JP4646734B2 - 携帯情報端末装置 - Google Patents

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本発明は、携帯情報端末装置に係り、更に詳しくは、撮影画像に基づいて認証処理を行う携帯情報端末装置の改良に関する。
携帯電話機などの携帯情報端末装置の中には、被写体を撮影して画像データを生成するカメラを備えているものがある。この種の携帯情報端末装置において、最近では、操作中にカメラによる顔画像の撮影を促し、撮影した顔画像から抽出される目、鼻、口及び輪郭の形や大きさなどの特徴情報を、携帯情報端末装置に備えられたメモリに登録特徴情報として予め記憶されているユーザの特徴情報と比較することにより、認証処理(いわゆる顔認証)を行うようになっているものがある。認証処理の結果、撮影画像から抽出された特徴情報とユーザの特徴情報との一致度が認識閾値を超えた場合にのみ、そのとき操作を行っている者が真のユーザであると判断し、その後の処理の実行を許可することにより、セキュリティの向上やプライバシーの保護を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
一方で、携帯情報端末装置の中には、電子メール機能等の各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムの起動に際して、暗証番号の入力等により認証処理を行い、認証に成功した場合にのみアプリケーションプログラムを起動させることができるようになっているものがある。この種の携帯情報端末装置では、例えば、複数種類のアプリケーションプログラムごとに、それらのアプリケーションプログラムの起動に際して認証処理を行うか否かの設定(いわゆるPIM(Personal Information Manager)ロック設定)を行うことができるようになっており、ユーザが予め設定しているアプリケーションプログラムの起動時にのみ認証処理が行われる。
特開2000−278658号公報
従来の携帯情報端末装置では、その携帯情報端末装置が盗まれた場合のように、ユーザ以外の他人が不正に使用しようとした場合に、PIMロック設定により認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムについては、認証に成功することができず、そのアプリケーションプログラムを起動させることができない。しかし、PIMロック設定により認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムについては、ユーザ以外の者でも何ら制限なく起動させることができるという問題があった。
通常、認証処理の操作はユーザにとって煩わしいため、ユーザは、PIMロック設定が可能なアプリケーションプログラムのうち、特に他人に使用されたくない機能に対応するアプリケーションプログラムについてのみ認証処理を実行するよう設定する傾向にある。しかし、PIMロック設定が可能なアプリケーションプログラムにより実行される機能は、いずれも秘匿性の高い機能であり、ユーザが自己の操作性を考慮して認証処理を行わないと設定している機能であっても、通常は、ユーザにとって他人には使用されたくない機能である。
したがって、他人が携帯情報端末装置を不正に使用しようとした場合などには、PIMロック設定により認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムが起動され、対応する機能が他人に使用される可能性があり、ユーザのプライバシーやセキュリティの保護に欠けるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ユーザのプライバシー又はセキュリティを効果的に保護することができる携帯情報端末装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による携帯情報端末装置は、認証処理を行うための認証処理手段と、起動に際して上記認証処理を行うか否かをユーザ操作により設定変更可能なアプリケーションプログラムを記憶する設定可変プログラム記憶手段と、上記アプリケーションプログラムごとに、それらのアプリケーションプログラムの起動に際して上記認証処理を行うか否かの設定を行うための認証実行設定手段と、上記認証処理において認証に失敗した場合に、上記認証実行設定手段により上記認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムについて、上記認証処理を行うように設定を変更する認証設定変更手段とを備えて構成される。
このような構成によれば、認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムの起動に際して認証に失敗した場合に、認証実行設定手段による設定を変更することができる。例えば、他人が携帯情報端末装置を不正に使用してアプリケーションプログラムを起動させようとしたときに、そのアプリケーションプログラムの起動時に行われた認証処理において認証に失敗した場合、認証実行設定手段により認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムについても認証処理を行うように設定を変更すれば、その他人は、認証実行設定手段により設定変更可能なすべてのアプリケーションプログラムを起動させることができなくなる。したがって、ユーザのプライバシー又はセキュリティを効果的に保護することができる。
また、認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムの起動に際して認証に失敗した場合に、そのとき認証実行設定手段により既に認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムのみならず、認証実行設定手段により認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムについても、認証処理を行うように設定を変更することができる。したがって、ユーザのプライバシー又はセキュリティを効果的に保護することができる。
第2の本発明による携帯情報端末装置は、起動に際して上記認証処理を行うか否かをユーザ操作により設定変更不可能なアプリケーションプログラムを記憶する設定不可変プログラム記憶手段を備え、上記認証設定変更手段は、上記認証処理において認証に失敗した場合に、上記設定不可変プログラム記憶手段に記憶されているアプリケーションプログラムについて、上記認証処理を行うように設定を変更する。
