JP4660368B2 - 溶着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱で溶融する素材から成る容器とキャップとを、互いに溶着させる溶着装置に関する。
図14は、容器P1とキャップP2とを溶着させる製造工程を示している。即ち、容器P1とキャップP2とを矢印x1で指した方向へ搬送する過程で、容器P1とキャップP2とが相対向する箇所を、これらの間に進入する電熱線から成る加熱手段80によって溶融する。続いて、エアシリンダ又は油圧シリンダ等の圧着手段を用いてキャップP2と容器P1とを互いに押付ける。これにより、容器P1とキャップP2とのそれぞれの溶融された箇所を圧接させて、容器P1にキャップP2を溶着させる。
上記の容器P1には、例えば点滴に供される医療用の薬剤が内容物として注入され、これにキャップP2を溶着することで製品となる。また、特許文献1,2には、容器P1にキャップP2を取付ける装置、又はその方法が開示されている。
特開11−170405号公報 特開平8−39694号公報
図14に示した加熱手段80が容器P1とキャップP2とを加熱する温度、これらの溶融に要する時間、又は圧着手段が容器P1とキャップP2との溶着に要する時間は、容器P1とキャップP2とのそれぞれの形状、材質、又は肉厚に少なからず影響される。例えば、容器P1とキャップP2とを所定の時間当りに溶着させられる個数、つまり生産量を増大させるために、容器P1とキャップP2とを搬送する速度を増加した場合、容器P1とキャップP2とが加熱手段80を通過する時間が短くなる分、加熱手段80の発熱温度を上昇し、又は加熱手段80が容器P1とキャップP2とを加熱できる区間を延長しなければならない。
従って、従来の技術では、生産量が変動する毎に、加熱手段80の温度設定の変更、又はその仕様の変更が避けられない。しかも、容器P1とキャップP2とを加熱できる区間を延長し、又は加熱手段80を増設することは、装置全体が大型化する一因となる。
また、容器P1とキャップP2とを搬送する軌道を、工場等の限られた場所に設置することを考慮して、周回又は旋回させたることが多く見られる。この場合、軌道の内側に作業員が進入する余地を確保することは困難であるため、従来の技術では、加熱手段又は圧着手段のメンテナンス等を行う作業を手際良く行えないという難点がある。
本発明は、上記の実情に鑑みて成されたものであり、生産量の増減に即応でき、しかも小型でありながら清掃やメンテナンスが容易な溶着装置を提供することを目的とする。
本発明に係る溶着装置は、封止されボトルネックを有し内容液が注入された容器にキャップを溶着するものであって、複数の前記容器を一列に並べて搬入する容器搬入コンベヤと、前記キャップを一列に並べて搬入するキャップ搬入コンベヤと、一列に並べられた複数の前記容器を保持する容器保持手段と、複数の前記容器のボトルネックにそれぞれ対向する位置に、複数の前記キャップを整列させるキャップ位置決め手段と、前記容器のボトルネックと前記キャップとが相対向する箇所を、それぞれ溶融する加熱手段と、前記加熱手段に溶融された前記容器と前記キャップとのそれぞれの箇所を圧接させることにより、前記容器のボトルネックに前記キャップを溶着する圧着手段とを備え、前記容器保持手段が複数の前記容器をそれぞれのボトルネックが下向きになる姿勢にして保持することにより、前記ボトルネックに溜まる内容液に、前記加熱手段が前記ボトルネックと前記キャップとを溶融する熱を逃がすことを特徴とする。
更に、本発明に係る溶着装置は、複数の前記容器を一列に並べた状態で移送する移送手段と、前記キャップが溶着された前記容器を搬出できる製品搬出コンベヤを備え、前記移送手段が、前記キャップがそれぞれ溶着された複数の前記容器を、前記容器保持手段から前記製品搬出コンベヤまで移送することを特徴とする。
更に、本発明に係る溶着装置は、複数の前記容器が一列に並ぶ方向に対して、前記容器搬入コンベヤが前記容器を搬入する方向が平行であり、前記移送手段は、複数の前記容器が一列に並ぶ方向に交差するシフト方向に沿って複数の前記容器を移送することを特徴とする。
更に、本発明に係る溶着装置は、前記圧着手段が、入力電圧に比例して出力を増減できるパルスモータを、前記容器に前記キャップを押付ける駆動源として備えることを特徴とする。
更に、本発明に係る溶着装置は、前記キャップ搬入コンベヤが、前記キャップを上面に位置決めする複数のトレーと、複数の前記容器が一列に並ぶ方向に交差するシフト方向へ前記複数のトレーを滑動できるよう支持するシフト案内テーブルと、前記トレーを前記シフト方向に押し出すことにより前記トレーに位置決めされたキャップを前記容器のボトルネックに対向する位置に移送するキャップ移送手段とを備え、複数の前記圧着手段が、複数の前記トレーを個別に上昇させることにより個々の前記トレーに位置決めされたキャップを前記容器のボトルネックに圧接させることを特徴とする。
