JP4661610B2 - 電子楽器及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、ハードウエア上の能力制限があってもネットワーク資源を利用することができる電子楽器に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話などでは、一般的に、ブラウザを利用してHTML文書によるサービスをネットワークのサーバから受けている。例えば、特許文献1には、オンライン登録手続き用のサーバ装置において、HTML形式のファイルをクライアントとの間でやり取りしてクライアントに入力フォームなどを表示させる技術が開示されており、このようなクライアントに用いられる機器は電子楽器であってもよいとしている。
特開2005−148941号公報
しかしながら、HTML文書を扱うには、ある程度大きな解像度を持った表示デバイスが必要であり、ブラウザは、通常、多くのメモリを必要とするのに対して、電子楽器には、例えば、2行程度の文字表示が可能なLCDのみを搭載し表示能力が高くなかったりメモリ容量の乏しいものがある。従って、このようにハードウエア上の制約から処理能力に制限がある電子楽器では、曲データの所要コンテンツを得る等のサービスを通信ネットワークから受けることができず、ネットワーク資源を利用することができない。
この発明は、このような事情に鑑み、表示デバイス、メモリ、CPU等におけるハードウエア上の制約から処理能力が乏しくブラウザを搭載することができなくても、通信ネットワークに接続されるサーバ上のコンテンツ(曲データ等)にアクセスするなど、サーバからのサービスを受けることができる電子楽器を提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、表示手段(7,16)及び操作手段(15,6)を備えサーバ(SV)と通信可能に接続される電子楽器(EM:コンピュータ)であって、表示ファイルの送信を要求する要求情報をサーバ(SV)に送信する要求情報送信手段(P4)と、要求情報の送信に応じてサーバ(SV)から送信されるデータ入力用表示ファイル〔図5(1)〕を受信するファイル受信手段(P5)であって、該データ入力用表示ファイルは、異なる表示能力を有する複数機種の電子楽器で共通に利用されるファイルであり、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)を入力させるための入力項目情報を含むもの(P5)と、受信されたデータ入力用表示ファイル〔図5(1)〕の内容に基づいて、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)の夫々につきユーザ入力を促す入力項目画面〔16:図6(b),(c)〕を表示手段(7,16)に表示させ(F5)、操作手段(15,6)中の所定の操作子〔15A:図6(b),(c)〕に入力確定([ENTER])機能を割り当て、表示中の入力項目画面〔例えば、図6(b)〕に表示された入力項目(例えば、「ID」)に対応してユーザ入力された入力項目データを当該入力項目画面に表示させ(F6)、入力確定([ENTER])機能が割り当てられた操作子(15A)のユーザ操作に応じて、当該入力項目画面に表示された入力項目データを確定すると共に(F7)次の入力項目(例えば、「パスワード」)に関する入力項目画面〔例えば、図6(c)〕を表示させ(F8=NO→F5)、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)の夫々に対応する入力項目データの表示乃至確定を順次行う(F5〜F8)制御手段(F1〜F8)と、制御手段(F1〜F8)により、最後の入力項目(例えば、「パスワード」)に対応してユーザ入力された入力項目データが確定されたことに応じて(F8=YES)、各入力項目に対応してそれぞれ確定された入力項目データをまとめてサーバ(SV)に送信する入力データ送信手段(F9)とを具備する電子楽器(EM:コンピュータ)〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号、用語等を表わし、以下においても同様である。
また、この特徴に従って、電子楽器として機能すると共に表示手段(7,16)及び操作手段(15,6)を備えサーバ(SV)と通信可能に接続されるコンピュータ(EM)に、表示ファイルの送信を要求する要求情報をサーバ(SV)に送信する要求情報送信ステップ(P4)と、要求情報の送信に応じてサーバ(SV)から送信されるデータ入力用表示ファイル〔図5(1)〕を受信するファイル受信ステップ(P5)であって、該データ入力用表示ファイルは、異なる表示能力を有する複数機種の電子楽器で共通に利用されるファイルであり、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)を入力させるための入力項目情報を含むもの(P5)と、受信されたデータ入力用表示ファイル〔図5(1)〕の内容に基づいて、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)の夫々につきユーザ入力を促す入力項目画面〔16:図6(b),(c)〕を表示手段(7,16)に表示させ(F5)、操作手段(15,6)中の所定の操作子〔15A:図6(b),(c)〕に入力確定([ENTER])機能を割り当て、表示中の入力項目画面〔例えば、図6(b)〕に表示された入力項目(例えば、「ID」)に対応してユーザ入力された入力項目データを当該入力項目画面に表示させ(F6)、入力確定([ENTER])機能が割り当てられた操作子(15A)のユーザ操作に応じて、当該入力項目画面に表示された入力項目データを確定すると共に(F7)次の入力項目(例えば、「パスワード」)に関する入力項目画面〔例えば、図6(c)〕を表示させ(F8=NO→F5)、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)の夫々に対応する入力項目データの表示乃至確定を順次行う(F5〜F8)制御ステップ(F1〜F8)と、制御ステップ(F1〜F8)にて、最後の入力項目(例えば、「パスワード」)に対応してユーザ入力された入力項目データが確定されたことに応じて(F8=YES)、各入力項目に対応してそれぞれ確定された入力項目データをまとめてサーバ(SV)に送信する入力データ送信ステップ(F9)とから成る手順を実行させるサーバ情報利用プログラム〔請求項2〕が提供される。
