JP4647557B2 - 盗撮検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CD/ATMコーナーやトイレ、更衣室などに設置された無線式の盗撮機を発見するための盗撮検出装置に関する。
近年、CD/ATMコーナーやトイレなどでの盗撮行為が社会問題となっている。盗撮行為の手口としては、電波送信機が内蔵された盗撮カメラを盗撮場所にしかけておき、盗撮場所付近で盗撮者が所持する電波受信機にて盗撮カメラの映像を受信する方法が多く用いられている。このような手口で用いられる盗撮カメラは、マッチ箱程度のサイズにまで小型化されており、目視のみによって発見するのは困難である。
そこで、このような問題を解決するために、特許文献1に記載されている盗撮検知装置が知られている。特許文献1には、盗撮カメラから送信される電波信号を検出して、この電波信号に含まれた映像を警備室のモニターに表示し、警備員が映像を確認して、実際に盗撮が行われているか否か、及び盗撮カメラの設置位置などを判別することが記載されている。
特開2002−142235号公報
従来の盗撮検知装置は、テレビ放送の各放送チャンネル毎に放送の有無などを記憶して、受信した電波の周波数帯でテレビ放送が行われていない場合に盗撮されていると報知することが記載されている。
しかしながら、盗撮機から送信される電波は、テレビ放送波に使用される周波数帯に限られるものではなく、今日では寧ろ、テレビ放送波以外の(テレビ放送の各放送チャンネルに対応する周波数以外の)周波数帯を利用するものが広く知られている。
従来の盗撮検知装置では、このようなテレビ放送波以外の周波数帯を利用する盗撮機について考慮されておらず、正確に検出できないという問題がある。
特に、従来の盗撮検知装置は、テレビ放送が行われていない周波数帯であれば、一時的な外来ノイズ電波を受信した場合であっても、単に当該周波数帯でテレビ放送が行われていないということに基づいて盗撮ありと誤判定してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、外来ノイズなどの影響を受けず、精度よく盗撮行為を検出することができる盗撮検出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明による盗撮検出装置は、盗撮機から送信される映像信号を検出する盗撮検出装置であって、電波を受信する受信部と、前記受信する電波の周波数を所定の周波数範囲で繰り返し変化させるチューナと、前記チューナの出力信号から映像信号を検出する検波部と、前記映像信号の検出回数を計数するためのカウンタと、前記検波部が映像信号を検出すると前記カウンタの計数値を加算し、該カウンタの計数値が映像信号を含む電波の存在を判定するに十分な所定値以上になると盗撮電波が存在すると判定する判定部と、を備えたことを特徴としている。
かかる構成の盗撮検出装置は、所定の周波数範囲を繰り返しサーチして、受信電波から映像信号を検出するとカウンタの値を加算する。そして、カウンタの値が所定値以上になると盗撮ありと判定する。これにより、所定の周波数範囲を繰り返しサーチした結果、映像信号が所定回数以上検出されるような場合、すなわち、一時的なノイズではなく映像信号を含む電波が確実に存在している場合に盗撮ありと判定することが可能となる。
また、本発明による盗撮検出装置の態様は、前記判定部は、前記カウンタに計数値を加算すると、以降、前記チューナが前記受信電波を複数回変化させるに十分な時間となる計数禁止時間のあいだは前記検波部が映像信号を検出しても該カウンタへの計数値加算を禁止する。また、前記判定部は、前記検波部が映像信号を検出した電波の周波数が、直前回に映像信号を検出した電波の周波数と同一でなく、かつ、該直前回に映像信号を検出した周波数の近傍となる周波数であれば前記カウンタへの計数値加算を禁止する。
