JP4668146B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、原稿から読み取られた画像に対して画像処理を行う画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体に関するものである。
デジタル複写機などの画像形成装置では、カラー画像を高画質に再現できるように、原稿から読み取った画像に対して画像処理が行われている。画像形成装置を用いて複写される原稿画像の種類には、文字画像、写真画像、網点(印刷網点)画像およびこれら画像のうちの複数種類が混在する画像がある。
そこで、上記画像処理においては、読み取った原稿画像に対して領域分離処理が行われ、分離された各領域に対して出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐようなフィルタ処理が行われる。例えば、文字領域に対しては輪郭の強調のためのフィルタ処理が施され、網点領域に対しては網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理(平滑化処理)が施される。
また、精度の良いフィルタ処理を行うためには、領域分離の精度を向上する必要がある。そのために、上記画像処理においては、特許文献1〜3に示されているように、領域分離処理に先立って、読み取った原稿1枚ごとにその原稿画像の種別を決定する原稿種別判別処理(予備領域分離処理)が行われている。上記領域分離処理では、この原稿種別判別処理の結果を反映することにより、具体的には例えば原稿種別判別処理の結果を反映して領域分離処理のパラメータを変更することにより、領域分離処理の精度を高めることができる。以下に原稿種別判別処理を行う従来の画像処理装置について説明する。
図10は従来の画像形成装置が備える画像処理装置の実態的構成を示すブロック図である。図10に示すように、画像処理装置には、CCD401aを有する原稿読取装置401、原稿センサ402、プリンタエンジン403、PCI(Peripheral Component Interconnect)404、HDD(hard disc drive)405が接続されている。画像処理装置は、コントローラ411、AFE(Analog Front End)412、カラースキャンASIC413、画像処理ASIC414、圧縮部415および画像メモリ416を備えている。
図11は、図10のブロック図上での処理の流れを示す説明図である。図12は図11によって説明した処理の流れを示すタイミングチャートである。
図12に示すように、原稿読取装置401にて原稿の画像が読み取られる場合、原稿は原稿送り装置にて原稿読取装置401に送られる。原稿センサ402は、例えば、原稿送り装置による原稿の搬送経路に設けられ、原稿の先端および後端を検出することにより、原稿サイズを検知する。
原稿種別判別処理を行うには処理対象となる原稿サイズを設定しておく必要があり、従来ではこの設定を原稿センサ402による原稿サイズの検知によって行う。したがって、原稿センサ402による原稿の後端の検知時点は、原稿サイズの検知時点となり、かつ原稿種別判別処理サイズの設定時点に相当する。
ここで、原稿サイズの検知は、原稿サイズが常に一定の場合には不要であるものの、実際には原稿サイズが常に一定とは限らないために必要となる。特に、異なるサイズの原稿の送りが可能な原稿送り装置によって原稿読取装置401に原稿を送る場合には、原稿を送る度に原稿サイズを検知する必要がある。
上記の画像形成装置において、原稿読取装置401のCCD401aにて原稿画像が読み取られる場合、この読取動作によって得られる原稿画像データは、AFE412およびカラースキャンASIC413を介して、画像メモリ416に順次格納されていく(図11、図12のQ101)。また、原稿種別判別処理サイズの設定は、CCD401aによる原稿画像の読取途中かつ画像メモリ416への原稿画像データの格納途中において可能となる。
次に、画像メモリ416への原稿画像データの格納が完了すると、画像処理ASIC414によって画像メモリ416から上記原稿画像データが読み出され(図11のQ102)、原稿種別判別処理が行われる(図12のQ103)。
その後、原稿画像データは画像処理ASIC414によって画像メモリ416から読み出され(図11、図12のQ105)、この原稿画像データに対して領域分離処理が行われる(図12のQ106)。この領域分離処理が終了すると、領域分離データは画像メモリ416に書き込まれる(図11のQ107)。
さらに、上記原稿画像データは画像メモリ416から圧縮部415に読み出され(図11のQ108)、圧縮された後(図12のQ109)、画像メモリ416に格納される(図11、図12のQ110)。その後、圧縮された上記原稿画像データは、画像メモリ416から読み出され(図11、図12のQ111)、PCI404を介してHDD405に格納される(Q112)