この発明の主たる特徴による電子楽器(EM)では(請求項1,2)、サーバ(SV)からインターネット等の通信ネットワーク(CN)を通じて送られてくるデータ入力用表示ファイル〔図5(1)〕は、異なる表示能力を有する複数機種の電子楽器で共通に利用されるファイルであり、このようなデータ入力用表示ファイルに含まれるファイルの種類(fr)や入力項目情報などの表示情報に基づいて、表示器(16:図6)の表示態様と操作子(15)への機能割当てが表示器(16)や操作子(15)などに関わるこの電子楽器(EM)自身のユーザインターフェイス仕様に応じたものに制御されユーザに提示される。つまり、表示能力が高くないこの電子楽器(EM)では、ユーザ認証のログインなどにおける文字データとして複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)を入力させるための入力項目情報が含まれるデータ入力用表示ファイル〔図5(1)〕をサーバ(SV)から受信すると、この電子楽器(EM)の表示画面(16:図6)の大きさに合わせて複数の入力項目画面〔16:図6(b),(c)〕に分割して表示し、夫々の入力項目画面〔16:図6(b),(c)〕により夫々の入力項目(「ID」、「パスワード」)についてユーザ入力を促すと共に、操作子(15)については所定の操作子〔15A:図6(b),(c)〕に入力確定([ENTER])機能を割り当てる(F5)。
また、表示中の入力項目画面〔例えば、図6(b)〕に表示された入力項目(例えば、「ID」)に対応してユーザ入力された入力項目データを当該入力項目画面に表示し(F6)、入力確定([ENTER])機能が割り当てられた操作子(15A)のユーザ操作に応じて、当該入力項目画面に表示された入力項目データを確定すると共に(F7)次の入力項目(例えば、「パスワード」)に関する入力項目画面〔例えば、図6(c)〕を表示することにより(F8=NO→F5)、複数の入力項目(「ID」、「パスワード」)の夫々に対応する入力項目データの表示乃至確定を順次行う(F5〜F8)。そして、最後の入力項目(例えば、「パスワード」)に対応してユーザ入力された入力項目データが確定されると(F8=YES)、これに応じて、各入力項目に対応してそれぞれ確定された入力項目データをまとめてサーバ(SV)に送信する(F9)。
従って、この発明によれば、表示能力が乏しいキャラクタLCD等の表示デバイスを持つ電子楽器においても、サーバからのサービスを受けることができる、組込み機器でありメモリ容量に余分があまりない電子楽器にもサーバ情報利用機能を実装することができる、表示能力やメモリが乏しい電子楽器においても、表示能力やメモリが豊富な他の機器で利用されるデータ入力用表示ファイルと同一のデータ入力用表示ファイルにてサーバからのサービスを受けることが可能となる、等々、種々の技術的効果を奏する。また、所定の操作子のユーザ操作に応じて複数の入力項目を順番に表示すると共に入力された入力項目データの表示乃至確定を順次行うことにより、表示能力が乏しい電子楽器でも、表示能力の制限に依存せずに自由に入力項目データを設定し、設定された入力項目データをサーバに通知することができる。
〔別の特徴〕
なお、発明の課題に対応してこの明細書に記載された発明に備えられる別の特徴によれば、次の(1),(2)のように構成することができる。
(1)表示手段(7,16)及び操作手段(15,6)を備えサーバ(SV)と通信可能に接続される電子楽器(EM:コンピュータ)であって、表示ファイルの送信を要求する要求情報をサーバに送信する要求情報送信手段(P4)と、要求情報の送信に応じてサーバ(SV)から送信される表示ファイル〔図3〕を受信するファイル受信手段(P5)と、受信された表示ファイルの内容並びに表示手段及び操作手段の仕様に基づいて、表示手段の画面(16)に表示される表示情報及び操作手段の操作子(15)に割り当てられる操作機能を決定する制御手段(L1,L2,L7)とを具備し、ファイル受信手段(P5)により受信された表示ファイルが複数の選択可能な表示項目から成るリストファイル(図3)であり、制御手段(L1,L2)は、画面(16)の大きさに合わせて表示情報を複数画面分に分割し、ページ移行を指示する操作機能が割り当てられた操作子(15L,15R)のユーザ操作に応じて、分割された各画面分の表示情報を画面に順次表示する電子楽器(EM)〔実施例のリスト処理に対応〕:
