JP4645028B2 - 陽極接合型密閉ケース及び陽極接合型デバイスの製造方法 - Google Patents

陽極接合型密閉ケース及び陽極接合型デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばガラス部材と半導体部材とを陽極接合して製造される陽極接合型密閉ケース、及び前記密閉ケース内に各種のセンサ、アクチュエータ、電子回路等を収容して製造される陽極接合型デバイスの製造方法に関する。
一般に、陽極接合型デバイスは、例えばガラス基板とシリコン基板とを陽極接合して密閉ケースを形成し、この密閉ケース内に各種のセンサ、アクチュエータ、電子回路等を収容したものであり、このようなデバイスの一例としては、角速度検出用の振動子等を密閉ケース内に収容した角速度センサが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平10−206455号公報 特開平10−122869号公報
この種の従来技術による角速度センサは、例えばマイクロマシニング技術等により形成された振動子を有している。そして、この振動子は、振動した状態で角速度が加わると、角速度の大きさや振動子の振幅等に応じたコリオリ力を受けて変位するため、この変位量を角速度として検出する構成となっている。
この場合、センサの検出感度を高める一つの方法としては、例えば振動子を収容した密閉ケース内の圧力を真空に近い状態まで減圧し、共振周波数における振動子のQ値(振幅)を大きくすることにより、一定の角速度に対して振動子に加わるコリオリ力を増大させる方法が知られている。
このため、従来技術では、例えばガラス基板とシリコン基板とを陽極接合する前に、密閉ケースの内部となる位置に金属材料等の酸素吸収部材(ゲッタ)を予め取付けておき、このゲッタによって陽極接合するときに発生する酸素等を吸収することにより、密閉ケース内の真空度を高める構成としている。
また、他の従来技術としては、ガラス基板とシリコン基板とを陽極接合した後に、例えばYAGレーザ等のレーザ光線をシリコン基板の一部に照射し、この照射部位をゲッタとして機能させることにより、密閉ケース内の酸素を吸収させる方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−133815号公報
ところで、上述した特許文献1,2の従来技術では、密閉ケース内にゲッタを設ける構成としている。しかし、この場合には、密閉ケース内にゲッタの配置スペースを設ける必要があるため、その分だけケースが大きくなり、センサを小型化するのが難しいという問題がある。
また、これらの従来技術では、ガラス基板を加工してゲッタの配置スペースを形成したり、この部位にゲッタとなる金属膜等を形成しなければならず、これによってセンサの構造や製造工程が複雑化し、生産性が低下し易い。
一方、特許文献3の従来技術では、例えばセンサの製造ライン等において、個々のセンサ毎にレーザの照射を行う必要があり、このような余分な工程が増えることによって製造工程の複雑化やコストアップを招くという問題がある。
さらに、密閉ケース内を高い真空状態とした場合には、ケース内の圧力が僅かに異なるだけでも振動子のQ値に大きな差異が生じるため、センサの製造ライン等では、各密閉ケースの圧力を高い精度で揃えない限り、センサ毎にQ値や検出感度がばらつき易くなる。このため、密閉ケース内の圧力は真空に対して適度な大きさに設定し、Q値のばらつきを抑えるようにした方が好ましい。
しかし、上述した特許文献1〜3の従来技術では、例えばセンサを製造した後にも、密閉ケース内に配置されたゲッタ(シリコン)が酸素を吸収し続け、ケース内の圧力が徐々に低下して振動子のQ値が変動することがある。このため、センサの検出感度が時間の経過に伴って変化し易くなり、信頼性が低下するという問題もある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ゲッタ等の特別な構造を設けなくても密閉空間内を容易に減圧でき、その分だけ小型化を促進できると共に、製造工程を簡略化して生産性を向上できるようにした陽極接合型密閉ケース及び陽極接合型デバイスの製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、密閉空間内の圧力を適切な大きさに設定でき、設定した圧力を長期間にわたって安定的に保持できると共に、性