特開2002−10076(平成14年1月11日公開) 特開2003−125198(平成15年4月25日公開) 特開2004−320160(平成16年11月11日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、画像処理ASIC414での原稿種別判別処理および領域分離処理が、原稿画像読取り→原稿画像記憶→原稿種別判別処理サイズ設定→原稿画像読出し→原稿種別判別処理→領域分離処理という手順で処理が行われている。特に、上記従来の構成では、原稿センサ402での原稿サイズ検知後、すなわち原稿種別判別処理サイズの確定後に、原稿種別判別処理を開始する構成であるため、原稿読取装置401による原稿画像の読取開始から原稿種別判別処理を開始するまでの時間が長くなる。このため、一連の画像処理に要する時間が長くなるという問題点を有している。
したがって、本発明は、上記原稿種別判別処理などの画像処理の開始時点を早くし、これにより、一連の画像処理に要する時間を短縮することができる画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、原稿画像データについての画像処理領域のサイズを仮定した仮の処理サイズを設定するとともに、1ページ分の前記原稿画像データが入力されている途中に入力される原稿サイズ検知信号から前記画像処理領域の真の処理サイズを設定し、前記原稿サイズ検知信号から前記仮の処理サイズの適否を判定する判定部と、前記仮の処理サイズに基づいて前記原稿画像データに対する画像処理を開始するとともに、前記判定部にて前記仮の処理サイズが適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を継続する一方、前記仮の処理サイズが不適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を中断し、前記真の処理サイズに基づいて前記原稿画像データに対する前記画像処理を開始する画像処理部とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の画像処理方法は、原稿画像データについての画像処理領域のサイズを仮定した仮の処理サイズを設定するとともに、1ページ分の前記原稿画像データが入力されている途中に入力される原稿サイズ検知信号から前記画像処理領域の真の処理サイズを設定し、前記原稿サイズ検知信号から前記仮の処理サイズの適否を判定する判定ステップと、前記仮の処理サイズに基づいて前記原稿画像データに対する画像処理を開始するとともに、前記判定ステップにて前記仮の処理サイズが適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を継続する一方、前記仮の処理サイズが不適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を中断し、前記真の処理サイズに基づいて前記原稿画像データに対する前記画像処理を開始する画像処理ステップとを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、画像処理部は、予め設定された仮の処理サイズに基づいて原稿画像データに対する画像処理を開始するので、原稿サイズ検知信号が入力される前、すなわち原稿画像データのサイズ(原稿サイズ)が判明する前に、原稿画像データに対する画像処理を開始することができる。したがって、判定部において仮の処理サイズが適と判定された場合、すなわち原稿サイズが予め想定された原稿サイズと一致している場合には、入力された原稿画像データに対する画像処理を早く開始することにより早く終了することができる。この結果、画像処理装置において行われる一連の画像処理に要する時間を短縮することができる。
なお、画像処理部は、判定部において仮の処理サイズが不適と判定された場合には、進行中の画像処理を中断し、真の処理サイズに基づいて原稿画像データに対する画像処理を開始する。このように、真の処理サイズに基づいて原稿画像データに対する画像処理を開始するのは従来の画像処理装置と同様であるので、仮の処理サイズが不適であった場合にも、従来の画像処理と比較して遅延は生じない。
上記の画像処理装置は、前記原稿画像データの種別を判別する原稿種別判別処理部と、前記原稿種別判別処理部の判別結果を反映して前記原稿画像データを複数の領域に分離する領域分離部と、前記領域分離部にて分離された領域に対して所定のフィルタ処理を行うフィルタ処理部とを備え、前記仮の処理サイズおよび前記真の処理サイズに基づいて行われる前記画像処理は、前記原稿種別判別処理部にて行われる原稿種別判別処理である構成としてもよい。
本願発明の構成は、原稿サイズを検知して、すなわち画像処理領域のサイズを設定して行われる原稿種別判別処理部に好適である。
上記の画像処理装置において、前記判定部は、前記仮の処理サイズを不適と判定した場合に、次回の原稿画像データに対する処理において、前記仮の処理サイズとして前記真の処理サイズを使用する構成としてもよい。
上記の構成によれば、今回の原稿画像データに対する処理において設定された仮の処理サイズが不適であった場合に、次回の原稿画像データに対する処理では仮の処理サイズが今回の真の処理サイズに置き換えられる。したがって、発生頻度の高い、連続して同一サイズの原稿の画像データに対して画像処理を行う場合や、出現頻度の高いサイズの原稿の画像データに対して画像処理を行う場合に適切に対応でき、画像処理に要する時間を高い確率で短縮することができる。
