JP4648528B2 - 保護フィルム付き物差し組立体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に引込み式テープ物差し組立体に係わり、特にばねによる引込み式の物差し組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
典型的な引込み式物差し組立体は、細長く薄い金属製の物差しブレードを含み、このブレードはハウジング組立体の内部に回転可能に配置されたリール上に取付けられる。物差しブレードは、リールのまわりにコイル状に巻上げることで収納するように、ハウジング組立体内に引込まれる。リールとハウジング組立体との間にコイルばねが取付けられており、測定が終了した後、ブレードの完全な引込み位置となるまでブレードをリールのまわりにばね駆動によって巻上げる。しかしながら、繰返して行われる伸長および引込みは、ブレードに対して大きな応力を与えることになる。ブレードの自由端部の初めの数センチメートル(数インチ)は、テープ組立体の使用寿命の間に、損傷および摩耗を特に受けやすいことが見い出された。例えば、テープをハウジング組立体から引き出すため、またはテープ自由端を被測定物上に保持するために、ブレードの先端がテープ組立体の使用者によって頻繁に取扱われる。テープの自由端のこの繰返される取扱いは、テープ面の数字および測定ラインを摩耗に曝し、時間が経つとそれらのマーキングを擦り落としてしまう。ばね付勢によるブレードの引込みは、ハウジング組立体内へのブレードの非常に高速な巻取りを行い、これは巻上げられるテープの最後の数センチメートル(数インチ)(すなわち、テープの自由端における数センチメートル(数インチ))に「打ち振り」、すなわちハウジング組立体の開口を形成するハウジング組立体の部分に対する打撃、を生じる。時間が経過すると、ハウジング組立体の開口に対するテープのこの打撃は、テープに亀裂または裂けを引き起こし、最終的にテープの破壊に至る。営業上の使用でテープ組立体のテープに生じるほとんどの破壊は、ブレードのこの最初の15.3cm(6インチ)に生じる。
【0003】
ブレードの金属厚さを増大することでテープの摩耗および破壊は減少できるが、これは幾つかの理由によって望ましくない。厚いブレードはテープ組立体の寸法、重量および材料費を増大する。均等に厚いブレードは、ブレードの伸長される部分の重量が増大することから、ブレード突出長さに悪影響を及ぼす。さらに、経験によればブレード全長を厚くする、または補強することは、物差し組立体の使用寿命を最大限に延長するために必要なことでない。何故なら、ほとんどの破壊およびほとんどのブレード摩耗はブレードの最初の数センチメートル(数インチ)に生じるからである。
【0004】
引込み式テープブレードの選ばれた長さを被覆し、補強するために、付着することが容易にでき、耐久性が高く、またいずれの周知のテープ物差し製品に対しても使用できる低価格、軽量、耐久性に富む材料が必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ハウジング組立体と、ハウジング組立体内に回転可能に取付けられたリールとを含む引込み式物差し組立体を提供することによって、上述で説明した必要性を満たすことである。金属リボンで形成された細長いブレードは一端をリールに連結され、リールに対して接線方向の位置からハウジング組立体の間隔開口を通して外方へ延在されるように、ハウジング組立体に対して構成され配置される。金属リボンで形成されたコイルばねはハウジング組立体とリールとの間に構成され配置され、細長いブレードが常態の凹−凸横断面形状を有してハウジング組立体から外方へ伸長されているとき、その細長いブレードをリール上へと平坦な横断面形状で接触する渦巻きコイル形状に巻上げる方向に、リールをハウジング組立体内で回転させる。ブレード保持組立体は、ハウジング組立体の開口から外方へ伸長されたいずれかの位置にブレードを保持するため、またブレードが保持されているいずれかの位置からブレードを解放するために、手操作するように構成され配置されている。ブレードの比較的短い自由端部は、その凹面にプラスチック材料製の透明フィルムを接着されて有する。このフィルムはポリウレタンで作られ、アクリル接着剤でブレードに接着されることが好ましい。この代わりに、ナイロン(登録商標)またはマイラー(登録商標)のフィルムがブレードを被覆するのに使用できる。このフィルムは約0.152〜0.356mm(0.006〜0.014インチ)の範囲の厚さ寸法を有することが好ましい。
【0006】
好ましい実施例では、引込み式物差し組立体は、凹−凸取付け部と、その取付け部の端部から一般に直角に曲げられたU形フック部とを含めて、所定の厚さのシート金属で形成された端部フック部材をさらに含む。端部フック部材は、ブレードの自由端に対して限られ範囲で移動できるように取付けられた取付け部によってブレードの自由端に取付けられ、これにより前記物差しは前記U形フック部の外面から外方へ、または前記U形フック部の内面から内方へ向かって測定できる。フック部材が含まれる場合、ブレードの自由端から約5.08cm(2インチ)〜約30.5cm(12インチ)の範囲の長さにわたってフィルムがブレードの凹面に付着され、したがってフィルムの一端部はブレードの凹面と端部フック部材の前記取付け部との間に配置され、フック部材が移動可能に取付けられるテープ部分はテープで被覆される。
【0007】
この材料のフィルムは局部的な補強と、ブレード厚さの僅かな増大を圧延、これによりブレードの亀裂および破壊に対する局部的な保護を行う。この当を得たフィルムは、ブレードの頻繁に取扱われる部分の数字および測定ラインを覆うのに使用できる透明被覆も形成する。この薄いフィルムは非常に軽量であるので、たとえブレードの最初の数センチメートル(数インチ)に取付けられた場合でも、ブレード突出長さに及ぼす感知できるほどの悪影響はない。
【0008】
上述したように保護フィルムで覆われたブレードの少なくとも1つの箇所を含む測定範囲の広いテープ組立体を提供することを意図する。特に、本発明のさらに特定化した概念において、他の目的は、以下に挙げる付加的特徴のいずれかの組合わせと共に、これまで説明した局部的にブレードを補強および保護するための保護フィルムを含むブレードを備えた引込み式物差し組立体を提供することである。すなわち、
1.少なくとも3.4m(11フィート)のブレードに沿って、測定する長さにつきブレードをアーチ状に突出でき、その突出長さの水平な直線長さがアーチ状の突出長さの97%よりも大きくするのに十分なブレード幅、厚さ、および凹−凸湾曲高さをブレードが有する。
2.平坦形状における細長いブレードの幅は2.79cm〜3.81cm(1.10〜1.5インチ)の範囲内であり、凹−凸形状における細長いブレードの高さは6.35〜10.2mm(0.25〜0.40インチ)の範囲内であり、またそのいずれの形状においても細長いブレードの厚さは1.14〜0.16mm(0.0045〜0.0063インチ)の範囲内である引込み式物差し組立体。
3.ブレードの凹−凸横断面形状は、所定の曲率半径を有するアーチ中央部と、それぞれ同じ曲率半径を有する一体のアーチ端部とを含み、中央部の曲率半径は8.89〜15.3mm(0.35〜0.60インチ)の範囲内の寸法で、各端部の曲率半径は2.54〜12.7cm(1.0〜5.0インチ)の範囲内の寸法である引込み式物差し組立体。
4.ばねの金属リボンがブレードの金属リボンの幅の95%〜120%である幅を有する引込み式物差し組立体。
5.ブレードがその自由端に端部フック部材を有し、端部フック部材は端部から一般に直角に曲げられたU形フック部を有する凹−凸取付け部を含めて所定の厚さのシート金属で形成されており、端部フック部材はブレードの自由端に取付けられるが、その取付け部分はブレードの自由端における凹面に対して範囲を制限されてスライドできる係合状態に固定されて、物差しをU形フック部の外面から外方へ、またはU形フック部の内面から内方へ測定できるように成し、U形フック部はブレードの自由端における凸面から横方向へ延在する湾曲部と、ブレードの自由端の横方向に隔てられた隅部を越えて延在する間隔を隔てた脚部とを含む引込み式物差し組立体。
6.ハウジング組立体は一対の協働するハウジング部材を含み、各ハウジング部材は端壁を有し、前記端壁はその周縁から延在して自由縁で終わる周壁を有しており、該ハウジング部材は、該周壁に隣接する間隔を隔てた位置で一方のハウジング部材を通して延在されて他方のハウジング部材に螺合される複数のボルトによって、また隣接する端壁の中央内面との非円形の相互に係合する凹部−突起式の連結手段を各端に有する固定されるリール・スピンドルによって、ハウジング部材の自由縁を相互に係合させて互いに固定されており、スピンドルの各端は内部にねじを形成され、隣接する端壁の中央穴と、該中央穴およびねじの形成された内面との間の凹部−突起式の連結手段とを通して延在されたボルトを螺合により受止める引込み式物差し組立体。
