JP2003020914A - 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム - Google Patents

閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム

Info

Publication number
JP2003020914A
JP2003020914A JP2001209191A JP2001209191A JP2003020914A JP 2003020914 A JP2003020914 A JP 2003020914A JP 2001209191 A JP2001209191 A JP 2001209191A JP 2001209191 A JP2001209191 A JP 2001209191A JP 2003020914 A JP2003020914 A JP 2003020914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
power generation
turbine
generation system
working fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001209191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4647847B2 (ja
Inventor
Toshio Kurosaka
俊雄 黒坂
Toshiya Miyake
俊也 三宅
Yasuo Azuma
康夫 東
Toshiyuki Kobayashi
利行 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2001209191A priority Critical patent/JP4647847B2/ja
Publication of JP2003020914A publication Critical patent/JP2003020914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4647847B2 publication Critical patent/JP4647847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LNGを冷熱源として利用する閉サイクルガ
スタービンについて、LNGの導入量の変動に拘わらず
要求温度を満足するNGを良好に確保する。 【解決手段】 圧縮機10により圧縮し加熱器12で加
熱した動作流体をタービン14に導入して機械的仕事を
させ、さらにタービン14から排出される動作流体をL
NG(液化ガス)を冷熱源として冷却器16で冷却して
圧縮機10に導入するように閉回路2が構成される。冷
却器16において生成されたNG(ガス状体)を流通さ
せるための供給通路5には、温調用タービン20(2
6)と、この温調用タービン20(26)をバイパスす
るバイパス通路5b(5c)とが設けられ、バイパス通
路5b(5c)には、温調用タービン20(26)を経
由するNGとバイパス通路5b(5c)を流通するNG
の割合を調整可能とする流量調整バルブ24(30)が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化ガスを冷熱源
として利用した閉サイクルガスタービンおよび同ガスタ
ービンを用いた発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、LNG(液化天然ガス(液化
ガス))の有する冷熱を有効に利用すべく、例えば発電
システムの冷熱源としてLNGを利用することが一般に
行われている。
【0003】図5は、そのような発電システムの一例を
示している。この図に示す発電システム1は、原理的に
は閉(密閉)サイクルガスタービン、詳しくは閉ブレイ
トンサイクルガスタービンを用いた発電システムであっ
て、同図に示すように圧縮機10、加熱器12、タービ
ン14および冷却器16を備えた密閉ループ(閉回路
2)内で動作流体を循環させながら、前記タービン14
に連結された発電機18を駆動するように構成されてい
る。具体的には、圧縮機10で圧縮した動作流体を加熱
器12で加熱して高温高圧の動作流体を生成し、これを
ノズルにより膨張させてタービン14を回転させ、この
回転により発電機18を駆動するとともに、その回転力
の一部を圧縮機10の駆動に利用するものである。な
お、タービン14を経た動作流体は、冷却器16を経て
冷却された後、圧縮器10に導入されるように構成され
ている。
【0004】そして、冷熱源としてLNGを前記冷却器
16に導入することにより、動作流体とLNGとの間で
熱交換を行わせて動作流体を冷却する一方、この熱交換
によりLNGを気化させてNG(天然ガス(ガス状
体))を生成して消費地に供給するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、ガスタービンを
用いた発電システムとして図6に示すようなシステムが
考えられている。このシステムは、NGを燃料として圧
縮空気を燃焼させて高温高圧のガスを生成し、このガス
によりタービンを回転させて発電機を駆動する主発電シ
ステムと、図5に示したような閉サイクルガスタービン
を用いた補助発電システムとからなり、LNGを補助発
電システムの冷熱源として利用して発電を行いながら、
該LNGを気化させて(NGを生成して)これを主発電
システムに燃料として供給するものであり、LNGの有
する冷熱の利用と、NGの生成とを合理的に行うことが
できる発電システムとして期待される。
【0006】ところで、このような発電システムでは、
主発電システムからの要求に応じて必要かつ十分なNG
を供給することが必要であり、そのため、補助発電シス
テムを経由する(導入される)LNGの量がこの要求N
G量に応じて変動することが多い。しかし、補助発電シ
ステムに導入されるLNGの量が変動すると、これに起
因して補助システム内の動作流体とLNGとの熱授受の
バランスが損なわれ、その結果、要求されるNGの温度
を確保できなくなることが考えられる。従って、上記の
