JP4646058B2 - 遊技機および弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の故障に対処するための技術に関する。
弾球遊技機や回胴式遊技機などの遊技機においては、複数の基板が信号線により電気的に接続されている。この信号線は、各基板に対する制御命令を電気信号として伝送する(以下、このような遊技内容の制御に関わるコマンドデータのことを「遊技制御データ」とよぶ)。たとえば、弾球遊技機においては、メイン基板とよばれる制御装置が遊技球の入賞判定、抽選、払出しなどの出球制御を担当する。一方、サブ基板とよばれる制御装置は、画像表示や音声出力など視聴覚的なユーザインタフェース処理を主として担当する。遊技状況に応じて、メイン基板はサブ基板に対して遊技制御データを送信する。サブ基板はメイン基板からの遊技制御データに基づいて表示処理等を行う。通常、メイン基板とサブ基板の間の通信は片方向通信であり、サブ基板からメイン基板に対しては信号が送信されない。このような構成により、メイン基板による出球制御の独立性が確保されるよう処置されている。
特開2003−325920号公報
しかし、遊技機が長く稼働すると、振動、汚れなどの外的要因により、メイン基板やサブ基板とそれら基板をつなぐ信号線との間で接触不良を起こすことがある。あるいは、信号線と基板の接続箇所において、複数の信号線が短絡状態となってしまい、ある信号線を介して送受信されるデータが、他の信号線においても検出されることがある。さらには、信号線そのものが破断し、好適にデータを送信できなくなる場合もある。
メイン基板とサブ基板を接続する信号線は、遊技機の制御において極めて重要である。サブ基板は、メイン基板から送信される遊技制御データによって一方的に制御される基板だからである。したがって、これらの信号線において故障が発生した場合には遊技機としての機能が好適に発揮されなくなる。
しかるに、メイン基板からサブ基板に遊技制御データが正常に伝送されない事態が間欠的に発生する場合には、このような信号線の不具合は発見されにくくなる。遊技機の安定的な動作を保証し、遊技者の遊技機に対する不信感を生じさせないようにするためには、このような信号線の不具合が生じても、これを早期に検出し、かつ、対応することが必要である。
本発明はこのように認識された課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、遊技機の信号線における不具合が検出されたときに対処するための技術を提供することにある。
本発明のある態様は弾球遊技機である。
この遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、遊技内容を制御する第1制御装置と、第1制御装置による制御内容を遊技者に示すための図柄を変動表示させる第2制御装置と、第1制御装置と第2制御装置を接続する信号線のデータ伝送状態を検査して通信エラーを検出する通信エラー検出手段と、を備える。
第1制御装置は、始動口への遊技球の入球を契機として、遊技者に有利な特別遊技に遊技状態を移行させるか否かを判定するための特別遊技移行抽選を実行する特別遊技移行抽選手段と、第2制御装置による図柄の変動表示過程を示す表示パターンを、特別遊技移行抽選の結果に応じて選択するパターン選択手段と、選択された表示パターンによる図柄の変動表示を指示するための変動指示データを信号線を介して第2制御装置に送信する変動指示データ送信手段と、特別遊技移行抽選が当たりであれば、選択された表示パターンにより図柄の変動表示が終了するタイミングで特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、を含む。
第2制御装置は、第1制御装置から変動指示データを受信する変動指示データ受信手段と、表示パターンのデータを複数種類記憶するパターン記憶手段と、エラー検出手段によりエラー検出がなされていないときには、変動指示データにおいて指示された表示パターンをパターン記憶手段から読み出して図柄を変動表示させ、エラー検出がなされているときには、予め定められたエラー発生時のための表示パターンをパターン記憶手段から読み出して図柄を変動表示させる表示制御手段と、を含む。
たとえば、第1制御装置は遊技機のいわゆるメイン基板、第2制御装置はいわゆるサブ基板とよばれる装置であってもよい。このような態様によれば、第1制御装置にて図柄の変動表示過程を示す表示パターンが選択される。第2制御装置は、第1制御装置から送信される変動指示データにより、いずれの表示パターンにて図柄を変動表示させるかを特定する。しかし、第1制御装置から第2制御装置への通信に不具合を生じている場合には、第1制御装置にて選択された表示パターンにて第2制御装置が図柄を変動表示させることができなくなる可能性がある。
このような態様によれば、通信エラー発生時においては、第2制御装置は変動指示データの内容にかかわらず予め定められた表示パターンにて図柄を変動表示させる。通信エラーが発生しても、見た目上遊技の継続性を保つことができるので、通信エラー発生時における遊技者の不快感を未然に防止する上で効果がある。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、遊技内容を制御する第1制御装置と、第1制御装置による制御内容を遊技者に示すための図柄を変動表示させる第2制御装置と、第1制御装置と第2制御装置を接続する信号線のデータ伝送状態を検査して通信エラーを検出する通信エラー検出手段と、を備える。
第1制御装置は、始動口への遊技球の入球を契機として、遊技者に有利な特別遊技に遊技状態を移行させるか否かを判定するための特別遊技移行抽選を実行する特別遊技移行抽選手段と、特別遊技移行抽選の結果を示す抽選結果データを信号線を介して第2制御装置に送信する抽選結果データ送信手段と、特別遊技移行抽選が当たりであれば、特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、を含む。
第2制御装置は、第1制御装置から抽選結果データを受信する抽選結果データ受信手段と、特別遊技移行抽選の結果を演出するための図柄の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶するパターン記憶手段と、パターン記憶手段からいずれかの表示パターンを読み出して図柄を変動表示させる表示制御手段と、を含む。第2制御装置の表示制御手段は、通信エラー検出手段によりエラー検出がなされていなければ、図柄の変動表示後に受信された抽選結果データに示される特別遊技移行抽選の結果を示す図柄を停止表示させ、エラー検出がなされているときには、特別遊技移行抽選の結果にかかわらず外れを示す図柄を停止表示させる。
通信エラーを生じている場合には、抽選結果データの内容が伝送過程において変質してしまい、第2制御装置に正しく伝わらない可能性がある。たとえば、特別遊技移行抽選が当たりであっても、第2制御装置は外れとして結果を受け取ったり、その逆の事態も生じる可能性がある。第2制御装置により誤って当たり表示がなされ、実際には外れとなる場合は、遊技者は遊技に対して不満を抱きやすい。当たり表示という間違った情報によって、遊技者はいったんは受益を期待するからである。これに対し、外れ表示がなされながら、実際には当たりとなる場合には、遊技者はもともと受益を期待する心理状態とならないため、このような不満が生じにくい。
このような態様によれば、通信エラーが生じたときには特別遊技移行抽選の結果にかかわらず外れ図柄を停止図柄させるので、通信エラーの発生という異常事態においても遊技者の不快感を抑制する上で効果がある。
第2制御装置の表示制御手段は、通信エラー検出手段によりエラー検出がなされたときには、エラーの発生を報知するための画像を表示させてもよい。
このような態様によれば、通信エラーの発生を目視にて確認できる。このようなエラーを報知する画像は、遊技者が即座にエラーを視認できる態様にて表示されてもよいし、遊技機の管理者だけが認識できるエラーを示すサインとして表示されてもよい。
本発明によれば、遊技機の信号線において通信エラーが発生したときに、遊技の信頼性を保つために好適に対処できる。
本実施例の遊技機としては、ぱちんこ遊技機を例として説明する。しかし、検査対象とすべき遊技機は、いわゆるスロットマシーンなどの回胴式遊技機など様々な種類の遊技機であってもよい。本実施例においては、このぱちんこ遊技機のメイン基板とサブ基板を接続する8本のデータ信号線における通信エラー検出処理について説明する。
本実施例において説明するぱちんこ遊技機においては、メイン基板からサブ基板に所定回検査データが送信された後に、遊技制御データが送信される。遊技機検査装置は、メイン基板における送信前の検査データと、サブ基板において受信後の検査データを比較して、あるデータ信号線から送信されたデータが別のデータ信号線に混入していないか、あるいは、あるデータ信号線を介して送信されたデータが正常にそのデータ信号線を介して受信されているかを検証する。
この態様によれば、遊技機の動作中であっても、通信エラーを検出できる。遊技中に通信エラーが検出されたときには、遊技進行の混乱を最小限に抑えるために、通信エラー発生時に備えて予め用意された特別な表示パターンにて図柄が変動表示される。検査データによる通信エラー検出処理や通信エラーが検出されたときの処置の詳細については、以下、図面を参照しつつ説明する。