盗撮機など電波信号の送信源が盗撮検出装置の近傍にある場合においては、これら送信源からの受信電波の強度が相対的に高くなり、送信源からの送信周波数の周辺帯域でもノイズ的に電波信号が検出されることがある。この場合には、所定周波数範囲のサーチにおいて、連続する複数の周波数帯域にわたり、複数回連続して同じ映像信号が検出されることとなる。そこで、本発明のかかる態様では、映像信号が検出されたときに直前回にカウンタを加算してからの経過時間を判別して、直前回のカウンタ加算から所定時間経過していない場合に、又は、直前回に映像信号を検出した電波の周波数との連続性を判別して連続性がある(近傍である)場合に、カウンタ値の加算を禁止する。
これにより、複数帯域にわたる同じ映像信号の電波を、連続的に検出して検知回数を計数することを防止して、誤判定を防止することを可能としている。
さらに、本発明による盗撮検出装置の態様は、前記判定部は、前記カウンタに一回目の計数値を加算した後に、映像信号を含む電波が存在しないと判定するに十分な判定時間が経過すると該カウンタの計数値をリセットする。
かかる態様よれば、カウンタで計数される映像信号の検出回数の計数値は、初回の計数が行われてから所定の判定時間内だけ有効となる。これにより、映像信号の検出回数が判定時間内に所定値以上となる場合にだけ盗撮ありと判定されることとなり、間欠的に発生するノイズ的な電波による誤判定を防止することが可能となる。
また、本発明による盗撮検出装置の態様は、前記判定部にて前記盗撮電波の存在が判定されると、前記検波部が検出する映像信号による映像を外部に出力する出力部を備える。
本発明に係る盗撮検出装置によれば、一時的に発生したノイズ的な電波による誤判定を防止して、盗撮検出の精度を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る盗撮検出装置によれば、複数帯域にわたる同じ映像信号の電波を、連続的に検出して検知回数を計数することを防止して、誤判定を防止することを可能としている。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の盗撮検出装置を用いた盗撮検出システムを示す構成図である。
盗撮検出システムは、盗撮監視領域4に設置される盗撮検出装置1と、遠隔の監視センタ2とを通信網3を介して接続して構成される。本実施形態では、盗撮監視領域4として金融機関のCD/ATMコーナーを例に説明する。なお、盗撮監視領域4はこれに限られず、盗撮されるおそれのある状況に応じて、トイレや更衣室、また住居内などが盗撮監視領域となる。
ここで、盗撮行為に用いられる盗撮カメラ5は、所定周波数の搬送波をCCD素子で撮影した映像信号により変調して、電波信号として送信する。送信周波数は、UHF域の周波数、特に1.2GHz〜2GHzの周波数を用いるものが広く知られている。盗撮者は、所持する受像機で盗撮カメラ5が送信している電波信号を受信し、受信した電波信号を復号して盗撮映像を見ているのである。
盗撮検出装置1は、受信アンテナにより受信する周波数を順次切り換えながら盗撮カメラ5からの映像信号を探索する。そして、受信した電波信号から映像信号を検出すると、盗撮カメラ5の映像である可能性があると判定する。そして、受信した映像信号の映像を含む通報信号を監視センタ2に送信する。
監視センタ2は、警備会社が運営するサーバシステムを備えた施設であり、盗撮検出装置1と通信する通信部21と、各種情報を表示するディスプレイ22とを有して、ディスプレイ22を見ながら監視員が盗撮監視領域4を監視している。また、監視センタ2は、盗撮監視領域4となる施設の情報、盗撮監視領域4の管理者の情報、盗撮監視領域4に設置された盗撮検出装置1の情報など、すなわち、盗撮監視領域4となる施設の名称、住所、電話番号、監視領域管理者の氏名、管理者の住所、管理者の電話番号、盗撮検出装置1の管理番号、過去の対処履歴などを記憶管理するデータベースを具備している。
監視センタ2では、盗撮検出装置1から受信した通報信号に基づいて対処すべき盗撮監視領域4の情報、及び受信した映像がディスプレイ22に表示される。そして、監視員は表示された盗撮監視領域4の情報と映像を見て、当該映像が盗撮された映像であるか否かを判別する。
