JP4655975B2 - 仕分け設備 - Google Patents
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Description
また従来のダイバータでは、前記押出し部の押出し力(旋回トルク)の低下を防ぐ為に、物品の搬送面と押出し部との間に隙間を設けて設置されていた為、搬送物が小物物品である場合には、押出し部が旋回されても係る小物物品が前記隙間に入り込んでしまい、有効的に仕分けることが困難であった。
図1は本発明の一実施例に係る仕分け設備の全体的な構成を示した平面図である。
図2はスチールコンベア近傍の構成を示した斜視図である。
図3は一般用ダイバータの配置構成を示した側面図である。
図4は小物用ダイバータの配置構成を示した側面図である。
図5は一般用ダイバータの構成を示した斜視図である。
図6は小物用ダイバータの構成を示した斜視図である。
図7は別実施例の小物用ダイバータの構成を示した図である。
まず、本実施例における仕分け設備1の全体構成について図1乃至図4を用いて説明する。ここで図1に示す矢印は物品の搬送方向を示し、図2乃至図4に示す矢印A及びBはそれぞれ上側コンベア4a及び下側コンベア4bの搬送方向を示す。また矢印a及びbはそれぞれ一般用ダイバータ9及び小物用ダイバータ14の旋回方向を示す。
尚、本システムは段ボール箱程度に高さ方向に嵩だかい一般物品22と、封書や葉書等高さ方向に低い小物物品32とを同時に搬送し、仕分ける仕分け設備1を対象としており、搬送設備については一般的に利用されるスチールコンベア4を用いている。
投入部2は、トラック等により運び込まれた物品群として一般物品22と未仕分けメールボックス24とを投入する物品投入コンベア6と、仕分け済メールボックス26を投入するメールボックスコンベア12と、両コンベア6・12の下流部において一端合流させた後、スチールコンベア4に物品を投入する投入コンベア7等とにより構成される。
ここで、一般物品22、小物物品32、及び各メールボックス24・26には、各々に仕分け先を示すバーコードまたはRFID等によるIDタグが付されており、投入コンベア7に設けられたIDリーダ16により、搬送中にIDが読み取られ、各物品群の各仕分け先が決定される。そしてスチールコンベア4(上側コンベア4a)に乗り移った物品群のうち、一般物品22及び仕分け済メールボックス26については順次搬送されながら一般用ダイバータ9により所定の仕分け先のコンベア8へと仕分けられ、未仕分けメールボックス24については、前記一般用ダイバータ9は働かず、スチールコンベア4(上側コンベア4a)の終端部まで搬送されて行き、バッファコンベア10に乗り移る。その後未仕分けメールボックス24はバッファコンベア10上において作業者に開梱され、セットエリア27まで運ばれ、中身の小物物品32が下側コンベア4bに投入される。
次に、一般用ダイバータ9について、図3及び図5を用いて説明する。尚、本図中の矢印Aは上側コンベア4aの搬送方向を、矢印aは一般用ダイバータ9の旋回方向を、矢印xは一般物品22の移動方向をそれぞれ示す。また、一般用ダイバータ9は、上述したように一般物品22の他、仕分け済メールボックス26を仕分けする際にも用いられるが、下記においては、特に断りのない限り、一般物品22を仕分けする場合について説明する。
押出し部36は、正面視において長方形状を有し、かつ、平面視において緩やかなな楕円形状を有した部材から構成され、搬送面である上側コンベア4aの表面に対して垂直に配置されている。そして、押出し部36の下縁部が、上側コンベア4a表面との間に幾分の隙間を設けるようにして配置されている。このように配置されることで、旋回時に生じる搬送面との摩擦によって旋回トルクが低下するのを防ぐことができる。
また、旋回部37は、旋回軸38と、シリンダー39等とによって構成されている。旋回軸38は、押出し部36の一端側部に図示せぬ軸受けを介して軸支され、シリンダー39の本体は、図示せぬブラケット等を用いて固定物(例えばスチールコンベア4のフレーム等)に固設され、シリンダー39のロッドの先端部40は、ピン58を介して押出し部36の一端部に固着された部材36bと連結されている。
このような構成により、シリンダー39のロッドが本体に対して伸縮操作されることにより押出し部36が旋回される。
次に、小物用ダイバータ14について図4及び図6を用いて詳細する。尚、図4及び図6中の矢印Bは下側コンベア4bの搬送方向を、矢印bは小物用ダイバータ14の旋回方向を、矢印yは小物物品32の移動方向をそれぞれ示す。
小物用ダイバータ14は物品と当接される押出し部35と、押出し部35を旋回させる旋回部43とで、構成されている。また押出し部35は、搬送面に沿って配置される本体41と、該本体41と旋回部43を連結する支持部42と、により構成される。
前記本体41は、断面矩形の棒状部材より形成され、具体的には、水平方向に延出される略矩形形状の部材41aと、弾性部材44等とで構成され、部材41aの下面部には長手方向に連通した切込み溝41bが設けられており、該切込み溝41bに弾性部材44が嵌合されて、ボルト45によってネジ締め固定されている。
弾性部材44は、長手方向に対して部材41aと略同一の長さからなり、下縁部が搬送面である下側コンベア4bの表面と接触されており、この弾性部材44によって押出し部35の本体41の下縁部と下側コンベア4bの表面との間が、隙間が生じないように塞がれている。そのため、据付レベル不良またはコンベアの運転中の脈動等から物品の搬送面のレベルが僅かに変化する場合であっても、物品の押出し部35はそれに追従し、確実に搬送面との隙間の発生を防止し、小物物品32の仕分け不良をより確実に防止することができる。