能等の経時的な変化を抑えて信頼性を向上できるようにした陽極接合型密閉ケース及び陽極接合型デバイスの製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明に係る陽極接合型密閉ケースの製造方法は、半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合した後に、減圧雰囲気中で前記半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することによりガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれた密閉空間を形成し、前記第1,第2のガラス部材と半導体部材とを前記第1,第2のガラス部材の歪み点温度よりも低い温度で加熱したときに、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するのを利用して、所望の圧力となるように加熱温度と加熱時間とを制御し、陽極接合するときに前記密閉空間内に発生した残留ガスを除去する構成としている。
一方、請求項の発明では、半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合した後に、減圧状態に設定した圧力設定ガスの雰囲気中で前記半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することによりガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれて前記圧力設定ガスが封入された密閉空間を形成し、前記第1,第2のガラス部材と半導体部材とを前記第1,第2のガラス部材の歪み点温度よりも低い温度で加熱したときに、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するのを利用して、所望の圧力となるように加熱温度と加熱時間とを制御し、陽極接合するときに前記密閉空間内に発生した残留ガスを除去する構成としている。
また、請求項の発明に係る陽極接合型デバイスの製造方法は、半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合し、前記半導体基板に減圧雰囲気中で振動する振動子を形成した後に、減圧状態に設定した圧力設定ガスの雰囲気中で前記半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することによりガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれて前記振動子と圧力設定ガスとが封入された密閉空間を形成し、前記第1,第2のガラス部材と半導体部材とを前記第1,第2のガラス部材の歪み点温度よりも低い温度で加熱したときに、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するのを利用して、所望の圧力となるように加熱温度と加熱時間とを制御し、陽極接合するときに前記密閉空間内に発生した残留ガスを除去する構成としている。
請求項1の発明によれば、半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合した後に、減圧雰囲気中で半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することにより、ガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれた密閉空間を形成する。そして、第2のガラス部材と半導体部材とを陽極接合した後に加熱することにより、陽極接合するときに密閉空間内に発生した残留ガスを確実に除去でき、残留ガスの圧力を容易に低減することができる。また、この加熱処理をガラス部材の歪み点温度よりも低温で行うことにより、ガラス部材に歪みが生じるのを防止することができる。
これにより、従来技術のようにゲッタ等の特別な構造を設けなくても、密閉空間内を真空に近い状態まで容易に減圧でき、減圧雰囲気中で作動する各種の部品等を密閉空間内に安定的に収容できると共に、ゲッタ等を配置しない分だけ密閉ケースのサイズを小型化することができる。また、例えばゲッタ及びその配置部位等を形成する工程や、レーザ照射を行う工程等が不要となるので、密閉ケースの製造工程を簡略化でき、生産性を向上させることができる。
