JP4653700B2 - 教育支援システム - Google Patents
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Description
そして、現在までに、かかる教育の荒廃の問題は家庭、社会へと深く根ざしており、教育機関にのみその原因があるとすることはできず、また、教育機関のみで解決できるものでもないことが明らかになってきている。
しかしながら、その根本の原因の治癒がなされるまでは、教育の最前線に立つ教育関係者により一層の奮闘による、現実に存在する問題の対処を期待するよりほかない。
そこで、本発明は、教育機関における各種業務の遂行を支援することにより、教育関係者により、教育の本質に根ざした活動のための時間を提供することを課題とする。
また、生徒の健全な育成のためには、教育機関と家庭とは緊密に連携しながら、教育を行うことが必要であるところ、実際には父母と先生が対面する機会は少なく、また、常設的な連絡のチャネルが開かれていないため、充分なコミュニケーションがとられているとは言いがたいのが現状である。また、生徒と先生についても1対1で対面するような機会は少なく、また、このような機会を設定することは、特にそのようなコミュニケーションを必要としている生徒ほど負担であるため、やはり、本来必要なコミュニケーションが確保されているとは言いがたい。
ところで、最近、新たな教育の問題として学力の低下の問題が表面化している。
そこで、併せて、本発明は、教育機関および被教育者が、より効率的、効果的に被教育者の学力の充実を図る活動ができるよう支援することを課題とする。
少なくとも分野別にグループ分けされた複数の問題のファイルのいずれかについて、その解答を、前記受講者端末から受信する解答受信手段と、
前記解答受信手段が受信した解答についての添削結果を、該解答の送信元の受講者端末に送信する添削結果送信手段とを有し、
前記添削結果送信手段は、
送信すべき情報として、添削結果に対応する問題と同じ分野に属する他の問題についての情報が存在する場合には、その情報を該添削結果と共に送信することを特徴とする添削システムを提供する。
また、本発明は、前記課題達成のために、学校の教員または事務職員からのメッセージ、学校行事の予定、または、クラブ活動の予定に関する情報を提供する情報提供手段と、
学校の生徒または保護者から、教員または事務職員宛ての連絡を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた連絡を、前記宛先の教員または事務職員へ転送する転送手段と、を有する教育支援システムを提供する。
また、本発明は、前記課題達成のために、ユーザが使用する複数のユーザ端末とネットワークを介して接続される連絡サーバであって、
前記連絡サーバは、
Webページを提供するWebサーバと、
連絡情報データベースと、
前記Webサーバが提供するWebページを介して、前記ユーザ端末を介してユーザより発行された連絡メッセージの登録要求を受け付ける登録要求受付手段と、
前記Webサーバが提供するWebページを介して、前記ユーザ端末を介して前記登録要求を発行したユーザより、連絡メッセージと連絡先のユーザの指定を含む連絡登録情報を受け付ける連絡受付手段と、
前記連絡登録情報を受け付けたユーザを識別する登録要求ユーザ識別手段と、
受け付けた連絡登録情報に含まれる連絡メッセージと、受け付けた連絡登録情報に含まれる連絡先のユーザの識別である連絡先ユーザ情報と、識別した当該連絡登録情報を受け付けたユーザの識別である連絡元ユーザ情報とを含めた連絡情報を前記連絡情報データベースに登録する連絡登録手段と、
前記Webサーバが提供するWebページを介して、前記ユーザ端末を介してユーザより発行された連絡メッセージの受取要求を受け付ける受取要求受付手段と、
前記受取要求を発行したユーザを識別する受取要求発行ユーザ識別手段と、
識別した前記受取要求を発行したユーザが、前記連絡先ユーザ情報に登録されている連絡情報を前記連絡情報データベースより抽出する連絡抽出手段とを有し、
抽出された連絡情報の連絡メッセージを前記受取要求を発行したユーザが使用するユーザ端末に送信する連絡配信手段とを有することを特徴とする連絡サーバを提供する。
前記支援サーバは、
Webページを提供するWebサーバと、
届情報データベースと、
前記Webサーバが提供するWebページを介して、前記ユーザ端末を介して被教育者側利用者より発行された届登録要求を受け付ける登録要求受付手段と、
前記Webサーバが提供するWebページを介して、前記ユーザ端末を介して前記届登録要求を発行した被教育者側利用者より、届種別と、届内容とを含む届登録情報を受け付ける連絡受付手段と、
受け付けた届登録情報に含まれる届種別と届内容とを含めた届情報を前記届情報データベースに登録する連絡登録手段と、
前記Webサーバが提供するWebページを介して、前記ユーザ端末を介して教育機関スタッフより発行された届受取要求を受け付ける受取要求受付手段と、
届受取要求を受け付けた場合に前記届情報データベースより届情報を抽出する届抽出手段とを有し、
抽出された各届情報の届種別と届内容とをリスト形式にまとめた届け情報を、前記届受取要求を発行した教育機関スタッフが使用するユーザ端末に送信する届配信手段とを有することを特徴とする教育支援システムを提供する。
また、本発明は、前記課題達成のために、ネットワークを介して接続される、教育機関スタッフが使用する前記ユーザ端末と、教育機関生徒が使用する前記ユーザ端末と、支援サーバとを有する教育支援システムであって、
前記支援サーバは、
問題と当該問題の正解が記述された問題情報を、当該問題の属する分類を付与して蓄積した問題データベースと、
課題データベースと、
答案データベースと、
前記ユーザ端末を介して前記教育機関スタッフより、課題の出題先の教育機関生徒の指定と、課題に含める1または複数の問題情報の指定を前記分類を用いた階層的な指定法により受付け、受け付けた出題先教育機関生徒と問題情報の指定を、課題情報として前記課題データベースに蓄積する課題作成手段と、
前記ユーザ端末を介して各教育機関生徒に、前記課題データベースに蓄積された、当該教育機関生徒が出題先教育機関生徒に含まれる課題情報に指定された問題情報が表す問題よりなる課題を配信する課題配信手段と、
前記ユーザ端末を介して各教育機関生徒が提出した、前記宿題の答案を受信する答案受信手段と、
