JP4658738B2 - 表示装置及びデータ放送表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データ放送を表示する表示装置及びその方法の技術に関する。
近年では、アナログ放送と並行してデジタル放送が開始されており、当該デジタル放送においては、テレビ放送の他に、ラジオ放送、データ放送などの異なる複数の放送タイプがある。ユーザは、例えばリモートコントロール装置(以下、「リモコン」と称す)に設けられた放送タイプ切替キーを操作することによって、所望の放送タイプを選択して、放送番組コンテンツを視聴することが可能となっている。
これに対して、各放送局側は、番組紹介等の独自のデータを放送信号に重畳させ伝送するとともに、ユーザ側は、各放送局に対応するチャンネル選択中にデータ放送の表示指示等を行うにより、当該放送局が送信したデータの内容をデータ放送として視聴することが可能となっている。
このデータ放送には、放送局側が魅力的なコンテンツを視聴者に提供するために番組紹介等の他に視聴者の欲する情報を含めることが多く、特に気象情報がこのデータに含まれる。実際に、ユーザが気象情報を欲する場合が多く、データ放送に限らず、適切なタイミングで気象情報が得られるようにするなど、気象情報の提供に関する発明が多くなされている。
例えば、特許文献1には、各基地局から送信されてくる天気情報を受信する無線手段と、天気情報表示機能の設定を行う操作手段と、前記無線手段により受信した天気情報を表示する表示手段と、前記無線手段により受信した天気情報を、前記操作手段により設定された天気表示機能の設定の有無を判断し、設定ONのときに、前記天気情報を前記表示手段に渡す制御手段とを有した天気情報表示装置が開示されている。これにより、携帯電話機等のポータブルの天気情報表示装置であれば、現在地の天気情報を知ることができる。
特許文献2には、文字多重放送受信機において、放送信号に多重化されて送信されてきた天気予報についてのテキストデータは「全国の天気」「地域の天気」「一週間の天気」等と階層的に表示されることから、「全国の天気」からはじまって、「地域の天気」等、次頁へ移動するためのボタンを操作しながら、ユーザの欲する天気情報にたどり着かなければならず、時間がかかるという問題点を指摘したうえで、予めユーザの「地域指定番号」を設定することにより、上述のように上階層から下階層へと頁を移動することなく、ダイレクトにユーザの指定地域の天気情報を表示させるようにしたものが開示されている。
その他、データ放送には交通情報などユーザの欲する情報が重畳されていることが多い。
特開2003−189363号公報 特開平11−55633号公報
上述のように、一般的にデータ放送にはユーザが欲する情報が重畳されており、ユーザにとっては、これらの情報を適切なタイミングで、かつ面倒な操作なく得られることが好ましい。
本発明は、このような観点からなされたものであり、ユーザにとって必要な時に、気象情報等のデータ放送を迅速に視聴可能とする等データの内容の取扱いに関して利便性を向上させることを目的としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、電源投入を検出する電源状態検出手段、前記電源状態検出手段の出力に基づき電源投入時刻を検出する時刻検出手段、並びに前記電源投入時刻及び所定の時間帯に基づき表示を制御する制御手段を備えた表示装置であって、前記制御手段は、前記電源投入時刻が前記所定の時間帯に属する場合に、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するように制御する構成とした。
前記所定の時間帯は、ユーザが設定可能であればユーザビリティが向上する。
そして、電源投入を検出する電源状態検出手段、前記電源状態検出手段の出力に基づき電源投入時刻を検出する時刻検出手段、並びに前記電源投入時刻、所定の時間帯及び所定の曜日に基づき表示を制御する制御手段を備えた表示装置であって、前記制御手段は、前記電源投入時刻が前記所定の時間帯及び前記所定の曜日に属する場合に、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するように制御するようにすれば、より詳細なデータ放送に表示タイミングの設定が可能となる。
