JP4673773B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス扉及びその開閉を施錠するための鍵機構を有する遊技機に関する。
パチンコ機の如き遊技機において、前面のガラス扉は遊技盤面を落下する遊技球を遊技機の外部に散逸させないための役割を担うとともに、遊技者が遊技盤面に接触して不正をできないようにするための役割をも担っている。このガラス扉は遊技盤面上に設けられた役物や釘の保守作業などのために開閉自在に設けられているため、上記した役割を損なわないようにしつつガラス扉の開閉に関係する多くの機構が遊技機に与えられているのである。
まず、遊技球を遊技機の外部に散逸させないためのガラス扉の役割を確実にするための機構としては、遊技球の発射装置と関係した機構がある。例えば、遊技盤面上に植設された釘の間に遊技球が挟まってしまった場合や、電動チューリップの可動片の間に遊技球が詰まってしまう玉噛みを生じた場合には、ホールの係員がガラス扉を開けて手作業で当該遊技球を取り除いている。ホールの係員がガラス扉を開けているところに遊技球が発射されてしまうと、遊技球は遊技機の外部へ散逸してしまって無駄玉となってしまう。これに対して、特許文献1は、ガラス扉の裏側にマイクロスイッチを設けてガラス扉が開動したことを検知できるようになっており、この検知信号に応じて遊技球発射装置の作動を停止する装置を設けた遊技機を開示している。かかる装置を有する遊技機によれば、ガラス扉が開けられたときに遊技者によって発射ノブが回動されていたとしても遊技球は発射されないので、遊技球の遊技機外部への散逸を防止することができるのである。
更に、遊技者が遊技盤面に接触して釘を曲げるなどの不正をできないようにするためのガラス扉の役割を確実にするための機構としては、ガラス扉を施錠する鍵と関係した機構がある。一般的に、ガラス扉にはホールの係員以外が開閉できないようにガラス扉を施錠するための鍵機構が与えられている。しかしながら、鍵を破壊するなどの手段によってガラス扉を開けられてしまって遊技盤面に不正に接触されてしまうことがある。これに対して、特許文献2は、鍵を用いることなくガラス扉を開けた場合に警報を発する装置を設けた遊技機を開示している。当該遊技機は、ガラス扉の開放を検知するセンサーと、鍵穴に鍵がセットされていることを検出するセンサーとを有しており、鍵穴に鍵をセットしないでガラス扉が開放されると2つのセンサーからの信号によってこれを不正と判断して警報を発するのである。
特開2001−112944 特開2005−204779
遊技盤面を落下する遊技球は釘や役物に衝突しながら遊技領域の下部の排出口に最終的に辿り着く。よって遊技盤面の遊技領域に打ち出された遊技球が排出口などから遊技機の内部に回収されるまでの間には相当の時間を要する。故に、ガラス扉が開動してから遊技球発射装置が停止したとしても、既に遊技領域に打ち出されてしまった遊技球はガラス扉の開いた隙間から遊技機の外部へと散逸してしまうことがある。よってガラス扉を開けた時点で既に遊技領域に打ち出されてしまっている遊技球も遊技機の外部に散逸させないための機構が求められる。
また、ガラス扉の開閉を施錠するための鍵を保管するホールから鍵が流出してしまったり、鍵のコピーが出回ってしまった場合にこれを用いてガラス扉が開けられてしまうことがある。このような場合、鍵穴に鍵がセットされていることを検出するセンサーは正常に反応してしまうため、ガラス扉が開けられても不正を検知することは出来ない。よってホールの係員以外が遊技盤面に不正に接触し難い確実な機構が求められる。
本発明は以上の如き背景からなされたもので、遊技球が遊技機の外部に散逸しないようにするとともに、ホールの係員以外が遊技盤面に容易に不正に接触できないようにした遊技機及びそのための警報制御装置の提供を目的とする。
