JP4649744B2 - コンテンツ無料配信装置および方法、ならびに、コンテンツ無料配信プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワーク上にコンテンツを無料配信すると共に、配信されたコンテンツに対して投資を行うための投資者会議をネットワーク上で行うようにしたコンテンツ無料配信装置および方法、ならびに、コンテンツ無料配信プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット上には、多数のWebサイトが公開されている。従来から、コンテンツを有料および/または無料で配信したりダウンロードさせるWebサイトは、存在していた。インターネット上で配信したりダウンロードされるコンテンツは、例えば音楽を再生させる音楽データ、静止画像データ、動画像データ、テキストデータ、プログラムデータなど、多岐にわたる。
【0003】
コンテンツを有料で配信やダウンロードさせるようなWebサイトでは、例えば、使用制限や期限を設けたコンテンツを無料でダウンロードさせ、当該コンテンツをダウンロードしたユーザに対して所定に課金させることで、使用制限や期限が解除されるようにしている。また、ダウンロードや配信されたコンテンツの評価を集計し、公開するようなWebサイトも、存在する。さらに、コンテンツの作者を発掘し、その作者に対して資金を投入して運用するという組織も、従来から存在している。このような組織として、例えば音楽会社や出版社がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、何らかの使用制限が設けられずになされたコンテンツの無料配信を、後に課金に結びつけることは、非常に困難である。一方で、著作権が存在するコンテンツでは、課金できない場合、そのコンテンツに対する著作権を有する著作権者が対価を得られなくなるという事態が生ずる。また、近年では、インターネット上でコンテンツを無料で流通させてしまうシステムが開発され、問題になっていた。これらは、インターネット上で配信したりダウンロードさせたりするコンテンツの全てに対して課金を行おうとする考えから生じた、矛盾であるといえる。そのため、ネットワーク上でのコンテンツの流通を、このような矛盾が無く行えるようなシステムが求められていた。
【0005】
さらに、従来では、コンテンツの作者は、コンテンツの制作などに対して投資を受け運用してもらうためには、上述した音楽会社や出版社といった会社や組織に所属や契約をしている必要がある。そのため、コンテンツ作者は、そのような会社や組織に認められない限り、無名であり続けるしかないという問題点があった。さらにまた、従来では、一般の人々がそのようなコンテンツ作者を発掘して投資し、資金を還元されるような機会、場所および組織が存在していないという問題点があった。
【0006】
したがって、この発明の目的は、ネットワーク上にコンテンツを無料配信すると共に無料配信されたコンテンツの評価を集計し、集計された評価に基づき一般の投資者が投資でき、資金の運用を他の投資者と共に合議的に行えるようにしたコンテンツ無料配信装置および方法、ならびに、コンテンツ無料配信プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決するために、ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信装置において、ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録手段と、コンテンツ登録手段により登録されたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信手段と、コンテンツ配信手段により配信されたコンテンツに対する評価をネットワークを介して受け取る評価取得手段と、評価取得手段で受け取られた評価に基づく評価情報をネットワークに向けて公開する評価情報公開手段と、登録手段に登録されたコンテンツおよび該コンテンツの作者に対して投資を行う投資者を、ネットワークを介して募集する投資者募集手段と、投資者募集手段により募集された投資者によりなされた投資の情報をネットワークを介して受け取る投資情報取得手段と、投資情報取得手段により取得された投資情報をネットワークに向けて公開する投資情報公開手段と、投資者募集手段により募集された投資者によりコンテンツおよびコンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の投資者のそれぞれによるネットワークにアクセス可能な端末装置を用いてネットワーク上で行うようにした遠隔会議手段とを有し、評価情報公開手段は、評価取得手段により評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき公開される評価情報を自動的に更新するようにし、投資情報公開手段は、投資情報取得手段により投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき公開される投資情報を自動的に更新するようにし、遠隔会議手段は、投資情報取得手段により取得された投資情報に基づき、コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、評価取得手段により取得された評価情報に基づき、コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに会議を行うようにし、会議が行われると、投資者に対して、会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信装置である。
【0008】
また、この発明は、ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信方法において、ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録のステップと、コンテンツ登録のステップにより登録されたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信のステップと、コンテンツ配信のステップにより配信されたコンテンツに対する評価をネットワークを介して受け取る評価取得のステップと、評価取得のステップで受け取られた評価に基づく評価情報をネットワークに向けて公開する評価情報公開のステップと、登録のステップに登録されたコンテンツおよび該コンテンツの作者に対して投資を行う投資者を、ネットワークを介して募集する投資者募集のステップと、投資者募集のステップにより募集された投資者によりなされた投資の情報をネットワークを介して受け取る投資情報取得のステップと、投資情報取得のステップにより取得された投資情報をネットワークに向けて公開する投資情報公開のステップと、投資者募集のステップにより募集された投資者によりコンテンツおよびコンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の投資者のそれぞれによるネットワークにアクセス可能な端末装置を用いてネットワーク上で行うようにした遠隔会議のステップとを有し、評価情報公開のステップは、評価取得手段により評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき公開される評価情報を自動的に更新するようにし、投資情報公開のステップは、投資情報取得手段により投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき公開される投資情報を自動的に更新するようにし、遠隔会議のステップは、投資情報取得のステップにより取得された投資情報に基づき、コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、評価取得手段により取得された評価情報に基づき、コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに会議を行うようにし、会議が行われると、投資者に対して、会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信方法である。
【0009】
また、この発明は、ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムにおいて、ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録のステップと、コンテンツ登録のステップにより登録されたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信のステップと、コンテンツ配信のステップにより配信されたコンテンツに対する評価をネットワークを介して受け取る評価取得のステップと、評価取得のステップで受け取られた評価に基づく評価情報をネットワークに向けて公開する評価情報公開のステップと、登録のステップに登録されたコンテンツおよび該コンテンツ作者に対して投資を行う投資者を、ネットワークを介して募集する投資者募集のステップと、投資者募集のステップにより募集された投資者によりなされた投資の情報をネットワークを介して受け取る投資情報取得のステップと、投資情報取得のステップにより取得された投資情報をネットワークに向けて公開する投資情報公開のステップと、投資者募集のステップにより募集された投資者によりコンテンツおよびコンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の投資者のそれぞれによるネットワークにアクセス可能な端末装置を用いてネットワーク上で行うようにした遠隔会議のステップとを有し、評価情報公開のステップは、評価取得手段により評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき公開される評価情報を自動的に更新するようにし、投資情報公開のステップは、投資情報取得手段により投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき公開される投資情報を自動的に更新するようにし、遠隔会議のステップは、投資情報取得のステップにより取得された投資情報に基づき、コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、評価取得手段により取得された評価情報に基づき、コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに会議を行うようにし、会議が行われると、投資者に対して、会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムである。
