JP4662341B2 - ロース・ばら部の肋骨除骨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、食肉用屠体より分離した半丸枝肉肩より分離した、ロース・ばら部の除骨作業の一端を形成し、手作業では最も繁雑でかつ歩留まりの悪い棘突起の剥離・肋骨関節部の除骨とともに、その自動化の実現が求められている肋骨除骨方法に関する。
ロース・ばら部の除骨作業では、大きく分けて背骨と肋骨の二種類の骨が存在している。この二種類の骨の除骨方法を手作業で行なう場合、まず肋骨に筋入れ(切り込み)を行い、ひもを掛けて引くことにより肋骨と肉を剥離させる。その後、肋骨の関節から折り曲げ、背骨と切り離すことにより、肋骨の除骨が終了となり、次に背骨の除骨となる。
背骨の除骨は肋骨の除骨と異なり、骨と肉とを剥がし取る作業はなく、すべてナイフによって切り取る形となる。背骨は、乳頭突起や棘突起のような凹凸があり、とても複雑な形状をしている。また骨と肉が強い筋によって結ばれており、剥がし取ることができず、歩留まりよく除骨を行なうには大変複雑なナイフの動きをさせて骨と肉を切り離さければならない。こうして背骨と肉を切り離し、除骨終了となる。
除骨装置を製作するに当たり、肋骨と背骨両方を同時に除骨することは大変困難であるため、まずは比較的容易な肋骨の除骨を行なう装置を製作するほうが得策である。
従来肋骨の除骨方法としては、たとえば特許文献1(特開平10−179015号公報)に、ロース・ばら肉の肋骨関節部の肋骨基部の上部に切開溝を設け、同切開溝に一本の紐状部材を載置させ、同紐状部材により各肋骨基部上側より肋骨下部へかけ肋骨の間隙を潜らせ、骨部に同紐状部材を懸架した状態で除骨用ループ群を一括して同時に引っ張り、全肋骨に亘り一括除骨を可能にした方法が開示されている。
特開平10−179015号公報
しかし特許文献1に開示された方法は、非常に高効率な方法ではあるが、肉の歩留まりや精度が悪く、紐状部材がどこか一箇所でもひっかかったりすると、除骨ができなくなるなど、全肋骨に亘り一括除骨を可能とする確立は低いものである。
また前処理として、手作業による筋入れを必要とし、まだまだ手動部分を多く残し、煩雑であり、自動化にはほど遠い方法である。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、筋入れ工程、紐掛け工程、及び紐引きによる肉剥離工程等を一連動作で自動化できるロース・ばら部の肋骨除骨方法を提案することを目的とする。
本発明は、かかる目的を達成するもので、ロース・ばら部の肋骨を肋軟骨側から除骨するに際し、テーブル面の上方に同テーブル面と平行に配置された基準棒との間にロース・ばら部を肋骨側を上向きに肋軟骨側から挿入して肋軟骨の断面を前記基準棒に押し当て、その後前記基準棒を下方に移動させて前記肋骨先端部を露出させるとともに、ロース・ばら部を前記テーブル面とで挟んで固定し、前記基準棒より若干背骨側の位置で前記テーブル面の下方から押し上げ部材を上昇させて同押し上げ部材の上方に前記基準棒と平行に配置した上押えレールにロース・ばら部の肋骨側を押し付けて固定することにより肋骨の位置決めを行い、その後同固定位置を基準位置として保持しながら個々の肋骨に対し肋骨先端部の周囲に切り込みを入れて紐を掛ける工程、及び同紐を背骨側に引いて肋骨を肉から剥離する工程を行なうことを特徴とする。
本発明においては、まずロース・ばら部の水平方向及び垂直方向の位置決め基準を設定してロース・ばら部の位置決めを行ない、固定する。
まず水平方向の位置決め基準として、処理基準となる場所に基準棒を配置し、この基準棒に肋軟骨の断面を押し当てることにより、装置に対してロース・ばら部の水平方向の位置決めを行なうことができる。
次に基準棒は、除骨処理の邪魔にならないように、テーブル面方向に下降させ、肋骨先端部を露出させるとともに、ロース・ばら部を前記テーブル面とで挟んで固定する。
