JP4646459B2 - 固体撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリズム式ステレオアダプタを使用した場合に生じる左右方向の色収差を補正することで、異常立体感及び画質劣化を回避する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鏡やプリズムを使用した像分離光学系により視点の異なる複数の画像(視差画像)の同時撮像を可能とするステレオアダプタによって2(多)眼式ステレオ画像を撮像する技術は公知であり、これをデジタルカメラ(電子スチルカメラ)等の電子撮像装置に適用することで、ケラレ等の従来の欠点を解消しつつ画像の管理を容易化した技術も本発明者自身が特願2000−259489号などに提案している。また、ステレオアダプタのうち特にプリズム式ステレオアダプタは、両眼視差の設計自由度が高くかつ小型軽量化及び製作の容易性に優れたものである。
【0003】
しかしながら、このプリズム式ステレオアダプタにおいては、水平方向の色収差が生じるというプリズム式特有の問題点を有している。これは、解像度の劣化や白黒エッジ部への着色現象という通常の意味での画質劣化を生じるばかりでなく、特に立体画像固有の問題として異常立体感の原因となるものであった。
【0004】
具体例を挙げれば、交通標識の「駐車禁止」標識のように赤地に青といった被写体では、上記水平方向の色収差によって赤部と青部の結像位置が相対的に左右にずれる。この左右方向のずれは2眼式ステレオ画像における視差情報に相当するものとなるため、観察者にとっては奥行きとして認識されてしまう。従って、本来平板である上記標識が前後に飛び出したレリーフ状の物体として観察されることになる。このような本来の立体情報とは異なる誤った立体感或いは立体情報を表現する定まった用語は無いが、ここでは異常立体感或いは擬似立体情報と定義する。
【0005】
上記の欠点を解消するためには、特開2000−193883号公報記載のような色消しプリズムを使用することも一案ではある。しかし、色消しプリズムを採用した場合には、プリズムの製作困難性が高くまたより高価な硝材が必要となる、厚みが増すため(また同じ光学有効径を得るための実口径が大きく必要となることも相まって)全体としての形状,重量が大きくなる。その結果、大型で重くまた高価なアダプタとなってしまい、プリズム方式本来の小型軽量安価といった特長が失われてしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来、デジタルカメラで多眼式ステレオ画像を撮像するためにプリズム式ステレオアダプタを用いる方法があるが、プリズム式ステレオアダプタは水平方向の色収差が生じるというプリズム式特有の問題点を有しており、画質劣化や異常立体感を招く原因となる。また、色収差を解消するために色消しプリズムを採用した場合には、大型で重くまた高価なアダプタとなってしまい、プリズム方式本来の小型軽量安価といった特長が失われてしまう問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情を考慮して成されたもので、その目的とするところは、プリズムに起因する画質劣化及び擬似立体情報を色消しプリズムを用いることなく解消(低減)することができ、プリズム式ステレオアダプタの本来の利点を生かした小型軽量安価で高画質なステレオアダプタ立体撮像を行なうことができる撮像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(構成)
上記課題を解決するために本発明は次のような構成を採用している。
【0009】
即ち本発明は、多眼式ステレオ画像を撮影するための撮像装置において、撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の出力に基づいてカラーの被写体画像信号を得るカラー撮像手段と、前記撮像光学系の前段に配置され、視差に応じた異なる位置で前記被写体からの光を受光して、前記撮像素子の異なる領域に導くためのプリズム式ステレオアダプタと、前記被写体画像信号に対し前記プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる色収差の補正を行なう色収差補正手段とを有し、適用が想定される前記ステレオアダプタの種類が複数であり、前記色収差補正手段における色収差の補正は前記ステレオアダプタの種類に対応して行なわれることを特徴とする。
【0010】
ここで、本発明の望ましい実施態様としては次のものが挙げられる。
