JP4972128B2 - 符号化・復号システム及び符号化・復号方法 - Google Patents

符号化・復号システム及び符号化・復号方法 Download PDF

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Description

本発明は、パケット伝送における低負荷通信路符号化方法及び装置に係り、特に、パケット伝送において、ブロック長の短い疎グラフ符号を対象とする誤り訂正技術における符号化・復号システム及び符号化・復号方法に関する。
現在、誤り訂正技術は衛星ディジタル放送やインターネットでの通信、モバイル端末での通信など、各種通信システムで広く用いられている。とりわけ、近年のブロードバンド環境の発展に伴い、インターネットを用いた動画配信サービスなどが期待されており、インターネット網に対する誤り訂正技術は重要なものになっている。以下、インターネット網を例に説明する。
インターネットを用いてサービスを行う側から通信路を見ると、インターネット網はパケット消失通信路(PEC: Packet Erasure Channel)と捉えることができる。これは、図13に示すような2元消失通信路(BEC:Binary Erasure Channel)がパケットの単位としてグループ化されたものであり、通信路出力は正しい情報で出力されるか、回線中の何らかの障害によって不明として出力されるかのどちらかの場合となる通信路である。この通信系においては、FEC(Forward Error Correction)やARQ(Automatic Repeat reQuest)と呼ばれる誤り訂正符号が用いられるか、再送制御にてエラーから保護される。一般的なIPベースのサービスでは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルが用いられ、デコーダ側では誤り検出のみに留め、誤りが発生した場合は再送制御などで誤りを訂正する方法が用いられている(ARQ方式)。しかし、マルチキャスト配信のような大規模なサービスを想定した場合、受信側が受け取ったデータを元に誤り訂正をすることが求められ、帰還通信路を必要とせず受信側のみで誤りを訂正できる方法が用いられる(FEC方式)。このFEC方式は再送制御等を行わないことから遅延が少なく、リアルタイム性が重要となるテレビ会議システム等でもFEC方式が用いられる。以下、FEC方式について説明する。
FEC方式として、ディジタル放送などではリードソロモン符号(RS符号)が広く用いられている。日本のディジタル放送では符号長204バイトと定義されており、元データ188バイトに対しておよそ10%のパリティバイトを付加することで誤りに対して耐性を持たせている。しかし、一般に誤り訂正符号として符号長の長い符号を利用すれば性能がよくなることが知られているが、符号長が長くなると復号が複雑になり計算量が膨大になってしまうという弊害も知られている。そのため、RS符号では、符号長を256バイト以下として扱うことが一般的とされている。また、RS符号をIPベースのパケットレベルFECと呼ばれるパケットに適合する場合、上記の理由から256パケットを1ブロックとして扱う必要が生じる。
これに対して、疎グラフと確率伝搬アルゴリズム(Belief propagation algorithm)に基づいた復号法を組み合わせた符号は符号長が長い場合に実用的な演算量で優れた復号特性を持つことが知られており、疎グラフにより定義される線形符号である低密度パリティ検査符号(Low density parity check code: LDPC符号)は、Shannonにより定義された通信路容量に迫る現実的な誤り訂正方法として注目されている(例えば、非特許文献1参照)。また、疎グラフに基づく消失訂正符号としては、Digital Fountain社のLT code(例えば、非特許文献2参照)や、Raptor code(例えば、非特許文献3参照)が知られており、符号化効率を大きく劣化させずに任意の符号データを受信しただけで復号できる符号特性を現実的な演算量で達成することが知られている。この性質はインターネットマルチキャストプロトコルであるALC(Asynchronous Layered Coding)(例えば、非特許文献4参照)と適合するためにレイヤード構成されたマルチキャスト通信などで広く用いられている。
R. C. Gallager, "Low density parity check codes", in Research Monograph series. Cambridge, MIT Press, 1963. M. Luby, "LT Codes", The 43rd Annual IEEE Symposium on Foundations of Computer Science, 2002. Shokrollahi, A, "Raptor code", Information Theory , IEEE Transactions on Volume 52, Issue 6, 2006. "Asynchronous Layered coding protocol instantiation", IETF RFC 3450, Dec. 2002.