ような発電システムにおいては、LNGの導入量に変動
が生じた場合でも、NGの要求温度を確実に満足し得る
ように何らかの工夫をすることが必要となる。
【0007】なお、上記のような補助発電システムの目
的は、発電量の確保よりもむしろLNGの有する冷熱の
有効活用にあるので、発電量が特に問題となることは少
ない。しかし、発電量は可及的に多い方が好ましいのは
言うまでもなく、従って、LNG導入量の変動に伴うN
G温度への影響を回避し得るように構成する場合でも、
出来るだけ発電量を確保できるようにするのが好まし
い。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、液化ガスを冷熱源として利用する閉サイクル
ガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システ
ムについて、合理的な構成で、液化ガスの導入量の変動
に拘わらず、要求されるガス状体の温度条件を良好に確
保し得るようにすること、また、発電システムにおいて
さらに好ましくは、より多くの発電量を確保できるよう
にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱さ
れた作動流体をタービンに導入することにより該タービ
ンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから
排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入す
るように閉回路が構成されるとともに、前記冷却器に対
して液化ガスを冷熱源として導入しながら該液化ガスを
気化させてガス状体を生成するようにした閉サイクルガ
スタービンにおいて、該ガス状体の温度を調整可能とす
る温度調整手段を備えているものである(請求項1)。
【0010】このような閉サイクルガスタービンによれ
ば、冷却器に導入される液化ガスの量に拘わらず、所望
の温度のガス状体を生成することが可能となる。
【0011】この場合、前記ガス状態の温度調整に伴い
消費された熱エネルギーを回収する回収手段を備えてい
るのがより好ましい(請求項2)。
【0012】このようにすれば、温度調整に伴うエネル
ギー損失を抑えることができ、効率の良い閉サイクルガ
スタービンとなる。
【0013】なお、温度調整手段の具体的な構成として
は、ガス状体の流通通路に、温調用タービンと、この温
調用タービンをバイパスするバイパス通路とを設け、さ
らに温調用タービンを経由するガス状体とバイパス通路
を流通するガス状体との割合を調整可能とするバルブ手
段を設けた構成とすることができる(請求項3)。
【0014】この構成によると、温調用タービンにガス
状体が導入されて機械的仕事をすることによりガス状体
の温度が下がる。従って、ガス状体の温度が上昇する傾
向にあるときには、温調用タービンを経由するガス状体
の割合を高めてガス状体の温度降下を促進させ、逆の場
合には、温調用タービンを経由するガス状体の割合を下
げることによりガス状体の温度上昇を促進させることに
より、ガス状体の温度調整を行うことが可能となる。
【0015】また、温度調整手段は、前記タービンから
排出される動作流体を冷却器への導入前に予備冷却する
予備冷却器を有するとともに、この予備冷却器による冷
却能力が調整可能に構成されているものであってもよい
(請求項4)。
【0016】この構成によれば、動作流体に対する予備
冷却の度合いを調整することにより冷却器での動作流体
と液化ガスとの熱授受のバランスを操作することが可能
となる。従って、ガス状体の温度が上昇傾向にあるとき
には、予備冷却の度合いを高め、これにより冷却器に導
入される動作流体の温度を下げてガス状体の温度降下を
促進させ、逆の場合には、予備冷却の度合いを下げ、こ
れにより冷却器に導入される動作流体の温度を上げてガ
ス状体の温度上昇を促進させることにより、ガス状体の
温度調整を行うことが可能となる。
【0017】この場合、例えば、冷却水を冷熱源として
熱交換により動作流体を冷却する熱交換器を予備冷却器
として用い、バルブ手段の操作に応じて予備冷却器に対
する冷却水の導入量を調整することにより動作流体に対
する冷却能力を調整できるように構成することができる
(請求項5)。
【0018】なお、請求項3乃至5の何れかに記載の閉
サイクルガスタービンにおいては、ガス状体の温度を検
出する温度検出手段と、ガス状体の温度が予め設定され
た温度となるように温度検出手段による検出温度に基づ
いてバルブ手段の開閉動作を制御する制御手段とを備え
ているのが好ましい(請求項6)。
【0019】この構成によれば、取出されるガス状体の
温度を自動的に要求温度に保つことが可能となる。
【0020】また、温度調整手段は、前記閉回路内の動
作流体の圧力を変動させるように構成されているもので
あってもよい(請求項7)。
【0021】つまり、タービンから排出される動作流体
の温度は閉回路内の動作流体の圧力に応じて変動するた
め、動作流体の圧力調整を行うことにより冷却器におけ
る動作流体と液化ガスとの熱授受のバランスを操作する
ことが可能となる。従って、該バランス操作を行うこと
によりガス状態の温度を調整することが可能となる。
【0022】具体的には、温度調整手段として、閉回路
内に動作流体を充填する充填手段と、閉回路外に動作流
体を排出する排出手段とを設け、充填手段又は排出手段
による動作流体の給排に応じて閉回路内の動作流体の圧
力を変動させるように構成することができる(請求項
8)。
【0023】なお、この場合には、ガス状体の温度を検
出する温度検出手段と、ガス状体の温度が予め設定され
た温度となるように前記温度検出手段による検出温度に
基づいて充填手段又は排出手段による動作流体の給排動
作を制御する制御手段とを備えているのが好ましい(請
求項9)。
【0024】この構成によれば、取出されるガス状体の
温度を自動的に要求温度に保つことが可能となる。
【0025】一方、本発明に係る発電システムは、請求
項1乃至9の何れかに記載の閉サイクルガスタービンを
用いた発電システムであって、前記タービンに発電機が
連結され、タービンの回転により前記発電機が作動する
ように構成されているものである(請求項10)。
