JP2001201302A - 保護フィルム付き物差し組立体 - Google Patents

保護フィルム付き物差し組立体

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JP2001201302A JP2000269378A JP2000269378A JP2001201302A JP 2001201302 A JP2001201302 A JP 2001201302A JP 2000269378 A JP2000269378 A JP 2000269378A JP 2000269378 A JP2000269378 A JP 2000269378A JP 2001201302 A JP2001201302 A JP 2001201302A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 引込み式テープブレードの選ばれた長さを被
覆し、補強して、耐久性の高い引込み式物差し組立体を
提供する。 【解決手段】 引込み式物差し組立体はハウジング組立
体12と、該ハウジング組立体の内部に回転可能に取付
けられたリール14とを含む。一端をリールに連結され
た金属リボンで形成された細長いブレード16を金属リ
ボン製コイルばね32がハウジング組立体とリールとの
間に配置される。また、ブレードをハウジング組立体の
開口から外方へ伸長された位置に保持するため、ブレー
ド保持組立体124が手で作動されるように構成、配置
される。比較的短いブレード自由端部はその凹面に接着
されたプラスチック材料の透明フィルム158を有す
る。このプラスチック製の透明フィルムは、ブレードの
被覆した部分を亀裂や裂けから保護し、またブレード端
部に付された数字および測定ラインを摩耗から保護す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に引込み式テー
プ物差し組立体に係わり、特にばねによる引込み式の物
差し組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】典型的な引込み式物差し組立体は、細長
く薄い金属製の物差しブレードを含み、このブレードは
ハウジング組立体の内部に回転可能に配置されたリール
上に取付けられる。物差しブレードは、リールのまわり
にコイル状に巻上げることで収納するように、ハウジン
グ組立体内に引込まれる。リールとハウジング組立体と
の間にコイルばねが取付けられており、測定が終了した
後、ブレードの完全な引込み位置となるまでブレードを
リールのまわりにばね駆動によって巻上げる。しかしな
がら、繰返して行われる伸長および引込みは、ブレード
に対して大きな応力を与えることになる。ブレードの自
由端部の初めの数センチメートル(数インチ)は、テー
プ組立体の使用寿命の間に、損傷および摩耗を特に受け
やすいことが見い出された。例えば、テープをハウジン
グ組立体から引き出すため、またはテープ自由端を被測
定物上に保持するために、ブレードの先端がテープ組立
体の使用者によって頻繁に取扱われる。テープの自由端
のこの繰返される取扱いは、テープ面の数字および測定
ラインを摩耗に曝し、時間が経つとそれらのマーキング
を擦り落としてしまう。ばね付勢によるブレードの引込
みは、ハウジング組立体内へのブレードの非常に高速な
巻取りを行い、これは巻上げられるテープの最後の数セ
ンチメートル(数インチ)(すなわち、テープの自由端
における数センチメートル(数インチ))に「打ち振
り」、すなわちハウジング組立体の開口を形成するハウ
ジング組立体の部分に対する打撃、を生じる。時間が経
過すると、ハウジング組立体の開口に対するテープのこ
の打撃は、テープに亀裂または裂けを引き起こし、最終
的にテープの破壊に至る。営業上の使用でテープ組立体
のテープに生じるほとんどの破壊は、ブレードのこの最
初の15.3cm(6インチ)に生じる。
【0003】ブレードの金属厚さを増大することでテー
プの摩耗および破壊は減少できるが、これは幾つかの理
由によって望ましくない。厚いブレードはテープ組立体
の寸法、重量および材料費を増大する。均等に厚いブレ
ードは、ブレードの伸長される部分の重量が増大するこ
とから、ブレード突出長さに悪影響を及ぼす。さらに、
経験によればブレード全長を厚くする、または補強する
ことは、物差し組立体の使用寿命を最大限に延長するた
めに必要なことでない。何故なら、ほとんどの破壊およ
びほとんどのブレード摩耗はブレードの最初の数センチ
メートル(数インチ)に生じるからである。
【0004】引込み式テープブレードの選ばれた長さを
被覆し、補強するために、付着することが容易にでき、
耐久性が高く、またいずれの周知のテープ物差し製品に
対しても使用できる低価格、軽量、耐久性に富む材料が
必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するた
めの手段】本発明の目的は、ハウジング組立体と、ハウ
ジング組立体内に回転可能に取付けられたリールとを含
む引込み式物差し組立体を提供することによって、上述
で説明した必要性を満たすことである。金属リボンで形
成された細長いブレードは一端をリールに連結され、リ
ールに対して接線方向の位置からハウジング組立体の間
隔開口を通して外方へ延在されるように、ハウジング組
立体に対して構成され配置される。金属リボンで形成さ
れたコイルばねはハウジング組立体とリールとの間に構
成され配置され、細長いブレードが常態の凹−凸横断面
形状を有してハウジング組立体から外方へ伸長されてい
るとき、その細長いブレードをリール上へと平坦な横断
面形状で接触する渦巻きコイル形状に巻上げる方向に、
リールをハウジング組立体内で回転させる。ブレード保
持組立体は、ハウジング組立体の開口から外方へ伸長さ
れたいずれかの位置にブレードを保持するため、またブ
レードが保持されているいずれかの位置からブレードを
解放するために、手操作するように構成され配置されて
いる。ブレードの比較的短い自由端部は、その凹面にプ
ラスチック材料製の透明フィルムを接着されて有する。
このフィルムはポリウレタンで作られ、アクリル接着剤
でブレードに接着されることが好ましい。この代わり
に、ナイロン(登録商標)またはマイラー(登録商標)
のフィルムがブレードを被覆するのに使用できる。この
フィルムは約0.152〜0.356mm(0.006
〜0.014インチ)の範囲の厚さ寸法を有することが
好ましい。
【0006】好ましい実施例では、引込み式物差し組立
体は、凹−凸取付け部と、その取付け部の端部から一般
に直角に曲げられたU形フック部とを含めて、所定の厚
さのシート金属で形成された端部フック部材をさらに含
む。端部フック部材は、ブレードの自由端に対して限ら
れ範囲で移動できるように取付けられた取付け部によっ
てブレードの自由端に取付けられ、これにより前記物差
しは前記U形フック部の外面から外方へ、または前記U
形フック部の内面から内方へ向かって測定できる。フッ
ク部材が含まれる場合、ブレードの自由端から約5.0
8cm(2インチ)〜約30.5cm(12インチ)の
範囲の長さにわたってフィルムがブレードの凹面に付着
され、したがってフィルムの一端部はブレードの凹面と
端部フック部材の前記取付け部との間に配置され、フッ
ク部材が移動可能に取付けられるテープ部分はテープで
被覆される。
【0007】この材料のフィルムは局部的な補強と、ブ
レード厚さの僅かな増大を圧延、これによりブレードの
亀裂および破壊に対する局部的な保護を行う。この当を
得たフィルムは、ブレードの頻繁に取扱われる部分の数
字および測定ラインを覆うのに使用できる透明被覆も形
成する。この薄いフィルムは非常に軽量であるので、た
とえブレードの最初の数センチメートル(数インチ)に
取付けられた場合でも、ブレード突出長さに及ぼす感知
できるほどの悪影響はない。
【0008】上述したように保護フィルムで覆われたブ
レードの少なくとも1つの箇所を含む測定範囲の広いテ
ープ組立体を提供することを意図する。特に、本発明の
さらに特定化した概念において、他の目的は、以下に挙
げる付加的特徴のいずれかの組合わせと共に、これまで
説明した局部的にブレードを補強および保護するための
保護フィルムを含むブレードを備えた引込み式物差し組
立体を提供することである。すなわち、 1.少なくとも3.4m(11フィート)のブレードに
沿って、測定する長さにつきブレードをアーチ状に突出
でき、その突出長さの水平な直線長さがアーチ状の突出
長さの97%よりも大きくするのに十分なブレード幅、
厚さ、および凹−凸湾曲高さをブレードが有する。 2.平坦形状における細長いブレードの幅は2.79c
m〜3.81cm(1.10〜1.5インチ)の範囲内
であり、凹−凸形状における細長いブレードの高さは
6.35〜10.2mm(0.25〜0.40インチ)
の範囲内であり、またそのいずれの形状においても細長
いブレードの厚さは1.14〜0.16mm(0.00
45〜0.0063インチ)の範囲内である引込み式物
差し組立体。 3.ブレードの凹−凸横断面形状は、所定の曲率半径を
有するアーチ中央部と、それぞれ同じ曲率半径を有する
一体のアーチ端部とを含み、中央部の曲率半径は8.8
9〜15.3mm(0.35〜0.60インチ)の範囲
内の寸法で、各端部の曲率半径は2.54〜12.7c
m(1.0〜5.0インチ)の範囲内の寸法である引込