7.ハウジング組立体はブレードの凸面に隣接してその開口の一部を形成する造作部を含み、該造作部は複数の接線方向へ延在する横方向に間隔を隔てられた細長い隆起を有し、該隆起はリールから接線方向にハウジング組立体の開口へ延在するブレードの凸面に係合する面を形成する引込み物差し組立体。
8.ハウジング組立体はその開口に隣接した端部位置に外面部分を有する底壁を含み、手指によるグリップ性を向上させる形状を与えるために、この外面部分はそこから反対端へ向かって延在する外面部分よりも下方へ突出する。
9.ハウジングの開口は、その位置でハウジング組立体の底端面の下方へ延在するフック部分の長さに少なくとも大体等しい長さだけ、ブレードの高さ寸法を超える高さ寸法を有する。
【0009】
本発明の最も広い概念では、上述で説明したようにブレードの少なくとも一部分に沿って保護フィルムを備えたいずれかの周知のテープ物差し製品を提供することが目的である。
【0010】
本発明のこれらの、およびその他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明、添付図面および特許請求の範囲から明白となるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、全体を符号10で示され、また本発明の原理にしたがって構成された引込み式物差し組立体の外観図を示す。物差し組立体10はハウジング組立体12と、該ハウジング組立体12内に回転可能に取付けられたリール14とを含む(図4〜図6の横断面図に最もよく見られる)。ハウジング組立体12内に固定されたリール・スピンドル15によってリール14がハウジング組立体12内に取付けられている(図4〜図6)。細長いテープの物差しブレード16がリール14に取付けられている。
【0012】
ブレード16は、好ましい金属が鋼である金属リボンで形成され、ブレードの凹形頂面には長さおよび距離を測定するための測定ラインおよび数字(ディジット)(図示せず)が印刷されている。ブレード16の長手方向の一端18はリール14に連結され、ブレード16の第2の長手方向の自由端20はリール14から一般に外方へ伸長される。リール14に対して接線方向の位置から、ハウジング組立体12に備えられた間隔開口22を通って一般に外方へ伸長するように、ブレード16はハウジング組立体12に対して構成され配置される(例えば、図4に示されるように)。
【0013】
リール14はプラスチックをモールド成形して作られるのが好ましく、その中央の円筒壁部28にスロットすなわち開口24,26を備えている。ブレードの一端18はフック状構造部30にて終わっており、この構造部はブレード16の端部18をリール14に連結するために、開口24の位置でリール14の壁部28の縁にフック掛け係合する(図4、図5)。
【0014】
ブレード16がハウジング組立体の開口22から外方へ伸長しているとき、細長いブレード16をリールのまわりに巻上げる方向へリール14をハウジング組立体12に対して回転させるために、コイルばね32がハウジング組立体12およびリール14の間に構成され配置されている。コイルばね32は一般にリール14の中央壁部28内に収容されている(図4〜図6)。コイルばね32の長手方向の一端35は開口26を形成するリール14の壁部28の縁とフック掛け係合し、ブレード16の第2の長手方向の端部37はスピンドル15にフック掛け係合する。スピンドル15は、以下に詳細に検討するように、ハウジング組立体12に剛性的に取付けられている。ばね32は、薄い平坦な金属リボンであり、好ましい金属は鋼である。
【0015】
ブレード16はハウジング組立体12の外方の完全引込み位置と、完全伸長位置との間を一般に移動可能である。ブレード16の完全引込み位置は図4に示され、ブレードの完全伸長位置は図5に示されている(断片的な図面で)。図4および図5の比較から、ブレードがリール14から繰り出されたとき、コイルばね32を剛性的に取付けているスピンドル15のまわりに巻上げられる。スピンドルのまわりのばねの巻上げは、エネルギーをばねに蓄積し、伸長されたブレードが解放されたときにそのばね力によってブレード16をリール14のまわりに巻上げる。
【0016】
ブレード16はシート金属のリボンで構成され、このリボンは製造時に、一般にアーチ形すなわち凹−凸状の横方向横断面の常態すなわち記憶形状を有するように成形される。ブレード16の一部分がリール14のまわりに巻上げられると、その巻上げ部分は平坦な横方向横断面(図6および図8)を有し、コイル状となされたブレードの巻上げ層は、接触する渦巻きコイル形状をした巻上げブレードを形成する。凹−凸形状を示す伸長されたブレード16の代表的な横方向横断面が図7に示されている。それ故に図4〜図5を比較することで(また図7〜図8を比較することで)、ブレード16がリール14のまわりに巻上げられたときは図8の平坦な横断面を有し、また物体を測長するためにブレード16がハウジング組立体12から引き出されたときは図7に示される凹−凸横断面形状に戻ることが理解できる。したがってコイルばね32は、開口22から外方へ常態の凹−凸横断面形状にて伸長されている細長いブレード16を、平坦な横断面形状にて接触する渦巻きコイル形状にてリール14上に巻上げる方向へ、リール14をスピンドルのまわりでハウジング組立体12に対して回転させるために、ハウジング組立体12とリール14との間に構成され配置される。この凹−凸横断面形状は、伸長されたブレードに剛性を与え、長手方向に本質的に真っ直ぐな状態にブレードを保持する。
【0017】
ブレードの凹−凸横断面は一般に支持されないブレード16にブレード突出長さを与える。以下に非常に詳細に説明するように、少なくとも3.2m(10.5フィート)のブレードに沿って、測定する長さにつきブレード16をアーチ状に突出でき、その突出長さの水平な直線長さがアーチ状の突出長さの97%よりも大きくするのに十分なブレード幅、厚さ、および凹−凸湾曲高さをブレード16は有する。また以下に非常に詳細に説明するように、ブレード16の凹−凸の横方向横断面はブレード突出長さを改善する幾何形状を備えている。
【0018】
一般に、当業者はブレード突出長さが、限定するわけではないがブレード幅(すなわちブレードが、例えば図8にFを付されて示されている平坦状態にあるときに測定されるブレードの横方向幅)、凹−凸形状におけるブレード16の高さ(図7にHを付されている)、ブレード厚さ(図7にTを付されている)、およびこの形状以外の常態の凹−凸形状にあるときのブレードの横方向横断面の幾何形状を含む多くの要素に基づいて決まることを理解するであろう。好ましくは、ブレード12は、平坦形状において約2.79cm〜約3.81cm(約1.25〜約1.39インチ)の広い範囲内の寸法である幅、凹−凸形状において約6.35〜約10.2mm(約0.25〜約0.40インチ)の広い範囲内の寸法である高さ、およびそのいずれの形状においても約0.114〜約0.16mm(約0.0045〜約0.0063インチ)の広い範囲内の寸法である厚さを有する。さらに好ましくは、ブレード12は、平坦形状において約3.17cm〜約3.53cm(約1.25〜約1.39インチ)の狭い範囲内の寸法である幅、凹−凸形状において約7.62〜約8.89mm(約0.30〜約0.35インチ)の狭い範囲内の寸法である高さ、およびそのいずれの形状においても約0.127〜約0.142mm(約0.005〜約0.0056インチ)の狭い範囲内の寸法である厚さを有する。最も好ましくは、ブレード16の幅は約3.17(約1.25インチ)、ブレード高さHは約8.13mm(約0.32インチ)、ブレード厚さTは約0.13mm(約0.0051インチ)である。これらの基本によって構成されたブレードは、約3.96m(約13フィート)までのブレード突出長さを有する。さらに詳しくは、幅F、高さH、および厚さTに関して上述で示した最も広い範囲内の寸法を有するブレード構造は、少なくとも3.2m(10.5フィート)〜約3.96m(約13フィート)の好ましく広い範囲のブレード突出長さを有することができる。幅F、高さH、および厚さTに関して上述で示したさらに好ましい狭い範囲内の寸法を有するブレード構造は、少なくとも3.2m(10.5フィート)〜約3.8m(約12.5フィート)の範囲のブレード突出長さを有することができる。また幅F、高さH、および厚さTに関して上述で示した最も好ましい範囲内の寸法を有するブレード構造は、約3.35m(11フィート)のブレード突出長さを有する。
【0019】
ブレード16の凹−凸横断面は、突出長さ能力を増大する独特の幾何形状(図7に示される)を有する。ブレード16の凹−凸横断面形状は、アーチ中央部36と、一体のアーチ端部38とを含む。各アーチ端部38は同じ曲率半径を有する(図7に2つのアーチ端部38のうちの一方がR1を付した線で示される)。アーチ中央部36はR2で示す曲率半径を有する(図7)。2つのアーチ端部38の曲率半径R1はアーチ中央部36の曲率半径R2よりも大きい。半径R2を有する中央部は、図7にXを付された角度範囲を延在する。角Xは約84゜であるのが好ましい。
