JP4665853B2 - 計器用発光指針及びそれを備えた計器 - Google Patents

計器用発光指針及びそれを備えた計器 Download PDF

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Description

本発明は、計器用発光指針及びそれを備えた計器に関するものであり、特に、車両用指針計器に用いて好適である。
計器用発光指針として、光源の発する光を導入させる受光部を備えたものが開示されている(特許文献1を参照)。
この計器用発光指針は、透光性樹脂材を成形することによって形成された指針であり、回動中心を有する基部と、基部が回動して描く円弧の半径方向へ基部から延出する指針部とを備えている。固定部が基部から指針部に対して略垂直な方向へ延出し、回動内機によって回動する指針シャフトが、固定部に回動中心で固定される。受光部も固定部と略同一の方向へ延出して光源に近接し、光源の発する光を基部に導入する。
この計器用発光指針は、受光部を光源に近接させることによって、回動する計器用発光指針の発光輝度を増大させようとするものである。
特許3211229号公報
特許文献1では記述されていないが、計器用発光指針が回動する範囲において、計器用発光指針をその回動位置の影響を受けないように発光させるため、一般に、複数の光源を回動中心に係る円周方向に沿って配置する。従って、光源に近接させる受光部をこの円周方向に沿って、計器用発光指針が回動する範囲において配設することによって、計器用発光指針を回動位置の影響を受けないように、その発光輝度を増大させて発光させることができると考えられる。
しかし、この構成では、受光部が円周方向に沿って固定部の周囲の少なくとも一部(計器用発光指針が回動する範囲に対応する範囲)を取り囲むように配設されることになるため、樹脂成形による「ひけ」や「反り」によって、固定部に成形不良が生じる恐れがある。これにより、計器用発光指針が良好に回動することができなくなるという不具合が生じる恐れがある。
これは、複雑な形状の樹脂成形品において溶融した樹脂を金型へ充填した後に冷却する際、樹脂の温度差により樹脂の収縮に差異が生じるためである。特に、樹脂成形品の隅部において、「ひけ」や「反り」による不具合が発生し易い。「ひけ」は、樹脂の体積収縮により樹脂成形品の表面が凹む現象であり、特に肉厚成形品に多い不具合である。
即ち、受光部が固定部の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配設されて構造が複雑化し、これにより、計器用発光指針を樹脂成形する際の冷却時に、樹脂の温度差により樹脂の収縮に差異が生じるためである。この結果、固定部に「ひけ」や「反り」による不具合が発生する。また、固定部と受光部が合わさって肉厚化することを原因として、「ひけ」により固定部の成形不良も発生する。
この成形不良によって、固定部が基部に対して傾斜する等して変形し、これにより、計器用発光指針が良好に回動することができなくなるという不具合が生じる恐れがある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、光源の発する光を導入する受光部を、指針シャフトが固定される固定部の少なくとも一部を取り囲むように配設した計器用発光指針及びそれを備えた計器において、固定部の成形不良を抑えることを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の計器用発光指針は、回動中心を有する基部と基部から延出する指針部とを備え且つ透光性樹脂材を成形することによって形成された計器用発光指針であって、基部から指針部に対して略垂直な方向へ延出し且つ回動内機によって回動する指針シャフトが回動中心で固定される固定部と、基部から固定部と略同一の方向へ延出して光源に近接し光源の発する光を基部に導入する受光部とを備え、受光部が回動中心に係る円周方向に沿って固定部の周囲の少なくとも一部を、隙間部を設けて取り囲むように配設され、凹部が、受光部において回動中心に係る半径方向に沿って隙間部から受光部の外周に至るまで形成され、円周方向において受光部の一部は、該受光部の延出方向の寸法を固定部の延出方向の寸法より小さくするように形成されていることていることを特徴とする。
この構成では、受光部が固定部を、隙間部を設けて取り囲むように配設されるため、固定部と受光部を構造上で分離できる。これにより、固定部と受光部が合わさって肉厚化することが抑えられ、これを原因とする「ひけ」による固定部の成形不良を抑えることができる。