このような構成によれば、認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムの起動に際して認証に失敗した場合に、認証実行設定手段により認証処理を行うか否かを設定変更不可能なアプリケーションプログラムについても、認証処理を行うように設定を変更することができる。したがって、ユーザのプライバシー又はセキュリティをさらに効果的に保護することができる。
この場合、設定可変プログラム記憶手段及び設定不可変プログラム記憶手段に記憶されているすべてのアプリケーションプログラムについて、認証処理を行うように設定を変更するような構成とすれば、例えば、他人が携帯情報端末装置を不正に使用してアプリケーションプログラムを起動させようとして認証に失敗した場合に、その後にいかなるアプリケーションプログラムも起動させることができないオールロック状態となり、ユーザのプライバシー又はセキュリティを最大限に保護することができる。
第3の本発明による携帯情報端末装置は、上記認証設定変更手段による変更前の設定内容を記憶しておくための認証設定内容記憶手段と、上記認証設定変更手段による設定変更後に行われた認証処理において認証に成功した場合に、上記認証設定内容記憶手段から変更前の設定内容を読み出して設定を復帰させる認証設定復帰手段とを備えて構成される。
このような構成によれば、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗し、設定が変更された場合であっても、その後に行われた認証処理において認証に成功すれば、変更前の設定を復帰させることができる。したがって、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗し、設定が変更された場合に、設定内容を復帰させるために再度設定操作を行う必要がないので、利便性が向上する。
第4の本発明による携帯情報端末装置は、被写体を撮影するための撮像手段と、顔画像から抽出された特徴情報を登録特徴情報として予め記憶しておく特徴情報記憶手段とを備え、上記認証処理手段は、上記登録特徴情報を用いて、上記撮像手段による撮影画像に基づく認証処理を行う。
このような構成によれば、撮影画像に基づく認証処理において認証に失敗した場合に、認証実行設定手段による設定を変更することができる。
第5の本発明による携帯情報端末装置は、上記撮像手段及び上記認証処理手段を制御して、上記認証処理において認証に失敗した場合に再度撮影を行い、その撮影画像に基づく認証処理を行うことにより、一連の認証処理を行う連続認証手段を備え、上記認証設定変更手段は、上記一連の認証処理において認証に失敗した場合に、上記認証実行設定手段による設定を変更する。

このような構成によれば、認証処理において認証に失敗した場合に、再度自動的に認証処理を行うことができる。したがって、真のユーザが操作を行う場合に、1回目の認証処理において認証に失敗した場合でも、その後にユーザが撮影操作を行うことなく、認証処理が再度行われる。すなわち、真のユーザであると判断されるまで繰り返し自動的に認証処理が行われるので、認証処理に要する手間を削減できるとともに、認証処理に要する時間を短縮できる。
また、一連の認証処理において認証に失敗した場合に設定が変更されるので、ユーザ本人が1回目の認証処理に失敗した時点で直ちに設定が変更されるのを防止できる。したがって、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗した場合に、直ちに設定が変更されることにより、ユーザが煩雑さを感じるのを防止できる。
本発明の携帯情報端末装置によれば、認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムの起動に際して認証に失敗した場合に、認証実行設定手段による設定を変更することができる。認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムの起動に際して認証に失敗した場合に、そのとき認証実行設定手段により既に認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムのみならず、認証実行設定手段により認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムについても、認証処理を行うように設定を変更すれば、ユーザのプライバシー又はセキュリティを効果的に保護することができる。
また、認証処理を行うと設定されているアプリケーションプログラムの起動に際して認証に失敗した場合に、認証実行設定手段により認証処理を行うか否かを設定変更不可能なアプリケーションプログラムについても、認証処理を行うように設定を変更すれば、ユーザのプライバシー又はセキュリティをさらに効果的に保護することができる。
本発明の携帯情報端末装置によれば、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗し、設定が変更された場合であっても、その後に行われた認証処理において認証に成功すれば、変更前の設定を復帰させることができる。したがって、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗し、設定が変更された場合に、設定内容を復帰させるために再度設定操作を行う必要がないので、利便性が向上する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯情報端末装置の一例を示した外観図であり、携帯情報端末装置の一例として携帯電話機1が示されている。この携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機であり、表示筐体100及び操作筐体200がヒンジ部300を介して連結され、表示筐体100及び操作筐体200の一面を対向させて折り畳むことができる。
表示筐体100は、折り畳み時に内側となる筐体面にメイン表示部101、受話用レシーバ103及びサブカメラ105が配置され、外側となる筐体面にサブ表示部102及びメインカメラ104が配置されている。また、操作筐体200は、折り畳み時に内側となる筐体面に多数の操作キー201及び送話用マイクロフォン203が配置されている。このような折り畳み式携帯電話機1は、コンパクトに折り畳んだ状態で携帯することができ、筐体を展開させれば、メイン表示部101の表示を見ながら、操作キー201を押下操作することができる。つまり、主な情報表示はメイン表示部101を用いて行われ、主な操作入力は操作キー201を用いて行われている。