【0020】
好ましくは、アーチ中央部36は約7.62〜約15.3mm(約0.30〜約0.60インチ)の広い範囲内の寸法である曲率半径R2を有し、各アーチ端部38の曲率半径R1は約2.54〜約12.7cm(約1.0〜約5.0インチ)の広い範囲内の寸法である。さらに好ましくは、アーチ中央部36は約10.16〜約12.7mm(約0.40〜約0.50インチ)の狭い範囲内の寸法である曲率半径R2を有し、各アーチ端部38の曲率半径R1は約5.08〜約10.2cm(約2.0〜約4.0インチ)の狭い範囲内の寸法である。最も好ましくは、アーチ中央部36は約11.7mm(約0.46インチ)の曲率半径R1を有し、各端部の曲率半径R1は約7.62cm(約3.0インチ)である。
【0021】
従来技術のテープ・ブレードの横方向横断面は、ブレードが伸長されたとき、一定した湾曲(すなわち、一定した曲率半径)であるか、またはブレード中央で一定した湾曲を有し、横断面の各横方向端部に真直(すなわち、平坦)な部分を有している。このような基本的な横断面を有して構成されたブレードは、ブレードが突出されている間の安定性に欠け、本発明にしたがって構成した横断面を有するブレードよりもバックリングを生じる傾向が非常に大きい。
【0022】
図9は、3つの従来技術の物差し組立体の構造および突出長さ能力(表の最初の6列に示され、括弧を付されている)を、本発明の原理にしたがって構成された物差し組立体10の好ましい実施例(表の最後の5列に示されている)と比較して示している。図9の最初の欄が示すように、典型的な従来技術の物差し組立体は2.54cm(1インチ)幅を超えていない(ブレードが平坦なコイル状にされて測定された)。第2の欄は、2.54cm(1インチ)幅のブレードに関する従来技術によるブレード厚さが0.114〜0.142mm(0.0045〜0.0056インチ)の範囲にあり、製造されたブレードが図9および第3の欄に示されるように約2.1m〜約2.74m(約7フィート〜約9フィート)の突出長さを有することを示す。
【0023】
図9に示される本発明の原理によって構成された物差し組立体の実施例は、3.175mm(1.250インチ)(平坦な状態で)のブレード幅と、0.130mm(0.0051インチ)のブレード厚さとを有する。図9に示されたブレードは、伸長状態で、上述で説明し図8に示したような凹−凸横断面を有することが好ましい。
【0024】
図9の最後の5つの欄は3つの従来技術のテープ組立体の突出長さ特性を、本発明の原理にしたがって構成されたテープ組立体10と比較する。与えられたテープ組立体のブレードの突出長さ特性は、ブレードの表面に沿って測定したアーチ状の(すなわち、実際の)突出長さを、ブレードの直線的な突出長さと比較することで、最もよく理解される。これらの2つの特性は、しばしばアーチ状の突出長さに対する直接的な突出長さのパーセントとして表される。図10はアーチ状突出長さおよび直線的突出長さの意味を説明する概略図を示す。
【0025】
アーチ状突出長さは図10にアーチ状の線Cで表され、これはブレードの伸長部分の全長の測定値である。直線的突出長さは図10にBで表され、テープ組立体10の下方の仮想水平面上に投影された伸長ブレードの投影像の直接的な長さの測定値である。線Aは、ハウジング組立体12が水平面に対して角度Dで角度配向されたとき、自由端が該面に接触するようにアーチ状に伸長するブレードを位置決めするために必要な該水平面上方のハウジング組立体10の高さを示す。したがって、角度Dは伸長したテープの所定の長さに関する最大突出長さを得るために要求されるテープ物差しハウジング組立体の(水平面に対する)回転角度を一般に表す。
【0026】
図9に与えられた従来技術と本発明との比較は、2.54cm(1インチ)幅のブレードで達成できる従来技術の最大アーチ状突出長さが約2.74m(約9フィート)であったことを示す。しかしながら、従来技術の2.54cm(1インチ)幅のブレードに典型的に使用されている約5.33mm(0.21インチ)の比較的(本発明に対して)浅い横断面のブレード高さH(図9には示していない)により、また従来技術ブレードの金属の厚さが比較的厚いことにより、直線的な突出長さBは約2.36m(約93インチ)であった。この結果、アーチ状突出長さに対する直線的突出長さの比率は約86%となる。図9の第4〜第6列に示された従来技術の第3実施例は、2.13m(7フィート)(アーチ状突出長さに対する直線的突出長さが96%)の突出長さに関して比較的小さい曲がりを示すが、この実施例はさらに61cm(2フィート)ほどブレードを伸長させると非常に大きい角度で曲がるということが認識できる。約2.74m(約9フィート)の突出長さでの2.54cm(1インチ)幅のブレードのアーチ状のこの大きな曲がりは、従来技術のテープ物差し組立体を使用して一人で長い距離を測定する仕事を困難にする。図9に示されるように、本発明は2.13m〜約3.32m(7フィート〜約11フィート)のアーチ状突出長さを達成でき、同時にアーチ状突出長さに対する直線的突出長さの比率を大体99%〜98%の範囲に保つことのできる物差し組立体を提供する。これは、テープ組立体のユーザーにとって、長い距離の測定の仕事を極めて容易にする。アーチ状突出長さに対する直線的突出長さが同等の比率を有してさらに大きい突出長さは、ブレードを幅広にすることで達成できる。それは、例えば本発明の範囲内で、3.81cm(1.5インチ)以上のブレード幅にすることである。
【0027】
当業者は、好ましい実施例の組立体10の3.14cm(1.25インチ)幅ブレードは、ブレード全体の曲がりを大きくせずに、ブレード16の勾配および凹面に印刷された文字の読み取りが困難になるまで、ブレード高さHを増大できることが理解できる。この構造は、読み取りも容易な比較的高い高さHを有するブレードをもたらす。(対照的に、5.33cm(0.21インチ)を超える伸長ブレードの湾曲高さを有する2.54cm(1インチ)幅のブレードは、読み取りが非常に品難になり、したがって販売を実現できない。)本発明のブレードの幅を増大させることは、ブレード上の印刷を大きくでき、したがって読み取り易いブレードとすることで測定を容易にする。好ましい3.14cm(1.25インチ)幅(平坦状態での幅F)のブレードは、凹−凸横断面形状(図7)においてその高さHは、上述したように、約8.12mm(約0.32インチ)で、湾曲すなわちアーチ状の幅Wは2.59cm(約1.018インチ)である。伸長ブレードのこの比較的広い幅Wは、ブレード16からの測定値の読み取りも容易にする。
【0028】
したがって物差し組立体10のブレードは、約3.35m(約11フィート)の突出長さを達成し、同時に従来技術に対してアーチ状突出長さに対する直線的長さの比率を改善する。この突出長さは、ハウジング底面が水平面Sに対して約45゜の角度とされるときに達成され(図9の最右欄に示されるように)、これは図9に示される3つの従来技術の物差し組立体の実施例と比較できる。
【0029】
当業者は、物差し組立体10が10.1m(33フイート)の長さのブレードを備えたとき、ブレード16が外方へ向けて完全伸長位置へ動けるようにするために、コイルばね32が備えられねばならないことを認識するであろう。ハウジング組立体12が容易にユーザーの片手に適合できるように十分小さく、十分小型化されるように、物差し組立体10を構造することが望ましいことは認識できる。物差し組立体10は幅の広いブレードを有するので、ハウジング組立体12の幅も同様に広くなる。ハウジング組立体12の高さおよび長さ(ハウジング組立体12の「フットプリント」とも呼ばれる)ができるだけ小さくなるように、引込み式物差し組立体10を構成することが望ましい。ばね32およびブレード16はいずれも本発明の幾つかの実施例では非常に長くなるので(例えば、約10.1m(33フイート)の長さまで)、ばね32は完全に伸長されたブレードを引込めるために十分大きい力を与え、さらにユーザーの手の中に容易に収まる寸法のフットプリントを有するハウジング組立体12内に収まるように、ばね32を注意深く構成しなければならない。
【0030】
コイルばねは金属(典型的に鋼)のコイル状のリボンで構成される。ばねによって与えられるばね力は、ばね幅およびばね厚さにほぼ直接に比例する。しかしながら、厚いばねはハウジング組立体12の高さおよび長さを大きくする。本発明の原理にしたがって構成された物差し組立体の最も望ましい構造は、従来技術のばねに比べて比較的薄く比較的幅の広いコイルばねを有する。好ましくは、物差し組立体10のばね32は、ブレード幅(平坦状のブレードに関して上述した広い範囲の所定のブレード幅に関する)の約95%〜約120%の幅を有する。さらに好ましくは、ばねはブレードの金属リボンの幅の約100%〜約110%の幅を有し、最も好ましくはブレード幅の100%(すなわち、等しい)である(図9に示されるように)。ばね幅は比較的大きく影響するので、ばねはブレード16と同じまたは薄い厚さに作ることができる。ブレード厚さに対してばね厚さを小さくすると(従来技術に比べて)、手の中に容易に握れるハウジング組立体12を形成するために、ハウジング組立体12が最小のフットプリントを有するように、ハウジング組立体12を構成することが可能になる。