前記所定の曜日は、ユーザが設定可能であればユーザビリティが向上する。
そして、電源投入を検出する電源状態検出手段、前記電源状態検出手段の出力に基づき電源投入時刻を検出する時刻検出手段、並びに前記電源投入時刻、所定の時間帯、所定の曜日及び所定の祝日に基づき表示を制御する制御手段を備えた表示装置であって、前記制御手段は、前記電源投入時刻が前記所定の時間帯及び前記所定の曜日に属し、かつ前記所定の祝日に属さない場合に、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するように制御すれば、より詳細なデータ放送に表示タイミングの設定が可能となる。
前記祝日は、ユーザが設定可能であればユーザビリティが向上する。
そして、電源が投入されたか否かを検出する工程と、現在の時刻を検出する工程と、前記電源が投入されたか否か及び前記現在の時刻が予め定められた所定の時間帯に属するか否かに基づいて、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するか否かを制御する工程とを有することを特徴とするデータ放送表示方法としてもよい。
または、電源が投入されたか否かを検出する工程と、現在の時刻を検出する工程と、本日が何曜日であるかを検出する工程と、前記電源が投入されたか否か、及び前記現在の時刻が予め定められた所定の時間帯に属するか否か、及び本日の曜日が予め定められた所定の曜日に属するかに基づいて、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するか否かを制御する工程とを有することを特徴とするデータ放送表示方法としてもよい。
または、電源が投入されたか否かを検出する工程と、現在の時刻を検出する工程と、本日が何曜日であるかを検出する工程と、本日が祝日であるか否かを検出する工程と、前記電源が投入されたか否か、及び前記現在の時刻が予め定められた所定の時間帯に属するか否か、及び本日の曜日が予め定められた所定の曜日に属するか、及び本日が祝日であるか否かに基づいて、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するか否かを制御する工程とを有することを特徴とするデータ放送表示方法としてもよい。
本発明によれば、面倒な操作、時間を要することなく、ユーザにとって必要な時に、有用な情報が得られるという効果を有する。
図1は、本発明に係る表示装置としてのデジタル放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。当該デジタル放送受信装置は、図示しない伝送路より入力されたデジタル変調信号をIQ信号に変換するチューナ部1と、当該IQ信号に対してデジタル復調するとともに誤り訂正を行うデジタル復調・誤り訂正部2と、この誤り訂正後のデジタル信号に対して、暗号化されている場合は暗号を復号するデスクランブル部3と、暗号が復号されたデジタル信号の多重化を解いて、MPEG符号化された映像・音声信号データ等を分離するとともに、分離された映像・音声データを映像・音声信号のデジタル信号に復号するデマルチプレクサ・AVデコーダ部4とを備えている。
また、デマルチプレクサ・AVデコーダ部4から出力された音声信号に所定の処理を施してスピーカへ出力する音声処理部5と、映像信号にγ補正処理、スケーリング処理等の所定の処理を施して表示部へ出力する映像処理部6と、図示しないリモコンを用いて、ユーザが指示入力した指示信号を受信するリモコン受信部7と、当該リモコン受信部で受信した指示信号を検出・解析し、チューナ部1、デジタル復調・誤り訂正部2、デスクランブル部3、デマルチプレクサ・AVデコーダ部4、映像処理部5等の各部に対して所定の制御信号を出力する制御部8を備えている。
そして、現在の時刻を出力する時刻出力部9と、当該時刻出力部9より現在の時刻を検出する時刻検出部10と、各種時間情報等を記憶する記憶部11とを備え、上記制御部8は、検出した時刻及び記憶部11に記憶された時間情報に基づいてチューナ1等の制御を行う。
