JP4667265B2 - マスク性能測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マスク性能測定装置に関する。
従来、マスクの性能は、マスク単体で花粉、ハウスダスト、粉塵等といった被検出物の捕集効率又は吸気抵抗等の諸性能が測定されて来た。そして、マスク単体における被検出物の捕集効率は、非常に高い値を有するものの、そのマスクを実際に装着した場合には、被検出物によるアレルギー症状を十分に抑制できない場合があった。この理由として、マスクと装着者の肌との間に隙間が生じ、この隙間から被検出物がマスク内に入ることが考えられる。このように、マスク単体による性能評価では、マスク装着時のフィット性を正しく評価し難い面があった。
そのため、マスクの性能評価には、ヒトがマスクを装着する評価方法を加えることが好ましい。しかし、この評価方法は、被験者の体調による評価結果への影響が大きく、また評価にかかる手間及び費用が一般に大きくなる。更に、ヒトがマスクを装着する評価方法では、様々な環境における評価又は長時間に亘る評価等を行なうことが難しい。
そこで、試験用の人頭模型を用いたマスク性能測定装置を用いて、手軽にマスクの性能を総合的に評価することが考えられている。
例えば、試験用の人頭模型を用いたマスクの防塵性測定装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1には、試験用人頭模型の前面に吸排気を行なう鼻孔を設け、かつ該鼻孔に対応して吸排気部と塵検出部を設け、該鼻孔を覆うマスクを装着することを特徴とする防塵性測定装置が開示されている。
特開昭62−263443号公報
特許文献1記載の防塵性測定装置は、マスク内に吸引された花粉等の被検出物の粒子数を測定することはできるものの、マスク装着時の呼吸のし易さ又は眼鏡の曇り易さ等のマスク装着時の快適性を測定することはできない。
従って、本発明の目的は、マスク内に吸引された被検出物数を測定できると共に、マスク内外の差圧及び温湿度を測定できるマスク性能測定装置を提供することにある。
本発明は、人頭模型及び人工呼吸器を備えたマスク性能測定装置であって、該人頭模型は、前記人工呼吸器と繋がっている鼻孔及び/又は口孔をその前面に有しており、マスクが、前記鼻孔及び/又は前記口孔を覆うように装着可能となされており、前記マスクが前記人頭模型に装着された時に、該マスクに対して非人頭模型側の領域であるマスク外側と、該マスクに対して人頭模型側の領域であるマスク内側とに区分され、前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける被検出物の数を測定する被検出物数測定器を有しており、前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれの圧力を測定する圧力測定器を有しているマスク性能測定装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、人頭模型及び人工呼吸器を備えたマスク性能測定装置であって、該人頭模型は、前記人工呼吸器と繋がっている鼻孔及び/又は口孔をその前面に有しており、マスクが、前記鼻孔及び/又は前記口孔を覆うように装着可能となされており、前記マスクが前記人頭模型に装着された時に、該マスクに対して非人頭模型側の領域であるマスク外側と、該マスクに対して人頭模型側の領域であるマスク内側とに区分され、前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける被検出物の数を測定する被検出物数測定器を有しており、前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける温度及び湿度を測定する温度測定器及び湿度測定器を有しているマスク性能測定装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のマスク性能測定装置によれば、マスク内に吸引された被検出物の数を測定できると共に、マスク内外の差圧及び温湿度を測定でき、マスク装着時の呼吸のし易さ又は眼鏡の曇り易さ等のマスク装着時の快適性も測定することができる。
以下、本発明のマスク性能測定装置の好ましい一実施形態について、被検出物としての花粉の捕集性能等測定(花粉数の測定、マスク内外の差圧測定、温湿度測定等)に関して、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、本発明のマスク性能測定装置は花粉の捕集性能等測定に限定されるものではなく、ハウスダスト、その他の捕集性能等測定に関しても使用することができる。
本実施形態のマスク性能測定装置1(以下、本装置1ともいう。)は、図1〜図3に示すように、人頭模型2及び人工呼吸器Aを備えており、人頭模型2は、人工呼吸器Aと繋がっている鼻孔21及び口孔23をその前面に有しており、マスク8が、鼻孔21及び口孔23を覆うように装着可能となされており、マスク8が人頭模型2に装着された時に、該マスク8に対して非人頭模型側の領域であるマスク外側Pと、該マスク8に対して人頭模型側の領域であるマスク内側Qとに区分される。
また、本装置1は、マスク外側P及びマスク内側Qそれぞれにおける被検出物数(以下、花粉数)を測定する被検出物数測定器(以下、花粉数測定器)を有しており、マスク外側P及びマスク内側Qそれぞれの圧力を測定する圧力測定器を有している。
更に、本装置1は、マスク外側P及びマスク内側Qそれぞれにおける温度及び湿度を測定する温度測定器及び湿度測定器を有している。
