JP2001326860A - ディジタル放送における嗜好データ管理方法,ディジタル放送受信装置および嗜好データ管理用プログラムの記録媒体 - Google Patents

ディジタル放送における嗜好データ管理方法,ディジタル放送受信装置および嗜好データ管理用プログラムの記録媒体

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JP2001326860A
JP2001326860A JP2000146120A JP2000146120A JP2001326860A JP 2001326860 A JP2001326860 A JP 2001326860A JP 2000146120 A JP2000146120 A JP 2000146120A JP 2000146120 A JP2000146120 A JP 2000146120A JP 2001326860 A JP2001326860 A JP 2001326860A
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Makoto Isaji
真 伊佐治
Katsumi Kishida
克己 岸田
Tomoki Watabe
智樹 渡部
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル放送において,時間帯や曜日など
で視聴者が異なる場合でも,個別の視聴者の期間の経過
により変化する嗜好データにマッチする情報を提供でき
るようにする。 【解決手段】 嗜好データ管理手段25は,視聴者の嗜好
の内容を表すジャンルとそれに対する関心の度合を示す
関心度とからなる嗜好データを,時間帯または/および
デイタイプ別のセルに区分して管理する。番組操作情報
更新部251 によって視聴番組に対する操作情報を収集
し,それらに基づき,嗜好データ更新部253によって,
各操作情報から得られる嗜好データと,該当するセルの
嗜好データとの相関またはすべての各セルの嗜好データ
との相関を算出し,その結果に応じて該当するセルの嗜
好データを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ディジタル放送に
おいて,視聴者の嗜好に適合した情報を提供するための
ディジタル放送における嗜好データ管理方法,ディジタ
ル放送受信装置および嗜好データ管理用プログラムの記
録媒体に関し,特にディジタル放送を対象として,個別
の視聴者の期間の経過により変化する嗜好データにマッ
チする放送番組を選択するために,各個別の視聴者に対
応可能な最新の嗜好データに更新する技術に関する。嗜
好とは,放送される番組の種々のジャンルに対する視聴
者各人の関心の度合を示す数値である。
【0002】
【従来の技術】これまでに,ディジタル放送において,
視聴者の嗜好に適合した情報を提供するためにさまざま
な方法が行われてきた。
【0003】例えば,予め視聴者が好む番組のジャンル
を選択させて,そのジャンルと一致する番組を推薦する
方法がある。この方法の場合,1度ジャンルを投入すれ
ば,ジャンルに適した情報が得られるというメリットは
あるが,通常の視聴とは別に,ジャンルを投入するとい
う特別な操作を行わなければならない。また,視聴者の
嗜好が変化した場合には,改めて視聴者がジャンルを投
入しなおさなければならなくなる。
【0004】このような煩わしさを解消するため,ユー
ザの通常の操作を用いて視聴者に適した番組を推薦する
方法がある。例えば,視聴者の視聴履歴を保持しておく
ことによって,通常よくみるチャンネルを推薦する(特
開平8−181927号「テレビ放送受信装置」)。し
かし,この方法の場合,番組編成が大幅に変更されたと
きには適切な番組が推薦されなくなる恐れがある。ま
た,ジャンルが視聴者の好みに適している番組があった
としても,チャンネルが違っていればその番組は推薦さ
れない。
【0005】また,この難点を解消する方法として,ユ
ーザの視聴履歴と番組の属性とを用いて,視聴者の嗜好
を蓄積する方法がある(特開平10−257405号
「番組選択装置及び映像受信機」,特開平10−304
271号「ディジタル放送受信機」)。番組の属性は,
電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)
などであり,ここには,タイトル,出演者,内容説明文
などが含まれる。この場合,視聴者が,好むジャンルや
出演者,キーワードなどが嗜好データとして保持される
ことになる。
【0006】また,視聴した番組のEPGから求められ
るタイトル,ジャンル,出演者,キーワードといった番
組属性に対する嗜好の度合を獲得するだけでなく,シリ
ーズ化された番組の視聴履歴から,シリーズ番組に対す
る嗜好を獲得することも行われている(矢川雄一,鵜飼
ひろみ,田中哲雄,柴田正啓,金淵培「個人の嗜好に合
ったテレビ番組を自動編成するエージェントの検討」信
学技報AI98-55(1998-12) pp.9-16)。
【0007】また,ディジタル放送では,通常の番組視
聴だけでなく,データ放送も利用できるようになる。そ
のため,番組視聴履歴だけでなく,データ放送中のコン
テンツに対する応答履歴を用いて,視聴者の嗜好データ
を蓄積することによリ,番組の推薦だけでなく,複数の
コンテンツの中から最適な情報を提供することも提案さ
れている(特願2000−42168号「ディジタル放
送における嗜好データ管理方法,ディジタル放送受信装
置および嗜好データ管理用プログラムの記録媒体」)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に一人暮しの人を
除くと,家庭では複数の視聴者が入れ替わり番組を視聴
しているが,これまでの嗜好獲得方式では,複数の視聴
者がいることを想定していない。そのため,視聴者に適
合した情報を提供したつもりでも,時間帯や,曜日など
によって視聴者が異なる場合には,蓄積された嗜好と実
際の視聴者の嗜好が異なる可能性が高くなる。
【0009】例えば,家庭の主たる視聴者によって,家
庭全体としてバラエティ情報,グルメ情報に興味がある
とされている場合,別の視聴者が番組を視聴していて