ユーザは、図示しないリモコンに設けられたデータ放送キーを操作することによって、チューナ部1によるチャンネル選局を行うことが可能となっており、例えばデータ放送キーを押下するたびにテレビ放送とデータ放送を順次切替えて、それぞれのタイプの放送に係る番組映像を受信して視聴することが可能である。
ここで、データ放送には、データのみを専門に放送する独立データ放送と、デジタル放送のテレビやラジオの番組に連動して視聴することができる連動データ放送とがあるが、本発明に係るデジタル放送受信装置においては、独立データ放送と連動データ放送の何れか一方を表示可能とするものであっても、独立データ放送と連動データ放送の両方を表示可能でものであっても、どちらでも構わない。独立データ放送と連動データ放送の両方を表示する場合は、データ放送キーで、テレビ放送→独立データ放送→連動データ放送等とサイクリックに切替わる構成としてもよいし、データ放送キーの代わりに独立データ放送キーと連動データキーをそれぞれ独立に備える構成となっていてもよい。
なお、本明細書において、単にデータ放送と言ったときには、上記独立データ放送と連動データ放送の両方を含むものとする。
上記のようなデジタル放送受信装置では、データ放送によって、上述のように気象情報、交通情報等ユーザの欲する情報を得られることが多い。
一般的に言って、このような気象情報や交通情報は、朝の出勤時間等において特に迅速に得られることが望まれ、そのニーズに答えるべく、各放送局では、図2に示す如く通常のテレビ放送において、気象情報等を放送信号に重畳させて画面の端部に各地域の気象情報を順次表示させるようにしている。
しかし、このような画面の端部に表示させるような場合は、スペースが限られ、またCM放送中は表示されず、初めに表示された放送局の番組において自分の知りたい地域の気象情報等が表示されていない場合は、この情報を得るのにチャンネル選局を繰り返さなければならず、面倒である。
特に、デジタル放送受信装置はアナログ放送受信装置と異なり、チューナ1は、受信チャンネルの操作選択がなされてから選択されたチャンネルの放送信号を出力し始めるまでに、ある程度の時間がかかり、上記のようにチャンネルを逐一変更して自分の欲する地域の気象情報等をサーチするのは、かなり面倒である。
よって、デジタル放送受信装置では特に、ユーザが気象情報等の情報を得たい場合、データ放送を利用することが便利であるといえる。
なお、デジタル放送受信装置において、受信チャンネルの操作選択がなされてから選択されたチャンネルの放送信号を出力し始めるまでに、ある程度の時間がかかってしまうのは、デジタル放送で使用されている圧縮方式の符号化パラメータを知るための情報であるシーケンスヘッダを取得するまで、復号処理を開始できないからである。デジタル放送におけるシーケンスヘッダは規格上0.5秒に1回送出されており、また、デジタルチューナの映像復号部における復号処理には最大で約1秒の時間を要し、さらに、デジタル復調・誤り訂正部2における遅延があるので、チャンネルの変更には、BSデジタル放送では合計で最大1.7秒程度、地上デジタル放送では合計で最大2.3秒程度の時間が必要になる。
上記のチャンネル切替えに時間がかかることは、デジタル放送受信装置の電源投入時も同様である。すなわち、デジタル放送受信装置の電源を投入した時にも復号処理等にある程度の時間を要し、それまでは受信映像が表示されない。しかも、当該電源投入後に映像が表示された後でも、さらに数秒間(2、3秒程度)はリモコンキーの操作による指示も受け付けられないようになっている。
さらに、データ放送は通常上述のようにリモコンのデータ放送キーを押下することで表示するが、データ放送のコンテンツは、放送波と共に一定間隔で送信されるため、データ放送キーを押下してから実際にデータ放送に移行するまで数秒(2、3秒程度)のタイムラグが発生する。
このようなデジタル放送受信装置を利用して、例えばユーザが出勤前に居住地域の気象情報を得たいと考えているとする。
まず、放送局が通常の放送信号に重畳して提供している各地域の気象情報を参照するとすると、デジタル放送受信装置の電源投入時に運良く自分の知りたい地域の気象情報が放送されていればよいが、そうでない場合は、逐一チャンネルを切替えて自分の知りたい地域の気象情報が放送されている局を選局することになる。
