JP4649478B2 - Cntを選別するためにcntの流体流に静的な光を当てる方法 - Google Patents

Cntを選別するためにcntの流体流に静的な光を当てる方法 Download PDF

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Description

本発明の分野は、包括的にはカーボンナノチューブ(CNT)に関し、特に、CNTを選別するためにCNTの流体流に静的な光を当てることに関する。
カーボンナノチューブ(CNT)を、チューブ(エンドキャップ型又は非エンドキャップ型)の形状に丸められたシート状の炭素として捉えることができる。或る特性を有するCNT(たとえば、金属に類似する電子特性を有する「導電性」CNT)は、いくつかの用途に適当であり得るが、他の或る特性を有するCNT(たとえば、半導体に類似する電子特性を有する「半導体性」CNT)は、いくつかの他の用途に適当であり得る。CNT特性は、CNTの「カイラリティ(chirality:螺旋度)」及び径の関数である傾向にある。CNTのカイラリティは、その炭素原子の配置を特徴づける(たとえば、アームチェア、ジグザグ、螺旋/カイラル)。CNTの径は、チューブの断面を横切る全長である。
CNTの特性は、CNTのカイラリティ及び径の関数であり得るため、特定の用途に対する特定のCNTの適合性は、CNTのカイラリティ及び径によって決まりがちである。不都合なことに、現CNT製造プロセスでは、チューブの径及びカイラリティが広く変更されるCNTのバッチを製造することしかできない。したがって、径及びカイラリティが、製造されたものの狭い1つの範囲(又は複数の範囲)内にしか存在しない(たとえば、特定の用途のための)CNTを収集することができないという問題が発生する。
Zhang、Hannah及びWoo(以下、「Zhang他」)による「光双極子トラップを用いる単一壁カーボンナノチューブの選別(Sorting of Single-Walled Carbon Nanotubes Using Optical Dipole Traps)」と題する米国特許出願公開第2004/0120880号は、特定のカイラリティ及び径のCNTは電気双極子モーメントを有し、それによってCNTは印加される時変電場下で特有の「吸引/反発」挙動を示す、ということを教示している。したがって、Zhang他は、さらに、特定のチューブのカイラリティ及び径の「標的」CNTを収集するための基礎として特有の「吸引/反発」挙動を使用する技法を教示している。
CNTの「吸引/反発」挙動に関して、Zhang他は、時変電場に配置されたCNTの系エネルギは、εが自由空間の誘電率であり、χがCNTの電気分極率であり、Eが時変電場の強度である場合、U=−1/2εχEである、と教示している。電気分極率χは、印加される時変電場に応答するCNTの個々の電気双極子モーメントの全体としての向き及び強度を示す。Zhang他によれば、電気分極率χは、印加される電場の振動数の関数であり、CNTの電気双極子モーメントの全体としての「向き」は振動数の関数として変化するということがより重要である。
特に、印加される電場振動数が「共鳴振動数」を下回る場合、双極子モーメントは全体として、CNTを増大する電場強度に向かって移動させる方向に「向く」(すなわち、電場強度が高いほど系エネルギが低くなるため、CNTは電場強度が増大する領域に吸引される)が、印加される電場振動数が上述した共鳴振動数を上回る場合、双極子モーメントは全体として、CNTを増大する電場強度から離れるように移動させる方向に「向く」(すなわち、電場強度が高いほど系エネルギが高くなるため、CNTは電場強度が増大する領域から反発される)。印加される時変電場の振動数が共鳴振動数である場合、CNTの全体としての向く方向及び動きは不安定である。
Zhang他はまた、CNTの特定の共鳴振動数はそのエネルギーバンドギャップの関数であるということと、CNTのエネルギーバンドギャップはCNTのカイラリティ及び径の関数であるということも教示している。このため、印加される時変電場に応答する上述したCNTの特有の吸引/反発挙動は、CNTのカイラリティ及び径の関数である。
Zhang他はさらに、上述した吸引/反発挙動に基づいてCNTを選別する技法を述べている。特に、電場が種々のカイラリティ及び径を有するCNT群(たとえば、単一の製造プロセス実行によって製作されるCNTのバッチ等)に印加される場合、収集されるよう求められるCNTの共鳴振動数に鑑みて振動数が調整される時変電場の印加を通して、特定のCNTを収集することができる。図1a〜図1cは、この技法をより詳細に説明する。