この携帯電話機1は、メイン表示部101の表示を見ながらユーザが操作キー201の操作を行っているときに、サブカメラ105によりユーザの顔画像を撮影し、その顔画像から抽出される特徴情報に基づいて認証処理を行った結果、そのとき操作を行っている者が真のユーザであると判断した場合にのみ、その後の処理の実行を許可する機能(いわゆる顔認証機能)を有している。秘匿性の高い機能の実行に際して認証処理を行うことにより、セキュリティの向上やプライバシーの保護を図ることができる。
図2は、図1に示した携帯電話機1の内部構成の一例を示したブロック図である。制御部400は、携帯電話機1の主要な動作を制御するプロセッサであって、撮像ユニット駆動制御部401、認証処理部402、連続認証部403、認証実行設定部404、認証設定変更部405及び認証設定復帰部406を備えている。制御部400には、操作キー201からの操作信号が入力されるとともに、メモリ410、画像入出力部430、音声入出力部440及び通信部450が入出力可能に接続されている。
画像入出力部430には、メイン表示部101、サブ表示部102、メインカメラ104及びサブカメラ105が備えられている。メインカメラ104及びサブカメラ105は、それぞれ撮像ユニットとしてユニット化されており、これらの撮像ユニットには、CCD(Charge-Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの光電変換素子及び制御回路が備えられている。ここでは、撮像ユニットの電源投入後に、オフセットやゲインの調整などの初期化処理を行う必要がある光電変換素子が用いられている。
音声入出力部440には、受話用レシーバ103及び送話用マイクロフォン203が備えられている。通信部450は、図示しない基地局との間で電波の送受信を行うことにより、音声データや画像データなどの送受信を行う。
撮像ユニット駆動制御部401は、画像入出力部430に信号を送信することにより、メインカメラ104及びサブカメラ105の駆動を制御する。この実施の形態では、撮像ユニット駆動制御部401がサブカメラ105の駆動を制御することにより、メイン表示部101を見ながら操作キー201の操作を行っている者の顔画像をサブカメラ105で撮影し、その顔画像から抽出される特徴情報に基づいて認証処理を行うものとする。ただし、メインカメラ104により顔画像を撮影して認証処理を行うような構成であってもよい。
認証処理部402は、撮影画像から抽出された特徴情報を、メモリ410に予め記憶されているユーザの特徴情報(登録特徴情報)と比較することにより、そのとき操作を行っている者が真のユーザであるか否かを判断する。連続認証部403は、撮像ユニット駆動制御部401及び認証処理部402を制御することにより、認証に失敗した場合に再度撮影を行い、その撮影画像に基づく認証処理を行う。
認証実行設定部404は、認証処理を行うか否かの設定を行うためのものである。この認証実行設定部404における設定内容は、認証設定変更部405の処理により変更することができる。認証設定復帰部406は、認証設定変更部405の処理により変更された認証実行設定部404の設定内容を、変更前の設定内容に復帰させるための処理を行う。
本実施の形態の携帯電話機1は、2以上のアプリケーションプログラムを実行可能であり、各アプリケーションプログラムの実行に基づいて、対応する表示画面をメイン表示部101に表示させるなどの処理を行うことができる。これらのアプリケーションプログラムのうち予め定められた所定のアプリケーションプログラムについては、ユーザ操作により、その起動に際して認証処理部402が認証処理を行うか否かを設定(いわゆるPIM(Personal Information Manager)ロック設定)できるようになっている。
PIMロック設定可能なアプリケーションプログラム(以下、「PIMロックアプリケーション」と呼ぶ。)としては、電話帳機能、スケジュール機能、電子メール機能などの秘匿性の高い機能を実行するためのアプリケーションプログラムが設定されている。認証実行設定部404は、操作キー201によるユーザの設定操作に基づいて、各PIMロックアプリケーションの起動に際して認証処理を行うか否かを設定する。
メモリ410には、表示画面データ記憶部411、画像データ記憶部412、特徴情報記憶部413、エラー履歴情報記憶部414、PIMロックアプリケーション記憶部415、非PIMロックアプリケーション記憶部416及び認証設定記憶部417が割り当てられている。表示画面データ記憶部411には、メイン表示部101やサブ表示部102に表示させる画面のデータが記憶される。画像データ記憶部412には、メインカメラ104やサブカメラ105で撮影した画像データや、通信部450を介して外部から受信した画像データなどが記憶される。
特徴情報記憶部413には、認証処理に用いられる顔画像の特徴情報が記憶される。特徴情報記憶部413には、2以上の顔画像から抽出された特徴情報を顔画像ごとに所定最大数(例えば、7つ)まで登録特徴情報として記憶することができる。2以上の顔画像から抽出される登録特徴情報に基づいて顔認証を行うことにより、真のユーザが顔認証を行う場合に認証に成功する確率(本人受入率)を高めることができ、ユーザの表情や光が当たる角度などの微妙な違いによって認証に失敗するのを防止できる。ただし、顔認証に使用する登録特徴情報は、7つの顔画像から抽出されるような構成に限らず、例えば1つの顔画像から抽出される登録特徴情報に基づいて顔認証を行うような構成であってもよい。
ユーザの顔画像は、メインカメラ104又はサブカメラ105を用いてユーザにより予め撮影され、それらの画像データがメモリ410の画像データ記憶部412に記憶される。顔認証は、これらの画像データから抽出されてメモリ410の特徴情報記憶部413に記憶された登録特徴情報に基づいて行われるため、これらの画像データそのものは顔認証に際して必要とはならないが、メモリ410に記憶しておけば、ユーザがそれらの画像データを読み出して顔画像を確認することができるので、利便性が向上する。
