JP4647847B2 - 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム - Google Patents

閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化ガスを冷熱源として利用した閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、LNG(液化天然ガス(液化ガス))の有する冷熱を有効に利用すべく、例えば発電システムの冷熱源としてLNGを利用することが一般に行われている。
【0003】
図5は、そのような発電システムの一例を示している。この図に示す発電システム1は、原理的には閉(密閉)サイクルガスタービン、詳しくは閉ブレイトンサイクルガスタービンを用いた発電システムであって、同図に示すように圧縮機10、加熱器12、タービン14および冷却器16を備えた密閉ループ(閉回路2)内で動作流体を循環させながら、前記タービン14に連結された発電機18を駆動するように構成されている。具体的には、圧縮機10で圧縮した動作流体を加熱器12で加熱して高温高圧の動作流体を生成し、これをノズルにより膨張させてタービン14を回転させ、この回転により発電機18を駆動するとともに、その回転力の一部を圧縮機10の駆動に利用するものである。なお、タービン14を経た動作流体は、冷却器16を経て冷却された後、圧縮器10に導入されるように構成されている。
【0004】
そして、冷熱源としてLNGを前記冷却器16に導入することにより、動作流体とLNGとの間で熱交換を行わせて動作流体を冷却する一方、この熱交換によりLNGを気化させてNG(天然ガス(ガス状体))を生成して消費地に供給するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ガスタービンを用いた発電システムとして図6に示すようなシステムが考えられている。このシステムは、NGを燃料として圧縮空気を燃焼させて高温高圧のガスを生成し、このガスによりタービンを回転させて発電機を駆動する主発電システムと、図5に示したような閉サイクルガスタービンを用いた補助発電システムとからなり、LNGを補助発電システムの冷熱源として利用して発電を行いながら、該LNGを気化させて(NGを生成して)これを主発電システムに燃料として供給するものであり、LNGの有する冷熱の利用と、NGの生成とを合理的に行うことができる発電システムとして期待される。
【0006】
ところで、このような発電システムでは、主発電システムからの要求に応じて必要かつ十分なNGを供給することが必要であり、そのため、補助発電システムを経由する(導入される)LNGの量がこの要求NG量に応じて変動することが多い。しかし、補助発電システムに導入されるLNGの量が変動すると、これに起因して補助システム内の動作流体とLNGとの熱授受のバランスが損なわれ、その結果、要求されるNGの温度を確保できなくなることが考えられる。従って、上記のような発電システムにおいては、LNGの導入量に変動が生じた場合でも、NGの要求温度を確実に満足し得るように何らかの工夫をすることが必要となる。
【0007】
なお、上記のような補助発電システムの目的は、発電量の確保よりもむしろLNGの有する冷熱の有効活用にあるので、発電量が特に問題となることは少ない。しかし、発電量は可及的に多い方が好ましいのは言うまでもなく、従って、LNG導入量の変動に伴うNG温度への影響を回避し得るように構成する場合でも、出来るだけ発電量を確保できるようにするのが好ましい。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、液化ガスを冷熱源として利用する閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システムについて、合理的な構成で、液化ガスの導入量の変動に拘わらず、要求されるガス状体の温度条件を良好に確保し得るようにすること、また、発電システムにおいてさらに好ましくは、より多くの発電量を確保できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱された動作流体をタービンに導入することにより該タービンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入するように閉回路が構成されるとともに、前記冷却器に対して液化ガスを冷熱源として導入しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成するようにした閉サイクルガスタービンにおいて、該ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備え、この温度調整手段は、前記ガス状体の流通通路に設けられる温調用タービンと、この温調用タービンをバイパスするバイパス通路と、前記温調用タービンを経由するガス状体と前記バイパス通路を流通するガス状体との割合を調整可能とするバルブ手段とを備えているものである(請求項1)。
【0010】