(1) 色収差補正手段における色収差の補正は、プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる被写体画像信号の複数の色成分毎の像位置のずれに対応して、各色成分毎に相対的な像位置ずらしを与えることによって行なわれること。
(2) 像位置ずらしは、1画素単位で行なわれること。
【0011】
(3) ステレオアダプタの装着を検出するアダプタ検出手段を更に有してなり、色収差補正手段における色収差の補正は、アダプタ検出手段によるステレオアダプタ装着の検出に基づいて行なわれること。
(4) ステレオアダプタの種類に対応した、被写体画像信号の複数の色成分毎の像位置のずれ情報を、ステレオアダプタに持たせたこと。
【0012】
(5) 被写体画像信号に対して所定のトリミングを行なうことで、撮像素子の撮像領域の中に、1つの多眼式ステレオ画像の構成要素である複数のモノキュラ画像に対応した複数の撮影画枠を設定する撮影画枠設定手段と、複数の撮影画枠に対応して得られた複数のモノキュラ画像に基づいて、所定のステレオ画像取り扱いフォーマットに従った構造化ステレオ画像を生成するステレオ画像生成手段と、を更に有したこと。
【0013】
(6) 被写体画像信号に対するトリミングは、当該被写体画像信号の色成分毎に独立に行ない得るように構成されており、色収差補正手段における色収差の補正は、ステレオアダプタに起因して生じる色成分毎の像位置のずれに対応してトリミングを行なうことによって成されること。
【0016】
(作用)
本発明によれば、プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる被写体画像信号の複数の色成分毎の像位置のずれに対応して、各色成分毎に相対的な像位置ずらしを与える色収差補正手段を設けることによって、撮像信号の色成分及び画像の左右によって異なる量の水平位置ずらしを行なうことができ、これにより色収差及びそれによって生じる擬似立体情報を補正することができる。そしてこの場合、プリズムに起因する画質劣化及び擬似立体情報を色消しプリズムを用いることなく解消(低減)することができるから、プリズム式アダプタの本来の利点を生かした小型軽量安価で高画質なステレオアダプタ立体撮像を行なうことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
【0018】
(実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの基本構成を示すブロック図である。
【0019】
図中101は各種レンズからなるレンズ系、102はレンズ系101を駆動するためのレンズ駆動機構である。103は露出を制御するための露出制御機構であり、絞り及びこの絞りを駆動する駆動機構を含み、レンズ系101を通過した光線の入射光量を制限してその絞りを制御するために設けられている。104はローパス及び赤外カット用のフィルタを備えたフィルタ系、105はCCDカラー撮像素子であり、露出制御機構103を通過した光線は、フィルタ104を介して撮像素子105に導かれる。従って、撮像素子105には、被写体に対応した画像が結像される。
【0020】
107は、ゲインコントロールアンプ,A/D変換器等を含むプリプロセス回路であり、撮像素子105により得られた撮像信号はこのプリプロセス回路107に入力され、デジタル化された画素信号がこのプリプロセス回路107から出力される。108は、色信号生成処理,マトリックス変換処理,その他各種のデジタル処理を行なうためのデジタルプロセス回路であり、このデジタルプロセス回路108において上記デジタル化された画像信号を処理することによりカラー画像データが生成される。109はデジタルプロセス回路108に接続されたカードインターフェース、110はCF(Compact Flash Memory Card)やスマートメディア等のメモリカード、111はLCD画像表示系である。メモリカード110はカラー画像データを格納するものであり、LCD表示系111はカラー画像データを表示するものである。
【0021】
また、図中の112は各部を統括的に制御するためのシステムコントローラ(CPU)、113は各種SWからなる操作スイッチ系、114は操作状態及びモード状態等を表示するための操作表示系、115はレンズ駆動機構102を制御するためのレンズドライバ、116は発光手段としてのストロボ、117は露出制御機構103及びストロボ116を制御するための露出制御ドライバ、118は各種設定情報等を記憶するための不揮発性メモリ(EEPROM)を示している。
【0022】
