JP4674108B2 - 古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法及び古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置 - Google Patents

古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法及び古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置 Download PDF

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Description

この発明は、例えば古紙等の原材料から再生パルプ原料物を作製する古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法及び古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置に関するものである。
近年、製紙に際して古紙再利用率が上昇し続け、現在では全製紙量に対して古紙再利用割合が60%を越えているといわれる。
一方、廃棄紙の中には機密書類やそれに類した書類が含まれることが多く、この場合には、シュレッダーを用いて廃棄紙を細かく分断することが一般的である。しかしながら、シュレッダーを用いたとしても、廃棄紙上の機密内容が消滅するわけではないため、セキュリティの面で問題が残るばかりでなく、しかも通常のシュレッダーの処理能力はさほど高くないため、廃棄紙の大量処理には不向きである。加えて、シュレッダーで処理された廃棄紙は、その繊維が短く分断されるため、この廃棄紙を再生紙とした場合、その再生紙の繊維の絡み合い強度が不足し、実用に供しない。従って、シュレッダーで処理された廃棄紙は、再生パルプ原料物となる古紙には適さない。
ところで、古紙を再生する場合には、古紙を抄紙できる状態にするために、つまり古紙の繊維が解れ、再度絡み合うことが可能になるように、同古紙を解繊のために大量の水で溶解分散させてゲル状のパルプ溶液にする。そして、そのパルプ溶液から大部分の水分を除去してケーキとし、さらに、そのケーキに対して脱墨処理等の必要な後処理を施す。
このための従来のシステムとしては、特許文献1に開示された構成や、図8に示された構成が存在する。
そこで、図8に示す構成を例にとって従来の古紙を用いた古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法を説明する。この図8の従来構成においては、パルパー31、パルプ溶液槽32、ポンプ33、脱水機34、コンベア35及び脱墨装置36が装備されている。そして、古紙あるいはそれに類した原材料がパルパー31に投入されて、そのパルパー31により多量の水でゲル状のパルプ溶液が作られる。その後、このパルプ溶液がパルプ溶液槽32を介してポンプ33により脱水機34に供給され、その脱水機34によりパルプ溶液が脱水処理されて、ケーキが作製される。
さらに、このケーキがコンベア35により脱墨装置36に搬送され、その脱墨装置36により脱墨処理が施されるとともに、さらに別工程で薬品処理等が施されて、製紙用パルプが作られるようになっている。ちなみに、前記のように再生パルプ原料物に脱墨処理等を施すための脱墨装置としては、例えば特許文献2に開示されるような構成のものが従来から提案されている。この従来装置においては、再生パルプ原料物がニーディングされて、パルプからのインクや墨等の不純物の分離等が行われるようになっている。
特開2002−155482号公報 特開2002−4186号公報
ところが、前述した図8に示す従来の方式では、パルパー31においてゲル状のパルプ溶液を作る際に、大量の水が使用される。そして、前述のように、その水の大部分は脱水機34により脱水される。例えば、ゲル状のパルプ溶液は、通常、含水率95%程度であるため、1トンの古紙をパルプ溶液にするためには、20トンの水を必要とする(1トン/(1−0.95))。また、このパルプ溶液は脱水されて含水率40%のケーキとなる。ここで。含水率40%のケーキに含まれる水の量は、1×0.4トン/(1−0.4)=0.67トン、ということになり、従って、ここでは、20−0.67トン=19.33トンの水が脱水される。しかしながら、脱水後の水は、清浄水ではないため、濾過等の処理を施さなければ、廃棄や再利用できない。
