JP4649990B2 - 通信装置 - Google Patents

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本発明は通信装置に関し、特に、コイルに発生する磁界による他の部品への悪影響を抑制でき、且つ通信装置が大型化することが抑制された通信装置に関するものである。
従来より、電源の供給及びデータ伝送の双方を複数の接点を用いて接触式で行うICカードなどの通信装置が知られており、クレジットカードなどに使用されている。また、例えば特開平10−91736号公報(特許文献1)に開示されているように、コイルを介して、非接触にてデータの伝送を行い、また電源の供給が行われる通信装置が知られている。このような通信装置は、電磁誘導作用によりコイルに発生する誘導起電力を利用して駆動電源を得たり、外部機器との間で通信データの送受信を行う。
また、特開平10−154215号公報(特許文献2)には、表示パネルをICカード(通信装置)に設け、外部機器からの制御に応じて画像を表示する機能を持たせたものが記載されている。
特開平10−91736号公報 特開平10−154215号公報
しかしながら、コイルに発生する誘導起電力を利用して駆動電源の供給を受け、またデータの伝送を行う通信装置においては、コイルに発生する誘導起電力によりそのコイルに電流が流れ、大きな磁界が発生するので、他の部品に悪影響を及ぼすおそれがあるという問題点があった。例えば、コイルから発生した磁界により、CPUや他の回路素子が誤作動するおそれがある。
また、電源供給用のコイルとデータ通信用のコイルとを別々に備え、給電とデータ通信とがそれぞれ独立に行われる場合に、電力供給用のコイルから発生した磁界が、データ通信用のコイルに悪影響を与え、データ通信にノイズを発生させるおそれがある。
さらに、コイルは誘導起電力を発生させることにより発熱するため、表示パネルが熱により劣化するおそれがある。
このような問題点を解決するために、通信装置の面積を大きくし、コイルを他の部品から離隔して配置することが考えられるが、通信装置が大型化することはユーザの利便性を損なうので望ましくない。また上記以外に、ノイズや磁界の影響を抑えるために対策部品を使用する方法もあるが、部品点数が増えることと、コスト高になるため望ましくない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、コイルに発生する磁界による他の部品への悪影響を抑制でき、且つ通信装置が大型化することが抑制された通信装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の通信装置は、信号波の送受信が可能なデータ処理手段との間で、信号波の送信または受信の少なくとも一方が可能なデータ通信コイルと、電磁誘導波により起電力を発生させる電力伝送コイルと、その電力伝送コイルにおいて発生された起電力から駆動電源を得る電源回路とを有し、これらが基板に配設され、その電源回路から供給される駆動電源により駆動されるものであって、前記データ通信コイルと前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きく、前記基板に配設され文字や画像を表示可能な表示媒体を備え、前記表示媒体と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きく、前記表示媒体と最も近接する前記基板の端縁が前記電力伝送コイルに最も近接する前記基板の端縁と異なるものとなるように、前記表示媒体が前記基板に配設され、前記表示媒体と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記表示媒体と前記データ通信コイルとの間の最小距離よりも大きく、前記表示媒体は帯電粒子が分散された分散液を有し、その分散液に電圧を印加することにより帯電粒子を電気泳動させて文字や画像を表示するものである。
請求項2記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記電源回路は、前記データ通信コイルと前記電力伝送コイルとの間に配設されている。
請求項3記載の通信装置は、請求項1または2に記載の通信装置において、前記基板は多角形状であって、前記電力伝送コイルと前記データ通信コイルとは、その多角形状のそれぞれ異なる頂点の近傍に配設される。
請求項4記載の通信装置は、請求項1から3のいずれかに記載の通信装置において、前記データ通信コイルは円筒状または渦巻状に導線が巻かれて構成されたものであって、そのデータ通信コイルの直径の略1.2倍の同心円の外に、そのデータ通信コイルの接続端子およびその接続端子への配線を除く他の配線および他の電子部品が配設される。
請求項5記載の通信装置は、請求項1から4のいずれかに記載の通信装置において、前記電力伝送コイルは円筒状または渦巻状に導線が巻かれて構成されたものであって、その電力伝送コイルの直径の略1.2倍の同心円の外に、その電力伝送コイルの接続端子およびその接続端子への配線を除く他の配線および他の電子部品が配設される。