しかし、上述のようにデジタル放送受信装置においてチャンネルを切替えるには数秒の時間が必要になるため、チャンネルを切替えるたびに数秒かかるのでは、出勤前に迅速に気象情報を知りたいと考えているユーザにとっては、甚だ面倒である。
次に、デジタル放送受信装置においてデータ放送を利用することを考えると、まず、デジタル放送受信装置の電源を投入したときに、当該電源投入した時点より受信映像が表示されるまでに数秒かかる。また、受信映像が表示されてもリモコン操作が受け付けられるようになるまでにさらに数秒かかる。続いて、ユーザはリモコンのデータ放送キーを押下し、当該押下した時点からデータ放送が表示されるまでにさらに数秒かかる。すなわち、(1)電源キーの押下、(2)映像の表示、(3)リモコン操作受付状態まで待機(4)データ放送キーの押下、(5)データ放送の表示というステップを踏むことになり、キーの押下に対する反応時間の4秒程度((1)→(2)、(4)→(5)にかかる時間の合計)に加えて、(3)リモコン操作受付までの待機時間、リモコン操作時間を考慮すると気象情報を得るのに10秒程度もかかることにもなる。
出勤時などの忙しい時間帯において傘を持っていくべきか等を簡便に知りたいために迅速に気象情報を得たい状況において、これほど時間や操作を要するのはかなり煩わしい。また、データ放送を利用することによりユーザの知りたい気象情報が知りうる状況にあるにもかかわらず、それを迅速に知ることができないのは問題である。
本発明においては、上記のような問題を解決すべくユーザの知りたい情報を必要な時に少しでも迅速に得られるよう、時刻出力部9及び時刻検出部10を備え、ユーザがデータ放送における気象情報等を迅速に知りたい時間帯を判断することで、即座に適切な画面表示を行うようにしている。
具体的には、AM5時〜AM9時くらいの時間帯においては、一般的に出勤の準備をしている場合が多い。従って、記憶部11には、当該時間帯を記憶させておき、AM5時〜AM9時の間にデジタル放送受信装置の電源を投入した場合には、制御部8は、前に電源をOFFしたときにどのようなタイプの放送していたかに関わらず、データ放送の状態で初期画面が表示されるよう制御する。例えば、電源をOFFする直前に視聴していた番組が、通常のテレビ放送であったとしても、一旦電源をOFFし、再び電源をONした時間がAM5時〜AM9時の間にあれば、制御部8によるチューナ1等への命令によってデータ放送を初期画面とするように制御する。
データ放送の画面は、例えば図3に示すようなものである(連動データ放送の例である)。当該データ放送は通常放送局ごとに提供されているため、デジタル放送受信装置の電源をOFFしたときに選局していた放送局が提供するデータ放送の画面に移行するようにすればよい。もし、電源をOFFしたときの放送局がデータ放送を提供していない場合は、電源をONしたときに他のデータ放送を行っている適当な放送局を自動的に選局し、当該放送局のデータ放送の画面を初期画面として表示すればよい。
そして、デジタル放送受信機では、通常郵便番号等のユーザの地域情報を記憶させており、当該地域に対応した気象情報が初期画面で表示する。従って、通常のテレビ放送における気象情報のようにユーザの欲しない情報が次々と表示されるのではなく、ユーザの居住地域近辺(近辺とはいえ市町村だけではなく、都道府県、地方レベルの範囲で初期画面を提供している放送局もある)の気象情報という有用な情報だけが表示されることになる。
以上のような構成とすれば、ユーザが即座に気象情報等を得たい時間帯において、デジタル放送受信装置の電源を投入した直後にデータ放送が表示されるため、電源投入した時点より受信映像が表示されるまでにかかる数秒を待つだけで、即座にユーザの知りたい気象情報が得られることになる。すなわち、上述のように従来は、(1)電源キーの押下、(2)映像の表示、(3)リモコン操作受付状態まで待機(4)データ放送キーの押下、(5)データ放送の表示というステップを踏むことによってデータ放送を表示し、気象情報や交通情報を得ていたものが、ユーザが迅速に表示したい時間帯においては、(1)電源キーの押下、(5)データ放送の表示というステップだけでデータ放送に移行することになる。