次に前記押し上げ部材をテーブル面より上方に上昇させて、ロース・ばら部を垂直方向の位置決め基準である前記上押えレールに押し当て固定することにより、肋骨の位置決めを行なう。
その後この固定位置を基準位置として保持しながら、肋骨先端部周囲への切り込み、紐掛け、及び背骨側への紐引き工程を行い、肋骨を隔離させる。
なお肋骨先端部を前記基準棒に押し当てたとき肋骨が基準棒に対して直交する方向に配置されるとよい。なぜなら前記紐掛け工程において、好ましくは、断面が肋骨断面形状に沿う先端刃を有するカッタを設けて、肋骨先端部の周囲に1本ごと切り込みを入れる場合に、カッタの移動方向を基準面に対して直交方向にすればよく、カッタの移動方向を決めるのが容易になるからである。カッタの断面形状の例として、円形あるいはU字形がある。
また好ましくは、前記上押えレールの一部分が開放可能に構成され、同開放部に位置した肋骨を1本ごとに前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程を行ない、次に前記基準位置を保持しながら前記開放部を移動させ、順次前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程を行なう。
また好ましくは、前記紐掛け工程前に肋骨位置を計測する工程を有する。さらに好ましくは、前記肋骨位置計測工程は、肋骨の上をローラを押付けながら転がし、同ローラの動きをエンコーダで読み取り肋骨の位置を計測する。またさらに好ましくは、前記ローラを肋骨先端部側を押付けながら転がす。
紐掛け及び紐引きユニットの位置決めを行なう際、肋骨がどの位置にあるのかを把握する必要がある。また除骨対象とする肋骨は11本あるが、うで部の区割り位置の関係や、余剰肋骨といった豚個体による肋骨総本数の違いによって、肋骨が12本、13本と存在する場合がある。このような個体差による処理本数の違いや位置の違いがあるため、肋骨がどの位置にあるかを計測する工程を設けることが好ましい。
本発明方法によれば、ロース・ばら部の肋骨を肋軟骨側から除骨するに際し、テーブル面の上方に同テーブル面と平行に配置された基準棒との間にロース・ばら部を肋骨側を上向きに肋軟骨側から挿入して肋軟骨の断面を前記基準棒に押し当て、その後前記基準棒を下方に移動させて前記肋骨先端部を露出させるとともに、ロース・ばら部を前記テーブル面とで挟んで固定し、前記基準棒より若干背骨側の位置で前記テーブル面の下方から押し上げ部材を上昇させて同押し上げ部材の上方に前記基準棒と平行に配置した上押えレールにロース・ばら部の肋骨側を押し付けて固定することにより肋骨の位置決めを行うことにより、ロース・ばら部のテーブル面上での位置決めを自動化してスムーズに行なうことができる。
すなわち前記基準棒に対して、肋骨先端部を含む肋軟骨の断面を押し当てることで、以後の切り込み(筋入れ)、紐掛け及び紐引き工程をやりやすい位置に位置決め可能となる。また位置決め後、基準棒を下方に移動させることで、後工程の切り込み(筋入れ)に必要な肋骨先端部の露出とロース・ばら部の固定を同時に行なうことができ、さらには基準棒より若干背骨側に位置する押し上げ部材を上昇させて、ロース・ばら部を上押さえレールとで挟み込むことにより、厚みが異なり肋骨位置も垂直方向で異なるロース・ばら部の肋骨位置を水平となるように位置決めした上で固定することができる。
本発明により、このようなロース・ばら部の位置決め作業をスムーズに自動化して行なうようにすることができるとともに、その後同固定位置を基準位置として保持することにより、以後の切り込み(筋入れ)、紐掛け、及び紐引き工程をもスムーズに行なうことができ、さらにはこれらの工程を自動化することも可能となる。