図1aは、製造されたCNTを含む流体流103を示す。製造されたCNTは径及びカイラリティのさまざまな組合せを有するものとする。分かりやすくするために、図1aは、2つのタイプの製造されたCNTのみを示す。すなわち、1)第1のカイラリティ及び径の組合せを有する第1のグループ105、107、110、111、112、114、117、119、及び2)第2のカイラリティ及び径の組合せを有する第2のグループ106、108、109、113、115、116、118、120である。CNT105〜120のすべてが、流体流103の一部として装置に入る。第2の流体流104が流体流103と並んで流れる。
一般的な概念は、上で定義した第1のグループに関連するCNT等の特定のタイプのCNTは、流体流103から抽出され流体流104に導入される、ということである。このため、第1のタイプのCNTは、流体流104の一部として装置から流出し、第2のタイプのCNTは流体流103の一部として装置から流出する。
抽出プロセスは、レーザビームの電場成分を使用して時変電場を印加する。レーザビームスポット101が、流体流103に当たっているものとして描かれている。レーザビームは、さらにおよそ流体流103の断面の中心内においてx軸に沿ってソースイメージ102に焦点が合せられ、そのためそこに収束する(より詳細に後述する図2は、このように集束されるレーザビームの3次元斜視図を提供する)。
流体流の中心の集光点102により、レーザビームによって照明される任意の領域の電場強度は、集光点102に向かう方向に増大する。したがって、CNTの第1のグループの共鳴振動数を下回るがCNTの第2のグループの共鳴振動数を上回るレーザビーム振動数を選択することにより、第1のグループからのCNTは集光点102に向かって吸引され、第2のグループからのCNTは集光点102から反発される。
図1aによって表される時点では、流体流103から流体流104までレーザビームを掃引することにより、CNT105及び107は、それらの集光点102への吸引の結果として流体流104に引き込まれ、CNT106は、その集光点102からの反発の結果として流体流103に残る。レーザビームの掃引の後の状態を図1bに示す。
図1bの状態から、CNT105及び107は流出流104の一部として流出し、CNT106は流出流103の一部として流出することが明らかである。図1cは、流れ103からCNT110、111及び112を取り込み、それらを流れ104に導入するように、レーザビームが流れ103から流れ104に再び掃引される場合の状況を示す。また、この掃引の動きを繰り返すことにより、第1のグループのCNTは流出流104の一部として流出し、第2のグループのCNTは流出流103の一部として流出することも明らかである。このように、CNTの選別が達成される。
本発明を、同様の参照符号が同様の要素を示す添付図面の図において、限定としてではなく例として図示する。
図2は、集光レーザビームの電場成分に応答する流体流内のCNTの吸引/反発挙動の3次元斜視図を提供する。ここで、図2は、流体流の断面の観点から描かれている。すなわち、図2は、流体流が+z方向であると想定されるという点で図1と一貫している。流体流の断面211は矩形であるものとする。集光レーザビーム光からの光によって照明される流体流の領域は、非斜線部分として描かれており、集光レーザビームからの光によって照明されない流体流の領域は、斜線部分として描かれている。
レーザビーム光は、照明領域を通して電場強度の勾配を確立するように、流体流のおよそ中央に焦点が合せられる(212)。特に、照明領域内で、電場強度は、集光スポット212に向かって任意の方向に増大する。ここで、図1とは異なり、図2の流体流におけるCNT201〜210は、流体流の一方の側(すなわち、右手側)に集中しているように示されていることに留意されたい。
図2において、レーザビームの電場成分の影響下で各CNTにもたらされる、誘導される運動の方向を説明するために、CNT201〜210の各々からベクトルが描かれている。ここで、CNT201、202、203、204、205は、各々が集光スポット212に反発するという点で、図1に関して上述した「第2のグループ」に類似する。また、CNT206、207、208、209、210は、各々が集光スポット212に吸引されるという点で、図1に関して上述した「第1のグループ」に類似する。図2において観察されるベクトル配置は、たとえば、レーザ光の振動数が第1のグループCNTの共鳴振動数を下回るが第2のグループCNTの共鳴振動数を上回る場合に構成することができる。
CNT201〜210が集光スポット212の右手側に集中するため、第2のグループからのすべてのCNTのベクトルは−y軸に沿って向けられる成分を有し、第1のグループからのすべてのCNTのベクトルは+y軸に沿って向けられる成分を有する、ということが重要である。したがって、第2のグループからのCNTはすべて、−y方向において或る程度の運動量/運動を示し、第1のグループからのCNTはすべて、+y方向において或る程度の運動量/運動を示す。