【0010】
また、この発明は、ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムが記録された記録媒体において、ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録のステップと、コンテンツ登録のステップにより登録されたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信のステップと、コンテンツ配信のステップにより配信されたコンテンツに対する評価をネットワークを介して受け取る評価取得のステップと、評価取得のステップで受け取られた評価に基づく評価情報をネットワークに向けて公開する評価情報公開のステップと、登録のステップに登録されたコンテンツおよび該コンテンツの作者に対して投資を行う投資者を、ネットワークを介して募集する投資者募集のステップと、投資者募集のステップにより募集された投資者によりなされた投資の情報をネットワークを介して受け取る投資情報取得のステップと、投資情報取得のステップにより取得された投資情報をネットワークに向けて公開する投資情報公開のステップと、投資者募集のステップにより募集された投資者によりコンテンツおよびコンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の投資者のそれぞれによるネットワークにアクセス可能な端末装置を用いてネットワーク上で行うようにした遠隔会議のステップとを有し、評価情報公開のステップは、評価取得手段により評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき公開される評価情報を自動的に更新するようにし、投資情報公開のステップは、投資情報取得手段により投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき公開される投資情報を自動的に更新するようにし、遠隔会議のステップは、投資情報取得のステップにより取得された投資情報に基づき、コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、評価取得手段により取得された評価情報に基づき、コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに会議を行うようにし、会議が行われると、投資者に対して、会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムが記録された記録媒体である。
【0011】
上述したように、この発明は、ネットワークに無料で配信された、ユーザから提供され登録されたコンテンツに対する評価がネットワークを介して受け取られ、受け取られた評価に基づく評価情報がネットワークに向けて公開されると共に、登録されたコンテンツおよびコンテンツ作者に対して投資を行う投資者がネットワークを介して募集されるため、コンテンツの作者は、大きな資本を持つ組織などに属さなくても、コンテンツの評価に応じた投資を受けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態について説明する。この発明では、ネットワーク、例えばインターネット上に設けられたインターネットサーバに対してコンテンツの作者から作品(コンテンツ)が提供される。このとき、コンテンツの著作権は、コンテンツ作者からインターネットサーバ運用側に委譲されると共に、コンテンツの作者とインターネットサーバ運用側との間で、後述する所定の契約が交わされる。この著作権の委譲と契約とに基づき、インターネットサーバ運用側は、提供されたコンテンツのネットワーク上への無料配信が可能となる。
【0013】
提供されたコンテンツは、インターネットサーバ内のコンテンツ管理サーバ(コンテンツサーバ)に格納される。インターネットサーバ内のコンテンツサーバ上では、所定のWebサイトがネットワークに対して公開され、ネットワークを介してインターネットサーバにアクセスしたユーザがインターネットサーバに格納されたコンテンツのダウンロードなどを自由に行えるようにされる。コンテンツをダウンロードしたユーザは、当該コンテンツに関する評価をインターネットサーバに返す。この評価は、コンテンツ毎に集計されてコンテンツそれぞれの評価が求められる。求められた評価は、所定の図や表などで視覚的に表現されて、Webサイトによってネットワークに向けて公開される。
【0014】
一方、ネットワークを介してインターネットサーバ内のコンテンツサーバに格納されたコンテンツに投資をしようとする投資者からインターネットサーバに対し、ネットワークを介してアクセスされる。投資者は、上述のWebサイトに表示されたコンテンツの評価や、自分自身のコンテンツに対する評価などに基づき、当該コンテンツの作者に対して投資することができる。投資資金は、インターネットサーバ運用側に委託される。
【0015】
あるコンテンツに関して、例えば、このようにして投資された投資資金がある一定の値に達したら、インターネットサーバ運用側において、当該コンテンツの作者に対して投資資金が運用される。これに限らず、あるコンテンツに関して評価が所定以上になったら投資資金を運用するようにもできる。このときの資金の運用に際して、当該コンテンツに投資した投資者が複数存在するときは、ネットワークを介して会議が開催され、投資者間で合議的に投資方法が決定される。この会議での決定に基づき、インターネットサーバ運用側において、資金が運用される。この資金の運用に基づき得られた利益は、投資者、インターネットサーバ運用側および当該コンテンツの作者に所定に分配される。
【0016】
なお、インターネットサーバ内のコンテンツサーバに登録可能なコンテンツとしては、音楽データ、静止画像データ、動画像データ、テキストデータ、プログラムデータといった、個人や団体などによる創作に基づき生成されたデータが考えられる。また、例えば俳優やモデルなどは、個人のプロフィールそのものをコンテンツとして登録するようにもできる。この場合には、登録される俳優やモデル本人をコンテンツ作者と見なすことができる。
【0017】
図1は、このようなコンテンツ配信および投資システムの一例の構成を概略的に示す。例えばインターネットからなるネットワーク1に、インターネットサーバ2が接続される。また、ネットワーク1に、ユーザがネットワーク1に接続してインターネットサーバ2にアクセスするための端末装置3、3、・・・および端末装置4、4、・・・が接続される。これら端末装置3、3、・・・および端末装置4、4、・・・としては、一般的なコンピュータ装置を用いることができるので、詳細な説明を省略する。
【0018】
インターネットサーバ2は、サーバ装置10とデータベース11とを有する。
サーバ装置10は、例えばWebサーバ、メールサーバ、コンテンツサーバおよび認証サーバといった複数のサーバからなる。サーバ装置10では、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、SSL(Secure Sockets Layer)などを用いて、コンテンツデータ、メールなどのデータファイルによるデータ交換や、認証などが行われる。なお、図1では、複数のサーバ機能が1台のサーバ装置10上で実現されているように示されているが、実際には、これら複数のサーバ機能をそれぞれ個別のハードウェアで構成し、互いにネットワーク接続し、サーバ群として用いるのが好ましい。
【0019】
Webサーバは、インターネットサーバ2からネットワーク1に向けて公開されるWebサイトおよびWebページに関する処理を行う。
【0020】
なお、Webサイトは、インターネット(ネットワーク1)に向けて情報が公開される窓口であり、1または複数のWebページで構成される。Webページのネットワーク1上での位置は、URL(Uniform Resource Locator)によって記述され、Webページに他のWebページのURLを埋め込むことで、そのWebページから他のWebページをアクセスすることができる。なお、Webページに他のWebページの位置情報を埋め込んで、他のWebページにアクセスできるようにすることを、「リンクを張る」と称する。
【0021】
Webサーバ上では、様々なスレッドプログラムが実行され、例えばネットワーク1を介してWebサーバにアクセスすると、Webサーバにより、要求に応じてWebページが公開される。また、Webサーバ上で公開されているWebサイトやWebページの更新がWebサーバによりなされる。さらに、Webサーバにより、アクセスに伴いなされる様々なリクエストや情報が処理される。
【0022】
メールサーバは、ネットワーク1を介してなされる電子メールのやりとりを制御する。メールサーバ上では、様々なスレッドプログラムが実行され、例えば、ネットワーク1に接続されている端末装置のうち、メールサーバに所定に登録されている端末装置に対して定期的および/または不定期に電子メールやコンテンツの配信を自動的に行うことができる。
【0023】
また、ネットワーク1に接続され、インターネットサーバ2に所定に登録された端末装置間での情報の共有化がインターネットサーバ2によりなされる。
【0024】
さらにまた、サーバ装置10は、ネットワーク1を介してのインターネットサーバ2自体へのアクセスを制限するゲートウェイの機能も有する。なお、インターネットサーバ2を構成するサーバ装置10は、一般的なコンピュータ装置と同様の構成で実現可能なので、詳細な説明を省略する。