み式物差し組立体。 4.ばねの金属リボンがブレードの金属リボンの幅の9
5%〜120%である幅を有する引込み式物差し組立
体。 5.ブレードがその自由端に端部フック部材を有し、端
部フック部材は端部から一般に直角に曲げられたU形フ
ック部を有する凹−凸取付け部を含めて所定の厚さのシ
ート金属で形成されており、端部フック部材はブレード
の自由端に取付けられるが、その取付け部分はブレード
の自由端における凹面に対して範囲を制限されてスライ
ドできる係合状態に固定されて、物差しをU形フック部
の外面から外方へ、またはU形フック部の内面から内方
へ測定できるように成し、U形フック部はブレードの自
由端における凸面から横方向へ延在する湾曲部と、ブレ
ードの自由端の横方向に隔てられた隅部を越えて延在す
る間隔を隔てた脚部とを含む引込み式物差し組立体。 6.ハウジング組立体は一対の協働するハウジング部材
を含み、各ハウジング部材は端壁を有し、前記端壁はそ
の周縁から延在して自由縁で終わる周壁を有しており、
該ハウジング部材は、該周壁に隣接する間隔を隔てた位
置で一方のハウジング部材を通して延在されて他方のハ
ウジング部材に螺合される複数のボルトによって、また
隣接する端壁の中央内面との非円形の相互に係合する凹
部−突起式の連結手段を各端に有する固定されるリール
・スピンドルによって、ハウジング部材の自由縁を相互
に係合させて互いに固定されており、スピンドルの各端
は内部にねじを形成され、隣接する端壁の中央穴と、該
中央穴およびねじの形成された内面との間の凹部−突起
式の連結手段とを通して延在されたボルトを螺合により
受止める引込み式物差し組立体。 7.ハウジング組立体はブレードの凸面に隣接してその
開口の一部を形成する造作部を含み、該造作部は複数の
接線方向へ延在する横方向に間隔を隔てられた細長い隆
起を有し、該隆起はリールから接線方向にハウジング組
立体の開口へ延在するブレードの凸面に係合する面を形
成する引込み物差し組立体。 8.ハウジング組立体はその開口に隣接した端部位置に
外面部分を有する底壁を含み、手指によるグリップ性を
向上させる形状を与えるために、この外面部分はそこか
ら反対端へ向かって延在する外面部分よりも下方へ突出
する。 9.ハウジングの開口は、その位置でハウジング組立体
の底端面の下方へ延在するフック部分の長さに少なくと
も大体等しい長さだけ、ブレードの高さ寸法を超える高
さ寸法を有する。
【0009】本発明の最も広い概念では、上述で説明し
たようにブレードの少なくとも一部分に沿って保護フィ
ルムを備えたいずれかの周知のテープ物差し製品を提供
することが目的である。
【0010】本発明のこれらの、およびその他の目的、
特徴および利点は、以下の詳細な説明、添付図面および
特許請求の範囲から明白となるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、全体を符号10で
示され、また本発明の原理にしたがって構成された引込
み式物差し組立体の外観図を示す。物差し組立体10は
ハウジング組立体12と、該ハウジング組立体12内に
回転可能に取付けられたリール14とを含む(図4〜図
6の横断面図に最もよく見られる)。ハウジング組立体
12内に固定されたリール・スピンドル15によってリ
ール14がハウジング組立体12内に取付けられている
(図4〜図6)。細長いテープの物差しブレード16が
リール14に取付けられている。
【0012】ブレード16は、好ましい金属が鋼である
金属リボンで形成され、ブレードの凹形頂面には長さお
よび距離を測定するための測定ラインおよび数字(ディ
ジット)(図示せず)が印刷されている。ブレード16
の長手方向の一端18はリール14に連結され、ブレー
ド16の第2の長手方向の自由端20はリール14から
一般に外方へ伸長される。リール14に対して接線方向
の位置から、ハウジング組立体12に備えられた間隔開
口22を通って一般に外方へ伸長するように、ブレード
16はハウジング組立体12に対して構成され配置され
る(例えば、図4に示されるように)。
【0013】リール14はプラスチックをモールド成形
して作られるのが好ましく、その中央の円筒壁部28に
スロットすなわち開口24,26を備えている。ブレー
ドの一端18はフック状構造部30にて終わっており、
この構造部はブレード16の端部18をリール14に連
結するために、開口24の位置でリール14の壁部28
の縁にフック掛け係合する(図4、図5)。
【0014】ブレード16がハウジング組立体の開口2
2から外方へ伸長しているとき、細長いブレード16を
リールのまわりに巻上げる方向へリール14をハウジン
グ組立体12に対して回転させるために、コイルばね3
2がハウジング組立体12およびリール14の間に構成
され配置されている。コイルばね32は一般にリール1
4の中央壁部28内に収容されている(図4〜図6)。
コイルばね32の長手方向の一端35は開口26を形成
するリール14の壁部28の縁とフック掛け係合し、ブ
レード16の第2の長手方向の端部37はスピンドル1
5にフック掛け係合する。スピンドル15は、以下に詳
細に検討するように、ハウジング組立体12に剛性的に
取付けられている。ばね32は、薄い平坦な金属リボン
であり、好ましい金属は鋼である。
【0015】ブレード16はハウジング組立体12の外
方の完全引込み位置と、完全伸長位置との間を一般に移
動可能である。ブレード16の完全引込み位置は図4に
示され、ブレードの完全伸長位置は図5に示されている
(断片的な図面で)。図4および図5の比較から、ブレ
ードがリール14から繰り出されたとき、コイルばね3
2を剛性的に取付けているスピンドル15のまわりに巻
上げられる。スピンドルのまわりのばねの巻上げは、エ
ネルギーをばねに蓄積し、伸長されたブレードが解放さ
れたときにそのばね力によってブレード16をリール1
4のまわりに巻上げる。
【0016】ブレード16はシート金属のリボンで構成
され、このリボンは製造時に、一般にアーチ形すなわち
凹−凸状の横方向横断面の常態すなわち記憶形状を有す
るように成形される。ブレード16の一部分がリール1
4のまわりに巻上げられると、その巻上げ部分は平坦な
横方向横断面(図6および図8)を有し、コイル状とな
されたブレードの巻上げ層は、接触する渦巻きコイル形
状をした巻上げブレードを形成する。凹−凸形状を示す
伸長されたブレード16の代表的な横方向横断面が図7
に示されている。それ故に図4〜図5を比較することで
(また図7〜図8を比較することで)、ブレード16が
リール14のまわりに巻上げられたときは図8の平坦な
横断面を有し、また物体を測長するためにブレード16
がハウジング組立体12から引き出されたときは図7に
示される凹−凸横断面形状に戻ることが理解できる。し
たがってコイルばね32は、開口22から外方へ常態の
凹−凸横断面形状にて伸長されている細長いブレード1
6を、平坦な横断面形状にて接触する渦巻きコイル形状
にてリール14上に巻上げる方向へ、リール14をスピ
ンドルのまわりでハウジング組立体12に対して回転さ
せるために、ハウジング組立体12とリール14との間
に構成され配置される。この凹−凸横断面形状は、伸長
されたブレードに剛性を与え、長手方向に本質的に真っ
直ぐな状態にブレードを保持する。
【0017】ブレードの凹−凸横断面は一般に支持され
ないブレード16にブレード突出長さを与える。以下に
非常に詳細に説明するように、少なくとも3.2m(1
0.5フィート)のブレードに沿って、測定する長さに
つきブレード16をアーチ状に突出でき、その突出長さ
の水平な直線長さがアーチ状の突出長さの97%よりも
大きくするのに十分なブレード幅、厚さ、および凹−凸
湾曲高さをブレード16は有する。また以下に非常に詳
細に説明するように、ブレード16の凹−凸の横方向横
断面はブレード突出長さを改善する幾何形状を備えてい
る。
【0018】一般に、当業者はブレード突出長さが、限
定するわけではないがブレード幅(すなわちブレード
が、例えば図8にFを付されて示されている平坦状態に
あるときに測定されるブレードの横方向幅)、凹−凸形
状におけるブレード16の高さ(図7にHを付されてい
る)、ブレード厚さ(図7にTを付されている)、およ
びこの形状以外の常態の凹−凸形状にあるときのブレー
ドの横方向横断面の幾何形状を含む多くの要素に基づい
て決まることを理解するであろう。好ましくは、ブレー
ド12は、平坦形状において約2.79cm〜約3.8
1cm(約1.25〜約1.39インチ)の広い範囲内
の寸法である幅、凹−凸形状において約6.35〜約1
0.2mm(約0.25〜約0.40インチ)の広い範
囲内の寸法である高さ、およびそのいずれの形状におい
ても約0.114〜約0.16mm(約0.0045〜
約0.0063インチ)の広い範囲内の寸法である厚さ
を有する。さらに好ましくは、ブレード12は、平坦形
状において約3.17cm〜約3.53cm(約1.2
5〜約1.39インチ)の狭い範囲内の寸法である幅、
凹−凸形状において約7.62〜約8.89mm(約
0.30〜約0.35インチ)の狭い範囲内の寸法であ
る高さ、およびそのいずれの形状においても約0.12
7〜約0.142mm(約0.005〜約0.0056
インチ)の狭い範囲内の寸法である厚さを有する。最も
好ましくは、ブレード16の幅は約3.17(約1.2
5インチ)、ブレード高さHは約8.13mm(約0.