本実施形態のデジタルカメラにおいては、各信号処理はシステムコントローラ112の管理化にデジタルプロセス108が行なうものであって、これらは一体的に機能し演算実行に関して多くの場合は不可分なものである。従って、説明の便宜上この一方が行なうかのように表現された部分があってもこれに限られるものではない。
【0023】
撮像素子105としては、RGBベイヤ配列の撮像素子を使用する。各種信号処理に際して、始めに出力信号を同時化する。記号cはRGBのうちのいずれかを表すものとし、原画素情報をx(i,j)、同時化後の画素情報をxc(i,j)、原画素の色コーディング(RGBのいずれか)をid{x(i,j)}とすれば同時化処理は、
と行なわれる。
【0024】
即ち、当該画素が持っている色情報はそのまま用い(case1)、R又はB画素のG情報は隣接する4つのG画素より(case2)、R(B)画素のB(R)情報は対角隣接する4つのB(R)画素より(case3)、G画素のR又はB情報は、各色の行に属する場合は左右に隣接する2画素より(case4)、各色の列に属する場合は上下に隣接する2画素より(case5)それぞれ補間する。
【0025】
本実施形態のデジタルカメラでは、アダプタが装着されていない通常撮影モードの場合は、従来のカメラと同様の処理が採用される。即ち、この同時化された画素データxc(i,j)をRGBデータとして用い、従来公知の各種信号処理を施して所定フォーマットの画像信号と為して後にメモリカード109に記録する。
【0026】
なお、この後段の回路における処理は、その必要に応じて適宜使用されるそれ自体は公知の、例えば色バランス処理、マトリクス演算による輝度−色差信号への変換或いはその逆変換処理、帯域制限等による偽色除去或いは低減処理、γ変換に代表される各種非線型処理、各種情報圧縮処理、等々である。
【0027】
基本的な構成は従来一般的なデジタルカメラと同様であるが、本実施形態ではこれに加えて、操作スイッチ系113には、通常モードとステレオモードを切り替えるためのモード切り替えスイッチが設けられている。さらに、システムコントローラ112には、撮像エリアのトリミング領域を設定するための画枠設定部,アダプタの色収差に起因する色ずれを補正するための色収差補正部,モノキュラ画像からSPM(Stereo Pear in Multimedia)画像を合成するためのSPM合成部,SPM画像からJPEG画像データを生成するためのSGM(Stereo Gram in Multimedia)生成部が設けられている。
【0028】
本実施形態のデジタルカメラにおいては、図2に示すように、カメラ本体100にプリズム式ステレオアダプタ200が着脱可能となっている。このアダプタ200の左右各部分に入射した光は撮影レンズ101を介して撮像素子105の左側領域L及び右側領域Rにそれぞれ結像されるようになっている。
【0029】
通常モードでは、ステレオアダプタ200を取り付けることなく、通常(単眼)カメラと同様に撮像される。なお、通常モードとステレオモードの切り替えは前記したモード切り替えスイッチで行われるが、ステレオアダプタ200を取り付けているか否かに応じて自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0030】
ここで、ステレオアダプタ200を取り付けているか否かを検出する方法としては、(1) メカニカルスイッチ(電気接点スイッチ)をレンズ系101の鏡筒の適所に設け、アダプタ200を装着したときにこれを動作させる、(2) 異方性導電ゴムによる開接点をレンズ系101の鏡筒の適所に設け、アダプタ200を装着するとアダプタ200の対応箇所に設けられた導電部(金属板など)によってこの接点が導通する、ようにすればよい。
【0031】
ステレオモードになったら、ズームが所定位置に固定される。所定位置とは左右の像の撮影範囲が等しくなるような位置であり、予め設計時点で与えられている。本実施形態ではワイド端である。即ち、アダプタ200のプリズムの偏向角度の設定(プリズムガラスの屈折率及び頂角で決まる)は、ワイド端で左右像の範囲が等しくなるように為されている。なお、単焦点撮影レンズの場合は、その焦点距離に合わせて偏向角度を設定すれば良いことは言うまでもない。
【0032】
プリズム式のアダプタであるから、ガラスの分散及び偏向角度に応じた色収差が偏向方向(即ち像の分離方向=水平方向)に生じる。この場合の像の水平方向の位置ずれは、プリズム(ガラスの分散と偏向角度)及び撮影レンズ101の焦点距離によって決まるが、本実施形態のデジタルカメラのステレオモードでは、Gを基準にR,Bはそれぞれ内側,外側に5画素のずれを生ずるものとする。ここで、「内側」とは右画像においては左側、左画像においては右側を、「外側」はその逆を意味する。
【0033】
