JP4665862B2 - イジェクトレバーロック解除機構およびディスク記録及び/又は再生装置 - Google Patents

イジェクトレバーロック解除機構およびディスク記録及び/又は再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、カートリッジホルダを記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に移動させることによりイジェクトレバーのロックを解除して、該イジェクトレバーをバネ等の付勢部材により戻り回動させてディスクカートリッジをカートリッジホルダから排出するイジェクトレバーロック解除機構および該イジェクトレバーロック解除機構を備えたディスク記録及び/又は再生装置に関するものである。
イジェクトレバーのロックを解除するイジェクトレバーロック解除機構を備えたディスク記録及び/又は再生装置として図21〜図25に示すものが知られている。
図21に示すように、上記ディスク記録及び/又は再生装置301は、カートリッジホルダ302がカートリッジ挿抜位置に在る状態(カートリッジホルダ302がシャーシ303に対して所定の傾斜角度で傾斜している状態)において、カートリッジホルダ302にディスクカートリッジ1を挿入するようになっている。
ディスクカートリッジ1を挿入すると、カートリッジ本体3の前面3aでイジェクトレバー304の被押圧部304aが押され、イジェクトレバー304は、軸305を中心にして引張りコイルバネ306のバネ力に抗して時計方向に回動する。
上記イジェクトレバー304は、ディスクカートリッジ1により押されて所定の角度以上回動する前はシャーシ303上に突出形成したイジェクトレバー係止手段としての回動阻止用の凸部307上に覆い被さっていて、引張りコイルバネ306によって上記凸部307の上端に押し付けられていて、イジェクトレバー回動阻止用の凸部307上をスライド移動可能になっている。
図22に示すように、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ302内に収納すると、イジェクトレバー304が所定の角度回動して、イジェクトレバー304の上記イジェクトレバー回動阻止用の凸部307上への乗り上げが解除され、イジェクトレバー304は、引張りコイルバネ306のバネ力によってシャーシ303上面に重なる。そして、上記凸部307がイジェクトレバー304の外側面304bに係合して、イジェクトレバー304の戻り回動が阻止される。カートリッジホルダ302にはイジェクトレバーロック解除機構308が設けられている。
図23に示すように、ディスクカートリッジ1を挿入してカートリッジホルダ302をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させると、図24に示すように、イジェクトレバーロック解除機構308のイジェクトレバー操作部308aがイジェクトレバー304の被操作部304cの側面304dに接触して矢印A方向に撓み、カートリッジホルダ302が記録再生位置に移動して来ると、図25に示すように、イジェクトレバー操作部308aとイジェクトレバー304の被操作部304cの側面304dとの係合が解除されて、イジェクトレバー操作部308aが元の位置に復帰して、イジェクトレバー操作部308aが被操作部304cの下面304eに係合する。
このようにして、カートリッジホルダ302を記録再生位置に移動させた状態で記録再生が行われる。記録再生終了後にカートリッジホルダ302を、カートリッジ挿抜位置に移動させると、イジェクトレバーロック解除機構308のイジェクトレバー操作部308aによってイジェクトレバー304が持ち上げられて、上記イジェクトレバー回動阻止用の凸部307によるイジェクトレバー304の係合(ロック)が解除されて、イジェクトレバー304は引張りコイルバネ306によって反時計方向に戻り回動してカートリッジホルダ302からディスクカートリッジ1を押し出す。
(例えば、特許文献1参照)
特開2005−322288号公報
ところで、上記従来のディスク記録及び/又は再生装置においては、上述したように、ディスクカートリッジ1を挿入してカートリッジホルダ302を記録再生位置に移動させる際に、図24に示すように、イジェクトレバーロック解除機構308のイジェクトレバー操作部308aがイジェクトレバー304の被操作部304cの側面304dに接触して矢印A方向に撓むのと同時に、イジェクトレバー操作部308aはイジェクトレバー304で矢印B方向に押されて所謂浮き上がった状態になる。このため、浮き上がった分だけイジェクトレバー操作部308aがイジェクトレバー304の被操作部304cに係合するタイミングが遅れ、最悪の場合にはカートリッジホルダ302を閉じてもイジェクトレバー操作部308aがイジェクトレバー304の被操作部304cに係合できなくなるという危険性がある。
また、イジェクトレバー操作部308aがイジェクトレバー304の被操作部304cに係合するタイミングを早めるために、イジェクトレバー操作部308aの位置を伸ばすと係止解除のタイミングが遅れ、最悪の場合はカートリッジホルダ302を開いても上記イジェクトレバー回動阻止用の凸部307によるイジェクトレバー304の係合が解除されない場合が発生するという危険性がある。
本発明の目的は、イジェクトレバーの被操作部に係合する際におけるイジェクトレバー操作部の浮き上がりを防止して、浮き上がりが原因で起こるイジェクトレバー操作部がイジェクトレバーの被操作部に係合するタイミングの遅れの発生を抑制することのできるイジェクトレバーロック解除機構およびディスク記録及び/又は再生装置を提供することにある。
本発明は、カートリッジをカートリッジホルダに挿入して該カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させるとイジェクトレバー操作部がイジェクトレバーに係合し、上記カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させると上記イジェクトレバー操作部が上記イジェクトレバーを押し上げてイジェクトレバーロック部による上記イジェクトレバーのロックを解除するイジェクトレバーロック解除機構において、
イジェクトレバーロック解除機構は、上記カートリッジホルダの側面に止着されるホルダへの取付部と、上記取付部に連続し上記カートリッジホルダの上面に重ね合わせるホルダへの重合部と、上記重合部に連続し上記カートリッジホルダの上面に設けた切欠窓部から上記カートリッジホルダ内に侵入して上記イジェクトレバーが設けられたシャーシ側に伸びる弾性片部と、上記弾性片部の先端部に設けられた上記イジェクトレバー操作部と、上記重合部の弾性片部側の端部から突出して上記カートリッジホルダの下面に当接し、上記イジェクトレバー操作部が上記イジェクトレバーに係合する際に外イジェクトレバーで押されて浮き上がるのを防止する浮き上がり防止部と、を備えている。また、上記重合部には、上記浮き上がり防止部と上記弾性片部との間にスリットが形成されており、上記スリットにより上記浮き上がり防止部に弾性を付与している。
