JP4653580B2 - 切目入ソーセージの製造装置 - Google Patents

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本発明は、加熱調理後いわゆるタコウインナーとなる切目入ソーセージの製造装置に関する。
ソーセージ等の食肉加工品は、切れ目を入れて加熱すると、収縮率の不均一さから変形を起こすことが知られており、一般家庭では、単に筋目だけでなく、深い切れ目を入れて、蛸や蟹のイメージのある形状を作ることがなされている。従来、加熱調理後いわゆるタコウインナーとなる切目入ソーセージの製造装置としては、図1に示されるように、1又は2以上の回転刃とギアを同軸上に配置しギア駆動により回転する回転軸と、該ギアと対を成すラックと、該回転軸をルーロンを介して一体化する移動枠と、該移動枠に固着したシリンダと、製品を固定する固定台よりなる食肉加工品への切れ目入れ装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。また、ソーセージの表面に筋目を入れる装置(例えば、特許文献2及び3参照)も知られている。
特公平6−22468号公報 特公平1−55959号公報 特開平10−5138号公報
本発明の課題は、加熱調理後いわゆるタコウインナーとなる切目入ソーセージを効率よくかつ衛生的に製造することができる装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究し、ブロックコンベア上の所定位置の複数のソーセージ群の下部を、かかるブロックコンベア上の所定位置と対応した位置に設けられたカッターで切断して切目を入れ、次いで複数のソーセージ群を回転させて位相を変えて切断して切目を入れることにより、効率よくかつ衛生的に、加熱調理後いわゆるタコウインナーとなる切目入ソーセージを製造することができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)複数本のソーセージを立設状態に保持することができる、幅方向に複数の収容穴を有する多数のブロックを無端ベルト上に固定して搬送するブロックコンベアと、カッティングステーションの所定位置に配設されている、ソーセージの下部を切断して切目を入れる上向きの切り刃又は回転刃を有する複数の固定式カッターと、前記ブロックコンベア上のピックアップステーションで、搬送されてきたブロックの所定位置の収容穴内の複数のソーセージを上方から挟持して、前記カッティングステーションまで移送し、カッティングステーションで挟持した複数のソーセージの下部を複数回所定の角度で切断して複数本の切目を入れることができるように、カッティングステーション内で複数のソーセージを移動させることができるロボットとを備え、前記ブロックコンベアが、ピックアップステーションの所定位置のソーセージを持ち上げるリフト機構を備え、前記ロボットが、下方にスリットを有し、ソーセージのほぼ全長を挟持することができる複数の挟持ホルダーを垂下状に有するホルダー支持機構と該ホルダー支持機構を水平面で回転・回動させることができる回転機構とを備え、前記ロボットは、挟持ホルダーがピックアップステーション上方に移動した後下降して、ピックアップステーションの所定位置のソーセージをほぼ全長にわたり挟持した後上昇し、次いでカッティングステーション上方に移動した後下降して、ソーセージ下部を切断し、次いで上昇しながら所定の角度回転した後下降して、ソーセージ下部を切断する動作を必要に応じて繰り返すようにプログラムされていることを特徴とする切目入ソーセージの製造装置や、(2)カッターが回転刃であることを特徴とする前記(1)記載の切目入ソーセージの製造装置に関する。
また本発明は、(3)さらに、ブロックコンベアのピックアップステーションの上流側に、目付け機構を備えたことを特徴とする前記(1)又は(2)記載の切目入ソーセージの製造装置や、(4)目付け機構が、揺動アームの先端に2つの先尖部を有する目付け機構であることを特徴とする前記(3)記載の切目入ソーセージの製造装置や、(5)さらに、ブロックコンベアの上流側に、下流側端部の傾斜したシューターを有する、ソーセージをレーン中にねかせた状態で搬送する整列コンベアを備えたことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか記載の切目入ソーセージの製造装置に関する。
