JP4664137B2 - 自動車用ウェザーストリップの製造方法 - Google Patents
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Description
なお、熱可塑性樹脂製のウェザーストリップを製造する場合には、押出成形後に水槽30を潜らせて冷却するが、ゴム製のウェザーストリップを製造する場合には加硫槽40を潜らせてゴムを加硫している。なお、図13は、水槽30や加硫槽40に進入する前の、ウェザーストリップの断面を示している。
しかし、熱可塑性樹脂製芯材は、その材質上の問題から、金属製芯材のように押出成形後に各コア単体を分離することが困難であるため、従来のように、多数のコア単体を連結した芯材に、押出成形後に、芯材分離機によって外力を与え、各コア単体を分離すると言った方法で製造することができない。従って、新たな製造方法の創出が望まれてきた。
予め分割形成した断面略U字状で、全体が熱可塑性樹脂製からなる芯材(2)のコア単体(3)をフィーダー(10)から順次、押出機(20)に供給し、前記押出機(20)によって押出成形される成形材に、前記コア単体(3)を順次、埋設して所定形状のウェザーストリップ(1)を形成してなるもので、前記断面略U字状のコア単体(3)の上壁(3a)を、時計回り方向または反時計回り方向に回転する上側送りロール(11)と、該上側送りロール(11)と逆方向に回転する下側送りロール(12)とで上下から転圧して、前記コア単体(3)を前方に送りながら、該コア単体(3)の側壁(3b)をガイド機構(13)で支持する構成の前記フィーダー(10)によって、前記押出機(20)に供給してなることを特徴とする。
断面略U字状で、全体が熱可塑性樹脂製からなる芯材(2)のコア単体(3)を複数製造し、前記製造されたコア単体(3)をフィーダー(10)から順次、押出機(20)に供給し、前記押出機(20)によって押出成形される成形材に、前記コア単体(3)を順次、埋設して所定形状のウェザーストリップ(1)を形成してなるもので、前記断面略U字状のコア単体(3)の上壁(3a)を、時計回り方向または反時計回り方向に回転する上側送りロール(11)と、該上側送りロール(11)と逆方向に回転する下側送りロール(12)とで上下から転圧して、前記コア単体(3)を前方に送りながら、該コア単体(3)の側壁(3b)をガイド機構(13)で支持する構成の前記フィーダー(10)によって、前記押出機(20)に供給してなることを特徴とする。
従って、その材質上の理由から押出成形後に分離することができず、従来の製造方法では製造することができないといった問題を解決し、熱可塑性樹脂製芯材を埋設した自動車用ウェザーストリップを容易に製造することができる。
また、断面略U字状のコア単体の上壁を、上側送りロールと下側送りロールとで上下から転圧して、コア単体を前方に送りながら、そのコア単体の側壁をガイド機構で支持する構成のフィーダーによって、押出機に供給するので、そのコア単体を安定姿勢で確実に押出機に供給することができる。
これにより、自動車用ウェザーストリップをさらに容易に製造することができる。
また、断面略U字状のコア単体の上壁を、上側送りロールと下側送りロールとで上下から転圧して、コア単体を前方に送りながら、そのコア単体の側壁をガイド機構で支持する構成のフィーダーによって、押出機に供給するので、そのコア単体を安定姿勢で確実に押出機に供給することができる。
これにより、自動車用ウェザーストリップをさらに容易に製造することができる。
この製造方法では、まず、全体が熱可塑性樹脂製からなる芯材2のコア単体3を形成する。このコア単体3は、押出成形またはインジェクション成形によって成形した平板を、図3に示すような所定形状に裁断した後、図4に示すように、断面略U字状に折曲げてもよいし、最初から図4のように形成してもよい。なお、コア単体3の成形方法は限定されるものではなく、従来技術のように、多数のコア単体3を一体的に連結した熱可塑性樹脂製芯材2を形成し、その後、各コア単体3を分離して形成することもできる。
これによって、コア単体3を正確に押出機20に供給することができるので、熱可塑性樹脂製芯材2を埋設した自動車用ウェザーストリップ1をより容易に製造することができる。
また、本実施形態では、断面略U字状のコア単体を、予め分割形成するようにしたが、これにかえて、全体が熱可塑性樹脂製からなる芯材のコア単体3を複数製造し、前記製造されたコア単体3をフィーダー10から順次、押出機20に供給し、押出機20によって押出成形される成形材に、コア単体3を順次、埋設して所定形状のウェザーストリップ1を形成することもできる。