上記で述べたように、疎グラフと確率伝搬アルゴリズムに基づく誤り訂正符号は従来達成できなかった符号化特性を達成する。しかし、従来の技術では符号長の長い場合は優れた特性を発揮するものの、短い符号長の場合は高い誤り訂正能力を発揮することができないという問題がある。
特に、一般的な映像配信サービス等の帯域(1.5Mbps等)に用いる場合、IPパケット(1シンボル)当たりのバイト数が1500byte程度と見積もると、1秒のデータにてブロックに分割して誤り訂正を実施した場合も、符号長は80程度にしかならない。これは、伝送レート1Mbpsの場合、1秒間に1Mbitの情報量を伝送する。これを1シンボル当たりのバイト数1500byteで割ると83となる。つまり、シンボル数(=IPパケット数)が83パケット程度になることを意味する。
このような状況では疎グラフと確率伝搬アルゴリズムに基づく誤り訂正符号を適用して効率的な誤り訂正が実施できない問題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、誤り訂正シンボルのサイズを変更することにより誤り訂正ブロック長を長くし、線形符号に適した生成行列及び検査行列に変更することにより、誤り訂正符号成功確率を向上させ、演算負荷の増加無しに高効率な誤り訂正を実現するパケット伝送における符号化・復号システム及び符号化・復号方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項1)は、パケット伝送における符号化を行う符号化装置100と復号を行う復号装置200を有する符号化・復号システムであって、
符号化装置100は、
入力された符号長の入力データを、誤り訂正符号が取り扱う最小のサイズ単位の誤り訂正シンボルに分割するサブパケット化手段101と、
誤り訂正シンボルの数に対応する、復号で用いられる疎行列に対応する行列に基づいて誤り訂正シンボルを符号化する符号化手段102と、
符号化されたデータをパケット化して送信するパケット化手段103と、を有し、
誤り訂正シンボルは、
パケット化手段が取り扱うパケットサイズ以下であり、
復号装置は、
符号化装置から受信した誤りを含むデータに対して、符号化装置で用いられた行列に対応する疎行列を用いて誤り訂正シンボルのサイズ単位に復号する復号手段を有する。
また、本発明(請求項2)は、上記符号化手段は確率論符号によって符号化する。
本発明(請求項)は、パケット伝送における符号化を行う符号化装置と復号を行う復号装置を有するシステムにおける符号化・復号方法であって、
符号化装置において、
入力された符号長の入力データを、誤り訂正符号が取り扱う最小のサイズ単位の誤り訂正シンボルに分割し、
誤り訂正シンボルの数に対応する、復号で用いられる疎行列に対応する行列に基づいて誤り訂正シンボルを符号化し、パケット化して送信し、
誤り訂正シンボルは、
パケット化されたパケットサイズ以下であり、
復号装置において、
符号化装置から受信した誤りを含むデータに対して、符号化装置で用いられた行列に対応する疎行列を用いて誤り訂正シンボルのサイズ単位に復号する。
また、本発明(請求項4)は、符号化装置では確率論符号によって符号化する。
上記のように本発明によれば、IPパケット数が少ない場合もメッセージパッシングアルゴリズムを用いた効率的な誤り訂正符号を実施することが可能であり、かつ、誤り訂正器を持たない映像受信機と互換性を保つことができる特徴を持つ。
詳しくは、図2に示す本発明と従来の技術の実験結果による符号化特性を用いて説明する。同図の縦軸は復号成功確率で、復号が成功すればするほどよいことを表している。横軸はPacket Error Rateで、右に行くほど通信路の状態が悪い(パケットロス率が大きい)状態になる。実験条件として、パケット数200個、FECパケット数50個のRS符号及びLDGM(Low-Density Generator Matrix)符号と、サブパケット数2000個、FECサブパケット500個にサブパケット化した場合を比較した。本発明の方法はサブパケット化を行わない従来のLDGM符号よりも符号化率に換算して10%改善し、互換性の保てないインターリーブを施した場合と同等の性能を有することがわかる。
RS符号はパケットロス率が大きい場合でも復号成功確率が一番高いので最も強い符号といえる。RS符号は符号化効率が最大なので、これが理論限界ということができる。本発明では、符号長が長くなった場合にRS符号の性能を凌ぎ、符号長が短い場合でもRS符号に迫る性能を有する。
本発明の原理構成図である。 符号化特性の比較である。 本発明のシステム構成図である。 本発明の全体工程を示す図である。 本発明の一実施の形態における符号化/復号プロセスの概要を示す図である。 本発明の第1の実施例における通信路符号化システムの構成図である。 本発明の第2の実施例における通信路符号化システムの構成図である。 本発明の第2の実施例におけるインターリーブ方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施例における通信路符号化システムの構成図である。 本発明の第3の実施例におけるインターリーブ方法を説明するための図である。 本発明の第4の実施例における通信路符号化システムの構成図である。 本発明の第4の実施例におけるインターリーブ方法を説明するための図である。 2元消失通信路である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