本発明の切目入ソーセージの製造装置を用いると、加熱調理後いわゆるタコウインナーとなる切目入ソーセージ(以下、単に「タコウインナー」という場合がある)を、好ましくは加熱調理後目付きタコウインナーとなる切目入ソーセージを、効率よくかつ衛生的に製造することができる
本発明の切目入ソーセージの製造装置としては、複数本のソーセージを立設状態に保持することができる、幅方向に複数の収容穴を有するブロックを搬送するブロックコンベアと、カッティングステーションの所定位置に配設されている、ソーセージの下部を切断して切目を入れる複数のカッターと、前記ブロックコンベア上のピックアップステーションの所定位置で搬送されてきたのブロックの収容穴内のソーセージを上方から挟持して、前記カッティングステーションまで移送し、カッティングステーションで挟持したソーセージの下部を所定の角度で複数回切断して複数本の切目を入れることができるように、カッティングステーション内でソーセージを移動させることができるロボットとを備え、前記ピックアップステーションの所定位置と前記カッティングステーションの所定位置とが対応した位置関係にある装置であれば特に制限されるものではなく、使用するソーセージとしては、ウインナソーセージを好適に例示することができる。
上記ブロックコンベアは、無端ベルト上に固定された多数のブロックから構成され、ブロックは通常間欠的に搬送される。かかるブロックには、ソーセージを立設状態に保持することができる2〜10個、好ましくは2〜5、特に好ましくは3個のソーセージ収容穴が設けられている。本発明におけるソーセージ収容穴が設けられているブロックには、ソーセージを収容しうるセルが幅方向に複数連結されているものも便宜上含まれる。
ブロックコンベアの所定の位置はピックアップステーションとして設定され、ピックアップステーション内のブロック(群)の所定位置の収容穴内のソーセージがロボットの挟持ホルダーにより挟持されることになる。ピックアップステーション内のブロック(群)の所定位置の収容穴の底部にはリフト機構を設けることが好ましく、ロボットの挟持ホルダーが上方から下降してきて、収容穴のソーセージを挟持する直前にピストン式のリフター等により持ち上げられたソーセージを全長にわたって挟持することができるようタイミングされている。
ブロックコンベアの上流側に、下流側端部の傾斜したシューターを有する、ソーセージをレーン中にねかせた状態で搬送する整列コンベアを備えることもできる。かかる整列コンベアとしては、下流側に移動する無端ベルト上に、ソーセージを横にねかせた状態で下流側に縦一列で搬送するための、搬送方向に延設された固定ガイドにより形成されたレーンを複数有し、下流側端部にレーン規制された傾斜したシューターを有するものを好適に例示することができる。また、シューター下端には開閉自在なゲートを設けることが好ましく、ゲートを開くことによりシューター上のソーセージが自重により滑落し、ブロックコンベアの始端に位置する傾斜したブロックのソーセージ収納穴に移載することができるように、整列コンベアとブロックコンベアは並設されている。
また、整列コンベアの下流側端部の傾斜したシューターからソーセージが移載されるブロックは、ブロックコンベアの上流側始端の垂直なブロックの1ピッチ前の傾斜したブロックとすることが好ましい。そして、ブロックコンベアの上流側始端の垂直なブロックの上方には、タコウインナーの目付け機構を備えることが好ましい。目付け機構としては、ソーセージにタコの目に相当する2個の印を付けるものであれば特に制限されず、例えば2個の孔を穿刺する機構や、2個の着色剤を付着する機構を挙げることができる。穿刺・付着機構としては先端に2つの先尖部や着色ペン先部を有する、進退するピストンロッドや揺動アームを例示することができる。ソーセージに安定した状態で目付けするため、各ブロックの収容穴の後端壁面をU字状に切り欠き、該切り欠き部分で目付けすることが目付け時に好ましい。
