JP4647173B2 - 軟らかい表紙を持つ本の製本装置及び方法 - Google Patents

軟らかい表紙を持つ本の製本装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は一般に製本に関し、特に、頁束をまとめる本の表紙を準備して頁束に取り付け、柔らかい表紙の本を提供することに関する。
【0002】
【背景技術】
バインダ帯を使用する製本システムがますますポピュラーになっている。そのようなシステムの従来技術の1つが1998年12月18日に出願された米国特許出願番号第09/216281号、発明の名称「製本構造及び方法(BOOKBINDING STRUCTURE AND METHOD)」に開示されている。後に、より明らかになるが、この出願に開示される製本構造と、それに関連する方法の1つの欠点は、最後のステップ、すなわち、表紙がまとめられた束に取り付けられるステップに関連する。このステップはある量の技能を必要として、本の大量生産に適していない。
【0003】
柔らかい表紙の本の製造を完成させる改良方法と装置が必要である。これは、例えば、選ばれた柔らかい表紙タイトル(背に書名を記したもの)という限定在庫だけを書店が維持することを可能にするであろう。顧客が選ばれた柔らかい表紙の本を購入するために書店に入ったとき、店員はインターネットその他のソースからテキストを単にダウンロードすることができる。そして、顧客が待っている間、リアルタイムで、本のすべてを印刷することができる。次に、最低限訓練され最低限の製本技能を持つ店員が前もって印刷された柔らかい表紙を準備して本に取り付けることができる。このように、本の大量在庫を維持する必要性なくして本質的にはオンデマンドで(要求に応じて)多くのタイトルを利用可能にでき、かつ、製造することができる。
【0004】
本発明をより完全に理解するために、上に説明した従来技術の製本構造とシステムをここで説明する。図面を参照して、図1Aは従来技術の製本構造1の1例の様々の層の分解斜視図である。この例において、製本構造1は細長い基材6を有する。基材6は、綴じられるページ(図示されない)の束の長さに対応する長さを有する。基材6はまた、以下に説明するように基材6の縁が束の縁の回りかつ束の表及び裏頁上に僅かに延伸するように、少なくとも最小量だけ束の厚みを超える幅を有する。基材6は、望ましくは、重量紙のような成形可能な材料で作られている。
【0005】
加圧(圧力活性、感圧)接着剤3の層が基材6の片面に配設され、基材の反対側の面に対向する加熱接着剤マトリクス(熱活性接着複合材)4が配設されている。通常、加圧接着剤3は仮綴じ用のものではなく本設綴じ用の接着剤であり、一端加圧されて接着作用が生じると、比較的永久的な接着を生じる。そのような加圧接着剤の1つは、ミネソタ州セントポールのH.B.Fuller Companyによって名称HL-2593で販売されている。この加圧接着剤HL-2593は、分解することなく容易に高温、最大でおよそ218℃(425°F)まで加熱可能である。この耐高温加圧接着剤3の能力は重要である。なぜなら、以下に詳細に説明するように、製本構造1は製本過程において容易に高温になるからである。望ましくは、加圧接着剤の厚みは0.07〜1.27mm(0.003〜0.005インチ)である。
【0006】
加圧接着剤3は図1Aに示されるように剥離可能なリリースライナ5で覆われており、このライナは接着剤3を環境から遮断するバリアとして機能する。リリースライナ5は望ましくは、ミネソタ州ウィスコンシンのAkrosil, Inc.によってSilox(登録商標)SBL60SC F1U/F4Bの名称の下に作られているシリコンコート紙である。このコート紙の表面は異なる剥離レベルを有することができ、低剥離レベルのものは極めて小さい力で剥離され、高剥離(強剥離)レベルものは比較的多量の力を必要とする。名称F4Bは感圧接着剤層3に接するライナの面の剥離レベルが「中」であることを示し、一方、名称F1Uはライナの反対側の面が「低(弱)」剥離レベルであること示す。
【0007】
加熱接着剤マトリクス4は、基材6の縦軸に沿って延伸する帯状の中央接着剤(中央接着剤バンド)4Aと1組の外側の接着剤バンド4Bから成る。中央接着剤4Aは比較的低粘着性の加熱接着剤であり、ページを互いに結着する主要な接着剤である。中央接着剤4Aは通常厚さ約0,38mm(0.015インチ)である。ニュージャージ州ブリッジウォーターのNational Starch & ChemicalCompanyによって名称Cool Bind 34-1301で販売されている接着剤が中央接着剤4Aとして適当であることがわかった。中央接着剤バンド4Aは、望ましくは、製本構造1の全長よりもわずかに短く、そうすれば、中央接着剤4Aがない所に端部ギャップが生じる。さらに、中央接着剤バンドは綴じられる束13の厚みと少なくとも同じ幅を有し、それにより、束の全てのページが低粘着性の接着剤にさらされるようになる。
【0008】
外側接着剤バンド4Bは、活性化されたときに比較的高い接着性の接着剤を含み、強い接着力を持つ。外側接着剤バンド4Bは、基材6を束の表及び裏ページに付けるように機能する。外側接着剤バンド4Bは望ましくは、基材6の全長に沿って延伸し、厚さ0.25mm(0.010インチ)である。ミネソタ州セントポールのH.B. Fuller CompanyによってHB HL-1777の名称で販売されている接着剤を外側接着剤バンド4Bとして使用することができる。
【0009】
図1Aの製本構造は、接着剤マトリクス4と基材6の間に配設された下塗り接着剤層7をさらに含んでいる。下塗り接着剤は加熱接着剤であり、比較的薄く、通常厚さ約0.76mm(0.003インチ)である。望ましくは、下塗り接着剤は外側接着剤バンド4Bで使用される接着剤と同じタイプであり、そして、下塗り接着剤は、低粘着性の中央接着剤バンド4Aが基材6を通過することを防止するバリアとして働くように機能する。さらに、下塗り接着剤は、低粘着性の中央接着剤バンド4Aのすべてが束(これは本質的にはページの縁と基材6の間に接着剤を残さない)のページの間において上方に引っ張られることを防ぐ。
【0010】
図1Aの製本構造1を束13に取り付け束13を綴じるために用いられる方法が後に説明される。しかしながら、ページの束がいったん綴じられると、構造1と束13は図4で示されるように見える。見てわかるように、構造1は束13の綴じられた縁上に置かれる。製本手順のこの段階において、綴じられた束13は表紙を含んでおらず、束の上部は第1ページであり、束の下部は最終ページであることに留意されたい。
【0011】
感圧接着剤3は、図に示すように手動でリリースライナ5を取り除くことによって露出される。表紙アセンブリ又は本の表紙2が図5に示す平面の上に置かれる。次に、束を表紙の右側部分に位置させ、束の綴じられた縁を表紙の中心の近くに位置させて、綴じられた束13を表紙2の上方に慎重に整列させる。この整列の後に束13が本の表紙2まで下降されるので、露出している接着剤の下部が表紙に接する。いったんこれが起こると、接着剤が付着しているので、表紙2に対して束13を再整列することを試みることは実用的ではない。したがって、最初の整列を正しくすることが重要である。差し金と呼ばれる「L」形の定規を作業面に置いて、整列を実行するのに使用できることがわかった。特に、説明されるべき本発明は製本過程のこの段階に関する。
【0012】
図6で示されるように、束13がいったん適切に表紙アセンブリ2に置かれると、アセンブリは綴じられた束の縁の周りに手動で折り曲げられる。感圧接着剤が存在しているすべての領域に表紙アセンブリを確実に固定するために表紙アセンブリ2の外面に背部周辺で圧力が加えられる。これにより、表表紙、裏表紙、背表紙を形成する表紙アセンブリ2を備える製本された本14をもたらす。
【0013】
図7は第1例の製本構造を使用する綴じられた本の横断端面図である。この図は、様々な層のすべてを見ることができるようにスケールアウトしている。表紙アセンブリ2に2箇所の表紙位置で予め折り目を付けることが望ましく、そうすれば、表紙アセンブリをこれらの適切な位置で容易に折り曲げることができるようにる。表表紙の背部からわずかに離れた位置に第3折り目を加えることができ、この折り目は表表紙が開かれるときの折り目の線となる。感熱インクを用いる印刷法を含み、如何なるタイプの印刷法により表紙アセンブリ2に事前に印刷を施すことができる。なぜならば、第1例の製本構造1を使用するとき、表紙アセンブリが高温になることは決してないからである。
【0014】
表紙アセンブリ2が感圧接着剤3を含む背部の部分だけを覆う必要があることに留意されたい。図9Aは、図7に関して以前に説明したように表紙アセンブリが背部と共に表ページと裏ページを一緒に覆うタイプの綴じられた本の断面を示す。図9Bは、表紙アセンブリ2が表ページと、裏ページの非常に小さい部分と、背部だけを覆うタイプの綴じられた本を示す。最後に、図9Cは、表紙アセンブリ2が背部と、そして、感圧接着剤を覆うように表ページ及び裏ページの小さい部分だけを覆うタイプの綴じられた本を示す。
【0015】
束を縛るために束13に第1例の製本構造1を取り付ける方法をここで説明する。本発明の1つの重要な利点は、製本工程を実施するために既存の商業的に利用可能なバインディングマシン(製本機)を使用することができるということである。そのようなマシンの1つは米国特許No.5052873で説明される。その内容は参照のために全てここに組み入れられる。この米国特許に記載された製本工程は、先に言及した米国特許No.4496617に開示されるタイプの従来のバインダ帯を用いている。
【0016】
図2は米国特許No.5052873で説明されるような従来のバインディングマシン8を示す。マシン8は、綴じられる束13をマシン入力に挿入する。束の厚みは自動的に測定される。適切な幅の製本構造1が示されている。従来のバインダ帯があるケースのように、望ましくは、製本構造1は異なった幅の束13に対応できるように3つの幅で利用可能である。そのような幅は「狭幅」、「中幅」、「広幅」を含み、中央の接着剤バンド4Aの幅は各バインダ構造1の幅のために変更される。マシン8は、束13の測定された厚みと少なくとも同じ幅の中央接着剤4Aを備える製本構造1を指定する。次に適当な幅の製本構造1はマシン8の帯給送入力に手動で給送される。そして、マシンは、束13の縁に対して製本構造1を適切に位置決めし、かつ、以下に説明されるように熱と圧力を組み合わせて用いて自動的に製本工程を実行する。
【0017】
この製本工程は図3A乃至3Eに図式的に表現される。束13と製本構造1の端面図が示される。図3Aについて言及すると、ロードの後に、綴じられるべき束13は1組のクランプ10と11の間に把持され、最初に、冷たい圧盤9の上に支えられる。帯位置決め装置(図示省略)は、接着剤マトリクス4が束13に面するように、以前にマシンへ供給された製本構造1を位置決めする。束13に対する構造1の垂直位置は、以前に測定された束の厚みに従って、自動的に決められる。薄い束13の場合、構造1の縁が綴じられた束の表及び裏ページ上に等しく延伸するように構造1は比較的高く位置される。同様に、厚い束の場合、構造1はいくらか低く位置される。回転セグメント12Aと非回転セグメント12Bを有する加熱された圧盤は製本構造1に面して置かれる。圧盤のセグメント12Aと12Bは束の長さ及び細長い製本構造1の長さと少なくとも同じくらい長い。
【0018】
図3Bに示されるように、束13は冷たい圧盤9から離れるように回転圧盤セグメント12Aに向かって横に動かされる。この動きは、束を支持して動かすクランプ10と11によって実行される。束13の下部は加熱された回転圧盤セグメント12Aに押圧され、構造1の一方の縁が圧盤セグメント12Aと束13の間に挟まれた状態となる。工程のこの時点において、束13の反対側を支持するバインディングマシンの要素は図に示されていないことに留意されたい。製本構造1の1つの縁に与えた熱と圧力により、外側の接着剤バンド14B(図1A)の1つが活性化する。これにより、構造1と束13の表頁が接着する。外側接着剤バンド14Bは活性化すると高い粘着性を持つので、図3Cに示すように加熱された回転圧盤セグメント12Aから遠ざかるように束が動かされるとき、製本構造1は束13の表頁に接着されたまま残る。
【0019】
