JP4650620B2 - 計測装置 - Google Patents

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この発明は、PCなどの外部制御機器に接続される計測装置に関する。
例えば変位センサ、温度センサ、視覚センサなどの計測装置と、計測装置を制御する外部の制御機器とが接続されてなり、外部の制御機器が、計測装置による計測結果に基づく判定などを行う計測システムは知られている(例えば特許文献1参照)。
この種の計測装置は、計測値をリアルタイムで連続して制御機器に出力し、計測値の受け取りは制御機器に委ねられている。計測対象物が移動する場合、計測装置が計測値をいつ取得したかを示す時間情報が重要となる。制御機器は、この時間情報を外部からの同期信号などを用いて判断する。例えば、ライン上を移動するワークが所定位置まで流れてきたときに、これを検出する同期用のセンサがオンし、このオン入力に同期して、制御機器は計測装置から計測値を取得している。
2001−141524号公報
しかしながら、制御機器がPC(Personal Computer)やPLC(Programmable Logic Controller)などの汎用機の場合、同期用のセンサの接続端子が設けられていない場合があり、計測装置の出力にUSBなどのデジタル信号のシリアル出力を用いると、計測値がリアルタイムに連続して出力されないため、PCがリアルタイムに、又一定周期ごとに、計測値を時間情報と共に取得することは困難であった。よって、PC側で同期用センサの出力を得たとして計測値と同期タイミングの対応を取ることができなかった。
この発明は、このような従来の問題点に着目して成されたものであり、その目的とするところは、計測対象物の計測値を、計測値が得られた時間に関する情報と共に外部制御機器に出力できる計測装置を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
本発明の計測装置は、計測値を取得する計測値取得部と、外部からのトリガ信号が入力されるトリガ信号入力部と、取得した計測値を処理する処理部と、処理条件のデータを記憶するデータ記憶部と、処理された計測値を出力するインターフェース部とを有する計測装置であって、計測値取得部は、計測値を周期的に取得し、データ記憶部は、処理条件のデータとして処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報を記憶し、処理部は、周期的に取得した測定値に、トリガ信号が入力されたタイミングを基準とする計測タイミングに関する情報を付加し、前記の計測タイミング情報が付加された複数の計測値を、取得した順序を保って前記最大データ数以下である複数の計測値に区切り、その区切られた複数の計測値を当該データ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第1のデジタル出力を実行した後、前回のデジタル出力の後、前記最大データ数と前記周期との積で定まる時間以内に、出力済みの計測値に続く次の計測タイミングに関する情報が付加された複数の計測値を取得した順序を保って前記最大データ数以下のデータ数である複数の計測値に区切り、その区切られたデータ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第2のデジタル出力を実行し、その後第2のデジタル出力を繰り返す。
本発明の実施形態においては、処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数は、あらかじめ設定しておいても良いし、インターフェース部を介して入力されるようにしても良い。
本発明の実施形態においては、トリガ信号が入力されたタイミングを基準とする計測タイミングに関する情報を付加するとは、トリガ信号が入力されたときのみに他と区別可能な識別標識を付加する場合や、トリガ信号が入力されたときから連続して他と区別可能な識別標識を付加し続ける場合、トリガ信号が入力されたときを基準にした並びの順序が判別可能な文字(例えばアルファベットなど)や数、記号などの標識を順に付加する場合を含む。計測値に計測タイミングに関する情報を常に付加する場合や、トリガ信号入力により開始させる場合、また、トリガ信号入力により開始させた後、再度のトリガ入力により停止するようにする場合も含む。
このような構成によれば、所定の周期で取得された計測値は、区切った単位ごとに一括して出力されるものの、トリガ信号が入力されたタイミングを基準とする計測タイミングに関する情報を取得した時間を対応させて付加され、計測値が取得された順序が保たれている。従って、PC等の制御用機器はUSB通信などの一括してデジタル出力を行う出力信号形態によってもトリガ信号が入力されたタイミングと関連付けられた連続した計測値を漏れなく得ることができる。またこの計測値により、計測値は所定期間内のものが一括して出力されるので、計測装置の計測速度と、出力側のPCなどの制御機器の処理速度に大きな隔たりがあっても差し支えなく、制御機器の処理負担を軽減させることができる。