なお、8本のデータ信号線は、それぞれ一度に1ビットのデータを送信する。1回あたり送信される遊技制御データや検査データはそれぞれ8ビットの2進数データであり、各ビットデータは8本のデータ信号線のいずれかに割り当てられて送信される。
(用語定義)
「遊技制御データ」:メイン基板がサブ基板に対して図柄の変動表示やキャラクタの表示など、演出の実行を指示するために送信されるデータのように、メイン基板からサブ基板を制御するために送信されるデータのことを「遊技制御データ」とよぶ。
「送信検査データ」、「受信検査データ」:メイン基板からサブ基板に所定回送信される検査データについてメイン基板における送信前の検査データを「送信検査データ」、サブ基板における受信後の検査データを「受信検査データ」とよぶ。
「混線状態」、「混線候補」:あるデータ信号線から送信されたデータが、別のデータ信号線から検出される状態を「混線状態」とよぶ。送信検査データと受信検査データの検証により、混線の可能性があるデータ信号線の組み合わせを「混線候補」とよぶ。
「通信エラー」:混線状態の発生のみならず断線状態の発生も含め、広くデータ信号線における通信上の不具合を意味する。
図1は、本実施例におけるぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17およびスピーカ18を含む。
外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。透明板13は、ガラスなどにより形成され、遊技盤50の遊技領域52を透視可能な板である。扉14は、透明板13を支持する。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。
上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が再生される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66および一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。
始動口62は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置74と、始動口を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62は、遊技領域52における所定位置に設けられる。始動口62は普通電動役物26により形成され、その入口が拡開可能となっている。普通電動役物26が拡開状態にあるときには、遊技球は始動口62に落入しやすくなる。以下、始動口62に関し、普通電動役物26が拡開して遊技球が始動口62に落入しやすい状態を「開放状態」と呼ぶ。
大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入球検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15および下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本明細書において「落入」は「通過」を含むものとする。
遊技盤50の略中央に設けられた特別図柄表示装置61と装飾図柄表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄202と、特別図柄202に連動する装飾図柄200を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄202は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「特別遊技移行抽選」とよぶ)の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。始動口62に遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値(以下、「特図乱数」とよぶ)が取得される。特図乱数は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は適宜読み出され、特別図柄202が変動表示される。特別図柄202の変動表示が終了すると、特別遊技移行抽選の結果が停止表示される。そのあと、次の保留球が読み出され、新たな変動表示が開始される。
装飾図柄200は、特別遊技移行抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200としてスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示装置であってもよい。
特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は一定時間経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、大入賞口66の開閉動作が開始され、特別遊技に移行する。このときスロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。すなわち、特別図柄202と装飾図柄200はその変動開始時点と変動終了時点がほとんど一致する。
特別遊技中において、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が大入賞口66内の特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上特定領域へ落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回を上限として繰り返される。特別遊技中におけるこの大入賞口66が1回開放される期間を「単位遊技」または「ラウンド」とよぶ。特別遊技は、たとえば15回を限度とした複数回の単位遊技により構成されるともいえる。大入賞口66に遊技球が落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64の所定位置には、特図乱数保留ランプ20が設けられている。特図乱数保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって特図乱数の保留球数を表示する。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
普通図柄204は、作動口68への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「普通図柄抽選」とよぶ)の結果に応じた図柄であり、当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。作動口68に遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値(以下、「普図乱数」とよぶ)が取得される。普図乱数も、たとえば最大4個まで一時記憶される。一時記憶されている普図乱数は適宜読み出され、普通図柄204が変動表示される。普通図柄204の変動表示が終了すると、普通図柄抽選の結果が停止表示される。そのあと、次の普図乱数が読み出され、新たな変動表示が開始される。センター飾り64の所定位置に設けられている普図乱数保留ランプ21は4個のランプからなり、その点灯個数によって、一時記憶されている普図乱数の個数を表示する。普通図柄抽選は、通常、50%から80%程度の確率で当たりとなり、このとき始動口62の普通電動役物26が所定時間拡開する。このとき、遊技球が一時的に始動口62に落入しやすくなる。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの特別遊技移行抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置130を構成する。
セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、ぱちんこ遊技機におけるハードウェア構成を示すブロック図である。
メインプロセス制御手段108は、ぱちんこ遊技機10の全体的な動作および遊技の基本動作を制御する。サブプロセス制御手段110は、装飾図柄200の変動表示やぱちんこ遊技機10周囲の電飾等の演出的動作を制御する。
メイン基板41とサブ基板49は、8本のデータ信号線100と1本のストローブ信号線102によって接続される。メインプロセス制御手段108からサブプロセス制御手段110に対してはデータ信号線100を介して遊技制御データが送られるが、サブプロセス制御手段110からメインプロセス制御手段108へフィードバック的な情報または信号は送られず、つねにメインプロセス制御手段108からサブプロセス制御手段110への片方向通信となる。メインプロセス制御手段108およびサブプロセス制御手段110は、ハードウェア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理に用いるCPU等の素子を含む。
入球検出装置104は、始動口62の入球検出装置74や大入賞口66の入球検出装置78など、各種入賞口において遊技球の入球を検出するセンサである。表示装置106は特別図柄表示装置61、装飾図柄表示装置60、特図乱数保留ランプ20や遊技効果ランプ90等の各種表示のための装置である。