受信した答案を、当該答案に対応する課題情報に指定された問題情報が表す正解と照合して採点し、採点結果を、前記採点データベースに蓄積する採点手段とを有することを特徴とする教育支援システムを提供する。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の教育支援システムの構成図である。
図中、101は教育事業者によって運用される添削システム、102は受講者が使用する受講者端末、103は問題提供者によって運用される問題提供者端末、104はサーバ、105はインターネットである。
図1に示すように、本第1実施形態においては、添削システム101と受講者端末102との間が、インターネット105を介して接続されている。また、図1に示すように、添削システム101と問題提供者端末103との間が、インターネット105を介して接続されている。また、図1に示すように、インターネット105には、サーバ104が接続されている。
添削システム101、受講者端末102、問題提供者端末103は、各々、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で実現することができるので、ハードウェア構成の説明については省略する。
さて、サーバ104は、図2に示すように、少なくとも分野別にグループ分けされた問題、解答入力欄、受講者識別情報入力欄を受講者に提示するための情報が記述されているWebページ(以下、「教材ページ」と称す。)のファイル(以下、「教材ファイル」と称す。)201を、受講者に対して閲覧可能に複数種記憶している。また、サーバ104は、図2に示すように、閲覧対象となる教材ファイル201を受講者が選択指示するための情報が記述されているWebページ(以下、「教材一覧ページ」と称す。)のファイル(以下、「教材一覧ファイル」と称す。)202を、受講者に対して閲覧可能に記憶している。さらに、サーバ104は、図2に示すように、起動元の教材ファイル201の識別情報(例えば、URL)、該教材ファイル201中の解答入力欄に入力された解答、および、該教材ファイル201中の受講者識別情報入力欄に入力された受講者識別情報を、受講者端末102が添削システム101に送信するよう制御するプログラム(具体的には、CGI(Common Gateway Interface)スクリプト)203を記憶している。
以下、本第1実施形態の添削システム101の動作について説明する。
まず、受講者端末102における受講者の操作について説明する。
受講者は、自分が学習したいときに、受講者端末102で、インターネット105との間の通信を確立し、サーバ104上の教材一覧ファイル202のURLを指定するなどして、教材一覧ページを表示させる。そして、リンクボタン301をクリックすることで、所望の教材ファイル201を選択指示し、教材ページを表示させる。
図6は、添削システム101の機能ブロック図である。図中、601は問題受信ブロック、602は教材ファイル作成ブロック、603は教材一覧ファイル作成ブロック、604はアップロードブロック、605は解答受信ブロック、606は添削内容受付ブロック、607は添削結果送信ブロックである。
教材一覧ファイル作成ブロック603は、教材一覧ファイル202を作成し、記憶装置に格納するものである。
アップロードブロック604は、記憶装置に格納されている教材ファイル201および教材一覧ファイル202を、インターネット105を介してサーバ104にアップロードするものである。
解答受信ブロック605は、受講者端末102からインターネット105を介して送信されてくる教材ファイル201の識別情報、受講者識別情報、解答を受信し、記憶装置に格納するものである。
添削内容受付ブロック606は、記憶装置に格納されている解答についての添削内容の入力を受け付け、添削結果として記憶装置に格納するものである。添削内容受付ブロック606は、例えば、記憶装置に格納されている解答を表示装置に表示して添削者に提示し、添削者が入力装置から入力した添削内容を受け付け、受け付けた添削内容を、添削結果として記憶装置に格納するようにすることができる。
解答受信ブロック605および添削内容受付ブロック606によって記憶装置に格納される添削結果の一例を、図7に例示する。添削結果は、図7に示すように、添削ファイル700として格納される。この添削ファイル700には、受講者識別情報710と、教材ファイル識別情報720と、解答730と、添削内容を示す添削結果740とが、対応して格納される。
ところで、本第1実施形態の添削システム101は、添削結果送信ブロック607が、必要に応じて、添削結果と共に、該添削結果に対応する教材ファイル201と問題402が同じ分野に属する他の教材ファイル201についての情報(以下、「他教材情報」と称す。)を、送信するようにしている点を特徴としている。
図9に示すように、添削システム101は、受講者端末102から、受講者識別情報、教材ファイル識別情報、解答を受信すると(ステップ901)、ポップアップメッセージや警告音等を用いて、その旨を教育事業者に通知すると共に(ステップ902)、受信内容を、図7に示すように、記憶装置に格納する(ステップ903)。
続いて、ステップ904の添削処理によって得られた添削内容を、添削結果として、図7に示すように、記憶装置に格納する(ステップ905)。
続いて、ステップ905で格納された添削結果と共に送信すべき他教材情報を決定する(ステップ906)。ステップ906では、添削者が入力した他教材情報を受け付ける処理であるようにしたり、図8に示したテーブルを検索する処理であるようにしたりすることができる。
なお、上述した第1実施形態においては、添削システム101は、より具体的には、添削者が、個別の端末(以下、「添削者端末」と称す。)で添削を行うように構成することもできる。
このようにする場合の構成例を、図11に示す。
図11において、図1と同じ構成要素には、同じ符号を付与してある。1101は添削システム、1102は教育事業者が使用する教育事業者端末、1103は添削者が使用する添削者端末であり、図11に示すように、添削システム1101は、インターネット105を介して接続される教育事業者端末1102および添削者端末1103を備えて構成されるようになっている。
教育事業者端末1102は、図12に示すように、図6に示した問題受信ブロック601、教材ファイル作成ブロック602、教材一覧ファイル作成ブロック603、アップロードブロック604、解答受信ブロック605、添削結果送信ブロック607に加えて、解答送信ブロック1201と、添削結果受信ブロック1202とを有するようにする。
