JP4658869B2 - キーシフト式変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の変速ギヤから任意のギヤを選択し、選択した変速ギヤを駆動用の変速軸に係合させることで変速をおこなうキーシフト式変速装置に関する。
歩行型芝刈機などの作業機のなかには、走行速度を変える変速装置としてキーシフト式変速装置を備え、このキーシフト式変速装置を作業者が変速レバーで操作するように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
実開平1−98953号公報 特許文献1のキーシフト式変速装置を次図に基づいて説明する。
図9は従来のキーシフト式変速装置を示す断面図である。
キーシフト式変速装置200は、車輪駆動軸(以下、「変速軸」という)201にボス部材202が嵌合され、ボス部材202に複数の変速ギヤ203…(…は複数個を示す)が回動可能に設けられ、複数の変速ギヤ203…に係合可能なキー部材204をシフタ205に連結し、シフタ205を中空軸206に沿って摺動自在に設け、シフタ205にシフトフォーク208が連結されている。
キー部材204は、ばね部材209のばね力で複数の変速ギヤ203…に向けて付勢される。
これにより、複数の変速ギヤ203…から選択した任意の変速ギヤ203にキー部材204のキー突部204aが係合して変速ギヤ203をボス部材202に連結する。
このキーシフト式変速装置200によれば、シフトフォーク208でシフタ205を中空軸206に沿って移動させることで、複数の変速ギヤ203…のうちから任意の変速ギヤ203を選択し、選択した変速ギヤ203にキー部材204のキー突部204aを係合する。
キー突部204aが変速ギヤ203に係合することで、変速ギヤ203がボス部材202に連結する。これにより、変速ギヤ203の回転がボス部材202を介して変速軸201に伝わる。
ところで、キー部材204およびばね部材209は、ボス部材202のボスガイド溝202aや中空軸206の中空軸ガイド溝206a内に収納されている。
一方、ばね部材209は、その中央部209aが突出するように湾曲状に形成され、突出した中央部209aが、ボスガイド溝202aの底面202bや中空軸ガイド溝206aの底面206bに押し付けられている。
このばね部材209は、中央部209aがボスガイド溝202aの底面202bや中空軸ガイド溝206aの底面206bに押し付けられた状態で、キー部材204とともに変速軸201の軸方向に摺動する。
ここで、中空軸206とボス部材202とは別部材で形成されているため、中空軸206とボス部材202との境界を通過する際に、ばね部材209の中央部209aが特に摩耗する虞がある。
ばね部材209の中央部209aが摩耗するために、耐久性を確保することが難しくなることが考えられる。
さらに、ばね部材209の中央部209aが摩耗することで、ばね部材209のばね定数が変化することが考えられる。
ばね部材209のばね定数が変化するために、それぞれの変速ギヤ203…にキー部材204を良好に係合させることが難しくなり、変速を的確におこなえなくなることが考えられる。
本発明は、耐久性を確保することができ、かつ変速を的確におこなうことができるキーシフト式変速装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、変速軸に複数の変速ギヤを回動自在に設け、複数の変速ギヤのうちから任意の変速ギヤを選択し、選択した変速ギヤを変速軸と一体に回転させることで変速可能なキーシフト式変速装置において、前記変速軸に沿って移動自在に設けられたシフタと、このシフタに連結部が連結され、この連結部から前記変速軸に沿ってアーム部が延び、このアーム部の先端部に前記変速ギヤに係合可能なキー突部が設けられたキー部材と、このキー部材の連結部に基部が嵌め込まれ、この基部から前記アーム部に沿って板ばね部が前記変速軸側に非接触状態で延出され、この板ばね部の先端押圧部で前記キー突部を前記変速ギヤに係合する方向に押圧するばね部材と、を備え、前記キー突部を前記変速ギヤに係合することで、変速ギヤを前記変速軸に連結し、前記連結部は、前記ばね部材の前記基部に臨む第1接触面と第2接触面とを有し、前記第1接触面に対して、前記第2接触面は隣接し且つ傾斜して設けられることで、前記キー突部が前記変速ギヤに係合した係合状態においては、前記第1接触面が、前記基部に当接すると共に、前記第2接触面が、前記基部から離れ、前記キー突部が前記変速ギヤから退避した変速状態においては、前記第1接触面が、前記基部から離れると共に、前記第2接触面が、前記基部に当接するように構成されていることを特徴とする。
