JP4659079B2 - 電池及び電池の接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に電力供給を行う電池及び電池の接続方法に関するもので、特に、接続先となる電極又は端子と確実に接続される端子構造を備えた電池及びこの電池の接続方法に関する。
近年、高速で高い演算能力を有する演算処理装置が電子機器に搭載され、電子機器の小型化及びコードレス化が進み、携帯電話、デジタルスチルカメラ、携帯情報端末、ノート型パーソナルコンピュータなどといった携帯可能な電子機器が、広く普及されている。これらの携帯可能な電子機器の多くは、ユーザによる多くの要求に対応するべく、多機能化されているため、その消費電力量が大きい。そして、このように多機能化された電子機器に電力供給を行う電源装置として、高容量の電池が利用されている。
この高容量の電池として、エネルギー密度の高いニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池が多く使用されているが、一次電池においても、リチウム一次電池やニッケル系一次電池などのような、高負荷に対応したものが提供されている。又、ノート型パーソナルコンピュータなどのように消費電力の大きい電子機器では、高容量の電池であっても十分な電力供給を行えないことから、複数の電池を搭載する必要がある。
そして、複数の電池を搭載する電子機器の中には、ユーザによる電池の着脱を容易なものとするために、1つの電池をセルとしてユニット化した電池パックを搭載するものが提供されている。このような電池パックは、電池セル以外の構成として、電池セル同士の電極端子間を接続するための接続部材、電子機器の端子に接触して電気的に接続される外部端子、及び、外部端子と電池セルの電極端子とを電気的に接続するためのリード線などを備える。
このように構成される電池パックにおいて、電池セルの電極端子、接続部材、リード線、及び外部端子それぞれの間の接触が不十分となる部分に、電気的な抵抗が生じる。この接触不良に基づく電気的な抵抗が、電池パックにおける内部抵抗となる。そして、この電池パック内の内部抵抗は、電池パック自体の出力損失を招くだけでなく、発熱の原因となる。これに対して、内部抵抗の抑制だけでなく小型化をも実現した電池パックが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の電池パックは、その内部に備えるリード線を太くするとともに、接続部材として構成されるリード板におけるリード線との接続部分の幅を広くすることで、リード線及びリード板それぞれでの抵抗を抑制し、内部抵抗を低減している。又、この電池パックにおいて、リード線をリード板に半田接続することで、リード線とリード板との間の接触を良好なものとしている。
特開2008−146854号公報
しかしながら、電池パック内の電池セルの電極端子間や電池セルの電極端子と接続部材との間での接続については、特許文献1の電池パックにおけるリード板と電池セルの端子と関係のように、相互の物理的な接触によるものが多く、十分な接触が得られない場合がある。そのため、電池セルの電極と接続部材とを半田接続させることにより、その接触を十分なものとして低抵抗化を測るものがある。又、電気自動車などに搭載される大容量の二次電池による電池パックにおいては、電極端子間を溶接接続させる場合がある。この半田接続や溶接接続は、電極端子間や電極端子と接続部材との間の接触を良好として低抵抗化を実現できるが、その接続作業が煩雑なものとなるだけでなく、電池パック内の電池セルを個別に取り外すことが困難となる。
更に、二次電池を電池セルとする電池パックにおいては、各二次電池の特性のばらつきにより、電池セル自身が抵抗となり、電池パック全体で十分な充電量を得ることができなくなるため、電池パックとしての寿命が短くなることがある。又、電池セルとなる二次電池の1つが劣化して、過充電又は内部短絡したときには、過充電又は内部短絡した二次電池が発熱し、電池パックによる発火事故の原因となる場合もある。そのため、複数の電池セルをユニット化した電池パックにおいて、劣化した電池セルを簡単に取り外すことによる長寿命化が望まれるものの、電極端子間の接触を十分なものとした上で簡単に取り外す構造については実現されていない。
このような問題を鑑みて、本発明は、端子間の接続を確実なものとするとともに取り外しを容易に行える端子構造を備えた電池及び電池の接続方法を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電池は、電池ケースより正極、負極を露出させた電池において、前記電池ケースの外表面上に設置されて、その内周面にネジ溝が形成された雌ネジ部と、正、負のいずれかの電極となる第1導体部とを有する第1端子と、前記電池ケースの外表面上に設置されて、その外周面にネジ山が形成された雄ネジ部と、前記第1導体部と逆極性の電極となる第2導体部とを有する第2端子と、を備えることを特徴とする。
そして、前記第2端子の雄ネジ部と第2導体部は、その中心に貫通穴を設けたリング状の固定用部材と、該固定用部材の貫通穴に挿入される柱部とで構成され、前記固定用部材は、外周面の基部に形成されたネジ頭部と、このネジ頭部から端部に向かって形成されたネジ山とを有し、前記柱部に対して回動自在になっている。
更に、上述した各電池において、前記第1端子が、前記電池ケースの第1端面上に形成される一方、前記第2端子が、前記電池ケースの前記第1端面の反対側に位置する第2端面上に形成されるものとしてもよい。
本発明の電池の接続方法は、上述したいずれかの電池に対する接続方法であって、該電池の前記第1端子が接続される第3端子が、その外周面にネジ山が形成された雄ネジ部と、前記第1導体部と逆極性の電極となる第3導体部とによって構成され、該第3端子が前記第1端子に挿入されて前記第1及び第3端子が螺合して、前記第1端子の前記第1導体部と前記第3端子の第3導体部とが電気的に接続されることを特徴とする。
又、該電池の前記第2端子が接続される第4端子が、その内周面にネジ溝が形成された雌ネジ部と、前記第2導体部と逆極性の電極となる第4導体部とによって構成され、前記第2端子が前記第4端子に挿入されて前記第2及び第4端子が螺合して、前記第2端子の前記第2導体部と前記第4端子の第4導体部とが電気的に接続されることを特徴とする。
更に、2つの電池を直列に接続するとき、一方の電池の前記第2端子が他方の電池の前記第1端子に挿入されて前記第1及び第2端子が螺合して、一方の電池の前記第2導体部と他方の電池の前記第1導体部とが電気的に接続される。
これにより、電池を電源とする電子機器は、前記電池の前記第1及び第2端子のそれぞれと接続可能となる前記第3及び第4端子によって構成される接続部材を備えることによって、前記電池を搭載できる。又、前記第3端子を複数備えた金属部材によって、複数の前記電池の前記第1端子を並列に接続させる接続部材を構成できる。更に、前記第4端子を複数備えた金属部材によって、複数の前記電池の前記第2端子を並列に接続させる接続部材を構成できる。