【0026】この発電システムによれば、液化ガスを発
電システムの冷熱として利用しつつガス状体を生成する
ことができ、しかも、液化ガスの導入量に拘わらず要求
温度を満足するガス状体を良好に得ることが可能とな
る。
【0027】特に、閉サイクルガスタービンとして請求
項3記載のガスタービンを用いた発電システムでは、温
調用タービンに発電機が接続されることにより、より多
くの発電量を確保することが可能となり合理的な発電シ
ステムとなる。なお、この場合には、温度調整に伴い消
費される熱エネルギーは電力として回収されることとな
るので、発電機が請求項2記載にかかる回収手段を構成
することとなる。
【0028】なお、閉サイクルガスタービンに、前記タ
ービンから排出される動作流体を冷却水との熱交換によ
り予備冷却する予備冷却器を有するとともに、該予備冷
却器において前記冷却水を気化させるものでは(例えば
請求項5記載のガスタービンでは)、予備冷却器から排
出される蒸気により回転する蒸気タービンを設け、この
蒸気タービンに発電機をさらに連結するのが好ましい
(請求項12)。
【0029】この構成によれば、予備冷却器から排出さ
れる蒸気を利用してより多くの発電量を確保することが
可能となり合理的な発電システムとなる。なお、この場
合には、温度調整に伴い消費される熱エネルギーは電力
として回収されることとなるので、蒸気タービン及び発
電機が請求項2記載にかかる回収手段を構成することと
なる。
【0030】また、本発明に係る発電システムは、空気
を燃焼させてタービンを回転させることにより発電機を
駆動する主発電システムと、閉サイクルガスタービンを
用いた請求項10又は11記載の発電システムからなる
補助発電システムとを有し、前記補助発電システムの冷
却器で生成したガス状体を前記主発電システムの燃料と
して供給するように構成されているものである。
【0031】この構成によれば、液化ガスを冷熱として
利用して発電を行わせながら、該液ガスを気化させてガ
ス状体を生成し、これを主発電システムの燃料として供
給することができるので合理的な発電システムが構成さ
れる。しかも、補助発電システムにおいてガス状体の温
度を調整可能に構成されているので、補助発電システム
に導入される液化ガスの量が変動するような場合でも、
主発電システムに対しては要求温度を満たしたガス状体
を確実に供給することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0033】なお、以下に説明する発電システムの基本
的な構成は、従来技術で説明した図5の発電システムと
共通するため、共通する構成については同一符号を付し
て詳しい説明を省略し、以下、相違点についてのみ詳細
に説明することとする。
【0034】図1は、本発明に係る閉サイクルガスター
ビンを用いた発電システム(本発明に係る発電システ
ム)の第1の実施形態を示す系統図である。
【0035】この図に示す発電システム1Aも、図5に
示した従来の発電システム同様、所謂閉ブレイトンサイ
クルガスタービンを用いた発電システムであって、圧縮
機10、加熱器12、タービン14および冷却器16を
備えた閉回路2内で、例えば窒素、アルゴン等の流体動
作を循環させながらタービン14を回転させ、このター
ビン14の回転により発電機18を駆動するように構成
されている。
【0036】この発電システム1Aは、例えば開(開
放)サイクルガスタービンを用いた発電システム(主発
電システム4という)の補助的なシステムとして組み込
まれており、主発電システム4から排出される発電排熱
および主発電システム4の燃料となるLNG(液化天然
ガス(液化ガス))を動作流体の熱源として利用する構
成となっている。具体的に説明すると、加熱器12が主
発電システム4から排出される発電排熱の排出通路3に
介設されており、発電排熱として例えば主発電システム
4から排出されるガスタービン排ガスと前記動作流体と
の間で熱交換を行わせることにより動作流体を加熱する
とともに、冷却器16が主発電システム4への燃料(L
NG)の供給通路5に介設されており、LNGと前記動
作流体との間で熱交換を行わせることにより動作流体を
冷却するように構成されている。そして、このようにL
NGを動作流体の冷熱源として利用しつつ、該LNGを
気化させることによりNG(ガス状体)を生成し、この
NGを主発電システム4へ燃料として導入するように構
成されている。
【0037】この発電システム1Aには、冷却器16で
生成されるNGの温度を調整可能とする構成(温度調整
手段)として、以下のような構成がさらに組込まれてい
る。
【0038】すなわち、冷却器16の途中からNGを導
出する通路5aが設けられ、この通路5aに、温調用タ
ービン20と、この温調用タービン20のバイパス通路
5bとが設けられるとともに、バイパス通路5bに電磁
バルブからなる流量調整バルブ24(バルブ手段)が介
設されている。また、LNGの供給通路5であって前記
冷却器16の下流側(主発電システム4側)に、温調用
タービン26と、この温調用タービン26のバイパス通
路5cとが設けられるとともに、このバイパス通路5c
に電磁バルブからなる流量調整バルブ30(バルブ手
段)が介設されている。そして、NGを温調用タービン
20,26に流通させつつ、これら温調用タービン2
0,26を経由するNGとバイパス通路5b,5cを流
通するNGの割合(温調用タービン20,26を経由す
るNGの割合)を流量調整バルブ24,30の操作によ
り調整することにより、後に詳述するようにNGの温度
調整が行われるように構成されている。
【0039】なお、前記温調用タービン20,26には
夫々発電機22,28(回収手段)が連結されており、
タービン20,26の回転により該発電機22,28が
作動するように構成されている。また、供給通路5にお
いて前記温調用タービン26の下流には、主発電システ
ム4へ供給されるNGの温度を検出する温度センサ32
が設けられている。
【0040】以上のように構成された発電システム1A
において、圧縮機10で圧縮された動作流体は、加熱器
12において排ガスとの熱交換により加熱されてタービ
ン14に導入され、ここで膨張することにより該タービ
ン14を回転させて発電機18を駆動する。そして、タ