また、第2のガラス部材と半導体部材とを陽極接合した後に加熱すると、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下する。このため、このような加熱温度及び加熱時間と、密閉空間内の圧力との関係を表す特性データ等を予め求めておくことにより、この特性データ等に基づいて加熱の温度と時間とを制御することができる。これにより、例えば密閉空間内に配置する部品の特性等に応じて空間内の圧力を適切に調整でき、この調整を高い精度で行うことができる。
また、請求項の発明によれば、例えば第1,第2のガラス部材と半導体部材に対して不活性なガスを圧力設定ガスとして用意し、半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合した後に、所望の減圧状態に設定した圧力設定ガスの雰囲気中で半導体部材のうち第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することができる。これにより、ガラス部材半導体部材/ガラス部材の3層構造囲まれて、圧力設定ガスと共に各種の部品等が封入された密閉空間を形成することができる。
そして、これらの部材を陽極接合後に加熱することにより、圧力設定ガスの分圧に影響を与えることなく、陽極接合するときに密閉空間内に発生した残留ガスだけを選択的に除去して密閉空間内を減圧できると共に、このときに第1,第2のガラス部材の歪み等を防止することができる。これにより、密閉空間内を真空に近い状態まで容易に減圧でき、ゲッタ等の構造を省略して密閉ケースを小型化できると共に、製造工程を簡略化して生産性を向上させることができる。
この場合、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するから、このような特性データを利用して陽極接合後の加熱時間を適切に設定することができる。これにより、例えば密閉空間内の圧力を圧力設定ガスの設定圧(分圧)とほぼ等しくすることができ、陽極接合を行う前に圧力設定ガスを所望の圧力に設定しておくだけで、密閉空間内の圧力を高い精度で調整することができる。
しかも、この状態で密閉空間内には、圧力設定ガス以外のガス成分が殆ど存在しなくなるので、例えば密閉ケースが製造後に高温状態に晒された場合でも、残留ガス等のガス成分が半導体部材やガラス部材と反応したり、このガス成分がガラス部材を介して密閉空間の外部に透過することによって密閉空間内の圧力が変化するのを確実に防止することができる。
これにより、製造時に設定した圧力を長期間にわたって安定的に保持でき、密閉空間内に収容した部品等を一定の圧力条件下で円滑に作動させることができる。従って、密閉ケースの真空度や部品の性能等が経時的に低下するのを抑えることができ、信頼性を高めることができる。
また、請求項の発明によれば、請求項に係る発明の場合とほぼ同様に、例えば密閉空間内の圧力を真空に近い低圧状態で圧力設定ガスの設定圧とほぼ等しくすることができ、その圧力値を高い精度で調整することができる。
そして、密閉空間内には、圧力設定ガス以外のガス成分が殆ど存在しなくなるので、例えばデバイスが製造後に高温状態に晒された場合でも、製造時に設定した圧力を長期間にわたって安定的に保持でき、密閉空間内に収容した振動子のQ値等が時間の経過に伴って変動するのを確実に防止することができる。
これにより、振動子の振動状態を安定させることができ、振動子を用いた検出動作の感度等を高め、信頼性を向上させることができる。そして、ゲッタ等の特別な構造を設ける必要がないから、デバイスの小型化、製造工程の簡略化等を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態による陽極接合型デバイスの製造方法を、添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1ないし図11は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、陽極接合型デバイスとして角速度センサを例に挙げて述べる。
図中、1は本実施の形態による製造方法が適用される角速度センサで、該角速度センサ1は、図1、図2に示す如く、後述の密閉ケース2と、振動子6、駆動電極9,10、検出電極11とにより大略構成されている。また、角速度センサ1は、後述の如くガラス部材としてのガラス板15,16と、半導体部材としてのシリコンウェハ17とを陽極接合することにより形成されている。