本発明によると、電池に設けられた端子の構成が、螺合により電極を電気的に接続できる構成であるため、その端子を逆極性となる電極の端子と確実に接続できる。そのため、端子同士を固定して接続できることにより、電極同士を十分に接続できるだけでなく、電極間の接触面積が広くなるため、電極間の接触抵抗を抑制できる。又、端子の接続及び解除を簡単に行うことができるため、電子機器への電力供給に複数の電池が使用される場合においても、電力供給能力が低下した電池だけを個別に交換することが容易となる。
<第1の参考形態
本発明における第1の参考形態となる電池について、図面を参照して説明する。図1は、本参考形態の電池の構成を示す外観図であり、その一部(第1端子周辺部分)を断面で図示している。尚、以下の参考形態及び実施形態における電池は、電池ケース内に正極材料及び負極材料が封止されるとともに、正極及び負極が電池ケースより表出されるものであれば、一次電池であってもよいし、二次電池であってもよい。
図1に示す電池1は、セパレータを介在して設置される正極材料と負極材料とセパレータとを封止する円筒形状の電池ケース10と、電池ケース10の一方の端面100の中央部分に設置される第1端子2と、電池ケース10の他方の端面101の中央部分に設置される第2端子3とを備える。第1端子2及び第2端子3のそれぞれは、電池ケース10の端面100,101に対して凸設され、正極端子又は負極端子として機能する。即ち、第1端子2が正極端子として機能するときは、第2端子3が負極端子として機能する一方で、第1端子2が負極端子として機能するときは、第2端子3が負極端子として機能する。
電池ケース10の端面100に設けられる第1端子2は、端面100と反対側の頂部を開口した凹部23(穴)を有するリング形状となり、凹部23の内周面に螺旋状に凹設されたネジ溝24による雌ネジ部22が形成される。そして、この第1端子2の凹部23の底部となる端面100において、電池ケース10の一部として構成される導体材料を雌ネジ部22側に露出させる。これにより、この凹部23の内周面に囲まれた端面100における電池ケース10の導体材料が第1導体部21となり、この第1導体部21が電池ケース10内の電極材料の一方と電気的に接続し、第1端子2における電極として機能する。
電池ケース10の端面101に設けられる第2端子3は、端面101から突出した円筒形状で構成され、端面101と反対側の頂部を第2導体部31とするとともに、その外周面に凸設されたネジ山33による雄ネジ部32が形成される。そして、この第2端子3における第2導体部31は、第1導体部21と接続される電極材料と逆極性の電極材料と電気的に接続し、第1導体部21と逆極性の電極として機能する。尚、電池ケース10内の正極材料及び負極材料と、第1導体部21及び第2導体部31との関係については、電池ケース10内部の構成の説明と共に後述する。
このように構成するとき、第1端子2における雌ネジ部22と第2端子3における雄ネジ部32とについては、絶縁材料で構成されるものとしてもよいし、導電材料によって構成されるものとしてもよい。尚、雄ネジ部32が絶縁材料で構成される場合は、雄ネジ部32の中心に、その頂部から端面101まで貫通した貫通穴を設け、当該貫通穴に第2導体部31が挿入されることで、電池ケース10内の電極材料と接続された第2導体部31の表面を第2端子3の頂部に露出できる。更に、雌ネジ部22及び雄ネジ部32それぞれが導体材料で構成されるとき、端面100,101のそれぞれに対して、第1端子2及び第2端子3のそれぞれが半田付けにより固定されるものとしてもよい。
このように構成される電池1を直列に接続するときの接続方法について、図2(a)〜(c)を参照して、以下に説明する。図1に示す電池1と同様の構成を備える電池1x,1yを直列に接続するとき、まず、図2(a)に示すように、電池1xの第1端子2に対向する位置に電池1yの第2端子3を配置し、図2(b)に示すように、電池1yの第2端子3を電池1xの第1端子2における雌ネジ部22に挿入する。そして、電池1xを固定して電池1yを回転させることにより、電池1yの第2端子3における雄ネジ部32が電池1xの第1端子2における雌ネジ部22に対して螺進し、最終的には、図2(c)に示すように、電池1yの第2端子3における雄ネジ部32が電池1xの第1端子2における雌ネジ部22に螺合する。
これにより、雌ネジ部22と雄ネジ部32とが螺合することで、電池1x,1yが締結される。このとき、電池1yの第2端子3の頂部に設けられた第2導体部31が、電池1xの第1端子2の底部に設けられた第1導体部21に十分に接触した状態で固定される。よって、電池1yの第2端子3の電極である第2導体部31と、電池1xの第1端子2の電極である第1導体部21とが、電気的に接続されるだけでなく、その接触抵抗を抑制できる。尚、上述の手順を逆に行うことで、電池1yの電池1xからの取り外しが可能である。即ち、電池1yを螺進させる回転方向と逆方向に回転させることで、電池1yの第2端子3と電池1xの第1端子2との締結を解除できる。
(リチウムイオン電池への適用例)
図1に示す構成の電池1をリチウムイオン電池としたときの構成例を、図3の断面図を参照して以下に簡単に説明する。図3に示すリチウムイオン電池となる電池1は、電池ケース10が、第1端子2を底部となる端面100より凸設させるとともに端面100の反対側を開放口とした外装缶110と、その中央領域に凹部を備えた構成となるとともに外装缶110の開放口を覆う蓋部111とによって構成される。このとき、蓋部111の外周縁は、絶縁ガスケット112で覆われた状態とされた上で、更に、外装缶110の開放口の縁で覆うようにカシメ加工されることで、電池ケース10が構成される。又、蓋部111の凹部は、電池ケース10内部側に設けられた穴を封止する弁体を覆うように、第2端子3の第2導体部31が設置される。
このように電池ケース10が、外装缶110と蓋部111とによって構成されるとき、外装缶110と蓋部111との間には、上述したように、絶縁ガスケット112が設置されるため、外装缶110と蓋部111とが絶縁ガスケット112により絶縁される。そして、外装缶110は導体材料で構成されるため、その底部が第1導体部21となり、端面100に凸設される雌ネジ部22と共に第1端子2を形成する。一方、蓋部111の凹部を覆うように設置される第2導体部31は、導体材料で構成される蓋部111と電気的に接続されて、その外周面に設けられた雄ネジ部32と共に第2端子3を形成する。
更に、外装部110が蓋部111及び絶縁ガスケット112と共にカシメ加工されて構成される電池ケース10内部には、板状のセパレータ119を間に挟んで互いに重ね合わせた板状の負極板117及び正極板118を巻回した電極材料が、不図示のアルカリ電解液と共に収容される。このとき、外装缶110の高さ方向に沿う方向に対して、セパレータ119の幅が、負極板117及び正極板118それぞれの幅より長くなり、セパレータ119の中央領域に負極板117及び正極板118が配置される。更に、負極板117、正極板118、及びセパレータ119を巻回した電極材料の最外周には、セパレータ119が配置される。これにより、負極板117及び正極板118が直接、外装部110及び蓋部111に接触することが防止される。更に、セパレータ119の両端部には、絶縁リング115,116が設置され、電池ケース10と電極材料との間の絶縁が補償された構造とされる。