以下、便宜上、マスク外側Pにおける花粉数を測定する花粉数測定器を花粉数測定器4a、マスク内側Qにおける花粉数を測定する花粉数測定器を花粉数測定器4bという。同様に、マスク外側Pにおける圧力を測定する圧力測定器を圧力測定器5a、マスク内側Qにおける圧力を測定する圧力測定器を圧力測定器5bといい、マスク外側Pにおける温度を測定する温度測定器を温度測定器6a、マスク内側Qにおける温度を測定する温度測定器を温度測定器6bといい、マスク外側Pにおける湿度を測定する湿度測定器を湿度測定器7a、マスク内側Qにおける湿度を測定する湿度測定器を湿度測定器7bという。
本装置1は、マスク8の性能測定をするものである。例えば、マスク8が人頭模型2に装着された時のフィット性を評価することができる。また、マスク8が人頭模型2に装着された状態で、様々な環境におけるマスクの性能評価又は長時間に亘る評価等を、手軽に行なうことができる。
本装置1について、更に説明すると、本装置1は、図1に示すように、人頭模型2、該人頭模型2が内部に納められた密閉ボックス3、人工呼吸器A及び制御部Bから構成されている。
本装置1で測定されるマスク8としては、例えば、一体となったフィルター部及び面体、並びにしめひもからなり、かつ、フィルター部によって花粉をろ過した外気を吸入し、呼気はフィルター部から外気中に排出する構成を有しているものが挙げられる。前記しめひもは、耳にかけるか又は後頭部において固定されることが好ましい。このような構成を有するマスクとしては、具体的には、使い捨てのマスクがある。
次に、本装置1における人頭模型2について説明する。
本装置1における人頭模型2は、図2及び図3に示すように、ヒトの人頭の形態を模したものであり、その前面に鼻部22及び口孔23を有し、その両側面に一対の耳部25,25を有している。
本装置1における人頭模型2は、樹脂製であり、中空である。このような人頭模型2としては、例えば、(有)デジタルヒューマンテクノロジー製の平均人頭模型が挙げられる。
鼻部22は、鼻孔21を有している。該鼻孔21は、図2に示すように、一対の開孔部である。図2には、鼻孔21及び口孔23を覆うように装着されたマスク8が、点線で示されている。
鼻孔21及び口孔23は、チューブを介して、後述する人工呼吸器Aと繋がっており、鼻孔21又は口孔23から呼気及び吸気をすることができる。
鼻部22について詳述すると、人頭模型2における鼻孔21を含む鼻部22は、交換可能である。鼻部22は、図4(a)及び(b)に示すように、人頭模型2の前面における中央部に位置している。鼻部22は、図5に示すように、ビス22aにより脱着自在に人頭模型本体に固定されており、該ビス22aを外すことにより、図4(c)に示すように、該人頭模型本体から取り外すことができる。
鼻部22における鼻孔内部21aの部分は、人体におけるいわゆる鼻腔の部分に相当する。鼻部22は、鼻孔21としての一対の開孔部を有し、鼻部22の内部において一対の前記開孔部それぞれから延びる鼻孔内部21が一つに繋がっている。
本装置1は、鼻部21を交換することにより、鼻腔の形状又は状態を種々に変えることができる。鼻腔の形状としては、例えば、鼻腔の径を図6(a)に示すように、太いものとしたり、鼻腔の径を図6(b)に示すように、途中から狭くなるものとすること等ができる。
また、鼻腔の状態としては、例えば、鼻腔に鼻毛を設けたり、鼻腔が乾燥している状態又は濡れている状態等とすることができる。
マスク8は、例えば、しめひもを一対の耳部25,25にかけて、人頭模型2の鼻孔21及び口孔23を覆うように、人頭模型2に装着されることが好ましい。マスク8は、一般に、その材質、構造又は形状等により、人頭模型2への装着時のフィット性が異なる。本装置1は、マスク8と人頭模型2との間の隙間の有無又は隙間の程度を観察することができ、マスク装着時のフィット性を調べられる。
本装置1において、マスク内側Qは、マスク8と人頭模型2との間の領域Q1(図3参照)、鼻孔内部21a及び口孔内部23aから形成されている。領域Q1は、図3に示すように、マスク8の肌当接面側の面と人頭模型2の肌との間の領域である。鼻孔内部21aは、鼻孔21と繋がっているチューブ内部及び、該チューブを介して繋がっている人工呼吸器Aにおける呼吸経路内部をも含む領域である。同様に、口孔内部23aは、口孔23と繋がっているチューブ内部及び、該チューブを介して繋がっている人工呼吸器Aにおける呼吸経路内部をも含む領域である。
一方、マスク8に対して非人頭模型側の領域であるマスク外側Pは、マスク8の非肌当接面側の面と密閉ボックス3内部の間の領域であり、人頭模型2内部は含まない。
更に、人頭模型2の顎部24が可動であり、該顎部24が動くことによるマスクのフィット性を調べることができる。また、顎部24が動くことによるマスク8の他の諸性能、具体的には、マスク内側Qにおける花粉数、温度及び湿度への影響を調べることができる。
顎部24は、人頭模型2における下唇から顎にかけての部分であり、口が閉じた状態から、口が開いた状態まで動かすことができる。顎部24は、手動又は自動で動かせることが好ましい。特に、顎部24が自動で動く場合には、その作動は、制御部Bにより制御されることが好ましい。
本装置1は、図1に示すように、密閉ボックス3を有しており、人頭模型2は、図2に示すように、該密閉ボックス3内に配されている。密閉ボックス3内において、人頭模型2は、支持台34に載置されている。
本装置1の密閉ボックス3は、透明な樹脂製であり、内部の人頭模型2を密閉ボックス3の外から見ることができる。密閉ボックス3は、花粉の飛散状態に対する外部からの影響を排除するために、人頭模型2と外部との間の通気を遮断する。また、本装置1の密閉ボックス3は、その内部の温度及び湿度を、外部とは独立に調節できるようになっている。