このような閉サイクルガスタービンによれば、冷却器に導入される液化ガスの量に拘わらず、所望の温度のガス状体を生成することが可能となる。すなわち、この構成によると、温調用タービンにガス状体が導入されて機械的仕事をすることによりガス状体の温度が下がる。従って、ガス状体の温度が上昇する傾向にあるときには、温調用タービンを経由するガス状体の割合を高めてガス状体の温度降下を促進させ、逆の場合には、温調用タービンを経由するガス状体の割合を下げることによりガス状体の温度上昇を促進させることにより、ガス状体の温度調整を行うことが可能となる。
【0011】
また、上記課題を解決するために、本発明は、圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱された動作流体をタービンに導入することにより該タービンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入するように閉回路が構成される一方、冷熱源として液化ガスを前記冷却器に導入しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成する閉サイクルガスタービンにおいて、ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備え、この温度調整手段は、前記タービンから排出される動作流体を前記冷却器への導入前に予備冷却する予備冷却器を有するとともに、この予備冷却器による冷却能力が調整可能に構成されているものであ(請求項)。
【0012】
このような閉サイクルガスタービンによっても、冷却器に導入される液化ガスの量に拘わらず、所望の温度のガス状体を生成することが可能となる。すなわち、この構成によれば、動作流体に対する予備冷却の度合いを調整することにより冷却器での動作流体と液化ガスとの熱授受のバランスを操作することが可能となる。従って、ガス状体の温度が上昇傾向にあるときには、予備冷却の度合いを高め、これにより冷却器に導入される動作流体の温度を下げてガス状体の温度降下を促進させ、逆の場合には、予備冷却の度合いを下げ、これにより冷却器に導入される動作流体の温度を上げてガス状体の温度上昇を促進させることにより、ガス状体の温度調整を行うことが可能となる。
【0013】
この場合、例えば、冷却水を冷熱源として熱交換により動作流体を冷却する熱交換器を予備冷却器として用い、バルブ手段の操作に応じて予備冷却器に対する冷却水の導入量を調整することにより動作流体に対する冷却能力を調整できるように構成することができる(請求項)。
【0014】
なお、請求項1又は3に記載の閉サイクルガスタービンにおいては、ガス状体の温度を検出する温度検出手段と、ガス状体の温度が予め設定された温度となるように温度検出手段による検出温度に基づいてバルブ手段の開閉動作を制御する制御手段とを備えているのが好ましい(請求項)。
【0015】
この構成によれば、取出されるガス状体の温度を自動的に要求温度に保つことが可能となる。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明は、圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱された動作流体をタービンに導入することにより該タービンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入するように閉回路が構成される一方、冷熱源として液化ガスを前記冷却器に導入しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成する閉サイクルガスタービンにおいて、ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備え、この温度調整手段は、前記閉回路内の動作流体の圧力を変動させるように構成されているものであってもよい(請求項)。
【0017】
このような閉サイクルガスタービンによっても、冷却器に導入される液化ガスの量に拘わらず、所望の温度のガス状体を生成することが可能となる。つまり、タービンから排出される動作流体の温度は閉回路内の動作流体の圧力に応じて変動するため、動作流体の圧力調整を行うことにより冷却器における動作流体と液化ガスとの熱授受のバランスを操作することが可能となる。従って、該バランス操作を行うことによりガス状体の温度を調整することが可能となる。
【0018】
具体的には、温度調整手段として、閉回路内に動作流体を充填する充填手段と、閉回路外に動作流体を排出する排出手段とを設け、充填手段又は排出手段による動作流体の給排に応じて閉回路内の動作流体の圧力を変動させるように構成することができる(請求項)。
【0019】
なお、この場合には、ガス状体の温度を検出する温度検出手段と、ガス状体の温度が予め設定された温度となるように前記温度検出手段による検出温度に基づいて充填手段又は排出手段による動作流体の給排動作を制御する制御手段とを備えているのが好ましい(請求項)。
【0020】
この構成によれば、取出されるガス状体の温度を自動的に要求温度に保つことが可能となる。
【0021】
なお、上記のような閉サイクルガスタービンにおいては、前記ガス状体の温度調整に伴い消費された熱エネルギーを回収する回収手段を備えているのがより好ましい(請求項8)。
【0022】
このようにすれば、温度調整に伴うエネルギー損失を抑えることができ、効率の良い閉サイクルガスタービンとなる。
【0023】
