JP4672351B2 - 電話交換システム - Google Patents

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本発明は、例えば企業や官公庁等で、無線電話機が所属する所属元無線基地局を収容接続する所属元交換機と、移動先無線基地局を収容接続する移動先交換機と、前記所属元交換機及び前記移動先交換機間を通話接続する通話回線とを有し、前記無線電話機が前記移動先交換機の前記移動先無線基地局を通じて通話した際の課金情報を管理する電話交換システムに関する。
通常、通話料金の管理は発信した局線が収容されている電話交換機内または電話交換機に接続された通話料金管理端末によって行われている。
また、近年、企業内で使用する内線電話機の無線化に伴い、自分の無線電話機を移動先の電話交換機内でも使用するケースは増加傾向にある。従って、例えば無線電話機が所属する所属元交換機以外の移動先の電話交換機に収容接続されている無線基地局を使用して通話した場合、この通話料金は移動先交換機にて管理されることになる。
しかしながら、無線電話機の通話料金は、どこの事業所等の電話交換機に収容されている無線基地局を使用して通話したとしても、同無線電話機が所属する事業所等の電話交換機で管理されるべきものである。
そこで、例えば所属元交換機に所属する無線電話機が移動先交換機の無線基地局を使用して通話した場合でも、同通話料金を無線電話機が所属する所属元交換機で管理するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
このような特許文献1のシステムによれば、移動先交換機の無線基地局を使用した無線電話機の通話終了を同移動先交換機側で検出すると、この無線電話機の通話料金を課金情報として、電話回線を通じて所属元交換機に通知するようにしたので、所属元交換機は、無線電話機が移動先交換機で使用した通話料金を管理することができる。
特開2002−27147号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、特許文献1のシステムによれば、移動先交換機内の無線基地局を使用した無線電話機の通話終了を移動先交換機側が検出すると、移動先交換機は、同通話料金を算出し、電話回線を通じて、同通話料金を課金情報として同無線電話機が所属する所属元の電話交換機に通知するようにしたが、例えば保守作業や障害等で電話回線(通話線及び制御線を含む)が使用できなくなると、重要な課金情報を所属元の電話交換機に通知することができず、所属元交換機側では無線電話機の課金情報の欠落が生じる虞がある。
また、近年では事業所等の電話交換機毎に交換設備使用料金を徴収するシステムが広く普及しているが、特許文献1のシステムにおいて所属元交換機に通知する課金情報には交換設備使用料金は含まれておらず、交換設備使用料金を徴収するシステムが主流となっている昨今においては、電話交換機毎の交換設備使用料金の料金格差も広がっていることを考慮すると、このような交換設備使用料金を徴収するシステムに対応できるシステムが望まれているのも現状である。
そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば保守作業や障害等で電話回線が使用できなくなったとしても、移動先交換機を使用した無線電話機の課金情報を同無線電話機が所属する所属元交換機に確実に通知することができる電話交換システムを提供することにある。
また、その目的とするところは、交換設備使用料金を徴収するシステムにも対応した電話交換システムを提供することにある。
上記目的を解決するため本発明の電話交換システムは、無線電話機が所属する所属元無線基地局を収容接続する所属元交換機と、移動先無線基地局を収容接続する移動先交換機と、前記所属元交換機及び前記移動先交換機間を通話接続する通話回線とを有し、前記無線電話機は、前記移動先交換機の前記移動先無線基地局を通じて通話可能とする電話交換システムであって、前記所属元交換機及び前記移動先交換機間を前記通話回線と異なる専用回線により接続し、前記移動先交換機は、前記無線電話機からの位置登録要求を検出すると、この無線電話機の内線番号及び同無線電話機の所属する所属元交換機の識別番号を取得する情報取得手段と、この情報取得手段にて取得した無線電話機の内線番号及び識別番号を記憶する記憶手段と、前記無線電話機が前記移動先無線基地局を使用して通話を実行すると、この無線電話機の通話料金と、前記無線電話機が使用した移動先交換機の交換設備使用料金と、から課金情報を算出する課金情報算出手段と、前記課金情報算出手段にて前記無線電話機の課金情報を算出すると、同無線電話機の内線番号及び前記所属元交換機の識別番号に対応付けて、同課金情報を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記課金情報算出手段にて算出した前記無線電話機の通話毎の課金情報を、同無線電話機が所属する所属元交換機に前記専用回線を通じて通知する課金情報通知手段とを有するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記移動先交換機の記憶制御手段が、前記無線電話機の内線番号と、前記無線電話機が前記移動先交換機の通信エリア内に位置登録を行った日時と、に対応付けて、前記課金情報算出手段が算出する課金情報を積算して前記記憶手段に記憶更新するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記所属元交換機が、前記専用回線を通じて、前記移動先交換機からの前記課金情報を受信すると、この無線電話機の内線番号に対応付けて同課金情報を記憶する課金情報記憶手段を有するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記所属元交換機が、前記移動先交換機の前記課金情報通知手段から前記課金情報を受信すると、前記課金情報を受信したことを示す課金情報受信メッセージを、前記専用回線を通じて前記移動先交換機に通知するメッセージ通知手段を有するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記移動先交換機が、前記課金情報通知手段にて前記所属元交換機に対