次に、本装置1の人工呼吸器Aについて説明する。
本装置1における人工呼吸器Aは、図1に示すように、呼吸ポンプA1、流量計A2、加湿器A3及び温調器A4から構成されている。各装置間はチューブにより繋がっており、吸気及び呼気が該チューブ内を通る。
吸気は、密閉ボックス3内の空気がマスク8を通過した後、鼻孔21又は口孔23から人頭模型2の内部に入り、流量計A2を通って、呼吸ポンプA1により吸引される。呼気は、吸引された呼気が呼吸ポンプA1から排出されて、加湿器A3及び温調器A4を通り、鼻孔21又は口孔23から排気される。呼気は、加湿器A3において、加湿されると共に温調器A4により温度調整が行なわれる。
呼吸ポンプA1について、以下に詳述する。呼吸ポンプA1は、気体の吸気及び排気を行なうもので、ヒトの呼吸動作をシミュレートできることが好ましい。例えば、大人、子供、男女の呼吸動作をシミュレートできることが好ましい。本装置1において、呼吸ポンプA1の作動は、制御部Bにより制御されている。
本装置1における呼吸ポンプA1は、呼吸数及び呼吸量を調節することができる。具体的には、本装置1の呼吸ポンプA1は、呼吸数を5〜60回/分、呼吸量を0.05〜1L/回の範囲で調節することができる。また、呼吸ポンプA1は、呼吸のパターンを調節することができ、例えば矩形波、正弦波、三角波等のパターンで呼吸することができる。
このような呼吸ポンプA1としては、従来公知の各種ポンプを用いることができ、例えば、このような呼吸ポンプA1として、HAVARD APPARATUS製の呼吸装置であるボリュームコントロールレスピレーター(型番Model613 55-0715)が挙げられる。
次に、流量計A2について、以下に詳述する。流量計A2は、気体の流量を測定するものであり、鼻孔21又は口孔23と呼吸ポンプA1との間に位置しており、鼻孔21又は口孔23から吸引された吸気量を測定する。流量計A2は、前述した範囲の呼気量を測定できることが好ましい。
また、本装置1において、流量計A2で測定された値は、電気信号として制御部Bに送られる。
流量計A2としては、従来公知の各種流量計を用いることができ、このような流量計A2として、例えば、(株)堀場エステック製(型番SEF-51)が挙げられる。
次に、加湿器A3について、以下に詳述する。加湿器A3は、呼気を加湿するものであり、呼吸ポンプA1と鼻孔21又は口孔23との間に位置している。ヒトの呼気には、吸気よりも多くの水蒸気が含まれている。ヒトの頭に装着されたマスク8は、呼気に含まれる水蒸気を吸湿すると、フィルター性能、呼吸のし易さ、フィルター部と一体となった面体の形状又はマスク内の蒸れの程度等が変化してくる場合がある。また、マスク8の装着者が、眼鏡を着用している場合には、マスク8の上方から呼気が漏れることにより、眼鏡の曇りが生じる場合がある。
本装置1における人工呼吸器Aは、呼気の加湿手段としての加湿器A3を有しており、マスク8の諸性能への呼気中の水蒸気による影響を調べることができる。
ヒトの呼気における湿度は、一般に、相対湿度として90〜100%であり、加湿器A3は、この範囲に湿度を調節できるものであることが好ましい。本装置1において、加湿器A3の作動は、制御部Bにより制御される。
加湿器A3としては、従来公知の各種加湿器を用いることができ、特にスチーム式等が好ましく用いることができる。
次に、温調器A4について、以下に詳述する。温調器A4は、呼気の温度を調整するものであり、呼吸ポンプA1と鼻孔21又は口孔23との間に位置している。本装置1において、温調器A4は、加湿器A3内の呼気に対して、温度調節を行なうようになっている。
ヒトの呼気の温度は外気温度と体温との関係で、吸気の温度よりも体温の方が高ければ、吸気が体温により温められて、吸気の温度よりも増加する。一方、吸気の温度よりも体温の方が低ければ、吸気の温度が体内で奪われて、呼気の温度が、吸気の温度よりも減少する場合もある。呼気の温度は、前述した湿度と共に、マスク8の装着者に対して、マスク内の蒸れの程度、眼鏡の曇り等に影響を与える場合がある。
本装置1における人工呼吸器Aは、呼気の温調手段としての温調器A4を有しており、マスク8の諸性能への呼気温度による影響を調べることができる。
本装置1において、人頭模型2が配されている密閉ボックス3内の温度は、密閉ボックス3の温調器(図示せず)により所定の温度に調節される。密閉ボックス3内の温度は、0〜30℃の範囲内に調節することできる。一方、ヒトの呼気における温度は、吸気の温度にもよるが、一般に、30〜40℃であり、温調器A4は、呼気の温度を前記範囲内の温度に調節できることが好ましい。本装置1において、温調器A4の作動は、制御部Bにより制御される。
温調器A4としては、従来公知の各種温調器を用いることができる。
人工呼吸器Aから人頭模型2へ向って延びる呼気及び吸気のチューブそれぞれは、図3に示すように、第1切り替えバルブA5に繋がっている。第1切り替えバルブA5は、3方弁である。本装置1において、第1切り替えバルブA5の作動は、制御部Bにより制御される。
第1切り替えバルブA5により、呼気又は吸気における経路が切り替えられ、吸気の時には、鼻孔21又は口孔23と流量計A2とが繋がり、呼気の時には、鼻孔21又は口孔23と加湿器A3とが繋がる。
第1切り替えバルブA5から鼻孔21又は口孔23へ向って一本のチューブが延び、第2切り替えバルブA6に繋がっている。更に、第2切り替えバルブA6から2本のチューブが延び、それぞれ鼻孔21又は口孔23と繋がっている。
