JP4664928B2 - 負荷時タップ切換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2抵抗3バルブ方式の負荷時タップ切換装置に係り、特に、真空バルブで構成した主バルブの遮断電流を低減して真空バルブの電極接点の消耗を抑えた負荷時タップ切換装置に関するものである。
一般に、送配電系統に接続される変圧器には、送配電系統の電圧を調整し安定化させるために、負荷時タップ切換装置が用いられている。負荷時タップ切換装置は切換開閉器とタップ選択器から構成されるが、切換開閉器には通常、遮断要素として真空容器内に互いに接離可能な一対の電極を配置して構成した真空バルブが使用されており、1相あたり2個の限流抵抗と3個の真空バルブを有する2抵抗3バルブ方式の切換開閉器(特許文献1参照)が提案されている。
ここで、図13および図14を用いて、特許文献1記載の2抵抗3バルブ方式の負荷時タップ切換装置について具体的に説明する。図13は従来の負荷時タップ切換装置における切換回路とその動作図、図14はその切換シーケンスを示す図である。
図13に示す符号のうち、TWは変圧器などのタップ巻線、2、3はタップ巻線TWのタップ、M1、M2はタップ2、3を選択するタップ選択器の2個の可動接触子である。A、C、Dはそれぞれ真空バルブであって、Aを主バルブ、C、Dを抵抗用バルブと呼ぶことにする。また、R1、R2は限流抵抗、h1、h2は切換スイッチの固定接点、hは固定接点h1、h2のうちの一方を選択する切換スイッチの可動接触子である。
タップ巻線TWのタップ2、3と中性点4との間には、可動接触子M1、限流抵抗R1、抵抗用バルブC、および可動接触子M2、限流抵抗R2、抵抗用バルブDが設けられている。より詳しくは、タップ巻線TWのタップ2、3の一端に可動接触子M1と限流抵抗R1と抵抗用バルブC、および可動接触子M2と限流抵抗R2と抵抗用バルブDがそれぞれ直列に接続され、その他端は中性点4で接続されている。また、主バルブAは、一端を切換スイッチの可動接触子hに接続され、他端を中性点4に接続されている。
図14はそれぞれの真空バルブA、C、D、および切換スイッチの固定接点h1、h2における接点の開閉状態を表しており、上段は閉極(ON)、下段は開極した非接触(OFF)という意味である。図13の(A)〜(F)は、図14(1)における(A)〜(F)で示した切換過程を示したものである。以下、各過程を順を追って説明する。
(A)運転状態 (図13の(A))
ここでは、主バルブAおよび抵抗用バルブCは閉極し、抵抗用バルブDが開極し、また、切換スイッチの可動接触子hは固定接点h1を選択している運転状態を示す。このとき、負荷電流ILは、点線のように中性点4から主バルブA、切換スイッチの可動接触子hおよび固定接点h1を介して、タップ巻線TWという回路に流れる。この回路は、仮にサージのような過電圧が印加されて、抵抗用バルブDの極間で絶縁破壊したとしても、限流抵抗R2を介してタップ間で橋絡するため、タップ間を保護することができるという構成になっている。
(B)非通電タップ側の抵抗バルブDの閉極 (図13の(B))
上記(A)の状態から切換動作が開始すると、まず、切換動作前に通電していないタップ側の抵抗バルブDが閉極する。つまり、3つのバルブA、C、Dは全て閉極状態となる。抵抗バルブDの閉極により、限流抵抗R2、抵抗バルブD、主バルブAを介して短絡回路が形成され、ここに循環電流ICが流れる。また、負荷電流ILは、前記(A)の状態のままで、中性点4から主バルブA、切換スイッチの可動接触子h、および固定接点h1を介して、タップ選択器の可動接触子M1、タップ2という回路に流れる。
(C)主バルブAの開極 (図13の(C))
続いて、3つのバルブA、C、Dが全て閉極となっている状態から、主バルブAが開極し、前記(B)のように流れていた負荷電流ILと循環電流ICの合成値を遮断する。遮断後はタップ3の可動接触子M2、限流抵抗R2、抵抗用バルブD、抵抗用バルブC、限流抵抗R1、可動接触子M1を介して、タップ2との間で短絡回路が形成され、ここに循環電流ICが流れる。
また、負荷電流ILは中性点4から、抵抗用バルブCおよび限流抵抗R1から成る回路と抵抗用バルブDおよび限流抵抗R2から成る回路に、限流抵抗R1、R2の抵抗比に見合って分流する。ここではR1=R2とする。つまり、負荷電流ILは限流抵抗R1、抵抗用バルブCの回路と限流抵抗R2、抵抗用バルブDの回路とでIL/2が流れる。
(D)切換スイッチの動作 (図13の(D))
次に、通電していない状態の切換スイッチの可動接触子hが固定接点h1から固定接点h2に移動する。
(E)主バルブAの閉極 (図13の(E))
続いて、主バルブAが閉極する。これにより負荷電流ILは中性点4から主バルブA、切換スイッチの可動接触子h、固定接点h2を介して、タップ選択器の可動接触子M2、タップ3という回路に流れる。循環電流ICは前記(C)の状態のままである。