また、弾性部材44の素材としては、硬度の比較的低いネオプレンゴム等を採用しているが、例えば搬送面との接触による摩擦係数を極力避けるため樹脂製のキャストナイロン等を使用してもよい。
更に言えば、弾性部材44は、本実施例のように継目の無い一本物で形成される必要は無く、組付け作業の容易さから数個に細切れされたものを隙間無く並列させて取付けてもよい。
矩形部材42aの先端部には、側面視「コ字」形状の部材42cが固着されている。部材42cは、本体41に設けられた部材41eに両側方から挟み込むようにして当接され、本体41が支持部42(矩形部材42a)に対して揺動自在となるように、ボルト52により固定されている。これにより、旋回動作中に搬送面の高さが僅かに変化する場合においても、本体41は確実に追従し、押出し部35全体として、弾性部材44と搬送面との隙間の発生を防止することができる。
ハウジング47の内部には上下端部に図示せぬ軸受けが設けられ、旋回軸46が軸受けに貫設して固定されている。ここで旋回軸46は支柱50の上面に一体として固設されている。
ハウジング47の上面には部材47bが固着されており、部材47bは、その一側面に設けられた連結部材47cを介して支持部42と連結されている。連結部材47cは、一対の板状部材が略平行に離間するようにして突設され、両部材の間隙部に支持部42の一端部がはまり込む状態でボルト等にて連結されている。
また、ハウジング47の側面には部材47aが設けられ、前記シリンダー48のロッドの先端部57と部材47aとがピン49を介して連結されている。
このような構成により、シリンダー48のロッドが本体に対して伸縮操作されることにより、ハウジング47が旋回され、前記連結部材47cに連結される支持部42を介して押出し部35が旋回される。
そして、仕分装置として一般用ダイバータ9及び小物用ダイバータ14を用いることで、構成を簡素化できるとともに、一般物品22と小物物品32とを効率よく仕分けることができる。すなわち、一般用ダイバータ9においては、上側コンベア4aの表面からの抵抗を受けず、旋回トルクが直接一般物品22の押出し力として作用するため、効率よく物品を押し出して仕分けることができるとともに、小物用ダイバータ14においては、押出し部35の本体41と、下側コンベア4bの表面との間に隙間がなく、封書等の小物物品32について確実に仕分けることができる。
4b 下側コンベア
14 小物用ダイバータ
32 小物物品
35 押出し部
41 本体
41a 部材
41e 部材
42 支持部
42a 矩形部材
42b 矩形部材
42c 部材
43 旋回部
44 弾性部材
45 ボルト
46 旋回軸
47 ハウジング
47a 部材
47b 部材
47c 連結部材
48 シリンダー
49 ピン
50 支柱
52 ボルト
57 ロッド先端部
Claims (3)
- 無端状に形成され、上下位置に二つの搬送面が形成されるコンベアと、
前記各搬送面の一側にそれぞれ配置され、上下方向に設けた旋回軸を中心に旋回可能に軸支された押出し部を有するダイバータと、
を具備してなり、
前記ダイバータが旋回操作されて、前記押出し部によって前記搬送面上の物品をダイバータが設けられた側とは反対側に押し出す仕分け設備であって、
前記コンベアは、下方の搬送面にて搬送される物品が上方の搬送面にて搬送される物品よりも高さ方向が低く、
前記ダイバータは、第一のダイバータと、第二のダイバータと、を具備し、
前記第一のダイバータは、
前記上方の搬送面の一側に設けられ、前記押出し部の下縁部と該搬送面との間に隙間を設けて配置され、
前記第二のダイバータは、
前記下方の搬送面の一側に設けられ、
前記押し出し部は、搬送面に沿って配置される本体と、該本体を旋回可能に連結する支持部と、を具備し、前記本体は、前記支持部に揺動自在に固定されて逆T字形状に構成され、
前記押出し部の下縁部が該搬送面と接触して配置されることを特徴とする仕分け装置。 - 前記本体は、断面矩形の棒状部材より形成され、
前記支持部は、前記本体の長手方向の中央部にて前記旋回軸に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の仕分け装置。 - 前記第二のダイバータは、前記押出し部の下面に弾性部材が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕分け装置。
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JPS5311459A (en) * | 1976-07-19 | 1978-02-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Facility for sorting articles |
JPS6019526U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-09 | 株式会社 イシダシステムエンジニアリング | 分岐装置 |
JPS60232320A (ja) * | 1984-05-01 | 1985-11-19 | Sandobitsuku Kk | ダイバ−タ |
JPH07206147A (ja) * | 1994-01-21 | 1995-08-08 | Sandvik Kk | コンベア用ダイバータ |
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