ここで、監視センタ2の監視員は、盗撮検出装置1から受信する映像を盗撮監視領域4の情報と見比べ、盗撮監視領域4に関係する映像(即ち盗撮された映像)か否かの確認を行う。具体的には、監視員は、盗撮監視領域4となる施設の情報である盗撮監視領域4の見取り図や設置状況を示す図、CCTVなどにより盗撮監視領域4を撮影した映像などを参照し、受信した映像と見比べ、盗撮監視領域4に関係する映像か否かを判断する。なお、このとき、盗撮検出装置1が受信した電波信号から映像信号を検出した時刻における盗撮監視領域4でのTV放送の内容などを参照すれば、盗撮検出装置1がTV放送波を検出してしまった場合であっても誤判断することがない。
そして、監視員は、盗撮された映像と判断すれば、盗撮監視領域4の管理者に対する確認処理や、盗撮監視領域4への警備員の対処指示などの必要な措置をとる。他方、盗撮された映像でないと判断すれば、サーバシステムの端末を操作して通信部21を介し盗撮検出装置1に停止信号を送信して、映像の送信を停止させる。
<盗撮検出装置>
次に、図1を用いて盗撮検出装置1について説明する。図1に、盗撮検出装置1の構成を示すブロック図を示している。
盗撮検出装置1は、電波を受信する受信アンテナ11と、検出部12と、映像処理部14と、通信部15と、各部に電源を供給する電源部16と、各部を制御する制御部17から概略構成される。
制御部17は、CPU、メモリ等により実現され、メモリに記憶されている各種プログラムにしたがって盗撮検出装置1の各部を制御する。また、制御部17は、判定部171と計時部172とカウンタ173とを含んで構成される。
検出部12は、チューナ121と、IF検波部122とを含んでなり、受信アンテナ11で受信した電波の入力を受け、受信した電波を変換して映像信号を検出する。制御部17は、1.2GHz〜2GHzの周波数範囲を所定帯域幅(例えば、5MHz間隔)にて順次指定してチューニング信号を出力することにより、チューナ121に電波信号をオートサーチさせる。そして、チューナ121によるオートサーチが2GHzまで終了すると、再度1.2GHzからサーチさせて、1.2GHz〜2GHzの周波数範囲を繰り返しサーチさせる。チューナ121には、受信アンテナ11で受信した電波が入力される。チューナ121は、制御部17からのチューニング信号に従って指定の周波数の電波を選択し、中間周波数信号に変換してIF検波部122に出力する。IF検波部122は、中間周波数信号の入力を受けると、この中間周波数信号を増幅し、検波して映像信号が検出されると制御部17に出力する。
なお、チューナ121によりオートサーチする周波数範囲は上述の1.2GHz〜2GHzに限定されるものではなく、検出対象とする盗撮機の送信周波数に応じて適宜設定すればよい。
制御部17において判定部171は、盗撮電波の有無、及び盗撮検出装置1の機器の異常を判定する手段として機能する。判定部171は、IF検波部122から映像信号が出力されるとカウンタ173に1加算する。カウンタ173は、検出部12にて繰り返し実行されるオートサーチにおける映像信号の検出回数を計数するための手段である。
判定部171は、最初に映像信号が検出されたとき(即ち、カウンタ173が「0」から「1」になると)、計時部172による判定時間T1(例えば180秒)の計時を開始する。そして、判定時間T1以内にカウンタ173の値が所定値(例えば3)以上になると盗撮電波の検出と判定する。他方、カウンタ173が所定値になる前に判定時間T1が経過するとカウンタ173は0にリセットされる。かかる処理の具体的な説明は後述する。
なお、判定時間T1は、カウンタによる計数値を保持する時間であり、判定時間T1が経過するとカウンタの計数値はリセットされる。このため、判定時間T1は、映像信号を含む電波、即ち盗撮電波が存在しないと判定するに十分な時間として設定される。
