JP3654240B2 - 無線携帯端末装置及び無線携帯端末装置におけるセキュリティのチェック方法 - Google Patents

無線携帯端末装置及び無線携帯端末装置におけるセキュリティのチェック方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セキュリティ機能を有する無線携帯端末装置及び無線携帯端末装置におけるセキュリティのチェック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の無線携帯端末には、電話帳機能、スケジュール機能及びメール送受信機能といった所有者個人のプライベート情報を保持及び管理するアプリケーションが搭載されている。今後、無線携帯端末の高機能化に伴ってこうした使用者個人のプライベートな情報量が益々増加していくものと考えられる。したがって、これらプライベート情報の閲覧、あるいは利用のためのセキュリティも今後ますます強化していく必要がある。
【0003】
現在、指紋認証や網膜のパターンの一致等、個人認証のためのセキュリティ機能が存在しているが、こうしたセキュリティ機能は無線携帯端末では小型化及び軽量化の制限から用いることができず、現状では一般に暗証番号の入力に基づくセキュリティ機能が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本人そのものを識別する指紋認証や網膜パターン等のセキュリティとは異なって、暗証番号によるセキュリティ機能では本人以外でも正しい暗証番号を知ることで容易に本人認証が可能になることから、その暗証番号と一致する暗証番号を発見しようとして暗証番号の複数回の入力を試みるような第三者の存在を許容してしまう。すなわち、無線携帯端末の所有者が気づかないところで所有者以外の第三者が、前記所有者のプライベート情報の閲覧を目的として暗証番号を入力することがあった。この場合、暗証番号が不一致であったとしても、無線携帯端末の所有者は、こうした第三者による自身のプライベート情報の無断閲覧を試みた事実を認識することが困難であった。
【0005】
また、正しくない暗証番号の入力に基づき暗証番号照合動作が試行された場合、試行回数をカウントしその試行回数が一定回数連続した場合は無線携帯端末にロックをかけ操作不能にするようなものも存在するが、こうした無線携帯端末においても試行回数が一定回数に達する前に第三者が暗証番号の入力を中止し、その後、無線携帯端末の所有者により正しい暗証番号が入力されると、第三者の暗証番号の入力に基づく不一致試行回数がクリアされてしまう。このため、無線携帯端末の所有者による暗証番号の入力操作を挟んで第三者が何回かに分けて暗証番号の入力を試みることによって、第三者が正しい暗証番号を発見してしまう可能性があった。
【0006】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、無線携帯端末の所有者以外の第三者が暗証番号を入力することによりこの無線携帯端末内に格納されている前記所有者の個人情報の無断閲覧を試みた事実を前記所有者に確認可能にさせることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、暗証番号の入力操作が行われる操作部と、物体等の撮影が可能であるとともに撮影した画像の出力が可能なカメラ部と、予め暗証番号を格納する暗証番号格納部と、操作部の操作に基づく暗証番号と暗証番号格納部の暗証番号との一致を比較する暗証番号比較部とを有する無線携帯端末装置において、暗証番号比較部の比較結果が暗証番号の不一致を示すときにカメラ部を制御し暗証番号の入力操作を行った暗証番号入力操作者を撮影させる制御部を設け、カメラ部のレンズ面の向きは複数の方向に可動する構造を有し、さらに、レンズ面の向きが暗証番号入力操作者の方向に向いているか否かを検出する検出手段を備え、制御部は、検出手段によりレンズ面の向きが暗証番号入力操作者の方向に向いていないことが検出された場合は、暗証番号入力操作者による暗証番号の入力操作を阻止するものである。
【0008】
また、表示部と、日付時刻をカウントする時計部と、カメラ部により撮影された画像を画像データとして格納するデータ格納部とを備え、制御部は、画像データの格納時にはこの画像データが格納されたことを表す格納フラグと時計部から読み出された日付時刻とを画像データに関連づけて格納するとともに、暗証番号比較部における暗証番号の一致時にはデータ格納部の格納フラグに応じた画像データと日付時刻とをデータ格納部から読み出して表示部に表示し、かつ格納フラグを表示済みフラグに更新するものである。