も,その視聴者に勧める情報として,バラエティ情報,
グルメ情報に関連する情報が提示されることになる。
【0010】対策として,視聴者毎に嗜好データを蓄積
して,視聴者の区別は,リモコンを視聴者それぞれが保
持する方法や,視聴開始時などに現在の視聴者をリモコ
ンなどを用いて投入する方法などによって行うことが考
えられるが,通常の視聴とは異なる動作が必要なため,
必ずしも想定通りに利用されるとはいえない。
【0011】複数の視聴者がいる場合でも,時間帯や曜
日によって実際に視聴する人は,ある程度決まってく
る。そのため,視聴者を特定する手段を使用するのでは
なく,視聴者の嗜好データを,時間帯や,曜日などによ
って区別して蓄積することで,この場合に対応する必要
がある。
【0012】しかし,常に同一の視聴者が同一時間帯,
曜日に視聴するとは限らない。そのため,現在視聴中の
視聴者が行った番組視聴や,データ放送中のボタンに対
する押下といった操作から,現在視聴中の視聴者が主に
視聴している時間帯,曜日を予測して,嗜好データの更
新や適切な情報の選択に用いる必要がある。
【0013】一方,情報提供者側からすると,時間帯,
曜日で限定された嗜好に対して適切な情報提供をするだ
けでなく,曜日だけ限定したり,時間帯だけ限定した
り,全体の嗜好傾向に対して,適切な情報を提供できる
ようにする必要がある。
【0014】また,時間帯,曜日などによって,細分化
して嗜好を蓄積した場合には,データがない,もしくは
ほどんと蓄積されていない時間帯,曜日が存在する可能
性がある。その場合でも,ある程度嗜好に適した情報を
提供できるようにする必要がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記課題を解
決するため,ディジタル放送受信装置において,視聴者
の嗜好の内容を表すジャンルとそれに対する関心の度合
を示す関心度とからなる嗜好データを採取し管理するに
あたって,嗜好データを特に時間帯別もしくはデイタイ
プ別,または時間帯およびデイタイプ別のセルに区分し
て管理し,視聴番組に対する視聴者の操作情報をもとに
嗜好データを更新するときに,その操作情報から得られ
る嗜好データと,該当するセルまたは全ての各セルの嗜
好データとの相関に基づいて該当するセルの嗜好データ
を更新することを特徴とする。
【0016】また,視聴者に提供する最適コンテンツを
選択する際には,指定された時間帯,指定されたデイタ
イプ,または指定された時間帯およびデイタイプに応じ
たセルの嗜好データを抽出し,その抽出した嗜好データ
に基づいて選択する。指定がない場合には,すべてのセ
ルの嗜好データを最適コンテンツの選択に用いる。
【0017】本発明は,時間帯,デイタイプで区分され
たセル毎に嗜好データを採取し管理するので,時間帯や
曜日などで視聴者が異なる場合でも,そのときの視聴者
の嗜好に適した情報を提供できる点が従来技術と異な
る。また,操作情報から得られる嗜好データと,各セル
の嗜好データとの相関から,現在の視聴者が主に視聴し
ているセルを予測することにより,予測されたセルのセ
ル嗜好データを用いて,嗜好データを更新したり,視聴
者の嗜好に適した情報を提供することができる点が従来
技術と異なる。また,時間帯指定,デイタイプ指定,セ
ル指定などに応じて抽出したセルの嗜好データを用いて
最適コンテンツを選択するので,情報提供者側の要求に
適合した情報提供が可能である点が従来技術と異なる。
【0018】以上の処理をディジタル放送受信装置が備
えるコンピュータによって実現するためのプログラム
は,コンピュータが読み取り可能な可搬媒体メモリ,半
導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格
納することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に,本発明の実施の形態を図
を用いて説明する。図1に,本発明の実施の形態に係る
装置の構成例を示す。
【0020】図1において,従来型放送番組およびデー
タ放送は,放送局10から地上波放送または衛星放送に
よりディジタル放送受信装置である嗜好データ管理装置
20に配信される。
【0021】嗜好データ管理装置20は,ディジタル放
送を受信する受信手段21,受信した放送を従来型放送
番組とデータ放送とに分離する分離手段22,視聴者が
チャンネル変更などを投入する入力手段23,面面の表
示制御を行なう制御手段24,嗜好データを管理する嗜
好データ管理手段25,ディジタル放送を表示する表示
手段26,嗜好データを外部に送信する送信手段27に
より構成される。送信手段27によって嗜好データを外
部装置へ送信する機能を持つので,外部装置で嗜好デー
タを利用することもできる。
【0022】制御手段24は,データ放送を一時的に記
憶する記億部241,複数のコンテンツの中から視聴者
の嗜好に最適なコンテンツを選択する最適コンテンツ選
択部242,表示制御部243から構成される。また,
嗜好データ管理手段25は,番組操作情報更新部25
1,更新スケジュール管理部252,嗜好データ更新部
253から構成される。
【0023】嗜好データ管理手段25で管理する嗜好デ
ータの構成例を図2に示す。嗜好データは,図2に示す
ように,時間帯とデイタイプとによって区分される。
【0024】時間帯は,開始時刻と終了時刻からなり,
24時間を時間帯によって区分する。例えば,時間帯を
1時間毎というように区切る場合や,早朝(4:00−
6:00),朝(6:00−9:00),午前(9:0
0−11:00),昼(11:00−13:00),午
後(13:00−16:00),タ方(16:00−1
9:00),夜(19:00−23:00),深夜(2
3:00−4:00)というように,時間帯の幅を任意
に設定することもできる。
【0025】デイタイプは,日の種類を表す。曜日によ
り区別する場合や,平日と土日祝日といった区別をする
こともできる。なお,デイタイプが1つであったり,時
間帯が1つであってもよい。時間帯とデイタイプとを指
定することによって,特定される個所をセルと呼ぶ。各
セル毎にセル嗜好データが存在する。
【0026】各セル毎に存在するセル嗜好データの基本