本装置1において、第2切り替えバルブA6の作動は、制御部Bにより制御される。第2切り替えバルブA6の切り替えにより、鼻孔21又は口孔23の何れか一方を選択して、該一方のみから吸気及び呼気ができるようになっている。
前述した構成を有する本装置1において、鼻孔内部21a及び口孔内部23aそれぞれは、第2切り替えバルブA6から人工呼吸器Aにおける呼吸経路内部の領域は同一である。
また、本装置1は、測定器として、花粉数測定器4a、4b、圧力測定器5a、5b、温度測定器6a、6b及び湿度測定器7a、7bを備えており、マスクの8の諸性能を調べることができる。以下に、各測定器について説明する。
まず、花粉数測定器4a、4bについて、以下に詳述する。花粉数測定器4a、4bは、空気中の花粉数を測定するものである。
マスク8の性能として、花粉がマスク外側Pからマスク内側Qへ侵入することを防止するフィルター性能がある。マスクのフィルター性能が高い程、マスク内側Qおける花粉数が少なくなり、マスク装着者のアレルギー症状を抑えることができる。
本装置1は、マスク外側Pにおける花粉数を測定する花粉数測定器4aと、マスク内側Qにおける花粉数を測定する花粉数測定器4bとを備えている。マスク内側Qにおける花粉数を測定する花粉数測定器4bは、図2及び図3に示すように、マスク8と人頭模型2との間の領域Q1における花粉数を測定する第1被検出物数測定器(以下第1花粉数測定器)41と、鼻孔内部21a及び口孔内部23aそれぞれの花粉数を測定する第2及び第3被検出物数測定器(以下第2及び第3花粉数測定器)42、43とを有している。
第1花粉数測定器41は、図2に示すように、人頭模型2表面における一方の頬部に配されている。第2花粉数測定器42及び第3花粉数測定器43は、図3に示すように、第1切り替えバルブA5と流量計A2との間であって、該第1切り替えバルブA5近傍の位置に配されている。本装置1において、第2花粉数測定器42と第3花粉数測定器43とは直列に配されており、第2花粉数測定器42が第1切り替えバルブA5寄りに位置している。
マスク8と人頭模型2との間の領域Q1における花粉の中には、マスク外側Pから侵入してきたものの他に、吸気により鼻孔21又は口孔23内部に一度吸引された花粉が排出されたものも含まれている。本装置1は、第1花粉数測定器41と共に、第2花粉数測定器42及び第3花粉数測定器43とを有しているので、一度吸引された後排出された花粉数に関する情報を得ることができる。
マスク外側Pにおける花粉数を測定する花粉数測定器4aは、図2に示すように、マスク外側Pに浮遊している花粉数を測定する第4被検出物数測定器(以下第4花粉数測定器)44と、密閉ボックス3底部に落下した花粉数を測定する第5検出物測定器(以下第5花粉数測定器)45と有している。
第4花粉数測定器44は、図2に示すように、支持台34の一隅から上方へ延びる柱35における支持台34近傍に備えられた測定器ボックス36内に配されている。第5花粉数測定器45は、密閉ボックス3の底部に配されている。
本装置1は、非接触型及び接触型の浮遊粒子測定器を備えている。非接触型の浮遊粒子測定器としては、被検出物としての浮遊粒子(例えば花粉等)による光散乱光を利用する測定器が好ましく用いられる。この種の測定器は、例えば、環状のセンサー部内を通過した花粉数を測定するものであり、気体の吸引部を特に必要としないことが好ましい。また、花粉と同様に空気中に浮遊している、塵、埃等と花粉とを区別できるものであることが好ましい。
非接触型の浮遊粒子測定器は、花粉数をリアルタイムで測定でき、花粉数の経時変化を調べることができることが好ましい。例えば、マスク8のフィルター性能が、呼気に含まれる水蒸気を吸湿して経時変化する場合には、フィルター性能の変化に伴うマスク内側Qにおける花粉数の変化を調べられることが好ましい。
本装置1において、非接触型の浮遊粒子測定器による測定値は、電気信号として制御部Bに送られる。このような非接触型の浮遊粒子測定器として、例えば、神栄(株)製(型番PS−2)が挙げられる。
また、接触型の浮遊粒子測定器としては、花粉を捕集し、捕集した花粉を光学顕微鏡等で観察できるものが好ましい。この種の測定器は、例えば、エアーサンプラーのように濾紙を備え、該濾紙の一方の面から気体を吸引して他方の面に花粉を捕集するもの、又は、粘着部を有するスライドガラスであって、該粘着部に花粉を粘着して捕集するもの等が好ましく用いられる。
接触型の浮遊粒子測定器を用いると、捕集された花粉の種類、数、形状又は粒径等を調べることができるので、複数の種類の花粉を用いたり、粒度分布を有する花粉を用いた場合に対するマスク8のフィルター性能を調べる上で好ましい。
前述した非接触型又は接触型の浮遊粒子測定器は、本装置1における各部位で花粉測定器として用いることができるが、本装置1においては、第1花粉数測定器41、第2花粉数測定器42及び第4花粉数測定器44として、非接触型を用いている。一方、第3花粉数測定器43及び第5花粉数測定器45として、接触型を用いている。
次に、圧力測定器5a、5bについて、以下に詳述する。圧力測定器5a、5bは、マスク外側Pと領域Q1との間の差圧、マスク外側Pと鼻孔内部21aとの間の差圧、又はマスク外側Pと口孔内部23aとの間の差圧を測定するものである。
マスク8の性能として、装着時の快適性がある。例えば、装着時におけるいわゆる呼吸のし易さであり、マスク外側Pとマスク内側Qとの間の差圧が小さい程、息がし易く、装着時の快適性が高くなる。