この構成によれば、サーバ(SV)から送られてきた表示ファイル〔図3〕の種類やこれに含まれる表示情報と、操作子(15)や表示器(16)などに関わる電子楽器自身のユーザインターフェイス仕様とに応じて、表示器(16)に表示する表示情報と操作子(15)への機能割当てを制御してユーザに提示することにより、表示能力が乏しいキャラクタLCD等の表示デバイスを持つ電子楽器においても、サーバからのサービスを受けることができる、組込み機器でありメモリ容量に余分があまりない電子楽器にもサーバ情報利用機能を実装することができる、表示能力やメモリが乏しい電子楽器と豊富な電子楽器の何れにおいても、同一の表示ファイルにてサーバからのサービスを受けることが可能となる、等々、種々の技術的効果を奏するだけでなく、さらに、表示ファイルとして、選択可能な曲目などを列挙した表示情報を含むリストファイル(図3)をサーバ(SV)から受信すると、表示画面(16)の大きさに合わせて表示情報を複数画面分の表示情報に分割し、ユーザのページ移行操作(15L,15R)に応じて、順次、各画面の表示情報を表示することにより(図4)、表示能力が乏しい電子楽器でもサーバのリスト提示サービスを受けることができ、また、ユーザ操作によってリストの選択候補を順次切り替えるようにしているので、電子楽器は、表示能力的には、リスト中の選択可能な選択候補を最低1候補分表示することができれば良い。
(2)表示手段(7,16)及び操作手段(15,6)を備えサーバ(SV)と通信可能に接続される電子楽器(EM:コンピュータ)であって、表示ファイルの送信を要求する要求情報をサーバに送信する要求情報送信手段(P4)と、要求情報の送信に応じてサーバ(SV)から送信される表示ファイル〔図7(1)〕を受信するファイル受信手段(P5)と、受信された表示ファイルの内容並びに表示手段及び操作手段の仕様に基づいて、表示手段の画面(16)に表示される表示情報及び操作手段の操作子(15)に割り当てられる操作機能を決定する制御手段(D1)とを具備し、ファイル受信手段(P5)により受信された表示ファイルが問合せを確認するためのダイアログファイル〔図7(1)〕であり、制御手段(D1)は、問合せの実行及び取消しを表わす機能表記(「ジッコウ」、「キャンセル」)を画面(16)に表示すると共に、各機能表記に対応する画面近傍の操作子(15B,15A)に、当該問合せの実行及び取消しを指示する機能を割り当てる電子楽器(EM)〔実施例のダイアログ処理に対応〕:
この構成によれば、表示能力が乏しいキャラクタLCD等の表示デバイスを持つ電子楽器においても、サーバからのサービスを受けることができる、組込み機器でありメモリ容量に余分があまりない電子楽器にもサーバ情報利用機能を実装することができる、表示能力やメモリが乏しい電子楽器と豊富な電子楽器の何れにおいても、同一の表示ファイルにてサーバからのサービスを受けることが可能となる、等々、種々の技術的効果を奏するだけでなく、さらに、表示ファイルとして、曲データダウンロード等の問合せを確認するためのダイアログファイル〔図7(1)〕を受信すると、該問合せの実行及び取消しを指示する「実行」及び「キャンセル」機能を表示画面(16)近傍の操作子(15B,15A)に割り当て、これら操作子(15B,15A)に対応する機能表記(「ジッコウ」、「キャンセル」)を表示画面内に表示することにより〔図7(2),図1(2)〕、ユーザ操作に係る事項をサーバが任意に表現することができるようになり、表示能力が乏しい電子楽器でも、簡単な操作で、問合せ等の柔軟なサービスの提供を受けることができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施の形態について詳述するが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
〔電子楽器の概要〕
図1は、この発明の一実施例による電子楽器システムの概要を示す。この電子楽器EMは、図1(1)のハードウエア構成ブロック図で示されるように、演奏操作部及び楽音生成部を備え音楽情報処理を主機能とする一種のコンピュータであり、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、演奏操作検出回路5、設定操作検出回路6、表示回路7、音源回路8、効果回路9、MIDIインターフェース(I/F)10、通信インターフェース(I/F)11等を備え、これらの要素1〜11はバス12を介して互いに接続される。
CPU1は、RAM2及びROM3と共にデータ処理部DPを構成し、制御プログラムに従い、タイマ13によるクロックを利用して通常の音楽情報処理の外にサーバ情報利用処理を含む種々の情報処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられ、表示用バッファメモリに用いられる記憶領域を備える。ROM3には、これらの処理を実行するために必要な各種制御プログラムや各種データ等が予め記憶され、制御プログラムには、サーバ情報利用処理を実行するためのサーバ情報利用プログラムを含むパネル操作処理プログラムがある。
外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)や書換え可能な不揮発性の半導体メモリ等の内蔵記憶媒体の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、スマートメディア(登録商標)等の小型メモリカード、等々、種々の可搬性の外部記録媒体を含む。外部記憶装置4の任意の記憶媒体には任意のデータを記憶することができる。また、演奏操作検出回路5は、鍵盤などの演奏操作子14と共に演奏操作部として機能し、演奏操作子14の演奏操作内容を検出し、これに対応する演奏データをデータ処理部DPに導入する。
