JP4657425B2 - 半径ピストンおよび単一クラッチ切断セレクタを有する油圧モータ - Google Patents

半径ピストンおよび単一クラッチ切断セレクタを有する油圧モータ Download PDF

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    • F03C1/0403Details, component parts specially adapted of such engines
    • F03C1/0425Disconnecting the pistons from the actuated cam

Description

【0001】
本発明は、回転軸を基準にして半径方向に置かれている少なくともシリンダの第1グループを備え、各シリンダがシリンダダクトに接続されており、前記シリンダ内での滑動に適したピストンと協調しているシリンダブロックと、
回転軸の回りでシリンダブロックを基準にして回転するために取り付けられている反応部材と、
回転軸の回りで反応部材とともに回転するのを抑制され、前記ダクトを、モータの流体入口ダクトと流体出口ダクトに連通させるためにシリンダダクトに接続されるのに適した分配ダクトが具備されている内部流体ディストリビュータと、第1グループのシリンダのシリンダダクトを分配ダクトに接続することを可能にするための第1形状構成において、および前記シリンダダクトを流体放出エンクロージャと連通させるための「ピストン−クラッチ切断(declutching)」第2形状構成において適した選択手段であって、ピストンが、前記クラッチ切断形状構成で、回転軸に向かって前記シリンダの中に引っ込められるのに適している第1グループのシリンダと協調する選択手段と、
を備える、油圧モータに関する。
【0002】
その種のモータは、特許FR第2,710,111号から既知である。モータが最大立方容量で動作するとき、シリンダのすべてが、加圧されている流体とともに定期的に送られる。既知であるように、モータがトルクを送達しないように、定期的にシリンダのすべてに流体を供給するのを中断することが可能である。さらに既知であるように、シリンダのいくつかに流体を供給するのを中断し、他のシリンダは、流体を定期的に供給され続けることが可能で、その結果モータが部分的な立方容量で動作する。
【0003】
このようにして、本発明は、シリンダのすべてが第1グループに属し、したがってすべてが非活動状態にされることに適しているモータと、さらに第2グループのシリンダを備え、第1グループのシリンダが非活動状態にされると、それらのシリンダが活動し続けるモータの両方に適用可能である。
【0004】
FR第2,710,111号に示されているように、第1グループのシリンダ内で滑動するために取り付けられているピストンが、「クラッチ切断」することができ、その動作は、前記ピストンに、反応部材または「カム」に持たれかかるのをやめさせ、それにより摩擦および時期尚早の磨耗を排除することにあることが知られている。その目的のため、「クラッチ切断」装置は、問題のピストンを、それぞれのシリンダの内側に引っ込められている引っ込められた形状構成で維持することを可能にする。
【0005】
さらにFR第2,710,111号に示されているように、クラッチ切断動作、およびピストンをカムに接する受け面に戻すことにある「再クラッチ結合」動作は困難であり、一定の予防措置が講じられない限り、それらはピストンをカムに激しく衝突させるようになる。
【0006】
このような激しい衝撃を回避するために、FR第2,710,111号は、第1グループのシリンダのそれぞれに個別のセレクタを備え、個々のセレクタが、関連しているシリンダ内に滑動自在に取り付けられているピストンのクラッチを切断したり、結合したりするためには、それが、シリンダブロックの、およびカムだけの相対回転中に起動することができるが、シリンダの軸は、それがカム上の波状起伏の頂きに隣接している位置を通り抜けるように制御されている選択手段を使用することを推奨する。
【0007】
そのシステムはきわめて満足できるが、それは第1グループ内にあるシリンダと同じくらい多くの個別セレクタの存在を必要とするため、相対的に高価である。また、それは正確な時間で個別セレクタのそれぞれを起動するための適切な制御手段も必要とする。
【0008】
特許FR第2,677,409号では、油圧モータのピストンをクラッチ切断することを可能にする油圧回路を開示している。この回路は、ポンプのオリフィスを、モータの入口と出口のメインオリフィスに接続するダクト上で挟まれているシャトル弁を含む。そのシステムは外付けであり、それはモータの上に取り付けられ、これがモータの全体的なサイズを拡大する。加えて、クラッチ切断は、モータのピストンのすべてに例外なく適用される。最終的に、クラッチ切断時、およびクラッチ再結合時の衝撃の問題は、回避されていない。
【0009】
本発明の目的は、簡略であり、モータの内側に置かれ、問題のピストンのクラッチ切断と再クラッチ結合の間に、例えば毎分約100回転(r.p.m)以上の相対的に高い回転速度でさえ、ピストンとカムの間の衝撃の現象を大幅に回避しながら、第1グループのシリンダ内に滑動自在に取り付けられているピストンをクラッチ切断することができるようにするシステムを提供することである。
【0010】
この目的は、選択手段が回転軸の回りでシリンダブロックとともに回転するために制約され、シリンダの第1グループのシリンダごとの連通ダクトが具備されている単一クラッチ切断セレクタを備え、該セレクタが、前記第1形状構成に一致する、その中で連通ダクトが第1グループのシリンダのシリンダダクトを分配ダクトに接続することを可能にする第1位置、前記クラッチ切断形状構成に一致する第2位置、および第1グループのシリンダのシリンダダクトが分離されたエンクロージャを介してともに接続される中間遷移位置を占めるのに適しているという事実により達成される。
【0011】
セレクタが第1位置にあるとき、第1グループのシリンダのシリンダダクトは、通常分配ダクトに接続されており、このようにして流体入口に、および流体出口に交互に接続され、その結果前記シリンダ内に滑動自在に取り付けられているピストンが活動する。クラッチ切断セレクタが第2位置にあるとき、第1グループのシリンダのシリンダダクトは、前記シリンダに滑動自在に取り付けられているピストンが非活動状態であり、前記シリンダの中に引っ込めることができる、つまりそれらがクラッチ切断されるように、流体放出エンクロージャにすべて接続されている。好ましくは、流体放出エンクロージャは、モータの内側空間の一部にすぎず、その一部が漏れ戻りダクトに接続されている。
【0012】
セレクタが遷移位置にあるとき、第1グループのシリンダのシリンダダクトは、すべて分離されたエンクロージャを介してともに接続されている。「分離されたエンクロージャ」という用語は、モータのケーシングの内側空間の一部を指定するために使用され、その一部はモータの多様な「機能」ダクト、つまり入口ダクトまたは出口ダクトなどのモータの外部にあるダクトに接続されているダクト、あるいはさもないと、モータの補助的な機能(制動制御等)を実行するためにモータのブースタ回路に接続されている補助ダクトから分離されている。言い替えると、分離されたエンクロージャは、入口にも、出口にも、モータの外部のどのような補助圧力にも接続されていない。
【0013】
この遷移位置においては、第1グループのシリンダのピストンは、カム上のそれらの位置の関数としてそれぞれのシリンダ内で変位することができる。言い替えると、それらは、シリンダの内側の指定された位置にロックされていないが、むしろそれらはカムの波状起伏に従うことができ、流体の量は、収縮または他のピストンの外向きの運動により変位される流体の量を補う一定のピストンの「内向き」運動により変位され、モータは一定速度である。
【0014】