この様子を、図3に模式的に示した。但し、ずれ量を極端に誇張した表現となっており、また文字L,Rは左右の各画像であることを意味する単なる記号に過ぎず、実際の立体画像では左右とも類似の画像が得られることは勿論である。
【0034】
なお、このずれが実際には4.7画素など1画素以下の端数を含んでいるような場合であっても、以下における色収差補正では1画素単位の補正処理を行なうものであり、上記「5画素」はこのような意味、即ち「適用されるべき補正が(1画素単位では)5画素である」ということを意味するものである。0.5画素以下のずれは、事実上無視できるから、このように補正を敢えて1画素単位で扱うことで処理の単純化をはかることができる。
【0035】
ステレオモードでは、ステレオアダプタ200を取り付けた状態でトリガー操作によって、通常のカメラと全く同様の撮像を行なう。そして、撮像エリアの全領域から読み出した画像信号に対して、以下の処理を行なう。
【0036】
まず、システムコントローラ112に含まれる画枠設定部によって、デジタルプロセス回路108においてトリミングが行われる。即ち、図4に示すように、画面を縦に2分割し、左半分をL画像、右半分をR画像と割り当てる(100%トリミング)。なお、100%トリミングで使用することも可能であるが、本実施形態ではオーバーラップやケラレが画像に出るのを防ぐために横幅を90%に制限し、更に(必須ではないが)縦横バランスを整えるために縦幅も同率でトリミングしたものをそれぞれL,R画像に割り当てる。
【0037】
このトリミング画像は色収差による色ずれを含んでいるので、システムコントローラ112に含まれる色収差補正部において、次式の演算(アドレス割り当て変更処理)によって補正処理(色収差補正)を行なう。補正後の信号を yc(i,j)
と書けば、
(1) G信号については基準として用いる。即ち補正は施さない。
→ yG(i,j) = xG(i,j)
(2) L(左)画像のB信号及びR(右)画像のR信号については、左に5画素ずれているので右に5画素シフトさせる。
→ yc(i,j) = xc(i-5,j)
(3) L(左)画像のR信号及びR(右)画像のB信号については、右に5画素ずれているので左に5画素シフトさせる。
→ yc(i,j) = xc(i+5,j)
このようにして得られた補正後のトリミング画像は、色収差の影響が除去された、本来の各モノキュラ画像となっている。即ち、前記図3のような画像が図4のような本来の画像に補正されるものである。次段では、この補正後のトリミング画像を用いてSPM画像の生成等を行なう。但しこの場合、左右両端に5画素(シフト量分)の無効領域が生じるので、その分はさらにトリミングにて整形して後に次段に移行する。
【0038】
勿論、予め5画素分だけ左右両側にオーバートリミングするようにしておくことはさらに好適な変形例である。これによって、色収差補正によって画像が小さくなることが回避できる。同じことは、トリミングを施す段階で、RGBの各色によって独立なトリミングが可能な構成とし、上記した5画素(シフト量)分だけRGB各色成分によってトリミング枠をずらしておくようにしても実現できる。これによって、さらにトリミング時のバッファ領域を節減することができる。
【0039】
次いで、システムコントローラ112に含まれるSPM合成部によって、デジタルプロセス回路108においてSPM画像が生成される。即ち、上記のトリミングにより得られた(収差補正後の)L,R画像は、図5に示すように合成され、2つの画像が左右に隙間無く並列配置された1つの画像(SPM画像)となる。このとき、境界領域に或いはさらにSPM画像の周囲に1〜数画素幅の枠線(例えばR=G=B=0の黒)を配して、SPM画像であることが視覚的にも明確となるようにすることも好適な変形例である。
【0040】
そして、SPM画像は、システムコントローラ112に含まれるSGM(Stereo Gram in Multimedia)生成部によって、ステレオデータをヘッダ部として付加されたJPEG画像データに生成される。即ち、記録や伝送に際して画像情報を圧縮しておくことが好適であり、その際任意の方法を用いることが可能であるが、最も標準的な公知のJPEG圧縮を用いる。その際、例えばヘッダ部のユーザー情報領域の所定のタグにステレオ情報を割り当てる。記録する情報は、
a:ステレオであるか否か(デフォルト:Y)
b:ステレオの場合の画像枚数(デフォルト:2)
c:各モノキュラ画像の配置(縦横画素数を含む存在領域)
が基本情報となる。
【0041】