以上にように、従来は、大量の水を要するとともに、ケーキを作製するための処理工程が多くなり、しかも、パルプ溶液槽32、脱水機34,廃液処理装置等のように大型の装置が必要となって、ケーキを作製するための処理工程が多くなり、また、各種装置の設置のために広い工場スペースを要するものであった。さらに、前記ポンプ33としては、スラリー状のパルプ溶液を送る必要からスクイズポンプ等の特殊な構造のものが必要となり、これらのために多大な設備コストを強いられるものであった。加えて、前記各装置による各種の動作のために、エネルギーの浪費が大きくなるという問題もあった。以上のように、従来は、設備費用,エネルギーコスト等の多大なコストや水の大量使用等の環境負荷を避けることができず、古紙再利用のメリットを享受できないものであった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、ニーディングという新規な技術思想を採用することにより、大量の機密書類やそれに類した書類の機密内容を効率的に消滅させることができ、しかも大量の水を使用する必要がなく、処理工程の簡略化を図ることができて、古紙の再利用コストや環境負荷を低減することができるとともに、広い工場スペースを要することがない方法及び装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法に係る請求項1に記載の発明においては、古紙よりなる原材料に水を加えてニーディングを施すことにより前記原材料に対する前記水の割合が総量に対し重量比で30〜45%である再生パルプ原料物を作製することを特徴としたものである。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、前記原材料がケナフ等の自然材料を含むことを特徴としたものである
請求項に記載の発明においては、請求項1または2に記載の発明において、ニーディングに先立って原材料を破砕することを特徴したものである。
請求項に記載の発明においては、請求項に記載の発明において、ニーディングに先立って原材料を加湿することを特徴としたものである。
請求項に記載の発明においては、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の発明において、ニーディングにより古紙上の記録を消滅させることを特徴としたものである。
請求項に記載の発明においては、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記再生パルプ原料物に対して脱墨処理等の後処理を施すことを特徴としたものである。
古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置に係る請求項に記載の発明においては、ニーディングブレイドを有するニーディング手段を備え、紙の原材料を前記ニーディング手段により水とともにニーディングして再生パルプ原料物を作製するようにしたことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明においては、請求項に記載の発明において、管路内に、前記ニーディング手段と、紙の原材料をニーディング手段へ送るための送り手段とを設けたことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明においては、請求項に記載の発明において、記送り手段及びニーディング手段が同一の回転軸上に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明においては、請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記ニーディング手段は、原材料の送り込み機能が強化されるようにニーディングブレイドを配列した送り込み機能強化領域と、その送り込み機能強化領域の下流側に配置され、原材料のニーディング機能が強化されるようにニーディングブレイドを配列したニーディング機能強化領域とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、前記ニーディング機能強化領域は、原材料の送り方向を指向するニーディングブレイドと、その反対方向を指向するニーディングブレイドとを混在させた主強化領域と、その主強化領域の下流側に配置され、主強化領域よりも送り方向の反対方向を指向するニーディングブレイドの数を増やして原材料に対する送り返し力を強化した送り返し強化領域とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、請求項〜1のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記送り手段をスクリューにより構成し、そのスクリューに対する原材料の絡み付きを解除するための解除手段を前記管路に設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、請求項〜1のうちのいずれか一項に記載の発明において、原材料送り方向に隣接するニーディングブレイド間において、原材料の移動を阻止するための阻止手段を前記管路に設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、請求項〜1のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記ニーディング手段の下流側に再生パルプ原料物の排出口を設けるとともに、その排出口には管路内の内圧が所定以上になったときに閉鎖状態から開放されて再生パルプ原料物の排出を許容することにより、管路内の圧力を保持する圧力保持手段を設けたことを特徴とする。