32インチ)、ブレード厚さTは約0.13mm(約
0.0051インチ)である。これらの基本によって構
成されたブレードは、約3.96m(約13フィート)
までのブレード突出長さを有する。さらに詳しくは、幅
F、高さH、および厚さTに関して上述で示した最も広
い範囲内の寸法を有するブレード構造は、少なくとも
3.2m(10.5フィート)〜約3.96m(約13
フィート)の好ましく広い範囲のブレード突出長さを有
することができる。幅F、高さH、および厚さTに関し
て上述で示したさらに好ましい狭い範囲内の寸法を有す
るブレード構造は、少なくとも3.2m(10.5フィ
ート)〜約3.8m(約12.5フィート)の範囲のブ
レード突出長さを有することができる。また幅F、高さ
H、および厚さTに関して上述で示した最も好ましい範
囲内の寸法を有するブレード構造は、約3.35m(1
1フィート)のブレード突出長さを有する。
【0019】ブレード16の凹−凸横断面は、突出長さ
能力を増大する独特の幾何形状(図7に示される)を有
する。ブレード16の凹−凸横断面形状は、アーチ中央
部36と、一体のアーチ端部38とを含む。各アーチ端
部38は同じ曲率半径を有する(図7に2つのアーチ端
部38のうちの一方がR1を付した線で示される)。ア
ーチ中央部36はR2で示す曲率半径を有する(図
7)。2つのアーチ端部38の曲率半径R1はアーチ中
央部36の曲率半径R2よりも大きい。半径R2を有す
る中央部は、図7にXを付された角度範囲を延在する。
角Xは約84゜であるのが好ましい。
【0020】好ましくは、アーチ中央部36は約7.6
2〜約15.3mm(約0.30〜約0.60インチ)
の広い範囲内の寸法である曲率半径R2を有し、各アー
チ端部38の曲率半径R1は約2.54〜約12.7c
m(約1.0〜約5.0インチ)の広い範囲内の寸法で
ある。さらに好ましくは、アーチ中央部36は約10.
16〜約12.7mm(約0.40〜約0.50イン
チ)の狭い範囲内の寸法である曲率半径R2を有し、各
アーチ端部38の曲率半径R1は約5.08〜約10.
2cm(約2.0〜約4.0インチ)の狭い範囲内の寸
法である。最も好ましくは、アーチ中央部36は約1
1.7mm(約0.46インチ)の曲率半径R1を有
し、各端部の曲率半径R1は約7.62cm(約3.0
インチ)である。
【0021】従来技術のテープ・ブレードの横方向横断
面は、ブレードが伸長されたとき、一定した湾曲(すな
わち、一定した曲率半径)であるか、またはブレード中
央で一定した湾曲を有し、横断面の各横方向端部に真直
(すなわち、平坦)な部分を有している。このような基
本的な横断面を有して構成されたブレードは、ブレード
が突出されている間の安定性に欠け、本発明にしたがっ
て構成した横断面を有するブレードよりもバックリング
を生じる傾向が非常に大きい。
【0022】図9は、3つの従来技術の物差し組立体の
構造および突出長さ能力(表の最初の6列に示され、括
弧を付されている)を、本発明の原理にしたがって構成
された物差し組立体10の好ましい実施例(表の最後の
5列に示されている)と比較して示している。図9の最
初の欄が示すように、典型的な従来技術の物差し組立体
は2.54cm(1インチ)幅を超えていない(ブレー
ドが平坦なコイル状にされて測定された)。第2の欄
は、2.54cm(1インチ)幅のブレードに関する従
来技術によるブレード厚さが0.114〜0.142m
m(0.0045〜0.0056インチ)の範囲にあ
り、製造されたブレードが図9および第3の欄に示され
るように約2.1m〜約2.74m(約7フィート〜約
9フィート)の突出長さを有することを示す。
【0023】図9に示される本発明の原理によって構成
された物差し組立体の実施例は、3.175mm(1.
250インチ)(平坦な状態で)のブレード幅と、0.
130mm(0.0051インチ)のブレード厚さとを
有する。図9に示されたブレードは、伸長状態で、上述
で説明し図8に示したような凹−凸横断面を有すること
が好ましい。
【0024】図9の最後の5つの欄は3つの従来技術の
テープ組立体の突出長さ特性を、本発明の原理にしたが
って構成されたテープ組立体10と比較する。与えられ
たテープ組立体のブレードの突出長さ特性は、ブレード
の表面に沿って測定したアーチ状の(すなわち、実際
の)突出長さを、ブレードの直線的な突出長さと比較す
ることで、最もよく理解される。これらの2つの特性
は、しばしばアーチ状の突出長さに対する直接的な突出
長さのパーセントとして表される。図10はアーチ状突
出長さおよび直線的突出長さの意味を説明する概略図を
示す。
【0025】アーチ状突出長さは図10にアーチ状の線
Cで表され、これはブレードの伸長部分の全長の測定値
である。直線的突出長さは図10にBで表され、テープ
組立体10の下方の仮想水平面上に投影された伸長ブレ
ードの投影像の直接的な長さの測定値である。線Aは、
ハウジング組立体12が水平面に対して角度Dで角度配
向されたとき、自由端が該面に接触するようにアーチ状
に伸長するブレードを位置決めするために必要な該水平
面上方のハウジング組立体10の高さを示す。したがっ
て、角度Dは伸長したテープの所定の長さに関する最大
突出長さを得るために要求されるテープ物差しハウジン
グ組立体の(水平面に対する)回転角度を一般に表す。
【0026】図9に与えられた従来技術と本発明との比
較は、2.54cm(1インチ)幅のブレードで達成で
きる従来技術の最大アーチ状突出長さが約2.74m
(約9フィート)であったことを示す。しかしながら、
従来技術の2.54cm(1インチ)幅のブレードに典
型的に使用されている約5.33mm(0.21イン
チ)の比較的(本発明に対して)浅い横断面のブレード
高さH(図9には示していない)により、また従来技術
ブレードの金属の厚さが比較的厚いことにより、直線的
な突出長さBは約2.36m(約93インチ)であっ
た。この結果、アーチ状突出長さに対する直線的突出長
さの比率は約86%となる。図9の第4〜第6列に示さ
れた従来技術の第3実施例は、2.13m(7フィー
ト)(アーチ状突出長さに対する直線的突出長さが96
%)の突出長さに関して比較的小さい曲がりを示すが、
この実施例はさらに61cm(2フィート)ほどブレー
ドを伸長させると非常に大きい角度で曲がるということ
が認識できる。約2.74m(約9フィート)の突出長
さでの2.54cm(1インチ)幅のブレードのアーチ
状のこの大きな曲がりは、従来技術のテープ物差し組立
体を使用して一人で長い距離を測定する仕事を困難にす
る。図9に示されるように、本発明は2.13m〜約
3.32m(7フィート〜約11フィート)のアーチ状
突出長さを達成でき、同時にアーチ状突出長さに対する
直線的突出長さの比率を大体99%〜98%の範囲に保
つことのできる物差し組立体を提供する。これは、テー
プ組立体のユーザーにとって、長い距離の測定の仕事を
極めて容易にする。アーチ状突出長さに対する直線的突
出長さが同等の比率を有してさらに大きい突出長さは、
ブレードを幅広にすることで達成できる。それは、例え
ば本発明の範囲内で、3.81cm(1.5インチ)以
上のブレード幅にすることである。
【0027】当業者は、好ましい実施例の組立体10の
3.14cm(1.25インチ)幅ブレードは、ブレー
ド全体の曲がりを大きくせずに、ブレード16の勾配お
よび凹面に印刷された文字の読み取りが困難になるま
で、ブレード高さHを増大できることが理解できる。こ
の構造は、読み取りも容易な比較的高い高さHを有する
ブレードをもたらす。(対照的に、5.33cm(0.