また、区切られた複数の計測値ごとにそのデータ数と計測値取得周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する、というのは、USBなど、デジタル信号のシリアル伝送方式では一般に用いられる通信方法でデータを垂れ流し式に送るのではなく、複数のデータを高速に一括して伝送する方式を意味している。上記の積で定まる時間を越えない時間毎に伝送することで、取得し続ける計測値に対して未出力の計測値が累積することなく、全計測値を一定の時間範囲内で出力することができる。
また、第2のデジタル出力がその前に行われたデジタル出力の後、最大データ数と周期との積で定まる時間以内に、出力済みの計測値に続く次の複数の計測値を、一括してインターフェース部よりデジタル出力するので、PCなどの制御機器側では、実際に計測値を取得したタイミングとそのデータを受け取るときまでの時間的な遅れが一定値を超えることがなく、連続した計測値を取得することができる。
本発明の実施形態においては、計測値を取得する計測値取得部と、取得した計測値を処理する処理部と、処理条件のデータを記憶するデータ記憶部と、処理された計測値を出力するインターフェース部とを有する計測装置であって、計測値取得部は、計測値を周期的に取得し、データ記憶部は、前記処理条件のデータとして処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報と、計測値と比較されるタイミング判定閾値とを記憶し、処理部は、周期的に取得した測定値に、計測値が前記タイミング判定閾値をまたいで変化したタイミングを基準とする計測タイミングに関する情報を付加し、前記の計測タイミング情報が付加された複数の計測値を取得した順序を保って前記最大データ数以下である複数の計測値に区切り、その区切られた複数の計測値を当該データ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第1のデジタル出力を実行した後、前回のデジタル出力の後、前記最大データ数と前記周期との積で定まる時間以内に、出力済みの計測値に続く次の計測タイミングに関する情報が付加された複数の計測値を取得した順序を保って前記最大データ数以下のデータ数である複数の計測値に区切り、その区切られたデータ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第2のデジタル出力を実行し、その後第2のデジタル出力を繰り返す。
本発明の実施形態においては、タイミング判定閾値は、予め設定するようにしても良いし、外部から設定するようにしても良い。
このような構成によれば、計測値が計測タイミング判定閾値をまたいで変化する動作は例えばセルフトリガにより生じ、これにより、計測タイミングに関する情報を計測値に付加する操作の有無を制御することができる。
本発明の実施形態においては、処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報として、最大データ量もしくは最大出力周期を記憶しても良い。最大データ量とすれば、出力する際の各データの大きさから許容できる最大データ数が規定されることになり、最大出力周期であれば、その中に含みうる計測周期の数から最大データ数が規定されることになる。
本発明の実施形態においては、計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングであってもよい。このような構成によれば、複数の計測値が計測開始タイミングに対応させて順序を保ちながら出力される。
本発明の実施形態においては、計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングおよび計測終了タイミングであってもよい。このような構成によれば、複数の計測値が計測開始タイミングと計測終了タイミングの間の期間に対応させて順序を保ちながら出力される。
本発明の実施形態においては、計測値を所定の周期で取得する計測値取得部と、計測タイミングに関する情報を取得する計測タイミング取得部とを備え、計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングであり、所定周期で取得した計測値に、計測開始タイミングを基準とする時系列情報を対応させて付加し、当該計測タイミング情報を付加した複数の計測値を、一括してデジタル出力するようにしてもよい。この場合、時系列情報は例えば通し番号であり、複数の計測値が計測開始タイミングに対応させて通し番号により出力される。従って、計測装置の外部に接続される制御機器等は、計測値と共に、計測値が取得された時間情報を容易に知ることができる。