【0031】
従来技術の2.54cm(1インチ)幅のブレードに使用される典型的なばねは、通常、2.03mm(0.8インチ)〜22.6mm(0.89インチ)の範囲のブレードの幅よりも小さい幅を有する。図9は、図中に記載した2.54cm(1インチ)幅のブレードの3つの実施例のすべてのばね幅として2.22cm(0.875インチ)の典型的な値を示す。従来技術のばね厚さは、約0.130mm〜約0.152mm(約0.0051インチ〜約0.0060インチ)の範囲にある。一般に、従来技術のばね厚さはブレード厚さよりも約0.0076〜0.0152mm(約0.0003〜0.0006インチ)ほど厚い。したがって、従来技術の構造は、ブレードよりも厚く、かなり細いばねを使用する。この従来技術の構造を本発明に使用できるが、従来技術の比較的厚いばねによれば平均的なユーザーの手の中に都合よく収まるには大きすぎるハウジング組立体のフットプリントとなるので、望ましくないことが認識できる。したがって、ハウジング組立体のフットプリントが片手で好ましく把持できるように小さく作られるようになすブレード16を使用できる新規なばね構造が必要となる。
【0032】
したがって、比較的広い幅のばねは、ばね厚さを比較的薄く保持できるようにし、このことはハウジング組立体のフットプリントを十分に小さくしてほとんどのユーザーの片手に容易に把持できるようにすることが理解できる。さらに詳しくは、特に、ばね幅がブレード幅にほぼ等しいとき、本発明のばね32はブレード16よりも0%〜10%ほど薄いことが好ましい。他の例として、ばね32がブレード16の幅の120%幅に作られると、ばね32はブレードよりも好ましくは0%〜25%ほど薄くなる。実際の測定に関して、このことは典型的なばねの厚さはブレード厚さよりも0.0127mm(0.0005インチ)まで薄くなることを意味する。さらに、本発明のばねはブレード幅に対して広く作られるので、ばねの全長は同様な測定ブレード16の長さに関して従来技術のばねの長さよりも短く作ることができる。例えば、典型的な2.54cm(1インチ)幅で、長さが7.62m(25フィート)の従来技術のブレードは、約6.09m(240インチ)の長さのばねを有し、7.62m(25フィート)のブレードを有する物差し組立体10のために本発明にしたがって構成された幅の広いばね32の長さは、約5.84m(230インチ)である。
【0033】
ブレード16のばね幅を増大することで、ばねの厚さを減少し、長さを減少できる一方、ハウジング組立体のフットプリントを望ましくないほどに大きくせずに、ブレードを引込めるために十分なばね力を与えることができる。物差し組立体10の構造における他の構造の詳細を考えた後、特定のブレード長さのための特定のハウジング組立体12の高さの例を以下に考える。
【0034】
ブレード16、コイルばねおよび他の協働部材を収容するためにハウジング組立体12の内部空間の使用を最小限にするので、ユーザーの手の中に容易且つ好ましく収まるようにハウジング組立体12がさらに構成される。ハウジング組立体12の内部構造およびその内部に取付けられるブレード16の詳細が図4〜図6および図11に示される。ハウジング組立体12およびリール14はモールドしたプラスチックで構成されることが好ましい。図6から最もよく分かるように、ハウジング組立体12は一対の協働するモールドしたプラスチック製ハウジング部材40,42を含む。ハウジング部材40,42の各々は端壁44,46をそれぞれ含み、端壁はそれぞれ周縁から延在して自由縁で終わる周壁48,50をそれぞれ有する。一対の協働するハウジング部材40,42は協働関係状態となるように互いに軸線方向へ移動でき、ハウジング組立体を形成する(ここで、「軸線方向」はスピンドルが定めるリールの回転軸線の方向を示す)。
【0035】
ハウジング部材40,42が組立てられた物差し組立体10として互いに固定されるとき、自由縁52,54が図6に示すように一体化される。周壁48,50に隣接して間隔を隔てた位置で、軸線方向に配向された複数のボルト58が一方のハウジング部材42を通して延在され、他方のハウジング部材40に螺合される。ハウジング部材40,42は、固定されたリール・スピンドル15にボルト68が螺合されることによっても、互いに固定される。軸線方向に延在するスピンドル15はハウジング組立体12の中央部で固定される。特に、固定されたスピンドル15は、各端部においてハウジング組立体12の端壁44,46のそれぞれの中央内面領域62,64と相互に係合する非円形の上部−突起連結手段(図6に示され、以下に説明される)を有する。スピンドル15の各端はボルト68を螺合して受止めるために内ねじを形成されている。ボルト68は、ハウジング組立体のそれぞれ隣接する端壁44,46に形成されている中央穴70,72を通して延在され、スピンドル15の各端に形成されている内ねじ73と螺合する。ボルト68はその各々がそれぞれの中央穴70および内ねじ73の内部に配置されたとき、全体を符号75で示された凹部−突起連結手段を通して延在される。金属クリップ77はボルト68によりハウジング組立体の片側に固定される。
【0036】
固定されたスピンドル15はモールドされたプラスチックまたはナイロンで構成されることが好ましい。スピンドル15の端部と端壁44,46との間の凹部−突起連結手段75の構造が図6に示されている。各凹部−突起連結手段75は同じである。特に、非円形横断面の外形を有する突起74は端壁44,46に一体形成され、スピンドル15の各端部に形成された補完的な非円形横断面の内形を有する凹部76に受入れられる。スピンドル15の端部が組立てられた物差し組立体10の突起74に取付けられると、非円形横断面の内形および外形が協働してスピンドル15のハウジング組立体12に対する回転を防止する。スピンドル15の各端はリール14の反対側に形成された円形横断面の穴79を通して延在される。リール14の穴79を通って延在するスピンドル15の部分は、円形横断面の外形を有する。スピンドル15のフランジ81穴79を取巻くリール14の環状溝83に係合し、スピンドル上でのリールの回転をガイドする。したがって、リール14はハウジング組立体12に対してその双方向の回転ができるようにスピンドル15上に回転可能に取付けられる。図4および図6に最もよく見られるように、スピンドル15はばね32の一方の長手方向端部37を受入れるために内部にスロットを形成され、これによりばねの一端を固定する。
【0037】
モールドされたプラスチック・リール14は2つのリール部材78,80(図6)を含む。リール部材78は一体の壁部28を含み、そのまわりにブレード12が巻上げられる。リール部材80は基本的にディスク形状をしている。各リール部材78は穴79のまわりに形成されたそれぞれ外方へ延在する円筒壁部88,90を含む。壁部82の環状縁部84はリール部材80に形成された環状溝86に受入れられ、リール14を一緒に保持する作用をなす。リールの壁部88,90とハウジング組立体12の端壁44,46との接触係合は、縁部84を組立てられた物差し組立体の溝86内に保持する。
【0038】
ハウジング部材40,42は、接触する自由縁52,54に沿って、舌部および溝構造(図6)の部分を含み、組立てられた物差し組立体10のモールド・ハウジング部材40,42の固定を補助する。特に、ハウジング組立体12の頂部では、縁部54に形成された壁部94が縁部52の一部に沿って形成された溝94に受入れられ、また縁部52に形成された一体の壁部93はハウジング部材44の壁部50の下側に隣接する関係で配置される。ハウジング組立体12の底部では、縁部54の長さに沿って形成された壁部95が、ハウジング部材40の壁部48の一部に形成された凹部97内に受入れられる。
【0039】
側立面図で見ると、ハウジング組立体12は全体を符号96,98で示される2つの隅部(例えば、図4を参照のこと)だけを含む。一方の隅部96はハウジング組立体の開口22に隣接し、他方の隅部98はハウジング組立体12の反対側の底端にある。2つのボルト58がハウジング組立体12の2つの隅部96,98内にそれぞれ位置されるだけである。したがって、ハウジング組立体12は3箇所(例えば、図4の側立面図で見た観点から)、すなわちハウジング組立体12の底部の反対両側の隅部96,98、およびハウジング組立体12の中央(ボルト68)、だけに螺合固定具を使用して、互いに固定されることが認識できる。このようなスピンドル15の反対両端にボルト68を使用することで、ハウジング組立体12の周縁頂部の1箇所または複数箇所にボルトを使用せずに、ハウジング組立体12を互いに固定できる。
【0040】