そして、角速度センサ1は、互いに直交するX軸,Y軸及びZ軸方向のうち、例えば振動子6をX軸方向に振動させた状態で、振動子6がY軸周りの角速度Ωに応じてZ軸方向に変位することにより、この変位量を角速度Ωとして検出するものである。
2は角速度センサ1の外殻を構成する密閉ケースを示し、該密閉ケース2は、後述の基板3、外枠4及び蓋板12によって構成され、基板3と蓋板12との間に外枠4が陽極接合されたガラス/シリコン/ガラス型の3層構造をなしている。この場合、密閉ケース2は、基板3と外枠4とによりシリコン材料を含んで形成された支持部材2Aを、ガラス材料からなる封止部材としての蓋板12によって封止したものである。
3は密閉ケース2の一部を構成する基板で、該基板3は、例えばほう珪酸ガラス等のガラス材料からなり、その歪み点の温度は、例えば500〜600℃程度に形成されている。また、基板3は、後述のガラス板15を切断することにより四角形の平板状に形成され、その中央には凹部3Aが設けられている。
4は基板3の周縁部位に設けられた外枠を示し、該外枠4は、例えば四角形の枠状に形成され、後述の振動子支持部5及び電極支持部8と一緒に基板3に陽極接合されている。また、外枠4と、その内側に配置された振動子支持部5、振動子6、支持梁7、電極支持部8、駆動電極9,10とは、後述のシリコンウェハ17にエッチング加工等を施すことにより、低抵抗な導電性材料として形成されている。
5は基板3に設けられた例えば2箇所の振動子支持部で、該各振動子支持部5は、振動子6を挟んでY軸方向の両側に配置されている。
6は各振動子支持部5の間に配置された平板状の振動子で、該振動子6は、後述の如く減圧された密閉空間13内で振動し、その振動状態等に応じた検出感度をもって角速度Ωの検出動作を行うものである。
ここで、振動子6は、各振動子支持部5との間に設けられた例えば4本の支持梁7により支持され、これらの支持梁7が撓み変形することによってX軸方向及びZ軸方向に振動(変位)する。この場合、振動子6、支持梁7、可動側駆動電極10等は、基板3及び蓋板12の凹部3A,12A間に配置され、両側の基板3と蓋板12とから離間している。
8は基板3に設けられた例えば2箇所の電極支持部で、該各電極支持部8は、振動子6を挟んでX軸方向の両側に配置され、その側面部には、振動子6に向けて突出する櫛歯状の固定側駆動電極9がそれぞれ設けられている。
10は振動子6の左,右方向(X軸方向)の両側に設けられた櫛歯状の可動側駆動電極で、該各可動側駆動電極10は、固定側駆動電極9とそれぞれ隙間をもって噛合している。そして、これらの駆動電極9,10間に適切な周波数の駆動信号を印加すると、左側の駆動電極9,10間と右側の駆動電極9,10間に交互に静電力が発生し、振動子6がX軸方向に共振状態で振動する。
11は基板3の凹部3Aに設けられた例えば金属膜等からなる検出電極で、該検出電極11は、図2に示す如く、振動子6とZ軸方向の隙間をもって対向し、これらは平行平板コンデンサを構成している。
そして、振動子6が角速度ΩによってZ軸方向に変位したときには、その変位量に応じて振動子6と検出電極11との間の静電容量が変化し、この静電容量の変化が角速度Ωとして検出される。
12は密閉ケース2の一部を構成する蓋板を示し、該蓋板12は、基板3とほぼ同様に、例えばほう珪酸ガラス等のガラス材料からなり、外枠4に対して基板3と反対側から陽極接合されている。そして、密閉ケース2は、これらの基板3、外枠4及び蓋板12により囲まれて外部から封止された密閉空間13を画成し、この密閉空間13内には振動子6、各電極9,10,11等が収容されている。
また、蓋板12には、その中央に位置して密閉空間13に面した凹部12Aと、該凹部12Aの周囲に位置して蓋板12を厚さ方向に貫通した例えば4個の電極形成孔12B(2個のみ図示)とが設けられている。そして、これらの電極形成孔12Bには、各振動子支持部5と各電極支持部8とをそれぞれ個別に外部に接続する引出電極14が設けられている。
本実施の形態による角速度センサ1は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、左,右の駆動電極9,10にそれぞれ適切な周波数の駆動信号を印加すると、左側の駆動電極9,10間と右側の駆動電極9,10間に交互に静電力が発生し、振動子6は、各支持梁7が撓み変形することによってX軸方向に共振状態で振動する。