する前記課金情報を通知した後、所定時間内に前記課金情報に対する課金情報受信メッセージを受信したか否かを判定し、前記課金情報受信メッセージを受信しないと判定されると、前記課金情報通知手段にて前記所属元交換機に対して前記課金情報を再度通知するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記移動先交換機が、前記課金情報通知手段にて前記所属元交換機に対する前記課金情報の再度通知が所定回数に到達したか否かを判定し、所定回数に到達したのでなければ、前記所属元交換機に対して前記課金情報を再度通知すると共に、前記課金情報の再度通知が所定回数に到達すると、前記課金情報の通知エラーを記録出力するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記移動先交換機の課金情報通知手段が、前記無線電話機が他の交換機へ位置登録したことを示す移動完了メッセージを検出すると、前記記憶手段に記憶中の前記無線電話機の内線番号及び識別番号に対応した前記積算課金情報を、前記専用回線を通じて前記所属元交換機に通知するようにした。
本発明の電話交換システムは、前記所属元交換機が、前記専用回線を通じて、前記移動先交換機からの前記積算課金情報を受信すると、この無線電話機の内線番号に対応付けて同積算課金情報を記憶する課金情報記憶手段を有するようにした。
上記のように構成された本発明の電話交換システムによれば、所属元交換機及び移動先交換機間を通話回線と異なる専用回線を備え、前記移動先交換機は、前記無線電話機が移動先無線基地局を使用して通話を実行すると、この無線電話機の課金情報を算出し、この課金情報を、同無線電話機が所属する所属元交換機に専用回線を通じて通知するようにしたので、通話回線が保守作業や障害等で使用できなくなったとしても、専用回線を使用して、移動先の無線電話機の課金情報を所属元交換機に通知するため、所属元交換機側では、移動先の無線電話機の課金情報を確実に認識することができ、その結果、課金情報管理の適正化を図ることができる。
本発明の電話交換システムによれば、移動先交換機側で無線電話機からの位置登録要求を検出すると、無線電話機の内線番号及び同無線電話機の所属する所属元交換機の識別番号を取得し、この取得した内線番号及び識別番号を記憶手段に記憶し、無線電話機の課金情報を算出すると、この無線電話機の内線番号及び識別番号に対応付けて課金情報を記憶手段に記憶するようにしたので、移動先交換機側では、重要な課金情報が破棄されることがなく、無線電話機の通話毎の課金情報を認識することができる。
本発明の電話交換システムによれば、課金情報算出手段にて前記無線電話機の課金情報を算出する度に、同無線電話機の課金情報を積算し、この積算課金情報を前記記憶手段に記憶更新するようにしたので、移動先交換機側では、同無線電話機の積算課金情報を認識することができる。
本発明の電話交換システムによれば、所属元交換機が専用回線を通じて移動先交換機からの課金情報を受信すると、この課金情報を受信したことを示す課金情報受信メッセージを、専用回線を通じて移動先交換機に通知するようにしたので、移動先交換機側では、所属元交換機が無線電話機の課金情報を受信したことを確実に認識することができる。
本発明の電話交換システムによれば、移動先交換機側では所属元交換機に対する課金情報を通知した後、所定時間内に所属元交換機から課金情報受信メッセージを受信したか否かを判定し、所定時間内に所属元交換機から課金情報受信メッセージを受信しないと判定されると、所属元交換機に対して課金情報を再度通知するようにしたので、移動先交換機側では、所属元交換機に対して無線電話機の課金情報通知を確実に行うことができる。
本発明の電話交換システムによれば、移動先交換機側では所属元交換機に対する課金情報の再度通知が所定回数に到達したか否かを判定し、課金情報の再度通知が所定回数に到達したのでなければ、所属元交換機に対して課金情報を再度通知すると共に、課金情報の再度通知が所定回数に到達すると、課金情報の再度通知を止め、課金情報の通知エラーを記録出力するようにしたので、移動先交換機側では、所属元交換機への課金情報通知が失敗したとしても、その記録出力で課金情報通知の失敗を認識することができる。
本発明の電話交換システムによれば、移動先交換機側では、無線電話機が他の交換機、例えば所属元交換機へ位置登録したことを示す移動完了メッセージを検出すると、前記記憶手段に記憶中の無線電話機の内線番号及び識別番号に対応した積算課金情報を、前記専用回線を通じて所属元交換機に通知するようにしたので、所属元交換機側では、移動先交換機での同無線電話機に関わる積算課金情報を認識することができる。
本発明の電話交換システムによれば、所属元交換機側では、専用回線を通じて移動先交換機からの積算課金情報を受信すると、この無線電話機の内線番号に対応付けて同積算課金情報を課金情報記憶手段に記憶するようにしたので、所属元交換機側では、移動先交換機での同無線電話機に関わる積算課金情報を認識することができる。
本発明の電話交換システムによれば、無線電話機の通話料金の他に、無線電話機が使用した移動先交換機の交換設備使用料金を課金情報に含めるようにしたので、電話交換機毎に交換設備使用料金を徴収するシステムにも対応することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を示す電話交換システムについて説明する。図1は本実施の形態を示す電話交換システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す電話交換システム1は、所属元無線電話機(以下、単に所属元PSと称する)2Aが所属する所属元無線基地局(以下、単に所属元BSと称する)11Aを収容接続する所属元交換機(以下、単に所属元PBXと称する)10Aと、移動先無線電話機(以下、単に移動先PSと称する)2Bが所属する移動先無線基地局(以下、単に移動先BSと称する)11Bを収容接続する移動先交換機(以下、単に移動先PBXと称する)10Bと、所属元PBX10A及び移動先PBX10B間を通話接続するディジタル回線3と、このディジタル回線3と異なる、所属元PBX10A及び移動先PBX10B間を通信接続するIP回線4とを有し、所属元PS2Aは、所属元BS11Aの通信エリアから離れた、移動先PBX10Bの移動先BS11Bの通信エリア内であっても、同移動先BS11Bを通じて通話可能とするものである。尚、説明の便宜上、所属元PS2A及び移動先PS2Bを総称する場合はPS2とする。