このように、電池ケース10内部に、負極板117、正極板118、及びセパレータ119を巻回した電極材料が封止されるとき、負極板117の端面100側の端部に一端が接続された負極リード113が外装缶110に接続される。この負極リード113によって、外装缶110が負極板117と電気的に接続されるため、外装缶110の底板部分で形成される第1導体部21は負極として機能する。一方、正極板118の端面101側の端部に一端が接続された正極リード114が蓋部111に接続される。この正極リード114によって、蓋部111が正極板118と電気的に接続されるため、蓋部111に接続された第2導体部31は正極として機能する。即ち、第1端子2が負極端子となるとともに、第2端子3が正極端子となる。
(アルカリ乾電池への適用例)
次に、図1に示す構成の電池1をアルカリ乾電池としたときの構成例を、図4の断面図を参照して以下に簡単に説明する。図4に示すアルカリ乾電池となる電池1は、電池ケース10が、その底板部分が第1導体部21として機能するとともに第1端子2を底部となる端面100より凸設させた外装缶120と、その中央領域に第2端子3を凸設されるとともに外装缶120の開放口を覆う蓋部121とによって構成される。このとき、蓋部121の外周縁が絶縁ガスケット123を介して外装缶120の開放口の縁で覆われた状態で、カシメ加工されることで、電池ケース10が構成される。又、電池ケース10の端面101側では、蓋部121が、その外周端よりも中央領域が突起した構造となるため、蓋部121と外装缶120の間に隙間ができるが、この隙間に絶縁リング122が嵌入される。
このように電池ケース10が、外装缶120と蓋部121とによって構成されるとき、外装缶120と蓋部121との間には、上述したように、絶縁リング122及び絶縁ガスケット123が設置されるため、外装缶120と蓋部121とが絶縁される。そして、導体材料で構成される外装缶120の底部が第1導体部21となり、端面100に凸設される雌ネジ部22と共に第1端子2を形成する。一方、導体材料で構成される蓋部111は、その中央領域が突起されて第2導体部31を構成し、突起部分の外周面に設けられた雄ネジ部32と共に第2端子3を形成する。
又、絶縁ガスケット123は、上述のように、蓋部121の外周縁を覆うリング状の突起を外周縁に備えた円盤状となり、蓋部121よりも内側で外装缶120の開口部を覆う形状とされる。この絶縁ガスケット123は、その中央領域に表面から裏面に向かって貫いた円柱形状の突起部分を備える。この円柱形状の突起部分は、その中心に釘状の集電体124が貫通されるとともに、その端面101側の端部が集電体124の端部とともに蓋部121に接触する。このように構成することで、電気的に蓋部121に接続される集電体124が、絶縁ガスケット123によりその中心位置に保持されるとともに、外装缶120と絶縁される。
更に、外装缶120と絶縁ガスケット123とによって封止された空間には、アルカリ電解液などにより正極材料が成形されて、外装缶120の内周面に接触する円筒形状の正極部125が形成される。そして、この正極部125の内側には、絶縁ガスケット123側が開放されるとともに外装缶120の底面に端面が当接したセパレータ126と、セパレータ126の内部に充填されるペースト状の負極材料による負極部127とを備える。又、セパレータ124は、その開口部が絶縁ガスケット123によって覆われ、その内部の空間が封止されるとともに、負極部127に集電体124が挿入される。
このように構成されることで、正極部125に接触する外装缶120が、正極として機能するとともに、第1端子2の一部となる第1導体部21が、外装缶120の一部となるため、第1端子2が正極端子として働く。一方、負極部127内に先端側が挿入される集電体124と蓋部121が接触することで、蓋部121が負極として機能するとともに、第2端子3の一部となる第2導体部31が、蓋部121の一部となるため、第2端子3が負極端子として働く。
尚、上述では、図3及び図4の断面に基づいて、本参考形態における図1の構成の電池1をリチウムイオン電池及びアルカリ乾電池に適用した構成を説明したが、その他の1次電池及び2次電池についても同様に適用することが可能である。又、上述の第1端子2の第1導体部21と第2端子3の第2導体部31とが、電池ケース10内に封止される互いに逆極性となる電極材料のそれぞれと電気的接続される構成であれば、図3及び図4に示したもの以外の構成によっても、1次電池又は2次電池として構成できる。更に、図3及び図4の断面図による構成とは逆に、外装缶110,120の底板部分に第2端子3が設置されるとともに、蓋部111,121の表面に第1端子2が設置されるものとしてもよい。
以下の各参考形態においても、第1端子2及び第2端子3の構造が本参考形態のものと異なるが、図3及び図4に示すものと同様の構成とすることで、複数種類の1次電池及び2次電池のいずれかに適用できる。即ち、以下の各参考形態においても、本参考形態と同様、第1導体部21及び第2導体部31のそれぞれを、電池ケースを構成する外装缶110,120の導体による電極部分や蓋部111,121の導体による電極部分と一体化又は接続することで、複数種類の1次電池及び2次電池のいずれかを構成できる。
(第1の参考形態の別構成例)
参考形態の別例として、図5に示す電池1aのように、第2端子3が構成される電池ケース10の端面101側において、電池ケース10の外周面にネジ山33を凸設して雄ネジ部32を構成するものとしてもよい。このとき、雄ネジ部32が設けられる電池ケース10の外周面をテーパ形状とし、端面101に向かって電池ケース10が軸方向に垂直な断面が狭くなるようにすることで、第1端子2へ挿入しやすい形状とできる。又、第2導体部31は、この雄ネジ部32の端面より凸設させることにより、電極として機能する。
更に、電池ケース10の端面100側で、電池ケース10を構成する第1導体部21に、第2端子部3の第2導体部31及び雄ネジ部32と同一の形状となる凹部25,23が形成された雌ネジ部22が接続されて、第1端子2が形成される。このように構成されるとともに、雌ネジ部23の凹部23の内周面にネジ溝24が凹設されることで、第2端子3の雄ネジ部32が螺号されるとともに、第2端子3の第2導体部31が凹部25に挿入される。
これにより、電池1aについても、図1の構成の電池1と同様、雌ネジ部22と雄ネジ部32とを螺合することによって、第2端子3の第2導体部31を第1端子2の凹部25に挿入し、第2導体部31の頂部を第1導体部21に接触させる。これにより、電極となる第1導体部21と第2導体部31とが電気的に接続されるため、第1端子2と第2端子3とが電気的に接続される。
