることができる。これは、図9に示すような2元消失通信路がパケットの単位としてグループ化されたものであり、通信路出力は正しい情報で出力されるか回線中の何らかの障害によって不明"#"として出力されるかのどちらかの場合となる通信路である。この通信系においては、FEC(Forward Error Correction)や、ARQ(Automatic Recovery Quotiet)と呼ばれる誤り訂正符号が用いられる。一般的なインターネットサービスでは、TCP/IPプロトコルが用いられ、デコーダ側では誤り検出のみに留め、誤りが発生した場合は再送制御などで誤りを訂正する方法が用いられている(ARQ方式)。しかし、マルチキャスト配信のような大規模なサービスを想定した場合、受信側で受け取ったデータを元に誤り訂正をすることが求められ、帰還通信路を必要とせず受信側のみで誤りを訂正できる方法が用いられる(FEC方式)。このFEC方式は再送制御等を行わないことから遅延が少なく、リアルタイム性が重要となるテレビ会議システムでもFEC方式が用いられる。以下、FEC方式について話を進める。
FEC方式として、ディジタル放送などではリードソロモン符号(RS符号)が広く用いられている。日本のディジタル放送では符号長204バイトと定義されており、元データ188バイトに対しておよそ10(%)のパリティバイトを付加することで誤りに対して耐性を持たせている。しかし、一般に誤り訂正符号として符号長の長い符号を利用すれば性能がよくなることが知られているが、符号長が長くなると復号が複雑になり計算量が膨大になってしまうという弊害も知られている。そのため、RS符号では大抵、最大符号長を255バイトとして扱うことが前提とされている。
これに対して、確率伝搬アルゴリズム(Belif propagation algorithm)に基づいた復号法は符号長が長い場合に実用的な演算量で優れた復号特性を持つことが知られており、非常に疎グラフにより定義される線形符号である低密度パリティ検査符号(Low density parity check code:LDPC符号)(例えば、非特許文献1参照)は、shannonにより定義された通信路容量に迫る現実的な誤り訂正方法として注目されている。また、疎グラフに基づく消失訂正符号としては、Digital Fountain社のLTcode(例えば、非特許文献2参照)や、Raptor code(例えば、非特許文献3参照)が知られており、符号化効率を大きく劣化させずに、任意の符号データを受信しただけで復号できる符号特性を実現的な演算量で達成することが知られている。この性質はインターネットマルチキャストプロトコルであるALC(Asynchronous Layered Coding)と適合するためにレイヤード構成されたマルチキャスト通信などで広く用いられている。
R.G.Gallager, "Low density parity check codes," in Research Monograph series. Cambridge, MIT Press, 1963 M.Luby, "LT Codes", The 49rd Annual IEEE Symposium on Foundations of Computer Science, 2002. Shokrollahi, A, "Raptor codes," Information Theory, IEEE Transactions on Volume 52, Issue 6, 2006
上述のように、疎グラフと確率伝搬アルゴリズムに基づく誤り訂正符号は従来達成できなかった符号化特性を達成する。しかしながら、従来の技術では、保護対象データと保護するデータ(パリティデータ)が1対1の関係に限定されている。特に、近年では保護されるデータは段階的に符号化されるなどしてスケーラビリティを有しているが、従来の技術ではこの階層符号化データに対して統一的に誤りからデータを保護する誤り訂正符号を付加することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、階層的に符号化されたデータに対して統一的に任意の誤り訂正符号を付加し、スケーラビリティ機能を損なわずに高品質な階層符号化データを提供可能な階層符号化データに対する通信路符号化方法及び通信路符号化システム及び階層的通信路符号化プログラム及び階層的通信路復号プログラムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、階層的通信路符号化装置と階層的通信路復号装置からなるシステムにおいて、階層符号化されたデータを誤りから保護する通信路符号方法であって、
階層的通信路符号化装置において、
対象データをスケーラビリティ機能毎に分割した複数の階層データに対して、それぞれ1つの階層データのデータサイズと該階層データに付加されるパリティデータのサイズとに対応したサイズを有する疎行列を生成し、該生成した複数の疎行列を部分行列とする階層的疎行列を生成す階層的疎行列生成ステップ(ステップ1)と、