第1グループのシリンダが流体放出エンクロージャに接続されるのは、セレクタがその遷移位置を通過した後だけである。したがって、本発明は、前記モータが適切に運転するのを妨げるだろう、流体放出エンクロージャをモータの入口または出口と直接接触させることを回避することを可能にする。しかしながら、セレクタの変位中、第1グループのシリンダのシリンダダクトは互いに分離されておらず、これでシリンダ内に滑動自在に取り付けられているピストンはロックを回避される。
【0015】
有利なことに、クラッチ切断セレクタは、シリンダブロック内の穴の中で滑動するように取り付けられているスライドにより形成され、連通ダクトは、スライドの表面に具備されている連通チャネルを備える。第1グループのシリンダのシリンダダクトは、シリンダブロック内の前記穴の中で開いているオリフィスを有し、オリフィスは、それぞれの連通チャネルに連続して接続されている。そして、シリンダブロック内の穴には、クラッチ切断セレクタが遷移位置にあるときに、連通路が接続される相互連通溝が備えられている。
【0016】
連通チャネルは、スライドの表面で軸に沿って、または実質的には軸に沿って置かれる。それらはこのようにして機械加工するのがきわめて容易である。セレクタが第1位置にあるとき、連通チャネルが、第1グループのシリンダのシリンダダクトを分配ダクトに接続することを可能にし、その結果第1グループのシリンダのピストンは活動する。セレクタをその第2位置に向かって変位することによって、第1グループのシリンダの分配ダクトとシリンダダクトは停止させられ、連通チャネルはすべてシリンダブロック内の相互連通溝に接続される。
【0017】
第1グループのシリンダのシリンダダクト、連通チャネルおよび相互連通溝を備えるセットが、それを介して第1グループのシリンダのシリンダダクトが、セレクタが遷移位置にあるときに互いに連通する分離されたエンクロージャを構成する。
【0018】
どちらのケースでも、有利なことに、第1グループのシリンダのシリンダダクトごとに、モータはシリンダブロックの、およびディストリビュータの相対的な回転の間に、分配ダクトに接続されるように、シリンダブロックの穴の中で開いている第1オリフィスと、シリンダブロックの連通面で開いている第2オリフィスを有するダクトにより形成されている分配通路を有し、第1グループのシリンダの第1オリフィスごとに、分配通路を形成しているダクトの第1オリフィス、シリンダダクトのオリフィス、および相互連通溝が、セレクタのスライドがその第1位置からその第2位置へ変位される方向でシリンダブロックの穴の中に連続して置かれる。
【0019】
第1グループのシリンダごとに、連通通路は、シリンダブロックの連通面に連続して接続され、それは、このようにして分配ダクトのそれぞれに交互に接続できる。第1グループのシリンダのシリンダダクトごとに、連通チャネルが、セレクタが第1位置にあるときに、シリンダダクトと分配通路の間の連通を確立する。セレクタがその第2位置に変位されると、前記シリンダダクトはまた連通チャネルを介して相互連通溝に接続されている一方で、分配通路とシリンダダクトの間の連通が終わる。
【0020】
有利なことに、クラッチ切断セレクタをその第1位置と第2位置の間で変位させるためには、モータは、さらに、その第1位置と第2位置の1つの向かって前記セレクタを連続して促すために適している弾力のある戻り手段を備える制御手段、およびセレクタをその第1位置と第2位置のその他に向かって促すために制御されるのに適した反対力手段を備える。
【0021】
変形では、弾力のある戻り手段が、セレクタをその第1位置に向かって促し、反対力手段がモータのステータ部分に固定されている制御シリンダと強調している制御ピストンを備え、前記制御ピストンは、セレクタをその第2位置に向かって促すために前記戻り手段の戻り力に逆らって変位されるのに適している。
【0022】
それから、第1グループのシリンダのピストンのクラッチ切断は、弾力のある戻り手段に逆らって、制御ピストンの正のコマンドにより得られ、このコマンドは特に油圧である。
【0023】
制御ピストンが、球形の当接手段を介して、あるいはボールまたはローラ軸受け手段を介して、あるいは拘束流体を使用する静水当接手段を介してセレクタと協調するために準備をすることが可能である。
【0024】
制御シリンダは、モータのステータ部分に固定されているが、セレクタはシリンダブロックとともに回転するように抑制されている。したがって、制御ピストンが協調するセレクタのその部分は、制御シリンダを基準にして回転する。ボール手段またはローラ手段の、あるいは静水当接手段の球形当接手段を選択すると、互いにを基準にして回転するパーツの時期尚早の磨耗を避けることを可能にする。特に、球形当接手段を選ぶと、制御ピストンとセレクタの間の摩擦を狭い面積のゾーンに制限することが可能になる。このゾーンは、好ましくはモータの回転軸と一直線になり、クラッチ切断セレクタがその中に置かれているシリンダブロック穴と、制御シリンダの両方とも、好ましくはモータの軸上に中心が合わされている。したがって、据置きパーツと回転パーツの間の相対速度は低く、その結果、せいぜい非常に低いトルクがこのゾーンで生じる。その結果、摩擦、したがって接触するパーツの加熱が制限される。
【0025】
ボール当接手段を選択すると、それを転動接点で置換し、それによりまた摩擦、したがって時期尚早の磨耗のリスクを回避することにより摩擦を排除することが実質的に可能になる。
【0026】
静水当接手段が選ばれると、接点摩擦も排除され、流体摩擦により置換され、それにより実質的に同じ優位点が提供される。
【0027】
別の変形においては、反対力手段が、セレクタと、シリンダブロックを基準にして固定されている基準パーツの間に設けられている制御チャンバ、および前記制御チャンバを流体ソースに接続するために適切な制御ダクトを備える。
【0028】
弾力のある戻り手段が、その第2位置に向かってセレクタを促し、反対力手段が、その第1位置に向かってセレクタを促すために制御されるのに適しているために準備をすることが可能である。
【0029】
どちらのケースでも、クラッチ切断形状構成が、弾力戻り手段によって休止で得られる。これは、例えば、モータが車両を駆動するのに役立つときに有利である。反対力手段を制御する上での障害が、車両が、ピストンがクラッチ結合された位置にある状態で(したがって、低速で、高いモータトルクで)駆動される間に発生すると、この障害により、セレクタはクラッチが切断された形状構成に入り、それにより立方容量、したがってモータのトルクを削減する。そのとき、運転者は、ポンプの流量を制御することにより速度を制御するのは困難ではない。
【0030】
この変形は、駐車ブレーキと安全ブレーキを備えた油圧モータでも有利である。どちらのケースでも、ユーザが、制動を解除せずに油圧モータを始動しようとすると、モータの、およびモータを備えた車両の時機を失した駆動を妨げるために必要な制動トルクは、単に、休止形状構成である、そのクラッチ切断された形状構成で(つまり、低い立方容量で)モータにより展開されるトルクを克服することができなければならない。この制動トルクは、セレクタの休止位置が(ピストンがクラッチ結合される)その第1位置であると必要となるだろうトルク未満であり、それがさらにコンパクトで、より廉価なブレーキの選択を可能にする。
【0031】
有利なレイアウトにおいては、それがその第1位置から第2位置へ変位される方向でその下流側面上に位置しているクラッチ切断セレクタのその端部に減圧チャンバが具備され、前記セレクタがその第2位置にあるとき、シリンダダクトは前記チャンバに接続される。
【0032】
セレクタがその第1位置から第2位置に移動すると、減圧チャンバには、第1グループのシリンダのシリンダダクト内に位置する流体が供給される。減圧チャンバは、このようにして「加圧され」、それによってセレクタのその第2位置への連続変位に対抗する力を適用する。言い替えると、その遷移位置とその第2位置の間のセレクタの変位は減速され、その結果、クラッチ切断は円滑に発生する。