まず、以下で用いられる「インターリーブ」とは、パケットかサブパケット単位でこれらを並び替えることを指す。
図3は、本発明のシステム構成図であり、本発明により実現可能なパケットレベルFECに対する誤り訂正機能を示す。同図に示すシステムは、通信路復号手段を有する通信路符号化装置100と、パケット伝送手段を有するパケットベース伝送装置150と、受信データ解析手段を有するパケットベース受信装置170と、通信路復号手段を有する通信路復号装置200から構成される。
本発明はパケットの種類に依存せずに実施できるが、一例としてマルチキャスト配信で用いられるUDPプロトコルを用いた配信を例として説明する。
UDPプロトコルを用いるとUDPパケットがロスした場合、TCPプロトコルとは異なり再送処理は行われないが、図13に示すように受信パケットは正しいか、ロスしたパケットの位置が正確にわかる消失通信路として見える特徴がある。これは、受信語が"0"であった場合は、絶対に"0"で正しい(つまり"1"が間違って"0"として届くことはない)という意味を表す。また、受信語が"1"であった場合も同様である。但し、これはBEC(Bit Erasure Channel)の場合である。上記記載においては、ビットではなく、パケット単位になるとPEC(Packet Erasure Channel)となり、例えば、"00010010"というパケットが届いたら、それが正しいという意味を表す。
本発明は、このUDPパケット等として伝送されるデータに対して、誤り訂正シンボルを小さくすることにより誤り訂正ブロック長を長くし、ブロック復号成功確率を向上させることにより符号化効率の改善を行う。
さらに、インターリーブを組み合わせることにより、誤り訂正シンボルがバースト的にロスすることを防ぎブロック復号率を向上させる機能や、軽度の暗号化の機能、誤り訂正符号を持たない受信器でも再生が可能な互換性を持つ機能を持つよう符号化を実施することができる。つまり、1ブロックに含まれるパケットの個数が少ない場合にも、効率的な誤り訂正を実施することができ、かつ、軽度の暗号化の機能や、誤り訂正符号を持たない受信器でも再生が可能な互換性を持つ機能を持つ符号化が実現される。なお、上記の「インターリーブを組み合わせることにより誤り訂正シンボルがバースト的にロスを防ぐ」とは、図4において、例えば、インターリーブ処理を行った[p1,p4,p6,p8]パケットをロスしたとすると、インターリーブが解かれると、飛び飛びの値になっており、受信後、復元されたソースシンボル列のs5,s6,s7,s8はバースト的に連続し(図4(8))、パリティシンボル列p1,p4,p6,p8は連続していない(非連続になる)ことを意味する。
図5は、本発明の一実施の形態における符号化及び復号プロセスの概要を示す。
符号化側では、まず、パケットにサブパケットへと分割する(図5(1))。次に、サブパケットに対してインターリーブを行った後に、次式に従いm個のFECサブパケットCを作成する(図5(2))。
Figure 0004972128
但し、Sはk個のインターリーブされたサブパケットであり、Pm,kはm行k列の文献1「Xiao-Yu Hu, et al. "Regular and irregular Progressive Edge-Growth Tanner Graphs", IEEE Trans. Inform. Theory, vol.51, no.1, January, 2005」の方法に基づいて作成される疎行列、Tはm行m列の階段行列である。
最後に、インターリーブされたサブパケットSはインターリーブを解いてパケット化され、FECサブパケットCはインターリーブをかけてパケット化された後に、それぞれネットワークへと送信される(図5(3))。
復号側では、消失したパケットがある場合、サブパケット化を行った後にバースト的に発生しているロスをインターリーブによりランダムエラーへと変換する(図5(4))。次に、上記の式から導出される次式を満たすように、メッセージパッシングアルゴリズムにより一次方程式を解くことで消失サブパケットを復号する(図5(5))。
Figure 0004972128
最後に復号されたサブパケットのインターリーブを解いて復号側の処理を終了する。
以下、図面と共に本発明の実施例を説明する。
[第1の実施例]
図6は、本発明の第1の実施例における通信路符号化システムの構成図であり、誤り訂正シンボルのサイズを変更することにより符号長の短い(パケット数の少ない)データに対して効率的な誤り訂正を実施することが可能なシステムを示している。
同図に示すシステムは、通信路符号化装置100、パケット化部104で作成されたパケットデータを通信する通信モジュール150、インターネット等の回線である消失通信路であるチャンネル160、通信モジュール150により送信されるデータを受け取る受信モジュール170、通信路復号装置200から構成される。
通信路符号化装置100は、サブパケット化部101、符号化部102、行列読み出し部103、パケット化部104から構成される。