ボルトの配置は、例えばユーザーの手の中に容易に収まるようにするためにハウジング組立体12のフットプリントの寸法を小さくし、本発明の原理にしたがって構成した10.1m(33フィート)の長さのブレード用のハウジング組立体12が3.96m(13フィート)までのブレード突出長さを有することができるように作用する。特に、せいぜい約10.1m(約33フィート)のブレード長さに対してハウジング組立体の高さ(および長さ)が9.27cm(3.65インチ)の高さを実質的に超えず、せいぜい約9.14m(約30フィート)のブレード長さに対してハウジング組立体の高さ(および長さ)が8.76cm(3.45インチ)の高さを実質的に超えず、またせいぜい約8mのブレード長さに対してハウジング組立体の高さ(および長さ)が8.26cm(3.25インチ)の高さを実質的に超えないという、本明細書で教示した原理にしたがって構成したテープ組立体の提供は、本発明の範囲に含まれる。
【0041】
図3〜図4から最もよく認識されるように、ハウジング組立体12はその上部周縁にボルトを必要としないので、ハウジング組立体12の頂部108はリールの外形に全体的に適合する比較的アーチ状の外形(例えば、図2)を有すように形成でき、これによりハウジング組立体12のフットプリントを最小化し、ハウジング組立体の上部の隅部をなくし、またユーザーの手のひらで受止めるために気持ちよい湾曲の頂面を形成できる。ハウジング組立体12のこのアーチ形状の上面はまた、組立体10を落とした場合のハウジング組立体12の衝撃抵抗を増大させる。
【0042】
ハウジング組立体12の周縁部には、ハウジング組立体とユーザーの手との間の摩擦係合を大きくするために、またユーザーの手に比較的柔らかくて気持ちの良い面を形成するために、ハウジング組立体12のグリップ部分のまわりにゴムに似た被覆110が備えられる。
【0043】
ハウジング組立体12はその開口22に隣接した端部位置に外面部分107を有する底壁109(図4〜図5)を含み、この外面部分はそこから底壁109の反対端部113へ向かって延在する外面部分108よりも下方へ突出して、ユーザーの手に対してフィンガ・グリップを改善する全体を符号119で示される形状を形成する。さらに詳しくは、底壁109(図3〜図4)はハウジング組立体の開口22に隣接する前端部107、および底壁109の反対端部の後端部113を有し、その間の底壁109の部分108は全体的に凹んでユーザーの把持する手に対するフィンガ・グリップを向上させる形状を与える。ハウジング組立体12の底部のこの凹み部分、すなわち把持部分119は、上にモールドされるゴムまたはゴムに似た重合材料で完全に覆われることが好ましい。したがって、ハウジング組立体12はユーザーの片手で容易に保持できるように構成され、これによりユーザーの指がフィンガ・グリップ改善部分119に係合し、またユーザーの掌および親指がハウジング組立体の頂部に対して上から被さる関係にあることが、認識できる。
【0044】
ハウジング組立体はブレード16の凸面に隣接してハウジング組立体開口22の一部を形成する造作部118(図11)を含む。造作部118は横方向に延在する横断部材115と、横断部材115の反対両側から上方へ延在する2つの直立アーム117を有する基本的にU形構造とを有する。横断部材115はハウジング開口の下縁を形成し、横断部材115の底面170は底壁109の隣接する表面部分107と同一面をなし、造作部118の底面部分170は開口22に隣接したハウジング組立体12の底面の一部を形成する。造作部118は一体モールドされたプラスチック構造であるのが好ましい。造作部118は、それぞれのハウジング部材40,42に形成された適当寸法の対向凹部121,123(図11)内に保持され、これらの凹部はハウジング部材40,42が互いに固定されたときに開口22の反対両側に位置される。造作部118の横断部材115は複数の接線方向に延在する横方向に間隔を隔てた細長い隆起120を有し、隆起はハウジング組立体の開口22のリール14から接線方向に延在するブレード16の凸面に係合して支持するために開口22の底部に沿う面125を形成する。したがって、隆起120はブレード16の凸面と滑り係合して、ハウジング組立体12とブレード16との間の低摩擦係合を形成する。
【0045】
全体を符号124で示される保持組立体は、ハウジング組立体の開口22から外方へ伸長されたいずれかの位置にブレード16を保持するため、および保持されているいずれかの位置からブレード16を解放するために手で作動されるように構成され、配置される。保持組立体124の構造および作動は、図4〜図5を対比することで最もよく認識される。保持組立体124は、常態の非作動位置(図4)と保持位置(図5)との間を双方向に移動できるようにハウジング組立体12に取付けられた保持部材126を含む。保持部材126はアーチ状部材であり、前述した2つの一の間のアーチ状移動路に沿って移動できることが認識できる。保持部材126は内側自由端部128を有し、保持部材126が保持位置にされたとき、この内側自由端部はブレード16の接線方向に延在する部分と楔係合するように移動し、ブレードに係合してハウジング組立体12の内側保持構造130(図5)に押し当ててブレードを保持することができる。自由端部128は、以下に詳細に説明する中央凹部129(例えば、図2)を含む。保持部材126は外側の親指係合部分132を有し、この親指係合部分は保持部材126をその常態の非作動位置および作動位置から選択的に移動させるために、指で移動できる形状に形成されている。親指係合部分132は図1〜図2に最もよく見られる。
【0046】
保持部材126は適当な耐久性の可撓プラスチックで形成された一体構造であるのが好ましい。親指係合部分132は一体の外方へ延在するネック部分134によって細長いアーチ状の可撓本体部133に連結され、この本体部は内側の自由端部128で終わる。外方へ延在する部分134は、ハウジング部材40,42によりハウジング組立体12の前面に形成されたスロット136内に保持されガイドされる。保持部材126の下部の動きは、それぞれのハウジング部材40,42に一体形成された一対のタブ131(一方のタブだけが図示されている)によってガイドされる。保持部材126に一体のロック構造138は、ハウジング組立体12に一体に形成された保持構造140(図5)と係合して、保持部材126をブレード16と楔係合した保持位置に解除可能にロックする。
【0047】
さらに詳しくは、ブレード16を所定の伸長位置にロックするために、ユーザーは(コイルばね32のばね力に対抗してハウジング組立体12の外方へブレード16を保持しながら)、親指係合部分132をハウジング組立体12に対して下方へスライドさせてロック構造138を保持構造140の傾斜面142上でスライドさせ、また自由端部128をブレード16に対するロック位置へ移動させる。可撓プラスチック製のロック構造138は保持構造140の上を通過するとき、僅かながら外方へ弾性的に曲がる。自由端部128がブレード16に接触した後ロック方向(下方)へ親指係合部分132を移動し続けると、ブレード16に対して可撓本体部133の自由端部128が楔係合して、コイルばね32のばね力に対向して所定位置にブレード16を保持し、またロック構造138を保持構造140のロック面141と接触係合常態になるように移動させる。保持部材は自由端部128がブレード16に対して楔係合するときに僅かに撓む。ロック構造138とロック面141との間の接触係合が、保持部材126を保持位置にロックする。ブレード16は、楔係合した本体部133により作用される下方へ向かう力によって、本体部133の自由端部128と内側の保持構造130との間で伸長位置に保持されることが図5から理解される。内側保持構造130(詳細に見ることはできない)は、一連の長手方向に間隔を隔てられた横方向に延在するリブであり、ブレード16の凸面を支持するために構成され配置される。図5の視点から見たとき(すなわち、横方向の視線)、リブの頂面(図面では見ることができない)は協働して、ブレード16のための一般に下方へ傾斜した支持部(開口22へ向かう方向)を形成し、また前方から見たとき(すなわち、長手方向の視線)、内側保持構造130の各リブの頂面(図面では見ることができない)はブレードの凸面を受止めて支持するために凹状配列として横方向に間隔を隔てられる。
【0048】
ブレード16を解放するために、ユーザーは親指係合部分132を引き上げ、これがプラスチック製保持部材126上のロック構造138を弾性的に外方へ、ロック面141を越えて移動させ、保持部材126をブレード16との係合から解除する。保持部材126はその常態のアーチ状形状に弾性的に復元する。保持部材126の自由端部128の凹部129は2つの横方向に間隔を隔てた歯147を形成し、この歯はブレード16をロック位置に保持するためにそのブレードの凹面に合致する寸法とされた間隔を隔てられたアーチ状の側面144を有することが、図2から認識できる。
【0049】