設定操作検出回路6は、キースイッチ等の設定操作子15に対する操作(「パネル操作」という)の内容を検出し、パネル操作の内容に対応する設定操作データをデータ処理部DPに導入する。表示回路8は、ディスプレイ16や各種インジケータ(図示せず)等の表示要素の表示/点灯内容をCPU1からの指令に従って制御し、操作子14,15の操作に対する表示援助を行う。設定操作子15、設定操作検出回路6、表示回路7、ディスプレイ16、並びに、RAM2内の表示用バッファメモリを含むデータ処理部DP内のユーザに対する表示制御及び操作援助に関係する部分は、ユーザインターフェースUIとして機能する。ユーザインターフェースについては、電子楽器の機種によって、大型のグラフィックLCDとマウスやタッチパネルを持つものもあれば、2行程度のキャラクタベースLCDとスイッチしか持たないものもある。この電子楽器EMは後者のタイプに属し、バッファメモリのサイズは小さく、ディスプレイ16は2行の文字表示が可能なLCD文字表示器で構成されており、表示部7,16の表示能力は高くない。
図1(2)は、この電子楽器EMのユーザインターフェースUIにおけるディスプレイ周辺のパネル構成例を示し、ディスプレイ16の画面は、後述するダイアログ処理モード時の表示例を表わしている。電子楽器EMの操作パネルには、図示のように、ディスプレイ16近傍に配置されたA〜Dスイッチ15A〜15D、左及び右方向スイッチ15L,15Rやホイール15Wを含む多数の設定操作子15が設けられ、これらの操作子には画面表示情報に応じて所定の操作機能を割り当てることができる。
例えば、ディスプレイ画面の各文字表示行の前後に対応する4隅に設けられたA〜Dスイッチ15A〜15Dは、対応する行の先頭(左側)或いは末尾(右側)に、“[”と“]”で括られた操作機能表記がなされると、この表記に近接するスイッチに、当該表記に対応する操作機能が割り当てられる。例えば、図示のように、第2行先頭(左側)に“[ジッコウ]”が表示されている場合に、これに近接するBスイッチ15Bを操作することにより、画面に案内表示された事項の実行が指示される。また、左及び右方向スイッチ15L,15R或いはホイール15Wには、後述するダイアログ処理モード等において、複数ページから成る表示情報に対するページ切替え機能を割り当てることができる。
音源回路8は、演奏操作検出回路5からの実演奏データに応じた楽音データを発生し、効果付与DSPを有する効果回路9は、この楽音データに所定の効果を付与し、実演奏の楽音信号を生成する。また、音源回路8及び効果回路9は、自動演奏の際に、記憶手段3,4等からの演奏データに従って自動演奏の楽音信号を発生することもできる。効果回路9に後続するサウンドシステム17は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、効果回路9からの楽音信号に基づく楽音を発生する。音源回路8、効果回路9及びサウンドシステム17は、楽音生成部として機能する。
MIDII/F10には、この電子楽器EMと同様にMIDI音楽情報処理機能を有する外部MIDI機器MDが接続され、MIDII/F10を通じて電子楽器EM・外部MIDI機器MD間でMIDIデータを授受することができる。通信I/F11には、インターネットなどの通信ネットワークCNが接続され、サーバコンピュータ(以下「サーバ」という)SVから制御プログラムをダウンロードしたり演奏データを記憶装置2,4に記憶してこの電子楽器EMで利用することができる。
サーバSVは、演奏操作部(15−6)や楽音生成部(8−9−17)、MIDII/F(10)が除かれ、パーソナルコンピュータ用のキーボードが装備される場合がある外は、電子楽器EMと同様のハードウエア構成を有する。サーバSVの外部記憶装置には、電子楽器用の各種制御プログラムや演奏データ等のコンテンツを多数蓄積しており、電子楽器EMは、サーバSVからこれらコンテンツの提供を受けることができる。
〔サーバ情報利用の概要〕
この発明の一実施例による電子楽器では、パネル操作処理プログラムによりパネル操作処理を実行してサーバからの情報を利用するサーバ情報利用処理のモードになると、サーバ情報利用プログラムに従って、サーバから所定フォーマットのデータを受信し、自身の能力に合わせた表示が行われ、リスト選択や文字入力、ダイアログなどのサービスを受けることができる。図2は、この発明の一実施例によるパネル操作処理の流れを表わすフローチャートであり、このパネル操作処理は、パネル操作される度に実行される。
ここで、この発明の一実施例による電子楽器の機能の概略を説明しておく。この電子楽器EMでは、インターネット等の通信ネットワークCNを通じてサーバSVに表示ファイルを要求する際にバッファ容量等の電子楽器EM自身の能力に応じて表示ファイルのサイズを指定し(P3,P4)、これに応じてサーバSVから送信されてくる表示ファイルの種類や表示ファイルに含まれる表示情報と、設定操作子15やディスプレイ16等に関わるユーザインターフェイスUIの仕様とに応じて、ディスプレイ16に表示する表示情報と設定操作子15への機能割当てを制御してユーザに提示する(P5〜P9)。例えば、表示ファイルとして、曲目などの選択が可能なリストファイルを受信した場合、ページ切替え機能スイッチ15L,15Rの操作により、ディスプレイ16の画面サイズに合わせて分割された複数画面分の表示情報を切替え表示し、入力機能スイッチ15Aの操作により曲目などを選択することができる(P7;図3,図4)。また、ユーザ認証などのデータ入力ファイルを受信した場合は、入力指示機能スイッチ15B,15Aの操作によって、画面サイズに合わせて分割された複数画面分の表示情報を順次表示して文字データを入力することができる(P8;図5,図6)。さらに、問合わ事項を確認するダイアログファイルの場合には、機能表記「ジッコウ」,「キャンセル」を画面に表示し、これら機能表記に対応するスイッチ15B,15Aの操作によって、問合せ事項の実行及び取消しを指示することができる〔P9;図7,図1(2)〕。