2 熱可塑性樹脂製芯材
3 コア単体
3a 上壁
3b 側壁
5 自動車用ウェザーストリップ(金属製芯材を埋設)
6 金属製芯材
7 コア単体
10 フィーダー
11 上側送りロール
12 下側送りロール
13 ガイド機構
20 押出機
21 押出ヘッド
30 水槽
40 加硫槽
50 引取機
60 芯材ドラム
70 芯材分離機
71 曲げ機
Claims (4)
- 熱可塑性樹脂製芯材を埋設した自動車用ウェザーストリップを製造する方法であって、
予め分割形成した断面略U字状で、全体が熱可塑性樹脂製からなる芯材のコア単体をフィーダーから順次、押出機に供給し、
前記押出機によって押出成形される成形材に、前記コア単体を順次、埋設して所定形状のウェザーストリップを形成してなるもので、
前記断面略U字状のコア単体の上壁を、時計回り方向または反時計回り方向に回転する上側送りロールと、該上側送りロールと逆方向に回転する下側送りロールとで上下から転圧して、前記コア単体を前方に送りながら、該コア単体の側壁をガイド機構で支持する構成の前記フィーダーによって、前記押出機に供給してなることを特徴とする自動車用ウェザーストリップの製造方法。 - 熱可塑性樹脂製芯材を埋設した自動車用ウェザーストリップを製造する方法であって、
断面略U字状で、全体が熱可塑性樹脂製からなる芯材のコア単体を複数製造し、
前記製造されたコア単体をフィーダーから順次、押出機に供給し、
前記押出機によって押出成形される成形材に、前記コア単体を順次、埋設して所定形状のウェザーストリップを形成してなるもので、
前記断面略U字状のコア単体の上壁を、時計回り方向または反時計回り方向に回転する上側送りロールと、該上側送りロールと逆方向に回転する下側送りロールとで上下から転圧して、前記コア単体を前方に送りながら、該コア単体の側壁をガイド機構で支持する構成の前記フィーダーによって、前記押出機に供給してなることを特徴とする自動車用ウェザーストリップの製造方法。 - 前記自動車用ウェザーストリップは、熱可塑性樹脂材で形成されるものであり、
前記押出機によって押出成形される熱可塑性樹脂材に、前記コア単体を順次、埋設した後、引取機によって引き取りながら水槽を潜らせて前記熱可塑性樹脂材を冷却し、所定形状のウェザーストリップを形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ウェザーストリップの製造方法。 - 前記自動車用ウェザーストリップは、ゴム材で形成されるものであり、
前記押出機によって押出成形されるゴム材に、前記コア単体を順次、埋設した後、引取機によって引き取りながら加硫槽を潜らせて前記ゴム材を加硫し、所定形状のウェザーストリップを形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ウェザーストリップの製造方法。
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---|---|---|---|---|
JPS5943247U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-21 | 三菱自動車工業株式会社 | ウエザ−ストリツプ構造 |
JP2000127863A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Tokiwa Chemical Kogyo Kk | 自動車用モールディング及びその製造方法 |
JP2003236912A (ja) * | 2002-02-19 | 2003-08-26 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用のシール材と、その製造方法 |
JP2004090919A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Troester Gmbh & Co Kg | フレキシブルな補強部材を備えているストランド形状の車両パッキン並びにこの車両パッキンを製造する方法および装置 |
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2005
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