所属元PBX10Aは、所属元BS11Aとの通信インタフェースを司る所属元基地局インタフェース(以下、単に所属元DRIFと称する)12Aと、ディジタル回線3との通信インタフェースを司る所属元ディジタル回線トランク(以下、単に所属元DTRKと称する)13Aと、局線5との通信インタフェースを司る所属元局線トランク(以下、単に所属元COTと称する)14Aと、所属元DRIF12A、所属元DTRK13A及び所属元COT14A間の通話路を形成する所属元通話路スイッチ(以下、単に所属元TSWと称する)15Aと、IP回線4との通信インタフェースを司る所属元IPインタフェース(以下、単に所属元IPIFと称する)16Aと、所属元PBX10Aの各種プログラムやデータを記憶管理する所属元記憶装置(以下、単に所属元MMと称する)17Aと、この所属元PBX10A全体を制御する所属元制御装置(以下、単に所属元CCと称する)18Aとを有している。
また、移動先PBX10Bは、移動先BS11Bとの通信インタフェースを司る移動先基地局インタフェース(以下、単に移動先DRIFと称する)12Bと、ディジタル回線3との通信インタフェースを司る移動先ディジタル回線トランク(以下、単に移動先DTRKと称する)13Bと、局線5との通信インタフェースを司る移動先局線トランク(以下、単に移動先COTと称する)14Bと、移動先DRIF12B、移動先DTRK13B及び移動先COT14B間の通話路を形成する移動先通話路スイッチ(以下、単に移動先TSWと称する)15Bと、IP回線4との通信インタフェースを司る移動先IPインタフェース(以下、単に移動先IPIFと称する)16Bと、移動先PBX10Bの各種プログラムやデータを記憶管理する移動先記憶装置(以下、単に移動先MMと称する)17Bと、この移動先PBX10B全体を制御する移動先制御装置(以下、単に移動先CCと称する)18Bとを有している。
図2は本実施の形態に関わる所属元CC18A(移動先CC18B)及び所属元MM17A(移動先MM17B)内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す所属元CC18Aは、所属元TSW15Aと接続し、この所属元PBX10A全体の通信制御を司る呼接続制御部21Aと、所属元IPIF16Aとの通信制御を司るIPパケット制御部22Aと、PS2の通話料金を含む課金情報を作成する課金情報作成部23Aと、所属元MM17Aを記憶制御する記憶制御部24Aと、この所属元CC18A全体を制御する制御部25Aとを有している。
所属元MM17Aは、他のPBXに所属のPS2の内、同所属元BS11Aに現在位置登録しているPS2に関わるPS管理情報を管理するPS管理テーブル30Aと、電話交換システム1内の各PBXを識別するPBX番号及び論理番号を対応付けたPBX論理番号テーブル40Aと、所属元PBX10Aの所属元BS11Aを使用したPS2の通話料金等の課金情報を一時格納する課金情報一時格納エリア50Aと、所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aの現在移動先のPBX番号を管理する所属PS移動先管理テーブル60Aと、様々な作業を実行するための作業エリア70Aと、所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aの内線情報、課金情報や積算課金情報を格納する所属PSデータベース75Aとを有している。
また、移動先CC18Bは、移動先TSW15Bと接続し、この移動先PBX10B全体の通信制御を司る呼接続制御部21Bと、移動先IPIF16Bとの通信制御を司るIPパケット制御部22Bと、PS2の課金情報を作成する課金情報作成部23Bと、移動先MM17Bを記憶制御する記憶制御部24Bと、この移動先CC18B全体を制御する制御部25Bとを有している。
移動先MM17Bは、他のPBXに所属のPS2の内、同移動先BS11Bに現在位置登録しているPS2に関わるPS管理情報を管理するPS管理テーブル30Bと、電話交換システム1内の各PBXを識別するPBX番号及び論理番号を対応付けたPBX論理番号テーブル40Bと、移動先PBX10Bの移動先BS11Bを使用したPS2の通話料金等の課金情報を一時格納する課金情報一時格納エリア50Bと、移動先PBX10Bに所属する移動先PS2Bの移動先のPBX番号を管理する所属PS移動先管理テーブル60Bと、様々な作業を実行するための作業エリア70Bと、移動先PBX10Bに所属する移動先PS2Bの内線情報、課金情報や積算課金情報を格納する所属PSデータベース75Bとを有している。
図3は所属元MM17A(移動先MM17B)内のPS管理テーブル30A(30B)のテーブル内容を示す説明図である。
図3に示すPS管理テーブル30A(30B)は、自己のPBXに収容接続するBSの通信エリアに存在するPS2に関わるPS管理情報を管理するテーブルであって、PBXを識別するPBX番号に対応した論理番号LN毎に管理されている。
PS管理テーブル30A(30B)は、自己のBSの通信エリア内に存在するPS2の所属元であるPBXのPBX番号に対応した論理番号LN毎に、同PS2を識別する内線番号DSと、同PS2の通信エリア内で使用した課金情報を積算した積算課金情報SCAと、同PS2が同通信エリア内に位置登録した移動完了日付RD及び移動完了時刻RTとを管理するものである。
図3に示すPS管理テーブル30A(30B)の例では、PBX“A”に所属する内線番号“2000”のPS2が2004年09月10日13時20分20秒に位置登録を完了し、そのPS2の積算課金情報が100円であることを示している。
図4は所属元MM17A(移動先MM17B)内のPBX論理番号テーブル40A(40B)のテーブル内容を示す説明図である。
図4に示すPBX論理番号テーブル40A(40B)は、図3に示すPS管理テーブル30A(30B)内の論理番号LN毎にPBXを識別するPBX番号SCを対応付けたテーブルであって、例えば論理番号“00”にはPBX番号“811”が対応付けされている。