請求項6記載の通信装置は、請求項1から5のいずれかに記載の通信装置において、前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルは、少なくとも一部が前記基板に埋め込まれたものである。
請求項7記載の通信装置は、請求項6記載の通信装置において、前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルが前記基板の厚み方向において、他の電子部品と重ならないように、他の電子部品が基板に配設されたものである。
請求項8記載の通信装置は、請求項6または7に記載の通信装置において、前記基板に埋め込まれた前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルは、エポキシ樹脂により前記基板に固定されるものである。
請求項9記載の通信装置は、請求項1から8のいずれかに記載の通信装置において、前記データ通信コイルによる前記データ処理手段との間の信号波の送信または受信を制御する演算装置を備え、前記演算装置と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きい。
請求項1記載の通信装置によれば、データ通信コイルと電力伝送コイルとの間の最小距離は、その基板の端縁と電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きいので、データ通信コイルと電力伝送コイルとが互いに離隔し、電力伝送コイルによるデータ通信コイルへの悪影響を抑制することができるという効果がある。
また、表示媒体と電力伝送コイルとが互いに離隔し、電力伝送コイルによる表示媒体への悪影響を抑制することができるという効果がある。
また、電力伝送コイルにおいて発生する熱に影響を受けて表示媒体の分散液の物性が変化し、表示媒体が劣化することを抑制することができるという効果がある。
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加え、前記電源回路は、前記データ通信コイルと前記電力伝送コイルとの間に配設されているので、データ通信コイルと電力伝送コイルとを離隔させることにより生じるスペースを有効に活用して部材を配置することができ、通信装置が大型化するのを抑制できるという効果がある。
請求項3記載の通信装置によれば、請求項1または2に記載の通信装置の奏する効果に加え、前記基板は多角形状であって、前記電力伝送コイルと前記データ通信コイルとは、その多角形状のそれぞれ異なる頂点の近傍に配設されるので、データ通信コイルと電力伝送コイルとが互いに離隔し、電力伝送コイルによるデータ通信コイルへの悪影響を抑制することができるという効果がある。さらに、電力伝送コイルが基板の頂点の近傍に配置されるので、他の部品も電力伝送コイルから離隔して配置することができ、電力伝送コイルによる他の部品への悪影響を抑制することができるという効果がある。
請求項4記載の通信装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、前記データ通信コイルは円筒状または渦巻状に導線が巻かれて構成されたものであって、そのデータ通信コイルの直径の略1.2倍の同心円の外に、そのデータ通信コイルの接続端子およびその接続端子への配線を除く他の配線および他の電子部品が配設されるので、他の配線および他の電子部品をデータ通信コイルから離隔して配置することができ、データ通信コイルにおいて発生する磁界による他の部品へ悪影響を抑制することができるという効果がある。
請求項5記載の通信装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、前記電力伝送コイルは円筒状または渦巻状に導線が巻かれて構成されたものであって、その電力伝送コイルの直径の略1.2倍の同心円の外に、その電力伝送コイルの接続端子およびその接続端子への配線を除く他の配線および他の電子部品が配設されるので、他の配線および他の電子部品を電力伝送コイルから離隔して配置することができ、電力伝送コイルにおいて発生する磁界による他の部品へ悪影響を抑制することができるという効果がある。
請求項6記載の通信装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルは、少なくとも一部が前記基板に埋め込まれたものであるので、基板の厚み方向における通信装置の厚さを薄くし、小型化することができるという効果がある。
請求項7記載の通信装置によれば、請求項6記載の通信装置の奏する効果に加え、前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルが前記基板の厚み方向において、他の電子部品と重ならないように、他の電子部品が基板に配設されているので、データ通信コイルおよび電力伝送コイルには、基板の厚み方向において他の電子部品が重ねて配置されず、基板の厚み方向における通信装置の厚さを薄くし、小型化することができるという効果がある。