尚、図5に示す構成において、第2導体部31を雄ネジ部32より突起させた形状としているため、後述する第2の参考形態における構成のように、第1導体部21に凹部25を設けて、この第1導体部21の凹部25に第2導体部31が挿入されて、頂部となる端面だけでなく外周面も電気的に接続されるようにしてもよい。即ち、第2導体部31の外周面及び頂部表面が、第1導体部21に設けられた凹部25の内周面及び底面に接触するため、その接触面積を広くして、第1端子2及び第2端子3による接触抵抗を更に低減できる。
<第2の参考形態
本発明における第2の参考形態となる電池について、図面を参照して説明する。図6は、本参考形態の電池の構成を示す外観図であり、その一部(第1端子周辺部分)を断面で図示している。尚、図6に示す電池において、図1に示す電池における構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図6に示す電池1bは、第1の参考形態における電池1(図1参照)と異なり、その内周面にネジ溝24を備えた雌ネジ部26を第1導体部21に凹設することで、第1端子2が、電池ケース10の端面100に凹設される。又、電池ケース10の端面101より凸設される第2端子3は、第2導体部31の外周面にネジ山33を設けることで、雄ネジ部32が形成される。即ち、電池1bは、第1端子2において、雌ネジ部26の内周面及び底部表面のそれぞれに第1導体部21による導体材料が表出し、雌ネジ部26の内周面及び底部表面のそれぞれが電極として機能する。一方、第2端子3において、雄ネジ部32の内周面及び頂部表面のそれぞれに第2導体部31による導体材料が表出し、雄ネジ部32の外周面及び頂部表面のそれぞれが電極として機能する。
このように構成される電池1bは、第1の参考形態における電池1(図1参照)のように、雌ネジ部22の底部と雄ネジ部32の頂部とだけに第1導体部21及び第2導体部31とを表出させたものと異なり、雌ネジ部26のネジ溝24と雄ネジ部33のネジ山32とにおいても第1導体部21及び第2導体部31とが表出する。そのため、雌ネジ部26のネジ溝24と雄ネジ部33のネジ山32との接触部分が電気的に接続するとき、ネジ溝24及びネジ山32の形成により接触面積が広いことから、その接触抵抗を更に抑制できる。
又、雄ネジ部32を雌ネジ部26に挿入して螺合させるとき、ネジ溝24とネジ山32の接触によって働く摩擦力に基づいて、雄ネジ部32に座屈変形が発生して、雄ネジ部32がその軸方向に垂直な断面に対して広がるように変形する。これにより、雄ネジ部32の外周面が雌ネジ部26の内周面を押圧するため、雌ネジ部26のネジ溝24と雄ネジ部33のネジ山32との接触部分の密着性が高くなり、両者の電気伝導度を高くなる。そして、この雄ネジ部32の座屈変形量は、雄ネジ部32を雌ネジ部26に締め込む際に雄ネジ部32(電池1b)に与える締込トルクによって決まる。
換言すれば、雄ネジ部32への締込トルクによって、雌ネジ部26のネジ溝24と雄ネジ部33のネジ山32との接触部分の密着の高さが決定される。よって、第1端子2及び第2端子3間の接触抵抗を十分に低減できる締込トルクを規定することで、規定の締込トルクで雄ネジ部32を雌ネジ部26に締結させるだけでよいため、作業者にとって、接触抵抗の低減を簡単に行うことができる。
又、本参考形態では、雌ネジ部26の底部及び雄ネジ部32の頂部のそれぞれについても、第1導体部21及び第2導体部31のそれぞれが表出した構成としている。そのため、雌ネジ部26の底部及び雄ネジ部32の頂部を接触させることによって、更に、第1端子2及び第2端子3間の接触抵抗を抑制できる。尚、雌ネジ部26のネジ溝24と雄ネジ部33のネジ山32との接触部分の密着によって、第1端子2及び第2端子3間において十分な電気伝導度を取得できるため、雌ネジ部26の深さが雄ネジ部32の高さよりも深く、雌ネジ部26の底部及び雄ネジ部32の頂部が接触しない構成としてもよい。又、雌ネジ部26の底部及び雄ネジ部32の頂部のそれぞれが絶縁体で覆われた構成としてもよい。
<第3の参考形態
本発明における第3の参考形態となる電池について、図面を参照して説明する。図7は、本参考形態の電池の構成を示す外観図であり、その一部(第1端子周辺部分)を断面で図示している。尚、図7に示す電池において、図6に示す電池における構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示す電池1cは、第2の参考形態における電池1b(図6参照)と同様、電池ケース10の端面100を構成する第1導体部21に雌ネジ部26を凹設して、第1端子2を形成する。その一方で、第2の参考形態における電池1b(図6参照)と異なり、電池ケース10の端面101を構成する第2導体部31の表面に、ネジ山33を外周面に備えた雄ネジ部32を凸設して、第2端子3が形成される。即ち、図7に示す構成の電池1cは、図6に示す電池1bと異なり、雌ネジ部26の周辺領域における第1導体部21が第1端子2の電極として機能するとともに、雄ネジ部32の周辺領域における第2導体部31が第2端子3の電極として機能する。
このように構成される電池1cは、第1及び第2の参考形態における電池1(図1参照)や電池1bのように、第1端子2の雌ネジ部26に第2端子3の雄ネジ部32を挿入して螺合させることで、第1端子2と第2端子3とを電気的に接続させる。このとき、電池ケース10の端面100,101のそれぞれが接触するように、第1端子2の雌ネジ部26に第2端子3の雄ネジ部32が締結される。これにより、雌ネジ部26と雄ネジ部32とを螺合させたとき、電池ケース10の端面100,101のそれぞれに表出している第1導体部21と第2導体部31とを十分な面積で接触させることができるため、第1端子2と第2端子3との間の接触抵抗が抑制される。
よって、本参考形態の電池1cは、電極として機能する第1導体部21及び第2導体部31のそれぞれが、電池ケース10の端面100,101に表出した構成となるため、端面100,101の表面上に十分な領域に第1導体部21及び第2導体部31を形成することで、第1端子2と第2端子3との間の接触抵抗を十分に小さくできる。尚、本参考形態において、第2の参考形態の電池1bと同様、雌ネジ部26内周面のネジ溝24及び雄ネジ部32外周面のネジ山33のそれぞれについても、第1導体部21及び第2導体部31のそれぞれで構成するものとしてもよい。更に、第1の参考形態の電池1と同様、雌ネジ部26の底部及び雄ネジ部32の頂部それぞれについても、第1導体部21及び第2導体部31のそれぞれで構成するものとしてもよい。
上述の第1〜第3の参考形態のそれぞれにおいて、電池ケース10の形状を円筒形状としたが、両側の端面100,101のそれぞれに第1端子2及び第2端子3のそれぞれが設置されるものであればよい。即ち、例えば、角柱形状や薄型形状などのように、電池ケース10の形状を円筒形状以外の形状としても構わない。又、第1端子2、第2端子3、及び電池ケース10の大きさが、従来の乾電池などの規格に対応した大きさとすることにより、第1〜第3の参考形態における電池1,1a〜1cそれぞれを、従来から使用されている電子機器に転用できる。特に、第2及び第3の参考形態に示す電池1b,1cについては、雌ネジ部26を第1導体部21内に凹設させた構成とし、従来の電池と同一の規格による形状を備えた電池として構成できる。