構成例を図3に示す。セル嗜好データは,嗜好の内容を
表す文字列であるジャンルと,そのジャンルに対する関
心度とによって構成される。
【0027】従来型放送番組には,番組属性,データ放
送コンテンツ中のボタンにはボタン属性,コンテンツに
はコンテンツ属性がある。これらの属性は,同じような
形式のベクトル・データとして表現される。図4に,こ
れらの属性の例を示す。
【0028】例えば,定められたジャンルリストから,
図4(A)に示すように,各ジャンルに属するかどうか
を示す情報を属性とする場合がある。また,定められた
ジャンルリストから,図4(B)に示すように,各ジャ
ンルに属する度合を数値で表わしたものを属性とする場
合がある。
【0029】また,これらを電子番組ガイド(EPG)
などから,形態素解析などにより抽出したキーワードを
属性とする場合がある。さらに,抽出したキーワードの
重要度によって,数値が異なるようにする場合もある。
【0030】番組操作情報は,視聴者の従来型放送番組
に対する視聴やデータ放送に対する操作から,番組それ
ぞれに対する操作情報として作成,更新される情報であ
る。嗜好データ管理手段25によって管理される番組操
作情報の例を図5に示す。
【0031】番組の視聴情報は,図5(A)に示すよう
に表すことができる。番組IDは,従来型放送番組の個
々に与えられるIDである。視聴開始時刻は,番組ID
に記載された番組の視聴を開始した時刻である。
【0032】その他に,従来型番組放送と同時に表示さ
れるデータ放送に対する視聴者の操作を番組操作情報と
して保存する。例えば,ボタンにボタン属性がある場合
のボタン押下情報を,図5(B)に示す。番組IDは,
ボタンが押下された時に表示されている番組のID,ボ
タン属性は,押下されたボタンの属性である。
【0033】図5(C)に,関連ボタン選択情報を示
す。番組関連度は,ボタンのボタン属性と番組属性とか
ら求められる番組に関連している度合である。例えば,
番組属性ベクトルがVp,ボタン属性ベクトルがVoと
表されるとき,両属性の相関係数は,ベクトルの内積V
p*Voや,ベクトルのコサイン値Vp*Vo/(|V
p||Vo|)で表すことができる。この相関係数を番
組関連度とすることができる。また,相関係数と番組関
連度の対応表や対応関数を予め用意しておく方法もあ
る。
【0034】個々の番組の編成情報である番組の開始時
刻,放送時間といった情報はEPGなどから取得する。
【0035】次に,本装置における嗜好データ管理動作
の例について詳細に説明する。図6に,嗜好データ更新
のメインの処理フローを示す。
【0036】嗜好データの更新タイミングとして,操作
情報が保存された番組が終了した時,嗜好データにおけ
る時間帯が変化した時,一定期間毎,予め設定したタイ
ミングなどがある。
【0037】ステップS101では,現在時刻が更新時
刻かどうかをチェックする。更新タイミングが,嗜好デ
ータにおける時間帯が変化した時,一定期間毎,または
予め設定したタイミングなどであり,予め更新時刻が判
明している場合には,現在時刻が更新時刻を越えた場合
に,更新タイミングであるとする。
【0038】更新タイミングが,操作情報が保存された
番組が終了した時の場合には,番組視聴情報を順にチェ
ックして,番組IDに対応する番組編成情報から,番組
終了時刻を求め,その時刻が現在時刻を越えている場合
に,更新タイミングであるとする。
【0039】また,番組操作情報が作成される時に,番
組開始時刻と番組終了時刻から,更新タイミング情報を
予め用意することもできる。
【0040】ステップS102では,ステップS101
で更新タイミングであるとされたときに,ステップS1
03に移り,更新タイミングでないとされたときには,
ステップS101に戻る。
【0041】ステップS103では,嗜好データの更新
処理を行う。各番組操作情報毎に嗜好データの更新処理
を行う場合や,セル単位で番組操作情報をまとめて更新
処理を行う場合がある。
【0042】ステップS104で,電源断による視聴終
了を検知した時には,終了する。検知しない場合には,
ステップS101に戻る。
【0043】図7および図8は,図6に示すステップS
103の詳細な処理フローの例を示す。図7,図8とも
に,番組操作情報から,一旦,中間嗜好データを作成し
てから,番組操作情報に対応するセル嗜好データの更新
を行う。中間嗜好データとは,限定された一つもしくは
複数の番組放送中に送出される送出コンテンツの種々の
ジャンルに対する視聴者の関心の度合を表す数値であ
り,セル嗜好データの更新に用いる番組操作情報から一
時的に作成される。データ構造は,セル嗜好データと同
一である。
【0044】図7では,一つの番組内での番組操作情報
毎に,中間嗜好データを作成して,セル嗜好データを更
新する。
【0045】ステップS201では,番組操作情報を一
つ選択する。
【0046】ステップS202では,番組操作情報の保
存時刻から対応するセルを選択する。番組操作情報の保
存時刻は,対応するセルの開始時刻と,終了時刻の間に
なる。
【0047】ステップS203では,対応するセルが既
に終了したかどうかや,番組編成情報から番組が終了し
たかどうかを判断する。対応するセルが既に終了してい
る場合,または番組が既に終了している場合には,ステ
ップS204に移る。そうでない場合には,ステップS
207に移る。
【0048】ステップS204では,ステップS201
で選択した操作情報の番組IDと一致し,かつ同一セル
内の操作情報全てを用いて,中間嗜好データを作成す
る。ある番組が複数のセルにまたがって放映される場合
であっても,セル毎に中間嗜好データを作成する。中間
嗜好データは,嗜好データと同一で,項目名と,関心度
の複数の組み合わせから構成される。
【0049】中間嗜好データ作成方法の一例を説明す
る。セルの開始時刻,終了時刻と番組IDに対応する番
組編成情報から,放送時間Tpを取得する。番組が,複
数のセルにまたがっている場合には,Tpはその番組の
全放送時間ではなく,ステップS202で選択したセル
内における放送時間とする。ステップS201で選択し
た操作情報の番組IDと一致し,かつ同一セル内の操作
情報の中の番組視聴に関わる情報から,従来型放送番組
