JP4659493B2 - 電源回路及び試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路及び試験装置に関する。特に本発明は、負荷に電圧を供給する電源回路、及び被試験デバイスを試験する試験装置に関する。
従来、スイッチング増幅回路を用いて、所定の電圧を負荷に供給する電源回路が知られている。このような電源回路においては、電源により発生された電源電圧が、回路上に設けられたインダクタンスに電磁エネルギーを蓄積すると共に、所定の電圧を負荷に供給する場合と、電源を負荷から切り離すと共に、インダクタンスに蓄積された電磁エネルギーを用いて電流を回生させて、所定の電圧を負荷に供給する場合とを、スイッチによって切り替えることにより、所定の電圧を負荷に供給する。そして、このような電源回路においては、負荷に供給される電圧Vは、電源電圧をインダクタンスに接続する第1のスイッチと、インダクタンスによって電流を回生させる第2のスイッチとのデューティ比D、及び電源電圧Vを用いて、V=V×Dとして表される。
堀孝正編著、「インターユニバーシティ パワーエレクトロニクス」、第1版、株式会社オーム社、平成8年12月、p.85−102
従来の電源回路においては、デューティ比Dを制御することにより、負荷に供給される電圧Vを制御することはできるが、Vの極性は電源電圧Vの極性によって決定されるので、単一の電源を用いて正電圧及び負電圧を自由に選択して負荷に供給することはできなかった。
また、スイッチング増幅回路を用いる電源回路において、負荷に供給される電圧はスイッチの接続及び切断によって変化する。従って、負荷に供給される電圧における出力リプル電圧は0ではなく、当該出力リプル電圧に起因する電源回路のノイズ成分が問題視されていた。
そこで本発明は、上記の課題を解決することができる電源回路及び試験装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によれば、負荷に電圧を供給する電源回路であって、電源電圧を発生する電源と、前記電源電圧に基づく正電圧を出力する正電圧端子と、前記電源電圧に基づき生成した、前記正電圧とは極性の異なる負電圧を出力する負電圧端子とを有し、前記正電圧端子と外部との間の電流、及び前記負電圧端子と外部との間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を出力する反転出力回路と、前記正電圧端子及び前記負電圧端子を、所定のデューティ比で切り替えて前記負荷に接続することにより、所定の電圧を前記負荷に供給する降圧出力回路とを備える電源回路を提供する。
前記反転出力回路は、一端が前記電源の負極側に接続され、他端が前記負電圧端子側に接続される反転用インダクタンスと、一端が前記反転用インダクタンスの他端の側に接続され、他端が前記負電圧端子側に接続される第1反転スイッチとを更に有してもよい。
前記反転出力回路は、一端が前記反転用インダクタンスの他端と前記第1反転スイッチの一端との間の配線に接続され、他端が前記電源の正極と前記正電圧端子との間の配線に接続される第2反転スイッチを更に有し、当該電源回路は、前記第1反転スイッチを接続する場合には前記第2反転スイッチを切断し、前記第1反転スイッチを切断する場合には前記第2反転スイッチを接続するべく、前記第1反転スイッチ及び前記第2反転スイッチを制御する反転出力制御部を更に備えてもよい。
前記反転出力制御部は、前記負電圧端子から降圧出力回路へ電流を流す場合において、前記降圧出力回路から前記反転出力回路への帰還電流を前記反転用インダクタンスに流入させて、前記反転用インダクタンスにより所定の前記負電圧を発生させるべく、前記第2反転スイッチが接続している時間と前記第1反転スイッチが接続している時間の和に対する前記第2反転スイッチが接続している時間の割合である反転オンデューティを定めてもよい。
前記降圧出力回路は、一端が前記正電圧端子及び前記負電圧端子の側に接続され、他端が前記負荷側に接続される降圧用インダクタンスと、一端が前記負電圧端子側に接続され、他端が前記正電圧端子と前記降圧用インダクタンスの一端との間の配線に接続される第1降圧スイッチと、一端が前記正電圧端子側に接続され、他端が前記第1降圧スイッチの他端と前記降圧用インダクタンスの一端との間の配線に接続される第2降圧スイッチとを有し、当該電源回路は、前記第1降圧スイッチを接続する場合には前記第2降圧スイッチを切断し、前記第1降圧スイッチを切断する場合には前記第2降圧スイッチを接続するべく、前記第1降圧スイッチ及び前記第2降圧スイッチを制御する降圧出力制御部を更に備え、前記反転出力制御部は、前記負電圧端子から外部へ電流を流す場合において、前記第2反転スイッチが接続している時間が、前記第2降圧スイッチが接続している時間より長い前記反転オンデューティを定めてもよい。
前記反転出力制御部は、更に、外部から前記負電圧端子へ電流を流す場合において、前記負電圧端子に流入した電流を前記反転用インダクタンスに流入させて、前記反転用インダクタンスにより所定の前記負電圧を発生させるべく、前記反転オンデューティを定めてもよい。
前記反転出力制御部は、外部から前記負電圧端子へ電流を流す場合において、前記第2反転スイッチが接続している時間が、前記第2降圧スイッチが接続している時間より短い前記反転オンデューティを定めてもよい。
前記反転出力回路は、一端が前記電源の負極と前記反転用インダクタンスの一端との間の配線に接続され、他端が前記負電圧端子と前記第1反転スイッチの他端との間の配線に接続される反転コンデンサを更に有してもよい。
前記降圧出力制御部は、前記降圧用インダクタンスから前記負荷に供給されている電圧と、前記負荷に供給すべき基準電圧との差を検出する第1の差分検出器と、前記第1の差分検出器による検出結果に基づいて、前記負荷に供給される電圧を前記基準電圧に近づけるべく、前記第2降圧スイッチが接続している時間と前記第1降圧スイッチが接続している時間の和に対する前記第2降圧スイッチが接続している時間の割合である降圧オンデューティを定める降圧オンデューティ決定回路とを有してもよい。
互いに異なる前記負荷に電圧を供給する複数の前記降圧出力回路を備え、前記反転出力回路は、前記正電圧端子と前記複数の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流、及び前記負電圧端子と前記複数の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を前記複数の降圧出力回路のそれぞれに出力してもよい。
前記負荷に電圧を供給する第1及び第2の降圧出力回路を備え、前記反転出力回路は、前記正電圧端子と前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流、並びに前記負電圧端子と前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに出力し、前記降圧出力制御部は、前記第1及び第2の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続し、前記反転出力制御部は、前記負荷に供給すべき前記所定の電圧および前記電源電圧に基づいて、前記第1及び第2の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチが接続している時間及び前記第1降圧スイッチが接続している時間を同一とするように前記負電圧端子が出力する負電圧を決定してもよい。