【0009】
また、本発明は、暗証番号入力操作者の入力操作に基づく暗証番号と予め暗証番号格納部に格納された暗証番号との一致を比較する第1のステップと、第1のステップの処理に基づく比較結果が暗証番号の不一致を示すときカメラ部を制御し暗証番号入力操作者を撮影する第2のステップと、カメラ部のレンズ面の向きが暗証番号入力操作者の方向に向いているか否かを検出する第3のステップと、第3のステップの処理に基づき検出されたレンズ面の向きが暗証番号入力操作者の方向に向いていない場合は、暗証番号入力操作者による暗証番号の入力操作を阻止する第4のステップとを有する。
【0010】
さらに、カメラ部により撮影された画像を画像データとしてデータ格納部に格納する第5のステップと、第5のステップの処理に基づく画像データの格納時にはこの画像データが格納されたことを表す格納フラグと時計部から読み出した日付時刻とを画像データに関連づけて格納する第6のステップと、第1のステップの処理に基づく比較結果が暗証番号の一致を示すときにはデータ格納部の格納フラグに応じた画像データと日付時刻とをデータ格納部から読み出して表示部に表示し、かつ格納フラグを表示済みフラグに更新する第7のステップとを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る無線携帯端末の第1の実施の形態を示すブロック図である。無線携帯端末1Aは、図1に示すように、アンテナ101、無線部102、制御部103、カメラ部104、データ格納部105、操作部106、ドライバ107、表示部108、暗証番号格納部109、暗証番号比較手段110、リアルタイムカウンタ111から構成される。
【0012】
ここで、図1において、無線部102は、送受信データの変復調を行うものであり、アンテナ101にて受信したデータを増幅復調し、復調信号として制御部103に出力するとともに、制御部103からのデータを送信データとして変調し、アンテナ101に出力する。制御部103は、無線部102にて復調されたディジタル信号からメールなどのデータ切り出処理を行う。また、制御部103は、ドライバ107を介して表示部108の表示制御を行う。表示部108は、例えば液晶デバイスにて実現される。
【0013】
カメラ部104は、撮影した画像をディジタルデータとして制御部103に出力する。カメラ部104は、動画を撮影するものでも静止画を撮影するものでもよい。ディジタルデータ形式の一例としてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式がある。データ格納部105のデータは制御部103により読み書きされ、制御部103は、カメラ部104からのデータを入力するとデータ格納部105に格納する。すなわち、カメラ部104により撮影されたディジタル画像データは制御部103経由にてデータ格納部105に格納される。同時に格納された画像データが表示部108にて表示されたか否かを示す未表示/既表示フラグと、画像データが格納された日付時刻情報とが制御部103により、後述の図2に示すように、格納したその画像データに関連づけてデータ格納部105に設定される。また、電話帳データやメールデータ、スケジュールデータなどの個人情報もデータ格納部105に格納される。
【0014】
操作部106は、この無線携帯端末1Aのユーザが暗証番号を入力したり、無線携帯端末1Aの操作を行うための入力手段である。操作部106にて入力検出された信号は制御部103により処理される。また、暗証番号格納部109は、あらかじめユーザが操作部106を介して設定した暗証番号を格納する。即ち、操作部106にて入力された暗証番号が制御部103へ出力され、制御部103により暗証番号格納部109に格納される。暗証番号比較手段110は、暗証番号照合時にユーザの操作部106の操作に基づき入力された暗証番号が制御部103から出力されたときに、この暗証番号と、暗証番号格納部109に格納されている暗証番号とを比較し、一致または不一致の比較結果を制御部103へ出力する。リアルタイムカウンタ111は、現在日付時刻をカウントする。カウントしている時刻は制御部103により読み出し可能である。
【0015】