また好ましくは、前記上押えレールの一部分が開放可能に構成され、同開放部に位置した肋骨を1本ごとに前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程を行ない、次に前記基準位置を保持しながら前記開放部を移動させ、順次前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程を行なうことにより、ロース・ばら部を基準位置に保持しながら、前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程をスムーズに行なうことができるとともに、これらの工程の自動化も可能となる。
また好ましくは、前記紐掛け工程前に肋骨位置を計測する工程を有することにより、肋骨の位置を確実に把握することができ、これによって以後の前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程をスムーズに行なうことができる。
さらに好ましくは、前記肋骨位置計測工程は、肋骨の上をローラを押付けながら転がし、同ローラの動き、すなわち肋骨部分の凹凸をエンコーダで読み取り肋骨の位置を計測することによって、構造が簡単で安価な装置で肋骨位置を確実に把握することができる。またさらに好ましくは、前記ローラを肉が少ない肋骨先端部側を押付けながら転がすことによって、肋骨位置をより精度良く把握することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1〜5は、本発明の第1実施例に係る豚ロース・ばら部の除骨装置に係り、このうち、図1はロース・ばら部の水平方向位置決めのための装置構成に係る平面図、図2は同じく立面図、図3は、高さ方向位置決めのための装置構成に係る立面図、図4は同じく側面図、図5は同じく平面図である。
図1及び図2において、まずロース・ばら部aの水平方向位置決めを行う構成について説明する。1は、本実施例装置の中で水平に設けられた平面を構成するまな板、2はまな板1の上方にまな板1と平行に配置された基準丸棒であり、基準丸棒2は、本装置の水平方向位置決め基準となる位置に設けられ、この基準丸棒2にロース・ばら部aの肋軟骨の断面dを押し当てることにより、ロース・ばら部aの水平方向位置決めを行なう。また基準丸棒2は、エアシリンダ4のピストン4aの動きに追従して支軸3に軸支されて回動する支持腕5a,5bによって上下方向に移動可能となっている。
6は、エアシリンダ7により基準丸棒2の方向に摺動可能なバケットで、ロース・ばら部をバケット6に入れることにより、後述するロース・ばら部aの処理基準面を基準丸棒2に押し付けるようになっている。またバケット6は、エアシリンダ7との間でばね8によって揺動可能に支持されるとともに、ばね8によって一定の角度を保持しており、またエアシリンダ7によってロース・ばら部の個体差のある傾きと厚みを吸収して、基準丸棒2に押し付けることができ、また処理中ロース・ばら部aに大きな負荷が加わった場合逃げる機構となっている。
bは、ロース・ばら部aの背骨部分、cは背骨から突出した肋骨部分、dは肋骨先端部分を含む肋軟骨断面、eは背骨bから突き出た棘突起であり、バケット6がロース・ばら部aを前方に押し出すことにより、肋軟骨断面dが基準丸棒2に押し当てられて、基準処理面を構成する。また肋軟骨断面dが基準丸棒2に押し当てられた状態で、肋骨cは基準丸棒2に対して直角方向を向く。この状態で基準丸棒2はエアシリンダ4を駆動させて、下方に移動させることにより、後工程の切り込み(筋入れ)のために、肋骨先端部を露出させるとともに、ロース・ばら部aをまな板1の面とで挟んで固定する。
本実施例の装置は、ロース・ばら部aのバケット6への投入は人手で行なうが、その後は本装置がロース・ばら部aの処理基準面の位置決めを行なうため、投入作業は単純な作業となる。
次にロース・ばら部aの高さ方向位置決めを行なう構成について説明する。図3〜5において、9は、基準丸棒2と平行にかつ若干バケット6側に配置された押上げ丸棒で、通常はまな板1の面より下方に配置され、ロース・ばら部aの垂直方向位置決めを行なう際に、エアシリンダ10により上昇する。また11は押上げ丸棒9と平行にかつ押上げ丸棒9の上方に対向するように配置された上押えレールで、エアシリンダ13のピストン13aの動きに追従して支軸12に軸支されて回動する支持腕14a,14bによって上下方向に移動可能となっている。