本発明における実施形態>
本発明における実施形態となる電池について、図面を参照して説明する。図8は、本実施形態の電池の構成を示す外観図であり、その一部(第1端子周辺部分及び第2端子の一部の周辺部分)を断面で図示している。尚、図8に示す電池において、図6及び図7に示す電池における構成と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8に示す電池1dは、電池ケース10の端面101に凸設される第2端子3が、第3の参考形態における電池1c(図7参照)と異なり、中心に貫通穴37を設けたリング状の固定用部材36と、固定用部材36の貫通穴37に挿入される柱部34を有する第2導体部31とによって構成される。又、第1端子2の構成については、第2及び第3の参考形態における電池1b,1c(図6及び図7参照)と同様、雌ネジ部26が第1導体部21に凹設されて形成されるとともに、この雌ネジ部26の底部で第1導体部21が表出して電極を形成する。
そして、第2端子3における固定用部材36は、電池ケース10の端面101側の端部において、締め付け時に外力を与えるネジ頭部38が形成される。そして、このネジ頭部38からもう一方の端部(頂部)に向かって外周面にネジ山33が形成されることで、固定用部材36に、ネジ頭部38よりも外径が短い雄ネジ部32が構成される。又、第2導体部31は、電池ケース10の端面101に対して垂直な方向に凸設された柱部34と、柱部34の頂部(端面101の反対側となる端部)において端面101と平行となる面方向に広がったフランジ部35とを備える。フランジ部35は、その半径が、固定用部材35の雄ネジ部32における外径よりも短く、固定用部材35の貫通穴における内径よりも長いものとする。これにより、固定用部材35の雄ネジ部32の端面(電池ケース10の端面101と逆側の端面)が、フランジ部35の雄ネジ部32の端面と対抗する端面(電池ケース10の端面101側の端面)と当接可能となる。
このように構成される電池1d直列に接続するときの接続方法について、図9(a)〜(c)及び図10(a)〜(c)を参照して、以下に説明する。尚、図9(a)〜(c)及び図10(a)〜(c)において、電池1p(図8の電池1dに相当)の第1端子2に電池1q(図8の電池1dに相当)の第2端子3が接続される状態を図示する。又、電池1p及び電池1qの接続状態をより明確にするために、電池1pの第1端子2について点線で図示するとともに、電池1qの第2端子3については、電池1pへの挿入部分についても実線で図示した。
まず、図9(a)に示すように、電池1pの第1端子2に対向する位置に電池1qの第2端子3を配置し、図9(b)に示すように、電池1qの第2端子3における第2導体部31のフランジ部35を、電池1pの第1端子2における雌ネジ部26に挿入する。このとき、固定用部材36の雄ネジ部32による雌ネジ部26への締め付けがなされていないため、固定用部材36は挿入されない。そして、図9(b)に示すように、雄ネジ部32の頂部側の先端が雌ネジ部26へ挿入された状態となったとき、固定用部材36のネジ頭部38の端面が電池ケース10の端面101に当接した状態となる。
尚、このように、固定用部材36が、第1端子2の雌ネジ部26と電池ケース10の端面101の両方に接触することがあるため、固定用部材36と雌ネジ部26の間、又は、固定用部材36と電池ケース10の端面101との間の少なくとも一方で絶縁されることが好ましい。即ち、少なくとも、固定用部材36、雌ネジ部26、及び電池ケース10の端面101のいずれかが、その表面が絶縁材料により被覆されること、又は、絶縁材料により構成されることが望ましい。電池ケース10の端面101が絶縁材料によって構成する場合、図8の構成において、第2導体部31の柱部34が、電池ケース10の端面101を構成する絶縁材料を貫通して、電池ケース10内部の電極材料(図2,図3参照)と電気的に接続される。
図9(b)のように、電池1pの第1端子2における雌ネジ部26に、電池1qの第2端子3における固定用部材36の先端を接触させると、この固定用部材36におけるネジ頭部38をレンチなどの工具によって回転させる。これにより、電池1qの第2端子3における固定用部材36が回転して、この固定用部材36の雄ネジ部32が、図9(c)のように、電池1pの第1端子2における雌ネジ部26へ締め込まれる。このとき、電池1qの第2端子3において、固定用部材36の貫通穴37に第2導体部31の柱部34が挿入された状態であるため、固定用部材36は、第2導体部31の柱部34の軸方向にスライドする。よって、電池1qにおいて、ネジ頭部38に外力を与えて固定用部材36を回転させるとき、電池1qが停止した状態で、固定用部材36のみが第2導体部31に対して相対的にスライドして、電池1p側に移動する。
そして、電池1qの第2端子3における固定用部材36のネジ頭部38を更に回転させて、固定用部材36を電池1pの第1端子2における雌ネジ部26に更に締め込むと、図10(a)に示すように、電池1qにおいて、固定用部材36の雄ネジ部32側の端面が第2導体部31のフランジ部35に当接する。このように、電池1qにおいて、固定用部材36の雄ネジ部32が第2導体部31のフランジ部35に当接することで、固定用部材36の電池1p側への推進力が第2導体部31に伝達する。
よって、電池1qの第2端子3における固定用部材36のネジ頭部38を更に回転させると、固定用部材36が電池1pの第1端子2における雌ネジ部26に更に締め込まれると同時に、電池1qの第2端子3における第2導体部31が固定用部材36により電池1p側に押圧される。そのため、電池1qの第2端子3における固定用部材36のネジ頭部38を更に回転させると、図10(b)に示すように、電池1qの第2端子3における第2導体部31が固定用部材36と共に、電池1pの第1端子2における雌ネジ部26に挿入される。
このように、電池1qの第2端子3における第2導体部31は、固定用部材36により電池1p側に押動され、最終的には、図10(c)に示すように、電池1pの第1端子2における雌ネジ部26の底部に表出した第1導体部21(図8参照)に接触する。このとき、電池1qの第2端子3における第2導体部31のフランジ部35は、固定用部材36と電池1pの第1端子2における第1導体部21(図8参照)とによって挟持された状態となる。