以下、より詳しく説明する。この電子楽器EMにおいて、ユーザによりパネル操作(設定操作子15の操作)がなされると、図2の処理フローが開始し、CPU1は、ステップP1で、パネル操作の内容が、サーバSVからファイルを取得して実行する処理を指示しているか否かを判定し、このような処理を指示していないときは(P1→NO)、ステップP2に進んで、パネル操作内容により指示された処理(サーバからファイルを取得せずに行われる処理)を実行し、このパネル操作処理を終了する。
一方、サーバSVからファイルを取得して実行する処理を指示しているときには(P1→YES)、ステップP3〜P10によるサーバ情報利用処理モードになり、まず、ステップP3にて、リストファイルを受信する場合に備えて開始位置と項目数を決定し、続くステップP4で、パネル操作に対応したファイルの送信をサーバSVに要求する。
ここで、サーバSVへの要求には、少なくとも、次の情報(ア)〜(ウ)が含まれる。
(ア)ファイルへの「URL」:ファイル名やファイル形式を指定しなくてもよく、ファイルがある場所・位置を示すURLのみを指定するだけであり、どんなファイルが返送されるかはサーバSVに任せている。従って、ファイル名やファイル形式を指定しても、別のファイルが返送されることがある。
(イ)返送されてくるファイルがリストである場合のための「先頭の項目番号」
(ウ)返送されてくるファイルがリストである場合のための「項目数」:この項目数は、電子楽器EMの表示用バッファメモリサイズ等の処理能力に応じて決定される。
なお、情報(イ),(ウ)は、サーバSVへの要求毎に毎回送られるが、ユーザ認証が済んでいない場合などには、後述する入力フォームファイルが送信されるので、返送されるファイルがリスト以外のファイルであるときには無視される。
サーバSVへの要求情報は、例えば、次のようなURLであり、その意味は、「 www.server.com/dataというURLのファイルを要求。もし、ファイルの種類がリストであったら、先頭から4項目(「1_4」)を要求する。」というものである:
URL = “www.server.com/data ? sidc_range = 1_4”
サーバSVは、このような要求に対応してファイルを送信してくる。このファイルは、後で説明するように、表示方法を排除した抽象的な情報のみを記述したものである〔図3,図5(1),図7(1)〕。また、このファイル内にはファイルの種類が記述されており、所定の拡張子、例えば、“.slf”というような拡張子を有するものもある。そこで、この電子楽器EMでは、ファイルの種類を記述した部分をファイル種類識別情報(fr)として利用する。つまり、次のステップP5で、サーバSVから送信されるファイルを受け取ってRAM2上のバッファに保持し、続くステップP6において、受け取ったファイルの内容を解析し、ファイル種類識別情報でファイルの種類を識別し、識別されたファイルの種類によって以後の処理を次のように振り分ける。
すなわち、ファイルの種類がリストの場合はステップP7に進んでリスト処理を実行し、入力フォームの場合はステップP8に進んで入力フォーム処理を実行し、ダイアログの場合はステップP9に進んでダイアログ処理を実行し、その他の場合には、ステップP10に進んでその他の処理を実行し、例えば、サーバSVから曲データをダウンロードしたり、サーバSVから送られてくる演奏データに基づくストリーミング演奏などを行う。そして、ステップP7〜P10の何れかの処理を終了すると、パネル操作処理を終了する。以下、ステップP7〜P9で実行されるリスト処理〔図3,図4〕、入力フォーム処理〔図5,図6〕及びダイアログ処理〔図7,図1(2)〕について、具体的に説明する。
〔リスト処理の例〕
図3及び図4は、この発明の一実施例によるリスト処理を説明するための図である。リスト処理は、ファイル種類がリストであるファイルを処理する際にパネル操作処理(図2)から呼び出され、例えば、ダウンロードする曲データを選択するためにサーバから曲の一覧を取得する場合などに該当する。図3は、リストファイルの一例を示し、このファイルでは、第3行に記述されたファイル種類識別情報fr=「List」によりファイルの種類が「リスト」であり、続く記述「num="1000"」によりリストが1000曲から成ることが示される。また、このファイルは、次行以下の「 Item no="1"」〜「 Item no="4"」で1000曲のうち最初の4曲分の曲リストを含むことを示し、これは、電子楽器EMの能力では、メモリサイズの制限により、曲数「4」に相当する4ページ分のデータしか保持することができないことに対応している。そして、パネル操作処理(図2)のステップP6で、ファイル種類が図3のファイル例のような「リスト」であると認識された場合、図4(1)のフローチャート例に従ってリスト処理が実行される。
図4(1)において、リスト処理が開始すると、CPU1は、まず、ステップL1で、RAM2のバッファ内に保持しているリストファイルから最初に表示する項目を決定し、続くステップL2で、決定された項目に対応して所定の設定操作子15に所定の機能を割り当て、次のステップL3で当該項目を機能の表記と共にディスプレイ16に表示する。図4(2)は、図3のリストファイル例に対応したユーザインターフェースUIの表示推移例を示し、リストファイルを開いた当初は、例えば、(2a)のように、表題「ソング」、曲表記(番号・曲目)「 001:Demo Song A」及び操作機能表記「 [ENTER]」がディスプレイ16に表示され、操作機能表記「 [ENTER]」に近接するAスイッチ15Aに項目選択機能(「Enter」キー機能)が与えられ、方向スイッチ15L/15Rにはページ切替え機能(「前ページ」/「次ページ」キー機能)が与えられる。なお、ページ切替え機能をホイール15Wに与えて、右/左方向の回転操作によりページを順/逆方向に送るようにしてもよい。