解答受信ブロック1301は、教育事業者端末1102からの送信内容を受信するものである。添削内容受付ブロック1302は、解答受信ブロック1301が受信した解答についての添削内容の入力を受け付けるものである。添削結果送信ブロック1303は、添削内容受付ブロック1302が受け付けた添削内容を、添削結果として教育事業者端末1102に送信するものである。
また、上述した第1実施形態において、図15に示すように、教材ページの表示内容に、図4(a)に示した受講者識別情報入力フォーム401および解答入力フォーム403ではなく、受講者が受講者識別情報および解答を電子メールで送信するための電子メールアドレス1501が記述されているようにしてもよい。このようにする場合は、サーバ104上のCGIスクリプト203は不要となる。なお、電子メールアドレス1501は、クリックすると受講者端末102上のメールソフトを起動するHTMLタグを用いて表示されるようにすることができる。
また、上述した例では、添削結果を電子メールで受講者に送っている。その際、受講者に興味を持たせるため、画像を付加してもよい。例えば、成績のランクに応じて複数種のイメージ、例えば、キャラクタを予め用意しておき、受講者の添削結果に応じて、対応するキャラクタ画像をメールに貼り付けることができる。さらに、成績に応じて、対応するキャラクタをメールに自動的に貼り付けるようにしてもよい。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
図18は、本第2実施形態に係る教育支援システムの全体構成図である。本システムは、クライアント端末2001と、学校サーバ2004と、予習復習サーバ2005とがネットワーク9を介して接続されている。学校サーバ2004には、教職員端末6が接続されている。
クライアント端末2001は、学校サーバ2004と通信する手段と、ユーザが情報を入力する入力手段と、情報を表示する表示手段とを備える。たとえば、表示手段には、学校サーバ2004から提供される後述するインターフェース画面を表示させ、この画面を利用して入力手段からの入力を受け付け、学校サーバ2004へメッセージを送ることができる。
通信制御部2041は、ネットワーク9に接続された他の装置との通信を制御する。たとえば、コンテンツデータベース2043に記憶されているコンテンツをクライアント端末2001へ送信して、各クライアント端末2001に図19および図20に示すような画面を表示させる。また、これらの画面で入力された情報が送信されてきたときに、これを受け付ける。
次に、クライアント端末2001に表示される表示画面例(図19および図20)と、本システムの画面遷移の説明図(図21)を用いて、本システムでの処理フローを説明する。
生徒または保護者がクライアント端末2001から本システムにアクセスすると、図19(a)に示すメイン画面2100が表示される。ここで、ユーザがいずれかのメニューを選択すると、個人認証を行った後、各メニュー別の画面が表示される。たとえば、「学校からの連絡」が選択されると、メニュー210に示すメニューの選択画面(図示せず)が表示される。
さらに、メイン画面2100で、「生徒から」または「父母から」が選択されたとき、クライアント端末2001には、図20(b)に示す入力画面2400が表示される。ユーザは、宛先入力領域2401に、宛先一覧2310の中から選択して、連絡事項の宛先を決定できる。これにより送信されたメッセージは、配信処理部42がそれぞれの宛先として指定された教職員へ転送する。
「予習復習のページ」が選択されると、予習復習サーバ2005からクライアント端末2001へ、予習復習のための問題等を含んだ画面を表示するための情報が送信される。生徒は、クライアント端末2001から予習復習を行うことができるようになる。
なお前記実施形態において説明した各構成は、可能な限り組み合わせの変更、追加、省略等をすることができる。
以下、本発明の第3の実施形態について、学校教育への適用を例にとり説明する。
図22に、本第3実施形態に係る教育支援システムの構成を示す。
図示するように、本教育システムは、教育サーバ3000と、ユーザシステム4000と、これらを接続するインターネットなどのネットワーク5000を有している。
ここで、教育サーバ3000と、端末装置4000は、コンピュータシステムであり、そのハードウエアは、たとえば、CPUや、主記憶、ハードディスクなどの固定型の記憶媒体を用いる外部記憶装置、可搬型の記憶媒体を用いる外部記憶装置、ネットワークを介した通信を制御する通信制御装置、キーボードやポインティングデバイスなどの入力装置、表示装置などの出力装置を備えた、一般的な電子計算機の構成を有する。そして、CPUが主記憶にロードされたプログラムを実行することにより以下に説明する各処理の実行や、各データベースの構築が行われる。また、各プログラムは、たとえば、予め、外部記憶装置の固定型または可搬型の記憶媒体に記憶され、必要に応じて主記憶にロードされ、CPUによって実行される。
次に、ユーザシステム4000は、上記のようなハードウエア構成を有する電子計算機や、インターネットに接続可能な携帯電話端末や、インターネットに接続可能なPDAなどのインターネット端末装置である。
また、ユーザシステム4000のソフトウエアによって実現される機能構成は、電子メーラーや、Webブラウザ等が稼働する一般的なインターネット端末としての構成を含んでいる。
次に、図23に教育サーバ3000の内部構成を示す。
図示するように、教育サーバ3000は、Webサーバ3100と、Webアプリケーションサーバ3200と、データベースシステム3300を有している。
また、Webアプリケーションサーバ3200は、ユーザ情報処理部3210、連絡処理部3220、宿題処理部3240、自宅学習処理部3250、フォーラム処理部3270を有する。
そして、連絡処理部3220は、連絡登録部3221、連絡配信部3222、連絡状態抽出部3223、連絡参照配信部3224を有しており、宿題処理部3240は、問題作成部3241、宿題登録部3242、解答受付部3243、採点部3244、学校側成績情報提供部3245、生徒側成績情報提供部3246、宿題参照情報提供部3247を有している。
まず、図24に示すように、ユーザ情報データベース3301には、各ユーザ毎に設けられたユーザ基本情報と、ユーザ詳細情報が蓄積される。
ユーザ基本情報には、図24aに示すように、ユーザ名、ユーザID、ユーザクラス、パスワードが記述される。本実施形態では、ユーザクラスとして、学校スタッフと、生徒と、保護者とを用いる。
次に、ユーザ詳細情報には、そのユーザのユーザクラスによって異なる内容が記述される。