(F)通電タップ2側の抵抗用バルブCの開極 (図13の(F))
最後に、切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブCが開極することで循環電流ICを遮断する。これで、切換動作を完了し、図13(F)に示した状態で運転を継続する。なお、次のタップへの切換動作は、図14(2)に示すように(F)から(A)への順で行われる。
上述した切換回路によって切換動作を行ったときの主バルブA、抵抗用バルブC、Dの遮断電流の最大値はそれぞれ以下のようになる。タップ巻線TWのタップ2、3間のステップ電圧をUSとすると、主バルブAの遮断電流は図13(B)で示したように負荷電流ILと循環電流ICの合成値となり、IL+IC=IL+US/R1である。また、抵抗用バルブC、Dの遮断電流は図13(F)で示すように循環電流ICとなり、IC=US/(2×R1)である。
特公昭61−15569号公報
しかしながら、上記の従来技術では次のような問題点が指摘されていた。すなわち、図13に示した切換回路において、抵抗用バルブC、Dの切換動作は交互である。すなわち、抵抗用バルブC、Dは切換動作2回に1回の割合で電流を遮断する。これに対して、主バルブAは切換動作のたびに電流遮断を行うことになる。
したがって、単純に考えても、主バルブAにおける切換動作の回数は、抵抗用バルブC、Dの切換動作回数の2倍である。しかも、抵抗用バルブC、Dの遮断電流は循環電流IC=US/(2×R1)だけであるが、主バルブAの遮断電流は負荷電流ILと循環電流ICの合成値IL+IC=IL+US/R1であり、主バルブAの方が抵抗用バルブC、Dよりも遮断電流が大きい。
電流を遮断する真空バルブの一対の電極の対向面にそれぞれ設けたアーク接点はアークにより消耗するが、遮断回数が多いほど、あるいは電流が大きいほど、消耗度は大きいことが知られている。したがって、主バルブAの消耗は、抵抗用バルブC、Dに比べて、はるかに進みやすいと言える。接点状態の悪化が進むと、アークが継続する長時間アークや再点弧を生じるおそれがある。すなわち、従来の負荷時タップ切換装置においては主バルブの電極接点の消耗が激しいことが問題となっていた。
本発明は、以上の問題点を解消するために提案されたものであり、その目的は、遮断回数の多い主バルブにおける遮断電流の最大値を低減することにより、主バルブにおける電極接点の消耗を抑制し、遮断能力の安定化を図った負荷時タップ切換装置を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するために、タップ巻線のタップを選択するタップ選択器の2個の第1の可動接触子を設け、これら第1の可動接触子と中性点の間に、前記第1の可動接触子の各々に直列に接続された限流抵抗と抵抗用バルブをそれぞれ設置し、前記第1の可動接触子と前記限流抵抗の間にそれぞれ設けた複数の固定接点と、前記複数の固定接点のうちの一方を選択する第2の可動接触子とからなる切換スイッチと、前記切換スイッチの第2の可動接触子と中性点の間に主バルブを接続し、切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが開極のとき、前記主バルブが開極するように構成したことを特徴としている。
本発明では、切換動作前に通電しているタップ側の抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の抵抗用バルブが開極という状態で、切換動作前に通電していないタップ側の抵抗用バルブが閉極するよりも先に、主バルブが開極するので、負荷電流は、閉極状態の抵抗用バルブ、限流抵抗、タップ巻線という回路に流れることになり、主バルブの遮断電流の最大値を従来よりも低く抑えることができる。
本発明の負荷時タップ切換装置によれば、切換動作前に通電しているタップ側の抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の抵抗用バルブが開極の状態で、主バルブが開極することにより、主バルブにおける遮断電流の最大値を低減させることができ、主バルブの電極接点の消耗を抑制して遮断能力の安定化を図ることができる。
以下、本発明に係る代表的な実施形態について、図1〜図12を参照して、具体的に説明する。図1、図3、図5、図7、図9、図11は、本発明に係る実施形態の切換回路図および動作図を示しており、図13にて示した従来技術と同一部分に関しては同一符号を付して説明は省略する。また、図2、図4、図6、図8、図10、図12は、それぞれ図1、図3、図5、図7、図9、図11に対応して、本発明に係る実施形態の切換シーケンスを示すものである。
(1)第1の実施形態
本発明に係る第1の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1は第1の実施形態である負荷時タップ切換装置の切換回路および動作図、図2はその切換シーケンスを示している。