【0025】
データベース11は、大容量の記憶媒体上に構成され、CP端末4、4、・・・からネットワーク1を介してインターネットサーバ2に供給されたコンテンツが格納され、データベースの管理情報に登録される。このとき、コンテンツと共に当該コンテンツの作者の情報がデータベース11に格納および登録される。また、データベース11には、データベース11に格納されたコンテンツに対する評価がデータベース化されて格納および登録される。データベース11では、コンテンツデータやクライアントによるコンテンツ評価情報がWebサーバのリクエストに応じて検索される。検索されたコンテンツデータやコンテンツ評価情報は、Webサーバに返される。なお、この実施の一形態では、データベース11は、実質的にはコンテンツサーバの管理下にあると考えることができる。
【0026】
ネットワーク1に接続される各端末装置3、3、・・・および4、4、・・・のうち、端末装置4、4、・・・は、コンテンツの作者がネットワーク1を介してインターネットサーバ2にアクセスするために用いられるCP(Content's Provider)端末である。コンテンツ作者は、制作されたコンテンツを、CP端末4、4、・・・を用いてネットワーク1を介してインターネットサーバ2に送信し、インターネットサーバ2にアップロードすることができる。アップロードされたコンテンツは、上述したように、コンテンツの作者の情報と共に、データベース11に格納および登録される。
【0027】
また、端末装置3、3、・・・は、インターネットサーバ2に格納されたコンテンツに対する評価に基づき当該コンテンツの作者に対する投資を行う投資者のための投資者端末装置である。投資者は、投資者端末装置3、3、・・・を用いてインターネットサーバ2にアクセスし、データベース11に格納されたコンテンツ評価情報に基づき、コンテンツ作者に投資する。また、投資者端末装置3、3、・・・を用いて投資者間で投資者会議が開催され、投資資金の運用が決定される。投資者の情報は、例えばインターネットサーバ2のデータベース11に格納される。
【0028】
なお、図1では省略されているが、ネットワーク1には、コンテンツに対する評価を代価にインターネットサーバ2に格納されているコンテンツをダウンロードしたり、コンテンツの配信を受けたりするユーザが使用する端末装置(以下、クライアントと呼ぶ)が接続される。このようなユーザも、将来的にこのシステムにおける投資者となる可能性があるため、以下では潜在的投資者と呼ぶ。
【0029】
投資者端末3、3、・・・、CP端末4、4、・・・およびクライアントは、一般的なコンピュータ装置を用いることができるので、詳細な説明を省略する。また、ネットワーク1がインターネットなどのオープンなネットワークである場合には、ネットワーク1にアクセス可能な全てのユーザが投資者となる可能性がある。同様に、ネットワーク1にアクセス可能な全てのユーザがコンテンツの作者になることも可能である。したがって、ネットワーク1に接続される全てのコンピュータ装置や情報機器を、投資者端末3、3、・・・、CP端末4、4、・・・およびクライアントとして扱うことが可能である。さらに、図1では、投資者端末3、3、・・・、CP端末4、4、・・・およびクライアントを説明のために区別しているが、これらは、特に区別して扱う必要のあるものではない。
【0030】
この実施の一形態によるコンテンツ配信および投資システムは、インターネットサーバ2上で実行されるプログラムにより実現される。また、必要に応じて、投資者端末装置3、3、・・・やCP端末装置4、4、・・・、クライアントにも、所定のプログラムが供給され、各端末装置3、3、・・・、4、4、・・・およびクライアント上で実行される。
【0031】
プログラムは、例えばCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)といった所定の記録媒体に記録されてインターネットサーバ2に供給される。 インターネットサーバ2において、この記録媒体から必要なプログラムデータが読み出され、ハードディスクドライブなどの所定の記憶媒体に記憶される。このプログラムデータは、メモリなどに読み込まれ、CPU(Central Processing Unit)により解釈され実行される。各端末装置3、3、・・・、4、4、・・・上で実行される場合も同様である。
【0032】
なお、プログラムの供給方法は、上述の、記録媒体を介する方法に限られない。例えば、プログラムは、ネットワーク1に接続された他のサーバ装置(図示しない)からネットワーク1などの伝送媒体を介してインターネットサーバ2に供給されるようにしてもよい。
【0033】
次に、この実施の一形態によるコンテンツ配信および投資システムによる処理を、図2〜図8のフローチャートを用いて説明する。図2は、CP端末装置4、4、・・・からインターネットサーバ2に対するコンテンツのアップロードの際の一例の処理を示す。
【0034】
この図2のフローチャートによる処理を行うにあたって、インターネットサーバ2において、コンテンツのアップロードに関するWebページが公開される。Webページの公開は、実際にはインターネットサーバ2におけるWebサーバでなされる。コンテンツのアップロードに関して公開されるWebページは、例えば下記の(1)、(2)、(3)および(4)のような3つの画面からなる。なお、これら(1)〜(4)の各画面は、必要な情報が適宜に表示される範囲で、自由に構成することができる。
【0035】
(1)インターネットサーバ2にコンテンツを登録したいユーザ(コンテンツ作者)が事前に所定の登録を行うためのコンテンツ作者情報登録画面。
(2)登録されるコンテンツに関する情報をユーザが入力するためのコンテンツ情報登録画面。
(3)データ(コンテンツ)をインターネットサーバ2内のコンテンツサーバおよびデータベース11に送信し、コンテンツのインターネットサーバ2内のコンテンツサーバへのアップロードを行うためのアップロード画面。
(4)登録後にコンテンツ作者であることを確認するための認証画面。
【0036】
これらのWebページは、インターネットサーバ2のWebサーバにおいて、ネットワーク1に対して公開される。Webページは、ネットワーク1に接続されたコンピュータ装置(各端末装置3、3、・・・、4、4、・・・)に搭載されたブラウザと称されるアプリケーションソフトウェアなどによって表示させることができる。また、Webページは、ユーザによるデータの入力が可能な入力部を持つことができる。Webページに対して入力されたデータは、ネットワーク1を介してWebサーバに送信される。
【0037】
図2のフローチャートの処理に先立って、インターネットサーバ2にコンテンツを登録したいユーザ(コンテンツ作者)は、インターネットサーバ2に対して自身のユーザ情報を登録する必要がある。ユーザ情報の登録は、例えばCP端末装置4を用いてネットワーク1を介してインターネットサーバ2のWebサーバにアクセスし、(1)のコンテンツ作者情報登録画面を表示させ、画面に表示される指示に従い所定の情報を入力し、Webサーバに対して送信してなされる。これによりユーザすなわちコンテンツ作者の情報がインターネットサーバ2内のコンテンツサーバのデータベース11に登録され、当該ユーザは、このシステムを利用することが可能とされる。
【0038】
例えば、ユーザ(コンテンツ作者)は、所定の手続によりユーザ情報をインターネットサーバ2に登録すると、インターネットサーバ2からユーザ名とパスワードが与えられる。ユーザ(コンテンツ作者)は、このユーザ名とパスワードとを用いてインターネットサーバ2にアクセスすることで、登録されたユーザであることが認証され、このシステムを利用することができるようになる。なお、ここでの登録処理および登録された情報に基づく認証処理の詳細については、後述する。
【0039】
CP端末装置4において、上述した(2)のコンテンツ情報登録画面が表示される。このコンテンツ情報登録画面の表示に従い所定の情報が入力されることで、CP端末4からインターネットサーバ2内のコンテンツサーバに対して、コンテンツのアップロード要求が送信される(SEQ100)。このアップロード要求は、インターネットサーバ2内のコンテンツサーバに受信され、アップロード要求に含まれる詳細情報の解析が行われる(ステップS10)。インターネットサーバ2内のコンテンツサーバにおいて、次のステップS11で、解析された詳細情報に基づきデータベース11が検索され、当該CP端末4からの登録情報が正しいかどうかが判断される。
【0040】
インターネットサーバ2により、上述のSEQ100によるアップロード要求が正当なものであることが確認されれば、処理はステップS12に移行する。ステップS12では、インターネットサーバ2内のコンテンツサーバで、アップロードされるコンテンツの受け入れ準備がなされる。インターネットサーバ2内のコンテンツサーバにおいて、コンテンツの受け入れ準備がなされると、インターネットサーバ2から当該CP端末4に対してその旨通知される(SEQ101)。
【0041】
CP端末装置4側では、SEQ101によるインターネットサーバ2からの通知が受信されると、上述した(3)のアップロード画面が表示される。このアップロード画面の表示に従いコンテンツのアップロード指示を入力することで、コンテンツのインターネットサーバ2内のコンテンツサーバへのアップロードが開始され(SEQ102)、コンテンツがインターネットサーバ2内のコンテンツサーバに送信される。送信されたコンテンツは、インターネットサーバ2に受信され、データベース11に格納および登録される。
【0042】
コンテンツのCP端末4からインターネットサーバ2内のコンテンツサーバへのアップロードが終了されると(SEQ103)、インターネットサーバ2内のコンテンツサーバにおいて、アップロードの情報がWebサーバに渡される。この情報に基づき、Webサーバでは、データベース11に登録されているコンテンツの登録情報の更新や、Webページの表示内容の更新がなされる(ステップS14)。
【0043】
なお、上述したインターネットサーバ2によるステップS10〜S14までの一連の処理は、インターネットサーバ2において自動的に実行される。