【0033】
この減圧チャンバは、圧力を受けないタンクに接続されている漏れ戻りダクトと有利に連通している。この連通は、有利に、断面が小さい少なくとも1つの通路を介して起こり、それにより減圧チャンバと漏れ戻りダクトの間で損失ヘッドを引き起こし、その損失ヘッドが、セレクタがその第1位置からその第2位置に変位されるのが迅速すぎないようにすることを可能にする。
【0034】
断面が狭い通路(複数の場合がある)の貫通断面の面積が、減圧チャンバと漏れ戻りダクトの間の損失ヘッドを決定し、それによりその遷移位置とその第2位置の間のセレクタの変位の速度を調節する。
【0035】
本発明は、ピストンのすべてがクラッチ切断可能であるモータに適用可能である。また、それぞれが少なくとも2つの明確な運転立方容量を有し、低立方容量(複数の場合がある)で非活動状態であるそれらのシリンダのピストンだけがクラッチ切断されなければならないモータにも適用できる。
【0036】
どちらのケースでも、有利なことに、シリンダブロックは、回転軸を基準にして半径方向に置かれているシリンダの第2グループを有し、第2グループの各シリンダは、シリンダブロックの連通面に直接接続されているそれぞれのシリンダに接続しており、その面は、クラッチ切断セレクタの位置に関係なく、シリンダブロックの、およびディストリビュータの相対的な回転の間に分配ダクトに接続されるように、ディストリビュータの分配面と協調する。
【0037】
このようにして、第1グループのシリンダ内に滑動自在に取り付けられているピストンがクラッチ切断されると、第2グループのシリンダ内に滑動自在に取り付けられているピストンは、前記シリンダが分配ダクトに接続され続けている限り、低モータトルクを送達するために活動的であり続ける。どちらのケースでも、モータは低立方容量で動作するが、セレクタがその第1位置にあるとき、シリンダダクトのすべては分配ダクトに接続され、それは高立方容量で動作する。
【0038】
ピストンをクラッチ切断するためのセレクタに加えて、シリンダダクトと分配ダクトの間の接続に作用する追加立方容量セレクタを提供することが可能であることに注意する必要がある。この立方容量セレクタは、それぞれ高い方の立方容量と低い方の立方容量に一致する2つの位置の媒介をさせられるように、クラッチ切断セレクタとは無関係に制御されてよい。したがって、セレクタが同時に、その第1位置にあるのか、あるいはその第2位置にあるのか、または一方が、他方がその第2位置にある間に第2位置にあるのかに応じて、4つの明確な運転立方容量を得ることができる。
【0039】
本発明はよく理解され、その優位点は、非制限例によって示される実施形態の以下の詳細な説明を読むことでさらに明らかになるだろう。
【0040】
図1は、半径ピストンおよび据置きケーシングを有する油圧モータを示す。しかしながら、本発明は、回転ケーシングを有するモータにも適用可能である。ケーシングは複数の部分、つまり「分配カバー」と呼ばれている第1部分1A、その内側周縁部が反応カムを形成するために波形になっている第2部分1B、および部分1Cから成り立っている。多様な部分が、ねじ2によって一つに組み立てられている。
【0041】
示されている例では、波形になっているカムは、それ自体、軸に沿って並列されている2つの部分4Aと4Bから成り立っている。モータは、回転軸10の回りでカムを基準にして回転するように取り付けられ、その内側に半径ピストンが滑動自在に取り付けられている複数の半径シリンダを具備するシリンダブロック6を含む。
【0042】
2つのグループのシリンダ、つまりシリンダ12Aの第1グループとシリンダ12Bの第2グループがある。シリンダ12Aの軸13A(その軸が、回転軸10を基準にして半径方向に置かれている)は第1放射平面PAを画定するが、第2グループ12Bのシリンダの軸13Bは、平面PAとは別個の第2放射平面PBを画定する。第1グループのシリンダ12A内で滑動するピストン14Aは、カムの第1部分Aと協調するが、第2グループのシリンダ12B内で滑動するピストン14Bは、カムの第2部分4Bと協調する。
【0043】
シリンダブロック6は、溝削り7を介してそれと協調する軸5を回転させる。
ディストリビュータ1Aのカバーの反対側にある軸5の端部は、出口フランジ9を担持する。軸5は、円錐ローラ軸受け8Aと8Bなどの軸受け手段によりケーシングの部分1Cを基準にして支えられている。
【0044】
モータは、さらに、植込みボルトと切欠き(stud−and−notch)システム17によって分配カバー1Aを基準にして回転するのを妨げられる内部流体ディストリビュータ16を含む。
【0045】
ディストリビュータ16は、分配カバー1Aの段付き内部軸流面18と協調している段付き外部軸流面を有する。面18と19の間には、それぞれ基準20,21、および22によって指定されている3つの溝が設けられている。
【0046】
モータは、さらに、2つのメインダクト、つまり入口メインダクトと出口メインダクトを含む。これらのメインダクトは、図1の断面にはないが、理解を容易にするために、その位置は破線で示されている。このようにして、第1メインダクト24は、第1溝20に連続して接続されるが、第2メインダクト26は第3溝22に連続して接続されている。後述されるように、第2溝21は、図1には図示されていない立方容量セレクタの位置に応じて、溝20と22の一方または他方に接続することができる。
【0047】
しかしながら、本発明は、グループ12Aをシリンダの単一グループとして有するモータと、ディストリビュータと分配カバーの間に2つの分配溝だけが設けられ、その溝が連続してメインダクトのそれぞれのダクトに接続されているモータの両方にも適用することができる。
【0048】
分配ダクトはディストリビュータ内に設けられ、それらはその放射分配面28で開き、その面がシリンダブロックの放射連通面30に当たっている。分配ダクトは、溝20,21、および22を分配面に選択して接続する。示されている例においては、図示されているダクトだけが、溝21を分配面28に接続する分配ダクト31と、溝22を分配面に接続する分配ダクト32である。各シリンダは、シリンダブロックがカムを基準にして回転している間に、それを分配ダクトのそれぞれと交互に連通させるように、シリンダブロックの連通面30に接続できるようにするシリンダダクトに関連する。
【0049】
このようにしてシリンダの第2グループのシリンダ12Bごとに、シリンダダクト15Bは、前記シリンダを連通面30とじかに連通させる。それに対し、第1グループのシリンダ12Aの場合、シリンダダクト15Aが、クラッチ切断セレクタ34を介して連通面30と連通させられる。
【0050】
セレクタ34は、シリンダブロックの中心穴36内で軸に沿って移動するために取り付けられているスライドにより形成される。セレクタは、軸10の回りでシリンダブロックとともに回転するために制約されている。それは、ねじ38の棒が通過する穴が具備されているフランジ部分34’を有する。これらの棒のそれぞれは、シリンダブロック内でねじ穴の中にねじ込まれているねじ込み端部39A、およびフランジ34’内の穴が協調し、それを通って問題の棒が係合する滑らかな中間部分39Bを有する。したがって、セレクタ34は、ねじ38を基準にして滑動できる。
【0051】
シリンダブロックの穴36と協調しているセレクタ34の外側円筒形面34Aは、シリンダの第1グループがシリンダを有するのと同じくらい多くの、チャネル40の形をした連通ダクトを有し、各チャネル40は、それぞれのシリンダダクト15Aと関連している。
【0052】
各シリンダダクト15Aは、シリンダ12Aに接続されている1つの端部、およびシリンダブロックの穴36の中で開いているオリフィス15’Aを形成している別の端部を有する。このオリフィス15Aは、問題のシリンダダクト15Aと関連する連通チャネル40と連続して連通している。
