JP4653193B2 - 生理用タンポンのアプリケーター - Google Patents

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Description

この発明は、生理用タンポンを膣腔へ挿入するときに使用するアプリケーターに関する。
従来、外筒と、外筒に収容されたタンポンを外筒の前端開口部から押し出すための棒部材とからなるアプリケーターは周知であり、その外筒がほぼ一様な外径を有する円筒状のものであるアプリケーターも周知である。かかるアプリケーターの例は、特開昭55−155647号公報(特許文献1),特開昭55−155648号公報(特許文献2)に開示されている。
特開昭55−155647号公報 特開昭55−155648号公報
前記従来のアプリケーターは、膣入口の括約筋を広げながら外筒が膣腔へ導入されるときに、収縮しようとする括約筋の作用を受けて押し戻されることがある。アプリケーターからタンポンを押し出しているときにそのようなことになれば、タンポンとアプリケーターとが使えなくなって、それらを無駄にすることになる。また、たといそのようなことにはならなくても、外筒の膣腔への導入に手間取ることがある。
そこで、この発明は、アプリケーターを膣腔へ確実に導入できるようにすることを課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が前提とするのは、前後両端に開口部を有する外筒と、前記後端の開口部に摺動可能に挿入され、前記外筒に収容された生理用タンポンを後方から押圧して前記前端の開口部から押し出すことが可能な棒部材とを有する生理用タンポンのアプリケーターである。
かかる前提において、この発明が特徴とするところは、前記外筒は、前記前後両端間においてほぼ一様な肉厚を有するものであり、前記外筒の外径は、前記前端の開口部から前記後端の開口部へ向かって次第に大きくなって最大外径部を形成し、前記最大外径部の後方では次第に小さくなって最小外径部を形成し、前記最小外径部の後方では再び次第に大きくなっていて、前記最大外径部が前記外筒全長の前端から1/2以内の範囲に位置する一方、前記外筒の内径は前記外径とほぼ同じように変化しており、前記外筒が前記最小外径部を含む後方部分において前記外筒の軸線と交差する方向への可撓性を有し、前記棒部材もまた前記外筒の軸線と交差する方向への可撓性を有していて前記アプリケーターが前記後方部分において前記外筒の軸線と交差する方向への可撓性を有しているが、前記棒部材の前記可撓性が前記外筒の前記可撓性よりも低いこと、にある。
この発明の好ましい実施態様において、前記外筒は、前記最大外径部の径が8〜20mmの範囲にあり、前記最小外径部の径が前記最大外径部の径の20〜70%の範囲にある。
実施態様の他の一つにおいて、前記棒部材の前後端部のうちの少なくとも一方の外径が、これら両端部間の外径よりも大きく形成されている。
実施態様の他の一つにおいて、前記棒部材が前後両端に開口を有する円筒状のものである。
この発明に係るアプリケーターの外筒は、前端から後方へ向かって外径が次第に大きくなって最大外径部を形成した後、再び小さくなるように変化しているから、最大外径部が膣入口の括約筋を通り過ぎて膣腔に導入されてしまえば、アプリケーターはその後に膣腔から押し出されることがない。また、最大外径部がこの括約筋を通り過ぎれば、その後に括約筋を圧迫するものは外筒のうちの径の小さい部分になるから、アプリケーターを導入するときの抵抗が小さく、導入が容易になる。このようなアプリケーターを使用してタンポンを膣腔へ移せば、タンポンは確実に膣腔奥部へ納まり、膣入口を圧迫してタンポン使用による異和感を与えるということがない。内筒は、最小外径部より後方の部分の外径が外方に向かって漸増していて、アプリケーターは手から滑り落ちることがないからアプリケーターの膣腔への導入がより一層確実になる。アプリケーターはまた、後方部分において軸線と交差する方向への可撓性を有するから、膣口の内部形状に応じての変形が可能になる。
添付の図面を参照してこの発明に係る生理用タンポンのアプリケーターの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、アプリケーター1の斜視図とそのII−II線断面図である。アプリケーター1は、外筒2と内筒3とを有し、外筒2には生理用タンポン4が収容され、タンポン4の後端からはひも6が内筒3を通り抜けて後方へ延びている。
外筒2は、前後両端に開口部7,8を有し、前端開口部7は開閉可能な複数の花弁状部9に覆われ、後端開口部8からは内筒3が後方へ向かって延出している。これら両開口部7,8間において、外筒2は、前端開口部7から後端開口部8へ向かって外径が次第に大きくなって最大外径部11を形成し、最大外径部11の後方では次第に小さくなって最小外径部12を形成し、最小外径部12の後方では再び次第に大きくなっている。
最大外径部11は、外筒2の全長のうちの前端から1/2以内の範囲に、より好ましくは前端から1/8〜1/2の範囲に形成される。最大外径部11の外径は特定されないが、一例として8〜20mmの範囲内の寸法をとることができる。
最小外径部12は、外筒2の全長のうちの後端から1/2以内の範囲に形成される。最小外径部12の外径は内筒3を摺動可能に挿入し得る限り特定されないが、最大外径部11の外径の20〜70%の範囲内にあることが好ましい。最小外径部12より後方の部分は、持っているアプリケーター1が手から滑り落ちることがないように外径が漸増している。
かかる外筒2は、ほぼ一様な肉厚を有しており、前後端間において内径が外径とほぼ同じように変化している。最大外径部11を含む外筒2の前方部分にはタンポン4が収容され、最小外径部12を含む後方部分には内筒2が挿通されている。
内筒3は、前後両端に開口部16,17を有する直状のもので、前端開口部16は、タンポン4のひも6を挿通し易いように、また、タンポン4の後端部を広い範囲で押圧することができるように、外径がラッパ状に広げられている。内筒3の後端開口部17とその近傍の部分は、外筒2の後端開口部8から延出している。
タンポン4は、公知の態様のものであって、着用したタンポン4を引き抜くためのひも6が内筒3を通り抜けて、内筒3の後端開口部17から後方へ延びている。タンポン4は、内筒3によって後方から押圧されると、外筒2の花弁状部9を押し開いて外筒2の外へ出る。
外筒2は、花弁状部9が弾性変形して前端開口部6が大きく開くように、柔軟弾性の熱可塑性プラスチックで形成されている。好ましい外筒2は、最小外径部12を含む後方部分が可撓性であって、外筒2の軸線C−Cと交差する矢印Aで示される方向へ緩やかに湾曲することができる。内筒3もまた、熱可塑性プラスチックで形成され、好ましい態様の内筒3は矢印A方向への可撓性を有する。内筒3の可撓性は、外筒2のそれよりも低いことがタンポン4の押し出し操作上好ましい。
このように構成されたアプリケーター1は、これが膣腔へ導入されるときに、膣入口の括約筋を押し広げる。最大外径部11が括約筋を通り過ぎると、括約筋は収縮して、導入過程にあるアプリケーターが膣腔から押し戻されることを防ぐように作用する。それゆえ、このアプリケーター1によれば、従来技術のようにアプリケーターの導入に失敗するという恐れがない。アプリケーター1がこのように導入されたなら、内筒3を押してタンポン4を膣腔へ移す。タンポン4は、膣腔の奥部にあって、膣入口近傍を圧迫することがないから、使用者に異和感を与えることがない。また、アプリケーター1は、後方部分が矢印A方向へ緩やかに湾曲するように可撓性のものにできる。そのようなアプリケーター1は、膣腔の内部形状に応じて変形するから、膣腔への導入およびそこからの抜脱に無理がない。また、膣入口と膣腔奥部との間における膣管の形状がその間において屈曲している一方、アプリケーター1の形状が直状であることから、膣管に導入されたアプリケーター1の後端域が膣入口近傍をその径方向へ強く偏圧し、使用者に痛みさえ与えることがあるが、このような状態になった場合でも、外筒2の後端域が比較的広範囲にわたって小径になっているから、その偏圧の程度が極めて小さく、前述のようなことを未然に防止することもでき、これは、この発明のように外筒2をかなり長く形成してある場合、特に有効である。
図3は、外筒2の部分図であって、図1とは異なる態様の後端開口部8近傍を示している。アプリケーター1では、内筒3でタンポン4を押圧するときに外筒2が持ち易くなるように、開口部8の近傍は、図2のように外径を大きくすることに加えて、図3のように外筒2の表面に滑り止めの段差部22を設けることができる。内筒3についても、その後端開口部17近傍を持ち易くしたいときには、外径を大きくしたり、滑り止めを設けたりすることができる。
アプリケーターの斜視図。 図1のII−II線断面図。 図1とは異なる態様にある外筒の部分図。
符号の説明
1 アプリケーター
2 外筒
3 棒部材(内筒)
4 生理用タンポン
7 前端開口部
8 後端開口部
11 最大外径部
12 最小外径部
C−C 軸線