遊技機検査装置120は、メイン基板41とサブ基板49に接続され、データ信号線100の通信状態を検査するための装置である。遊技機検査装置120は同図に示すように、メイン基板41やサブ基板49とは別個の装置として形成されてもよいが、メイン基板41およびサブ基板49の双方または一方の機能の一部として形成されてもよい。
データ信号線100は、遊技制御データと検査データを伝送するための通信線である。各データ信号線100は、それぞれ1度に1ビットのデータを伝送する。したがって、メイン基板41からサブ基板49へは一度に最大8ビット、すなわち、1バイトのデジタル信号が伝送される。
メイン基板41は、遊技制御データの送信時には、その送信に先だって所定回検査データをサブ基板49に送信する。各検査データは8ビットのビットデータである。これらの検査データの送信後に、遊技制御データが送信されることになる。そのあと、ストローブ信号線102を介して、メイン基板41からサブ基板49にストローブ信号とよばれるパルス状の信号が送信される。
サブ基板49は、メイン基板41から受信した検査データや遊技制御データを一時的に記憶する。また、メイン基板41も、送信した検査データを一時的に記憶する。遊技機検査装置120は、検査データが送信されるごとにメイン基板41とサブ基板49からそれぞれ送信検査データと受信検査データを取得する。そして、これらのデータを元にして、遊技機検査装置120は後述する方法によりデータ信号線100に通信エラーを生じているか否かを判定する。以下、遊技機検査装置120による通信エラーを判定するための処理のことを、単に「通信エラー判定処理」とよぶ。遊技機検査装置120は、通信エラー判定処理により通信エラーが発生していると判定されたときには、通信エラー発生を示す情報を「通信エラー検出情報」としてサブ基板49に送信する。
通信エラー判定処理の詳細については図7以降に関連して詳述する。
サブプロセス制御手段110は、ストローブ信号を受信すると、一時記憶されている遊技制御データを読み出す。サブプロセス制御手段110は、読み出された遊技制御データに応じて、表示処理等を実行する。遊技機検査装置120から通信エラー検出情報を受信していた場合には、エラーに対応した処理(以下、単に「エラー時処理」とよぶ)を実行する。
エラー時処理の詳細については主として後の図20に関連して詳述する。
図4は、図3に示したハードウェア上において実現されるぱちんこ遊技機の基本的な機能ブロック図である。
同図においては、ぱちんこ遊技機10の各機能ブロックの役割を説明し、これらの機能ブロックの相互作用については後に説明する。大入賞口66、始動口62、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18、遊技効果ランプ90、遊技機検査装置120および遊技制御装置130との間は電気的に接続されている。
遊技制御装置130は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理や制御処理に用いるCPUやRAM等の素子で実現でき、ソフトウエア的には画像処理機能、制御機能、乱数発生機能等のプログラムによって実現されるが、本図ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できる。
遊技制御装置130は、図3においても説明したようにメインプロセス制御手段108とサブプロセス制御手段110を含む。
メインプロセス制御手段108は、入球判定手段132、特別遊技移行抽選手段134、パターン選択手段136、特別遊技実行手段138および送信処理手段140を含む。
サブプロセス制御手段110は、受信処理手段150、パターン記憶手段160、エラー判定手段162および表示制御手段164を含む。
遊技球が始動口62に落入すると、始動口62の入球検出装置74はそれを検出して落入を示す始動入賞情報を生成する。入球判定手段132は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判定する。入球判定手段132は、作動口68や一般入賞口72など各種入球口への遊技球の落入についても判定する。
保留球数が上限の4つに達していない場合、入球判定手段132が始動入賞情報を受け取ったタイミングで、特別遊技移行抽選手段134が始動入賞に対する特図乱数を取得する。このとき、特別遊技移行抽選手段134は保留球数として1を加算し、保留球として新たに取得された特図乱数を一時記憶する。特図乱数は、数学的に生成されてもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値として生成されてもよい。特図乱数は「0〜65535」の範囲で生成される。特別遊技移行抽選手段134は、取得された特図乱数が当たりとなるべき範囲、たとえば、「0〜250」内にあるか否かにより、特別遊技移行抽選の当否を判定する。特別遊技移行抽選手段134は、このような特図乱数の当たりとなるべき範囲を定めた当否判定テーブルを記憶する。特別遊技移行抽選手段134は、当否判定テーブルを参照して、特図乱数の当否を判定する。
パターン選択手段136は、装飾図柄200と特別図柄202の変動表示過程を示す表示パターンを選択する。特別図柄202と装飾図柄200は、それぞれ時間的に連動して変動表示される。パターン選択手段136は、特図乱数と表示パターンを識別するためのパターンIDを対応づけたパターン選択テーブルを参照して、特別遊技移行抽選手段134が当否判定する特図乱数に対応したパターンIDを選択する。こうして、装飾図柄200と特別図柄202の変動表示過程を示す表示パターンがそれぞれ特定される。
特別遊技実行手段138は、特別遊技移行抽選が当たりとなったとき、図柄変動終了後に特別遊技の実行を制御する。
送信処理手段140は、遊技制御データなど各種データをサブプロセス制御手段110に送信する。送信処理手段140は、遊技制御データ送信手段142と検査データ送信手段148を含む。遊技制御データ送信手段142は、遊技制御データをサブプロセス制御手段110に送信する。検査データ送信手段148は検査データをサブプロセス制御手段110に送信する。
遊技制御データ送信手段142は、更に、変動指示データ送信手段144と抽選結果データ送信手段146を含む。
変動指示データ送信手段144は、遊技制御データとして変動指示データを送信する。ここでいう変動指示データとは、パターン選択手段136により選択されたパターンIDや演出のために表示すべきキャラクタを特定するコマンドを含むデータである。抽選結果データ送信手段146は、遊技制御データとして抽選結果データを送信する。ここでいう抽選結果データとは、特別遊技移行抽選の結果を示すデータである。
遊技制御データ送信手段142は、このような変動指示データや抽選結果データをまとめて、図柄変動開始時に遊技制御データとしてサブプロセス制御手段110に送信する。遊技制御データ送信手段142は、この他にも、図柄変動の停止を指示するための停止コマンドも送信する。
遊技制御データ送信手段142から送信される各種遊技制御データによってサブプロセス制御手段110の制御内容が決定づけられることになる。
なお、特別図柄202の変動表示は、メインプロセス制御手段108により実行されるが、装飾図柄200の変動表示は、メインプロセス制御手段108からの指示によりサブプロセス制御手段110により実行される。
サブプロセス制御手段110の説明に移る。
受信処理手段150は、遊技制御データなど各種データをメインプロセス制御手段108から受信する。受信処理手段150は、遊技制御データ受信手段152と検査データ受信手段158を含む。遊技制御データ受信手段152は、遊技制御データ送信手段142から遊技制御データを受信する。検査データ受信手段158は、検査データ送信手段148から検査データを受信する。
遊技制御データ受信手段152は更に、変動指示データ受信手段154と抽選結果データ受信手段156を含む。変動指示データ受信手段154は、変動指示データ送信手段144から変動指示データを受信する。抽選結果データ受信手段156は、抽選結果データ送信手段146から抽選結果データを受信する。
パターン記憶手段160は、装飾図柄200の表示パターンのデータを先述したパターンIDと対応づけて記憶する。変動指示データ受信手段154が変動指示データ送信手段144から受信した変動指示データにおいて指示されるパターンIDにより、読み出されるべき表示パターンのデータが特定されることになる。
エラー判定手段162は、遊技機検査装置120から通信エラー検出情報を受信したときに通信エラーが発生しているかを判定する。この場合、エラー判定手段162は、通信エラー発生中であることを示す通信エラーフラグをオンする。表示制御手段164は、受信された変動指示データに含まれるパターンIDに対応する表示パターンのデータをパターン記憶手段160から読み出して、装飾図柄200を装飾図柄表示装置60に変動表示させる。
メインプロセス制御手段108は、図柄変動開始時に特別図柄202を特別図柄表示装置61にて変動表示させる。このとき変動指示データ送信手段144は、変動指示データをサブプロセス制御手段110に送信する。サブプロセス制御手段110は変動指示データを受信し、指示された表示パターンにて装飾図柄200を変動表示させる。このとき、装飾図柄200と特別図柄202の変動時間は連動するように各図柄の表示パターンが選択される。
図5は、遊技機検査装置の機能ブロック図である。