上記の画像処理装置は、入力された前記原稿画像データを記憶する記憶部を備え、前記画像処理部は、前記仮の処理サイズを使用する場合には、順次入力されてくる前記原稿画像データに対して順次前記画像処理を行う一方、前記真の処理サイズを使用する場合には、前記記憶部から読み出された前記原稿画像データに対して前記画像処理を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、画像処理部において、仮の処理サイズに基づいて原稿画像データに対する画像処理を行う場合には、順次入力されてくる原稿画像データに対して順次画像処理を行うので、判定部において前記仮の処理サイズが適と判定された場合には、画像処理に要する時間を適切に短縮することができる。
上記の画像処理装置は、対応可能な原稿サイズを第1および第2の2種類の原稿サイズに設定可能であり、前記判定部は、前記仮の処理サイズを第1の原稿サイズにより設定し、この仮の処理サイズが不適である場合の真の処理サイズを第2の原稿サイズにより設定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、第1の原稿サイズと第2の原稿サイズとが決まっているので、これら原稿サイズにより予め仮の処理サイズと真の処理サイズとを設定しておくことができる。したがって、判定部において第1の原稿サイズにより設定された仮の処理サイズが不適と判定された場合には、第2の原稿サイズにより設定された真の処理サイズに基づいて原稿画像データに対する画像処理を容易かつ迅速に開始することができる。
本発明の画像形成装置は、上記いずれかの画像処理装置と、複数サイズの原稿を送り出し可能な原稿送り装置と、前記原稿送り装置から送られてくる原稿の画像を読み取って原稿画像データを作成し、この原稿画像データを前記画像処理装置に入力する原稿読取装置と、前記原稿送り装置から前記原稿読取装置への原稿の搬送経路に配置された原稿検知部材により、通過する原稿の後端を検知して原稿サイズを確定し、前記原稿サイズ検知信号を出力する原稿サイズ検知手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、画像形成装置で行われる画像処理に要する時間を短縮することができる。
上記の画像形成装置において、前記原稿読取装置は、原稿の後端位置を前記原稿画像データの始端位置として原稿画像データを作成する構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えばA3原稿を等倍でA4用紙にコピーする際、原稿を表から見た場合に左側にあるコピー領域(A4相当)が原稿を原稿台に裏返して載置した場合に右側(突き当て基準位置とは反対側)になるため、右端(後端)を基準にすることで、原稿台を利用して読み取りを行ったときと、原稿送り装置を利用して読み取りを行ったときとの印刷領域を一致させることができるので、利用者を混乱させることが無い。
本発明の構成によれば、画像処理部は、予め設定された仮の処理サイズに基づいて原稿画像データに対する画像処理を開始するので、原稿サイズ検知信号が入力される前、すなわち原稿画像データのサイズ(原稿サイズ)が判明する前に、原稿画像データに対する画像処理を開始することができる。したがって、判定部において仮の処理サイズが適と判定された場合、すなわち原稿サイズが予め想定された原稿サイズと一致している場合には、入力された原稿画像データに対する画像処理を早く開始することにより早く終了することができる。この結果、画像処理装置において行われる一連の画像処理に要する時間を短縮することができる。
本発明の実施の一形態について説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態では、本発明の画像処理装置をデジタル複写機に適用した場合について説明する。
図2は、本発明のカラー画像処理装置を適用したデジタル複写機の機能的構成を示す概略のブロック図である。
本実施の形態に係るデジタル複写機は、図2に示すように、画像入力装置201、画像処理装置202、画像出力装置203および操作パネル204を備えている。画像処理装置202は、A/D変換部211、シェーディング補正部212、原稿種別判別部(判別手段)213、入力階調補正部214、領域分離処理部215、色補正部216、黒生成下色除去部217、空間フィルタ処理部218、出力階調補正部219および階調再現処理部220を備えている。
画像入力装置201は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を備えた原稿読取装置により構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、画像処理装置202に入力するものである。この画像入力装置201は図1に示す原稿読取装置401に相当する。
画像入力装置201にて読み取られたアナログ信号は、画像処理装置202内を、A/D変換部211、シェーディング補正部212、原稿種別判別部213、入力階調補正部214、領域分離処理部215、色補正部216、黒生成下色除去部217、空間フィルタ処理部218、出力階調補正部219および階調再現処理部220の順に送られ、CMYKのデジタルカラー信号として画像出力装置203へ出力される。