【0044】
上述では、コンテンツがネットワーク1を介してインターネットサーバ2に送信されるとしたが、これはこの例に限定されない。例えば、コンテンツを着脱可能な所定の記録媒体に記録し、この記録媒体を郵送などの手段によってインターネットサーバ2の運用側に供給するようにしても良い。インターネットサーバ2の運用側では、この記録媒体からコンテンツを読み出し、データベース11に格納および登録する。この場合、上述の(1)コンテンツ作者情報登録画面および(2)アップロード画面による諸情報の登録は、予め、あるいは事後になされるものとする。
【0045】
なお、コンテンツのアップロードに際して、コンテンツの著作権は、コンテンツ作者からインターネットサーバ2運用側に委譲される。それと共に、コンテンツ作者とインターネットサーバ2運用側との間で、所定に契約が交わされる(後述する)。これにより、インターネットサーバ2では、コンテンツを無料でネットワーク1に向けて配信することができるようになる。この処理は、例えば上述のSEQ100によるアップロード要求に基づきなされる。
【0046】
図3は、インターネットサーバ2に格納されたコンテンツの、ネットワーク1に接続されたクライアントからのダウンロードの際の一例の処理を示す。なお、ここでは、クライアントは、インターネットサーバ2に登録されているコンテンツに対して評価を与えるユーザ、すなわち、上述した潜在的投資者による端末装置を指す。クライアントに、投資者による投資者端末3、3、・・・を含めても良い。
【0047】
この図3のフローチャートによる処理を行うにあたって、インターネットサーバ2において、コンテンツのダウンロードに関するWebページが公開される。
Webページの公開は、実際にはインターネットサーバ2におけるWebサーバでなされる。コンテンツのダウンロードに関して公開されるWebページは、例えば下記の(5)のサイト、ならびに、(6)、(7)(8)および(9)のような3つの画面からなる。なお、これら(5)のサイトおよび(6)〜(9)の各画面は、必要な情報が適宜に公開および表示される範囲で、自由に構成することができる。
【0048】
(5)インターネットサーバ2のWebサーバに容易にアクセスできるようにされた、ネットワーク1上に公開されているWebサイト(ポータルサイト)。
(6)ポータルサイトからリンクを辿ってアクセスされ、データベース11に登録されているコンテンツをダウンロードできるようにされたダウンロード画面。
(7)コンテンツをダウンロードしたいユーザの情報を登録するユーザ情報登録画面。
(8)インターネットサーバ2に登録されているコンテンツをユーザがダウンロードするためのダウンロード画面。
(9)ユーザ情報登録画面にて登録されたユーザ名およびパスワードを用いてユーザ認証を行う認証画面。
【0049】
図3のフローチャートの処理に先立って、ユーザ情報がインターネットサーバ2のデータベース11に登録される。例えば、上述もしたが、クライアントにより(5)のポータルサイトから(7)のユーザ情報登録画面がアクセスされ、画面の指示に従いコンテンツをダウンロードしたいユーザの情報が入力される。このユーザ情報は、ネットワーク1を介してインターネットサーバ2に送信され、データベース11に登録される。ユーザ情報がデータベース11に登録されると、当該ユーザに対してユーザ名とパスワードとが発行される。
【0050】
上述したユーザ情報登録により取得されたユーザ名とパスワードとが、ユーザにより、(9)の認証画面の指示に従い入力される。詳細は後述するが、入力されたユーザ名とパスワードとは、インターネットサーバ2に送信され、インターネットサーバ2において、アクセスしてきたユーザが事前に登録されたユーザであることが認証および確認される。コンテンツのダウンロードの際には、このユーザの認証処理が必ず行われる。なお、運用上、(8)のダウンロード画面までは認証前でもアクセス可能とされるが、実際にコンテンツをダウンロードする前に、認証を行う必要がある。
【0051】
先ず、クライアントにより、インターネットサーバ2のWebサーバがアクセスされ、上述した(6)のダウンロード画面が表示される。ダウンロード画面には、例えばインターネットサーバ2からダウンロード可能なコンテンツの一覧が表示される。ユーザは、このダウンロード画面に従いダウンロードしたいコンテンツを選択し、コンテンツのリクエストをクライアントからインターネットサーバ2に送信する(SEQ200)。コンテンツのリクエストには、当該クライアントおよび/またはユーザの情報が含まれる。
【0052】
なお、ブラウザアプリケーションなどによるWebサーバへのアクセスにおいて、クライアント側に保存され、アクセス時にWebサーバに渡されるアクセス情報であるクッキー(Cookie)が利用可能である。このクッキーを用いて、コンテンツのリクエストの際に当該クライアントおよび/またはユーザの情報を送信することができる。アクセスの1セッション中は、クッキーによる情報が保持されるが、セッション後には破棄される。
【0053】
SEQ200でコンテンツのリクエストが送信されると、処理はステップS20に移行する。ステップS20では、リクエストされたコンテンツがインターネットサーバ2においてデータベース11から検索され、ネットワーク1を介してクライアントに送信される(SEQ201)。
【0054】
なお、上述では、ポータルサイトからダウンロードサイトに直接的にリンクされるように説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、コンテンツのジャンルに応じたダウンロードページをそれぞれ用意し、これらのダウンロードページを、ポータルサイトから所定にリンクさせるようにしてもよい。ポータルサイトにアクセスしたユーザにより所望のジャンルがリンクされ、そこからリンクされたダウンロードサイトにアクセスされコンテンツがダウンロードされる。
【0055】
なお、上述したインターネットサーバ2によるステップS20〜S23までの一連の処理は、インターネットサーバ2において自動的に実行される。
【0056】
上述の図3のフローチャートにより、インターネットサーバ2からクライアントにコンテンツをダウンロードしたユーザは、ダウンロードされたコンテンツの評価をインターネットサーバ2に返す義務がある。図4は、ユーザによるコンテンツ評価情報のインターネットサーバ2への一例のアップロード処理を示す。
【0057】
この図4のフローチャートによる処理を行うにあたって、インターネットサーバ2において、評価情報のアップロードに関するWebページが公開される。Webページの公開は、実際にはインターネットサーバ2におけるWebサーバでなされる。評価情報のアップロードに関して公開されるWebページは、下記の(10)、(11)、(12)および(13)の、4つの画面からなる。なお、これら(10)〜(13)の各画面は、必要な情報が適宜に公開および表示される範囲で、自由に構成することができる。
【0058】
(10)ユーザがダウンロードしたコンテンツに評価を返していないときに、評価を返すように促すコンテンツ評価催促画面。
(11)ユーザがコンテンツの評価を入力し、入力されたコンテンツ評価情報をクライアントからインターネットサーバ2に送信するための評価情報送信画面。
(12)送信された評価がインターネットサーバ2においてデータベース11にアップロードされる旨を表示する評価アップロード画面。
(13)コンテンツに対してなされた評価を直感的に把握できるようにして表示する評価表示画面。
【0059】
先ず、ユーザによりクライアントを用いてインターネットサーバ2がアクセスされ、上述の(11)の評価情報送信画面がクライアントに表示される。ステップS30で、ユーザにより、クライアントに表示された評価情報送信画面に従い、ダウンロードしたコンテンツに対する評価情報が作成される。コンテンツに対する評価は、例えば1または複数の項目に対する点数で表される。なお、作成された評価情報には、評価を行うユーザ自身の情報も含まれる。そして、SEQ300で、作成された評価情報をインターネットサーバ2にアップロードする旨の要求が、クライアントからネットワーク1を介してインターネットサーバ2に送信される。
【0060】
一方、インターネットサーバ2では、当初、クライアントから評価情報アップロード要求が送信されてくるのを待機している(ステップS31)。上述のSEQ300によって、クライアント評価情報アップロード要求が送信されると、インターネットサーバ2において、処理がステップS32に移行する。ステップS32では、クライアントからの評価情報のアップロードが受け付けられ、データベース11に対してアップロードに対する準備を行うように指示される。
【0061】
インターネットサーバ2からクライアントに対して、評価情報のアップロードの準備ができた旨が通知される(SEQ301)。クライアントでは、この通知を受け取ると、ステップS30で作成された評価情報がインターネットサーバ2に対して送信され、評価情報がインターネットサーバ2にアップロードされる(SEQ302)。クライアントの画面には、上述の(12)の評価アップロード画面が表示される。
【0062】
評価情報がインターネットサーバ2に受信されると、ステップS34で、データベース11にアクセスされ、評価情報を送信したユーザ(評価者)の情報が更新される。
【0063】
さらに、次のステップS35で、データベース11にアクセスされ、当該コンテンツの評価情報が更新される。また、更新された当該コンテンツの評価情報が解析され、評価情報が数値化されると共に、例えば図表などユーザが直感的に把握しやすい形式で表現できるようにデータが作成される。作成されたデータは、ステップS36でデータベース11に登録される。さらに、ステップS37で、作成されたデータに基づき、Webサーバにより、上述した(12)の評価表示画面によるWebページが更新される。
【0064】
図4における、インターネットサーバ2による各処理は、インターネットサーバ2において自動的に実行される。これにより、ユーザは、(12)の評価表示画面によるWebページにアクセスすることで、リアルタイムで変化するコンテンツに対する評価情報を、常に入手することができる。