請求項2は、前記シフタは、前記連結部および前記基部を収容する前記収納凹部が形成され、前記変速軸に沿って直接摺動可能であることを特徴とする。
請求項3は、前記板ばね部は、前記連結部から前記アーム部に向かって直線的に延びていることを特徴とする。
請求項4は、前記板ばね部は、前記先端押圧部を除いた前記基部側の部位が前記アーム部から離れていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ばね部材の板ばね部を、キー部材のアーム部に沿って基部から変速軸側に非接触状態で延出する。そして、延出された板ばね部の先端押圧部でキー突部を変速ギヤに係合する方向に押圧する。
ばね部材の板ばね部を、変速軸側に対して非接触状態に保つことで、板ばね部の摩耗を防ぐことができる。このように、板ばね部の摩耗を防ぐことで、耐久性を確保することができるという利点がある。
さらに、板ばね部の摩耗を防ぐことで、板ばね部のばね定数を一定に保つことができる。これにより、変速ギヤにキー部材を良好に係合させることが可能になり、変速を的確におこなうことができるという利点がある。
加えて、請求項1では、シフタを変速軸に沿って直接摺動させる変速状態において、連結部の第2接触面を基部に接触させることができる。よって、基部を第2接触面で補強した状態に保つことが可能になる。
これにより、基部を変速軸に沿って円滑に摺動させることが可能になり、変速操作を良好におこなうことができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、キー部材の連結部およびばね部材の基部がシフタの収納凹部に収容される。そして、シフタを変速軸に沿って直接摺動させるように構成した。
シフタを変速軸に沿って直接摺動させることで、シフタの形状を小さくすることができる。
シフタの形状を小さくすることで、キーシフト式変速装置のコンパクト化を図ることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、板ばね部のうち、基部側の部位をアーム部から離すように形成した。よって、キー突部が変速ギヤの係合位置から退避する際に、キー部材の移動を板ばね部で妨げる虞がない、
これにより、キー突部を変速ギヤの係合位置から円滑に退避させることが可能になり、変速操作を良好におこなうことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
また、実施の形態においては、本発明に係るキーシフト式変速装置を歩行型芝刈機に設けた例について説明するが、本発明に係るキーシフト式変速装置の用途は歩行型芝刈機に限定するものではない。
図1は本発明に係るキーシフト式変速装置を備えた歩行型芝刈機を示す斜視図である。
歩行型芝刈機10は、機体(図示せず)の前部に左右の前輪11を備えるとともに後部に左右の後輪12を備え、左右の前輪11および左右の後輪12間にエンジン13を備え、このエンジン13の下方に芝刈用刈刃14を備え、エンジン13の回転を左右の後輪12に伝えるキーシフト式変速装置15を備え、前記機体から後方へ操作用のハンドル17を延ばしたものである。
キーシフト式変速装置15は、ケース21の上部から入力軸24が上方に突出し、入力軸24の上端に従動プーリ25が設けられ、ケース21の左右側部から後輪駆動軸26が延出され、ケース21の上部にクラッチアーム27および変速アーム28が設けられている。
ケース21は、上部ケース22および下部ケース23をボルト31…(…は複数を示す)で締め付けることにより、密封状態に組み立てられている。