一方、本発明に係る発電システムは、請求項1乃至の何れかに記載の閉サイクルガスタービンを用いた発電システムであって、前記タービンに発電機が連結され、タービンの回転により前記発電機が作動するように構成されているものである(請求項)。
【0024】
この発電システムによれば、液化ガスを発電システムの冷熱として利用しつつガス状体を生成することができ、しかも、液化ガスの導入量に拘わらず要求温度を満足するガス状体を良好に得ることが可能となる。
【0025】
特に、閉サイクルガスタービンとして請求項記載のガスタービンを用いた発電システムでは、温調用タービンに発電機が接続されることにより、より多くの発電量を確保することが可能となり合理的な発電システムとなる。なお、この場合には、温度調整に伴い消費される熱エネルギーは電力として回収されることとなるので、発電機が請求項記載にかかる回収手段を構成することとなる。
【0026】
なお、閉サイクルガスタービンに、前記タービンから排出される動作流体を冷却水との熱交換により予備冷却する予備冷却器を有するとともに、該予備冷却器において前記冷却水を気化させるものでは(例えば請求項記載のガスタービンでは)、予備冷却器から排出される蒸気により回転する蒸気タービンを設け、この蒸気タービンに発電機をさらに連結するのが好ましい(請求項10)。
【0027】
この構成によれば、予備冷却器から排出される蒸気を利用してより多くの発電量を確保することが可能となり合理的な発電システムとなる。なお、この場合には、温度調整に伴い消費される熱エネルギーは電力として回収されることとなるので、蒸気タービン及び発電機が請求項2記載にかかる回収手段を構成することとなる。
【0028】
また、本発明に係る発電システムは、ガス状の燃料を燃焼させてタービンを回転させることにより発電機を駆動する主発電システムと、閉サイクルガスタービンを用いた請求項又は10記載の発電システムからなる補助発電システムとを有し、前記補助発電システムの冷却器で生成したガス状体を前記主発電システムの燃料として供給するように構成されているものである(請求項11)
【0029】
この構成によれば、液化ガスを冷熱として利用して発電を行わせながら、該液ガスを気化させてガス状体を生成し、これを主発電システムの燃料として供給することができるので合理的な発電システムが構成される。しかも、補助発電システムにおいてガス状体の温度を調整可能に構成されているので、補助発電システムに導入される液化ガスの量が変動するような場合でも、主発電システムに対しては要求温度を満たしたガス状体を確実に供給することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0031】
なお、以下に説明する発電システムの基本的な構成は、従来技術で説明した図5の発電システムと共通するため、共通する構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、以下、相違点についてのみ詳細に説明することとする。
【0032】
図1は、本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた発電システム(本発明に係る発電システム)の第1の実施形態を示す系統図である。
【0033】
この図に示す発電システム1Aも、図5に示した従来の発電システム同様、所謂閉ブレイトンサイクルガスタービンを用いた発電システムであって、圧縮機10、加熱器12、タービン14および冷却器16を備えた閉回路2内で、例えば窒素、アルゴン等の流体動作を循環させながらタービン14を回転させ、このタービン14の回転により発電機18を駆動するように構成されている。
【0034】
この発電システム1Aは、例えば開(開放)サイクルガスタービンを用いた発電システム(主発電システム4という)の補助的なシステムとして組み込まれており、主発電システム4から排出される発電排熱および主発電システム4の燃料となるLNG(液化天然ガス(液化ガス))を動作流体の熱源として利用する構成となっている。具体的に説明すると、加熱器12が主発電システム4から排出される発電排熱の排出通路3に介設されており、発電排熱として例えば主発電システム4から排出されるガスタービン排ガスと前記動作流体との間で熱交換を行わせることにより動作流体を加熱するとともに、冷却器16が主発電システム4への燃料(LNG)の供給通路5に介設されており、LNGと前記動作流体との間で熱交換を行わせることにより動作流体を冷却するように構成されている。そして、このようにLNGを動作流体の冷熱源として利用しつつ、該LNGを気化させることによりNG(ガス状体)を生成し、このNGを主発電システム4へ燃料として導入するように構成されている。
【0035】
この発電システム1Aには、冷却器16で生成されるNGの温度を調整可能とする構成(温度調整手段)として、以下のような構成がさらに組込まれている。
【0036】