また、この構成では、凹部が、受光部において隙間部から受光部の外周に至るまで形成されているため、固定部から外部への放熱を、樹脂成形の冷却時において凹部を通して促進できる。これにより、樹脂成形の冷却時に樹脂の温度差により樹脂の収縮に差異が生じることが抑えられ、これを原因とする「反り」による固定部の成形不良を抑えることができる。
これらの結果、受光部を固定部の少なくとも一部を取り囲むように配設した計器用発光指針において、固定部の成形不良を抑えることができる。
請求項2に記載の計器用発光指針は、回動中心を有する基部と基部から延出する指針部とを備え且つ透光性樹脂材を成形することによって形成された計器用発光指針であって、基部から指針部に対して略垂直な方向へ延出し且つ回動内機によって回動する指針シャフトが回動中心で固定される固定部と、基部から固定部と略同一の方向へ延出して光源に近接し光源の発する光を基部に導入する受光部とを備え、受光部が回動中心に係る円周方向に沿って固定部の周囲の少なくとも一部を、隙間部を設けて取り囲むように配設され、円周方向において受光部の一部が、受光部の延出方向の寸法を固定部の延出方向の寸法より小さくするように形成されていることを特徴とする。
この構成では、受光部が隙間部を設けて取り囲むように配設されるため、固定部と受光部を構造上で分離できる。これにより、固定部と受光部が合わさって肉厚化することが抑えられ、これを原因とする「ひけ」による固定部の成形不良を抑えることができる。
また、この構成では、受光部の一部が、受光部の延出方向の寸法を固定部の延出方向の寸法より小さくするように形成されているため、固定部から外部への放熱を、樹脂成形の冷却時において促進できる。これにより、樹脂成形の冷却時に樹脂の温度差により樹脂の収縮に差異が生じることが抑えられ、これを原因とする「反り」による固定部の成形不良を抑えることができる。
これらの結果、受光部を固定部の少なくとも一部を取り囲むように配設した計器用発光指針において、固定部の成形不良を抑えることができる。
請求項に記載の計器用発光指針は、隙間部において半径方向に沿って固定部と受光部とを連結して固定部を補強する補強部を備えることを特徴とする。
この構成では、隙間部において固定部を補強する補強部を備えるため、固定部の成形不良をより抑えることができる。
請求項に記載の計器は、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の計器用発光指針を備えた計器であって、回動内機と、回動内機によって回動すると共に回動中心で固定部に固定される指針シャフトと、基部の下方側に円周方向に沿って配置された複数の光源とを備え、受光部が、基部が指針シャフトによって回動する範囲において複数の光源の内少なくとも1個の光源の発する光を基部に導入できるように構成されていることを特徴とする。
この構成では、上述の計器用発光指針の受光部が、基部が指針シャフトによって回動する範囲において複数の光源の内少なくとも1個の光源の発する光を基部に導入できるように構成されている。このため、固定部の成形不良を抑えることにより良好に回動する計器用発光指針が得られ、且つ、この計器用発光指針を、その回動位置の影響を受けないようにその発光輝度を増大させて発光させることができる。
以下、本発明による計器用発光指針を、自動車に搭載されるコンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態による計器用発光指針である指針3を備えた計器であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3(a)は、図2で示す指針3の側面図であり、図3(b)は、図3(a)中のIIIB矢視図であり、図3(c)は、図3(a)中のIIIC矢視図である。
図4(a)は、図3(c)中のVIA部拡大図であり、図4(b)は、図4(a)中のIVB−IVB線拡大断面図である。
図5は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路を説明する回路構成図である。
計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種車両情報を表示する。本実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、自動車の走行速度を指示する速度計を形成する。