【0065】
なお、インターネットサーバ2からコンテンツをダウンロードしたユーザから評価情報がアップロードされない場合、インターネットサーバ2によりクライアントに対して、上述の(10)のコンテンツ評価催促画面がログイン時などの認証時に提示される。これは、例えば、あるユーザによるコンテンツのダウンロードから所定期間経過しても、当該コンテンツに対する評価情報が当該ユーザから返されない場合に、メールサーバにより、コンテンツ評価催促画面のWebページのURLを埋め込んだ電子メールを、自動的に当該ユーザに送信することでも実現することができる。また、コンテンツ評価催促画面の表示は、例えばコンテンツのダウンロード前に行われるユーザ認証時などに、若し、認証されたユーザがダウンロードしたコンテンツに対する評価情報を返していないとされた場合に行うことができる。
【0066】
なお、評価情報は、必ずしもネットワーク1などを用いて電子的に送られるように限定されるものではない。
【0067】
コンテンツに対する評価を正当に行うため、コンテンツに対する評価情報をアップできるユーザを制限する必要がある。例えば、上述した認証時においてユーザがチェックされ、ユーザの制限が行われる。ユーザのチェックを上述したクッキーによって行う場合には、クッキーの有効期間を1セッションとする。ユーザ認証は、基本的に、ユーザ登録時に定めたユーザ名とパスワードとに基づき行うものとする。
【0068】
なお、上述したインターネットサーバ2によるステップS31、S32およびステップS34〜S37までの一連の処理は、インターネットサーバ2において自動的に実行される。
【0069】
投資者は、図4のフローチャートに従い作成される、(10)の評価表示画面によるWebページを参照し、評価表次画面に表示されるコンテンツに対する評価情報に基づき、インターネットサーバ2に登録されたコンテンツに対して投資を行うことができる。図5は、投資者による、インターネットサーバ2に登録されているコンテンツおよびコンテンツ作者への一例の投資処理を示す。
【0070】
この図5のフローチャートによる処理を行うにあたって、インターネットサーバ2において、コンテンツに対する投資に関するWebページが公開される。Webページの公開は、実際にはインターネットサーバ2におけるWebサーバでなされる。コンテンツのダウンロードに関して公開されるWebページは、下記の、(14)および(15)の2つの画面からなる。なお、これら(14)および(15)の各画面は、必要な情報が適宜に公開および表示される範囲で、自由に構成することができる。
【0071】
(14)インターネットサーバ2に登録されている任意のコンテンツに対する投資者からの投資を受け付ける投資受付画面。
(15)それぞれの投資者に対して投資情報を表示する投資情報表示画面。
【0072】
ここで、(14)の投資受付画面は、インターネットサーバ2に登録されているコンテンツが一覧あるいは選択的に表示されると共に、それぞれのコンテンツに関する情報が表示される。コンテンツに関する情報は、別画面とすることもできる。コンテンツに関する情報として、例えば、当該コンテンツについて、作者に関する情報やその時点までの評価、当該コンテンツに対する投資者数や投資額およびこれらに関する詳細情報、当該コンテンツに対する投資者や他のユーザからの意見など表示される。また、当該コンテンツおよびコンテンツ作者にこれまでになされた投資に対するリターンなどを表示してもよい。なお、(15)の投資情報表示画面は、投資者本人の承諾を得てから表示するようにすると、好ましい。
【0073】
先ず、クライアントによりインターネットサーバ2がアクセスされ、上述の(14)の投資受付画面が表示される。ステップS40で、ユーザにより、クライアントに表示された投資受付画面に基づき、コンテンツおよびコンテンツ作者が選択され、選択されたコンテンツおよびコンテンツ作者に対する投資情報が作成される。なお、投資情報には、投資を行うユーザ(投資者)自身の情報も含まれる。そして、SEQ400で、作成された投資情報をインターネットサーバ2にアップロードする旨の要求が、投資者端末装置3からネットワーク1を介してインターネットサーバ2に送信される。
【0074】
一方、インターネットサーバ2では、当初、投資者端末装置3から投資情報アップロード要求が送信されるのを待機している(ステップS41)。上述のSEQ400によって、投資者端末装置3から投資情報が送信されると、インターネットサーバ2において、処理がステップS42に移行する。ステップS42では、投資情報のアップロードが受け付けられ、データベース11に対してアップロードに対する準備を行うように指示される。
【0075】
インターネットサーバ2から投資者端末装置3に対して、投資情報のアップロードの準備ができた旨が通知される(SEQ401)。投資者端末装置3では、この通知を受け取ると、ステップS40で作成された投資情報がインターネットサーバ2に対して送信され、投資情報がインターネットサーバ2にアップロードされる(SEQ402)。
【0076】
投資情報がインターネットサーバ2に受信されると(ステップS44)、ステップS45で、データベース11にアクセスされ、投資情報を送信したユーザ(投資者)の情報が更新される。
【0077】
さらに、次のステップS46で、データベース11にアクセスされ、当該コンテンツの投資情報が更新される。また、更新された当該コンテンツの投資情報が解析され、例えば図表などユーザが直感的に把握しやすい形式で表現できるようにデータが作成される。作成されたデータは、データベース11に登録されると共に、ステップS47で、作成されたデータに基づき、Webサーバにより上述した(15)の投資情報表示画面によるWebページが更新される。
【0078】
図5における、インターネットサーバ2による各処理は、インターネットサーバ2において自動的に実行される。これにより、ユーザは、(15)の評価表示画面によるWebページにアクセスすることで、リアルタイムで変化するコンテンツに対する投資情報を、常に入手することができる。
【0079】
また、投資者は、(14)の投資受付画面からコンテンツおよびコンテンツ作者に対する実際の投資を行うことができる。例えば、投資受付画面に、投資者が有する銀行の口座番号、クレジットカードなどのカード番号を入力する入力部を設ける。投資者により投資受付画面から入力された口座番号やカード番号は、投資者の個人情報と共にインターネットサーバ2に送信される。このとき、口座番号、カード番号および個人情報は、セキュリティが十分考慮された通信形態で送信される。インターネットサーバ2運用側では、送信された口座番号やカード番号と個人情報とに基づき、投資金のプールやコンテンツおよびコンテンツ作者に対する投資などを行うことができる。
【0080】
なお、上述したインターネットサーバ2によるステップS41、S42およびステップS44〜S47までの一連の処理は、インターネットサーバ2において自動的に実行される。
【0081】
上述したように、この発明では、あるコンテンツに投資した投資者同士で、投資資金をどのように運用するのかを、遠隔会議により決めることができる。次に、この投資者遠隔会議について説明する。
【0082】
インターネットサーバ2において、投資者遠隔会議を行うための環境、例えばWebページや別個に用意されたプログラムなどが準備される。この投資者会議を行うためのWebページを、以下では投資者会議ページと呼ぶ。この投資者会議ページでは、上述した(14)の投資受付画面と同様の、会議の対象となるコンテンツに関する情報および当該コンテンツに対する投資情報が表示される。また、この投資者会議ページには、例えば投資者会議に参加する投資者同士が互いに文章データを書き込めるなどして、相互に意志を疎通できるような画面が表示される。
【0083】
さらに、この投資者会議ページは、現在討論されている議題、決定された議題、投票の結果、投票待ちの状態、過去の討論の内容の記録(ログ)などの、会議に関する情報が容易に参照できるように構成される。例えば、これらの会議に関する情報がデータベース11などでデータベース化されて保存され、この投資者会議ページは、データベース11を検索するアプリケーション・ソフトウェアにアクセス可能な構成とする。
【0084】
図6は、ネットワークを介してなされる投資者会議の一例の処理を示す。会議は、コンテンツに対する評価や投資資金に基づき開始される。例えば、上述の図4のフローチャートに従い得られた、数値化された評価情報(評価値とする)に基づき、あるコンテンツに対する評価値が所定のしきい値を超えたら、当該コンテンツに関する投資者会議が開催されるものとする。これに限らず、上述の図5のフローチャートに従ってあるコンテンツになされた投資による投資資金が所定のしきい値を超えたら、当該コンテンツに関する投資者会議が開催されるようにしてもよい。
【0085】
なお、図6では、1台分の投資者端末装置4による処理が示されているが、実際には、複数の投資者端末装置4、4、・・・において、この処理が並列的に進行される。以下では、複数の投資者端末装置4、4、・・・のうちの1台を代表させて説明する。
【0086】
インターネットサーバ2において、データベース11に対して、あるコンテンツの評価値や投資資金をチェックするように指示が出される(SEQ500)。この指示に基づき、ステップS50で、データベース11において当該コンテンツの評価値や投資資金が検索される。検索結果は、インターネットサーバ2に返される(SEQ501)。インターネットサーバ2では、検索結果と予め設定されたしきい値とが比較され、比較結果に基づき投資者会議を開催するかどうかが判断される。若し、検索結果が所定の条件を満たしていないと判断されれば、処理は最初に戻り、再びデータベース11に対して評価値や投資資金のチェックを行うように指示が出される。
【0087】
一方、ステップS51において、データベース11の検索結果が所定の条件を満たしていると判断されれば、その旨が告知される。告知は、例えば所定のWebページ上においてなされる。これに限らず、インターネットサーバ2のメールサーバなどにより、当該コンテンツのコンテンツ作者のCP端末装置4および当該コンテンツに投資している投資者の投資者端末3、3、・・・に対し、その旨記述されたメールを自動的に送信するようにしてもよい。また、必要であれば、インターネットサーバ2運用側と当該コンテンツのコンテンツ作者との間で所定の契約が交わされる。