サブパケット化部101は、送信データを誤り訂正シンボル毎に分割する。行列読み出し部103は、通信路復号装置200の疎行列読み出し部202で読み出される疎行列に対する行列を読み出す。符号化部102は、行列読み出し部103で読み出された行列に基づいてパリティ情報を生成する。パケット化部104は、パケットベースの通信を行うためのパケットを生成する。
通信路復号装置200は、サブパケット化部201、疎行列読み出し部202、復号部203から構成される。
通信路復号装置200のサブパケット化部201は、パケット化されたデータを訂正シンボルに戻す。疎行列読み出し部202は、疎行列を読み出す。復号部203は、疎行列に基づいて誤りを訂正する。
以下、それぞれの構成要素について説明する。
本システムは、パケット伝送システムの符号長が短い場合にも効率的な誤り訂正を実施することが可能な通信路符号化システムであるが、簡単化のために、以下では、インターネットのようなIPパケット伝送を想定して通信路符号化方法を述べる。しかし、通信路は消失パケット通信路のみならず、パケットベースの通信路を対象とすることが可能である。
入力データが通信路符号化装置100に入力されると、サブパケット化部101に送られ、誤り訂正符号が取り扱う最小単位(以下、誤り訂正シンボル)に分割される。RS符号等の代数的構造(例えば、Vandermonde行列)を有する誤り訂正符号を用いる場合、消失パケット通信路では通信モジュール150が取り扱うパケットサイズを誤り訂正シンボルとして取り扱うことが最大の効率をもたらす。なお、RS符号はVandermonde行列などを用いて構成されているために、符号化効率がいつも最大になるが、復号にかかる演算量が大きくなってしまうため、符号長を伸ばすことができない。
しかし、本発明のサブパケット化部101では、通信モジュール150が取り扱うパケットサイズ以下の誤り訂正シンボルへと分割する。サブパケット化する場合に、実験的に2000程度のシンボル数(サブパケット数)になるように分割することで良好な結果を得た。なお、この例に限定されることなく、ソフトウェアが扱い易い単位(バイト単位)で分割すればよい。
分割された誤り訂正シンボルは、符号化部102に送られ、そのシンボル数に対応した行列Gが行列読み出し部103から読み出される。読み出された行列との積(但し、この場合はXOR演算)により符号語が作成される。読み出される行列Gは復号で用いられる疎行列読み出し部202の疎行列Hとの積がゼロ行列のものを満たすもの、すなわち、
GHT=0
の形に変形可能であれば適用される。これは、線形符号の定義を満たす符号という意味であり、本方式は線形符号の一形態である。
以下に線形符号の一形態であるLDPC符号に適用した場合の例を示す。本発明は、LDPC符号に限定されず、様々なクラスの確率伝搬アルゴリズムを伴った符号に適用されるが、データをある単位毎に誤り訂正シンボルとして扱う場合に有効な方法である。すなわち、インターネット等のパケット単位でデータを扱う際に特に有意性が生じる本実施例の最善の一形態であるLDPC符号を例に説明する。なお、その他の場合も容易に拡張可能であるのでその他の例については説明を省略する。LDPC符号に適用した場合のパリティ誤り訂正シンボルCは次式により生成される。
Figure 0004972128
但し、Sはk個の誤り訂正シンボルであり、Gm,kはm行k列の行列であり、GHT=0を満たすものであり、パリティ検査行列Hにできるだけループが含まれないように構成される。具体的には、文献1「Xiao-Yu Hu, et al. "Regular and irregular Progressive Edge-Growth Tanner Graphs", IEEE Trans. Inform. Theory, vol.51, no.1, January, 2005」に記載の方法を用いるものとする。
符号化部102にて符号化されたデータ(上記の例では、誤り訂正シンボルSとパリティ誤り訂正シンボルC)は、パケット化部104に送られる。なお、非組織符号のLDPC符号で構成する場合も上記の式にて符号化が行われる。
次に、送信ソース情報と生成された誤り訂正情報を含む誤り訂正シンボルn個はパケット化部104にて通信モジュール150に適したパケットのパケット化が行われる。パケット化されたそれぞれのパケットは通信モジュール150に送られ、ネットワークチャンネル160を通じて伝送される。
受信モジュール170では、ネットワークチャンネル160を通じてパケットを受け取る。受信パケットはサブパケット化部201に送られ、パケットをサブパケット単位に分割することで誤り訂正シンボルが生成される。生成された誤り訂正シンボルは復号部203に送られ、疎行列読み出し部202から読み出されるパリティ検査行列Hにより次式を満たすように送信ソース情報を復号する。この際、メッセージパッシングアルゴリズムにより一次方程式を解くことで消失サブパケットを復号する。
Figure 0004972128
復号された送信ソース情報は出力データとして映像受信機などに送られる。
[第2の実施例]
図7は、本発明の第2の実施例における通信路符号化システムの構成図であり、誤り訂正シンボルのサイズを変更することにより符号長の短い(パケット数の少ない)データに対して効率的な誤り訂正を実施することが可能な通信路符号化システムを示す。