【0053】
各シリンダダクト15Aは、シリンダブロックの穴36の中で開いている第1オリフィス42A、およびシリンダブロックの連通面30で開いている第2オリフィス42Bを有するダクトにより形成されている分配通路と関連する。図1で分かるように、これが、分配通路42をダクト32などの分配ダクトに接続できるようにする。
【0054】
シリンダダクト15Aと分配通路42の両方とも、このようにして穴36の中で開き、図1で分かるように、これにより、シリンダダクト15Aは、セレクタ34がその第1位置を占めるときに分配ダクトと連通できるようになる。軸流セクションにおいては、ダクト15A、連通チャネル40、および分配通路42を備えるセットが、シリンダブロックの連通面30に接続されている実質的にU字形をしたダクトを形成する。連通チャネル40は、実質的に軸に沿って伸張し、その長さは、セレクタが第1位置にあるときにオリフィス15’Aと42Aを相互接続するのに十分である。シリンダ12Aにさらに近い分配通路42の端部は、栓42Cで閉じられている。
【0055】
相互接続環状溝44は、シリンダブロック6の穴36の中に設けられている。
セレクタの変位の関数として、この溝44は、連通チャネル40と連通させることができる。その第1位置から第2位置へセレクタが変位される方向で考慮されるように、オリフィス42A、オリフィス15’Aおよび溝44は次々と置かれる。
【0056】
オリフィス42Aと連通面30の間に位置している前記穴のその部分の中で、密封ガスケット35を前記円筒形面34Aと穴36の間に置くことが可能である。例えば、このガスケットは、穴36の中に設けられている溝の中に置かれる。その目的とは、後述されるように、連通チャネル40と、漏れ戻りダクト48に接続されているモータの空間80の間で発生するだろう漏れを防止することである。
【0057】
図1のモータは、さらに、それぞれロータとステータとともに回転するために制約されている2列のブレーキディスク、およびそれがディスクを互いに押しつける制動形状構成とブレーキ解放形状構成の間で移動するように制御されるブレーキピストン102を含む。
【0058】
図2Aから図2D、および図3Aから図3Dを参照すると、セレクタ34の変位は後述される。図2Aは、その第1位置にあるセレクタ34のスライド、シリンダダクト15Aおよび連通チャネル40を介して相互接続されている問題の分配通路42のオリフィス15’Aと42Aを示す断片的な軸流断面図である。
【0059】
図3Aは、太線で穴36の展開の部分を、細線でスライド34の外側円筒形面34Aの展開の対応する部分を示す。したがって、複数の並置されているシリンダが、シリンダダクト15Aのオリフィス15’Aと分配通路42の第1オリフィス42Aを見ることが可能である。総合接続溝44の位置を見ることも可能である。図3Aで考慮に入れられているシリンダダクトのそれぞれのチャネルに関連している連通チャネル40は、細線で図示されている。
【0060】
溝44に隣接しているスライド34の端面34Bに軸方向切欠き34Cが具備されていることを見ることも可能である。図3Aで分かるように、これらの切欠きにより、たとえセレクタ34がその第1位置にあっても、相互接続溝44を後述される減圧チャンバ46と連通させることが可能になる。
【0061】
図2Aと図3Aにおいては、オリフィス15’Aと42Aは、このようにして連通チャネル40と連通するが、それらは溝44から分離されている。分配通路42と連通チャネル40の間の連通は、その場合、最大断面S1を介して提供される。
【0062】
図2Bと図3Bにおいては、スライド34はその変位をその第2位置に向かって開始した。この状況では、分配通路42のオリフィス42Aは、類似している断面S1を介してのみ連通流露40と連通するが、連通チャネル40は断面S2を介して溝と連通を開始する。この時点で、第1グループのシリンダは、断面S1だけを介してであるが、ディストリビュータの分配ダクトに接続され続ける。その結果、これらのシリンダのピストンは、モータトルクへの狭い範囲だけに貢献する。
【0063】
図2Cと図3Cは、その遷移位置にあるスライド34を示し、オリフィス42Aと連通チャネル40の間の連通が完全に終わる(S1=0)が、前記チャネル40と溝44の間の連通はそのほぼ最大である断面S2を介して提供されることを認めることができる。ただし、この状況においては、連通チャネル40は、シリンダブロックの面6Bをまだ越えておらず、その結果それはまだ減圧チャンバ46と連通していない。このようにして、この遷移状況においては、連通チャネル40と溝を備えるセットとともに、44第1グループ12Aのシリンダのシリンダダクト15Aを備えるセットが、特に入口ダクトと出口ダクトから、あるいは補助制御圧力を伝えるあらゆるダクトから分離されている閉じられたエンクロージャを構成する。ただし、第1グループのシリンダの位置は、第1グループのシリンダダクトは閉じられていないが、むしろそれらはすべて前述されたエンクロージャと連通されているため、ロックされずにカムを基準にしたその位置の関数として変位することができる。
【0064】
図2Dと図3Dにおいては、スライド34はその第2位置に達し、第1グループのシリンダのシリンダダクトのオリフィス15’Aが、それ自体、溝44と連通し続け、とりわけ、断面S3を介して、本質的に既知の方法で圧力タンクに接続されている漏れ戻りダクト48に、それ自体接続されている減圧チャンバ46と断面S3を介して連通するように、シリンダブロックの面6Bを越えて突き出す連通チャネル40と連通し続けることが分かる。
【0065】
この減圧チャンバは有利な変形を構成するが、セレクタが第2位置にいるときに、連通チャネル40に漏れ戻りダクトと、あるいはさらに一般的には流体排出エンクロージャと直接的に連通させるために、準備がなされなければならないことに注意する必要がある。
【0066】
図4のグラフは、断面S1、S2、およびS3がスライド34のその第1位置から(変位0)第2位置(変位X)への変位の間にどのように変わるのかを示す。断面S1は、変位X2の場合にゼロになるために均一に減少することが分かる。断面S2は、変位X2未満である変位X1からとして非ゼロ値を取り始める。図2Bと図3Bは、値X1とX2の間の中間の変位値に一致する。その場合、変位が続行すると、断面S2が拡大し続け、断面S3が、変位X2より大きい変位X3からとして非ゼロ値を取り始める。
【0067】
セレクタ34が変位される方向で測定されるように、指定されているシリンダダクト15Aと関連する分配通路42を形成しているダクトの第1オリフィス42Aと、相互連通溝44の間の最小距離d(図3Aを参照すること)は、前記シリンダダクトと関連する連通チャネル40の長さL未満である。これにより、図2Bと図3Bに示されている状況を得ることが可能になる。
【0068】
セレクタ34がその第2位置を占めると、シリンダダクト15Aは、このようにして流体放出エンクロージャに、要すれば減圧チャンバ46を介して接続される。その結果、第1グループのシリンダのピストンは、それらをモータの回転軸10からあ話す傾向のある方向で促されるのをやめる。モータは、この状況で、ピストンをそのそれぞれのシリンダの中に引っ込めさせる、つまりそれらを回転軸10に向かって戻す手段を含む。その結果、ピストンはクラッチ切断され、それらはカムと強調するのをやめる。
【0069】
ピスオンをクラッチ切断するためには、ピストンをそのシリンダの中に戻す傾向のあるばねなどの特種手段を提供することができる。ただし、ピストンに作用するカムのローブの頂きは、前記ピストンをそのシリンダの中に戻すのに十分である。
【0070】
シリンダブロックが回転している間、クラッチ切断されたピストンは、そのシリンダから戻り、カムのトラフと接触し直す傾向にないことを保証するために、有利なことに、カム4Aが位置しているモータの回りの空間のその領域50内で一定の圧力を優勢にするために準備がなされる。この内側空間が、ダクト48などの漏れ戻りダクトに接続することができることが知られている。有利なことに、前述された圧力を得るために、本発明は、このような接続を、空間50と漏れ戻りダクト48の間のリンクダクト内に位置している校正された弁52を介してのみ得ることができるようにするために準備を行う。例えば、100r.p.mから400r.p.mの範囲内にある回転速度の場合、弁52を約1バールから2バールへの圧力に校正することで、空間50内で優勢である圧力が、前記シリンダブロックが第2グループの活動するピストンにより回転され続けるときに、ピストンのそのそれぞれの、シリンダブロックの回転により生じる遠心力の影響を受けているシリンダの外部に向かう変位を妨げることを保証するのに十分である。
【0071】
図1および図5Aから図5Cを参照すると、セレクタ34をその第1位置と第2位置の間で変位させるための制御手段の第1変形が説明されている。セレクタ34は、シリンダブロック内の穴36の中に置かれ、それは、好ましくは回転軸10と同軸である。その変位を制御するための制御手段は、セレクタ34を連続してその第1位置に向かって促すために適したばね54などの弾力のある戻り手段を備える。図示されている例においては、このばね54は、最初に、ディストリビュータ16のさらに近くに位置している軸5の放射平面5Aに当たり、第2に前記面5Aから反対側にあるスライドの放射平面34Cに当たる。ばね54は、スライド34内の中心凹部56の中に部分的に受け入れられ、前記凹部の端部は前記表面34Cを形成する。
【0072】
セレクタ34の変位を制御するための制御手段は、さらに、モータのステータ部分、つまりこの例では分配カバー1Aに固定されている制御シリンダ60と協調する制御ピストン58を備える。オリフィス64を介して油圧制御ダクトに接続されるのに適した制御チャンバ62は、セレクタ34から反対側にあるピストン58のその端部に設けられる。前記チャンバ62に送られている流体の影響を受けて、ピストンは、このようにして、セレクタ34をその第2位置に促すためにばね54の戻り力に逆らって変位されるのに適している。
【0073】
シリンダ60は、モータのステータ内に設けられ、ピストン58も、軸10の回りで回転することを妨げられている。セレクタ34は、シリンダブックとともに回転するために制約されている。その結果、モータが据置きケーシングを有するとき、ピストン58とセレクタ34の間の接触は、互いを基準にして回転する面を介して発生する。これらの表面が、セレクタがピストン58の作用を受けてその第2位置に向かって変位されるときだけ高い応力にさらされることに注意する必要がある。
【0074】
図5Aと図5Bは、それにも関わらず、相対的な回転から生じる可能性のある時期尚早な磨耗を制限するように編成されているセレクタピストンの接触ゾーンの多様な変形実施形態を示す。
【0075】
このようにして、図5Aにおいては、ピストン58の活動的なヘッド58A、つまり、セレクタ34と協調するピストンのその部分に、球形の当接手段が備えられている。図示されている例においては、それらは、ピストンの端部の中に設けられている凹部59Aの中でクリンプされるボール59によって構成される。例えば、ボールはセレクタの面する放射平面34’Aと直接協調する。ボール59は、ねじまたはその頭が球形部分を構成している面を有する類似物により置換されてよい。また、球形表面が、セレクタの面34’Aの上に形成されるために準備をすることも可能である。
【0076】
図5Bにおいては、制御ピストン58’には、軸受け手段70によってピストンの本体に接続される活動的なヘッド58’Aが具備される。例えば、図示されているように、ヘッド58’Aは、セレクタ34の中にねじ込まれているねじのヘッドによって形成されている接触パーツ72を介してセレクタ34と協調する。ヘッド58’Aおよびパーツ72は、それ以外のパーツの硬度より大きい硬度、および/または摩擦を制限するのに適したコーティングを有することがある。
【0077】
図5Cにおいては、制御ピストン58”は、拘束流体を使用する静水当接を介してセレクタ34と協調する。したがって、埋込み型ピストン58”の活動的なヘッド58”Aは、静水当接エンクロージャ74内で優勢である流体圧力によりピストンを基準にした位置に保持されている追加パーツによって形成される。このエンクロージャは、ヘッド58”と反対側にある埋込み型ピストン58”のその端部で形成されている制限(a restriction)76を有する通路を介して、およびヘッド58”Aを通して設けられ、エンクロージャ74をピストン58”内の凹部に接続する穴79を介して前述された制御チャンバ62に接続される。図5Bでのように、ヘッド58”Bは、前記セレクタに固定されている追加接触パーツ72’を介してセレクタ34に協調する。
【0078】
減圧チャンバ46は、おれがその第1位置からその第2位置へ変位される方向でその下流短部にあるセレクタのその端部34Bで設けられている。このようにして、このチャンバは、セレクタ34、シリンダブロック6、および軸5Aの間で設けられ、パーツ間のリンクは、実質的には流体の漏れがないようにされている(fluid−tight)。セレクタ34が第2位置にあるとき、第1グループのシリンダのシリンダダクト15’Aは、この減圧チャンバに接続されている。
【0079】
さらに正確には、前記に示されたように、連通チャネル40は、セレクタがその第2位置にあるときにチャンバ46と連通している。したがって、その第1位置からその第2位置へのセレクタの変位中、シリンダダクト15’Aがチャンバ46と連通され始めると、前記チャンバはそれ自体がダクト内に含まれている流体を供給されるのに気付く。その結果、チャンバ46内の流体圧力は上昇し、前記圧力はピストン58により変位に対抗する対抗油圧力を適用する。このようにしてダクト15’Aとチャンバ46の間でのこの連通の確立からのように、セレクタ34のその第2位置に向かう変位が減速され、その結果断面S3は非常に徐々に拡大し、第1グループのシリンダのピストンは「緩やかに」クラッチ切断される。
【0080】
減圧チャンバ46は、前述された漏れ戻りダクト48と連通している。有利なことに、この連通は、狭い断面の少なくとも1つの通路を介して確立される。「狭い断面の通路」という言い回しは、それを通る流量が、チャンバ46と漏れ戻りダクト48の間で圧力差(損失ヘッド)を引き起こすように相対的に低い通路を示すために使用される。
【0081】
これらの準備が、断面S3が非ゼロになった瞬間からセレクタの変位を減速しつつ、セレクタが第2位置にあるときに、シリンダダクト15’Aを漏れ戻りダクト48に接続することを可能にする。有利なことに、狭い断面の通路は、セレクタ34を軸に沿って通る穴78によって形成される。
【0082】
実施例で示されているように、穴の端部が、その中でばね54が凹部56の端部壁に接する当接ゾーンに位置するとき、それらはその断面に関して特定の予防措置を講じなくても機械加工することができ、その貫通断面を削減するのはばねの存在である。ばね54の反対側のその端部において、通路78はモータの空間80の中に広がり、その空間は、ピストン58とディストリビュータの内部穴16Aの間に設けられ、漏れ戻りダクト48に接続される。
【0083】
減圧チャンバ46は、チャンバが空にされる方向だけで流体が流れることができるようにする非戻り弁82を介して、反応部材4Aの下に位置するモータの内側空間50と連通している。したがって、クラッチ切断段階の間にシリンダダクト15’Aから排出さrれる量の一部を、引っ込むクラッチ切断されたピストンのための量の変動を補償するために、ケーシングの空間50の中に注入することができる。さらに、前述された校正済みばね52が存在するため、空間50内では十分な圧力が優勢である。
【0084】
さらに正確には、漏れ戻りダクト48は、空間80に、したがって通路78を介して減圧チャンバ46、非戻り弁82が位置している第2セグメント48B、および校正済み弁52が位置している第3セグメント48Cに接続されている第1セグメント48Aを備える。空間50内の圧力が前記校正済み弁の校正圧力を上回る場合、前記弁は、流体が空間50からダクト48に向かって進む方向だけで流れることができるようにする。
【0085】
第1グループのシリンダ12Aに加えて、モータは、第2グループに属し、ピストン14Bがその中で滑動自在に取り付けられているシリンダ12Bを含む。シリンダ14Bのシリンダダクト15Bは、シリンダブロックおよびディストリビュータが互いを基準にして回転している間に、ダクト31と32などの分配ダクトと交互に連通させられるように、シリンダブロックの連通面30内で開く。
【0086】
有利なことに、図6に図示されているように、モータは、セレクタ34とは別個の立方容量選択装置を含む。この装置は、図1に示されているゾーンZ内の分配カバー1Aの中に位置しているが、それは、それが図1の断面平面にない限り図1には図示されない。
【0087】
セレクタ34とは異なり、立方容量選択装置はシリンダダクトと協調しないが、むしろそれは分配溝20,21、および22と協調する。それは、3つの分配溝20、21および22のそれぞれ1つと連続して連通している3つの溝90,91、および92がその中に設けられている軸に沿った穴88を有する。スライド94は、穴88の内側で移動するために取り付けられ、それには類似する溝96が具備される。スライドが第1位置にあるとき、溝96は、溝90と91を連通させる(したがって、それは、溝20と21も連通指せる)が、スライドが第2位置にあるときは、その溝96が、溝91と92を連通させる(したがって、溝21と22も連通させる)。
【0088】
分配ダクトは、3つの溝20,21、および22のそれぞれの溝に接続されている3つのグループで編成される。例えば、そのダクトが溝22に接続されている第3グループのダクトの数は、第1グループ内のダクトの数と第2グループのダクトの数の総計に等しい。
【0089】
例えば、図6に示されているスライド94の第1位置は、高い立方容量位置であり、そこでは第1グループと第2グループの溝がメインダクト24に接続され、第3グループのダクトから分離されるが、第3グループのダクトはメインダクト26に接続され、その他の2つのグループのダクトから分離される。シリンダブロックが回転している間に、シリンダダクト15Bおよび文パン通路42の端部42Bが、交互に第3グループに属している分配ダクトに、それから第1グループと第2グループの1つに属している分配ダクトに面する。このようにして、セレクタ34がその第1位置にあるときには、シリンダブロックの回転中、シリンダのすべてはダクト24または26を介して流体入口に、それからこれらのダクトのそれ以外を介して流体出口に接続される。モータのシリンダのすべてはこのようにして活動的であり、モータは高立方容量で動作する。
【0090】
スライド94がその第1位置にある間に、セレクタ34がその第2位置にあるとき、第1グループのシリンダのピストンはクラッチ切断される。しかしながら、シリンダブロックの回転中、第2グループのシリンダのシリンダダクト15Bのオリフィスは、流体入口に接続されている分配ダクトに、それから流体出口に接続されている分配ダクトに交互に連通され続け、その結果、第2グループのシリンダのピストンは活動的である。それから、モータは、第2グループのすべてのシリンダの総立方容量に等しい、部分的な立方容量で動作する。
【0091】
スライド94が第2位置にあるとき、溝90は分離されるが、溝91と92は互いと連通する。このようにして、分配ダクトの内、溝20に接続されている第1グループのダクトだけが、メインダクト24に接続され続ける。対照的に、第2グループおよび第3グループの分配ダクトのすべては、溝91と92の間で確立されている連通によってメインダクトに接続されている。したがって、第1グループの分配ダクト20に一致するそれらのカムローブは、任意の指定されたときにこれらのカムローブと協調するピストンが、溝20に接続されている第1グループの分配ダクトに、それからそのダクトがメインダクト26に接続されている第2グループまたは第3グループの分配ダクトに交互に接続されるため、活動的である。
【0092】
したがって、スライド94がその第2位置にある間に、セレクタ34がその第1位置にあるとき、分配ダクトを基準にしてそのピストンの関数として活動的であるカム4Aと4Bのそれらのローブを通り過ぎ、それらのローブと面するモータのピストンのすべてがモータトルクに貢献する。そのとき、モータはこれらの活動的なシリンダの立方容量に一致する別の部分的な立方容量で動作している。
【0093】
対照的に、セレクタ34がその第2位置にあるとき、およびスライド94もその第2位置にあるとき、第2グループのシリンダのピストンはクラッチ切断される。したがって、ピストンが活動的なカムローブの領域を通り過ぎるとき、それらは、当然モータトルクに貢献しない。どちらのケースでも、モータは低い立方容量で動作され、その立方容量は、そのピストンが、分配ダクトを基準にしてその位置の関数として活動的であるそれらのカムローブと協調する第2グループのシリンダによって与えられている。
【0094】
したがって、セレクタ94の存在によって、モータは4つの別個の運転立方容量を有する。
【0095】
スライド94は、オリフィス100を介して制御ダクトに接続されるのに適した制御チャンバ98、およびチャンバの体積の増加に対抗するねじ102を備える制御手段によってその2つの位置の間で変位させられる。シリンダブロック6から反対の側で、チャンバ98は穴88に取り付けられているクロージャ座金104により区切られている。
【0096】
図5では、本発明のモータに、マーカ110がその端部を通り過ぎる回数を数える線さ108を備えるタコメータ106が具備され、そのマーカは、分配カバー1Aのさらに近くに位置しているシリンダブロックの放射平面上で定期的な間隔で設けられている。
【0097】
図7は、ピストンクラッチ切断セレクタとは別個であり、穴118の内側で移動するために取り付けられているスライド124を備える立方容量選択装置も示す。スライドは、穴のそれぞれ軸A118のどちらかの側の、その2つの位置のそれぞれで図示されている。
【0098】
本質的に既知である方法で、分配ダクトは4つのグループに編成され、それぞれのグループがディストリビュータ116の4つの溝120から123のそれぞれ1つに接続されており、その溝が、穴118の4つの溝120から133のそれぞれ1つに連続して連通している。スライド124は、その位置に応じて、溝130から133、したがって分配ダクトを連通または分離する2つの溝125から126を有する。
【0099】
例えば、高い立方容量では、溝130から131がいっしょに接続され、それら自体がいっしょに接続されている溝132から133に分離される。その結果、溝120から121に接続されている分配ダクトは同じメイン圧力(入口または出口メイン圧力)に接続されるが、溝122と123に接続されているその他のメイン圧力(出口または入口メイン圧力)である。
【0100】
低い立方圧力では、溝130と133のそれぞれが穴118のその田の溝から分離されるが、溝131と132はいっしょに接続されている。溝120と123に接続されている分配ダクトは2つのメイン圧力のそれぞれの圧力にされ、それらは活動的な立方容量に一致する。対照的に、溝121と122に接続されている分配ダクトは、同じ圧力であり、それらは非活動状態の立方圧力に一致する。
【0101】
スライド124は、その中にシャトル135が置かれている内部穴134を有する。スライドを通る穴136から139は内部穴134と連通する。シャトル135は、穴136から139を、低い立方容量で、溝131と132(したがって、非活動状態の立方容量に一致する)ダクト121と122が、低い方の圧力の流体を入れる溝130または133の1つに自動的に接続されるように連通させることを可能にする。このシャトル装置の運転およびその優位点は、特許FR第2,481,755号に詳細に説明されている。
【0102】
シリンダブロック6の穴36に位置するクラッチ切断セレクタ234の制御に関する説明が続く。このセレクタは、一定のピストンをクラッチ切断するために、したがって立方容量を選択するためにも独自に設けられてよいか、さもなければ図7でのようにそれは特定の立方容量セレクタと関連してよい。
【0103】
チャネル40に類似したその連通チャネル240によって、セレクタ234は、それがその第1位置および第2位置のどちらにあるのかに応じて、シリンダダクト15Aを連通通路42と連通させるか、あるいはそれらを前記通路から分離することができる。
【0104】
図7は、相互接続溝44と減圧チャンバ46も示す。
【0105】
セレクタ234は、棒250がその内側で伸張する中空スライドにより形成される。この例では、棒は、セレクタ234がそうであるように、モータの軸10の中心に置かれている。棒250は、シリンダブロック6を基準にした並進で移動されるのを妨げられる「基準パーツ」を校正する。さらに正確には、保持フランジ252が、ねじ243によってシリンダブロック6に固定され、棒250はフランジを通過し、ショルダーおおび設定弾力リングによりそれを基準にして設定される。
【0106】
セレクタ234は、フランジ252に当たるばね254によって(軸10の下に見ることができる)その第2位置に向かって連続的に押し戻される(urged back)。それは、前記セレクタ234と棒250の間に設けられている制御チャンバ262を備える反対力手段によって(軸10の上に見ることができる)その第1位置に向かって促される。さらに正確には、棒は、フランジ252の反対側のその端部でクロージャリング264を担持し、チャンバ262はセレクタ234の内部周縁部内のセットバック266、棒250、およびリング264の間に設けられる。
【0107】
セレクタ234の変位を制御するための制御ダクトは、チャンバ262内で開くように棒250内に設けられている第1セグメント268、およびモータのケーシングの部分1’A内に設けられている第2セグメント270を備える。セグメント268と270は、セグメント270と合致させて置かれている棒250によって相互接続され、それらは、棒の尾部250Aと、ガスケットがばね274によって当接で保持されるそのケーシング部分1’Aの間に置かれている密封ガスケット272によってモータの残りから分離される。ガスケットは「回転ガスケット」型であり、互いを基準にして回転している2つのパーツの間で回転密封を提供する。
【0108】
減圧チャンバ46は、フランジ252とケーシング部分1’Aの間に設けられ、漏れ戻りダクト248が接続されている空間280に接続される。この目的のため、セレクタは、フランジ252のさらに近くに位置しているセレクタのその端部にチャンバ46を接続する少なくとも1つの軸に沿った穴278を具備し、前記フランジは、少なくとも1つの穴および空間280の中に開く長穴282を具備する。この例では、長穴はその2つの位置の間でセレクタ234の変位を誘導するためにキー284と協調する軸に沿った長穴282である。
【0109】
このようにして、セレクタ34と234は、それらの変位を制御する手段が異なるという点で異なる。それ以外の場合、それらは類似して動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半径ピストン油圧モータの軸に沿った断面図である。
【図2】その第1位置からその第2位置にセレクタを変位する多用な段階を示す断片的な軸に沿った断面図である。
【図3】それぞれ図2A、図2B、図2Cおよび図2Dに示されている位置の、セレクタを入れるシリンダブロック穴の、およびセレクタのスライドの円筒面の断片的に展開された図である。
【図4】セレクタのスライドの変位の関数として、第1グループのシリンダのシリンダダクト、連通チャネル、および相互連通溝の間の連通断面の変動を示すグラフである。
【図5】セレクタの制御手段のクラッチ切断セレクタと制御ピストンの間の協調の3つの実現を示す。
【図6】クラッチ切断セレクタに加え、立方容量セレクタの存在を示す断片的な断面図である。
【図7】その第1位置と第2位置で示されている、セレクタの制御手段の変形を示す軸に沿った図である。

Claims (21)

  1. 回転軸(10)を基準にして半径方向に置かれているシリンダ(12A)の少なくとも第1グループを備え、各シリンダ(12A)がシリンダダクトに接続され、前記シリンダ内での滑動に適するピストン(14A)と協調しているシリンダブロック(6)と、
    回転軸(10)の回りでシリンダブロック(6)を基準にして回転するために取り付けられている反応部材(4A)と、
    回転軸(10)の回りで反応部材(4A)と回転するように抑制され、モータの流体入口ダクトと流体出口ダクト(24,26)と前記ダクトを連通させるために、シリンダダクトに接続するのに適切な分配ダクト(31,32)を具備している内部流体ディストリビュータ(16,116)と、
    第1形状構成において、第1グループのシリンダ(12A)の第1シリンダダクト(15A)を分配ダクト(31,32)に接続するのに適しており、クラッチ切断と呼ばれる第2形状構成において、前記シリンダダクト(15A)を流体放出エンクロージャ(46,48)と連通させるのに適した選択手段(34,234)であって、ピストン(14A)が前記クラッチ切断形状構成において、回転軸(10)に向かって前記シリンダの中に引っ込められるのに適した第1グループのシリンダ(12A)と協調している選択手段と、
    を備える油圧モータであって、
    選択手段が、回転軸(10)の回りでシリンダブロック(6)とともに回転するように抑制され、シリンダの第1グループのシリンダ(12A)ごとに連通ダクト(40,240)が具備されている単一クラッチ切断セレクタ(34,234)を備え、該セレクタが、連通ダクト(40,240)が第1グループのシリンダ(12A)のシリンダダクト(15A)を分配ダクト(31,32)に接続できるようにする前記第1形状構成に相当する第1位置、前記クラッチ切断形状構成に相当する第2位置、および前記第1位置と第2位置の間の中間遷移位置を占めるのに適しており、中間遷移位置では第1グループのシリンダ(12A)のシリンダダクト(15A)は、分離されたエンクロージャ(15A、40、44、15A、240,44)を介して互いに接続されることを特徴とする、前記油圧モータ。
  2. クラッチ切断セレクタが、シリンダブロック(6)内の穴(36)の中で滑動するために取り付けられているスライド(34,234)により形成され、連通ダクトが、スライド(34,234)の面(34A)に設けられる連通チャネル(40、240)を備え、第1グループのシリンダ(12A)のシリンダダクト(15A)が、シリンダブロック(6)内の前記穴(36)の中で開いているオリフィス(15’A)を有し、オリフィスのそれぞれが、それぞれの連通チャネル(40、240)に連続して接続されていることと、シリンダブロック(6)内の穴(36)に、クラッチ切断セレクタ(34,234)が遷移位置にあるときに連通チャネル(40,240)が、連通チャネル(40,240)が相互に連通するように、接続される相互連通溝(44)が具備されることを特徴とする、請求項1に記載のモータ。