図2は、データ格納部105のデータの格納状況を示す図である。図2において、画像データP1からPk(kは正の整数)は、カメラ部104にて撮影された個々の画像データである。フラグF1からFkは、それぞれ画像データP1からPkに対する未表示/既表示フラグである。フラグPk(kは1からkまでの整数)は画像Pkが格納されると制御部103により非表示を示す状態にセットされるとともに、画像Pkが制御部103により表示部108に表示されるとフラグkは制御部103により既表示を示す状態にセットされる。時刻データTkは、画像データPkが格納された時に制御部103によりリアルタイムカウンタ111から格納時刻として読み出されデータ格納部105に格納される。また、データ格納部105の別のエリアには個人情報として、前述した電話帳データやメールデータ、スケジュールデータが格納されている。
【0016】
図3は、無線携帯端末1Aの外観を示す図である。無線携帯端末1Aは、ヒンジ部150を軸として、図中の矢印方向に端末1Aを折りたたんだり開いたりすることが可能である。ここで、符号130は本体部を示し、本体部130には、ユーザが無線携帯端末1Aを操作したり入力を行ったりするためのキーが並べられている操作部106が搭載されている。また、符号140は蓋部を示し、蓋部140には無線携帯端末1Aの表示部108及びカメラ部104が搭載される。カメラ部104は蓋部140に固定されており、カメラ部104の図示しないレンズ面は、常に蓋部140の表示部108の表示面の方向と同一の方向となるように蓋部104に固定されている。即ち、ユーザが蓋部140を開けて操作部106の操作を行ったり、或いは表示部108の表示面を見ているときにはそのユーザの顔がカメラ部104で撮影可能なように前記レンズ面は取り付けられている。
【0017】
次に、以上のように構成された無線携帯端末1Aの動作を図4のフローチャートに基づいて説明する。
ユーザがステップS1で操作部106を操作することにより、無線携帯端末1Aのデータ格納部105に格納されているユーザの個人情報を表示部108に表示しようとしたり、端末1Aそのものの操作ロックを解除するような要求があった場合は、制御部103はステップS2で暗証番号入力要求を表示部108に表示しユーザに暗証番号の入力を促す。ユーザの個人情報としては、前述したスケジュールデータや電話帳データ、メールのタイトルや本文データである。ここで、ステップS3でユーザによる暗証番号の入力が行われその入力が完了すると、制御部103は入力された暗証番号をステップS4で、暗証番号比較手段110に出力し暗証番号格納部109に格納される暗証番号と一致するか否かを判定させる。
【0018】
制御部103は、暗証番号比較手段110から判定結果の不一致が通知された場合は、ステップS5でパラメータnを1つインクリメントする。このパラメータnは、暗証番号の連続不一致回数をカウントするパラメータである。そして、ステップS6でn=Nの比較判定を行い、n=Nでなければ制御部103はステップS2に処理を戻して、再度暗証番号入力要求を表示部108に表示する。ここで、パラメータNは正の整数であり、暗証番号の連続不一致回数の最大値を規定するあらかじめ定められている値であり、通常Nの値は3から5程度である。
【0019】
ステップS6でn=Nの比較判定の結果、n=Nであった場合は、制御部103はステップS7でカメラ部104を制御して撮影を行い、カメラ部104からの画像データをステップS8でデータ格納部105に格納する。このとき、同時に制御部103は、格納した画像データが未表示状態であることを示すフラグと、リアルタイムカウンタ111から読み出した日付時刻情報を画像データと一緒にデータ格納部105に格納する。その後、ステップS9で表示部108に暗証番号不一致である旨を表示し、処理を終了する。
【0020】
一方、ステップS4での暗証番号の一致判断の結果、暗証番号が一致した場合には、制御部103はステップS10でパラメータnの値を0にクリアした後、ステップS11で表示部108に個人情報の参照可能の旨を表示することにより、ユーザに個人情報が参照可能となることを報知する。さらに、制御部103はステップS12で、データ格納部105のフラグFが未表示状態となっている画像データがデータ格納部105に格納されているか否かを判断することにより、前回の暗証番号一致から今回の暗証番号一致までの間に撮影された画像データが存在するか否かを判断する。
【0021】
ここで、データ格納部105のフラグFが未表示状態となっている画像データがデータ格納部105に格納されている場合は、ステップS13で該当する画像データとともに格納しているフラグFを未表示状態から既表示状態とするとともに、ステップS14で当該画像データに対して保持されている日付時刻情報と当該画像を、ユーザが希望する個人情報の表示前に表示部108に表示する。また、前回の暗証番号一致から今回の暗証番号一致の間に撮影された画像データが存在しない場合、即ちデータ格納部105のフラグFが全て既表示状態となっている場合には、画像データの表示は行わず、ユーザが表示することを希望していた個人情報を表示部108に表示する。