ービン14から排出された後、冷却器16に導入される
ことにより、ここでLNGとの熱交換により冷却されて
から圧縮機10に戻される。
【0041】一方、LNGは、供給通路5を通じて冷却
器16に導入され、ここで前記動作流体との熱交換に供
され、自らは気化してNGとなる。これにより主発電シ
ステム4の燃料であるNGが生成されることとなる。
【0042】冷却器16において生成されたNGは、冷
却器16の途中で一旦通路5aを通じて導出され、前記
流量調整バルブ24の開度に応じた割合でその一部が温
調用タービン20に導入される。そして、タービン20
を回転させて発電機22を駆動した後、冷却器16に戻
され、再び動作流体の熱交換に共されて冷却器16から
排出される。冷却器16から排出されたNGは、さらに
その一部のNGが流量調整バルブ30の開度に応じた割
合で温調用タービン26に導入され、ここで再度タービ
ン26を回転させて発電機28を駆動し、その後、主発
電システム4へと導入されることとなる。
【0043】なお、このようなLNG(NG)の流通過
程においては、温度センサ32による検出温度に基づい
て流量調整バルブ24,30の開度調整が行われること
により、主発電システム4へ供給されるNGの温度が主
発電システム4における要求温度に応じて調整される。
【0044】すなわち、温調用タービン20,26を経
由して仕事をしたNGの温度は、温調用タービン20,
26を経由しないNGに比べて該仕事分だけ低下するこ
ととなる。従って、検出温度が要求温度よりも低い場合
には、温調用タービン20,26を経由するNGの割合
が低くなるように流量調整バルブ24,30が開度調整
されることによりNGの温度上昇が促され、逆に、検出
温度が要求温度よりも高い場合には、温調用タービン2
0,26を経由するNGの割合が高くなるように流量調
整バルブ24,30の開度が調整されることによりNG
の温度低下が促進される。そして、温度センサ32の検
出温度に応じて、このような流量調整バルブ24,30
の開度調整が行われることにより主発電システム4に導
入されるNGの温度が要求温度となるように調整される
こととなる。
【0045】以上のように、この発電システム1Aで
は、主発電システム4に導入するNGの温度を調整でき
るように構成されているので、例えば、発電システム1
AへのLNGの導入量に変動が生じて冷却器16での熱
授受のバランスが損なわれるような状況が生じても、主
発電システム4に導入するNGの温度を所定の要求温度
に確実に保つことができるという効果がある。
【0046】しかも、NGの温度調整は、上記のように
供給通路5(冷却器16含む)に設けた温調用タービン
20,24を回転させてNGに膨張仕事をさせることに
より行い、また、これにより消費される熱エネルギー
(つまり、温度調整により消費されるエネルギー)は、
発電機22,28による発電という形で回収するように
構成されているので、無駄がなく、エネルギー効率の高
い合理的な発電システムが構築されるという効果があ
る。
【0047】なお、この発電システム1Aでは、供給通
路5(冷却器16を含む)にNGの温度調整用のタービ
ンとして2つの温調用タービン20,26を設けている
が、勿論、温調用タービンは1つでもよいし、3つ以上
であってもよい。但し、NGの温度を精度よく、また安
定して調整する上では、複数の温調用タービンを設ける
のが望ましいと考えられる。
【0048】また、温調用タービン20,26には、必
ずしも発電機22,28を連結する必要はなく、例え
ば、発電機22,28を省略して発電システム1Aの構
成を簡略化してもよい。但し、エネルギー効率を高める
上では、当実施形態のように発電機22,28を設ける
のが望ましい。
【0049】また、発電システム1AにおけるNGの温
度調整を自動制御で行うように構成してもよい。この場
合、例えば流量調整バルブ24,30のドライバを備え
た制御装置(制御装置)を設け、温度センサ32による
検出温度と主発電システム4での要求温度とに基づいて
流量調整バルブ24,30の開度を例えばフィードバッ
ク制御することによりNGの温度管理を制御装置により
自動制御するように構成することができる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0051】図2は、第2の実施形態にかかる発電シス
テムを系統図で示している。この図に示す発電システム
1Bも基本的な構成は第1の実施形態と共通するが、N
Gの温度を調整するための構成として、温調用タービン
20,26、流量調整バルブ24,30等に代えて次の
ような構成が組込まれており、この点で第1の実施形態
と構成が相違している。
【0052】すなわち、発電システム1Bの閉回路2に
は、タービン14から排出された動作流体を冷却器16
への導入に先立って冷却する熱交換器からなる予備冷却
器17が設けられており、供給通路6を通じて導入され
る冷却水と動作流体との間で熱交換を行わせることによ
り動作流体を冷却するように構成されている。
【0053】供給通路6には、電磁バルブからなる流量
調整バルブ34(バルブ手段)が介設されており、該流
量調整バルブ34により予備冷却器17への冷却水の導
入量を調整することにより、動作流体の冷却の度合いを
調整し得るように構成されている。
【0054】つまり、この発電システム1Bでは、ター
ビン14から排出された動作流体を冷却器16への導入
に先立ち予め冷却しつつ、その冷却の度合いを温度セン
サ32による検出温度に応じて調整することにより冷却
器16における動作流体とLNGとの熱授受のバランス
を操作し、これにより冷却器16で生成されるNGの温
度を調整できるように構成されている。
【0055】具体的に説明すると、温度センサ32によ
るNGの検出温度が要求温度よりも低い場合には、予備
冷却器17への冷却水の導入量を減らすように流量調整
バルブ34が開度調整される。これにより冷却器16に
導入される動作流体の温度が上昇し、生成されるNGの
温度上昇が促進される。逆に、検出温度が要求温度より
も高い場合には、予備冷却器17への冷却水の導入量を
増やすように流量調整バルブ34が開度調整され、これ
により冷却器16に導入される動作流体の温度が低下
し、生成されるNGの温度低下が促される。そして、温
度センサ32による検出温度に応じてこのような流量調
整バルブ34の開度調整が行われることにより主発電シ
ステム4に導入されるNGの温度が要求温度となるよう
に調整されるようになっている。
【0056】以上のような第2の実施形態の発電システ
ム1Bにおいても、主発電システム4に導入するNGの
温度を調整することができるので、LNGの導入量に変
動が生じた場合でも、第1の実施形態の発電システム1
Aと同様、主発電システム4に導入するNGの温度を所
定の要求温度に確実に保つことができる。
【0057】なお、この発電システム1Bでは、予備冷
却器17における動作流体と冷却水との熱交換により、
冷却水を予備冷却器17において気化させて排出するこ
とも可能である。従って、この場合には、供給通路6に
おける予備冷却器17の下流側(図2中の)に図3に
示すような構成、すなわち発電機38を連結した蒸気タ
ービン36(回収手段)を設け、予備冷却器17から排
出される蒸気によってこの蒸気タービン36を回転さ
せ、これにより発電機38を駆動するように構成しても
よい。このような構成によれば、NGの温度調整により
消費される熱エネルギーを発電機38による発電という
形で回収することができるので、エネルギー損失が軽減
され、エネルギー効率の高い合理的な発電システムが構
築されることとなる。
【0058】また、この発電システム1Bにおいても、
流量調整バルブ34のドライバを備えた制御装置(制御
装置)を設け、温度センサ32による検出温度と主発電
システム4での要求温度とに基づいて流量調整バルブ3
4の開度を例えばフィードバック制御するようにすれ
ば、NGの温度管理を制御装置により自動制御すること
が可能となる。
【0059】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0060】図4は、第3の実施形態にかかる発電シス
テムを系統図で示している。この図に示す発電システム
1Cも基本的な構成は第1の実施形態と共通するが、N
Gの温度を調整するための構成として、温調用タービン
20,26、流量調整バルブ24,30等に代えて次の
ような構成が組込まれており、この点で第1の実施形態
と構成が相違している。
【0061】すなわち、発電システム1Cの閉回路2に
は、冷却器16と圧縮機10との間に閉回路2内に対し
て動作流体を出し入れすることにより閉回路2内の動作
流体の圧力を調整する圧力調整装置40が設けらてい
る。
【0062】この圧力調整装置40は、詳しく図示して
いないが、動作流体を貯溜するためのシリンダ40aを
有しており、図外のアクチュエーターによるピストン4
0bの前進駆動によりシリンダ内の動作流体を閉回路2
内に導入する一方、ピストン40bの後退駆動により閉
回路2内の動作流体をシリンダ40a内に抽出するよう
に構成されている。つまり、タービン14から排出され
る動作流体の温度は、閉回路2内の動作流体の圧力に左
右されるため、具体的には、動作流体の圧力が高い程、
温度が高くなるため、温度センサ32の検出温度に基づ
き、動作流体の圧力を調整してタービン14から排出さ
れる動作流体の温度(冷却器16に導入される動作流体
の温度)を調整することにより、冷却器16におけるL
NGと動作流体の熱授受のバランスを操作し、これによ
って生成されるNGの温度を調整するように構成されて
いる。
【0063】具体的には、温度センサ32の検出温度が
要求温度よりも低い場合には、圧力調整装置40により
閉回路2内に動作流体が充填されて動作流体の圧力が高
められる。これにより冷却器16に導入される動作流体
の温度が上昇し、生成されるNGの温度上昇が促進され
ることとなる。逆に、検出温度が要求温度よりも高い場
合には、圧力調整装置40により閉回路2内の動作流体
が抽出されることにより動作流体の圧力が下げられる。
これにより冷却器16に導入される動作流体の温度が低
下し、生成されるNGの温度低下が促されることとな
る。そして、温度センサ32による検出温度に応じて閉
回路2内への動作流体の充填又は抽出が行われることに
より(動作流体の圧力調整が行われることにより)、主
発電システム4に導入されるNGの温度が要求温度とな
るように調整されるようになっている。
【0064】以上のような第3の実施形態の発電システ
ム1Cにおいても、主発電システム4に導入するNGの
温度を調整することができるので、LNGの導入量に変
動が生じた場合でも、第1の実施形態の発電システム1
Aと同様に、主発電システム4に導入するNGの温度を
所定の要求温度に確実に保つことができる。
【0065】なお、この発電システム1Cでは、シリン
ダとピストンを有した圧力調整装置40により閉回路2
内への動作流体の充填及び抽出(給排)を行うように構
成されているが、すなわち圧力調整装置40が本発明の
充填手段及び排出手段の機能を兼ね備えた構成となって
いるが、勿論、動作流体の充填手段と排出手段を別個独
立に設けてもよい。この場合、充填手段としては、高圧
ボンベや圧縮機を適用することができる。また、排出手
段としては、閉回路2の途中にバルブを設け、このバル
ブの開閉操作により動作流体を外部排出する構成とする
ことができる。
【0066】また、この発電システム1Bにおいても、
圧力調整装置40のドライバを備えた制御装置(制御装
置)を設け、温度センサ32による検出温度と主発電シ
ステム4での要求温度とに基づいて圧力調整装置40の
動作を例えばフィードバック制御するようにすれば、N
Gの温度管理を制御装置により自動制御することが可能
となる。
【0067】なお、以上説明した第1〜第3の実施形態
は、本発明の閉サイクルガスタービンを発電システムに
適用した例(つまり、本発明の発電システム)である
が、本発明にかかる閉サイクルガスタービンは、これ以
外の機械的仕事を行うシステムについても適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の閉サイク
ルガスタービンでは、冷却器で生成されたガス状体の温
度を調整可能に構成されているので、例えば冷却器に対
する液体ガスの導入量が変動した場合でも、定められた
温度条件を満足するガス状体を良好に消費地に供給する
ことが可能となる。特に、ガス状体の温度調整により消