送信検査データ取得手段170は、検査データ送信手段148から送信検査データを取得する。受信検査データ取得手段172は、検査データ受信手段158から受信検査データを取得する。
通信エラー検出処理手段174は、送信検査データ取得手段170と受信検査データ取得手段172から取得された、同一の検査データに対する送信検査データと受信検査データを比較して、通信エラーを検出する。通信エラー検出処理手段174は、混線候補情報保持手段176と断線候補情報保持手段178を含む。混線候補情報保持手段176は、混線候補となるデータ信号線100の組み合わせを検出し、混線候補の一覧を混線候補情報として保持する。断線候補情報保持手段178は、断線を生じている可能性があるデータ信号線100を断線候補として検出し、断線候補の一覧を断線候補情報として保持する。混線候補情報保持手段176と断線候補情報保持手段178は、所定回送信されるべき検査データが1回送信されるごとに、混線候補情報と断線候補情報を更新する。
混線候補情報や断線候補情報のデータ構造とその生成更新過程については図7以降に関連して詳述する。
通信エラー判定手段180は、通信エラー検出処理手段174による検査の結果に基づいて、通信エラーが発生しているか否かを最終的に判定する。通信エラー判定手段180は、混線判定手段182と断線判定手段184を含む。混線判定手段182は、混線状態の発生があるか否かを最終的に判定する。断線判定手段184は、断線状態が生じているか否かを最終的に判定する。通信エラー判定手段180は、混線判定手段182や断線判定手段184により混線状態か断線状態が発生しているものと最終的に判定されたときには、通信エラーが発生していると判定する。
通信エラー通知手段186は、通信エラー判定手段180により通信エラーが発生していると判定されたときには、通信エラー検出情報をサブプロセス制御手段110に送信する。サブプロセス制御手段110のエラー判定手段162は、通信エラー検出情報を受信したときには、エラー時処理を実行する。
図6は、図柄変動開始時におけるメインプロセス制御手段とサブプロセス制御手段の間の処理過程を示すシーケンス図である。同図では、概要のみを示す。
検査データ送信手段148は、図柄変動の開始に先だって検査データをサブプロセス制御手段110に送信する(S10)。検査データは複数回送信される。このとき、遊技機検査装置120は通信エラー検出処理を実行する。エラー判定手段162は、遊技機検査装置120から通信エラー検出情報を受信していれば、通信エラーフラグをオンする(S12)。なお、次回の遊技制御データ送信処理に際して通信エラー検出情報が受信されなければ、この通信エラーフラグはオフされてもよい。
次に、遊技制御データ送信手段142は、変動指示データや抽選結果データを含む遊技制御データを送信する(S14)。サブプロセス制御手段110は、遊技制御データを受信したタイミングで、指定された表示パターンにより装飾図柄200の変動表示を開始する(S16)。ただし、S12においてエラーが検出されていれば、エラー時処理が実行される。
S16の処理の詳細については、図20に関連して説明する。
同図に示したように、メインプロセス制御手段108からサブプロセス制御手段110への遊技制御データの送信に先だっては、検査データが複数回送信され、その検査データに基づく通信エラー検出処理が実行される。そのため、遊技制御データをサブプロセス制御手段110が受信する前処理として、通信エラーが発生しているか否かが適宜検出される。
次の図7以降では、実際に遊技機検査装置120が通信エラーとして、混線状態や断線状態を検出する過程について混線候補情報と断線候補情報のデータ構造を示しながら説明する。
図7は、第1の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。
まず、検査データ送信手段148は8ビットの「11100010」を検査データ受信手段158に送信している。16進数表現では「EH」にあたる。検査データ送信手段148は、第1の検査データとして各ビットデータを各データ信号線100に割り当てて送信する。以下、検査データの第1ビット目のデータが割り当てられるデータ信号線100のことを「第7信号線」、第2ビット目のデータが割り当てられるデータ信号線100のことを「第6信号線」ともよぶ。すなわち、検査データの第nビット目(nは1以上8以下の整数)のデータが割り当てられるデータ信号線100は「第(8−n)信号線」となる。
同図においては、ビット7とあるのが第7信号線、ビット6とあるのが第6信号線にあたり、ビット0とあるのが第0信号線に対応する。
検査データ「11100010」の1、1、1、0、0、0、1、0は、それぞれビット7、ビット6、・・・、ビット0に割り当てられる。いいかえれば、それぞれのデータは、第7信号線、第6信号線、・・・、第0信号線を介して送信される。一方、受信側においては、ビット7、ビット6、・・・、ビット0において、それぞれ1、1、1、0、0、0、1、0が受信されている。同図縦軸は送信検査データを示し、同図横軸は受信検査データを示している。
送信検査データと受信検査データは一致するが、そのことにより全てのデータ信号線100について混線や断線が生じていないとは断定できない。たとえば、メイン基板41において第7信号線からは「1」が送信され、サブ基板49において第7信号線からは「1」が受信されている。
この場合、以下の2通りの可能性が考えられる。
(1)メイン基板41において第7信号線を介して送信された「1」が、そのままサブ基板49において第7信号線を介して正常に受信された場合。
(2)メイン基板41において、たとえば、第6信号線を介して送信された「1」が、サブ基板49において第7信号線のデータとして検出された場合。すなわち、混線状態を生じている場合である。たとえば、サブ基板49におけるデータ信号線100の接触箇所において、第7信号線と第6信号線が短絡状態にあるときには、第6信号線を介して受信されたデータがそのまま第7信号線に混入して第7信号線の、すなわち、ビット7のデータとして検出される可能性がある。
また、このときには、第7信号線自体が断線状態にあり、メイン基板41において第7信号線を介して送信された「1」がサブ基板49に届いていない可能性も否定できない。
同図においては、送信検査データのビット6と受信検査データのビット7が交差する欄
においては、×印がつけられている。これは、送信検査データのビット6の「1」が受信検査データのビット7にそのまま「1」として混入した可能性があるからである。すなわち、同図に示す×印がつけられている欄は、混線候補となるデータ信号線100の組み合わせである。
一方、送信検査データのビット4と受信検査データのビット7が交差する欄においては、○印がつけられている。送信検査データのビット4は「1」であり、受信検査データのビット7は「0」である。すなわち、ビット4において送信されたデータ「1」は、少なくともビット7のデータとして混入していない。そのため、ビット4とビット7、すなわち、第4信号線と第7信号線の組み合わせは混線候補とはならない。同図において○印がつけられている欄は、混線候補とならないデータ信号線100の組み合わせである。
このようにして、遊技機検査装置120の混線候補情報保持手段176は、送信検査データと受信検査データを比較し、混線候補となるデータ信号線100の組み合わせを検出する。
図8は、第1の検査データにより特定される混線情報と断線情報を示すデータテーブル図である。
図8(a)は、第1の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。
図8(a)に示す混線候補情報のデータテーブルは、図7において説明したデータテーブルと同じである。すなわち、検査データ「11100010」により、混線候補とならない組み合わせも特定されるが混線候補が残っているため、データ信号線100の間で混線状態が生じている可能性を否定できない。
図8(b)は、第1の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。
断線候補情報保持手段178は、あるデータ信号線100を介して、「1」と「0」が送信されたときに、その送信されたデータの内容に応じて「1」と「0」が受信されていれば、断線を生じていないものと判定する。データ信号線100が断線していれば、送信データが「1」が「0」かにかかわらず、受信されるデータは「1」または「0」のいずれか一方となるからである。
図8(b)は、検査データを一回送信しただけの状態における断線候補情報であるため、いずれのデータ信号線100についても断線状態が生じている可能性は否定できない。
図9は、第2の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。
検査データ送信手段148は8ビットの「00100111」を検査データ受信手段158に送信している。16進数表現では「27」にあたる。図7にて説明したのと同様の方法にて、混線候補情報保持手段176は、各データ信号線100の組み合わせが混線候補となるか否かを判定する。
図10は、第2の検査データにより特定される混線候補情報と断線候補情報を示すデータテーブル図である。
図10(a)は、第2の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。