図5は所属元MM17A(移動先MM17B)内の所属PS移動先管理テーブル60A(60B)のテーブル内容を示す説明図である。
図5に示す所属PS移動先管理テーブル60A(60B)は、自己のPBXに所属するPS2の現在移動先情報を記憶管理したテーブルであって、同PS2を識別する内線番号DNと、同PS2の現在移動先のPBX番号RSCとを対応付け、図5に示す例では、内線番号“2000”のPS2は“855”のPBX番号のPBXの通信エリアに移動していることを示している。
図6は所属元MM17A(移動先MM17B)内の課金情報一時格納エリア50A(50B)のテーブル内容を示す説明図である。
図6に示す課金情報一時格納エリア50A(50B)は、自己のBSを通じてPS2の発信通話を検出すると、同発信通話に関わる課金情報を一時格納する領域であって、同課金情報51は、同PS2の所属元のPBXを識別するPBX番号SCと、同PS2を識別する内線番号DNと、通話開始日付SDと、通話開始時刻STと、通話開始時刻ST及び終話時刻に基づき算出した通話時間DRと、この通話時間DRに基づき算出した通話料金CAと、通話相手の電話番号を示すダイヤル番号DDと、交換設備使用料金ADとを管理している。
図6に示す課金情報一時格納エリア50A(50B)では、PBX番号“812”のPBXに所属する内線番号“3000”のPS2が、ダイヤル番号“090…”の通話相手に対して、2004年9月6日10時10分10秒に通話を開始し、その通話時間を60秒、100円の通話料金がかかったことを示している。
また、移動先PBX10Bの移動先CC18Bでは、移動先BS11Bの通信エリアで所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aの終話を検出すると、同所属元PS2Aの通話に関わる課金情報を作成する課金情報作成部23Bの課金情報作成動作を開始するものである。
移動先PBX10Bの移動先CC18B内の課金情報作成部23Bでは、通話開始日付SD及び通話開始時刻STと終話日付及び終話時刻とに基づき通話時間DRを算出し、この通話時間DR及び通話相手先のダイヤル番号DDに基づき通話料金CAを算出し、さらに、同移動先PBX10Bの交換設備使用料金ADを算出し、同所属元PS2Aに関わる課金情報を作成するものである。
移動先CC18B内の制御部25Bは、課金情報作成部23Bにて作成した所属元PS2Aの課金情報を課金情報一時格納エリア50Bに格納するものである。
移動先CC18B内のIPパケット制御部22Bは、課金情報一時格納エリア50Bに格納中の課金情報51に基づき、図7に示す課金情報送信パケット80を編集作成し、この課金情報送信パケット80を移動先IPIF16B及びIP回線4を通じて同所属元PS2Aの所属する所属元PBX10Aに通知するものである。
尚、請求項に記載の通話回線はディジタル回線3、専用回線はIP回線4、課金情報算出手段は課金情報作成部23A(23B)、課金情報通知手段はIPパケット制御部22A(22B)、情報取得手段は制御部25A(25B)及び記憶制御部24A(24B)、記憶手段は課金情報一時格納エリア50A(50B)及びPS管理テーブル30A(30B)、記憶制御手段は記憶制御部24A(24B)及び制御部25A(25B)、課金情報記憶手段は所属PSデータベース75A(75B)、メッセージ通知手段はIPパケット制御部22A(22B)に相当するものである。
次に本実施の形態を示す電話交換システム1の動作について説明する。図9は本実施の形態に関わるPS移動先登録処理に関わる所属元PS2A、移動先PBX10B及び所属元PBX10Aの処理動作を示すシーケンスである。
図9に示すPS移動先登録処理とは、所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aが移動先PBX10Bの移動先BS11Bの通信エリア内に移動した場合に移動先PBX10B側で所属元PS2Aを登録するための処理動作である。
図9において移動先PBX10Bの移動先CC18B内の制御部25Bは、移動先BS11B及び移動先DRIF12B経由で同通信エリア内に移動してきた所属元PS2Aから、同所属元PS2Aの内線番号及び所属元PBX10AのPBX番号を含む位置登録要求を、呼接続制御部24Bを通じて検出すると(ステップS11)、同位置登録要求から同所属元PS2Aの内線番号及び所属元PBX10AのPBX番号を取得する(ステップS12)。
移動先CC18B内の制御部25Bは、所属元PS2Aの内線番号及びPBX番号を取得すると、同PBX番号に基づき、呼接続制御部21Bを通じて同所属元PS2Aの内線番号を含むPS移動メッセージを、ディジタル回線3経由で所属元PBX10Aに通知する(ステップS13)。
所属元CC18Aは、移動先PBX10BからのPS移動メッセージを受信すると、このPS移動メッセージに含まれる内線番号に基づき、同所属元PS2Aに対応した内線情報を取得し(ステップS14)、ディジタル回線3経由で同所属元PS2Aの内線情報を移動先CC18Bに通知する(ステップS15)。
移動先CC18B内の記憶制御部24Bは、同所属元PS2Aの内線情報を検出すると、同所属元PS2Aの認証が確認されたものと判断し、同所属元PS2Aの内線番号及び所属元PBX番号を作業エリア70Bに格納し(ステップS16)、所属元PBX番号に対応する論理番号を、図4に示すPBX論理番号テーブル40Bから抽出する(ステップS17)。
移動先CC18B内の記憶制御部24Bは、論理番号を抽出すると、図3に示すPS管理テーブル40B内の同論理番号に対応する領域に、同所属元PS2Aの内線番号DN、移動完了日付RD及び移動完了時刻RTを含むPS管理情報を設定する(ステップS18)。
移動先CC18B内の制御部25Bは、所属元PS2Aに関わるPS管理情報のPS管理テーブル30B内の設定が完了すると、所属元PS2Aの移動先PBX10Bへの位置登録が完了したことを示す設定完了メッセージをディジタル回線3経由で所属元PBX10Aに通知する(ステップS19)。
また、所属元PBX10Aの所属元CC18A内の制御部25Aは、移動先PBX10Bから設定完了メッセージを検出すると、記憶制御部24Aを通じて、図5に示す所属PS移動先管理テーブル60A内の同所属元PS2Aの内線番号DNに対応する移動先情報RSCに、現在移動先である移動先PBX10BのPBX番号を設定し(ステップS20)、このPS移動先登録処理の処理動作を終了する。