ユーザクラスが学校スタッフのユーザ詳細情報には、図24のb1に示すようにユーザID、そのユーザの学校での役職(校長/教頭/学年主任/クラス担任/教科担当/クラブ顧問/事務スタッフなど)、担当学年、担当組、担当教科、担当クラブなどが記述される。また、ユーザクラスが生徒のユーザ詳細情報には、図24のb2に示すように、ユーザID、所属学年、所属組、所属クラブが記述される。また、ユーザクラスが保護者のユーザ詳細情報には、図24のb3に示すようにユーザIDと、当該保護者が保護する生徒(一般的には当該保護者の子ども)のユーザIDが記述される。
図25aに示すように連絡内容情報は、連絡ID、連絡のタイトル、連絡内容が記述される。
また、図25bに示すように連絡管理情報には、連絡ID、連絡の種別を表す連絡種別、連絡先指定情報、連絡受付日連絡先毎に設けられた連絡先情報が記述される。
そして、各連絡先情報には、連絡先ユーザIDと、既読フラグが記述される。
次に、図26に示すように、問題データベース3303には、問題分類情報、予め用意した問題毎に設けられた問題情報を有する。
図26aに示すように、問題分類情報には、各学年で取り扱う科目と、各学年の各科目で取り扱う項目の対応が記述される。
また、図26bに示すように 問題情報は、問題ID、問題が対応する学年を表す学年、問題が属する科目を表す科目、問題の学習テーマを表す項目、問題のタイトルである細目、問題の難易を表す問題レベル、問題の内容、その問題の正解、その問題を解答する上でのヒントが記述される。
図27aに示すように、宿題情報には、宿題IDと、宿題の科目、項目と、宿題の内容、宿題の解答と、宿題のヒントが記述される。
また、図27bに示すように、宿題管理情報には、宿題ID、出題者ID、出題日、宿題期限日、宿題を課された生徒毎に設けられた出題先が記述される。
そして、出題先には、宿題を課されたユーザのユーザIDと、提出済フラグが記述される。
次に、図28に示すように、宿題成績データベース3305には、答案情報が蓄積される。
図示するように、答案情報には、その答案の対象とする宿題の宿題ID、答案の提出者ユーザID、答案の対象とする宿題の出題者ユーザID、答案の内容、提出日時、答案の採点結果、得点、順位などが記述される。
次に、図29に示すように、フォーラム情報データベース3307には、フォーラム情報と、フォーラムへの発言毎に発言情報が蓄積される。
図29aに示すように、フォーラム情報には、フォーラムID、フォーラム名などが記述される。
また、図29bに示すように、発言情報には、発言をしたフォーラムのフォーラムID、発言の発言ID、発言が他の発言に対するものである場合の当該他の発言IDを示す対象発言ID、発言のタイトル、発言者のハンドル名、発言日時、発言内容などが記述される。
以上データベースシステム3300の内容について説明した。
さて、本教育支援システムは、その機能として、大別して学校からの連絡機能、保護者/生徒からの連絡機能、フォーラム機能、宿題処理機能、自宅学習機能、保護者参照機能を有している。以下、各機能毎に、本教育支援システムの動作と構成の詳細について説明する。
この学校からの連絡機能は、連絡の登録、連絡の配信、連絡状態の確認の3つの処理より実現される。
まず、連絡の登録の処理に着いて説明する。
学校スタッフが、ユーザシステム4000からWebサーバ3100上に設けられたメインページにアクセスすると、Webサーバ3100は、図30aに示すように、エンターボタンを設けたメインページを、そのユーザシステムに送信し、表示させる。なお、本実施形態ではページとは、Htmlベースで記述されたファイル、または、その表示物をさしている。
図示するように、学校用メインメニューページには、学校連絡機能に関するポータルとして、校長先生からの連絡、事務部からの連絡、学年主任およびクラス担任からの連絡、クラブ顧問からの連絡のボタンが設けられている。また、学校用メインメニューページには、ユーザ側からセッションを終了するためのログアウトボタンが設けられている。
この連絡一覧ページには、図示するように、過去の校長先生からの各連絡についての、連絡受付日と、タイトルと、連絡先表示ボタンと、連絡状況表示ボタンの表示を含む。また、連絡一覧ページは、新規連絡作成ボタンが設けられている。
一方、対象セッションのユーザのユーザクラスが校長でなければ、校長先生からの連絡処理を要求された連絡登録部3221は、要求拒否をWebサーバ3100に返し、Webサーバ3100は、権限無しによる要求拒否を通知する失敗通知ページをユーザシステムに送り表示させる。
ユーザシステムのWebブラウザは、新規連絡作成用ページの記述に従って、作成年月日、タイトル、連絡内容を受付る。また、登録ボタンが選択されたならば、それまでに受け付けた内容を伴う校長先生からの連絡登録要求をWebサーバ3100を介して連絡登録部3221に発行する。
図示するように、連絡先指定ページは、連絡のタイトルと、連絡先を指定するラジオボタンと、生徒一覧表示コマンドと、配信ボタンを有する。
さて、ユーザシステムのWebサーバ3100は、連絡先指定ページの記述に従って、連絡先の指定を受け付ける。連絡先の指定は、ラジオボタンのチェックにより、校長先生よりの連絡の場合は、全学校生徒、学年の指定、クラスの指定、個々の生徒の指定の4つの方法により受け付ける。
ユーザシステムのWebサーバ3100は、連絡先個別指定ページの記述に従って、連絡先の指定を生徒単位に1または複数受対応するラジオボタンのチェックにより受付け、配信ボタンが選択されると、連絡先個別指定ページの記述に従って、指定された1または複数の生徒のユーザIDによる連絡先の指定内容と連絡IDと先の連絡先指定ページにおける指定内容を伴う連絡先登録要求をWebサーバ3100に発行する。
連絡登録部3221は、まず、連絡先の指定内容が全学校生徒や学年やクラスである場合には、ユーザ情報データベース3301のユーザ詳細情報を参照し、ユーザクラス、所属学年、所属組より、全学校生徒のユーザIDや、指定された学年やクラスの生徒のユーザIDを抽出し、これを連絡先ユーザIDセットとする。一方、連絡先の指定内容が1または複数のユーザIDである場合には、これをそのまま連絡先ユーザIDセットとする。
Webサーバ3100は、返された情報に基づいて、図33に示す連絡一覧ページを作成し、ユーザシステムに送信する。
この結果、ユーザシステムのWebサーバ3100によって表示された連絡一覧ページは、新たに登録された連絡が表示されることになる。