すなわち、冷却器16の途中からNGを導出する通路5aが設けられ、この通路5aに、温調用タービン20と、この温調用タービン20のバイパス通路5bとが設けられるとともに、バイパス通路5bに電磁バルブからなる流量調整バルブ24(バルブ手段)が介設されている。また、LNGの供給通路5であって前記冷却器16の下流側(主発電システム4側)に、温調用タービン26と、この温調用タービン26のバイパス通路5cとが設けられるとともに、このバイパス通路5cに電磁バルブからなる流量調整バルブ30(バルブ手段)が介設されている。そして、NGを温調用タービン20,26に流通させつつ、これら温調用タービン20,26を経由するNGとバイパス通路5b,5cを流通するNGの割合(温調用タービン20,26を経由するNGの割合)を流量調整バルブ24,30の操作により調整することにより、後に詳述するようにNGの温度調整が行われるように構成されている。
【0037】
なお、前記温調用タービン20,26には夫々発電機22,28(回収手段)が連結されており、タービン20,26の回転により該発電機22,28が作動するように構成されている。また、供給通路5において前記温調用タービン26の下流には、主発電システム4へ供給されるNGの温度を検出する温度センサ32が設けられている。
【0038】
以上のように構成された発電システム1Aにおいて、圧縮機10で圧縮された動作流体は、加熱器12において排ガスとの熱交換により加熱されてタービン14に導入され、ここで膨張することにより該タービン14を回転させて発電機18を駆動する。そして、タービン14から排出された後、冷却器16に導入されることにより、ここでLNGとの熱交換により冷却されてから圧縮機10に戻される。
【0039】
一方、LNGは、供給通路5を通じて冷却器16に導入され、ここで前記動作流体との熱交換に供され、自らは気化してNGとなる。これにより主発電システム4の燃料であるNGが生成されることとなる。
【0040】
冷却器16において生成されたNGは、冷却器16の途中で一旦通路5aを通じて導出され、前記流量調整バルブ24の開度に応じた割合でその一部が温調用タービン20に導入される。そして、タービン20を回転させて発電機22を駆動した後、冷却器16に戻され、再び動作流体の熱交換にされて冷却器16から排出される。冷却器16から排出されたNGは、さらにその一部のNGが流量調整バルブ30の開度に応じた割合で温調用タービン26に導入され、ここで再度タービン26を回転させて発電機28を駆動し、その後、主発電システム4へと導入されることとなる。
【0041】
なお、このようなLNG(NG)の流通過程においては、温度センサ32による検出温度に基づいて流量調整バルブ24,30の開度調整が行われることにより、主発電システム4へ供給されるNGの温度が主発電システム4における要求温度に応じて調整される。
【0042】
すなわち、温調用タービン20,26を経由して仕事をしたNGの温度は、温調用タービン20,26を経由しないNGに比べて該仕事分だけ低下することとなる。従って、検出温度が要求温度よりも低い場合には、温調用タービン20,26を経由するNGの割合が低くなるように流量調整バルブ24,30が開度調整されることによりNGの温度上昇が促され、逆に、検出温度が要求温度よりも高い場合には、温調用タービン20,26を経由するNGの割合が高くなるように流量調整バルブ24,30の開度が調整されることによりNGの温度低下が促進される。そして、温度センサ32の検出温度に応じて、このような流量調整バルブ24,30の開度調整が行われることにより主発電システム4に導入されるNGの温度が要求温度となるように調整されることとなる。
【0043】
以上のように、この発電システム1Aでは、主発電システム4に導入するNGの温度を調整できるように構成されているので、例えば、発電システム1AへのLNGの導入量に変動が生じて冷却器16での熱授受のバランスが損なわれるような状況が生じても、主発電システム4に導入するNGの温度を所定の要求温度に確実に保つことができるという効果がある。
【0044】
しかも、NGの温度調整は、上記のように供給通路5(冷却器16含む)に設けた温調用タービン20,24を回転させてNGに膨張仕事をさせることにより行い、また、これにより消費される熱エネルギー(つまり、温度調整により消費されるエネルギー)は、発電機22,28による発電という形で回収するように構成されているので、無駄がなく、エネルギー効率の高い合理的な発電システムが構築されるという効果がある。
【0045】
なお、この発電システム1Aでは、供給通路5(冷却器16を含む)にNGの温度調整用のタービンとして2つの温調用タービン20,26を設けているが、勿論、温調用タービンは1つでもよいし、3つ以上であってもよい。但し、NGの温度を精度よく、また安定して調整する上では、複数の温調用タービンを設けるのが望ましいと考えられる。
【0046】
また、温調用タービン20,26には、必ずしも発電機22,28を連結する必要はなく、例えば、発電機22,28を省略して発電システム1Aの構成を簡略化してもよい。但し、エネルギー効率を高める上では、当実施形態のように発電機22,28を設けるのが望ましい。
【0047】
また、発電システム1AにおけるNGの温度調整を自動制御で行うように構成してもよい。この場合、例えば流量調整バルブ24,30のドライバを備えた制御装置(制御装置)を設け、温度センサ32による検出温度と主発電システム4での要求温度とに基づいて流量調整バルブ24,30の開度を例えばフィードバック制御することによりNGの温度管理を制御装置により自動制御するように構成することができる。
【0048】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0049】