更に、本発明に係る溶着装置は、複数の前記容器が一列に並ぶ方向に対して、前記キャップ搬入コンベヤが複数の前記キャップを搬入する方向、及び複数の前記キャップが一列に並ぶ方向が平行であり、前記キャップ移送手段は、前記シフト方向に沿って複数の前記キャップを移送することを特徴とする。
本発明に係る溶着装置によれば、複数の容器がそれぞれのボトルネックを下向きにした姿勢で容器保持手段に保持される一方、キャップが、キャップ位置決め手段によって、複数の容器のボトルネックにそれぞれの下方から対向する位置に保持される。この状態で、容器のボトルネックは予め封止されているので、同容器に注入された内容液はボトルネック付近に溜まることになる。
更に、容器のボトルネックとキャップとが相対向する箇所を加熱手段によって溶融する過程で、ボトルネック付近に溜まった内容液にある程度熱を逃がせるので、ボトルネックの封止が破れるような過度な加熱を避け、ボトルネックの表層だけを良好に溶融することができる。そして、容器とキャップとのそれぞれの溶融された箇所を、互いに圧着手段が圧接させることにより、容器にキャップを溶着させて成る完成品が得られる。
また、当該溶着装置が、圧着手段が入力電圧に比例して駆動力を増減できるパルスモータを備える場合、その入力電圧を調整することにより、上記のように溶融された箇所を互いに圧接させるときの圧力を正確に加減することができる。しかも、複数の容器のそれぞれのボトルネックに、複数のキャップを圧接させる過程で、個々のキャップを押上げる力を均一にする制御を容易に行うことができる。
更に、複数の容器が一列に並ぶ方向に対して、容器搬入コンベヤが容器を搬入する方向が平行であり、移送手段が、複数の容器が一列に並ぶ方向に交差するシフト方向に沿って複数の容器を移送するように、当該溶着装置を構成した場合、1本の軌道に沿って容器とキャップとを搬送しながら、これらを溶着する従来の技術に比較して、次の利点が得られる。
例えば、当該溶着装置が一度に溶着できる容器とキャップのそれぞれの個数を増減するような仕様変更を行う場合に、移送手段が一度に移送できる容器の個数、容器保持手段が一度に保持できる容器の個数、又はキャップ位置決め手段が一度に保持できるキャップの個数(以下で「シフト個数」と記す。)を幾つに増やしても、容器搬入コンベヤとトレーコンベヤとの間、キャップ搬入コンベヤとトレーコンベヤとの間、キャップ搬入コンベヤと容器保持手段との間、又はトレーコンベヤとキャップ位置決め手段との間の距離を広げなくて済むので、当該溶着装置の小型化に有利である。
しかも、容器搬入コンベヤと容器保持手段との間、及びキャップ位置決め手段とキャップ搬入コンベヤとの間には、作業員が進入し、又は手等を差込める余地を確保できるので、当該溶着装置の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる。また、移送手段の動作の邪魔にならない箇所であれば、例えば、容器搬入コンベヤの側部に、容器の状態を監視するセンサ類を自由に取付けることができる。
更に、当該溶着装置は、例えば生産量を増大するために、容器搬入コンベヤ、及びキャップ搬入コンベヤがそれぞれ容器とキャップとを搬入する速度を高くする必要が生じた場合、或いは、生産量を減少するために、容器搬入コンベヤ、及びキャップ搬入コンベヤがそれぞれ容器とキャップとを搬入する速度を低くする必要が生じた場合でも、加熱手段の発熱温度を調整する手間が不要であり、また加熱手段が容器及びキャップの溶融に費やす時間を変更しなくて済むといる利点がある。
本発明に係る溶着装置を図面を参照しながら説明する。特に断らない限り、溶着装置の総ての動作部は、それぞれ周知の駆動源、案内手段、又は送り手段に基づいて動作するものとし、これらの手段についての図示又は説明は省略する。
例えば、駆動源として、モータ、エアシリンダ、又は油圧シリンダ等を適用できる。案内手段として、スライドレールに動作部を滑動自在に係合させて成る滑り対遇を適用できる。送り手段として、送りねじにボールナットを螺合させて成る回り対遇の一方を動作部に接続し、回り対遇の他方をモータを用いて回転又は停止させることにより、動作部を変位させ、又は所望の位置に停止させる機構を適用できる。
図1は、溶着装置1の概略図である。同図には、容器搬入コンベヤ2と、矢印y1,y2方向へ移動できる移送手段3と、容器保持手段4と、矢印x1方向へ駆動するキャップ搬入コンベヤ5と、矢印x2方向へ駆動する空トレー搬出コンベヤ6と、矢印x2で指した方向へ駆動する製品搬出コンベヤ7と、加熱手段8とが表れている。