さて、ここで、学校用メインメニューページの学校連絡機能に関するコマンドボタンのうちの、事務部からの連絡、学年主任およびクラス担任からの連絡、クラブ顧問からの連絡のボタンが選択された場合の動作は、以上の校長先生からの連絡ボタンが押された場合とほぼ同様であるが、取り扱う連絡種別が校長ではなく、事務部や、学年主任およびクラス担任や、クラブ顧問となる点と、以下の点が異なる。
さて、次に連絡の配信の処理について説明する。
生徒は、学校スタッフの場合と同様に、ユーザシステム4000からWebサーバ3100上に設けられた図30aのメインページにアクセスしエンターボタンを選択して図30bのログインページにアクセスして、ユーザIDとパスワードの組を入力し、ログインを指定する。
これを受けたWebサーバ3100は、これを連絡配信部3222に中継し、連絡配信部3222は、要求に伴う連絡IDを持つ連絡内容情報を連絡情報データベース3302から検索して、Webサーバ3100に返すと共に、要求に伴う連絡IDを持つ連絡管理情報の、対象セッションのユーザのユーザIDが記述された連絡先情報の既読フラグを既読にセットする。
ユーザシステムのWebブラウザは受け取った連絡配信ページを表示し、連絡配信ページ中に設けられた戻るボタンが選択されたならば、校長先生からの連絡配信処理を要求するアクセスをWebサーバ3100に対して行い、これによって、今回配信された連絡に対して既読が表示された、校長先生よりの配信連絡一覧ページが表示される。
いま、校長先生からの連絡の連絡状態の確認を例にとると、先に説明した学校用メインメニューページの校長先生からの連絡ボタンの選択に応じてユーザシステムに表示される図32の連絡一覧ページにおいて、ユーザシステムのWebブラウザは、いずれかの連絡の連絡状況表示ボタンが選択されると、その連絡の連絡IDを伴う連絡状態表示要求をWebブラウザに発行する。
Webサーバ3100は返された情報より図40に示すような、その連絡についての連絡先の総数、既読者数、未読者数を表示する連絡状態表示ページを作成し、ユーザシステムに返す。
そして、ユーザシステムの、Webブラウザは、この連絡状態表示ページ上で既読者数が選択されると既読者一覧表示要求を、未読者数が選択されると未読者一覧表示要求を、連絡IDと共にWebサーバ3100に発行する。
Webサーバ3100は、この要求を連絡状態抽出部3223に中継する。
そして、連絡状態抽出部3223は未読者一覧表示要求を受け取った場合には、要求に伴う連絡IDを持つ連絡管理情報の各連絡先情報のうち、既読フラグが未読の連絡先ユーザIDを抽出し、抽出した連絡先ユーザIDをユーザIDとして持つユーザ基本情報中のユーザ名を得て、これをWebサーバ3100に返す。Webサーバ3100は、受け取ったユーザ名の一覧を表示した図41aに示す未読者一覧表示ページを作成して、ユーザシステムに送信する。
さて、ここで、本実施形態では、以上のような連絡一覧ページにおいて、既に登録した連絡の連絡内容や連絡先の確認も可能としている。
いま、校長先生からの連絡の連絡状態の確認を例にとると、先に説明した学校用メインメニューページの校長先生からの連絡ボタンの選択に応じてユーザシステムに表示される図32の連絡一覧ページにおいて、ユーザシステムのWebブラウザは、いずれかの連絡の連絡先表示ボタンが選択されると、その連絡の連絡IDを伴う連絡先表示要求をWebサーバ3100に発行する。
次に、生徒または保護者からの連絡機能について説明する。
ここで、保護者のユーザクラスのユーザが図30bのログインページからログインした場合には、図42に示す保護者用メインメニューページがWebサーバ3100から送信され、ユーザシステムに表示される。
さて、生徒または保護者からの連絡機能は、大きく分けて各種届提出機能と、一般連絡機能とに分けることができる。
一般連絡機能は、取り扱う連絡種別が、ユーザのユーザクラスに応じて生徒または保護者となり、連絡の流れが生徒または保護者から学校へ向かう流れであることを除き、学校からの連絡機能と同様である。一般連絡機能における連絡の登録と連絡状態の確認の処理は、生徒用メインメニューページのまたは保護者用メインメニューページの生徒/保護者からの連絡ボタンがポータルであり、連絡の配信の処理は学校用メインメニューページの生徒/保護者からの連絡がポータルとなっている。また、連絡先の指定としては、図34に示した連絡先指定ページで、校長、各クラス担当、各学年担当、各クラブ顧問、事務部を、連絡先とする指定を可能としている。ここで、この場合における、連絡先の指定に応じて連絡先情報に含める連絡先ユーザIDは、学校スタッフのユーザ詳細情報の役職、担当学年、担当組、担当教科、担当クラブより求める。
いま、遅刻、欠席届を提出する場合を例にとり説明する。
各種届提出機能における連絡の登録と連絡状態の確認の処理は、図42の保護者用メインメニューページの各種届提出ボタンがポータルであり、連絡の配信の処理は学校用メインメニューページの各種届ボタンがポータルとなっている。また、連絡先は、自動的に受け付けるようにしている。
さて、図42の保護者用メインメニューページには、各種届連絡機能に関するコマンドボタンとして、各種届提出のボタンが設けられている。ユーザシステムのWebブラウザは、各種届提出のボタンが選択されると、保護者用メインメニューページ内の記述に従って、届作成要求をWebページに送信する。Webサーバ3100は、この要求に応じて図43に示す届け作成ページを作成し、ユーザシステムに送信する。
ユーザシステムのWebブラウザは、届け作成用ページの記述に従って、生徒学年及びクラス、氏名、届け種別、届け対象期間、事由の入力を受付る。また、提出ボタンが選択されたならば、それまでに受け付けた内容を伴う届提出要求をWebサーバ3100を介して連絡処理部3220の連絡登録部3221に発行する。
以上、生徒/保護者からの連絡機能について説明した。
次に、フォーラム機能について説明する。
図31の学校用メインメニューページ、図37の生徒用メインメニューページ、図42の保護者用メインメニューページには、フォーラム機能へのポータルとしてフォーラムボタンが設けられている。
ユーザシステムのWebブラウザはフォーラムボタンが選択されるとフォーラム一覧表示要求をWebブラウザに送信する。これを受けたWebブラウザはフォーラム処理部3270にこれを渡し、フォーラム処理部3270はフォーラム情報データベース3307のフォーラム情報を参照してフォーラム名とそのフォーラムIDをWebサーバ3100に返し、Webサーバ3100はフォーラム名の一覧を表示したフォーラム一覧表示ページを作成し、ユーザシステムに送信する。