カッティングステーションは、ソーセージの下部を切断して切目を入れる複数のカッターを備えている。カッターとしては、固定又は上下動若しくは往復動する上向きの切り刃を有するカッターや固定の回転刃を例示することができるが、ソーセージの下部を確実に切断して切目を入れることができる回転刃が好ましい。回転刃を用いる場合、同一平面上平行に設けられた複数の回転軸により回転する複数枚の回転刃とすることもできる。回転刃の回転数としては、高速の方が切れ味が良いが、ナイフとウインナーの生地との抵抗は大きいので、軟弱な生地、例えば通常タコウインナーに使われているようなソーセージの生地を、高速回転(100rpm以上)で切断すると、挟持ホルダーがソーセージ生地を支えきれず切断位置がずれたり、さらに悪くすると生地が崩れてしまい不良品となる可能性があることから、回転刃の回転数を50〜80rpm、55〜70rpm程度とすることが好ましい。一方、生地のしっかりしたソーセージの場合は、回転数を100rpm以上に設定しても、問題なくきれいに切断することができる。
ロボットとしては、複数本のソーセージのほぼ全長を脱着自在に挟持することができる複数の挟持ホルダーを垂下状に有するホルダー支持機構と該ホルダー支持機構を水平面で回転・回動することができる回転機構とを備えたロータリーホルダーと、ロータリーホルダーを上下・左右方向に移動させることができるアームと、ロボットコントローラー等を備えているものが好ましい。ロボットは、ロボットのロータリーホルダーがピックアップステーション上方に移動した後下降して、ピックアップステーションの所定位置のソーセージをほぼ全長にわたり挟持した後上昇し、次いでカッティングステーション上方に移動した後下降して、ソーセージ下部を切断し、次いで上昇しながら所定の角度回転した後下降して、ソーセージ下部を切断する動作を必要に応じて繰り返すようにプログラムされている。例えば45度回転する場合は4回の切断で8本足のタコウインナーが、60度回転する場合は3回の切断で6本足のタコウインナーが、90度回転する場合は2回の切断で4本足のタコウインナーがそれぞれ調製されることになるが、通常サイズのウインナを用いる場合、3回の切断で6本足のタコウインナーを調製することが好ましい。上記挟持ホルダーは下方にカッター刃が通過しうるスリットを有する断面円弧状の挟持片を所定の間隔で有しているものが好ましい。
本発明の切目入ソーセージの製造装置は、前記ピックアップステーションの所定位置と前記カッティングステーションの所定位置とが対応した位置関係にあることを一つの大きな特徴としている。
例えば、ピックアップステーションの所定位置が、幅方向に2個のソーセージ収容穴を有する前後2つのブロックにおける収容穴の中心が正方形の4角となる位置関係の場合、カッティングステーションの所定位置は4つのカッターの中心(切断されるソーセージの中心に相当する位置)が、図2に示すように、上記正方形の4角と合同な位置関係となるとき、対応した位置関係にあるということができる。この場合は、ピックアップステーションで4本のソーセージが挟持ホルダーにより挟持され、カッティングステーションにおける2回の切断(ロータリーホルダーが1回90度回転)により、4本足のタコウインナーを得ることができる。次いで、ブロックコンベアが2ピッチ前進することにより、前後2つのブロックの計4本のソーセージ(4個の正方形の角の位置関係)がカッティングステーションに移送されることになる。
また、ピックアップステーションの所定位置が、幅方向に5個のソーセージ収容穴を有する1つのブロックにおける収容穴の5つの中心となる位置関係の場合、カッティングステーションの所定位置は17のカッターの中心(切断されるソーセージの中心に相当する位置)が、図3に示すように、中心を共有し、位相が45度ずれた4本の線分上にあり、その間隔が上記収容穴中心間の距離に等しい位置関係となるとき、対応した位置関係にあるということができる。この場合は、ピックアップステーションで同一ブロック内の5本のソーセージが挟持ホルダーにより挟持され、カッティングステーションにおける4回の切断(ロータリーホルダーが3回45度回転)により、8本足のタコウインナーを得ることができる。次いで、ブロックコンベアが1ピッチ前進することにより、8本足のタコウインナーの場合、太めのタコウインナーを用いることが好ましい。