したがって、選別メカニズムが存在することになる。すなわち、全体として、第1のグループCNTは、第2のグループCNTとは反対の方向に移動している。十分な時間が与えられると、いかなる衝突もなく、異なるグループからのCNTは、レーザビーム光が取り除かれても互いから完全に分離する(すなわち、運動量保存が、CNTが示されているベクトルに沿って移動し続けるのを可能にする役割を果たす)。図1に関して上述した技法とは異なり、このような新たな分離技法では、レーザビームを掃引する必要がない。すなわち、レーザビームは、流体流内のその位置に関して実質的に固定された(「静止した」)ままであり得る。このため、少なくとも光学系に関して、図2の新たな技法は、図1の技法より複雑でないはずである。
上述したような図2の分離メカニズムをもたらすために、CNTを、集光レーザビームスポット212の側方に向かって集中させなければならない。図3は、このような選別技法をもたらすように焦点レーザビームスポット312の側方に沿ったCNTの流れに影響を及ぼすように構成された装置を示す。図3の装置によれば、2つの流体流303、304が、+z方向に互いに並んで進むようになされる。CNTは、流体流304の流入流(すなわち流体流304)に沿って導入される。基本戦略は、特定のカイラリティ及び径(又はその範囲)の「標的」CNTを流体流304から流体流303に吸引するということである。
レーザビーム光は、標的CNTの吸引をもたらすように構成される。特に、光によって照明されるCNTのみが選別技法によって影響を受けるため、レーザビーム光301の径は、流体流304からの可能な限り多くのCNTを照明するように拡大される。ここで、拡大ビームからのレーザビーム光を集束させる1つの技法は、光を開口数(NA)が大きいレンズ(たとえば、NAが0.5以上1.5以下)から集束させるというものである。さらに、集光スポット312は、標的CNTが流体流303から反発されないことを確実にするように、流体流303内(又は流体流303及び304の境界)に且つ流入流303及び304の収束部分に近接して配置される。最後に、レーザビームの電場成分は、標的CNTの共鳴振動数を下回る振動数を有する。
図3は、レーザビーム光301によって照明されるCNTに対する例示的な運動ベクトルを示す。観察される運動ベクトルのすべてが、少なくとも流体流により+z方向の成分を有する。さらに、標的CNTは、流体流303に向かう+y方向に運動成分を有し、非標的CNTは、流体流303から離れる−y方向に運動成分を有する。それら+y運動成分の結果として、標的CNTは、レーザ光301を超えて下流に流れた後であっても流体流303内に流れ込む(すなわち、運動量保存が、標的CNTが、もはや時変電場にさらされなくなった後でさえも+y方向に移動し続けるように作用する)。同様に、非標的CNTは、それらの−y運動成分の結果として、レーザ光301を超えて下流に流れた後であっても流体流303から流れ出る(すなわち、運動量保存が、非標的CNTが、もはや時変電場にさらされなくなった後でさえも−y方向に移動し続けるように作用する)。したがって、流体流がそれらの流出領域に達するまで、標的CNTは流出流303によって運ばれ、非標的CNTは流出流304によって運ばれる。
図4は、図3の基本装置に対する改良を示す。図4の手法によれば、標的CNTを吸引するために複数のレーザビーム401〜401が使用される。ここで、4つの別々のレーザビームが示されているが、設計に応じて4つより多いか又は少ないレーザビームを使用してもよい、ということが理解されるべきである。図3の手法と同様に、一対の流体流403、404は、互いに並んで進むようになされる。CNTは、流入流404の一部として装置に入る。
複数のレーザビーム401〜401が、CNTが長距離を下流に流れる際に、標的CNTを流体流403に向かって連続的に吸引し非標的CNTを流体流403から離れるように連続的に反発する光の壁を実質的に作る(たとえば、一実施形態によれば、各レーザビームの電場成分は、標的CNTの共鳴振動数を下回る振動数を有する)。図3の手法と同様に、標的CNTは、流出流403から現われなければならず、非標的CNTは流出流404から現われなければならない。当然ながら、光の壁を形成するために一連のレンズを使用することができる。
図4の実施形態では、レーザビームの「壁」は、さらに+y方向において流体流403内に徐々に後退するように方向付けられる。壁をこのように方向づける効果は、標的CNTを第1のビーム401の近くで吸引し始め、その後標的CNTを第2のビーム401の吸引力に「受け渡す」というものである。標的CNTが下流に移動するに従い、それらは次に第3のビーム401の吸引力に「受け渡される」。標的CNTが第4のビーム401の吸引力に受け渡される程十分に下流に移動する頃には、それらは、十分流体流403内にあり、したがって流出流403から装置を出るはずである。
対照的に、流体流403内にある非標的CNTはいずれも、光の壁に反発するはずである。図4の実施形態では、最後のビーム401は、提供されるいかなる非標的CNTにも、流体流404内に流れ込むのに十分な時間、ビーム401の反発力によって流体流404に向かう運動量を与えるように、流出流404から十分離れている。