A/D(アナログ/デジタル)変換部211は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部212は、A/D変換部211より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、画像入力装置201の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。また、シェーディング補正部212ではカラーバランスの調整を行う。
原稿種別判別部213では、シェーディング補正部212にて各種の歪みが取り除かれカラーバランスの調整がなされたRGB信号(RGBの反射率信号)を濃度信号など画像処理装置202に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換するとともに、原稿種別の判別を行う。原稿種別の判定処理は、予め入力された原稿サイズの領域の中の画像を基に、予備領域分離処理を行うものである。
この原稿種別判別部213で生成された原稿種別判定信号は、入力階調補正部214、色補正部216、黒生成下色除去部217、空間フィルタ処理部218、階調再現処理部220に出力される。原稿種別の判定信号に基づいて、これら画像処理の処理を変更する。例えば原稿種別として「文字原稿」と判定された場合、領域分離処理における判定結果が文字と判定されやすいよう判定パラメータを変更する。
入力階調補正部214は、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を施すものである。
領域分離処理部215は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真(印画紙写真)領域のいずれかに分離するものである。この領域分離は領域が有する特徴量に応じて行われる。領域分離処理部215は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、色補正部216、黒生成下色除去部217、空間フィルタ処理部218、および階調再現処理部220へと出力するとともに、入力階調補正部214より出力された入力信号をそのまま後段の色補正部216に出力する。
色補正部216は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。
黒生成下色除去部217は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法(一般的方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y、出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式(1)で表わされる。
K’=f{min(C,M,Y)}
C’=C−αK’
M’=M−αK’
Y’=Y−αK’ (1)
空間フィルタ処理部218は、黒生成下色除去部217より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものである。階調再現処理部220も、空間フィルタ処理部218と同様に、CMYK信号の画像データに対して領域識別信号を基に所定の処理を施すものである。
例えば、領域分離処理部215にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部218による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部220においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離処理部215にて網点領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部218において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部219では、濃度信号などの信号を画像出力装置203の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部220で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。領域分離処理部215にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
操作パネル204は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部(図示せず)と設定ボタンなどより構成され、操作パネル204より入力された情報に基づいて画像入力装置201、画像処理装置202、画像出力装置203の動作が制御される。