また、ピックアップステーションの所定位置が、幅方向に3個のソーセージ収容穴を有し、前後のブロックの収容穴の中心から中心までの距離を1とした場合、同一ブロックの3つの収容穴のそれぞれ中心から中心までの距離が3の平方根となるように構成されている連続した4つのブロックにおいて、先頭ブロックの真ん中、2番目のブロックの左右、3番目のブロックの真ん中、4番目のブロックの左右に位置する計6個の収容穴の中心からなる位置関係(5個の正6角形の角と1個の正6角形の中心の位置関係)の場合、カッティングステーションの所定位置は7つのカッターの中心(切断されるソーセージの中心に相当する位置)が、図4に示すように、合同な正6角形の6個の角と1個の中心の位置関係となるとき、対応した位置関係にあるということができる。この場合は、ピックアップステーションで連続した4つのブロックから計6本のソーセージが挟持ホルダーにより挟持され、カッティングステーションにおける3回の切断(ロータリーホルダーが2回60度回転)により、6本足のタコウインナーを得ることができる。次いで、ブロックコンベアが2ピッチ前進することにより、上流側に1ピッチずれたピックアップステーションには、先頭ブロックでは真ん中、2番目のブロックでは左右、3番目のブロックでは真ん中しか存在しないソーセージと、3本のソーセージが存在する4番目のブロックの左右に位置する2本のソーセージの計6本のソーセージ(5個の正6角形の角と1個の正6角形の中心の位置関係)がカッティングステーションに移送されることになる。
また、ピックアップステーションの所定位置が、幅方向に4個のソーセージ収容穴を有し、前後のブロックの収容穴の中心から中心までの距離と、同一ブロックの4つの収容穴のそれぞれ中心から中心までの距離とが等しくなるように構成されている連続した4つのブロックにおいて、先頭ブロックの真ん中2個、2番目のブロックの左右端2個、3番目のブロックの左右端2個、4番目のブロックの真ん中2個に位置する計8個の収容穴の中心からなる位置関係(8個の正8角形の角の位置関係)の場合、カッティングステーションの所定位置は8つのカッターの中心(切断されるソーセージの中心に相当する位置)が、図5に示すように、合同な正8角形の8個の角の位置関係となるとき、対応した位置関係にあるということができる。この場合は、ピックアップステーションで連続した4つのブロックから計8本のソーセージが挟持ホルダーにより挟持され、カッティングステーションにおける4回の切断(ロータリーホルダーが3回45度回転)により、8本足のタコウインナーを得ることができる。次いで、ブロックコンベアが2ピッチ前進することにより、ピックアップステーションには、先頭ブロックでは真ん中2個、2番目のブロックでは左右端2個しか存在しないソーセージと、4本のソーセージが存在する3番目のブロックでは左右端2個、4本のソーセージが存在する4番目のブロックでは真ん中2個の計8本のソーセージ(8個の正8角形の角の位置関係)がカッティングステーションに移送されることになる。
本発明の切目入ソーセージの製造装置には、前記整列コンベア、目付機構の他、必要に応じて、原料となるウインナソーセージの投入ホッパー、投入ホッパーの下方から下流側に延設され、ソーセージを整列コンベアに移載することができるバイブレーションフィ−ダー、ロボットの動作やリフト機構の動作やブロックコンベア・整列コンベアの搬送や目付機構の動作等の各タイミングを制御しうる制御装置、操作パネル、排出ステーションを適宜設けることができる。
以下、図面によりタコウインナーの製造を本発明の一実施形態により具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
図6には、切目入ソーセージの製造ラインが示されている。この製造ラインは、上流側からソーセージ投入ホッパー1、ソーセージ投入ホッパー1の下方から下流側に延設されたバイブレーションフィ−ダー2、バイブレーションフィ−ダー2の下流側に連接され、ソーセージを3列のレーン中にねかせた状態で搬送する整列コンベア3、整列コンベア3の下流側端部の傾斜したシューター31から滑落する3本のソーセージを収容する3個の穴を有するブロック41を搬送するブロックコンベア4と、ブロックコンベア上の所定位置のピックアップステーション42で6本のソーセージを上方から挟持して、カッティングステーション6まで移送し、カッティングステーション6で挟持したソーセージの下部に3方向から3本の切目が入れられた後、6本のソーセージを排出ステーション7まで移送してソーセージを解放した後、再度ピックアップステーション42に復帰するロボット5と、カッティングステーション6の所定位置に配設されている7枚の円板カッター(回転刃)61と、操作パネル8とを備えている。