21インチ)を超える伸長ブレードの湾曲高さを有する
2.54cm(1インチ)幅のブレードは、読み取りが
非常に品難になり、したがって販売を実現できない。)
本発明のブレードの幅を増大させることは、ブレード上
の印刷を大きくでき、したがって読み取り易いブレード
とすることで測定を容易にする。好ましい3.14cm
(1.25インチ)幅(平坦状態での幅F)のブレード
は、凹−凸横断面形状(図7)においてその高さHは、
上述したように、約8.12mm(約0.32インチ)
で、湾曲すなわちアーチ状の幅Wは2.59cm(約
1.018インチ)である。伸長ブレードのこの比較的
広い幅Wは、ブレード16からの測定値の読み取りも容
易にする。
【0028】したがって物差し組立体10のブレード
は、約3.35m(約11フィート)の突出長さを達成
し、同時に従来技術に対してアーチ状突出長さに対する
直線的長さの比率を改善する。この突出長さは、ハウジ
ング底面が水平面Sに対して約45゜の角度とされると
きに達成され(図9の最右欄に示されるように)、これ
は図9に示される3つの従来技術の物差し組立体の実施
例と比較できる。
【0029】当業者は、物差し組立体10が10.1m
(33フイート)の長さのブレードを備えたとき、ブレ
ード16が外方へ向けて完全伸長位置へ動けるようにす
るために、コイルばね32が備えられねばならないこと
を認識するであろう。ハウジング組立体12が容易にユ
ーザーの片手に適合できるように十分小さく、十分小型
化されるように、物差し組立体10を構造することが望
ましいことは認識できる。物差し組立体10は幅の広い
ブレードを有するので、ハウジング組立体12の幅も同
様に広くなる。ハウジング組立体12の高さおよび長さ
(ハウジング組立体12の「フットプリント」とも呼ば
れる)ができるだけ小さくなるように、引込み式物差し
組立体10を構成することが望ましい。ばね32および
ブレード16はいずれも本発明の幾つかの実施例では非
常に長くなるので(例えば、約10.1m(33フイー
ト)の長さまで)、ばね32は完全に伸長されたブレー
ドを引込めるために十分大きい力を与え、さらにユーザ
ーの手の中に容易に収まる寸法のフットプリントを有す
るハウジング組立体12内に収まるように、ばね32を
注意深く構成しなければならない。
【0030】コイルばねは金属(典型的に鋼)のコイル
状のリボンで構成される。ばねによって与えられるばね
力は、ばね幅およびばね厚さにほぼ直接に比例する。し
かしながら、厚いばねはハウジング組立体12の高さお
よび長さを大きくする。本発明の原理にしたがって構成
された物差し組立体の最も望ましい構造は、従来技術の
ばねに比べて比較的薄く比較的幅の広いコイルばねを有
する。好ましくは、物差し組立体10のばね32は、ブ
レード幅(平坦状のブレードに関して上述した広い範囲
の所定のブレード幅に関する)の約95%〜約120%
の幅を有する。さらに好ましくは、ばねはブレードの金
属リボンの幅の約100%〜約110%の幅を有し、最
も好ましくはブレード幅の100%(すなわち、等し
い)である(図9に示されるように)。ばね幅は比較的
大きく影響するので、ばねはブレード16と同じまたは
薄い厚さに作ることができる。ブレード厚さに対してば
ね厚さを小さくすると(従来技術に比べて)、手の中に
容易に握れるハウジング組立体12を形成するために、
ハウジング組立体12が最小のフットプリントを有する
ように、ハウジング組立体12を構成することが可能に
なる。
【0031】従来技術の2.54cm(1インチ)幅の
ブレードに使用される典型的なばねは、通常、2.03
mm(0.8インチ)〜22.6mm(0.89イン
チ)の範囲のブレードの幅よりも小さい幅を有する。図
9は、図中に記載した2.54cm(1インチ)幅のブ
レードの3つの実施例のすべてのばね幅として2.22
cm(0.875インチ)の典型的な値を示す。従来技
術のばね厚さは、約0.130mm〜約0.152mm
(約0.0051インチ〜約0.0060インチ)の範
囲にある。一般に、従来技術のばね厚さはブレード厚さ
よりも約0.0076〜0.0152mm(約0.00
03〜0.0006インチ)ほど厚い。したがって、従
来技術の構造は、ブレードよりも厚く、かなり細いばね
を使用する。この従来技術の構造を本発明に使用できる
が、従来技術の比較的厚いばねによれば平均的なユーザ
ーの手の中に都合よく収まるには大きすぎるハウジング
組立体のフットプリントとなるので、望ましくないこと
が認識できる。したがって、ハウジング組立体のフット
プリントが片手で好ましく把持できるように小さく作ら
れるようになすブレード16を使用できる新規なばね構
造が必要となる。
【0032】したがって、比較的広い幅のばねは、ばね
厚さを比較的薄く保持できるようにし、このことはハウ
ジング組立体のフットプリントを十分に小さくしてほと
んどのユーザーの片手に容易に把持できるようにするこ
とが理解できる。さらに詳しくは、特に、ばね幅がブレ
ード幅にほぼ等しいとき、本発明のばね32はブレード
16よりも0%〜10%ほど薄いことが好ましい。他の
例として、ばね32がブレード16の幅の120%幅に
作られると、ばね32はブレードよりも好ましくは0%
〜25%ほど薄くなる。実際の測定に関して、このこと
は典型的なばねの厚さはブレード厚さよりも0.012
7mm(0.0005インチ)まで薄くなることを意味
する。さらに、本発明のばねはブレード幅に対して広く
作られるので、ばねの全長は同様な測定ブレード16の
長さに関して従来技術のばねの長さよりも短く作ること
ができる。例えば、典型的な2.54cm(1インチ)
幅で、長さが7.62m(25フィート)の従来技術の
ブレードは、約6.09m(240インチ)の長さのば
ねを有し、7.62m(25フィート)のブレードを有
する物差し組立体10のために本発明にしたがって構成
された幅の広いばね32の長さは、約5.84m(23
0インチ)である。
【0033】ブレード16のばね幅を増大することで、
ばねの厚さを減少し、長さを減少できる一方、ハウジン
グ組立体のフットプリントを望ましくないほどに大きく
せずに、ブレードを引込めるために十分なばね力を与え
ることができる。物差し組立体10の構造における他の
構造の詳細を考えた後、特定のブレード長さのための特
定のハウジング組立体12の高さの例を以下に考える。
【0034】ブレード16、コイルばねおよび他の協働
部材を収容するためにハウジング組立体12の内部空間
の使用を最小限にするので、ユーザーの手の中に容易且
つ好ましく収まるようにハウジング組立体12がさらに
構成される。ハウジング組立体12の内部構造およびそ
の内部に取付けられるブレード16の詳細が図4〜図6
および図11に示される。ハウジング組立体12および
リール14はモールドしたプラスチックで構成されるこ
とが好ましい。図6から最もよく分かるように、ハウジ
ング組立体12は一対の協働するモールドしたプラスチ
ック製ハウジング部材40,42を含む。ハウジング部
材40,42の各々は端壁44,46をそれぞれ含み、
端壁はそれぞれ周縁から延在して自由縁で終わる周壁4
8,50をそれぞれ有する。一対の協働するハウジング
部材40,42は協働関係状態となるように互いに軸線
方向へ移動でき、ハウジング組立体を形成する(ここ
で、「軸線方向」はスピンドルが定めるリールの回転軸
線の方向を示す)。
【0035】ハウジング部材40,42が組立てられた
物差し組立体10として互いに固定されるとき、自由縁
52,54が図6に示すように一体化される。周壁4
8,50に隣接して間隔を隔てた位置で、軸線方向に配
向された複数のボルト58が一方のハウジング部材42
を通して延在され、他方のハウジング部材40に螺合さ
れる。ハウジング部材40,42は、固定されたリール
・スピンドル15にボルト68が螺合されることによっ
ても、互いに固定される。軸線方向に延在するスピンド
ル15はハウジング組立体12の中央部で固定される。
特に、固定されたスピンドル15は、各端部においてハ
ウジング組立体12の端壁44,46のそれぞれの中央
内面領域62,64と相互に係合する非円形の上部−突
起連結手段(図6に示され、以下に説明される)を有す
る。スピンドル15の各端はボルト68を螺合して受止
めるために内ねじを形成されている。ボルト68は、ハ
ウジング組立体のそれぞれ隣接する端壁44,46に形
成されている中央穴70,72を通して延在され、スピ
ンドル15の各端に形成されている内ねじ73と螺合す
る。ボルト68はその各々がそれぞれの中央穴70およ
び内ねじ73の内部に配置されたとき、全体を符号75
で示された凹部−突起連結手段を通して延在される。金
属クリップ77はボルト68によりハウジング組立体の
片側に固定される。
【0036】固定されたスピンドル15はモールドされ
たプラスチックまたはナイロンで構成されることが好ま
しい。スピンドル15の端部と端壁44,46との間の
凹部−突起連結手段75の構造が図6に示されている。
各凹部−突起連結手段75は同じである。特に、非円形
横断面の外形を有する突起74は端壁44,46に一体
形成され、スピンドル15の各端部に形成された補完的
な非円形横断面の内形を有する凹部76に受入れられ
る。スピンドル15の端部が組立てられた物差し組立体
10の突起74に取付けられると、非円形横断面の内形
および外形が協働してスピンドル15のハウジング組立
体12に対する回転を防止する。スピンドル15の各端
はリール14の反対側に形成された円形横断面の穴79
を通して延在される。リール14の穴79を通って延在
するスピンドル15の部分は、円形横断面の外形を有す
る。スピンドル15のフランジ81穴79を取巻くリー
ル14の環状溝83に係合し、スピンドル上でのリール
の回転をガイドする。したがって、リール14はハウジ
ング組立体12に対してその双方向の回転ができるよう
にスピンドル15上に回転可能に取付けられる。図4お
よび図6に最もよく見られるように、スピンドル15は
ばね32の一方の長手方向端部37を受入れるために内
部にスロットを形成され、これによりばねの一端を固定