(1−1)構成
図1に示す符号M1、M2は、タップ巻線TWのタップ2、3を選択するタップ選択器の2個の可動接触子、符号Nは中性点である。タップ2、3と中性点Nの間には、可動接触子M1、M2それぞれに限流抵抗R1と抵抗用バルブW1、および限流抵抗R2と抵抗バルブW2が直列に接続され、その一端は中性点Nで接続されている。
また、可動接触子M1と限流抵抗R1の中間部には切換スイッチSの固定接点SAが設けられ、また可動接触子M2と限流抵抗R2の中間部には切換スイッチSの固定接点SBが設けられている。これら固定接点SA、SBに近接して、固定接点SA、SBのいずれか一方を選択する切換スイッチSの可動接触子SCが設置されており、これら固定接点SA、SBおよび可動接触子SCから切換スイッチSが構成される。さらに、切換スイッチSの可動接触子SCと中性点Nの間には主バルブHが接続されている。
本実施形態の構成の特徴は、次の点である。まず、タップ2側で通電している場合を例にとって説明する。切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が閉極、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が開極の状態で、主バルブHが開極するようになっている。
そして、主バルブHが開極し、且つ切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が閉極、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が開極の状態で、切換スイッチSの可動接触子SCが動作を開始して、切換動作前に接触していた固定接点SAとの電気的接続が開離される。その後、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が閉極するように構成している。
(1−2)切換シーケンス
以上の特徴について、図1の(A)〜(F)で示した切換過程に従い、順を追って説明する。図1の(A)〜(F)は図2(1)に(A)〜(F)で示した切換過程を示したものである。
(A)運転状態 (図1の(A))
主バルブHおよび抵抗用バルブW1は閉極(ON)し、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAに接続され、タップ選択器の可動接触子M1がタップ巻線TWに接続された運転状態を示す。このとき、負荷電流ILは、点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SA、タップ巻線TWという回路に流れる。
(B)主バルブHの開極 (図1の(B))
上記(A)の状態から切換動作が開始すると、従来ではまず非通電タップ側の抵抗用バルブが閉極したが(図13の(B)の状態)、本実施形態ではまず主バルブHが開くことになる。これにより、負荷電流ILは、図1の(B)における点線のように中性点Nから抵抗用バルブW1、限流抵抗R1、タップ巻線TWという回路に流れる。
(C)非通電タップ3側の抵抗用バルブW2の閉極 (図1の(C))
続いて、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が閉極し、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、および抵抗用バルブW1、限流抵抗R1を介して、短絡回路が形成され、ここに循環電流ICが流れる。
また、負荷電流ILは中性点Nから、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1の回路と抵抗用バルブW2、限流抵抗R2の回路に、限流抵抗R1、R2の抵抗比に見合って分流する。ここではR1=R2とする。つまり、図1の(D)のように負荷電流ILは中性点Nから抵抗用バルブW1、限流抵抗R1の回路と抵抗用バルブW2、限流抵抗R2の回路とに2分して流れることになる。
(D)切換スイッチSの動作 (図1の(D))
次に、切換スイッチSの可動接触子SCが、可動接触子M1側の固定接点SAから可動接触子M2側の固定接点SBへと移動を開始する。
(E)主バルブHの閉極 (図1の(E))
さらに、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SBに接触し、主バルブHが閉極する。循環電流ICは点線のように図1(C)の状態のまま、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1を介して流れる。負荷電流ILは、点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SBを経て、タップ選択器の可動接触子M2からタップ3、タップ巻線TWという回路に移る。