コンビネーションメータ1は、情報を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備える。文字盤2は、透光性を有する材料、たとえば透明なポリカーボネート樹脂等の板材から形成され、速度計としての文字(数字を含む)21と目盛22が設けられる。
文字盤2の運転者側の面に、即ち、図2の矢印が示す上側の面に、文字21と目盛22が、例えば白色の透光状態になるように、これらの背景部がつや消しの、例えば青色の不透光状態(または、つや消しの透光性が低い状態)になるように、印刷あるいはホットスタンプにより形成される。
文字盤2の背後に、即ち、図2中の矢印が示す下側に、光源である4個の発光ダイオード6(図1)、発光ダイオード7、ケース8およびプリント基板9が配置される。プリント基板9は、コンビネーションメータ1の電気回路部を構成するものであり、発光ダイオード6、7は、プリント基板9に実装される。
貫通孔23が文字盤2の略中央部に設けられ、回動内機であるムーブメント5によって回動する指針シャフトであるシャフト51が、貫通孔23に挿通される。シャフト51は、文字盤2の貫通孔23を通して文字盤2の表面側(図2の矢印が示す上側)へ延出し、計器用発光指針である指針3が、シャフト51の先端に固定される。
ムーブメント5は、たとえば交差コイル式ムーブメント、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態によるコンビネーションメータ1においては車速信号)に対応した角度だけシャフト51を回動させるものである。ムーブメント5は、プリント基板9に実装固定される。
プリント基板9には、ムーブメント5を駆動し、発光ダイオード6,7を点燈・消燈する制御装置10(図5)が実装される。制御装置10は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成される。
ケース8は、発光ダイオード6の光を、指針3に導き、また、発光ダイオード7の光を、文字盤2に導くように構成される。尚、発光ダイオード6からの光が運転者の目に直接入射することを防止する遮光キャップ4が、指針3に装着される。遮光キャップ4は、たとえば遮光性を有する樹脂あるいは金属板等から形成される。
次に指針3の構造について、図2と図3と図4に基づいて説明する。
指針3は、図2と図3に示すように基部32と指針部31とを備え、透光性樹脂材である無色透明のアクリル樹脂等を成形することによって一体的に形成される。基部32は、図4に示すように回動中心である回動中心軸Rを有し、指針部31は、基部32が回動して描く円弧の半径方向(図3(a)において左右方向)へ、即ち、回動中心軸Rに係る半径方向へ基部32から延出する。
固定部33は、基部32から指針部31に対して略垂直な方向(図3(a)と図4(b)において下方)へ延出し,シャフト51が打ち込まれる取り付け孔33aが、固定部33において回動中心軸Rの位置に形成される。これにより、シャフト51は、固定部33と回動中心軸Rの位置で固定され、指針3は、シャフト51を介してムーブメント5によって、回動中心軸Rを回動中心として回動する。
受光部34(34a−34c)は、基部32から固定部33と略同一の方向へ延出して発光ダイオード6に近接するように形成されるため、発光ダイオード6の発する光を効率的に基部32に導入することができる。これにより、指針3の発光輝度を増大させることができる。
尚、反射部36が基部32に形成され、反射部37が指針部31に形成される。反射部36は、受光部34によって基部32に導入された発光ダイオード6からの光を反射部37へ反射し、反射部37は、反射部36からの反射光を目視側(図2と図3(a)において上側)へ反射する。これにより、指針3は、発光表示される。
また、受光部34(34a−34c)は、回動中心軸Rに係る円周方向、即ち、図4(a)において回動中心軸Rを中心とする円周方向(図4(a)において矢印Mで示す方向)に沿って固定部33の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配設される。受光部34が固定部33を取り囲む範囲は、基部32(指針3)がシャフト51によって回動する範囲において4個の発光ダイオード6の内少なくとも1個の発光ダイオード6の発する光を基部32に導入できるように設定される。
これにより、受光部34(34a−34c)は、基部32がシャフト51によって回動する範囲において4個の発光ダイオード6の内少なくとも1個の光源の発する光を基部32に導入できる。このため、指針3を、その回動位置の影響を受けないように、その発光輝度を安定させて発光させることができる。