する。
【0037】モールドされたプラスチック・リール14
は2つのリール部材78,80(図6)を含む。リール
部材78は一体の壁部28を含み、そのまわりにブレー
ド12が巻上げられる。リール部材80は基本的にディ
スク形状をしている。各リール部材78は穴79のまわ
りに形成されたそれぞれ外方へ延在する円筒壁部88,
90を含む。壁部82の環状縁部84はリール部材80
に形成された環状溝86に受入れられ、リール14を一
緒に保持する作用をなす。リールの壁部88,90とハ
ウジング組立体12の端壁44,46との接触係合は、
縁部84を組立てられた物差し組立体の溝86内に保持
する。
【0038】ハウジング部材40,42は、接触する自
由縁52,54に沿って、舌部および溝構造(図6)の
部分を含み、組立てられた物差し組立体10のモールド
・ハウジング部材40,42の固定を補助する。特に、
ハウジング組立体12の頂部では、縁部54に形成され
た壁部94が縁部52の一部に沿って形成された溝94
に受入れられ、また縁部52に形成された一体の壁部9
3はハウジング部材44の壁部50の下側に隣接する関
係で配置される。ハウジング組立体12の底部では、縁
部54の長さに沿って形成された壁部95が、ハウジン
グ部材40の壁部48の一部に形成された凹部97内に
受入れられる。
【0039】側立面図で見ると、ハウジング組立体12
は全体を符号96,98で示される2つの隅部(例え
ば、図4を参照のこと)だけを含む。一方の隅部96は
ハウジング組立体の開口22に隣接し、他方の隅部98
はハウジング組立体12の反対側の底端にある。2つの
ボルト58がハウジング組立体12の2つの隅部96,
98内にそれぞれ位置されるだけである。したがって、
ハウジング組立体12は3箇所(例えば、図4の側立面
図で見た観点から)、すなわちハウジング組立体12の
底部の反対両側の隅部96,98、およびハウジング組
立体12の中央(ボルト68)、だけに螺合固定具を使
用して、互いに固定されることが認識できる。このよう
なスピンドル15の反対両端にボルト68を使用するこ
とで、ハウジング組立体12の周縁頂部の1箇所または
複数箇所にボルトを使用せずに、ハウジング組立体12
を互いに固定できる。
【0040】ボルトの配置は、例えばユーザーの手の中
に容易に収まるようにするためにハウジング組立体12
のフットプリントの寸法を小さくし、本発明の原理にし
たがって構成した10.1m(33フィート)の長さの
ブレード用のハウジング組立体12が3.96m(13
フィート)までのブレード突出長さを有することができ
るように作用する。特に、せいぜい約10.1m(約3
3フィート)のブレード長さに対してハウジング組立体
の高さ(および長さ)が9.27cm(3.65イン
チ)の高さを実質的に超えず、せいぜい約9.14m
(約30フィート)のブレード長さに対してハウジング
組立体の高さ(および長さ)が8.76cm(3.45
インチ)の高さを実質的に超えず、またせいぜい約8m
のブレード長さに対してハウジング組立体の高さ(およ
び長さ)が8.26cm(3.25インチ)の高さを実
質的に超えないという、本明細書で教示した原理にした
がって構成したテープ組立体の提供は、本発明の範囲に
含まれる。
【0041】図3〜図4から最もよく認識されるよう
に、ハウジング組立体12はその上部周縁にボルトを必
要としないので、ハウジング組立体12の頂部108は
リールの外形に全体的に適合する比較的アーチ状の外形
(例えば、図2)を有すように形成でき、これによりハ
ウジング組立体12のフットプリントを最小化し、ハウ
ジング組立体の上部の隅部をなくし、またユーザーの手
のひらで受止めるために気持ちよい湾曲の頂面を形成で
きる。ハウジング組立体12のこのアーチ形状の上面は
また、組立体10を落とした場合のハウジング組立体1
2の衝撃抵抗を増大させる。
【0042】ハウジング組立体12の周縁部には、ハウ
ジング組立体とユーザーの手との間の摩擦係合を大きく
するために、またユーザーの手に比較的柔らかくて気持
ちの良い面を形成するために、ハウジング組立体12の
グリップ部分のまわりにゴムに似た被覆110が備えら
れる。
【0043】ハウジング組立体12はその開口22に隣
接した端部位置に外面部分107を有する底壁109
(図4〜図5)を含み、この外面部分はそこから底壁1
09の反対端部113へ向かって延在する外面部分10
8よりも下方へ突出して、ユーザーの手に対してフィン
ガ・グリップを改善する全体を符号119で示される形
状を形成する。さらに詳しくは、底壁109(図3〜図
4)はハウジング組立体の開口22に隣接する前端部1
07、および底壁109の反対端部の後端部113を有
し、その間の底壁109の部分108は全体的に凹んで
ユーザーの把持する手に対するフィンガ・グリップを向
上させる形状を与える。ハウジング組立体12の底部の
この凹み部分、すなわち把持部分119は、上にモール
ドされるゴムまたはゴムに似た重合材料で完全に覆われ
ることが好ましい。したがって、ハウジング組立体12
はユーザーの片手で容易に保持できるように構成され、
これによりユーザーの指がフィンガ・グリップ改善部分
119に係合し、またユーザーの掌および親指がハウジ
ング組立体の頂部に対して上から被さる関係にあること
が、認識できる。
【0044】ハウジング組立体はブレード16の凸面に
隣接してハウジング組立体開口22の一部を形成する造
作部118(図11)を含む。造作部118は横方向に
延在する横断部材115と、横断部材115の反対両側
から上方へ延在する2つの直立アーム117を有する基
本的にU形構造とを有する。横断部材115はハウジン
グ開口の下縁を形成し、横断部材115の底面170は
底壁109の隣接する表面部分107と同一面をなし、
造作部118の底面部分170は開口22に隣接したハ
ウジング組立体12の底面の一部を形成する。造作部1
18は一体モールドされたプラスチック構造であるのが
好ましい。造作部118は、それぞれのハウジング部材
40,42に形成された適当寸法の対向凹部121,1
23(図11)内に保持され、これらの凹部はハウジン
グ部材40,42が互いに固定されたときに開口22の
反対両側に位置される。造作部118の横断部材115
は複数の接線方向に延在する横方向に間隔を隔てた細長
い隆起120を有し、隆起はハウジング組立体の開口2
2のリール14から接線方向に延在するブレード16の
凸面に係合して支持するために開口22の底部に沿う面
125を形成する。したがって、隆起120はブレード
16の凸面と滑り係合して、ハウジング組立体12とブ
レード16との間の低摩擦係合を形成する。
【0045】全体を符号124で示される保持組立体
は、ハウジング組立体の開口22から外方へ伸長された
いずれかの位置にブレード16を保持するため、および
保持されているいずれかの位置からブレード16を解放
するために手で作動されるように構成され、配置され
る。保持組立体124の構造および作動は、図4〜図5
を対比することで最もよく認識される。保持組立体12
4は、常態の非作動位置(図4)と保持位置(図5)と
の間を双方向に移動できるようにハウジング組立体12
に取付けられた保持部材126を含む。保持部材126
はアーチ状部材であり、前述した2つの一の間のアーチ
状移動路に沿って移動できることが認識できる。保持部
材126は内側自由端部128を有し、保持部材126
が保持位置にされたとき、この内側自由端部はブレード
16の接線方向に延在する部分と楔係合するように移動
し、ブレードに係合してハウジング組立体12の内側保
持構造130(図5)に押し当ててブレードを保持する
ことができる。自由端部128は、以下に詳細に説明す
る中央凹部129(例えば、図2)を含む。保持部材1
26は外側の親指係合部分132を有し、この親指係合
部分は保持部材126をその常態の非作動位置および作
動位置から選択的に移動させるために、指で移動できる
形状に形成されている。親指係合部分132は図1〜図
2に最もよく見られる。
【0046】保持部材126は適当な耐久性の可撓プラ
スチックで形成された一体構造であるのが好ましい。親
指係合部分132は一体の外方へ延在するネック部分1
34によって細長いアーチ状の可撓本体部133に連結
され、この本体部は内側の自由端部128で終わる。外
方へ延在する部分134は、ハウジング部材40,42
によりハウジング組立体12の前面に形成されたスロッ
ト136内に保持されガイドされる。保持部材126の
下部の動きは、それぞれのハウジング部材40,42に
一体形成された一対のタブ131(一方のタブだけが図
示されている)によってガイドされる。保持部材126
に一体のロック構造138は、ハウジング組立体12に
一体に形成された保持構造140(図5)と係合して、
保持部材126をブレード16と楔係合した保持位置に
解除可能にロックする。
【0047】さらに詳しくは、ブレード16を所定の伸
長位置にロックするために、ユーザーは(コイルばね3
2のばね力に対抗してハウジング組立体12の外方へブ
レード16を保持しながら)、親指係合部分132をハ
ウジング組立体12に対して下方へスライドさせてロッ
ク構造138を保持構造140の傾斜面142上でスラ
イドさせ、また自由端部128をブレード16に対する
ロック位置へ移動させる。可撓プラスチック製のロック
構造138は保持構造140の上を通過するとき、僅か
ながら外方へ弾性的に曲がる。自由端部128がブレー
ド16に接触した後ロック方向(下方)へ親指係合部分
132を移動し続けると、ブレード16に対して可撓本
体部133の自由端部128が楔係合して、コイルばね
32のばね力に対向して所定位置にブレード16を保持
し、またロック構造138を保持構造140のロック面
141と接触係合常態になるように移動させる。保持部
材は自由端部128がブレード16に対して楔係合する
ときに僅かに撓む。ロック構造138とロック面141
との間の接触係合が、保持部材126を保持位置にロッ
クする。ブレード16は、楔係合した本体部133によ