これを受け取ったWebサーバ3100は、フォーラム処理部3270にこれを中継し、フォーラム処理部3270は、要求に伴うフォーラムIDを持つ発言情報をフォーラム情報データベース3307より検索し、発言ID、対象発言ID、発言のタイトル、発言者のハンドル名をWebサーバ3100に返す。Webサーバ3100は、受け取った情報より、各発言のタイトルと発言者のハンドル名とを、その発言が他の発言に対する発言である場合には、どの発言に対して成されたものかを認識可能に階層的に表示する発言一覧ページを生成し、ユーザシステムに送る。ここで、発言一覧ページはフォーラムIDを含む
ユーザシステムのWebブラウザは、発言一覧ページ中のいづれかの発言のタイトルが選択されると、発言一覧ページ中の記述に従ってその発言の発言IDを伴う発言表示要求をWebサーバ3100に送信し、Webサーバ3100はこれをフォーラム処理部3270に送信し、フォーラム処理部3270は受け取った発言IDを発言IDとして持つ発言情報を検索し、その内容をWebサーバ3100に返し、Webサーバ3100は、受け取った発言のタイトル、発言者のハンドル名、発言日時、発言内容を表示する発言表示ページを作成しユーザシステムに送る。ここで、発言一覧ページはフォーラムIDを含む
一方、ユーザシステムのWebブラウザは、発言一覧ページ、発言表示ページ上に設けられた発言ボタンが選択されたならば、発言要求をWebサーバ3100に送り、Webサーバ3100は、これに応答して、発言用ページを作成し、ユーザシステムに送る。ここで、発言表示ページ上に設けられた発言ボタンによる要求によって送信された発言用ページは、フォーラムIDと、その発言表示ページで表示された発言IDが対象発言IDとして含まれ、発言一覧ページ上に設けられた発言ボタンによる要求によって送信された発言用ページは、フォーラムIDと、対象発言IDとして無しが含まれる。ユーザシステムのWebブラウザはこの発言用ページ上で、発言のタイトル、ハンドル名、発言内容を受付、登録ボタンが押されたならば、受け付けた内容と、発言用ページに含まれる対象発言IDを伴う発言登録要求をWebサーバ3100に送る、Webサーバ3100は、これをフォーラム処理部3270に中継する。フォーラム処理部3270は、新たな発言情報を作成し、要求に伴うフォーラムID、新たに付与した発言ID、要求に伴う対象発言ID、発言のタイトル、発言者のハンドル名、現在日時である発言日時、発言内容を登録する。そして、登録が完了したならば、要求に伴うフォーラムIDを持つ発言情報をフォーラム情報データベース3307より検索し、発言ID、対象発言ID、発言のタイトル、発言者のハンドル名をWebサーバ3100に返す。Webサーバ3100は、先程と同様に、発言一覧ページを生成し、ユーザシステムに送る。
次に宿題機能について説明する。
宿題機能は、大きく分けて、問題作成処理、宿題登録処理、解答受付処理、採点処理、学校側成績表示処理、生徒側成績表示処理より実現される。
まず、問題作成処理について説明する。
さて、図31の学校用メインメニューページには問題作成処理のポータルとして問題登録ボタンが設けられている。
ユーザシステムのWebブラウザは、問題登録ボタンが選択されると、これに応答してWebサーバ3100は図45に示す問題作成用ページをユーザシステムに送信する。
ユーザシステムのWebブラウザは、この問題作成用ページ上で、問題が対応する学年を表す学年、問題が属する科目を表す科目、問題の種類を表す項目、問題の難易を表す問題レベルをプルダウンメニューにより、細目、問題の内容、その問題の正解、その問題のヒントをタイプフィールドにより受け付ける。ここで、科目としては例えば、国語、算数、理科、社会、英語などの学科目を受付、項目としては科目が英語であれば、助動詞、動詞など、その問題で学習するテーマ、細目としては、そのテーマ内での問題の個別内容を示すものを受け付ける。
次に、宿題登録処理について説明する。
この宿題登録処理へのポータルとして、図31の学校用メインメニューページには宿題ボタンが設けられている。
ユーザシステムのWebブラウザは、学校用メインメニューページの宿題ボタンが選択されると、Webサーバ3100に宿題一覧要求を送信し、Webサーバ3100よりこの要求の転送を受けた宿題処理部3240の宿題登録部3242は、出題者IDが対象セッションのユーザIDである宿題管理情報と、その宿題管理情報と同宿題IDの宿題情報の学年、科目、項目を抽出し、これをWebサーバ3100に返す。Webサーバ3100は、受け取った宿題の学年、科目、項目、出題日、提出期限を一行にまとめた一覧を表示した図46に示す宿題一覧表示ページを作成し、ユーザシステムに送信する。
Webサーバ3100から要求の転送を受けた宿題処理部3240の宿題登録部3242は、問題データベース3303の問題分類情報を参照し、要求に伴う学年、科目に対応する学年、科目で取り扱う項目を抽出し、Webサーバ3100に返す。Webサーバ3100は、これを受けて図47bに示す項目選択ページを生成し、ユーザシステムに送る。
また、要求に伴う問題IDに対応する各問題情報を検索し、宿題内容には検索した問題情報の問題内容を、それぞれに、一連の問題番号を付して格納する。そして、宿題ヒントには検索した問題情報のヒントを、そのヒントに対応する問題内容に付した問題番号を付して格納し、宿題解答には検索した各解答情報の解答を、その解答情報に対応する問題内容に付した問題番号を付して格納する。
この解答受付処理、採点処理へのポータルとして、図37の生徒用メインメニューページには宿題ボタンが設けられている。
ユーザシステムのWebブラウザは、生徒用メインメニューページの宿題ボタンが選択されると、Webサーバ3100に宿題一覧表示要求を送信し、Webサーバ3100はこの要求を宿題処理部3240の解答受付部3243に中継する。
解答受付部3243は、宿題管理情報を参照し、出題日が本日以降で、出題先に、対象セッションのユーザのユーザIDを含む宿題IDと出題日と提出期限と提出済フラグを抽出し、抽出した宿題IDを持つ宿題情報の宿題の科目、項目を抽出する。そして、抽出した各情報を、Webサーバ3100に返す。
ここで、宿題ページには対応する宿題IDと対象セッションのユーザIDがブラインド情報として含まれており、以上の宿題ページ上のヒントボタンによるヒントの表示や、解答入力の受付と提出ボタンの選択による提出要求の発行は、セッション終了後でも行うことができる。また、解答入力の受付はインターネットに接続していない状態でも行うことができる。