エラー履歴情報記憶部414には、認証に失敗した場合に、その認証時の情報がエラー履歴情報として記憶される。PIMロックアプリケーション記憶部415には、予め定められたPIMロックアプリケーションが記憶されている。非PIMロックアプリケーション記憶部416には、PIMロックアプリケーション以外のアプリケーションプログラム、すなわちPIMロック設定不可能なアプリケーションプログラム(以下、「非PIMロックアプリケーション」と呼ぶ。)が記憶されている。認証設定記憶部417には、認証設定変更部405による変更前の設定内容を記憶しておくためのものであり、認証設定復帰部406は、この認証設定記憶部417から変更前の設定内容を読み出すことにより、認証実行設定部404の設定内容を復帰させることができる。
ただし、認証処理に用いられる顔画像の特徴情報や顔画像の画像データは、例えばSIM(Subscriber Identity Module)カードのような携帯電話機1に対して着脱可能な記憶媒体(図示せず)に記憶されるような構成であってもよい。
図3は、図2の撮像ユニット駆動制御部401の構成例を示したブロック図である。撮像ユニット駆動制御部401は、撮像ユニット起動部407、撮影制御部408及び撮像ユニット停止部409を備えている。撮像ユニット起動部407は、メインカメラ104及びサブカメラ105に制御信号を送信して、これらを起動させるためのものであり、ユーザの操作に基づいて撮像ユニット106(メインカメラ104又はサブカメラ105)に電源を投入する電源投入部407Aと、初期化処理を実行する初期化処理部407Bとを備えている。
撮影制御部408は、初期化処理部407Bからの入力信号やユーザによる撮影操作に基づいて、メインカメラ104又はサブカメラ105の撮影動作を制御することにより、そのときのメインカメラ104又はサブカメラ105に対する被写体の静止画像データを生成する。撮像ユニット停止部409は、メインカメラ104又はサブカメラ105に供給する電力を停止させることにより、それらの撮像ユニット106の駆動を停止させる。
図4は、図2の認証処理部402の構成例を示したブロック図である。認証処理部402は、特徴抽出部402A、一致度算出部402B及び一致度判定部402Cを備えている。認証処理が開始されると、特徴抽出部402Aにより、サブカメラ105で撮影した顔画像から、目、鼻、口及び輪郭といった顔の各部分についての形や大きさなどの特徴情報が抽出される。
撮影画像が顔画像でない風景画像である場合や周囲が暗い場合などには、撮影画像から特徴情報を抽出することができず、認証に失敗することとなる。一方、撮影画像から特徴情報を抽出することに成功した場合には、一致度算出部402Bにより、その特徴情報がメモリ410の特徴情報記憶部413に記憶されている登録特徴情報と比較され、数値化された一致度が算出される。
一致度判定部402Cは、一致度算出部402Bにより算出された一致度を所定の閾値(認証閾値)と比較し、その比較結果を出力する。このとき、一致度が認証閾値を超えた場合には、真のユーザであると判断されて認証に成功し、一致度が認証閾値よりも小さい場合には、真のユーザであると判断されず認証に失敗する。ここで、一致度とは、比較されたすべての特徴情報のうち一致した特徴情報の占める割合(%)であって、認証閾値は、通常、90%以上の所定値に設定されている。
図5は、顔認証に関する設定を行う際のメイン表示部101の表示例を示した図である。ユーザが、操作キー201を操作してセキュリティ設定画面を読み出し(図5(a)参照)、そのセキュリティ設定画面に表示された項目の中から「顔認証設定」の項目を選択操作すると、その携帯電話機1に予め割り当てられている端末暗証番号の入力を促す画面がメイン表示部101に表示される(図5(b)参照)。この表示画面において、操作キー201に含まれるクリアキーを操作すると、メイン表示部101の表示は、図5(a)に示すセキュリティ設定画面に戻る。
端末暗証番号は、例えば4〜8桁の任意の文字列からなり、携帯電話機1の購入時に予め設定されているが、ユーザが操作キー201を操作することにより変更することも可能である。図5(b)の端末暗証番号入力画面において、操作キー201の操作により入力された文字列が、予め設定されている端末暗証番号と一致しない場合には、その旨がメイン表示部101に表示される(図5(c)参照)。また、端末暗証番号入力画面において入力された文字列が3桁以下である場合には、4〜8桁の文字列を入力すべき旨がメイン表示部101に表示される(図5(d)参照)。
メイン表示部101に図5(c)又は図5(d)に示すような表示がされた後、所定時間が経過してタイムアウトとなるか、あるいは、操作キー201に含まれるいずれかのキーが操作されると、メイン表示部101の表示は、図5(a)に示すセキュリティ設定画面に戻る。
図5(b)の端末暗証番号入力画面において入力された文字列が、予め設定されている端末暗証番号と一致する場合には、メイン表示部101の表示は、顔認証を行うモードのオン/オフを設定するための顔認証利用設定画面に切り替わる(図5(e)参照)。この表示画面において、操作キー201に含まれるクリアキーを操作すると、メイン表示部101の表示は、図5(b)に示す端末暗証番号入力画面に戻る。また、顔認証利用設定画面において、操作キー201の操作により顔認証がオフされると、メイン表示部101の表示は、図5(a)に示すセキュリティ設定画面に戻る。
図5(e)の顔認証利用設定画面において、操作キー201の操作により顔認証がオンされると、メイン表示部101の表示は、顔認証に関する設定を行うための顔認証設定画面に切り替わる(図5(f)参照)。図5(f)の顔認証設定画面には、登録特徴情報の抽出元であるユーザを表す画像(顔認証用画像)にそれぞれ対応付けられた項目と、顔認証時の認証閾値の設定(セキュリティレベル設定)に対応付けられた項目と、エラー履歴に対応付けられた項目とが含まれる。
この表示画面において、顔認証用画像に対応付けられた項目を選択すると、顔認証用画像の上書登録や確認を行うための画面(顔認証用画像登録画面)が表示される。また、セキュリティレベル設定に対応付けられた項目を選択すると、顔認証時の認証閾値を設定するための画面(セキュリティレベル設定画面)が表示される。また、エラー履歴に対応付けられた項目を選択すると、エラー履歴を表示するための画面(エラー履歴画面)が表示される。