本発明の実施形態においては、計測値を所定の周期で取得する計測値取得部と、計測タイミングに関する情報を取得する計測タイミング取得部とを備え、計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングであり、所定周期で取得した計測値に、計測開始タイミングを基準とし、所定計測周期をもとに算出した経過時間情報を対応させて付加し、当該計測タイミング情報を付加した複数の計測値を、一括してデジタル出力するようにしてもよい。このような構成によれば、複数の計測値が計測開始タイミングに対応させて経過時間情報と共に出力される。さらに、経過時間情報は計測周期が何周期分なのかによって容易に求められる。また、外部に接続される制御機器では、計測値が取得された経過時間情報を実時間情報としてそのまま利用することができる。
本発明の実施形態においては、処理部は、トリガ信号が入力されるとともに前記第1の一括デジタル出力を開始し、トリガ信号の入力が継続している間、前記第2の一括デジタル出力を繰り返すものとしても良い。
本発明の実施形態においては、計測値が前記判定タイミング判定閾値をまたいで変化したときに前記第1の一括デジタル出力を開始し、計測値が前記判定タイミング判定閾値を再度またいで変化するまでの間前記第2の一括デジタル出力を繰り返すようにしても良い。
本発明の実施形態においては、計測装置が有する当該計測装置の認識番号をさらに前記計測値に付加するようにしてもよい。これによれば、計測装置の外部に接続される制御機器に対して、複数の計測装置から入力がある場合に、制御機器は、受け取った計測値がどの計測装置のものなのかを容易に判別することができるので、使い勝手がよくなる。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、計測対象物の計測値を、計測値が得られたタイミングに関する時間情報と共に、外部に接続される制御機器に一括出力することができる。従って、外部の制御機器が計測値に対して高精度な判定処理、制御処理を行い易くなり、また、制御機器の処理負担を軽減できるという利点を有する。
以下に、この発明の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の計測装置の電気的ハードウェア構成を示すブロック図が図1に示されている。計測装置は、変位センサとして構成され、制御盤などへのコンパクトな収容を可能とするために、また狭小な計測環境への据え付けを容易とするために、センサヘッド部1と信号処理部2とを分離させてなり、外部の制御機器であるPC3に接続されて使用される。
センサヘッド部1は、投光素子101と、受光素子102と、投光制御部103と、受光制御部104と、演算処理部105と、内部メモリ106と、通信制御部107とを備えている。
投光素子101は、例えばLD(レーザダイオード)から成り、受光素子102は、PD(フォトダイオード)から成る。投光制御部103は、投光素子101の駆動パルスを生成し、計測対象物へと向けて投光素子101によりパルス光を照射させる。受光制御部104は受光素子102の制御を行う。
演算処理部105は、受光素子102から得られる受光量を取得して特徴量を算出する。内部メモリ106は、計測対象物の計測周期、処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報として最大データ数や最大データ量もしくは最大出力周期、センサヘッド部1のID番号(認識番号)などの情報を格納する。通信制御部107は、信号処理部2との通信を制御する。
本実施形態のセンサヘッド部1は、以上のような回路構成とされ、この例では、信号処理部2の指令に応じて投光処理を行い、受光処理による受光信号を適当なタイミングで信号処理部2に送る処理を行うべく使用される。
信号処理部2は、通信制御部201と、計測制御部202と、外部信号検知部203と、SW検知部204と、表示部205と、内部メモリ206と、USBコントローラ207と、CPU208とを備えている。
通信制御部201は、センサヘッド部1との通信制御を行い、センサヘッド部1から受光データなどを取得する。計測制御部202は、センサヘッド部1から取得したデータに基づいて、計測対象物までの距離を計測する処理を行う。外部信号検知部203は、外部トリガなどの外部信号を検知し、計測制御部202による計測結果を取得するタイミングをCPU208に入力する。
SW検知部204は、信号処理部2に設けられた不図示のスイッチやボタンからの入力を検知する。表示部205は、計測値や設定条件を表示する液晶表示部や、動作状態等を示す表示灯LED等を備えている。内部メモリ206は、計測値などの計算結果を格納する。USBコントローラ207は、外部のPC等に接続するためのUSB通信を制御する。
CPU208は、信号処理部2全体を統括制御する。CPU208は、SW検知部204から取得したスイッチ状態により計測条件の設定を反映させる。また、計測値取得部の機能を有し、計測制御部202から取得した計測値、計測条件の設定などを表示部205に表示させる。CPU208は、計測タイミング取得部の機能を有し、時間情報を生成するためのタイミングを検知し、時間情報を算出し、算出した時間情報を計測値に付加する。
信号処理部2の動作を示すフローチャートが図2に示されている。電源投入により処理が開始されると、信号処理部2は、センサヘッド部1に投光処理を指示する(ステップ201)。これにより、センサヘッド部1は、計測対象物に対してパルス光の照射を行う。信号処理部2は、センサヘッド部1から受光データを取得し(ステップ202)、受光データから計測値(距離値)を算出する(ステップ203)。
続いて、時間情報を取得するためのタイミング検知を行う(ステップ204)。ここで、タイミング検知は、外部信号検知部203により外部信号(計測信号)がONであるかOFFであるかを判別することにより行われ、外部信号がONになったときに、計測開始タイミングであることが判定され、外部信号がOFFになったときに、計測終了タイミングであることが判定される。
ステップ204に続いて、計測値が計測されたときの時間情報を算出する(ステップ205)。CPU208は外部信号がONになってからの計測回数(カウント数)をカウントすると共に、外部信号がOFFの期間は計測回数をクリアする。算出される時間情報は、カウント数と、あらかじめセンサヘッド部1から取得しておいた計測周期との積として表される。
ステップ205に続いて、計測値に時間情報を付加し(ステップ206)、さらに、時間情報が付加された計測値に、あらかじめ取得しておいたセンサヘッド部1のID番号を付加する(ステップ207)。続いて、計測値の最終結果(時間情報およびID番号が付加された計測値)を内部メモリ206に格納する(ステップ208)。さらに、所定期間内に得られた計測値の最終結果をUSBコントローラ207に転送する(ステップ209)。USBコントローラ207は、PC3からの要求をトリガとして、予め設定された、もしくはPCにより設定された最大データ数内の得られた所定の複数の計測値の最終結果をまとめてPC3に一括でデジタル出力する。この一括デジタル出力は、それに続く計測値を所定の複数に区切って、先に行った一括デジタル出力の後、最大データ数と計測値取得周期との積で定まる時間以内に行われる(ステップ210)。また、この一括デジタル出力は、複数の計測値を取得した周期毎に垂れ流すのではなく、最大データ数内の所定の複数データ数を一度に一括して高速に出力することにより行われる。これにより、PC3は、計測値と時間情報とを一定のタイムラグを超えずに取得し、種々の判定、制御処理を円滑に行うことができる。また、受け取ったデータをセンサヘッド部1毎に仕分けして利用することができる。
尚、上記ステップ204のタイミング検知は、外部信号がONになったときに計測開始タイミングであると判定し、外部信号がOFFになったときに計測終了タイミングであると判定したが、代わりに、計測値が所定値以上又は所定値以下となったときに、計測開始タイミング又は計測終了タイミングであると判定するように構成してもよい。また、ステップ205で算出される時間情報はカウント数そのものとしてもよい。この場合には、PC3に、信号処理部2から受け取ったデータを計測時間に沿って再配置する機能を持たせる。他に時間情報として、計測タイミングに対応する計測値にだけ識別標識を付加するようにしても良い。
信号処理部2内における計測値に対する時間情報付加処理の流れを示すタイムチャートが図3に示されている。この例では、信号処理部2の計測制御部202は、図3に参照符号aで示されるタイミングで受光データ1と受光データ2とを取得し(ステップ202)、参照符号bで示されるタイミングで、計測値として距離値1と距離値2とを算出する(ステップ203)。
CPU208は、距離値1の時間情報と、距離値2の時間情報とを算出し(ステップ205)、参照符号cで示されるタイミングで、距離値1に時間情報を付加し、同様に、距離値2に時間情報を付加する(ステップ206)。さらに、CPU208は、時間情報が付加された距離値1および距離2に、参照符号dで示されるタイミングで、センサヘッド部1のID番号をそれぞれ付加する(ステップ207)。なお、受光データ1と、受光データ2との間隔(1周期)は数十μs以上である。
タイミング検知と、計測値に対する時間情報付加処理との関係を示す説明図が図4に示されている。この例では、信号処理部2が、受光データ1〜9を取得し、受光データ3を取得するときに外部信号がON(計測開始タイミング)となり、受光データ7を取得した後に外部信号がOFF(計測終了タイミング)となる場合を想定している。ここでは説明の便宜上1〜9の受光データを示すが、受光データ数は様々な数をとりうるのは言うまでもない。
信号処理部2が受光データ1,2を取得するときには、外部信号がOFFであるので、この期間では計測回数がクリアされ、計測値(距離値1、距離値2)には、時間情報が付加されない。一方、信号処理部2が受光データ3〜7を取得するときには、外部信号がONであるので、計測値(距離値3〜距離値7)に経過時間情報(0ms〜40ms)が付加される。また、信号処理部2が受光データ8,9を取得するときには、外部信号がOFFであるので、この期間では計測回数がクリアされ、計測値(距離値8、距離値9)には時間情報が付加されない。
尚、時間情報が付加される期間(計測開始タイミング〜計測終了タイミング)の検知動作は、外部信号のON/OFFによるもののほか、例えば所定の計測タイミング判定閾値をまたいで変化したタイミングでセルフトリガによって定めるようにしてもよい。
信号処理部2からPC3に出力されるデータのデータ構造は、図5に示されるように、計測値(距離値)と、時間情報と、センサヘッド部ID番号とから成る。時間情報は、計測値が取得された時間を表す。これにより、計測値がいつ測定されたかを知ることができる。センサヘッド部ID番号は、受け取ったデータが、どのセンサヘッド部からのデータであるかを示すID番号である。これにより、PC3に対して複数の信号処理部(計測装置)からの入力がある場合に、PC3は受け取った計測値を判別できることとなる。
センサヘッド部1の内部メモリ106のメモリ構造は、図6に示されるように、センサヘッド部ID番号と、1周期あたりの実計測時間(計測周期)とから成る。信号処理部2は、起動時に、センサヘッド部1から計測周期とセンサヘッド部ID番号を取得し、取得した計測周期を時間情報算出のために利用する。また、計測周期を信号処理部2からPC3に送信すれば、PC3に対して複数の信号処理部(計測装置)からの入力がある場合に、計測装置によって計測周期が異なっていてもPC3が対応できることとなる。なお、センサヘッド部1の内部メモリ106には、この他、センサヘッド部1固有の情報も格納される。
本発明計測装置の応用例を示す説明図が図7に示されている。この例では、ワーク801に液晶シール剤802を塗布するためのノズル803の制御を表している。ノズル803はセンサヘッド部1と一体に構成される。信号処理部2は、PC3にUSB接続されている。センサヘッド部1は、ワーク801表面の凹凸を計測する。PC3は、センサヘッド部1で計測されて信号処理部2から受け取った計測値データを用いて、ノズル803を上下に移動させるように制御する。信号処理部2は、センサヘッド部1で取得されたデータを所定期間蓄積し、間隔を置いて一括してPC3に出力する。センサヘッド部1が高速に計測したデータをPC3が取得することにより、PC3は様々な解析をすることができ、高精度な予測に基づくノズル制御を実現することができる。
本発明計測装置の作用説明図が図8に示されている。この例では、9個の一連の計測値(12345,12334,12342,12341,12115,12113,12122,12108,12105)に対して、開始トリガを計測開始タイミングとして、3番目の計測値(12342)から計測タイミング情報を付加している。そして、8番目の計測値(12108)に対して終了トリガを計測終了タイミングとしている。3番目の計測値(12342)から7番目の計測値(12112)まで、時間情報は、図示されるように、通し番号(時系列情報)である。データを受け取るPC3が、信号処理部2から受け取ったデータを計測時間に沿って再配置する機能を有している場合には、USB通信(デジタル通信)で、PCに、計測周期(この例では周期は2ms)も合わせて送ると、PCが受信データを実時間に配置し直すことができる。
上記実施形態では、計測装置は変位センサとして説明したが、本発明の計測装置はこれに限定されず、温度センサや視覚センサとして構成するようにしてもよい。
計測装置の電気的ハードウェア構成を示すブロック図である。 信号処理部の動作を示すフローチャートである。 信号処理部内における処理の流れを示すタイムチャートである。 計測値に対する時間情報付加処理を示す説明図である。 信号処理部から出力されるデータのデータ構造を示す説明図である。 センサヘッド部のメモリ構造を示す説明図である。 本発明計測装置の応用例を示す説明図である。 本発明計測装置の作用説明図である。
符号の説明
1 センサヘッド部
2 信号処理部
3 PC
101 投光素子
102 受光素子
103 投光制御部
104 受光制御部
105 演算処理部
106 内部メモリ
107 通信制御部
201 通信制御部
202 計測制御部
203 外部信号検知部
204 SW検知部
205 表示部
206 内部メモリ
207 USBコントローラ
208 CPU
801 ワーク
802 液晶シール剤
803 ノズル

Claims (10)

  1. 計測値を取得する計測値取得部と、外部からのトリガ信号が入力されるトリガ信号入力部と、取得した計測値を処理する処理部と、処理条件のデータを記憶するデータ記憶部と、処理された計測値を出力するインターフェース部とを有する計測装置であって、
    計測値取得部は、計測値を周期的に取得し、
    データ記憶部は、処理条件のデータとして処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報を記憶し、
    処理部は、周期的に取得した測定値に、トリガ信号が入力されたタイミングを基準とする計測タイミングに関する情報を付加し、