よって、電池1qの第2端子3における第2導体部31と電池1pの第1端子2における第1導体部21との接触抵抗は、電池1qの第2端子3における固定用部材36に対する締込トルクによって決定される。即ち、電池1qの第2端子3における固定用部材36への締込トルクが大きくなるほど、電池1qの第2端子3における第2導体部31と電池1pの第1端子2における第1導体部21との密着性が良好となり、接触抵抗を抑制できる。尚、上述の手順を逆に行うことで、電池1qの電池1pからの取り外しが可能である。即ち、電池1qの第2端子3における固定用部材36を螺進させる回転方向と逆方向に回転させることで、電池1qの第2端子3と電池1pの第1端子2との締結を解除できる。
このように、本実施形態によると、第2端子3の固定用部材36のみを回転させることで、第1端子2への螺合を可能とするとともに、第1端子2への電気的な接続も可能となる。即ち、第1〜第3の参考形態と異なり、電池1d本体を回転させることなく、第2端子3の第1端子2への接続及び接続の解除ができる。特に、3個以上の電池1dを直列に接続したときなどにおいて、その接続を解除する場合などのように電池1dの回転が困難な場合には、本実施形態における固定用部材36を備えた第2端子3の構成が有効に機能する。尚、第2端子3の構造については、固定用部材36が、電池1dに固定された第2導体部31に対して自由に回転可能であるとともに、固定用部材36の螺合により第2導体部31を押動させる構成であればよく、図8に示す構成に限定されるものではない。
又、本実施形態のように、第2端子3が、第2導体部31と固定部材36とによって構成される場合、上述したように、電池本体を回転させることなく、第1端子2への接続が可能となる。そのため、図11に示す電池1eのように、電池ケース10aの端面102上に第1端子2及び第2端子3の両方を設置した角形電池を構成できる。即ち、電池ケース10aの端面102において、電池1eの中心軸に対して対称となる位置に、第1端子2が凹設されるとともに、第2端子3が凸設される。尚、第1端子2及び第2端子3の構成はそれぞれ、図8に示す電池1dにおける第1端子2(端面100に凹設)及び第2端子3(端面101に凸設)と同様となるため、その構成の詳細については省略する。
この図11に示すような構成としたとき、第1端子2及び第2端子3は、中心軸よりも側面103側となる位置に設置されることが好ましい。即ち、図12に示すように、電池1s(図11の電池1eに相当)の第1端子2及び第2端子3それぞれに対して、電池1tの第2端子3(図11の電池1eに相当)と電池1u(図11の電池1eに相当)の第1端子2が接続されたとき、電池1tと電池1uとが接触しないように、端面102上における第1端子2及び第2端子3の設置位置が決定される。尚、図12のように、電池1sの第1端子2及び第2端子3それぞれに、電池1tの第2端子3と電池1uの第1端子2を接続することで、電池1t,1s,1uを直列に接続できる。
(電子機器への接続方法)
上述の各参考実施形態及び実施形態において、電池同士を直列に接続した場合については説明したが、電子機器へ搭載する場合の接続方法については説明していないので、以下で、第1の参考形態における電池1を接続する場合を例に挙げるとともに、図13(a)〜(c)を参照して説明する。尚、図13(a),(b)は、搭載する電子機器の電源線44,54に、電池1の第1端子2及び第2端子3と接続するための電極端子を直接設けた構成を示し、図13(c)は、電池1を把持できる電池ボックスの構成を示す。尚、図13(a)〜(c)は、電子機器に接続するための構成を示す一例であり、上述の各参考形態及び実施形態の電池における第1端子2及び第2端子3を螺合可能な構成であれば、その他の構成としてもよい。
図13(a)に示すように、電源線44に接続された電極端子4は、内周面にネジ溝による雌ネジ部42を有する凹部41が端子台43に凹設された構成となり、凹部41は、電池1の第1端子2における凹部23と同様の形状とされる。又、端子台43内において、凹部41の底部に配設される導体部が電源線44と接続され、凹部41の底部における導体部が電極端子として機能する。これにより、電池1の第2端子3は、その雄ネジ部32が電極端子4の雌ネジ部42に螺合されることで、第2導体部31が凹部41の底部の導体部に当接して、電極端子4を介して電源線44と電気的に接続される。
一方、電源線54に接続された電極端子5は、外周面にネジ山による雄ネジ部52を有する導体部51が端子台53に凸設された構成となる。この導体部51及び雄ネジ部52のそれぞれは、電池1の第2端子3における第2導体部31と雄ネジ部32と同様の形状とされる。又、端子台53内において、導体部51が電源線54と接続され、この導体部51が電極端子として機能する。これにより、電池1の第1端子2は、その雌ネジ部22に電極端子5の雄ネジ部52が螺合されることで、第1導体部21が導体部51に当接して、電極端子5を介して電源線54と電気的に接続される。
又、図13(b)においては、電池1の電極2に接続される電極端子を、図13(a)における電極端子5の代わりに、電極端子5aとすることにより、電池1を接続する際における電源ライン44,54の捩れを防止できるものとした。電極端子5aは、電極端子5と異なり、上記実施形態における電池1dの第2端子3(図8参照)と同様、雄ネジ部52とネジ頭部57による固定部材56を備えた構成とし、この固定部材56の中心の貫通穴に導体部55を貫通させた形状とした。
これにより、固定部材56を電池1の第1端子2に挿入して回転させることで、固定部材56の雄ネジ部52と第1端子2の雌ネジ部22とを締結できるとともに、導体部55を第1端子2の第1導体部21に接続できる。そのため、電極端子5aの端子台53又は電池1を回転させることなく、第2端子3が電極端子4に接続された電池1の第1端子2を電極端子5aに接続できる。
更に、このような電極端子4,5aそれぞれを、図13(c)のように、電池ボックス6内まで延設された導体板45,58の先端に接続するものとし、電池ボックス6内で電池1が把持されるものとしてもよい。このとき、電池1の高さ方向に対して、電極板58を変位させる構成とすることで、電池1の脱着を容易に行うことができる。このような電極板58を実現するために、例えば、板バネ形状とすることで、電池1の高さ方向に可動するものとしてもよい。又、電極板58を板バネ形状とした場合、第2端子3が電極端子4に接続された電池1の第1端子2が電極端子5aに接続されたとき、電極板58が、電池1に対して、電極端子4に向かう方向に押圧するため、電極板45及び電極板58によって電池1が挟持される。
(直列接続するときの接続部材による接続方法)
又、上述の各参考形態及び実施形態における電池を直列に接続するときに接続部材を利用した接続方法を、第1の参考形態の電池1を2つ直列に接続した場合を例に挙げて、図14を参照して説明する。尚、図14は、電池1を直列に接続するための接続部材の構成を示す一例であり、上述の各参考形態及び実施形態の電池における第1端子2及び第2端子3を螺合可能な構成であれば、接続部材をその他の構成としてもよい。