図2は、第2の実施形態にかかる発電システムを系統図で示している。この図に示す発電システム1Bも基本的な構成は第1の実施形態と共通するが、NGの温度を調整するための構成として、温調用タービン20,26、流量調整バルブ24,30等に代えて次のような構成が組込まれており、この点で第1の実施形態と構成が相違している。
【0050】
すなわち、発電システム1Bの閉回路2には、タービン14から排出された動作流体を冷却器16への導入に先立って冷却する熱交換器からなる予備冷却器17が設けられており、供給通路6を通じて導入される冷却水と動作流体との間で熱交換を行わせることにより動作流体を冷却するように構成されている。
【0051】
供給通路6には、電磁バルブからなる流量調整バルブ34(バルブ手段)が介設されており、該流量調整バルブ34により予備冷却器17への冷却水の導入量を調整することにより、動作流体の冷却の度合いを調整し得るように構成されている。
【0052】
つまり、この発電システム1Bでは、タービン14から排出された動作流体を冷却器16への導入に先立ち予め冷却しつつ、その冷却の度合いを温度センサ32による検出温度に応じて調整することにより冷却器16における動作流体とLNGとの熱授受のバランスを操作し、これにより冷却器16で生成されるNGの温度を調整できるように構成されている。
【0053】
具体的に説明すると、温度センサ32によるNGの検出温度が要求温度よりも低い場合には、予備冷却器17への冷却水の導入量を減らすように流量調整バルブ34が開度調整される。これにより冷却器16に導入される動作流体の温度が上昇し、生成されるNGの温度上昇が促進される。逆に、検出温度が要求温度よりも高い場合には、予備冷却器17への冷却水の導入量を増やすように流量調整バルブ34が開度調整され、これにより冷却器16に導入される動作流体の温度が低下し、生成されるNGの温度低下が促される。そして、温度センサ32による検出温度に応じてこのような流量調整バルブ34の開度調整が行われることにより主発電システム4に導入されるNGの温度が要求温度となるように調整されるようになっている。
【0054】
以上のような第2の実施形態の発電システム1Bにおいても、主発電システム4に導入するNGの温度を調整することができるので、LNGの導入量に変動が生じた場合でも、第1の実施形態の発電システム1Aと同様、主発電システム4に導入するNGの温度を所定の要求温度に確実に保つことができる。
【0055】
なお、この発電システム1Bでは、予備冷却器17における動作流体と冷却水との熱交換により、冷却水を予備冷却器17において気化させて排出することも可能である。従って、この場合には、供給通路6における予備冷却器17の下流側(図2中の丸付き数字1)に図3に示すような構成、すなわち発電機38を連結した蒸気タービン36(回収手段)を設け、予備冷却器17から排出される蒸気によってこの蒸気タービン36を回転させ、これにより発電機38を駆動するように構成してもよい。このような構成によれば、NGの温度調整により消費される熱エネルギーを発電機38による発電という形で回収することができるので、エネルギー損失が軽減され、エネルギー効率の高い合理的な発電システムが構築されることとなる。
【0056】
また、この発電システム1Bにおいても、流量調整バルブ34のドライバを備えた制御装置(制御装置)を設け、温度センサ32による検出温度と主発電システム4での要求温度とに基づいて流量調整バルブ34の開度を例えばフィードバック制御するようにすれば、NGの温度管理を制御装置により自動制御することが可能となる。
【0057】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0058】
図4は、第3の実施形態にかかる発電システムを系統図で示している。この図に示す発電システム1Cも基本的な構成は第1の実施形態と共通するが、NGの温度を調整するための構成として、温調用タービン20,26、流量調整バルブ24,30等に代えて次のような構成が組込まれており、この点で第1の実施形態と構成が相違している。
【0059】
すなわち、発電システム1Cの閉回路2には、冷却器16と圧縮機10との間に閉回路2内に対して動作流体を出し入れすることにより閉回路2内の動作流体の圧力を調整する圧力調整装置40が設けらている。
【0060】
この圧力調整装置40は、詳しく図示していないが、動作流体を貯溜するためのシリンダ40aを有しており、図外のアクチュエーターによるピストン40bの前進駆動によりシリンダ内の動作流体を閉回路2内に導入する一方、ピストン40bの後退駆動により閉回路2内の動作流体をシリンダ40a内に抽出するように構成されている。つまり、タービン14から排出される動作流体の温度は、閉回路2内の動作流体の圧力に左右されるため、具体的には、動作流体の圧力が高い程、温度が高くなるため、温度センサ32の検出温度に基づき、動作流体の圧力を調整してタービン14から排出される動作流体の温度(冷却器16に導入される動作流体の温度)を調整することにより、冷却器16におけるLNGと動作流体の熱授受のバランスを操作し、これによって生成されるNGの温度を調整するように構成されている。
【0061】
具体的には、温度センサ32の検出温度が要求温度よりも低い場合には、圧力調整装置40により閉回路2内に動作流体が充填されて動作流体の圧力が高められる。これにより冷却器16に導入される動作流体の温度が上昇し、生成されるNGの温度上昇が促進されることとなる。逆に、検出温度が要求温度よりも高い場合には、圧力調整装置40により閉回路2内の動作流体が抽出されることにより動作流体の圧力が下げられる。これにより冷却器16に導入される動作流体の温度が低下し、生成されるNGの温度低下が促されることとなる。そして、温度センサ32による検出温度に応じて閉回路2内への動作流体の充填又は抽出が行われることにより(動作流体の圧力調整が行われることにより)、主発電システム4に導入されるNGの温度が要求温度となるように調整されるようになっている。
【0062】
以上のような第3の実施形態の発電システム1Cにおいても、主発電システム4に導入するNGの温度を調整することができるので、LNGの導入量に変動が生じた場合でも、第1の実施形態の発電システム1Aと同様に、主発電システム4に導入するNGの温度を所定の要求温度に確実に保つことができる。
【0063】
なお、この発電システム1Cでは、シリンダとピストンを有した圧力調整装置40により閉回路2内への動作流体の充填及び抽出(給排)を行うように構成されているが、すなわち圧力調整装置40が本発明の充填手段及び排出手段の機能を兼ね備えた構成となっているが、勿論、動作流体の充填手段と排出手段を別個独立に設けてもよい。この場合、充填手段としては、高圧ボンベや圧縮機を適用することができる。また、排出手段としては、閉回路2の途中にバルブを設け、このバルブの開閉操作により動作流体を外部排出する構成とすることができる。
【0064】
また、この発電システム1Bにおいても、圧力調整装置40のドライバを備えた制御装置(制御装置)を設け、温度センサ32による検出温度と主発電システム4での要求温度とに基づいて圧力調整装置40の動作を例えばフィードバック制御するようにすれば、NGの温度管理を制御装置により自動制御することが可能となる。
【0065】
なお、以上説明した第1〜第3の実施形態は、本発明の閉サイクルガスタービンを発電システムに適用した例(つまり、本発明の発電システム)であるが、本発明にかかる閉サイクルガスタービンは、これ以外の機械的仕事を行うシステムについても適用可能であることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の閉サイクルガスタービンでは、冷却器で生成されたガス状体の温度を調整可能に構成されているので、例えば冷却器に対する液体ガスの導入量が変動した場合でも、定められた温度条件を満足するガス状体を良好に消費地に供給することが可能となる。特に、ガス状体の温度調整により消費される熱エネルギーを回収する回収手段をさらに設けることで、エネルギー効率を高めることができる。
【0067】
また、本発明の発電システムは、上記のような閉サイクルガスタービンを用いているので、液化ガスを発電システムの冷熱として有効に利用しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成することができ、しかも、液化ガスの導入量に拘わらず要求温度を満足するガス状体を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた発電システム(本発明に係る発電システム)を示す系統図(第1実施の形態)である。
【図2】 本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた発電システム(本発明に係る発電システム)を示す系統図(第2実施の形態)である。
【図3】 発電システムに付加する構成を示す系統図である。
【図4】 本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた発電システム(本発明に係る発電システム)を示す系統図(第3実施の形態)である。
【図5】 従来の閉サイクルガスタービンを用いた発電システム(従来の発電システム)を示す系統図である。
【図6】 発電システムの構想を示す模式図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 発電システム
2 閉回路
4 主発電システム
5 供給通路
5b,5c バイパス通路
10 圧縮機
12 加熱器
14 タービン
16 冷却器
17 予備冷却器
20,26 温調用タービン
18,22,28 発電機
24,30 流量調整バルブ
32 温度センサ

Claims (11)

  1. 圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱された動作流体をタービンに導入することにより該タービンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入するように閉回路が構成される一方、冷熱源として液化ガスを前記冷却器に導入しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成する閉サイクルガスタービンにおいて、
    ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備え、この温度調整手段は、前記ガス状体の流通通路に設けられる温調用タービンと、この温調用タービンをバイパスするバイパス通路と、前記温調用タービンを経由するガス状体と前記バイパス通路を流通するガス状体との割合を調整可能とするバルブ手段とを備えていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  2. 圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱された動作流体をタービンに導入することにより該タービンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入するように閉回路が構成される一方、冷熱源として液化ガスを前記冷却器に導入しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成する閉サイクルガスタービンにおいて、
    ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備え、この温度調整手段は、前記タービンから排出される動作流体を前記冷却器への導入前に予備冷却する予備冷却器を有するとともに、この予備冷却器による冷却能力が調整可能に構成されているものであることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  3. 請求項2に記載の閉サイクルガスタービンにおいて、
    前記予備冷却器は、冷却水を冷熱源として熱交換により動作流体を冷却する熱交換器であって、バルブ手段の操作に応じて予備冷却器に対する冷却水の導入量を調整することにより前記動作流体に対する冷却能力を調整可能に構成されていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  4. 請求項1又は3に記載の閉サイクルガスタービンにおいて、
    前記ガス状体の温度を検出する温度検出手段と、ガス状体の温度が予め設定された温度となるように前記温度検出手段による検出温度に基づいて前記バルブ手段の開閉動作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  5. 圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱された動作流体をタービンに導入することにより該タービンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入するように閉回路が構成される一方、冷熱源として液化ガスを前記冷却器に導入しながら該液化ガスを気化させてガス状体を生成する閉サイクルガスタービンにおいて、
    ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備え、この温度調整手段は、前記閉回路内を循環する動作流体の圧力を変動させるように構成されていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  6. 請求項5に記載の閉サイクルガスタービンにおいて、
    前記温度調整手段は、閉回路内に前記動作流体を充填する充填手段と、閉回路外に前記動作流体を排出する排出手段とを備え、前記充填手段又は排出手段による動作流体の給排に応じて閉回路内の動作流体の圧力を変動させることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  7. 請求項6に記載の閉サイクルガスタービンにおいて、
    前記ガス状体の温度を検出する温度検出手段と、ガス状体の温度が予め設定された温度となるように前記温度検出手段による検出温度に基づいて前記充填手段又は排出手段による動作流体の給排動作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  8. 請求項1乃至の何れか一項に記載の閉サイクルガスタービンにおいて、
    前記ガス状体の温度調整に伴い消費された熱エネルギーを回収する回収手段を備えていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  9. 請求項1乃至の何れかに記載の閉サイクルガスタービンを用いた発電システムであって、
    前記タービンに発電機が連結され、タービンの回転により前記発電機が作動するように構成されていることを特徴とする発電システム
  10. 請求項9記の発電システムにおいて、
    閉サイクルガスタービンに、前記タービンから排出される動作流体を冷却水との熱交換により予備冷却する予備冷却器を有するとともに、該予備冷却器において前記冷却水を気化させるものであって、予備冷却器から排出される蒸気により回転する蒸気タービンが設けられ、この蒸気タービンに発電機が連結されていることを特徴とする発電システム。
  11. ガス状の燃料を燃焼させてタービンを回転させることにより発電機を駆動する主発電システムと、閉サイクルガスタービンを用いた請求項9又は10記載の発電システムからなる補助発電システムとを有し、前記補助発電システムの冷却器で生成したガス状体を前記主発電システムの燃料として供給するように構成されていることを特徴とする発電システム。
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