上述した各処理が施された画像データは、一旦記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置203に入力される。この画像出力装置203は、画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するもので、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いた画像出力装置等を挙げることができるが特に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態のデジタル複写機(画像形成装置)が備える画像処理装置の実態的構成を示す概略のブロック図である。図1に示すように、画像処理装置には、CCD401aを有する原稿読取装置401、原稿センサ(原稿サイズ検知手段)402、プリンタエンジン403、PCI404およびHDD405が接続されている。画像処理装置は、コントローラ(判定部)301、AFE302、カラースキャンASIC303、画像処理ASIC(画像処理部)304、圧縮部305および画像メモリ306を備えている。
AFE302は図2に示したA/D変換部211としての機能を有し、カラースキャンASIC303はシェーディング補正部212としての機能を有する。画像処理ASIC304は、図2に示した原稿種別判別部213、入力階調補正部214、領域分離処理部215、色補正部216、黒生成下色除去部217、空間フィルタ処理部218、出力階調補正部219および階調再現処理部220として機能する。
上記の構成において、本実施の形態の画像処理装置では、原稿センサ402による原稿サイズの検知結果を受けて原稿種別判別処理サイズを設定するのではなく、原稿センサ402により原稿サイズが検知される前に、原稿種別判別処理サイズを見込み設定して原稿種別判別処理を開始するようになっている。これにより、原稿種別判別処理の開始時点を原稿センサ402により原稿サイズが検知される時点よりも早くし、その結果、一連の画像処理に要する時間を短縮できるようにしている。以下にそのための動作について説明する。
本実施の形態のデジタル複写機は、原稿送り装置を備え、この原稿送り装置から送られた原稿を原稿読取装置401にて読み取るようになっている。上記原稿送り装置は、複数サイズの原稿を送ることができるものである。この原稿送り装置については後述する。また、ここので画像処理は、原稿の片面から読み取られた画像に対してのみ処理を行うものとして説明する。
図3は、本実施の形態におけるデジタル複写機の画像処理装置による原稿種別判別処理を示すフローチャートである。図4は、原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が成功した場合における、図1に示したデジタル複写機のブロック図上での原稿種別判別処理の流れを示す説明図である。図5は、原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が成功した場合における、図1に示したデジタル複写機での原稿種別判別処理を含む画像処理を示すタイミングチャートである。図6は、原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が失敗した場合における、図1に示したデジタル複写機のブロック図上での原稿種別判別処理の流れを示す説明図である。図7は、原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が失敗した場合における、図1に示したデジタル複写機での原稿種別判別処理を含む画像処理を示すタイミングチャートである。
先ず、原稿種別判別処理サイズの見込み設定による原稿種別判別処理が成功した場合の動作を図3〜図5に基づいて説明する。原稿種別判別処理を行うにあたって、コントローラ301では、原稿読取装置401にて読み取られる原稿のサイズを想定し、原稿種別判別処理サイズを予め見込み設定する(S1)。
この見込み設定は、例えば、原稿読取装置401において前回読み込まれた原稿のサイズ、あるいは当該画像形成装置において最も使用頻度の高い原稿のサイズに基づいて行われる。すなわち、原稿読取装置401にて今回読み込まれる原稿が、これらのうちのいずれかのサイズであると仮定し、仮定した原稿サイズに基づいて原稿種別判別処理サイズを見込み設定する。なお、原稿種別判別処理サイズは、例えば、原稿サイズがA4、倍率設定が100%、出力用紙サイズがA4である場合、A4サイズとなる。また、原稿サイズがA4、倍率設定が200%、出力用紙サイズがA4である場合、A5サイズとなる。
原稿読取装置401では、原稿送り装置によって送られてきた原稿の画像を原稿の先端部から順次CCD401aにて読み取っていく。
ここで、原稿送り装置から送り出された原稿は、原稿センサ402を通過した後、原稿読取装置401に達する。詳細には、原稿は、原稿読取装置401にて先端部の読取が開始された時点において、原稿センサ402を完全に通過しておらず、原稿センサ402にて存在が検知されている状態である。その後、原稿読取装置401による読取が進行した時点で、原稿の後端が原稿センサ402を通過し、原稿のサイズが検知される(図4、図5のQ6)。
原稿の読み取りの進行に伴ってCCD401aから出力される原稿画像データは、AFE302およびカラースキャンASIC303を介して、画像メモリ306に順次入力されるとともに(図4のQ1、Q2、Q4)、画像処理ASIC304に順次入力される(図4のQ1〜Q3)。画像処理ASIC304に入力された原稿画像データは、画像処理ASIC304が備えるバッファメモリにより一時的に保持される。
画像処理ASIC304では、原稿読取装置401での原稿の読取動作に伴って順次入力されてくる原稿画像データに対して、原稿種別判別処理サイズを予め見込み設定されている原稿種別判別処理サイズとして、原稿種別判別処理(1A原稿種別判別処理)を開始する(S2)。