前記負荷に電圧を供給する複数の前記降圧出力回路を備え、前記反転出力回路は、前記正電圧端子と前記複数の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流、及び前記負電圧端子と前記複数の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を前記複数の降圧出力回路のそれぞれに出力し、前記降圧出力制御部は、前記複数の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続し、前記反転出力制御部は、前記負荷に供給すべき前記所定の電圧および前記電源電圧に基づいて、前記複数の降圧出力回路のそれぞれが有する前記第2降圧スイッチが切断している時間を、当該降圧出力回路以外の全ての前記降圧出力回路の前記第2降圧スイッチが接続している時間の合計と同一とするように前記負電圧端子が出力する負電圧を決定してもよい。
本発明の第2の形態によれば、被試験デバイスを試験する試験装置であって、電源電圧を発生する電源と、前記電源電圧に基づく正電圧を出力する正電圧端子と、前記電源電圧に基づき生成した、前記正電圧とは極性の異なる負電圧を出力する負電圧端子とを有し、前記正電圧端子と外部との間の電流、及び前記負電圧端子と外部との間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を出力する反転出力回路と、前記正電圧端子及び前記負電圧端子を、所定のデューティ比で切り替えて前記被試験デバイスに接続することにより、所定の電圧を前記被試験デバイスに供給する降圧出力回路と、前記降圧出力回路によって前記被試験デバイスに電圧が供給された状態で、前記被試験デバイスを試験する試験部とを備える試験装置を提供する。
互いに異なる前記被試験デバイスに電圧を供給する複数の前記降圧出力回路を備え、前記反転出力回路は、前記正電圧端子と前記複数の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流、及び前記負電圧端子と前記複数の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を前記複数の降圧出力回路のそれぞれに出力してもよい。
前記被試験デバイスに電圧を供給する第1及び第2の降圧出力回路を備え、前記反転出力回路は、前記正電圧端子と前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流、並びに前記負電圧端子と前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、前記正電圧及び前記負電圧を前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに出力し、前記降圧出力制御部は、前記第1及び第2の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続してもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、単一の電源を用いて正電圧及び負電圧を自由に選択して負荷に供給することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る試験装置10の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る試験装置10は、DUT(Device Under Test:被試験デバイス)15を試験する。そして、試験装置10は、正電圧及び負電圧を駆動電圧として自由に選択してDUT15に供給することを目的とする。また、試験装置10は、DUT15に供給する電圧における出力リプル電圧を低減させることにより、DUT15が受けるノイズ成分を低減させることを更なる目的とする。
本実施形態に係る試験装置10は、試験部20、及び電源回路30を備える。試験部20は、電源回路30によってDUT15に電圧が供給された状態で、DUT15を試験する。そして、試験部20は、パターン発生部200、タイミング発生部210、波形成形部220、ドライバ230、コンパレータ240、及び論理比較部250を有する。パターン発生部200は、DUT15に供給する試験信号のパターン、及び当該パターンに対応する期待値を発生する。そして、パターン発生部200は、発生したパターンを波形成形部220に出力する。また、パターン発生部200は、発生した期待値を論理比較部250に出力する。タイミング発生部210は、DUT15に試験信号を供給するタイミングを示すタイミング信号を発生する。そして、タイミング発生部210は、発生したタイミング信号を波形成形部220及び論理比較部250に出力する。
波形成形部220は、パターン発生部200が発生した試験信号のパターン、及びタイミング発生部210が発生したタイミング信号に基づいて、試験信号の波形を成形する。そして、波形成形部220は、波形を成形した試験信号を、ドライバ230に出力する。ドライバ230は、波形成形部220から受け取った試験信号を、DUT15に供給する。コンパレータ240は、ドライバ230によって供給された試験信号に対応してDUT15から出力された出力信号を、所定の基準電圧と比較する。そして、コンパレータ240は、比較結果である論理値を論理比較部250に出力する。論理比較部250は、コンパレータ240から受け取った論理値を、パターン発生部200から受け取った期待値と比較する。そして、論理比較部250は、受け取った論理値が期待値と一致しない場合に、DUT15が不良であると判定する。電源回路30は、DUT15を駆動させるべく、DUT15に電圧を供給する。
図2は、本実施形態に係る電源回路30の構成の一例を示す。本実施形態に係る電源回路30は、電源300、基準電圧発生部310、反転出力制御部320、反転出力回路340、降圧出力制御部350、降圧出力回路370、及び降圧コンデンサ380を有する。電源300は、電源電圧を発生し、発生した電源電圧を、反転出力制御部320、反転出力回路340、及び降圧出力回路370に出力する。基準電圧発生部310は、DUT15に供給する電圧の基準とする基準電圧を発生する。そして、基準電圧発生部310は、発生した基準電圧を、降圧出力制御部350に出力する。
反転出力制御部320は、基準負電圧発生部324、差分検出器326、反転位相補正部328、及び反転オンデューティ決定部330を含む。基準負電圧発生部324は、反転出力回路340が発生する負電圧の基準とする基準負電圧を発生する。そして、基準負電圧発生部324は、発生した基準負電圧を差分検出器326に出力する。差分検出器326は、基準負電圧発生部324から受け取った基準負電圧と、反転出力回路340が発生する負電圧との差を示す信号、すなわち例えば基準負電圧および反転出力回路が発生する負電圧との差を増幅した信号を、反転オンデューティ決定部330に出力する。反転位相補正部328は、差分検出器326が出力する信号の位相を、反転出力回路340が出力する負電圧を示す信号の位相に近づけるべく、反転出力回路340により出力されて、差分検出器326に入力される負電圧を示す信号の位相を補正する。これにより、差分検出器326は、基準負電圧と反転出力回路340が発生する負電圧との差を、精度よく算出することができる。
反転オンデューティ決定部330は、差分検出器326による検出結果に基づいて、反転出力回路340が出力する負電圧を基準負電圧に近づけるべく、反転出力回路340を制御する。反転オンデューティ決定部330は、反転三角波発生部332、比較器334、及び反転スイッチ制御部336を含む。反転三角波発生部332は、所定の振幅及び周波数を有する三角波を示す信号を発生する。そして、反転三角波発生部332は、発生した信号を比較器334に出力する。比較器334は、反転三角波発生部332から受け取った信号と、差分検出器326から受け取った、反転出力回路340が発生する負電圧と基準負電圧との差を示す信号との差を、比較結果として反転スイッチ制御部336に出力する。ここで、比較器334は、当該被各結果を増幅して反転スイッチ制御部336に出力してよい。