そして上述のように、通常放送局は、ニーズの高さを考慮して、データ放送の初期画面において気象情報を表示するようにしている。また、デジタル放送受信装置においては、ユーザの居住地域情報に応じた気象情報を初期画面において表示するような設定が可能となっている。従って、AM5時〜AM9時のように、多くの人々が出勤時間帯に属する時間帯においては、デジタル放送受信装置の電源を投入した直後にデータ放送へと移行する構成とするだけで、気象情報を得るための特別なプログラム等を用意しなくても、かなりの確率で初期画面に表示されているユーザの居住地域の気象情報を迅速に知ることができる。これにより、これまで無駄に費やしていた時間や操作が不要になるため、煩わしさを一気に解消でき、デジタル放送受信可能な機器のユーザビリティが格段に向上する。
なお、上記時間帯はAM5時〜AM9時に限られるものではなく、夜間勤務者も利用できるよう、ユーザが適宜その時間帯を設定できるようにしておくことが好ましい。
例えば、表1には記憶部11に記憶するテーブルの例である。このようなテーブルが記憶されていれば、ユーザがこのうちから所望のパターンを選択することにより、そのパターンにおいて“ON”が表示されている時間帯のみ、電源投入と同時にデータ放送を初期画面として表示するようにする。このパターンは、ユーザが適宜変更・追加できるようになっている。
また、カレンダー機能等の曜日・祝日検出手段を備えることにより、時間帯のみならず、本日の曜日又は/及び祝日等の判断も可能にしていればさらによい。例えば、土曜・日曜・祝日は、上記時間帯に属するとはいえ、出勤する曜日でない場合が多く、そのような状況で電源投入直後にデータ放送に移行するように設定されていると、ユーザにとっては煩わしく感じられる場合がある。よって、例えば、本日が祝日以外の月曜〜金曜であり、かつ現在の時刻がAM5時〜9時に属する場合に、電源投入直後にデータ放送に移行するようにすればよい。もちろん、データ放送を初期画面としない曜日や祝日もユーザの指示によって設定できるようにしておくことが好ましい。もちろん、曜日検出手段と、祝日検出手段は一体であっても別体であってもよい。
また、電源投入直後に自動的にデータ放送に移行することをユーザに知らしめるため、電源投入時から、映像が表示されるまでの数秒間を利用して、図4のように、データ放送を自動的に呼び出している旨やそれが適用される時間帯を表示しておくと、ユーザがデータ放送を自動的に初期画面とする設定となっている現状を理解しやすく、ユーザビリティがさらに向上する。
そして、上記デジタル放送受信装置は、テレビジョン受信機の他、携帯電話やポータブルAV機器等様々なもので利用できるものであり、よって、本発明に係る表示装置は、これらのものも含まれる。
ここで、図5のフローチャートを参照して本発明の動作説明を行う。まず、電源ボタンの押下等によって、表示装置の電源が投入されたか否かを判断する(S1)。電源投入された場合に、現在時刻がAM5時〜9時の時間帯に属しているか否かを判断する(S2)。現在時刻がこの時間帯に属していない場合は、表示装置の通常の設定通りに受信映像信号等の表示を行う。S2で、現在時刻がAM5時〜9時の時間帯に属している場合は、強制的にデータ放送を表示するように制御する(S5)。このデータ放送への強制的な移行の前には、本日の曜日や、本日が祝日であるか否か等を判断(S3)することにより、これに移行しないように設定してもよい。また、強制的なデータ放送を行う際には、電源投入後、映像表示が行われるまでのタイムラグを利用して、通常は無表示等である表示部の表示画面において、データ放送に自動的に移行する旨の表示を行う(S4)ようにしてもよい。
以上、本発明にかかる表示装置としてデジタル放送受信装置を例として示したが、アナログ放送受信装置等の他のデータ放送を表示可能な表示装置でも適用することは可能である。
また、本発明でいう気象情報とは、晴れ・雨等の天気情報の他、気温、降水確率、湿度、注意報、警報等が含まれるものである。
また、データ放送を初期画面として表示する時間帯は、上述のように連続した時間帯でなくともよく、早朝と深夜といったように分割された時間帯であってもよい。
本発明は、テレビジョン受像機等に利用可能である。
