JP4673678B2 - 超音波撮像装置 - Google Patents
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Description
2次元アレイ型超音波トランスデューサを用いて医療診断用の3次元撮像を実現するためには、トランスデューサから引き出す信号線数が問題となる。すなわち、2次元アレイ全体で103個から104個程度の素子が必要となり、信号線をすべて独立に超音波トランスデューサから引き出したのでは、信号線の本数が増加し、接続ケーブルが太く、扱い難くなる。
この課題を解決するため、2次元アレイ型超音波トランスデューサにスイッチ回路を搭載して、アレイを構成する素子同士をこのスイッチ回路により適宜接続してからケーブルに接続することにより、引き出すケーブル数を1桁から2桁少なくする方法が開示されている(特許文献1)。焦点位置から発せられた超音波が、平面状の受信面に到達するときの位相分布は同心円状をなしている。そのため、特許文献1では、同じ同心円状にある素子同士を接続して、同じケーブルに接続し、信号を引き出すことが行われている。さらに、素子同士を接続するパターンはビーム形成方向によって変化するので、スイッチ回路によって接続パターンを変更している。
そこで、本発明は、高速撮像に適する複数ビームの同時形成を可能とした超音波撮像装置を提供することを課題とする。
X線・MRIなど他の画像診断モダリティにない超音波診断装置の最大の特長は、リアルタイム画像表示を可能とする撮像速度の速さにある。すなわち、ヒト視覚の時間分解能である約30ms毎に画像更新可能な撮像速度の速さである。さらに、低速再生により心臓の弁の動きを診断することを目的に、15ms毎に画像取得する時間分解能を実現することすら可能である。
アレイ型トランスデューサによる送受信ビーム形成を自由に行うには、アレイを構成する素子の配列方向の寸法を半波長程度以下にする必要がある。この寸法は、超音波診断用として一般的な2MHzから3MHzの超音波周波数を用いるとき、0.25mmから0.37mm程度である。一方、肋間から心臓を撮像するために方位分解能を多少犠牲にした小型の送受信口径であっても、12mmから20mm程度の幅を持っている。
以下,本発明の一実施形態である超音波診断装置(超音波撮像装置)について図を用いて説明する。
図6は、パルスエコー法を基本とする超音波診断装置の典型的な構成を示すブロック図である。送受信シークエンス制御部12は、送波ビームフォーマ13、受波ビームフォーマ20、切り替えSW群11及び束ねSW制御部10を制御する。切り替えSW群11及び束ねSW制御部10は、超音波探触子を構成するアレイ型トランスデューサ素子群1をブロック毎に接続する束ねSWブロック(スイッチ)2に対して、それらの接続パターンを制御する信号を与える。
次に、本実施形態の超音波診断装置を用いて形成される受信音場の例を以下に示す。
図7から図10は、焦点を方位方向にシフトさせた第1から第4の受信ビームの焦点面上ビームパターンである。これらの図は、x,y方向(方位方向)の10mmまでについて、受信感度を規格化している。超音波周波数3MHz、64×64個の素子よりなる16mm×16mmの受信口径を4行×4列に等分割して、受信面から60mm離れた焦点面上4mm四方の正方形の各頂点に受信ビームを同時形成した。いずれの受信ビームについてもサイドローブが見られるものの、その主ビームに対する相対感度0.2程度は、実用上問題のない範囲にある。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記実施形態は、送信時に単一のビームを形成して所定の焦点位置に収束させたが、複数ビームを形成して送信することもできる。
(2)前記実施形態は、4×4の矩形形状に16分割したが、同心円の角度方向に等分割することもできる。
2 束ねSWブロック(選択手段、マルチプレクサスイッチ)
10 束ねSW制御部
11 切り替えSW群
12 送受信シークエンス制御部
13 送波ビームフォーマ
20 受波ビームフォーマ
21 受波メモリ
22 選択SW
23 フィルタ
24 包絡線信号検出器
25 スキャンコンバータ
26 表示部
Claims (2)
- 複数のトランスデューサ素子が2次元的に配列された2次元超音波トランスデューサを用いて対象物に対してパルス状超音波を送信し、前記各トランスデューサ素子が前記パルス状超音波の反射波を受信し、前記各トランスデューサ素子が送信した時刻から前記各トランスデューサ素子が受信した時刻までの経過時間に対応する各遅延時間を前記受信した受信信号に与えて前記対象物を撮像する超音波撮像装置であって、
前記複数のトランスデューサ素子は、複数のブロックに分割され、
前記各遅延時間は、前記各ブロック毎に前記各トランスデューサ素子を選択する選択手段を介した前記受信信号に与えられ、前記反射波を焦点面上の異なる位置に配列する複数のビームに形成せしめる時間であり、
前記選択手段は、前記複数のビームの中心位置に焦点を形成する際の等位相領域の素子を互いに接続するマルチプレクサスイッチであり、
前記各ブロックは、前記異なる位置の逆格子に対応した分割線を境界とする
ことを特徴とする超音波撮像装置。 - 複数のトランスデューサ素子が2次元的に配列された2次元超音波トランスデューサを用いて対象物に対してパルス状超音波を送信し、前記各トランスデューサ素子が前記パルス状超音波の反射波を受信し、前記各トランスデューサ素子が送信した時刻から前記各トランスデューサ素子が受信した時刻までの経過時間に対応する各遅延時間を前記受信した受信信号に与えて前記対象物を撮像する超音波撮像装置であって、
前記複数のトランスデューサ素子は、複数のブロックに分割され、
前記各遅延時間は、前記各ブロック毎に前記各トランスデューサ素子を選択する選択手段を介した前記受信信号に与えられ、前記反射波を焦点面上の異なる位置に配列する複数のビームに形成せしめる時間であり、
前記選択手段は、前記複数のビームの中心位置に焦点を形成する際の等位相領域の素子を互いに接続するマルチプレクサスイッチであり、
前記2次元超音波トランスデューサの口径は、矩形形状をなし、
前記各ブロックの境界は、前記矩形形状に対して平行に4行4列に等分割し、
前記複数のビームは、4本のビームに形成されることを特徴とする超音波撮像装置。
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