反転スイッチ制御部336は、比較器334から受け取った信号に基づいて、反転出力回路340に含まれる第1反転スイッチ344及び第2反転スイッチ346を制御する。ここで、反転スイッチ制御部336は、第1反転スイッチ344を制御する信号と、第2反転スイッチ346を制御する信号とを互いに反転させる。つまり、反転スイッチ制御部336は、第1反転スイッチ344を接続する場合には第2反転スイッチ346を切断し、第1反転スイッチ344を切断する場合には第2反転スイッチ346を接続するべく、第1反転スイッチ344及び第2反転スイッチ346を制御する。具体的には、反転スイッチ制御部336は、比較器334から受け取った信号を、第2反転スイッチ346の制御信号として出力することにより、受け取った信号が正の差分を示す間(すなわち例えば論理値Hの間)は第2反転スイッチ346を接続してよい。また、反転スイッチ制御部336は、比較器334から受け取った信号の反転信号を、第1反転スイッチ344の制御信号として出力することにより、受け取った信号が負の差分を示す間(すなわち例えば論理値Lの間)は第1反転スイッチ344を接続してよい。以上のようにして、反転オンデューティ決定部330は、PWM(パルス幅変調)を行って、第2反転スイッチ346が接続している時間と第1反転スイッチ344が接続している時間の和に対する第2反転スイッチが接続している時間の割合である反転オンデューティを定める。
反転出力回路340は、電源電圧に基づく正電圧VPPを出力する正電圧端子と、電源電圧に基づき生成した、正電圧VPPとは極性の異なる負電圧VNNを出力する負電圧端子とを含み、正電圧端子と外部、即ち降圧出力回路370との間の電流、及び負電圧端子と外部との間の電流の方向を同一として、正電圧VPP及び負電圧VNNを出力する。反転出力回路340は、反転用インダクタンス342、第1反転スイッチ344、第2反転スイッチ346、及び反転コンデンサ348を更に含む。反転用インダクタンス342は、一端が電源300の負極側に接続される。また、反転用インダクタンス342は、他端が負電圧端子側、すなわち第1反転スイッチ344を介して負電圧端子に接続される。第1反転スイッチ344は、一端が反転用インダクタンス342の他端の側に接続され、他端が負電圧端子側に接続される。第2反転スイッチ346は、一端が反転用インダクタンス342の他端と第1反転スイッチ344の一端との間の配線に接続され、他端が電源300の正極と、降圧出力回路370に対して正電圧を出力する端部である正電圧端子との間の配線に接続される。反転コンデンサ348は、一端が電源300の負極と反転用インダクタンス342の一端との間の配線に接続され、他端が負電圧端子と第1反転スイッチ344の他端との間の配線に接続される。
降圧出力制御部350は、差分検出器352、降圧位相補正部354、及び降圧オンデューティ決定部360を含む。差分検出器352は、基準電圧発生部310から受け取った基準電圧と、降圧出力回路370が出力する電圧との差を示す信号を、降圧オンデューティ決定部360に出力する。降圧位相補正部354は、差分検出器352が出力する信号の位相を、降圧出力回路370が出力する電圧を示す信号の位相に近づけるべく、降圧出力回路370により出力されて、差分検出器352に入力される信号の位相を補正する。これにより、降圧位相補正部354は、基準電圧と降圧出力回路370が出力する電圧との差を、精度よく算出することができる。
降圧オンデューティ決定部360は、差分検出器352による検出結果に基づいて、DUT15に供給される電圧を基準電圧に近づけるべく、降圧出力回路370を制御する。降圧オンデューティ決定部360は、降圧三角波発生部362、比較器364、及び降圧スイッチ制御部366を含む。降圧三角波発生部362は、所定の振幅及び周波数を有する三角波を示す信号を発生する。そして、降圧三角波発生部362は、発生した信号を比較器364に出力する。比較器364は、降圧三角波発生部362から受け取った信号と、差分検出器352から受け取った信号との差を、比較結果として降圧スイッチ制御部366に出力する。
降圧スイッチ制御部366は、比較器364から受け取った信号に基づいて、降圧出力回路370に含まれる第1降圧スイッチ374及び第2降圧スイッチ376を制御する。ここで、降圧スイッチ制御部366は、第1降圧スイッチ374を制御する信号と、第2降圧スイッチ376を制御する信号とを、互いに反転させる。つまり、降圧スイッチ制御部366は、第1降圧スイッチ374を接続する場合には第2降圧スイッチ376を切断し、第1降圧スイッチ374を切断する場合には第2降圧スイッチ376を接続するべく、第1降圧スイッチ374及び第2降圧スイッチ376を制御する。具体的には、降圧スイッチ制御部366は、比較器364から受け取った信号を第2降圧スイッチ376の制御信号として出力することにより、受け取った信号が正の差分を示す間(すなわち例えば論理値Hの間)は第2降圧スイッチ376を接続する。また、降圧スイッチ制御部366は、受け取った信号の反転信号を、第1降圧スイッチ374の制御信号として出力することにより、受け取った信号が負の差分を示す間(すなわち例えば論理値Lの間)は第1降圧スイッチ374を接続してよい。以上のようにして、降圧オンデューティ決定部360は、PWM(パルス幅変調)を行って、第2降圧スイッチ376が接続している時間と第1降圧スイッチ374が接続している時間の和に対する第2降圧スイッチが接続している時間の割合である降圧オンデューティを定める。
降圧出力回路370は、反転出力回路340に含まれる正電圧端子及び負電圧端子を、所定のデューティ比で切り替えてDUT15に接続することにより、所定の電圧をDUT15に供給する。降圧出力回路370は、降圧用インダクタンス372、第1降圧スイッチ374、及び第2降圧スイッチ376を含む。降圧用インダクタンス372は、一端が正電圧端子及び負電圧端子の側に接続され、他端がDUT15側に接続される。第1降圧スイッチ374は、一端が負電圧端子側に接続され、他端が正電圧端子と降圧用インダクタンス372の一端との間の配線に接続される。第2降圧スイッチ376は、一端が正電圧端子側に接続され、他端が第1降圧スイッチ374の他端と降圧用インダクタンス372の一端との間の配線に接続される。降圧コンデンサ380は、一端が降圧用インダクタンス372とDUT15との間の配線に接続され、他端がDUT15と電源300の負極との間の配線に接続される。
図3は、本実施形態に係る電源回路30が流す電流の時間変化の一例を示す。本図は、反転出力回路340に含まれる負電圧端子と降圧出力回路370との間の電流を、負電圧端子から降圧出力回路370への方向に流すべく、反転オンデューティ及び降圧オンデューティが定められる場合の例である。この場合、反転出力制御部320は、降圧出力回路370から反転出力回路340への帰還電流を反転用インダクタンス342に流入させて、反転用インダクタンス342により所定の負電圧を発生させるべく、反転オンデューティを定める。具体的には、反転出力制御部320は、第2反転スイッチ346が接続している時間が、第2降圧スイッチ376が接続している時間より短くなるような、降圧オンデューティより小さな反転オンデューティを用いる。この場合、降圧出力回路370がDUT15に供給する電圧の平均値Vはプラスの値となる。なお、本実施形態に係る電源回路30において、第1反転スイッチ344及び第2反転スイッチ346と、第1降圧スイッチ374及び第2降圧スイッチ376とは、互いに同期して制御されなくともよく、異なる周期でスイッチングされてもよい。以降、図3を参照しつつ、更に具体的に説明する。