従動プーリ25は、駆動ベルト32を介して駆動プーリ33に連結されている。駆動プーリ33は、エンジン13に連結された駆動軸34に設けられている。
後輪駆動軸26の左端部に左ギヤ36が備えられ、左ギヤ36が左従動ギヤ37に噛み合っている。左従動ギヤ37に左車軸38を介して左後輪12が連結されている。
後輪駆動軸26の右端部に右ギヤ41が備えられ、右ギヤ41が右従動ギヤ42に噛み合っている。右従動ギヤ42に右車軸43を介して右後輪12が連結されている。
クラッチアーム27は、クラッチケーブル45を介してクラッチレバー46に連結されている。クラッチレバー46は、ハンドル17に揺動自在に設けられている。
クラッチレバー46を操作することで、クラッチアーム27が作動し、キーシフト式変速装置15を「クラッチ入」と「クラッチ切」とに切り替える。
変速アーム28は、変速ケーブル47を介して変速レバー48に連結されている。変速レバー48は、ハンドル17に設けられている。
変速レバー48を操作することで、変速アーム28が作動し、キーシフト式変速装置15を変速する。
歩行型芝刈機10によれば、エンジン13を駆動することにより駆動軸34が回転する。駆動軸34が回転することで、駆動プーリ33が回転するとともに、芝刈用刈刃14が回転する。駆動プーリ33が回転することで、駆動ベルト32および駆動ベルト32を介して入力軸24が回転する。
入力軸24の回転が後輪駆動軸26に伝わる。後輪駆動軸26の回転が、左車軸38を介して左後輪12に伝わるとともに、右車軸43を介して右後輪12に伝わる。
これにより、左右の後輪12,12および左右の前輪11,11で駆動しながら、芝刈用刈刃14で芝草などの草を刈ることができる。
以下、キーシフト式変速装置15について詳しく説明する。
図2は本発明に係るキーシフト式変速装置を示す断面図である。
キーシフト式変速装置15は、密封状態のケース21内の中間軸51にクラッチ機構52が設けられ、ケース21内の中間軸51および後輪駆動軸(以下、「変速軸」という)26に変速機構53が設けられ、ケース21内に潤滑油が充填されている。
すなわち、クラッチ機構52や変速機構53は潤滑油中に浸漬されている。
中間軸51は、左右の端部51a,51bがそれぞれ左右の中間軸ブッシュ55,56を介してケース21に回転自在に支持されている。
変速軸26は、左右の変速軸ブッシュ57,58を介してケース21に回転自在に支持され、左右の側部21a,21bからケース21の外部に延出されている。
変速軸26の右変速軸ブッシュ58近傍の部位に貫通孔61が形成され、貫通孔61に抜止ピン62が差し込まれる。抜止ピン62に隣接してカラー63が設けられている。
カラー63は、外周から抜止ピン62側に折り曲げられた折曲片63aを備える。折曲片63aを抜止ピン62の両端側に配置することで、抜止ピン62が貫通孔61から抜け出すことを防止する。
クラッチ機構52は、中間軸51に左右のコーン65,66が嵌め込まれ、左右のコーン65,66がそれぞれ左右のロックピン67,68で中間軸51にロックされ、左右のコーン65,66にギヤリング71が嵌め込まれ、左コーン65の左側に左スラストワッシャ(スラストベアリング)72が設けられ、右コーン66の右側に右スラストワッシャ(スラストベアリング)73が設けられ、左スラストワッシャ72に隣接して押圧プレート74が設けられ、押圧プレート74の後端部74aにカム部材75のカム81が接触している。
カム部材75のカム軸82(図1参照)にクラッチアーム27が連結されている。
ギヤリング71は、外周にウォームホイール76が形成され、内周に左右の傾斜面77,78が形成されている。ウォームホイール76にウォーム79が噛み合っている。ウォーム79は入力軸24(図1も参照)に同軸上に形成されている。
よって、入力軸24が回転すると、ウォーム79が回転し、ウォーム79の回転がウォームホイール76に伝わる。
この状態で、図1に示すカム軸82をクラッチアーム27で操作して、カム81で押圧プレート74を左スラストワッシャ72に押し付ける。
左コーン65の傾斜面65aが、ギヤリング71の左傾斜面77に押圧されるとともに、右コーン66の傾斜面66aが、ギヤリング71の右傾斜面78に押圧される。