本発明に係る表示装置のブロック図を示す図面である。 通常のテレビ放送において気象情報が表示される例である。 連動データ放送の表示画面の例を示す図面である。 電源投入からデータ放送表示までにかかる時間に表示する画面の例である。 本発明の動作を示すフロー図である。
符号の説明
1 チューナ部
2 デジタル復調・誤り訂正部
3 デスクランブル部
4 デマルチプレクサ・AVデコーダ部
5 音声処理部
6 映像処理部
7 リモコン受信部
8 制御部
9 時刻出力部
10 時刻検出部
11 記憶部




Claims (9)

  1. 電源投入を検出する電源状態検出手段、前記電源状態検出手段の出力に基づき電源投入時刻を検出する時刻検出手段、並びに前記電源投入時刻及び所定の時間帯に基づき表示を制御する制御手段を備えた表示装置であって、
    前記制御手段は、前記電源投入時刻が前記所定の時間帯に属する場合に、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するように制御することを特徴とする表示装置。
  2. 前記所定の時間帯は、ユーザが設定可能であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. 電源投入を検出する電源状態検出手段、前記電源状態検出手段の出力に基づき電源投入時刻を検出する時刻検出手段、並びに前記電源投入時刻、所定の時間帯及び所定の曜日に基づき表示を制御する制御手段を備えた表示装置であって、
    前記制御手段は、前記電源投入時刻が前記所定の時間帯及び前記所定の曜日に属する場合に、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するように制御することを特徴とする表示装置。
  4. 前記所定の曜日は、ユーザが設定可能であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  5. 電源投入を検出する電源状態検出手段、前記電源状態検出手段の出力に基づき電源投入時刻を検出する時刻検出手段、並びに前記電源投入時刻、所定の時間帯、所定の曜日及び所定の祝日に基づき表示を制御する制御手段を備えた表示装置であって、
    前記制御手段は、前記電源投入時刻が前記所定の時間帯及び前記所定の曜日に属し、かつ前記所定の祝日に属さない場合に、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するように制御することを特徴とする表示装置。
  6. 前記祝日は、ユーザが設定可能であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  7. 電源が投入されたか否かを検出する工程と、
    現在の時刻を検出する工程と、
    前記電源が投入されたか否か及び前記現在の時刻が予め定められた所定の時間帯に属するか否かに基づいて、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するか否かを制御する工程とを有することを特徴とするデータ放送表示方法。
  8. 電源が投入されたか否かを検出する工程と、
    現在の時刻を検出する工程と、
    本日が何曜日であるかを検出する工程と、
    前記電源が投入されたか否か、及び前記現在の時刻が予め定められた所定の時間帯に属するか否か、及び本日の曜日が予め定められた所定の曜日に属するかに基づいて、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するか否かを制御する工程とを有することを特徴とするデータ放送表示方法。
  9. 電源が投入されたか否かを検出する工程と、
    現在の時刻を検出する工程と、
    本日が何曜日であるかを検出する工程と、
    本日が祝日であるか否かを検出する工程と、
    前記電源が投入されたか否か、及び前記現在の時刻が予め定められた所定の時間帯に属するか否か、及び本日の曜日が予め定められた所定の曜日に属するか、及び本日が祝日であるか否かに基づいて、表示する放送局が提供するデータ放送を表示するか否かを制御する工程とを有することを特徴とするデータ放送表示方法。
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