図9において示したように、たとえば、送信検査データのビット6として送信される「0」は、受信検査データのビット7において「0」として受信されている可能性があるため、第6信号線と第7信号線は混線候補である。図8において示したように、第1の検査データ「11100010」においても、第6信号線と第7信号線は混線候補であったため、第2の検査データによっても第6信号線のデータが第7信号線に混入している可能性が残っている。
一方、図9において示したように第2の検査データについて送信検査データのビット5として「1」が送信されているが、受信検査データのビット7からは「0」が受信されているため、第5信号線と第7信号線の組み合わせは混線候補ではない。図8において示したように、第1の検査データに基づいて検証した段階では、第5信号線と第7信号線は混線候補であったため、第2の検査データによって混線候補が絞り込まれたことになる。
いいかえれば、図10(a)に示す第2の検査データ検証後の混線候補情報においては、図8(a)に示した混線候補から、図9に示した第2の検査データに対して混線候補となっていないデータ信号線100の組み合わせを排除することにより、混線候補がより絞り込まれている。
図10(b)は、第2の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。
第1の検査データについては、ビット7、すなわち、第7信号線を介して「1」が送信され、「1」が受信されている。一方、第2の検査データについては、第7信号線を介して「0」が送信され、「0」が受信されている。このため、断線候補情報保持手段178は、第7信号線においては断線を生じていないと判定する。
一方、第1の検査データについては、たとえば、第3信号線を介して「0」が送信され、「0」が受信されている。また、第2の検査データについては、第3信号線を介して同じく「0」が送信され、「0」が受信されている。そのため、第1の検査データと第2の検査データによっては、第3信号線が断線状態にある可能性を否定できない。
図11は、第3の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。
検査データ送信手段148は8ビットの「10101100」を送信している。16進数表現では「AC」にあたる。図7にて説明したのと同様の方法にて、混線候補情報保持手段176は、各データ信号線100の組み合わせが混線候補となるか否かを判定する。
図12は、第3の検査データにより特定される混線候補情報と断線候補情報を示すデータテーブル図である。
図12(a)は、第3の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。
図10に示した第2の検査データに対する検証後の混線候補情報と図11に示した第3の検査データについての混線候補情報により、混線候補情報保持手段176は、図12(a)に示す混線候補情報を生成する。同図に示すように、すべてのデータ信号線100の組み合わせが混線候補から排除されている。すなわち、混線判定手段182は、いずれのデータ信号線100の間でも混線状態を生じていないと判定する。このように8本のデータ信号線100については、少なくとも3種類の検査データを送信することにより混線状態を生じているか否かを検出できる。
図12(b)は、第3の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。第3の検査データに対する検証後も、ビット5とビット4が断線候補として残っている。
図13は、第4の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。
検査データ送信手段148は8ビットの「01010011」を送信している。16進数表現では「53」にあたる。図7にて説明したのと同様の方法にて、混線候補情報保持手段176は、各データ信号線100の組み合わせが混線候補となるか否かを判定する。なお、第3の検査データまでで、混線状態が発生していないと判定できるときには、混線候補情報保持手段176は第4の検査データについて混線候補を特定するための処理を省略してもよい。
図14は、第4の検査データにより特定される混線候補情報と断線候補情報を示すデータテーブル図である。
図14(a)は、第4の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。混線判定手段182は、第3の検査データの送受信後までにデータ信号線100の間で混線状態を生じていないと判定しているため、全ての欄に○印がついている。
図14(b)は、第4の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。第4の検査データ送受信後に、すべてのデータ信号線100が断線候補から排除されている。すなわち、断線判定手段184は、全データ信号線100において断線状態を生じていないと判定する。
以上、4種類の検査データについての検証により、通信エラー判定手段180は通信エラーを生じていないと判定する。この場合、通信エラー通知手段186は、通信エラー検出情報を送信しない。
図15は、遊技機検査装置による通信エラー検出処理の過程を示すフローチャートである。
送信検査データ取得手段170は、検査データ送信手段148から送信検査データを取得する(S20)。受信検査データ取得手段172は、検査データ受信手段158から受信検査データを取得する(S22)。混線候補情報保持手段176は、図7に関連して説明した方法により混線候補を特定する(S24)。混線候補情報保持手段176は、図10(a)に関連して説明した方法により混線候補情報を更新する(S26)。一方、断線判定手段184は、断線候補を特定し、断線候補情報を更新する(S28)。
メインプロセス制御手段108からサブプロセス制御手段110に送信されるすべての検査データについて検証が終了していなければ(S30のN)、処理はS20に戻り次の検査データについても同様の処理を繰り返す。このようにして、混線候補と断線候補が絞り込まれていく。
すべての検査データについて検証が終了すれば(S30のY)、混線判定手段182は混線候補が残っているか判定する(S32)。残っていなければ(S32のN)、断線判定手段184は断線候補が残っているか判定する(S34)。残っていなければ(S34のN)、処理は終了する。混線候補や断線候補が残っていれば(S32のY、S34のY)、通信エラー通知手段186は通信エラー検出情報をサブプロセス制御手段110に送信する(S36)。
図6のS12において、エラー判定手段162は、サブプロセス制御手段110が遊技制御データに基づく処理を実行する前に、遊技機検査装置120からS36により送信される通信エラー検出情報を取得しているか否か判定する。
図16は、ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。
ここで示すフローチャートは、主としてメインプロセス制御手段108における処理過程を示すものである。
遊技球が始動口62へ入球したか否かに基づき、入球判定手段132等により始動入賞判定処理が実行される(S40)。遊技球が始動口62へ落入している場合に、パターン選択手段136等により図柄変動開始判定処理が実行される(S42)。最後に特別遊技実行手段138等により特別遊技移行判定処理が実行される(S44)。これら一連のフローはループ処理となっており、遊技中に繰り返し実行される。
S40からS44の各処理の具体的内容については次の図17以降に関連して詳述する。
図17は、図16のS40における始動入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。
入球判定手段132は始動口62の入球検出装置74から始動入賞情報を取得しているか否かを判定する(S50)。入球判定手段132が始動入賞情報を取得していなければ(S50のN)、S40の始動入賞判定処理は終了する。取得していれば(S50のY)、払出ユニット43が、入賞に応じた賞球を払い出す(S52)。例えば、この賞球数は4に設定される。
次に、特別遊技移行抽選手段134が記憶する保留球が上限内であるか否か判定する(S54)。保留球が上限内でなければ(S54のN)、S40の始動入賞判定処理は終了する。上限内であれば(S54)、特別遊技移行抽選手段134は特図乱数を取得する(S56)。このとき特別遊技移行抽選手段134は、取得した特図乱数を保留球として記憶する。保留球数として1が加算される(S58)。
図18は、図16のS42における図柄変動開始判定処理を詳細に示すフローチャートである。
パターン選択手段136は、保留球が存在するか判定する(S60)。保留球がなければ(S60のN)、S42の図柄変動開始判定処理は終了する。保留球があれば(S60のY)、パターン選択手段136は図柄の変動表示を開始可能か判定する(S62)。特別遊技の実行中や、既に特別図柄202が変動表示中である場合には、それらの処理が終了するまでは図柄の変動表示は開始されない。後述する特別遊技フラグがオンされている場合には、特別遊技の実行中として判定され、図柄の変動表示は開始されない。図柄の変動表示が開始不可能であれば(S62のN)、S42の図柄変動開始判定処理は終了する。図柄の変動表示の開始が可能であれば(S62のY)、特別遊技移行抽選手段134は保留球として保持されている特図乱数を取り出す。保留球数として1が減算される(S64)。