これにより、ギヤリング71の回転が左右のコーン65,66および左右のロックピン67,68を介して中間軸51に伝えられる。
変速機構53は、中間軸51に第1〜第3の駆動ギヤ84〜86が複数個設けられ、第1〜第3の駆動ギヤ84〜86に第1〜第3の変速ギヤ(変速ギヤ)87〜89が噛み合い、第1〜第3の変速ギヤ87〜89がボス部材90に回転自在に取り付けられ、ボス部材90が変速軸26に取り付けられ、ボス部材90の右側にシフタ92が設けられ、シフタ92にキー部材94およびばね部材96(図3参照)が設けられ、シフタ92を操作するシフトフォーク98を備える。
シフトフォーク98には、変速操作軸99を介して変速アーム28(図1参照)が設けられている。
図1に示す変速レバー48を操作することで、変速アーム28が作動して変速操作軸99が回動する。変速操作軸99が回動することで、シフトフォーク98が変速操作軸99を軸にしてスイング移動する。シフトフォーク98がスイング移動することで、シフタ92が変速軸26に沿って摺動する。
図3は図2の3−3線断面図、図4は本発明に係るキーシフト式変速装置の要部を示す斜視図、図5は本発明に係るキーシフト式変速装置の要部を示す分解斜視図である。
変速軸26にはボス部材90が嵌め込まれている。ボス部材90は、中空状の筒体に形成され、右端部にフランジ部101が形成され、外周90aに長手方向に延びる一対のガイド溝102,102が形成され、フランジ部101側の内周90bに一対の凹部103,103が形成されている。
一対のガイド溝102,102は、180度の間隔をおいて形成されている。一対の凹部103,103は、180度の間隔をおいて形成されている。
そして、一対の凹部103,103は、一対のガイド溝102,102に対して90度ずれた位置に形成される。
変速軸26にボス部材90を嵌め込むとともに、一対の凹部103にロックピン105(図2も参照)の両端部105a,105aを受け入れる。ロックピン105は、変速軸26の貫通孔106に貫通されている。
よって、ボス部材90は、変速軸26と一体に回転する。
ボス部材90には、第1変速ギヤ87、第2変速ギヤ88および第3変速ギヤ89が回転自在に嵌め込まれている。
第1変速ギヤ87は、内周に4個の第1係合溝87a…が90度の間隔をおいて形成されている。
第2変速ギヤ88は、内周に4個の第2係合溝88a…が90度の間隔をおいて形成されている。
第3変速ギヤ89は、内周に4個の第3係合溝89a…が90度の間隔をおいて形成されている。
第1〜第3の係合溝87a…,88a…,89a…を90度の間隔をおいて4個形成することで、4個のうちから選択した2個にキー部材94を嵌合させる。
図3に示すように、第1変速ギヤ87とフランジ部101との間に第1スペーサ111が配置されている。第1変速ギヤ87と第2変速ギヤ88との間に第2スペーサ112が配置されている。第2変速ギヤ88と第3変速ギヤ89との間に第3スペーサ113が配置されている。
ボス部材90の左端部と左変速軸ブッシュ57との間にワッシャ114が配置されている。
シフタ92は、焼結合金で筒状体に成形され、摺動面としての内周面92a(図5参照)が形成され、内周面92aに一対の収容凹部116が形成され、外周面92bに環状溝117が機械加工で形成されている。
内周面92aは、変速軸26に対して摺動可能な摺動面である。
焼結合金は、一例として、銅(Cu)、炭素(C)や鉄(Fe)の粉体を焼結して得られた合金である。
シフタ92を焼結合金で成形することで、焼結合金内の気孔が内周面92aに露出して凹部93…(図5参照)が形成される。
この凹部93…は、内周面92aが変速軸26に沿って摺動する妨げにならない微細な凹みである。
凹部93…に潤滑油を蓄えることができる。この潤滑油は、図2に示すケース21内に充填されている。
凹部93…に潤滑油を蓄えることで、内周面92aの変速軸26に対する潤滑性をさらに高めることができる。
シフタ92を変速軸26に嵌合することで、内周面92aが変速軸26に接触する。よって、シフタ92を変速軸26に沿って移動させることで、内周面92aが変速軸26に接触した状態で摺動する。