請求項8記載の通信装置によれば、請求項6または7に記載の通信装置の奏する効果に加え、前記基板に埋め込まれた前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルは、エポキシ樹脂により前記基板に固定されるので、基板に配置されたデータ通信コイルおよび電力伝送コイルが確実に固定され、コイルと他の電子部品との間に断線が発生するのを抑制することができるという効果がある。
請求項9記載の通信装置によれば、請求項1から8のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、前記データ通信コイルによる前記データ処理手段との間の信号波の送信または受信を制御する演算装置を備え、前記演算装置と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きいので、演算装置と電力伝送コイルとが互いに離隔し、電力伝送コイルによる演算装置への悪影響を抑制することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明のカード型表示装置10と、そのカード型表示装置10との間で通信データ(信号波)の送受信を行うデータ処理装置30とを示す概略斜視図である。
図1に示すように、データ処理装置30は、カード型表示装置10を所定位置に載置することができるよう構成された筺体31を有している。カード型表示装置10がデータ処理装置30の所定位置に載置されると、カード型表示装置10のデータ通信コイル17とデータ処理装置30のデータ通信コイル33aとが対向し、カード型表示装置10の電力伝送コイル18とデータ処理装置30の電力伝送コイル34aとが対向する。
カード型表示装置10は、データ通信コイル17を介した電磁誘導により、データ処理装置30との間で通信データ(信号波)の送受信を行ない、電力伝送コイル18を介した電磁誘導により、データ処理装置30から駆動電源の供給を受けるものである。
図2はカード型表示装置10を説明する図であり、(a)はカード型表示装置10を模式的に示す平面図であり、(b)は(a)のB−B’視断面図である。
カード型表示装置10は、基板11と、表示部12と、モジュール部13と、基板11の外周を囲む外枠14とを備え、文字や画像を表示可能な表示パネル15を備え、データ処理装置30から受信した通信データに基づいて画像等を表示するものである。
基板11は、絶縁体層を複数積層した略矩形状の多層基板であって、絶縁体層間に内部配線層11aを備えている。基板11において離隔して配置された各回路は、内部配線層11aを介して電気的に接続されている。なお、基板11のうち、表示パネル15が設けられた矩形状の面を構成する4つの頂点を、以下頂点11bと称する。
表示部12は、表示パネル15と、表示パネル15の周縁に配置され各表示画素に電圧を供給する駆動回路16(図3参照)とを備え、表示パネル15に文字や画像を表示する。表示パネル15は、基板11上に設けられた画素電極15aと、その画素電極15aに対向して設けられた共通電極15bと、画素電極15aと共通電極15bとの間に配置されたマイクロカプセル15c(図5(c)参照)と、画素電極15aに接続されたTFTトランジスタ15d(図5(c)参照)と、表示パネル15の外周を囲む枠体15eと、表示パネル15の表面を構成するガラス基板15fとを備え、公知の電気泳動表示装置を構成する。なお、表示部12の構成については、図3を参照しつつ後に詳細に説明する。
モジュール部13は、データ通信コイル17と、電力伝送コイル18と、主に信号伝送回路20(図3参照)が配置される電子部品実装領域19aと、主に電力伝送回路21(図3参照)が配置される電子部品実装領域19bと、カード型表示装置10の動作を制御するCPU24aとを備える。
図2に示すように、データ通信コイル17は、接続端子17aと鉄心17bと、その鉄心17bに円筒状(または渦巻状)に巻かれた導線17cとから構成されており、電子部品実装領域19aに配置された信号伝送回路20から接続端子17aに配線がなされ、信号伝送回路20とデータ通信コイル17とが電気的に接続されている。
電力伝送コイル18は、接続端子18aと鉄心18bと、その鉄心18bに円筒状(または渦巻状)に巻かれた導線18cとから構成されており、電子部品実装領域19bに配置された電力伝送回路21から接続端子18aに配線がなされ、電力伝送回路21とデータ通信コイル18とが電気的に接続されている。
図3は、カード型表示装置10およびカード型表示装置10との間で信号の送受信を行うデータ処理装置30の電気的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、カード型表示装置10は、表示部12に、表示パネル15と駆動回路16a、16bを備え、モジュール部13に、データ通信コイル17と、電力伝送コイル18と、信号伝送回路20と、電力伝送回路21と、整流回路22と、表示駆動電源23と、システム制御回路24とを備える。
データ通信コイル17は、データ処理装置30のデータ通信コイル33aとの間で、電磁誘導により通信データの送受信を行うものである。