本発明による遊技機は、遊技盤を保護するガラス扉と、前記ガラス扉の開放を検知する扉開放検知センサーと、を有するハンドルを操作して遊技球を前記遊技盤面上に打ち出す遊技機であって、前記ガラス扉の閉鎖状態を維持するロックと、前記ロックのロック状態を解除する鍵機構と、前記鍵機構の鍵穴への鍵の挿入を検知する鍵挿入検知センサーと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、鍵機構の鍵穴に鍵を挿入したことを検知することができるので、遊技者がハンドルを操作したままでガラス扉を開けようとしてもこれを鍵の挿入時点で検知することができるのである。よって遊技者はガラス扉が開く前に遊技球の打ち出しを停止できるので遊技球を遊技機の外部に散逸しないようにすることができるのである。また、鍵機構の鍵穴に鍵を挿入したことを検知することができるとともに、ガラス扉の開放を検知することができるので、鍵を使用せずにガラス扉を開ける不正を検知することができるのである。また、鍵機構の鍵穴に鍵を挿入したことを検知して不正をより早く発見することが出来るのである。よってホールの係員以外が遊技盤面に不正に接触し難くすることができるのである。
また、本発明による遊技機は、遊技盤を保護するガラス扉と、前記ガラス扉の開放を検知する扉開放検知センサーと、を有するハンドルを操作して遊技球を前記遊技盤面上に打ち出す遊技機であって、前記ガラス扉の閉鎖状態を維持するロックと、前記ロックのロック状態を解除する鍵機構と、前記鍵機構の鍵穴への鍵の挿入を検知する鍵挿入検知センサーと、遊技球の発射をなすハンドルへの遊技者の接触を検知するタッチセンサーと、を有し、前記鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号及び前記タッチセンサーからのタッチ検知信号に応じて第1警報を発するとともに、前記扉開放検知センサーからの扉開放検知信号及び前記タッチセンサーからのタッチ検知信号に応じて第2警報を発することを特徴とする。
本発明によれば、遊技球の発射をなすハンドルへの遊技者の接触を検知するとともに、鍵機構の鍵穴に鍵を挿入したことを検知して第1警報を発することができるので、遊技者がハンドルを操作したままでガラス扉を開けようとすることを鍵の挿入時点で検知することができるのである。よってガラス扉が開く前に遊技球の打ち出しを停止できて遊技球を遊技機の外部に散逸しないようにすることができるのである。また、ガラス扉の開放を検知するするとともに、鍵機構の鍵穴に鍵を挿入したことを検知して不正警報を発することができるので、鍵を使用せずにガラス扉を開ける不正を検知することができるのである。よってホールの係員以外が遊技盤面に不正に接触し難くすることができるのである。

発明を実施するための形態
本発明による遊技機は、遊技盤を保護するガラス扉と、ガラス扉の開放を検知するマイクロスイッチや光学スイッチからなる扉開放検知センサーと、遊技球の発射をなすハンドルへの遊技者の接触を検知するタッチセンサーと、を有する遊技機である。また当該遊技機は、ガラス扉の閉鎖状態を維持するロックと、当該ロックのロック状態を解除する鍵機構と、鍵機構の鍵穴への鍵の挿入を検知する鍵挿入検知センサーと、を有する。
ここで当該遊技機は、鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号が存在しないときに扉開放検知センサーからの扉開放検知信号に応じて不正警報を発する不正警報手段を有する。これにより鍵を使用せずに、ガラス扉を開けるような不正、例えば、遊技機本体に穴を開けてその穴から治具を挿入してロック状態を解除してガラス扉を開けられてしまったような場合に警報を発することが出来るのである。かかる警報は既にガラス扉を開けられてしまっているので緊急度の高い警報が与えられる。
当該遊技機は、鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号及びタッチセンサーからのタッチ検知信号に応じて第1警報を発する第1警報手段を有する。これにより遊技者がハンドルを操作したままでホールの係員などがガラス扉を開けようとすることを、鍵の挿入時点でいち早く検知することができる。よって、既に遊技盤内に打ち出されている遊技球も含めて、これらを遊技機の外部に散逸することを防止できるのである。第1警報とともに遊技球の打ち出しを停止する機構を設けても良い。
当該遊技機は、扉開放検知センサーからの扉開放検知信号及びタッチセンサーからのタッチ検知信号に応じて第2警報を発する第2警報手段を有する。これにより第1警報に続いて、ハンドルを操作したままでガラス扉を実際に開けようとすることに対して警報を発することが出来る。よって、遊技球を遊技機の外部に散逸することを確実に防止することができるのである。かかる警報は既にガラス扉を開けられてしまっているので第1警報よりも緊急度の高い警報が与えられる。第1警報と同様に第2警報とともに遊技球の打ち出しを停止する機構を設けても良い。鍵挿入時点でハンドルを操作していないと第1の警報は発せられないが、その後、扉が開放した時点でハンドルを操作したときには第2の警報だけが発せられるからである。