本例における降圧用インダクタンス372は、図3(a)により示される時間変化で、DUT15の方向に電流を流す。第1降圧スイッチ374が切断され、第2降圧スイッチ376が接続されている場合、降圧用インダクタンス372は、電源電圧に基づく正電圧VPPにより、DUT15の方向に電流を流す電磁エネルギーを蓄積する。この場合、降圧用インダクタンス372からDUT15へ流れる電流は増加する。そして、降圧用インダクタンス372に電磁エネルギーが蓄積された状態で、第1降圧スイッチ374が接続され、第2降圧スイッチ376が切断された場合、降圧用インダクタンス372は、DUT15の方向に電流を流し続けて、蓄積している電磁エネルギーを解放する。この場合、降圧用インダクタンス372からDUT15へ流れる電流は減少する。以上により、第2降圧スイッチ376は、図3(b)により示される時間変化で、降圧用インダクタンス372の方向に電流を流す。また、第1降圧スイッチ374は、図3(c)により示される時間変化で、降圧用インダクタンス372の方向に電流を流す。
また、第1反転スイッチ344が接続されている間、負電圧端子から流出した電流を補うように、反転用インダクタンス342に電流が流入する。これにより、反転用インダクタンス342は、負電圧端子の方向に電流を流す電磁エネルギーを蓄積する。この場合、反転用インダクタンス342から負電圧端子へ流れる電流は増加し、反転用インダクタンス342の端部は負電圧となる。そして、反転用インダクタンス342に電磁エネルギーが蓄積された状態で、第1反転スイッチ344が切断され、第2反転スイッチ346が接続された場合、正電圧端子側に電流を流しつづける結果、反転用インダクタンス342に蓄積された電磁エネルギーが減少する。この場合、反転用インダクタンス342から正電圧端子へ流れる電流は減少する。以上により、第2反転スイッチ346は、図3(d)により示される時間変化で、降圧出力回路370の方向に電流を流す。また、反転用インダクタンス342は、図3(e)により示される時間変化で、正電圧端子及び負電圧端子を介して、降圧出力回路370の方向に電流を流す。
なお、電源300が出力する電流は、図3(b)により示される、第2降圧スイッチ376が降圧用インダクタンス372の方向に流す電流から、図3(d)により示される、第2反転スイッチ346が降圧出力回路370の方向に流す電流を差し引いた電流に相当する。従って、電源300は、図3(f)により示される時間変化で電流を流す。つまり、電源300が流す電流の平均値はプラスの値であり、電流が電源300に逆流することはない。
続いて、数式を用いて、電流が電源300に逆流しない点について説明する。以下、第2降圧スイッチ376が接続している時間と、第1降圧スイッチ374が接続している時間の和に対する前記第2降圧スイッチが接続している時間の割合である降圧オンデューティをDと表記する。また、第2反転スイッチ346が接続している時間と、第1反転スイッチ344が接続している時間の和に対する前記第2反転スイッチが接続している時間の割合である反転オンデューティをDと表記する。
反転出力回路340が出力する負電圧VNNは、正電圧VPPと反転オンデューティDとを用いて、次のように表される。
Figure 0004659493
また、第2降圧スイッチ376が接続している場合には、DUT15にはVPPが供給され、第1降圧スイッチ374が接続している場合には、DUT15にはVNNが供給されるので、DUT15に供給される電圧の平均値であるVは、次のように表される。
Figure 0004659493
従って、式(1)及び式(2)により、Vは、次のように表される。
Figure 0004659493
また、降圧出力回路370から電源300の負極側への方向にDUT15を流れる電流の平均値をIとすると、第2降圧スイッチ376を、降圧用インダクタンス372の方向に流れる電流の平均値IP1は、次のように表される。
Figure 0004659493
一方、第1降圧スイッチ374を、降圧用インダクタンス372の方向に流れる電流の平均値IN1は、次のように表される。
Figure 0004659493
また、第1反転スイッチ344が流す電流の平均値IN2は、IN1と同じである。
Figure 0004659493
そして、第2反転スイッチ346が流す電流の平均値IP2とIN2との比は、即ち反転オンデューティであるので、IP2は、次のように表される。
Figure 0004659493
以上により、電源300が出力する電流の平均値IINは、次のように表される。
Figure 0004659493
ここで、IとVとの関係は、DUT15の内部抵抗Rを用いて、次のように表される。
Figure 0004659493
従って、式(3)、式(8)、及び式(9)を用いることにより、IINは、次のように表される。
Figure 0004659493
PPはプラスの値なので、IINもプラスの値となる。つまり、電流が電源300に逆流することはない。
以上、負電圧端子と降圧出力回路370との間の平均電流が、負電圧端子から降圧出力回路370への方向に流れる場合について説明した。続いて、負電圧端子と降圧出力回路370との間の平均電流が、降圧出力回路370から負電圧端子への方向に流れる場合について説明する。
この場合、反転出力制御部320は、負電圧端子に流入した電流を反転用インダクタンス342に流入させて、反転用インダクタンス342により所定の負電圧を発生させるべく、反転オンデューティを定める。具体的には、反転出力制御部320は、第2反転スイッチ346が接続している時間が、第2降圧スイッチ376が接続している時間より長くなるような、降圧オンデューティより大きな反転オンデューティを用いる。これにより、反転出力制御部320は、第2反転スイッチ346が接続している場合に正電圧VPPによって蓄積された電磁エネルギーを、第1反転スイッチ344が接続している場合に開放して電流を回生させて、降圧出力回路370から負電圧端子の方向に電流を流す。この場合、式(3)から分かるように、降圧出力回路370がDUT15に供給する電圧の平均値Vはマイナスの値となる。
なお、DUT15、降圧用インダクタンス372、第1降圧スイッチ374、第2降圧スイッチ376、反転用インダクタンス342、第1反転スイッチ344、及び第2反転スイッチ346のそれぞれが流す電流の方向は、式(1)から式(7)を用いて説明した場合とは逆の方向になる。従って、電源300が出力する電流は、第2反転スイッチ346が反転用インダクタンス342の方向に流す電流の平均値IP2から、第2降圧スイッチ376が反転出力回路340の方向に流す電流の平均値IP1を差し引いた電流に相当する。また、この場合、IとVとの関係は、次のように表される。
Figure 0004659493
従って、この場合も、IINは式(10)によって表される。つまり、この場合も、IINはプラスの値であり、電流が電源300に逆流することはない。
以上のように、本実施形態に係る電源回路30によれば、電源300に電流を逆流させることなく、単一の電源300から正電圧及び負電圧を自由に選択してDUT15に供給することができる。具体的には、反転用インダクタンス342を用いて電流回生を行うことにより、DUT15にマイナスの電圧を供給する場合であっても、電流が電源300に逆流することを防止することができる。また、降圧オンデューティ及び反転オンデューティを制御することにより、多様な電圧をDUT15に供給することができる。