信号伝送回路20は、データ通信コイル17と電気的に接続され、データ処理装置30との間で送受信される通信データの変復調を行うものである。
電力伝送コイル18は、データ処理装置30の電力伝送コイル34aに電磁誘導波が発生させられると、起電力を発生するものである。
電力伝送回路21は、電力伝送コイル18と電気的に接続され、電力伝送コイル18に発生した起電力を取り出すことにより、データ処理装置30からの給電を受けるものである。電力伝送回路21において給電された電力は、カード型表示装置10の駆動電源とされる。
整流回路22は変圧器と整流器とを備え、電力伝送回路21により給電された交流電源からカード型表示装置10の電源(例えば5V)の直流電源を取り出すものである。整流回路22は電力伝送回路21と共に、電子部品実装領域19b(図2参照)に配置される。
表示駆動電源23は、システム制御回路24からの矩形波を直流電源に変圧し、駆動回路16aに50Vの直流電圧を供給し、駆動回路16bに25Vの直流電圧を供給するものである。表示駆動電源23は、電力伝送回路21と整流回路22と共に、電子部品実装領域19b(図2参照)に配置される。
システム制御回路24はCPU24aを備え、駆動回路16a,16bと、信号伝送回路20とに接続され、整流回路22から供給される直流電源により駆動される。CPU24aは、駆動回路16a,16bに表示制御信号を出力することにより表示パネル15の表示を制御し、信号伝送回路20における通信の制御をする。システム制御回路24のうち、CPU24aを除く主な素子は、信号伝送回路20と共に電子部品実装領域19a(図2参照)に配置される。
データ処理装置30は、カード型表示装置10を所定位置に載置することができるように構成された筐体31と、カード検知回路32と、データ通信コイル33aと、信号伝送回路33と、電力伝送コイル34aと、電力伝送回路34と、システム制御回路35とを備える。データ処理装置30は、カード型表示装置10の表示パネル15に画像データや各種コマンドをカード型表示装置10に送信し、カード型表示装置10の表示パネル15に画像を表示させるものである。
カード検知回路32は、光センサを備え、光センサによりカード型表示装置10が筺体31の所定位置に載置されたこと及び筺体の所定位置から取り外されたことを検知してシステム制御回路35へ通知し、システム制御回路35はその通知に基づいて電力伝送回路34を制御する。
信号伝送回路33は、電磁誘導により通信データの送受信が可能なデータ通信コイル33aと電気的に接続され、データ通信コイル33aにより送受信する通信データの変復調を行う。
電力伝送回路34は、電力伝送コイル34aと電気的に接続され、電力伝送コイル34aに電磁誘導波を発生させることにより、電力伝送コイル18を介して、カード型表示装置10の電力伝送回路21へ給電を行うものである。なお、この電力伝送コイル34aは、カード型表示装置10がデータ処理装置30の筺体31の所定位置に載置されたときに、カード型表示装置10の電力伝送コイル18と対向する位置に配置される。電力伝送回路34は、カード型表示装置10がデータ処理装置30の筺体31の所定位置に載置されたことに基づいて、給電を開始する。
システム制御回路35は、CPU35aを備え、カード検知回路32と、信号伝送回路33と、電力伝送回路34とに接続される。CPU35aは、システム制御回路35内のROM(不図示)に予め記憶されたプログラムに従って、データ処理装置30の各種処理制御を行う。
図4を参照して、カード型表示装置10に配設されたデータ通信コイル17に発生する磁界φ1および電力伝送コイル18に発生する磁界φ2について説明する。
上述のように、データ通信コイル17は、電磁誘導により通信データの送受信を行うので、通信データの送受信時には電流が流れて磁界φ1を発生する。また電力伝送コイル18は、データ処理装置30からの給電を受ける際に電磁誘導により起電力を発生させるので、電流が流れ磁界φ2を発生する。電力伝送コイル18は、カード型表示装置10の駆動電源を得るために大きな起電力(例えば50V)を発生させるので、データ通信コイル17に比較して大電流が流れ、大きな磁界φ2を発生させる。
したがって、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とを接近させると、電力伝送コイル18において発生する磁界φ2が原因となって、データ通信コイル17における通信データの送受信にノイズが発生するおそれがある。
よって、本実施例のカード型表示装置10によれば、基板11において、電力伝送コイル18において発生する磁界φ2の影響を受けないよう、データ通信コイル17を電力伝送コイル18から離隔させて配置することとした。
図4(a)は、各部材間の最小距離を示す概略平面図であり、(b)は(a)のB−B’視断面図である。
図4(a)に示すように、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とは、それぞれ矩形状の基板11の頂点11bの近傍に配置されると共に、互いに異なる頂点11bの近傍に配設される。