これらの情報があれば、自身或いは他の装置はこの情報を読み取ることによって、元の各モノキュラ画像を分離、再現することができる(画像を伸張した後に数,配置情報に従って各画像を切り出せばよい)。このようなSGMは、1つのステレオ画像の全画像データと、画像データ以外に必要なステレオデータとを1ファイル、即ち取り扱い単位としたものであるから、(狭義の)構造化ステレオ画像の一例である。一般の、例えば汎用PCでの使用やインターネット上での伝送に際しての不可分な取り扱い単位であるから、このうちの一部だけが誤って記録,伝送,消去されるような不具合は生じない。
【0042】
但し、本発明においては、構造化ステレオ画像としては広義のものを対象とする。従って、上記例以外に例えば、画像データが複数ファイルに分かれているような形でSGMを構成してもよい。即ち、SGMの形式に拘わらず、小型軽量化やアダプタ使用時の不具合回避などの効果が同様に得られることは自明である。なお、このような複数ファイル形式のSGMを構成するためには、上記トリミング(1つの撮像画枠からのL、R各画像の切り出し)が不可欠となる。
【0043】
生成されたSGMを、システムコントローラ112の指示により働くデジタルプロセス回路108内の記録手段でカードインターフェース109を介してメモリカード110に記録する。
【0044】
なお、SGMが記録されたカードは、例えば汎用PC等のスロット等に差し替えて使用される。カメラ本体は他に入出力ポートを持っており、有線又は無線接続により、生成されたSGMを入出力可能である。また、カード(カードインターフェース)経由で、SGMを入出力することも可能である。
【0045】
このように本実施形態によれば、通常の単眼式電子カメラと同様の構成である電子カメラ100にプリズム式ステレオアダプタ200を取り付け、1つの撮像素子105の撮像エリア上に複数のモノキュラ画枠を設定し、これから得た複数のモノキュラ画像によりステレオ画像を得るようにしているので、複数の撮像素子を要しない。このため、小型化及び低価格化が可能となる。しかも、色消しプリズムを用いるのではなく色収差補正手段を設け、撮像信号の色成分及び画像の左右によって異なる量の水平位置ずらしを行なうようにしているので、色収差及びそれによって生じる擬似立体情報を補正することができる。
【0046】
(変形例)
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。実施形態においては適用するアダプタは1つのみを想定したが、例えば他に、(1) 偏向角度が異なる設計になっており、その結果色収差による像ずれが異なるもの、(2) 色消しプリズムによって色収差が光学的に補正されており(或いはミラータイプのアダプタ)、大型かつ高価ではあるが信号処理による色収差補正が不要なもの、など複数の、像ずれの異なるアダプタを併用するために、各アダプタに対応する像ずれ情報をアダプタに持たせてこれをアダプタ検知機構を介して自動的に取込む(あるいは手動的に入力しても良い)ことによって補正量を異ならしめるように構成することも好適である。
【0047】
実施形態では、色収差補正は1画素を最小単位として行ない、処理の単純化を図ったが、適当な補間を用いて1画素以下の単位で補正を施しても良く、これによってより厳密な従ってより大きな効果が得られることは勿論である。
【0048】
実施形態では、色収差補正以前に同時化処理を行ない、このような構成とすることで補正演算を極めて簡単なものとすることができたが、同時化以前のベイヤ(点順次カラー)画像の段階で色収差補正を行なっても良い。この場合、上記例と同様に1画素単位の処理を行なうと、色コーディング配列が維持されない場合が生じる得るため、その後の信号処理が複雑化する場合がある(例えばRGB同時化を経ずにダイレクトに同時化されたY色差コンポーネント信号を算出する処理の場合など)が、色収差補正を2画素単位(即ち偶数画素分のシフト)で行なうようにすれば、ベイヤパターンは維持されるから信号処理方式に係らず問題を生じることなく本発明を適用することができ、極めて効果的である。
【0049】
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる被写体画像信号の複数の色成分毎の像位置のずれに対応して、各色成分毎に相対的な像位置ずらしを与える色収差補正手段を設けることによって、色消しプリズムを用いることなしにプリズムに起因する画質劣化及び擬似立体情報を解消(低減)することができ、プリズム式ステレオアダプタの本来の利点を生かした小型軽量安価で高画質なステレオアダプタ立体撮像を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの基本構成を示すブロック図。
【図2】プリズム式ステレオアダプタとその適用例を示す図。
【図3】プリズムの色収差による色ずれの様子を模式的に示す図。