これにより、上記イジェクトレバー操作部がイジェクトレバーに係合する際に発生する分力でイジェクトレバーロック解除機構が持ち上げられて浮き上がるのを防止した。

上記イジェクトレバー操作部がイジェクトレバーに係合する際に、その分力でイジェクトレバーロック解除機構が浮き上がる(持ち上げられる)のを上記浮き上がり防止部で阻止する。
従って、イジェクトレバーロック解除機構の浮き上がりが原因で起こるイジェクトレバー操作部がイジェクトレバーの被操作部に係合するタイミングの遅れの発生を抑制し、上記浮き上がり防止部を設けていないイジェクトレバーロック解除機構に較べてロックのタイミングを早くすることができる。
以下、本発明を(1)ディスク記録及び/又は再生装置全体の概略構成、(2)イジェクトレバーロック解除機構の構成、(3)イジェクトレバー、イジェクトレバー付勢部材およびイジェクトレバーロック部材の構成、(4)ディスクカートリッジの構成、(5)カートリッジホルダの構成、(6)シャーシの構成、(7)記録及び/又は再生装置の構成、(8)その他の構成、(9)作用、の順に説明する。
(1)ディスク記録及び/又は再生装置全体の概略構成、
図1はカートリッジホルダ102がカートリッジ挿抜位置に在る状態のディスク記録及び/又は再生装置101の斜視図、図2はカートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1を挿入した状態のディスク記録及び/又は再生装置の斜視図、図3はカートリッジホルダ102が記録再生位置に在る状態のディスク記録及び/又は再生装置の斜視図、図4は裏面側から見た平面図、図5は分解斜視図である。
ディスク記録及び/又は再生装置101は、ディスクカートリッジ1を挿入、保持するカートリッジホルダ102と、カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置と記録再生位置の相互間で移動可能に支持しているシャーシ103と、シャーシ103に設けられていてディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生を行なう記録及び/又は再生装置104と、シャーシ103にディスクカートリッジ1の挿抜方向に回動移動(以下、単に回動と称する)可能に、且つシャーシ103に対して接離方向に移動可能に設けられていてカートリッジホルダ102に挿入されてきたディスクカートリッジ1によって押されて回動するイジェクトレバー105と、イジェクトレバー105にディスクカートリッジ排出方向の回動力およびシャーシ103に接近する方向の力を付与している付勢手段としての第1の付勢部材106と、イジェクトレバー105にイジェクト途中において上記第1の付勢部材106の回動力を弱める方向の付勢力をイジェクトレバー105付与する第2の付勢部材107と、ディスクカートリッジ1の挿入によって回動されたイジェクトレバー105をシャーシ103にロック(位置決め係止)するイジェクトレバーロック部材108と、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に回動させたときにイジェクトレバーロック部材108によるイジェクトレバー105のロック(係止)を解除するイジェクトレバーロック解除機構109と、を備えている。上記イジェクトレバーロック解除機構109は、板バネ材等によって上記カートリッジホルダ102とは別個に形成されていて上記カートリッジホルダ102に取付けられている。
図1に示すように、カートリッジホルダ102がカートリッジ挿抜位置に在る状態(カートリッジホルダ102がシャーシ103に対して所定の傾斜角度で傾斜している状態)において、カートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1を挿入すると、ディスクカートリッジ1の前面でイジェクトレバー105の被押圧部105cが押され、イジェクトレバー105は、軸105fを中心にして第1の付勢部材106の付勢力に抗して時計方向に回動する。イジェクトレバー105は、ディスクカートリッジ1により押されて回動する前はイジェクトレバーロック部材108上に覆い被さっていて、第1の付勢部材106の付勢力によってイジェクトレバーロック部材108の上端に押し付けられている。
図2に示すように、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102の所定の位置まで挿入すると、イジェクトレバー105のイジェクトレバーロック部材108上への乗り上げが解除され、イジェクトレバー105は、第1の付勢部材106の付勢力によってシャーシ103上面に重なる。そして、イジェクトレバーロック部材108がイジェクトレバー105の外側面105gに係合して、イジェクトレバー105の戻り回動が阻止される。
図3に示すように、ディスクカートリッジ1を挿入してカートリッジホルダ102を記録再生位置に移動させると、図7に示すように、イジェクトレバーロック解除機構109の係合部109gがイジェクトレバー105に係合する。
このように、カートリッジホルダ102を記録再生位置に移動させた状態で記録再生が行われる。記録再生終了後にカートリッジホルダ102を、カートリッジ挿抜位置に移動させると、図8のCに示すように、イジェクトレバーロック解除機構109の係合部109gによってイジェクトレバー105が持ち上げられて、イジェクトレバーロック部材108によるイジェクトレバー105の係合(ロック)が解除されて、イジェクトレバー105は第1の付勢部材106によって反時計方向に戻り回動してカートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を押し出す。
(2)イジェクトレバーロック解除機構の構成、
イジェクトレバーロック解除機構109は、その機能上、ラチェット機構とも称される。イジェクトレバーロック解除機構109は、板バネ材によってカートリッジホルダ102とは別個に形成されていてカートリッジホルダ102に取付けられている。