マスク内側Qにおける圧力を測定する圧力測定器5bは、図2及び図3に示すように、マスク8と人頭模型2との間の領域Q1における圧力を測定する第1圧力測定器51a、51b、51cと、鼻孔内部21a及び口孔内部23aそれぞれの圧力を測定する第2及び第3圧力測定器52,53とを有している。
第1圧力測定器51a、51b、51cは、図2に示すように、人頭模型2表面における鼻部22及び口孔23の近傍の3箇所に配されている。第2圧力測定器52は、図3に示すように、鼻孔21と第2切り替えバルブA6との間であって、脱着自在の鼻部22よりも第2切り替えバルブA6寄りの位置における鼻孔内部21aに配されている。第3圧力測定器53は、口孔23と第2切り替えバルブA6との間における口孔内部23aに配されている。
マスク外側Pにおける圧力を測定する圧力測定器5aは、図2に示すように、圧力測定器54である。圧力測定器54は、支持台34の一隅から上方へ延びる柱35における支持台34近傍に備えられた測定器ボックス36内に、第4花粉測定器44と共に配されている。
前述した圧力測定器5a、5bは、−1〜1kPaの範囲の差圧を測定できることが、種々なマスク及び種々な条件でのマスク性能の測定を行なう上で好ましい。
また、本装置1における圧力測定器5a、5bは、リアルタイムでの差圧を測定でき、差圧の経時変化を調べることができる。例えば、マスク8のフィルター性能が、呼気に含まれる水蒸気を吸湿して経時変化する場合には、フィルター性能の変化に伴うマスク内側Qにおける差圧の変化を調べることができる。
本装置1において、圧力測定器5a、5bによる測定値は、電気信号として制御部Bに送られる。このような圧力測定器5a、5bとして、例えば、日本電産コパル電子(株)製(型番PA−100−100D−W)が挙げられる。
次に、湿度測定器7a、7bについて、以下に詳述する。湿度測定器7a、7bは、人頭模型2表面、呼吸経路又は空気の湿度を測定するものである。人頭模型2に装着されたマスク8は、呼気に含まれる水蒸気を吸湿すると、フィルター性能、呼吸のし易さ、フィルター部と一体となった面体の形状又はマスク内の蒸れの程度等が変化してくる場合がある。また、本装置1は、マスク8を装着した人頭模型2に眼鏡をかけ、該マスク8の上方から呼気が漏れることによる該眼鏡の曇りの程度を調べることができる。
本装置1は、湿度測定器7a、7bを有しているので、前述した諸性能と、湿度との関係を調べることができる。人頭模型2表面又は眼鏡における濡れ又は曇りは、人頭模型2表面又は眼鏡に接している空気における水蒸気の分圧が露点の飽和水蒸気圧と等しくなることにより生じ始める。飽和水蒸気圧は、空気の温度によって変化するので、空気の温度も後述する温度測定器により測定される。
本装置1は、マスク外側Pにおける湿度を測定する湿度測定器7aと、マスク内側Qにおける湿度を測定する湿度測定器7bとを備えている。マスク内側Qにおける湿度を測定する湿度測定器7bは、図2及び図3に示すように、マスク8と人頭模型2との間の領域Q1における湿度を測定する第1湿度測定器71a、71b、71cと、鼻孔内部21a及び口孔内部23aそれぞれの湿度を測定する第2及び第3湿度測定器72,73とを有している。
第1湿度測定器71aは、図2に示すように、人頭模型2表面における他方の頬部であって、口孔23の横の位置に配されている。第1湿度測定器71aは、口孔23近傍の濡れの程度を調べることができる。また、第1湿度測定器71b、71cは、図2に示すように、人頭模型2表面における両目の下の位置に配されている。第1湿度測定器71b、71cは、眼鏡の曇りの程度と湿度との関係を調べることができる。
第2湿度測定器72は、図3に示すように、鼻孔21と第2切り替えバルブA6との間であって、脱着自在の鼻部22よりも第2切り替えバルブA6寄りの位置における鼻孔内部21aに配されている。第3湿度測定器73は、口孔23と第2切り替えバルブA6との間における口孔内部23aに配されている。
マスク外側Pにおける湿度を測定する湿度測定器7aは、人頭模型近傍における湿度を測定する第4湿度測定器74と、密閉ボックス3上部における湿度を測定する第5湿度測定器75と有している。
第4湿度測定器74は、図2に示すように、支持台34の一隅から上方へ延びる柱35における支持台34近傍に備えられた測定器ボックス36内に、他の測定器と共に配されている。第5湿度測定器75は、密閉ボックス3内の上部に配されている。
前述した湿度測定器7a、7bは、相対湿度として0〜90%または60〜100%の範囲の湿度を測定できることが、種々なマスク及び種々な条件でのマスク性能の測定を行なう上で好ましい。
また、本装置1における湿度測定器7a、7bは、リアルタイムでの湿度を測定でき、湿度の経時変化を調べることができる。例えば、マスク8のフィルター性能が、呼気に含まれる水蒸気を吸湿して経時変化する場合には、フィルター性能とマスク内側Qにおける湿度との関係を調べることができる。
本装置1において、湿度測定器7a、7bによる測定値は、電気信号として制御部Bに送られる。このような湿度測定器7a、7bとして、例えば、北陸電気工業(株)製(型番HDP−07SN)が挙げられる。
次に、温度測定器6a、6bについて、以下に詳述する。温度測定器6a、6bは、人頭模型2表面、呼吸経路又は空気の温度を測定するものである。温度測定器6a、6bは、測定条件としての温度を測定すると共に、該温度を測定することにより、前述した飽和水蒸気圧を調べるためにも用いられる。そのため、各温度測定器6a、6bは、湿度測定器7a、7bに隣接して配されている。