そして、正電圧VPPが降圧用インダクタンス372の電磁エネルギーを蓄積又は放出する時間を、正電圧VPPが反転用インダクタンス342に電磁エネルギーを蓄積する時間より長くすることによって、降圧用インダクタンス372が流す平均電流の方向を、降圧用インダクタンス372からDUT15への方向とすることができる。つまり、DUT15にプラスの電圧を供給することができる。
また、正電圧VPPが降圧用インダクタンス372の電磁エネルギーを蓄積又は放出する時間を、正電圧VPPが反転用インダクタンス342に電磁エネルギーを蓄積する時間より短くすることによって、降圧用インダクタンス372が流す平均電流の方向を、DUT15から降圧用インダクタンス372への方向とすることができる。つまり、DUT15にマイナスの電圧を供給することができる。
また、反転コンデンサ348を設けることによって、第1反転スイッチ344が切断されている状態においても第1降圧スイッチ374が接続されている間降圧インダクタンス372に電流を供給することができる。
また、基準負電圧と反転出力回路340が出力する負電圧との差に基づいて反転オンデューティを決定したり、基準電圧と降圧出力回路370が出力する電圧との差に基づいて降圧オンデューティを決定したりすることにより、負電圧及び降圧出力回路370の出力電圧を、精度よく制御することができる。
そして、以上に示した電源回路30を備える試験装置10を用いることにより、駆動電圧の異なる多様なDUT15を試験することができる。
図4は、本実施形態に係る電源回路30の他の例である電源回路35の構成の一例を示す。本図に示す電源回路35は、図2に示した単一の降圧出力回路370に代えて、第1の降圧出力回路370a、及び第2の降圧出力回路370bを備える。なお、本図に示した電源回路35が有する要素のうち、図2に示した電源回路30が有する要素と同一の符号を付した要素は、図2に示した対応する要素と略同一の機能及び構成を有するので、相違点を除き、説明を省略する。
本例に係る基準電圧発生部310は、DUT15に供給する電圧の基準とする基準電圧を発生する。そして、基準電圧発生部310は、発生した基準電圧を、反転出力制御部320、及び降圧出力制御部350に出力する。
反転出力制御部320は、電圧反転回路322、基準負電圧発生部324、差分検出器326、反転位相補正部328、及び反転オンデューティ決定部330を含む。電圧反転回路322は、電源300から受け取った電源電圧を反転させた反転電圧を、基準負電圧発生部324に出力する。基準負電圧発生部324は、基準電圧発生部310から受け取った基準電圧と、電圧反転回路322から受け取った反転電圧とに基づいて、反転出力回路340が発生する負電圧の基準とする基準負電圧を発生する。そして、基準負電圧発生部324は、発生した基準負電圧を差分検出器326に出力する。
反転出力回路340は、正電圧VPPを出力する正電圧端子と、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれとの間の電流、並びに負電圧VNNを出力する負電圧端子と、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれとの間の電流の方向を同一として、正電圧VPP及び負電圧VNNを、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれに出力する。
降圧オンデューティ決定部360は、降圧三角波発生部362、第1の比較器364a、第2の比較器364b、第1の降圧スイッチ制御部366a、及び第2の降圧スイッチ制御部366bを含む。降圧三角波発生部362は、所定の振幅及び周波数を有する三角波を示す信号を発生する。そして、降圧三角波発生部362は、発生した信号を第1の比較器364aに出力すると共に、発生した信号の反転信号を第2の比較器364bに出力する。第1の比較器364aは、降圧三角波発生部362から受け取った信号と、差分検出器352から受け取った信号との差を、比較結果として第1の降圧スイッチ制御部366aに出力する。第2の比較器364bは、降圧三角波発生部362から受け取った反転信号と、差分検出器352から受け取った信号との差を、比較結果として第2の降圧スイッチ制御部366bに出力する。従って、第1の降圧スイッチ制御部366a及び第2の降圧スイッチ制御部366bのそれぞれは、位相が互いに180度異なる信号を受け取る。これにより、第1の降圧スイッチ制御部366a及び第2の降圧スイッチ制御部366bは、第1の降圧出力回路370aに含まれる第2降圧スイッチ376a、及び第2の降圧出力回路370bに含まれる第2降圧スイッチ376bのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続する。つまり、第1の降圧スイッチ制御部366a及び第2の降圧スイッチ制御部366bは、降圧オンデューティを0.5として、第1の降圧出力回路370aに含まれる第1降圧スイッチ374a及び第2降圧スイッチ376a、並びに第2の降圧出力回路370bに含まれる第1降圧スイッチ374b及び第2降圧スイッチ376bを制御する。
図5は、本実施形態に係る電源回路35が有する降圧コンデンサ380に流出入する電流の時間変化における第1の例を示す。本例においては、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれにおける降圧オンデューティは共通で、0.5より大きい。図5(a)は、反転出力回路340から第1の降圧出力回路370aに出力される電圧の時間変化を示す。図5(b)は、反転出力回路340から第2の降圧出力回路370bに出力される電圧の時間変化を示す。本例において、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれに出力される電圧の波形の位相は180度異なる。
図5(c)は、第1の降圧出力回路370aに含まれる降圧用インダクタンス372a、及び第2の降圧出力回路370bに含まれる降圧用インダクタンス372bのそれぞれが流す電流の時間変化を示す。図5(d)は、降圧コンデンサ380に流出入する電流Iの時間変化を示す。図5(a)及び図5(b)に示したように、本例においては、第2降圧スイッチ376a及び第2降圧スイッチ376bの双方が接続する区間があり、降圧用インダクタンス372a及び降圧用インダクタンス372bの双方における電流が増加している区間が存在する。従って、電流Iの波形は平坦ではなく、DUT15に供給される電圧において出力リプル電圧が生じてしまう。
図6は、本実施形態に係る電源回路35が有する降圧コンデンサ380に流出入する電流の時間変化における第2の例を示す。本例においては、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれにおける降圧オンデューティは共通で、0.5に略等しい。図6(a)は、反転出力回路340から第1の降圧出力回路370aに出力される電圧の時間変化を示す。図6(b)は、反転出力回路340から第2の降圧出力回路370bに出力される電圧の時間変化を示す。本例において、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bのそれぞれに出力される電圧の波形の位相は180度異なる。
図6(c)は、第1の降圧出力回路370aに含まれる降圧用インダクタンス372a、及び第2の降圧出力回路370bに含まれる降圧用インダクタンス372bが流す電流の時間変化を示す。図6(d)は、降圧コンデンサ380に流出入する電流Iの時間変化を示す。図6(a)及び図6(b)に示したように、本例においては、第2降圧スイッチ376a及び第2降圧スイッチ376bの双方が接続する区間がなく、降圧用インダクタンス372a及び降圧用インダクタンス372bの双方における電流が増加している区間は存在しなくなる。従って、電源回路35は、電流Iの波形を平坦とすることができ、DUT15に供給される電圧の出力リプル電圧をほぼ0とすることができる。
