JP4647959B2 - Mri装置、画像均一度評価方法および画像均一度評価装置 - Google Patents
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Description
しかし、原画像の感度不均一性がどの程度であるのか、補正画像の感度均一性がどの程度になっているのかを客観的に評価できない問題点があった。
そこで、本発明の目的は、ある画像がどの程度の感度均一性を持つ画像であるかを示す画像均一度指標を出力することが出来るMRI装置、画像均一度評価方法および画像均一度評価装置を提供することにある。
上記第1の観点によるMRI装置において、基準画像の画素値をIref(x,y)とし、本画像の画素値をI(x,y)とし、感度画像の画素値をH(x,y)とするとき、
H(x,y)=I(x,y)/Iref(x,y)
となる。もし、基準画像Iref(x,y)と本画像I(x,y)の画素対応が完全で且つ本コイルの感度分布が均一なら、感度画像H(x,y)の画素値は一定値(=本コイルと基準コイルの感度比)になる。他方、本コイルの感度分布が不均一なら、その不均一に対応して感度画像H(x,y)の画素値もばらつくことになる。よって、感度画像H(x,y)の画素値分布の均一性を数値的に示す値を求めれば、それを本画像I(x,y)の画像均一度指標として利用できる。
ところが、実際には、基準画像Iref(x,y)と本画像I(x,y)の画素対応は完全でない。このため、感度画像H(x,y)の画素値分布には、本コイルの感度分布だけでなく、被検体からのNMR信号の強弱の影響が含まれてしまう。つまり、感度の絶対値は、その影響を受け、定数倍の任意性をもってしまう。
そこで、上記第1の観点によるMRI装置では、感度画像H(x,y)中に複数の関心領域Rjを設定し、それら関心領域Rjの画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値を算出し、その値を本画像の画像均一度指標とする。この画像均一度指標により、本画像の感度不均一性がどの程度であるのかを客観的に評価できるようになる。
本願発明者が鋭意研究したところ、各関心領域Rjの画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値として、分散分析におけるF値を利用可能であることを見出した。
なお、関心領域Rjが2つなら、t検定におけるt値も利用可能である。
上記第3の観点による画像均一度評価方法において、対象画像の画素値をI(x,y)とし、基準画像の画素値をIref(x,y)とし、感度画像の画素値をH(x,y)とするとき、
H(x,y)=I(x,y)/Iref(x,y)
となる。もし、対象画像I(x,y)と基準画像Iref(x,y)の画素対応が完全なら、感度画像H(x,y)の画素値は撮影条件としての感度分布を表すことになる。よって、感度画像H(x,y)の画素値分布の均一性を数値的に示す値を求めれば、それを本画像I(x,y)の画像均一度指標として利用できる。
なお、撮影条件としての感度分布とは、例えばMRI装置におけるコイルの感度分布の如きセンサの感度分布や光学写真における照明光分布などを意味する。
対象画像I(x,y)と基準画像Iref(x,y)の画素対応が完全でない場合、感度画像H(x,y)の画素値分布には、撮影条件としての感度分布だけでなく、被検体からの信号の強弱の影響が含まれてしまう。
そこで、上記第4の観点による画像均一度評価方法では、感度画像H(x,y)中に複数の関心領域Rjを設定し、それら関心領域Rjの画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値を算出し、その値を対象画像の画像均一度指標とする。この画像均一度指標により、対象画像の感度不均一性がどの程度であるのかを客観的に評価できるようになる。
本願発明者が鋭意研究したところ、各関心領域Rjの画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値として、分散分析におけるF値を利用可能であることを見出した。
なお、関心領域Rjが2つなら、t検定におけるt値も利用可能である。
上記第6の観点による画像均一度評価装置では、前記第3の観点による画像均一度評価方法を好適に実施できる。