図3Dで示されるように、回転圧盤セグメント12Aが90度回転し、回転圧盤セグメント12Aと固定された圧盤セグメント12Bは平坦な上面を形成する。これは、束13が両圧盤セグメント上で右方向に動かされることを許可する。これは束13の下縁の周りで製本構造1を折り曲げさせる。バインディングマシン8がこの位置で一時的に休止するので、中央接着剤バンド4Aは溶融状態になる時間を与えられ、溶融した接着剤は毛細管現象により束13の各ページ間で上方に流れるので、ページを接着剤で湿潤される。そして、回転圧盤セグメント12Aは図3Eに示される元の位置まで90度回転する。これにより、製本構造1の残りの縁を束13の縁の周りで折り曲げ、外側接着剤バンド4Bの残りの縁が束13の裏ページに面するように置かれる。束13は次に回転圧盤セグメント12Aに押圧され外側接着剤バンド4Bを活性化させ最終的な接着を形成する。次に、綴じられた束13がバインディングマシンから取り除かれて、数分間冷えることが許容されるので、接着剤が硬化する。そして、表紙アセンブリ2は以前に図4、5、および6に関して説明されたように束に固定される。
【0020】
第1例の製本構造1はまた、基材6を用いずに実行することができたことに留意されたい。その場合、下塗り接着剤層7は、加圧接着剤層3上に直接配設される。次にリリースライナ5は、基材として機能し、かつ、以前に図3A乃至3Eに関連して説明された製本工程の間に構造1を支えるという追加機能を提供する。
【0021】
従来技術の製本構造の別の例を図1Bに示す。この第2例の図1Bの構造1は図1Aの第1例の構造のものと同様な接着剤マトリクス4を含んでいる。第1例のものと同じ形状の基材6が設けられており、基材6は図1Aの層7と同様な下塗り接着剤層7を持つ。第2例の構造1は、特に、第1例の加圧接着剤3を含まない。
【0022】
束13は、第1例の構造の方法と同じ方法で第2例の構造1を使用して綴じられる。従来のバインディングマシン8を使用することで図3Aから3Eのステップがいったん実行されると、綴じられた束が冷えるのが許容される。そして、図4に示すようにリリースライナ5が束から取り除かれる方法とほぼ同じ方法で基材6は束から手動で取り除かれる。したがって、また、第2例の基材6はリリースライナとして機能する。
【0023】
基材6の取り外しは下塗り接着剤層7を露出させる。そして、接着剤マトリクス4の残りの接着剤と共に接着剤層7が用いられ、表紙アセンブリ2を綴じられた束13に取り付ける。接着剤は加熱接着剤であるので、この目的に使用するために接着剤を再加熱することが必要である。以下に説明されるように、表紙アセンブリ2を綴じられた束13に取り付ける操作を実行するために、ここでも従来のバインディングマシン8を使用することが可能である。
【0024】
適切な寸法の表紙アセンブリ2は最初に平面上に置かれ、そして、綴じられた束13は以前に第1例に関して説明された方法とほぼ同じ方法で表紙アセンブリ上に置かれる。表紙アセンブリ2は束13の周りで必要な最終的な位置に折り曲げられる。望ましくは、このステップを容易にするために表紙アセンブリに予め折り目を付ける。接着剤はこの時点では活性化されないので、適切な位置決めは第1例と比べるといくらか達成しやすい。そして、表紙アセンブリと束の組み合わせ2、13は従来のバインディングマシン8に挿入される。このとき、この組み合わせがマシンのクランプ10と11(図3A)によってつかまれるまで表紙アセンブリ2を適所に保持するように注意する。バインディングマシン8は、バインダ帯が図2に示すように手動でマシンへ供給されるとき、通常起動されることを必要とするので、バインディングマシン8は表紙アセンブリ2取り付け操作を実行するためにわずかに変更されなければならない。そのような変更は単にマシンへ供給されるバインダ帯の検出をシミュレートすることである。代わりに、帯が必要でなく、存在すべきではないので、操作を開始するためにバインダ帯をマシンに瞬間的に挿入してマシン8を動かし、次にマシンから帯を急速に引っ込めることは可能である。
【0025】
図8Aは、綴じられた束13と折り曲げられた表紙アセンブリ2を含む本14がバインディングマシン8にインストールされて、冷たい圧盤9(図示省略)上で静止しているところを示す。本14は対向クランプ10と11(図示省略)によって固定されている。バインディングマシン操作におけるこの時点は、製本構造1が束13に取り付けられている図3Aに示す時点に対応している。図8Aは、図3Aが含む製本構造を含んでいないことに留意されたい。その理由は、構造が以前に適用されたからである。次に、束13が加熱された圧盤セグメント12Aに押しつけられるので、外側接着剤バンド4Bの1つは活性化され、図8Bに示されるように、表紙アセンブリ2と束13の表頁の間で圧縮される。これはバインディングマシン8操作の図3Bに対応している。したがって、第1接着シールが束13と表紙アセンブリ2の間で生成される。
【0026】
次に、図8Cに示すように、束13は表紙2と共に、加熱された圧盤セグメント12A12Bから遠ざかるように動かされ、そして、回転圧盤セグメントが図8Dに示されるように90度回転される。束13は次に加熱された圧盤セグメント12Aと12B上に置かれ、束13の縁と背部を形成する表紙2の部分の間にシールが形成される。図8Cと8Dはそれぞれ図3Cと3Dにほぼ対応している。
【0027】
次に、回転圧盤セグメント12Aが90度回転して戻され、図3Eに対応する図8Eに示されるように束13と圧盤セグメント12Aが次に一緒に押圧される。熱と圧力の両方が適用されることにより、表紙2と束13の裏面の間にさらに接着シールが形成される。これにより、製本操作が完了し、製本された本をバインディングマシンから取り除いて、それが冷えるのを許容することができる。
【0028】
第2例の製本構造1が使用されるときに表紙アセンブリ2が加熱されるので、表紙アセンブリへの如何なる印刷も加熱に敏感でないインクを使用して実行されるべきである。さらに、基材6は、製本構造が作られるときに基材に塗布される様々な溶融状態の接着剤を支え、かつ、図3A乃至3Eに示す製本操作の際に構造1がバインディングマシン8によって操作され及び加熱されて製本操作が実行されるような十分な支持を与える材料で作られていなければならない。基材6はさらに、綴じられた束13から基材を手動で剥がることができるように十分高い剥離値を持つ材料でから作られなければならない。第2例の基材の材料はフリーシリコンを含むべきでないのがわかった。なぜなら、この材料は接着剤を汚染し、接着剤の特性を破壊することがわかったからである。したがって、材料は完全に反応したシリコンをベースとする材料、または、非シリコンをベースとする材料でなければならない。ミネソタ州セントポールに所在の3Mの工業部門特殊品事業部によってReMount 6091の名称で販売される製品のような位置を変えることができる接着剤を持つライナ材から基材を作ることができた。
【0029】
図1Cは従来の製本構造の第3例の分解斜視図である。第3例は、加圧接着剤3の代わりに溶剤活性接着剤15が使用されることを除いて、第1例(図1A)と同様である。この特徴は第1例のライナ5などのリリースライナの要件を排除する。
【0030】
溶剤活性接着剤15は、図3A乃至3Eに示す製本手順の際に精製される最大およそ218℃(425°F)の温度に耐えることができなければならない。適当な溶剤活性接着剤の1つは、イリノイ州スプリンググローブのFrank T. Ross and Sons, Inc.によって名称Weldbondで販売されている接着剤である。Weldbond接着剤は水かアルコールのどちらかによって活性できる。
【0031】
第3例の製本構造1を用いて束13を綴じる方法は、綴じられた束13を表紙アセンブリ2上に置く前に、水又はアルコールを塗布することことによってさらされた接着剤15を活性化しなければならないことを除き、第1例と同じである。表紙アセンブリ2が決して高温を受けないので、熱感受性インクを必要とする印刷技術を用いて表紙アセンブリ2を印刷することが可能である。
【0032】
本発明は、上で説明された製本構造及び同様の構造を使用することで製本を大いに容易にする。正確かつ迅速に表紙2に折り目を付ける技術が、正確かつ迅速に束13を表紙2の上に置き、束の周りで表紙2を折り曲げると技術と共に明らかにされる。本発明のこれらの利点と他の利点は以下の発明の詳細な説明を読むことによって当業者にとって明らかになるだろう。
【0033】
【発明の開示】
頁の束に取り付ける表紙に折り目を付ける装置と方法が開示される。表紙受け面を備えるベースユニットが提供される。下部ダイホルダは表紙受け面の下に配設され、表紙受け面の全幅に渡って延伸する。下部ダイもまた表紙受け面を横切って延伸し、下部ダイホルダの上面において支持される。上部ダイホルダは表紙受け面の上方に配設され、表紙受け面を横切って延伸する。また、上部ダイ(上部ダイホルダの下部表面において支持されている)もまた表紙受け面を横切って延伸する。
【0034】
装置はさらに、折り目を付けるべき表紙受け面で休息する表紙を上部及び下部ダイ間に挿入することができるようにする開位置と、上部及び下部ダイが表紙に係合してそれに折り目入れることができる折り目入れ位置の間に上部ダイホルダを動かす作動構造を含んでいる。上部ダイホルダは、ユーザが上部ダイホルダを通して上部ダイを見ることができるような光学特性を有する材料から作られる。1実施の形態では、材料は透明なプラスチックである。
【0035】
本明細書において用いられる用語「折り目入れ」と「折り目付け」、及び「折り目を入れる」と「折り目を付ける」は同義であり、これらの用語の付いた要素は同じ要素を意味する。
【0036】
【発明の実施形態】
再び図面を参照して、図10は対象の製本装置20の1実施の形態の斜視図である。より詳細に説明されるように、製本装置は、本の表紙2に折り目を付けることと、まとめられた束13に図6に示す方法よりも優れた方法を用いて、折り目が付いた本の表紙2を固定することを含み、製本順序の様々なステップを実行する。
【0037】
製本装置20は、通常長さ約47cm(18 1/2インチ)、前面から背面までの寸法が約35.6cm(14インチ)であるベースユニット22を含み、多様なサイズの本に対応することができるようになっている。望ましくは、ベースユニット22はスチール製である。ベースユニット22は第1表紙支持面(受け面)22Aと第2表紙支持面22Bに分割される上面(ベッド)を含み、第1及び第2支持面は表紙2を受ける。例示的な表紙2を図11に示す。折り目入れの間、通常、表紙2の表の部分(表表紙2A)を第1支持面22A上に、表紙の裏部分(裏表紙)2Bは第2支持面22B上に置かれる。表紙2は、印刷された側(または、印刷されるべき側)が上を向くように置かれる。望ましくは、支持面22Aは支持面22Bよりも例えば、約19cm(7 1/2インチ)長い。
【0038】
特に、図10の製本装置は、裏表紙2Bと背部2Cを分離する折り目Xと、背部2Cから表表紙2Aを分離する折り目Yを含む2つの折り目を表紙2に付けるために作動する。望ましくは、また、折り目Zを表表紙2Aに形成して、本の開きを容易にし、かつ、綴じられた(まとめられた)本の見栄えを良くする。後に説明されるように、製本装置の代替の実施の形態は折り目Xによる二重折り目と、折り目Yによる二重折り目を生成する。折り目Zをなくすことができるこれらの二重折り目は通常、約1.8mm(3/16インチ)離間し、表紙の折り曲げを容易にし、そして綴じられた本の見栄えを良くする。
【0039】
製本装置20は、ベースユニット面を支持面22Aと22Bに分割するベースユニット22上に設けた折り目入れアセンブリ24を含んでいる。これから詳細に説明されるように、折り目入れ装置20は雄ダイと雌ダイ含む。表紙2はベースユニット表紙受け面22A,22B上に置かれ、次に、2つのダイの間に置かれる。ダイが互いに押圧されるとき、したがって、表紙の所定位置に折り目が付けられる。クランプアセンブリ26もまたベースユニット22に取り付けられて、表紙2を折り目Xに沿って支持面22Aに対して固定するために作動する。これにより、ユーザが表紙2を折り目Xに沿って上向きに折り曲げて、次に簡単かつ正確に表紙2を束13に付けることができる。
【0040】
第1ガイドレール32がベースユニットの支持面22Bの縁に沿って支持されている。第2ガイドレール34はベースユニットの支持面22Aの縁に沿って支持され、第1ガイドレールと直線上にある。ガイドレール32と34はほぼD形の断面を有し、該断面の平らな辺が表面22Aと22Bに面している。ガイドレールはベースユニット面上でポスト32A、32B、および34Aによって支えられる。
【0041】
ストップアセンブリ28がガイドレール34に沿って移動できるようにガイドレール34に摺動自在に設けられ、折り目入れアセンブリ24に接近離反可能である。1つの実施の形態におけるストップアセンブリ28は望ましくは、該アセンブリが必要な位置に動かされた後に所定位置に残るように、スチール面22Aに対して該アセンブリを押しつける磁性要素を含む。ストップアセンブリ28は下部ストップ部材36と上部ストップ部材38を含み、上部ストップ部材38は下部ストップ部材36に関して可動である。上部及び下部ストップ部材は、望ましくは、スチール製であり、そして、上部ストップ部材が下部ストップ部材に対して必要な位置に置かれた後に上部ストップ部材38が下部ストップ部材36に関して適所に留まるようにする磁性要素をそれぞれ有する。