また、データ通信コイル17と電力伝送コイル18との間の最小距離L1が、電力伝送コイル18に最も近接する基板11の端縁ED1と電力伝送コイル18との間の最小距離L2よりも大きくなるように配置されている。
このように、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とが互いに離隔して配置されているので、例えば電力伝送コイル18に発生した磁界φ2がデータ通信コイル17における通信データの送受信にエラーを発生させるなどの悪影響を与えることが抑制される。
ここで、本特許請求の範囲および本明細書における「最小距離」は、一の部材の輪郭上の1点と他の部材の輪郭上の1点とを結ぶ直線のうち、最も距離の短い直線の長さに相当する値である。
また、本特許請求の範囲および本明細書における「頂点の近傍に配設される」とは、多角形状の基板の一面において、その部材が最も近接する1の頂点から所定距離内の領域(図4(a)において、Eで示す領域)に、その部材の全てが配置されていることをいう。この所定距離とは、基板11や部材の大きさに応じて適宜定められるが、少なくともn角形状の基板を構成するn本の辺のうち、最短の辺の1/2以下の距離である。
また、図4(b)に示すように、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とは、且つ基板11の厚み方向において他の電子部品と重ならないように基板11を貫通し、少なくとも一部が基板11に埋め込まれて配設されている。よって、データ通信コイル17と電力伝送コイル18の厚みにより、カード型表示装置10が基板11の厚み方向に厚くなることが抑制され、カード型表示装置10が小型化される。基板11に埋め込まれたデータ通信コイル17および電力伝送コイル18は、エポキシ樹脂により基板11の一面に固定されるので、基板11に配置されたデータ通信コイル17および電力伝送コイル18が確実に固定され、コイルと他の電子部品との間に断線が発生するのを抑制することができる。
また、図4(a)において、直径がデータ通信コイル17の直径の1.2倍である、基板11の一面におけるデータ通信コイル17の仮想的な同心円17Rと、直径が電力伝送コイル18の直径の1.2倍である、基板11の一面における電力伝送コイル18の仮想的な同心円18Rとを示す。電子部品実装領域19a,19bは、基板11の一面において、同心円17R,18Rの外に設けられ、データ通信コイル17の同心円17Rおよび電力伝送コイル18の同心円18Rの内周側には、接続端子17a,18aおよびその接続端子17a,18aへの配線のみが設けられ、他の配線や他の電子部品は設けられない。換言すれば、同心円17R,18Rの外に、他の配線および他の電子部品が配設される。したがって、データ通信コイル17や電力伝送コイル18に発生する磁界φ1,φ2の影響を特に受けやすい、データ通信コイル17の同心円17R内、電力伝送コイル18の同心円18R内には、他の配線および他の電子部品が配置されず、データ通信コイル17や電力伝送コイル18に発生する磁界による他の部品へ悪影響を及ぼすのを抑制することができる。図4に示すように配線への誘導電圧は各コイルの直径の1.2倍離れれば小さくなり、CPU24aの入力端子の閾値よりも十分小さな値となり、誤動作を防ぐことができる。
CPU24aは、矩形状の基板11の一面において、データ通信コイル17及び電力伝送コイル18とは異なる頂点11bの近傍に配設される。特に、大きな磁界φ2を発生させる電力伝送コイル18とは対角線上に位置する頂点の近傍に配置される。さらに、CPU24aと電力伝送コイル18との間の最小距離L3は、電力伝送コイル18に最も近接する基板11の端縁ED1と電力伝送コイル18との間の基板の一面における最小距離L2よりも大きい。このように配置することにより、CPU24aが、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とから離隔し、データ通信コイル17に発生する磁界φ1や電力伝送コイル18に発生する磁界φ2が原因となりCPU24aの誤作動やCPU24aのクロックによりデータ通信へのなどの悪影響を及ぼすことを抑制できる。
表示パネル15は、基板11の一面において、電力伝送コイル18との間の最小距離L4が、電力伝送コイル18に最も近接する基板11の端縁ED1と電力伝送コイル18との間の最小距離L2よりも大きい。また、図4(a)に示すように、電力伝送コイル18は基板11の端縁ED2に最も近接するのに対し、表示パネル15は、電力伝送コイル18とは異なる基板11の端縁ED2に最も近接するように配置される。よって、表示パネル15と電力伝送コイル18とを互いに離隔して配置することができ、電力伝送コイル18による表示パネル15への悪影響を抑制することができる。特に、後に図5において詳細に説明するように、表示パネル18が電気泳動方式の表示媒体であると、帯電粒子Iを泳動させるための分散媒が熱により物性が変化して劣化しやすく、電力伝送コイル18において発生した熱により悪影響を受けやすいのである。