以下で、矢印x1,x2に交差する矢印y1,y2で指した水平方向を「シフト方向」と定める。図2の矢印z1,z2は、それぞれ鉛直方向を指している。これらの矢印が指す方向は総ての図面で一貫している。
図2は、図1のX−X断面として容器搬入コンベヤ2、及び移送手段3を示している。容器搬入コンベヤ2は、ボトル形の容器P1をそのボトルネックP11(頚部)を下向きにした倒立姿勢で移送手段3の近傍まで搬入するものである。同図には、容器搬入コンベヤ2の両側に容器P1が1個ずつ表れているが、複数の容器P1が互いに等しい間隔を開けて矢印x1,x2方向へ一列に並んでいる。図3は、図1の矢印Y方向から移送手段3を見た側面図であり、上記のように一列に並んだ複数の容器P1が表れている。
ここで、「複数」とは2個以上を意味するが、本実施例ではシフト個数が18個であるとし、以下の説明で「複数」と記した場合、図示の有無に関わらずシフト個数に相当する個数の同一要素が矢印x1,x2方向へ一列に並んでいることを意味する。また、矢印x1,x2方向へ一列に並ぶ容器P1同士の間隔を、以下で「所定ピッチ」と称する。
図2に示すように、容器搬入コンベヤ2によって搬入される個々の容器P1は、スライダ21に各々支持され、更にスライダ21が、溶着装置1のメインフレーム9に固定されたスライドレール22に滑動自在に係合している。スライダ21は、スライドレール22をその両側から挟む一対のローラ23と、個々の容器P1を着脱自在に掛止めできるハンガー24とを備える。メインフレーム9は、溶着装置1の構成部材を固定又は支持するための構造物である。
図3に示すように、移送手段3は、一対のガイドレール31に案内される可動フレーム32に、2体に分割された移送ヘッド33を昇降自在に取付けたものである。ガイドレール31は、メインフレーム9に固定され、可動フレーム32をシフト方向へ案内する。可動フレーム32は、図に表れていないシフト用駆動源、及び送り手段に基づき、シフト方向へ移動し又は停止する。可動フレーム32には、移送ヘッド33の昇降動作を担う昇降用駆動源34、及び案内手段35を介して移送ヘッド33が取付けられている。
移送ヘッド33は複数の挟持手段36を備える。個々の挟持手段36は、互いに開閉するL字形の挟持爪37を対にして下方へ延出している。これら一対の挟持爪37は、その根元を支点に挟持手段36の本体に回動自在に支持され、挟持手段36の本体に内装された駆動源の動作に従って、図示の通り倒立した容器P1の絞り部P12を挟み込むよう閉じた姿勢、又は図中で絞り部P12の左右へ開く姿勢となる。
図4に示すように、容器保持手段4は、空トレー搬出コンベヤ6の上方に配置され、メインフレーム9に支持されている。図5(a)は、一対の爪から成る容器ホルダ41を表している。複数の容器ホルダ41が図4に示す容器保持手段4を構成している。個々の容器ホルダ41は、本体筐部42に内装された駆動源の動作に従って、図5(a)に示す通り互いに先端を開く方向へピン43を支点に回動し、又は互いに先端を閉じる方向へ回動できる。容器ホルダ41の先端の内方には、一対を成す半円形の凹部44が形成されている。
図5(b)は、容器ホルダ41の先端付近を破断することにより、容器ホルダ41の下側に延出したスタビライザ10を表している。個々の容器ホルダ41の真下には、スタビライザ10が1個ずつ配置されており、複数のスタビライザ10が図4に示すキャップ位置決め手段11を構成している。個々のスタビライザ10は、容器ホルダ41と一体に動作する一対の爪から成り、半円形の案内部101を対にして形成している。容器ホルダ41が開いたとき、これに伴なってスタビライザ10も開くことになる。また、容器ホルダ41が閉じたとき、これに伴なってスタビライザ10も閉じるが、スタビライザ10の案内部101同士の間に、円形の隙間102を確保できる。隙間102の直径は、キャップP2をその下方から嵌入できる大きさである。
図6は、容器P1とキャップP2を溶着して得られる製品Pを示している。容器P1及びキャップP2の形状、材質、又は用途については、何ら限定する必要はないが、絞り部P12、ボトルネックP11、及びキャップP2を水平面で破断した断面の形状は、それぞれ円形であることが好ましい。容器P1のボトルネックP11と軟体側の端部には、別のキャップP13が設けられている。容器P1は、予め内容液が注入され口部P14を封止されている。口部P14は、キャップP2に内装した針等で内容液を使用する直前に開封される。口部P14の周縁にはフランジP15が形成されている。また、キャップP2の側面には突起P21が形成され、細帯状の把手P22が突起P21に回動自在に係合している。
図1,4に示すように、キャップ搬入コンベヤ5は、メインフレーム9に固定されたコンベヤフレーム51と、コンベヤフレーム51の両側を通る一対の無端状チェーン52と、これら無端状チェーン52の間に配置された複数のシフト案内テーブル53と、シフト案内テーブル53を昇降させるリフター54と、コンベヤフレーム51の上端付近で複数のプッシュロッド55を駆動源に従わせてシフト方向へ進退動させるキャップ移送手段12とを備える。
一対の無端状チェーン52は、その上弦に矢印x1,x2方向へ一列に並ぶ多数(18個以上)のトレー13を載せることができ、矢印x1方向へ駆動源によって適時に駆動される。図7に示すように、個々のトレー13は、その上面に1体のキャップP2を位置決めできる方形の底板材である。また、矢印x1,x2方向へ一列に並ぶトレー13同士は互いに隣接し、個々のトレー13に位置決めされるキャップP2同士の間隔は、所定ピッチに等しくなる。リフター54は、コンベヤフレーム51の内側に直立姿勢で設けられたエアシリンダを主体とする。シフト案内テーブル53は、トレー13を矢印y1方向へ滑動できるよう支持するローラ56を枠体57で軸受けしたものであり、リフター54の伸縮に従い無端状チェーン52より低い位置から高い位置まで昇降する。
空トレー搬出コンベヤ6は、図4に示すように、キャップ搬入コンベヤ5に隣接するコンベヤフレーム61と、コンベヤフレーム61の両側を通る一対の無端状チェーン62と、これら無端状チェーン62の間に配置された昇降テーブル63と、昇降テーブル63を昇降させる複数の圧着手段14とを備える。複数の圧着手段14は図8に表れている。キャップ搬入コンベヤ5、及び空トレー搬出コンベヤ6のそれぞれの無端状チェーン52,62は、互いに同じ高さに設定されている。コンベヤフレーム51,61の間には、無端状チェーン52,62よりも高い位置で、トレー13を矢印y1方向へ滑動自在に支持できるローラ群64が設けられている。
一対の無端状チェーン62は、その上弦に矢印x1,x2方向へ一列に並ぶ多数のトレー13を載せることができ、矢印x1方向へ駆動源によって適時に駆動される。圧着手段14は、その駆動源として図8に示すパルスモータ141と作動ロッド142とを備え、パルスモータ141の回転又は停止に従わせて作動ロッド142を昇降させる電動シリンダである。電動シリンダとは、そのシリンダ本体にサーボモータと回り対遇を内装し、回り対遇の一方を作動ロッド142に接続し、回り対遇の他方をパルスモータ141で回転させることにより、作動ロッド142を昇降するものである。昇降テーブル63は、作動ロッド142の上端に固定されている。昇降テーブル63の状面には、図4に示すトレー13に設けた位置決め穴131に嵌入可能なピン132が設けられている。
次に、溶着装置1により容器P1とキャップP2とを溶着する工程について説明する。以下の動作は、既述の構成要素がオペレータの指令、センサ類からの電気信号、又は溶着装置1の制御を担うCPUがアクセスできる記憶媒体に書き込まれたプログラムに基づいて成されるものとする。また、文頭に付した英文字は動作工程を区分する指標である。
A:容器P1が、図1に示す容器搬入コンベヤ2により、同図の左下の矢印x2方向から搬入され、更に容器P1は矢印x1方向へ向きを換え、容器搬入コンベヤ2のドットを付した領域まで達する。この時点で、容器搬入コンベヤ2が停止する。
B:移送手段3の移送ヘッド33が矢印y1方向へ移動し、図2,3示すように、複数の挟持手段36の挟持爪37で、複数の容器P1の絞り部P12をそれぞれ挟み込んだ後、移送手段3が移送ヘッド33を矢印y2方向へ移動する。これにより、複数の容器P1が容器搬入コンベヤ2から同時に離脱し、移送手段3の移送ヘッド33と共に矢印y2方向へ移動する。
C:容器保持手段4は、図5(a)に示すように、複数の容器ホルダ41を開いた状態で待機している。そして、移送手段3の移送ヘッド33が複数の容器P1と共に更に矢印y2方向へ移動することにより、倒立した容器P1のボトルネックP11が、開いた容器ホルダ41の間へ進入する。このボトルネックP11が容器ホルダ41の凹部44同士の間まで達したところで、移送ヘッド33がその移動を停止すると同時に、容器ホルダ41が閉じることにより、凹部44同士の隙間45にボトルネックP11を挟み込むことができる。これにより、図4に示すように、ボトルネックP11を押し潰すことなく、複数の容器P1をそれぞれ倒立させた姿勢で容器ホルダ41に保持できる。
上記Bの工程で容器搬入コンベヤ2のハンガー24が容器P1を掛止めする位置よりも、上記Cの工程で容器ホルダ41が容器P1を保持する位置を低く設定しても良い。この場合、移送手段3が矢印y2方向へ水平に移動する途中で、移送ヘッド33と共に容器P1を矢印z1方向へ下降させる。