さらなる実施形態では、レーザビーム401〜401の集光スポットは、装置を通して流体流をより十分に照明するようにx軸に沿って異なるレベルで配置される。したがって、標的CNTの収集効率は、図3の手法より効率的であるはずである。この概念をより詳細に理解するために、図2を参照すると、標的CNT及び非標的CNTの運動は一様に、照明されていない斜線領域のみを通過するCNTに対してもたらされないことに留意されたい。集光スポットがx軸に沿って異なるレベルに配置される複数のビームを有することにより、流体流の照明領域を「それる」可能性のある標的CNTがより少なくなるはずである。
代替実施形態では、標的CNTの収集効率をさらに向上させるために、レーザビームの壁は、そのそれぞれの集光スポットに対して異なるx軸位置を含むのみでなく、流体流403内に徐々に後退するようになされるのではなく、+z方向にも(すなわち、実質的に流体流の方向に沿って)走る。レーザビームの壁をそのように方向づけることにより、すべてのCNTが少なくとも1つのレーザビームの照明領域を通って流れる可能性がさらに増大する。
図5は、図4のような一対の選別器が複数のタイプのCNTを選別するようにカスケード状に結合される別の実施形態を示す。特に、図5の選別器装置は、3つの異なる種類のCNT、すなわち「ドット」、「斜線」及び「黒塗り」を選別するように意図されている。第1の壁501は、振動数が「ドット」CNTの共鳴振動数を下回るが「斜線」CNT及び「黒塗り」CNTの共鳴振動数を上回る光から構成される。第2の壁502は、振動数が「斜線」CNTの共鳴振動数を下回るが「黒塗り」CNTの共鳴振動数を上回る光から構成される。
CNTは、流入流503において投入される。上述した構成から、第1の壁501は、「ドット」CNTを、それらが流出流504から流れるように吸引し、「斜線」CNT及び「黒塗り」CNTを、壁502に向かって流れる流れに入るように反発する。第2の壁502は、「斜線」CNTを、それらが流出流505から流れるように吸引し、「黒塗り」CNTを、それらが流出流506から流れるように反発する。一実施形態では、「ドット」CNTは、すべてのCNTの中で最も低い共鳴振動数を有し、「斜線」CNTは、すべてのCNTの中で2番目に低い共鳴振動数を有する。そうすることにより、壁501が標的とする、取り逃されたいかなる「ドット」CNTも、流出流505を「ドット」CNTによって汚さないように壁502によって反発されることが保証される。
図3、図4及び図5において観察される選別技法のうちの任意ものの収集効率を向上させるために、吸引力が提供されない流体流を流入流にフィードバックしてもよい。たとえば、図3を参照すると、流出流304を流入流304にフィードバックしてもよく、図4を参照すると、流出流404を流入流404にフィードバックしてもよく、図5を参照すると、流出流506を流入流503にフィードバックしてもよい。ここで、すべての標的CNTが、それらを捕らえるように構成された光ビーム(複数可)の吸引力によって捕らえるとは限らない可能性があると想定される。したがって、標的CNTは、最初に光のそばを通過する時に所望の出口ポートから流出しない確率が幾分かある。
図3及び図4の場合、流れ304を流れ304に戻すように且つ流れ404を流れ404に戻すように結合することにより、レーザ光のそばを通過することで捕らえられなかった(すなわち「取り逃された」)標的CNTが、捕らえられる別の機会を有するようになる。さらに、図5の場合、流れ506を流れ503に戻るように結合することにより、壁501のそばを通過することによって捕らえられなかった「ドット」CNTを再度捕らえることができる。ここで、上述したように、いかなる取り逃された「ドット」CNTも、「ドット」CNTが「斜線」CNTより低い共鳴振動数を有するとすれば、壁502によって反発される。
別の手法として、サイクル毎の標的CNTの流れ全体を増大させるために、図5のカスケード構造を使用してもよい。そこでは、両壁501、502の電場成分振動数が同じである(又は、少なくとも、両壁501、502の電場成分振動数は同じCNTを吸引するように調整される)。この手法に従って、いずれかの標的CNTが壁501から逸れたとしても、それらを、流出流505から流れるように壁502によって吸引することができる。選別効率をさらに向上させるために追加の段階を加えてもよい。
図6は、図5の選別戦略の多次元拡張を示し、そこでは、さまざまな当てられるレーザビームの電場強度は、タイプの異なる標的CNTに対して複数の流出流を提供するように構成される。図6の技法によれば、製造されたCNTのバッチは流入流601において投入され、第1のレーザビーム602(壁又は別のもの)の電場成分振動数f1は、f1を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間603に向かうように吸引され、且つf1を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間604に向かうように反発されるように、製造されたカイラリティ及び径の組合せの予期される範囲を(たとえばおよそ「半分に」)分割する。