  3. 第1グループのシリンダ(12A)のシリンダダクト(15A)ごとに、前記モータが、シリンダブロック(6)およびディストリビュータ(16)の相対的な回転の間に分配ダクト(31,32)に接続されるように、シリンダブロック(6)の穴(36)内で開いている第1オリフィス(42A)およびシリンダブロック(6)の連通面(30)で開いているオリフィス(42B)を有するダクト(42)により形成されている分配通路を有することと、第1グループ(12A)のシリンダのシリンダダクト(15A)ごとに、分配通路(42)を形成するダクトの第1オリフィス(42A)、シリンダダクト(15A)のオリフィス(15’A)、および相互接続溝(44)が、クラッチ切断セレクタ(34)のスライドがその第1位置からその第2位置へ変位される方向でシリンダブロック(6)の穴(36)内に連続して置かれることを特徴とする、請求項2に記載のモータ。
  4. 第1グループのシリンダ(12A)のシリンダ(12A)のシリンダダクト(15A)ごとに、クラッチ切断セレクタ(34,234)の変位方向で測定されるような、相互接続溝(44)と前記シリンダダクト(15A)と関連する分配通路(42)を形成するダクトの第1オリフィス(42A)の間の最小距離(d)が、前記シリンダダクト(15A)と関連する連通チャネル(40,240)の長さ(L)未満であることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. モータが、クラッチ切断セレクタ(34,234)をその第1位置と第2位置の間で変位させるための制御手段をさらに備え、その制御手段が、その第1位置と第2位置の内の一方に向かって前記セレクタ(34,234)を連続して促すのに適した弾力のある戻り手段(54,254)、およびセレクタ(34,234)をその第1位置と第2位置の他方に向かって促すように制御されるのに適した反対力手段(58、58’、58”、60、262、268,270)を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載のモータ。
  6. 弾力のある戻り手段(54)が、その第1位置に向かってセレクタ(34)を促すことと、反対力手段がモータのステータ部分(1A)に固定されている制御シリンダ(60)と協調している制御ピストン(58、58’、58”)を備え、前記制御ピストン(58,58’、58”)が、その第2位置に向かってセレクタを促すように前記戻り手段(54)の戻り力に逆らって変位されるのに適した、請求項5に記載のモータ。
  7. 制御ピストン(58)が、球形当接手段(59)を介してクラッチ切断セレクタ(34)と協調することを特徴とする、請求項6に記載のモータ。
  8. 制御ピストン(58’)が、ボール手段またはローラ手段(70)を介してクラッチ切断セレクタ(34)と協調することを特徴とする、請求項6に記載のモータ。
  9. 制御ピストン(58”)が、静水当接手段(58”A、74、76,79)に閉じこめられた流体を使用し静水当接手段(58”A、74、76,79)を介してクラッチ切断セレクタ(34)と協調することを特徴とする、請求項6に記載のモータ。
  10. 反対力手段が、セレクタとシリンダブロック(6)を基準にして固定されている基準パーツ(252)の間に設けられている制御チャンバ(262)、および前記制御チャンバを流体ソースに接続するのに適した制御ダクト(268,270)を備えることを特徴とする、請求項5に記載のモータ。
  11. 弾力のある戻り手段(254)が、セレクタ(234)をその第2位置に向かって促すことと、反対力手段がセレクタ(234)をその第1位置に向かって促すように制御されるのに適していることとを特徴とする、請求項5または10に記載のモータ。
  12. 制御ダクト(268,270)が、基準パーツ(250)内に設けられている第1セグメント(268)、およびモータのケーシング部分(1’A)内に設けられている第2セグメント(270)を備え、前記第1セグメントと第2セグメントが、回転密封手段(272)によってともに接続されていることを特徴とする、請求項10に記載のモータ。
  13. 弾力のある戻り手段(254)が、セレクタ(234)をその第2位置に向かって促すことと、反対力手段がセレクタ(234)をその第1位置に向かって促すように制御されるのに適しており、
    制御ダクト(268,270)が、基準パーツ(250)内に設けられている第1セグメント(268)、およびモータのケーシング部分(1’A)内に設けられている第2セグメント(270)を備え、前記第1セグメントと第2セグメントが、回転密封手段(272)によってともに接続されている
    ことを特徴とする、請求項5または請求項10に記載のモータ。
  14. 前記流体放出エンクロージャ(46,48)が減圧チャンバ(46)を備え、前記減圧チャンバ(46)が、それがその第1位置からその第2位置に変位される方向でその下流側面に位置するクラッチ切断セレクタ(34)のその端部(34B)に設けられることと、前記セレクタ(34)がその第2位置にあるときに、第1グループ(12A)のシリンダのシリンダダクト(15’A)が前記チャンバ(46)に接続されることとを特徴とする、請求項1から13のいずれか1つに記載のモータ。
  15. 減圧チャンバ(46)が、圧力を受けない(pressure−free)タンクに接続されている漏れ戻りダクト(48)と連通していることを特徴とする、請求項14に記載のモータ。
  16. 減圧チャンバ(46)が、小さい断面の少なくとも1つの通路(78)を介して流体戻りダクト(48)に接続されることを特徴とする、請求項15に記載のモータ。
  17. 減圧チャンバ(46)が、流体が、前記チャンバ(46)が空にされる方向だけで流れることができるようにする非戻り弁(82)を介して反応部材(4A)の下に位置するモータの内側空間(50)と連通することを特徴とする、請求項14または15に記載のモータ。
  18. 反応部材(4A)の下に位置するモータの内側空間(50)が、校正済み弁(52)を介して圧力を受けないタンクに接続される漏れ戻りダクト(48)と連通することを特徴とする、請求項1から17のいずれか1つに記載のモータ。
  19. シリンダブロック(6)が、回転軸(10)を基準にして半径方向に置かれるシリンダ(12B)の第2部グループを有し、第2グループの各シリンダが、シリンダブロック(6)の連通面(30)に直接的に接続されるそれぞれのシリンダダクト(15B)に接続されており、その面が、クラッチ切断セレクタ(34)の位置とは無関係に、シリンダブロック(6)およびディストリビュータ(16)の相対的な回転の間に、分配ダクト(31,32)に接続されるように、ディストリビュータ(16)の分配面(28)と協調することを特徴とする、請求項1から18のいずれか1つの記載のモータ。
  20. シリンダの第1グループのシリンダ(12A)が、その軸(13A)を第1放射平面(PA)の中に含ませるが、シリンダの第2グループのシリンダ(12B)が、前記第1面とは別個の第2放射平面(PB)にその軸(13B)を含ませることを特徴とする、請求項19に記載のモータ。
  21. それが、さらに分配ダクト(31,32)および流体入口ダクトと出口ダクト(24,26)の間での接続を選択するための選択装置(88,94)を具備し、その装置がディストリビュータ(16)と協調し、シリンダダクト(15A、15B)が分配ダクトの1つと連通するときに、前記シリンダダクトに接続されているシリンダの入口方向および/または出口方向での流体の圧力が、サイクル中のシリンダのピストンによって達成される仕事がゼロとなるほどであるように、分配ダクトのすべてが活動的である第1形状構成、および一定の分配ダクトが非活動状態である第2形状構成を有することを特徴とする、請求項1から20のいずれか1つに記載のモータ。
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