さて、答案提出要求を受けたWebサーバ3100から要求の転送を受けた解答受付部3243は、宿題成績データベース3305に、新たな答案情報を生成し、受け取った宿題ID、ユーザID、宿題IDで宿題管理情報を検索して求まる出題者ユーザID、解答の内容、現在日時である提出日時を格納し、採点部3244にこの答案情報の処理を要求する。また、受け取った宿題IDを持つ宿題管理情報の、受け取ったユーザIDを持つ出題先の提出済フラグを提出済みとする。
生徒側成績表示処理に関するポータルとしては、図37の生徒用メインメニューページに成績一覧ボタンが設けられている。
ユーザシステムのWebブラウザは、成績一覧ボタンが選択されると、Webサーバ3100に成績一覧表示要求を送信する。この要求を受けたWebサーバ3100は、これを宿題処理部3240の生徒側成績情報提供部3246に転送し、生徒側成績情報提供部3246は、対象セッションのユーザIDを持つ答案情報を検索し、検索した各答案情報から科目、項目、得点、順位、提出日を抽出し、これをWebサーバ3100に返す。Webサーバ3100は、受け取った各答案情報の科目毎に、項目、得点、順位、提出日を一行に表示した図51に示す成績一覧表示ページを作成し、ユーザシステムに送信してWebブラウザに表示させる。
図46に示した宿題一覧表示ページにおいて、いずれかの宿題に対応する行が選択されると、ユーザシステムのWebブラウザは、宿題一覧表示ページの記述に従って、選択された宿題の宿題IDを伴う成績表示要求をWebサーバ3100に送信する。
こWebサーバ3100から、この要求の転送を受けた宿題処理部3240の学校側成績情報提供部3245は、まず、要求に伴う宿題IDの宿題管理情報の出題先の提出済フラグが未提出のユーザIDを抽出し、未提出者ユーザセットとする。
次に、要求に伴う宿題IDの答案情報を検索し、そのユーザID、採点結果、得点、順位を抽出し、採点結果セットとする。
次に、採点結果セットを解析し、各問題番号の問題中の小問、各問題番号の問題、宿題全体に対する正答率を求め、これを正答率情報とする。
そして、ユーザセットと採点結果セットのユーザIDをユーザ基本情報を参照してユーザ名に変換し、これらを正答率情報と共にWebサーバ3100に返す。
Webサーバ3100は、返された情報より、未提出者一覧と、宿題の小問、問題、宿題全体に対する正答率一覧と、答案の各提出者の各問題の小問に対する採点結果と得点と順位と提出日を表示した採点結果一覧を表示する、図52の成績集計表示ページを作成し、ユーザシステムに送信しWebブラウザに表示させる。
なお、本宿題機能は、学校内において、生徒に学校内のユーザシステムを使用させて行う試験などにも同様に適用することができる。
次に自宅学習機能について説明する。
図37の生徒メインメニューには、この自宅学習機能へのポータルとして自宅学習ボタンが設けられている。
この自宅学習ボタンの選択によりユーザシステムのWebブラウザより発行される要求に対して、Webサーバ3100、自宅学習処理部3250、自宅学習用データベースは、前記第1実施形態におけるサーバと同様に機能する。
ただし、自宅学習機能には、前記宿題機能と同様の採点機能などを持たせるようにしてもよい。すなわち、宿題作成ページで作成した課題を宿題として出題先を指定して出題するのではなく、出題先を指定せずに自宅学習ボタンの選択により表示される課題選択ページ上で、生徒が自由に選択できるようにしてもよい。また、この場合において、各課題を表示したページ上で質問を生徒よりの連絡として受付、各課題の担当者に配信するようにしてもよい。また、この質問や質問に対する応答のメッセージは、対応づけてデータベースに蓄積し、生徒が後に随時参照できるようにするのがよい。また、各生徒がどの課題を行ったかや、各課題に対してどのような成績であったかをデータベースに蓄積し、学校側や保護者が参照できるようにしてもよい。また、課題の得点に対して所定の基準により合否を求め、課題選択ページ上で、まだ行っていない課題や、合否が否であった課題を区別可能に表示するようにしてもよい。
保護者の参照機能は、保護者が生徒である被保護者への学校からの連絡や、被保護者の成績一覧を参照可能とする機能である。
すなわち、保護者が生徒である被保護者への学校からの連絡の参照のために、図42の保護者メインメニューページには、校長先生からの連絡、事務部からの連絡、学年主任およびクラス担任からの連絡、クラブ顧問からの連絡、宿題一覧が設けられている。
いま、たとえば、図42の保護者メインメニューページの校長先生からの連絡参照ボタンが押されると、ユーザシステムのWebブラウザは、校長先生からの連絡配信参照を要求するアクセスをWebサーバ3100に対して行い、Webサーバ3100は、この要求を連絡処理部3220の連絡参照配信部3224に中継する。
これを受けたWebサーバ3100は、これを連絡参照配信部3224に中継し、連絡参照配信部3224は、要求に伴う連絡IDを持つ連絡内容情報を連絡情報データベース3302から検索して、Webサーバ3100に返す。ただし、このとき、連絡内容情報に対応する連絡管理情報における連絡先情報の未読フラグの既読へのセットは行わない。
保護者メインメニューページの、事務部からの連絡、学年主任およびクラス担任からの連絡、クラブ顧問からの連絡ボタンによる動作も同様である。
一方、保護者メインメニューページの宿題一覧ボタンが選択されると、Webサーバ3100に宿題一覧参照要求を送信し、Webサーバ3100はこの要求を宿題処理部3240の宿題参照情報提供部3247に中継する。
宿題参照情報提供部3247は、宿題管理情報を参照し、出題日が本日以降で、出題先に、対象セッションのユーザのユーザIDのユーザIDが記述されたユーザ詳細情報の被保護ユーザIDを含む宿題IDと出題日と提出期限と提出済フラグを抽出し、抽出した宿題IDを持つ宿題情報の宿題の科目、項目を抽出する。そして、抽出した各情報を、Webサーバ3100に返す。
なお、以上の第3実施形態において、学校用、保護者用、生徒用メインメニューページのボタンの選択以降に表示される各ページには戻るボタンが設けられており、この戻るボタンの選択に応じて、学校サーバは、その直前に表示していたページを必要に応じて再生成し、ユーザシステムに送信する。
Claims (6)
- ネットワークを介して接続される、教育機関スタッフが使用するスタッフ用ユーザ端末と、教育機関生徒が使用する生徒用ユーザ端末と、支援サーバとを有する教育支援システムであって、
前記支援サーバは、
問題と当該問題の正解が記述された問題情報を蓄積した問題データベースと、
課題データベースと、