    前記の計測タイミング情報が付加された複数の計測値を、取得した順序を保って前記最大データ数以下である複数の計測値に区切り、その区切られた複数の計測値を当該データ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第1のデジタル出力を実行した後、
    前回のデジタル出力の後、前記最大データ数と前記周期との積で定まる時間以内に、出力済みの計測値に続く次の計測タイミングに関する情報が付加された複数の計測値を取得した順序を保って前記最大データ数以下のデータ数である複数の計測値に区切り、その区切られたデータ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第2のデジタル出力を実行し、
    その後第2のデジタル出力を繰り返すことを特徴とする計測装置。
  2. 計測値を取得する計測値取得部と、取得した計測値を処理する処理部と、処理条件のデータを記憶するデータ記憶部と、処理された計測値を出力するインターフェース部とを有する計測装置であって、
    計測値取得部は、計測値を周期的に取得し、
    データ記憶部は、前記処理条件のデータとして処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報と、計測値と比較されるタイミング判定閾値とを記憶し、
    処理部は、周期的に取得した測定値に、計測値が前記タイミング判定閾値をまたいで変化したタイミングを基準とする計測タイミングに関する情報を付加し、
    前記の計測タイミング情報が付加された複数の計測値を取得した順序を保って前記最大データ数以下である複数の計測値に区切り、その区切られた複数の計測値を当該データ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第1のデジタル出力を実行した後、
    前回のデジタル出力の後、前記最大データ数と前記周期との積で定まる時間以内に、出力済みの計測値に続く次の計測タイミングに関する情報が付加された複数の計測値を取得した順序を保って前記最大データ数以下のデータ数である複数の計測値に区切り、その区切られたデータ数と前記周期との積で定まる時間よりも短い時間で一括してインターフェース部よりデジタル出力する第2のデジタル出力を実行し、
    その後第2のデジタル出力を繰り返すことを特徴とする計測装置。
  3. データ記憶部は、処理された複数の計測値を一括して出力する際の最大データ数を規定する情報として、最大データ量もしくは最大出力周期を記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。
  4. 計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングであることを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。
  5. 計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングおよび計測終了タイミングであることを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。
  6. 計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングであり、
    周期的に取得した計測値に、計測開始タイミングを基準とする時系列情報を対応させて付加することを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。
  7. 計測タイミングに関する情報は、計測開始タイミングであり、
    所定周期で取得した計測値に、計測開始タイミングを基準とし、当該計測周期をもとに算出した経過時間情報を対応させて付加し、当該計測タイミング情報を付加することを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。
  8. 処理部は、トリガ信号が入力されるとともに前記第1の一括デジタル出力を開始し、トリガ信号の入力が継続している間、前記第2の一括デジタル出力を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  9. 処理部は、計測値が前記判定タイミング判定閾値をまたいで変化したときに前記第1の一括デジタル出力を開始し、計測値が前記判定タイミング判定閾値を再度またいで変化するまでの間前記第2の一括デジタル出力を繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
  10. 計測装置が有する当該計測装置の認識番号をさらに前記計測値に付加する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。
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