次いで、ステップL4で、項目選択機能が割り当てられた操作子15に対するユーザ操作(項目選択操作)がなされたか否かを判定する。ここで、項目選択操作がなされたときは(L4→YES)、この操作に対応した選択項目を設定し、例えば、図4(2a)でAスイッチ15Aのユーザ操作があると選択項目「 001:Demo Song A」中のファイル情報をRAM2上に保持する。そして、リスト処理フローを抜けて設定に応じた処理に移る。
例えば、ダウンロードすべき曲を選択するためにリスト処理を行い項目選択操作がなされると、このリスト処理を抜けて今回のパネル操作処理(図2)を一旦終了し、その後のパネル操作処理に移る。この場合、設定された選択項目(RAM2上に保持されたファイル情報)に従って、ダイアログファイルをサーバSVから受信してダイアログ処理に進んで選択された曲のダウンロード操作を行ったり、或いは、サーバSVから直ちに曲データファイルを受信しその他の処理に進んで選択曲のダウンロードを行う。
一方、項目選択操作がなされないときは(L4→NO)、ステップL5に進んで、例えば、図3のリストファイル例のように、表示サイズが複数ページに渡る場合であって、ページ切替え機能が割り当てられた操作子15に対するユーザ操作(ページ切替え操作)がなされたか否かを判定する。ここで、表示サイズが単一ページの場合或いはページ切替え操作がなされないときは(L5→NO)、ステップL4に戻り、項目選択操作或いはページ切替え操作を待ち、項目選択操作があれば(L4→YES)前述の項目設定を行ってリスト処理を終了し、ページ切替え操作がなされたときには(L5→YES)ステップL6に進む。
ステップL6では、バッファ内に保持しているリストファイルの中に表示すべき項目があるか否かを判定し、表示すべき項目があるときは(L6→YES)、ステップL7で次のページで表示する項目を決定した後、ステップL3に戻って当該項目を表示し、項目選択操作がなく(L4→NO)リストファイル中に要表示項目がある(L6→YES)間は、ステップL3〜L7のループ動作を繰り返す。
例えば、図4(2a)の画面で右方向スイッチ15Rのユーザ操作があると(L5→YES)、次ループのステップL3で、画面の表示は、(2b)のように、次の曲番号の曲表記「 002:Demo Song B」に替わり、ステップL5でスイッチ15Rのページ切替え操作がなされる度に、(2c),(2d)のように、順次、画面表示の切替えを進めてAスイッチ15Aの項目選択操作を待つ。
そして、このループL3〜L7で、項目選択操作があれば(L4→YES)前述の項目設定を行ってリスト処理を終了する。また、リストファイル中に表示すべき項目がなくなると(L6→NO)、このリスト処理フローを抜けて、次のページの表示のために、リストファイル取得の処理をする。すなわち、再びパネル操作処理(図2)をする。
〔入力フォーム処理の例〕
図5及び図6は、この発明の一実施例による入力フォーム処理を説明するための図である。入力フォーム処理は、ファイル種類が入力フォームであるファイルを処理する際にパネル操作処理(図2)から呼び出され、例えば、サーバSVに対して、ユーザ登録をしたり、ユーザ認証でログインするためにユーザ名とパスワードとを入力する場合や、コンテンツを検索したり直接指定する場合などに該当する。図5(1)は、入力フォームファイルの一例を示し、このファイル例では、第3行の記述「 <Form src="loginform.slf" title="ユーザログイン">」における冒頭のファイル種類識別情報fr=「Form」により、このファイルの種類が「入力フォーム」であることが示され、入力項目情報が第4,5行に記述されている。そして、パネル操作処理(図2)のステップP6で、ファイル種類が図5(1)のファイル例のような「入力フォーム」であると認識された場合、図5(2)のフローチャート例に従って入力フォーム処理が実行される。
図5(2)の入力フォーム処理が開始すると、CPU1は、まず、ステップF1で、タイトル画面のための設定操作子15への機能割当てを決定し、次のステップF2で、RAM2のバッファ内に保持している入力フォームファイルのタイトル情報及び操作子機能の表記を含むタイトル画面を表示する。図6は、図5(1)の入力フォームファイル例に対応したユーザインターフェースUIの表示推移例を示す。入力フォームファイルを開いた当初、ディスプレイ16には、例えば、(a)のように、入力フォームファイル第3行後半のタイトル情報に従って表題「ユーザログインソング」が表示され、操作機能表記「[ニュウリョク]」,「[キャンセル]」が表示され、各機能表記に近接するB及びAスイッチ15B,15Aに夫々入力指示及び取消指示(キャンセル)機能が与えられる。
次いで、ステップF3で、キャンセル機能が割り当てられた設定操作子15(図示の場合、Aスイッチ15A)に対するユーザ操作(キャンセル操作)がなされたか否かを判定し、キャンセル操作がなされたときは(F3→YES)、この入力フォーム処理を終了し、今回のパネル操作処理(図2)を終了する。一方、キャンセル操作がなされないときは(F3→NO)、ステップF4に進んで、入力指示機能が割り当てられた操作子15に対するユーザ操作(入力操作)がなされたか否かを判定し、入力操作がなされないときは(F4→NO)、ステップF3に戻り、キャンセル操作或いは入力操作を待ち、キャンセル操作があれば(F3→YES)前述のように処理を終了し、入力操作がなされたときには(F4→NO)ステップF5に進む。