また、4個の発光ダイオード6は、基部32の下方側のプリント基板9に、図1において回動中心軸Rを中心とする円周方向(図1において矢印Mで示す方向)に沿って配置される。これにより、指針3を、その回動位置の影響を受けないように、その発光輝度をより安定させて発光させることができる。
以上、受光部34を発光ダイオード6に近接させ、受光部34を矢印Mで示す円周方向に沿って配設し、且つ、4個の発光ダイオード6を基部32の下方側に矢印Mで示す円周方向に沿って配設する。これにより、指針3を、指針3が回動する範囲においてその回動位置の影響を受けないように、その発光輝度を増大させて発光させることができる。
また、受光部34は、図4(a)に示すように、固定部33を、隙間部35を設けて取り囲むように配設される。このため、固定部33と受光部34を構造上で分離でき、これにより、固定部33と受光部34が合わさって肉厚化することが抑えられ、これを原因とする「ひけ」による固定部33の成形不良を抑えることができる。
また、凹部34dが、受光部34(34a−34c)において回動中心軸Rに係る半径方向(図4(a)において矢印Nで示す方向)に沿って隙間部35から受光部34の外周に至るまで形成される。即ち、凹部34dは、受光部34aと受光部34bの間と、受光部34aと受光部34cの間とに設けられ、受光部34aと受光部34bと受光部34cが、凹部34dによって互いに構造上で分離されるように構成される。
これにより、固定部33から外部への放熱を、指針3の樹脂成形の冷却時において凹部34dを通して促進できる。このため、この冷却時において、樹脂の温度差により樹脂の収縮に差異が生じることが抑えられ、これを原因とする「反り」による固定部33の成形不良を抑えることができる。
また、矢印Mで示す円周方向において受光部34(34a−34c)の一部が、受光部34(34a−34c)の延出方向(図3(a)と図4(b)において上下方向)の寸法を固定部33の延出方向(図3(a)と図4(b)において上下方向)の寸法より小さくするように形成されている。具体的に、受光部34aの延出方向の寸法L1を、固定部33の延出方向の寸法L2より大きく設定するが、受光部34b、34cの延出方向の寸法L3を,固定部33の延出方向の寸法L2より小さく設定する。
これにより、固定部33から外部への放熱を、指針3の樹脂成形の冷却時において促進できるため、この冷却時において、樹脂の温度差により樹脂の収縮に差異が生じることが抑えられ、これを原因とする「反り」による固定部33の成形不良を抑えることができる。
以上、隙間部35と凹部34dを設け、受光部34b、34cの延出方向の寸法L3を固定部33の延出方向の寸法L2より小さく設定し、これにより、固定部33の成形不良を抑えることができる。固定部33の成形不良を抑えることにより、指針3を、シャフト51を介してムーブメント5によって、回動中心軸Rを回動中心として良好に回動させることができる。
これらの結果、回動位置の影響を受けないように発光輝度を安定させて発光させることができ、且つ、回動中心軸Rを中心として良好に回動させることができる指針3を提供できる。
尚、指針3は、指針部31と基部32と固定部33と受光部34とが樹脂成形によって一体的に形成される。
以上説明した、本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図5に基づいて説明する。
制御装置10には、バッテリ13から電力が常時供給される。イグニッションスイッチ12が、その作動状態(オンまたはオフ)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する速度センサ11が検出信号を入力可能に接続される。また、制御装置10には、発光ダイオード6、7とムーブメント5も接続される。
(作動)
上述したように構成され、本発明の一実施形態による計器用発光指針である指針3が適用された計器であるコンビネーションメータ1の作動について、特に視認状態について説明する。
運転者によってイグニッションスイッチ12がオンされると、制御装置10は、それを検出して作動を開始する。即ち、図5において、速度センサ11からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト51を回動させるように、ムーブメント5を駆動する。
また、制御装置10は、発光ダイオード6、7を点燈させる。点燈した発光ダイオード7の光は、ケース8によって導かれて文字盤2を透過照明する。