り作用される下方へ向かう力によって、本体部133の
自由端部128と内側の保持構造130との間で伸長位
置に保持されることが図5から理解される。内側保持構
造130(詳細に見ることはできない)は、一連の長手
方向に間隔を隔てられた横方向に延在するリブであり、
ブレード16の凸面を支持するために構成され配置され
る。図5の視点から見たとき(すなわち、横方向の視
線)、リブの頂面(図面では見ることができない)は協
働して、ブレード16のための一般に下方へ傾斜した支
持部(開口22へ向かう方向)を形成し、また前方から
見たとき(すなわち、長手方向の視線)、内側保持構造
130の各リブの頂面(図面では見ることができない)
はブレードの凸面を受止めて支持するために凹状配列と
して横方向に間隔を隔てられる。
【0048】ブレード16を解放するために、ユーザー
は親指係合部分132を引き上げ、これがプラスチック
製保持部材126上のロック構造138を弾性的に外方
へ、ロック面141を越えて移動させ、保持部材126
をブレード16との係合から解除する。保持部材126
はその常態のアーチ状形状に弾性的に復元する。保持部
材126の自由端部128の凹部129は2つの横方向
に間隔を隔てた歯147を形成し、この歯はブレード1
6をロック位置に保持するためにそのブレードの凹面に
合致する寸法とされた間隔を隔てられたアーチ状の側面
144を有することが、図2から認識できる。
【0049】測定が行われるとき、保持部材126の使
用は任意であることは理解できる。測定時に、ユーザー
は典型的に片手でハウジング組立体12を保持し、他方
の手でブレード16をハウジング組立体12から引き出
す。ブレード16の十分な長さがハウジング組立体12
から引き出されたとき、ユーザーは保持部材126を使
用してブレード16をハウジング組立体12に対してロ
ックして、ユーザーがそのブレード12を離したときに
ハウジング組立体12内へ引き戻される(ばね32のば
ね力の作用による)のを防止することができる。測定が
終わったとき、ユーザーは上述した方法で自由端部12
8をブレード16との楔係合から外すように移動させる
ことで、保持部材126をブレード16との保持係合か
ら簡単に解放する。保持部材126が測定時に使用され
ない場合、測定が行われる間、ユーザーは他方の手でブ
レード16を簡単に保持できる。あるいはこれに代えて
測定が行われる間、ばね32のばね力に対抗して制御さ
れた安定した方法でブレード16をハウジング組立体1
2の外方に保持するために、フック部材34を被測定物
にフック掛けして位置決めすることができる。
【0050】測定が終わってブレード12が解放される
とき、ばね32は、ブレード12をリール14のまわり
に巻上げるブレード巻上げ方向へ、リール14をハウジ
ング組立体12に対して回転させる。ブレード16の比
較的短い自由端部は、ブレードがハウジング組立体12
の外方にある間、およびブレード12がばね32のばね
力によってハウジング組立体12の中に引き戻される
間、ブレード12を保護するためにその凹面(図11)
に接着されたプラスチック材料の透明フィルム158を
有する。フィルムはポリウレタンで作られ、アクリル接
着剤でブレードに接着されるのが好ましい。フィルムを
形成するために、マイラー(登録商標)およびナイロン
(登録商標)を使用することも考えられている。フィル
ムは約0.152mm〜約0.356mm(約0.00
6インチ〜約0.014インチ)の範囲内の厚さ寸法を
有することが好ましい。このフィルムを周知のいずれか
のテープ物差し組立体のブレードに付けることは、本発
明の範囲に含まれる。
【0051】フック部材34が上に配置されるブレード
部分を含めて、ブレード16の自由端部20の先端側の
数センチメートル(約5.08cm〜約30.5cm
(約2インチ〜約12インチ)の広い範囲内が好まし
い)にわたって、自己接着フィルム158がブレード上
に配置されることが好ましく、フィルムはブレード16
の自由端20までの全てをフック部材34の下側に位置
するようになされるのが好ましい。フィルム158がブ
レード16の自由端20から26.7cm(10.5イ
ンチ)未満の長さにわたって取付けられることがさらに
好ましく、フィルム158で覆われるブレード16の自
由端からの長さが約15.2cm(約6インチ)である
ことが特に好ましい。ブレード16が完全引込み状態に
あるとき、コイルブレードの渦巻き部分が互いに重なる
関係にあるブレード16上の位置にフィルム被覆部分の
端を有することが一般に望まれる。典型的にテープ物差
し組立体では、外径で約7.37cm(約2.9イン
チ)の典型的なリール寸法がその構造に使用されたと
き、テープ・ブレードはほぼ24.13cm(9.5イ
ンチ)の位置で重なり始める。物差しブレード16のほ
とんどの破損は、亀裂または裂け目によりブレード16
の自由端の最初の15.2cm(6インチ)の範囲内で
生じることから、フィルム158が備えられる。ブレー
ドがコイルばねのばね力の作用でリールのまわりに巻戻
されるとき、ブレードの自由端の開口22への進入時に
「打ち振り」傾向を示して、ブレード16の最後の数c
m(インチ)をハウジング組立体12に打ち付けること
から、亀裂や裂け目が生じる。これは経時によってブレ
ード16の自由端の亀裂または破損の進展を生じる。保
護フィルム158はこれらの亀裂や裂け、およびブレー
ド16の打ち振りに伴うブレード16のその他の損傷を
防止する。
【0052】ブレード16の自由端はユーザーによりし
ばしば操作され、この取扱いが経時によってブレード1
6の凹面上の数字および記号を磨滅させて読み取り困難
にする。フィルム158はブレードの自由端の数字およ
び記号を覆い、磨滅するのを防止するので、この損傷を
防止する。
【0053】フック部材34の構造およびブレード16
の自由端20上へ配置する方法は、図1〜図4、図11
に最もよく見ることができる。端部フック部材34は所
定厚さのシート金属から形成されることが好ましく、凹
−凸取付け部150(図11)を含み、その端部から一
般に直角に曲げられたU形フック部152を有する。フ
ック部材34は、ブレード16の自由端20の凹面と範
囲を制限されてスライドできる滑り係合状態で、また凹
面に重ねられた状態で取付けられた取付け部150によ
って、ブレード16の自由端20上に取付けられる。
【0054】さらに詳しくは、フック部材34とブレー
ド16との間で限られた長手方向の相対移動が可能とな
るなように、スライド可能にフック部材34をブレード
16に対して取付けるため、取付け部150は大きい穴
167(図4)と、穴167を通って延在する複数のリ
ベット169とを備えている(すなわち、各穴167の
直径は、組合わされるリベット169の直径よりもフッ
クの望ましい移動量にほぼ等しい長さだけ大きい)。こ
の限られたスライド係合は、U形フック部の外面161
から外方へ、またはU形フック部152の内面163か
ら内方へ向かってブレード16が測定するようにでき
る。換言すれば、フック部材34のスライド移動によ
り、いずれかの面161または163を被測定物と接触
状態にして、アーチ状の測定が行えるようにする。外面
161または内面163のいずれかを被測定物と接触係
合させて行う測定が正確な測定値を与えるように、保持
部材34はブレード16に対して長手方向へフック部1
52の厚さ(この厚さは外面161から内面163まで
測定される)にほぼ等しい距離をスライドする。
【0055】U形フック部152は、ブレード16の自
由端の凸面から下方へ横方向に延在した湾曲部160
と、ブレードの自由端の横方向に間隔を隔てられた隅部
171を越えて延在する間隔を隔てた脚部162とを含
む。フック部材34のフック部152の湾曲部160
は、ブレード16の伸長を容易にし、また測定の間にブ
レードを被測定物に対して一時的に固定するために、被
測定物にフック掛け係合できる下側キャッチ(unde
r−catch)構造を形成する。図11から認識でき
るように、脚部162はブレード16の長手方向へ延在
する縁を越えて延在し、物体すなわち被測定物にブレー
ドをフック掛けするのに使用できる側方キャッチ面をブ
レード16の各側面に形成する。脚部162で形成され
るこの側方キャッチ構造は、測定時にブレード16の自
由端を固定するように機能できる。脚部162で形成さ
れるこの側方キャッチ構造はまた、ブレード16が被測
定物のの表面に対して傾いた位置で容易および安定して
保持できるようにして、ブレード16の長手方向へ延在
する縁が被測定物に対して保持できるようにする。さら
に詳しくは、通常、ブレード16は凹−凸横断面を有す
るので、ブレード16の凸面が被測定物に接触されたと
き、通常、長手方向縁は表面から隔てられる。フック部
材34の脚部162は被測定物の縁上にフック掛けでき
る側面キャッチを形成し、ブレード16の凸面が被測定
物に接触されたとき、ユーザーがブレードの長手方向縁
を被測定物に非常に接近または直接接触させて安定状態
で保持できるようにし、これは測定値の読み取りを容易
にする。これは、測定を行う上で有用である。何故な
ら、横断部分の湾曲高さHは約8.13mm(約0.3
2インチ)であり、したがってブレードの湾曲高さは比
較的大きいからである。
【0056】脚部162の上部は一般にブレード16
(図11)の凹面よりも上方且つ外方へ延在してブレー
ド16の凹面上方に被測定物にフック掛け係合するため
の構造を形成し、ブレード16の伸長を容易に行えるよ
うにし、また測定値の読み取られる間、ブレード16の
自由端を保持する。例えば、ブレード16の凸面が被測
定物に面するように、また測定値を読み取るべき箇所に
てブレード16の反対両側の長手方向縁が被測定物の表
面に接触するように、ブレード16は被測定物に接触し
て位置決めできる。ブレード16がこの状態とされてい
るとき、フック部材34の脚部162の上方へ延在する
部分は、ブレード16の自由端20を被測定物に当てて
保持するために使用できる。
【0057】ブレード16が完全に引込められたとき、
フック部材34のフック部152は物差し組立体10の