(作用)
従って、この発明においては、ニーディングにより古紙上の記録を効果的に消滅させることができる。しかも、大量の古紙を効率よく処理できるばかりでなく、古紙の繊維が短く分断されることがないため、再生パルプ原料物の作製に適するものとなる。さらに、原材料をパルプ溶液にすることなく、ニーディングにより再生パルプ原料物を作製すれば、古紙等の原材料の繊維を解して、抄紙可能な製紙原料とすることができる。このため、大量の水を使用する必要がなく、環境負荷を低減できるとともに、省エネルギーを図ることができる。また、パルパーや脱水機等の大型機械や、スクイズポンプ等の特殊な機械が不要になって、前記と同様に省エネルギーを達成できるばかりでなく、設備を簡略化できるとともに、工場の設置スペースに関して省スペースを実現できる。
そして、原材料として、古紙を有効に再利用でき、省資源にも有効である。
前記原材料に対する水の割合を、総量に対し重量比で30〜45%とすれば、脱水ケーキをそのまま脱墨等の工程に送ることができ、工程の簡略化に寄与できる。なお、ここで、脱水ケーキは、いわばそぼろ状であって、形状保持することなく、容易に崩れるものであるが、以降便宜的にケーキと称する。
ニーディングに先立って原材料を破砕すれば、ニーディングによる解繊をより確実に実行できるとともに、ニーディングを小さなパワーで有効に実行できる。
ニーディングに先立って原材料を加湿すれば、原材料が柔らかくなり、前記と同様に、ニーディングによる解繊を、小さなパワーでより確実に実行できる。
再生パルプ原料物に対して脱墨処理等の後処理を施すことにより、抄紙工程で高品質の紙を製造できる。
そして、この発明においては、ニーディングブレイドを有するニーディング手段により、前述したニーディングを効果的に実行できる。
管路内に、前記ニーディング手段と、紙の原材料をニーディング手段へ送るための送り手段とを設ければ、管路内においてニーディングを連続して実行できる。
前記送り手段及びニーディング手段を同一の回転軸上に設ければ、ニーディングのための機構をコンパクトにできる。
前記ニーディング手段として、原材料の送り込み機能が強化される送り込み機能強化領域と、その送り込み機能強化領域の下流側においてニーディング機能強化領域とを設ければ、ニーディングを順次連続して効果的に実行できる。
前記ニーディング機能強化領域は、ニーディング主強化領域と、その主強化領域の下流側において原材料に対する送り返し力を強化した送り返し強化領域とを設ければ、ニーディング機能強化領域におけるニーディングが有効に行われる。
前記送り手段をスクリューにより構成し、そのスクリューに対する原材料の絡み付きを解除するための解除手段を設ければ、スクリューに対する原材料の絡み付きを抑制できて、原材料の送りを支障なく実行できる。
原材料送り方向に隣接するニーディングブレイド間に、原材料の移動を阻止するための阻止手段を設ければ、原材料がニーディングブレイドとともに回動されることを防いで、効果的なニーディングを行うことができる。
前記再生パルプ原料物の排出口に管路内の内圧を保持するための圧力保持手段を設ければ、管路内の内圧をほぼ一定に維持できて、常に効果的なニーディングを達成できる。
以上のように、この発明によれば、大量の水を使用する必要がなく、省資源及び省エネルギーを達成できるとともに、装置全体及び処理工程の簡略化を図ることができ、しかも、省スペースを図ることができる。
以下に、この発明の一実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態の製紙装置においては、破砕機構11、再生パルプ原料物作製装置としての作製機構12、コンベア13及び脱墨機構14が装備されている。そして、古紙P等の原材料が破砕機構11に投入されて、その破砕機構11により適当な大きさの片Paに破砕されるとともに、所要量の水の噴霧により加湿される。その後、破砕された原材料が作製機構12に供給され、その作製機構12により水と混練されて、所定含水率(実施形態では、50〜60重量%の範囲内)の再生パルプ原料物が作製される。さらに、この再生パルプ原料物がコンベア13により脱墨機構14に搬送され、その脱墨機構14により脱墨処理が施されるとともに、その後工程で洗浄処理及び薬品処理等が施されて、製紙用パルプが作られるようになっている。なお、前記破砕機構11は、大きな原材料,段ボール等の厚い原材料,あるいは綴られた原材料等を破砕するのみでよく、例えば、日常的に使用するA4版程度の大きさで、枚葉のものは、破砕されなくてもよい。
次に、前記作製機構12について詳述する。図1及び図2に示すように、前記作製機構12は破砕機構11の下方に配設され、管路としての横方向に延びる円筒状の処理管17を備えている。処理管17の一端上壁には投入口18が形成され、その投入口18上にはホッパ19が取り付けられている。そして、古紙等の原材料が前記破砕機構11により破砕及び加湿された後に、このホッパ19を介して投入口18から処理管17の内部に投入されるようになっている。このとき、投入口18には、加湿原材料とともに、適量の水が注入される。
図1〜図3に示すように、前記処理管17内には回転軸20が回転可能に貫通支持され、処理管17外においてその回転軸20の一端には、同回転軸20を一方向へ回転させるための駆動用モータ21が接続されている。処理管17内において、回転軸20の一端側の外周には、送り手段としての送りスクリュー22が固定されている。そして、この送りスクリュー22の回転により、投入口18から投入された原材料が処理管17の一端側から他端側(図2の右側から左側)に送られるようになっている。送りスクリュー22に対応するように、処理管17の上部内面には解除手段としての複数の崩し金具23が処理管17の軸線方向に沿って所定間隔おきに突設されている。そして、これらの崩し金具23により、送りスクリュー22に対する原材料の巻き付きや絡み付きが解除されて、原材料の送りが円滑に行われるようになっている。なお、図3に示すように、崩し金具23と対応する位置において、送りスクリュー22には、崩し金具23との干渉を避けるための切り欠き22aが形成されている。
図2に示すように、前記送りスクリュー22の下流側において回転軸20の他端側の外周には、第1,第2ニーディングブレイド24a,24bを有するニーディングブレイド群24が配設されている。このニーディングブレイド群24は、ニーディング手段を構成している。図4及び図6(a)〜(d)に示すように、このニーディングブレイド群24は、回転軸20の角柱部20aにその軸線方向に沿って順次嵌合されたニーディング部材24A〜24Iからなる。そして、各ニーディング部材24A〜24Iは、角柱部20aに外嵌される角筒部24cの外周にそれぞれ90度または90度の倍数のピッチで、かつ90度ごとの位相で、1〜4枚の第1または第2ニーディングブレイド24a,24bを固定して構成されている。
すなわち、図6及び図7に示すように、第1,第2ニーディングブレイド24a,24bは、回転軸20の回転方向に対して角度θ1,θ2の角度で相反する方向、つまり原料送り方向及びその反対方向に傾斜している。ここで、前記角度θ1,θ2は、回転軸20の回転方向線Lに対して30〜40度の範囲内である。そして、回転軸20の回転にともない第1ニーディングブレイド24aが原料送り込み作用をともなうニーディングを行うとともに、第2ニーディングブレイド24bが原料送り返し作用をともなうニーディングを行う。
図6(a)〜(d)から明らかなように、ニーディング部材24Aは第2ニーディングブレイド24bを1つのみ有している。ニーディング部材24B〜24Eは第1ニーディングブレイド24aのみを有し、その第1ニーディングブレイド24aが、ニーディング部材24B〜24Dは隣接する他のニーディング部材24B〜24Dと位相をずらせて180度ごとに1枚ずつ合計2枚設けられている。ニーディング部材24Bのニーディングブレイド24aは、ニーディング部材24Aのニーディングブレイド24bと位相をずらせている。ニーディング部材24Eは、4枚の第1ニーディングブレイド24aを有している。このニーディング部材24A〜24Eが、原料送り込み作用を有する第1ニーディングブレイド24aをメイン構成とした送り込み機能強化領域41を構成している。
ニーディング部材24Fには、第1,第2ニーディングブレイド24a,24bがそれぞれ2枚ずつ交互に設けられ,ニーディング部材24Gには、第1,第2ニーディングブレイド24bがそれぞれ交互に2枚ずつニーディング部材24Fのそれと位相をずらせて設けられている。ニーディング部材24H,24Iは、それぞれ第2ニーディングブレイド24bが4枚ずつ設けられている。このニーディング部材24F,24Gが第1,第2ニーディングブレイド24a,24bを混在させたニーディングの主強化領域42を構成するとともに、ニーディング部材24H,24Iが主強化領域42の下流側において原材料に対する送り返し力を強化させた送り返し強化領域43を構成している。そして、前記主強化領域42及び送り返し強化領域43により、前記送り込み機能強化領域41の下流側に位置するニーディング機能強化領域44を構成している。
図4,図6(a)〜(d)及び図7に示すように、前記ニーディングブレイド群24の軸線方向に配列された隣接するニーディングブレイド24a,24b間に位置するように、処理管17の上部内面には阻止手段を構成する複数の阻止金具25が所定間隔おきに突設されている。
そして、ニーディングブレイド群24の回転に伴って、加湿状態の原材料が複数のニーディングブレイド24a,24bにより回転軸20の軸線に沿う送り方向及びそれと反対方向に往復動されながらニーディングされるとともに、阻止金具25によりニーディングブレイド24a,24bとともに一体的に回動されるのが阻止される。これにより、詳細は後述するが、例えば全体に対する含水率が重量比で50〜60%程度の再生パルプ原料物が作製されるようになっている。
図4に示すように、この阻止金具25は、固定板25a,25bが図示しないボルト等を介して処理管17に固定されることにより所定位置に配置されている。
図1、図2及び図5に示すように、前記ニーディングブレイド群24の下流側において、回転軸20の端部のねじ部20bには戻し部材26が螺着され、その外周には原材料の送り方向と反対方向に傾斜した前記第2ニーディングブレイド24bと同様な戻し素子26aが120度おきに合計3枚突設されている。なお、前記ニーディング部材24A〜24Iは、この戻し部材26と回転軸20の段部45との間に挟持されている。
図1及び図2に示すように、ニーディングブレイド群24の下流側において、処理管17の下部には排出口27が形成され、その排出口27にはエアダンパ28により開放圧力が調整される蓋体29が取り付けられている。そして、前記ニーディングブレイド群24のニーディングにより作製された再生パルプ原料物が、ニーディングブレイド群24及び戻し部材26の回転により排出口27に導かれるとともに、処理管17の内部圧力が所定値以上に高くなったときに、この再生パルプ原料物がエアダンパの圧力に抗して閉鎖状態の蓋体29を開放させながら排出されるようになっている。従って、処理管17の内圧がほぼ一定に維持され、このエアダンパ28及び蓋体29により圧力保持手段が構成されている。
次に、前記のように構成された作製装置により再生パルプ原料物が作製される動作について説明する。
さて、古紙P等の原材料を破砕機構11に投入すると、その原材料が破砕機構11により所定の大きさに破砕されるとともに、所定量の水により加湿されて、柔らかくなる。そして、加湿状態の原材料がホッパ19を介して作製機構12の処理管17内に供給され、送りスクリュー22の回転によって、処理管17の一端側から他端側に送られる。さらに、この原材料はニーディングブレイド群24の回転に伴い、ニーディングブレイド24a,24b及び阻止金具25によりニーディングされて、所定含水率の再生パルプ原料物が作製される。この含水率は、30〜45%程度である。
すなわち、図6(a)〜(d)及び図7(a)〜(c)から明らかなように、送りスクリュー22により送られてきた原材料は、まず、送り込み機能強化領域41のニーディング部材24A〜24Eにより、送り込み力を受けながらニーディングされる。次いで、その原材料は、ニーディング機能強化領域44における主強化領域42の第1,第2ニーディングブレイド24a,24bにより送り込み方向とその反対方向からニーディング作用を受けて、有効にニーディングされる。さらに、原材料は送り返し強化領域43の第2ニーディングブレイド24b及び戻し部材26の戻し素子26aによりさらにニーディングされるとともに、押し返し力を受ける。このため、結果として、前記主強化領域42におけるニーディング作用が倍加される。
加えて、各ニーディングブレイド24a,24bの回転領域間に阻止金具25が固定配置されているため、原材料はニーディングブレイド24a,24bととともに回転されるのを抑制される。従って、原材料はニーディングブレイド24a,24bによってさらに有効にニーディングされるばかりでなく、阻止金具25によってもニーディングされる。
このようにして、原材料は極めて有効にニーディングされて、古紙P上の記録は全て消滅され、しかも解繊されるとともに、ケーキ状になり、処理管17内の内圧が所定値を越えると、蓋体29を押し開けて、再生パルプ原料物として排出される。
その後、この再生パルプ原料物(ケーキ)がコンベア13にて脱墨機構14に搬送され、その脱墨機構14により脱墨処理された後に、別工程で洗浄処理及び薬品処理が施され、製紙用パルプが作られる。
このように、この実施形態によれば、製紙原料をニーディングによってケーキ状にするという新規な手法を採用することにより、古紙P上の記録を有効に消滅させることができる。また、大量の水を使用することなく、古紙P等の原材料からニーディングにより所定含水率で、解繊状態の再生パルプ原料物を作製することができる。よって、従来装置とは異なりパルプ溶液を作製する必要がなく、従って、パルパーや脱水機等が不要となり、処理工程の簡略化を図ることができる。さらに、水の大量使用を解消でき、従って、大量の処理水に浄化処理する必要がないため、水の消費量だけではなく、エネルギーの浪費を抑制することもできる。
以上に説明したこの実施形態の効果を列挙すれば、以下の通りである。