続いて、数式を用いて、DUT15に供給される電圧の出力リプル電圧をほぼ0とする点について説明する。以降、本図に示したAの区間に着目して説明する。この区間において、第1の降圧出力回路370aに含まれる降圧用インダクタンス372aが流す電流の変化ΔIL1は、降圧用インダクタンス372aのインダクタ値Lと、第1降圧スイッチ374及び第2降圧スイッチ376のスイッチング周囲Tとを用いて、次のように表される。
Figure 0004659493
そして、この区間において、第2の降圧出力回路370bに含まれる降圧用インダクタンス372bが流す電流の変化ΔIL2は、次のように表される。
Figure 0004659493
すると、降圧オンデューティDが0から0.5までの範囲に含まれる場合、ΔIL1とΔIL2との和は、次のように表される。
Figure 0004659493
一方、降圧オンデューティDが0.5から1までの範囲に含まれる場合、ΔIL1とΔIL2との和は、次のように表される。
Figure 0004659493
従って、式(14)及び式(15)により、ΔIL1とΔIL2との和、即ち降圧コンデンサ380に流出入する電流の変化ΔIは、次のように表される。
Figure 0004659493
ここで、出力リプル電圧が0であるためには、ΔIが0でなければならない。従って、1−2×D=0が成立する場合、つまりDが0.5である場合に、出力リプル電圧はほぼ0となる。なお、この場合、VPPとVNNとの関係は、次のように表される。
Figure 0004659493
反転出力制御部320は、負荷に供給すべき所定の電圧Vおよび電源電圧VPPに基づいて、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bがそれぞれ有する第2降圧スイッチ376が接続している時間と、第1降圧スイッチ374が接続している時間とを同一としてDを0.5とするように、負電圧端子が出力する負電圧を式(17)のように決定する。より具体的には、基準負電圧発生部324は、電源電圧VPPを反転した電圧を電圧反転回路322から受け取り、負荷に供給すべき電圧Vを基準電圧発生部310から受け取って、電源電圧VPPを反転した電圧−VPPに負荷に供給すべき電圧Vの2倍の電圧を加えて基準とする負電圧VNNを求める。そして、反転出力制御部320は、負電圧端子の電圧が、基準負電圧発生部324が出力する基準負電圧VNNとなるようにフィードバック制御を行う。
これにより電源回路35は、電圧反転回路322を介して受け取った反転電圧に基づいて、Dがほぼ0.5になるように負電圧VNNを制御し、出力リプル電圧をほぼ0とすることができる。
本実施形態に係る電源回路35によれば、降圧オンデューティを0.5として、第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bを制御することにより、出力リプル電圧をほぼ0とすることができる。これにより、DUT15に対して出力されるノイズを低減することができる。
図7は、本実施形態に係る電源回路35が有する降圧コンデンサ380に流出入する電流の時間変化における第3の例を示す。図4から図6にかけて、電源回路35が第1の降圧出力回路370a及び第2の降圧出力回路370bを有する場合について説明した。しかし、電源回路35は、これに代えて、複数の降圧出力回路370を有していてよい。この場合、反転出力回路340は、正電圧端子と複数の降圧出力回路370のそれぞれとの間の電流、及び負電圧端子と複数の降圧出力回路370のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、正電圧及び負電圧を複数の降圧出力回路370のそれぞれに出力する。そして、降圧オンデューティ決定部360は、複数の比較器364及び複数の降圧スイッチ制御部366を含み、降圧出力制御部350は、複数の降圧スイッチ制御部366を用いて、複数の降圧出力回路370に含まれる第2降圧スイッチ376のそれぞれを、同一時間ずつ順次接続する。つまり、複数の降圧スイッチ制御部366は、電源回路35がN個の降圧出力回路370を有している場合に、それぞれの降圧出力回路370における降圧オンデューティを1/Nとすると共に、位相が(360/N)度ずつ異なるN個の制御信号を用いて、N個の第2降圧スイッチ376のそれぞれを制御する。この場合、VPPとVNNとの関係は、次のように表される。
Figure 0004659493
ここで、図7を用いて、Nが3である場合、即ち電源回路35が3個の降圧出力回路(370a、370b、及び370c)を有する場合について説明する。本例において、それぞれの降圧出力回路370における降圧オンデューティは共通で、1/3に略等しい。図7(a)は、降圧出力回路370aがDUT15に供給する電圧の時間変化を示す。図7(b)は、降圧出力回路370bがDUT15に供給する電圧の時間変化を示す。図7(c)は、降圧出力回路370cがDUT15に供給する電圧の時間変化を示す。本例において、それぞれの降圧出力回路370が供給する電圧の波形の位相は、120度ずつ異なる。
図7(d)は、降圧出力回路370aに含まれる降圧用インダクタンス372a、降圧出力回路370bに含まれる降圧用インダクタンス372b、及び降圧出力回路370cに含まれる降圧用インダクタンス372cのそれぞれが流す電流の時間変化を示す。図7(e)は、降圧コンデンサ380に流出入する電流Iの時間変化を示す。図7(a)、図7(b)、及び図7(c)に示したように、本例においては、降圧用インダクタンス372a、降圧用インダクタンス372b、及び降圧用インダクタンス372cのうち、2以上の降圧用インダクタンス372における電流が同時に増加している区間は存在しない。従って、電源回路35は、電流Iの波形を平坦とすることができ、DUT15に供給される電圧の出力リプル電圧をほぼ0とすることができる。
すなわち、図6と同様にして、反転出力制御部320は、負荷に供給すべき所定の電圧Vおよび電源電圧VPPに基づいて、複数の降圧出力回路370がそれぞれ有する第2降圧スイッチ376が切断している時間を、当該降圧出力回路370以外の降圧出力回路370の第2降圧スイッチ376が接続している時間の合計と同一としてDを1/Nとするように、負電圧端子が出力する負電圧を式(18)のように決定する。より具体的には、基準負電圧発生部324は、電源電圧VPPを反転した電圧を電圧反転回路322から受け取り、負荷に供給すべき電圧Vを基準電圧発生部310から受け取って、電源電圧VPPを反転した電圧−VPPを(N−1)倍した電圧に、負荷に供給すべき電圧VのN倍の電圧を加えて基準とする負電圧VNNを求める。そして、反転出力制御部320は、負電圧端子の電圧が、基準負電圧発生部324が出力する基準負電圧VNNとなるようにフィードバック制御を行う。
これにより電源回路35は、電圧反転回路322を介して受け取った反転電圧に基づいて、Dがほぼ1/Nになるように負電圧VNNを制御し、出力リプル電圧をほぼ0とすることができる。
以上のように、電源回路35によれば、複数の降圧出力回路370を用いる場合であっても、出力リプル電圧をほぼ0とすることができる。これにより、DUT15に対して出力されるノイズを低減することができる。