すなわち、シフタ92は、変速軸26に沿って直接摺動する部材である。
内周面92aには、一対の収容凹部116が180度の間隔をおいて形成されている。
一対の収納凹部116は、シフタ92を焼結合金で成形する際に同時に成形された凹部である。
これにより、シフタ92を成形後に一対の収納凹部116を機械加工する手間を省くことができるので、加工費を抑えて生産性の向上を図ることができる。
収容凹部116には、キー部材94の連結部121およびばね部材96の基部125が収容される。連結部121はシフタ92に連結され、基部125は、連結部121に嵌め込まれている。
ここで、上下側のキー部材94は、それぞれ同じ部材である。また、上下側のばね部材96は、それぞれ同じ部材である。
なお、キー部材94の連結部121およびばね部材96の基部125については後述する。
シフタ92の外周面92bに環状溝117が形成されている。この環状溝117に、シフトフォーク98に備えた一対のピン98a,98a(図4参照)が差し込まれている。変速アーム28を変速ケーブル47で操作することで変速操作軸99が回動する。
これにより、シフトフォーク98が変速操作軸99を軸にしてスイング移動し、一対のピン98a,98aでシフタ92を変速軸26に沿って長手方向に摺動させる。
以上説明したように、シフタ92は、キー部材94の連結部121およびばね部材96の基部125を収納凹部116に収容し、変速軸26に沿って直接摺動させるように構成されている。
シフタ92を変速軸26に沿って直接摺動させることで、シフタ92の形状を小さくすることができる。
シフタ92の形状を小さくすることで、キーシフト式変速装置15のコンパクト化を図ることができる。
さらに、シフタ92を変速軸26に沿って直接摺動させることで、従来必要とされていた中空軸(図9の従来技術に示す)を、変速軸26とシフタ92との間に介在させる必要がない。
このように、キーシフト式変速装置15から前記中空軸を除去することで、部品点数を減らすことが可能になり、キーシフト式変速装置15の組付け作業を容易におこなうことができる。
キー部材94は、シフタ92の収容凹部116に収容されるとともにシフタ92に連結される連結部121と、連結部121から変速軸26に沿って延びるアーム部122と、アーム部122の先端部122aに形成されたキー突部123とからなる。
連結部121は、収容凹部116に収納された支え部131と、支え部131の左端からシフタ92の左壁92cに沿って立ち上げた左突部132と、支え部131の右端からシフタ92の右壁92dに向けて立ち上げた右突部133とを有する。
この連結部121は、支え部131、左突部132および右突部133で略コ字状に形成されることで、シフタ92に係合可能な係合凹部134を備える。
係合凹部134をシフタ92に係合することで、左突部132が左壁92cに当接するとともに、右突部133が右壁92dに当接する。
これにより、連結部121は、収容凹部116に収容されるとともにシフタ92に連結された状態に保たれる。
加えて、係合凹部134はシフタ92に対して相対移動可能に形成されている。
具体的には、係合凹部134をシフタ92に対して相対移動可能に連結することで、キー部材94が連結部121を中心にしてスイング移動可能となる。
キー部材94が連結部121を中心にしてスイング移動することで、キー突部123を第1〜第3の変速ギヤ87,88,89に係合した係合状態と、第1〜第3の変速ギヤ87,88,89から退避した変速状態とに移動させることができる。
さらに、連結部121の支え部131は、基部125に臨む第1接触面131aおよび第2接触面(接触面)131bを有する。
第1接触面131aおよび第2接触面131bは、それぞれの面131a,131bの境界部131c(図6参照)が頂部となるよう傾斜状に形成されている。
第1接触面131aは、キー突部123が第1〜第3の変速ギヤ87,88,89に係合した係合状態において基部125に当接し(図3参照)、キー突部123が第1〜第3の変速ギヤ87,88,89から退避した変速状態において基部125から離れる(図6(b)参照)。