【0042】
図12と13から最もよくわかるように、下部ストップ部材36は、ガイドレール34に沿ってストップアセンブリ28全体を動かすためにユーザがつかむことができる1組のタブ36Aと36Bを含む。上部ストップ部材38は、下部ストップ部材36に対して上部ストップ部材を動かすためのタブ38Aを備える。図13では、下部ストップ部材36の構成要素はそれらの構成要素を上部ストップ部材38の構成要素と区別するためにマーキングされる。
【0043】
図14はタブ36Aと36Bを除いた下部ストップ部材36の斜視図である。図15はタブ38Aを除いた上部ストップ部材38の斜視図である。下部ストップ部材36はガイドレール34の下及び周りに延伸する円形要素40を含む。また、上部ストップ部材38は円形要素44を含み、該円形要素44は、下部ストップ部材36に結合されたときに、下部部材36に形成された開口42を通り、また、ガイドレール34の周りに延伸する。したがって、下部ストップ部材36の円形要素40は上部ストップ部材38の円形要素44の中に入れ子にされ、円形要素44とガイドレール34との間に位置する。上部ストップ部材が下部ストップ部材36に対して動かされるとき、上部円形要素44は下部ストップ部材に形成された開口42の長さに沿って移動される。
【0044】
図16Aと16Bは、上部及び下部ストップ部材38と36を代表する要素を含むストップアセンブリ28の概略側面図である。これらの図は、スケールにしたがって描かれていない。図16Aのストップアセンブリは比較的薄い本のためにお互いに対して置かれる上部及び下部ストップ部材を示し、図16Bのストップアセンブリは比較的厚い本のために位置される。以下に詳細に説明されるように、ストップアセンブリ28は4つの別個のストップを形成し、これらのストップに本2の縁が置かれる。それぞれのストップの高さは通常0.76mm(0.030インチ)であり、ストップアセンブリ28の総厚はおよそ3mm(0.120イン)であり、表紙2は、ストップアセンブリ28上に置かれると、ベースユニットの表紙受け面22A(図10と12)に対してぴたっと付く。好ましくはないが、ストップ部材を皆、機械的なストップではなく視覚ストップで実行することができた。
【0045】
図16Aについて言及して、下部ストップ部材36は1組のストップ(止め部)36Cと36Dを形成する。以下、より詳細に説明されるように、止め部36Cと36Dの相対的な位置は固定され、折り目YとZ(図11)の間の距離をなす。上部ストップ部材38は止め部38Bと38Cを形成する。止め部38Bと36D間の相対的な間隔は上部及び下部ストップ部材38と36の相対位置によって制御され、綴じられる本の厚みに相当するように調整される。図16Bは別の位置に位置する上記ストップアセンブリ28に示し、図16Aの位置におけるよりもある程度厚い本13を受けるようにセットされている。これはストップ38Bと36Dの間のより大きい離間距離によって示される。
【0046】
すでに言及したように、折り目入れアセンブリ24はベースユニット22の幅に達する。図17は折り目入れアセンブリ24の主要な構成要素を示す概略端面図である。図18は、共にベースユニット22に設けられている折り目入れアセンブリ24とクランプアセンブリ26の横断面である。上部ダイホルダ48はその全長に渡って延伸する鋼性雄ダイを支持するように機能する。上部ダイホルダ48は幅およそ5cm(2インチ)、高さ約9cm(3 1/2インチ)、長さ約42cm(16 1/2インチ)である。ダイ50は上部ダイホルダ48の長さに沿って形成された溝に設置される。上部ダイホルダ48は透明材料、望ましくは商標Acrylic名で販売されているプラスチックから作られ、ユーザがダイ50とこのダイの下に置かれる表紙2を見ることができる。上部ダイホルダ48を通してダイ50(これは望ましくは暗色の塗装色である)を見ることができるように、半透明のフレキシブルな接着剤を使用してダイ50をダイホルダ48の中に容易に固定することができる。そのような接着剤の1つは3Mによって「Scotch-Weld epoxy adhesive 2216B-A translucent(スコッチウェルドエポキシ半透明接着剤2216B-A)」名で製造されている。また、ダイ50を上部ダイホルダ48に固定するのにスクリューを使用することができる。以下に説明するように、ユーザの上部ダイホルダ48を通した雄ダイ50の視界を妨げることがない新規な構成を用いて、上部ダイホルダ48はベースユニット22に対して上下運動可能に取り付けられている。
【0047】
図18から最もよくわかるように、鋼鉄ダイホルダ52は雄ダイ50の下で一対のフランジを介してベースユニット22に支持されており、ダイホルダ52の上面が実質的にベースユニット22の支持面22Aと22Bと面一になっている。ダイホルダ52は半円形のくぼみ(あるいは切欠き)54(図17)を含み、このくぼみは半径が約0.76mm(0.030インチ)であり、雌ダイを形成する。雄ダイ50の下部は同様な半径を有する。運転の際、ユーザは折り目入れハンドル56(図10)を押し下げて上部ダイホルダ48と上部雄ダイ50を下方に雌ダイ54に向かって押圧する。合計作用力は通常200ポンド(890N)のオーダーである。この力により、両ダイ間に置かれた本の表紙2がダイの全長に沿って折り目を付けられる。
【0048】
半円形のダイ50と54を使用することができるが、また、ほぼ長方形の雄ダイと共にほぼ長方形のスロット形状の雌ダイを使用することができるのがわかった。雌ダイは、通常、幅1.27mm(0.050インチ)、深さ0.76mm(0.030インチ)である。雄ダイと雌ダイの壁の間に0.28mm(0.011インチ)のクリアランスを得るために、雄ダイの幅は0.71mm(0.028インチ)である。雄ダイの下縁と雌ダイの上縁は、表紙2を切ることがないようにわずかに丸まっている。
【0049】
以下に詳細に説明されるように、本13に塗られた圧力接着剤3は、クランプアセンブリ26に隣接する領域において表紙受け面22Aに接触する。粘着剤3と受け面22Aのタイプに依存するが、接着剤は受け面に付着する傾向があるかもしれない。図29Aと29Bはテフロン(登録商標)ブランドのプラスチックロッドのような複数のプラスチックロッド111を含む代替ベースユニット22を示し、これらのプラスチックロッドは本13の受け面22Aへの潜在的な付着を排除するために受け面22Aの近くに配置される。これらのプラスチックロッド111は、ロッドが折り目入れダイに垂直となりクランプ・保持アセンブリ(図10)のクランプバー58の外縁で終端するように、4つの離間した位置に設けられる。
【0050】
これらのロッドは、ねじ116(図29C)によってベースユニット22の下側に固定された支持板112によって下から支えられる。一連の長方形のスロット114(図30)がベースユニット22の上面22Aに形成される。図29Aから最もよくわかるように、4つのスロット114はロッド111を受けるために受け面22Aに形成されている。図29Dから最もよくわかるように、ロッドの一部がベースユニット22の受け面22Aのそばを上方に延伸するように、通常ロッド111の直径は約12.7mm(0.5インチ)であり、スロット幅は約8.7mm(11/32インチ)である。ロッド111とスロット114の長さは通常約10cm(4インチ)である。スロットには、図31で示すようにテーパが付けられており、クランプバー58に最も近い端部の幅のW2は、例えば、10.2mm(13/32インチ)であり、他端の幅Wl、例えば8.7mm(11/32インチ)より大きい。これにより、W2幅の端部においてクランプバーの受け面22Aより上の高さが1mm(0.040インチ)になり、この高さはクランプバーに隣接するところで0.25mm(0.010インチ)と小さくなっている。高さのこの違いは、クランプバーの近くのロッド10が表紙2のクランプと確実に干渉しないようにする。
【0051】
雄ダイ50の駆動機構について説明する前に、対象の製本装置の操作の一般的かつ総合的な説明がなされる。図4に示す表紙が付いていない綴じられた本または束13を作るための、例えば図1A、1Bまたは1Cに示す製本構造を用いて頁の束が最初に作られる。本の表紙2の表表紙、裏表紙、背部に必要な情報が印刷される。本の表紙2のサイズは通常大きくされており、綴じられた束13に取り付けられた後にそれに合うように縁がトリミングされる。図1Bの構造の層7のように、加熱接着剤が使用されるとき、製本順序は図8A、8B、C、8D、および8Eに示す同様のステップを含むであろう。その場合には、表紙2の印刷に使用されるインクは熱抵抗性でなければならない。
【0052】
綴じられた束に表紙2を付ける手順は束13の厚みを測定するという第一ステップを含む。ユーザはストップアセンブリ(例えば、図10)のタブ36Aと38Aの間に束13の縁を置く。次に、ユーザはタブ36Aと38Aを一緒に動かして、これらのタブを束の第1頁と最終頁に接触させる。このステップは、図16Aと16Bに最もよく見ることができるように上部及び下部ストップ部材36と38の相対位置を調整し、以前に述べたようにストップ38Bと36Dの間の距離を束13の厚みと等しくする。上部ストップ部材38がいったん下部ストップ部材36に対してセットされると、上部ストップ部材に対する下部ストップ部材の位置決めを妨害しないようにユーザは下部ストップ部材36につながるタブ36Aと36Bだけを使用してストップアセンブリ28を操作する。上部ストップ部材に対する下部ストップ部材36の位置は、両部材間の磁気引力のため固定されたまま残る傾向がある。
【0053】
本13の厚みを測定した後に、本はかたわらに置かれる。ハンドル56がダイホルダ48を上げるように動かされるので、表紙2をベースユニット22の表紙受け面22Aと22Bの上で、折り目入れアセンブリ24の雄50ダイと雌ダイ52(図17)の中間に置くことができる。望ましくは、ストップアセンブリ28はタブの36Aと36Bを用いて折り目入れアセンブリ24から遠ざかるように動かされ、表紙2をより容易に位置決めすることができる。表紙が折り目入れアセンブリ24のダイに関して垂直となるように表紙の下部がガイドレール32と34に付き合わされる。表紙2の印刷された面が上向きとされ、かつ、通常表表紙2Aが受け面22Aに重なり、裏表紙が面受け面22Bに重なる。次に、ユーザは透明なダイホルダ48を通して表紙2を見て、折り目X(図11)が形成される位置に雄ダイ50を合わせる。例えば、印刷の過程の間、標線によってこの位置にマークすることができる。表紙2が本綴じの後にトリミングされるならば、単に折り目Xの位置を近似するのによって、満足できる結果を得ることができる。
【0054】
表紙2がベースユニット22に適切に置かれた後に、ユーザは、わずかな下向きの力を表紙に与えることによって、その位置を維持する。その後の折り目入れ操作を図19A-19E(これらの図はスケールに従っていない)に関して説明する。この操作の間、ユーザは、下部ストップ部材36に対する上部ストップ部材38の位置を妨害しないように注意するべきである。図19Aに言及して、ユーザは、タブ36Aおよび36Bを使用して、表表紙の縁がストップ38Bに当接するまで、最初に、ストップアセンブリ28の一部を折り目入れアセンブリ24に向けて後方に移動させる。表紙が止め部36Cと36Dの上を通過するように表表紙の縁をわずかに持ち上げることが必要である。ストップアセンブリ28は現在適切な位置にあって、操作が完了するまでそれを動かすべきでない。ストップアセンブリ28の磁気構成要素はベースユニット22に取り付けられ、その結果、ストップアセンブリを適所に保持することができる。
【0055】
表紙縁が止め部38Dにあると、表紙は折り目Xを付けるために正しく置かれる。ユーザがハンドル56を押し下げかつ開放すると第1折り目を作ることができる。そして、ユーザは表表紙2Aを止め部38Bに当接している図19Aに示す位置から止め部36Dに当接している図19に示す位置へ移す。ハンドル56が再び押し下げられ離されて、その結果、折り目Yが形成される。折り目Xと折り目Yの間の距離は束13の厚みと等しくなる。次に、表表紙は図19B の位置から表紙が止め部36Cに当接する図19Cに示す位置へ動かされる。そして、ユーザは、ハンドル56を押し下げ開放して折り目Zを付ける。
【0056】