複数の階層データを部分行列とする行列に対して階層的疎行列との排他的論理和演算を行うことにより階層データのそれぞれに対応するパリティデータを求める階層的符号化ステップ(ステップ2)と、
階層データ、パリティデータ及び階層的疎行列を階層的通信路復号装置に送信する送信ステップ(ステップ3)と、を行い、
階層的通信路復号装置において、
階層的通信路符号化装置から送信された階層データを、当該階層データに対応する受信したパリティデータが受信した階層的疎行列の部分行列受信した当該階層データを含む1以上の階層データとの排他的論理和演算を行った結果に等しいとして求めた方程式を解くことによって復号する階層的復号ステップ(ステップ4)、を行う。
また、本発明(請求項2)は、階層的疎行列生成ステップ(ステップ1)において、
1つの階層データに対して、1つのパリティデータが生成されるよう階層的疎行列を生成するステップを行い、
階層的復号ステップ(ステップ4)において、
階層的疎行列を用いて階層データとパリティデータを1対1で復号するステップを行う。
また、本発明(請求項3)は、階層的疎行列生成ステップ(ステップ1)において、
階層的疎行列を、該階層的疎行列の1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義される行列を用いて生成し、
階層的復号ステップ(ステップ4)において、
パリティデータを、1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義された階層的疎行列の行列を用いて復号する。
また、本発明(請求項4)は、階層的復号ステップ(ステップ4)において、
受信したデータを選択的に復号する。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項5)は、階層符号化されたデータを誤りから保護するための階層的通信路符号化装置20と階層的通信路復号装置30からなるシステムであって、
階層的通信路符号化装置20は、
対象データをスケーラビリティ機能毎に分割した複数の階層データに対して、それぞれ1つの階層データのデータサイズと該階層データに付加されるパリティデータのサイズとに対応したサイズを有する疎行列を生成し、該生成した複数の疎行列を部分行列とする階層的疎行列を生成す階層的疎行列生成手段104と、
複数の階層データを部分行列とする行列に対して階層的疎行列との排他的論理和演算を行うことにより階層データのそれぞれに対応するパリティデータを求める階層的符号化手段102と、
階層データ、パリティデータ及び階層的疎行列を階層的通信路復号装置30に送信する送信手段と、を有し、
階層的通信路復号装置30は、
階層的通信路符号化装置20から送信された階層データを、当該階層データに対応する受信したパリティデータが受信した階層的疎行列の部分行列受信した当該階層データを含む1以上の前記階層データとの排他的論理和演算を行った結果に等しいとして求めた方程式を解くことによって復号する階層的復号手段108を有する。
また、本発明(請求項6)は、階層的通信路符号化装置20の階層的疎行列生成手段104において、
1つの階層データに対して、1つのパリティデータが生成されるよう階層的疎行列を生成する手段を含み、
階層的通信路復号装置30の階層的復号手段108において、
階層的疎行列を用いて階層データとパリティデータを1対1で復号する手段を含む。
また、本発明(請求項7)は、階層的通信路符号化装置20の階層的疎行列生成手段104において、
階層的疎行列を、該階層的疎行列の1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義される行列を用いて生成する手段を含み、
階層的通信路復号装置30の階層的復号手段108において、
パリティデータを、1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義された階層的疎行列の行列を用いて復号する手段を含む。
また、本発明(請求項8)は、階層的通信路復号装置30の階層的復号手段108において、受信したデータを選択的に復号する手段を含む。
本発明(請求項9)は、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の通信路符号化システムの階層的通信路符号化装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させる階層的通信路符号化プログラムである。
本発明(請求項10)は、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の通信路符号化システムの階層的通信路復号装置を構成する手段としてコンピュータを機能させる階層的通信路復号プログラムである。