以下、指針3の表示について述べる。
点燈した発光ダイオード6の光は、図2に示す光路Pに従って、ケース8によって導かれて指針3を発光させる。具体的に、発光ダイオード6からの光は、受光部34から基部32へ導入され、この導入光は、反射部36によって反射部37へ反射される。この反射光は、反射部37によって目視側(図2と図3(a)において上側)へ反射され、これにより、指針3が発光する。
上述したように、受光部34を発光ダイオード6に近接させ、受光部34を矢印Mで示す円周方向に沿って配設し、且つ、4個の発光ダイオード6を基部32の下方側に矢印Mで示す円周方向に沿って配設する。これにより、指針3を、指針3が回動する範囲においてその回動位置の影響を受けないように、その発光輝度を増大させて発光させることができる。
また、隙間部35と凹部34dを設け、受光部34b、34cの延出方向の寸法L3を固定部33の延出方向の寸法L2より小さく設定し、これにより、固定部33の成形不良を抑えることができる。固定部33の成形不良を抑えることにより、指針3を、シャフト51を介してムーブメント5によって、回動中心軸Rを回動中心として良好に回動させることができる。
これらの結果、回動位置の影響を受けないように発光輝度を安定させて発光させることができ、且つ、回動中心軸Rを中心として良好に回動させることができる指針3を提供できる。
(変形例)
図6は、図4の第1変形例を示す拡大図である。
第1変形例では、受光部34a−34cを、図6に示すように、図4に示す形状と異なる形状で形成する。これに伴なって、隙間部35と凹部34dも、図4に示す形状と異なる形状で形成される。この変形例においても、上述の効果を得ることができる。
尚、受光部34と隙間部35と凹部34dの各形状は、図4と図6に示す形状に限る必要はない。即ち、受光部34が固定部33を、隙間部35を設けて取り囲むように配設され、且つ、凹部34dが、受光部34において矢印Nで示す半径方向に沿って隙間部35から受光部34の外周に至るまで形成される限りにおいて、受光部34と隙間部35と凹部34dの各形状を、図4と図6に示す形状以外とすることが可能である。
また、凹部34dを図4と図6に示す例では2個設けているが、1個でも3個以上とすることも可能である。
また、上述の例と異なり、受光部34aの延出方向の寸法L1を、固定部33の延出方向の寸法L2より小さく設定し、受光部34b、34cの延出方向の寸法L3を,固定部33の延出方向の寸法L2より大きく設定することも可能である。即ち、受光部34の一部が、受光部34の延出方向の寸法を固定部33の延出方向の寸法より小さくするように形成される限りにおいて、他の変形例が可能である。
また、指針3において、凹部34dを設けることと、受光部34b、34cの延出方向の寸法L3を固定部33の延出方向の寸法L2より小さく設定することの両方を満足させることが望ましいが、これらのいずれか一方を、省略しても、上述の効果を確保することが可能である。
図7は、図4の第2変形例を示す拡大図である。
第2変形例では、補強部38を、図7に示すように、隙間部35において矢印Nで示す半径方向に沿って固定部33と受光部34とを連結させるように形成する。これにより、固定部33が、隙間部35において補強部38によって補強されるため、固定部33の成形不良をより抑えることができる。
尚、第2変形例でも、指針3は、指針部31と基部32と固定部33と受光部34と補強部38とが樹脂成形によって一体的に形成される。
以上、以上説明した本発明の一実施形態による計器用発光指針である指針3は、回動中心である回動中心軸Rを有する基部32と基部32から延出する指針部31とを備え且つ透光性樹脂材を成形することによって形成された指針3であって、基部32から指針部31に対して略垂直な方向へ延出し且つ回動内機であるムーブメント5によって回動する指針シャフトであるシャフト51が回動中心軸Rで固定される固定部33と、基部32から固定部33と略同一の方向へ延出して光源である発光ダイオード6に近接し発光ダイオード6の発する光を基部32に導入する受光部34(34a−34c)とを備え、受光部34(34a−34c)が回動中心軸Rに係る円周方向Mに沿って固定部33の周囲の少なくとも一部を、隙間部35を設けて取り囲むように配設され、凹部34dが、受光部34(34a−34c)において回動中心軸Rに係る半径方向Nに沿って隙間部35から受光部34(34a−34c)の外周に至るまで形成されていることを特徴とする。