特別遊技移行抽選手段134は、取り出した特図乱数を当否判定テーブを参照してその当否を判定する(S66)。すなわち、取り出された特図乱数が選択された当否判定テーブルにおいて当たりとなるべき数値と等価であれば、特別遊技移行抽選の当たり、すなわち「大当たり」と判定される。大当たりであれば(S68のY)、特別遊技実行手段138は、特別遊技開始を示すための特別遊技フラグをオンする(S70)。外れであれば(S68のN)、S70はスキップされる。
パターン選択手段136は、特図乱数と対応づけられたパターンIDを選択する(S72)。このパターンIDに対応する表示パターンにて、特別図柄202と装飾図柄200が変動表示されることになる。検査データ送信手段148は、検査データを送信する(S74)。S74においては所定回数、所定の検査データが送信される。図7、図9、図11、図13に関連して説明したとおりである。S74の処理は、図6においてはS10に対応する処理である。検査データの送信後、遊技制御データ送信手段142は遊技制御データを送信する(S76)。S76の処理は、図6においては、S14に対応する処理である。
図19は、図16のS44における特別遊技実行判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、図柄の変動表示が終了していなければ(S80のN)、S44の特別遊技実行判定処理は終了する。変動表示が終了している場合であって(S80のY)、特別遊技フラグがオンされていれば、すなわち、特図乱数が当たりであれば(S82のY)、特別遊技実行手段138は特別遊技を開始する(S84)。一方、特別遊技フラグがオフされていれば(S82のN)、S44の特別遊技実行判定処理は終了する。
図20は、図6のS16に示した図柄変動開始処理の詳細を示すフローチャートである。
ここで示すフローチャートは、サブプロセス制御手段110における処理過程を示すものである。
メインプロセス制御手段108から検査データがサブプロセス制御手段110に送信されると、遊技機検査装置120は検査データに基づいて通信エラー検出処理を実行する。もし、エラー判定手段162が通信エラー検出情報を受信して通信エラーフラグをオンしていれば(S90のN)、抽選結果データ受信手段156は遊技制御データの一部として受信した抽選結果データから、特別遊技移行抽選の結果を取得する。大当たりであれば(S96のY)、表示制御手段164は装飾図柄200の当たり図柄をセットする(S98)。外れであれば(S96のN)、表示制御手段164は装飾図柄200の外れ図柄をセットする(S100)。ここでいう当たり図柄および外れ図柄とは装飾図柄200の変動表示後に停止表示される図柄であり、特別遊技移行抽選の結果を遊技者に示すための図柄である。表示制御手段164は、遊技制御データの一部として受信された変動指示データから、パターン選択手段136により指示されたパターンIDを読み出し、そのパターンIDに対応する表示パターンのデータをパターン記憶手段160から読み出す(S102)。
S96からS102までの処理は、通信エラー検出がなされなかったときにサブプロセス制御手段110が実行する処理であり、一般的なぱちんこ遊技機10において実行される処理内容と同様である。
一方、S92からS95までに示す処理がエラー時処理に該当する。
エラー判定手段162が、遊技機検査装置120から通信エラー検出情報を受信しているときには(S90のY)、すなわち、通信エラーが検出されているときには、表示制御手段164は、実際の特別遊技移行抽選の結果にかかわらず外れ図柄をセットする(S92)。また、表示制御手段164は、実際に選択されたパターンIDにかかわらず、エラー発生時のために予め定められた表示パターン(以下、「特定パターン」とよぶ)をパターン記憶手段160から読み出す(S94)。表示制御手段164は、通信エラーが発生した旨を装飾図柄表示装置60や遊技効果ランプ90にて表示する(S95)。
最後に、表示制御手段164は、読み出された表示パターンにて装飾図柄200を変動表示させる。
データ信号線100において通信エラーを生じている場合には、遊技制御データの内容がデータ信号線100の伝送過程において変質している可能性がある。そのため、抽選結果データ受信手段156が、特別遊技移行抽選の結果が当たりである旨の抽選結果データを受信しても、実際には特別遊技移行抽選の結果が外れとなる旨の抽選結果データが送信されていた可能性がある。あるいは、外れである旨の抽選結果データを受信しても、実際は当たりである旨の抽選結果データが送信されていた可能性ある。
特別遊技移行抽選が外れでありながら、装飾図柄200にて当たり表示がなされた場合、遊技者が当たりと認識しても、実際には特別遊技状態とならない。一方、特別遊技移行抽選が当たりでありながら、装飾図柄200にて外れ表示がなされた場合、遊技者が外れと認識しても、実際には特別遊技が実行される。特別遊技自体は、メインプロセス制御手段108により実行される処理であり、出球制御そのものについてはデータ信号線100の不具合による影響をほとんど受けないからである。
本発明者は、当たりであると認識した上で特別遊技が実行されないときの遊技者心理と、外れであると認識した上で特別遊技が実行されるときの遊技者心理に鑑みて、後者の態様の方が遊技者の不満を抑制できると認識した。前者の場合、遊技者心理が一旦期待した状態となるが特別遊技が実行されないため、遊技者は遊技に対して落胆や不満を抱きやすい。これに対し、後者の場合、遊技者の期待感が高められない状態にて特別遊技が実行されるため、遊技者にとっては不利益を受けた感覚を抱きにくいからである。
このような認識に基づいて、通信エラーが生じたときには一律に外れ図柄を停止図柄とすることにより、遊技者の遊技に対する不満を抑制することができる。
また、通信エラーが生じている場合、実際には特別遊技移行抽選の結果が外れでありながら、大当たりとなるかのような表示パターンが選択される可能性がある。あるいは、変動指示データがデータ信号線100の伝送過程において変質して、情報が失われ、正常に図柄変動が実行できない可能性もある。本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、通信エラーが検出された時においてはメインプロセス制御手段108からの変動指示データの内容にかかわらず予め定められた特定パターンにて装飾図柄200が変動表示されることになる。
この特定パターンは、通信エラーが発生していることを積極的に通知する表示パターンであってもよい。この場合、通信エラーの発生を遊技中に目視にて検出することができる。
あるいは、見た目上は通常の外れを示す表示パターンでありながら、遊技機の管理者のみが通信エラーの発生を認知できるようなサインが含まれた表示パターンであってもよい。
この場合、通信エラーが発生しても、見た目上遊技の継続性を保つことができるので、通信エラー発生時における遊技者の不快感を未然に防止する上で効果がある。
以上、本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、データ信号線100の混線状態を遊技中に簡単に検出することができる。また、混線状態を検出するための検査データを利用して、データ信号線100の断線状態を検出できる。遊技中に通信エラーが自動的に検出されるため、遊技機の出荷後においても経年変化による通信エラーの検出が可能である。そのため、長期間にわたって遊技機の信頼性を保証する上で効果がある。また、このような自動的な通信エラー検出により、遊技機のメンテナンスに伴う人的および金銭的コストを削減することができる。さらには、メイン基板41など遊技機を構成するモジュールを再利用する上でも、各モジュールの信頼性評価をしやすくなる。
更に、このような通信エラーが検出されたときには、特定パターンにて装飾図柄200を変動表示させた後、外れ図柄を停止表示される。そのため、通信エラー発生時において、遊技の進行を停止させることなく、通信エラーに伴う遊技者の不快感を最小限に抑制することができる。なお、本実施例において示したエラー時処理は、本実施例に示した通信エラー検出方法以外の検出方法により通信エラーが検出されたときにも応用可能であることは無論である。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例においては遊技制御データが送信されるごとに検査データを送信する態様を示したが、変形例としてすべての遊技制御データの送信に対応して検査データを送信しないとしてもよい。たとえば、所定時間内に遊技制御データが送信される頻度が少ないとき、たとえば、過去30秒間に1回も遊技制御データが送信されていないことを条件として、遊技制御データの送信に伴い検査データを送信するとしてもよい。このような態様によれば、メインプロセス制御手段108やサブプロセス制御手段110の処理負荷がかかるときを避けて検査データを送信できるので、遊技制御装置130の処理負荷を時間的に平準化することができる。
あるいは、第7信号線と第6信号線、第3信号線と第4および第2信号線のように、隣り合うデータ信号線100についてだけ混線候補情報を生成してもよい。あるデータ信号線100を伝送されたデータが別のデータ信号線100に混入するのは、隣のデータ信号線100に混入する場合が多いと考えられるからである。このような態様によれば、通信エラー検出処理の処理負荷を軽減させることができる。
なお、上記各実施例及びその変形例から把握することのできる技術思想としては、以下のものがある。