前面に外観的に楽しい「顔」の表情を与えることも、図
1〜図2から認識できる。ブレード16の自由端20の
横方向に間隔を隔てた隅部171はブレード16の反対
両側の長手方向縁から内方へ斜め(mitered)に
されており(図4)、フック部材34の脚部162はブ
レード16の自由端20の反対両縁の斜めの隅部171
を越えて延在する。各隅部171はブレード16の自由
端から約2.38mm(約3/32インチ)の距離の位
置を始めとして、反対両縁から内方へ斜めにされてい
る。
【0058】フック部材34がハウジングの開口22
(図11)に位置するときに、ハウジング開口22にお
けるハウジング組立体12の底面170よりもフック部
材34のフック部152が下方へ延在する長さに少なく
ともほぼ等しい長さだけ、フック部材の取付け部150
およびブレード16の自由端との連結箇所の高さ寸法よ
り大きい高さ寸法をハウジング開口22が有することが
好ましい。開口22のこの高さは、ブレード16が完全
に引込められ、また開口22に対して上方へフック部材
34を移動させようとする方向にフック部材34が衝撃
を与えられたとき(落とすなどによる)、フック部材3
4に生じ得る損傷を防止するために備えられている。
【0059】ハウジングの開口22の構造の詳細は、図
4および図11から認識できる。隅部96で軸線方向に
延在する固定具58は、衝撃時にフック部材を保護する
ため、開口22が十分な高さを備えられるようにするの
に十分な距離につき、ハウジング組立体12内で上方へ
間隔を隔てなければならないことが認識できる。隅部9
6のこの固定具58の位置は、隅部96の寸法によって
制約される。特に、非作動位置とブレード保持位置との
間のアーチ状の保持部材126が追従するアーチ状の移
動路はハウジング組立体の底部隅部96の内方範囲を定
め、またハウジング組立体12の前方の下側前壁部20
0は底部隅部96の前方範囲を一般に定める。したがっ
て、図4により、保持部材126および前壁部200が
協働して、ハウジングの開口22が前述したような高さ
を有することができるように固定具58をハウジング組
立体12に対して上方へ位置させるように、テープ組立
体10を構成しなければならないことが認識できる。従
来技術のハウジングの開口の高さは、ハウジング開口の
上方の固定具の位置によって一般に制約される。従来技
術のハウジング組立体の構造は、前述の衝撃損傷からフ
ック部材を保護するのに十分に大きい高さ寸法を有する
開口を形成するために、十分に固定具が上方へ隔てられ
ることを妨げていた。本発明はこの問題点を、ハウジン
グ組立体の前部中央部分204と基本的に同一面をなす
ようにハウジング組立体の下側の前部壁200を構成す
ることで解消する。下側前部壁200を中央壁部204
と基本的に同一面をなすように位置決めすることで、組
合わされた軸線方向に延在する固定具58は、ハウジン
グ組立体の開口22が衝撃時にフック部材を保護するの
に十分な記載した高さを有することができるように、十
分な距離を上方へ移動されることができる。特に、増大
されたハウジングの開口高さは、フック部材34の取付
け部150がハウジング組立体12のいずれかの下方へ
向いた面に衝突する前に、底縁177が開口22に隣接
したハウジング組立体12の底面170と同一面をなす
位置へと上方へ移動できるようにする。
【0060】テープ組立体10の代表的実施例では、保
持部材126の内側自由端部128は、フック部材34
が開口22に位置するときに、一般にフック部材34の
取付け部150よりも上方に位置されることが図4から
認識できる。凹部129は保持部材126の自由端部1
28に備えられ、フック部材34が衝撃によって開口2
2内で上方へ移動を生じるならば、保持部材126の自
由端部128は開口22内でのフック部材34の上方へ
の移動を妨げず、これにより底縁177は外部のハウジ
ング組立体の底面170と同一面をなす位置まで上方へ
移動できる。さらに詳しくは、中央凹部129はフック
部材の取付け部150の幅を作動的に受入れる幅とされ
る。それ故に、フック部材34が衝撃によってハウジン
グの開口22内を上方へ押圧されるとき、取付け部15
0は凹部129の中へと上方へ移動し、これにより開口
22に隣接するハウジング組立体の底面170と同一面
をなすように、フック部材34の底縁177が十分に上
方へ移動できるようにする。凹部129が備えられてい
なければ、保持部材126の自由端部128は取付け部
150の上方への移動を制約することになり、フック部
材34のフック部152に対する衝撃はフック部材34
を保持部材126に当てて曲げてしまう。凹部129
は、少なくとも底縁177がハウジング組立体12の底
端の底面170と同一面をなすように十分に移動できる
ようにフック部材34をハウジング組立体の開口22内
でさらに上方へ移動できるようにすることで、フック部
材34に対するこの種の損傷を排除する。
【0061】開口22は、取付け部150の上縁が開口
22の頂部構造に衝突するまでフック部材34がその開
口22内を上方へ移動できるように構成される。さらに
詳しくは、フック部152に隣接する取付け部150の
横方向縁は上方へ向かう面206を備え、この面はハウ
ジングの開口22を形成する1以上の下方へ向いた面2
08と係合して、開口22内でのフック部材34の上方
への移動を制限することが図4および図11から認識で
きる。ブレード16の側方の長手方向に延在する縁21
0は、フック部材の取付け部150の上方へ向いた面2
06を越えて上方且つ外方へ延在するが、縁210は開
口22内でのフック部材34の上方への移動を制限しな
い。これは、フック部材34が衝撃を受けて開口22内
を上方へ移動するとき、ブレード16の縁210が下方
へ向かうハウジング開口面208と係合し、またフック
部材34の取付け部150が上方へ向いた面206と係
合する前に、外方へ弾性的に撓むからである。換言すれ
ば、示されるテープ組立体10の代表的な実施例では、
ブレード16の凹−凸横断面の湾曲高さは、縁210が
通常、フック部材34の取付け部150の上方へ向いた
面206よりも上方にあるようになされる。開口20に
おいてフック部材34が衝撃によりハウジング組立体の
開口22に対して上方へ移動されるとき、ブレード16
の縁210は開口22の上部にまず最初に衝突し、ブレ
ードの縁210を反対両方向において外方へ撓ませ、フ
ック部材34の取付け部150がハウジングの開口22
における下方へ向いた面208へ向かって移動し、衝突
できる十分な程度で、ブレード16を僅かに平坦状にす
る。取付け部の上方へ向かう面206が開口22の下方
へ向かう面208に接触すると、フック部材34はハウ
ジングの開口内での上方へ向かう移動の上側限界位置に
達する。しかしながらこの上側限界位置に通常は達しな
い。何故なら、フック部材34の上方へ向いた面206
がハウジング組立体12の下方へ向いた面208に衝突
する前に、フック部材34の底縁177がハウジング組
立体12の底部の底面170との同一面位置まで上方へ
移動するようにテープ組立体10は構成され配置されて
いるからである。フック部材34の底縁177がハウジ
ング組立体の底面170と同一面をなすとき、フック部
材34はさらに保護され、これによりフック部材34に
対する損傷を防止する。
【0062】コイル状にされたブレード16は巻き解れ
て、凹−凸横断面で真直に(長手方向に)延在した状態
に復元する傾向を有することは理解できる。この傾向は
完全に引込んだブレード16の自由端20にハウジング
組立体の開口22に対して下方へ向かう力を与え、この
力が完全に引込んだブレード16の伸長部分を開口22
におけるハウジング組立体内面の底部に押し当てて保持
し、これにより完全に引込んだブレード16のフック部
材34の部分を常態としてハウジング組立体12の外部
の底面170よりも低く保持する。これは、フック部材
34の一部が常態として底面170よりも下方に位置す
ることから、ユーザーがフック部材34を被測定物のよ
うな構造に容易にフック掛けできるようなテープ組立体
となす。
【0063】図示し、上述で説明したテープ物差し組立
体10の実施例は単なる例示であり、制限することを意
図していないことが当業者は理解するであろう。いずれ
かの周知のテープ物差し組立体に本発明のいずれかの、
またはすべての特徴を組み入れることは、本発明の範囲
に含まれる。例えば、プラスチック材料の透明フィルム
はいずれの周知のテープ物差し組立体に対しても適用で
きる。同様に、本発明の原理にしたがって構成された端
部フック部材はいずれの周知の物差し組立体にも適用で
きる。
【0064】モールド・プラスチック構造、ハウジング
の形状、比較的少ないボルトの使用、ハウジング組立体
の上部におけるボルトの省略、スピンドルの取付け法、
ブレードの自由端のフック部材の下方へ延在する部分の
寸法に対するハウジング組立体の開口の高さ寸法、およ
びハウジング組立体の底面の指係合部分の構造を含むハ
ウジング組立体の特徴は、いずれの既存のテープ物差し
組立体に別個に、または組合わせて使用できる。
【0065】同様に、ブレードの横断面の幾何形状、お
よびブレードおよびコイルの寸法および構造は、いずれ
の既存のテープ物差し組立体に使用できる。
【0066】接線方向に延在する横方向に間隔を隔てら
れた細長い隆起の構造を含めて、造作部の構造はいずれ
の周知のテープ物差し組立体に使用できる。別個の造作
部の隆起を有するテープ物差し組立体を構成することも
好ましいが、隆起がハウジング組立体のハウジング部材
に一体形成されたテープ物差し組立体を提供することが
考えられることもまた理解できる。前述した特徴のいず
れかを単独で、またはいずれかの適当な組合わせで、ば
ね付勢の引込み式ブレードを有するテープ物差し組立体
に、またはこれと別に、ブレードが手で引出されるいず
れかのテープ物差し組立体に使用することが考えられる
こともまた認識できる。
【0067】本明細書で与えられる技術を広い範囲の寸
法を有するテープ・測定器具を構成するために適用する
ことは本発明の範囲内に含まれること、また本発明を本