図9に示すPS移動先登録処理によれば、所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aから移動先PBX10Bへの位置登録要求を検出すると、同所属元PS2Aの内線番号及び所属元PBX10AのPBX番号(論理番号)を、移動先PBX10B内の図3に示すPS管理テーブル30Bに設定し、今後の所属元PS2Aに関わる課金情報を管理することができる。
図10及び図11はPS課金情報通知処理に関わる所属元PS2A、移動先PBX10B及び所属元PBX10Aの処理動作を示すシーケンスである。
図10及び図11に示すPS課金情報通知処理とは、移動先PBX10Bで発信通話を実行した所属元PS2Aの課金情報を所属元PS2Aが所属する所属元PBX10AにIP回線4経由で通知する処理である。
図10において移動先PBX10Bに位置登録済みの所属元PS2Aは、通話相手へのダイヤル発信操作を検出すると(ステップS31)、同所属元PS2Aの内線番号、所属元PBX番号、及び通話相手のダイヤル番号を含む発信要求を移動先BS11B及び移動先DRIF12B経由で移動先CC18Bに通知する(ステップS32)。
移動先CC18B内の制御部25Bは、所属元PS2Aからの発信要求を検出すると、同ダイヤル番号への通常の発信接続処理を実行する(ステップS33)。尚、発信接続処理とは、発信要求に応じて移動先TSW15B及び移動先COT14Bを通じて所属元PS2Aと通話相手の端末との通話接続が確立するまでの処理である。
移動先CC18B内の制御部25Bは、この発信接続処理にて通話相手及び同所属元PS2A間の通話が確立すると、記憶制御部24Bを通じて、図6に示す課金情報一時格納エリア50Bに同所属元PS2Aの所属するPBXのPBX番号SC、同所属元PS2Aの内線番号DN、通話開始日付SD、通話開始時刻ST及び通話相手のダイヤル番号DDを設定する(ステップS34)。
次に移動先CC18B内の制御部25Bは、呼接続制御部21Bを通じて所属元PS2Aの終話を検出したか否かを判定し(ステップS35)、同所属元PS2Aの終話を検出すると、課金情報作成部23Bにて終話時刻及び通話開始時刻STに基づき通話時間DRを算出すると共に(ステップS36)、この通話時間DRに基づき通話料金CAを算出し(ステップS37)、これら算出した通話時間DR及び通話料金CAを図6に示す課金情報一時格納エリア50Bに設定する(ステップS38)。
さらに、移動先CC18B内の制御部25Bは、課金情報作成部23Bにて所属元PS2Aの使用した交換設備使用料金ADを算出し(ステップS39)、この交換設備使用料金ADを図6に示す課金情報一時格納エリア50Bに設定し(ステップS40)、図11に示すシーケンスに移行する。尚、交換設備使用料金ADは、例えば通話時間や通話料金に応じて変動する料金や、一定額の固定料金等にしても良く、各種システムに応じて変更可能である。
図11において移動先PBX10Bの移動先CC18Bは、IPパケット制御部22Bを通じて、課金情報一時格納エリア50Bに設定した同所属元PS2Aの課金情報51及び移動先PBX番号をIPパケット化することで、図7に示す課金情報送信パケット80を作成する(ステップS51)。
さらに、移動先CC18Bの制御部25Bは、課金情報一時格納エリア50Bに格納中の通話料金CA及び交換設備使用料金ADを抽出し、これら抽出された同所属元PS2Aの通話料金CA及び交換設備使用料金ADを、図3に示すPS管理テーブル30B内の積算料金SCAに積算して設定する(ステップS52)。つまり、PS管理テーブル30Bでは、同移動先PBX10Bでの所属元PS2Aの通算の通話料金CA及び交換設備使用料金ADが積算料金SCAとして認識されることになる。
さらに、移動先CC18Bの制御部25Bは、ステップS51にて作成した課金情報送信パケット80を、IP回線4経由で同所属元PS2Aの所属元PBX10Aに送信する(ステップS53)。
所属元PBX10A内の所属元CC18A内の制御部25Aでは、IPパケット制御部22Aを通じてIP回線4経由で移動先PBX10Bから課金情報送信パケット80を受信したか否かを判定する(ステップS54)。
所属元CC18A内の制御部25Aでは、IP回線4経由で移動先PBX10Bから課金情報送信パケット80を受信したと判定されると、同課金情報送信パケット80を受信したことを示すACKメッセージをIP回線4経由で移動先PBX10Bに通知する(ステップS55)。尚、ACKメッセージは、同課金情報送信パケット80を受信したことを示すメッセージであるが、わざわざACKメッセージを作成するのではなく、例えば受信した課金情報送信パケット80の一部領域を書換変更し、この書換変更した課金情報送信パケット80を移動先PBX10Bに返信することで、ACKメッセージに代えることも可能である。
また、所属元CC18A内の制御部25Aでは、ACKメッセージの移動先PBX10Bに対する通知動作が完了すると、課金情報送信パケット80の内容を、自己の所属元PS2Aに関わる課金情報を管理する所属PSデータベース75Aに設定更新する(ステップS56)。
また、所属元CC18A内の制御部25Aでは、ステップS54にて移動先PBX10Bから課金情報送信パケット80を受信したのでなければ、同課金情報送信パケット80の受信監視動作を継続するものである。
移動先CC18B内の制御部25Bでは、ステップS53にて所属元PBX10Aに課金情報送信パケット80の送信動作を実行すると、所定時間タイマを設定することで(ステップS57)、所定時間内に所属元PBX10AからACKメッセージを受信したか否かを判定する(ステップS58)。
移動先CC18B内の制御部25Bでは、所定時間内に所属元PBX10AからACKメッセージを受信したのでなければ、同課金情報送信パケット80の送信カウンタのカウンタ値を+1インクリメントし(ステップS59)、送信カウンタのカウンタ値が所定値に到達したか否かを判定する(ステップS60)。