表紙2に折り目を付けるとき、折り目のU形が表紙の線形寸法をわずかに歪めることがわかった。したがって、わずかにすばらしくなるように、折り目XとYの間の寸法を束13の幅に非常に近くするために、止め部38Bと36D間の距離をタブ部材36Aと38Aの間の距離よりも僅かに大きくするように調整することができる。実際の調整は、ダイ50と52の形を含む様々な要素に依存して変化する折り目の形の何らかの関数になる。止め部38Bとタブ38Aとの関係及び/又は止め部36Dとタブ36Aとの関係のわずかな調整は折り目XとYが形成される順番の機能になる。その場合、順番は維持されるべきである。しかしながら、ほとんどの応用で、本質的には止め部38Bと36Dの間の距離をタブ36Aと38Aの間の距離と等しくすることができるように折り目によって生じるひずみは無視することができる。その場合には、折り目が形成される順番は重要でない。
【0057】
これにより折り目入れ操作が終わり、残りのステップは表紙2を束13に固定することに関する。ユーザは次に、最初に、表表紙2Aを図19に示す位置から表紙の縁が止め部38Cに当接するように表紙が置かれる図19Dの位置へ移動する。折り目Xを形成するために使用される図19Aの止め部38Bと、図19Dの止め部38Cの間の距離は、折り目入れアセンブリ24の雄ダイ50とクランプアセンブリ26のクランプバー58の外縁間の距離(間隔)と等しい固定値である。したがって、表表紙2Aが図19Dの位置に動かされるとき、クランプアセンブリ26のクランプバー58の外縁の直下に折り目Xがある。
【0058】
ユーザはいったん表表紙2Aを止め部38Cに置くと、クランプハンドル60を作動させてクランプバー58の外縁を表紙受け面22A上に静止している表紙に押圧する。ユーザは次にクランプハンドル60を戻すことができ、該ハンドル60が図10に示される元の位置に移動されるまでクランプアセンブリ26はクランプ位置に残ったままである。図19Eと20から最もよくわかるように、ユーザは次に表紙2を上方にかつクランプバー58の上に折り曲げ、その結果、X折り目に沿って表紙を折り曲げる。
【0059】
図1Aの例の製本構造を使用することによって束13が綴じられるとすると、ユーザは加圧接着剤3を露出するために図4に示すリリースライナ5を取り除く。次に、ユーザはレール34と表紙2の折り曲げられた縁をガイドとして使用して綴じられた束13を受け面22Aの上に置き、束の裏ページが受け面22A上に静止しかつ束の縁が表紙2の折り曲げられた縁に隣接して置かれるようにする。
【0060】
束13が適切に置かれると、ユーザは表紙2を垂直位置まで慎重に動かし、表紙背部2C(図11)を束の縁に対して押圧する。次に、表紙2は、表表紙2Aが束13の表頁に対して平坦となるように、折り目Yに沿って折り曲げられる。ユーザは次に、クランプハンドル60を離して、束13と、部分的に取り付けた表紙を持ち上げて受け面22Aから離し、次に、裏表紙2Bが束の裏ページに対して平坦になるまで表紙を折り目Xに沿って手動で折り曲げる。そして、ユーザは、接着剤3が束と完全に接触するように表紙2を束13背部に押しつける。次に、必要なら完成した本をトリミングすることができるので、表紙2は束13に正確に合う。この後者のステップは、時にはギロチンと呼ばれるよく知られる本切断装置を用いて行うことができる。
【0061】
図1Cの製本構造が使用されるならば、綴じる手順は同様である。図20に示すように一端表表紙が折り曲げられると、ユーザは溶剤活性の接着剤15に溶剤を塗布する。綴じる手順の残りの部分は、以前に図1Aの例に関して説明されるのと同じである。接着剤が図1Bの加熱活性の例で使用されるような加熱接着剤であるならば、表紙2は次に製本装置20から取り外される。そして、基材/リリースライナ6は、図4のライナ5の取り外しと同様の方法で束13から手動で取り除かれる。次に、ユーザは、表表紙2Aと裏表紙2Bが束の最初の頁と最終頁に直面した状態で表紙2を束13に手動で巻きつける。次に、ユーザはこの組み合わされたものを図2に示すような製本装置に挿入する。製本手順は図8A-8Eに示される。
【0062】
折り目入れアセンブリ24の構造及び操作について、ここで詳細に説明する。透明なダイホルダ48に取り付けられた雄ダイ50をユーザが制限されずに見ることができるようにするために、駆動機構の大部分が折り目入れアセンブリ24の下側に取り付けられる。この下側に位置する機構は、表紙に折り目を付けるために透明なダイホルダ48を固定雌ダイ52上に引っぱるように動作する。
【0063】
図10と22から最もよくわかるように、透明なダイホルダ48は1組の側板64上に支えられる。図23は、透明なダイホルダ48を除いた、折り目入れアセンブリ24の主要構成要素の分解斜視図である。円形断面を持つカムシャフト62は側板64の間で支持されてハンドル56の回転により運転される(図22)。駆動シャフト66と67はカムシャフト62と一体的に形成され、カムシャフトの縦軸からオフセットした共通の縦軸を持っている。カムシャフト62と駆動シャフト66と67は、ハンドル56が回転するときに駆動シャフト66と67の縦軸回りに回転するように設けられている。
【0064】
すでに言及したように、下部ダイホルダ52はベースユニット22に堅固に取り付けられている。側板64は、それぞれの側板を通ってダイホルダの各端部内に延伸する3個のねじ(番号を付していない)を介して透明なダイホルダ48に堅固に固定される。また、さらに、カムシャフト62と駆動シャフト66と67は、ベアリング68とベアリングキャリヤ70介して側板64に設けられている。ベアリングキャリヤ70は側板64に形成された複数の開口64Bの中に配設され止めねじ72によって適所で保持される。
【0065】
それぞれ側板64は雌ダイホルダ52の各端部を受ける長方形の切欠き(くぼみ)64Aを備える。プラスチック製の軸受筒76がそれぞれの切欠き64Aに配設され、これらの軸受筒76はダイホルダ52に関する側板64の横方向の運動を制限し、かつ、ダイホルダに関する側板64の上下運動を可能にするような寸法に設けられている。1組のプラスチックカムパッド80はカムシャフト62に噛み合うためにダイホルダ52の下側に固定される。したがって、透明なダイホルダ48、側板64、カム、駆動シャフト62、66、67、および関連構成要素はすべて、ダイホルダ52とベースユニット22の残りの部分に関して垂直に動くことができる共通の構造を形成する。
【0066】
図27と28(これらの図はスケールに従っていない)から最もよくわかるように、ベアリングキャリヤ70(これらは側板64の円形開口内で配設される)は駆動シャフト66と67を受ける中央内孔108を持つ。中央内孔108は側板64の開口の中心からオフセットした中心を有し、側板開口内でベアリングキャリヤ70を回転させることによって駆動シャフト66と67の回転軸を動かすことができる。ベアリングキャリヤ70の周囲に形成された開口110は、側板開口内のキャリヤの回転位置を調整するするためにスパナレンチを使用することを可能にし、これによりキャリヤを回転させることができる。止めねじ72(図21、22、および23)は調整の後にキャリヤ70を適所に固定する。側板開口の中心と中央内孔108の中心は、最大で0.76mm(0.030インチ)までの駆動シャフト66と67の位置調整を与えるために、通常約0.79mm(1/32インチ)だけオフセットされる。駆動シャフト位置を調整するこの能力は駆動シャフトと関連構成要素に必要でな許容誤差を減少させることができる。
【0067】
図23から最もよくわかるように、折り目入れハンドル56(図22)は駆動シャフト66の端が欠けた端部66Aに固定される。4個のスプリング78(図23)がダイホルダ52の端部近くで上面に形成された切欠き内に配設され、側板64に形成された切欠き64Aの上部内面に係合する。スプリング78は、雄ダイ50と雌ダイ54の間に折り目を付ける表紙2を受けるためのスペースが形成されるように、透明なダイホルダ48、側板64、およびカムシャフト62を上方に押しやる。スプリングはまた、折り目を形成した後にハンドルが離されるとき、折り目入れハンドル56を元の位置に戻らせる。
【0068】
この時点のカムシャフト62の回転位置を図21に最も良く見ることができ、カムシャフト面は2つのカムパッド80を介してダイ52に係合する。図24Aはこの時点において固定カムパッド80に係合するカムシャフト62の概略図である。直線96は駆動シャフト66と、透明なダイホルダ48を支える側板64の間の機械的リンク機構を表す。ハンドル56が下向きに押されると、駆動シャフト66は図24Bに示される時計回りの方向に回転する。駆動シャフト66のこの回転は駆動シャフト66を側板64と共に下向きに押す。これはスプリング78を圧縮し始める。ハンドル56がさらに図24Cに示されるように回転するとき、駆動シャフト66と側板64はさらに下がる。その結果、ストロークの下部の近くのどこかでは、機械的に側板64に連結された雄ダイ50が表紙2を雌ダイ54に対して押し下げて表紙に折り目を付ける。図23で示されるカムシャフト62に配設されたスクリュー74は、それらと雌ダイホルダ52との係合を介して駆動シャフト62の回転を制限するように作動する。図24A-24Cに示される実際の回転角度は180度よりも少なく、通常45度だけである。
【0069】
図25、26A、および26Bはクランプアセンブリ26の構造と操作をさらに示す。アセンブリ26はベースユニット22にアセンブリを固定する1組の金属クランプブラケット82と84を含んでいる。透明なクランプバー58はピボットピン88によってブラケット82と84に枢動自在に取り付けられている。カムシャフト86は開口58A内でクランプバー58内をその全長に渡って延伸し、端部においてベアリング96を介してブラケット82と84で支えられる。1組のカム部材90は止めねじ92によってカムシャフトに堅固に取り付けられる。ブラケット82は、ピン102を介してクランプバー58に連結されたスプリング98を得るための切欠きを有する。スプリング98はクランプバーに開位置に偏倚させる。復元パッド94(通常泡のテープ)はクランプバー58の下側に沿って延伸し、表紙が固定されるときに適所で表紙2を支えるのを助ける。
【0070】
図26Aは、クランプハンドル60が垂直に位置する、クランプアセンブリ26のその開位置における断面図である。クランプバー58の開口58Aは該バーの端部領域において長方形であり、カム部材90は実質的に非係合(解放)位置にある。図18で見ることができるように、バーの中央部での開口58Aの部分は開口というよりむしろスロットである。図26Bは、クランプハンドルがクランプ位置の方に90度回転したときのカムシャフト86とカム部材90の回転を示す。カム部材90は開口58Aの上部内面に係合し、その結果、クランプバー58に上向きの力を与える。この上向きの力がクランプバー58をピボットピン88回りに旋回させるので、クランプバー58の前縁はベースユニット22の支持面22Aに対して下方に旋回する。これにより、クランプの下の受け22Aに配設された表紙2は、ユーザによるいかなる支持力を用いることなく、適所に保持される。
【0071】
図33は代替ストップアセンブリ130の平面図であり、図34は該ストップアセンブリの概略断面図である。ストップアセンブリ28(図10)のケースのように、ストップアセンブリ130はガイドレール34に取り付けられ、該ガイドレールに沿って可動である。ストップアセンブリ130は金属製ベース部材132を含み、このベース部材はストップアセンブリの残りの部分を支持する。ベース部材タブ134はベース部材上で支持され、ガイドレール34の周りに部分的に延伸する。ちょうねじ148は締められると、タブ134のねじ付き開口を通って延伸しレール34に係合し、その結果、ストップアセンブリを適所に固定する。ねじ148を緩めると、ストップアセンブリ130をガイドレール34に沿って動かすことができる。
【0072】
金属製の調整部材142はベース部材132上で支持され、ベース部材に関して可動である。ねじ付きシャフト147はベース部材132に設けられ、ベース部材132は調整部材142に形成されたスロット144を通って上方に延伸する。ノブ146が設けられ、該ノブは、ねじ付きシャフト147を受けるねじ付き開口(図示省略)を有する。ノブ146がゆるいときに、調整部材142はベース部材132に関して短い距離を自由に動くことができ、シャフト147がスロット144に沿って動く。ノブ146が締められると、調整部材142はベース部材132に関して固定される。薄くて不透明なプラスチックの下部クロスヘア部材138はベース部材の下に置かれ、一端で調整部材142に堅固に取り付けられる。このように、下部クロスヘア部材138は調整部材142と共に動く。以下に説明されるように、下部クロスヘア部材138はその上面に印刷されたクロスヘア(十字の2本線のうちの一方の線)目印138Aを有する。