測定が行われるとき、保持部材126の使用は任意であることは理解できる。測定時に、ユーザーは典型的に片手でハウジング組立体12を保持し、他方の手でブレード16をハウジング組立体12から引き出す。ブレード16の十分な長さがハウジング組立体12から引き出されたとき、ユーザーは保持部材126を使用してブレード16をハウジング組立体12に対してロックして、ユーザーがそのブレード12を離したときにハウジング組立体12内へ引き戻される(ばね32のばね力の作用による)のを防止することができる。測定が終わったとき、ユーザーは上述した方法で自由端部128をブレード16との楔係合から外すように移動させることで、保持部材126をブレード16との保持係合から簡単に解放する。保持部材126が測定時に使用されない場合、測定が行われる間、ユーザーは他方の手でブレード16を簡単に保持できる。あるいはこれに代えて測定が行われる間、ばね32のばね力に対抗して制御された安定した方法でブレード16をハウジング組立体12の外方に保持するために、フック部材34を被測定物にフック掛けして位置決めすることができる。
【0050】
測定が終わってブレード12が解放されるとき、ばね32は、ブレード12をリール14のまわりに巻上げるブレード巻上げ方向へ、リール14をハウジング組立体12に対して回転させる。ブレード16の比較的短い自由端部は、ブレードがハウジング組立体12の外方にある間、およびブレード12がばね32のばね力によってハウジング組立体12の中に引き戻される間、ブレード12を保護するためにその凹面(図11)に接着されたプラスチック材料の透明フィルム158を有する。フィルムはポリウレタンで作られ、アクリル接着剤でブレードに接着されるのが好ましい。フィルムを形成するために、マイラー(登録商標)およびナイロン(登録商標)を使用することも考えられている。フィルムは約0.152mm〜約0.356mm(約0.006インチ〜約0.014インチ)の範囲内の厚さ寸法を有することが好ましい。このフィルムを周知のいずれかのテープ物差し組立体のブレードに付けることは、本発明の範囲に含まれる。
【0051】
フック部材34が上に配置されるブレード部分を含めて、ブレード16の自由端部20の先端側の数センチメートル(約5.08cm〜約30.5cm(約2インチ〜約12インチ)の広い範囲内が好ましい)にわたって、自己接着フィルム158がブレード上に配置されることが好ましく、フィルムはブレード16の自由端20までの全てをフック部材34の下側に位置するようになされるのが好ましい。フィルム158がブレード16の自由端20から26.7cm(10.5インチ)未満の長さにわたって取付けられることがさらに好ましく、フィルム158で覆われるブレード16の自由端からの長さが約15.2cm(約6インチ)であることが特に好ましい。ブレード16が完全引込み状態にあるとき、コイルブレードの渦巻き部分が互いに重なる関係にあるブレード16上の位置にフィルム被覆部分の端を有することが一般に望まれる。典型的にテープ物差し組立体では、外径で約7.37cm(約2.9インチ)の典型的なリール寸法がその構造に使用されたとき、テープ・ブレードはほぼ24.13cm(9.5インチ)の位置で重なり始める。物差しブレード16のほとんどの破損は、亀裂または裂け目によりブレード16の自由端の最初の15.2cm(6インチ)の範囲内で生じることから、フィルム158が備えられる。ブレードがコイルばねのばね力の作用でリールのまわりに巻戻されるとき、ブレードの自由端の開口22への進入時に「打ち振り」傾向を示して、ブレード16の最後の数cm(インチ)をハウジング組立体12に打ち付けることから、亀裂や裂け目が生じる。これは経時によってブレード16の自由端の亀裂または破損の進展を生じる。保護フィルム158はこれらの亀裂や裂け、およびブレード16の打ち振りに伴うブレード16のその他の損傷を防止する。
【0052】
ブレード16の自由端はユーザーによりしばしば操作され、この取扱いが経時によってブレード16の凹面上の数字および記号を磨滅させて読み取り困難にする。フィルム158はブレードの自由端の数字および記号を覆い、磨滅するのを防止するので、この損傷を防止する。
【0053】
フック部材34の構造およびブレード16の自由端20上へ配置する方法は、図1〜図4、図11に最もよく見ることができる。端部フック部材34は所定厚さのシート金属から形成されることが好ましく、凹−凸取付け部150(図11)を含み、その端部から一般に直角に曲げられたU形フック部152を有する。フック部材34は、ブレード16の自由端20の凹面と範囲を制限されてスライドできる滑り係合状態で、また凹面に重ねられた状態で取付けられた取付け部150によって、ブレード16の自由端20上に取付けられる。
【0054】
さらに詳しくは、フック部材34とブレード16との間で限られた長手方向の相対移動が可能となるなように、スライド可能にフック部材34をブレード16に対して取付けるため、取付け部150は大きい穴167(図4)と、穴167を通って延在する複数のリベット169とを備えている(すなわち、各穴167の直径は、組合わされるリベット169の直径よりもフックの望ましい移動量にほぼ等しい長さだけ大きい)。この限られたスライド係合は、U形フック部の外面161から外方へ、またはU形フック部152の内面163から内方へ向かってブレード16が測定するようにできる。換言すれば、フック部材34のスライド移動により、いずれかの面161または163を被測定物と接触状態にして、アーチ状の測定が行えるようにする。外面161または内面163のいずれかを被測定物と接触係合させて行う測定が正確な測定値を与えるように、保持部材34はブレード16に対して長手方向へフック部152の厚さ(この厚さは外面161から内面163まで測定される)にほぼ等しい距離をスライドする。
【0055】
U形フック部152は、ブレード16の自由端の凸面から下方へ横方向に延在した湾曲部160と、ブレードの自由端の横方向に間隔を隔てられた隅部171を越えて延在する間隔を隔てた脚部162とを含む。フック部材34のフック部152の湾曲部160は、ブレード16の伸長を容易にし、また測定の間にブレードを被測定物に対して一時的に固定するために、被測定物にフック掛け係合できる下側キャッチ(under−catch)構造を形成する。図11から認識できるように、脚部162はブレード16の長手方向へ延在する縁を越えて延在し、物体すなわち被測定物にブレードをフック掛けするのに使用できる側方キャッチ面をブレード16の各側面に形成する。脚部162で形成されるこの側方キャッチ構造は、測定時にブレード16の自由端を固定するように機能できる。脚部162で形成されるこの側方キャッチ構造はまた、ブレード16が被測定物のの表面に対して傾いた位置で容易および安定して保持できるようにして、ブレード16の長手方向へ延在する縁が被測定物に対して保持できるようにする。さらに詳しくは、通常、ブレード16は凹−凸横断面を有するので、ブレード16の凸面が被測定物に接触されたとき、通常、長手方向縁は表面から隔てられる。フック部材34の脚部162は被測定物の縁上にフック掛けできる側面キャッチを形成し、ブレード16の凸面が被測定物に接触されたとき、ユーザーがブレードの長手方向縁を被測定物に非常に接近または直接接触させて安定状態で保持できるようにし、これは測定値の読み取りを容易にする。これは、測定を行う上で有用である。何故なら、横断部分の湾曲高さHは約8.13mm(約0.32インチ)であり、したがってブレードの湾曲高さは比較的大きいからである。
【0056】
脚部162の上部は一般にブレード16(図11)の凹面よりも上方且つ外方へ延在してブレード16の凹面上方に被測定物にフック掛け係合するための構造を形成し、ブレード16の伸長を容易に行えるようにし、また測定値の読み取られる間、ブレード16の自由端を保持する。例えば、ブレード16の凸面が被測定物に面するように、また測定値を読み取るべき箇所にてブレード16の反対両側の長手方向縁が被測定物の表面に接触するように、ブレード16は被測定物に接触して位置決めできる。ブレード16がこの状態とされているとき、フック部材34の脚部162の上方へ延在する部分は、ブレード16の自由端20を被測定物に当てて保持するために使用できる。
【0057】
ブレード16が完全に引込められたとき、フック部材34のフック部152は物差し組立体10の前面に外観的に楽しい「顔」の表情を与えることも、図1〜図2から認識できる。ブレード16の自由端20の横方向に間隔を隔てた隅部171はブレード16の反対両側の長手方向縁から内方へ斜め(mitered)にされており(図4)、フック部材34の脚部162はブレード16の自由端20の反対両縁の斜めの隅部171を越えて延在する。各隅部171はブレード16の自由端から約2.38mm(約3/32インチ)の距離の位置を始めとして、反対両縁から内方へ斜めにされている。
【0058】