第2のレーザビーム605(壁又は別のもの)の電場成分振動数f2(f2はf1を下回る)は、f1及びf2を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間614に向かうように吸引され、且つf1を下回りf2を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間613に向かうように反発されるように、区間603を流れるCNTを(たとえばおよそ「半分に」)分割する。第3のレーザビーム606(壁又は別のもの)の電場成分振動数f3(f3はf1を上回る)は、f1を上回りf3を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間612に向かうように吸引され、且つf1を上回りf3を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間611に向かうように反発されるように、区間604を流れるCNTを(たとえばおよそ「半分に」)分割する。
第4のレーザビーム610(壁又は別のもの)の電場成分振動数f4(f4はf2を下回る)は、f1、f2及びf4を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間615に向かうように吸引され、且つf1及びf2を下回りf4を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間616に向かうように反発されるように、区間614を流れるCNTを(たとえば、およそ「半分に」)分割する。第5のレーザビーム609(壁又は別のもの)の電場成分振動数f5(f5はf2を上回るがf1を下回る)は、f1を下回りf2を上回りf5を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間617に向かうように吸引され、且つf1を下回りf2を上回りf5を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間618に向かうように反発されるように、区間613を流れるCNTを(たとえばおよそ「半分に」)分割する。
第6のレーザビーム608(壁又は別のもの)の電場成分振動数f6(f6はf3を下回るがf1を上回る)は、f1を上回りf3を下回りf6を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間619に向かうように吸引され、且つf1を上回りf3を下回りf6を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間620に向かうように反発されるように、区間612を流れるCNTを(たとえばおよそ「半分に」)分割する。第7のレーザビーム607(壁又は別のもの)の電場成分振動数f7(f7はf1及びf3を上回る)は、f1を上回りf3を上回りf7を下回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間621に向かうように吸引され、且つf1を上回りf3を上回りf7を上回る共鳴振動数を有するCNTが流体流区間622に向かうように反発されるように、区間611を流れるCNTを(たとえばおよそ「半分に」)分割する。
図7は、標的CNTの高純度濃度をもたらすように使用してもよい別の手法を示す(すなわち、標的範囲外のCNTの収集が低減される)。図7は、図5に類似するが、標的CNTを吸引する2つ以上のレーザビーム壁701、702によって提供される流出流チャネル705が存在する。すなわち、レーザビーム壁701は、標的CNTを流体流704内に入るように吸引し、レーザビーム壁702は標的CNTを流体流705内に入るように吸引する。したがって、非標的CNTは、流体流705から出るためには、壁701及び702の両方の反発力から逃げなければならない。最終流出流の純度をさらに向上させるように、標的CNTを吸引するように設計された追加の1つ又は複数のレーザビーム壁段階を、流体流705から続くように設計することができる。
上記説明では、当てられるレーザ光の電気成分振動数は、常に、「標的」CNTの共鳴振動数を下回るように示唆された。上述したように標的CNTを吸引しようとするのではない逆の実施形態では、電場成分振動数は、標的CNTの共鳴振動数を上回る(標的CNTを反発するように)が1つ又は複数の非標的CNTの共鳴振動数を下回る(非標的CNTを吸引するように)ように設定される。この場合、たとえば、図3、図4及び図5を参照すると、標的CNTは、それぞれ流れ304、404及び506から出る。