電池1を直列に接続するための接続部材7の一方の端面には、図14の破線で示すように、雌ネジ部42を有する凹部41が凹設された導体部46による電極端子71が設けられ、図14の実線で示すように、逆側の端面には、雄ネジ部52とネジ頭部57による固定部材56を貫通するように凸設された導体部55による電極端子72が設けられる。この接続部材7は、その側面に、電源線に接続される電源端子73,74と、信号線に接続される制御端子75と、を備えるとともに、その内部に、電極端子71の導体部46と接続する対象を切り換える単極双投スイッチ76と、電極端子72の導体部55と接続する対象を切り換える単極双投スイッチ77と、を備える。
そして、スイッチ76における電極端子71との接続が切り換えられる接点の一方が、スイッチ77における電極端子72との接続が切り換えられる接点の一方と接続されるとともに、スイッチ76,77の切り換えられる他方の接点がそれぞれ、電源端子73,74と接続される。又、制御端子75は、2入力2出力の端子構成となるものとし、この制御端子75より入力される2つの制御信号のそれぞれによって、スイッチ76,77の接点切換が制御される。
このように構成される接続部材7は、図14に示すように、電極71に電池1の第2端子3が接続されるとともに、電極72に電池1の第1端子2が接続される。このように、電極端子71,72のそれぞれに2つの電池1のうちの一方の第2端子3と他方の第1端子2とが接続された状態とした上で、電極端子71と電極端子72とをスイッチ76,77で接続することで、2つの電池1が接続部材7を介して直列に接続される。即ち、制御端子75より入力された2つの制御信号により、スイッチ76の電極端子71側の接点がスイッチ77側の接点と接続され、又、スイッチ77の電極端子72側の接点がスイッチ76側の接点と接続されて、2つの電池1が電極端子71,72及びスイッチ76,77を介して直列に接続される。
又、接続部材7を利用することで、スイッチ76,77の接点を切り換えて、直列に接続された電池1を個別に充電することができる。接続部材7a,7b(図14の接続部材7に相当する)で1つの電池1を充電する場合の接続状態を、図15(a)に示すとともに、接続部材7a,7bを含む複数の接続部材で複数の電池1を充電する場合の接続状態を、図15(b)に示す。図15(a)では、充電対象とする電池1の第1端子2に接続部材7aの電極端子72が螺合されて接続されるとともに、接続部材7b(図14の接続部材7に相当する)の電極端子71に電池1の第2端子3が螺合されて接続されている。このとき、充電制御回路8から電源供給される電源線が、接続部材7a,7bそれぞれの電源端子73,74に接続され、充電制御回路8からの制御信号が供給される信号線が、接続部材7a,7bそれぞれの制御端子75に接続される。
そして、充電制御回路8から接続部材7a,7bのそれぞれに制御信号が入力され、図15(a)のように、接続部材7aのスイッチ77によって、電極端子72の導体部55と電源端子74とが接続され、接続部材7bのスイッチ76によって、電極端子71の導体部46と電源端子73とが接続される。これにより、接続部材7a,7bの間に接続された電池1は、第1端子2が接続部材7aを介して充電制御回路8からの電源線と接続されるとともに、第2端子3が接続部材7bを介して充電制御回路8からの電源線と接続され、充電制御回路8により充電がなされる。
このとき、充電制御回路8は、接続部材7a,7bを通じて接続される電池1の電圧を測定する。そして、電池1の電圧が所定値となったことを充電制御回路8が確認すると、制御信号を接続部材7a,7bそれぞれの制御端子75に与えて、接続部材7aのスイッチ77についてはスイッチ76側の接点へ接続を切り換え、接続部材7bのスイッチ76についてはスイッチ77側の接点へ接続を切り換える。これにより、電池1が所定電圧まで充電すると充電が停止されて、電池1の過充電が防止される。
又、図15(b)では、接続部材7aの電極端子71にも電池1の第2電極3が接続され、接続部材7bの電極端子72にも電池1の第1電極2が接続されるものとし、複数の電池1が接続部材7a,7bによって直列に接続された状態となる。このとき、複数の電池1を個々に充電するために、接続部材7a,7bのいずれにおいても、スイッチ76が電源端子73側の接点へ接続され、スイッチ77が電源端子74側の接点へ接続される。このように構成することで、充電制御回路8では、接続部材7a,7bを通じて複数の電池1と個別に接続される。
この図15(b)のように接続することで、充電制御回路8は、接続部材7a,7bを介して直列に接続されていた複数の電池1について、その電圧を個別に測定できるとともに、複数の電池1を所定の電圧まで個別に充電できる。即ち、接続部材7a,7bそれぞれのスイッチ76,77の接点切換が充電制御回路8からの制御信号によって個別に切り換えられることで、満充電となった電池1のみについて、充電制御回路8との接続を遮断して充電を終了できる。
(並列接続するときの接続方法)
更に、上述の各参考形態及び実施形態における電池を並列に接続するときの接続方法を、第1の参考形態の電池1を2つ並列に接続した場合を例に挙げて、図16を参照して説明する。尚、図16は、電池1を並列に接続するための接続部材の構成を示す一例であり、上述の各参考形態及び実施形態の電池における第1端子2及び第2端子3を螺合可能な構成であれば、接続部材をその他の構成としてもよい。
図16に示すように、電池1の第2端子3を接続するための接続部材4bは、雌ネジ部42を備えた凹部41が台座47の2箇所に等間隔に設けられて構成される。一方、電池1の第1端子2を接続するための接続部材5bは、導体部55及び固定部材56のそれぞれが台座59の2箇所に等間隔に設けられて構成される。そして、接続部材4bは、台座47内において、2つの凹部41それぞれの底部に設けられた2つの導体部と電源線44とが電気的に接続され、接続部材5bは、台座59内において、2つの導体部55と電源線54とが電気的に接続される。又、接続部材4bにおいて、凹部41の設置される間隔が電池1の幅よりも広く設定されるとともに、接続部材5bにおいて、導体部55及び固定部材56のそれぞれの設置される間隔が電池1の幅よりも広く設定される。
このように構成されることによって、2つの電池1それぞれの第2端子3は、それぞれの雄ネジ部32が、接続部材4bの凹部42における雌ネジ部42に螺合されることで、凹部42の底部における導体部を介して電源線44と電気的に接続される。一方、2つの電池1それぞれの第1端子2は、それぞれの雌ネジ部32に、接続部材5bの固定部材56における雄ネジ部52が螺合されることで、導体部55を介して電源線54と電気的に接続される。これにより、2つの電池1は、接続部材4b,5bによって、電源線44,54の間で並列に接続されることとなる。
尚、上述において、2つの電池を並列に接続する例を示したが、n個(nは、3以上の整数)の電池を並列に接続する場合は、接続部材4bにおいて、雌ネジ部42を有する凹部42を台座47にn箇所設けるとともに、接続部材5bにおいて、導体部55及び固定部材56をそれぞれ台座59にn箇所設けることで実現できる。このとき、接続部材4bにおいて、台座47に設けられる凹部42を等間隔に設置するとともに、接続部材5bにおいて、台座59に設けられる導体部55及び固定部材56を等間隔に設置する。