明細書で与えられた実施例、または特定の測定値または
測定値の範囲に制限することを意図しないことを、当業
者は認識できる。例えば、突出長さを増大した2.54
cm(1インチ)幅(すなわち、平坦状態での幅)のテ
ープ・ブレードを含む引込み式テープ・測定器具組立体
を構成することは、本発明の範囲内に含まれることが理
解できる。テープ・測定器具組立体に本明細書で列挙し
た特徴を別個に、またはいずれかの組合わせで備えるこ
とが考えられるので、2.54cm(1インチ)幅のブ
レードを有する広範のテープ・測定器具組立体が構成で
きることは理解できる。さらに詳しくは、2.54cm
(1インチ)幅のブレードを有するテープ・測定器具組
立体は、例えばブレードの横断面幾何形状、小さなフッ
トプリントのハウジング、フック部材、保護フィルム、
ハウジングの開口高さおよびフック部材の寸法、および
/または横方向に延在するリブを有する造作部を、すべ
て上述したようにいずれかの組合わせで含むことができ
る。
【0068】したがって、本発明の目的は、完全および
効果的に達成されたことが理解される。しかしながら、
前述の特定の実施例は本発明の機能的および構造的な原
理を説明するために示され、記載されたのであり、その
原理から逸脱せずに変化されることが実現されるであろ
う。それ故に、本発明請求の範囲の精神および範囲に包
含される改良をすべて含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理にしたがって構成されたテープ物
差し組立体の斜視図を示す。
【図2】テープ物差し組立体の前立面図を示す。
【図3】テープ物差し組立体の側立面図を示す。
【図4】完全に引込んだ状態でブレードを示す図2の線
4−4を通るテープ物差し組立体の横断面図を示す。
【図5】完全に伸長した状態でブレードを示す以外は図
4に類似の図である。
【図6】図3の線6−6を通る横断面図である。
【図7】伸長されたブレードの一部を通る横方向の横断
面図である。
【図8】ブレードが平坦状態であるときのブレードの一
部を通る横方向の横断面図である。
【図9】本発明の原理によって構成されたテープ物差し
組立体の実施例と従来技術のテープ物差し組立体の複数
の実施例の構造および突出長さの特徴の比較を示す表で
ある。
【図10】ブレードの直線的な突出長さ、アーチ状の突
出長さ、およびハウジング組立体の回転角度を示すため
に、ハウジング組立体から伸長されたテープ・ブレード
を示す概略図である。
【図11】図4の線11−11を通るテープ物差し組立
体の断片的な横断面図である。
【符号の説明】
10 物差し組立体 12 ハウジング組立体 14 リール 15 スピンドル 16 ブレード 18 端部 20 自由端 22 開口 24,26 スロットまたは開口 28 壁部2 30 フック状構造部 32 コイルばね 35,37 長手方向端部 36 アーチ中央部 38 アーチ端部 40,42 ハウジング部材 44,46 端壁 48,50 周壁 52,54 自由縁 62,64 中央内面領域 68 ボルト 70,72 中央穴 73 内ねじ 75 凹部−突起連結手段 78,80 リール部材 79 穴7 81 フランジ 82 壁部 83 環状溝 84 環状縁部 86 環状溝 88,90 壁部 96 隅部 107 外面部 108 頂部 109 底部 113 後端部 115 横断部材 117 直立アーム 118 造作部 120 隆起 124 保持組立体 126 保持部材 128 自由端部 129 凹部 130 保持構造 131 タブ 132 親指係合部分 133 本体部 134 ネック部分 136 スロット 138 ロック構造 140 保持構造 141 ロック面 150 取付け部 152 フック部 158 フィルム 160 湾曲部 161,163 外面 162 脚部 167 穴 169 リベット 170 底端面 177 底縁 200 前壁部 204 前壁部 206,208 面 210 側方縁

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引込み式の物差し組立体であって、 ハウジング組立体と、 前記ハウジング組立体の内部に回転可能に取付けられた
    リールと、 一端を前記リールに連結した金属リボンで形成され、前
    記リールに対して接線方向の位置から、前記ハウジング
    組立体の間隔開口を通って外方へ伸長するように前記ハ
    ウジング組立体に対して構成され配置された細長いブレ
    ードと、 前記ハウジング組立体の開口から外部へ常態である凹−
    凸横断面形状を有して伸長している細長いブレードを平
    坦な横断面形状にして前記リール上に接触する渦巻きコ
    イル配列に巻上げる方向へ、前記リールを前記ハウジン
    グ組立体の内部で回転させるために、前記ハウジング組
    立体および前記リール間に構成され配置された金属リボ
    ンで形成されたコイルばねと、 前記ハウジング組立体の開口から外部へ伸長したいずれ
    かの位置にブレードを保持するため、また保持されたい
    ずれかの位置からブレードを解放するために、手で作動
    されるように構成され配置されたブレード保持組立体
    と、 前記ブレードの凹面に接着されたプラスチック材料の透
    明フィルムを有する比較的短いブレード自由端部とを含
    む引込み式物差し組立体。
  2. 【請求項2】 前記フィルムがポリウレタン、マイラー
    (登録商標)およびナイロン(登録商標)を含んで成る
    群から選ばれた材料で構成された請求項1に記載された
    引込み式物差し組立体。
  3. 【請求項3】 前記群から選ばれた前記フィルムがアク
    リル接着剤で前記ブレードの前記凹面に固定された請求
    項2に記載された引込み式物差し組立体。
  4. 【請求項4】 前記フィルムが、ブレードの自由端部か
    ら、前記ブレードが完全に引込められたときに前記接触
    して渦巻き状態となる位置の近くま延在する請求項3に
    記載された引込み式物差し組立体。
  5. 【請求項5】 前記フィルムで覆われたブレード部分が
    約25.4mm以下である請求項3に記載された引込み
    式物差し組立体。
  6. 【請求項6】 前記フィルムが0.152〜0.356
    mm(0.006〜0.014インチ)の範囲の厚さ寸
    法を有する請求項5に記載された引込み式物差し組立
    体。
  7. 【請求項7】 前記引込み式物差しは、凹−凸取付け部
    と、前記取付け部から一般に直角に曲げられたU形フッ
    ク部とを含めて所定の厚さのシート金属で形成された端
    部フック部材をさらに含み、 前記端部フック部材は、前記ブレードの自由端に対して
    限られ範囲で移動できるように取付けられた取付け部に
    よって前記ブレードの自由端に取付けられ、これにより
    前記物差しは前記U形フック部の外面から外方へ、また
    は前記U形フック部の内面から内方へ向かって測定で
    き、 前記フィルムが前記ブレードの前記凹面に接着され、こ
    れにより前記フィルムの一端部は前記ブレードの前記凹
    面と前記端部フック部材の前記取付け部との間に配置さ
    れている請求項6に記載された引込み式物差し組立体。
  8. 【請求項8】 前記フィルムが0.152〜0.356
    mm(0.006〜0.014インチ)の範囲の厚さ寸
    法を有する請求項3に記載された引込み式物差し組立
    体。
  9. 【請求項9】 前記引込み式物差しは、凹−凸取付け部
    と、前記取付け部から一般に直角に曲げられたU形フッ
    ク部とを含めて所定の厚さのシート金属で形成された端
    部フック部材をさらに含み、 前記端部フック部材は、前記ブレードの自由端に対して
    限られ範囲で移動できるように取付けられた取付け部に
    よって前記ブレードの自由端に取付けられ、これにより
    前記物差しは前記U形フック部の外面から外方へ、また
    は前記U形フック部の内面から内方へ向かって測定で
    き、 前記フィルムが前記ブレードの自由端から約5.08c
    m(2インチ)〜約30.5cm(12インチ)の範囲
    の長さにわたって前記ブレードの前記凹面に付着され、
    前記フィルムの一端部が前記ブレードの前記凹面と前記
    端部フック部材の前記取付け部との間に配置されている
    請求項8に記載された引込み式物差し組立体。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングの開口が、前記フック
    部材の取付け部およびその前記ブレード自由端との連結
    部の高さ寸法よりも、前記ハウジングの開口に位置する
    ときの前記ハウジング組立体の前記底面より下方へ延在
    する前記フック部の寸法に少なくともほぼ等しい寸法だ
    け大きい高さを有する請求項9に記載された引込み式物
    差し組立体。
  11. 【請求項11】 前記フック部に隣接する前記取付け部
    の側縁が上方へ向いた面を形成し、この面はハウジング
    開口を定める下方に向いた1以上の面と係合して、前記
    開口内での前記フック部材の上方へ向かう移動を制限す
    る請求項10に記載された引込み式物差し組立体。
  12. 【請求項12】 前記ブレードの側縁が、前記下方へ向
    いたハウジング開口の面と係合する前記フック部材の取
    付け部の上方へ向いた面を越えて外方且つ上方へ延在
    し、また前記取付け部の上方へ向いた面と係合する前に
    外方へ偏倚し、前記ロック部材はブレードと係合および
    ロックする自由端を含み、前記ロックする自由端は前記
    フック部材の取付け部の幅を作動的に受入れる幅の中央
    凹部を含んでいる請求項11に記載された引込み式物差
    し組立体。
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