の視聴時間Twを求める。このとき,番組に対する興味
の度合を表す番組興味度(Di)は, Di=w1 ・Tw/Tp (w1 は重み) と表すことができる。
【0050】ステップS201で選択した操作情報の番
組IDと一致し,かつ同一セル内の操作情報中に番組関
連度情報(Ri)があり,番組関連度情報がn個存在す
る時には, Di=w1 ・Tw/Tp +w2 ・ΣRi (w1 ,w2 は重み,Σはi=1からnまでの和)とで
きる。別の方法では, Di=w3 ・Tw/Tp・ΣRi (w3 は重み,Σはi=1からnまでの和)とすること
もできる。
【0051】番組IDに対応する番組属性のベクトルを
Vpとする。ステップS201で選択した操作情報の番
組IDと一致し,かつ同一セル内の操作情報中にボタン
属性(Vi)があリ,ボタン属性がm個存在する時に
は,中間嗜好データPmは, Pm=w4 ・Vp+w5 ・ΣVi (w4 ,w5 は重み,Σはi=1からmまでの和)と作
成することができる。w4 は,Diの定数倍にする場合
や,Diとw4 の対応表を予め用意しておきそれを利用
する方法や,Diを変数とする関数の結果をw4 とする
場合などがある。
【0052】セル内での番組放送時間が一定時間以内で
あったり,全番組放送時間における割合が一定時間以内
の場合には,セル嗜好データの更新を行わないようにす
ることもできる。
【0053】ステップS205では,ステップS204
で作成した中間嗜好データに基づき,ステップS202
で選択したセルのセル嗜好データを更新する。
【0054】ステップS206では,利用した操作情報
を削除するか,または既に嗜好データ更新に利用したこ
とを示す終了フラグを立てる。
【0055】ステップS207では,全ての番組操作情
報について処理を行った場合には終了とする。そうでな
い場合には,ステップS201に戻る。
【0056】図8は,図6に示すステップS103の詳
細な処理フローの例であり,この例では,同一セル内の
番組操作情報全てを用いて中間嗜好データを作成し,作
成した中間嗜好データを用いてセル嗜好データを更新す
る。
【0057】ステップS301では,番組操作情報か
ら,操作情報を一つ選択する。
【0058】ステップS302では,番組操作情報の保
存時刻から対応するセルを選択する。番組操作情報の保
存時刻は,対応するセルの開始時刻と終了時刻との間に
なる。
【0059】ステップS303では,対応するセルが既
に終了したかどうかを判断する。対応するセルが既に終
了している場合には,ステップS304に移る。対応す
るセルが終了していない場合には,ステップS310に
移る。
【0060】ステップS304では,ステップS301
で選択した操作情報の番組IDと一致し,かつ同一セル
内の操作情報全てを用いて,中間嗜好データを作成す
る。処理内容は,前述したステップS204の処理と同
一である。
【0061】ステップS305では,利用した操作情報
を削除するか,または既に嗜好データ更新に利用したこ
とを示す終了フラグを立てる。
【0062】ステップS306では,ステップS302
で選択したセルと同一のセルに対応する操作情報が存在
するかどうかを判断する。存在する場合には,ステップ
S307に移る。そうでない場合には,ステップS30
9に移る。
【0063】ステップS307では,ステップS204
の処理と同様の方法で中間嗜好データを作成する。作成
した中間嗜好データベクトルをPmとする。ステップS
304やステップS306によって,既に作成・更新さ
れている中間嗜好データベクトルをPm_oldとする
と,新たな中間嗜好データベクトルPm_newは,P
m_new=Pm_old+Pmと表される。
【0064】ステップS308では,利用した操作情報
を削除するか,または既に嗜好データ更新に利用したこ
とを示す終了フラグを立てる。
【0065】ステップS309では,ステップS30
4,S307で作成・更新した中間嗜好データに基づい
て,ステップS302で選択したセルのセル嗜好データ
を更新する。
【0066】ステップS310では,全ての番組操作情
報について処理を行った場合には,処理終了とする。そ
うでない場合には,ステップS301に戻る。
【0067】図9,図10に中間嗜好データを用いたセ
ル嗜好データ更新の処理フローを示す。これらは,図7
に示すステップS205もしくは図8に示すステップS
309の詳細内容(サブ動作)である。
【0068】図9では,図7,図8で示す処理で作成し
た中間嗜好データと対応するセルのセル嗜好データとを
比較した結果を用いて,セル嗜好データを更新する。
【0069】ステップS401では,中間嗜好データに
対応するセルのセル嗜好データを取得する。
【0070】ステップS402では,中間嗜好データと
セル嗜好データの相関係数を算出する。中間嗜好データ
の関心度ベクトルをPm,セル嗜好データの関心度ベク
トルをPbとすると,相関係数(Cb)はベクトルの内
積Pm*Pbや,ベクトルのコサイン値Pm*Pb/
(|Pm||Pb|)として算出される。
【0071】ステップS403では,算出した相関係数
を用いてセル嗜好データの関心度を更新する。
【0072】 Pb=Pb+w6 ×Pm (w6 は重み) w6 は,相関係数Cbに対して単調減少するように設定
すると,中間嗜好データとセル嗜好データが大きく異な
る場合には,中間嗜好データの影響が大きくなるように
セル嗜好データの関心度が更新されることになる。
【0073】図10では,中間嗜好データと,全てのセ
ル嗜好データとの相関係数を用いて,セル嗜好データの
関心度を更新する。
【0074】ステップS501では,セル嗜好データを
順番に一つ選択する。
【0075】ステップS502では,中間嗜好データと
各セル嗜好データとの相関係数を算出する。相関係数の
算出方法は,ステップS402の処理と同様である。
【0076】ステップS503では,全てのセル嗜好デ
ータについて相関係数を算出した場合に,ステップS5
04に移り,そうでない場合には,ステップS501に
戻る。
【0077】ステップS504では,中間嗜好データを
用いて,現在視聴中の視聴者が主に視聴しているセルを
予測する。ステップS502で求められた相関係数が定
められた条件に適合するセルを現在視聴中の視聴者が主