当該遊技機は、タッチセンサーからのタッチ検知信号が存在しないときに鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号に応じて第3警報を発する第3警報手段を有する。これにより鍵の挿入がホールの係員などの正当な理由によるものかどうかをより早期に確認することが出来得て、不正を防止することが可能となるのである。かかる警報は主としてホールの係員に確認を促す警報であって周囲の遊技者への影響を考慮して軽度な警報であるべきだが、一方で不正者にとっては警報となるべきである。例えば、第3警報は遊技機の外部に設けた警報制御装置において強く発せられるようになっていて、係員の確認を促すものであっても良い。
なお、鍵挿入検知センサーは正規の鍵が挿入したときのみ反応するようにしてもよい。すなわち、異物が鍵穴に挿入されても鍵挿入検知センサーは反応はしない。このとき鍵穴に異物が挿入されたときは扉は開かないので第1警報が発せられる必要はない。また異物の挿入によって扉が開いてしまった場合についてまで無駄玉についての考慮を必要とはしないので第1警報は発せられる必要はない。一方、異物が鍵穴に挿入されたにも関わらず扉を開放したときは、不正警報が発することができるのである。
ところで、不正警報手段、第1警報手段、第2警報手段、第3警報手段は、遊技機と離間した位置にある警報制御装置内に設けても良い。警報制御装置は、警報を発すべき状態となった遊技機から離間した位置に設置されて、当該遊技機の周囲にいる者に気づかれずにホールの係員のみが警報を受け得るようにできるのである。また、警報制御装置によって管理される遊技機は複数あってもよく、このとき警報制御装置は、遊技機の各々の鍵挿入検知センサー、扉開放検知センサー、及び、タッチセンサーからの検知信号を受信して、各遊技機毎に不正警報、第1警報、第2警報及び第3警報の必要性を判断するのである。そして警報を発する必要のあると判断された遊技機について、これを特定する手段を警報制御装置に有していることが好ましい。これにより遊技機毎に警報制御装置を設けなくとも良いのでコストを低減することができるのである。
本発明による遊技機の実施例について図1乃至図6を用いて詳細に説明する。
特に図1及び図2に示すように、遊技機1はパチンコ機の如き遊技球を遊技盤2の遊技領域へ向けて打ち出して遊技を行う遊技機である。遊技機1は本体部31とこれに開動自在に取り付けられた前面ガラス扉32とを含む。遊技盤2の中央部には中央役物装置3が設けられている。中央役物装置3はその中央部に凹部4を有し、凹部4の後方、すなわち底部には遊技盤2の表面と略平行に略矩形の表示部3aが取り付けられている。表示部3aは液晶パネルなどからなり、各種の遊技情報が表示される。中央役物装置3の凹部4内の下部には略水平な面内において延在して遊技球をこの上に滞留させるためのステージ5がある。ステージ5の中央部には遊技盤1に垂直な方向に伸びるように形成された溝部5aがある。中央役物装置3の両側部には遊技球を中央役物装置3の凹部4の内部に導く入賞口装置6がある。入賞口装置6は遊技盤1上を落下する遊技球を受け止めるようにして上方に向けた開口を有しており、開口は図示しない遊技球案内通路によって中央役物装置3の凹部4の側壁の開口と連通している。すなわち入賞口装置6の開口に入った遊技球は図示しない連通通路を通ってやはり図示しない側壁の開口から凹部4の内部へと導かれてステージ5上に落下するのである。この一部の遊技球は溝部5aに落下して、溝部5aに沿って進み、遊技盤2と垂直な方向へ中央役物装置3から落下する。また一部の遊技球は溝部5a以外の部分から中央役物装置3の下方へ落下する。溝部5aからの落下経路下方には、上方へ向けた開口を有する始動入賞口(チャッカー)7がある。始動入賞口7に遊技球が入球するとこれを図示しないセンサーが検知して後述する遊技制御部101の遊技制御CPU91(図4参照)の内部で抽選が行われるのである。