・ 古紙Pをニーディングすることにより、同古紙P上の記録を消滅させることができ、シュレッダーを用いた場合とは異なり、セキュリティの面で極めて有効である。しかも、シュレッダーを用いた場合とは異なり、大量の古紙を効率よく処理できるばかりでなく、古紙Pの繊維が短く分断されることがないため、この古紙Pは再生パルプ原料物に適する。
・ 原材料をパルプ溶液にすることなく、ニーディングにより再生パルプ原料物を作製すれば、古紙等の原材料の繊維を解して、抄紙可能な製紙原料とすることができる。このため、大量の水を使用する必要がなく、環境負荷を低減できるとともに、省エネルギーを図ることができる。また、パルパーや脱水機等の大型機械や、スクイズポンプ等の特殊な機械が不要になって、前記と同様に省エネルギーを達成できるばかりでなく、設備を簡略化できるとともに、工場の設置スペースに関して省スペースを実現できる。
・ 原材料に水を加えてニーディングするため、原材料が軟化された状態で、繊維がほとんど断ち切られることなく、少ないエネルギで解繊される。このため、再生パルプ原料物の作製を有効に、かつ省エネルギで実行できる。
・ 原材料として、古紙Pを有効に再利用でき、省資源にも有効である。
・ 前記原材料に対する水の割合を、ケーキKの総量に対し重量比で50〜60%とすれば、ケーキKをそのまま脱墨機構14に送ることができ、工程及び取り扱いの簡略化に寄与できる。
・ ニーディングに先立って破砕機構11により原材料を破砕できるため、ニーディング処理を短時間で、かつ小さなパワーで行うことが可能になる。また、破砕機構11において原材料を加湿するようにしているため、原材料が柔らかくなり、ニーディングによる解繊をより確実に実行できる。
・ 処理管17内において、ニーディングブレイド群24と、送りスクリュー22手段とを同一回転軸20上に設けているため、処理管17内においてニーディングを連続して実行できるとともに、ニーディングのための構成をコンパクトにできる。
・ ニーディングブレイド群24に、原材料の送り込み機能が強化される送り込み機能強化領域41と、その送り込み機能強化領域41の下流側においてニーディング機能強化領域44とが設けられているため、ニーディングを順次連続して効果的に実行できる。しかも、前記ニーディング機能強化領域44は、ニーディング主強化領域42と、その主強化領域42の下流側において原材料に対する送り返し力を強化した送り返し強化領域43とを設けているため、ニーディング機能強化領域44におけるニーディングが充分かつ有効に実行される。
・ 送りスクリュー22に対する原材料の絡み付きを解除するための崩し金具23を設けているため、スクリュー22に対する原材料の絡み付きを抑制できて、原材料の送りを支障なく実行できる。
・ 各ニーディングブレイド24a,24b間に、原材料の移動を阻止するための阻止金具25を設けているため、原材料がニーディングブレイドとともに回動されることを防ぎ、しかも、阻止金具25そのものも原材料に対してニーディングを付与するため、効果的なニーディングを行うことができる。
・ 再生パルプ原料物の排出口27に処理管17内の内圧が所定以上になったときに閉鎖状態から開放されて再生パルプ原料物の排出を許容され、このため、処理管17内の内圧をほぼ一定の高い状態に維持できて、常に効果的なニーディングを達成できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、原材料として古紙Pのほかに、非木材のケナフ、ワラ、ヤシガラ等の未加工自然材料を含有する材料を使用すること。
・ ニーディングブレイド群24の構成を種々変更すること。例えば、各ニーディング部材24A〜24Iにそれぞれ2枚ずつニーディングブレイド24a,24bを設けたり、各ニーディング部材24A〜24Iの数を変更したり、ニーディングブレイド24a,24bの角度を例えば回転軸の回転方向線Lに対して60度にしたりすること。
・ 古紙P等に対する加湿を水蒸気の供給により行うこと。
一実施形態の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置を示す概略構成図。 図1の作製装置の作製機構を拡大して示す断面図。 図2の3−3線における拡大断面図。 図2の4−4線における拡大断面図。 図2の5−5線における拡大断面図。 (a)〜(d)は、図2の作製機構におけるニーディングブレイドの配列を示す構成図。 (a)〜(c)は、ニーディングブレイドと阻止金具との関連を示す模式図。 従来の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置を示す概略構成図。
符号の説明