図9,図10に示すように、イジェクトレバーロック解除機構109は、カートリッジホルダ102の側面に取付け固定(止着)される取付部(止着部)109aと、該取付部109aに対して略直角に折り曲げた状態で連続し上記カートリッジホルダ102の上面102aを凹ませることにより形成したロック解除機構取付部102jの上面に重ね合わせる重合部109bと、該重合部109bに対して鋭角θ1(略80°)に折り曲げた状態で連続しカートリッジホルダ102の上面板102aに設けた切欠窓部102kからカートリッジホルダ102内に侵入してシャーシ103側に伸びる弾性片部109cと、該弾性片部109cに対して鈍角θ2(略160°)折り曲げた状態で連続するイジェクトレバー操作部109dと、イジェクトレバー操作部109dがイジェクトレバー105に係合する際に押し上げられて浮き上がるのを防止する浮き上がり防止部109eと、を備えている。浮き上がり防止部109eは、重合部109bの弾性片部109c側の一端部を重合部109bに対して略平行に、或いは上方に向けて僅かに傾斜させた状態で突出させることにより形成されていて、カートリッジホルダ102の上面板102aの下面に当接する。
イジェクトレバー操作部109dは、後に詳しく説明するイジェクトレバー105の被操作部105eの側面105hで押圧されて弾性片部109cを撓ませる傾斜面部109fと、上記被操作部105eの側面105hによる上記傾斜面部109fの押圧が解除されて上記弾性片部109cが戻り移動したときに上記被操作部105eの下面105iに係合する係合部109gを備えている。
図10に示すように、上記弾性片部109cは、上記イジェクトレバーロック解除機構取付部102jの下面に設けた弾性片位置決め部102mに押し付けられて略直角になるように折り曲げられて所謂予圧が付与されているとともに、所定の位置に位置決めされた状態になっている。上記イジェクトレバーロック解除機構109は、所定の形状に打ち抜いたバネ板材を折り曲げることにより形成されている。
図6に示すように、上記イジェクトレバー操作部109dは、上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させる過程で、後に詳しく説明するイジェクトレバー105の被操作部105eの側面105hで上記傾斜面部109fを押圧されて逃げ方向(図6のBに示す矢印A方向)に移動する。
上記カートリッジホルダ102がカートリッジ記録再生位置に移動すると、図8に示すように、上記被操作部105eの側面105hによる上記傾斜面部109fの押圧が解除されて上記弾性片部109cが戻り移動、すなわち弾性復帰して、上記被操作部105eの下面105iに上記係合部109gが係合する。
図9に示すように、上記浮き上がり防止部109eは、重合部109bの弾性片部109c側の端部から上記重合部109bに対してやや上向きに傾斜した状態で延びて上記カートリッジホルダ102の下面に当接している。
上記重合部109bには、上記浮き上がり防止部109eと上記弾性片部109cとの間にスリット109hが形成されていて、該スリット109hにより上記浮き上がり防止部109eに適度の弾性を付与している。
上記浮き上がり防止部109eは、上記カートリッジホルダ102の上面102aを下方に向けて凹ませることにより形成したリブ状の膨出部102sに接触している。上記リブ状の膨出部102sは、上記浮き上がり防止部109eと略直交する方向に伸びてカートリッジホルダ102の浮き上がり防止部109eが接触する部分の機械的強度を向上させている。
上記イジェクトレバーロック解除機構109は、図2に示すように、上記カートリッジホルダ102に挿入されたディスクカートリッジ1の円弧状の前面と、上記カートリッジホルダ102の一側面および前面とで構成される略三角形状のデッドスペースとしての遊び空間に配置されている。上記浮き上がり防止部109eは、ディスクカートリッジ挿入方向の最も奥端側に設けられている。
イジェクトレバーロック解除機構109は、上述のような構成であって、ディスクカートリッジ1を挿入してカートリッジホルダ102を記録再生位置に移動させる際に、図6に示すように、イジェクトレバーロック解除機構109のイジェクトレバー操作部109dがイジェクトレバー105の被操作部105eの側面105hに接触して矢印A方向に撓むのと同時に、イジェクトレバーロック解除機構109を矢印B方向に押し上げて、重合部109bをカートリッジホルダ302の上面102から浮き上がらせる方向の力が作用するが、上記浮き上がり防止部109eが上記カートリッジホルダ102の下面に接触しているのでイジェクトレバーロック解除機構109の押し上げは抑制される。
また、記録及び/又は再生終了後において上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させる際には、図8,図9に示すように、上記イジェクトレバーロック解除機構109のイジェクトレバー操作部109dによりイジェクトレバー105の被操作部105eの下面105iが持ち上げられてイジェクトレバー105が上記シャーシ103の上面から浮き上がり、上記イジェクトレバーロック部材108による上記イジェクトレバー105の係止が解除され、上記イジェクトレバー105は、第1の付勢部材106の付勢力で回動して、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102から押し出す。
(3)イジェクトレバー、イジェクトレバー付勢部材およびイジェクトレバーロック部材の構成、
イジェクトレバー105は、ディスクカートリッジ1を挿入時において、カートリッジ本体3の前面3aで押されて次に説明する第1の付勢部材106の付勢力に抗して回動し、後に説明するイジェクトレバーロック部材108により戻り回動不可能にロック(係止)され、記録及び/又は再生終了後に、上記イジェクトレバーロック部材108によるロックを、先に説明したイジェクトレバーロック解除機構109によって解除されて上記第1の付勢部材106の付勢力により戻り回動して上記カートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を排出させる。
図5に示すように、上記イジェクトレバー105は、上記シャーシ103の上面に重ね合わせる略V字状の平板状主部105aと、該平板状主部105aの一端側にアーム部105bを介して設けられていてディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の前面3aで押圧される被押圧部105cと、上記平板状主部105aの他端側に設けられた軸受孔105dと、上記軸受孔105dを介して上記被押圧部105cと略対称位置に設けられていて上記イジェクトレバーロック解除機構109のイジェクトレバー操作部109dによってロック解除操作される被操作部105eと、を備えている。