なお、以上の説明において、電源回路30及び電源回路35は、単一のDUT15に電圧を供給しているが、これに代えて、電源回路30及び電源回路35は、複数のDUT15に電圧を供給してよい。この場合、電源回路30及び電源回路35は、互いに異なる負荷に電圧を供給する複数の降圧出力回路370を有していてよい。そして、反転出力回路340は、正電圧端子と複数の降圧出力回路370のそれぞれとの間の電流、及び負電圧端子と複数の降圧出力回路370のそれぞれとの間の電流の方向を同一として、正電圧及び負電圧を複数の降圧出力回路370のそれぞれに出力してよい。なお、この場合、降圧出力制御部350は、互いに異なる降圧オンデューティを用いて、それぞれの降圧出力回路370を制御してよい。
電源回路30及び電源回路35によれば、複数のDUT15に電圧を供給する複数の降圧出力回路370が設けられている場合であっても、正電圧及び負電圧を自由に選択してそれぞれのDUT15に供給することができる。また、降圧オンデューティDと反転オンデューティDとが同期している必要はないので、DUT15毎の駆動電圧が異なる場合であっても、単一の電源300で、それぞれのDUT15に駆動電圧を供給することができる。
また、本実施形態においては、電源回路30及び電源回路35は、DUT15を試験する試験装置10に設けられていたが、これに代えて、電源回路30及び電源回路35は、他の装置に設けられ、DUT15とは異なる他の負荷に電圧を供給してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の実施形態に係る試験装置10の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電源回路30の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路30が流す電流の時間変化の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路30の他の例である電源回路35の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路35が有する降圧コンデンサ380に流出入する電流の時間変化における第1の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路35が有する降圧コンデンサ380に流出入する電流の時間変化における第2の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路35が有する降圧コンデンサ380に流出入する電流の時間変化における第3の例を示す図である。
符号の説明
10 試験装置
15 DUT
20 試験部
30 電源回路
200 パターン発生部
210 タイミング発生部
220 波形成形部
230 ドライバ
240 コンパレータ
250 論理比較部
300 電源
310 基準電圧発生部
320 反転出力制御部
322 電圧反転回路
324 基準負電圧発生部
326 差分検出器
328 反転位相補正部
330 反転オンデューティ決定部
332 反転三角波発生部
334 比較器
336 反転スイッチ制御部
340 反転出力回路
342 反転用インダクタンス
344 第1反転スイッチ
346 第2反転スイッチ
348 反転コンデンサ
350 降圧出力制御部
352 差分検出器
354 降圧位相補正部
360 降圧オンデューティ決定部
362 降圧三角波発生部
364 比較器
366 降圧スイッチ制御部
370 降圧出力回路
372 降圧用インダクタンス
374 第1降圧スイッチ
376 第2降圧スイッチ
380 降圧コンデンサ

Claims (15)

  1. 負荷に電圧を供給する電源回路であって、
    電源電圧を発生する電源と、
    前記電源電圧に基づく正電圧を出力する正電圧端子と、前記電源電圧に基づき生成した、前記正電圧とは極性の異なる負電圧を出力する負電圧端子とを有する反転出力回路と、
    前記正電圧端子及び前記負電圧端子を、所定のデューティ比で切り替えて前記負荷に接続することにより、所定の電圧を前記負荷に供給する降圧出力回路と
    を備え
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記降圧出力回路に対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記降圧出力回路に対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように前記正電圧および前記負電圧を出力する電源回路。
  2. 前記反転出力回路は、
    一端が前記電源の負極側に接続され、他端が前記負電圧端子側に接続される反転用インダクタンスと、
    一端が前記反転用インダクタンスの他端の側に接続され、他端が前記負電圧端子側に接続される第1反転スイッチと
    を更に有する請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記反転出力回路は、
    一端が前記反転用インダクタンスの他端と前記第1反転スイッチの一端との間の配線に接続され、他端が前記電源の正極と前記正電圧端子との間の配線に接続される第2反転スイッチ
    を更に有し、
    当該電源回路は、
    前記第1反転スイッチを接続する場合には前記第2反転スイッチを切断し、前記第1反転スイッチを切断する場合には前記第2反転スイッチを接続するべく、前記第1反転スイッチ及び前記第2反転スイッチを制御する反転出力制御部
    を更に備える請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記反転出力制御部は、前記負電圧端子から前記降圧出力回路へ電流を流す場合において、前記降圧出力回路から前記反転出力回路への帰還電流を前記反転用インダクタンスに流入させて、前記反転用インダクタンスにより所定の前記負電圧を発生させるべく、前記第2反転スイッチが接続している時間と前記第1反転スイッチが接続している時間との比である反転オンデューティを定める請求項3に記載の電源回路。
  5. 前記降圧出力回路は、
    一端が前記正電圧端子及び前記負電圧端子の側に接続され、他端が前記負荷側に接続される降圧用インダクタンスと、
    一端が前記負電圧端子側に接続され、他端が前記正電圧端子と前記降圧用インダクタンスの一端との間の配線に接続される第1降圧スイッチと、
    一端が前記正電圧端子側に接続され、他端が前記第1降圧スイッチの他端と前記降圧用インダクタンスの一端との間の配線に接続される第2降圧スイッチと
    を有し、
    当該電源回路は、
    前記第1降圧スイッチを接続する場合には前記第2降圧スイッチを切断し、前記第1降圧スイッチを切断する場合には前記第2降圧スイッチを接続するべく、前記第1降圧スイッチ及び前記第2降圧スイッチを制御する降圧出力制御部
    を更に備え、
    前記反転出力制御部は、前記負電圧端子から前記降圧出力回路へ電流を流す場合において、前記第2反転スイッチが接続している時間が、前記第2降圧スイッチが接続している時間より短い前記反転オンデューティを定める
    請求項4に記載の電源回路。
  6. 前記反転出力制御部は、更に、前記降圧出力回路から前記負電圧端子へ電流を流す場合において、前記負電圧端子に流入した電流を前記反転用インダクタンスに流入させて、前記反転用インダクタンスにより所定の前記負電圧を発生させるべく、前記反転オンデューティを定める請求項5に記載の電源回路。
  7. 前記反転出力制御部は、前記降圧出力回路から前記負電圧端子へ電流を流す場合において、前記第2反転スイッチが接続している時間が、前記第2降圧スイッチが接続している時間より長い前記反転オンデューティを定める請求項6に記載の電源回路。