第2接触面131bは、キー突部123が第1〜第3の変速ギヤ87,88,89に係合した係合状態において、第1〜第3の変速ギヤ87,88,89に向けて基部125から離れ(図3参照)、キー突部123が第1〜第3の変速ギヤ87,88,89から退避した変速状態において、基部125に当接する(図7(b)参照)。
アーム部122は、連結部121の左突部132から変速軸26の軸方向(長手方向)に沿って延びた部位である。このアーム部122の先端部122a(図5参照)にキー突部123が形成されている。
キー突部123は、第1〜第3の係合溝87a,88a,89aに係合可能に略台形状に形成されている。
キー突部123の底面123aに、ばね部材96の先端押圧部126aを当接させる。ばね部材96の付勢力でキー突部123を変速軸26から離れる方向に向けて付勢する。
これにより、キー突部123を第1〜第3の係合溝87a,88a,89aに係合させることができる。
なお、キー突部123およびアーム部122は、ガイド溝102内において長手方向に移動自在に配置される。
図6は本発明に係るキーシフト式変速装置のキー部材およびばね部材を示す側面図である。
ばね部材96は、連結部121に嵌め込み可能な基部125と、基部125から延出されて先端押圧部126aがキー突部123に当接する板ばね部126とを有する。
基部125は、変速軸26に接触した状態で軸方向(長手方向)に摺動する摺動部127と、摺動部127の左端から立ち上げた左立上片128と、摺動部127の右端から立ち上げた右立上片129とを有する。
この基部125は、摺動部127および左右の立上片128,129で略コ字状に形成されることで、キー部材94の連結部121に嵌め込み可能な嵌合凹部130を備える。
板ばね部126は、基部125の左立上片128からアーム部122に沿って延出され、先端押圧部126aでキー突部123を第1〜第3の係合溝87a,88a,89a(図3参照)に係合する方向に押圧する。
すなわち、板ばね部126は、キー突部123を第1〜第3の係合溝87a,88a,89aに係合する方向に付勢する部材である。
図3に戻って、板ばね部126は、変速軸26側の部材としてのガイド溝102の底面102aに非接触状態で延出される。
板ばね部126をガイド溝102の底面102aに対して非接触状態に保つことで、板ばね部126の摩耗を防ぐことが可能になり、耐久性を確保することができる。
さらに、板ばね部126の摩耗を防ぐことで、板ばね部126のばね定数を一定に保つことができる。これにより、第1〜第3の変速ギヤ87〜89にキー部材94のキー突部123を良好に係合させて、変速を的確におこなうことができる。
加えて、板ばね部126をガイド溝102の底面102aに非接触状態に保つようにした。ばね部材126をガイド溝102の底面102aに非接触状態に保つことで、ガイド溝102の底面102aと、従来必要とされていた中空軸(図示せず)の底面との境界に段差を生じないようにする必要はない。
これにより、ガイド溝102の底面102aや、従来必要とされていた中空軸の底面を精度よく加工する必要がなく、加工費を抑えることができる。
また、板ばね部126は、先端押圧部126aを除いた部位126b、すなわち基部125側の部位126bがアーム部122から離されている。
板ばね部126のうち、基部125側の部位126bをアーム部122から離すことで、キー突部123が第1〜第3の変速ギヤ87〜89の係合位置から退避する際に、キー部材94の移動を板ばね部126で妨げる虞がない、
これにより、キー突部123を第1〜第3の変速ギヤ87〜89の係合位置から円滑に退避させて、変速操作を良好におこなうことができる。
板ばね部126は、先端押圧部126aがキー突部123の底面123aに当接されている。
板ばね部126の先端押圧部126aをキー突部123の底面123aに当接させることで、先端押圧部126aでキー突部123を第1〜第3の係合溝87a,88a,89a側に押圧する。よって、キー突部123を第1〜第3の係合溝87a,88a,89aに係合させて、第1〜第3の変速ギヤ87,88,89を変速軸26に連結する。