これにより、受光部を固定部の少なくとも一部を取り囲むように配設した計器用発光指針において、固定部の成形不良を抑えることができる。
尚、上述の例に限らず、種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の一実施形態による計器用発光指針である指針3を備えた計器であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3(a)は、図2で示す指針3の側面図であり、図3(b)は、図3(a)中のIIIB矢視図であり、図3(c)は、図3(a)中のIIIC矢視図である。 図4(a)は、図3(c)中のVIA部拡大図であり、図4(b)は、図4(a)中のIVB−IVB線拡大断面図である。 図5は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路を説明する回路構成図である。 図6は、図4の第1変形例を示す拡大図である。 図7は、図4の第2変形例を示す拡大図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(計器)
2 文字盤、21 文字、22 目盛、23 貫通孔
3 指針(計器用発光指針)、31 指針部、32 基部
33 固定部、33a 取付孔、 34、34a−34c 受光部
34d 凹部、35 隙間部、36,37 反射部、38 補強部
4 遮光キャップ、5 ムーブメント(回動内機)、51 シャフト(指針シャフト)
6 発光ダイオード(光源)、7 発光ダイオード、8 ケース、9 プリント基板
10 制御装置、11 速度センサ、12 イグニッションスイッチ
13 バッテリ、R 回動中心軸(回動中心)、L1,L2,L3 延出方向の寸法

Claims (4)

  1. 回動中心を有する基部と該基部から延出する指針部とを備え、且つ、透光性樹脂材を成形することによって形成された計器用発光指針であって、
    前記基部から前記指針部に対して略垂直な方向へ延出し、且つ、回動内機によって回動する指針シャフトが前記回動中心で固定される固定部と、
    前記基部から前記固定部と略同一の方向へ延出して光源に近接し、該光源の発する光を該基部に導入する受光部とを備え、
    前記受光部は前記回動中心に係る円周方向に沿って前記固定部の周囲の少なくとも一部を、隙間部を設けて取り囲むように配設され、
    凹部が、前記受光部において前記回動中心に係る半径方向に沿って前記隙間部から該受光部の外周に至るまで形成され
    前記円周方向において前記受光部の一部は、該受光部の前記延出方向の寸法を前記固定部の前記延出方向の寸法より小さくするように形成されていることていることを特徴とする計器用発光指針。
  2. 回動中心を有する基部と該基部から延出する指針部とを備え、且つ、透光性樹脂材を成形することによって形成された計器用発光指針であって、
    前記基部から前記指針部に対して略垂直な方向へ延出し、且つ、回動内機によって回動する指針シャフトが前記回動中心で固定される固定部と、
    前記基部から前記固定部と略同一の方向へ延出して光源に近接し、該光源の発する光を該基部に導入する受光部とを備え、
    前記受光部は前記回動中心に係る円周方向に沿って前記固定部の周囲の少なくとも一部を、隙間部を設けて取り囲むように配設され、
    前記円周方向において前記受光部の一部は、該受光部の前記延出方向の寸法を前記固定部の前記延出方向の寸法より小さくするように形成されていることを特徴とする計器用発光指針。
  3. 前記隙間部において前記半径方向に沿って前記固定部と前記受光部とを連結して該固定部を補強する補強部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器用発光指針。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の計器用発光指針を備えた計器であって、
    回動内機と、
    前記回動内機によって回動すると共に前記回動中心で前記固定部に固定される指針シャフトと、
    前記基部の下方側に前記円周方向に沿って配置された複数の光源とを備え、
    前記受光部が、前記基部が前記指針シャフトによって回動する範囲において、複数の前記光源の内少なくとも1個の該光源の発する光を該基部に導入できるように構成されていることを特徴とする計器。
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