電子部品実装領域19aは、CPU24aとデータ通信コイル17との間に設けられ、主に信号伝送回路20(図3参照)が設けられる領域である。上述のように、CPU24aは磁界φ1を発生させるデータ通信コイル17と離隔して配置されるので、CPU24aとデータ通信コイル17との間に電子部品実装領域19aを配置することにより、無駄なスペース無く部材を配置し、カード型表示装置10が大型化することを抑制できる。また、電子部品実装領域19aには、CPU24aとデータ通信コイル17とに接続される信号伝送回路20が配置されるので、信号伝送回路20とCPU24aとの間の配線、データ通信コイル17と信号伝送回路20との間の配線を短くすることができる。
電子部品実装領域19bは、データ通信コイル17と電力伝送コイル18との間に設けられる。それぞれ磁界φ1,φ2を発生させるデータ通信コイル17と電力伝送コイル18との間に設けられる電子部品実装領域19bには、磁界φ1,φ2の悪影響を受け難い、電力の供給や整流にかかる電力伝送回路21,整流回路22,表示駆動電源23などが配置されるので、データ通信コイル17と電力伝送コイル18の間に生じるスペースを有効に利用することができる。よって無駄なスペース無く部材を配置し、カード型表示装置10が大型化するのを抑制することができる。
図5を参照して、カード型表示装置10の表示パネル15の構成および表示動作について説明する。なお、説明を容易にするために、表示パネル15の画素構成を10×10ピクセルに簡略化した。画素数を増加させるには、本構成を拡張して適用すればよい。
また、図5(a)は、基板11側(図2(b)参照)に設けられる画素電極15aの配置と配線との関係を示す模式図であり、同図(b)は、ガラス基板15f側(図2(b)参照)に設けられる共通電極15bの配置と配線との関係を示す模式図である。画素電極15aは10×10ピクセル毎に配置された構成である。
図5(a)に示すように、画素電極15aには、画素の水平方向1行に共通するソース線S1〜S10が各行に配線され、画素の垂直方向1列に共通するゲート線G1〜G10が各列に配線されている。ソース線S1〜S10とゲート線G1〜G10とは、駆動回路16aによってそれぞれ駆動される。ソース線S1〜S10及びゲート線G1〜G10の内、共にアクティブ状態となっているソース線とゲート線との交点に位置する画素の画素電極15aに電位が与えられる。
また、図5(b)に示すように、共通電極15bは、光透過性の材料により構成され全画素に共通する電極であり、駆動回路16bによって電位が与えられる。これにより、共通電極15bは全画素に亘って共通の電位(ここでは25V)が与えられる。
図5(c)に示すように、表示パネル15の1画素は、電子インクを構成するマイクロカプセル15cを画素電極15aと共通電極15bとが挟む構成になっている。マイクロカプセル15cはその内部に、帯電粒子Iが分散された分散液Dを有する。帯電粒子Iとしては、例えばカーボンブラックを40wt%含むアクリル樹脂からなる平均粒子径約3μmの黒粒子や、二酸化チタンを40wt%含むアクリル樹脂からなる平均粒子径約3μmの白粒子が好適に用いられる。また分散液Dとしては、電気抵抗が高い(絶縁性が高い)無極性の溶媒が好ましく、パラフィン系炭化水素(ノルマルパラフィン、イソパラフィン)、ハロゲン化炭化水素、シリコンオイル等が使用できる。なお、図3(c)においては、1つの画素に1つのマイクロカプセル15cを含む構成であるが、1つの画素に複数のマイクロカプセル15cを含む構成であってもよい。
マイクロカプセル15cに含まれる分散液Dは、一般的に熱に対する耐性が低く、熱により物性が変化しやすい。したがって、本実施例のカード型表示装置10においては、熱を発生する電力供給コイル18から表示パネル15を離隔させることにより(図4参照)、分散媒Dの物性が変化し、表示パネル15が劣化するのを抑制している。
画素電極15aは、TFTトランジスタ15dのドレインが接続されている。TFTトランジスタ15dは、各画素に対応するように、マトリックス状に構成されており、ソースが前記ソース線S1〜S10に、ゲートが前記ゲート線G1〜G10にそれぞれ接続されている。
図5(c)から理解できるように、ゲート線G1〜G10がアクティブ状態であるTFTトランジスタ15dのドレインに接続される画素電極15aに、ソース線S1〜S10の電位(同図では0Vまたは+50V)が与えられる。共通電極15bに印加される電位は25Vであり、画素電極15aに印加される電位は、白表示の場合には0Vであり、黒表示の場合には+50Vである。画素電極15aと共通電極15bとの間の電圧差を25Vとすることにより、マイクロカプセル15c内の帯電粒子Iが分散媒D内を泳動し、画素電極15aまたは共通電極15bのいずれかの側へ移動する。これにより表示パネル15の各画素が黒表示又は白表示とされ、文字や画像を表示する。なお、この電圧差は、表示パネル15の特性に依存するものである。