【0088】
そして、処理はステップS52に移行し、投資者会議が開催される。投資者会議は、例えば、インターネットサーバ2において投資者会議プログラムが起動されることで開催される。投資者会議プログラムは、上述した投資者会議ページをWebサーバからネットワーク1に対して公開させるようなプログラムである。投資者は、投資者端末装置3、3、・・・からWebサーバにアクセスすることで、この投資者会議ページによる画面を投資者端末装置3、3、・・・に表示させることができる。
【0089】
投資者会議は、インターネットサーバ2のWebサーバ上でネットワーク1に対して公開される。但し、当該投資者会議における発言権や投票権は、投資者に対してのみ、与えられる。投票権は、例えば当該コンテンツに対してより早い時期や、より多額の投資を行った投資者に、より多く付与するようにしてもよい。
【0090】
なお、会議の公開/非公開は、投資者会議によって別途、定めることも可能である。また、投資者会議に参加しない投資者は、投資者会議の決定に対して自動的に最上位の決定に従うものとする。
【0091】
さらに、投資者会議の開催において、投資者の個人情報が外部に漏洩しないようにする必要がある。また、投資者会議の議決の際の投票において不正がなされないようにする必要がある。これらは、インターネットサーバ2において、ソフト的およびプロトコル的に十分に考慮されたセキュリティシステムを構築することで、対応できる。
【0092】
投資者会議の開催当初は、例えばステップS53に示されるように、インターネットサーバ2運用側で基本的な議題を設定しておくと、以降の会議の進行をスムースに進ませることができ、好ましい。なお、このステップS53は、例えば投資者の要望により省略することができる。
【0093】
投資者会議が開催されると、インターネットサーバ2から投資者として登録されているユーザに対して、投資者会議が開催された旨が通知される(SEQ502)。会議開催の通知は、例えば投資者会議プログラムにより、インターネットサーバ2におけるメールサーバなどから、投資者会議が開催された旨を示す電子メールを、投資者として登録されているユーザに対して自動的に送信するようにもできる。こうすることで、会議の開催が各投資者に確実に通知され、好ましい。
【0094】
SEQ502による投資者会議の開催通知が投資者端末4に受信されると、投資者端末4において、ステップS54の処理が実行される。ステップS54では、投資者会議の状況に応じて、例えば下記の3つの内容のうち何れかにより会議がなされる。
(ア)議題の決定
(イ)討論
(ウ)投票項目の決定
【0095】
ステップS54での会議は、例えば、複数の投資者端末装置4、4、・・・のそれぞれにおいて、ネットワーク1を介してテキストデータの書き込み(発言)を行えると共に、書き込まれたテキストデータを参照できるようにされた会議システムによって行われる。参照された発言に対して、応答する発言をさらに書き込むことで、討論を行うことができる。また、この会議システムでは、例えば、現在開催されている会議において過去に書き込まれた発言を参照可能とされる。これにより、投資者会議に参加する全ての投資者が時間を共有できなくても、全投資者が参加しての会議の実施が可能とされる。また、議事録などをメール配信することも考えられる。
【0096】
この会議システムを実現するようなプログラムは、インターネットサーバ2運用側において用意され、例えばインターネットサーバ2のWebサーバ上で実行される。投資者は、投資者端末4を用いてWebサーバにアクセスすることで、投資者会議に参加することができる。各投資者端末装置4、4、・・・に対して、インターネットサーバ2から必要なソフトウェアを提供するようにしても良い。
【0097】
ステップS54でなされた会議の情報が投資者端末装置4からデータベース11に送信される(SEQ503)。SEQ503による送信をWebサーバに対して行い、これをデータベース11により適宜ポーリングするようにしてもよい。ステップS55で、データベース11において、登録されている会議情報がSEQ503で送られた会議情報によって更新される。データベース11で会議情報が更新されると、データベース11からインターネットサーバ2に対して会議情報の更新情報が通知される(SEQ504)。インターネットサーバ2では、通知された更新情報に基づき、関連する情報が更新される(ステップS56)。例えばWebサーバにおいて、通知された更新情報に基づきWebサイトの対応する情報が更新される。更新情報は、投資者端末装置4、4、・・・に返される(SEQ505)。
【0098】
投資者端末装置4、4、・・・では、インターネットサーバ2からSEQ505により通知された更新情報に基づき、当該会議において投票をして決議を下すかどうかが判断される。若し、投票しないと判断されれば、処理はステップS54に戻され、投資者端末装置4、4、・・・において、再び(ア)議題の決定、(イ)討論あるいは(ウ)投票項目の決定のうち何れかがなされる。
【0099】
このように、上述のステップS54〜S57およびSEQ503〜SEQ505の処理は、投資者端末装置4、4、・・・間で投票が決定されるまで繰り返される。
【0100】
例えば、投資者会議において、各投資者の自由な発言に基づき、当該コンテンツに対する資金運用に関する議題が決定される。決定された議題に沿って、投資者による発言などがなされ、当該コンテンツに対する資金運用や当該コンテンツの作者に対する意見などが述べられる。そして、会議の開始からある程度の時間が経過したり、会議に参加している投資者において所定以上の賛同者があったような場合、議題に関して投票を行うように決定される。なお、投票に関して、必ずしもネットワーク1を介して送られるように限定されるものではない。
【0101】
ステップS57で投票すると判断されれば、処理はステップS58に移行し、投資者端末装置4、4、・・・から、この投資者会議に参加している投資者による投票が行われる。投票は、上述したステップS54における「(ウ)投票項目の決定」で決定された内容に従って、投票権を有する投資者によってなされる。
【0102】
投票結果を示す投票情報が投資者端末装置4からデータベース11に送信される(SEQ506)。投票情報は、ステップS59で、データベース11に保存および管理される。さらに、投票情報は、データベース11からインターネットサーバ2に通知される(SEQ507)。
【0103】
このようにして、投票結果を示す投票情報がインターネットサーバ2に通知されることで、当該コンテンツに対する投資資金の運用が決定される。この決定に基づき、インターネットサーバ2運用側により投資資金が運用される。運用された資金により得られた利益は、投資者、コンテンツ作者およびインターネットサーバ2運用側にそれぞれ還元される。
【0104】
上述した図6のフローチャートの処理において、インターネットサーバ2(Webサーバ)とデータベース11とが常に連携され、投資者会議の進行に伴い更新されてゆく情報がリアルタイムに反映されるように、Webページなどの更新がなされる。こうすることで、投資者のみならず、潜在的投資者およびコンテンツ作者に対しても必要な情報が常に発信される。
【0105】
上述したユーザ登録およびユーザ認証の処理について、図7および図8のフローチャートを用いて説明する。なお、これらユーザ登録および認証の処理は、コンテンツ作者および潜在的投資者の何れにも共通な処理であるので、CP端末および潜在的投資者が用いるクライアントなど、ユーザ側の端末装置をまとめてクライアントと称する。
【0106】
図7は、ユーザ登録の一例の処理を示すフローチャートである。このユーザ登録処理は、インターネットサーバ2中の認証サーバにおいて行われる。例えば上述のコンテンツ作者情報登録画面やユーザ情報登録画面において、ユーザにより、インターネットサーバ2へのアクセス時のユーザ名が選択され、必要な情報が入力される。クライアントでは、入力された情報に基づき、ユーザ情報の登録要求が発行される。クライアントからインターネットサーバ2に対して、ユーザ情報の登録要求が送信される(SEQ600)。
【0107】
インターネットサーバ2において、ステップS60でこの登録要求が受け付けられ、次のステップS61で、例えばデータベース11が検索され、ユーザにより選択されたユーザ名が既に使用されていないかどうかがチェックされる。また、登録要求と共に送信されたユーザの個人情報に不正や入力漏れなどが無いかどうかがチェックされる。若し、ユーザにより選択されたユーザ名が既に使用されているものであったり、ユーザの個人情報に不正などがあると判断されれば、処理はステップS62に移行し、インターネットサーバ2からクライアントに対して再入力を促すよう通知される。
【0108】
一方、ステップS61で、選択されたユーザ名が使用されていず、且つ、ユーザの個人情報に不正などが無いと判断されれば、処理はステップS63に移行し、当該ユーザの情報がインターネットサーバ2に登録される。そして、インターネットサーバ2において、当該ユーザに対してユニークなユーザ名とパスワードとが発行される。ユーザ名およびパスワードは、インターネットサーバ2からクライアントに対して送信される。
【0109】
ユーザは、インターネットサーバ2にアクセスする際に、例えばコンテンツをダウンロードするなどのインターネットサーバ2に対する所定のアクションが必要であれば、ログインの際にこのユーザ名とパスワードとを入力する。なお、ユーザによるインターネットサーバ2へのアクセスが上述のようなアクションを伴わない、ブラウジングだけの場合には、ユーザ名およびパスワードの入力を要求されないようにすると、好ましい。
【0110】