A−1.遊技内容を制御する第1制御装置と、前記第1制御装置と複数の信号線により接続され演出表示を実行する第2制御装置を含み、前記第2制御装置による演出内容を制御するための遊技制御データが前記第1制御装置から前記複数の信号線を介して前記第2制御装置に送信される遊技機に接続され、
前記遊技制御データの送信に際し各信号線の伝送状態を検査するために前記第1制御装置から前記第2制御装置に送信されるデータであって、信号線ごとに1ビットのデータが割り当てられる複数ビットのビットデータとして構成される検査データを、前記第1制御装置から送信検査データとして取得する送信検査データ取得手段と、
前記第1制御装置から送信された検査データが前記第2制御装置により受信されたときに、その受信された検査データを前記第2制御装置から受信検査データとして取得する受信検査データ取得手段と、
送信検査データと受信検査データを信号線ごとのデータについて順次比較し、前記複数の信号線のうち検査対象の信号線を介して送信されるデータと同値のデータが前記検査対象の信号線とは異なる信号線を介して受信されているときには、前記検査対象の信号線を介して送信されたデータが前記検査対象の信号線とは異なる信号線に混入した可能性があるとして、前記検査対象の信号線と前記検査対象の信号線とは異なる信号線の組み合わせを混線候補情報として保持する混線候補情報保持手段と、
前記複数の信号線のうちいずれかの信号線を介して送信されたデータが前記いずれかの信号線とは異なる信号線に混入して受信される状態である混線状態が発生しているか否かを判定する混線判定手段と、を備え、
前記送信検査データ取得手段と前記受信検査データ取得手段は、前記検査データが送信された後に前記検査データを構成するビットデータとは異なるビットデータとして構成される新たな検査データについてそれぞれ送信検査データと受信検査データを再取得し、
前記混線候補情報保持手段は、前記新たな検査データについて再取得された送信検査データと受信検査データを比較し、前記混線候補情報として保持されている信号線の組み合わせの中から、前記新たな検査データについてもデータの混入を生じている可能性がある信号線の組み合わせに絞った新たな混線候補情報を保持し、
前記混線判定手段は、検査データが所定回送信されたとき、前記混線候補情報保持手段により各検査データに対しての前記混線候補情報として信号線の組み合わせが保持されていれば、混線状態を生じていると判定することを特徴とする遊技機検査装置。
A−2.前記混線判定手段は、8本の信号線を介して8ビットのビットデータとして構成される検査データが少なくとも3回送信されたとき、前記混線候補情報保持手段により3回分の検査データに対しての前記混線候補情報として信号線の組み合わせが保持されていれば、混線状態を生じていると判定することを特徴とするA−1に記載の遊技機検査装置。
A−3.前記複数の信号線のうちのいずれかの信号線において、検査データの一部として所定の1ビットのデータが送信された後に更に別の検査データの一部として前記1ビットのデータの反転値である1ビットのデータが送信されたとき、はじめに送信された検査データと次に送信された検査データについてそれぞれ取得される送信検査データと受信検査データを比較することにより、送信されたデータと受信されたデータが同値となっているかを検出する断線検出手段と、
前記断線検出手段により前記はじめに送信された検査データと前記次に送信された検査データの少なくともいずれかについて前記いずれかの信号線を介して送受信されたデータが同値でなければ、前記いずれかの信号線において断線が生じていると判定する断線判定手段と、
を更に備えることを特徴とするA−1またはA−2に記載の遊技機検査装置。
A−4.A−1からA−3のいずれかに記載の遊技機検査装置を搭載したことを特徴とする遊技機。
A−5.遊技機において、遊技内容を制御する第1制御装置から演出内容を制御するための遊技制御データが演出表示を実行する第2制御装置に複数の信号線を介して送信されるに際して、各信号線の伝送状態を検査するために前記第1制御装置から前記第2制御装置に送信されるデータであって、信号線ごとに1ビットのデータが割り当てられる複数ビットのビットデータとして構成される検査データを、前記第1制御装置から送信検査データとして取得するステップと、
前記第1制御装置から送信された検査データが前記第2制御装置により受信されたときに、その受信された検査データを前記第2制御装置から受信検査データとして取得するステップと、
送信検査データと受信検査データを信号線ごとのデータについて順次比較し、前記複数の信号線のうち検査対象の信号線を介して送信されるデータと同値のデータが前記検査対象の信号線とは異なる信号線を介して受信されているときには、前記検査対象の信号線を介して送信されたデータが前記検査対象の信号線とは異なる信号線に混入した可能性があるとして、前記検査対象の信号線と前記検査対象の信号線とは異なる信号線の組み合わせを混線候補情報として保持するステップと、
前記検査データが送信された後に前記検査データを構成するビットデータとは異なるビットデータとして構成される新たな検査データについて送信検査データと受信検査データを再取得するステップと、
前記新たな検査データについて再取得された送信検査データと受信検査データを比較し、前記混線候補情報として保持されている信号線の組み合わせの中から、前記新たな検査データについてもデータの混入を生じている可能性がある信号線の組み合わせに絞った新たな混線候補情報を保持するステップと、
検査データが所定回送信されたあと、各検査データに対しての前記混線候補情報として信号線の組み合わせが保持されていれば、混線状態を生じていると判定するステップと、
を備えることを特徴とする遊技機検査方法。
本実施例におけるぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機におけるハードウェア構成を示すブロック図である。 図3に示したハードウェア上において実現されるぱちんこ遊技機の基本的な機能ブロック図である。 遊技機検査装置の機能ブロック図である。 図柄変動開始時におけるメインプロセス制御手段とサブプロセス制御手段の間の処理過程を示すシーケンス図である。 第1の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。 第1の検査データにより特定される混線情報と断線情報を示すデータテーブル図である。図8(a)は、第1の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。図8(b)は、第1の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。 第2の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。 第2の検査データにより特定される混線候補情報と断線候補情報を示すデータテーブル図である。図10(a)は、第2の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。図10(b)は、第2の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。 第3の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。 第3の検査データにより特定される混線候補情報と断線候補情報を示すデータテーブル図である。図12(a)は、第3の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。図12(b)は、第3の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。 第4の検査データについての混線候補を示すデータテーブル図である。 第4の検査データにより特定される混線候補情報と断線候補情報を示すデータテーブル図である。図14(a)は、第4の検査データに対する検証後の混線候補情報を示すデータテーブル図である。図14(b)は、第4の検査データに対する検証後の断線候補情報を示すデータテーブル図である。 遊技機検査装置による通信エラー検出処理の過程を示すフローチャートである。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。 図16のS40における始動入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図16のS42における図柄変動開始判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図16のS44における特別遊技実行判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のS16に示した図柄変動開始処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 26 普通電動役物、 38 入球検出装置、 41 メイン基板、 49 サブ基板、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 装飾図柄表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 66 大入賞口、 74 入球検出装置、 76 普通電動役物ソレノイド、 78 入球検出装置、 80 大入賞口ソレノイド、 90 遊技効果ランプ、 100 データ信号線、 102 ストローブ信号線、 104 入球検出装置、 106 表示装置、 108 メインプロセス制御手段、 110 サブプロセス制御手段、 120 遊技機検査装置、 130 遊技制御装置、 132 入球判定手段、 134 特別遊技移行抽選手段、 136 パターン選択手段、 138 特別遊技実行手段、 140 送信処理手段、 142 遊技制御データ送信手段、 144 変動指示データ送信手段、 146 抽選結果データ送信手段、 148 検査データ送信手段、 150 受信処理手段、 152 遊技制御データ受信手段、 154 変動指示データ受信手段、 156 抽選結果データ受信手段、 158 検査データ受信手段、 160 パターン記憶手段、 162 エラー判定手段、 164 表示制御手段、 170 送信検査データ取得手段、 172 受信検査データ取得手段、 174 通信エラー検出処理手段、 176 混線候補情報保持手段、 178 断線候補情報保持手段、 180 通信エラー判定手段、 182 混線判定手段、 184 断線判定手段、 186 通信エラー通知手段。