【0073】
透明なプラスチック製の上部クロスヘア部材140は下部クロスヘア部材138上のベース部材132で支持される。ベース部材132に長方形の開口132Aが形成され、この開口は、透明な上部クロスヘア部材140と開口を通して下部クロスヘア部材を見ることができるように置かれる。上部クロスヘア部材140は下部目印138Aに重ね合わさるクロスヘア目印140Aを含む。この2つの目印はガイドレール34に関して同じ鋭角の固定角を成す。調整部材142が動かされると、取り付けられた下部クロスヘア部材138はそれと共に移動し、その結果、2つの目印138Aと138Bが交差する点を変える。
【0074】
上部クロスヘア部材140はストップアセンブリ28(図13)のストップ36Dと同じ機能を実行するストップ(止め部)150を形成する。調整部材142の縁はストップアセンブリ28のストップ38Bと同じ機能を実行するさらなるストップ152を形成する。調整部材142の段はストップアセンブリ28のストップ38Cと同じ機能を実行するさらなるストップ154を形成する。ストップアセンブリ130はストップアセンブリ28のストップ36Cに対応するストップを含んでいないが、こういった1つのストップをベース部材132に加えることもできる。
【0075】
図34から最もよくわかるように、下部クロスヘア部材138は、ストップ152と下部クロスヘア部材がガイドタブ136と共に移動するように、調整部材142に取り付けられる。同様に、ストップ150と上部クロスヘア部材がベース部材タブ134と共に移動するように上部クロスヘア部材140はベース部材132に取り付けられる。先に説明したように、クロスヘア目印138Aと140Aがガイドレール34に関して同じ固定鋭角に設けられ、かつ、2つの目印がストップ150と152の中間点で交差するように設けられている。ベース部材とガイドタブの面134Bと136Bの間の間隔は可動ストップ150と152の間の間隔に等しい。したがって、覆われる頁の束13が面134Bと136Bの間に置かれ、かつ、ガイドタブ136が束に向かって動かされるとき、面134Bと136Bの間の距離は、ストップ150と152の間の距離のように、束の厚みと等しくなる。
【0076】
図35Aは下部クロスヘア部材138の概略図である。ガイドタブ136を表す要素136Aは下部クロスヘア部材138に取り付けられている。図35Bは、要素134Aがベース部材タブ134を表わす上部クロスヘア部材140の概略図である。図36A、36B、および36Cは下部クロスヘア部材138の上に配設される上部クロスヘア部材140を示す。要素134Aと136Aの間の距離によって示されるように、図36Aのストップアセンブリは比較的薄い束のために調整される。図36Bと36Cは、比較的中くらいの厚さ、及び厚い束のためにそれぞれ適するストップアセンブリを示す。
【0077】
第2の実施の形態のストップアセンブリ130の操作をここで説明する。まず最初に、ストップ150と152は綴じられる束に等しくなるように設定される。これは、ノブ146を最初に緩めることによって達成される。次に、表紙を付ける束13が面134Bと136Bの間に置かれて、面134Bと136Bの間の距離がストップ150と152の間の距離のように束の厚みと等しくなるように、ガイドタブ136を束に対して押しつける。そして、ノブ146は、この距離が維持されるように締められる。
【0078】
次の段階はストップアセンブリ132をガイドレール34に沿って正しく位置決めすることである。表紙2(図11)は最初に、上部及び下部ダイ50と54(図17)の間でで製本装置20の表紙受け面22A,22B上に置かれる。そしてユーザは本の背部を形成する表紙の部分の中心上に上部ダイ50を並べる。これは、透明な上部ダイホルダ48を通して上部ダイ50と表紙を見ることによって実行される。表紙背部にタイトル又は同様なものが事前に印刷されそれが背部の中心に配置されるならば、表紙は、印刷されたテキストが下部ダイ50の下で中心位置となるように置かれる。表紙2がガイドレール32と34に沿って下部ダイ50の下にいったん適切に置かれると、表紙は、通常クランプハンドル60を作動させることによって、適所で支えられる。そして、レール34に沿って全体のアセンブリを動かすことができるようにストップアセンブリ130のちょうねじ148は緩められる。そして、表紙2の右縁が上部及び下部クロスヘア目印140Aと138Aの見かけの交差によって形成される十字に並ぶように、アセンブリは位置決めされる。そして、ちょうねじ148は、ガイドレール34に関してアセンブリ130の位置を固定するために締められる。
【0079】
すでに言及したように、ストップ150と152の間の距離はここで、綴じられた束の背部となる厚みと等しい。さらにアセンブリ130は、ストップ150,152と上部ダイ50間の中間点からの距離が表紙2の縁と背部の中心になる位置との間の距離と等しくなるように、ここで位置決めされる。このことは、ストップ152と150が図19Aと19Bに示す折り目線XとYを形成するように置かれることを意味する。そして、ストップ152に表紙2の縁を並べることができるようにクランプハンドル60を離すことができる。次に、表紙に線Xに沿って折り目を付けるようにハンドル56が押し下げされる。表紙は次に、その縁がストップ150に並べられるように再配置される。そして、表紙2は線Yに沿って折り目を付けられる。すでに言及したように、ストップアセンブリ130は折り目Zを形成するためのストップを有していない。しかしながら、以下に説明するように、線YとZに沿った折り目単線に替えて2つの平行な折り目直線を形成する二重ダイアレンジメントを使用することができる。そして、図19Eに関して説明したのと同じ方法で表紙2を束13に取り付けることができる。
【0080】
図37は上部ダイホルダを作動させる代替駆動機構を表す概要図である。ダイホルダ156は上部ダイホルダ48と同様であり、そして、ダイホルダを通して上部ダイ (図37では図示省略)と、折り目を付ける表紙を見ることができるように透明材料から作られている。この代替駆動機構は以前に説明した実施の形態のクランプアセンブリ26の機能を実行するクランプ機構を含むことができる。図37は直接駆動機構の操作に関連しないクランプ機構、ハウジング、および他の品目類を示していない。代替駆動機構はハンドル162によって回転式に動かされる駆動シャフト160を含んでいる。駆動シャフト160は、互いに離間するフレーム部材161にベアリング(図示省略)を介して取り付けられる。また、フレーム部材は下部ダイホルダ158を支える。
【0081】
駆動シャフト160は、上部ダイホルダ156を貫通して延伸し該ダイホルダに固定されたコネクチングロッド166を介して上部ダイホルダ156に結合されている。
【0082】
ロッド166は上部ダイホルダから下方に延伸して下部ダイホルダ158の開口を通り、駆動シャフト160まで伸びている。各コネクチングロッド166の端部にカムローラブラケットが連結され、これらのカムローラブラケット168は駆動シャフト160上の位置Aで駆動シャフトを包囲している。カム面172は2つの位置Aで駆動シャフト160に形成されている。図42は、その2つの位置Aのカム面172を示す駆動シャフト160の概略説明図である。
【0083】
図38Aから最もよくわかるように、各カムローラブラケット168は回転自在にブラケットに取り付けられるカムコロ170を支える。カムコロ170は駆動シャフト160のカム面172に係合する。図43A、44A、および45Aは2つの位置Aにおける駆動シャフト160の断面を示し、駆動シャフトの3つの異なる回転位置でカムコロ170に係合するカム面172の詳細を示すものである。スプリング176(図38Aと38B)は、上部ダイホルダ156の下側に形成した2つの開口174内に上部ダイホルダの両端において捕らわれている。 コネクチングロッド166を包囲するスプリング174は、上部ダイホルダ156を下部ダイホルダ158から遠ざけるように偏倚させるために作動する。図38Aと44Aは中立位置と呼ばれる位置に位置する駆動シャフトを示す。中立位置では、折り目を付ける表紙2が上部及び下部ダイ間に位置されるようにこれらの上部及び下部ダイが離間されている。カム面172はカムコロ170を最小距離だけ下側に押し、スプリング176は上部ダイホルダを高くされた位置に維持するように機能する。図44Aは、図38Aの中立位置においてカムコロ170に係合するカム面172の断面の詳細を示す。
【0084】
図38Bは、ハンドル162によって、折り目入れ位置と呼ぶことができる位置まで回転された駆動シャフト160を示す。この折り目入れ位置では、カム面172がカムコロ170を押し下げ、その結果、スプリング176を圧縮し、かつ、表紙に折り目を付けるように上部ダイを下部ダイに押しつける。図43Aは、折り目入れ位置においてカムコロ170に係合するカム面172の詳細を示す。駆動シャフトが図44Aの中立位置から90度回転したことに留意されたい。表紙に折り目を付けるために90度よりも少ない回転で実際に十分である。
【0085】
図39A、39B、40A、および40Bは以前に説明したクランプアセンブリ26の代替手段を示す。望ましくは、代替のクランプ機構は図37、38A、および38Bの代替駆動機構と組み合わせて実行される。より明確に代替クランプ機構の構造と操作を説明するために、駆動機構に関連する構造の多くは図39A、39B、40A、40Bでは図示省略し、そして、示すものは想像線で示されれいる。同様に、より明確に代替駆動機構の構造とと操作を図37、38A、および38Bで示すために、クランプ機構の大部分を図示省略している。図39Aについて言及して、代替クランプ機構は上部ダイホルダ156の下に配設され下部ダイホルダ158に隣接しかつ駆動シャフト160に隣接して配設されたクランプブラケット176を含んでいる。
【0086】
クランプブラケット176の上部は互いに離間した複数のゴム(製)のつかみ(グリッパ、すなわち、把持部)180を支持する。これらのつかみ180は、以下に説明されるように、それらのつかみ180と上部ダイホルダ156の下面の間で表紙2をつかむ。つかみ180はブラケット176の上側に形成された開口内で支持され、そして、機構がクランプ位置にあるときに、つかみは表紙受け面の開口(図示省略)を通って上方に延伸して表紙2に係合してそれを上方に押しダイホルダ156の下面に押しつける。
【0087】
ブラケット176は1組のスプリング178の上に支持され、これらのスプリングはつかみ180が把持(つかみ)位置まで押し上げられるようにブラケットを偏倚させる。ブラケット176はその対向両端において1組のカムコロ182を支持し、これらのカムコロ182は、2つの位置Bにおいて駆動シャフト160に形成された1組のカム面184に係合する。図42からわかるように、位置Bのカム面184は、位置Aの外側駆動機構カム面172の中間で駆動シャフト上に配設されている。図40Aは代替クランプ機構の概要端面図であり、さらにカムコロ182がクランプブラケット176の対向両端に位置するフランジ上で支持される方法を示すものである。図39Aと40Aは解放位置でのクランプブラケットに示し、この位置では、カム面184がカムコロ182とカムコロを支えるブラケット176を下方に押圧してスプリング178を圧縮するように駆動シャフトが位置される。ゴムつかみ180は表紙受け面の開口を通らず、その結果、上部ダイホルダ156の下に置かれる表紙をつかまない。
【0088】
図44Bは位置Bにおける駆動シャフト160(図42)の断面図であり、駆動シャフトが図44Aに表現されるのと同じ中立回転位置にあるときのカム面184とカムコロ182の相互作用を示すものである。この位置では、ハンドル162が実質的に垂直である。各カム面184は切欠きを有し、この切欠きは、駆動シャフトが中立位置にあるとき、カムコロ182を受け、スプリング178の力がカムコロ182を前記切欠き内に押しやることに留意されたい。この動作は、中立位置での所定位置でハンドルを支える傾向がある。ハンドル162与えられたいずれの方向のわずかな力はカムコロ182を切欠きから押し出す。
【0089】
図45Bに示されるように駆動シャフト160がおよそ90度回転するとき、駆動シャフトはクランプ位置と呼ばれる位置に動かされる。駆動シャフト160の回転方向は、駆動シャフトを中立位置から図43Aに示す折り目入れ位置へ移動するために使用される方向と反対であることに留意されたい。把持位置では、カム面184が、カムコロ182と、カムコロ182を支えるクランプブラケット176がスプリング178によって上方へ押されることを許容する。図39Bと40Bに示すように、ブラケットおよびゴムつかみ180は上方に移動して表紙2をつかみと上部ダイホルダ156の下部の間で把持する。スプリング178によって供給される上向きの力は適所で表紙2を把持及び保持するのに十分である。