Claims (4)

  1. 前後両端に開口部を有する外筒と、前記後端の開口部に摺動可能に挿入され、前記外筒に収容された生理用タンポンを後方から押圧して前記前端の開口部から押し出すことが可能な棒部材とを有する生理用タンポンのアプリケーターであって、
    前記外筒は、前記前後両端間においてほぼ一様な肉厚を有するものであり、
    前記外筒の外径は、前記前端の開口部から前記後端の開口部へ向かって次第に大きくなって最大外径部を形成し、前記最大外径部の後方では次第に小さくなって最小外径部を形成し、前記最小外径部の後方では再び次第に大きくなっていて、前記最大外径部が前記外筒全長の前端から1/2以内の範囲に位置する一方、前記外筒の内径は前記外径とほぼ同じように変化しており、
    前記外筒が前記最小外径部を含む後方部分において前記外筒の軸線と交差する方向への可撓性を有し、前記棒部材もまた前記外筒の軸線と交差する方向への可撓性を有していて前記アプリケーターが前記後方部分において前記外筒の軸線と交差する方向への可撓性を有しているが、前記棒部材の前記可撓性が前記外筒の前記可撓性よりも低いことを特徴とする前記アプリケーター。
  2. 前記外筒は、前記最大外径部の径が8〜20mmの範囲にあり、前記最小外径部の径が前記最大外径部の径の20〜70%の範囲にある請求項1記載のアプリケーター。
  3. 前記棒部材の前後端部のうちの少なくとも一方の外径が、これら両端部間の外径よりも大きく形成されている請求項1または2に記載のアプリケーター。
  4. 前記棒部材が前後両端に開口を有する円筒状のものである請求項1〜3のいずれかに記載のアプリケーター。
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