フック部材34がハウジングの開口22(図11)に位置するときに、ハウジング開口22におけるハウジング組立体12の底面170よりもフック部材34のフック部152が下方へ延在する長さに少なくともほぼ等しい長さだけ、フック部材の取付け部150およびブレード16の自由端との連結箇所の高さ寸法より大きい高さ寸法をハウジング開口22が有することが好ましい。開口22のこの高さは、ブレード16が完全に引込められ、また開口22に対して上方へフック部材34を移動させようとする方向にフック部材34が衝撃を与えられたとき(落とすなどによる)、フック部材34に生じ得る損傷を防止するために備えられている。
【0059】
ハウジングの開口22の構造の詳細は、図4および図11から認識できる。隅部96で軸線方向に延在する固定具58は、衝撃時にフック部材を保護するため、開口22が十分な高さを備えられるようにするのに十分な距離につき、ハウジング組立体12内で上方へ間隔を隔てなければならないことが認識できる。隅部96のこの固定具58の位置は、隅部96の寸法によって制約される。特に、非作動位置とブレード保持位置との間のアーチ状の保持部材126が追従するアーチ状の移動路はハウジング組立体の底部隅部96の内方範囲を定め、またハウジング組立体12の前方の下側前壁部200は底部隅部96の前方範囲を一般に定める。したがって、図4により、保持部材126および前壁部200が協働して、ハウジングの開口22が前述したような高さを有することができるように固定具58をハウジング組立体12に対して上方へ位置させるように、テープ組立体10を構成しなければならないことが認識できる。従来技術のハウジングの開口の高さは、ハウジング開口の上方の固定具の位置によって一般に制約される。従来技術のハウジング組立体の構造は、前述の衝撃損傷からフック部材を保護するのに十分に大きい高さ寸法を有する開口を形成するために、十分に固定具が上方へ隔てられることを妨げていた。本発明はこの問題点を、ハウジング組立体の前部中央部分204と基本的に同一面をなすようにハウジング組立体の下側の前部壁200を構成することで解消する。下側前部壁200を中央壁部204と基本的に同一面をなすように位置決めすることで、組合わされた軸線方向に延在する固定具58は、ハウジング組立体の開口22が衝撃時にフック部材を保護するのに十分な記載した高さを有することができるように、十分な距離を上方へ移動されることができる。特に、増大されたハウジングの開口高さは、フック部材34の取付け部150がハウジング組立体12のいずれかの下方へ向いた面に衝突する前に、底縁177が開口22に隣接したハウジング組立体12の底面170と同一面をなす位置へと上方へ移動できるようにする。
【0060】
テープ組立体10の代表的実施例では、保持部材126の内側自由端部128は、フック部材34が開口22に位置するときに、一般にフック部材34の取付け部150よりも上方に位置されることが図4から認識できる。凹部129は保持部材126の自由端部128に備えられ、フック部材34が衝撃によって開口22内で上方へ移動を生じるならば、保持部材126の自由端部128は開口22内でのフック部材34の上方への移動を妨げず、これにより底縁177は外部のハウジング組立体の底面170と同一面をなす位置まで上方へ移動できる。さらに詳しくは、中央凹部129はフック部材の取付け部150の幅を作動的に受入れる幅とされる。それ故に、フック部材34が衝撃によってハウジングの開口22内を上方へ押圧されるとき、取付け部150は凹部129の中へと上方へ移動し、これにより開口22に隣接するハウジング組立体の底面170と同一面をなすように、フック部材34の底縁177が十分に上方へ移動できるようにする。凹部129が備えられていなければ、保持部材126の自由端部128は取付け部150の上方への移動を制約することになり、フック部材34のフック部152に対する衝撃はフック部材34を保持部材126に当てて曲げてしまう。凹部129は、少なくとも底縁177がハウジング組立体12の底端の底面170と同一面をなすように十分に移動できるようにフック部材34をハウジング組立体の開口22内でさらに上方へ移動できるようにすることで、フック部材34に対するこの種の損傷を排除する。
【0061】
開口22は、取付け部150の上縁が開口22の頂部構造に衝突するまでフック部材34がその開口22内を上方へ移動できるように構成される。さらに詳しくは、フック部152に隣接する取付け部150の横方向縁は上方へ向かう面206を備え、この面はハウジングの開口22を形成する1以上の下方へ向いた面208と係合して、開口22内でのフック部材34の上方への移動を制限することが図4および図11から認識できる。ブレード16の側方の長手方向に延在する縁210は、フック部材の取付け部150の上方へ向いた面206を越えて上方且つ外方へ延在するが、縁210は開口22内でのフック部材34の上方への移動を制限しない。これは、フック部材34が衝撃を受けて開口22内を上方へ移動するとき、ブレード16の縁210が下方へ向かうハウジング開口面208と係合し、またフック部材34の取付け部150が上方へ向いた面206と係合する前に、外方へ弾性的に撓むからである。換言すれば、示されるテープ組立体10の代表的な実施例では、ブレード16の凹−凸横断面の湾曲高さは、縁210が通常、フック部材34の取付け部150の上方へ向いた面206よりも上方にあるようになされる。開口20においてフック部材34が衝撃によりハウジング組立体の開口22に対して上方へ移動されるとき、ブレード16の縁210は開口22の上部にまず最初に衝突し、ブレードの縁210を反対両方向において外方へ撓ませ、フック部材34の取付け部150がハウジングの開口22における下方へ向いた面208へ向かって移動し、衝突できる十分な程度で、ブレード16を僅かに平坦状にする。取付け部の上方へ向かう面206が開口22の下方へ向かう面208に接触すると、フック部材34はハウジングの開口内での上方へ向かう移動の上側限界位置に達する。しかしながらこの上側限界位置に通常は達しない。何故なら、フック部材34の上方へ向いた面206がハウジング組立体12の下方へ向いた面208に衝突する前に、フック部材34の底縁177がハウジング組立体12の底部の底面170との同一面位置まで上方へ移動するようにテープ組立体10は構成され配置されているからである。フック部材34の底縁177がハウジング組立体の底面170と同一面をなすとき、フック部材34はさらに保護され、これによりフック部材34に対する損傷を防止する。
【0062】
コイル状にされたブレード16は巻き解れて、凹−凸横断面で真直に(長手方向に)延在した状態に復元する傾向を有することは理解できる。この傾向は完全に引込んだブレード16の自由端20にハウジング組立体の開口22に対して下方へ向かう力を与え、この力が完全に引込んだブレード16の伸長部分を開口22におけるハウジング組立体内面の底部に押し当てて保持し、これにより完全に引込んだブレード16のフック部材34の部分を常態としてハウジング組立体12の外部の底面170よりも低く保持する。これは、フック部材34の一部が常態として底面170よりも下方に位置することから、ユーザーがフック部材34を被測定物のような構造に容易にフック掛けできるようなテープ組立体となす。
【0063】
図示し、上述で説明したテープ物差し組立体10の実施例は単なる例示であり、制限することを意図していないことが当業者は理解するであろう。いずれかの周知のテープ物差し組立体に本発明のいずれかの、またはすべての特徴を組み入れることは、本発明の範囲に含まれる。例えば、プラスチック材料の透明フィルムはいずれの周知のテープ物差し組立体に対しても適用できる。同様に、本発明の原理にしたがって構成された端部フック部材はいずれの周知の物差し組立体にも適用できる。
【0064】
モールド・プラスチック構造、ハウジングの形状、比較的少ないボルトの使用、ハウジング組立体の上部におけるボルトの省略、スピンドルの取付け法、ブレードの自由端のフック部材の下方へ延在する部分の寸法に対するハウジング組立体の開口の高さ寸法、およびハウジング組立体の底面の指係合部分の構造を含むハウジング組立体の特徴は、いずれの既存のテープ物差し組立体に別個に、または組合わせて使用できる。
【0065】
同様に、ブレードの横断面の幾何形状、およびブレードおよびコイルの寸法および構造は、いずれの既存のテープ物差し組立体に使用できる。
【0066】
接線方向に延在する横方向に間隔を隔てられた細長い隆起の構造を含めて、造作部の構造はいずれの周知のテープ物差し組立体に使用できる。別個の造作部の隆起を有するテープ物差し組立体を構成することも好ましいが、隆起がハウジング組立体のハウジング部材に一体形成されたテープ物差し組立体を提供することが考えられることもまた理解できる。前述した特徴のいずれかを単独で、またはいずれかの適当な組合わせで、ばね付勢の引込み式ブレードを有するテープ物差し組立体に、またはこれと別に、ブレードが手で引出されるいずれかのテープ物差し組立体に使用することが考えられることもまた認識できる。
【0067】