上記イジェクトレバー105は、軸105fにより回動可能に上記シャーシ103の上面に取付けられていて、上記カートリッジホルダ102内に挿入されてきたディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の前面3aの中央部が上記被押圧部105cに当接する。また、上記イジェクトレバー105は、上記軸105fによって上記平板状主部105aを上記イジェクトレバーロック部材108によるロックを解除可能な位置まで浮き上がらせることができるように上記シャーシ103の上面に取付けられている。上記イジェクトレバー105は、第1の付勢部材106によりディスクカートリッジ排出方向の回動力を付与されていると共に、シャーシ103側に牽引されている。
第1の付勢部材106には、引張りコイルバネが用いられている。また、第2の付勢部材107には、コイルスプリングが用いられている。
図6に示すように、第1の付勢部材106は、上記シャーシ103の下面側に配置されていて一端側が上記シャーシ103に設けた第1のスプリング係止部201に係止され、他端側が上記イジェクトレバー105に設けた第2のスプリング係止部202に係止されている。上記第2のスプリング係止部202は、シャーシ103に設けた切欠孔部203からシャーシ103の下面側に突出している。
第2の付勢部材107は、イジェクトレバー105の回動中心軸105fの外周に取付けられていて、一端側がイジェクトレバー105に係止され、他端側がシャーシ103に係止される。
イジェクトレバーロック部材108は、第1の付勢部材106に抗してイジェクトレバー105をディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102内に完全に収納される位置まで回動させたときに、上記イジェクトレバー105の平板状主部105aの外側面105gに係合して、上記イジェクトレバー105を戻り回動不可能に係止する。
イジェクトレバーロック部材108は、シャーシ103の上面にボス状の凸部を設けることにより形成されている。上記イジェクトレバーロック部材108は、上記第1の付勢部材106の付勢力に抗して上記イジェクトレバー105の平板状主部105aをシャーシ103から浮き上がらせた状態にすると上記イジェクトレバー105の平板状主部105aの外側面105gとの係合が外れるようになっている。上記イジェクトレバーロック部材108との係合が外れたイジェクトレバー105は、平板状主部105aが上記イジェクトレバーロック部材108上に乗り上げて回動し、カートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を排出させる。
イジェクトレバー105は、上述のような構成であって、図1に示すように、カートリッジ挿抜位置(カートリッジホルダ102を上記シャーシ103に対して所定の傾斜角度θに傾斜させた状態)において上記カートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1を挿入した場合に、カートリッジ本体3の前面3aで上記被押圧部105cが押されて第1の付勢部材106の付勢力に抗して回動し、上記カートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1が完全に収納された状態になると、図2に示すように、イジェクトレバー105は、平面状主部105aの外側面105gにイジェクトレバーロック部材108が係合して戻り回動不可能に係止され、図3に示すように、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置に移動させた場合でも上記カートリッジホルダ102を戻り回動不可能に維持する。そして、記録及び/又は再生終了後に、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に回動させると、図9,図10に示すように、上記イジェクトレバーロック解除機構109により上記イジェクトレバーロック部材108によるイジェクトレバー105の係止を解除する。従って、上記イジェクトレバー105は、第1の付勢部材106の付勢力により戻り回動して上記カートリッジホルダ102からディスクカートリッジ1を排出させる。
(4)ディスクカートリッジの構成、
図19はディスクカートリッジ1を上ハーフ側から見た斜視図、図20はディスクカートリッジ1を下ハーフ側から見た斜視図である。
ディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体2と、上記ディスク状記録媒体2を円形状のディスク収納部内に回転可能に収納しているとともに、上記ディスク状記録媒体2の一部を外部に臨ませる記録及び/又は再生用開口部34を設けたカートリッジ本体3と、を備えている。ディスクカートリッジ1は、記録及び/又は再生用開口部34を開閉するシャッタを具備しない所謂シャッタレスディスクカートリッジとして構成されている。
図20に示すように、上記ディスク状記録媒体2は、ゲーム用のソフト等が記録された光ディスク21の中央部にチャッキング用のハブ22を取付けることにより構成されている。上記光ディスク21は、直径50mm程度の小径に形成されている。上記チャッキング用のハブ22は、マグネットに吸引されるステンレス等の磁性金属により形成されている。
上記カートリッジ本体3は、上,下ハーフ31,32の周壁を突き合わせることにより形成されている。上記カートリッジ本体3は、前面3a(後に説明するディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側の側面)が上記光ディスク21と略同じ曲率半径の円弧状面(半円形状面)に形成され、上記前面3aに連続する左右の側面3b,3cは、互いに平行するフラット面に形成され、上記前面3aに対向する背面3dは、上記左右の第1,第2の側面3b,3cに連続するなだらかに連続する湾曲面に形成されている。
上記下ハーフ32の中央部には、上記ディスク状記録媒体2のハブ22を外部に臨ませる駆動用開口部33が設けられている。また、上記駆動用開口部33の近傍から上記第2の側面3cに亘って、上記ディスク状記録媒体2の光ディスク21の情報記録面を外部に臨ませる記録及び/又は再生用開口部34が設けられている。
図19に示すように、上記ディスクカートリッジ1は、カートリッジ本体3の第1の側面3bに、ディスクカートリッジ1のカートリッジホルダ102への収納完了時において、次に説明するカートリッジホルダ102の第1の側面板102b(図1参照)に設けたカートリッジ脱落防止部材211の凸部213が嵌合して該凸部213を上記ディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の第1の側面3bに対して非接触状態にして上記カートリッジ脱落防止部材211によるカートリッジホルダ102への側圧を除去するための第1の側圧解除用の凹部41を備えている。
また、図20に示すように、上記ディスクカートリッジ1は、カートリッジ本体3の第2の側面3cに、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102へ挿入する際にカートリッジホルダ102の第2の側面板102c(図16参照)に設けたカートリッジ挿入ガイド用の凸部214が侵入して、ディスクカートリッジ1の挿入をガイドするガイド溝42と、カートリッジホルダ102へのディスクカートリッジ1の収納完了時において、上記カートリッジ挿入ガイド用の凸部214が嵌合して、該凸部214を上記ディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の第2の側面3cに対して非接触状態にして、上記カートリッジ挿入ガイド用の凸部214によるカートリッジホルダ102への側圧を除去するための第2の側圧解除用の凹部43と、を備えている。
上記駆動用開口部33を介して上記ディスク状記録媒体2のハブ22がディスク記録及び/又は再生装置のディスクテーブル上にマグネットチャッキングされる。また、上記記録及び/又は再生用開口部34を介して上記ディスク状記録媒体2の光ディスク21に対してディスク記録及び/又は再生装置の光学ピックアップにより情報の記録及び/又は再生が行われる。
(5)カートリッジホルダの構成、
図5に示すように、上記カートリッジホルダ102は、略正方形状の上面板(天面板)102aと、該上面板102aの左右両側部を下方に向けて略直角に折り曲げることにより形成された左右の側面板(以下、第1,第2の側面板と称する)102b,102cと、これら第1,第2の側面板102b,102cの下端を内側に向けて略直角に折り曲げることにより形成されていて挿入されたディスクカートリッジ1の下面の左右両側部を支持する左右一対の第1、第2カートリッジ支持部102d,102eおよび第2カートリッジ支持部102eよりも奥側に所定の間隔をもって設けられている舌片状の第3,第4カートリッジ支持部102f,102gと、第1、第2カートリッジ支持部102d,102eの前縁を下方に向けて折り曲げることにより形成された受け面部102h,102iと、を備えている。そして、これら上面板102a、第1,第2の側面板102b,102c、左右一対のカートリッジ支持部102d,102e等によってディスクカートリッジ1の挿入口102nおよび収納部102pが形成されている。
上記上面板102aの中央部には軽量化等を図るために亀甲形の開口部111が打ち抜き形成されている。上記上面板102aの開口部111の左右両側部にはディスクカートリッジ挿入方向と略平行に左右一対の第1,第2の板バネ112,113が上記上面板102aの一部を切り起こすことにより形成されている。これら第1,第2の板バネ112,113は、先端の自由端側が上記収納部102p内に入り込むように屈曲されていて、上記収納部102p内に挿入されたディスクカートリッジ1の上面を押圧して該ディスクカートリッジ1を上記第1〜第4カートリッジ支持部102d〜102gに押し付ける。
また、上記上面板102aの開口部111よりも前端側(挿抜口102n側)には、中央部からディスクカートリッジ挿入方向と略直交する方向に向かって伸びる左右一対の第1,第2の板バネ114,115が上記上面板102aの一部を切り起こすことにより形成されている。
図11に拡大して示すように、第3,第4の板バネ114,115は、細長い板状の開閉蓋ポップアップ用のバネ部(以下、ポップアップバネと称する)116と、該ポップアップバネ116の一側部から分岐されてポップアップバネ116と平行に伸びる細長い板状のカートリッジ押え用のバネ部117(以下、カートリッジ押えバネと称する)と、を備えている。ポップアップバネ116の幅W1は、カートリッジ押えバネ117の幅W2よりも幅広に形成されている。
ポップアップバネ116は、長さ方向に伸びる刳り貫き部118によって所謂枠状に形成されていると共に、刳り貫き部118には梁部119が設けられている。梁部119は、カートリッジ押えバネ117の付根部分、即ちポップアップバネ116からカートリッジ押えバネ117が分岐されている部分の近傍に設けられている。
ポップアップバネ116の付根部116aやカートリッジ押えバネ117の付根部117a或いは刳り貫き部118の端部118aは、アール状に形成されて、これらポップアップバネ116やカートリッジ押えバネ117が撓んだときの応力が1箇所に集中するのを防止している。また、図12に示すように、ポップアップバネ116は、付根部116aにおいて緩やかなアールによって折り曲げられていてポップアップバネ116が撓んだときに応力が1箇所に集中するのを防止している。また、カートリッジ押えバネ117は、ポップアップバネ116の途中から上面板102aに対して略平行或いはポップアップバネ116と平行に伸びている。
図13、図14に示すように、ポップアップバネ116の先端部116bは、カートリッジホルダ102を記録再生位置とカートリッジ挿抜位置の間で回動移動させるキャビネットのホルダカバー(以下、開閉蓋渡渉する)110の内面110aに接触するようになっている。
カートリッジホルダ102内にディスクカートリッジ1を挿入して開閉蓋110を閉じると、図3に示すように、カートリッジホルダ102は、記録再生位置に移動する。そして、図15に示すように、開閉蓋110の内面110aでポップアップバネ116の先端部116bが押されてポップアップバネ116がディスクカートリッジ1側に撓む。ポップアップバネ116が撓むと、ポップアップバネ116の一側部から分岐されているカートリッジ押えバネ117の先端部117aがディスクカートリッジ1の上面に接触してディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102のカートリッジ支持部に押し付ける。このとき、カートリッジ押えバネ117の反力により、ポップアップバネ116には捻れ方向の力が作用するが、ポップアップバネ116に設けた梁部119等によって、捻れ方向の力はポップアップバネ116の全域に分散されて、ポップアップバネ116が捻れ方向に塑性変形するのが阻止される。
上述のように、第1,第2の板バネ112,113の先端部と、第3,第4の板バネ114,115のポップアップバネ116及びカートリッジ押えバネ117のバネ力でディスクカートリッジ1を第1〜第4カートリッジ支持部102d〜102gに押し付けた状態で記録再生が行われる。記録再生終了後に開閉蓋110を開くとカートリッジホルダ102は、カートリッジ挿抜位置に回動移動する。そして、図13に示すように、ポップアップバネ116によりカートリッジホルダ102と開閉蓋110との間に所定のクリアランスCを形成して、開閉蓋110の前面板110bによるカートリッジホルダ102のカートリッジ挿抜口102nの閉塞を解除して、カートリッジ挿抜口102nを開放する。