図8A〜図8Cは、収集されたCNTが選別されるCNTの流れ803とは異なる垂直面に沿って流れる、固定レーザ光を使用する選別技法の別の実施形態を示す。図8A〜図8Cの手法によれば、選別されるCNTの流れ803は、選別されるCNTの流れ803内の標的CNTを収集するように設計される第2の流体チャネル802の「下」(x軸に沿って測定する場合)を走る第1の流体チャネル801に沿って流れる。第2のチャネル802の流体流は+y方向に進む。したがって、純粋な流体805が、チャネル801及び802の交差部分より前にチャネル802に流れ込み、収集された標的CNTの流体流806は、チャネル801及び802の交差部分の後に流れる。
レーザビーム光は、標的CNTが流れ803から「上方に」チャネル802内に入るように吸引するような形状を有し且つ適当な電場成分振動数が与えられる。観察される記述によれば、レーザ光808の集光スポットは、1)レーザの光809が2つのチャネルの交差領域を照明し、2)選別されるCNTの流れ803が図2に関して説明したものと同様な円形/楕円形形状の光809の側方に沿って進む(特に、観察されるように、流れ803は、光809の円形/楕円形フィールドの「下方」部分を通って進む)ように配置される。さらに、光の電場成分の振動数は、標的CNTの共鳴振動数を下回る振動数を有するようになされる。
これら条件により、以下のように2つのチャネルの交差の領域において増大する電場強度勾配が確立される。すなわち、1)標的CNTは、+x方向807においてチャネル801からチャネル802内に引き「上げられ」、2)非標的CNT(又は少なくともレーザビームの電場成分振動数を上回る共鳴振動数を有するCNT)は、チャネル802において−x方向にさらに「下方に」反発される。したがって、標的CNTは流れ806で流出し、非標的CNTは流れ804で流出する。
代替実施形態では、レーザビームスポット808を、その示された位置からチャネル801の真下に下げてもよく、光の電場成分の振動数を、標的CNTの共鳴振動数を上回るが他のすべてのCNTの共鳴振動数を下回るように上昇させてもよい。この手法は、標的CNTをチャネル802内に入るように「上方に」「反発し」、他のすべてのCNTをチャネル801に残るように吸引する。
図8A〜図8Cの手法のあり得る実装上の問題は光学系である。すなわち、チャネル801が実際にチャネル802の「下に」あるとすると、光809は、チャネル801、802が中に構成されるチップ/担体の側部に沿って集束される。図8D及び図8Eは、チャネル802が垂直軸に沿ってチャネル801より高い場合に、図8A〜図8Cの手法を実装するのが恐らくはより容易である別の手法を示す。図8D及び図8Eの手法によれば、当てられる光810は、チャネル801及び802が異なる垂直面に沿って走る場合、垂直軸に沿って進む。
さまざまな流れ803〜807の挙動は、図8A〜図8Cに関して説明したものと同じである。図8D及び図8Eの記述によれば、当てられる光810の電気成分は、標的CNTをチャネル802内に入るように「上方に」吸引するように、標的CNTの共鳴振動数を下回る振動数を有する。代替手法では、光の焦点808をチャネル801の底部まで(又はチャネル801の下に)下げてもよく、光の電気成分の振動数を標的CNTの共鳴振動数を上回るように設定してもよい。これにより、標的CNTをチャネルに入るように「上方に」反発することができる。
図8Fは、図8D及び図8Eの技法に関する詳細を示す。ここでは、複数の光のビームが、チャネル801及び802の交差部分を通して当てられるように示されている。図4に関して上述した論考と同様に、複数の光のビームは、より強い電場強度勾配を適用し、且つ/又は単一の当てられる光のビームによってほとんど又はまったく光を受け取らない可能性のあるチャネル領域に光を当てることにより収集効率を向上させることができる。図8Fの記述によれば、さまざまなビームの焦点がz軸に沿って示されている。同様に、図示しないが、他の追加のビームの焦点が、y軸に沿って存在してもよい。また、この場合も図8Fに図示しないが、焦点を、収集光を適当に形成するように異なるx軸レベルに配置してもよい。光の複数のビームを、図8A〜図8Cに示す収集手法に対し、上述した図8D及び図8Eの収集手法と同様に適用してもよい。最後に、光のビームを、焦点の位置に基づいて標的CNTを吸引又は反発するように配置してもよい。
上述した手法のいずれに対しても、レーザ出力が高い場合に、それが強い光学力に対応する強い吸引/反発力をもたらすことに留意されたい。一般に、最強の選別の影響を提供するために、流れによってもたらされる抵抗力が光学吸引/反発力より小さくなるようなレベルで流量を維持することが得策である。流体流を実現する使用可能な溶液(複数可)に関し、流体チャネルを破壊しなければ、水又はCNTを可溶性にする任意の溶液を使用してもよい(水、有機溶剤、酸等)。