また、カウンタ173の値と比較される所定値は、検出部12にて繰り返し実行されるオートサーチにより映像信号が複数回検出されたことを判定するための閾値であり、一時的なノイズではなく映像信号を含む電波が確実に存在していると判定するに十分な値として設定される。
そして、制御部17は、判定部171にて盗撮電波検出と判定されると、次の周波数を指定するチューニング信号によるオートサーチを所定時間(例えば10秒間)停止させ、検出部12に現在指定している周波数の電波信号を継続的に受信させる。そして、制御部17は、検出部12から入力された映像信号を映像処理部14に出力する。
ここで、盗撮カメラ5などの電波信号の送信源が盗撮検出装置1の近傍にある場合においては、これら送信源からの送信電波の受信強度が相対的に高くなり、送信源からの送信周波数の周辺帯域でもノイズ的に電波信号が検出されることがある。この場合には、検出部12のサーチにおいて複数の周波数帯域にわたり連続して同じ映像信号が複数回検出されることとなる。
しかしながら、このとき、同じ映像信号を連続して計数しカウンタ値を加算してしまうと、繰り返しのサーチを経ることなく、1回のサーチで当該映像信号による電波を盗撮電波と判定していまい、一時的な外来ノイズによる誤判定抑制の効果を得ることができない。
そこで、本例では、判定部171は、検出部12によるサーチにおいて映像信号が検出され、カウンタ173を加算すると、以後所定の計数禁止時間T2(例えば1秒)の間はカウンタの加算を禁止するよう制御している。この計数禁止時間T2は、連続する複数の周波数帯域にわたり連続して同じ映像信号が検出された場合に、カウンタ173を加算しないようにするための時間であり、検出部12による所定帯域幅ごとのサーチにおいて所定数以上の帯域をサーチする(受信電波を所定数以上変化させる)のに必要とする時間であればよい。
映像処理部14は、圧縮部141と映像出力部142とを含んで構成される。
圧縮部141は、検出部にて検出され制御部17から入力された映像信号を、所定のサンプリング密度にてデジタル映像に変換する。そして、デジタル化された映像データを所定のコーデックで圧縮して映像出力部142に出力する。
映像出力部142は、圧縮部141から入力される映像データを制御部17に出力する。また、圧縮部141からの入力がないときは、予め設定されたブルーバック映像を制御部17に出力している。
通信部15は、本発明の出力部として機能し、通信網3を介して監視センタ2と通信を行う。
制御部17は、判定部171にて盗撮電波検出と判定されると、映像出力部142から入力されている映像データと所定の通報データとを含む通報信号を通信部15より監視センタ2に送信する。
また、制御部17は、通信部15を介して監視センタ2から映像要求信号を受信すると、映像出力部142から入力されている映像データを監視センタ2に送信する。すなわち、判定部171にて盗撮電波の検出が判定されているときは、検出部12にて検出された映像を監視センタ2に送信し、盗撮電波と判定されていないときはブルーバック映像が送信される。この処理は、例えば監視センタ2から盗撮検出装置1にアクセスして、盗撮検出装置1や盗撮監視領域4を個別に監視する場合や、盗撮検出装置1の動作を点検する場合などに行われる。
<動作の説明>
次に、上述した盗撮検出装置1の動作について説明する。
図2および図3は、制御部17による盗撮判定処理を示すフローチャートである。
盗難検出装置1が盗難監視領域4に設置され、電源ONされると、まず、制御部17は、カウンタ173を0にリセットし(ステップST1)、受信周波数を指定したチューニング信号をチューナ121に出力する(ステップST2)。受信周波数は、1.2GHz〜2GHzの周波数範囲において、1.2GHzから5MHz間隔で指定される。
検出部12は、制御部17からのチューニング信号で指定された周波数を選択して受信電波を中間周波数信号に変換、増幅して、映像検波する(ステップST3)。ここで、検出部12により映像信号が検出されると(ステップST4−Yes)、計数禁止時間T2の計時中であるか否かが判定される(ステップST5)。計数禁止時間T2は、カウンタ173に値が加算されると計時が開始される時間であり、カウンタ値が連続して加算されないようにするための時間である。本例では、計数禁止時間T2を1秒として設定している。そして、ステップ5において、T2の計時中でなければ(ステップST5−No)、ステップST6に進みカウンタ173に1加算する。