Claims (5)

  1. 遊技内容を制御する第1制御装置と、前記第1制御装置と複数の信号線により接続され演出表示を実行する第2制御装置と、を含み、前記第2制御装置による演出内容を制御するための遊技制御データが前記第1制御装置から前記複数の信号線を介して前記第2制御装置に送信される遊技機であって、
    前記第1制御装置は、
    前記遊技制御データの送信に際し各信号線の伝送状態を検査するために前記第1制御装置から前記第2制御装置に送信されるデータであって、信号線ごとに1ビットのデータが割り当てられる複数ビットのビットデータとして構成される検査データを前記第2制御装置に送信する検査データ送信手段を含み、
    前記第2制御装置は、
    前記検査データ送信手段から検査データを受信する検査データ受信手段と、
    前記検査データ受信手段により受信された検査データを前記検査データ受信手段から受信検査データとして取得する受信検査データ取得手段と、
    あらかじめ取得しておいた比較用の検査データと受信検査データを信号線ごとに順次比較し、前記複数の信号線のうち検査対象の信号線を介して送信されるデータと同値のデータが前記検査対象の信号線とは異なる信号線を介して受信されているときには、前記検査対象の信号線を介して送信されたデータが前記検査対象の信号線とは異なる信号線に混入した可能性があるとして、前記検査対象の信号線と前記検査対象の信号線とは異なる信号線の組み合わせを混線候補情報として保持する混線候補情報保持手段と、
    前記複数の信号線のうちいずれかの信号線を介して送信されたデータが前記いずれかの信号線とは異なる信号線に混入して受信される状態である混線状態が発生しているか否かを判定する混線判定手段と、を含み、
    前記検査データ送信手段は、前記検査データが送信された後に前記検査データを構成するビットデータとは異なるビットデータとして構成される新たな検査データを前記受信検査データ取得手段に送信し、
    前記受信検査データ取得手段は、前記新たな検査データについて受信検査データを再取得し、
    前記混線候補情報保持手段は、前記新たな検査データについて再取得された受信検査データと新たな比較用の検査データを比較し、前記混線候補情報として保持されている信号線の組み合わせの中から、前記新たな検査データについてもデータの混入を生じている可能性がある信号線の組み合わせに絞った新たな混線候補情報を保持し、
    前記混線判定手段は、8本の信号線を介して8ビットのビットデータとして構成される検査データが少なくとも3回送信されたとき、前記混線候補情報保持手段により3回分の検査データに対しての前記混線候補情報として信号線の組み合わせが保持されていれば、混線状態を生じていると判定し、
    前記検査データ送信手段により送信される3回分の検査データを信号線ごとに組み合わせた8つのデータは、全て異なっていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2制御装置は、
    前記複数の信号線のうちのいずれかの信号線において、検査データの一部として所定の1ビットのデータが送信された後に更に別の検査データの一部として前記1ビットのデータの反転値である1ビットのデータが送信されたとき、はじめに送信された検査データと次に送信された検査データについて取得される受信検査データを比較用の検査データと比較することにより、受信されたデータと比較用の検査データが同値となっているかを検出する断線検出手段と、
    前記断線検出手段により前記はじめに送信された検査データと前記次に送信された検査データの少なくともいずれかについて前記いずれかの信号線を介して受信されたデータと比較用のデータが同値でなければ、前記いずれかの信号線において断線が生じていると判定する断線判定手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 請求項1または2に記載の構成を備える弾球遊技機であって、
    遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    少なくとも前記混線判定手段の判定結果にもとづいて通信エラーを検出する通信エラー検出手段と、を備え、
    前記第2制御装置は、前記第1制御装置による制御内容を遊技者に示すための図柄を変動表示させるものであって
    前記第1制御装置は、
    前記始動口への遊技球の入球を契機として、遊技者に有利な特別遊技に遊技状態を移行させるか否かを判定するための特別遊技移行抽選を実行する特別遊技移行抽選手段と、
    前記第2制御装置による図柄の変動表示過程を示す表示パターンを、前記特別遊技移行抽選の結果に応じて選択するパターン選択手段と、
    前記選択された表示パターンによる図柄の変動表示を指示するための変動指示データを前記信号線を介して前記第2制御装置に送信する変動指示データ送信手段と、
    前記特別遊技移行抽選が当たりであれば、前記選択された表示パターンにより図柄の変動表示が終了するタイミングで前記特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、を含み、
    前記第2制御装置は、
    前記第1制御装置から前記変動指示データを受信する変動指示データ受信手段と、
    表示パターンのデータを複数種類記憶するパターン記憶手段と、
    前記通信エラー検出手段によりエラー検出がなされていないときには、前記変動指示データにおいて指示された表示パターンを前記パターン記憶手段から読み出して図柄を変動表示させ、エラー検出がなされているときには、予め定められたエラー発生時のための表示パターンを前記パターン記憶手段から読み出して図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    を含むことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1または2に記載の構成を備える弾球遊技機であって、
    遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    少なくとも前記混線判定手段の判定結果にもとづいて通信エラーを検出する通信エラー検出手段と、を備え、
    前記第2制御装置は、前記第1制御装置による制御内容を遊技者に示すための図柄を変動表示させるものであって
    前記第1制御装置は、
    前記始動口への遊技球の入球を契機として、遊技者に有利な特別遊技に遊技状態を移行させるか否かを判定するための特別遊技移行抽選を実行する特別遊技移行抽選手段と、
    前記特別遊技移行抽選の結果を示す抽選結果データを前記信号線を介して前記第2制御装置に送信する抽選結果データ送信手段と、
    前記特別遊技移行抽選が当たりであれば、前記特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、を含み、
    前記第2制御装置は、
    前記第1制御装置から前記抽選結果データを受信する抽選結果データ受信手段と、
    前記特別遊技移行抽選の結果を演出するための図柄の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶するパターン記憶手段と、
    前記パターン記憶手段からいずれかの表示パターンを読み出して図柄を変動表示させる表示制御手段と、を含み、
    前記第2制御装置の前記表示制御手段は、前記通信エラー検出手段によりエラー検出がなされていなければ、図柄の変動表示後に前記受信された抽選結果データに示される特別遊技移行抽選の結果を示す図柄を停止表示させ、エラー検出がなされているときには、前記特別遊技移行抽選の結果にかかわらず外れを示す図柄を停止表示させることを特徴とする弾球遊技機。
  5. 前記第2制御装置の前記表示制御手段は、前記通信エラー検出手段によりエラー検出がなされたときには、エラーの発生を報知するための画像を表示させることを特徴とする請求項またはに記載の弾球遊技機。
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