上記ソーセージ投入ホッパー1には、個別に切り離されたソーセージSが投入される。ソーセージ投入ホッパー1に投入されたソーセージSは、ホッパー底部の排出口からバイブレーションフィ−ダー2上に落下する。バイブレーションフィ−ダー2は底部に3列の溝を有し、上流側から下流側にかけて緩やかに下傾斜しており、バイブレーションフィ−ダー2上に落下したソーセージSはバイブレーター22による振動により溝にはまって下流側に送られていき、整列コンベア3に移載される。
整列コンベア3の3列のレーンの各々に移載されたソーセージSは、横にねかされた状態で、下流側に移動する無端ベルトにより、各レーンを形成する固定ガイドにより位置規制された状態で、整列コンベア3の下流側端部の傾斜したシューター31始端まで搬送され、図7に示すように、シューター31始端上方に設けられた上下揺動式の開閉自在な第1ゲート32によって停止させられる。第1ゲート32が開くと、シューター31に設けられた3つのレーンにソーセージSがそれぞれ移載され、シューター31に移載されたソーセージSは、それぞれ位置規制された状態で滑落する。滑落してきたソーセージSは、シューター後端上方に設けられた上下揺動式の開閉自在な第2ゲート33によって停止させられる。第2ゲート33が開くと、自重により各ソーセージSはブロックコンベアの始端に位置する傾斜した状態のブロック41aのソーセージ収納穴に移載される。また、第1ゲート32と第2ゲート33の開閉は同期されており、1回の開閉で整列コンベア上の各レーンのソーセージ1本が間欠的に順次シューター31に移載されると同時に、シューター上の各レーンのソーセージ1本が間欠的に順次ブロックコンベア4の傾斜した状態のブロック41aに移載されるようになっている。
ブロックコンベア4は、3本のソーセージを立設状態で保持する3個の収容穴を有するブロック41を、間欠的に所定のピッチで移送することで、ソーセージSを間欠的に搬送する。また、ブロックコンベア4の1ピッチの移動と、前記シューター始端及び後端上方に設けられた上下揺動式の開閉自在な第1ゲート32及び第2ゲート33の開閉が同期するように設計されている。ブロックコンベアにおける、前後ブロック間の距離とブロックの収容穴間の距離との位置関係は、図4Cに示すように、前後のブロックの収容穴の中心から中心までの距離を1とした場合、同一ブロックの3つの収容穴のそれぞれ中心から中心までの距離が3の平方根となるように、すなわち、前のブロックの真ん中に位置する収容穴の中心と後ろのブロックの真ん中に位置する収容穴の中心を結んだ線分に対して、前のブロックの真ん中に位置する収容穴の中心と後ろのブロックの左右に位置する収容穴の中心とを結んだ線分はそれぞれ60度の角度を有するように、各ブロックはその両端部で無端ベルトに固定されている。
ブロックコンベア上のブロック4個相当の所定位置は、ピックアップステーション42として設定されており、図4Aに示すように、まずピックアップステーション42A(1)ブロックの真ん中、(2)ブロックの左右、(3)ブロックの真ん中、(4)ブロックの左右に位置する収容穴の6本のソーセージがロボット5により挟持・移動され、次いで、ブロックコンベアが2ピッチの移動し、図4Bに示すように、ピックアップステーション42B(ピックアップステーション42Aより1ブロックだけ上流側にずれている)内の(1)ブロックの真ん中、(2)ブロックの左右、(3)ブロックの真ん中、(4)ブロックの左右に位置する収容穴の6本のソーセージがロボットにより挟持・移動される。そして、図8に示すように、ピックアップステーション42A又は42B内の(1)ブロックの真ん中、(2)ブロックの左右、(3)ブロックの真ん中、(4)ブロックの左右に位置する収容穴の底部には6本2組計12本のリフター43が設けられ、収容穴のソーセージSがロボット5により挟持される直前に持ち上げられ、ソーセージ全長にわたって挟持されるようになっている。