これにより、図4に示す変速ケーブル47で変速アーム28を操作してシフタ92を変速軸26に沿って軸方向に摺動させることで、第1〜第3の変速ギヤ87,88,89のうちから任意の変速ギヤを選択し、選択した変速ギヤを変速軸26と一体に回転させることができる。
つぎに、キーシフト式変速装置15で変速操作をする例を図7〜図8に基づいて説明する。
なお、図7〜図8においては、上側のキー部材94およびばね部材96について説明して、下側のキー部材94およびばね部材96の説明は省略する。
図7(a),(b)は本発明に係るキーシフト式変速装置において第3変速ギヤから第2変速ギヤに変速する例を説明する図である。
(a)に示すように、第3変速ギヤ89の第3係合溝89aに、キー部材94のキー突部123が係合している。
第3係合溝89aにキー突部123を係合することで、第3変速ギヤ89を変速軸26と一体に回転させることができる。
キー突部123が第3係合溝89aに係合した状態において、第1接触面131aが基部125に当接した状態に保たれる。
なお、この状態において、板ばね部126は、ガイド溝102の底面102aに非接触状態に、かつ、基部125側の部位126bがアーム部122から離れた状態に保たれている。
この状態から、シフタ92を変速軸26に沿って軸方向に矢印Aの如く摺動させる。
ここで、キー部材94は、連結部121を中心にしてスイング移動可能にシフタ92に連結されている。
よって、キー突部123が第3スペーサ113側に移動することで、キー突部123が板ばね部126の付勢力に抗して矢印Bの如く第3係合溝89aから離れる方向に移動する。
ここで、シフタ92の内周面92aに凹部93…が形成され、凹部93…に潤滑油を蓄えることで、内周面92aの変速軸26に対する潤滑性を一層高めることができる。
これにより、シフタ92を第3変速ギヤ89の係合位置から円滑に退避させることができる。
さらに、板ばね部126のうち、基部125側の部位126bがアーム部122から離れた状態に保たれている。
これにより、キー突部123をシフタ92とともに第3変速ギヤ89の係合位置から円滑に退避させることができる。
(b)において、キー突部123の頂面123bが、第3スペーサ113の内周113aに当接する。
第1接触面131aが基部125から離れ、第2接触面131bが基部125に当接した状態に保たれる。
なお、板ばね部126は、ガイド溝102の底面102aに非接触状態に保たれている。
この状態において、シフタ92を変速軸26に沿って軸方向に矢印Aの如く継続して摺動させる。
第2接触面131bが基部125に当接しているので、第2接触面131bで基部125を補強した状態に保たれる。
これにより、基部125を変速軸26に沿って円滑に摺動させることが可能になり、変速操作を良好におこなうことができる。
図8(a),(b)は本発明に係るキーシフト式変速装置において第2変速ギヤおよび第1変速ギヤに係合した例を説明する図である。
(a)において、第2変速ギヤ88の第2係合溝88aに、キー部材94のキー突部123が係合する。
第2係合溝88aにキー突部123を係合することで、第2変速ギヤ88を変速軸26と一体に回転させることができる。
板ばね部126は、ガイド溝102の底面102aに非接触状態に、かつ、基部125側の部位126bがアーム部122から離れた状態に保たれている。
この状態から、シフタ92を変速軸26に沿って軸方向に矢印Cの如く摺動させる。
(b)において、第1変速ギヤ87の第1係合溝87aに、キー部材94のキー突部123が係合する。
第1係合溝87aにキー突部123を係合することで、第1変速ギヤ87を変速軸26と一体に回転させることができる。
板ばね部126は、ガイド溝102の底面102aに非接触状態に、かつ、基部125側の部位126bがアーム部122から離れた状態に保たれている。
図7および図8で説明したように、ばね部材96の板ばね部126をガイド溝102の底面102aに対して非接触状態に保つことで、板ばね部126の摩耗を防ぐことが可能になり、耐久性を確保することができる。
さらに、板ばね部126の摩耗を防ぐことで、板ばね部126のばね定数を一定に保つことができる。これにより、第1〜第3の変速ギヤ87〜89にキー部材94のキー突部123を良好に係合させて、変速を的確におこなうことができる。