移動先CC18B内の制御部25Bでは、送信カウンタのカウンタ値が所定値に到達したのでなければ、所属元PBX10A側で同課金情報送信パケット80が受信できなかったものと判断し、再度、同課金情報送信パケット80を所属元PBX10Aに送信すべく、ステップS53に移行する。尚、課金情報送信パケット80を所属元PBX10Aに再度送信することで、重要情報であるPS2の課金情報に関わる管理品質の向上を図ることができる。
また、移動先CC18B内の制御部25Bでは、ステップS58にて所定時間内にACKメッセージを受信したのであれば、送信カウンタのカウンタ値をリセットし(ステップS61)、この処理動作を終了する。
また、移動先CC18B内の制御部25Bでは、ステップS60にて送信カウンタのカウンタ値が所定値に到達したのであれば、同課金情報送信パケット80の送信動作を止めて、同所属元PS2Aの課金情報をプリンタ出力し(ステップS62)、ステップS61に移行する。尚、ステップS62の課金情報のプリンタ出力は、例えばIP回線4で障害が発生した場合や、保守工事等でIP回線4が遮断した場合を想定し、課金情報の未送信であることをユーザに喚起するものである。
図10及び図11に示すPS課金情報通知処理によれば、所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aが移動先PBX10Bを通じて発信動作を実行して通話を開始し、その後、終話すると、同所属元PS2Aの通話に関わる通話料金及び交換設備使用料金を含む課金情報を作成し、この課金情報をIPパケット化することで課金情報送信パケット80を作成し、この作成した同課金情報送信パケット80を、IP回線4を通じて所属元PBX10Aに通知するようにしたので、所属元PS2Aの所属元PBX10A側では、移動先PBX10での所属元PS2Aの通話料金及び交換設備使用料金等の課金情報を認識することができる。
このPS課金情報通知処理によれば、移動先PBX10B側で所属元PS2Aからの位置登録要求を検出すると、所属元PS2Aの内線番号及び同所属元PS2Aの所属する所属元PBX10AのPBX番号を取得し、この取得した内線番号及びPBX番号を課金情報一時格納エリア50Bに格納し、所属元PS2Aの通話料金CA及び交換設備使用料金ADを算出すると、この所属元PS2Aの内線番号及びPBX番号に対応付けて通話料金及び交換設備使用料金を含む課金情報を課金情報一時格納エリア50Bに格納するようにしたので、移動先PBX10B側では、所属元PS2Aの通話毎の課金情報を認識することができる。
また、PS課金情報通知処理によれば、課金情報作成部23Bにて所属元PS2Aの通話料金CA及び交換設備使用料金ADを算出する度に、同所属元PS2Aの通話料金CA及び交換設備使用料金ADを積算し、この積算料金SCAをPS管理テーブル30Bに記憶更新するようにしたので、移動先PBX10B側では、同所属元PS2Aの積算料金SCAを認識することができる。
また、PS課金情報通知処理によれば、所属元PBX10AがIP回線4を通じて移動先PBX10Bからの課金情報送信パケット80を受信すると、この課金情報送信パケット80を受信したことを示すACKメッセージを、IP回線4を通じて移動先PBX10Bに通知するようにしたので、移動先PBX10B側では、所属元PBX10Aが所属元PS2Aの課金情報送信パケット80を受信したことを確実に認識することができる。
また、PS課金情報通知処理によれば、移動先PBX10B側では所属元PBX10Aに対する課金情報送信パケット80を通知した後、所定時間内に所属元PBX10AからACKメッセージを受信したか否かを判定し、所定時間内に所属元PBX10AからACKメッセージを受信しないと判定されると、所属元PBX10Aに対して課金情報を再度通知するようにしたので、移動先PBX10B側では、所属元PS2Aの課金情報通知を確実に行うことができる。
また、PS課金情報通知処理によれば、移動先PBX10B側では所属元PBX10Aに対する課金情報送信パケット80の再度通知が所定回数に到達したか否かを判定し、課金情報送信パケット80の再度通知が所定回数に到達したのでなければ、所属元PBX10Aに対して課金情報送信パケット80を再度通知すると共に、課金情報送信パケット80の再度通知が所定回数に到達すると、課金情報送信パケット80の再度通知を止め、課金情報をプリンタ出力するようにしたので、移動先PBX10B側では、所属元PBX10Aへの課金情報通知が失敗したとしても、その記録出力で課金情報通知の失敗を認識することができる。
次に移動先PBX10Bから別のPBXに所属元PS2Aが移動した場合、例えば移動先PBX10Bから所属元PBX10Aに所属元PS2Aが移動した場合に、同移動先PBX10Bで使用した積算課金情報を同所属元PS2Aの所属元PBX10Aに通知するPS積算課金情報通知処理について説明する。図12はPS積算課金情報通知処理に関わる所属元PS2A、移動先PBX10B及び所属元PBX10A内部の処理動作を示すシーケンスである。
図12に示すPS積算課金情報通知処理とは、移動先PBX10Bから所属元PBX10Aへ同所属元PS2Aが移動し、同所属元PS2Aが所属元PBX10Aへの位置登録を要求すると、同所属元PS2Aの移動先PBX10Bでの積算料金SCAを含む積算課金情報を同所属元PBX10Aに通知する処理である。
図12において所属元PBX10Aの所属元CC18A内の制御部25Aは、呼接続制御部21Aを通じて、所属元BS11A及び所属元DRIF12Aを経由して、同所属元PS2Aの内線番号及び所属元のPBX番号を含む位置登録要求を検出すると(ステップS71)、この位置登録要求から同所属元PS2Aの内線番号及び所属元のPBX番号を取得する(ステップS72)。
所属元CC18A内の制御部25Aは、同所属元PS2Aの内線番号及びPBX番号を作業エリア70Aに格納し、同内線番号及びPBX番号に対応する内線情報を参照して所属元PS2Aの認証を確認し(ステップS73)、記憶制御部24Aを通じて、この所属元のPBX番号に対応する論理番号LNを、図4に示すPBX論理番号テーブル40Aから抽出する(ステップS74)。
所属元CC18A内の制御部25Aは、論理番号LNを抽出すると、図3に示すPS管理テーブル30A内の同論理番号LNに対応する領域に、同所属元PS2Aの内線番号DN、移動完了日付RD及び移動完了時刻RTを含むPS管理情報を設定する(ステップS75)。