図8は、ユーザ認証の一例の処理を示すフローチャートである。上述した処理により発行されたユーザ名およびパスワードを用いてインターネットサーバ2にアクセスされたユーザの認証が、この処理により、インターネットサーバ2中の認証サーバにおいて行われる。クライアントの所定の画面においてログイン時にユーザ名とパスワードとが入力され、入力された情報に基づき、クライアントにおいて認証要求が発行される。クライアントからインターネットサーバ2に対して、認証要求が送信される(SEQ700)。
【0111】
ステップS70で、送信された認証要求がインターネットサーバ2に受け付けられ、ユーザ名とパスワードとが取り出される。そして、次のステップS71で、例えばデータベース11が検索され、受け取ったユーザ名とパスワードとが有効(Valid)であるかどうかが判断される。若し、受け取ったユーザ名とパスワードとが有効では無いとされれば、処理はステップS72に移行し、クライアントに対してユーザ情報の登録を促すように通知される。または、ステップS72で、クライアントに対して、ユーザ名およびパスワードの再入力が促される。
【0112】
一方、ステップS71で、受け取ったユーザ名とパスワードとが有効であると判断されれば、処理はステップS73に移行する。ステップS73では、クライアントとインターネットサーバ2とのセッションが開始され、クライアントに対してログインが完了した旨が通知される(SEQ701)。
【0113】
この認証処理によるユーザ認証は、クライアントとインターネットサーバ2との接続の1セッション期間中で、有効であるようにされる。例えばクライアントにおいてブラウザが終了されたり、ログインしてから所定の時間が経過するなどの単位で1セッションが定義される。
【0114】
なお、上述では、これらのユーザ登録および認証の処理がコンテンツ作者および潜在的投資者に適用されるように説明したが、勿論、投資者に対してこれらの登録および認証の処理を適用するようにしてもよい。すなわち、投資者が投資情報をインターネットサーバにアップロードする際に、事前に投資者自身のユーザ情報をインターネットサーバ2に登録するようにできる。また、投資者がコンテンツ作者に対して投資を行ったり、投資者会議に参加、投資者会議において投票などを行う場合に、投資者に対するユーザ認証を行うようにできる。
【0115】
この実施の一形態では、インターネットサーバ2において、データベース11は、データベース11にコンテンツを登録しているコンテンツ作者に対して、所定の範囲で開放される。例えば、コンテンツ作者に対して割り当てられる記憶容量を、コンテンツの評価に応じて段階的に増やしていき、所定期間以上にわたって所定以上の評価を得たコンテンツの作者に対して、データベース11中のより多くの記憶容量を、特に期限を設けずに割り当てるようにする。記憶容量の割り当ての基準を投資金額としてもよい。コンテンツ作者は、開放されたデータベース11を自由に使用し、自らのアピールを行うことができる。コンテンツ作者のアピールに関して、インターネットサーバ2運用側からソフトウェアを提供するようにしてもよい。
【0116】
また、投資者に対して、非投資者に対して配信されるのとは異なったコンテンツを、優先的に配信するようにしてもよい。投資者に対してWebサーバ上の記憶容量を所定に割り当てるといった優待措置を採るようにしてもよい。
【0117】
さらに、上述では、一人のコンテンツ作者に対して投資を行う例について説明したが、この発明は、この例に限定されない。例えば、コンテンツのジャンルの異なる複数のコンテンツ作者を組み合わせて投資を行うこともできる。例えば、コンテンツとして登録されているモデルや俳優と、コンテンツ作者としての写真家とを組み合わせて投資を行い、当該モデルや俳優の写真集を制作させるといったことが考えられる。
【0118】
一方、コンテンツ作者がインターネットサーバ2にコンテンツを登録する際に、インターネットサーバ2運用側と契約を結ぶことが考えられる。この契約は、例えば、図9に一例が示されるように、コンテンツがインターネットサーバ2に登録されてから所定の期間A(例えば1年)が当初の契約期間とされる。この期間A内では、コンテンツ作者は、例えばインターネットサーバ2運用側に違約金を支払わないと契約解除できないものとされる。
【0119】
ここで、一例として登録から期間A内の、期間xが経過した時点において当該コンテンツに対する投資資金の運用が開始されたとする。この運用開始から所定の期間y(例えば1年)のは、上述と同様に、コンテンツ作者は、例えばインターネットサーバ2運用側に違約金を支払わないと、解約できないものとされる。したがって、コンテンツ作者の契約期間は、(期間x)+(期間y)とされる。このように契約期間を設定することで、コンテンツ作者によるインターネットサーバの所謂「ただ乗り」を防止することができる。
【0120】
上述したこの発明によるシステムを構築するソフトウェア群は、オブジェクトであって、常にインターネットサーバ2上で稼働しネットワーク1上に存在しつつ、このシステムの基礎となるデータベース11を管理する。システムに対して行為を行うアクターである潜在的投資者、コンテンツ作者および投資者は、それらオブジェクトにアクセスすることによって、それぞれの行為が達成される。コンテンツ作者により制作されたコンテンツを中心として運営される投資者会議により、コンテンツ作者に対するその後の運営が左右される。すなわち、それぞれの投資者によりネットワーク1上に仮想的な会社が持たれ、コンテンツ作者に対するその後の運営に対して、投資者自らの責任において、判断および決断が下される。
【0121】
これらの処理は、オブジェクトとして構成されたインスタンスやスレッドにより、容易な実行が可能とされる。したがって、ソフトウェア上で構築され、ネットワーク1上で運営される形態以外に、このようなシステムは実現できないと言える。アクターは、Webページにアクセスすることで、システムについての全ての情報を得ることが可能である。一方、Webページ上では、刻々とコンテンツに対する評価が変化されると共に、新しいコンテンツが、評価を代価として無料で積極的に配信される。すなわち、この発明によるシステムによれば、仮想的な世界が現実的な世界を操作することが可能とされる。
【0122】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のシステムによれば、インターネットサーバに登録されたコンテンツをダウンロードしたユーザによる評価がインターネットサーバにアップロードされ、投資者により、この評価情報に基づき、コンテンツに対して投資がなされる。当該コンテンツに投資した複数の投資者間でなされた、ネットワーク上での投資者会議の結果に基づき、投資資金が運用される。また、コンテンツに対する評価や投資者会議の模様などは、ネットワーク上に公開される。
【0123】
そのため、この発明のシステムを利用するすることで、コンテンツ作者は、ある一定規模以上の資産を有するような大規模な組織に属さなくても、自分の制作したコンテンツに対する評価に応じた資金を得ることができるようになるという効果がある。
【0124】
また、社会的に見ても、上述のような大規模な組織の評価からはずれてしまい、世に出ることなく終わってしまうようなコンテンツ作者を発掘することができるという効果がある。
【0125】
さらに、この発明のシステムを構築することにより、インターネットサーバ側では、システムの管理とその資金運用に重点を置いて作業することができるという効果がある。
【0126】
さらにまた、投資者は、ネットワークを介してインターネットサーバにアクセスすることで、自分の投資対象に対して自分の意志を反映させることができるようになるという効果がある。また、投資額も、少額から対応できるという効果がある。
【0127】
また、この発明によるシステムでは、コンテンツおよびコンテンツ作者に対する投資の過程がネットワーク上に公開されているので、それまで投資に関心や自信、知識がないユーザも、自身の感性に基づいて投資を行うことができ、さらに、自分の選択したコンテンツ作者を育てていくことができるという効果がある。
【0128】
これにより、今まで投資などに全く関心の無かったユーザ層を開拓することができ、著しい経済的効果を生むことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ配信および投資システムの一例の構成を概略的に示す略線図である。
【図2】CP端末装置からインターネットサーバ内のコンテンツサーバに対するコンテンツのアップロードの際の一例の処理を示すフローチャートである。
【図3】インターネットサーバ内のコンテンツサーバに格納されたコンテンツのネットワークに接続されたクライアントからのダウンロードの際の一例の処理を示すフローチャートである。
【図4】ユーザによるコンテンツ評価情報のインターネットサーバ内のコンテンツサーバへの一例のアップロード処理を示すフローチャートである。
【図5】投資者によるインターネットサーバに登録されているコンテンツへの一例の投資処理を示すフローチャートである。
【図6】ネットワークを介してなされる投資者会議の一例の処理を示すフローチャートである。
【図7】ユーザ登録の一例の処理を示すフローチャートである。
【図8】ユーザ認証の一例の処理を示すフローチャートである。
【図9】コンテンツ作者の契約期間を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・ネットワーク、2・・・インターネットサーバ、3・・・投資者端末装置、4・・・CP端末装置、10・・・サーバ装置、11・・・データベース
Claims (5)
- ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信装置において、
ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録手段と、
上記コンテンツ登録手段により登録された上記コンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信手段と、
上記コンテンツ配信手段により配信された上記コンテンツに対する評価を上記ネットワークを介して受け取る評価取得手段と、
上記評価取得手段で受け取られた上記評価に基づく評価情報を上記ネットワークに向けて公開する評価情報公開手段と、