前記のように、整列コンベア3の下流側端部の傾斜したシューター31からのソーセージSが移載された傾斜状態のブロック41aが1ピッチ進み、ブロックコンベアの上流側始端の垂直な状態のブロック41bとなる。このブロックコンベアの上流側始端の垂直なブロック41bの上方には、図8及び9に示すように、タコウインナーの目付け機構44が備えられており、目付け機構44は、ソーセージに目に相当する2個の孔をあけるものであり、3組の揺動アームの先端に2つの先尖部を有するもので、ブロックコンベア4の上流側始端の垂直なブロック41bに位置するソーセージに2つの孔をあける。図9に示すように、ソーセージに安定した状態で孔をあけるため、各ブロックの収容穴の後端壁面はU字状に切り欠かれている。
カッティングステーション6には、図1及び10に示すように、同一平面上平行に設けられた3本の回転軸により回転する7枚の回転刃が配設されている。すなわち、左右両側の回転軸には各2枚の回転刃が、真ん中の回転軸には3枚の回転刃がそれぞれ設けられている。これら回転刃の配設位置は、図10及び11に示すように、回転刃の中心が6個の正6角形の角部分と1個の正6角形の中心部分に設けられている。回転刃は60rpmで回転し、3回の切断操作でソーセージ下部を略60度間隔で切断する。
ロボット5は、図12に示すように、下方にスリットを有し、6本のソーセージSのほぼ全長を脱着自在に挟持することができる6個の挟持ホルダー51を垂下状に有するホルダー支持部52と該ホルダー支持部52が固着されているホルダー支持板53を水平回動することができる回転機構とを備えたロータリーホルダー54と、図1に示すように、ロータリーホルダー54を上下・左右方向に移動させることができるアーム55とロボットコントローラー56とを備えている。ロータリーホルダー54には、ピックアップステーション42A又は42B内の(1)ブロックの真ん中、(2)ブロックの左右、(3)ブロックの真ん中、(4)ブロックの左右に位置する収容穴の6本のソーセージを挟持することができるように、6本の挟持ホルダー51が下向きに設けられ、各挟持ホルダー51は下方に回転刃61が通過しうるスリットを有する断面円弧状の3つの挟持片51aを120度間隔で有している。
ロボット5のロータリーホルダー54がピックアップステーション42A上方に移動した後下降して、ピックアップステーション42Aの(1)ブロックの真ん中、(2)ブロックの左右、(3)ブロックの真ん中、(4)ブロックの左右に位置する収容穴の、リフター43により持ち上げられつつある6本のソーセージをほぼ全長にわたり挟持した後上昇し、次いで反時計回りに60度回転しながらカッティングステーション上方に移動した後下降して、図11に示すように、ソーセージ下部を切断し(1回目)、次いで上昇しながら時計回りに60度回転した後下降して、ソーセージ下部を切断し(2回目)、さらに上昇しながら時計回りに60度回転した後下降して、ソーセージ下部を切断する(3回目)。その後、反時計回りに60度回転しながら排出ステーション7で挟持を解き、図13に示される目付きタコウインナーを落下させてから、ピックアップステーション42B上方に移動し、以後同様に目付きタコウインナーを製造する。
従来の加熱調理後いわゆるタコウインナーとなる切目入ソーセージの製造装置を示す図である。 本発明におけるピックアップステーションの所定位置(2ブロック、計4箇所)と前記カッティングステーションの所定位置とが対応した位置関係(4個のカッター、2回の切断、4本足)にあることを示す図である。 本発明におけるピックアップステーションの所定位置(1ブロック、5箇所)と前記カッティングステーションの所定位置とが対応した位置関係(17個のカッター、4回の切断、8本足)にあることを示す図である。 本発明におけるピックアップステーションの所定位置(4ブロック、計6箇所)と前記カッティングステーションの所定位置とが対応した位置関係(7個のカッター、3回の切断、6本足)にあることを示す図である。 