そして、この状態でセンサ1にY軸周り角速度Ωが加わると、振動子6には、その振幅(振動の速度)と角速度Ωの大きさ等とに応じたZ軸方向のコリオリ力Fが作用し、その大きさは下記数1の式に示すようになる。

Figure 0004645028
これにより、振動子6は、各支持梁7が撓み変形することによってZ軸方向に変位し、振動子6と検出電極11との間の静電容量が変化するので、この静電容量の変化を角速度Ωとして検出することができる。
次に、図3ないし図11を参照しつつ、角速度センサ1の製造方法について説明する。
ここで、本実施の形態では、後述のガラス板15,16とシリコンウェハ17とを用いて複数個の角速度センサを一緒に形成し、これを各センサ毎に切離すようにした製造方法を例に挙げて述べる。
まず、図3に示す基板・蓋板形成工程では、各センサの基板3,蓋板12となる2枚のガラス部材として、例えばほう珪酸ガラス等のガラス材料からなる基板用ガラス板15,蓋板用ガラス板16を用意する。そして、これらのガラス板15,16には、例えばサンドブラスト法、エッチング法等の手段によって各センサの凹部15A,16A(1個のみ図示)を形成する。また、基板用ガラス板15の各凹部15A内には検出電極11を形成し、蓋板用ガラス板16には複数の電極形成孔16Bを形成する。
次に、図4に示す第1の接合工程では、例えば不純物イオン等を注入することにより低抵抗なシリコン材料として形成されたシリコンウェハ17を用意する。そして、基板用ガラス板15とシリコンウェハ17とを衝合して両者間に電圧を印加することにより、これらを陽極接合する。
次に、図5に示す振動子形成工程では、シリコンウェハ17の各部位にエッチング加工等を施すことにより、複数個のセンサの外枠4、振動子6、支持梁7、駆動電極9,10等を一緒に形成する。
次に、図6に示す接合用減圧工程では、シリコンウェハ17を陽極接合した基板用ガラス板15と、蓋板用ガラス板16とを減圧室18内に配置し、この減圧室18内を真空ポンプ19によってほぼ真空に近い圧力まで減圧する。
そして、図7に示す第2の接合工程では、シリコンウェハ17(各センサの外枠4)と蓋板用ガラス板16とを衝合し、これらを前述した減圧雰囲気中で陽極接合する。これにより、ガラス板15,16の間には、各センサの外枠4とガラス板15,16とに囲まれた複数個の密閉空間13が形成される。
このとき、密閉空間13内には、陽極接合するときにガラス板15,16とシリコンウェハ17との接合部位等から発生した残留ガス(例えば酸素、水素等)が存在する。このため、密閉空間13内の圧力は、真空に近い状態まで減圧された減圧室18内と比較して高い圧力となる。
次に、図8に示すアニール工程(加熱工程)では、これらのガラス板15,16とシリコンウェハ17とを加熱しつつ、その温度と加熱時間とを制御する。この結果、後述の図10に示すように、密閉空間13内の残留ガスを除去することができ、アニール工程後に常温状態となったときには、残留ガスを減圧して密閉空間13内の圧力を所望の大きさに調整することができる。
ここで、加熱により減圧効果が得られるメカニズムとしては、例えば陽極接合で生じた酸素がシリコンウェハ17に吸着される現象、または陽極接合で生じた水素が高温状態のガラス板15,16を介して外部に透過し易くなる現象等が考えられるものの、現状では明確となっていない。しかし、本発明者等が鋭意検討した結果、アニール工程を行うことにより、密閉空間13内の圧力が例えば図10に示すような一定の特性をもって減圧されることは確認できた。
また、アニール工程の加熱温度及び加熱時間について述べると、まず加熱温度は、ガラス板15,16の歪み点(軟化点)の温度よりも低い温度に設定する。即ち、ガラス板15,16の歪み点が500〜600℃である場合には、例えば加熱温度を200〜400℃、好ましくは300℃程度に設定する。これにより、ガラス板15,16に歪みが生じるのを防止することができる。
また、例えば加熱温度を約300℃に設定した場合において、密閉空間13内の圧力と加熱時間との関係を実験等により求めると、図10に示す特性線のようになった。この図から判るように、密閉空間13内の圧力は、第2の接合工程が終了した時点で例えば300〜400Pa程度の比較的高い圧力となっているが、アニール工程の加熱時間が長くなるに従って双曲線的に低下し、例えば加熱時間が100時間に近くなると、真空に近い低圧状態となる。
