JP4663181B2 - ガス抜きキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器のキャップ、とくに温度変化により内圧の変化、内容液の化学的変化、発酵等により発生するガスによる内圧上昇を防止するようにした容器のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
容器の内圧上昇を防ぐために、キャップの頂壁を薄肉とし、内圧が上昇したときに、容器の注出口と頂板との間から容器内のガスが抜けるようにしたガス抜きキャップは、従来より知られている(例えば、実公平7−20042号公報、特開平9−95348号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記各公報記載のガス抜きキャップは、頂板が中栓の中央部に立設された注出口の上面を塞ぐようにしており、キャップの頂板は周縁部、すなわち外周壁との接続部を支持部として変形するので、中央部では、内圧上昇にも敏感に反応できることができた。
しかしながら、キャップ頂板で容器口部全面を塞ぐ場合には、頂板の周縁部が容器口部天面に接することになり、支持部となる外周壁との距離が少ないので、変形量が少なく、温度変化や、わずかな化学的変化や発酵などで内圧上昇が少ない場合は、ガス抜きがうまくできないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、パッキンを介して、口部全体を覆うキャップにおいて、内圧上昇に応じて、口部天面とパッキンの間から容器内のガスを放散するようにしたガス抜きキャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、密封構造として、頂板と側周壁とからなり、側周壁内周の上部にパッキンの支持部を設け、パッキンを介して容器口部に被嵌するキャップによる密封構造であって、キャップの頂板に、頂板の周縁に沿って底部下面がパッキンの上面に係合する浅いV字形凹部を形成し、頂板が、側周壁との接続縁を支持部として変形するように側周壁より薄肉に形成されて可撓性を有しており、容器口部外周にねじ山を縦断する通気孔が設けられているとともに、容器口部の拡径段部に当接するキャップの側周壁の下端面に、前記通気孔に連通する複数の凹部を設けたことを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bはキャップである。
容器Aは、合成樹脂を用いてブロー成形されており、比較的薄肉の変形しやすい容器である。
内容液としては、長期に保存するときにガスを発生する液を充填することができる。
【0007】
容器Aは、口部1と肩部2、胴部3、底部4とからなっている。
口部1の外周には、ねじ5が刻設され、ねじ5のねじ山を縦断した通気孔6が刻設されている。
ねじ5の下方には、拡径段部7が形成され、肩部2に続いている。
胴部3は、断面円形であるが、楕円形または角形であってもよい。
【0008】
図2に示すように、キャップBは、頂板10と側周壁11とからなっており、パッキン12を介して容器口部1に被嵌することができる。
頂板10は、可撓性を有するよう薄肉に形成されており、周縁に沿って浅いV字形の凹部13が配設されている。
凹部13の底部下面14は、口部1の天面1a中間部の上方に位置するようになっている。
【0009】
側周壁11の内周上端は、パッキン12を保持する支持部15が形成され、その下端には、膨出環16が設けられ、支持部15の下面には、口部1のねじ5に螺合するねじ17が螺設されている。
側周壁11の下端には、拡径部18が設けられ、その径は口部1の拡径段部7の外径より大きくなっており、キャップBを被嵌したとき、間隙が生じる。
【0010】
次に、上記構成に基づく作用効果について説明する。
容器Aを開封した後に、再びキャップBを被嵌し、内容液を長期に保存しておくと、内容液の変化、発酵などによってガスが発生したり、また、温度が上昇することによって、内圧が上昇し一定の圧力に達すると、図3に示すように、内圧によってパッキン12が押上げられ、パッキン12の上面が頂板10凹部13の底部下面14を押上げることになる。
【0011】
底部下面14は、側周壁11と頂板10の接続縁10aを支持部として上方に廻動し、頂板10は、薄肉で可撓性があるので、凹部13が全体として変形し、頂板10の中央部が上昇する。
そのことによって、パッキン12と口部天面1aとの間に間隙ができ、容器A内のガス、空気が吐出され、口部1の通気孔6、側周壁11下端の拡径部18と口部1下端の拡径段部7との間から、容器A外に排出される。
従って、内圧が上昇したときに、ガス、空気が排出され、一定の内圧に保たれるので、容器が変形したり、破損したりすることはない。
【0012】
次に、キャップについての変形実施例について説明する。
前記実施例では、キャップB側周壁11下端に拡径部18を設け、口部1の拡径段部7との間から空気を排出するようにしたが、図4に示すように、側周壁11下端に複数の凹部19を設けるか、または、口部1の拡径段部7に凸部を設け、
口部1の拡径段部7とキャップ側周壁11下端との間に間隙を設けてもよい。
そのことによって、前記実施形態と同様の効果とともに、キャップB被嵌にあたって、一定の高さに位置決めされ、頂板10、パッキン12の口部天面1aに対する押え圧力が常に一定となり、凹部13を必要以上に変形しないようにすることができ、一定の内圧変化に応じて、ガス、空気の排出が正確に行われる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
キャップの頂板に、周縁に沿って浅いV字形凹部を設け、全体を薄肉としたから、容器内部の内圧上昇にあたって、パッキンを介して頂板の凹部を、側周壁と頂板との接続縁を支持部して変形させ、口部天面とパッキンとの間を通じてガス抜きが確実にできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器の正面図である。
【図2】キャップの説明図で、(a)は上面図、(b)は一部断面正面図である。
【図3】ガス抜き作用の説明図である。
【図4】実施例の容器の一部断面正面図である。
【符号の説明】
A 容器
B キャップ
1 口部
1a 天面
2 肩部
3 胴部
4 底部
5 ねじ
6 通気孔
7 拡径段部
10 頂板
10a 接続縁
11 側周壁
12 パッキン
13 凹部
14 底部下面
15 支持部
16 膨出環
17 ねじ
18 拡径部
19 凹部

Claims (1)

  1. 頂板と側周壁とからなり、側周壁内周の上部にパッキンの支持部を設け、パッキンを介して容器口部に被嵌するキャップによる密封構造であって、
    キャップの頂板に、頂板の周縁に沿って底部下面がパッキンの上面に係合する浅いV字形凹部を形成し、
    頂板が、側周壁との接続縁を支持部として変形するように側周壁より薄肉に形成されて可撓性を有しており、
    容器口部外周にねじ山を縦断する通気孔が設けられているとともに、容器口部の拡径段部に当接するキャップの側周壁の下端面に、前記通気孔に連通する複数の凹部を設けたことを特徴とする密封構造
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