費される熱エネルギーを回収する回収手段をさらに設け
ることで、エネルギー効率を高めることができる。
【0069】また、本発明の発電システムは、上記のよ
うな閉サイクルガスタービンを用いているので、液化ガ
スを発電システムの冷熱として有効に利用しながら該液
化ガスを気化させてガス状体を生成することができ、し
かも、液化ガスの導入量に拘わらず要求温度を満足する
ガス状体を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた
発電システム(本発明に係る発電システム)を示す系統
図(第1実施の形態)である。
【図2】本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた
発電システム(本発明に係る発電システム)を示す系統
図(第2実施の形態)である。
【図3】発電システムに付加する構成を示す系統図であ
る。
【図4】本発明に係る閉サイクルガスタービンを用いた
発電システム(本発明に係る発電システム)を示す系統
図(第3実施の形態)である。
【図5】従来の閉サイクルガスタービンを用いた発電シ
ステム(従来の発電システム)を示す系統図である。
【図6】発電システムの構想を示す模式図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 発電システム 2 閉回路 4 主発電システム 5 供給通路 5b,5c バイパス通路 10 圧縮機 12 加熱器 14 タービン 16 冷却器 17 予備冷却器 20,26 温調用タービン 18,22,28 発電機 24,30 流量調整バルブ 32 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 6/00 F02C 6/00 Z 6/18 6/18 Z (72)発明者 東 康夫 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 小林 利行 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 3G081 BA12 BA20 DA21 DA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機により圧縮されて加熱器で加熱さ
    れた作動流体をタービンに導入することにより該タービ
    ンを回転させて機械的仕事をさせ、さらにタービンから
    排出される動作流体を冷却器で冷却して圧縮機に導入す
    るように閉回路が構成される一方、冷熱源として液化ガ
    スを前記冷却器に導入しながら該液化ガスを気化させて
    ガス状体を生成する閉サイクルガスタービンにおいて、 ガス状体の温度を調整可能とする温度調整手段を備えて
    いることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の閉サイクルガスタービン
    において、 前記ガス状態の温度調整に伴い消費された熱エネルギー
    を回収する回収手段を備えていることを特徴とする閉サ
    イクルガスタービン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の閉サイクルガスタ
    ービンにおいて、 前記温度調整手段は、前記ガス状体の流通通路に設けら
    れる温調用タービンと、この温調用タービンをバイパス
    するバイパス通路と、前記温調用タービンを経由するガ
    ス状体と前記バイパス通路を流通するガス状体との割合
    を調整可能とするバルブ手段とを備えていることを特徴
    とする閉サイクルガスタービン。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の閉サイクルガスタ
    ービンにおいて、 前記温度調整手段は、前記タービンから排出される動作
    流体を前記冷却器への導入前に予備冷却する予備冷却器
    を有するとともに、この予備冷却器による冷却能力が調
    整可能に構成されているものであることを特徴とする閉
    サイクルガスタービン。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の閉サイクルガスタービン
    において、 前記予備冷却器は、冷却水を冷熱源として熱交換により
    動作流体を冷却する熱交換器であって、バルブ手段の操
    作に応じて予備冷却器に対する冷却水の導入量を調整す
    ることにより前記動作流体に対する冷却能力を調整可能
    に構成されていることを特徴とする閉サイクルガスター
    ビン。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5の何れかに記載の閉サイ
    クルガスタービンにおいて、 前記ガス状体の温度を検出する温度検出手段と、ガス状
    体の温度が予め設定された温度となるように前記温度検
    出手段による検出温度に基づいて前記バルブ手段の開閉
    動作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とす
    る閉サイクルガスタービン。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の閉サイクルガスタ
    ービンにおいて、 前記温度調整手段は、前記閉回路内を循環する動作流体
    の圧力を変動させるように構成されていることを特徴と
    する閉サイクルガスタービン。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の閉サイクルガスタービン
    において、 前記温度調整手段は、閉回路内に前記動作流体を充填す
    る充填手段と、閉回路外に前記動作流体を排出する排出
    手段とを備え、前記充填手段又は排出手段による動作流
    体の給排に応じて閉回路内の動作流体の圧力を変動させ
    ることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の閉サイクルガスタービン
    において、 前記ガス状体の温度を検出する温度検出手段と、ガス状