11…破砕機構、12…作製機構、17…管路としての処理管、20…回転軸、22…送り手段としての送りスクリュー、23…解除手段としての崩し金具、24…ニーディング手段としてのニーディングブレイド群、24a,24b…ニーディングブレイド、25…阻止手段としての阻止金具、26…戻し部材、26a…戻し素子、28…圧力保持手段としてのエアダンパ、40…変形抑止手段としての補強板、41…送り込み機能強化領域、42…ニーディング主強化領域、43…送り返し強化領域、44…ニーディング機能強化領域、θ1…角度、θ2…角度、P…古紙。

Claims (14)

  1. 古紙よりなる原材料に水を加えてニーディングを施すことにより前記原材料に対する前記水の割合が総量に対し重量比で30〜45%である再生パルプ原料物を作製することを特徴とした古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法。
  2. 前記原材料がケナフ等の自然材料を含むことを特徴とした請求項1に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法。
  3. ニーディングに先立って原材料を破砕することを特徴とした請求項1または請求項2に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法。
  4. ニーディングに先立って原材料を加湿することを特徴した請求項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法。
  5. ニーディングにより古紙上の記録を消滅させることを特徴とした請求項1〜のうちいずれか一項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法。
  6. 前記再生パルプ原料物に対して脱墨処理等の後処理を施すことを特徴とした請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための方法。
  7. ニーディングブレイドを有するニーディング手段を備え、紙の原材料を前記ニーディング手段により水とともにニーディングすることで前記原材料に対する前記水の割合が総量に対し重量比で30〜45%である再生パルプ原料物を作製するようにしたことを特徴とする古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置
  8. 管路内に、前記ニーディング手段と、紙の原材料をニーディング手段へ送るための送り手段とを設けたことを特徴とする請求項7に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置。
  9. 前記送り手段及びニーディング手段が同一の回転軸上に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置。
  10. 前記ニーディング手段は、
    原材料の送り込み機能が強化されるようにニーディングブレイドを配列した送り込み機能強化領域と、
    その送り込み機能強化領域の下流側に配置され、原材料のニーディング機能が強化されるようにニーディングブレイドを配列したニーディング機能強化領域と
    を備えたことを特徴とする請求項7〜9のうちいずれか一項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置。
  11. 前記ニーディング機能強化領域は、
    原材料の送り方向を指向するニーディングブレイドと、その反対方向を指向するニーディングブレイドとを混在させた主強化領域と、
    その主強化領域の下流側に配置され、主強化領域よりも送り方向の反対方向を指向するニーディングブレイドの数を増やして原材料に対する送り返し力を強化した送り返し強化領域と
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置。
  12. 前記送り手段をスクリューにより構成し、そのスクリューに対する原材料の絡み付きを解除するための解除手段を前記管路に設けたことを特徴とする請求項8〜11のうちいずれか一項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置。
  13. 原材料送り方向に隣接するニーディングブレイド間において、原材料の移動を阻止するための阻止手段を前記管路に設けたことを特徴とする請求項〜12のうちのいずれか一項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置。
  14. 前記ニーディング手段の下流側に再生パルプ原料物の排出口を設けるとともに、その排出口には管路内の内圧が所定以上になったときに閉鎖状態から開放されて再生パルプ原料物の排出を許容することにより、管路内の圧力を保持する圧力保持手段を設けたことを特徴とする請求項〜13のうちのいずれか一項に記載の古紙の記録消滅と再生パルプ原料回収のための装置
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