高さ方向の位置決めは、本装置の垂直方向の基準面にロース・ばら部aの基準面を押し当てることにより、装置基準とロース・ばら部aの基準をそろえる機能である。
すなわちロース・ばら部aをまな板1の上に置いたままであると、後ろ足方向へ行くにつれて肉が薄くなるため、肋骨のある高さが低くなってしまう。この高さの違いはロース・ばら部によって様々である。この個体差を吸収するために、通常は上方に位置されている上押えレール11が、図6に示すように、高さ方向位置決め時に上押えレール11を、エアシリンダ13を駆動させてロース・ばら部aの肋骨cの上部に当たる位置に下降させ、かつ押上げ丸棒9を下方から上昇させて、高さ方向の基準面である上押えレール11にロース・ばら部aを押し付けることにより、肋骨cの高さを基準面に揃え、ロース・ばら部aの個体差による除骨処理への影響を押えることができる。
押上げ丸棒9を昇降させる2個のエアシリンダ10は、下からロース・ばら部aを上押えレール11へ押し上げる際に、斜めに押し上げなければならないので、ロース・ばら部aによって傾きの角度が自由に変わる構造になっている。ロース・ばら部aの厚みに個体差がある場合においては、必要以上に押し上げすぎてロース・ばら部aを押しつぶすことがないよう空気圧をスプリングのように作用させることによって、ロース・ばら部aの厚みに関係なく、一定圧力で上押えレール11に押し上げることができる。
この結果、ロース・ばら部aの処理基準面である肋骨先端部を含む肋軟骨断面dが、本装置の水平方向基準面である基準丸棒2に押し当てられ、かつ本装置の高さ方向基準面である上押えレール11の下面にロース・ばら部aの肋骨部分cが押上げ丸棒9の上昇によって押し当てられ、さらに基準丸棒2が下降することによって、肋軟骨断面dが露出するとともに、まな板1の面とでロース・ばら部aを挟むことによって、ロース・ばら部aが位置決め固定され、この固定位置を以後除骨処理の基準位置として保持しながら、以後の切り込み(筋入れ)、紐掛け、及び紐引きによる肋骨剥離工程を行なっていく。
この状態を示したのが図7で、基準丸棒2、押上げ丸棒9及び上押えレール11の3箇所でロース・ばら部aを確実に処理基準位置に保持している。
また上押えレール11は、その一部を開放できるように、図4、5に示すように、エアシリンダ16によって回動可能なシャッタ15が設けられているとともに、軸方向に移動可能に構成されている。これは上押えレール11で肋骨すべてを押えてしまうと、肋骨の除骨処理ができなくなってしまうため、処理を行なう部分だけ開放可能とし、除骨処理の邪魔にならないようになっている。そして肋骨1本処理後、次の肋骨の処理のために、上押えレール11を軸方向に移動可能としている。
次に水平方向位置決めと高さ方向位置決めにより基準位置に保持されたロース・ばら部aのどこに肋骨cがあり、何本存在するかを装置が認識する必要がある。そのため図8に示すように、高さの揃った肋骨cの上を計測ローラ17を押し付けながら転がすことにより、肉の上にローラ17がある場合肉にローラ17が食い込み、骨の上の場合は持ち上がり、このローラ17の動きを図示しないエンコーダにより読み取り、肋骨cの位置を計測する。
ローラ17を転がす場所は、肋骨cが存在する側の表面でもよいが、肋骨先端面を転がすことにより、肉が少ない分さらに計測精度を上げることができる。
現在人手により肋骨cの処理を行なう場合、肋骨1本1本の側面にナイフを入れ、先端部はえぐるようにして肋骨cの下側を切り、紐を掛けて引くことにより、肋骨cを肉から剥離する。