本装置1は、マスク外側Pにおける温度を測定する温度測定器6aと、マスク内側Qにおける温度を測定する温度測定器6bとを備えている。マスク内側Qにおける温度を測定する温度測定器6bは、図2及び図3に示すように、マスク8と人頭模型2との間の領域Q1における温度を測定する第1温度測定器61a、61b、61cと、鼻孔内部21a及び口孔内部23aそれぞれの温度を測定する第2及び第3温度測定器62,63とを有している。
第1温度測定器61a、61b、61cは、図2及び図3に示すように、第1湿度測定器71a、71b、71cと同じ箇所に隣接して配されている。第2及び第3温度測定器62,63も、第2及び第3湿度測定器72,73に隣接して配されている。
マスク外側Pにおける温度を測定する温度測定器6aは、人頭模型2近傍における温度を測定する第4温度測定器64と、密閉ボックス3上部における温度を測定する第5温度測定器65と有している。
第4及び第5温度測定器64,65も、第4及び第5湿度測定器74,75に隣接して配されている。
また、本装置1における温度測定器6a、6bは、リアルタイムでの温度を測定でき、温度の経時変化を調べることができる。例えば、人頭模型2表面の濡れ又は眼鏡の曇りと、湿度との関係を調べると共に、温度を測定することによる飽和蒸気圧との関係を調べることができる。
本装置1において、温度測定器6a、6bによる測定値は、電気信号として制御部Bに送られる。このような温度測定器6a、6bとして、例えば、JIS規格K型の熱電対が挙げられる。
次に、本装置1の密閉ボックス3について、更に説明する。
密閉ボックス3は、図2に示すように、被検出物供給機(以下、花粉供給機)31及び被検出物分散器(以下、花粉分散器)32を備えている。また、本装置1は、該密閉ボックス3内部を洗浄できる被検出物洗浄手段(以下、花粉洗浄手段)33(図示せず)を有している。
花粉供給機31について、以下に説明する。花粉供給機31は、図2に示すように、密閉ボックス3内の上部に配されており、密閉ボックス3内に花粉を散布するものである。散布された花粉は、密閉ボックス3内の空気中に浮遊し、浮遊する該花粉が、人頭模型2における鼻孔21又は口孔23からマスク8を介して吸引される。
花粉としては、粒径、形状等の異なる複数の花粉を混合して用いることも好ましい。
花粉供給機31は、図2に示すように、柱35の上部に固定されており、人頭模型2の上部に位置している。花粉供給機31は、バイブレーターにより外部から振動されるメッシュ部を有し、該メッシュ部に花粉が載置されている。前記メッシュ部が振動することにより、メッシュの穴から花粉が落下して、密閉ボックス3内に花粉が散布される。
本装置1の花粉供給機31の作動は、制御部Bにより制御される。花粉供給機31は、花粉の単位時間当たりの供給量、供給時間又は供給間隔を調節できる。
前述したメッシュ部としては、従来公知のメッシュを用いることができる。特に目開きの大きさが均一な状態のメッシュが好ましい。また、前述したバイブレーターとしては、従来公知のバイブレーターを用いることができ、特に微振動することができるバイブレーター等が好ましく用いることができる。このようなバイブレーターとして、例えば、村田精工(株)製(型番HV−01)が挙げられる。
また、花粉供給機31としては、従来公知のダストフィーダーを用いることもできる。
このようなダストフィーダーとして、例えば、柴田科学(株)製(型番DF−3)が挙げられる。
次に、花粉分散器32について、以下に説明する。花粉分散器32は、図2に示すように、密閉ボックス3の底部に配されており、密閉ボックス3内に空気の流れを与える。花粉分散器32は、例えば、密閉ボックス3内の底部に落下してきた花粉を、再び上方へ舞い上げることができる。
本装置1の花粉分散器32は、モーターにより駆動する羽根を有するファンである。本装置1における花粉分散器32の作動は、制御部Bにより制御される。花粉分散器32は、その風量の調節が可能であり、例えば、風量を一定にしたり、風量を所定のパターンで変化することができる。
前述した花粉分散器32としては、従来公知の花粉分散器を用いることができる。このような花粉分散器32として、例えば、オリエンタルモーター(株)製(型番MRS18V2−B)が挙げられる。
前述した花粉供給機31により、密閉ボックス3内に花粉を散布し、マスクについてのある測定が終了した後、別な測定を始める前には、本装置1内部の花粉を洗い流すことが、先の測定に用いた花粉の影響を後の測定に与えることを防ぐ上で好ましい。本装置1には、花粉洗浄手段33が備えられており、該装置1内部の花粉を洗い流すことができる。
次に、花粉洗浄手段33について、以下に説明する。本装置1の花粉洗浄手段33は、密閉ボックス3内部及び人頭模型2表面の花粉を洗い流すことができる。また、本装置1の花粉洗浄手段33は、鼻孔21及び該鼻孔21と第2切り替えバルブA6との間における鼻孔内部21aの部分の花粉を洗い流すことができる。更に、花粉洗浄手段33は、口孔23及び該口孔23と第2切り替えバルブA6との間における口孔内部23aの部分の花粉を洗い流すことができる。
密閉ボックス3内の上部には、洗浄シャワー(図示せず)が設けられており、密閉ボックス3内部及び人頭模型2表面の花粉を洗浄水で洗い流すことができる。また、密閉ボックス3の底部には、使用した洗浄水を密閉ボックス3外部に排出するドレイン(図示せず)が設けられている。