しかし、密閉空間13内の圧力を極端に低くした場合には、図11に示す如く、振動子6の機械的なQ値が圧力に応じて大きく増減するようになるため、複数個のセンサ間で圧力が僅かに異なるだけでもQ値がばらつき易くなる。
そこで、本実施の形態では、アニール工程の加熱時間を、例えば40〜60時間、好ましくは50時間程度に設定している。この結果、密閉空間13内の圧力を、例えば100Paよりも少し小さい程度の適切な圧力値に調整でき、この圧力値では、図11に示すQ値の特性線の傾きが比較的緩やかな範囲内で、Q値を十分に大きな値(例えば4000程度)に設定することができる。
これにより、振動子6を効率よく共振させて振幅を大きくしつつ、各センサ間でQ値のばらつきを抑えることができ、角速度を高い検出感度で安定的に検出することができる。このように、アニール工程では、加熱温度と加熱時間とを制御することにより、例えば図10に示す特性線等に基づいて、密閉空間13内の圧力を正確に調整することができる。
次に、図9に示す切断工程では、蓋板用ガラス板16の各電極形成孔16Bに引出電極14を形成し、ガラス板15,16とシリコンウェハ17とを各センサ毎に切断することにより、複数個の角速度センサ1を一緒に形成することができる。
かくして、本実施の形態によれば、ガラス板15,16とシリコンウェハ17(外枠4)とを減圧雰囲気中で陽極接合して密閉空間13を形成した後に、これらをガラス板15,16の歪み点温度よりも低い温度で加熱する構成としたので、アニール工程では、第2の接合工程で密閉空間13内に発生した残留ガスを確実に除去でき、残留ガスの圧力を容易に低減できると共に、この工程でガラス板15,16に歪みが生じるのを防止することができる。
これにより、従来技術のようにゲッタ等の特別な構造を設けなくても、密閉空間13内を真空に近い状態まで容易に減圧でき、振動子6等の部品を密閉空間13内に安定的に収容できると共に、ゲッタ等を配置しない分だけ密閉ケース2のサイズを小型化することができる。また、例えばゲッタ及びその配置部位等の形成工程や、シリコン材料にレーザ照射を行う工程等が不要となるので、密閉ケース2の製造工程を簡略化でき、生産性を向上させることができる。
この場合、アニール工程の加熱温度と加熱時間とを制御することにより、密閉空間13内の圧力を調整するようにしたので、例えば加熱温度、加熱時間と密閉空間13内の圧力との関係を表す特性データ(図10)等を予め求めておくことにより、この特性データ等に基づいて加熱の温度と時間とを制御することができる。
これにより、振動子6が所望のQ値をもつように密閉空間13内の圧力を適切に調整でき、この調整を高い精度で行うことができる。従って、角速度センサ1の検出感度を高めつつ、Q値のばらつきを抑えて安定した検出動作を行うことができる。
次に、図12ないし図16は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ガラス部材と半導体部材とを圧力設定ガスの雰囲気中で陽極接合する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
ここで、本実施の形態による角速度センサ1の製造方法は、第1の実施の形態とほぼ同様の基板・蓋板形成工程、第1の接合工程及び振動子形成工程を行った後に、後述の圧力設定ガス供給工程、第2の接合工程及びアニール工程を行い、最後に切断工程を行う構成としている。
この場合、圧力設定ガス供給工程では、図12に示す如く、まずシリコンウェハ17を陽極接合した基板用ガラス板15と、蓋板用ガラス板16とを減圧室21内に配置する。そして、減圧室21内を真空ポンプ22によって真空に近い状態まで一旦減圧した後に、ガス供給源23によって圧力設定ガス24を減圧室21内に供給し、その圧力(分圧)を減圧状態となる所定の大きさに設定する。
この圧力設定ガス24としては、ガラス板15,16及びシリコンウェハ17に対して化学的に不活性なガスが用いられ、具体的には、例えば窒素、二酸化炭素等の安定的なガスや、アルゴン等の不活性ガス、またはこれらの混合ガス等が使用されている。また、減圧室21内に供給された圧力設定ガス24の圧力は、例えば10〜150Pa程度の比較的低い圧力に設定されている。