【0090】
図45Aは、いつ、駆動シャフト160が図45Bのクランプ位置にあるときの駆動機構のカムコロ170とカム面172との相互作用を示す。カム面172がカムコロ170を僅か下方に押し下げて上部ダイホルダ156がわずか下方に動いてゴムつかみに係合することがわかる。上部ダイホルダのこの動きは上部50(図17)を表紙2に係合させるほど十分ではない。その動きは、以下に説明されるように上部ダイホルダ156の縁156Aの回りに表紙2を折り曲げることを容易にはしない。図43Bは、駆動シャフトが折り目入れ位置にあるときのクランプ機構のカム面184とカムコロ182との相対位置を示す。すでに言及したように、図43Aは、駆動シャフトが折り目入れ位置にあるときの駆動機構に関連するカムコロ170とカム面172の向きを示す。カム面184は、図44Bの中立位置に表現されるものと同様にカムコロ182を押し下げるように作用するので、ゴムつかみ180は引っ込められ、折り目入れ操作を妨げない。
【0091】
表紙が初めに上部ダイホルダ156の下に置かれたすぐ後に表紙2を適所に固定するために代替クランプ機構を使用することができる。そして、表紙の縁がストップ機構130のクロスヘアに位置する状態で、ストップアセンブリ130をガイドレール34に沿って適切に位置決めすることができる。また、ガイドレールに沿ってストップアセンブリ28を位置決めするとき、適所に表紙を固定するのに代替クランプ機構を使用することができる。
【0092】
その代替クランプアセンブリもまたオリジナルのクランプアセンブリ26の図19Eに示すものと同様の方法で折り目線Xで表紙2を固定するために使用されている。ストップ152と154(図33と34)の間の固定距離は、上部ダイ(図示されていない)と、上部ダイホルダ156(図40B)の縁156Aとの間の距離に等しい。したがって、表紙縁がストップ154に位置する状態で表紙2が固定されるとき、折り目付けされた折り目線Xはダイホルダの縁156Aのすぐ下に位置する。次に折り目線Xに沿って表紙を折り曲げることができ、それにより、図19Eに示すものと同様に、束13を表紙受け面22A上に置くことができる。束がいったん接着剤により少なくとも1点において表紙に取り付けられると、ハンドル162は、表紙をリリースするために中立位置に返される。次に表紙2と束13を持ち上げて受け面から離すことができ、そして、前と同じ様に束13の残りの部分に表紙を巻きつけることができる。
【0093】
図41は、隣接する一組の折り目線を作ることができる代替の上部ダイホルダ188と下部ダイホルダ190を示す。上部ダイホルダは平行な2つの上部雄ダイ50Aと50Bを支持し、下部ダイホルダ190が2つの対応する下部雌ダイ54Aと54Bを支持する。上部及び下部ダイは、通常、折り目線が約4.8mm(3/16インチ)離れるように離間される。ストップ機構130は、内側の折り目線の間の距離が束の厚みに対応するように構成されている。したがって、外側の折り目線は図11に示す表紙2の線Zに沿った折り目と同様の機能を果たし、綴じられた本の見栄えをよくし、かつ、本を開くときに表紙の折り曲げを容易にする。
【0094】
以前に図4に関して説明したように、束13の縁はリリース(剥離)ライナ5で覆われた加圧接着剤で覆われている。接着剤3は背部と、背部近辺の束13の表頁と裏頁の領域に沿って塗布される。図46は、束の表頁と裏頁だけに配設される加圧接着の2つの帯194Aと194Bを持つ代替の綴じられた束192の概要端面図である。接着層195によって示すように、束は以前に綴じられたものである。寸法は誇張されており、例えば、接着帯194Aと194Bは図示目的のために比較的厚く表示してある。帯194Aと194Bは背部に沿って束の全長に沿って延伸する。各接着帯194Aと194Bはそれぞれ剥離ライナ196Aと196Bで覆われている。図46の束の構造に関する詳細は2000年10月6日に出願された米国特許出願No.09/684582、発明の名称「製本構造と方法(Bookbinding Structureand Method)」に開示されており、この出願の全内容は参照のために本出願に組み入れられる。
【0095】
図46の代替の束192に折り目を付けた表紙2を取り付ける方法をここで説明する。図19Eに概略表示されるように、表表紙が上向きに折り曲げられた状態で表紙2は置かれる。束192は、リリースライナ196Aと196Bが適所に位置する状態で、束13と同じ方法で受け面22A上に置かれる。接着帯194Bが束192の第1頁に付けられると仮定して、帯194Bを上にして束は置かれる。リリースライナ196Aと196Bが適所にあるので、束192が受け面22Aあるいはその他に付着することがないであろう。一端、束の下部縁を折り目Xに隣接させた状態で束192が受け面22A上に適切に置かれると、上部リリースライナ196Bは取り外され、接着帯194Bが露出される。そして、表表紙2Aが下方に束192上に折り曲げられ、表紙は接着帯194Bを介して束に固定される。そして、束192と表紙2は折り目入れ装置から一緒に取り外される。次に残っているリリースライナ196Aは取り外され、そして、表紙2が束の周りに慎重に折り曲げられて接着帯194Aによって束に固定されて手順が完了する。束192の背部には接着剤がないので、表紙2はその位置に固定されない。したがって、読書のために本が開かれるとき、背部における束192の縁は自由に小さなU形を形成することができ、本の開きに抵抗を与えることなく表紙2は束の縁からわずかに離間される。
【0096】
このように、新規な、柔らかい表紙の本を製本する装置及び方法の様々な実施の形態が説明された。対象の装置のこれらの実施の形態がある程度詳細に説明されたが、請求によって定まる発明の範囲と思想から逸脱することなく、ある種の追加変更を行うことは可能である。一例として、図32Aと32Bは第2タイプのカムシャフト120と駆動シャフト118の概略図である。この構成は、駆動シャフト118がカムシャフト120に関して正接状態に配設されないという点で、図24A-24C関連して以前に説明されたものと異なる。むしろ、駆動シャフト118は内側に置かれる。結果は折り目入れハンドル56を押し下げるのに必要な力が45度のストロークにより、より一定にされるということである。特に、この構成では、スプリング78が折り目入れの後により容易に折り目入れハンドル56を元の位置に戻すことができる。さらに、あいさつ状その他同様のものに使用されるように表紙材料シートに折り目を付けるために折り目入れ装置を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは従来の製本構造の第1例における様々な層を示す分解斜視図、図1Bは従来の製本構造の第2例の分解斜視図、図1Cは従来の製本構造の第3例の分解斜視図である。
【図2】 図2は、ページを結束する従来のバインディングマシンに挿入される従来の製本構造を示す図である。
【図3】 図3A--3Eは、従来の製本装置と図2のバインディングマシンを使用して頁束を結束する順序を示す図である。
【図4】 図4は、本が綴じられた後に、第1例の従来の製本構造の加圧接着剤からライナを剥がす状態を示す図である。
【図5】 図5は本全体を包む表紙を折り曲げる前にその表紙の上に置かれた本の斜視図である。
【図6】 図6は、第1例の従来の製本構造の本の上に折り曲げられて、加圧接着剤に接着される本の表紙を示す図である。
【図7】 図7は第1例の従来の製本構造で製本されて表紙が付けられた本の端面図である。
【図8】 8Aないし8Eは、第2例の従来の製本構造を使用して(図2のバインディングマシンを用いて表紙を取り付けるために使用する接着剤の接着を活性化するのに使用する)表紙を綴じされた束に取り付ける順序を示す図である。
【図9】 図9Aは、本の表、裏及び背に渡って延伸する表紙を持つ本の端面図である。図9Bは、本の表、背、そして、裏の小部分に渡る表紙を持つ本の端面図である。図9Cは、本の背と、表及び裏の両方の小部分に渡って延伸する表紙を持つ本の端面図である。
【図10】 図10は本発明の主題の製本装置の斜視図である。
【図11】 図11は折り目を付けられた柔らかい表紙の平面図である。
【図12】 図12は対象の製本装置のベースユニットに設けたストップアセンブリの部分斜視図である。
【図13】 図13はストップアセンブリの追加詳細を示す斜視図である。
【図14】 図14はストップアセンブリの下部ストップ部材の斜視図である。
【図15】 図15はストップアセンブリの上部ストップ部材の斜視図である。
【図16】 図16Aと16Bは、上部ストップ部材を2つの異なる位置において示すストップアセンブリの概略図である。
【図17】 図17は対象の製本装置の上部ダイと下部ダイの概略図である。
【図18】 図18は対象の製本装置の折り目入れクランプアセンブリの横断面図である。
【図19】 図19A−19Eは柔らかい表紙に折り目を付けて折り曲げる順序を示す概略図である。
【図20】 図20は、折り曲げられた位置にある表紙を示す対象の製本装置の斜視図である。
【図21】 図21は折り目入れアセンブリのさらなる詳細を示す部分横断面図である。
【図22】 図22は対象の製本装置の部分横断面図であり、折り目入れ装置のいくつかの詳細を示す図である。
【図23】 図23は折り目入れアセンブリの分解斜視図である。
【図24】 図24A-24Cは折り目入れアセンブリのカムシャフトの回転を示す概略図である。
【図25】 図25はクランプ・保持アセンブリの分解斜視図である。
【図26】 図26A及び26Bはクランプ・保持アセンブリの追加詳細を示す部分横断面図である。
【図27】 図27は対象の折り目を付け装置の駆動シャフトを支えるベアリングキャリヤーの姿を示す図である。
【図28】 図28は対象の折り目を付け装置の駆動シャフトを支えるベアリングキャリヤーの別の姿を示す図である。
【図29】 図29A乃至29Dは、表紙が付けられる本の上に存在する露出した接着剤を有する本に対して付着抵抗力を有する代替の表紙受け面に関する詳細を示す図である。
【図30】 図30は、本の表紙受け面に付着する傾向を減少させるプラスチックのロッドを受けるための表紙受け面に設けた長方形の開口を示す図である。
【図31】 図31は、上で図30に関して述べたプラスチックのロッドを受けるための表紙受け面に設ける代替のテーパー付き開口を示す図である。
【図32】 図32Aと32Bは折り目入れアセンブリの代替カムシャフトの回転を示す概略図である。
【図33】 図33は代替の実施の形態のストップアセンブリの平面図である。
【図34】 図34は図33のストップアセンブリの概略断面図である。
【図35】 図35Aと35Bはそれぞれ図33のストップアセンブリの上部及び下部クロスヘア部材の概略図である。
【図36】 図36A、36B、および36Cはそれぞれ、比較的薄い頁の束、中くらいの厚さの頁の束、比較的厚い頁の束のための重なる上部及び下部クロスヘア部材の概略図である。
【図37】 図37は上部ダイホルダの代替駆動機構の概要図である。
【図38】 図38Aと38Bはそれぞれ、開位置と折り目入れ位置での折り目入れ装置を示す図37の代替駆動機構の概要端面図である。
【図39】 図39Aと39Bは図37の代替駆動機構の表紙クランプ機構の概要正面図であり、図39Aは開位置におけるクランプ機構を示し、図39Bはクランプ位置におけるクランプ機構を示す図である。
【図40】 図40Aと40Bは図37の代替駆動機構の表紙クランプ機構の概要端面図であり、図40Aは開位置におけるクランプ機構を示し、図40Bはクランプ位置におけるクランプ機構を示す図である。
【図41】 図41は代替の上部ダイ及び下部ダイの構成概要図であり、表紙に二重折り目線を付けるツインダイを示す図である。
【図42】 図42は代替駆動機構の駆動シャフトの概要図であり、折り目入れ機構を駆動するデュアルカム面の位置と、代替クランプ機構を駆動するデュアルカム面を示す図である。
【図43】 図43Aと43Bはそれぞれ、表紙に折り目を付けるための折り目入れ位置に示される、代替駆動機構の駆動シャフトの折り目入れカム面と、ランプカム面の横断面図である。
【図44】 図44Aと44Bはそれぞれ、ニュートラル位置に示される、代替駆動機構の駆動シャフトの折り目入れカム面と、クランプカム面の横断面図である。