本明細書で与えられる技術を広い範囲の寸法を有するテープ・測定器具を構成するために適用することは本発明の範囲内に含まれること、また本発明を本明細書で与えられた実施例、または特定の測定値または測定値の範囲に制限することを意図しないことを、当業者は認識できる。例えば、突出長さを増大した2.54cm(1インチ)幅(すなわち、平坦状態での幅)のテープ・ブレードを含む引込み式テープ・測定器具組立体を構成することは、本発明の範囲内に含まれることが理解できる。テープ・測定器具組立体に本明細書で列挙した特徴を別個に、またはいずれかの組合わせで備えることが考えられるので、2.54cm(1インチ)幅のブレードを有する広範のテープ・測定器具組立体が構成できることは理解できる。さらに詳しくは、2.54cm(1インチ)幅のブレードを有するテープ・測定器具組立体は、例えばブレードの横断面幾何形状、小さなフットプリントのハウジング、フック部材、保護フィルム、ハウジングの開口高さおよびフック部材の寸法、および/または横方向に延在するリブを有する造作部を、すべて上述したようにいずれかの組合わせで含むことができる。
【0068】
したがって、本発明の目的は、完全および効果的に達成されたことが理解される。しかしながら、前述の特定の実施例は本発明の機能的および構造的な原理を説明するために示され、記載されたのであり、その原理から逸脱せずに変化されることが実現されるであろう。それ故に、本発明請求の範囲の精神および範囲に包含される改良をすべて含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理にしたがって構成されたテープ物差し組立体の斜視図を示す。
【図2】テープ物差し組立体の前立面図を示す。
【図3】テープ物差し組立体の側立面図を示す。
【図4】完全に引込んだ状態でブレードを示す図2の線4−4を通るテープ物差し組立体の横断面図を示す。
【図5】完全に伸長した状態でブレードを示す以外は図4に類似の図である。
【図6】図3の線6−6を通る横断面図である。
【図7】伸長されたブレードの一部を通る横方向の横断面図である。
【図8】ブレードが平坦状態であるときのブレードの一部を通る横方向の横断面図である。
【図9】本発明の原理によって構成されたテープ物差し組立体の実施例と従来技術のテープ物差し組立体の複数の実施例の構造および突出長さの特徴の比較を示す表である。
【図10】ブレードの直線的な突出長さ、アーチ状の突出長さ、およびハウジング組立体の回転角度を示すために、ハウジング組立体から伸長されたテープ・ブレードを示す概略図である。
【図11】図4の線11−11を通るテープ物差し組立体の断片的な横断面図である。
【符号の説明】
10 物差し組立体
12 ハウジング組立体
14 リール
15 スピンドル
16 ブレード
18 端部
20 自由端
22 開口
24,26 スロットまたは開口
28 壁部2
30 フック状構造部
32 コイルばね
35,37 長手方向端部
36 アーチ中央部
38 アーチ端部
40,42 ハウジング部材
44,46 端壁
48,50 周壁
52,54 自由縁
62,64 中央内面領域
68 ボルト
70,72 中央穴
73 内ねじ
75 凹部−突起連結手段
78,80 リール部材
79 穴7
81 フランジ
82 壁部
83 環状溝
84 環状縁部
86 環状溝
88,90 壁部
96 隅部
107 外面部
108 頂部
109 底部
113 後端部
115 横断部材
117 直立アーム
118 造作部
120 隆起
124 保持組立体
126 保持部材
128 自由端部
129 凹部
130 保持構造
131 タブ
132 親指係合部分
133 本体部
134 ネック部分
136 スロット
138 ロック構造
140 保持構造
141 ロック面
150 取付け部
152 フック部
158 フィルム
160 湾曲部
161,163 外面
162 脚部
167 穴
169 リベット
170 底端面
177 底縁
200 前壁部
204 前壁部
206,208 面
210 側方縁

Claims (12)

  1. 引込み式の物差し組立体であって、
    ハウジング組立体と、
    前記ハウジング組立体の内部に回転可能に取付けられたリールと、
    一端を前記リールに連結した金属リボンで形成され、前記リールに対して接線方向の位置から、前記ハウジング組立体の間隔開口を通って外方へ伸長するように前記ハウジング組立体に対して構成され配置された細長いブレードと、
    前記ハウジング組立体の開口から外部へ常態である凹−凸横断面形状を有して伸長している細長いブレードを平坦な横断面形状にして前記リール上に接触する渦巻きコイル配列に巻上げる方向へ、前記リールを前記ハウジング組立体の内部で回転させるために、前記ハウジング組立体および前記リール間に構成され配置された金属リボンで形成されたコイルばねと、
    前記ハウジング組立体の開口から外部へ伸長したいずれかの位置にブレードを保持するため、また保持されたいずれかの位置からブレードを解放するために、手で作動されるように構成され配置されたブレード保持組立体と、
    前記ブレードの凹面に接着されたプラスチック材料の透明フィルムを有する5.08cm〜30.5cmの長さのブレード自由端部とを含む引込み式物差し組立体。
  2. 前記フィルムがポリウレタン、マイラー(登録商標)およびナイロン(登録商標)を含んで成る群から選ばれた材料で構成された請求項1に記載された引込み式物差し組立体。
  3. 前記群から選ばれた前記フィルムがアクリル接着剤で前記ブレードの前記凹面に固定された請求項2に記載された引込み式物差し組立体。
  4. 前記フィルムが、ブレードの自由端部から、前記ブレードが完全に引込められたときに前記接触して渦巻き状態となる位置の近くま延在する請求項3に記載された引込み式物差し組立体。
  5. 前記フィルムで覆われたブレード部分が26.7cm以下である請求項3に記載された引込み式物差し組立体。
  6. 前記フィルムが0.152〜0.356mm(0.006〜0.014インチ)の範囲の厚さ寸法を有する請求項5に記載された引込み式物差し組立体。
  7. 前記引込み式物差しは、凹−凸取付け部と、前記取付け部から一般に直角に曲げられたU形フック部とを含めて所定の厚さのシート金属で形成された端部フック部材をさらに含み、
    前記端部フック部材は、前記ブレードの自由端に対して限られ範囲で移動できるように取付けられた取付け部によって前記ブレードの自由端に取付けられ、これにより前記物差しは前記U形フック部の外面から外方へ、または前記U形フック部の内面から内方へ向かって測定でき、
    前記フィルムが前記ブレードの前記凹面に接着され、これにより前記フィルムの一端部は前記ブレードの前記凹面と前記端部フック部材の前記取付け部との間に配置されている請求項6に記載された引込み式物差し組立体。
  8. 前記フィルムが0.152〜0.356mm(0.006〜0.014インチ)の範囲の厚さ寸法を有する請求項3に記載された引込み式物差し組立体。
  9. 前記引込み式物差しは、凹−凸取付け部と、前記取付け部から一般に直角に曲げられたU形フック部とを含めて所定の厚さのシート金属で形成された端部フック部材をさらに含み、
    前記端部フック部材は、前記ブレードの自由端に対して限られ範囲で移動できるように取付けられた取付け部によって前記ブレードの自由端に取付けられ、これにより前記物差しは前記U形フック部の外面から外方へ、または前記U形フック部の内面から内方へ向かって測定でき、
    前記フィルムが前記ブレードの自由端から約5.08cm(2インチ)〜約30.5cm(12インチ)の範囲の長さにわたって前記ブレードの前記凹面に付着され、前記フィルムの一端部が前記ブレードの前記凹面と前記端部フック部材の前記取付け部との間に配置されている請求項8に記載された引込み式物差し組立体。
  10. 前記ハウジングの開口が、前記フック部材の取付け部およびその前記ブレード自由端との連結部の高さ寸法よりも、前記ハウジングの開口に位置するときの前記ハウジング組立体の前記底面より下方へ延在する前記フック部の寸法に少なくともほぼ等しい寸法だけ大きい高さを有する請求項9に記載された引込み式物差し組立体。
  11. 前記フック部に隣接する前記取付け部の側縁が上方へ向いた面を形成し、この面はハウジング開口を定める下方に向いた1以上の面と係合して、前記開口内での前記フック部材の上方へ向かう移動を制限する請求項10に記載された引込み式物差し組立体。
  12. 前記ブレードの側縁が、前記下方へ向いたハウジング開口の面と係合する前記フック部材の取付け部の上方へ向いた面を越えて外方且つ上方へ延在し、また前記取付け部の上方へ向いた面と係合する前に外方へ偏倚し、前記ロック部材はブレードと係合およびロックする自由端を含み、前記ロックする自由端は前記フック部材の取付け部の幅を作動的に受入れる幅の中央凹部を含んでいる請求項11に記載された引込み式物差し組立体。
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