この人手により紐を引く場合に引きやすくするためには、なるべく骨と肉を切り離しておく必要があり、そのため肋骨先端部の周囲に切り込み(筋入れ)を入れる必要がある。特に肋骨先端下部は肉と骨の結合が強く、切り離しをしないと、人手により紐を引くのは困難である。また切り込みを入れることにより、紐が掛けやすくなる。
本装置では、図9〜11に示すように、刃先の断面がパイプ状のカッタ21を使用することにより、筋入れの自動化を可能とする。なお図9は、筋入れ工程を行なう本実施例装置の構成を示す立面図、図10は、紐引き装置の構造を示す一部側面図、図11は、パイプ状カッタ21を肋骨先端部に挿入した場合の立面図、また図12は、紐引き工程の第一段階を示す立面図、図13は紐引き工程の第二段階を示す立面図である。
図9〜13において、21はロース・ばら部aの肋骨先端部dの肋骨の周囲に筋入れできるように配置されたパイプ状カッタで、エアシリンダ22により肋骨先端部dの方向に摺動自在である。23はパイプ状カッタ21の内側から突出した樹脂ガイドで、エアシリンダ24によりパイプ状カッタ21の先端から突出したり、あるいはパイプ状カッタ21の先端刃の内側に引っ込むことができるようになっている。
また25は、ひも引き第二段階の支点26を中心にエアシリンダ28によって回動可能な腕27の先端に取り付けられたひもで、筋入れ開始の最初の段階では、パイプ状カッタ21の先端から突出した樹脂ガイド23に掛け渡された状態になっている。
また支点26は、ひも引き第一段階支点29を中心にエアシリンダ30によって回動可能な腕31の先端に取り付けられている。なお腕31の先端部の曲率半径は、腕27の先端部の曲率半径より大きなものとなっている。32は、エアシリンダ30に接続された腕33の動きを規定するストッパである。
かかる筋入れ及び紐引き工程のための装置構成において、まず筋入れ工程に入ると、パイプ状カッタ21やひも25の駆動装置からなる除骨ユニットが肋骨cの位置に移動してくる。そしてパイプ状カッタ21を1本の肋骨先端部周囲に刺し、その後樹脂ガイド23がパイプ状カッタ21の内部に引っ込む。パイプ状カッタ21は先端をナイフ状に尖らせたもので、肋骨cがパイプの中に入るよう差し込むと、骨と肉の結合部分を切り離す構造になっている。
またこのパイプ状カッタ21の周囲にひも25を掛けておき、パイプ状カッタ21がロース・ばら部aに刺さり、このときに上押えレール11のシャッタ15が開く。パイプ状カッタ21の中に肋骨cが入っている状態のままひも25をひも引き装置により肋骨側に移動させると、そのままひも25が肋骨cに掛かる仕組みとなっている。
人手作業のように、柔軟なひもを肋骨に掛けるというのは機械にはとても難しい行為である。ひも25はたとえばナイロンでできており、柔軟であり、常に同じ形状を保つのが難しく、機械にとってひも25の形状を管理するのが困難である。
このひもに当たる部分を機械が扱いやすい、金属製のものを使って肋骨cを剥がすと、その形状のまま肉をえぐり取ってしまい、骨のみを剥がし取ることができず、歩留まりがとても悪くなる。また肋骨cの形状に合わせることができればよいが、肋骨の形状は先端と根元とでは太さが違い、肋骨1本1本で形状が様々であるため、肋骨の形状に合わせた金属のような硬い物で処理を行なうのは困難である。
本実施例では、柔軟なひも25で肋骨cに沿って絞りあげることにより、肋骨形状に沿った形状となり、歩留まりが飛躍的に向上した。
1本の肋骨cの処理が終わり、次の肋骨の処理に移るときに、パイプ状カッタ21に再度ひも25を掛けなければならないが、形状が不安定なひもを強引に掛けようとすると、パイプ状カッタ21自身の刃に引っかかり、ひも25を切ってしまうおそれがある。この問題を解決するために、パイプ状カッタ21の先端で出入りする樹脂ガイド23を設け、ひも25をパイプ状カッタ21に直接掛けるのではなく、一度樹脂ガイド23に掛けることにより、スムーズにパイプ状カッタ21にひも25を掛けることができる。