次に、第2の接合工程では、図13に示す如く、シリコンウェハ17(各センサの外枠4)と蓋板用ガラス板16とを圧力設定ガス24の雰囲気中で衝合し、これらを陽極接合することにより、振動子6が圧力設定ガス24と一緒に封入された密閉空間13′を形成する。
このとき、密閉空間13′内には、圧力設定ガス24だけでなく、陽極接合するときにガラス板15,16とシリコンウェハ17との接合部位等から発生した残留ガスが存在するため、これらの混合ガスにより生じる密閉空間13′内の圧力は、圧力設定ガス24だけの設定圧(分圧)と比較して高い圧力となる。
次に、アニール工程では、図14に示す如く、第1の実施の形態とほぼ同様に、ガラス板15,16とシリコンウェハ17とを加熱する。このときの加熱温度は、例えば200〜400℃、好ましくは300℃程度に設定し、加熱時間は、例えば40〜60時間、好ましくは50時間程度に設定する。
これにより、アニール工程後に常温状態となったときには、密閉空間13´内の圧力設定ガス24が加熱前と同じ分圧を保持するのに対し、陽極接合するときに発生した残留ガスは加熱により除去され、その分圧が低下する。このため、密閉空間13´内の圧力は、例えば図15に示すようにアニール工程の加熱時間が長くなるに従って双曲線的に低下し、その圧力値を圧力設定ガス24の分圧に徐々に近付けることができる。この場合、図15中に記載した2つの特性線は、例えば圧力設定ガス24として窒素ガスを用い、その設定圧を50Pa,100Paとした場合をそれぞれ示している。
このように、本実施の形態では、アニール工程の加熱温度と加熱時間とを制御することにより、密閉空間13′内の圧力を、圧力設定ガス24の設定圧に対応した所定の大きさ(または設定圧とほぼ等しい大きさ)に精度よく調整することができる。
また、アニール工程を終了した状態では、不活性な圧力設定ガス24以外のガス成分が密閉空間13′内に殆ど存在しなくなるので、密閉空間13′内の圧力は、例えば図16に示すように、センサの製造後にも長期間にわたってほぼ一定値に保持される。この場合、図16は、例えば角速度センサを85℃程度の高温状態で放置した場合の放置時間と、密閉空間13′内の圧力との関係を示している。そして、図16中に実線で記載した特性線は、例えばセンサの製造時に窒素ガス等の圧力設定ガス24を200Pa程度の圧力に設定し、この雰囲気中で密閉空間13′を封止した場合を示し、仮想線で記載した特性線は、密閉空間13′をほぼ真空に近い雰囲気中で封止した場合を示している。
この実線の特性線から判るように、密閉空間13′内に不活性な圧力設定ガス24を封入しているので、例えば角速度センサ1が製造後に高温状態に晒されたとしても、密閉空間13′内のガス成分が基板3、蓋板12等のガラス材料や振動体6等のシリコン材料と反応して空間13′内の圧力が変化するのを確実に防止することができる。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、圧力設定ガス24を用いる構成としたので、第2の接合工程では、ガラス板15,16とシリコンウェハ17とを所望の減圧状態に設定した圧力設定ガス24の雰囲気中で陽極接合でき、圧力設定ガス24と共に振動子6等が封入された密閉空間13′を形成することができる。
そして、アニール工程では、圧力設定ガス24の分圧に影響を与えることなく、陽極接合するときに密閉空間13′内に発生した残留ガスだけを選択的に除去して減圧することができる。これにより、密閉空間13′内を真空に近い状態まで容易に減圧でき、ゲッタ等の構造を省略して密閉ケース2を小型化できると共に、製造工程を簡略化して生産性を向上させることができる。
この場合、アニール工程の加熱時間を適切に設定することにより、密閉空間13′内の圧力を圧力設定ガス24の設定圧とほぼ等しくすることができ、第2の接合工程を行う前に圧力設定ガス24を所望の圧力に設定しておくだけで、密閉空間13内の圧力を高い精度で調整することができる。
しかも、この状態で密閉空間13′内には、不活性な圧力設定ガス24以外のガス成分が殆ど存在しなくなるので、例えば角速度センサ1が製造後に高温状態に晒された場合でも、残留ガスの化学反応等により密閉ケース2の真空度が経時的に低下するのを抑えることができる。
これにより、製造時に設定した密閉空間13′の圧力を長期間にわたって安定的に保持でき、振動子6のQ値等が時間の経過に伴って変動するのを確実に防止することができる。従って、振動子6の振動状態を安定化できると共に、角速度の検出感度等を高め、信頼性を向上させることができる。