に視聴しているセルであるとして選抜する。
【0078】予測条件は,中間嗜好データとステップS
202もしくはステップS302で選択したセルとの相
関係数をCbとすると,相関係数がCb以上のもの全て
とする場合や,Cb以上でかつ相関係数が一定値以上の
ものとする場合や,相関係数がCb以上の上位N個(N
は任意)のものとする場合などがある。
【0079】また,相関係数から一定範囲は誤差である
として,Cbに誤差をプラスした相関係数をCb’とす
るとき,予測条件は,相関係数がCb’以上のもの全て
とする場合や,Cb’以上でかつ相関係数が一定値以上
のものとする場合や,相関係数がCb’以上の上位N個
のものとする場合などがある。
【0080】ステップS505では,ステップS504
で選抜したセルのセル嗜好データと相関係数を用いて,
ステップS202もしくはステップS302で選択した
セルのセル嗜好データの関心度を更新する。
【0081】ステップS202もしくはステップS30
2で選択したセルのセル嗜好データの関心度ベクトルを
Pb,中間嗜好データとの相関係数をCbとする。ステ
ップS505で選抜したセルのセル嗜好データの関心度
ベクトルを相関係数の大きいものから並べたものをPi
(i=1からNまで)とする。対応する相関係数をCi
とする。嗜好データの更新は, Pb=Pb+w7 ・Pm+w8 ・ΣPi (w7 ,w8 は重み,Σはi=1からNまでの和)のよ
うに,相関係数の値に関わらず,Piを足しこむ場合
や, Pb=Pb+w7 ・Pm+w8 ・Σ(Ci・Pi) (w7 ,w8 は重み,Σはi=1からNまでの和)相関
係数の値に応じてPiを足しこむ場合などがある。
【0082】w7 は,相関係数Cbに対して単調減少す
るように設定すると,中間嗜好データとセル嗜好データ
が大きく異なる場合には,中間嗜好データの影響が大き
くなるようにセル嗜好データの関心度が更新されること
になる。
【0083】図11に嗜好データを用いた最適コンテン
ツ(素材)選択のメインの処理フローを示す。複数のコ
ンテンツにコンテンツ属性があリ,そのコンテンツ属性
と,嗜好データとを利用して,最適コンテンツを選択す
る。最適コンテンツの選択方法の種類として,セル指
定,時間帯指定,デイタイプ指定,指定無し(全ての嗜
好データ利用)がある。
【0084】ステップS601では,番組操作情報の中
に既に嗜好データ更新に利用できる情報があるときに
は,嗜好データの更新を行う。最適コンテンツを選択す
る前に,番組操作情報中に放送が終了した番組に関する
情報や,現在のセルよりも前のセルにおける番組操作情
報がある場合などには,嗜好データを更新する必要があ
る。動作は,ステップS103と同様であり,詳細は図
7,図8に示す処理内容と同一である。
【0085】ステップS601は,嗜好データ更新トリ
ガが,番組終了時やセル超過時である場合には,常に最
新の嗜好デー夕に更新されているため必要なくなる。更
新トリガが,指定タイミングや,一定間隔毎の場合には
必要となる場合がある。
【0086】ステップS602では,現在のセルに対す
る仮セル嗜好データの作成を行う。仮セル嗜好データと
は,嗜好データ更新には用いることのできない番組操作
情報をもとに作成される,その時点における視聴者の関
心を表す情報である。
【0087】嗜好データの更新が,図7に示すように番
組単位で行われるときには,仮セル嗜好データの作成
は,視聴途中の番組毎の番組操作情報を用いて行われ
る。嗜好データの更新が,図8に示すようにセル単位で
行われるときには,仮セル嗜好データの作成には,現在
のセルにおける番組操作情報が用いられる。なお,仮セ
ル嗜好データの作成処理の詳細内容は後述する。
【0088】ステップS603では,嗜好データ,仮セ
ル嗜好データと複数のコンテンツのコンテンツ属性をも
とに最適なコンテンツを選択する。
【0089】図12に,ステップS603の詳細な処理
フローを示す。
【0090】ステップS701では,最適コンテンツ選
択方法として,セル指定がされているかどうかを判定す
る。セル指定の場合には,ステップS702に移る。そ
うでない場合には,ステップS703に移る。セル指定
は複数のセルを指定していてもよい。
【0091】ステップS702では,ステップS602
で作成した仮セル嗜好データを取得し,最適コンテンツ
選択用嗜好データとする。現在のセル以外のセルが指定
されている場合には,対応するセル嗜好データを嗜好デ
ータから取得し,最適コンテンツ選択用嗜好データとす
る。複数のセルが指定されている場合には,対応するセ
ルのセル嗜好データの総和もしくは平均を最適コンテン
ツ選択用嗜好データとする。
【0092】算出した最適コンテンツ選択用嗜好データ
の関心度の平均もしくは最大値,もしくは総和が一定値
以下の場合には,最適コンテンツ選択に用いることがで
きないとして,代わりに時間帯が同一のセルのセル嗜好
データの総和や平均,デイタイプが同一のセル嗜好デー
タの総和や平均,全てのセル嗜好データの総和や平均,
その他定められた範囲のセル嗜好データの総和や平均を
最適コンテンツ選択用嗜好データとすることもできる。
その後,ステップS708に移る。
【0093】ステップS703では,最適コンテンツ選
択方法として,時間帯指定がされているかどうかを判定
する。時間帯指定の場合には,ステップS704に移
る。そうでない場合には,ステップS705に移る。時
間帯指定は複数の時間帯にまたがっていてもよい。
【0094】ステップS704では,現在のセルと時間
帯が同一のセルのセル嗜好データを全て嗜好データから
取得する。ただし,現在のセルに対しては,ステップS
602で作成した仮セル嗜好データを採用する。それら
の総和もしくは平均値を最適コンテンツ選択用嗜好デー
タとして作成する。その際に,仮セル嗜好データに重み
をつけてもよい。
【0095】具体的な時間帯が指定された場合には,そ
の時間帯のセルのセル嗜好データを全て嗜好データから
取得して,その総和もしくは平均値を最適コンテンツ選
択用嗜好データとして作成する。現在のセルに対して
は,ステップS602で作成した仮セル嗜好データを採
用する。
【0096】算出した最適コンテンツ選択用嗜好データ
の関心度の平均もしくは最大値,もしくは総和が一定値
以下の場合には,最適コンテンツ選択に用いることがで
きないとして,全てのセル嗜好データの総和や平均,そ
の他定められた範囲のセル嗜好データの総和や平均を最
適コンテンツ選択用嗜好データとすることもできる。そ
の後,ステップS708に移る。
【0097】ステップS705では,最適コンテンツ選
択方法として,デイタイプ指定がされているかどうかを
判定する。デイタイプ指定の場合には,ステップS70
6に移る。そうでない場合には,ステップS707に移
る。デイタイプ指定は,複数のデイタイプを指定しても
よい。
【0098】ステップS706では,現在と同一のデイ
タイプのセル嗜好データを全て嗜好データから取得す
る。現在のセルに対してはステップS602で作成した
仮セル嗜好データを採用する。それらの総和もしくは平
均値を最適コンテンツ選択用嗜好データとして作成す
る。その際に,仮セル嗜好データに重みをつけてもよ
い。具体的なデイタイプの指定がある場合には,そのデ
イタイプのセルのセル嗜好データを全て嗜好データから
取得して,その総和もしくは平均値を最適コンテンツ選
択用嗜好データとして作成する。現在のセルに対しては
ステップS602で作成した仮セル嗜好データを採用す
る。
【0099】算出した最適コンテンツ選択用嗜好データ
の関心度の平均もしくは最大値,もしくは総和が一定値
以下の場合には,最適コンテンツ選択に用いることがで
きないとして,全てのセル嗜好データの総和や平均,そ
の他定められた範囲のセル嗜好データの総和や平均を最
適コンテンツ選択用嗜好データとすることもできる。そ
の後,ステップS708に移る。
【0100】ステップS707では,全てのセル嗜好デ
ータを嗜好データから取得する。ただし,現在のセルに
対してはステップS602で作成した仮セル嗜好データ
を採用する。それらの総和もしくは平均値を最適コンテ
ンツ選択用嗜好データとして作成する。その際に,仮セ
ル嗜好データに重みをつけてもよい。その後,ステップ
S708に移る。
【0101】ステップS708では,最適コンテンツ選
択用嗜好データとコンテンツのコンテンツ属性を用い
て,全てのコンテンツに対して嗜好得点を求める。
【0102】最適コンテンツ選択用嗜好データの関心度
ベクトルをPs,コンテンツのコンテンツ属性ベクトル
をVci(iはコンテンツ番号)とすると,嗜好得点を,
PsとVciの内積で表す場合や,二つのベクトルのコサ
イン値で表す場合などがある。また,PsとVciの個々
の関心度の積のうち最大値を嗜好得点とする場合などが
ある。
【0103】ステップS709では,嗜好得点がもっと
も高いものを最適コンテンツとして選択する。嗜好得点
が同一のコンテンツが複数存在する場合には,ランダム
に選択する方法や,最も早く求められたものにする場合
や,最後に求められたものにする場合などがある。
【0104】図13,図14ともに,ステップS602
の詳細な処理フローを示す。番組操作情報から,一旦,
仮中間嗜好データを作成してから,仮セル嗜好データを
作成する。
【0105】図13の処理では,各番組に対する番組操
作情報を用いて現在のセルに対する仮セル嗜好データを
作成する。嗜好デ一夕更新が図7に示す方法で行われる
場合には,仮セル嗜好データの作成は,この方法で行わ
れる。ステップS601で既に嗜好データの更新が行わ
れているため,操作情報には,現在のセルでかつ放送が
終了していない番組に対する操作情報しか存在しない。
【0106】ステップS801では,最新の嗜好データ
における現在のセルのセル嗜好データを仮セル嗜好デー
タとする。
【0107】ステップS802では,番組操作情報か
ら,一つ操作情報を選択する。
【0108】ステップS803では,ステップS802
で選択した操作情報の番組IDとする番組操作情報全て
を用いて,仮中間嗜好データを作成する。仮中間嗜好デ
ータは,セル嗜好データと同一で,項目名と,関心度の
複数の組み合わせから構成される。
【0109】仮中間嗜好データの作成方法は,ステップ
S204で示した中間嗜好データを作成する方法と同様
である。ただし,仮中間嗜好データの場合,放送時間T
pは,セル内での放送時間ではなく,セル内での現在ま
での放送時間にすることも可能である。
【0110】ステップS804では,作成した仮中間嗜
好データに基づき仮セル嗜好データを更新する。更新方
法は,図9,図10で示した中間嗜好データから嗜好デ
ータを更新する方法と同様に行われる。仮中間嗜好デー
タと,仮セル嗜好データとの相関関係から仮セル嗜好デ
ータを更新する場合や,仮中間嗜好データと,仮セル嗜
好データとそれ以外のセルのセル嗜好データとの相関関
係を用いて,現在視聴中の視聴者が主に視聴する時間帯
を予測して,仮セル嗜好データを更新する場合がある。
【0111】ステップS805では,全ての番組操作情
報について処理を行った場合には,処理を終了する。そ
うでない場合には,ステップS802に戻る。
【0112】図14に,ステップS602の詳細な処理
フローを示す。図14の処理では,番組操作情報を各セ
ル単位でまとめて仮セル嗜好データを更新する。嗜好デ
ータ更新が図8に示す方法で行われる場合には,仮セル
嗜好データの作成は,この方法で行われる。
【0113】ここでは,番組操作情報を用いて,一旦,
仮中間嗜好データを作成し,その仮中間嗜好データを用
いて仮セル嗜好データを作成する。ステップS601で
既に嗜好データの更新が行われているため,操作情報に
は,現在のセル操作情報しか存在しない。
【0114】ステップS901では,現在のセルのセル
嗜好データを仮セル嗜好データとする。
【0115】ステップS902では,番組操作情報か
ら,一つ操作情報を選択する。
【0116】ステップS903では,ステップS902
で選択した操作情報の番組IDと一致する操作情報全て
を用いて,仮中間嗜好データを作成する。処理内容は,
ステップS803と同一である。
【0117】ステップS904では,その他に操作情報
があるかを判断する。存在する場合には,ステップS9
05に移る。そうでない場合には,ステップS906に
移る。
【0118】ステップS905では,操作情報を一つ選
択してそれと番組IDが一致する操作情報全てを用い
て,仮中間嗜好デー夕を作成する。処理内容は,ステッ
プS803と同一である。作成した仮中間嗜好データベ
クトルをPmとする。
【0119】ステップS903,S905によって,既
に作成・更新されている仮中間嗜好データベクトルを,
Pm_oldとすると,新たな仮中間嗜好データベクト
ルPm_newは,Pm_new=Pm_old+Pm
と表される。
【0120】ステップS906では,仮中間嗜好データ
に基づいて仮セル嗜好データを更新する。更新の方法
は,図9,図10で示した中間嗜好データから嗜好デー
タを更新する方法と同様である。仮中間嗜好データと,
仮セル嗜好データとの相関関係から仮セル嗜好データを
更新する場合や,仮中間嗜好データと,仮セル嗜好デー
タとの相関関係から仮セル嗜好データを更新する場合
や,仮中間嗜好データと,仮セル嗜好データとそれ以外
のセルのセル嗜好データとの相関関係を用いて,現在視
聴中の視聴者が主に視聴する時間帯を予測して,仮セル
嗜好データを更新する場合がある。
【0121】ステップS907では,全ての操作情報を
選択した場合には,終了し,そうでない場合には,ステ
ップS902に戻る。
【0122】
【発明の効果】本発明は,以下のような効果を奏する。
・時間帯や曜日などで視聴者が異なる場合でも,時間
帯,デイタイプで区分されたセル毎に嗜好データを保持
することによって,視聴者の嗜好に適した情報を提供で
きる。・現在の視聴者が主に視聴しているセルを予測し
て,予測されたセルのセル嗜好データを用いて,嗜好デ
ータを更新したり,視聴者の嗜好に適した情報を提供す
ることができる。・セル指定,時間帯指定,デイタイプ
指定,指定無しなど,情報提供者側の各種要求に適合し
た情報提供を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る装置の構成例を示す
図である。
【図2】嗜好データの構成例を示す図である。
【図3】セル嗜好データの基本構成例を示す図である。
【図4】番組属性,ボタン属性,コンテンツ属性の例を
示す図である。
【図5】番組操作情報の例を示す図である。
【図6】嗜好データ管理更新のメインの処理フローを示
す図である。
【図7】操作情報を用いた嗜好データ更新の処理フロー
を示す図である。
【図8】操作情報を用いた嗜好データ更新の処理フロー
を示す図である。
【図9】中間嗜好データを用いたセル嗜好データ更新の
処理フローを示す図である。
【図10】中間嗜好データを用いたセル嗜好データ更新
の処理フローを示す図である。
【図11】嗜好データを用いた最適コンテンツ選択の処
理フローを示す図である。
【図12】仮セル嗜好データに基づく最適コンテンツ選
択の処理フローを示す図である。
【図13】最適コンテンツ選択における仮セル嗜好デー
タの作成の処理フローを示す図である。
【図14】最適コンテンツ選択における仮セル嗜好デー
タの作成の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
10 放送局 20 嗜好データ管理装置 21 受信手段 22 分離手段 23 入力手段 24 制御手段 241 記憶部 242 最適コンテンツ選択部 243 表示制御部 25 嗜好データ管理手段 251 番組操作情報更新部 252 更新スケジュール管理部 253 嗜好データ更新部 26 表示手段 27 送信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 智樹 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA23 BA21 BA27 DA01 DA05 5C061 BB05 CC05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従来型放送番組とともに配信されるデー
    タ放送を受信し,従来型放送番組とデータ放送とを分離
    してそれぞれを出力する端末における視聴者の嗜好デー
    タ管理方法であって,視聴番組に対する操作情報を収集
    する過程と,前記収集した操作情報に基づき,ある更新
    タイミングごとに視聴者の嗜好の内容を表すジャンルと
    それに対する関心の度合を示す関心度とからなる嗜好デ
    ータであって,時間帯別もしくはデイタイプ別,または
    時間帯およびデイタイプ別のセルに区分して管理される
    嗜好データを更新する過程とを有することを特徴とする
    ディジタル放送における嗜好データ管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル放送における
    嗜好データ管理方法において,前記嗜好データを更新す
    る過程では,前記収集した操作情報から,限定された一
    つまたは複数の番組放送中に送出される送出コンテンツ
    のジャンルに対する視聴者の関心の度合を示す中間嗜好
    データを作成し,その中間嗜好データと該中間嗜好デー
    タに対応するセルの嗜好データとの相関係数を算出し,
    算出した相関係数を用いて該セルの嗜好データを更新す
    ることを特徴とするディジタル放送における嗜好データ
    管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のディジタ
    ル放送における嗜好データ管理方法において,前記嗜好
    データを更新する過程では,前記収集した操作情報か
    ら,限定された一つまたは複数の番組放送中に送出され
    る送出コンテンツのジャンルに対する視聴者の関心の度
    合を示す中間嗜好データを作成し,その中間嗜好データ
    と各々のセルの嗜好データとの相関係数を算出し,算出
    した相関係数から現在の視聴者の本来視聴しているセル
    を予測し,予測したセルの嗜好データを用いて嗜好デー
    タを更新することを特徴とするディジタル放送における
    嗜好データ管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載のディジタル放送における嗜好データ管理方法にお
    いて,指定された時間帯,指定されたデイタイプ,また
    は指定された時間帯およびデイタイプに応じたセルの嗜
    好データを抽出し,その抽出した嗜好データに基づいて
    視聴者に提示または提供する最適コンテンツを選択する
    過程を有することを特徴とするディジタル放送における
    嗜好データ管理方法。
  5. 【請求項5】 従来型放送番組とともに配信されるデー
    タ放送を受信し,従来型放送番組とデータ放送とを分離
    してそれぞれを出力するディジタル放送受信装置におい
    て,視聴者の嗜好の内容を表すジャンルとそれに対する
    関心の度合を示す関心度とからなる嗜好データであっ
    て,時間帯別もしくはデイタイプ別,または時間帯およ
    びデイタイプ別のセルに区分された嗜好データを記憶し
    蓄積する手段と,視聴番組に対する操作情報を収集する
    手段と,前記収集した操作情報に基づき,ある更新タイ
    ミングごとに前記操作情報に関連するセルの嗜好データ
    を更新する手段とを備えることを特徴とするディジタル
    放送受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のディジタル放送受信装置
    において,前記嗜好データを更新する手段は,前記収集
    した操作情報から,限定された一つまたは複数の番組放
    送中に送出される送出コンテンツのジャンルに対する視
    聴者の関心の度合を示す中間嗜好データを作成し,その
    中間嗜好データと該中間嗜好データに対応するセルの嗜
    好データとの相関係数を算出し,算出した相関係数を用
    いて該セルの嗜好データを更新することを特徴とするデ
    ィジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のディジタ
    ル放送受信装置において,前記嗜好データを更新する手
    段は,前記収集した操作情報から,限定された一つまた
    は複数の番組放送中に送出される送出コンテンツのジャ
    ンルに対する視聴者の関心の度合を示す中間嗜好データ
    を作成し,その中間嗜好データと各々のセルの嗜好デー
    タとの相関係数を算出し,算出した相関係数から現在の
    視聴者の本来視聴しているセルを予測し,予測したセル
    の嗜好データを用いて嗜好データを更新することを特徴
    とするディジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7までのいずれかに
    記載のディジタル放送受信装置において,前記嗜好デー
    タを記憶し蓄積する手段の中から,指定された時間帯,
    指定されたデイタイプ,または指定された時間帯および
    デイタイプに応じたセルの嗜好データを抽出し,その抽
    出した嗜好データに基づいて視聴者に提示または提供す
    る最適コンテンツを選択する最適コンテンツ選択手段を
    備えることを特徴とするディジタル放送受信装置。
  9. 【請求項9】 従来型放送番組とともに配信されるデー
    タ放送を受信し,従来型放送番組とデータ放送とを分離
    してそれぞれを出力する装置において視聴者の嗜好デー
    タを管理するためのプログラムを記録した記録媒体であ
    って,視聴番組に対する操作情報を収集する処理と,前
    記収集した操作情報に基づき,ある更新タイミングごと
    に視聴者の嗜好の内容を表すジャンルとそれに対する関
    心の度合を示す関心度とからなる嗜好データであって,
    時間帯別もしくはデイタイプ別,または時間帯およびデ
    イタイプ別のセルに区分して管理される嗜好データを更
    新する処理とを,コンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したことを特徴とする嗜好データ管理用プ
    ログラムの記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の嗜好データ管理用プロ
    グラムの記録媒体において,前記嗜好データを更新する
    処理では,前記収集した操作情報から,限定された一つ
    または複数の番組放送中に送出される送出コンテンツの
    ジャンルに対する視聴者の関心の度合を示す中間嗜好デ
    ータを作成し,その中間嗜好データと該中間嗜好データ
    に対応するセルの嗜好データとの相関係数を算出し,算
    出した相関係数を用いて該セルの嗜好データを更新する
    ことを特徴とする嗜好データ管理用プログラムの記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10記載の嗜好
    データ管理用プログラムの記録媒体において,前記嗜好
    データを更新する処理では,前記収集した操作情報か
    ら,限定された一つまたは複数の番組放送中に送出され
    る送出コンテンツのジャンルに対する視聴者の関心の度
    合を示す中間嗜好データを作成し,その中間嗜好データ
    と各々のセルの嗜好データとの相関係数を算出し,算出
    した相関係数から現在の視聴者の本来視聴しているセル
    を予測し,予測したセルの嗜好データを用いて嗜好デー
    タを更新することを特徴とする嗜好データ管理用プログ
    ラムの記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項9から請求項11までのいずれ
    かに記載の嗜好データ管理用プログラムの記録媒体にお
    いて,前記記録されたプログラム中に,指定された時間
    帯,指定されたデイタイプ,または指定された時間帯お
    よびデイタイプに応じたセルの嗜好データを抽出し,そ
    の抽出した嗜好データに基づいて視聴者に提示または提
    供する最適コンテンツを選択する処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする嗜
    好データ管理用プログラムの記録媒体。
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