なお、前記実施の形態では、本発明に係るキーシフト式変速装置15を歩行型芝刈機10に適用した例について示したが、これに限らないで、その他の作業機に適用することも可能である。
例えば、歩行型草刈機、歩行型除雪機、歩行型耕耘機、動力機付きの歩行型一輪・二輪・三輪・四輪運搬車などに適用可能である。
本発明は、複数の変速ギヤから任意のギヤを選択し、選択した変速ギヤを駆動用の変速軸に係合させることで変速をおこなうキーシフト式変速装置への適用に好適である。
本発明に係るキーシフト式変速装置を備えた歩行型芝刈機を示す斜視図である。 本発明に係るキーシフト式変速装置を示す断面図である。 図3は図2の3−3線断面図である。 本発明に係るキーシフト式変速装置の要部を示す斜視図である。 本発明に係るキーシフト式変速装置の要部を示す分解斜視図である。 本発明に係るキーシフト式変速装置のキー部材およびばね部材を示す側面図である。 本発明に係るキーシフト式変速装置において第3変速ギヤから第2変速ギヤに変速する例を説明する図である。 本発明に係るキーシフト式変速装置において第2変速ギヤおよび第1変速ギヤに係合した例を説明する図である。 従来のキーシフト式変速装置を示す断面図である。
符号の説明
15…キーシフト式変速装置、26…変速軸(後輪駆動軸)、53…変速機構、87…第1変速ギヤ(変速ギヤ)、88…第2変速ギヤ(変速ギヤ)、89…第3変速ギヤ(変速ギヤ)、90…ボス部材、92…シフタ、94…キー部材、96…ばね部材、102…ガイド溝、102a…ガイド溝の底面(変速軸側の部材)、116…収納凹部、121…連結部、122…アーム部、122a…アーム部の先端部、123…キー突部、125…基部、126…板ばね部、126a…板ばね部の先端押圧部、126b…基部側の部位、131a…第1接触面、131b…第2接触面。

Claims (4)

  1. 変速軸に複数の変速ギヤを回動自在に設け、複数の変速ギヤのうちから任意の変速ギヤを選択し、選択した変速ギヤを変速軸と一体に回転させることで変速可能なキーシフト式変速装置において、
    前記変速軸に沿って移動自在に設けられたシフタと、
    このシフタに連結部が連結され、この連結部から前記変速軸に沿ってアーム部が延び、このアーム部の先端部に前記変速ギヤに係合可能なキー突部が設けられたキー部材と、
    このキー部材の連結部に基部が嵌め込まれ、この基部から前記アーム部に沿って板ばね部が前記変速軸側に非接触状態で延出され、この板ばね部の先端押圧部で前記キー突部を前記変速ギヤに係合する方向に押圧するばね部材と、
    を備え、
    前記キー突部を前記変速ギヤに係合することで、変速ギヤを前記変速軸に連結し、
    前記連結部は、前記ばね部材の前記基部に臨む第1接触面と第2接触面とを有し、
    前記第1接触面に対して、前記第2接触面は隣接し且つ傾斜して設けられることで、
    前記キー突部が前記変速ギヤに係合した係合状態においては、前記第1接触面が、前記基部に当接すると共に、前記第2接触面が、前記基部から離れ、
    前記キー突部が前記変速ギヤから退避した変速状態においては、前記第1接触面が、前記基部から離れると共に、前記第2接触面が、前記基部に当接するように構成されていることを特徴とするキーシフト式変速装置。
  2. 前記シフタは、前記連結部および前記基部を収容する前記収納凹部が形成され、
    前記変速軸に沿って直接摺動可能であることを特徴とする請求項1記載のキーシフト式変速装置。
  3. 前記板ばね部は、前記連結部から前記アーム部に向かって直線的に延びていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のキーシフト式変速装置。
  4. 前記板ばね部は、前記先端押圧部を除いた前記基部側の部位が前記アーム部から離れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のキーシフト式変速装置。
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