始動入賞口7の下方には、大入賞口装置8が設けられている。大入賞口装置8は、始動入賞口7に遊技球が入球して遊技制御部101の遊技制御CPU91で行われる内部抽選の結果、「当たり」が得られると所定時間だけ大入賞口が開放されて遊技球がその内部に進入可能となるのである。大入賞口に遊技球が入球すると一定数の賞球が遊技者に払い戻されるのである。遊技盤2の遊技領域の最下部には最終的に「はずれ」として遊技球を遊技機1の内部に回収ための排出口9が設けられている。
遊技機1を正面から見て右手には遊技球を遊技領域に打ち出すためのグリップ状のハンドル11が設けられている。ハンドル11にはリング12が回動自在に嵌め込まれていて、このリング12を遊技者が回動すると、その回動角度に応じて遊技盤2の遊技領域に打ち出される遊技球の速度が調整できるのである。リング12にはこれに遊技者が触れていることを検知するタッチセンサー51(図4参照)が設けられている。タッチセンサー51からの信号は後述する警報制御部102の警報制御CPU92に送出される。
遊技機1を正面から見て前面ガラス扉32の左側部にはヒンジ33が取り付けられており、前面ガラス扉32は本体部31の左側部に回動自在に枢着している。前面ガラス扉32及び本体部31にはこれらの閉鎖状態を維持するための鍵機構が設けられている。
特に図3を参照すると、本体部31のシャーシ31’の右側部上下2カ所には、上下方向に細長い貫通穴31aが設けられている。なお、2カ所の鍵機構の構造は同一であるので、ここでは一方の鍵機構についてのみ説明する。貫通穴31aには板状部材であって、その一端部近傍に略矩形の切り欠き部17aを有する爪部材17が貫挿されている。爪部材17はシャーシ31’が切り欠き部17aの内部に位置するようにして、中央部近傍の回動ピン17bを中心に開動自在に軸支されている。なお、回動ピン17bはシャーシ31’の裏側にある。シャーシ31’の裏側に位置する爪部材17の後方端部近傍には、シャーシ31’の裏側に立設されたステイ18に一端部を固定されたバネ19が取り付けられている。このバネ19によって、爪部材17は、図3において反時計方向に付勢されている。このとき切り欠き17aの底部17a’が貫通穴31aの周縁端部に当接して爪部材17は停止しているのである。更に、爪部材17の切り欠き17aの前方には先端方向に向けて幅を減じるように傾斜させた傾斜部17cが形成されている。
ここで前面ガラス扉32がヒンジ33を軸に本体部31に接近すると、前面ガラス扉32の裏側に取り付けられたフック20が爪部材17の先端の傾斜部17cに当接する。更に、前面ガラス扉32が本体部31に向けて移動すると、フック20は爪部材17の傾斜部17cに摺接しながら爪部材17を回動ピン17bを中心に時計方向に回動せしめるのである。そしてフック20が傾斜部17cを越えると、フック20は切り欠き17aの内部に入るとともに、バネ19の収縮力によって爪部材17が回動ピン17bを中心に図3の反時計方向に回動して、再び爪部材17aの切り欠き17a’が貫通穴31aの周縁端部に当接して停止するのである。これによりフック20は爪部材17の切り欠き17a’にあって、前面ガラス扉32が本体部31から離間する方向へ移動することを規制されるのである。つまり、前面ガラス扉32の閉鎖状態を維持するロック状態となるのである。
更に本体部31の右側部のシャーシ31’に設けられた鍵穴21に鍵22を挿入して回動すると、図示しないリンク機構によりシャーシ31’の裏側にある爪部材17の後方端部近傍のバネ19を伸長させるような方向の力Fが与えられるのである。これにより、爪部材17は回動ピン17bを中心に図3の時計方向へ回動して、爪部材17の切り欠き部17a’の一部がシャーシ31’の裏側に当接するのである(図3の破線参照)。これによりフック20は切り欠き部17a’の外部に位置することとなるので、爪部材17とフック20との係合がはずれるのである。つまり、前面ガラス扉32は本体部31に対して回動自在となるのである。
ここでフック20と爪部材17とが離間するとこれを検知して信号を発する扉開放検知センサー52が遊技機1に設けられている(図4参照)。扉開放検知センサー52は爪部材17とフック20との接触を検知する電気導通センサーであって、爪部材17とフック20とが離間すると信号を警報制御部102の警報制御CPU92に送出するのである。扉開放検知センサー52は前面ガラス扉32が開けられたことを検知できるセンサーであれば良く、マイクロスイッチや光学検知スイッチの如きであっても良い。しかしながら電気導通センサーであれば前面ガラス扉32の開動する角度が小さくとも反応可能なため、これをいち早く、確実に検出することが出来るのである。
また、鍵穴21にはこれに対応した正規な鍵22が挿入されると検知信号を発する鍵挿入検知センサー53が設けられている(図4参照)。つまり、鍵穴21に異物を挿入しても鍵挿入検知センサー53からの検知信号は発せられないのである。なお、鍵穴21及び鍵22は電気錠であっても良い。かかる場合、鍵穴21に正規な鍵22が挿入されたかどうかの検知信号を得ることが容易となるので好ましい。鍵22が電気錠であれば上記した爪部材17を移動させるための力Fはモーターやソレノイドなどによって与えられることが好ましい。
特に図4を参照すると、遊技内容を決定する遊技制御部101は遊技制御CPU91を含む。遊技制御CPU91には、RAM91a及びROM91bが接続されている。また、警報制御部102は警報制御CPU92を含む。警報制御CPU92には、RAM92a及びROM92bが接続されている。警報制御CPU92には、タッチセンサー51、扉開放検知センサー52及び鍵挿入検知センサー53の3つのセンサーが接続されている。更に、警報制御CPU92には、警報信号の種類に従って音声警報などを発するスピーカーや視覚的な警報を発する光フラッシュなどを含む警報器61が接続されている。
次に、図1乃至図6を参照しながら、本発明による遊技機1の動作について説明する。
特に図4及び図5を参照すると、警報制御部102の警報制御CPU92では常に検出ルーチンが実行されている。まず、鍵挿入検知センサー53からの鍵挿入を知らせる鍵挿入検知信号が受信されているかどうかを検出する(S01)。信号が受信されているときは、パラメータKを1に、信号が受信されていないときはパラメータKを0として警報制御CPU92に接続されたRAM92bに値を転送する。次に、扉開放検知センサー52からの扉の開放を知らせる扉開放検知信号が受信されているかどうかを検出する(S02)。信号が受信されているときは、パラメータTを1に、信号が受信されていないときはパラメータTを0としてRAM92bに値を転送する。更に、タッチセンサー51からのハンドル11に遊技者が触れているかどうかを知らせるタッチ検知信号が受信されているかどうかを検出する(S03)。信号が受信されているときはパラメータHを1に、信号が受信されていないときはパラメータHを0としてRAM92bに値を転送する。なお、鍵挿入検知センサー53、扉開放検知センサー52及びタッチセンサー51からの信号によるパラメータの取得の手順はどのような順番でなされても良い。
特に図4及び図6を参照すると、警報制御部102の警報制御CPU92は検出ルーチンに続いて、警報ルーチンを実行する。
まずRAM92a内のパラメータK、T及びHが同じくRAM92a内に記憶されている1つ前の検出ルーチンのときのパラメータK’、T’及びH’にそれぞれ同一であるかどうかを判断する(S11)。これらが一致したときは、既に同じ警報が発せられているので警報ルーチンは終了する。なお、一番最初に検出ルーチンが実行されたときは、RAM92a内にパラメータK’、T’及びH’は記憶されていないためパラメータK、T及びHがパラメータK’、T’及びH’に一致することはなく、必ず次のステップに進むのである。
次に、RAM92a内のパラメータK及びTについて、(K,T)=(0,1)であるかどうかを判断する(S12)。つまり、鍵穴21に鍵22が挿入されていないにも関わらず前面ガラス扉32が開放された不正を検出しているのである。この条件が検出されたときは、警報制御CPU92はROM92bに予め記憶されている不正警報の信号を取得して警報器61へ信号を送出する。このとき警報器61は不正警報手段として働き、かかる信号を受けて不正警報を発するのである。なお、警報器61が不正警報を発すると電源がオフとなるまでリセットできずに警報を発し続けることが好ましい。不正警報は、ホールの係員に不正を知らせるための警報であって、「鍵を用いずに扉が開きました。」の如き音声警報や、サイレンの如きであっても良い。一方、上記した条件が満たされていないときは次のステップに進む。
RAM92a内のパラメータT及びHについて、(T,H)=(1,1)であるかどうかを判断する(S13)。つまり、ハンドル11を操作しながら前面ガラス扉32が開放されてしまって遊技球が遊技機1の外部に散逸してしまう可能性が高い場合を検出しているのである。この条件が検出されたときは、警報制御CPU92はROM92bに予め記憶されている対応する第2警報の信号を取得して警報器61に送出する。このとき警報器61は第2警報手段として働き、かかる信号を受けて第2警報を発するのである。第2警報は、「前面扉が開いています。ハンドルを離してください。」の如き音声警報であって、遊技者にハンドル11から手を離すことを促すための警報である。これは後述する第1警報よりも緊急性が高い警報であるから、第1警報よりも遊技者に強く注意を促すものであるべきである。例えば、第1警報よりも音量を大にしたり、フラッシュによる視覚的な警報を合わせて行うべきである。警報制御CPU92は警報器61に信号を送出すると、パラメータK、T及びHをパラメータK’、T’及びH’にそれぞれ代入して、RAM92aに上書きする(S17)。これにより警報ルーチンを終了する。一方、上記した条件が満たされていないときは次のステップに進む。
次に、RAM92a内のパラメータK及びHについて、(K,H)=(1,1)であるかどうかを判断する(S14)。つまり、ハンドル11を操作しながら鍵穴21に鍵22が挿入されて前面ガラス扉32が開放されようとしており、遊技球が遊技機1の外部にいずれ散逸してしまう可能性がある場合を検出しているのである。この条件が検出されたときは、警報制御CPU92はROM92bに予め記憶されている対応する第1警報の信号を取得して警報器61に送出する。このとき警報器61は第1警報手段として働き、かかる信号を受けて第1警報を発するのである。第1警報は、「鍵が挿入されました。ハンドルを離してください。」の如き音声信号であって、遊技者にハンドル11から手を離すことを促すための信号である。警報制御CPU92は警報器61に信号を送出すると、パラメータK、T及びHをパラメータK’、T’及びH’にそれぞれ代入して、RAM92aに上書きする(S17)。これにより警報ルーチンを終了する。一方、上記した条件が満たされていないときは次のステップに進む。
次に、RAM92a内のパラメータKについて、K=1であるかどうかを判断する(S15)。つまり、鍵穴21に鍵22が挿入されて前面ガラス扉32が開放されようとした場合である。ここで第1警報が発せられないときに本ステップが実行されるのであるから、Hは必ず0である。すなわちハンドル11の操作はされていないのである。ハンドル11を操作せずに鍵22が鍵穴21に挿入されるのは、ホールの係員が球詰まりなどのために前面ガラス扉32を不正なく開ける場合と、不正に遊技者が開ける場合とがある。この条件が検出されたときは、警報制御CPU92はROM92bに予め記憶されている対応する第3警報の信号を取得して警報器61に送出する。このとき警報器61は第3警報手段として働き、かかる信号を受けて第3警報を発するのである。第3警報は、「鍵が挿入されました。」の如き音声信号であって、ホールの係員が前面ガラス扉32を開けるときは、当該遊技機の周りの遊技者の遊技の迷惑にならないような警報でなければならない。また不正の場合にあっては、前面ガラス扉を開けることを未然に防ぐような警報となるのである。ここで、不正が行われるのはガラス扉が開放された後であるから、より早く第3警報がなされることでホールの係員が鍵22の鍵穴21への挿入が不正かどうかの確認が確実に出来るのである。警報制御CPU92は警報器61に信号を送出すると、パラメータK、T及びHをパラメータK’、T’及びH’にそれぞれ代入して、RAM92aに上書きする(S17)。これにより警報ルーチンを終了する。一方、上記した条件が満たされていないときは次のステップに進む。
以上のステップにおいて条件を満たさなかったときは警報を発しない場合若しくは警報を解除すべき場合である。よって警報を解除する信号を警報器61へ送出する(S16)。そして、パラメータK、T及びHをパラメータK’、T’及びH’にそれぞれ代入して、RAM92aに上書きする(S17)。これにより警報ルーチンを終了する。
以上の警報ルーチンではより警報の緊急性の高いものから優先的に発せられるのである。よってある警報が発せられる状態が治癒しても、より軽度の警報が発せられる状態であれば警報が発せられ続けるのである。
表1は、センサーの信号と警報の種類をまとめたものである。
Figure 0004673773
更に、図7を用いて本発明による他の警報制御装置の実施例を説明する。
複数の遊技機1に対して警報制御装置71は1台設けられる。警報制御装置71は遊技機1と離間されて、例えばホールの制御室などに設置される。複数の遊技機1はぞれぞれタッチセンサー51、扉開放検知センサー52及び鍵挿入検知センサー53を有しており、それらの出力は遊技機1毎の中継器93に送出される。なお、センサーの詳細は、上記した実施例1の遊技機1の場合と同じであるので詳述しない。警報制御装置71は、警報制御CPU92、これに接続されたRAM92a及びROM92b、警報器61を含む。各遊技機1のタッチセンサー51、扉開放検知センサー52及び鍵挿入検知センサー53の検出信号は、それぞれの遊技機1の中継器93を経て、若しくは、直接、警報制御装置71の警報制御CPU92に送出される。警報制御CPU92はこれらの信号を送出した遊技機1毎に検出ルーチン及び警報ルーチンを実行するのである。警報を発する必要が生じたときは、警報器61は警報を発する元となった遊技機1を特定する表示装置にこれを表示しつつ、警報を発するのである。
なお、検出ルーチン及び警報ルーチンについては上述したのと同じであるので詳述しない。
上記した警報制御装置71において、警報器61を電波によって信号を受信するワイヤレス携帯端末としてもよい。この場合、複数の携帯端末を設けて、ホールの係員が有してもよい。かかる携帯端末によれば、警報を受信する場所が限定されないので好ましい。
本発明による遊技機の斜視図である。 本発明による遊技機の斜視図である。 本発明による遊技機の要部の断面図である。 本発明による遊技機のブロック図である。 本発明による遊技機の制御フローチャートである。 本発明による遊技機の制御フローチャートである。 本発明による警報制御装置のブロック図である。
符号の説明
1 遊技機
2 遊技盤
3 中央役物装置
3a 表示部
5 ステージ
6 入賞口装置
7 始動入賞口
8 大入賞口
9 排出口
11 ハンドル
12 リング
17 爪部材
18 ステイ
19 バネ
20 フック
21 鍵穴
22 鍵
31 本体部
31’ シャーシ
31a 貫通穴
32 前面ガラス扉
33 ヒンジ
51 タッチセンサー
52 扉開放検知センサー
53 鍵挿入検知
61 警報器
71 警報制御装置
91 遊技制御CPU
91a RAM
91b ROM
92 警報制御CPU
92a RAM
92b ROM
93 中継器
101 遊技制御部
102 警報制御部

Claims (3)

  1. 遊技盤を保護するガラス扉と、前記ガラス扉の開放を検知する扉開放検知センサーと、
    を有するハンドルを操作して遊技球を前記遊技盤面上に打ち出す遊技機であって、
    前記ガラス扉の閉鎖状態を維持するロックと、
    前記ロックのロック状態を解除する鍵機構と、
    前記鍵機構の鍵穴への鍵の挿入を検知する鍵挿入検知センサーと、
    遊技球の発射をなすハンドルへの遊技者の接触を検知するタッチセンサーと、を有し、
    前記鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号及び前記タッチセンサーからのタッチ検知信号に応じて第1警報を発するとともに、前記扉開放検知センサーからの扉開放検知信号及び前記タッチセンサーからのタッチ検知信号に応じて第2警報を発することを特徴とする遊技機。
  2. 前記鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号が存在しないとき前記扉開放検知センサーからの扉開放検知信号に応じて不正警報を発することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記タッチセンサーからのタッチ検知信号が存在しないとき前記鍵挿入検知センサーからの鍵挿入検知信号に応じて第3警報を発することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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