即ち、上述したように、盗撮カメラ5など電波信号の送信源が盗撮検出装置1の近傍にある場合においては、受信アンテナ11によるこれら送信源からの受信電波の強度が相対的に高くなり、送信源からの送信周波数の周辺帯域でもノイズ的に電波信号が検出されることがある。この場合には、検出部12のサーチにおいて複数の周波数帯域にわたり、複数回連続して同じ映像信号が検出されることとなる。そこで、本例では、ステップST5にて、直前回にカウンタ173を加算してからの経過時間を判別して、計数禁止時間T2を経過している場合にのみカウンタ173の値をインクリメントするよう制御している。
これにより、複数帯域にわたる同じ映像信号の電波を、連続的に検出して検知回数を計数することを防止して、誤判定を抑制することを可能としている。
ステップST6において判定部171がカウンタ173に1を加算すると、計時部172により計数禁止時間T2の計時が開始される(ステップST7)。次に、盗撮判定するための最初の映像信号検出か否か、即ちカウンタの値が1であるかどうかが判定され(ステップST8)、カウンタ値が1であれば(ステップST8−Yes)、計時部172により判定時間T1の計時が開始される(ステップST9)。本例において、判定時間T1は180秒としている。
ステップST9で判定時間T1の計時が開始されると、制御部17は処理をステップST2に戻し、次の受信周波数を指定してチューニング信号を出力する。即ち、制御部17は、チューニング信号により1.2GHz〜2GHzの周波数範囲を順次指定することで、検出部12にこれら周波数範囲をオートサーチさせて、盗撮カメラ5からの電波を探索する。
ここで、ステップST4において、検出部12により映像信号が検出されなければ(ステップST4−No)、判定時間T1の計時中であるか否かが判定される(ステップST10)。判定時間T1(180秒)の計時中であれば(ステップST10−Yes)、制御部17は処理をステップST2に戻し、次の受信周波数を指定してチューニング信号を出力する。他方、判定時間T1(180秒)の計時中でなければ、即ち判定時間T1の計時が開始されていない又は既に判定時間T1の計時が終了していれば(ステップST10−No)、ステップST1に処理を戻してカウンタ173を0にリセットし、ステップST2にて次の受信周波数を指定してチューニング信号を出力する。
このように、制御部17は、1.2GHz〜2GHzの周波数範囲において受信周波数を順次指定してチューニング信号を出力し、検出部12によるオートサーチを行う。そして、オートサーチが2GHzまで終了すると、再度1.2Hzからサーチさせて、1.2GHz〜2GHzの周波数範囲を繰り返しサーチさせる。
他方、ステップST4において、検出部12により映像信号が検出され(ステップST4−Yes)、計数禁止時間T2(1秒)の計時中でない場合、即ち計数禁止時間T2の計時が開始されていない又は既に計数禁止時間T2の計時が終了していれば(ステップST5−No)、上述のように、カウンタ173に1加算して(ステップST6)、計数禁止時間T2の計時を開始する(ステップST7)。 この結果、カウンタ173の値が1を超えた場合(ステップST8−No)、カウンタ173の値が所定値以上か否かが判定される(ステップST11)。この所定値は、判定時間T1内での映像信号の検出回数を判別する値であり、本例では3と設定している。
そして、カウンタ173の値が所定値未満であれば(ステップST11−No)、判定時間T1(180秒)の計時中であるか否かを判定する(ステップST10)。