  8. 前記反転出力回路は、
    一端が前記電源の負極と前記反転用インダクタンスの一端との間の配線に接続され、他端が前記負電圧端子と前記第1反転スイッチの他端との間の配線に接続される反転コンデンサ
    を更に有する請求項7に記載の電源回路。
  9. 前記降圧出力制御部は、
    前記降圧用インダクタンスから前記負荷に供給されている電圧と、前記負荷に供給すべき基準電圧との差を検出する第1の差分検出器と、
    前記第1の差分検出器による検出結果に基づいて、前記負荷に供給される電圧を前記基準電圧に近づけるべく、前記第2降圧スイッチが接続している時間と前記第1降圧スイッチが接続している時間の和に対する前記第2降圧スイッチが接続している時間の割合である降圧オンデューティを定める降圧オンデューティ決定回路と
    を有する請求項8に記載の電源回路。
  10. 互いに異なる前記負荷に電圧を供給する複数の前記降圧出力回路を備え、
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記複数の降圧出力回路のそれぞれに対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記複数の降圧出力回路のそれぞれに対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように、前記正電圧及び前記負電圧を前記複数の降圧出力回路のそれぞれに出力する
    請求項9に記載の電源回路。
  11. 前記負荷に電圧を供給する第1及び第2の降圧出力回路を備え、
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように、前記正電圧及び前記負電圧を前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに出力し、
    前記降圧出力制御部は、前記第1及び第2の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続し、
    前記反転出力制御部は、前記負荷に供給すべき前記所定の電圧および前記電源電圧に基づいて、前記第1及び第2の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチが接続している時間及び前記第1降圧スイッチが接続している時間を同一とするように前記負電圧端子が出力する負電圧を決定する
    請求項9に記載の電源回路。
  12. 前記負荷に電圧を供給する複数の前記降圧出力回路を備え、
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記複数の降圧出力回路のそれぞれに対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記負荷に接続されたときの前記複数の降圧出力回路のそれぞれに対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように、前記正電圧及び前記負電圧を前記複数の降圧出力回路のそれぞれに出力し、
    前記降圧出力制御部は、前記複数の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続し、
    前記反転出力制御部は、前記負荷に供給すべき前記所定の電圧および前記電源電圧に基づいて、前記複数の降圧出力回路のそれぞれが有する前記第2降圧スイッチが切断している時間を、当該降圧出力回路以外の全ての前記降圧出力回路の前記第2降圧スイッチが接続している時間の合計と同一とするように前記負電圧端子が出力する負電圧を決定する
    請求項9に記載の電源回路。
  13. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    電源電圧を発生する電源と、
    前記電源電圧に基づく正電圧を出力する正電圧端子と、前記電源電圧に基づき生成した、前記正電圧とは極性の異なる負電圧を出力する負電圧端子とを有する反転出力回路と、
    前記正電圧端子及び前記負電圧端子を、所定のデューティ比で切り替えて前記被試験デバイスに接続することにより、所定の電圧を前記被試験デバイスに供給する降圧出力回路と、
    前記降圧出力回路によって前記被試験デバイスに電圧が供給された状態で、前記被試験デバイスを試験する試験部と
    を備え
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記被試験デバイスに接続されたときの前記降圧出力回路に対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記被試験デバイスに接続されたときの前記降圧出力回路に対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように前記正電圧および前記負電圧を出力する試験装置。
  14. 互いに異なる前記被試験デバイスに電圧を供給する複数の前記降圧出力回路を備え、
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記被試験デバイスに接続されたときの前記複数の降圧出力回路のそれぞれに対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記被試験デバイスに接続されたときの前記複数の降圧出力回路のそれぞれに対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように、前記正電圧及び前記負電圧を前記複数の降圧出力回路のそれぞれに出力する
    請求項13に記載の試験装置。
  15. 前記試験装置は、
    前記被試験デバイスに電圧を供給する第1及び第2の降圧出力回路であって、
    一端が前記正電圧端子及び前記負電圧端子の側に接続され、他端が前記被試験デバイス側に接続される降圧用インダクタンスと、
    一端が前記負電圧端子側に接続され、他端が前記正電圧端子と前記降圧用インダクタンスの一端との間の配線に接続される第1降圧スイッチと、
    一端が前記正電圧端子側に接続され、他端が前記第1降圧スイッチの他端と前記降圧用インダクタンスの一端との間の配線に接続される第2降圧スイッチと
    を有する、前記第1及び第2の降圧出力回路と、
    前記第1降圧スイッチを接続する場合には前記第2降圧スイッチを切断し、前記第1降圧スイッチを切断する場合には前記第2降圧スイッチを接続するべく、前記第1降圧スイッチ及び前記第2降圧スイッチを制御する降圧出力制御部と
    を備え、
    前記反転出力回路は、前記正電圧端子が前記被試験デバイスに接続されたときの前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに対する前記正電圧端子からの電流の方向、及び前記負電圧端子が前記被試験デバイスに接続されたときの前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに対する前記負電圧端子からの電流の方向が同一となるように、前記正電圧及び前記負電圧を前記第1及び第2の降圧出力回路のそれぞれに出力し、
    前記降圧出力制御部は、前記第1及び第2の降圧出力回路が有する前記第2降圧スイッチのそれぞれを、同一時間ずつ順次接続する
    請求項13に記載の試験装置。
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