所属元CC18A内の制御部25Aは、図4に示す所属PS移動先管理テーブル60Aから同所属元PS2Aの移動先情報RSCのPBX番号を抽出し(ステップS76)、呼接続制御部21Aを通じて、同所属元PS2Aの位置登録が完了したことを示すPS移動完了メッセージをディジタル回線3経由で移動先PBX10Bに通知する(ステップS77)。
移動先PBX10B側の移動先CC18Bでは、ディジタル回線3経由で同PS移動完了メッセージを受信すると、記憶制御部24Bを通じて、同PS移動完了メッセージ内の同所属元PS2Aの所属元PBX番号に対応する論理番号LNを図4に示すPBX論理番号テーブル40Bから抽出し(ステップS78)、図3に示すPS管理テーブル30B内の同論理番号LNから同所属元PS2AのPS管理情報を抽出する(ステップS79)。
移動先CC18B内の制御部25Bは、IPパケット制御部22Bを通じて、この抽出したPS管理情報をIPパケット化することで、図8に示すPS積算課金情報送信パケット90を作成し(ステップS80)、同所属元PS2Aに関わるPS積算課金情報送信パケット90をIP回線4経由で所属元PBX10Aに通知する(ステップS81)。
さらに、移動先CC18B内の制御部25Bは、PS積算課金情報送信パケット90を所属元PBX10Aに通知すると、同移動先MM17B内のPS管理テーブル30内の同PS2に関わるPS管理情報を消去する(ステップS82)。
また、所属元PBX10Aの所属元CC18Aは、移動先PBX10BからIP回線4経由で同PS積算課金情報送信パケット90を受信すると(ステップS83)、同PS積算課金情報送信パケット90内の積算料金SCAを所属PSデータベース75A内の所属元PS2Aの積算料金に積算して更新すると共に(ステップS84)、図5に示す所属PS移動先管理テーブル60A内の同PS2の内線番号に対応付けた移動先情報RSCを所属元PBX番号に更新することで(ステップS85)、この処理動作を終了する。
図12に示すPS積算課金情報通知処理によれば、移動先PBX10B側にて所属元PS2Aが所属元PBX10Aへ位置登録したことを示す移動完了メッセージを検出すると、PS管理テーブル30Bに記憶中の所属元PS2Aの内線番号及びPBX番号に対応した積算料金SCAを含む積算課金情報をIPパケット化することで積算課金情報送信パケット90を作成し、この積算課金情報送信パケット90を、IP回線4を通じて所属元PBX10Aに通知するようにしたので、所属元PBX10Aでは、移動先PBX10Bでの同所属元PS2Aに関わる積算課金情報を認識することができる。
PS積算課金情報通知処理によれば、所属元PBX10A側では、IP回線4を通じて移動先PBX10Bからの積算課金情報送信パケット90を受信すると、この所属元PS2Aの内線番号に対応付けて同積算課金情報に含まれる積算料金SCAを所属PSデータベース75Aに格納するようにしたので、所属元PBX10A側では、同所属元PS2Aに関わる移動先PBX10Bでの積算料金SCAと今までの同所属元PS2Aに関わる積算料金SCAとを積算することで同所属元PS2Aのトータル的な課金情報を認識することができる。
本実施の形態によれば、所属元PBX10A及び移動先PBX10B間をディジタル回線3の他にIP回線4を備え、移動先PBX10Bは、所属元PS2Aが移動先BS11Bを使用して通話を実行すると、この所属元PS2Aの通話料金CA及び交換設備使用料金ADを算出し、これら通話料金CA及び交換設備使用料金ADを含む課金情報をパケット化することで課金情報送信パケット80を作成し、この課金情報送信パケット80を、同所属元PS2Aが所属する所属元PBX10AにIP回線4を通じて通知するようにしたので、所属元PBX10A側では、ディジタル回線3が保守作業や障害等で使用できなくなったとしても、IP回線4経由で所属元PS2Aの課金情報を取得し、移動先PBX10Bで使用した所属元PS2の課金情報を認識することができ、その結果、課金情報管理の適正化を図ることができる。
しかも、課金情報には、通話料金の他に、交換設備使用料金を含むようにしたので、交換設備使用料金を徴収するシステムに対しても対応可能である。
本実施の形態によれば、所属元PBX10Aに所属する所属元PS2Aが移動先PBX10Bから所属元PBX10Aに移動して同所属元PBX10A内の所属元BS11Aに位置登録を要求すると、同所属元PS2Aの移動先PBX10Bでの積算課金情報を同所属元PBX10Aに通知し、所属元PBX10A側では移動先PBX10Bでの積算料金SCAと今までの同所属元PS2Aに関わる積算料金SCAとを積算することで同所属元PS2Aのトータル的な課金情報を認識することができる。
尚、上記実施の形態においては、移動先PBX10Bから所属元PS2Aの課金情報を所属元PBX10Aに通知するための専用回線をIP回線4としたが、IP回線に限定されることなく、例えばRS232C等の通信回線であっても良い。
本発明の電話交換システムによれば、移動先交換機を使用して無線電話機の課金情報を、通話回線とは異なる専用回線経由で無線電話機が所属する所属元交換機に通知するようにしたので、所属元交換機側では、移動先交換機で使用した無線電話機の課金情報を確実に把握することができるため、例えば企業や官公庁等の他の交換機に所属する無線電話機を他の交換機でも使用することができる無線電話交換システムに有用である。