上述した明細書において、本発明を、その特定の例示的な実施形態に関して説明した。しかしながら、添付の特許請求の範囲において示されるように本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなくそれに対してさまざまな変更及び変形を行ってもよい、ということが明らかとなろう。したがって、明細書及び図面は、限定する意味ではなく例示する意味でみなされるべきである。
(従来技術)レーザビームの掃引を採用するCNTの選別技法を示す図である。 CNTを含む流体流内の集光レーザビームの電場成分に応答する種々のカイラリティ及び径のCNTの吸引/反発挙動を示す図である。 流体流内でCNTを選別するために固定レーザビームを採用する技法を示す図である。 流体流内でCNTを選別するために複数の固定レーザビームが使用される図3の技法の拡張を示す図である。 流体流内で複数のタイプのCNTを選別するカスケード状選別装置を示す図である。 図5のカスケード選別装置の拡張バージョンを示す図である。 標的CNTの浄化された濃度をもたらす選別装置を示す図である。 収集されたCNTが、選別されるCNTが流れる平面とは異なる垂直面に沿って流れるCNT選別を示す図である。 収集されたCNTが、選別されるCNTが流れる平面とは異なる垂直面に沿って流れるCNT選別を示す図である。 収集されたCNTが、選別されるCNTが流れる平面とは異なる垂直面に沿って流れるCNT選別を示す図である。 収集されたCNTが、選別されるCNTが流れる平面とは異なる垂直面に沿って流れるCNT選別を示す図である。 収集されたCNTが、選別されるCNTが流れる平面とは異なる垂直面に沿って流れるCNT選別を示す図である。 収集されたCNTが、選別されるCNTが流れる平面とは異なる垂直面に沿って流れるCNT選別を示す図である。

Claims (32)

  1. 流体流内のカーボンナノチューブ(CNT)を該CNTの標的とされる一部を得るために選別する工程を備え、
    前記選別する工程は、前記流体流内の前記CNTの少なくとも一部分を、固定した光のビームの電場成分の強度が増大する方向に吸引することを含み、前記電場成分は前記CNTの少なくとも一部分内の前記CNTの1つ又は複数の共鳴振動数を下回る振動数を有し、前記選別する工程は、第2の固定した光のビームの電場成分の強度の増大する方向に前記CNTの第2の部分を吸引することを含み、前記第2の固定した光のビームの前記電場成分は、前記第2の部分内の前記CNTの1つ又は複数の共鳴振動数を下回る振動数を有し、前記第2の部分は、前記光のビームの前記電場成分の強度が低減する方向に反発された前記流体流内の前記CNTからのものである、方法。
  2. 前記CNTの少なくとも一部分は前記標的とされる一部を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 記固定した光のビームは、固定したレーザ光のビームをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記固定したレーザ光のビームは前記流体流内のスポットに集束される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記CNTは
    前記スポットの側方に沿って又は該側方へ逸れるように、且つ前記スポットの前記側方とは反対側の別の側方に沿わず且つ該別の側方へは逸れないように
    流れるようになされる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記吸引することは、前記CNTの少なくとも一部分を前記流体流から別の流体流に引き込む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記CNTの少なくとも一部分は前記標的とされる一部を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記光のビームは、複数の光ビームのうちの1つであり、その電場成分の各々は前記1つ又は複数の共鳴振動数を下回る、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第2の固定した光のビームの前記電場成分の前記振動数は、前記固定した光のビームの前記電場成分の前記振動数を下回る、請求項に記載の方法。
  10. 前記第2の固定した光のビームの前記電場成分は、前記振動数を上回る第2の振動数を有する、請求項に記載の方法。
  11. 前記光のビームの前記電場成分は、前記1つ又は複数の共鳴振動数を下回る第2の振動数を有する、請求項に記載の方法。
  12. 前記CNTの標的とされる一部が、前記流体流とは異なる垂直平面に沿って進む第2の流体流内に移動することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. a)第1の流体流を案内する第1の流体流チャネルと、
    b)カーボンナノチューブ(CNT)を運ぶ第2の流体流を案内する第2の流体流チャネルと、