本発明によれば、階層符号化されたデータに対して任意の関係を考慮した誤り訂正符号を実施することが可能であり、受信ユーザの要求に沿った階層符号化データのスケーラビリティ機能を損なうことなく誤り訂正符号を統一的に付加することができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図3は、本発明により実現可能な階層符号化データに対する誤り訂正機能を示している。本発明は、入力データに依存せずに実施できるが、一例として画像の符号化に応用した場合について説明する。
画像を入力信号とすると、情報源符号化装置10では、階層的情報源符号化手段において、JPEG2000(ISO/IEC 15444-2. "JPEG2000 image coding system," 2000)やMPEG SVC(Scalable video coding)(J.Reichel, H. Schwarz and M. Wien:"Joint Scalable Video Model JSVM-6," ISO/IEC JTC1/SC29/Wg11,N8015, Montreux, April, 2006)といった階層符号化方式により階層的にデータ圧縮が行われ、階層データが通信路符号化装置20に出力される。本発明は、通信路符号化装置20において、この階層データに対してデータの階層間の関係に基づいて任意の誤り訂正データを付加することができ、また、任意の要求条件(例えば、復号処理量や帯域幅)に応じて階層データを保護/復号することができる。つまり、階層に符号化されたスケーラビリティを有した圧縮データに対して、任意の要求に沿った階層的な誤り訂正データを付加することができるスケーラビリティを有した誤り訂正が実現される。
図4は、本発明の一実施の形態における階層的通信路符号化システムの構成を示す。
同図に示す階層的通信路符号化システム100は、階層データ分割部101、階層的符号化部102、乱数信号生成部103、階層的疎行列生成部104からなる階層的通信路符号化装置20と、送信モジュール105と、チャネル106と、受信モジュール107と、階層的復号部108を有する階層的通信路復号装置30と、データ並べ替え部109とヘッダ書き換え部110を有する階層データ合成装置50から構成される。
階層的通信路符号化装置20は、階層データ分割部101、階層的符号化部102、乱数信号生成部103、階層的疎行列生成部104を有する。
階層的通信路符号化装置20の階層データ分割部101は、入力された階層符号化データを任意の階層毎に分割する。なお、階層毎に分割されたデータは内部のメモリ(図示せず)や、階層データ分割部101に接続されている記憶手段(図示せず)等に一時的に格納しておくものとする。
乱数信号生成部103は、ランダムな信号を発生させ、階層的疎行列生成部104に出力する。
階層的疎行列生成部104は、乱数信号生成部103で発生させたランダムな信号を用いて階層的な符号化を可能にする疎行列を生成する。なお、生成された疎行列(階層的疎行列)を内部のメモリ(図示せず)または、階層的疎行列生成部104に接続される記憶手段(図示せず)に一時的に格納しておくものとする。
階層的符号化部102は、階層データ分割部101により分割された階層に対して階層的疎行列生成部104で作成された疎行列を用いて階層的な誤り訂正データを作成する。なお、生成された誤り訂正データを内部のメモリ(図示せず)または、階層的符号化部102に接続される記憶手段(図示せず)に一時的に格納しておくものとする。
送信モジュール105は、階層的符号化部102、階層的疎行列生成部104から出力されたデータを送信する。
チャネル106は、インターネット等の回線であるチャネルである。
受信モジュール107は、送信モジュール105により送信されるデータを受け取る。
階層的通信路復号装置30の階層的復号部108は、階層的に誤り訂正符号を復号する。なお、復号されたデータを内部のメモリ(図示せず)または、階層的復号部108に接続される記憶手段(図示せず)等に格納しておくものとする。
階層データ合成装置50は、データ並べ替え部109とヘッダ書き換え部110を有する。
データ並べ替え部109は、階層的復号部108で復号されたデータをデコード可能なデータに変換する。
ヘッダ書き換え部110は、データ並べ替え部109で並べ替えられたデータのヘッダを書き換える。
図4に示すシステムは、入力された階層符号化データから1つの階層のみならず、任意の階層に対して誤り訂正を実施することが可能な階層的通信路符号化システムであるが、簡単化のために以下ではインターネットでの映像配信を想定して階層化符号化データに対する階層的通信路符号化方法を述べる。しかし、入力データは映像信号のみならず、階層的符号化されるあらゆるデータを対象とすることが可能である。