本発明におけるピックアップステーションの所定位置(4ブロック、計8箇所)と前記カッティングステーションの所定位置とが対応した位置関係(8個のカッター、4回の切断、8本足)にあることを示す図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインを示す図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインにおける整列コンベアのシューターからブロックコンベアにソーセージを移載する状態を示す図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインのブロックコンベアにおけるピックアップステーションでのソーセージが持ち上げられた状態を示す図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインのブロックコンベア始端における目付け機構を説明する側面図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインのカッティングステーションにおける回転刃の配置を示す図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインのカッティングステーションにおけるソーセージを切断して切れ目を入れる状態を示す図である。 本発明の切目入ソーセージの製造ラインのロボットにおけるロータリーホルダーを示す図である。 本発明の加熱調理後いわゆる目付きタコウインナーとなる目付き切目入ソーセージを示す図である。
符号の説明
1 ソーセージ投入ホッパー
2 バイブレーションフィ−ダー
22 バイブレーター
3 整列コンベア
31 シューター
32 第1ゲート
33 第2ゲート
4 ブロックコンベア
41 ブロック
42 ピックアップステーション
43 リフター
44 目付け機構
5 ロボット
51 挟持ホルダー
52 ホルダー支持部
53 ホルダー支持板
54 ロータリーホルダー
55 アーム
56 ロボットコントローラー
6 カッティングステーション
61 円板カッター(回転刃)
62 回転軸
7 排出ステーション
8 操作パネル
S ソーセージ

Claims (5)

  1. 複数本のソーセージを立設状態に保持することができる、幅方向に複数の収容穴を有する多数のブロックを無端ベルト上に固定して搬送するブロックコンベアと、カッティングステーションの所定位置に配設されている、ソーセージの下部を切断して切目を入れる上向きの切り刃又は回転刃を有する複数の固定式カッターと、前記ブロックコンベア上のピックアップステーションで、搬送されてきたブロックの所定位置の収容穴内の複数のソーセージを上方から挟持して、前記カッティングステーションまで移送し、カッティングステーションで挟持した複数のソーセージの下部を複数回所定の角度で切断して複数本の切目を入れることができるように、カッティングステーション内で複数のソーセージを移動させることができるロボットとを備え、
    前記ブロックコンベアが、ピックアップステーションの所定位置のソーセージを持ち上げるリフト機構を備え、
    前記ロボットが、下方にスリットを有し、ソーセージのほぼ全長を挟持することができる複数の挟持ホルダーを垂下状に有するホルダー支持機構と該ホルダー支持機構を水平面で回転・回動させることができる回転機構とを備え、
    前記ロボットは、挟持ホルダーがピックアップステーション上方に移動した後下降して、ピックアップステーションの所定位置のソーセージをほぼ全長にわたり挟持した後上昇し、次いでカッティングステーション上方に移動した後下降して、ソーセージ下部を切断し、次いで上昇しながら所定の角度回転した後下降して、ソーセージ下部を切断する動作を必要に応じて繰り返すようにプログラムされている
    ことを特徴とする切目入ソーセージの製造装置。
  2. カッターが回転刃であることを特徴とする請求項記載の切目入ソーセージの製造装置。
  3. さらに、ブロックコンベアのピックアップステーションの上流側に、目付け機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の切目入ソーセージの製造装置。
  4. 目付け機構が、揺動アームの先端に2つの先尖部を有する目付け機構であることを特徴とする請求項記載の切目入ソーセージの製造装置。
  5. さらに、ブロックコンベアの上流側に、下流側端部の傾斜したシューターを有する、ソーセージをレーン中にねかせた状態で搬送する整列コンベアを備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の切目入ソーセージの製造装置。
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