(F)通電タップ2側の抵抗用バルブW1の開極 (図1の(F))
最後に、切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が開極し、循環電流ICを遮断する。これで、切換動作を完了し、図1(F)の状態で運転を継続する。また、次のタップへの切換動作は図2(2)に示す(F)から(A)への順で行われる。
(1−3)作用効果
以上のような切換シーケンスを有する第1の実施形態の作用効果は次の通りである。すなわち、切換動作前に通電タップ2側の抵抗用バルブW1が閉極、切換動作前に非通電タップ3側の抵抗用バルブW2が開極という状態で、非通電タップ3側の抵抗用バルブW2が閉極するよりも前に、主バルブHが開極するので、負荷電流は、閉極状態の抵抗用バルブW1、限流抵抗R1、タップ巻線TWという回路に流れることになる。
したがって、主バルブHの遮断電流の最大値は、主バルブHは負荷電流IL、抵抗用バルブW1はUS/(2×R1)となる。つまり、従来の切換開閉器における主バルブAの遮断電流の最大値がIL+US/R1であることに比べて、本実施形態では主バルブHの遮断電流の最大値を小さく抑えることができる。
これにより、主バルブHの電極接点の消耗を抑制することができ、切換開閉器を構成する真空バルブは安定した遮断能力を発揮することができる。また、図1(C)の状態において、主バルブHの遮断失敗が生じた場合でも、切換スイッチSにより強制的に回路を開くことができる。このため、切換スイッチSによる確実な電流遮断が可能となり、信頼性の向上を図ることができる。
(2)第2の実施形態
本発明に係る第2の実施形態について、図3および図4を参照して説明する。
(2−1)構成
第2の実施形態の回路構成については、上記第1の実施形態と同様であるが、切換シーケンスを異にしている。第2の実施形態では、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が閉極し、切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が開極し、その後、主バルブHが閉極するように切換シーケンスを構成したことに特徴がある。
(2−2)切換シーケンス
以上の特徴について、図3の(A)〜(F)で示した切換過程に従い、順を追って説明する。図3の(A)〜(F)は図4(1)に(A)〜(F)で示した切換過程を示したものである。
第2の実施形態における切換シーケンスでは、上記第1の実施形態における(A)運転状態から(D)切換スイッチの動作までの流れは同様であり、上記第1の実施形態における(E)主バルブHの閉極と、(F)通電タップ2側の抵抗用バルブW1の開極とを入れ替えたものと言える。すなわち、次のような切換シーケンスとなる。
(A)運転状態 (図3の(A))
主バルブHおよび抵抗用バルブW1は閉極し、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAに接続され、タップ選択器の可動接触子M1がタップ巻線TWのタップ2に接続されている。このとき、負荷電流ILは、点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SA、可動接触子M1、タップ2、タップ巻線TWという回路に流れる。
(B)主バルブHの開極 (図3の(B))
上記(A)の状態から切換動作が開始すると、本実施形態ではまず主バルブHが開くことになる。これにより、負荷電流ILは、点線のように抵抗用バルブW1、限流抵抗R1、タップ巻線TWという回路に流れる。
(C)非通電タップ3側の抵抗用バルブW2の閉極 (図3の(C))
続いて、切換動作前に通電していないタップ2側の抵抗用バルブW2が閉極し、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1を介して、短絡回路が形成され、ここに循環電流ICが流れる。
また、負荷電流ILは中性点Nから、抵抗用バルブW1および限流抵抗R1から成る回路と、抵抗用バルブW2および限流抵抗R2から成る回路に、限流抵抗R1、R2の抵抗比に見合って分流する。ここではR1=R2とする。つまり、負荷電流ILは抵抗用バルブW1、限流抵抗R1の回路と抵抗用バルブW2、限流抵抗R2の回路とで2分して流れることになる。
(D)切換スイッチSの動作 (図3の(D))
次に、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAから固定接点SB側へと移動を開始する。
(E)通電タップ側の抵抗用バルブW1の開極 (図3の(E))