図3に戻り表示部12の動作について説明する。データ処理装置30から画像データ(通信データ)を受信すると、CPU24aはその画像データに基づいて、駆動回路16a、16bに対し表示制御信号を出力する。表示制御信号が入力された駆動回路16a,16bは、表示制御信号に応じて表示パネル15の駆動すなわちマイクロカプセル15c内における帯電粒子Iの移動を制御し、表示パネル15に文字や画像を表示させる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、カード型表示装置10における各部材の配置は、図4(a)に示す配置に限られず、データ通信コイル17と電力伝送コイル18との間の最小距離L1が、電力伝送コイル18と最も近接する端縁と電力伝送コイル18との間の最小距離L2よりも大きくなるように配置されているものであればよい。
図6は、データ通信コイル17、電力伝送コイル18、表示パネル15の配置の変形例を示す概略平面図である。図4(a)において、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とは、矩形状の基板11の長辺を構成する端縁ED1の両端の頂点11bの近傍にそれぞれ配置されるものであったが、図6(a)(b)に示すように、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とが、矩形状の基板11の短辺を構成する端縁ED3またはED4の両端の頂点11bの近傍に配置されるものであってもよい。
また、図6(b)に示すように、表示パネル15と電力伝送コイル18との間の最小距離L4が、表示パネル15とデータ通信コイル17との間の最小距離L5よりも大きくなるように配置するものであってもよい。このようにすれば、表示パネル15と電力伝送コイル18との間の最小距離L4を大きく取ることができ、電力伝送コイル18において発生する熱により表示パネル15が悪影響を受けるのをより抑制することができる。なお、データ通信コイル17も電流が流れることにより発熱するが、一般的に、通信データの送受信の際にデータ通信コイル17に流れる電流は、電力の供給を受ける際に電力伝送コイル18に流れる電流よりも小さいので、電力伝送コイル18に比べて発熱量は小さく、表示パネル15に悪影響を与え難いのである。
また、図6(c)に示すように、矩形状の基板11の一面において、データ通信コイル17が一の頂点11bの近傍に配置され、電力伝送コイル18が、その一の頂点11bに対し対角線上に位置する他の頂点11bの近傍に配置されるものであってもよい。このようにすれば、データ通信コイル17と電力伝送コイル18との間の最小距離L1を大きく取ることができ、電力伝送コイル18に発生する磁界φ2により、データ通信コイル17が悪影響を受けるのをより抑制することができる。
また、図6(d)に示すように、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とのうち、電力伝送コイル18のみが頂点11bの近傍に配置されるものであってもよい。このようにすれば、大きな磁界φ2を発生させる電力伝送コイル18を他の部材から離隔して配置することができる。
また、本実施例のカード型表示装置10は、基板11の一面(表面)にデータ通信コイル17と、電力伝送コイル18と、表示パネル15とが配設されていたが、表示パネル15を基板11の表面に配置し、データ通信コイル17を基板11の一の端面に配置し、電力伝送コイル18をその一の端面に対向する他の端面に配置するものであってもよい。このようにしても、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とを互いに離隔して配置することができ、本実施例のカード型表示装置10と同様の効果が得られる。
また、上述のカード型表示装置10は、基板11における同一平面上に表示パネル15、データ通信コイル17、電力伝送コイル18とが設けられたものであったが、表示パネル15が基板11の表面に配置され、データ通信コイル17と電力伝送コイル18とが基板11の端面に配置されるものであってもよい。このように構成しても、データ通信コイル17と電力伝送コイル18との間の最小距離L1を大きく取ることができ、電力伝送コイル18に発生する磁界により、データ通信コイル17が悪影響を受けるのをより抑制することができる。
また、本実施例では、カード型表示装置10が電力伝送回路21を備え、外部から駆動電源が供給されるものであったが、例えば太陽電池や蓄電池などを備え、電池から駆動電源を得るものであってもよい。また、鉄心17b、18bはフェライトなどその他の磁性材料でもよく、消費電流が小さい場合は省略することも可能である。
また、本実施例のカード型表示装置10によれば、1つのデータ通信コイル17により送信と受信との双方が可能であったが、送信用のデータ通信コイルと受信用のデータ通信コイルとをそれぞれ独立に設けたものであっても良い。