入力される画像の多くはスケーラビリティ機能を有した国際標準規格のJPEG2000で符号化が行われているとする。JPEG2000データは、プログレッションオーダにより様々な階層をもつことができる。図5に、RLCPと呼ばれるプログレッションオーダ順序を有したJPEG2000のデータ構造を示す。
図6は、本発明の一実施の形態における概要動作のフローチャートである。
ステップ10) 階層的通信路符号化装置20の乱数信号生成部103において、乱数(ランダム信号)を発生させ、階層的疎行列生成部104に出力する。
ステップ20) 階層的疎行列生成部104では、乱数信号生成部103により生成されたランダム信号を元に疎行列Pを生成し、疎行列Pを複数組み合わせて階層的疎行列Gを生成し、メモリ等の記憶手段(図示せず)に格納する。
まず、疎行列Pの作成方法について説明する。
疎行列の作成方法は様々な方法が提案されているが、その中で、非特許文献1、文献1「David J. C. MacKay, "Good Error-Correcting Codes Based on Very Sparse Matrices". IEEE Transaction on Information Theory, Vol. 45, No.2, March, 1999」に述べられている乱数を用いる方法が簡単に効率よく疎行列を作成することができる。以下では、文献1に記載されている方法を説明する。
図7は、本発明の一実施の形態における階層的疎行列生成部の疎行列Pの作成処理のフローチャートである。但し、以下のmは疎行列Pの行数を示し、kは列数を示す。
ステップ201) 全て0の行列P(m×k)を作成する。
ステップ202) カウントi=0,j=0とする。
ステップ203) 乱数信号生成部103から入力された乱数に基づいて各列ビットを反転させる。乱数信号生成部103における反転確率は、各列がtビット程度反転する程度とする。
ステップ204) i=i+1とする。
ステップ205) m<iであればステップ206に移行し、そうでなければステップ203に戻る。
ステップ206) j=j+1とする。
ステップ207) k<jであればステップ108に移行し、そうでなければステップ203に戻る。
ステップ208) 上記で生成された疎行列Pについて以下の処理を行う。
上記の処理により構成された疎行列Pに対して、できる限り全ての列(m)の"1"の立つ数をt個とし、できる限り全ての列の"1"の立つ行(k)の数も均等(具体的な平均ビット数は行列の大きさに依存するが、2m=kの関係がある場合、行のビット数は2t個となる)にする。ここで、「できる限り」とは、乱数に基づいて確率的に不安定であることを意味する。これにより構成された行列Pを可能な限り短いループが生じないようにする。
上記の方法は、一つの疎行列Pの作成方法であり、符号化に用いる階層的疎行列Gは、疎行列Pを組み合わせて様々なバリエーションが考えられる。
以下の式(1)中のPm1,klを上記の方法で作成することも可能であるし、式(1)中のPm1,klとPm2,k1をPm1+m2、k1として上記の方法で作成することも可能である。なお、符号化の強度はmを変化させることにより変わるが、符号化効率は、上記の図7のフローチャートの処理が進むにつれて高くなる。
今、保護したい階層データは(uk1,uk2)であり、階層データ(uk2)は階層データ(uk1)が無いと意味をなさない信号であったとする。これは、JPEG2000の低周波数成分(LL)と高周波成分(HH)の関係や、品質成分レイヤ1とレイヤ2の関係など、階層符号化データではこのような関係を持つことが多い。本発明はこのような場合に、階層データの関係に基づいて誤り訂正符号を統一的に付加することができるように階層的疎行列Gを生成する。すなわち、上記の例であれば、階層的疎行列Gを、
Figure 0004674226
として生成する。但し、Pm,kはkの疎行列である。そうすることにより、階層的符号化部102では、次式の演算でパリティビット(cm1、cm2)が生成できる。
Figure 0004674226
なお、cm1は階層データuk1に対するパリティビットであり、cm2は階層データuk1及びuk2に対するパリティビットである。また、式(2)はGが疎行列であることと、exclusive OR(XOR)演算であることから、高速に少ない演算量でパリティビットを作成することができる。符号化は式(2)によってcを生成することで行われる。
ステップ30) 、階層的通信路符号化装置100に入力されたデータを、階層データ分割部101において、このスケーラビリティ機能毎に分割したい単位に分割する。
図8は、本発明の一実施の形態における階層データ分割部の動作のフローチャートである。
ステップ301) 以下に示すkは階層数(レイヤ数)であり、初期値としてk=1とする。なお、階層数の最大数をLとする。
ステップ302) 階層符号化データを分割するにあたり、以下のように初期化を行う。
Figure 0004674226
ステップ303) 階層データ分割部101は、入力された階層符号化データuを以下のように分割し、階層データ分割部101内のメモリ等の記憶手段(図示せず)に格納する。
Figure 0004674226
ステップ304)
Figure 0004674226
には、処理を終了し、それまではステップ305に移行する。
ステップ305) kの値を1インクリメント(k=k+1)してステップ303に戻る。
つまり、JPEG2000の場合では解像度や品質、色フォーマット、位置情報等の階層データを任意の階層として分割される。便宜上ここでは、2つの階層(uk1,uk2)のベクトルデータに分割されたとする。k1,k2はそれぞれ階層数である。分割されたデータは、メモリ(図示せず)に一時的に格納された後、階層的符号化部102に送られる。
ステップ40) 階層的符号化部102は、後述する階層的疎行列生成部104で生成される疎行列を用いて1つの階層及び任意の階層に対して任意の誤り訂正符号を付加する。
図9は、本発明の一実施の形態における階層的符号化部の動作のフローチャートである。
ステップ401) 初期値としてパリティデータの個数mをm=1とする。
ステップ402) 階層的疎行列生成部104で生成された階層的疎行列Gに基づいて、パリティデータCを生成し、当該階層的符号化部102内のメモリ等の記憶手段(図示せず)に格納する。
ステップ403)
Figure 0004674226
であればステップ404に移行し、そうでなければ処理を終了する。
ステップ404) カウントmを1インクリメント(m=m+1)し、ステップ402に移行する。
ステップ50) 階層データu及びパリティデータcと符号化に用いた階層的疎行列Gは、通信モジュール105に送られ、チャンネル106を通じて受信モジュール107に配信される。
ステップ60) 受信モジュール107は、チャネル106から受信したデータを階層的通信路復号装置30に送信する。
ステップ70) 配信されたデータは、階層的通信路復号装置30に送られ、一旦、メモリ等の記憶手段(図示せず)に格納され、階層的復号部108によりスケーラビリティに応じた復号を行う。
図10は、本発明の一実施の形態における階層的復号部の動作のフローチャートである。
ステップ701) レイヤのカウントを初期化(L=1)する。
ステップ702) 受信データ(n,c)の数を初期化(d=1)する。
ステップ703) 階層的疎行列G、受信データu,cに基づいて上記の式(2)の連立方程式を解く。
ステップ704)
Figure 0004674226
であればステップ706に移行し、そうでなければステップ705に移行する。
ステップ705) L<max(L)であるかを判定し、そうであればステップ707に移行し、そうでなければ処理を終了する。
ステップ706) dを1インクリメント(d=d+1)し、ステップ703に移行する。
ステップ707) Lを1インクリメント(L=L+1)し、次のレイヤの処理(ステップ702)に移行する。
すなわち、本発明の階層的復号部108では、デコーダの解像度や品質要求、また、処理速度などの要求に従って選択的に誤り訂正復号を行うことが可能となる。上記の2階層の例では、階層的行列Gを用いて式(2)を満たすように連立方程式を解くことにより復号が行われる。復号の手順は、一般的なLDPC(Low Density Parity Check)の消失訂正符号のデコードと同じ動作で実行され、行毎に1次連立方程式を解いていく動作を繰り返し行うことで実行される。但し、例えば、受信端末の要求からある階層データ、ここでは階層データ(uk1)のみを復号、すなわち、部分復号をしたい場合は、次式を1次連立方程式として解いて復号を実施すればよい。
Figure 0004674226
この機能により、従来技術では実現不可能であった階層符号化データの選択的誤り訂正復号が可能となり、プログレッション機能を損なうことなく誤り訂正符号を付加することが可能である。
ステップ80) 選択的に復号されたデータは、一時的にメモリ(図示せず)に格納され、データ並べ替え部109によりデータの並べ替えを行う。
ステップ90) ヘッダ書き換え部110は、演算処理無しにヘッダ書き換え操作が行われ、JPEG2000等の一般的なデコーダで復号できるように変換される。
以上のようにして階層符号化データに対する階層的通信路符号化及び復号が行われる。
なお、本発明では、階層が二つの場合を例に説明を行ったが、階層多数の場合に用意に拡張され、例えば、階層データが(uk1,uk2,uk3)、階層データ(uk1)と階層データ(uk2)の関係及び階層データ(uk1)と階層データ(uk3)の関係がそれぞれ強く階層データ(uk2)と階層データ(uk3)に関連性がない場合などは、下記の疎行列を用いて符号化及び復号が行われる。
説明のために、次のような疎行列を考える。
Figure 0004674226
従って、A,G,Dはu1(Layer1)に、B,E,Hはu2(Layer2)に、C,F,Iはu3(Layer3)にそれぞれ対応することがわかる。ここで、0行列の挿入位置は、どのパリティデータにどのレイヤを保護する機能を持たせるかによって決定される。以下の式(4)は、c1にu1を保護するように、c2にu1及びu2を保護するように、c3にu1及びu3を保護するようにそれぞれデータを付加した例である。
Figure 0004674226
(4)
上記のように、送信側の階層的通信路符号化装置20では、乱数に基づき生成した複数の疎行列Pからなる式(1)、(4)等で示される階層的疎行列Gを生成し、対象データを分割して生成した階層データuと階層的疎行列Gとの間で式(2)で表される排他的論理和演算を行うことにより、パリティデータcを求め、階層データu、パリティデータc、及び階層的疎行列Gを送信する。


受信側の階層的通信路復号装置30では、受信した階層データu、パリティデータc、及び階層的疎行列Gを用いて、式(2)を満たすように連立方程式を解くことにより、エラー訂正及び復号を行う。
また、階層データの部分復号を行う場合には、受信側では、受信した階層データu、パリティデータc、及び階層的疎行列Gのそれぞれ一部分を用いて、式(3)を満たすように連立方程式を解くことにより、エラー訂正及び復号を行う。
このように、本発明の疎行列は階層データにより様々なバリエーションを持ち、その疎行列の作成方法はLDPC符号(非特許文献1)等の方法で作成される疎行列を用いることができる。
なお、上記の階層的通信路符号化装置及び階層的通信路復号装置の動作をプログラムとして構築し、階層的通信路符号化装置、階層的通信路復号装置として利用されるコンピュータにインストールして実行する、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、衛星ディジタル放送、インターネットでの通信、モバイル端末での通信等における誤り訂正技術に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明により実現可能な階層符号化データに対する誤り訂正機能を示す図である。 本発明の一実施の形態における階層的通信路符号化システムの基本構成図である。 プログレッションオーダがRLCPのJPEG2000データ構造を示す図である。 本発明の実施の形態における概要動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における階層的疎行列生成部の疎行列Pの作成処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における階層データ分割部の動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における階層的符号化部の動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における階層的復号化部の動作のフローチャートである。 2元消失通信路を示す図である。
符号の説明
10 情報源符号化装置
20 階層的符号化装置
30 階層的復号装置
40 情報源復号装置
50 階層データ合成装置
100 階層的通信路符号化システム
101 階層データ分割部
102 階層的符号化手段、階層的符号化部
103 乱数信号生成部
104 階層的疎行列生成手段、階層的符号化部
105 送信手段、送信モジュール
106 チャンネル
107 受信手段、受信モジュール
108 階層的復号手段、階層的復号部
109 データ並べ替え部
110 ヘッダ書き換え部

Claims (10)

  1. 階層的通信路符号化装置と階層的通信路復号装置からなるシステムにおいて、階層符号化されたデータを誤りから保護する通信路符号方法であって、
    前記階層的通信路符号化装置において、
    対象データをスケーラビリティ機能毎に分割した複数の階層データに対して、それぞれ1つの階層データのデータサイズと該階層データに付加されるパリティデータのサイズとに対応したサイズを有する疎行列を生成し、該生成した複数の疎行列を部分行列とする階層的疎行列を生成する階層的疎行列生成ステップと、
    前記複数の階層データを部分行列とする行列に対して前記階層的疎行列との排他的論理和演算を行うことにより前記階層データのそれぞれに対応するパリティデータを求める階層的符号化ステップと、
    前記階層データ、前記パリティデータ及び前記階層的疎行列を前記階層的通信路復号装置に送信する送信ステップと、を行い、
    前記階層的通信路復号装置において、
    前記階層的通信路符号化装置から送信された前記階層データを、当該階層データに対応する受信した前記パリティデータが受信した前記階層的疎行列の部分行列受信した当該階層データを含む1以上の前記階層データとの排他的論理和演算を行った結果に等しいとして求めた方程式を解くことによって復号する階層的復号ステップ、
    を行うことを特徴とする通信路符号化方法。
  2. 前記階層的疎行列生成ステップにおいて、
    1つの階層データに対して、1つのパリティデータが生成されるよう前記階層的疎行列を生成するステップを行い、
    前記階層的復号ステップにおいて、
    前記階層的疎行列を用いて前記階層データと前記パリティデータを1対1で復号するステップを行う
    請求項1記載の通信路符号化方法。
  3. 前記階層的疎行列生成ステップにおいて、
    前記階層的疎行列を、該階層的疎行列の1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義される行列を用いて生成し、
    前記階層的復号ステップにおいて、
    前記パリティデータを、1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義された前記階層的疎行列の行列を用いて復号する
    請求項1または2記載の通信路符号化方法。
  4. 前記階層的復号ステップにおいて、
    受信した前記データを選択的に復号する
    請求項2記載の通信路符号化方法。
  5. 階層符号化されたデータを誤りから保護するための階層的通信路符号化装置と階層的通信路復号装置からなるシステムであって、
    前記階層的通信路符号化装置は、
    対象データをスケーラビリティ機能毎に分割した複数の階層データに対して、それぞれ1つの階層データのデータサイズと該階層データに付加されるパリティデータのサイズとに対応したサイズを有する疎行列を生成し、該生成した複数の疎行列を部分行列とする階層的疎行列を生成す階層的疎行列生成手段と、
    前記複数の階層データを部分行列とする行列に対して前記階層的疎行列との排他的論理和演算を行うことにより前記階層データのそれぞれに対応するパリティデータを求める階層的符号化手段と、
    前記階層データ、前記パリティデータ及び前記階層的疎行列を前記階層的通信路復号装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記階層的通信路復号装置は、
    前記階層的通信路符号化装置から送信された前記階層データを、当該階層データに対応する受信した前記パリティデータが受信した前記階層的疎行列の部分行列受信した当該階層データを含む1以上の前記階層データとの排他的論理和演算を行った結果に等しいとして求めた方程式を解くことによって復号する階層的復号手段を
    有することを特徴とする階層的通信路符号化システム。
  6. 前記階層的通信路符号化装置の前記階層的疎行列生成手段は、
    1つの階層データに対して、1つのパリティデータが生成されるよう前記階層的疎行列を生成する手段を含み、
    前記階層的通信路復号装置の前記階層的復号手段は、
    前記階層的疎行列を用いて前記階層データと前記パリティデータを1対1で復号する手段を含む
    請求項5記載の通信路符号化システム。
  7. 前記階層的通信路符号化装置の前記階層的疎行列生成手段は、
    前記階層的疎行列を、該階層的疎行列の1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義される行列を用いて生成する手段を含み、
    前記階層的通信路復号装置の前記階層的復号手段は、
    前記パリティデータを、1部分または全てを1つのランダムな疎なグラフにより定義された前記階層的疎行列の行列を用いて復号する手段を含む
    請求項5または6記載の通信路符号化システム。
  8. 前記階層的通信路復号装置の前記階層的復号手段は、
    受信した前記データを選択的に復号する手段を含む
    請求項6記載の通信路符号化システム。
  9. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の通信路符号化システムの階層的通信路符号化装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする階層的通信路符号化プログラム。
  10. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の通信路符号化システムの階層的通信路復号装置を構成する手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする階層的通信路復号プログラム。
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