【0022】
このように、本実施の形態では、内部に格納されている個人情報を暗証番号の一致に基づきアクセス可能とし、かつ近年のマルチメディア化に伴い静止画像を撮影するためのカメラ部、或いはテレビ電話を実現するための動画撮影可能なカメラ部を搭載した無線携帯端末において、正しくない暗証番号が入力された場合には、このカメラ部を利用して暗証番号の入力操作者を撮影するようにしたものである。さらに、正しい暗証番号が入力された場合には、前回正しい暗証番号が入力されてから今回の暗証番号一致までの間に、正しくない暗証番号が入力されていると判断したときには、カメラ部により撮影された前記暗証番号の入力操作者の画像を表示部に表示するようにしたものである。
【0023】
この結果、無線携帯端末の所有者以外の第三者が暗証番号を入力することによりこの無線携帯端末内に格納されている前記所有者の個人情報の無断閲覧を試みようとした場合には、暗証番号の不一致により前記の第三者がカメラ部により撮影されて画像データとしてデータ格納部105に格納される一方、その後前記所有者が自身の個人情報閲覧を目的として正しい暗証番号を入力したときには暗証番号の一致により前記第三者の撮影画像がデータ格納部105から読み出されて表示部108に表示されることから、この無線携帯端末の所有者は、暗証番号を入力して自身の個人情報を無断閲覧しようとした第三者を容易に確認できるとともに、撮影された画像を、第三者を特定する証拠物件として然るべきところに提出することもできる。また、本機能を搭載することで、他人の無線携帯端末の個人情報を閲覧する行為への抑止力も期待できる。
【0024】
(第2の実施の形態)
図5は、無線携帯端末の第2の実施の形態を示す外観図である。この無線携帯端末1Bは、図3の無線携帯端末1Aと同様、ヒンジ部150を軸として、図中の矢印方向に端末1Bを折りたたんだり開いたりすることが可能である。ここで、本体部130には無線携帯端末1Aと同様、操作部106が搭載されているとともに、蓋部140には表示部108及びカメラ部104が搭載されている。
【0025】
ここで、カメラ部104は、図中矢印方向に回転可能な構造となっており、カメラ部104のレンズ面120は表示部108の表示面の方向と同一の方向に向いたり、或いは表示部108の背面方向(非表示面)を向くことが可能である。したがって、レンズ面120が表示部108の表示面の方向と同一の方向に向いているときに、ユーザが表示部108の表示面を見たり、或いは操作部106の操作を行ったりしているときには、ユーザの顔がカメラ部104に撮影可能となる。
【0026】
図6は、図5に示す無線携帯端末1Bのブロック図である。図6の無線携帯端末1Bにおいて、図1の無線携帯端末1Aと同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
図3の無線携帯端末1Aは、蓋部140に設けられたカメラ部104のレンズ面120が表示部108の表示面の方向と同一の方向となるように固定されていたが、図5の無線携帯端末1Bは、蓋部140に設けられたカメラ部104のレンズ面120が表示部108の表示面の方向と同一の方向に向いたり、或いは表示部108の背面方向(非表示面)を向くことが可能な点で無線携帯端末1Aと異なる。したがって、図6の無線携帯端末1Bでは、カメラ部104のレンズ面120の向きを検出する向き検出手段112を設け、この向き検出手段112の検出結果を制御部103に出力する点が図1の無線携帯端末1Aの構成と異なっている。
【0027】
このように第2の実施の形態は、無線携帯端末1Bに搭載したカメラ部104のレンズ面120が回転して複数の方向に可動する構造を有する場合の例であり、暗証番号の入力をユーザに促す際に、制御部103は向き検出手段112の検出結果を入力して、カメラ部104のレンズ面120の向きが表示部108の表示面の方向と同一の方向を向いているか否か、即ちレンズ面120の向きが操作部106を操作して前記暗証番号を入力するユーザ(暗証番号入力操作者)の方向に向いているか否かを識別し、レンズ面120が暗証番号入力操作者の方向に向いている場合には暗証番号の入力を許可し、レンズ面120が暗証番号入力操作者の方向に向いていない場合は、暗証番号入力操作者の撮影が出来ないため暗証番号の入力要請画面を表示部108に表示せず、暗証番号の入力を許可しないように構成したものである。