    体の温度が予め設定された温度となるように前記温度検
    出手段による検出温度に基づいて前記充填手段又は排出
    手段による動作流体の給排動作を制御する制御手段とを
    備えていることを特徴とする閉サイクルガスタービン。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載の閉サ
    イクルガスタービンを用いた発電システムであって、 前記タービンに発電機が連結され、タービンの回転によ
    り前記発電機が作動するように構成されていることを特
    徴とする発電システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の発電システムにおい
    て、 閉サイクルガスタービンに、前記タービンから排出され
    る動作流体を冷却水との熱交換により予備冷却する予備
    冷却器を有するとともに、該予備冷却器において前記冷
    却水を気化させるものであって、予備冷却器から排出さ
    れる蒸気により回転する蒸気タービンが設けられ、この
    蒸気タービンに発電機が連結されていることを特徴とす
    る発電システム。
  12. 【請求項12】 空気を燃焼させてタービンを回転させ
    ることにより発電機を駆動する主発電システムと、閉サ
    イクルガスタービンを用いた請求項10又は11記載の
    発電システムからなる補助発電システムとを有し、前記
    補助発電システムの冷却器で生成したガス状体を前記主
    発電システムの燃料として供給するように構成されてい
    ることを特徴とする発電システム。
JP2001209191A 2001-07-10 2001-07-10 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム Expired - Fee Related JP4647847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001209191A JP4647847B2 (ja) 2001-07-10 2001-07-10 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001209191A JP4647847B2 (ja) 2001-07-10 2001-07-10 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003020914A true JP2003020914A (ja) 2003-01-24
JP4647847B2 JP4647847B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=19044881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001209191A Expired - Fee Related JP4647847B2 (ja) 2001-07-10 2001-07-10 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4647847B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7398642B2 (en) 2005-02-04 2008-07-15 Siemens Power Generation, Inc. Gas turbine system including vaporization of liquefied natural gas
JP2013515912A (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 フレデリク オリヴィエ テヴノ 外部熱源を有するヒートエンジン及び関連する出力発生ユニット並びに車両
CN104929776A (zh) * 2015-05-29 2015-09-23 浙江浙能节能科技有限公司 一种利用燃气和天然气管网压力能的联合循环发电系统
CN110945213A (zh) * 2017-05-05 2020-03-31 Ceox 有限公司 机械发电/电力发电系统
CN114856812A (zh) * 2022-05-13 2022-08-05 哈尔滨工程大学 一种闭式微型燃气轮机动力系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106545370A (zh) * 2016-12-29 2017-03-29 中国科学院上海高等研究院 一种两级利用lng冷能的氦气闭式布雷顿循环发电系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141941A (en) * 1975-05-22 1976-12-07 Bbc Brown Boveri & Cie Method and apparatus for electric power generation by liquidized gas and reeevaporation thereof
JPS5762931A (en) * 1980-10-01 1982-04-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd Closed cycle type gas turbine utilizing low temperature heat such as lng
JPH07305637A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Sumitomo Metal Ind Ltd ガスパイプラインの減圧設備
JPH09177509A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 冷熱発電設備