切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAから固定接点SBへと移動した後、切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が開極し、循環電流ICを遮断する。この時、負荷電流ILは、点線のように抵抗用バルブW2、限流抵抗R2、タップ巻線TWという回路に流れる。
(F)主バルブHの閉極 (図3の(F))
最後に、主バルブHが閉極し、負荷電流ILを中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SB、タップ巻線TWという回路に移す。これで、切換動作を完了し、図示の状態で運転を継続する。また、次のタップへの切換動作は図4(2)に示す(F)から(A)への順で行われる。
(2−3)作用効果
以上のような切換シーケンスを有する第2の実施形態は、上記第1の実施形態に持つ作用効果(主バルブHの電極接点の消耗抑制と切換スイッチSによる確実な電流遮断)に加えて、次のような独自の作用効果がある。
すなわち、上述したシーケンスをとることにより、次のタップへの切換動作である図4(2)の(F)から(A)の各バルブの動作順序を、前タップの切換動作を逆に動作させたとき(図4(1)の(F)から(A))と同じにすることができる。このため、主バルブHおよび抵抗用バルブW1、W2を構成する真空バルブの開閉駆動機構を、同軸で往復運動が可能な構成とすることができる。これにより、特殊な駆動機構部を必要とせず、また、切換方向によらない安定した真空バルブの開閉駆動機構を得ることができ、機構の簡略化と動作の信頼性向上が実現する。
(3)第3の実施形態
本発明に係る第3の実施形態について、図5および図6を参照して説明する。
(3−1)構成
第3の実施形態の回路構成については、上記第1の実施形態と同様であるが、切換シーケンスにおける切換スイッチSの切り離し動作を、非通電タップ3側の抵抗用バルブW2の閉極動作よりも、先に行う点にある。
すなわち、主バルブHが開極し、且つ切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が閉極、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が開極の状態で、切換スイッチSの可動接触子SCが動作を開始して、切換動作前に接触していた固定接点SAとの電気的接続を開離する。
これに続いて、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が閉極し、次いで、切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が開極し、最後に、主バルブHが閉極するようになっている。
(3−2)切換シーケンス
つまり、第3の実施形態における切換シーケンスでは、上記第1の実施形態における(C)非通電タップ3側の抵抗用バルブW2の閉極と、(D)切換スイッチSの動作とを入れ替えたものであり、上記第1の実施形態における(A)、(B)、(E)、(F)に関しては同様である。すなわち、次のような切換シーケンスとなる。
(A)運転状態 (図5の(A))
主バルブHおよび抵抗用バルブW1は閉極し、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAに接続され、タップ選択器の可動接触子M1がタップ巻線TWに接続された運転状態を示す。このとき、負荷電流ILは、点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SA、タップ巻線TWという回路に流れる。
(B)主バルブHの開極 (図5の(B))
上記(A)の状態から切換動作が開始すると、本実施形態ではまず主バルブHが開くことになる。これにより、負荷電流ILは、点線のように抵抗用バルブW1、限流抵抗R1、タップ巻線TWという回路に流れる。
(C)切換スイッチSの動作 (図5の(C))
主バルブHが開極した後、切換スイッチの可動接触子SCが固定接点SAから固定接点SBへと移動する。
(D)非通電タップ側の抵抗用バルブW2の閉極 (図5の(D))
続いて、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が閉極し、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1を介して、短絡回路が形成され、循環電流ICが流れる。
(E)主バルブHの閉極 (図5の(E))
さらに、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SBに接触し、主バルブHが閉極する。循環電流ICは点線のように図5(D)の状態のまま、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1を介して流れる。負荷電流ILは、点線のように主バルブH、切換スイッチS、可動接触子M2、タップ3、タップ巻線TWという回路に移る。