また、人頭模型2には、洗浄水供給チューブ(図示せず)の一方の端部が接続されている。前記洗浄水供給チューブの他方の端部は、密閉ボックス3の外部へ延びている。第2切り替えバルブA6から、該第2切り替えバルブA6と第1切り替えバルブA5との間を繋ぐチューブを外し、前記洗浄水供給チューブにおける一方の端部を第2切り替えバルブA6に繋ぎ、該洗浄水供給チューブの他方の端部から洗浄水を供給し、第2切り替えバルブA6から、鼻孔21又は口孔23へ向って洗浄水を流すことにより、鼻孔21及び該鼻孔21と第2切り替えバルブA6との間における鼻孔内部21aの部分、又は口孔23及び該口孔23と第2切り替えバルブA6との間における口孔内部23aの部分における花粉を洗い流すことができる。鼻孔21又は口孔23それぞれから流れ出た水は、前記ドレインから密閉ボックス3外部に排出される。
次に、本装置1の制御部Bについて、以下に説明する。制御部Bは、図1に示すように、制御手段B1、状態表示手段B2及び測定結果出力手段B3から構成されている。制御部Bは、前述した人工呼吸器A、各前記測定器、密閉ボックス3及び人頭模型2等を制御する。尚、「制御」の意味には、流量計A2又は各前記測定器からの測定値としての電気信号が入力されることも含まれる。
制御手段B1について、以下に説明する。制御手段B1は、演算装置、記憶装置及び電気信号の入出力装置を備えていることが好ましく、例えば、インタフェースを備えたパーソナルコンピュータ等を用いることができる。
制御手段B1は、各測定条件を手動で設定する手動測定、又は各測定条件を時系列で設定し、該時系列で設定された測定条件通りに自動で測定が行なわれる自動測定を行なえることが好ましい。
状態表示手段B2について、以下に説明する。状態表示手段B2は、制御手段B1から出力された電気信号を入力して、人工呼吸器A、各前記測定器、密閉ボックス3及び人頭模型2等の現在の状態を表示するものである。具体的には、CRT、液晶ディスプレイ、プリンター又はプロッター等を用いることができる。また、制御手段B1は、状態表示部B2へ出力した情報を前記記憶装置に保存できることが好ましい。
「状態表示」は、測定条件としての、呼吸ポンプA1の呼吸数又は呼吸量の設定値、加湿器A3の設定値、温調器A4の設定値、花粉供給機31の花粉供給量の設定値、花粉分散器32の風量の設定値等も含まれる意味である。
状態表示手段B2で表示される各前記測定器等の測定値は、現在の測定値、該測定値を所定の間隔で平均化した平均値又は該所定の間隔における最大値及び最小値として表示されることが好ましい。現在の測定値を表示する場合には、全ての測定値の表示、又は所定の間隔でサンプリングされた測定値の表示がされることが好ましい。前記平均値を算出する所定の間隔、又は前記サンプリングの間隔は、状態表示手段B2又は制御手段B1において設定できることが好ましい。
測定結果出力手段B3について、以下に説明する。測定結果出力手段B3は、本装置1を用いてマスクについてのある測定の終了後、制御手段B1から出力された電気信号を入力して、人工呼吸器A、各前記測定器、密閉ボックス3及び人頭模型2等の測定結果を出力するものである。具体的には、CRT、液晶ディスプレイ、プリンター又はプロッター等を用いることができる。また、制御手段B1は、測定結果出力手段B3へ出力した情報を前記記憶装置に保存できることが好ましい。
「測定結果」は、測定条件としての、呼吸ポンプA1の呼吸数又は呼吸量の設定値、加湿器A3の加湿量の設定値、温調器A4の設定温度、花粉供給機31の花粉供給量の設定値、花粉分散器32の風量の設定値等も含まれる意味である。
測定結果出力手段B3は、各測定器等の測定結果について、測定時間に亘る平均値、測定時間内の最大値及び最小値、測定時間に亘る測定値を示す経時変化等を出力できることが好ましい。
本発明のマスク性能測定装置は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明のマスク性能測定装置1における人頭模型2は、前述した実施形態においては、鼻孔21及び口孔23それぞれを有していたが、何れか一方のみを有していても良い。
また、本装置1は、鼻孔21及び口孔23それぞれに対して共通の人工呼吸器Aを一つ有していたが、鼻孔21及び口孔23それぞれに一つずつ人工呼吸器A,A´を有していても良い。また、本装置1において、制御部Bにより、その作動を制御されていた呼吸ポンプA1、加湿器A3,温調器A4、第1又は第2切り替えバルブA5、A6、人頭模型2の顎部24、花粉供給機31、花粉分散器32、各前記測定器等は、何れも手動で作動しても良い。
更に、本装置1は、鼻孔21内に挿入して装着する鼻栓タイプのマスクを測定することもできる。また、本装置1は、鼻部22の鼻孔内部21aの部分に塗布して、花粉の侵入を防止するクリーム状薬剤によるマスクとしての性能測定も行なうことができる。
図1は、本発明におけるマスク性能測定装置の一実施形態を示す構成図である。 図2は、図1の人頭模型及び密閉ボックスの前面を示す模式図である。 図3は、図1の人頭模型の側断面を示す模式図である。 図4は、図1の人頭模型を示しており、図4(a)は側面を示す模式図であり、図4(b)は前面を示す模式図であり、図4(c)は鼻部を取り外した状態を示す模式図である。 図5は、図4の要部を拡大して示す模式図である。 図6は、図4に示す人頭模型における鼻部の変形例を示す模式図である。
符号の説明
1 マスク性能測定装置
2 人頭模型
21 鼻孔
21a 鼻孔内部
22 鼻部
23 口孔
23a 口孔内部
24 顎部
25 耳部
3 密閉ボックス
31 花粉供給機(被検出物供給機)
32 花粉分散器(被検出物分散器)
34 支持台
35 柱
36 測定器ボックス
41,42,43 マスク内側における花粉数を測定する花粉数測定器(被検出物数測定器)