【図4】画枠トリミングの例を説明するための図。
【図5】SPM画像とSGMファイルを説明するための図。
【符号の説明】
100…カメラ本体
101…レンズ系
102…レンズ駆動機構
103…露出制御機構
104…フィルタ系
105…CCDカラー撮像素子
106…CCDドライバ
107…プリプロセス部
108…デジタルプロセス部
109…カードインターフェース
110…メモリカード
111…LCD画像表示系
112…システムコントローラ(CPU)
113…操作スイッチ系
114…操作表示系
115…レンズドライバ
116…ストロボ
117…露出制御ドライバ
118…不揮発性メモリ(EEPROM)
200…プリズム式ステレオアダプタ
Claims (7)
- 撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子の出力に基づいてカラーの被写体画像信号を得るカラー撮像手段と、
前記撮像光学系の前段に配置され、視差に応じた異なる位置で前記被写体からの光を受光して、前記撮像素子の異なる領域に導くためのプリズム式ステレオアダプタと、
前記被写体画像信号に対し前記プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる色収差の補正を行なう色収差補正手段とを有し、
適用が想定される前記ステレオアダプタの種類が複数であり、前記色収差補正手段における色収差の補正は前記ステレオアダプタの種類に対応して行なわれることを特徴とする撮像装置。 - 前記色収差補正手段における色収差の補正は、前記プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる前記被写体画像信号の複数の色成分毎の像位置のずれに対応して、前記各色成分毎に相対的な像位置ずらしを与えることによって行なわれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記像位置ずらしは、1画素単位で行なわれることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記ステレオアダプタの装着を検出するアダプタ検出手段を更に有してなり、
前記色収差補正手段における色収差の補正は、前記アダプタ検出手段による前記ステレオアダプタ装着の検出に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記ステレオアダプタの種類に対応した、前記被写体画像信号の複数の色成分毎の像位置のずれ情報を、前記ステレオアダプタに持たせたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の撮像装置。
- 前記被写体画像信号に対して所定のトリミングを行なうことで、前記撮像素子の撮像領域の中に、1つの多眼式ステレオ画像の構成要素である複数のモノキュラ画像に対応した複数の撮影画枠を設定する撮影画枠設定手段と、前記複数の撮影画枠に対応して得られた複数のモノキュラ画像に基づいて、所定のステレオ画像取り扱いフォーマットに従った構造化ステレオ画像を生成するステレオ画像生成手段と、を更に有したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置。
- 撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子の出力に基づいてカラーの被写体画像信号を得るカラー撮像手段と、
前記撮像光学系の前段に配置され、視差に応じた異なる位置で前記被写体からの光を受光して、前記撮像素子の異なる領域に導くためのプリズム式ステレオアダプタと、
前記被写体画像信号に対し前記プリズム式ステレオアダプタに起因して生じる色収差の補正を行なう色収差補正手段とを有し、
前記被写体画像信号に対して所定のトリミングを行なうことで、前記撮像素子の撮像領域の中に、1つの多眼式ステレオ画像の構成要素である複数のモノキュラ画像に対応した複数の撮影画枠を設定する撮影画枠設定手段と、前記複数の撮影画枠に対応して得られた複数のモノキュラ画像に基づいて、所定のステレオ画像取り扱いフォーマットに従った構造化ステレオ画像を生成するステレオ画像生成手段とを更に有し、
前記被写体画像信号に対するトリミングは、当該被写体画像信号の色成分毎に独立に行ない得るように構成されており、前記色収差補正手段における色収差の補正は、前記ステレオアダプタに起因して生じる色成分毎の像位置のずれに対応して前記トリミングを行なうことによって成されることを特徴とする撮像装置。
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