他方、繰り返しのオートサーチにより映像信号が繰り返し検出されて、カウンタの値が所定値以上になると(ステップST11−Yes)、判定部171は、盗撮電波が存在すると判定する(ステップST12)。そして、判定時間T1の計時を終了する。この場合、併せてカウンタ173の値を0にリセットする。
このように、1.2GHz〜2GHzの周波数範囲を繰り返しオートサーチして判定時間T1以内における映像信号の複数回検出を盗撮判定の条件とすることにより、瞬時的なノイズとして受信された映像信号による誤判定を抑制することを可能としている。
制御部17は、盗撮電波の存在が判定されると、計時部172により映像送出時間T3の計時を開始する(ステップST13)。ここで、映像送出時間T3は、次の周波数を指定したオートサーチを一時的に停止して現周波数による映像信号を継続的に受信し、監視センタ2に映像を通報する時間であって、本例では10秒に設定される。
そして、制御部17は、検出部12より入力される映像信号を映像処理部14に出力する。映像処理部14は、入力される映像信号をデジタル映像に変換し、圧縮処理を実行する(ステップST14)。映像処理部14より得られる映像データは、通信部15により通報信号として順次監視センタ2に送信される(ステップST15)。
これにより、盗撮監視領域4で検出された映像信号は監視センタ2に送信される。監視センタ2では、監視員がこの映像を参照して、盗撮映像であるか否か、即ち盗撮監視領域4における盗撮行為の有無、及び、盗撮カメラ5が盗撮監視領域4のどの辺りに設置されているのかを判定する。
ここで、計時部172による計時が映像送出時間T3(10秒)を経過していれば(ステップST16−Yes)、通信部15による映像データの送信を停止し(ステップST18)、ステップST1に処理を戻し、カウンタのリセット処理を実行して、検出部12によるオートサーチを再開させる。
他方、ステップST15で計時部172による計時が映像送出時間T3(10秒)に達していなければ(ステップST16−No)、監視センタ2から停止信号を受信したか否かを判定する(ステップST17)。監視センタ2から停止信号を受信していなければ(ステップST17―No)、引き続き、検出部12にて受信、出力される映像信号を圧縮して映像データを監視センタ2に送出する。
他方、監視センタ2から停止信号を受信すると(ステップST17−Yes)、通信部15による映像データの送信を停止し(ステップST18)、ステップST1に処理を戻し、カウンタのリセット処理を実行して、検出部12によるオートサーチを再開させる。
次に、以上説明した図2、図3に係る制御部17の処理を図4のタイムチャートを用いて説明する。図4は、繰り返しのオートサーチにより複数回映像信号が検出され、判定時間T1内にカウンタの計数値が所定値まで達して、盗撮ありと判定される場合の例を示している。
図4に示すように、制御部17から出力されるチューニング信号に応じて検出部12によるオートサーチが実行される。このオートサーチにより映像信号が検出されるとカウンタが1加算され判定時間T1の計時が開始されるとともに、計数禁止時間T2の計時が開始される。計数禁止時間T2の計時中は、映像信号が検出されてもカウンタの計数値は加算されない。
その後、繰り返し実行されるオートサーチによりカウンタの計数値が所定値(3)に達すると、盗撮判定がなされて判定時間T1の計時が停止される。このとき、盗撮検出装置1から、監視センタ2に対して検出部12にて検出された映像信号が通報されることとなる。監視センタ2では、監視員がこの映像を参照して、盗撮映像であるか否か、即ち盗撮監視領域4における盗撮行為の有無、及び、盗撮カメラ5が盗撮監視領域4のどの辺りに設置されているのかを判定して、警備員の対処指示など必要な措置をとる。
そして、撮検出装置1は、通報が終了するとオートサーチを再開する。
このように、以上説明した実施形態の盗撮検出装置によれば、盗撮カメラ5から送信された可能性のある映像を、繰り返しのオートサーチにて複数回検出したことに基づいて、盗撮行為の存在を判定することができ、瞬時的なノイズとして受信された映像信号による誤判定を抑制することができる。