ステップF5では、入力フォームファイルの入力項目情報に従って、順次、入力項目画面を表示して、入力項目に対応するデータをユーザに入力させ、次のステップF6において、ユーザにより入力されたデータを取得し、続くステップF7で、取得した入力データをRAM2上に保持する。例えば、図5(1)の入力フォームファイルの場合、図6(a)の状態で入力指示機能を持つBスイッチ15Bのユーザ操作により、まず、入力フォームファイル第4行の入力項目情報に基づいてID画面を表示し、設定操作子15中の文字入力用キー(図示せず)によりユーザIDを入力させる。図6(b)は、ID画面にユーザID(この例ではユーザ名)を入力操作しつつある状態を示す。ユーザIDの入力操作が終了し入力指示([ENTER])機能が与えられたAスイッチ15Aのユーザ操作があると、画面表示されたユーザIDデータが入力されRAM2上に保持される。
ステップF5〜F7にて当該入力項目のデータ入力処理を行った後は、ステップF8で、全ての入力項目についてデータ入力処理をしたか否かを判定し、全入力項目を処理していないときは(F8→NO)、ステップF5に戻り、次の入力項目についてステップF5〜F7のデータ入力処理を繰り返す。例えば、図5(1)の入力フォームファイルの場合、図6(b)のID画面で入力操作した後、入力指示機能を持つAスイッチ15Aを操作すると、第5行に記述された次の入力項目情報に基づいてパスワード画面を表示してユーザパスワードを入力させる。図6(c)は、パスワードを入力しつつある状態を示し、パスワードデータ入力の操作が終了してAスイッチ15Aの操作があると、当該パスワードデータがRAM2上に保持される。
なお、この操作機能割当て例では、入力指示機能を持つB又はAスイッチ15B,15Aに、(a)→(b)→(c)の順に、一方向に画面表示を切り替えるページ送り機能を与えたが、方向スイッチ15L/15R或いはホイール15Wにページ切替え機能を与えて両方向に画面表示を切り替えることができるようにしてもよい。
そして、全入力項目の処理が終了すると(F8→YES)、ステップF9にて、RAM上に保持されている入力項目データをサーバSVに送信した後、この入力フォーム処理を終了し、今回のパネル操作処理(図2)を終了する。
〔ダイアログ処理の例〕
図7は、この発明の一実施例によるダイアログ処理を説明するための図である。ダイアログ処理は、ファイル種類がダイアログであるファイルを処理する際にパネル操作処理(図2)から呼び出され、例えば、リスト処理で選択された曲データなどのダウンロードを開始する際に、ユーザに問合せを行いその確認を求めたり、注意車項などをユーザに通知する場合が該当する。図7(1)は、ダイアログファイルの一例を示し、このファイル例では、第3行の記述「<Confirm title="ダウンロード シマスカ?">」における冒頭のファイル種類識別情報fr=「 Confirm」(確認)により、このファイルの種類が「ダイアログ」であることが示され、「Action」(アクション)と呼ばれる操作情報がタイトル情報と共に第4,5行に記述される。そして、パネル操作処理(図2)のステップP6で、ファイル種類が図5(1)のファイル例のような「ダイアログ」であると認識された場合、図7(2)のフローチャート例に従ってダイアログ処理が実行される。
図7(2)のダイアログ処理が開始すると、CPU1は、まず、ステップD1で、RAM2のバッファ内に保持しているダイアログファイルのAction(操作情報)が示す処理内容に対応する設定操作子15の機能割当てを所定の順番で決定し、次のステップD2で、当該ダイアログファイル自体のタイトル情報及びActionのタイトル情報を含むダイアログ画面を表示する。なお、ステップD1の機能割当てについては、この電子楽器EMの場合、各Actionは、ディスプレイ16の周りに配置された4つのA〜Dスイッチ15A〜15Dに対して割り振られ、例えば、ダイアログファイルに書かれている順に、右下のAスイッチ15Aから時計回りに順次割り振られる。
図1(2)は、図7(1)のダイアログファイル例に対応したユーザインターフェースUIの表示例を示す。ダイアログファイルを開くと、ディスプレイ16には、例えば、図1(2)のように、ダイアログファイル第3行後半のタイトル情報に従って表題「ダウンロード シマスカ?」が表示される。また、第4行Actionに従って、ディスプレイ16にはそのタイトル情報の表記「[キャンセル]」が表示され、この表記に近接するAスイッチ15Aにはキャンセルアクション指示機能が与えられる。一方、第5行Actionに従って、ディスプレイ16にはそのタイトル情報の表記「[ジッコウ]」が表示され、この表記に近接するBスイッチ15Bには、第5行Action内に記述された曲データファイル「 DemoSongA.smk」をダウンロードする処理の実行を指示する処理実行指示機能が与えられる。
ステップD1,D2の操作機能割当て及び表示処理の後は、ステップD3で、Actionに割り当てられた操作子(「アクション操作子」という)15が操作されたか否かを判定し、アクション操作子15の操作(「アクション操作」という)がないときは(D3→NO)、ステップD3に戻り、アクション操作を待機する。そして、アクション操作がなされると(D3→YES)、ステップD4に進んで、操作されたアクション操作子15に割り当てられたActionが示す処理を実行し、このダイアログ処理を終了し、パネル操作処理(図2)を終了する。
例えば、図7(1)のダイアログファイルの場合、Aスイッチ15Aのアクション操作があると、キャンセルアクションが指示され、Aスイッチ15Aに対応するActionが指し示すファイルは何もないので、何もせずにこのダイアログ処理を終了する。一方、Bスイッチ15Bのアクション操作があると、ダウンロード処理の実行が指示され、Bスイッチ15Bに対応するActionが指し示す曲データファイル“DemoSongA.smk”をダウンロードする。
〔別の実施態様〕