同図に示すシステムは、第1の実施例と同様に、通信路符号化装置100、通信路符号化装置100のパケット化部104で作成されたパケットデータを通信する通信モジュール150、インターネット等の回線である消失通信路であるチャンネル160、通信モジュール150から送信されるデータを受け取る受信モジュール170、通信路復号装置200から構成されるが、通信路符号化装置100と通信路復号装置200の構成が異なる。
本実施例の通信路符号化装置100は、サブパケット化部101、符号化部102、パケット化部104、疎行列読み出し部111、インターリーブ部112を有する。
サブパケット化部101は、送信データを誤り訂正シンボル毎に分割する。疎行列読み出し部111は、ランダムな信号に基づいて生成された疎行列を読み出す。符号化部102は、疎行列読み出し部111で読み出された疎行列に基づいてパリティ情報を生成する。インターリーブ部112は、誤り訂正シンボルをインターリーブする。パケット化部104は、パケットベースの通信を行うためのパケットを生成する。
また、通信路復号装置200は、サブパケット化部201、逆インターリーブ部211、疎行列読み出し部202、復号部203を有する。
以下、それぞれの構成要素について説明する。
下記に線形符号の一形態であるLDGM符号に適用した場合の構成要素を説明する。本発明は、第1の実施例におけるLDPC符号、または、本実施例のLDGM符号に限定されず、様々なクラスの確率伝搬アルゴリズムを伴った符号に適用される。また、データをある単位毎に誤り訂正シンボルとして扱う場合に有効な方法であることも同じである。但し、本実施例はインターネット等のパケット単位でデータを扱う際に特に優位性が生じる本発明の最善の一形態であるLDGM符号を例に説明する。これは、LDGM符号の場合にインターリーブを導入する効果が大きいからである。なお、その他の場合も容易に拡張可能であるのでその他の例については説明を省略する。
入力データが通信路符号化装置100に入力されると、サブパケット化部101に送られ、誤り訂正符号が取り扱う最小単位(以下、誤り訂正シンボル)に分割される。本サブパケット化部101では、通信モジュール150が取り扱うパケットサイズ以下の誤り訂正シンボルへと分割する。
分割された誤り訂正シンボルは符号化部102に送られ、そのシンボル数に対応した行列Gが疎行列読み出し部111から読み出される。読み出された行列Gとの積(但し、この場合はXOR演算)により符号語が作成される。すなわち、LDGM符号に適用した場合のパリティ誤り訂正シンボルCは次式により生成される。
Figure 0004972128
但し、Sはk個の誤り訂正シンボルであり、Pm,kはm行k列の疎行列、Tはm行m列の階段行列であり、Gm,kはm行k列のP及びT-1から構成される行列であり、GTT=0を満たすものであり、パリティ検査行列Hにできるループが含まれないように構成される。
但し、Skはk個のインターリーブされたサブパケットであり、Pm,kはm行k列の前述の文献1の方法に基づいて作成される疎行列、Tはm行m列の階段行列である。
このように、LDGM符号に適用すると符号化部102にて用いる行列を疎行列にすることができ、低負荷に誤り訂正符号を作成できる。また、同時に組織符号となるため互換性等の観点から優れた符号化が実施できる。さらに、サブパケット化を行っていない場合と演算量は用いる疎行列のdistribution pairが変更されない限り一定である(増加しない)という特徴を持っている。
次に、符号化部102は、送信ソース情報と生成された誤り訂正情報を含む誤り訂正シンボルn個をインターリーブ部112に送る。インターリーブ部112では、誤り訂正シンボルのn個のサブパケット全てか、誤り訂正シンボル中のパリティ情報m個のサブパケットをインターリーブする。
図8にパリティ情報のみをインターリーブする際のFECインターリーブ法の概要を示す。同図に示すインターリーブ法は、送信データ中のある一部の情報がブロックとして切り出され(同図aの送信データ)、当該ブロックがs1からs12までのサブパケットに分割される。サブパケット化された情報は、疎行列によりc1からc8の誤り訂正情報が作成される。FECインターリーブ処理(同図b)では、誤り訂正情報のサブパケットのみがインターリーブされ、パケット化されネットワークへと送信される。なお、インターリーブの順番の決定方法は様々なバリエーションが考えられるが、図示したものは、隣り合うサブパケット同士が同一パケットに入らないようにするインターリーブである。また、全体インターリーブは送信情報全てs1からs16、c1からc8の全てをインターリーブする処理に相当する。この場合、インターリーブに乱数を使うことで、軽度の暗号化機能を持たせることもできる。
インターリーブされたサブパケットはパケット化部104にて通信モジュール150に適したパケットにパケット化が行われる。パケット化されたそれぞれのパケットは通信モジュール150に送られ、ネットワークチャンネル160を通じて伝送される。受信モジュール170では、ネットワークチャンネル160を通じてパケットを受け取る。受信パケットはサブパケット化部201に送られ、パケット単位をサブパケット単位に分割することで誤り訂正シンボルが生成される。生成された誤り訂正シンボルは逆インターリーブ部211に送られ、インターリーブが解かれる。インターリーブが解かれた誤り訂正シンボルは復号部203に送られ、疎行列読み出し部202から読み出されるパリティ検査行列Hにより次式を満たすように送信ソース情報を復号する。この際、メッセージパッシングアルゴリズムにより一次方程式を解くことで消失サブパケットを復号する。