なお、以上説明した実施形態では、監視センタで映像を表示、確認する構成となっていたが、盗撮検出装置に液晶モニタなどの表示部を備え、映像処理部にて処理された映像を、表示部に表示出力する構成としてもよく、この場合には表示部が本発明の出力部として機能する。また、映像処理部にて処理された映像を、盗撮検出装置から警備員が所持する携帯端末に出力する構成としてもよい。これにより、盗撮監視領域に常駐する警備員が表示部や端末に表示される映像をみて、監視センタからの対処指示を待つことなく、盗撮監視領域となる現地にて盗撮行為に対処することが可能となる。
また、上述した実施形態では、連続する複数の周波数帯域にわたり連続して同じ映像信号が検出された場合にカウンタを加算しないようにするため、カウンタを加算した後所定時間T2の間はカウンタの加算を禁止する例について説明したが、これに限定されるものではない。
即ち、検出部が映像信号を検出したときの受信周波数を記憶して、当該映像信号を検出した電波の周波数と、直前回に映像信号を検出した電波の周波数とが同一でなく、かつ、連続する帯域又は互いに近傍となる(差が所定以内となる)帯域であれば、前記カウンタへの計数値加算を禁止するよう制御してもよい。これによっても、検出部により複数の周波数帯域を順次サーチしているときに、連続する又は近傍となる周波数帯域で連続して同じ映像信号が検出された場合にカウンタを加算しないようにすることができる。
また、上述の実施形態で説明した、カウンタを加算した後計数禁止時間T2の間はカウンタの加算を禁止する例に加えて、検出部が映像信号を検出したときの受信周波数を記憶して、当該映像信号を検出した電波の周波数と、直前回に映像信号を検出した電波の周波数とが同一でなく、かつ、連続する帯域又は近傍となる帯域となる場合にも前記カウンタへの計数値加算を禁止するよう制御してもよい。
これによって、より厳格に、連続する周波数帯域で検出されるノイズなどの影響を除外することができる。
本発明の盗撮検出装置を用いた盗撮検出システムを示す概略図 本発明の盗撮検出装置の盗撮判定処理を示すフローチャート 本発明の盗撮検出装置の盗撮判定処理を示すフローチャート 本発明の盗撮検出装置の盗撮判定処理にかかるタイムチャートを示す図
符号の説明
1 盗撮検出装置
2 監視センタ
3 通信網
4 盗撮監視領域
5 盗撮カメラ
11 受信アンテナ
12 検出部
121 チューナ
122 IF検波部
14 映像処理部
15 通信部
16 電源部
17 制御部
171 判定部
172 計時部
173 カウンタ
21 監視センタの通信部
22 ディスプレイ

Claims (3)

  1. 盗撮機から送信される映像信号を検出する盗撮検出装置であって、
    電波を受信する受信部と、
    前記受信する電波の周波数を所定の周波数範囲で繰り返し変化させるチューナと、
    前記チューナの出力信号から映像信号を検出する検波部と、
    前記映像信号の検出回数を計数するためのカウンタと、
    前記検波部が映像信号を検出すると前記カウンタの計数値を加算し、該カウンタの計数値が映像信号を含む電波の存在を判定するに十分な所定値以上になると盗撮電波が存在すると判定する判定部と、
    を備え
    前記判定部は、前記カウンタに計数値を加算すると、以降、前記チューナが前記受信電波を複数回変化させるに十分な時間となる計数禁止時間のあいだ前記検波部が映像信号を検出しても該カウンタへの計数値加算を禁止することを特徴とする盗撮検出装置。
  2. 前記判定部は、前記カウンタに一回目の計数値を加算した後に、映像信号を含む電波が存在しないと判定するに十分な判定時間が経過すると該カウンタの計数値をリセットする請求項1に記載の盗撮検出装置。
  3. 更に、前記判定部にて前記盗撮電波の存在が判定されると、前記検波部が検出する映像信号による映像を外部に出力する出力部を備える請求項1または2に記載の盗撮検出装置。
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