これらの各種設定等を行った後、操作キー201を操作して、顔認証設定を完了すると、メイン表示部101の表示は、図5(g)又は図5(h)に示すような表示に切り替わる。すなわち、少なくとも1つの顔認証用画像が登録されていれば、その顔認証用画像から抽出された特徴情報に基づいて顔認証を行う旨がメイン表示部101に表示され(図5(g)参照)、この画面に含まれる確認キー111を選択すると、メイン表示部101の表示は、図5(a)に示すセキュリティ設定画面に戻る。一方、顔認証用画像が1つも登録されていない場合には、顔認証用画像の登録を行うべき旨がメイン表示部101に表示され(図5(h)参照)、この画面に含まれる確認キー112を選択すると、メイン表示部101の表示は、図5(f)に示す顔認証設定画面に戻る。
図6は、顔認証用画像登録画面の表示例を示した図である。図5(f)の顔認証設定画面において、顔認証用画像に対応付けられたいずれかの項目を選択すると、メイン表示部101の表示は、図6(a)に示すように、その顔認証用画像に対応する顔認証用画像登録画面に切り替わる。顔認証用画像登録画面には、「上書登録」の項目及び「登録データ確認」の項目が含まれる。
図6(a)の顔認証用画像登録画面に表示された項目の中から「上書登録」の項目を選択操作すると、サブカメラ105が起動され、サブカメラ105による撮影が可能な状態になった後、サブカメラ105に対する被写体の画像がリアルタイムでメイン表示部101に表示される(図6(b)参照)。このとき、メイン表示部101は、サブカメラ105のファインダとして機能し、メイン表示部101により構成されるファインダ画面には、メイン表示部101を見ながら操作を行っている者の顔が映し出されることとなる。
図6(b)のファインダ画面において、ユーザが自分の顔の位置合わせなどを行った後、操作キー201に含まれる決定キーを操作することにより登録操作を行うと、制御部400の特徴抽出部402Aが、そのときサブカメラ105で撮影された画像から特徴情報を抽出する処理を行う。
この際、ユーザの顔の位置合わせが適当に行われていれば、目、鼻、口及び輪郭の形や大きさなどの特徴情報を抽出することができるが、位置合わせが適当に行われていない場合や、ユーザの顔がメイン表示部101に全く映し出されていない場合などには、特徴情報を抽出することができない。特徴情報を抽出することに成功した場合には、その特徴情報がメモリ410の特徴情報記憶部413に格納されるとともに、そのときの顔画像が顔認証用画像としてメモリ410の画像データ記憶部412に格納される。
特徴情報の抽出に成功した場合には、その顔画像に基づく特徴情報をメモリ410に格納(登録)した旨がメイン表示部101に表示される(図6(c)参照)。この表示画面に含まれる確認キー113をユーザが選択すると、メイン表示部101の表示は、図5(f)に示す顔認証設定画面に戻る。一方、特徴情報の抽出に失敗した場合には、その旨及び特徴情報の抽出に失敗した原因がメイン表示部101に表示され(図6(d)参照)、この表示画面に含まれる確認キー114をユーザが選択すると、メイン表示部101の表示は、図5(b)に示すファインダ画面に戻り、再びサブカメラ105で顔画像を撮影することが可能になる。
図6(a)の顔認証用画像登録画面に表示された項目の中から「登録データ確認」の項目を選択操作すると、メモリ410の画像データ記憶部412に記憶されている対応する顔認証用画像が読み出され、メイン表示部101に表示される(図6(e)参照)。ユーザは、図6(e)に示す顔認証用画像確認画面により、登録されている顔認証用画像を確認することができる。この表示画面において、操作キー201に含まれるクリアキーを操作すると、メイン表示部101の表示は、図6(a)に示す顔認証用画像登録画面に戻る。
図6(e)の顔認証用画像確認画面において、ユーザが操作キー201を操作することにより、対応する顔認証用画像を削除する操作を行うと、メイン表示部101の表示は、その顔認証用画像を削除してよいか否かを確認する削除確認画面に切り替わる(図6(f)参照)。この表示画面には、顔認証用画像を削除すべき旨を指示する「はい」のキー115と、顔認証用画像を削除しない旨を指示する「いいえ」のキー116とが含まれる。図6(f)の削除確認画面において、操作キー201の操作により「いいえ」のキー116が選択された場合には、メイン表示部101の表示は、図6(e)に示す顔認証用画像確認画面に戻る。
図6(f)の削除確認画面において、操作キー201の操作により「はい」のキー115が選択されると、メモリ410の画像データ記憶部412及び特徴情報記憶部413から対応する顔認証用画像及び登録特徴情報を削除するための処理が開始されるとともに、削除中である旨がメイン表示部101に表示される(図6(g)参照)。そして、顔認証用画像及び登録特徴情報を削除する処理が完了すると、その旨がメイン表示部101に表示され(図6(h)参照)、所定時間が経過してタイムアウトとなるか、あるいは、操作キー201に含まれるいずれかのキーが操作されることに応答して、メイン表示部101の表示は、図5(f)に示す顔認証設定画面に戻る。
図7は、セキュリティレベル設定画面の表示例を示した図である。図5(f)の顔認証設定画面において、セキュリティレベル設定に対応付けられた項目を選択すると、メイン表示部101の表示は、図7に示すように、顔認証時の認証閾値の設定を行うためのセキュリティレベル設定画面に切り替わる。セキュリティレベルとしては、認証閾値が最も高い「レベル3」と、「レベル3」よりも認証閾値が低い「レベル2」と、「レベル2」よりも認証閾値が低い「レベル1」とが予め設定されており、セキュリティレベル設定画面において、いずれかのセキュリティレベルを選択することができる。
図8は、エラー履歴画面の表示例を示した図である。図5(f)の顔認証設定画面において、エラー履歴に対応付けられた項目を選択すると、メイン表示部101の表示は、図8に示すように、エラー履歴を表示するためのエラー履歴画面に切り替わる。エラー履歴画面には、認証に失敗したときの日時を表す時間情報が、エラー履歴情報として所定回数分(例えば、9回分)だけリスト表示される。上記所定回数分のエラー履歴情報がメモリ410のエラー履歴情報記憶部414に記憶された状態で新たに認証に失敗した場合には、最も古いエラー履歴情報が削除され、新たなエラー履歴情報がメモリ410に格納されるとともに、その新たなエラー履歴情報がエラー履歴画面に表示されるよう更新される。
図9は、顔認証を行う際のメイン表示部101の表示例を示した図である。この例では、携帯電話機1の管理機能に含まれるシークレットモードのオン/オフを切り替える際に顔認証が行われる。シークレットモードがオン状態のときには、通常のデータだけでなく、シークレットデータとして予め登録しているデータが表示される状態となり、シークレットモードがオフ状態のときには、シークレットデータは表示されず、通常のデータだけが表示される状態となる。
図9(a)に示すような携帯電話機1の管理機能を設定するための管理機能画面において、その管理機能画面に表示された項目の中から「シークレットモード」の項目を選択操作すると、サブカメラ105が起動される。そして、サブカメラ105による撮影が可能な状態になった後、サブカメラ105に対する被写体の画像がリアルタイムでメイン表示部101に表示され(図9(b)参照)、自動認証が開始される。このとき、サブカメラ105の初期化処理が終了して撮影可能な状態になった時点で、ユーザが撮影操作を行わなくても、認証用の顔画像が撮影され、更にこの撮影画像から特徴情報が抽出される。そして抽出された特徴情報がメモリ410の特徴情報記憶部413に予め記憶されているユーザの特徴情報と比較されることにより、認証処理が自動的に行われる。
この認証処理において、抽出された顔画像の特徴情報とメモリ410に記憶されているユーザの特徴情報との一致度が、セキュリティレベル設定画面において予め設定されている認証閾値を超えた場合には、その操作者が真のユーザであると判断される。この場合、メイン表示部101に表示されているユーザの顔画像に対して、いわゆるアクションフォーカスによる強調表示が行われることにより、認証に成功した旨が視覚的効果により報知される。
その後、認証に成功した旨のメッセージがメイン表示部101に表示され(図9(c)参照)、所定時間経過後に、シークレットモードのオン/オフを切り替えるための画面に切り替わる(図9(d)参照)。一方、特徴情報の一致度が認証閾値よりも小さく、認証に失敗した場合には、その時点でサブカメラ105により撮影される画像から再び特徴情報が自動的に抽出され、その特徴情報がメモリ410に記憶されているユーザの特徴情報と比較される。
このように本実施形態では、認証に失敗した場合、所定時間(例えば、3秒)が経過してタイムアウトとなるまで認証処理が繰り返し連続的に行われ、認証に成功した時点で認証処理が終了する。すなわち、認証に成功すること又はタイムアウトになることを終了条件として、終了条件が成立するまで一連の認証処理が行われる。
例えば、タイムアウトの時間を3秒に設定した場合には、認証処理が最大で7回程度行われる。すなわち、1回の認証処理に要する時間は0.4秒程度であり、1回目の認証処理で認証に成功すれば、サブカメラ105の初期化処理終了後にほとんど待ち時間なく次の処理に進むことができる。認証処理が繰り返し行われている間、メイン表示部101にはファインダ画面が表示され、サブカメラ105に対する被写体の画像がリアルタイムで表示される。
認証処理が繰り返し行われる際、複数回の認証処理が行われるたびに、それらの認証処理における特徴情報の比較結果として、特徴情報の一致度に応じた表示がメイン表示部101になされる。より具体的には、メイン表示部101に表示されているファインダ画面の枠117の色が、特徴情報の一致度に応じた色で表示される。これにより、認証処理時の特徴情報の一致度の比較結果が表示されるので、ユーザは、その表示に基づいて、その認証処理時に撮影された自己の顔画像が認識しやすい画像であったか否かを確認することができる。
ただし、このような構成に限らず、特徴情報の一致度が数値やグラフなどを用いてメイン表示部101にレベル表示されるような構成であってもよい。また、すべての認証処理について比較結果を表示するような構成に限らず、少なくとも1回の認証処理について比較結果を表示するものであればよい。
自動認証が開始されてから所定時間が経過してタイムアウトとなった場合には、認証に失敗した旨がメイン表示部101に表示される(図9(e)参照)。この表示画面に含まれる再認証キー118をユーザが選択すると、メイン表示部101の表示は、図9(b)に示すファインダ画面に戻り、再び自動認証が開始される。一方、図9(e)においてメイン表示部101に表示された端末暗証番号入力キー119をユーザが選択すると、メイン表示部101の表示は、端末暗証番号の入力を促す端末暗証番号入力画面に切り替わる(図9(f)参照)。
図9(f)の端末暗証番号入力画面において入力された文字列が、予め設定されている端末暗証番号と一致する場合には、メイン表示部101の表示は、シークレットモードのオン/オフを切り替えるための画面に切り替わる(図9(d)参照)。
一方、図9(f)の端末暗証番号入力画面において、操作キー201の操作により入力された文字列が、予め設定されている端末暗証番号と一致しない場合には、その旨がメイン表示部101に表示される(図9(g)参照)。また、端末暗証番号入力画面において入力された文字列が3桁以下である場合には、4〜8桁の文字列を入力すべき旨がメイン表示部101に表示される(図9(h)参照)。そして、図9(g)又は図9(h)に示すような表示がされた後、所定時間が経過してタイムアウトとなるか、あるいは、操作キー201に含まれるいずれかのキーが操作されると、メイン表示部101の表示は、図9(a)に示す管理機能画面に戻る。
本実施の形態のように、認証処理において認証に失敗した場合に、再度自動的に認証処理を行うような構成によれば、真のユーザが操作を行う場合に、1回目の認証処理により真のユーザであると判断されなかった場合でも、その後にユーザが撮影操作を行うことなく、認証処理が再度行われる。すなわち、真のユーザであると判断されるまで繰り返し自動的に認証処理が行われるので、認証処理に要する手間を削減できるとともに、認証処理に要する時間を短縮できる。
図10は、PIMロック設定画面の表示例を示した図である。ユーザは、操作キー201を操作することにより、図10に示すようなPIMロック設定を行うための表示画面(PIMロック設定画面)をメイン表示部101に表示させることができる。PIMロック設定画面には、電話帳機能、スケジュール機能、電子メール機能などの各PIMロックアプリケーションに対応する機能名がリスト表示される。
ユーザは、PIMロック設定画面において操作キー201を操作し、各機能名に対応付けられたチェック欄120に対して任意にチェックを行うことにより、すべてのPIMロックアプリケーションのうちチェックされた機能に対応するPIMロックアプリケーションの起動時にのみ認証処理を行うように設定(ロック設定)することができる。本実施の形態では、ロック設定されたPIMロックアプリケーションの起動時には、図9において説明したような一連の認証処理からなる顔認証が行われるものとする。
図11は、アプリケーション起動処理の一例を示したフローチャートである。ユーザが操作キー201を操作することによりアプリケーションプログラムの起動が指示されると(ステップS101)、そのアプリケーションプログラムがロック設定されたPIMロックアプリケーションであるか否かが判定される(ステップS102)。
このとき、起動を指示されたアプリケーションプログラムがロック設定されたPIMロックアプリケーションでなければ(ステップS102でNo)、そのまま指示されたアプリケーションプログラムが起動される(ステップS109)。一方、起動を指示されたアプリケーションプログラムがロック設定されたPIMロックアプリケーションであれば(ステップS102でYes)、認証処理が行われる(ステップS103)。
認証処理において認証に失敗した場合には(ステップS104でNo)、そのときのPIMロック設定の設定内容が認証設定記憶部417に格納されるとともに(ステップS105)、認証設定変更部405が、すべてのPIMロックアプリケーションをロック設定するように設定を行う(ステップS106)。
これにより、ロック設定されているPIMロックアプリケーションの起動に際して認証に失敗した場合に、そのとき既にロック設定されているPIMロックアプリケーションのみならず、ロック設定されていないPIMロックアプリケーションについても、認証処理を行うように設定を変更することができる。
例えば、他人が携帯電話機1を不正に使用してPIMロックアプリケーションを起動させようとしたときに、そのPIMロックアプリケーションの起動時に行われた認証処理において認証に失敗した場合、ロック設定されていないPIMロックアプリケーションについても認証処理を行うように設定が変更されるので、その他人は、すべてのPIMロックアプリケーションを起動させることができなくなる。したがって、ユーザのプライバシー又はセキュリティを効果的に保護することができる。
本実施の形態では、一連の認証処理からなる顔認証において認証に失敗した場合にPIMロック設定の設定内容が変更されるので、ユーザ本人が1回目の認証処理に失敗した時点で直ちに設定が変更されるのを防止できる。したがって、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗した場合に、直ちに設定が変更されることにより、ユーザが煩雑さを感じるのを防止できる。
一方、認証処理において認証に成功した場合(ステップS104でYes)、その前に認証設定変更部405によりPIMロック設定の設定内容が変更されているときには(ステップS107でYes)、認証設定復帰部406が、認証設定記憶部417に記憶されているPIMロック設定の変更前の設定内容を読み出して、PIMロック設定を変更前の設定内容に復帰させ(ステップS108)、その後にアプリケーションプログラムが起動される(ステップS109)。
これにより、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗し、PIMロック設定が変更された場合であっても、その後に行われた認証処理において認証に成功すれば、変更前のPIMロック設定を復帰させることができる。したがって、真のユーザであるにもかかわらず認証に失敗し、PIMロック設定が変更された場合に、設定内容を復帰させるために再度設定操作を行う必要がないので、利便性が向上する。
実施の形態2.
実施の形態1では、ロック設定されているPIMロックアプリケーションの起動に際して認証に失敗した場合に、ロック設定されていないPIMロックアプリケーションについて、認証処理を行うように設定を変更するような構成について説明したが、実施の形態2では、認証設定変更部405が、ロック設定されていないPIMロックアプリケーションだけでなく、非PIMロックアプリケーションについても認証処理を行うように設定を変更することにより、オールロックを行うようになっている。
図12は、本発明の実施の形態2によるアプリケーション起動処理の一例を示したフローチャートである。ユーザが操作キー201を操作することによりアプリケーションプログラムの起動が指示されると(ステップS201)、そのときオールロックされているか否かが判定される(ステップS202)。このとき、オールロックされていない場合には(ステップS202でNo)、そのアプリケーションプログラムがロック設定されたPIMロックアプリケーションであるか否かが判定される(ステップS203)。
オールロックされている場合(ステップS202でYes)、又は、起動を指示されたアプリケーションプログラムがロック設定されたPIMロックアプリケーションである場合には(ステップS203でYes)、認証処理が行われる(ステップS204)。一方、起動を指示されたアプリケーションプログラムがロック設定されたPIMロックアプリケーションでなければ(ステップS203でNo)、そのまま指示されたアプリケーションプログラムが起動される(ステップS210)。
認証処理において認証に失敗した場合には(ステップS205でNo)、そのときのPIMロック設定の設定内容が認証設定記憶部417に格納されるとともに(ステップS206)、認証設定変更部405が、PIMロックアプリケーション及び非PIMロックアプリケーションのすべてのアプリケーションプログラムについて認証処理を行うように設定を変更することにより、オールロックを行う(ステップS207)。
一方、認証処理において認証に成功した場合(ステップS205でYes)、そのときオールロックされているときには(ステップS208でYes)、認証設定復帰部406が、認証設定記憶部417に記憶されているオールロック前の設定内容を読み出して、PIMロック設定をオールロック前の設定内容に復帰させ(ステップS209)、その後にアプリケーションプログラムが起動される(ステップS210)。
本実施の形態では、他人が携帯電話機1を不正に使用してPIMロックアプリケーションを起動させようとして認証に失敗した場合に、PIMロックアプリケーションだけでなく、非PIMロックアプリケーションも起動させることができなくなるので、ユーザのプライバシー又はセキュリティをさらに効果的に保護することができる。