図1に示すように、カートリッジホルダ102の第1の側面板102bには上記第1の付勢部材106によるディスクカートリッジ1の排出に制動力を付与して上記ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102から脱落するのを阻止するカートリッジ脱落防止部材211が切り起こし形成されている。上記カートリッジ脱落防止部材211は、カートリッジホルダ102のカートリッジ挿抜口102n側に向かって伸びる弾性片部212と、該弾性片部212の先端部に設けられていてディスクカートリッジ排出時にディスクカートリッジ1の第1の側面3bに摺接する凸部213と、で構成されている。上記凸部213は、ディスクカートリッジ1のカートリッジホルダ102内への収納完了時においては、ディスクカートリッジ1の第1の側面3bに設けた第1の側圧解除用の凹部41内に嵌合して、上記第1の側面3bに対して非接触状態になって側圧を解除する。
また、図16に示すように、上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cのカートリッジ挿抜口102n側の端部には、カートリッジ収納部102p内に突出するカートリッジ挿入ガイド用の凸部214が設けられている。上記カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cの厚み方向の略中央部に切り起こし形成されている。
カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、図16に示すように、ディスクカートリッジ1を正規の姿勢でカートリッジホルダ102に挿入した場合に、ディスクカートリッジ1の一側面3cに設けたガイド溝42内に導入される。そして、ディスクカートリッジ1が所定の位置まで挿入されると、カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、ガイド溝42の先端部に連続して設けられた第2の側圧解除用の凹部43内に位置してディスクカートリッジ1と非接触状態になる。
カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102内に挿入する際に、ディスクカートリッジ1の挿入をガイドすると共に、図17に示すように、ディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生用開口部34にカートリッジホルダ102の第2カートリッジ支持部102eの端部102tや第3カートリッジ支持部102f等が侵入して、これら第2カートリッジ支持部102e等によりディスク状記録媒体の情報記録面がダメージを受けるのを防止する。
即ち、ディスクカートリッジ1がシャッターレスタイプのものである場合には、記録及び/又は再生用開口部34が常に開放された状態になっているために、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102内に挿入する際などにおいて、ディスクカートリッジ1に何等かの理由で強い押し下げ力が加わった場合に、記録及び/又は再生用開口部34にカートリッジホルダ102の第2カートリッジ支持部102eの端部102tや第3カートリッジ支持部102f等が侵入して、これら第2カートリッジ支持部102eの端部102t等によりディスク状記録媒体の情報記録面が傷付けられたり、或いはディスクカートリッジ1内のディスク状記録媒体の外周面が第2カートリッジ支持部102eに乗り上げたりする虞がある。カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、ガイド溝42の上面42aに接触し、ディスクカートリッジ1の厚さ方向への動きを規制して、記録及び/又は再生用開口部34にカートリッジホルダ102の第2カートリッジ支持部102eの端部102tや第3カートリッジ支持部102f等が侵入して、第2カートリッジ支持部102eの端部102t等によりディスク状記録媒体の情報記録面が傷付けられたり、ディスク状記録媒体の外周面が第3のカートリッジ支持部102fに乗り上げたりするのを防止する。
また、カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、ディスクカートリッジ1の誤挿入を防止する誤挿入防止部材としても作用する。即ち、ディスクカートリッジ1を表裏逆に挿入した場合にはカートリッジ挿入ガイド用の凸部214がディスクカートリッジ1の側面に当接してディスクカートリッジ1の更なる挿入を阻止する。また、ディスクカートリッジ1を前後逆に挿入した場合には、カートリッジ挿入ガイド用の凸部214がディスクカートリッジ1の第1の側圧解除溝41の端面41aに当接してディスクカートリッジ1の更なる挿入を阻止する。なお、ディスクカートリッジ1の誤挿入は、上記カートリッジ挿入ガイド用の凸部214を設けない場合には、図5に示した、第3のカートリッジ支持部102fにより行うことも可能であるが、カートリッジ挿入ガイド用の凸部214は、第3のカートリッジ支持部102fよりもカートリッジ挿抜口102nに近い位置に設けられているので、カートリッジを誤挿入した場合に、より早い段階で更なるカートリッジの挿入を阻止することが出来る。
また、図5に示すように、上記第2の板バネ113とカートリッジホルダ102の第2の側面板102cとの間で、且つ上記カートリッジホルダ102に挿入されたディスクカートリッジ1のカートリッジ本体3の円弧状の前面3aと上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cとの間の空間部、所謂デッドスペースに窪み状のイジェクトレバーロック解除機構取付部102jが形成されている。
図10に示すように、上記イジェクトレバーロック解除機構取付部102jに臨む上記カートリッジホルダ102の第2の側面板102cには2個の円筒形のボス状の突起102rが形成されている。上記イジェクトレバーロック解除機構109は、上記取付部109aに設けた突起嵌合穴109jに上記ボス状の突起102rを挿入するとともに、重合部109bを上記イジェクトレバーロック解除機構取付部102jの上面に重ね合わせ、上記弾性片部109cとイジェクトレバー操作部109dを上記カートリッジホルダ102内に挿入し、上記ボス状の突起102rの先端部をカシメて拡径することにより、上記カートリッジホルダ102に挿入されたディスクカートリッジ1とカートリッジ本体3の円弧状の前面3aおよび側面3cとの間で形成される略三角形状のデッドスペースに取付けられている。
なお、図1に示すように、上記カートリッジホルダ102の第1,第2カートリッジ支持部102d,102eには,一対の位置決め孔121が形成されていて、これら一対の位置決め孔121には、シャーシ103に設けた位置決めピン122が挿入される。また、上記カートリッジホルダ102の第1,第2の側面板102b,102cの上記カートリッジ挿抜口と反対側の端部には、上記カートリッジホルダ102を次に説明するシャーシ103に回動可能に取付けるための一対の軸受孔123,124が設けられている。
(6)シャーシの構成、
図5に示すように、シャーシ103は、金属板によって略四角形状に形成されている。上記シャーシ103の四隅部にはダンパ取付部131が設けられていて、これらダンパ取付部131には、ゴム製のダンパ132が取付けられている。上記シャーシ103の左右の側部には、上記カートリッジホルダ102の第1,第2の側面板102b,102cの外側に位置する左右の側壁133,134が設けられている、これら左右の側壁133,134の一端側には、上記カートリッジホルダ102を回動可能に取付けるための一対の軸受部135,136が設けられていて、これら軸受部135,136の内面に設けた軸137を上記カートリッジホルダ102の軸受孔121,122に挿入することにより上記カートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置と記録再生位置の相互間で回動可能に支持している。
上記シャーシ103は、上記カートリッジホルダ102を記録再生位置に移動させたときに、上記カートリッジホルダ102の左右一対のカートリッジ支持部102d,102eに設けた位置決め孔121に侵入する位置決めピン122を備えている。
(7)記録及び/又は再生装置の構成、
図5に示すように、記録及び/又は再生装置104は、上記ディスクカートリッジ1のディスク状記録媒体2を回転させるスピンドルモータ151と、上記ディスク状記録媒体2への情報の記録及び/又は再生を行なう光学ピックアップ152と、光学ピックアップ152を駆動するスレッドモータ153と、を備えている。
光学ピックアップ152は、対物レンズ駆動装置171と、該対物レンズ駆動装置171を上記ディスク状記録媒体2のディスク状記録媒体2の半径方向に移動させる移動台172と、を備えている。
上記移動台172は、第1の軸受部173と第2の軸受部174を備えている。上記第1の軸受部173には、リードスクリュー175が取付けられている。また、上記第2の軸受部174にはガイド部176が取付けられている。
上記リードスクリュー175は、上記シャーシ103の下面側において一対の軸受177によって回転可能に支持されている。また、上記ガイド部176は、アウトサート成形によりシャーシ103と一体に形成されている。上記リードスクリュー175の一端部にはウォームギヤ181が取付けられている。
図4に示すように、上記ウォームギヤ181は、上記シャーシ103の下面に軸182により回転自在に取付けられた第3のギヤ183と噛合している。
上記第3のギヤ183は、下端部に該第3のギヤ183よりも大径で、且つこれと同軸の第2のギヤ184を備えている。上記第2のギヤ184は、第1のギヤ185を介してスレッドモータ153により回転駆動される。
そして、上記スレッドモータ153で上記第1のギヤ185、第2のギヤ184、第3のギヤ183、ウォームギヤ181を介して上記リードスクリュー175を回転させると、上記移動台172は、上記ガイド部176でガイドされながら上記ピックアップ配置孔144内を移動して、上記該対物レンズ駆動装置171を上記ディスク状記録媒体2のディスク状記録媒体2の半径方向に移動させるようになっている。
(8)その他の構成、
上記実施例においては、浮き上がり防止部109eをイジェクトレバーロック解除機構109に設け、浮き上がり防止部109eをカートリッジホルダ102の下面に接触させる構成にした場合を示したが、浮き上がり防止部をカートリッジホルダに設けてもよい。また、実施例では、浮き上がり防止部をイジェクトレバーロック解除機構109と一体に形成した場合を示したが、浮き上がり防止部をイジェクトレバーロック解除機構109に取付ける構成にしてもよい。また、実施例では、イジェクトレバー105を回動させる場合を示したが、イジェクトレバー105は直線移動するものであっても良い。
(9)作用、
実施例のディスク記録及び/又は再生装置101は、上述のような構成であって、上記開閉蓋110を開けばカートリッジホルダ102は、上記開閉蓋110に追従して回動して上記カートリッジ挿抜位置に移動する。上記カートリッジ挿抜位置において上記カートリッジホルダ102にディスクカートリッジ1を挿入すれば、上述したように、カートリッジ本体3の前面3aの中央部が上記イジェクトレバー105の被押圧部105cに当接し、該被押圧部105cを押圧する。
上記被押圧部105cが押圧されると、上記イジェクトレバー105は、上記第1の付勢部材106の付勢力に抗して回動し、ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ102内に完全に収納された状態になるとともに、上記イジェクトレバー105は、イジェクトレバーロック部材108によって戻り回動不可能に係止された状態になる。
ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102内に完全に収納したのち、上記開閉蓋110を閉じればカートリッジホルダ102は、上記開閉蓋110に追従してカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動する。上記カートリッジホルダ102がカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動する際には、上記イジェクトレバーロック解除機構109の傾斜面部109fに上記イジェクトレバー105の被操作部105eの側面105hが接触して上記弾性片部109cを所謂逃げ方向に撓ませる。そして、上記傾斜面部109fの端部が上記イジェクトレバー105の被操作部105eの位置まで移動して来ると、上記傾斜面部109fと上記イジェクトレバー105の被操作部105eの側面105hの接触が外れて、上記弾性片部109cは、弾性復帰して上記係合部109gが上記イジェクトレバー105の被操作部105eの下面105iに係合する。