JPH09242562A (ja) * 1996-03-05 1997-09-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クローズドブレイトンサイクル装置とその運転方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141941A (en) * 1975-05-22 1976-12-07 Bbc Brown Boveri & Cie Method and apparatus for electric power generation by liquidized gas and reeevaporation thereof
JPS5762931A (en) * 1980-10-01 1982-04-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd Closed cycle type gas turbine utilizing low temperature heat such as lng
JPH07305637A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Sumitomo Metal Ind Ltd ガスパイプラインの減圧設備
JPH09177509A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 冷熱発電設備
JPH09242562A (ja) * 1996-03-05 1997-09-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クローズドブレイトンサイクル装置とその運転方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7398642B2 (en) 2005-02-04 2008-07-15 Siemens Power Generation, Inc. Gas turbine system including vaporization of liquefied natural gas
JP2013515912A (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 フレデリク オリヴィエ テヴノ 外部熱源を有するヒートエンジン及び関連する出力発生ユニット並びに車両
JP2016075290A (ja) * 2009-12-28 2016-05-12 テヴノ フレデリク オリヴィエTHEVENOD, Frederic, Olivier 外部熱源を有するヒートエンジン及び関連する出力発生ユニット並びに車両
CN104929776A (zh) * 2015-05-29 2015-09-23 浙江浙能节能科技有限公司 一种利用燃气和天然气管网压力能的联合循环发电系统
CN110945213A (zh) * 2017-05-05 2020-03-31 Ceox 有限公司 机械发电/电力发电系统
CN114856812A (zh) * 2022-05-13 2022-08-05 哈尔滨工程大学 一种闭式微型燃气轮机动力系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4647847B2 (ja) 2011-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101941403B1 (ko) 액화 천연 가스의 브레이톤 사이클 재가스화
US7299619B2 (en) Vaporization of liquefied natural gas for increased efficiency in power cycles
JP3178961B2 (ja) 圧縮空気エネルギー貯蔵方法及びシステム
CN106837438B (zh) 一种天然气压力能及冷能联合回收系统及方法
JP2014104847A (ja) 低温液化燃料の冷熱利用装置
US20120255312A1 (en) Method and System to Produce Electric Power
EP2351915A1 (en) Combined cycle power plant and method of operating such power plant
WO2016142654A1 (en) Hybrid combustion turbine power generation system
KR20190010038A (ko) 하이브리드 발전 시스템
JP2001115859A (ja) Caes発電システム
KR101628611B1 (ko) 작동 유체의 다단 압축 및 팽창을 이용한 초임계 이산화탄소 발전 시스템
JP2003020914A (ja) 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム
US20030154721A1 (en) Steam cooling control for a combined cycle power plant
KR101864983B1 (ko) 초임계 이산화탄소 발전 시스템
JP2001041007A (ja) タービン設備
KR20190057919A (ko) 작동유체냉각장치 및 이를 이용한 발전 플랜트
CN108868929B (zh) 冷却模块、超临界流体发电系统以及超临界流体供应方法
JPH0688538A (ja) ガスタービンプラント
KR20190046107A (ko) 작동유체냉각장치 및 이를 이용한 발전 플랜트
JP3762312B2 (ja) 液体空気エネルギー貯蔵システム及びその制御方法
JP6946012B2 (ja) Co2液化システム及びco2液化方法
WO1994008128A1 (en) Cheng dual fluid regenerative cycle
JP2003056312A (ja) 閉サイクルガスタービンおよび同ガスタービンを用いた発電システム
JP2003206750A (ja) 再生式ガスタービンコンバインドサイクル発電システム
JP2003193910A (ja) コジェネレーションシステム及びその運転制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080702

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees