JP4354624B2 - 負荷時タップ切換変圧器 - Google Patents
負荷時タップ切換変圧器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4354624B2 JP4354624B2 JP2000278548A JP2000278548A JP4354624B2 JP 4354624 B2 JP4354624 B2 JP 4354624B2 JP 2000278548 A JP2000278548 A JP 2000278548A JP 2000278548 A JP2000278548 A JP 2000278548A JP 4354624 B2 JP4354624 B2 JP 4354624B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- transformer tank
- support
- wall
- support means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、点検作業を容易にした負荷時タップ切換変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、変圧器内に内蔵された負荷時タップ切換器の切換開閉器やタップ選択開閉器等は、電流の開閉により接点が消耗するので、定期的に点検が行われる。
図9は、従来の負荷時タップ切換変圧器の点検作業状態を示す構成図である。図9において、切換開閉器又はタップ選択開閉器などの開閉装置1は、側面から見てT字状に一体化した構成とされている。そして、変圧器2の頭部の変圧器タンク2a内に配置された開閉器容器3に装着され、カバー4により密閉されている。
点検の際には、カバー4を開けてクレーン5により開閉装置1を吊り出す。この場合、開閉装置1の頭部が大きいため、あるいは全体の重心が高いために安定性が悪く自立性がないので、床上に準備された支持台6上に載置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の負荷時タップ切換変圧器は以上のように構成されているので、点検に際して床面が傾斜しているとか、大きな凹凸がある等、点検作業場所の状態が悪い場合は支持台6の使用が困難であるという問題点があった。
この発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、作業場所の状態が悪い場合でも容易に点検作業を行うことができる負荷時タップ切換変圧器を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る負荷時タップ切換変圧器は、負荷時タップ切換器の切換開閉器又はタップ選択開閉器などの開閉装置を変圧器タンクに内蔵した負荷時タップ切換変圧器において、変圧器タンクの外壁に開閉装置を支承可能で前方が開放された一対の支持手段を設けたものである。
また、支持手段が変圧器タンクの外壁に支承されたピンにより回動自在に取り付けられ、この支持手段が開閉装置を支持していないとき、変圧器タンクの外壁側に移動可能に構成されているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は実施の形態1の構成を示す断面図、及び図2は図1の要部を示す平面図である。図1及び図2において、7は油、ガスなどの絶縁媒体が封入された変圧器タンク、8は変圧器タンク7に収納された巻線である。なお、変圧器タンク7及び巻線8で変圧器9が構成されている。10は変圧器タンク7の頭部に吊り下げられた開閉器容器で、絶縁ガスが封入されている。11は開閉器容器10を密閉するカバー、12は切換開閉器又はタップ選択開閉器などの開閉装置で、開閉器容器10内に配置されている。13は変圧器タンク7の外壁に溶接等により固着された支持手段で、開閉装置12を支承可能な額縁枠状に構成されている。
次に点検作業の要領について説明する。図3は点検作業の状態を示す説明図である。図1から図3において、点検作業の際には、まずカバー11を開ける。そして、クレーン等の吊上装置14により開閉装置12を吊り出して、支持手段13上に載置する。
【0006】
以上のように、変圧器タンク7の外壁に開閉装置12を支承可能な支持手段13を設けたことにより、点検作業場所の状態が悪くても吊り出した開閉装置12を、変圧器タンク7の外壁に設けた支持手段13に安定した状態で載置できるので、安全な点検作業を行うことができる。さらに、点検時に変圧器タンク7から吊り出した開閉装置12を支承する支持台を現地に準備しなくても点検作業を容易に行うことができる。
実施の形態1において、支持手段13を額縁枠状に構成したものについて説明したが、図4に示すように変圧器タンク7の外壁に固着された一対の支持腕15で支持手段16を構成しても同様の効果を期待することができる。また、支持手段16は前方が開放されているので、支持手段16に載置された開閉装置12の点検作業を容易に行うことができる。
さらに、実施の形態1において、支持手段13を変圧器タンク7の外壁に溶接等により固着したものについて説明したが、図5に示すように支持腕17をボルト18で変圧器タンク7の外壁に取り付けた支持手段19を構成しても同様の効果を期待することができる。さらに、点検作業終了後は支持腕17を取り外しておくことにより、変圧器タンク7の外壁の突出物を除去できるので、通常運転時における安全性の向上を図ることができる。
【0007】
実施の形態2.
図6は実施の形態2の要部を示す平面図及び図7は図6の側面図である。図6及び図7において、7,12は実施の形態1のものと同様のものである。20は変圧器タンク7の外壁に溶接等により固着された一対の取付座、21は中心軸が鉛直方向になるように各取付座20に支持された一対のピンで、中心軸を中心にして回動自在である。22は各ピン21に固着された一対の支持腕で、開閉装置12を支承可能である。なお、20〜22で支持手段23を構成している。
以上の構成において、点検作業終了後に支持腕22を、変圧器タンク7の外壁側に移動させることにより、変圧器タンク7の外壁の突出物を容易に収納できると共に、通常運転時における安全性の向上を図ることができる。
【0008】
実施の形態3.
図8は実施の形態3の構成を示す平面図及び図9は図8の側面図である。図8及び図9において、7,12は実施の形態1のものと同様のものである。24は変圧器タンク7の外壁に溶接等により固着された一対の取付座、25は中心軸が水平方向になるように各取付座24に支持された一対のピンで、中心軸を中心にして回動自在である。26は各ピン25に固着された一対の支持腕で、開閉装置12を支承可能である。27は変圧器タンク7の外壁の各取付座24の下方に溶接等により固着された一対の取付座、28は中心軸が水平方向になるように各取付座27に支持された一対のピンで、中心軸を中心にして回動自在である。29はそれぞれ一端が各ピン28に固着された一対の補強腕で、他端がそれぞれ各支持腕26の中央部近傍にピン30で係止可能である。なお、24〜30で支持手段31が構成されている。
【0009】
以上の構成において、点検作業終了後に二点鎖線で示すように、支持腕26を変圧器タンク7の上方の外壁側に移動させ、補強腕29を変圧器タンク7の下方側に移動させることにより、変圧器タンク7の外壁の突出物を容易に収納できると共に、通常運転時における安全性の向上を図ることができる。
実施の形態2及び実施の形態3において、各ピン21,25,28を取り外し可能にして支持腕22,26及び補強腕29を脱着自在にすることにより、複数台の負荷時タップ切換変圧器の点検作業に共用することができる。
【0010】
【発明の効果】
この発明によれば、変圧器タンクの外壁に開閉装置を支承可能で前方が開放された一対の支持手段を設けたことにより、点検作業場所の状態が悪くても吊り出した開閉装置を、変圧器タンクの外壁に設けた支持手段に安定した状態で載置できるので、安全な点検作業を行うことができる。
また、支持手段が変圧器タンクの外壁に支承されたピンにより回動自在に取り付けられ、点検作業終了後に支持手段を変圧器タンクの外壁側に移動させることにより、変圧器タンクの外壁の突出物を容易に収納できると共に、通常運転時における安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す断面図である。
【図2】 図1の要部を示す平面図である。
【図3】 実施の形態1による点検作業の状態を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1の他の構成を示す要部の平面図である。
【図5】 実施の形態1の他の構成を示す要部の平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の要部を示す平面図である。
【図7】 図6の側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の構成を示す側面図である。
【図9】 従来の負荷時タップ切換変圧器の点検作業状態を示す構成図である。
【符号の説明】
7 変圧器タンク、12 開閉装置、
13,16,19,23,31 支持手段、15,17 支持腕、
21,25,28 ピン。
Claims (2)
- 切換開閉器又はタップ選択開閉器などの開閉装置を備えた負荷時タップ切換器を変圧器タンクに内蔵した負荷時タップ切換変圧器において、上記変圧器タンクの外壁に上記開閉装置を支承可能で前方が開放された一対の支持腕で構成された支持手段を設けたことを特徴とする負荷時タップ切換変圧器。
- 前記支持手段は前記変圧器タンクの外壁に支承されたピンにより回動自在に取り付けられ、この支持手段が前記開閉装置を支持していないとき、前記変圧器タンクの外壁側に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の負荷時タップ切換変圧器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000278548A JP4354624B2 (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 負荷時タップ切換変圧器 |
CN 01103042 CN1256739C (zh) | 2000-09-13 | 2001-01-18 | 负载时抽头切换变压器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000278548A JP4354624B2 (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 負荷時タップ切換変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002093640A JP2002093640A (ja) | 2002-03-29 |
JP4354624B2 true JP4354624B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=18763693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000278548A Expired - Fee Related JP4354624B2 (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 負荷時タップ切換変圧器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4354624B2 (ja) |
CN (1) | CN1256739C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7826156B2 (en) | 2005-12-01 | 2010-11-02 | Panasonic Corporation | Lens barrel |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100814514B1 (ko) * | 2006-01-27 | 2008-03-17 | 가부시끼가이샤 도시바 | 부하시 탭 전환 장치 |
-
2000
- 2000-09-13 JP JP2000278548A patent/JP4354624B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-01-18 CN CN 01103042 patent/CN1256739C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7826156B2 (en) | 2005-12-01 | 2010-11-02 | Panasonic Corporation | Lens barrel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1256739C (zh) | 2006-05-17 |
JP2002093640A (ja) | 2002-03-29 |
CN1343992A (zh) | 2002-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4354624B2 (ja) | 負荷時タップ切換変圧器 | |
US3659731A (en) | Slag pot tipping stand | |
JP3116107U (ja) | 左右切替式レール積載装置 | |
EP0557957B1 (en) | Suspension apparatus | |
KR102018872B1 (ko) | 가스절연 배전반의 접지 구동 메커니즘 | |
JP4902870B2 (ja) | 廃棄物収集車 | |
CN215569640U (zh) | 新型的起重机检验用润滑剂加注装置 | |
CN205128913U (zh) | 一种上翻式中间包气动挡渣板 | |
JPH0978594A (ja) | ニューマチックケーソン工法における自動排土法および排土バケット転倒装置 | |
CN218152377U (zh) | 一种用于合金烘烤斗翻板阀故障的应急翻板机构 | |
CN218881758U (zh) | 一种垃圾焚烧发电厂垃圾吊抓斗检修装置 | |
JPH022015Y2 (ja) | ||
CN209986221U (zh) | 一种开口结构钢包盖装置 | |
CN219792255U (zh) | 一种防止钢包翻包吊耳沾冷钢装置 | |
CN216169501U (zh) | 一种具有顶出功能的消防箱 | |
US2774833A (en) | Circuit breaker drawout | |
CN220045571U (zh) | 一种可倾搅拌夹层锅 | |
CN217109574U (zh) | 一种移动式垃圾焚烧处理设备的进料翻转装置 | |
JPH05169210A (ja) | 連続鋳造機における取鍋詰め砂,タンディッシュ残鋼滓の排出処理装置 | |
JPH11502030A (ja) | 互いに接続可能な2つの開口を閉鎖するための二重カバー式ロック機構 | |
CN213184994U (zh) | 便于安装检修的电控柜 | |
JP2826653B2 (ja) | 溶解炉の材料投入装置 | |
JPS584179Y2 (ja) | 負荷時タップ切換器用点検装置 | |
JPS63306389A (ja) | 電気炉設備 | |
CN207225977U (zh) | 一种钢质多功能料箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040126 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050624 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061002 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090722 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090730 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4354624 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |