JP4660366B2 - ピストンストロークエンド圧測定方法およびその装置 - Google Patents
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Description
さらに、ピストンを加圧して所定圧に維持し、アセンブリ状態で設置位置に固定された摩擦係合要素の摩擦部材から離れた第1位置にある押圧状態検出手段の摩擦部材に向けての移動を開始し、押圧状態検出手段によって検出された押圧状態が第2所定状態を越えると、その時点で該押圧状態検出手段の移動を停止し、その停止位置を基準位置として該押圧状態検出手段を位置決め固定し、押圧状態検出手段を基準位置に位置決め固定した後にピストンを減圧し、基準位置に位置決めされている押圧状態検出手段を摩擦部材に向けてさらに所定量だけ移動させ、摩擦部材の一側からの抜けを防止する抜け止め部材より突出させ、その位置を測定位置として位置決め固定することにより、押圧状態検出手段で摩擦部材を支持するので、いわゆる押圧状態検出手段の0点出しを確実かつ短時間に行うことができ、さらに摩擦部材の抜け防止部材による支持を確実に排除して測定準備を確実に行うことができる。
1.クラッチアセンブリ、バルブボディアセンブリを製造する。
2.上述した方法および装置によってクラッチアセンブリのピストンストロークエンド圧を測定、およびバルブボディアセンブリの電流−油圧特性を測定する。
3.2.で測定したピストンストロークエンド圧および電流−油圧特性から、実機でのピストンストロークエンド圧における実電流値を算出する。この算出は、2.でそれぞれ測定したデータを入力して管理する管理コンピュータで実行されている。
具体的には、実電流値は、下記数1から算出される。
(数1)
実電流値=f(基準バルブボディ圧+差ピストンストロークエンド圧)
関数f(x)は電流−油圧特性を示す関数である。基準バルブボディ圧は、経験値に基づいて決定される理想バルブボディ圧である。バルブボディ圧は、バルブボディから摩擦係合要素に出力される油圧のことである。差ピストンストロークエンド圧は、下記数2から算出されるものである。
4.クラッチアセンブリ、バルブボディアセンブリなどを組み付けて自動変速機を完成させる。
5.完成品検査を行って出荷判定を行う。ここでは、規格を満たしているかの判定のみを行い、規格を満たしているものを車両工場へ出荷する。
6.出荷前に3.で算出した実電流値をバーコード(例えばQRコード)に書き込み、そのバーコードを自動変速機のケースなどに貼り付けておく。
7.車両工場では、自動変速機を車両に組み付ける。自動変速機はECUと接続される。
8.自動変速機に添付のバーコードのデータを自動変速機のECUに書き込む。このとき、クラッチの油圧制御の待機圧の値を実電流値(上述のように測定したピストンストロークエンド圧に対応した電流値)に置き換える。
1.クラッチのピストンストロークをすばやくつめるために、所定時間T1だけ高油圧を供給する(ファストフィル)。
2.一旦リターンスプリング圧相当まで油圧を低下させ、所定時間T2待機させる(ピストンストロークエンド圧で待機)。このピストンストロークエンド圧がクラッチアセンブリで測定した値である。
3.ピストンストロークエンド圧から油圧を所定勾配でスイープアップさせて、クラッチを係合させていく。
4.クラッチの係合が達成されると、油圧を完全係合保持できる圧まで高める。
Claims (4)
- 自動変速機を構成する摩擦係合要素のピストンストロークエンド圧をアセンブリ状態で測定するピストンストロークエンド圧測定方法であって、
前記摩擦係合要素を構成するピストンを加圧して所定圧に維持し、
前記アセンブリ状態で設置位置に固定された前記摩擦係合要素を構成する摩擦部材から離れた第1位置にある、前記摩擦部材の押圧状態を検出する押圧状態検出手段の前記摩擦部材に向けての移動を開始し、
前記押圧状態検出手段によって検出された押圧状態が第2所定状態を越えると、その時点で該押圧状態検出手段の移動を停止し、その停止位置を基準位置として該押圧状態検出手段を位置決め固定し、
前記押圧状態検出手段を前記基準位置に位置決め固定した後に前記ピストンを減圧し、
前記基準位置に位置決めされている前記押圧状態検出手段を前記摩擦部材に向けてさらに所定量だけ移動させ、前記摩擦部材の一側からの抜けを防止する抜け止め部材より突出させ、その位置を測定位置として位置決め固定し、
前記摩擦部材の一側を前記押圧状態検出手段で支持し、
前記ピストンを加圧して前記摩擦部材の他側から押圧し、
前記押圧状態検出手段によって検出した押圧状態が第1所定状態を越えると、その時点の前記ピストンへの加圧値を前記ピストンストロークエンド圧として測定することを特徴とするピストンストロークエンド圧測定方法。 - 請求項1において、前記ピストンを加圧して前記摩擦部材を押圧してピストンストロークエンド圧を測定する前に、前記ピストンを加減圧して往復動させて慣らし運転を行うことを特徴とするピストンストロークエンド圧測定方法。
- 請求項1または請求項2において、前記ピストンは気体によって加圧されていることを特徴とするピストンストロークエンド圧測定方法。
- 自動変速機を構成する摩擦係合要素のピストンストロークエンド圧をアセンブリ状態で測定するピストンストロークエンド圧測定装置であって、
前記摩擦係合要素を構成するピストンを加圧して所定圧に維持し、
前記アセンブリ状態で設置位置に固定された前記摩擦係合要素を構成する摩擦部材から離れた第1位置にある、前記摩擦部材の押圧状態を検出する押圧状態検出手段の前記摩擦部材に向けての移動を開始し、
前記押圧状態検出手段によって検出された押圧状態が第2所定状態を越えると、その時点で該押圧状態検出手段の移動を停止し、その停止位置を基準位置として該押圧状態検出手段を位置決め固定し、
前記押圧状態検出手段を前記基準位置に位置決め固定した後に前記ピストンを減圧し、
前記基準位置に位置決めされている前記押圧状態検出手段を前記摩擦部材に向けてさらに所定量だけ移動させ、前記摩擦部材の一側からの抜けを防止する抜け止め部材より突出させ、その位置を測定位置として位置決め固定し、
前記摩擦部材の一側を前記押圧状態検出手段で支持するように制御する支持制御手段と、
前記ピストンを加圧して前記摩擦部材の他側から押圧するように制御する押圧制御手段と、
前記押圧状態検出手段によって検出した押圧状態が第1所定状態を越えると、その時点の前記ピストンへの加圧値を前記ピストンストロークエンド圧として測定する測定手段と、を備えたことを特徴とするピストンストロークエンド圧測定装置。
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