(F)通電タップ側の抵抗用バルブW1の開極
最後に、切換動作前に通電しているタップ側の抵抗用バルブW1が開極し、循環電流ICを遮断する。これで、切換動作を完了し、図5(F)の状態で運転を継続する。また、次のタップへの切換動作は図6(2)に示す(F)から(A)への順で行われる。
(3−3)作用効果
以上のような切換シーケンスを有する第3の実施形態は、上記第1の実施形態に持つ作用効果、つまり主バルブHの電極接点の消耗抑制と切換スイッチSによる確実な電流遮断に加えて、次のような作用効果がある。
すなわち、図5(C)の状態においては、抵抗用バルブW1、W2を閉極し、限流抵抗R1、R2を介してタップ2,3間で短絡回路を作る前に、切換スイッチSの切り離し動作を開始させるので、主バルブHの開極時に電極接点損傷等による遮断失敗が生じた場合でも、図5(C)の状態で切換スイッチSにより負荷電流ILのみを遮断することができる。この際、循環電流ICが重畳していないので、切換スイッチSでの遮断電流の最大値を抑えることが可能となる。これにより、切換スイッチSの電極接点をコンパクトにすることができるといったメリットがある。
(4)第4の実施形態
本発明に係る第4の実施形態について、図7および図8を参照して説明する。
(4−1)構成
第4の実施形態では、中性点Nに対して通電接触子C1、C2が接続されている。また、可動接触子M1と限流抵抗R1の間には通電接点固定接点CAが設けられ、可動接触子M2と限流抵抗R2の間には通電接点固定接点CBが設けられている。通電接触子C1は通電接点固定接点CAと中性点Nとを接続、開離を可能にした接触子であり、通電接触子C2は通電接点固定接点CBと中性点Nとを接続、開離を可能にした接触子である。
(4−2)切換シーケンス
以上の特徴について、図7の(A)〜(H)で示した切換過程に従い、順を追って説明する。図7の(A)〜(H)は図8(1)に(A)〜(H)で示した切換過程を示したものである。
(A)運転状態 (図7の(A))
主バルブHおよび抵抗用バルブW1は閉極し、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAに接続され、通電接触子C1が通電接点固定接点CAに接続され、タップ選択器の可動接触子M1がタップ巻線TWのタップ2に接続された運転状態を示している。この時、負荷電流ILは、点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SA、タップ巻線TWという回路と、中性点Nから通電接触子C1、接点CA、タップ巻線TWという回路に分流する。
(B)通電接触子C1の開離 (図7の(B))
上記(A)の状態から切換動作が開始すると、まず通電接触子C1が接点CAから開離する。負荷電流ILは点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SA、タップ巻線TWという回路に流れる。
(C)主バルブHの開極 (図7の(C))
続いて、主バルブHが開く。負荷電流ILは、点線のように抵抗用バルブW1、限流抵抗R1、タップ巻線TWという回路に流れる。
(D)非通電タップ3側の抵抗用バルブW2の閉極 (図7の(D))
次に、切換動作前に通電していないタップ3側の抵抗用バルブW2が閉極し、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1を介して、短絡回路が形成され、循環電流ICが流れる。
また、負荷電流ILは中性点Nから、抵抗用バルブW1、限流抵抗R1の回路と抵抗用バルブW2、限流抵抗R2の回路に、限流抵抗R1、R2の抵抗比に見合って分流する。ここではR1=R2とする。つまり、負荷電流ILは抵抗用バルブW1、限流抵抗R1の回路と抵抗用バルブW2、限流抵抗R2の回路とでIL/2が流れる。
(E)切換スイッチの動作 (図7の(E))
さらに、切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAから固定接点SB側へと移動を開始する。
(F)通電タップ2側の抵抗用バルブW1の開極 (図7の(F))
切換スイッチSの可動接触子SCが固定接点SAから固定接点SBへと移動した後、切換動作前に通電しているタップ2側の抵抗用バルブW1が開極する。負荷電流ILは、点線のように抵抗用バルブW2、限流抵抗R2、可動接触子M2、タップ3、タップ巻線TWという回路に流れる。
(G)主バルブHの閉極 (図7の(G))
抵抗用バルブW1が開極した後、主バルブHが閉極し、負荷電流ILを中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SB、タップ巻線TWという回路に移す。
(H)通電接触子C2の接続 (図7の(H))