コントローラ301は、原稿センサ402による原稿サイズの検知結果を受けると(S3)、その検知結果に基づき、見込み設定した原稿種別判別処理サイズが正しかったかどうか判定する(S4)。
次に、コントローラ301は、原稿種別判別処理サイズの見込み設定が正しい場合には、その見込み設定に基づく1A原稿種別判別処理を成功と判定し、その処理を継続する(S5)。その後、1A原稿種別判別処理が終了すると(S6)、1ページ目の原稿に対する原稿種別判別処理が完了する(S7)。
以下、同様にして、2ページ目以降の原稿に対しても原稿種別判別処理を行うことができる。
その後、原稿種別判別処理が終了して画像メモリ306に格納された原稿画像データは、画像処理ASIC304に順次読み出され(図4、図5のQ7)、領域分離処理が行われる(図5のQ8)。この領域分離処理が終了すると、領域分離データは順次画像メモリ306に格納される(図4のQ9)。
また、領域分離処理が終了して画像メモリ306に格納された原稿画像データは、圧縮部305に順次読み出され(図4のQ10)、圧縮処理される。この圧縮処理が終了すると、原稿画像データは順次画像メモリ306に格納される(図4、図5のQ12)。
また、圧縮処理が終了して画像メモリ306に格納された原稿画像データは、PCI404に順次読み出され(図4のQ13)、HDD405に格納される(図4、図5のQ14)。
次に、原稿種別判別処理サイズの見込み設定による原稿種別判別処理が失敗した場合の動作を図3、図6および図7に基づいて説明する。S1〜S4までの動作は前述の場合と同様である。
S3において、コントローラ301は、原稿センサ402による原稿サイズの検知結果を受けると、その検知結果に基づき、S4において見込み設定した原稿種別判別処理サイズが正しかったかどうか判定する。
次に、コントローラ301は、原稿種別判別処理サイズの見込み設定が誤っている場合には、その見込み設定に基づく原稿種別判別処理(1A原稿種別判別処理)を失敗と判定し、その処理を中断する(S8)。
そこで、コントローラ301は、原稿センサ402により検知された原稿サイズに基づいて原稿種別判別処理サイズを再設定する(S9)。そして、画像処理ASIC304は、画像メモリ306から原稿画像データを読み出し(図6、図7のQ21)、再設定された原稿種別判別処理サイズに基づいて1B原稿種別判別処理を開始する(S10)。
その後、1B原稿種別判別処理が終了すると(S11)、1ページ目の原稿に対する原稿種別判別処理が完了する(S7)。
以下、同様にして、2ページ目以降の原稿に対しても原稿種別判別処理を行うことができる。また、領域分離処理および圧縮処理等については前述の場合と同様である。
なお、上記の画像処理装置において、対応可能な原稿サイズを第1および第2の2種類の原稿サイズ、例えばA4およびB5に設定できるようにしてもよい。この場合には、予め、第1および第2の原稿サイズに基づいて原稿種別判別処理サイズを設定しておき、第1の原稿サイズに基づく原稿種別判別処理サイズの見込み設定が誤っていた場合に、第2の原稿サイズに基づく原稿種別判別処理サイズを使用して、迅速に原稿種別判別処理を再開することができる。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置では、原稿サイズを仮定して原稿種別判別処理サイズを見込み設定し、原稿サイズが判明するのを待つことなく、原稿種別判別処理を開始している。したがって、仮定した原稿サイズと実際の原稿サイズとが一致した場合には、原稿種別判別処理を早く終了することができ、これにより一連の画像処理を迅速に行うことができる。
一方、仮定した原稿サイズと実際の原稿サイズとが不一致の場合には、従来と同様、原稿サイズが判明した後に原稿種別判別処理を開始するので、従来と比較して画像処理の遅延は生じない。
次に、本実施の形態のデジタル複写機が備える原稿送り装置について説明する。図8は、原稿送り装置を側方から見て示す断面図である。また、図9は、原稿送り装置を示す平面図である。原稿送り装置は、原稿を原稿トレイ1から引き出して、原稿読取装置401による原稿の読取り箇所5まで送り出す。
この原稿送り装置は、原稿が載置される原稿トレイ1、中間トレイ2、原稿が排出される原稿排紙トレイ3、および各トレイ1、2、3間で原稿を搬送する原稿搬送機構4を備えている。
原稿搬送機構4は、原稿トレイ1に載置された原稿を原稿読取箇所5を介して中間トレイ2または原稿排紙トレイ3へと搬送するための主搬送路6と、中間トレイ2上の原稿を主搬送路6に戻して供給するための副搬送路7とを備えている。
主搬送路6の上流端側(原稿トレイ1の排出側に対向する部分)には、呼び込みローラ8および一対のサバキローラ9が配設されている。呼び込みローラ8は、図8に示すように連結アーム10の先端に軸支されており、この連結アーム10がサバキローラ9の軸に対して回転自在に軸支されている。これにより、呼び込みローラ8がサバキローラ9の軸を回転中心として回転自在に支持され、呼び込みローラ8の昇降が可能にされている。原稿が原稿トレイ1に載置される前は、呼び込みローラ8が上方に移動され、この状態で原稿が原稿トレイ1に載置され、原稿の先端が原稿トレイ1と呼び込みローラ8間に滑り込んで位置Aに至る。そして、呼び込みローラ8が図8に示すように下方に移動されると、呼び込みローラ8が原稿の先端近傍に接触する。この後、呼び込みローラ8が回転されると、呼び込みローラ8により原稿トレイ1の原稿が引き出され、この原稿が各サバキローラ9の間を通過して搬送されて行く。