D:図1に示すキャップ搬入コンベヤ5の無端状チェーン52上に、同図の右側からキャップP2を載せたトレー13が1個ずつ連続的に供給される。これらのトレー13が、無端状チェーン52の駆動に従いキャップ搬入コンベヤ5のドットを付した領域まで搬送されたところで、無端状チェーン52が停止する。図4は、この状態のキャップ搬入コンベヤ5を表している。
E:図4に示すキャップ搬入コンベヤ5の無端状チェーン52上にある複数のトレー13と共に複数のキャップP2を、矢印x1,x2方向へ一列に並べたままの状態で、キャップ位置決め手段11の真下まで移送する。
即ち、上記Dの工程で無端状チェーン52が停止した時点で、図7に示すように複数のトレー13のそれぞれの真下には、シフト案内テーブル53が位置することになる。これら複数のシフト案内テーブル53を、図4に示したリフター54が伸長することにより同時に押上げると、複数のトレー13はその下面がローラ群64より僅かに高くなる位置まで上昇する。
続いて、複数のキャップ移送手段12がそれぞれのプッシュロッド55を同時に矢印y1方向へ前進する。これにより、複数のトレー13は、ローラ群64の上を矢印y1方向へ滑動し、コンベヤフレーム61の側部ストッパ65に突き当たり、そのまま無端状チェーン62に受け止められる。この時点で無端状チェーン62は停止している。更に、プッシュロッド55が矢印y2方向へ後退し、再び図示の位置に復帰する。
上記A〜Cの工程と、上記D,Eの工程とは、同時に進行させても良く、或いは、上記A〜Cの工程、又は上記D,Eの工程の何れかを先行させても良い。
F:複数の圧着手段14が、それぞれの作動ロッド142を同時に矢印z2方向へ上昇する。これにより、複数の昇降テーブル63が押上げられ、これらの昇降テーブル63と共に複数のトレー13も上昇する。一方、図5(b)に表したスタビライザ10は、上記Cの工程で容器ホルダ41の動作に伴なって既に閉じているが、図4に示すように、個々のスタビライザ10の案内部101同士の間には隙間102が保たれる。従って、複数のトレー13と共に上昇した複数のキャップP2は、隙間102に嵌入し、図9(a)に示す状態となるので、スタビライザ10によって振れることが規制される。この状態で、個々のキャップP2は、個々の容器P1のボトルネックP11にその下方から対向する。
G:複数の圧着手段14がそれぞれの作動ロッド142の上昇を同時に停止する。この停止の時期は、図9(a)に示すように、複数のボトルネックP11と複数のキャップP2との間に、所望の間隙15が残ることを見計らって設定されている。更に、間隙15に複数の加熱手段8が進入する。これらの加熱手段8によって複数のボトルネックP11と複数のキャップP2とは、それぞれの対向する箇所が溶融する。
個々の加熱手段8の要部は、図10に示すように、矢印x1,x2方向へ延びる支持体81にU字形の板状の電熱線82を取付け、電気抵抗が比較的高い電熱線82の細円弧部83から高熱を放つものである。また、図示を省略しているが、支持体81は、周知の駆動源、案内手段、及び送り手段に接続されており、電熱線82は支持体81と共にシフト方向へ進退し、又は矢印z1,z2方向へ昇降できる。
上記G以外の工程で、電熱線82は、加熱手段8を図1に表した枠線内に待機し、空トレー搬出コンベヤ6の無端状チェーン62よりも低い位置まで降下される。これは、移送手段3が製品Pを移送するときの邪魔にならないよう電熱線82を退避させるためである。上記Gの工程で、加熱手段8は、電熱線82を図9(a)の高さまで上昇させた後、電熱線82を矢印y2方向へ移動させて間隙15へ進入させる。
H:図9(b)に示すように、複数の圧着手段14が、それぞれの作動ロッド142を同時に矢印z2方向へ更に上昇する。これにより、複数のトレー13と共に複数のキャップP2が同図(a)に示した位置から更に上昇し、複数の容器P1のそれぞれのボトルネックP11と複数のキャップP2とが相対向する複数の箇所同士が互いに圧接する。この状態で数秒の経過を待てば、個々の容器P1のボトルネックP11に、個々のキャップP2がそれぞれ溶着し、図6に示した製品Pができる。
I:複数の圧着手段14が、それぞれの作動ロッド142を同時に矢印z1方向へ下降する。これにより、複数のトレー13と共に複数のキャップP2が図9(b)に示した位置から下降する。そして、昇降テーブル63が、図4に仮想線で表したように、無端状チェーン62よりも低い位置まで下降したところで、トレー13の下面が空トレー搬出コンベヤ6の無端状チェーン62に受け止められる。この後、無端状チェーン62が矢印x2方向へ駆動することにより、空になったトレー13が溶着装置1の外方へ向けて、図1の矢印x2方向へ搬出される。
以上に述べた溶着装置1によれば、上記Hの工程で、ボトルネックP11とキャップP2とが圧接するときの反力は、容器P1が直に受けるが、容器ホルダ41の下面にフランジP15が突き当たる。従って、容器P1が図9(b)に表した位置から浮上ることはない。
また、上記Cの工程で、複数の容器P1がそれぞれのボトルネックP11を下向きにした姿勢で容器保持手段4に保持される一方、上記Fの工程で、キャップP2が、キャップ位置決め手段11によって、複数の容器P1のボトルネックP11にそれぞれの下方から対向する位置に保持される。この状態で、容器P1のボトルネックP11は予め封止されているので、容器P1の内容液はボトルネックP11付近に溜まることになる。
更に、溶着装置1によれば、上記Gの工程で、加熱手段8が放つ高熱を、ボトルネックP11付近に溜まった内容液にある程度熱を逃がすことができる。このため、ボトルネックP11の封止が破れるような過度な加熱を避け、ボトルネックP11の表層を良好に溶融することができる。
また、従来の技術として述べたエアシリンダ、又は油圧シリンダ等は出力がやや不安定である。言い換えると、作動ロッドを進退動させる力の大きさが微妙に変動する。そこで、本実施例では、圧着手段14の駆動源にパルスモータ141を適用することで、圧着手段14の出力の安定化を果たしている。即ち、圧着手段14の駆動源であるパルスモータ141は、入力電圧に比例して駆動力を増減できるので、その入力電圧を調整することにより、既述のように溶融された箇所を互いに圧接させるときの圧力を正確に加減できる。言い換えると、容器P1にキャップP2が押付けられる力を正確に加減できる。
しかも、個々のキャップP2がそれぞれ個別のトレー13に載せられ、個々のトレー13毎に、その下方に圧着手段14を1体ずつ設けているので、複数の容器P1のそれぞれのボトルネックP11に、複数のキャップP2を圧接させる過程で、総ての圧着手段14がトレー13(キャップP2)を押上げる力を、個々のトレー13(キャップP2)毎に調節することができる。このため、個々の容器P1に個々のキャップP2がそれぞれ押付けられる力を均一にする制御が容易である。
次に、上記Hの工程で得られた製品Pを製品搬出コンベヤ7から搬出させるための構成、及びその工程について説明する。
図11は、図1のX−X断面として容器搬入コンベヤ2、移送手段3、製品搬出コンベヤ7、及び転回手段16を示している。製品搬出コンベヤ7は、同図に外形だけを表したベルトコンベヤである。転回手段16は、製品搬出コンベヤ7の上方に配置され図1の矢印x1,x2方向へ延びる支軸体161の上面に、複数の挟掛手段162を取付けたものである。支軸体161は、その両端をメインフレーム9に、図に表れていない支軸昇降用駆動源、案内手段、及び送り手段を介して接続され、これらに基づき昇降する。更に、転回手段16は、図に表れていない転回用駆動源に基づき点Oを中心に支軸体161を回転させることができる。
個々の挟掛手段162は、互いに開閉する一対の挟掛爪163を備える。図11には一対の挟掛爪163のうち一方だけが表れ、この裏側に他方の挟掛爪163が重なっている。一対の挟掛爪163は、その根元を支点に挟掛手段162の本体に回動自在に支持され、挟掛手段162の本体に内装された駆動源の動作に従って、容器P1の絞り部P12を挟み込むよう閉じた姿勢、又は互いに開く姿勢となるよう動作する。
J:上記Cの工程で既に閉じた複数の容器ホルダ41が再び開くことにより、図9(b)に示した製品Pの容器P1が解放される。複数の容器P1は、上記Bの工程で既に絞り部P12を挟持手段36の挟持爪37に挟み込まれているので、複数の製品Pは、挟持手段36から解放された時点で、移送手段3に吊下げられることになる。
K:移送手段3が移送ヘッド33を矢印y1方向へ移動する。この時点で、一対の挟掛爪163の先端の高さは、上記Bの工程で容器P1の絞り部P12を挟み込んだ挟持手段36の挟持爪37よりも僅かに低い位置になるよう設定されている。また、スタビライザ10は、上記Cの工程で容器ホルダ41の動作に伴なって既に開いており、この状態で製品PのキャップP2は、スタビライザ10を矢印y1方向へ通り抜けられる。
一方、図11に示すように、転回手段16は一対の挟掛爪163を開いた状態で待機する。そして、移送手段3の移送ヘッド33と共に製品Pが矢印y1方向へ移動し、この容器P1の絞り部P12が一対の挟掛爪163の間に進入したところで、移送ヘッド33の移動が停止すると同時に、転回手段16が一対の挟掛爪163を閉じることにより、一対の挟掛爪163の間に容器P1の絞り部P12を挟み込むことができる。この後、挟持手段36が一対の挟持爪37を開いて製品Pの容器P1を解放する。
L:移送手段3が矢印y1方向への移動を再び開始する。これにより、挟持手段36の挟持爪37は、図11に仮想線で示すように容器P1の絞り部P12から離脱する。また、上記BからCの工程で、既述のように移送ヘッド33と共に容器P1を下降させた場合、図12に示すように、移送手段3は、矢印y1方向へ移動する途中で、移送ヘッド33を上昇させる必要がある。
M:転回手段16が支軸体161を図12の点Oを中心に時計回りに90°回転させることにより、挟掛手段162と共に製品Pを横向き姿勢にする。上記Kの工程で一対の挟掛爪163の間に容器P1の絞り部P12が既に挟み込まれているので、製品Pは横向き姿勢のまま挟掛手段162に吊下げられることになる。
N:転回手段16が支軸体161を矢印z1方向へ下降させることにより、図13に示すように、挟掛手段162と共に製品Pを下降させて、製品搬出コンベヤ7の上面に製品Pを受け止めさせる。そして、挟掛手段162が一対の挟掛を再び開いて製品Pを解放した後、転回手段16が支軸体161を矢印z2方向へ上昇させることにより、支軸体161及び挟掛手段162を同図に仮想線で表した位置に復帰させる。製品搬出コンベヤ7に受け止められた製品Pは、製品搬出コンベヤ7によって溶着装置1の外方へ向けて、図1の矢印x2方向へ搬出される。溶着装置1は、この工程を実行した後、上記A以降の工程を繰り返すことができる。
以上の説明では、シフト個数を18個に設定したが、このシフト個数を幾つに増やしても、容器搬入コンベヤ2と空トレー搬出コンベヤ6との間、キャップ搬入コンベヤ5と空トレー搬出コンベヤ6との間、容器保持手段4とキャップ搬入コンベヤ5との間、又は空トレー搬出コンベヤ6とキャップ位置決め手段11との間の距離を広げなくて済むので、溶着装置1の小型化に有利である。
しかも、容器搬入コンベヤ2と加熱手段8との間、及び空トレー搬出コンベヤ6と製品搬出コンベヤ7との間には、作業員が進入し、又は手等を差込める余地を確保できるので、溶着装置1の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる。また、移送手段3の動作の邪魔にならない箇所であれば、例えば、容器搬入コンベヤ2の側部に、容器P1の状態を監視するセンサ類を自由に取付けることができる。
更に、溶着装置1は、生産量を増減するに際して、加熱手段8の発熱温度を調整する手間を省略でき、また加熱手段8が溶融に費やす時間を変更する手間も省略できる。即ち、容器搬入コンベヤ2、及びキャップ搬入コンベヤ5がそれぞれ容器P1とキャップP2とを搬入する速度を高く設定した場合、その分、シフト個数を増加すれば、一度に溶着できる容器P1とキャップP2の個数を増大して、生産量を増大できる。
反対に、容器搬入コンベヤ2、及びキャップ搬入コンベヤ5がそれぞれ容器P1とキャップP2とを搬入する速度を低く設定した場合、その分、シフト個数を減少すれば、一度に溶着できる容器P1とキャップP2の個数を減少して、生産量を減少できる。或いは、移送手段3、及びキャップ移送手段12がそれぞれ容器P1とキャップP2とを移送する動作にインターバルを設定するだけで、生産量を減少できる。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様で実施できる。
本発明は、容器とキャップの溶着に限らず、熱溶融できる材質から成る2つの部材を溶着させるのに有益な技術である。
本発明の実施例1に係る溶着装置の平面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した容器搬入コンベヤ、及び移送手段を示す図1のX−X断面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した移送手段を図1の矢印Y方向から見た形態を示す側面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した移送手段、キャップ搬入コンベヤ、及びトレーコンベヤを示す図1のX’−X’断面図。 (a)は本発明の実施例1に係る溶着装置に適用した容器保持手段の要部を示す側面図、(b)はその一部を破断したキャップ位置決め手段の要部を示す平面図。 本発明の実施例1に係る溶着装置により容器とキャップとを溶着して成る製品を一部破断した側面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用したキャップ搬入コンベヤの要部に複数のトレーを重ねた状態を示す平面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した圧着手段を示す図1のY’−Y’断面図。 (a)は本発明の実施例1係る溶着装置に適用した加熱手段が容器とキャップとを溶融する工程を示す側面図、(b)は同装置に適用した圧着手段が容器にキャップを押付ける工程を示す側面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した加熱手段の要部を示す平面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した移送手段が容器保持手段から製品搬出コンベヤまで製品を移送する最初の工程を示す断面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した移送手段が容器保持手段から製品搬出コンベヤまで製品を移送する途中の工程を示す断面図。 本発明の実施例1係る溶着装置に適用した移送手段が容器保持手段から製品搬出コンベヤまで製品を移送する最後の工程を示す断面図。 従来の容器とキャップとを溶着させる工程の概念を示す側面図。
符号の説明
1:溶着装置
2:容器搬入コンベヤ
3:移送手段
4:容器保持手段
5:キャップ搬入コンベヤ
7:製品搬出コンベヤ
8:加熱手段
11:キャップ位置決め手段
12:キャップ移送手段
14:圧着手段
141:パルスモータ
P1:容器
P2:キャップ
P11:ボトルネック

Claims (6)

  1. 封止されボトルネックを有し内容液が注入された容器にキャップを溶着する溶着装置であって、
    数の前記容器を一列に並べて搬入する容器搬入コンベヤと、
    前記キャップを一列に並べて搬入するキャップ搬入コンベヤと、
    一列に並べられた複数の前記容器を保持する容器保持手段と、
    複数の前記容器のボトルネックにそれぞれ対向する位置に、複数の前記キャップを整列させるキャップ位置決め手段と、
    前記容器のボトルネックと前記キャップとが相対向する箇所を、それぞれ溶融する加熱手段と、
    前記加熱手段に溶融された前記容器と前記キャップとのそれぞれの箇所を圧接させることにより、前記容器のボトルネックに前記キャップを溶着する圧着手段とを備え、
    前記容器保持手段が複数の前記容器をそれぞれのボトルネックが下向きになる姿勢にして保持することにより、前記ボトルネックに溜まる内容液に、前記加熱手段が前記ボトルネックと前記キャップとを溶融する熱を逃がすことを特徴とする溶着装置。
  2. 前記キャップ搬入コンベヤが、前記キャップを上面に位置決めする複数のトレーと、複数の前記容器が一列に並ぶ方向に交差するシフト方向へ前記複数のトレーを滑動できるよう支持するシフト案内テーブルと、前記トレーを前記シフト方向に押し出すことにより前記トレーに位置決めされたキャップを前記容器のボトルネックに対向する位置に移送するキャップ移送手段とを備え、
    複数の前記圧着手段が、複数の前記トレーを個別に上昇させることにより個々の前記トレーに位置決めされたキャップを前記容器のボトルネックに圧接させることを特徴とする請求項1に記載の溶着装置。
  3. 複数の前記容器を一列に並べた状態で移送する移送手段と、前記キャップが溶着された前記容器を搬出できる製品搬出コンベヤを備え、前記移送手段が、前記キャップがそれぞれ溶着された複数の前記容器を、前記容器保持手段から前記製品搬出コンベヤまで移送することを特徴とする請求項1又は2に記載の溶着装置。
  4. 複数の前記容器が一列に並ぶ方向に対して、前記容器搬入コンベヤが前記容器を搬入する方向が平行であり、前記移送手段は、前記シフト方向に沿って複数の前記容器を移送することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の溶着装置。
  5. 前記圧着手段が、入力電圧に比例して出力を増減できるパルスモータを、前記容器に前記キャップを押付ける駆動源として備えることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の溶着装置。
  6. 複数の前記容器が一列に並ぶ方向に対して、前記キャップ搬入コンベヤが複数の前記キャップを搬入する方向、及び複数の前記キャップが一列に並ぶ方向が平行であり、前記キャップ移送手段は、前記シフト方向に沿って複数の前記キャップを移送することを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の溶着装置。
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