最後に、通電接触子C2が通電接点固定接点CBに接続され、負荷電流ILは、点線のように中性点Nから主バルブH、切換スイッチSの可動接触子SC、固定接点SB、可動接触子M2、タップ3、タップ巻線TWという回路と、中性点Nから通電接触子C2、接点CB、可動接触子M2、タップ3、タップ巻線TWという回路に分流する。これで、切換動作を完了し、図示の状態で運転を継続する。なお、次のタップへの切換動作は図8(2)に示す(H)から(A)への順で行われる。
(4−3)作用効果
以上のような切換シーケンスを有する第4の実施形態は、上記第2の実施形態の切換シーケンスに、通電接点固定接点CA、CBに接離する通電接触子C1、C2の動作を加えたものである。
つまり、第2の実施形態と同じく、次のタップへの切換動作である図8(2)の(F)から(A)の真空バルブの動作順序を前タップの切換動作を逆に動作させたとき(図8(1)の(F)から(A))と同じにすることができる。このため、真空バルブ開閉駆動機構の簡略化および動作信頼性の向上といった効果を得ることができる。
また、第4の実施形態の持つ独自の作用効果は、次の点である。すなわち、常時の運転状態(図7(A)あるいは(H))で負荷電流ILが通電接触子C1と主バルブH、あるいは通電接触子C2と主バルブHに分流している。主バルブHのみで負荷電流ILを通電する場合には、通電状態における電極の温度上昇を抑えるべく、主バルブHの電極間の接触荷重を大きくし、電極間での接触抵抗を小さくする必要がある。
常時の運転状態(図7(A)あるいは(H))における負荷電流ILを通電接触子C1と主バルブH、あるいは通電接触子C2と主バルブHに分流できれば、主バルブHの接触荷重および通電接触子における接点接触荷重を低く抑えることができる。したがって、通電接触子C1、C2を備えた本実施形態によれば、切換開閉器駆動機構部を簡素化することが可能である。また、主バルブHには通電能力を無視し、遮断能力が優れた真空バルブを採用することもでき、信頼性がいっそう高まる。
さらに、第4の実施形態では、主バルブHの遮断電流の最大値を抑えて安定した遮断能力を有した切換開閉器を得ることができる。また、図7(C)の状態において、主バルブHの遮断失敗が生じても、切換スイッチSにより強制的に回路を開くことができため、切換スイッチSにおいて電流遮断が可能となるといった利点がある。
(5)他の実施形態
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、上記の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。具体的には図9および図10に示した実施形態は第2および第3の実施形態を組み合わせたものである。
この実施形態では、(A)運転状態、(B)主バルブHの開極、(C)切換スイッチSの動作、(D)非通電タップ3側の抵抗用バルブW2の閉極、(E)通電タップ2側の抵抗用バルブW1の開極、(F)主バルブHの閉極といった切換過程となる。
このような実施形態によれば、上述した第2および第3の実施形態が持つ独自の作用効果(切換方向によらない安定した真空バルブ開閉動作の確保と、切換スイッチでの遮断電流の最大値抑制による切換スイッチのコンパクト化)を併せ持つことが可能である。
また、本発明に係る更に他の実施形態としては、図11および図12に示すように、限流抵抗R1と抵抗用バルブW1の間と、限流抵抗R2と抵抗用バルブW2の間には放電ギャップや非線形抵抗器等の過電圧保護器100を挿入してもよい。
外来のサージ等で、タップ間に過電圧が発生したとすると、切換スイッチSの固定接点SAとSBの極間と、抵抗用バルブW2の極間に過大電圧が印加される。この場合、抵抗用バルブW2が絶縁破壊し、タップ選択器の可動接触子M2、限流抵抗R2、抵抗用バルブW2、主バルブH、可動接触子SCの回路に、限流抵抗R2で制限された放電電流が流れる。頻繁に抵抗用バルブW2の接点間での放電が起こると接点を損傷しやすくなるといった不具合が生じる。
そこで、図11および図12に示した実施形態によれば、過電圧保護器100の制限電圧を切換スイッチSの固定接点SAとSBの極間破壊電圧および抵抗用バルブW2の電極間よりも低い値にしておくことで、所定の制限レベルを越えると、過電圧保護器100が動作し、抵抗用バルブW2の接点での放電を防止することができる。
本発明に係る第1の実施形態の切換回路および動作図。 図1に示した第1の実施形態の切換シーケンス図。 本発明に係る第2の実施形態の切換回路および動作図。 図3に示した第2の実施形態の切換シーケンス図。 本発明に係る第3の実施形態の切換回路および動作図。 図5に示した第3の実施形態の切換シーケンス図。 本発明に係る第4の実施形態の切換回路および動作図。 図7に示した第4の実施形態の切換シーケンス図。 本発明に係る他の実施形態の切換回路および動作図。 図9に示した他の実施形態の切換シーケンス図。 本発明に係る更に他の実施形態の切換回路および動作図。 図11に示した更に他の実施形態の切換シーケンス図。 従来の切換開閉器における切換回路および動作図。 従来の切換開閉器における切換シーケンス図。