次にひも引きにより肋骨cを剥がす工程に移る。人手による肋骨除骨の場合、特許文献1に開示されているように、肋骨の側面と先端下側にナイフを入れ、ひもを掛けて引くことにより肋骨を肉から剥離する。本実施例の装置はこの行為を機械により自動化したものである。
すなわち本実施例では、シャッタ15が開いた後、揺動支点26を支点として揺動する腕27にたとえば直径30mm程度のひもの輪25を取り付けたものであり、腕27はもうひとつの揺動支点29を支点として揺動する腕31に取り付けられている。
これによってひも引き工程の第一段階と第二段階とで、ひも25の軌跡が変化できるようになっている。すなわちひも引きの第一段階では、エアシリンダ30により支点29を支点として腕31を揺動させることにより、ひも25は曲率半径の大きな軌跡を描く。次に第二段階では、エアシリンダ30はそのままにして、支点26を支点として腕27を揺動させることにより、ひも25は曲率半径が小さい軌跡を描く。これは、肋骨の形状を見たとき背骨付近では極度に湾曲し、軟骨付近に近づくにつれて湾曲が緩やかになる形状をしており、この形状にひも25の軌跡が沿うようにするためである。
しかし肋骨の形状(長さ)は、前足側から後足側に行くにつれて短くなっている。この形状の違いに合わせるため、第一段階での腕31による揺動ストロークを3段階に変更できるようにし、これによりひも25を引く軌跡を前足側から後足側に行くに従って変更し、肋骨の形状に近い軌跡を描けるように構成している。
ひもの長さを長くして、おおよその軌跡を描くことにより、肋骨の剥離を良好に実施することはできるが、ひもを長くすることによって、ひもの形状が自由となり、装置によりひもの形状を管理することが困難になる。ひもを短くすることで、ひも自身がいつも同じ形状を保ちやすくなる。
このようにひも25を2段階で引くことにより、肋骨c1本の剥がしを完了した後、まずパイプ状カッタ21とひも引き第二段階の腕27が元に戻り、次に紐引き第一段階の腕31が元に戻る。その後樹脂ガイド23がパイプ状カッタ21から出てきて、ひも25に掛かる。この工程を肋骨cの数だけ繰り返す。除骨が終了すると、それぞれの機器が原点位置に戻り、次の作業に備える。
このように本実施例の装置によれば、本装置の基準丸棒2をロース・ばら部aの水平方向の基準位置とし、これにロース・ばら部aの肋軟骨断面dを処理基準面として基準丸棒2に押し当て、かつ上押えレール11の下面を高さ方向の基準位置として、上押えレール11に下側からロース・ばら部aの肋骨配置側を水平に押し当て、固定したので、その後の筋入れ、ひも引き工程を一連動作で自動化することが可能となった。
またロース・ばら部aの位置決め作業においても、ロース・ばら部aのバケット6への投入は人手で行なうが、その後は本装置がロース・ばら部aの処理基準面の位置決めを行なうため、投入作業は極めて単純な作業で済むようになる。
さらに紐掛け工程前に肋骨位置を計測する工程を設け、計測ローラ17を肋骨側表面に転がすだけで簡単に肋骨位置を把握でき、またこれによって肋骨位置を精度良く把握できるため、以後のひも掛け及びひも引き工程をスムーズに行うことができる。
またひも掛け工程において、パイプ状カッタ21の先端に伸縮可能の樹脂ガイド23を設けたことにより、パイプ状カッタの刃先でひも25を切断することなく、確実にひも25をパイプ状カッタ21に掛けることができる。
またひも引き工程においては、ひも25を第一段階と第二段階とで異なる支点を中心に揺動させているので、ひも25の軌跡を肋骨cの形状に合った軌跡とすることができる。
本発明によれば、豚ロース・ばら部の肋骨を紐を使って除骨する際に、筋入れ工程、紐掛け工程、及び紐引きによる肉剥離工程等を一連動作で自動化できるロース・ばら部の肋骨除骨方法を提案するもので、これによって肋骨の除去作業の効率を従来の方法に比べて飛躍的に高めることができる。