本発明の実施の形態を示す電話交換システム内部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に関わる所属元PBX(移動先PBX)内部の所属元CC(移動先CC)内部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に関わる所属元PBX(移動先PBX)内の所属元MM(移動先MM)内部のPS管理テーブルのテーブル内容の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる所属元MM(移動先MM)内部のPBX論理番号テーブルのテーブル内容の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる所属元MM(移動先MM)内部の所属PS移動先管理テーブルのテーブル内容の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる所属元MM(移動先MM)内部の課金情報一時格納エリアのテーブル内容の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる移動先PBXから所属元PBXに送信する課金情報送信パケットのデータ内容の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる移動先PBXから所属元PBXに通知するPS積算課金情報送信パケットのデータ内容の一例を示す説明図である。 本実施の形態のPS移動先登録処理に関わる所属元PS、移動先PBX及び所属元PBX内部の処理動作を示すシーケンスである。 本実施の形態のPS課金情報通知処理に関わる所属元PS、移動先PBX及び所属元PBX内部の処理動作を示すシーケンスである。 本実施の形態のPS課金情報通知処理に関わる所属元PS,移動先PBX及び所属元PBX内部の処理動作を示すシーケンスである。 本実施の形態のPS積算課金情報通知処理に関わる所属元PS、移動先PBX及び所属元PBX内部の処理動作を示すシーケンスである。
符号の説明
1 電話交換システム
2A 所属元PS(所属元無線電話機)
2B 移動先PS(移動先無線電話機)
3 ディジタル回線(通話回線)
4 IP回線(専用回線)
10A 所属元PBX(所属元交換機)
10B 移動先PBX(移動先交換機)
11A 所属元BS(所属元無線基地局)
11B 移動先BS(移動先無線基地局)
22A、22B IPパケット制御部(課金情報通知手段、メッセージ通知手段)
23A,23B 課金情報作成部(課金情報算出手段)
24A,24B 記憶制御部(記憶制御手段)
25A,25B 制御部(情報取得手段、記憶制御手段)
30A、30B PS管理テーブル(記憶手段)
50A,50B 課金情報一時格納エリア(記憶手段)
75A、75B 所属PSデータベース(課金情報記憶手段)

Claims (8)

  1. 無線電話機が所属する所属元無線基地局を収容接続する所属元交換機と、移動先無線基地局を収容接続する移動先交換機と、前記所属元交換機及び前記移動先交換機間を通話接続する通話回線とを有し、前記無線電話機は、前記移動先交換機の前記移動先無線基地局を通じて通話可能とする電話交換システムであって、
    前記所属元交換機及び前記移動先交換機間を前記通話回線と異なる専用回線により接続し
    前記移動先交換機は、
    前記無線電話機からの位置登録要求を検出すると、この無線電話機の内線番号及び同無線電話機の所属する所属元交換機の識別番号を取得する情報取得手段と、
    この情報取得手段にて取得した無線電話機の内線番号及び識別番号を記憶する記憶手段と、
    前記無線電話機が前記移動先無線基地局を使用して通話を実行すると、この無線電話機の通話料金と、前記無線電話機が使用した移動先交換機の交換設備使用料金と、から課金情報を算出する課金情報算出手段と、
    前記課金情報算出手段にて前記無線電話機の課金情報を算出すると、同無線電話機の内線番号及び前記所属元交換機の識別番号に対応付けて、同課金情報を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
    前記課金情報算出手段にて算出した前記無線電話機の通話毎の課金情報を、同無線電話機が所属する所属元交換機に前記専用回線を通じて通知する課金情報通知手段とを有することを特徴とする電話交換システム。
  2. 前記移動先交換機の記憶制御手段は、
    前記無線電話機の内線番号と、前記無線電話機が前記移動先交換機の通信エリア内に位置登録を行った日時と、に対応付けて、前記課金情報算出手段が算出する課金情報を積算して前記記憶手段に記憶更新することを特徴とする請求項記載の電話交換システム。
  3. 前記所属元交換機は、
    前記専用回線を通じて、前記移動先交換機からの前記課金情報を受信すると、この無線電話機の内線番号に対応付けて同課金情報を記憶する課金情報記憶手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の電話交換システム。
  4. 前記所属元交換機は、
    前記移動先交換機の前記課金情報通知手段から前記課金情報を受信すると、前記課金情報を受信したことを示す課金情報受信メッセージを、前記専用回線を通じて前記移動先交換機に通知するメッセージ通知手段を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電話交換システム。
  5. 前記移動先交換機は、
    前記課金情報通知手段にて前記所属元交換機に対する前記課金情報を通知した後、所定時間内に前記課金情報に対する課金情報受信メッセージを受信したか否かを判定し、前記課金情報受信メッセージを受信しないと判定されると、前記課金情報通知手段にて前記所属元交換機に対して前記課金情報を再度通知することを特徴とする請求項5記載の電話交換システム。
  6. 前記移動先交換機は、
    前記課金情報通知手段にて前記所属元交換機に対する前記課金情報の再度通知が所定回数に到達したか否かを判定し、所定回数に到達したのでなければ、前記所属元交換機に対して前記課金情報を再度通知すると共に、
    前記課金情報の再度通知が所定回数に到達すると、前記課金情報の通知エラーを記録出力することを特徴とする請求項6記載の電話交換システム。
  7. 前記移動先交換機の課金情報通知手段は、
    前記無線電話機が他の交換機へ位置登録したことを示す移動完了メッセージを検出すると、前記記憶手段に記憶中の前記無線電話機の内線番号及び識別番号に対応した前記積算課金情報を、前記専用回線を通じて前記所属元交換機に通知することを特徴とする請求項3記載の電話交換システム。
  8. 前記所属元交換機は、
    前記専用回線を通じて、前記移動先交換機からの前記積算課金情報を受信すると、この無線電話機の内線番号に対応付けて同積算課金情報を記憶する課金情報記憶手段を有することを特徴とする請求項8記載の電話交換システム。
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