符号の説明
2、3…タップ巻線のタップ
A、H…主バルブ
C、D、W1、W2…抵抗用バルブ
CA、CB…通電接点固定接点
C1、C2…通電接触子
h…切換スイッチ可動接触子
h1、h2…切換スイッチ固定接点
IL…負荷電流
IC…循環電流
M1、M2…タップ選択器可動接触子
N…中性点
R1、R2…限流抵抗
SA、SB…切換スイッチの固定接点
SC…切換スイッチの可動接触子
TW…タップ巻線
US…タップ間ステップ電圧
100…過電圧保護器

Claims (6)

  1. タップ巻線のタップを選択するタップ選択器の2個の第1の可動接触子を設け、これら第1の可動接触子と中性点の間に、前記第1の可動接触子の各々に直列に接続された限流抵抗と抵抗用バルブをそれぞれ設置し、前記第1の可動接触子と前記限流抵抗の間にそれぞれ設けた複数の固定接点と、前記複数の固定接点のうちの一方を選択する第2の可動接触子とからなる切換スイッチと、前記切換スイッチの前記第2の可動接触子と中性点の間に主バルブを接続し、
    切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが開極のとき、前記主バルブが開極するように構成したことを特徴とする負荷時タップ切換装置。
  2. タップ巻線のタップを選択するタップ選択器の2個の第1の可動接触子を設け、これら第1の可動接触子と中性点の間に、前記第1の可動接触子の各々に直列に接続された限流抵抗と抵抗用バルブをそれぞれ設置し、前記第1の可動接触子と前記限流抵抗の間にそれぞれ設けた複数の固定接点と、前記複数の固定接点のうちの一方を選択する第2の可動接触子とからなる切換スイッチと、前記切換スイッチの前記第2の可動接触子と中性点の間に主バルブを接続し、
    切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが開極のとき、前記主バルブが開極し、
    前記主バルブが開極した後、切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが開極の状態で、前記切換スイッチの前記第2の可動接触子が動作を開始し、切換動作前に接触していた固定接点との電気的接続を開離し、
    前記切換スイッチの電気的接続が開離した後、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが閉極するように構成したことを特徴とする負荷時タップ切換装置。
  3. タップ巻線のタップを選択するタップ選択器の2個の第1の可動接触子を設け、これら第1の可動接触子と中性点の間に、前記第1の可動接触子の各々に直列に接続された限流抵抗と抵抗用バルブをそれぞれ設置し、前記第1の可動接触子と前記限流抵抗の間にそれぞれ設けた複数の固定接点と、前記複数の固定接点のうちの一方を選択する第2の可動接触子とからなる切換スイッチと、前記切換スイッチの前記第2の可動接触子と中性点の間に主バルブを接続し、
    切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが閉極、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが開極のとき、前記主バルブが開極し、
    前記主バルブが開極した後、切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが閉極し、
    切換動作前に通電していないタップ側の前記抵抗用バルブが閉極した後、切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが開極し、
    切換動作前に通電しているタップ側の前記抵抗用バルブが開極した後、前記主バルブが閉極するように構成したことを特徴とする負荷時タップ切換装置。
  4. 前記主バルブ及び抵抗用バルブを、真空バルブで構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換装置。
  5. タップ選択器の2個の第1の可動接触子と限流抵抗の間にそれぞれ通電接点固定接点が設けられ、これら通電接点固定接点と中性点とを接離可能な通電接触子が前記中性点に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換装置。
  6. 前記限流抵抗と前記抵抗用バルブとの接続点相互間に過電圧保護器を接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の負荷時タップ切換装置。
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