    c)前記第1の流体流チャネル及び前記第2の流体流チャネルに結合された第3の流体流チャネルであって、前記第1の流体流及び前記第2の流体流を互いに並んだ状態で案内する、第3の流体流チャネルと、
    d)前記第3の流体流チャネル内のスポットに固定した光を集束させる固定したレンズであって、前記第2の流体流が
    前記スポットの側方に沿って又は該側方へ逸れるように、且つ前記スポットの前記側方とは反対側の別の側方に沿わず且つ該側方へは逸れないように流れるように、前記スポットを配置するように位置づけられる、レンズと
    を具備する、装置。
  14. 前記第3の流体流チャネル内に一連の集光スポットを形成するように、該第3の流体流チャネル内のスポットに各々集束される複数の光のビームを形成する一連のレンズをさらに具備する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記一連のレンズは、前記第1の流体流内に前記スポットを後退させるように配置される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第3の流体流チャネルに結合された第4の流体流チャネルをさらに具備し、該第4の流体流チャネルは、前記第1の流体流の少なくとも一部分に入るように吸引された前記CNTの少なくとも一部を移送するものであり、それは、前記光の電場成分が前記CNTの前記部分内のCNTの1つ又は複数の共鳴振動数を下回る振動数を有していたためである、請求項13に記載の装置。
  17. 前記第3の流体流チャネルに結合された第5の流体流チャネルをさらに具備し、該第5の流体流チャネルは、該第5の流体流チャネルを通って流れる流体流に向かって反発された前記CNTの少なくとも第2の部分を移送するものであり、それは、前記光の電場成分が前記CNTの前記第2の部分内のCNTの1つ又は複数の共鳴振動数を上回る振動数を有していたためである、請求項16に記載の装置。
  18. 前記第4の流体流チャネルから下流の第6の流体流チャネルと、
    該第6の流体流チャネル内に第2の光を集束させるレンズと
    をさらに具備する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第2の光の前記電場成分の前記振動数は、前記光の前記電場成分の前記振動数を上回る、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第2の光の前記電場成分の前記振動数は、前記CNTの少なくとも一部分内のCNTの一部の前記1つ又は複数の共鳴振動数を下回る、請求項18に記載の装置。
  21. 前記第5の流体流チャネルから下流の第7の流体流チャネルと、
    該第7の流体流チャネル内に第3の光を集束させるレンズと
    をさらに具備する、請求項18に記載の装置。
  22. 前記第3の光の前記電場成分の前記振動数は、前記光の前記電場成分の前記振動数を下回る、請求項21に記載の装置。
  23. 前記第5の流体流チャネルから下流の第6の流体流チャネルと、
    該第6の流体流チャネル内に第2の光を集束させるレンズと
    をさらに具備する、請求項17に記載の装置。
  24. 前記第2の光の前記電場成分の前記振動数は、前記光の前記電場成分の前記振動数を下回る、請求項23に記載の装置。
  25. 前記第2の光の前記電場成分の前記振動数は、前記CNTの前記第2の部分内のCNTの一部の前記1つ又は複数の共鳴振動数を上回る、請求項23に記載の装置。
  26. a)第1の流体流及び第2の流体流を互いに並んだ状態で進ませる流体流チャネルと、
    b)前記流体流のうちの少なくとも1つの内に電場強度の勾配を形成する固定した集光レーザ光を生成するように配置された1つ又は複数のレンズ及びレーザ光源であって、前記電場強度の勾配及び前記レーザ光の電場成分の振動数は、CNTが、それらの1つ又は複数の共鳴振動数の前記振動数に対する結果として、前記第1の流体流から出て前記第2の流体流に入るようにするものである、1つ又は複数のレンズ及びレーザ光源と
    を具備する、装置。
  27. 前記第1の流体流及び第2の流体流は異なる垂直平面に沿って進む、請求項26に記載の装置。
  28. 前記第2の流体流は前記第1の流体流の上方を進む、請求項26に記載の装置。
  29. 前記CNTは、前記レーザ光の前記電場成分の前記振動数を下回る共鳴振動数を有する、請求項26に記載の装置。
  30. 前記CNTは標的とされるCNTである、請求項29に記載の装置。
  31. 前記CNTは、前記レーザ光の前記電場成分の前記振動数を上回る共鳴振動数を有する、請求項26に記載の装置。
  32. 前記CNTは標的とされるCNTである、請求項31に記載の装置。
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