上記ディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生終了後に、上記開閉蓋110でカートリッジホルダ102をカートリッジ挿抜位置に移動させれば、図8に示すように、上記係合部109gによって上記イジェクトレバー105の被操作部105eの下面105iが持ち上げられて、上記イジェクトレバーロック部材108による上記イジェクトレバー105の係止が解除されて上記イジェクトレバー105は、第1の付勢部材106の付勢力で回動して、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ102から押し出す。
ホルダが挿抜位置に在るディスク記録及び/又は再生装置の斜視図。 ホルダにカートリッジを挿入したディスク記録及び/又は再生装置の斜視図。 ホルダが記録再生位置に在るディスク記録及び/又は再生装置の斜視図。 ディスク記録及び/又は再生装置を裏側から見た平面図。 ディスク記録及び/又は再生装置の分解斜視図。 Aはイジェクトレバーロック解除機構の傾斜面部にイジェクトレバーの被操作部の側面が接触している状態を示す側面図、Bは同正面図、Cは同斜視図。 Aは弾性片部が弾性復帰して係合部がイジェクトレバーの被操作部の下面に係合した状態を示す側面図、Bは同正面図、Cは同斜視図。 Aは係合部によってイジェクトレバーの被操作部の下面が持ち上げられてイジェクトレバーロック部材によるイジェクトレバーの係止が解除された状態を示す側面図、Bは同正面図、Cは同斜視図。 イジェクトレバーロック解除機構の斜視図。 イジェクトレバーロック解除機構を取付けた状態の断面図。 ポップアップバネ部分の拡大図。 図11のA−A断面図。 ポップアップバネによって開閉蓋が押し上げられている状態の側面図。 ポップアップバネによって開閉蓋が押し上げられている状態の正面図。 開閉蓋が閉じられてポップアップバネが撓んだ状態の側面図。 カートリッジ挿入ガイド用の凸部を設けた第1の側面から見たカートリッジホルダの斜視図。 ディスクカートリッジの挿入過程を示すディスクカートリッジの底面図。 ディスクカートリッジを収納した状態のディスクカートリッジの底面図。 ディスクカートリッジの斜視図。 ディスクカートリッジを底面側から見た斜視図。 従来例の斜視図(ディスクカートリッジ挿入前)。 従来例の斜視図(ディスクカートリッジ挿入後)。 従来例の斜視図(カートリッジホルダの記録再生位置に移動後)。 イジェクトレバーがロックされている状態の説明図。 イジェクトレバーのロックが解除された状態の説明図。
符号の説明
1…ディスクカートリッジ、101…ディスク記録及び/又は再生装置、102…カートリッジホルダ、102c…弾性片位置決め部、103…シャーシ、104…記録及び/又は再生装置、105…イジェクトレバー、106…第1の付勢部材、107…第2の付勢部材、108…イジェクトレバーロック部材、109…イジェクトレバーロック解除機構、109a…止着部、109b…ホルダ重合部、109c…弾性片部、109d…イジェクトレバー操作部、109e…浮き上がり防止部109f…傾斜面部、109g…係合部。

Claims (5)

  1. カートリッジをカートリッジホルダに挿入して該カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させるとイジェクトレバー操作部がイジェクトレバーに係合し、上記カートリッジホルダを記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に移動させると上記イジェクトレバー操作部が上記イジェクトレバーを押し上げてイジェクトレバーロック部材による上記イジェクトレバーのロックを解除するイジェクトレバーロック解除機構において、
    上記イジェクトレバーロック解除機構は、
    上記カートリッジホルダの側面に止着されるホルダへの取付部と、
    上記取付部に連続し上記カートリッジホルダの上面に重ね合わせるホルダへの重合部と、
    上記重合部に連続し上記カートリッジホルダの上面に設けた切欠窓部から上記カートリッジホルダ内に侵入して上記イジェクトレバーが設けられたシャーシ側に伸びる弾性片部と、
    上記弾性片部の先端部に設けられた上記イジェクトレバー操作部と、
    上記重合部の弾性片部側の端部から突出して上記カートリッジホルダの下面に当接し、上記イジェクトレバー操作部が上記イジェクトレバーに係合する際に外イジェクトレバーで押されて浮き上がるのを防止する浮き上がり防止部と、
    を備え
    上記重合部には、上記浮き上がり防止部と上記弾性片部との間にスリットが形成されており、上記スリットにより上記浮き上がり防止部に弾性を付与している
    イジェクトレバーロック解除機構。
  2. 上記浮き上がり防止部は、上記イジェクトレバー操作部の上部に、該イジェクトレバー操作部と一体的に形成されている
    請求項1に記載のイジェクトレバーロック解除機構。
  3. 上記カートリッジホルダは、上記浮き上がり防止部が接触する部分に該浮き上がり防止部と略直交する方向に伸びるリブ状の膨出部を備えている
    請求項に記載のイジェクトレバーロック解除機構。
  4. 上記浮き上がり防止部は、上記カートリッジホルダに挿入されたディスクカートリッジの円弧状の前面と上記カートリッジホルダの側面との間の空間部に配置されている
    請求項に記載のイジェクトレバーロック解除機構。
  5. カートリッジをカートリッジホルダに挿入して該カートリッジホルダをカートリッジ挿抜位置から記録再生位置に移動させるとイジェクトレバー操作部がイジェクトレバーに係合し、上記カートリッジホルダを記録再生位置からカートリッジ挿抜位置に移動させると上記イジェクトレバー操作部が上記イジェクトレバーを押し上げてイジェクトレバーロック部材による上記イジェクトレバーのロックを解除するイジェクトレバーロック解除機構を備えたディスク記録及び/又は再生装置において、
    上記イジェクトレバーロック解除機構は、
    上記カートリッジホルダの側面に止着されるホルダへの取付部と、
    上記取付部に連続し上記カートリッジホルダの上面に重ね合わせるホルダへの重合部と、
    上記重合部に連続し上記カートリッジホルダの上面に設けた切欠窓部から上記カートリッジホルダ内に侵入して上記イジェクトレバーが設けられたシャーシ側に伸びる弾性片部と、
    上記弾性片部の先端部に設けられた上記イジェクトレバー操作部と、
    上記重合部の弾性片部側の端部から突出して上記カートリッジホルダの下面に当接し、上記イジェクトレバー操作部が上記イジェクトレバーに係合する際に外イジェクトレバーで押されて浮き上がるのを防止する浮き上がり防止部と、
    を備え
    上記重合部には、上記浮き上がり防止部と上記弾性片部との間にスリットが形成されており、上記スリットにより上記浮き上がり防止部に弾性を付与している
    ディスク記録及び/又は再生装置。
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