Figure 0004972128
復号された送信ソース情報は出力データとして、映像受信機などに送られる。
[第3の実施例]
図9は、本発明の第3の実施例における通信路符号化システムの構成図であり、誤り訂正シンボルのサイズを変更することにより符号長の短い(パケット数の少ない)データに対して効率的な誤り訂正を実施することが可能な通信路符号化システムを示している。
同図に示すシステムは、第1、第2の実施例と同様に、通信路符号化装置100、通信路符号化装置100のパケット化部104で作成されたパケットデータを送信する通信モジュール150、インターネット等の回線である消失通信路であるチャンネル160、通信モジュール150により送信されるデータを受け取る受信モジュール170、通信路復号装置200から構成されるが、通信路符号化装置100と通信路復号装置200の構成が異なる。
本実施例の通信路符号化装置100は、サブパケット化部101、符号化部102、パケット化部104、疎行列読み出し部111、インターリーブ部112、インターリーブ/逆インターリーブ部113を有する。
サブパケット化部101は、送信データを誤り訂正シンボル毎に分割する。疎行列読み出し部111は、ランダムな信号に基づいて生成された疎行列を読み出す。インターリーブ部112は、誤り訂正シンボルをインターリーブする。符号化部102は、疎行列読み出し部111で読み出された疎行列に基づいてパリティ情報を生成する。インターリーブ/逆インターリーブ部113は、誤り訂正シンボル中の送信情報を逆インターリーブし、誤り訂正シンボル中の誤り訂正情報をインターリーブする。パケット化部104は、パケットベースの通信を行うためのパケットを生成する。
また、通信路復号装置200は、サブパケット化部201、逆インターリーブ/インターリーブ部212、疎行列読み出し部202、復号部203を有する。
サブパケット化部201は、パケット化されたデータを訂正シンボルに戻す。インターリーブ部112では、誤り訂正シンボルのn個のサブパケット全てか、誤り訂正シンボル中のパリティ情報m個のサブパケットをインターリーブする。逆インターリーブ/インターリーブ部212は、インターリーブ/逆インターリーブ部113の逆処理を行う。復号部203は、疎行列読み出し部202で読み出された疎行列に基づいて誤りを訂正する。
以下に、LDGM符号の一形態であるArray型のLDGM符号に適用した場合の構成要素を説明する。本発明は、第1の実施例のLDPC符号、第2の実施例のLDGM符号、本実施例のArray型LDGM符号に限定されず、様々なクラスの確率伝搬アルゴリズムを伴った符号に適用される。また、データをある単位毎に誤り訂正シンボルとして扱う場合に有効方法であることも同じである。但し、本実施例はインターネット等のパケット単位でデータを扱う際に特に優位性が生じる本発明の最善の一形態であるArray型のLDGM符号を例に説明する。これは、第2の実施例と同様にLDGM符号の場合にインターリーブを導入する効果が大きく、さらに、行列がある決まりに従うタイプのLDGM符号で効果を有するためである。なお、その他の場合も容易に拡張可能であるので、その他の例については説明を省略する。
入力データが通信路符号化装置100に入力されると、サブパケット化部101に送られ、誤り訂正符号が取り扱う最小単位(以下、誤り訂正シンボル)に分割される。本サブパケット化部101では、通信モジュール150が取り扱うパケットサイズ以下の誤り訂正シンボルへと分割する。インターリーブ部112では、誤り訂正シンボルのn個のサブパケット全てか、誤り訂正シンボル中のパリティ情報m個のサブパケットをインターリーブする。なお、本実施例におけるインターリーブの方法は前述の第2の実施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
分割され、インターリーブされた誤り訂正シンボルは符号化部102に送られ、そのシンボル数に対応した行列Gが疎行列読み出し部111から読み出される。読み出された行列Gとの積(但し、この場合はXOR演算)により符号語が作成される。すなわち、LDGM符号に適用した場合のパリティ誤り訂正シンボルCは次式により生成される。
Figure 0004972128
但し、Gm,kはm行k列のP及びT−1から構成される行列であり、Pm,kはm行k列の次式で与えられるArray型の疎行列、Tはm行m列の階段行列である。
Figure 0004972128
但し、Iはq×q(qは素数)の行列であり、cとrは2つの独立したc,r≦qを満たす整数、αは順列行列と呼ばれる次式で定義される。
Figure 0004972128
このように、Array型のLDGM符号に適用すると符号化部102にて用いる行列を疎行列にすることができ、低負荷に誤り訂正符号を作成でき、組織符号となるため互換性等の観点から優れ、サブパケット化を行っていない場合と演算量は用いる疎行列のdistribution pairが変更されない限り一定である(増加しない)という特徴を持っているほか、単純なLDGM符号とは異なり、Array型であるために様々な符号化に柔軟に対応できる、バーストエラーに強い符号となる、ハードウェア実装が容易などの効果が期待できる。
次に、送信ソース情報と生成された誤り訂正情報を含む誤り訂正シンボルn個はインターリーブ/逆インターリーブ部113では、誤り訂正シンボルのn個の誤り訂正シンボル中のパリティ情報m個のサブパケットをインターリーブし、送信情報を逆インターリーブする。図10にパリティ情報のをインターリーブする際のインターリーブ法の概要を示す。同図に示すFECインターリーブ法は、送信データ中にある一部の情報がブロックとして切り出され(同図中aの送信データ)、それがs1からs16までのサブパケットに分割される。サブパケット化された情報がインターリーブされ、疎行列によりc1からc8の誤り訂正情報が作成される。インターリーブ/逆インターリーブ処理では、誤り訂正情報のサブパケットのみがインターリーブされ、送信情報は逆インターリーブされ、その後、パケット化されネットワークへと送信される。なお、インターリーブの順番の決定方法は様々なバリエーションが考えられるが、図示したものは、隣り合うサブパケットが同一パケットに入らないようにするインターリーブである。
インターリーブされたサブパケットは、パケット化部104にて通信モジュール150に適したパケットにパケット化される。パケット化されたそれぞれのパケットは通信モジュール150に送られ、ネットワークチャンネル160を通じて伝送される。
受信モジュール170では、ネットワークチャンネル160を通じてパケットを受け取る。受信パケットはサブパケット化部201に送られ、パケット単位をサブパケット単位に分割することで誤り訂正シンボルが生成される。生成された誤り訂正シンボルは逆インターリーブ/インターリーブ部212に送られ、誤り訂正情報のインターリーブが解かれ、送信情報のインターリーブがかけられる。符号化時と同じ配列になった誤り訂正シンボルは復号部203に送られ、疎行列読み出し部202から読み出されるパリティ検査行列Hにより次式を満たすように送信ソース情報を復号する。この際、メッセージパッシングアルゴリズムにより一次方程式を解くことで消失サブパケットを復号する。
Figure 0004972128
復号された送信ソース情報は出力データとして映像受信機などに送られる。
[第4の実施例]
図11は、本発明の第4の実施例における通信路符号化システムの構成図であり、有色性雑音下においても効率的な誤り訂正を実施することが可能な通信路符号化システムを示している。
同図に示すシステムは、第1〜第3の実施例と同様に、通信路符号化装置100、通信路符号化装置100のパケット化部104で作成されたパケットデータを通信する通信モジュール150、インターネット等の回線である消失通信路であるチャンネル160、通信モジュール150により送信されるデータを受け取る受信モジュール170、通信路復号装置200から構成されるが、通信路符号化装置100と通信路復号装置200の構成が異なる。
本実施例の通信路符号化装置100は、符号化部102、パケット化部104、疎行列読み出し部111、インターリーブ部112を有する。
疎行列読み出し部111は、ランダムな信号に基づいて生成された疎行列を読み出す。インターリーブ部112は、誤り訂正シンボルをインターリーブする。符号化部102は、疎行列読み出し部111で読み出された疎行列に基づいてパリティ情報を生成する。パケット化部104は、パケットベースの通信を行うためのパケットを生成する。
また、通信路復号装置200は、疎行列読み出し部202、逆インターリーブ部211、復号部203を有する。
逆インターリーブ部211は、通信路符号化装置100のインターリーブ部112の逆処理を行う。疎行列読み出し部202は、疎行列を読み出す。復号部203は、疎行列読み出し部202で読み出された疎行列に基づいて誤りを訂正する。
以下、それぞれの構成要素について説明する。
以下に線形符号の一形態であるLDGM符号に適用した場合の構成要素について説明する。
本発明は、第1の実施例のLDPC符号、または、第2の実施例のLDGM符号に限定されず、様々なクラスの確率伝搬アルゴリズムを伴った符号に適用される。また、データをある単位毎に誤り訂正シンボルとして扱う場合に有効な方法であることも同じである。但し、本実施例はインターネット等のパケット単位でデータを扱う際に特に有意性が生じる最善の一形態であるLDGM符号を例に説明する。これは、LDGM符号の場合にインターリーブを導入する効果が大きいからである。なお、その他の場合も容易に拡張可能であるので、その他の例については省略する。
入力データが通信路符号化装置に入力されると、符号化部102に送られ、誤り訂正符号が取り扱う最小単位で符号化される。本実施例では、通信モジュール150が取り扱うパケットサイズと同じか、または、若干小さい誤り訂正シンボル単位で符号化を行う。
符号化部102では、行列Gが疎行列読み出し部111から読み出され、読み出された行列Gとの積(ただし、この場合はXOR演算)により符号語が作成される。すなわち、LDGM符号に適用した場合のパリティ誤り訂正シンボルCは次式により生成される。
Figure 0004972128
但し、Skはk個の誤り訂正シンボルであり、Pm,kはm行k列の疎行列、Tはm行m列の階段行列であり、Gm,kはm行k列のP及びT−1から構成される行列であり、GH=0を満たすものであり、パリティ検査行列Hにできるだけループが含まれないように構成される。
ただし、Pm,kはm行k列の文献1の方法に基づいて作成される疎行列、Tはm行m列の階段行列である。