上記登録手段に登録された上記コンテンツおよび該コンテンツの作者に対して投資を行う投資者を、上記ネットワークを介して募集する投資者募集手段と、
上記投資者募集手段により募集された上記投資者によりなされた投資の情報を上記ネットワークを介して受け取る投資情報取得手段と、
上記投資情報取得手段により取得された上記投資情報を上記ネットワークに向けて公開する投資情報公開手段と、
上記投資者募集手段により募集された上記投資者により上記コンテンツおよび上記コンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の上記投資者のそれぞれによる上記ネットワークにアクセス可能な端末装置を用いて上記ネットワーク上で行うようにした遠隔会議手段と
を有し、
上記評価情報公開手段は、上記評価取得手段により上記評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき上記公開される上記評価情報を自動的に更新するようにし、
上記投資情報公開手段は、上記投資情報取得手段により上記投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき上記公開される上記投資情報を自動的に更新するようにし、
上記遠隔会議手段は、上記投資情報取得手段により取得された上記投資情報に基づき、上記コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、上記評価取得手段により取得された上記評価情報に基づき、上記コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに上記会議を行うようにし、
上記会議が行われると、上記投資者に対して、上記会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ無料配信装置において、
上記評価取得手段により受け取られた上記評価を受けた上記コンテンツの作者に対して、サーバの記憶容量を該評価に応じて自動的に割り当てるようにしたコンテンツ無料配信装置。 - ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信方法において、
ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録のステップと、
上記コンテンツ登録のステップにより登録された上記コンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信のステップと、
上記コンテンツ配信のステップにより配信された上記コンテンツに対する評価を上記ネットワークを介して受け取る評価取得のステップと、
上記評価取得のステップで受け取られた上記評価に基づく評価情報を上記ネットワークに向けて公開する評価情報公開のステップと、
上記登録のステップに登録された上記コンテンツおよび該コンテンツの作者に対して投資を行う投資者を、上記ネットワークを介して募集する投資者募集のステップと、
上記投資者募集のステップにより募集された上記投資者によりなされた投資の情報を上記ネットワークを介して受け取る投資情報取得のステップと、
上記投資情報取得のステップにより取得された上記投資情報を上記ネットワークに向けて公開する投資情報公開のステップと、
上記投資者募集のステップにより募集された上記投資者により上記コンテンツおよび上記コンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の上記投資者のそれぞれによる上記ネットワークにアクセス可能な端末装置を用いて上記ネットワーク上で行うようにした遠隔会議のステップと
を有し、
上記評価情報公開のステップは、上記評価取得手段により上記評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき上記公開される上記評価情報を自動的に更新するようにし、
上記投資情報公開のステップは、上記投資情報取得手段により上記投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき上記公開される上記投資情報を自動的に更新するようにし、
上記遠隔会議のステップは、上記投資情報取得のステップにより取得された上記投資情報に基づき、上記コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、上記評価取得手段により取得された上記評価情報に基づき、上記コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに上記会議を行うようにし、
上記会議が行われると、上記投資者に対して、上記会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信方法。 - ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムにおいて、
ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録のステップと、
上記コンテンツ登録のステップにより登録された上記コンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信のステップと、
上記コンテンツ配信のステップにより配信された上記コンテンツに対する評価を上記ネットワークを介して受け取る評価取得のステップと、
上記評価取得のステップで受け取られた上記評価に基づく評価情報を上記ネットワークに向けて公開する評価情報公開のステップと、
上記登録のステップに登録された上記コンテンツおよび該コンテンツ作者に対して投資を行う投資者を、上記ネットワークを介して募集する投資者募集のステップと、
上記投資者募集のステップにより募集された上記投資者によりなされた投資の情報を上記ネットワークを介して受け取る投資情報取得のステップと、
上記投資情報取得のステップにより取得された上記投資情報を上記ネットワークに向けて公開する投資情報公開のステップと、
上記投資者募集のステップにより募集された上記投資者により上記コンテンツおよび上記コンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の上記投資者のそれぞれによる上記ネットワークにアクセス可能な端末装置を用いて上記ネットワーク上で行うようにした遠隔会議のステップと
を有し、
上記評価情報公開のステップは、上記評価取得手段により上記評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき上記公開される上記評価情報を自動的に更新するようにし、
上記投資情報公開のステップは、上記投資情報取得手段により上記投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき上記公開される上記投資情報を自動的に更新するようにし、
上記遠隔会議のステップは、上記投資情報取得のステップにより取得された上記投資情報に基づき、上記コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、上記評価取得手段により取得された上記評価情報に基づき、上記コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに上記会議を行うようにし、
上記会議が行われると、上記投資者に対して、上記会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラム。 - ユーザによりサーバにアップロードされたコンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムが記録された記録媒体において、
ユーザから提供されたコンテンツを登録するコンテンツ登録のステップと、
上記コンテンツ登録のステップにより登録された上記コンテンツをネットワーク上に無料で配信するコンテンツ配信のステップと、
上記コンテンツ配信のステップにより配信された上記コンテンツに対する評価を上記ネットワークを介して受け取る評価取得のステップと、
上記評価取得のステップで受け取られた上記評価に基づく評価情報を上記ネットワークに向けて公開する評価情報公開のステップと、
上記登録のステップに登録された上記コンテンツおよび該コンテンツの作者に対して投資を行う投資者を、上記ネットワークを介して募集する投資者募集のステップと、
上記投資者募集のステップにより募集された上記投資者によりなされた投資の情報を上記ネットワークを介して受け取る投資情報取得のステップと、
上記投資情報取得のステップにより取得された上記投資情報を上記ネットワークに向けて公開する投資情報公開のステップと、
上記投資者募集のステップにより募集された上記投資者により上記コンテンツおよび上記コンテンツの作者に対してなされた投資資金の運用についての会議を、複数の上記投資者のそれぞれによる上記ネットワークにアクセス可能な端末装置を用いて上記ネットワーク上で行うようにした遠隔会議のステップと
を有し、
上記評価情報公開のステップは、上記評価取得手段により上記評価が受け取られると、受け取られた該評価に基づき上記公開される上記評価情報を自動的に更新するようにし、
上記投資情報公開のステップは、上記投資情報取得手段により上記投資の情報が受け取られると、受け取られた該投資の情報に基づき上記公開される上記投資情報を自動的に更新するようにし、
上記遠隔会議のステップは、上記投資情報取得のステップにより取得された上記投資情報に基づき、上記コンテンツに対する投資資金が所定より多くなったとき、または、上記評価取得手段により取得された上記評価情報に基づき、上記コンテンツに対する評価を示す評価値が所定より大きくなったときに上記会議を行うようにし、
上記会議が行われると、上記投資者に対して、上記会議が行われた旨を通知するコンテンツ無料配信方法をコンピュータ装置に実行させるコンテンツ無料配信プログラムが記録された記録媒体。
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