主搬送路6と副搬送路7との合流箇所Bよりも下流側には一対のPSローラ11および搬送ローラ12が設けられ、更に下流側に原稿読取り装置(図示せず)のプラテンガラス13が設けられ、このプラテンガラス13の下方に原稿読取装置401が設けられている。各PSローラ11は、その回転を一時的に停止されており、各サバキローラ9の間を経由して来た原稿の先端が該各PSローラ11に突き当たって、原稿の先端が該各PSローラ11と平行に揃えられる。そして、各PSローラ11は、原稿読取装置401による読取開始時に原稿の先端がプラテンガラス13に達するようなタイミングで、その回転を開始して、原稿の搬送を開始する。
原稿読取装置401は、プラテンガラス13を通じて、該プラテンガラス13上で副走査方向に搬送される原稿を照明し、原稿画像を主走査方向に繰り返し読取って、原稿画像全体を読取る。
プラテンガラス13の下流側には、搬送ローラ14および揺動板15が設けられており、主搬送経路6における揺動板15よりも下流側に一対の原稿排紙ローラ16および原稿排紙トレイ3が設けられ、副搬送経路7における揺動板15よりも下流側に一対の搬送ローラ17および中間トレイ2が設けられている。プラテンガラス13上を通過して来た原稿は、搬送ローラ14、揺動板15、および各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出されるか、あるいは搬送ローラ14、揺動板15、および各搬送ローラ17を通じて中間トレイ2へと搬送される。
揺動板15は、上下方向に揺動して、プラテンガラス13上を通過して来た原稿を原稿排紙トレイ3および中間トレイ2のいずれかの側に切り替えて導く。この揺動板15により原稿が原稿排紙トレイ3側に導かれた場合は、原稿が各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出される。また、この揺動板15により原稿が中間トレイ2側に導かれた場合は、原稿が各搬送ローラ17を通じて中間トレイ2へと搬送され、原稿の先端側が中間トレイ2上に載る。そして、各搬送ローラ17間に原稿の後端が挟まれているタイミングで、各搬送ローラ17が停止されて逆回転駆動され、原稿が揺動板15を介して副搬送経路7へと搬送される。更に原稿が副搬送経路7から主搬送経路6へと搬送されて、原稿の表裏が反転される。そして、原稿は、その先端を各PSローラ11と平行に揃えられてから、プラテンガラス13上を通過して、該原稿の裏側の画像を読取られ、各原稿排紙ローラ16を通じて原稿排紙トレイ3に排出される。
なお、上記実施形態の画像処理装置の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(ReAd Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の画像処理装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(ErAsABle ProgrAmmABle ReAd Only Memory)、EEPROM(ElectricAlly ErAsABle ProgrAmmABle ReAd Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の構成は、原稿画像を読み取って得られる原稿画像データに対して画像処理を行う画像処理装置を備えた画像形成装置等の種々の装置に適用可能である。
本実施の形態の画像形成装置としてのデジタル複写機が備える画像処理装置の実態的構成を示す概略のブロック図である。 本実施の形態におけるデジタル複写機の機能的構成を示す概略のブロック図である。 図1に示したデジタル複写機の画像処理装置による原稿種別判別処理を示すフローチャートである。 原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が成功した場合における、図1に示したデジタル複写機のブロック図上での原稿種別判別処理の流れを示す説明図である。 原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が成功した場合における、図1に示したデジタル複写機での原稿種別判別処理を含む画像処理を示すタイミングチャートである。 原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が失敗した場合における、図1に示したデジタル複写機のブロック図上での原稿種別判別処理の流れを示す説明図である。 原稿種別判別処理サイズの予め見込み設定による原稿種別判別処理が失敗した場合における、図1に示したデジタル複写機での原稿種別判別処理を含む画像処理を示すタイミングチャートである。 本実施の形態のデジタル複写機が備える原稿送り装置を側方から見て示す断面図である。 図8に示した原稿送り装置の平面図である。 従来のデジタル複写機が備える画像処理装置の実態的構成を示す概略のブロック図である。 図10に示したブロック図上での処理の流れを示す説明図である。 図11によって説明した処理の流れを示すタイミングチャートである。