又、台座47内部において、複数の凹部42の導体部から電源線44と接続する導体部を選択するスイッチング回路を設けるとともに、台座59内部においても、複数の導体部55から電源線54と接続する導体部を選択するスイッチング回路を設けるものとしてもよい。これにより、接続部材4b,5bのそれぞれによって、n個の電池が並列に接続されているとき、その電力容量が不十分であるとされた電池については、接続部材4b,5bに設けたスイッチング回路によって、電源線44,54との接続を禁止できる。そのため、電力容量が不十分な電池が内部抵抗として他の電池の電力消費を招くことを防止できる。更に、この内部抵抗による電力消費については、電池を直列に接続したときに顕著となるため、上述の図14のような構成の端子を利用することで、直列に接続された電池間でも選択できるようにしてもよい。
更に、図13(a)又は図13(b)のような構成の電極端子4,5,5aと、図14のような構成の接続部材7と、図16のような構成の接続部材4b,5bと、を組み合わせることによって、複数の電池1を直列及び並列の組み合わせにより接続した電池群を形成することができる。又、電池1は、電池1同士による接続部、電極端子4,5,5aとの接続部、又は、接続部材4b,5b,7との接続部において、そのネジ構造によって螺合されて接続される。そいのため、複数の電池1により電池群を形成したとしても十分に固定されるため、従来のように、電池群を密閉する電池ボックスを省略又は簡素化でき、更には軽量化を図れる。
本発明は、マンガン乾電池、アルカリ乾電池、リチウム一次電池、ニッケル系一次電池などの一次電池に対して適用できるだけでなく、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの二次電池に対しても適用できる。
は、本発明の第1の参考形態の電池の構成を示す、その一部を断面とした外観図である。 は、図1に示す構成の2つの電池を直列に接続するときの状態を示す図で、(a)は、両電池が接続されていない状態を示し、(b)は、両電池が接続途中である状態を示し、(c)は、両電池が接続された状態を示す。 は、リチウムイオン電池の内部構成を示す概略断面図である。 は、アルカリ乾電池の内部構成を示す概略断面図である。 は、本発明の第1の参考形態の電池の別の構成例を示す、その一部を断面とした外観図である。 は、本発明の第2の参考形態の電池の構成を示す、その一部を断面とした外観図である。 は、本発明の第3の参考形態の電池の構成を示す、その一部を断面とした外観図である。 は、本発明の実施形態の電池の構成を示す、その一部を断面とした外観図である。 は、図8に示す構成の2つの電池を直列に接続するときの状態を示す図で、(a)は、両電池が接続されていない状態を示し、(b)及び(c)は、両電池が接続途中である状態を示す。 は、図8に示す構成の2つの電池を直列に接続するときの状態を示す図で、(a)及び(b)は、両電池が接続途中である状態を示し、(c)は、両電池が接続された状態を示す。 は、本発明の実施形態の電池の別の構成例を示す、その一部を断面とした外観図である。 は、図11に示す構成の3つの電池を直列に接続するときの状態を示す図である。 は、図1に示す構成の電池を搭載する電子機器における電池の接続例を示すもので、(a)及び(b)は、電極端子を電源線に直接設けた例を示し、(c)は、電極端子を電池ボックスに設けた例を示す。 は、図1に示す構成の電池を、接続部材を用いて直列に接続するときの状態を示す図である。 は、図14に示す接続部材を用いたときの電池の充電回路を示す図で、(a)は、1つの電池を充電する際の構成を示し、(b)は、複数の電池を充電する際の構成を示す。 は、図1に示す構成の電池を、接続部材を用いて並列に接続するときの状態を示す図である。
符号の説明
1,1a〜1e 電池
2 第1端子
3 第2端子
10,10a 電池ケース
21 第1導体部
22,26 雌ネジ部
23,25 凹部
24 ネジ溝
31 第2導体部
32 雄ネジ部
33 ネジ山
34 柱部
35 フランジ部
36 固定部材
37 貫通穴
38 ネジ頭部

Claims (6)

  1. 電池ケースより正極、負極を露出させた電池において、
    前記電池ケースの外表面上に設置されて、その内周面にネジ溝が形成された雌ネジ部と、正、負のいずれかの電極となる第1導体部とを有する第1端子と、
    前記電池ケースの外表面上に設置されて、その外周面にネジ山が形成された雄ネジ部と、前記第1導体部と逆極性の電極となる第2導体部とを有する第2端子とを備え、
    前記第2端子の雄ネジ部と第2導体部は、その中心に貫通穴を設けたリング状の固定用部材と、該固定用部材の貫通穴に挿入される柱部とで構成され、前記固定用部材は、外周面の基部に形成されたネジ頭部と、このネジ頭部から端部に向かって形成されたネジ山とを有し、前記柱部に対して回動自在になっていることを特徴とする電池。
  2. 請求項1において、
    前記第1端子が、前記電池ケースの第1端面上に形成される一方、
    前記第2端子が、前記電池ケースの前記第1端面の反対側に位置する第2端面上に形成されることを特徴する電池。
  3. 請求項1において、
    前記第1及び第2端子が、前記電池ケースの同一端面上に形成されることを特徴する電池。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電池の接続方法であって、
    該電池の前記第1端子が接続される第3端子が、その外周面にネジ山が形成された雄ネジ部と、前記第1導体部と逆極性の電極となる第3導体部とによって構成され、
    該第3端子が前記第1端子に挿入されて前記第1及び第3端子が螺合して、前記第1端子の前記第1導体部と前記第3端子の第3導体部とが電気的に接続されることを特徴とする電池の接続方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電池の接続方法であって、
    該電池の前記第2端子が接続される第4端子が、その内周面にネジ溝が形成された雌ネジ部と、前記第2導体部と逆極性の電極となる第4導体部とによって構成され、
    前記第2端子が前記第4端子に挿入されて前記第2及び第4端子が螺合して、前記第2端子の前記第2導体部と前記第4端子の第4導体部とが電気的に接続されることを特徴とする電池の接続方法。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電池の接続方法であって、
    2つの電池を直列に接続するとき、一方の電池の前記第2端子が他方の電池の前記第1端子に挿入されて前記第1及び第2端子が螺合して、一方の電池の前記第2導体部と他方の電池の前記第1導体部とが電気的に接続されることを特徴とする電池の接続方法。
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