44、45 マスク外側における花粉数を測定する花粉数測定器(被検出物数測定器)
51a、51b、51c、52、53 マスク内側における圧力を測定する圧力測定器
54 マスク外側における圧力を測定する圧力測定器
61a、61b、61c、62、63 マスク内側における温度を測定する温度測定器
64、65 マスク外側における温度を測定する温度測定器
71a、71b、71c、72、73 マスク内側における湿度を測定する湿度測定器
74,75 マスク外側における湿度を測定する湿度測定器
8 マスク
A 人工呼吸器
A1 呼吸ポンプ
A2 流量計
A3 加湿器
A4 温調器
A5 第1切り替えバルブ
A6 第2切り替えバルブ
B 制御部
B1 制御手段
B2 状態表示手段
B3 測定結果出力手段
P マスク外側
Q マスク内側

Claims (14)

  1. 人頭模型及び人工呼吸器を備えたマスク性能測定装置であって、
    前記人頭模型は、前記人工呼吸器と繋がっている鼻孔及び/又は口孔をその前面に有しており、マスクが、前記鼻孔及び/又は前記口孔を覆うように装着可能となされており、
    前記マスクが前記人頭模型に装着された時に、該マスクに対して非人頭模型側の領域であるマスク外側と、該マスクに対して人頭模型側の領域であるマスク内側とに区分され、
    前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける被検出物の数を測定する被検出物数測定器を有しており、
    前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける圧力を測定する圧力測定器を有しており、
    前記人工呼吸器は、呼気及び吸気のうち、呼気についてのみ加湿手段及び温調手段を有しているマスク性能測定装置。
  2. 人頭模型及び人工呼吸器を備えたマスク性能測定装置であって、
    前記人頭模型は、前記人工呼吸器と繋がっている鼻孔及び/又は口孔をその前面に有しており、マスクが、前記鼻孔及び/又は前記口孔を覆うように装着可能となされており、
    前記マスクが前記人頭模型に装着された時に、該マスクに対して非人頭模型側の領域であるマスク外側と、該マスクに対して人頭模型側の領域であるマスク内側とに区分され、
    前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける被検出物の数を測定する被検出物数測定器を有しており、
    前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける温度及び湿度を測定する温度測定器及び湿度測定器を有しており、
    前記人工呼吸器は、呼気及び吸気のうち、呼気についてのみ加湿手段及び温調手段を有しているマスク性能測定装置。
  3. 前記マスク外側及び前記マスク内側それぞれにおける温度及び湿度を測定する温度測定器及び湿度測定器を有している請求項1記載のマスク性能測定装置。
  4. 前記人頭模型は、前記鼻孔及び前記口孔を有しており、前記マスクが、前記鼻孔及び前記口孔を覆うように装着可能となされている請求項3記載のマスク性能測定装置。
  5. 前記鼻孔又は前記口孔の何れか一方を選択して、該一方のみから吸気及び呼気ができる請求項4記載のマスク性能測定装置。
  6. 前記マスク内側における被検出物数を測定する前記被検出物数測定器は、前記マスクと前記人頭模型との間の領域における被検出物数を測定する第1被検出物数測定器と、前記鼻孔内部及び前記口孔内部それぞれの被検出物数を測定する第2及び第3被検出物数測定器とを有している請求項4又は5に記載のマスク性能測定装置。
  7. 前記マスク内側における圧力を測定する前記圧力測定器は、前記マスクと前記人頭模型との間の領域における圧力を測定する第1圧力測定器と、前記鼻孔内部及び前記口孔内部それぞれの圧力を測定する第2及び第3圧力測定器とを有している請求項4〜6の何れかに記載のマスク性能測定装置。
  8. 前記マスク内側における温度を測定する前記温度測定器は、前記マスクと前記人頭模型との間の領域における温度を測定する第1温度測定器と、前記鼻孔内部及び前記口孔内部それぞれの温度を測定する第2及び第3温度測定器とを有している請求項2〜7の何れかに記載のマスク性能測定装置。
  9. 前記マスク内側における湿度を測定する前記湿度測定器は、前記マスクと前記人頭模型との間の領域における湿度を測定する第1湿度測定器と、前記鼻孔内部及び前記口孔内部それぞれの湿度を測定する第2及び第3湿度測定器とを有している請求項2〜8の何れかに記載のマスク性能測定装置。
  10. 前記人頭模型の顎部が可動である請求項1〜9の何れかに記載のマスク性能測定装置。
  11. 前記人頭模型における前記鼻孔を含む鼻部が交換可能である請求項1〜10の何れかに記載のマスク性能測定装置。
  12. 密閉ボックスを有しており、前記人頭模型が前記密閉ボックス内に配されており、前記マスク外側における被検出物数を測定する前記被検出物数測定器は、前記マスク外側に浮遊している被検出物数を測定する第4被検出物数測定器と、前記密閉ボックス底部に落下した被検出物数を測定する第5被検出物数測定器と有している請求項1〜11の何れかに記載のマスク性能測定装置。
  13. 前記密閉ボックス内部を洗浄できる被検出物洗浄手段を有している請求項12記載のマスク性能測定装置。
  14. 前記被検出物が花粉である請求項1〜13の何れかに記載のマスク性能測定装置。
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