以上、表示能力やメモリが乏しい電子楽器においてサーバから所望のサービスを受けるものを説明したが、表示能力やメモリが豊富な電子楽器であっても、図2〜図7で説明したものと同様のデータを用いて同様の処理を行うことにより、サーバから所望のサービスを受けることができる。図8は、電子楽器EMが豊富な表示能力及びメモリを備え、ディスプレイ16を大型のグラフィックLCDで構成し設定操作子15にマウス等を用いるユーザインターフェースUIを有する場合について、各サーバファイル利用処理における表示例を示す。なお、マウス等によるクリックに代えてタッチパネルを用いてもよい。
図8(1)は、リスト処理の場合の表示例である。リスト処理の場合、図3と同様のファイルを用いて図4(1)と同様のリスト処理を行うことにより、図8(1)のように、ステップP3で要求した全項目のリストを大型のグラフィックLCD16に表示し、矢印のカーソルで示すように、表示された項目から所望の項目をマウスで指示してクリックすると、所望の曲を選択することができる。
図8(2)は、入力フォーム処理の場合の表示例である。入力フォーム処理の場合、図5(1)と同様のファイルを用いて図5(2)と同様の入力フォーム処理を行うことにより、図8(2)のように入力フォーム画面を大型のグラフィックLCD16に表示し、全ての表示と操作ボタン配置を1画面で行い、所望のデータ入力処理を行うことができる。
図8(3)は、ダイアログ処理の場合の表示例である。ダイアログ処理の場合には、リスト処理に続いて、図7(1)と同様のダイアログファイルを用いて図7(2)と同様のダイアログ処理を行うことにより、図8(3)のように、大型のグラフィックLCD16に表示されたリスト表示画面上にダイアログウインドウを表示するというように、複数の表示領域を設定し、各表示領域とマウスクリック操作にActionを割り当てることによって、所望のダイアログ処理を行うことができる。
この発明の一実施例による電子楽器の概要説明図である。 この発明の一実施例によるパネル操作処理のフローチャート例である。 この発明の一実施例によるリスト処理の説明図の一部である。 この発明の一実施例によるリスト処理の説明図の他部である。 この発明の一実施例による入力フォーム処理の説明図の一部である。 この発明の一実施例による入力フォーム処理の説明図の他部である。 この発明の一実施例によるダイアログ処理の説明図である。 この発明の別の実施態様による各処理におけるUI表示例である。
符号の説明
EM 電子楽器、
15A〜15D 画面に対応して種々の機能が割り当てられるA〜Dスイッチ、
15L,15R ページ切替え機能が割り当てられる方向スイッチ、
fr ファイル種類識別情報。

Claims (2)

  1. 表示手段及び操作手段を備えサーバと通信可能に接続される電子楽器であって、
    表示ファイルの送信を要求する要求情報をサーバに送信する要求情報送信手段と、
    上記要求情報の送信に応じて上記サーバから送信されるデータ入力用表示ファイルを受信するファイル受信手段であって、該データ入力用表示ファイルは、異なる表示能力を有する複数機種の電子楽器で共通に利用されるファイルであり、複数の入力項目を入力させるための入力項目情報を含むものと、
    受信されたデータ入力用表示ファイルの内容に基づいて、上記複数の入力項目の夫々につきユーザ入力を促す入力項目画面を上記表示手段に表示させ、上記操作手段中の所定の操作子に入力確定機能を割り当て、表示中の入力項目画面に表示された入力項目に対応してユーザ入力された入力項目データを当該入力項目画面に表示させ、入力確定機能が割り当てられた操作子のユーザ操作に応じて、当該入力項目画面に表示された入力項目データを確定すると共に次の入力項目に関する入力項目画面を表示させ、上記複数の入力項目の夫々に対応する入力項目データの表示乃至確定を順次行う制御手段と、
    上記制御手段により、最後の入力項目に対応してユーザ入力された入力項目データが確定されたことに応じて、各入力項目に対応してそれぞれ確定された入力項目データをまとめてサーバに送信する入力データ送信手段と
    を具備することを特徴とする電子楽器。
  2. 電子楽器として機能すると共に表示手段及び操作手段を備えサーバと通信可能に接続されるコンピュータに、
    表示ファイルの送信を要求する要求情報をサーバに送信する要求情報送信ステップと、
    上記要求情報の送信に応じて上記サーバから送信されるデータ入力用表示ファイルを受信するファイル受信ステップであって、該データ入力用表示ファイルは、異なる表示能力を有する複数機種の電子楽器で共通に利用されるファイルであり、複数の入力項目を入力させるための入力項目情報を含むものと、
    受信されたデータ入力用表示ファイルの内容に基づいて、上記複数の入力項目の夫々につきユーザ入力を促す入力項目画面を上記表示手段に表示させ、上記操作手段中の所定の操作子に入力確定機能を割り当て、表示中の入力項目画面に表示された入力項目に対応してユーザ入力された入力項目データを当該入力項目画面に表示させ、入力確定機能が割り当てられた操作子のユーザ操作に応じて、当該入力項目画面に表示された入力項目データを確定すると共に次の入力項目に関する入力項目画面を表示させ、上記複数の入力項目の夫々に対応する入力項目データの表示乃至確定を順次行う制御ステップと、
    上記制御ステップにて、最後の入力項目に対応してユーザ入力された入力項目データが確定されたことに応じて、各入力項目に対応してそれぞれ確定された入力項目データをまとめてサーバに送信する入力データ送信ステップと
    から成る手順を実行させるサーバ情報利用プログラム。
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