特に、非PIMロックアプリケーション記憶部416に記憶されているすべての非PIMロックアプリケーションについて、認証処理を行うように設定が変更されるので、他人が携帯電話機1を不正に使用してPIMロックアプリケーションを起動させようとして認証に失敗した場合に、その後にいかなるアプリケーションプログラムも起動させることができないオールロック状態となり、ユーザのプライバシー又はセキュリティを最大限に保護することができる。
なお、認証処理における顔画像の撮影時には、シャッター音を発生させないような構成であることが好ましい。このような構成により、電車の中などの周囲に人がいる環境で認証処理を行う場合に、シャッター音の発生により盗撮等の誤解を受けるのを防止できる。本実施の形態では、認証処理に際して撮影操作を行わないので、撮影操作を行うことにより盗撮等の誤解を受けるのを防止できる。
ただし、所定時間内に真のユーザであると判断されなかった場合、タイムアウトとなるような構成に限らず、認証に成功するまで繰り返し認証処理を行うような構成であってもよい。また、連続的に認証処理を行うような構成に限らず、サブカメラ105が起動されて撮影可能な状態になった後、1回だけ認証処理を行うような構成であってもよい。
顔認証は、ユーザの撮影操作なしで認証が開始される自動認証に限らず、ユーザの撮影操作に応じて撮影が行われ、その撮影画像に基づいて顔認証が行なわれるような構成であってもよい。
PIMロックアプリケーションは、電話帳機能、スケジュール機能、電子メール機能などを実行するためのアプリケーションプログラムに限らず、セキュリティ度やプライバシー度の高い他の機能に対応するアプリケーションプログラムであってもよい。
また、認証処理は、顔画像に基づいて行われる顔認証に限らず、ユーザを表す画像であれば、ユーザの指紋画像に基づいて行われるものなどであってもよい。この場合、指紋画像の特徴情報を抽出して比較することにより、認証処理を行うことができる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
本発明の実施の形態1による携帯情報端末装置の一例を示した外観図であり、携帯情報端末装置の一例として携帯電話機が示されている。 図1に示した携帯電話機の内部構成の一例を示したブロック図である。 図2の撮像ユニット駆動制御部の構成例を示したブロック図である。 図2の認証処理部の構成例を示したブロック図である。 顔認証に関する設定を行う際のメイン表示部の表示例を示した図である。 顔認証用画像登録画面の表示例を示した図である。 セキュリティレベル設定画面の表示例を示した図である。 エラー履歴画面の表示例を示した図である。 顔認証を行う際のメイン表示部の表示例を示した図である。 PIMロック設定画面の表示例を示した図である。 アプリケーション起動処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2によるアプリケーション起動処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
101 メイン表示部
102 サブ表示部
103 受話用レシーバ
104 メインカメラ
105 サブカメラ
201 操作キー
203 送話用マイクロフォン
400 制御部
401 撮像ユニット駆動制御部
402 認証処理部
402A 特徴抽出部
402B 一致度算出部
402C 一致度判定部
403 連続認証部
404 認証実行設定部
405 認証設定変更部
406 認証設定復帰部
407 撮像ユニット起動部
407A 電源投入部
407B 初期化処理部
408 撮影制御部
409 撮像ユニット停止部
410 メモリ
411 表示画面データ記憶部
412 画像データ記憶部
413 特徴情報記憶部
414 エラー履歴情報記憶部
415 PIMロックアプリケーション記憶部
416 非PIMロックアプリケーション記憶部
417 認証設定記憶部
450 通信部

Claims (5)

  1. 認証処理を行うための認証処理手段と、
    起動に際して上記認証処理を行うか否かをユーザ操作により設定変更可能なアプリケーションプログラムを記憶する設定可変プログラム記憶手段と、
    上記アプリケーションプログラムごとに、それらのアプリケーションプログラムの起動に際して上記認証処理を行うか否かの設定を行うための認証実行設定手段と、
    上記認証処理において認証に失敗した場合に、上記認証実行設定手段により上記認証処理を行わないと設定されているアプリケーションプログラムについて、上記認証処理を行うように設定を変更する認証設定変更手段とを備えたことを特徴とする携帯情報端末装置。
  2. 起動に際して上記認証処理を行うか否かをユーザ操作により設定変更不可能なアプリケーションプログラムを記憶する設定不可変プログラム記憶手段を備え、
    上記認証設定変更手段は、上記認証処理において認証に失敗した場合に、上記設定不可変プログラム記憶手段に記憶されているアプリケーションプログラムについて、上記認証処理を行うように設定を変更することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
  3. 上記認証設定変更手段による変更前の設定内容を記憶しておくための認証設定内容記憶手段と、
    上記認証設定変更手段による設定変更後に行われた認証処理において認証に成功した場合に、上記認証設定内容記憶手段から変更前の設定内容を読み出して設定を復帰させる認証設定復帰手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯情報端末装置。
  4. 被写体を撮影するための撮像手段と、
    顔画像から抽出された特徴情報を登録特徴情報として予め記憶しておく特徴情報記憶手段とを備え、
    上記認証処理手段は、上記登録特徴情報を用いて、上記撮像手段による撮影画像に基づく認証処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の携帯情報端末装置。
  5. 上記撮像手段及び上記認証処理手段を制御して、上記認証処理において認証に失敗した場合に再度撮影を行い、その撮影画像に基づく認証処理を行うことにより、一連の認証処理を行う連続認証手段を備え、
    上記認証設定変更手段は、上記一連の認証処理において認証に失敗した場合に、上記認証実行設定手段による設定を変更することを特徴とする請求項4に記載の携帯情報端末装置。
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