上記第7の観点による画像均一度評価装置では、前記第4の観点による画像均一度評価方法を好適に実施できる。
上記第8の観点による画像均一度評価装置では、前記第5の観点による画像均一度評価方法を好適に実施できる。
このMRI装置100において、マグネットアセンブリ1は、内部に被検体を挿入するための空間部分(ボア)を有し、この空間部分を取りまくようにして、X軸勾配磁場を形成するX軸勾配コイル1Xと、Y軸勾配磁場を形成するY軸勾配コイル1Yと、Z軸勾配磁場を形成するZ軸勾配コイル1Zと、被検体内の原子核のスピンを励起するためのRFパルスを与える送信コイル1Tと、被検体からのNMR信号を検出する受信コイル1Rと、静磁場を形成する永久磁石対1Mとを具備している。なお、永久磁石対1Mの代わりに超電導マグネットを用いてもよい。
表示装置6は、画像やメッセージを表示する。
フェーズドアレイコイル1R−Aは、被検体に密接できるため感度が高いが、感度領域に比べてコイルが小さいため感度分布が不均一である。
ボディコイル1R−Bは、感度領域に比べてコイルが大きいため感度分布が均一であるとみなせるが、被検体に密接できないため感度が低い。
ステップS1では、受信コイル1Rとしてフェーズドアレイコイル1R−Aを用いて例えば被検体の頭部を撮影し、対象画像I(x,y)−1を取得する。
ステップS41では、感度画像H(x,y)中に複数の関心領域Rjを設定する。これは、操作者が手動で設定してもよいし、計算機7が自動で設定してもよい。
1R−A フェーズドアレイコイル
1R−B ボディコイル
7 計算機
Claims (8)
- 感度分布の均一度が高い基準コイルを用いて被検体を撮影し基準画像を得る基準画像撮影手段と、前記基準コイルとは異なる本コイルを用いて被検体を撮影し本画像を得る本画像撮影手段と、前記基準画像で前記本画像を除算して感度画像を作成する感度画像作成手段と、前記感度画像中に複数の関心領域を設定する関心領域設定手段と、前記各関心領域の画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値を前記本画像の画像均一度指標として算出する統計値演算手段とを具備したことを特徴とするMRI装置。
- 請求項1に記載のMRI装置において、前記統計値のバラツキを数値的に示す値としてF値を用いることを特徴とするMRI装置。
- 画像均一度を評価したい対象画像を該対象画像と同じ被写体を撮影した画像均一度が高い基準画像で除算して感度画像を作成する感度画像作成過程と、前記感度画像の画素値分布の均一性を表す値を前記対象画像の画像均一度指標として算出する画像均一度指標算出過程とを有することを特徴とするMRI装置の画像均一度評価方法。
- 請求項3に記載のMRI装置の画像均一度評価方法において、前記画像均一度指標算出過程が、前記感度画像中に複数の関心領域を設定する関心領域設定過程と、前記各関心領域の画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値を前記対象画像の画像均一度指標として算出する統計値演算過程とからなることを特徴とするMRI装置の画像均一度評価方法。
- 請求項4に記載のMRI装置の画像均一度評価方法において、前記統計値のバラツキを数値的に示す値としてF値を用いることを特徴とするMRI装置の画像均一度評価方法。
- 画像均一度を評価したい対象画像を得る対象画像取得手段と、前記対象画像と同じ被写体を撮影した画像均一度が高い基準画像を得る基準画像取得手段と、前記対象画像を前記基準画像で除算して感度画像を作成する感度画像作成手段と、前記感度画像の画素値分布の均一性を表す値を前記対象画像の画像均一度指標として算出する画像均一度指標算出手段とを有することを特徴とするMRI装置。
- 請求項6に記載のMRI装置において、前記画像均一度指標算出手段が、前記感度画像中に複数の関心領域を設定する関心領域設定手段と、前記各関心領域の画素値を表す統計値のバラツキを数値的に示す値を前記対象画像の画像均一度指標として算出する統計値演算手段とからなることを特徴とするMRI装置。
- 請求項7に記載のMRI装置において、前記統計値がF値であることを特徴とするMRI装置。
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