【0028】
図7は無線携帯端末1Bの要部動作を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、図4の無線携帯端末1Aのフローチャートと同一部分は同一符号を付してその詳細説明を省略する。
ユーザがステップS1で操作部106を操作することにより、無線携帯端末1Bのデータ格納部105に格納されているユーザの個人情報を表示部108に表示しようとしたり、端末1Aそのものの操作ロックを解除するような要求があった場合は、制御部103は、向き検出手段612により検出されたレンズ方向検出結果をステップS21で取得する。
【0029】
ここで、カメラ部104のレンズ面120の向きが暗証番号入力操作者の方向の向きとして前記向き検出手段112により検出された場合は、ステップS22の「カメラレンズが端末操作部側を向いているか?」がYesと判定され、この場合はステップS2へ処理を移行する。
【0030】
一方、カメラ部104のレンズ面120の向きが表示部108の背面方向を向いたりして、暗証番号入力操作者の方向の向きとして前記向き検出手段112により検出されない場合は、ステップS22の「カメラレンズが端末操作部側を向いているか?」がNoと判定される。この場合はステップS23へ移行し、表示部108に、“カメラを自身の方向(即ち、暗証番号入力操作者の方向)に向けてください”旨の表示を行ったうえ、ステップS21に処理を戻し、再度のレンズ方向の判断を行う。
【0031】
カメラ部104のレンズ面120の方向が暗証番号入力操作者の方向(即ち、本体部130の操作部106側方向)を向き、ステップS22の判定がYesとなると、制御部103は前述したようにステップS2で暗証番号入力要求を表示部108に表示しユーザに暗証番号の入力を要請する。この要請に対して暗証番号の入力が行われステップS3でその入力が完了すると、制御部103は入力された暗証番号をステップS4で、暗証番号比較手段110に出力し暗証番号格納部109に格納される暗証番号と一致するか否かを判定させる。
【0032】
そして、暗証番号の判定結果の不一致になり、かつその連続不一致回数がN回に達すると、カメラ部104を制御して撮影を行い、カメラ部104からの画像データをデータ格納部105に格納するとともに、格納した画像データが未表示状態であることを示すフラグと、リアルタイムカウンタ111から読み出した日付時刻情報をこの画像データに関連づけてデータ格納部105に格納する。その後、で表示部108に暗証番号不一致である旨を表示する(ステップS5〜S9)。
【0033】
一方、ステップS4での暗証番号の一致判断の結果、暗証番号が一致した場合は、制御部103はパラメータnの値をクリアした後、ユーザに個人情報が参照可能となることを報知する。さらに、前回の暗証番号一致から今回の暗証番号一致までの間に撮影された画像データが存在するか否かを判断し、存在する場合は、該当する画像データとともに格納しているフラグFを未表示状態から既表示状態とするとともに、当該画像データに関連づけて格納されている日付時刻情報と当該画像を、表示部108に表示する(ステップS10〜S14)。
【0034】
このように第2の実施の形態では、カメラ部104が回転可能で、レンズ面120が本体部130の操作部106側方向、或いはこれと異なる方向を向くことが可能であるような構造をもつ場合であっても、無線携帯端末1Bの使用者側にカメラ部108のレンズ面120を向けた状態で暗証番号の入力を行わせることができるため、誤った暗証番号を入力した使用者を撮影することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、暗証番号の入力操作が行われる操作部と、物体等の撮影が可能であるとともに撮影した画像の出力が可能なカメラ部と、予め暗証番号を格納する暗証番号格納部と、操作部の操作に基づく暗証番号と前記暗証番号格納部の暗証番号との一致を比較する暗証番号比較部とを有する無線携帯端末装置において、暗証番号比較部の比較結果が暗証番号の不一致を示すときにカメラ部を制御し暗証番号の入力操作を行った暗証番号入力操作者を撮影させるようにしたので、無線携帯端末の所有者以外の第三者が暗証番号を入力することによりこの無線携帯端末内に格納されている前記所有者の個人情報の無断閲覧を試みた場合には、前記第三者がカメラ部により撮影されることから、無線携帯端末の所有者はこの撮影画像をもとに、自身の個人情報に対し第三者が無断閲覧を試みた事実を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無線携帯端末装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】 前記無線携帯端末装置のデータ格納部のデータ格納状況を示す図である。
【図3】 図1の無線携帯端末装置の外観を示す図である。
【図4】 図1の無線携帯端末装置の要部動作を示すフローチャートである。
【図5】 第2の実施の形態の無線携帯端末装置の外観を示す図である。
【図6】 図5の無線携帯端末装置のブロック図である。
【図7】 図5の無線携帯端末装置の要部動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B…無線携帯端末、101…アンテナ、102…無線部、103…制御部、104…カメラ部、105…データ格納部、106…操作部、108…表示部、109…暗証番号格納部、110…暗証番号比較手段、111…リアルタイムカウンタ、112…向き検出手段、120…レンズ面、130…本体部、140…蓋部、150…ヒンジ部。

Claims (4)

  1. 暗証番号の入力操作が行われる操作部と、物体等の撮影が可能であるとともに撮影した画像の出力が可能なカメラ部と、予め暗証番号を格納する暗証番号格納部と、操作部の操作に基づく暗証番号と前記暗証番号格納部の暗証番号との一致を比較する暗証番号比較部とを有する無線携帯端末装置において、
    前記暗証番号比較部の比較結果が暗証番号の不一致を示すときに前記カメラ部を制御し前記暗証番号の入力操作を行った暗証番号入力操作者を撮影させる制御部を備え
    前記カメラ部のレンズ面の向きは複数の方向に可動する構造を有し、
    前記レンズ面の向きが前記暗証番号入力操作者の方向に向いているか否かを検出する検出手段を備え
    前記制御部は、前記検出手段により前記レンズ面の向きが前記暗証番号入力操作者の方向に向いていないことが検出された場合は、前記暗証番号入力操作者による暗証番号の入力操作を阻止することを特徴とする無線携帯端末装置。
  2. 請求項において、
    表示部と、日付時刻をカウントする時計部と、前記カメラ部により撮影された画像を画像データとして格納するデータ格納部とを備え
    前記制御部は、前記画像データの格納時にはこの画像データが格納されたことを表す格納フラグと前記時計部から読み出された日付時刻とを前記画像データに関連づけて前記データ格納部に格納するとともに、前記暗証番号比較部における暗証番号の一致時には前記データ格納部の格納フラグに応じた画像データと日付時刻とを前記データ格納部から読み出して前記表示部に表示し、かつ前記データ格納部の格納フラグを表示済みフラグに更新することを特徴とする無線携帯端末装置。
  3. 暗証番号入力操作者の入力操作に基づく暗証番号と予め暗証番号格納部に格納された暗証番号との一致を比較する第1のステップと、
    前記第1のステップの処理に基づく比較結果が暗証番号の不一致を示すときにはカメラ部を制御し前記暗証番号入力操作者を撮影する第2のステップと、
    前記カメラ部のレンズ面の向きが前記暗証番号入力操作者の方向に向いているか否かを検出する第3のステップと、
    前記第3のステップの処理に基づき検出された前記レンズ面の向きが前記暗証番号入力操作者の方向に向いていない場合は、前記暗証番号入力操作者による暗証番号の入力操作を阻止する第4のステップと
    を有することを特徴とする無線携帯端末装置におけるセキュリティのチェック方法。
  4. 請求項において、
    前記カメラ部により撮影された画像を画像データとしてデータ格納部に格納する第5のステップと、
    前記第5のステップの処理に基づく前記画像データの格納時にはこの画像データが格納されたことを表す格納フラグと時計部から読み出した日付時刻とを前記画像データに関連づけて前記データ格納部に格納する第6のステップと、
    前記第1のステップの処理に基づく比較結果が暗証番号の一致を示すときには前記データ格納部の格納フラグに応じた画像データと日付時刻とを前記データ格納部から読み出して表示部に表示し、かつ前記データ格納部の格納フラグを表示済みフラグに更新する第7のステップと
    を有することを特徴とする無線携帯端末装置におけるセキュリティのチェック方法。
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