本発明の第1実施例に係る豚ロース・ばら部aの除骨装置に係り、ロース・ばら部の水平方向位置決めのための装置構成に係る平面図である 前記第1実施例におけるロース・ばら部aの水平方向位置決めのための装置構成に係る立面図である。 前記第1実施例におけるロース・ばら部aの高さ方向位置決めのための装置構成に係る立面図である。 前記第1実施例におけるロース・ばら部aの高さ方向位置決めのための装置構成に係る側面図である。 前記第1実施例におけるロース・ばら部aの高さ方向位置決めのための装置構成に係る平面図である。 前記第1実施例におけるロース・ばら部aの高さ方向位置決めのための操作の説明図である。 前記第1実施例においてロース・ばら部aを処理基準位置に保持した状態を示す説明図である。 前記第1実施例においてロース・ばら部aの肋骨位置を計測する方法を示す説明図である。 前記第1実施例において筋入れ工程を行なう装置構成を示す立面図である。 前記第1実施例において紐引き装置の構造を示す一部側面図である。 前記第1実施例においてパイプ状カッタ21を肋骨先端部に挿入した状態を示す立面図である。 前記第1実施例において紐引き工程の第一段階を示す立面図である。 前記第1実施例において紐引き工程の第二段階を示す立面図である。
符号の説明
1 まな板(テーブル面)
2 基準丸棒
3 支軸
4,7,10,13,16,22,24,28,30 エアシリンダ
5a,5b,14a,14b 支持腕
6 バケット
8 ばね
9 押上げ丸棒
11 上押えレール
12 支軸
15 シャッタ
17 計測ローラ
21 パイプ状カッタ
23 樹脂ガイド
25 ひも
26 ひも引き第二段階支点
27,31,33 腕
29 ひも引き第一段階支点
32 ストッパ
a ロース・ばら部
b 背骨
c 肋骨
d 肋軟骨断面
e 棘突起

Claims (7)

  1. ロース・ばら部の肋骨を肋軟骨側から除骨するに際し、テーブル面の上方に同テーブル面と平行に配置された基準棒との間にロース・ばら部を肋骨側を上向きに肋軟骨側から挿入して肋軟骨の断面を前記基準棒に押し当て、その後前記基準棒を下方に移動させて前記肋骨先端部を露出させるとともに、ロース・ばら部を前記テーブル面とで挟んで固定し、前記基準棒より若干背骨側の位置で前記テーブル面の下方から押し上げ部材を上昇させて同押し上げ部材の上方に前記基準棒と平行に配置した上押えレールにロース・ばら部の肋骨側を押し付けて固定することにより肋骨の位置決めを行い、その後同固定位置を基準位置として保持しながら個々の肋骨に対し肋骨先端部の周囲に切り込みを入れて紐を掛ける工程、及び同紐を背骨側に引いて肋骨を肉から剥離する工程を行なうことを特徴とするロース・ばら部の肋骨除骨方法。
  2. 前記紐掛け工程において、断面が肋骨断面形状に沿う先端刃を有するカッタで肋骨先端部の周囲を1本ごと切り込みを入れることを特徴とする請求項1記載のロース・ばら部の肋骨除骨方法。
  3. 肋骨先端部を前記基準棒に押し当てたとき肋骨が基準棒に対して直交する方向に配置されることを特徴とする請求項1記載のロース・ばら部の肋骨除骨方法。
  4. 前記上押えレールの一部分が開放可能に構成され、同開放部に位置した肋骨を1本ごとに前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程を行ない、次に前記基準位置を保持しながら前記開放部を移動させ、順次前記紐掛け工程及び紐引きによる肉剥離工程を行なうことを特徴とする請求項1記載のロース・ばら部の肋骨除骨方法。
  5. 前記紐掛け工程前に肋骨位置を計測する工程を有することを特徴とするロース・ばら部の肋骨除骨方法。
  6. 前記肋骨位置計測工程は、肋骨の上をローラを押付けながら転がし、同ローラの動きをエンコーダで読み取り肋骨の位置を計測することを特徴とする請求項5記載のロース・ばら部の肋骨除骨方法。
  7. 前記ローラを肋骨先端部側を押付けながら転がすことを特徴とする請求項6記載のロース・ばら部の肋骨除骨方法。
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