符号の説明
301 コントローラ(判定部)
304 画像処理ASIC(画像処理部)
306 画像メモリ(記憶部)
401 原稿読取装置
402 原稿センサ(原稿サイズ検知手段)

Claims (8)

  1. 原稿画像データについての画像処理領域のサイズを仮定した仮の処理サイズを設定するとともに、1ページ分の前記原稿画像データが入力されている途中に入力される原稿サイズ検知信号から前記画像処理領域の真の処理サイズを決定し、前記原稿サイズ検知信号から前記仮の処理サイズの適否を判定する判定部と、
    前記仮の処理サイズを設定した時点で前記原稿画像データに対する画像処理を開始するとともに、前記判定部にて前記仮の処理サイズが適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を継続する一方、前記仮の処理サイズが不適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を中断し、前記真の処理サイズに基づいて前記原稿画像データに対する前記画像処理を開始する画像処理部と
    入力された前記原稿画像データを記憶する記憶部とを備え、
    前記画像処理部は、前記仮の処理サイズを使用する場合には、順次入力されてくる前記原稿画像データに対して順次前記画像処理を行う一方、前記真の処理サイズを使用する場合には、画像処理を中断した前記原稿画像データを前記記憶部から読み出し、その前記原稿画像データに対して前記画像処理をやり直すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記原稿画像データの種別を判別する原稿種別判別処理部と、前記原稿種別判別処理部の判別結果を反映して前記原稿画像データを複数の領域に分離する領域分離部と、前記領域分離部にて分離された領域に対して所定のフィルタ処理を行うフィルタ処理部とを備え、前記仮の処理サイズおよび前記真の処理サイズに基づいて行われる前記画像処理は、前記原稿種別判別処理部にて行われる原稿種別判別処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定部は、前記仮の処理サイズを不適と判定した場合に、次回の原稿画像データに対する処理において、前記仮の処理サイズとして前記真の処理サイズを使用することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 対応可能な原稿サイズを第1および第2の2種類の原稿サイズに設定可能であり、
    前記判定部は、前記仮の処理サイズを第1の原稿サイズにより設定し、この仮の処理サイズが不適である場合の真の処理サイズを第2の原稿サイズにより設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 判定部が、原稿画像データについての画像処理領域のサイズを仮定した仮の処理サイズを設定するとともに、1ページ分の前記原稿画像データが入力されている途中に入力される原稿サイズ検知信号から前記画像処理領域の真の処理サイズを決定し、前記原稿サイズ検知信号から前記仮の処理サイズの適否を判定する判定ステップと、
    画像処理部が、前記仮の処理サイズを設定した時点で前記原稿画像データに対する画像処理を開始するとともに、前記判定ステップにて前記仮の処理サイズが適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を継続する一方、前記仮の処理サイズが不適と判定された場合には、進行中の前記画像処理を中断し、前記真の処理サイズに基づいて前記原稿画像データに対する前記画像処理を開始する画像処理ステップと
    記憶部が、入力された前記原稿画像データを記憶する記憶ステップとを備え、
    前記画像処理ステップでは、前記仮の処理サイズを使用する場合には、順次入力されてくる前記原稿画像データに対して順次前記画像処理を行う一方、前記真の処理サイズを使用する場合には、画像処理を中断した前記原稿画像データを前記記憶部から読み出し、その前記原稿画像データに対して前記画像処理をやり直すことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    複数サイズの原稿を送り出し可能な原稿送り装置と、
    前記原稿送り装置から送られてくる原稿の画像を読み取って原稿画像データを作成し、この原稿画像データを前記画像処理装置に入力する原稿読取装置と、
    前記原稿送り装置から前記原稿読取装置への原稿の搬送経路に配置された原稿検知部材により、通過する原稿の後端を検知して原稿サイズを確定し、前記原稿サイズ検知信号を
    出力する原稿サイズ検知手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置の前記の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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