【図45】 図45Aと45Bはそれぞれ、表紙を折り曲げる前に表紙を固定するクランプ位置に示される、代替駆動機構の駆動シャフトの折り目入れカム面と、クランプカム面の横断面図である。
【図46】 図46は本発明に従って表紙を付けることができる別の束の概略端面図である。

Claims (81)

  1. 本の表紙原料シートに折り目を付ける装置であって、
    折り目を付ける前記表紙原料シートを受ける受け面を備えるベースユニットと、
    前記受け面の下方に配設する下部ダイホルダと、
    前記受け面の全幅に渡って延伸し前記下部ダイホルダの上面において支持される下部ダイであって、前記下部ダイホルダの上面は前記ベースユニットの面と面一であるような、前記下部ダイ(54)と、
    前記受け面の上方に配設され前記受け面の全幅に渡って延伸する上部ダイホルダと、
    前記受け面の全幅に渡って延伸し前記上部ダイホルダの上面において支持される上部ダイであって、前記上部ダイホルダはユーザが該上部ダイホルダを通して前記上部ダイを見ることが可能な光学特性を有する材料から作られているような、前記上部ダイと、
    前記受け面上で静止している折り目を付けるべき表紙原料シートを前記上部及び下部ダイの間に挿入することができる開位置と、前記上部及び下部ダイが前記表紙原料シートに係合して該表紙原料シートに折り目を付けることができる折り目入れ位置の間に前記上部ダイホルダを動かすように設けた作動構造とを、
    含んでなる装置。
  2. 前記上部ダイホルダの材料は透明なプラスチックを含む請求項1の装置。
  3. 前記作動構造は、前記受け面の下方に配設された駆動シャフトであって、該駆動シャフトの回転により前記上部ダイホルダを前記開位置と前記折り目入れ位置の間に動かす駆動シャフトを含む請求項1の装置。
  4. 前記作動構造は、前記上部ダイホルダの第1端部を前記駆動シャフトと結合する第1側板と、前記上部ダイホルダの第2端部を前記駆動シャフトと結合する第2側板とを含んでなる請求項3の装置。
  5. 前記駆動シャフトの回転は該駆動シャフトの回転軸を前記受け面に対してシフトさせる請求項4の装置。
  6. 前記下部ダイホルダは前記受け面に対して固定されており、前記駆動シャフトは、前記受け面に対して固定されているカム受面に係合するカム面を含む請求項5の装置。
  7. 前記作動構造は、前記下部ダイホルダ上に設けられた少なくとも1個のカムパッドであって、前記カム受面を備えるカムパッドを含む請求項6の装置。
  8. 前記作動構造は、互いに離間する1組のカムパッドを含む請求項7の装置。
  9. 第1側板は前記駆動シャフトの第1端部を受ける開口を含み、前記第2側板は前記駆動シャフトの第2端部を受ける開口を含む請求項6の装置。
  10. 前記第1側板の前記開口は前記第1側板を貫通し、前記作動構造は前記駆動シャフトの前記第1端部に取り付けた作動ハンドルを含み、該作動ハンドルと前記駆動シャフトの前記第1端部は前記第1側板の前記開口を介して連結され、前記作動ハンドルは、該作動ハンドルを手動で押すことによって前記駆動シャフトの回転を生じさせるように前記駆動シャフトに関して設けられている請求項9の装置。
  11. 表紙原料シートに折り目を付ける装置であって、
    折り目を付ける表紙原料シートを受ける受け面を備えるベースユニットと、
    前記受け面の下方に配設され前記受け面の全幅に渡って延伸し前記受け面に対して固定された下部ダイホルダと、
    前記受け面の全幅に渡って延伸し前記下部ダイホルダの上面において支持された下部ダイと、
    前記受け面の上方に配設され前記受け面の全幅に渡って延伸する上部ダイホルダと、
    前記受け面の全幅に渡って延伸し前記上部ダイホルダの下面において支持された上部ダイと、
    前記受け面の下方に配設された駆動シャフトであって、該駆動シャフトのその回転軸回りの回転が前記駆動シャフト回転軸を前記受け面に対して第1位置と、該第1位置と異なる第2位置の間に移動させるように前記ベースユニットに取り付けられた駆動シャフトと、
    前記駆動シャフトを前記第1位置へ回転させることにより前記表紙原料シートが前記上部ダイと下部ダイの間で前記受け面上に置かれるように前記上部ダイホルダを開位置に移動させ、かつ、前記駆動シャフトを前記第2位置へ回転させることにより前記上部ダイと下部ダイが前記表紙原料シートに係合するように前記上部ダイを折り目入れ位置に移動させるために、前記上部ダイホルダの一端を前記駆動シャフトに連結する第1連結要素と、前記上部ダイホルダのもう1つの端部を前記駆動シャフトに連結する第2連結要素とを、
    含んでなる装置。
  12. 前記第1及び第2連結要素はそれぞれ第1及び第2エンドプレートを含む請求項11の装置。
  13. 前記駆動シャフトは、前記受け面に対して固定されたカム受面に係合するカム面を含む請求項11の装置。
  14. それぞれがカム受面を持つ離間した第1及び第2カムパッドをさらに含んでなる請求項12の装置。
  15. 前記第1及び第2カムパッドは前記下部ダイホルダの下面に取り付けられている請求項13の装置。
  16. 前記駆動シャフトに取り付けられた作動ハンドルであって、ユーザが該作動ハンドルを押し下げることにより前記駆動シャフトを前記第1位置から前記第2位置まで動かすように駆動シャフトに関して取り付けられた作動ハンドルをさらに含んでなる請求項11の装置。
  17. 前記上部ダイホルダは、ユーザが前記表紙原料シート上の選択された位置に前記上部ダイを整列させることができるように、折り目を付ける前記表紙原料シートを前記上部ダイホルダを通して見ることができる光学特性を有する材料から作られている請求項11の装置。
  18. 前記上部ダイホルダの前記下面で支持された第2上部ダイと、前記下部ダイホルダの前記上面で支持された第2下部ダイとをさらに含んでなる請求項17の装置。
  19. 本に取り付ける表紙に折り目を付ける装置であって、
    折り目が付けられる表紙を受ける表紙受け面を備えるベースユニットと、
    前記表紙受け面の下方に配設され、前記表紙受け面の全幅に渡って延伸し、前記表紙受け面に対して固定された下部ダイホルダと、
    前記表紙受け面の全幅に渡って延伸し、前記下部ダイホルダの上面で支持された下部ダイと、
    前記表紙受け面の上方に配設され、前記表紙受け面の全幅に渡って延伸する上部ダイホルダと、
    前記表紙受け面の全幅に渡って延伸し、前記上部ダイホルダの下面で支持された上部ダイと、
    前記表紙受け面の下方に配設され前記ベースユニットに回転可能に取り付けた駆動シャフトと、
    前記上部ダイホルダ上の第1位置において前記上部ダイホルダを前記駆動シャフトに連結する第1連結要素と、前記第1位置から離間した前記上部ダイホルダ上の第2位置で前記上部ダイホルダを前記駆動シャフトに連結する第2連結要素であって、前記駆動シャフトは第1及び第2カム面を含み、前記第1連結要素は前記第1カム面に係合するカム受面を含み、前記第2連結要素は前記第2カム面に係合するカム受面を含み、前記第1及び第2カム面は、前記駆動シャフトの前記第1位置への回転により前記表紙が前記表紙受け面上で前記上部ダイと前記下部ダイの間に置かれるように開位置に前記上部ダイホルダを移動させ、かつ、前記駆動シャフトの前記第2位置への回転により前記上部ダイ及び前記下部ダイが前記表紙に係合するように折り目入れ位置に前記上部ダイホルダを移動させるように形状が定められている第1及び第2連結要素とを、
    含んでなる装置。
  20. 前記表紙受け面の下方に配設され前記駆動シャフトに連結され、かつ、前記表紙受け面上に位置する表紙に係合する把持部を含むクランプ機構であって、前記駆動シャフトの回転により前記把持部を前記表紙受け面に向かって上方にかつ前記表紙受け面から下方に移動させるクランプ機構を更に含んでなる請求項19の装置。
  21. 前記駆動シャフトは、前記クランプ機構の第1カム受面に係合する第3カム面を含んでなる請求項20の装置。
  22. 前記ベースユニットの前記表紙受け面に複数の開口が形成され、前記把持部は、前記表紙受け面に向かって上方へ移動するとき、前記それぞれの開口を貫通する複数の把持要素を含んでなる請求項21の装置。
  23. 前記把持部が前記表紙受け面に向かって上方に移動するときに前記表紙が前記把持要素と前記上部ダイホルダの間で把持されるように前記複数の開口は上部ダイホルダの下方に配設されている請求項22の装置。
  24. 前記駆動シャフトが前記第2位置にあるときに前記把持要素が前記表紙受け面から変位するように前記第3カム面は形作られている請求項23の装置。
  25. 前記駆動シャフトが第3位置にあるときに前記クランプ機構は、前記把持要素が前記表紙受け面上に位置する表紙と係合するように前記複数の開口を貫通して上方に延伸する把持位置に位置するように前記第3カム面は形作られている請求項24の装置。
  26. 前記駆動シャフトが前記第3位置にあるときに、前記上部ダイが前記表紙受け面上に位置する表紙に係合しないように前記上部及び下部ダイが互いに離間するように前記第1及び第2カム面は形作られている請求項25の装置。
  27. 前記駆動シャフトが前記第1位置にあるときと、前記駆動シャフトが前記第1位置から前記第3位置まで回転するときに、前記上部ダイホルダは引っ込み位置から前記表紙受け面に向かって下向きに移動するように、前記第1及び第2カム面は形作られている請求項26の装置。
  28. 前記駆動シャフトが前記第1位置にあるときに前記把持要素が前記表紙受け面から変位するように前記第3カム面は形作られている請求項27の装置。
  29. 前記駆動シャフトは前記第3カム面から離間した第4カム面を含み、前記第1カム面と前記第2カム面はほぼ同じであり、かつ、前記第3カム面と第4カム面はほぼ同じである請求項28の装置。
  30. 前記駆動シャフトの第1位置からの第1方向への回転が前記駆動シャフトを前記第2位置に位置させ、前記駆動シャフトの前記第1位置からの前記第1方向と反対方向の第2方向への回転が前記駆動シャフトを前記第3位置に位置させる請求項28の装置。
  31. 前記上部ダイホルダの前記下面で支持された第2上部ダイと、前記下部ダイホルダの前記上面で支持された第2下部ダイをさらに含んでなり、ユーザが上部ダイホルダを透かして前記両方の上部ダイを見ることができるように前記上部ダイホルダは透明材料を含む材料で作られている請求項19の装置。
  32. 頁の束に取り付ける表紙に折り目を付けて折り曲げる装置であって、
    折り目を付ける表紙を受ける表紙受け面を備えるベースユニットと、
    前記ベースユニットに設けられ前記表紙受け面上に配設された表紙に前記表紙受け面の折り目入れ軸に沿って折り目を付ける折り目付け構造と、
    前記ベースユニットに置かれ前記折り目入れ軸に垂直な整列軸に沿って可動な表紙整列機構であって、前記表紙の1つの縁を受ける第1ストップとして作用する第1部材と、前記第1部材に支持され前記表紙縁を受ける第2ストップとして作用する第2部材を含み、前記第1及び第2部材は相対的に可動である表紙整列機構とを、
    含んでなる装置。
  33. 前記第1部材と前記第2部材は磁力を介して互いに結合されている請求項32の装置。
  34. 前記第1及び第2部材は磁力を介して前記ベースユニットに結合されている請求項33の装置。
  35. 前記折り目入れ構造は、ユーザが前記折り目入れ軸に沿って表紙の少なくとも一部を見ることができるように透明な材料を含む請求項32の装置。
  36. 前記ベースユニットに設けられ、前記折り目入れ線に平行で前記表紙受け面に沿って表紙折曲げ線を形成する縁を備えるクランプ要素をさらに含んでなり、前記第2部材は前記表紙縁を受ける第3ストップを形成し、前記第2ストップと前記第3ストップの離間距離は前記折り目入れ軸と前記表紙折曲げ線の離間距離にほぼ等しい請求項32の装置。
  37. 前記クランプ要素は、表紙を前記クランプ要素と前記表紙受け面の間に挿入することができる開位置と、前記クランプ要素の前記縁が前記表紙折り曲げ線に沿って表紙に係合するクランプ位置との間で可動である請求項36の装置。
  38. 前記クランプ要素は、該クランプ要素の前記縁から上向きに延伸する折り曲げ面を含む請求項37の装置。
  39. 前記クランプ要素の前記折り曲げ面は、前記表紙受け面に対する角度を有し、該角度は90度より小さい、請求項38の装置。
  40. 前記第1部材は、前記第1ストップと前記折り目入れ軸の中間に配設されて前記表紙の縁を受ける第4ストップを形成する請求項39の装置。
  41. 前記第1部材が第1タブを含み、前記第2部材が第2タブを含み、前記第1及び第2ストップが前記束の厚みに関係する距離だけ互いに離間するように前記第1及び第2タブは前記束の縁を受けるために第1及び第2タブ間に束受け領域を形成する請求項32の装置。
  42. 前記表紙整列機構は、前記第1及び第2ストップ間の中間点に視覚的目印を提供する視覚目印機構をさらに含んでなる請求項32の装置。
  43. 前記視覚目印機構は、前記第1及び第2部材の一方に関して固定された第1整列要素と、前記第1及び第2部材の別の1つに関して固定された第2整列要素を含む請求項42の装置。
  44. 前記第1及び第2整列要素の一部はそれぞれ第1及び第2整列目印を有し、前記第1整列要素の一部は前記第2整列要素の一部に重なり、ユーザが前記第1整列要素を通して前記第1及び第2整列目印の見かけ交差を見ることができるような材料で前記第1整列要素が作られている請求項43の装置。
  45. 前記第1及び第2整列目印の見かけ交差が十字交差を生成するように前記第1及び第2目印はそれぞれ第1及び第2線形目印を含み、該第1及び第2線形目印は前記整列軸に関して同じ鋭角で配設されている請求項44の装置。
  46. 頁の束に取り付ける表紙に折り目を付けて折り曲げる装置であって、
    折り目を付ける表紙を受ける表紙受け面を備えるベースユニットと、
    前記表紙受け面上に置かれた表紙に前記表紙受け面の折り目入れ軸に沿って折り目を付けるように構成され前記ベースユニットに設けられた折り目入れ構造と、
    前記ベースユニットに設けたクランプ機構であって、表紙が前記表紙受け面に置かれる開位置と、クランプ機構が前記表紙を前記表紙受け面上で固定するクランプ位置の間で可動なクランプ機構と、
    前記折り目入れ線と平行な縁を有する折り曲げ部材であって、前記クランプ機構が前記クランプ位置にあるときに前記縁は前記表紙受け面上の表紙折り曲げ線に沿って少なくとも前記表紙受け面のほぼ全幅に渡って延伸する折り曲げ部材と、
    前記ベースニット上に設けた表紙整列機構であって、表紙の縁を受ける第1ストップと、前記表紙の縁を受ける第2ストップとを含んでなり、前記第1及び第2ストップは、前記表紙折り曲げ線と前記折り目入れ軸間の距離に等しい距離となるように互いに離間して位置される表紙整列機構とを、
    含んでなる装置。
  47. 前記折り目入れ構造は上部ダイホルダによって支えられる上部ダイを含み、前記上部ダイホルダが前記折り曲げ部材を含む請求項46の装置。
  48. ユーザが上部ダイを見ることができるように上部ダイホルダが透明な材料を含む請求項47の装置。
  49. 前記表紙整列機構は前記折り目入れ軸に垂直な整列軸に沿って可動であり、かつ、前記第1及び第2ストップを有する第1部材と、前記表紙の縁を受ける第3ストップを有する第2部材を含んでなり、前記第1及び第2部材は互いに可動である請求項48の装置。
  50. 前記第1部材は第1タブを含み、前記第2部材は第2タブを含み、前記第2及び第3ストップが前記束の厚みに関する距離だけ離間して配置されように前記第1及び第2タブはその間に前記束の縁を受けるための束受け領域を形成している請求項49の装置。
  51. 前記第1及び第2部材と、前記ベースユニットは磁力によって連結されている請求項50の装置。
  52. 前記クランプ機構が前記開位置にあるとき前記クランプ要素は前記表紙受け面の下方に配設され、前記クランプ機構が前記クランプ位置にあるとき前記クランプ要素は上方に移動して表紙に係合するように配設されている請求項46の装置。
  53. 表紙受け面の上方に配設された支持要素をさらに含んでなり、前記クランプ機構が前記クランプ位置にあるときに、前記クランプ要素は前記支持要素に対して表紙を押しつけるように設けた請求項52の装置。
  54. 前記支持要素は前記折り曲げ部材を含む請求項53の装置。
  55. 前記ベースユニットは前記支持要素の下で前記表紙受け面に形成された複数の開口を含み、前記クランプ要素は、前記クランプ機構が前記クランプ位置にあるときに前記複数の開口のそれぞれの1つの方へ上方に向かって延伸する複数の把持要素を含む請求項54の装置。
  56. 前記折り目入れ構造は前記折り目入れ軸に沿って配設された上下ダイを含み、前記支持要素は該上部ダイを支持する請求項55の装置。
  57. さらに駆動シャフトを含み、該駆動シャフトの回転は前記上部及び下部ダイを互いに係合離脱させ、かつ、前記クランプ機構を前記開位置と前記クランプ位置の間で動かす請求項56の装置。
  58. 頁の束に取り付ける表紙に折り目を付けて折り曲げる装置であって、
    折り目を付ける表紙を受ける表紙受け面を備えるベースユニットと、
    前記表紙受け面上に置かれた表紙を前記表紙受け面上で折り目入れ軸に沿って折り目を入れるように構成され前記ベースユニットに設けた折り目入れ構造と、
    前記ベースユニットに設けられ前記折り目入れ軸に垂直な整列軸に沿って可動な表紙整列機構であって、前記表紙の縁を置くための第1ガイドを有する第1部材と、前記表紙の前記縁を置くための第2ガイドを有する第2部材とを有し、前記第1及び第2部材が互いに関して可動である表紙整列機構とを、
    含んでなる装置。
  59. 前記第1部材と前記第2部材は磁力によって互いに連結される請求項58の装置。
  60. 前記第1部材と前記第2部材は磁力によって前記ベースユニットに結合される請求項59の装置。
  61. 前記第1及び第2ガイドは、前記第1及び第2部材にそれぞれ形成されたストップを含む請求項60の装置。
  62. 前記ベースユニットに設けられ、前記折り目入れ線に平行で前記表紙受け面上の表紙折り曲げ線に一致する縁を有するクランプ要素をさらに含んでなり、前記第2部材は前記表紙の縁を置くための第3ガイドをさらに含み、前記第2ガイドは前記第1ガイドと前記第3ガイドの中間に位置し、前記第2ガイドと前記第3ガイドの離間距離は前記折り目入れ軸と前記表紙折り曲げ線の距離にほぼ等しい請求項58の装置。
  63. 前記クランプ要素は、表紙が前記クランプ要素と前記表紙受け面の間に挿入される開位置と、前記クランプ要素の縁が前記表紙折り曲げ線に沿って表紙に係合するクランプ位置の間で可動である請求項62の装置。
  64. 前記クランプ要素は、前記クランプ要素の前記縁から上向きに延伸する折り曲げ面を含む請求項63の装置。
  65. 前記クランプ要素の前記折り曲げ面は90度より少ない角度を前記表紙受け面に対して形成する請求項64の装置。
  66. 前記第1部材は前記表紙の縁を置くための第4ガイドをさらに形成し、前記第4ガイドは前記第1ガイドと前記折り目入れ軸の中間に配設されている請求項63の装置。
  67. 前記第1部材は第1タブを含み、前記第2部材は第2タブを含み、前記第1ガイドと前記第2ガイドが前記束の厚みに関連する距離だけ離間して配設されるように前記第1及び第2タブがその間に前記束の縁を受けるための束受け領域を形成している請求項58の装置。
  68. 頁の束に取り付ける表紙を折り曲げる方法であって、
    表紙受け面を有し該表紙受け面上で折り目入れ軸に沿って前記表紙に折り目を付けることができ、第1ガイドと、該第1ガイドに関して可動な第2ガイドを含む表紙整列機構を含んでなる折り目入れ装置を提供し、
    前記第1ガイドと前記第2ガイドの間の距離が前記頁束の厚みに関連するように前記第1ガイドと前記第2ガイドを位置決めし、
    前記表紙が前記折り目入れ線に関して選択された位置に置かれるように前記表紙を前記表紙受け面に置き、
    前記表紙の縁が前記整列機構上の選択された位置と一致するように、前記表紙整列機構と前記表紙を位置させ、
    前記表紙の前記縁が前記第1代ガイドの位置と一致するときに前記表紙に所望の第1折り曲げ線に沿って折り目を付けるように前記折り目入れ装置を作動させ、
    該作動の後、前記表紙の前記縁が前記第2ガイドの位置と一致するように前記表紙を動かし、
    前記束の厚みに相当する距離だけ前記第1折り曲げ線から離間した所望の第2折り曲げ線に沿って前記表紙に折り目を入れるように前記折り目入れ装置を作動させ、
    前記第1折り曲げ線と前記第2折り曲げ線に沿って前記表紙を折り曲げる、
    ことを含んでなる方法。
  69. 前記表紙整列機構上の前記選択された位置は前記第1及び第2ガイドの中間である請求項68の方法。
  70. 請求項69の方法であって、前記折り目入れ装置の2回の作動の後、かつ、前記表紙の折り曲げの前に、さらに、
    前記第1折り曲げ線と前記折り目入れ軸の中間に位置する前記第2折り曲げ線が、前記表紙受け面上の折り曲げ軸であって前記折り目入れ軸から離れた折り曲げ軸の上に位置するように前記表紙を再配置し、
    前記第2折り曲げ線と前記表紙の前記縁の間の前記表紙の一部が前記表紙受け面から持ち上げられる方向に前記表紙を前記第2折り曲げ線に沿って折り曲げる、ことを含んでなる方法。
  71. 前記折り目入れ軸と前記折り曲げ軸の間の距離に相当する距離だけ前記第2ガイドから離間する第3ガイドを前記表紙整列機構が含み、前記再配置は前記表紙の前記縁が前記第3ガイドの位置と一致するように前記表紙を再配置することを含んでなる請求項70の方法。
  72. 前記折り目入れ装置は、前記表紙受け面の上方に配設された支持要素であって前記折り曲げ軸上に配設された支持要素エッジを有する支持要素を含み、前記表紙は、前記表紙の再配置に続いて起こる折り曲げの間に前記支持要素エッジの回りに折り曲げされる請求項70の方法。
  73. 前記支持要素は、前記クランプ要素が前記表紙に係合する係合位置から前記表紙受け面から離れた離間位置まで可動であるクランプ要素を含み、前記再配置の前に、前記クランプ要素を前記離間位置まで動かすことをさらに含んでなる請求項70の方法。
  74. 前記束上に接着剤を配し、その後、前記束と表紙を押し合わせて接着剤を介して前記束を前記表紙に接着させる請求項70の方法。
  75. 前記第1及び第2折り曲げ線に沿って前記表紙を折り曲げる前に、前記表紙受け面から前記束と表紙を持ち上げることを含む請求項74の方法。
  76. 前記折り目入れ装置は上部及び下部ダイを含み、前記上部ダイは前記支持要素によって支持され、前記折り目入れ装置の前記作動は前記支持要素を前記表紙受け面に向かって下方に動かすことを含んでなる請求項72の方法。
  77. 頁の束に接着剤が付けられ、この接着剤を介して表紙を前記頁束に取り付ける方法であって、
    表紙受け面に表紙を置き、
    前記頁束の厚みに相当する距離だけ隔てた所望の第1及び第2折り曲げ線に沿って前記表紙受け面上の前記表紙に折り目を入れ、
    該折り目入れの後に、前記第2折り曲げ線に沿って前記表紙を支持し、
    該支持の間、前記表紙が前記所望の第1折り曲げ線において前記表紙受け面から離れるように移動するように前記表紙前記第2折り曲げ線に沿って折り曲げ、
    前記頁束の前記縁が前記持ち上げられた表紙に前記所望の第1及び第2折り曲げ線の中間領域において接触する状態で前記頁束を前記表紙受け面上に置き、
    前記接着剤によって前記表紙が少なくとも部分的に前記束に固定されるように、前記頁束と前記表紙を押し合わせ、
    該押し合わせの後に、前記頁束と前記表紙を前記表紙受け面から取り外し、
    前記表紙が前記束の前記縁に巻きつくように前記所望の第1折り曲げ線と第2折り曲げ線に沿って前記表紙を折り曲げる、
    ことを含んでなる方法。
  78. 頁の束に取り付けられる表紙に折り目を付けて折り曲げる装置であって、
    折り目を付ける表紙を受ける表紙受け面を備えるベースユニットと、
    前記表紙受け面上に置かれた表紙に前記表紙受け面の折り目入れ軸に沿って折り目を付けるように構成され前記ベースユニットに設けられた折り目入れ構造と、
    前記ベースユニットに設けられ前記折り目入れ軸に垂直な整列軸に沿って可動な表紙整列機構であって、前記表紙の縁を受ける第1ガイドを形成する第1部材と、前記表紙の前記縁を受ける第2ガイドを形成する第2部材であって互いに関して可動な第1及び第2部材と、前記第1及び第2ガイドの中間において前記表紙の縁を受ける第3ガイドを含む表紙整列機構とを、
    含んでなる装置。
  79. 前記第3ガイドは、前記第1及び第2ガイド間の距離の半分だけ前記表紙の前記縁を位置させるように作動する請求項78の装置。
  80. 前記第3ガイドは、前記第1部材に設けた第1視覚目印と、前記第2部材に設けた第2視覚目印を含み、前記第1視覚目印と前記第2視覚目印は重なって十字を形成する請求項78の装置。
  81. 前記第1及び第2ガイドは、前記第1及び第2部材にそれぞれ形成された第1段及び第2段を含んでなる請求項80の装置。
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