このように、LDGM符号に適用すると符号化部102にて用いる行列を疎行列にすることができ、低負荷に誤り訂正符号を作成できる。また、同時に組織符号となるとめ互換性等の観点から優れた符号化が実施できる。
次に、送信ソース情報と生成された誤り訂正情報を含む誤り訂正シンボルn個はパケット化部104に送られる。パケット化部104では、通信モジュール150に適したパケットにパケット化される。パケットはその後インターリーブ部112に送られ、誤り訂正シンボルのn個のブロックパケット全てか、パリティ情報m個のパケットをインターリーブする。図12にパリティ情報のみをインターリーブする際のFECインターリーブ法の概要を示す。同図のFECインターリーブ処理では、誤り訂正情報のパケットのみがインターリーブされ、パケットネットワークへと送信される。なお、インターリーブの順番の決定方法は様々なバリエーションが考えられるが、図示したものは、隣り合うサブパケットが同一パケットに入らないようにするインターリーブであり、インターリーバによりインデクシングされたi'は
Figure 0004972128
にてインデックスされる。但し、[・]はqのモジュール演算であり、
Figure 0004972128
は整数への切捨て演算、gはブロック中にあるパリティパケットの数、dは隣り合うパケットをいくつにするかユーザが選択する数、をそれぞれ表す。図12はg=8、d=4でインデクシングした例である。
また、全体インターリーブは送信情報全てs1からs16、c1からc8の全てをインターリーブする処理に相当する。この場合、インターリーブに乱数を使うことで、経度の暗号化機能を持たせることもできる。
インターリーブされたパケットは通信モジュール150に送られ、ネットワークチャンネル160を通じて伝送される。
受信モジュール170ではネットワークチャンネル160を通じてパケットを受け取る。受信パケットは逆インターリーブ部211に送られ、インターリーブが解かれる。インターリーブが解かれた誤り訂正シンボルは復号部203に送られ、疎行列読み出し部202から読み出されるパリティ検査行列Hにより次式を満たすように送信ソース情報を復号する。この際、メッセージパッシングアルゴリズムにより一次方程式を解くことで消失サブパケットを復号する。
Figure 0004972128
復号された送信ソース情報は出力データとして映像受信機などに送られる。
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
100 通信路符号化装置
101 サブパケット化手段、サブパケット化部
102 符号化手段、符号化部
103 行列読み出し部
104 パケット化手段、パケット化部
111 疎行列読み出し部
112 インターリーブ部
113 インターリーブ/逆インターリーブ部
150 パケットベース伝送装置、通信モジュール
160 ネットワークチャンネル
170 パケットベース受信装置、受信モジュール
200 通信路復号装置
201 サブパケット化部
202 疎行列読み出し部
203 復号部
211 逆インターリーブ部
212 逆インターリーブ/インターリーブ部

Claims (4)

  1. パケット伝送における符号化を行う符号化装置と復号を行う復号装置を有する符号化・復号システムであって、
    前記符号化装置は、
    入力された符号長の入力データを、誤り訂正符号が取り扱う最小のサイズ単位の誤り訂正シンボルに分割するサブパケット化手段と、
    前記誤り訂正シンボルの数に対応する、復号で用いられる疎行列に対応する行列に基づいて前記誤り訂正シンボルを符号化する符号化手段と、
    符号化されたデータをパケット化して送信するパケット化手段と、を有し、
    前記誤り訂正シンボルは、
    前記パケット化手段が取り扱うパケットサイズ以下であり、
    前記復号装置は、
    前記符号化装置から受信した誤りを含むデータに対して、前記符号化装置で用いられた前記行列に対応する疎行列を用いて前記誤り訂正シンボルのサイズ単位に復号する復号手段を有する
    ことを特徴とする符号化・復号システム。
  2. 上記符号化手段は確率論符号によって符号化する
    ことを特徴とする請求項1記載の符号化・復号システム。
  3. パケット伝送における符号化を行う符号化装置と復号を行う復号装置を有するシステムにおける符号化・復号方法であって、
    前記符号化装置において、
    入力された符号長の入力データを、誤り訂正符号が取り扱う最小のサイズ単位の誤り訂正シンボルに分割し、
    記誤り訂正シンボルの数に対応する、復号で用いられる疎行列に対応する行列に基づいて前記誤り訂正シンボルを符号化し、パケット化して送信し、
    前記誤り訂正シンボルは、
    前記パケット化されたパケットサイズ以下であり、
    前記復号装置において、
    前記符号化装置から受信した誤りを含むデータに対して、前記符号化装置で用いられた前記行列に対応する疎行列を用いて前記誤り訂正シンボルのサイズ単位に復号する
    ことを特徴とする符号化・復号方法。
  4. 前記符号化装置は確率論符号によって符号化する
    ことを特徴とする請求項3記載の符号化・復号方法。
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