本発明のカード型表示装置と、そのカード型表示装置との間で通信データの送受信を行うデータ処理装置とを示す斜視図である。 カード型表示装置を説明する図であり、(a)はカード型表示装置を模式的に示す平面図であり、(b)は(a)のB−B’視断面図である。 カード型表示装置およびカード型表示装置との間で信号の送受信を行うデータ処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。 (a)は、各部材間の最小距離を示す概略平面図であり、(b)は(a)のB−B’視断面図である。 (a)は、画素電極の配置と配線との関係を示す図であり、(b)は、共通電極の配置と配線との関係を示す図である。 データ通信コイル、電力伝送コイル、表示パネルの配置の変形例を示す概略平面図である。
符号の説明
10 カード型表示装置(通信装置)
11b 頂点
15 表示パネル(表示媒体)
17 データ通信コイル
17R データ通信コイルの同心円
18 電力伝送コイル
18R 電力伝送コイルの同心円
20 信号伝送回路(通信手段)
21 電力伝送回路(電源回路)
24a CPU(演算装置)
30 データ処理装置(データ処理手段)
D 分散液
L1 データ通信コイルと電力伝送コイルとの間の最小距離
L2 基板の端縁と電力伝送コイルとの間の最小距離
L3 CPUと電力伝送コイルとの間の最小距離
L4 表示パネルと電力伝送コイルとの間の最小距離
L5 表示パネルとデータ通信コイルとの間の最小距離
ED1,ED2 基板の端縁

Claims (9)

  1. 信号波の送受信が可能なデータ処理手段との間で、信号波の送信または受信の少なくとも一方が可能なデータ通信コイルと、電磁誘導波により起電力を発生させる電力伝送コイルと、その電力伝送コイルにおいて発生された起電力から駆動電源を得る電源回路とを有し、これらが基板に配設され、その電源回路から供給される駆動電源により駆動される通信装置において、
    前記データ通信コイルと前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きく、
    前記基板に配設され文字や画像を表示可能な表示媒体を備え、
    前記表示媒体と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きく、
    前記表示媒体と最も近接する前記基板の端縁が前記電力伝送コイルに最も近接する前記基板の端縁と異なるものとなるように、前記表示媒体が前記基板に配設されており、
    前記表示媒体と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記表示媒体と前記データ通信コイルとの間の最小距離よりも大きく、
    前記表示媒体は帯電粒子が分散された分散液を有し、その分散液に電圧を印加することにより帯電粒子を電気泳動させて文字や画像を表示するものであることを特徴とする通信装置。
  2. 前記電源回路は、前記データ通信コイルと前記電力伝送コイルとの間に配設されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記基板は多角形状であって、前記電力伝送コイルと前記データ通信コイルとは、その多角形状のそれぞれ異なる頂点の近傍に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記データ通信コイルは円筒状または渦巻状に導線が巻かれて構成されたものであって、そのデータ通信コイルの直径の略1.2倍の同心円の外に、そのデータ通信コイルの接続端子およびその接続端子への配線を除く他の配線および他の電子部品が配設されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記電力伝送コイルは円筒状または渦巻状に導線が巻かれて構成されたものであって、その電力伝送コイルの直径の略1.2倍の同心円の外に、その電力伝送コイルの接続端子およびその接続端子への配線を除く他の配線および他の電子部品が配設されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルは、少なくとも一部が前記基板に埋め込まれたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルが前記基板の厚み方向において、他の電子部品と重ならないように、他の電子部品が基板に配設されたものであることを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 前記基板に埋め込まれた前記データ通信コイルおよび前記電力伝送コイルは、エポキシ樹脂により前記基板に固定されるものであることを特徴とする請求項6または7に記載の通信装置。
  9. 前記データ通信コイルによる前記データ処理手段との間の信号波の送信または受信を制御する演算装置を備え、
    前記演算装置と前記電力伝送コイルとの間の最小距離は、前記基板の端縁と前記電力伝送コイルとの間の最小距離よりも大きいことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の通信装置。
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