採点データベースと、
前記スタッフ用ユーザ端末を介して前記教育機関スタッフより、課題の出題先の教育機関生徒である出題先教育機関生徒の指定と、課題に含める1または複数の問題情報の指定とを受付け、指定を受け付けた出題先教育機関生徒と指定を受け付けた問題情報とを指定する課題情報を、当該教育機関スタッフと対応づけて前記課題データベースに蓄積する課題作成手段と、
前記課題情報が指定する問題情報が表す問題よりなる課題を当該課題情報が表す課題として、前記生徒用ユーザ端末を介して各教育機関生徒に、前記課題データベースに蓄積された、当該教育機関生徒を出題先教育機関生徒として指定する課題情報が表す課題を配信する課題配信手段と、
前記生徒用ユーザ端末を介して各教育機関生徒が提出した、前記課題の答案を受信する答案受信手段と、
受信した答案を、当該答案に対応する課題を表す課題情報が指定する問題情報が表す正解と照合して採点し、採点結果を、前記採点データベースに蓄積する採点手段と、
成績通知手段とを有し、
前記採点手段は、前記採点結果を、前記採点により当該採点結果を得た答案に対応する課題を表す課題情報が前記課題データベースにおいて対応づけられている教育機関スタッフと対応づけて前記採点データベースに蓄積し、
前記成績通知手段は、前記スタッフ用ユーザ端末から送信された、教育機関スタッフが発行した課題結果表示要求を受付け、当該教育機関スタッフと対応づけて前記採点データベースに蓄積されている採点結果を抽出し、当該課題結果表示要求の送信元の前記スタッフ用ユーザ端末に、前記抽出した採点結果に基づく成績状況を課題採点結果情報として送信することを特徴とする教育支援システム。 - 請求項1記載の教育支援システムであって、
前記課題採点結果情報は、課題の出題先教育機関生徒毎の採点結果の一覧、または、前記採点結果を集計して求まる課題に含まれる各問題の正答率を含むことを特徴とする教育支援システム。 - ネットワークを介して接続される、教育機関スタッフが使用するスタッフ用ユーザ端末と、教育機関生徒が使用する生徒用ユーザ端末と、支援サーバとを有する教育支援システムであって、
前記支援サーバは、
問題と当該問題の正解が記述された問題情報を蓄積した問題データベースと、
課題データベースと、
採点データベースと、
前記スタッフ用ユーザ端末を介して前記教育機関スタッフより、課題の出題先の教育機関生徒である出題先教育機関生徒の指定と、課題に含める1または複数の問題情報の指定とを受付け、指定を受け付けた出題先教育機関生徒と指定を受け付けた問題情報とを指定する課題情報を、当該教育機関スタッフと対応づけて前記課題データベースに蓄積する課題作成手段と、
前記課題情報が指定する問題情報が表す問題よりなる課題を当該課題情報が表す課題として、前記生徒用ユーザ端末を介して各教育機関生徒に、前記課題データベースに蓄積された、当該教育機関生徒を出題先教育機関生徒として指定する課題情報が表す課題を配信する課題配信手段と、
前記生徒用ユーザ端末を介して各教育機関生徒が提出した、前記課題の答案を受信する答案受信手段と、
受信した答案を、当該答案に対応する課題を表す課題情報が指定する問題情報が表す正解と照合して採点し、採点結果を、前記採点データベースに蓄積する採点手段と、
答案提出管理手段と、
答案提出状況通知手段とを有し、
前記答案提出管理手段は、前記課題データベースに蓄積された課題情報それぞれについての、当該課題情報が指定する出題先教育機関生徒それぞれについての、前記答案受信手段による当該課題情報が表す課題の答案の受信の有無を答案提出情報として管理し、
前記答案提出状況通知手段は、前記スタッフ用ユーザ端末から送信された、教育機関スタッフが発行した答案提出状況紹介要求を受付け、前記答案提出情報に基づいて、当該教育機関スタッフと対応づけて前記課題データベースに蓄積されている課題情報それぞれについての、当該課題情報が指定する出題先教育機関生徒の当該課題情報が表す課題の答案の前記答案受信手段による受信の有無の情報を、当該答案提出状況紹介要求の送信元の前記スタッフ用ユーザ端末に送信することを特徴とする教育支援システム。 - 請求項3記載の教育支援システムであって、
前記支援サーバの前記答案提出状況通知手段は、前記生徒用ユーザ端末から送信された、教育機関生徒が発行した課題一覧表示要求を受付け、前記答案提出情報に基づいて、当該教育機関生徒を出題先教育機関生徒として指定する課題情報それぞれについての、当該課題一覧表示要求を発行した出題先教育機関生徒の当該課題情報が表す課題の答案の前記答案受信手段による受信の有無の情報を、当該課題一覧表示要求の送信元の前記生徒用ユーザ端末に送信することを特徴とする教育支援システム。 - 請求項1または2記載の教育支援システムであって、
前記支援サーバは、
前記課題データベースに蓄積された課題情報それぞれについての、当該課題情報が指定する出題先教育機関生徒それぞれについての、前記答案受信手段による当該課題情報が表す課題の答案の受信の有無を答案提出情報として管理する答案提出管理手段と、
答案提出状況通知手段とを有し、
当該答案提出状況通知手段は、前記スタッフ用ユーザ端末から送信された、教育機関スタッフが発行した答案提出状況紹介要求を受付け、前記答案提出情報に基づいて、当該教育機関スタッフと対応づけて前記課題データベースに蓄積されている課題情報それぞれについての、当該課題情報が指定する出題先教育機関生徒の当該課題情報が表す課題の答案の前記答案受信手段による受信の有無の情報を、当該答案提出状況紹介要求の送信元の前記スタッフ用ユーザ端末に送信することを特徴とする教育支援システム。 - 請求項1または2記載の教育支援システムであって、
前記支援サーバは、
前記課題データベースに蓄積された課題情報それぞれについての、当該課題情報が指定する出題先教育機関生徒それぞれについての、前記答案受信手段による当該課題情報が表す課題の答案の受信の有無を答案提出情報として管理する答案提出管理手段と、
答案提出状況通知手段とを有し、
当該答案提出状況通知手段は、前記生徒用ユーザ端末から送信された、教育機関生徒が発行した課題一覧表示要求を受付け、前記答案提出情報に基づいて、当該教育機関生徒を出題先教育機関生徒として指定する課題情報それぞれについての、当該課題一覧表示要求を発行した出題先教育機関生徒の当該課題情報が表す課題の答案の前記答案受信手段による受信の有無の情報を、当該課題一覧表示要求の送信元の前記生徒用ユーザ端末に送信することを特徴とする教育支援システム。
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