なお、実施の形態では、半導体部材としてのシリコンウェハ17を加工することにより、蓋板用ガラス板16と陽極接合する外枠4と、密閉空間13,13´内に封入する振動子6とを一緒に形成する場合を例に挙げて述べた。しかし、本発明はこれに限らず、例えば半導体部材と振動子とを別個の部品として形成し、陽極接合を行うときにガラス部材と半導体部材との間に振動子を配置する構成としてもよい。
また、実施の形態では、アニール工程を行った後に引出電極14を形成する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば引出電極14を形成した後に、アニール工程を行う構成としてもよい。
また、実施の形態では、ガラス板15,16とシリコンウェハ17からなる板状の材料同士を陽極接合する場合を例に挙げて述べた。しかし、本発明は板状の材料に限らず、任意の形状をなすガラス部材と半導体部材とを接合する場合に適用することができる。
また、実施の形態では、陽極接合型デバイスとして角速度センサを例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、各種のセンサ、アクチュエータ、電子回路等に適用できるものであり、例えば可動部の変位により加速度を検出する加速度センサや、静電力により可動部を駆動する静電駆動型アクチュエータ、またはアクチュエータにより光ファイバの光路を切換える光スイッチ等に適用してもよい。さらに、本発明は、可動部品に限らず、各種の電子部品、電子回路等を密閉ケース内に収容する構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態による製造方法が適用される角速度センサを封止する前の状態で示す斜視図である。 角速度センサを図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。 基板・蓋板形成工程により基板用ガラス板と蓋板用ガラス板とを形成した状態を示す断面図である。 第1の接合工程により基板用ガラス板にシリコンウェハを陽極接合した状態を示す断面図である。 振動子形成工程によりシリコンウェハを用いて各センサの外枠、振動子、支持梁、駆動電極等を形成した状態を示す断面図である。 接合用減圧工程で減圧室内に各ガラス板とシリコンウェハとを配置した状態を示す断面図である。 第2の接合工程により各センサの外枠に蓋板用ガラス板を陽極接合し、密閉空間を形成した状態を示す断面図である。 アニール工程により密閉空間内の残留ガスを減圧する状態を示す断面図である。 切断工程により各ガラス板、外枠等を各センサ毎に切離した状態を示す断面図である。 アニール工程の加熱時間と密閉空間内の圧力との関係を示す特性線図である。 密閉空間内の圧力と振動子の機械的なQ値との関係を示す特性線図である。 本発明の第2の実施の形態による製造方法の圧力設定ガス供給工程を示す断面図である。 第2の接合工程を圧力設定ガスの雰囲気中で行う状態を示す断面図である。 アニール工程により圧力設定ガスを除いて密閉空間内の残留ガスを減圧する状態を示す断面図である。 圧力設定ガスの設定圧が異なる2つの場合について、アニール工程の加熱時間と密閉空間内の圧力との関係を示す特性線図である。 角速度センサを高温状態で放置した場合の放置時間と振動子のQ値との関係を示す特性線図である。
符号の説明
1 角速度センサ(陽極接合型デバイス)
2 密閉ケース
3 基板
4 外枠
5 振動子支持部
6 振動子
7 支持梁
8 電極支持部
9 固定側駆動電極
10 可動側駆動電極
11 検出電極
12 蓋板
13,13′ 密閉空間
14 引出電極
15,16 ガラス板(ガラス部材)
17 シリコンウェハ(半導体部材)
24 圧力設定ガス

Claims (3)

  1. 半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合した後に、減圧雰囲気中で前記半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することによりガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれた密閉空間を形成し、
    前記第1,第2のガラス部材と半導体部材とを前記第1,第2のガラス部材の歪み点温度よりも低い温度で加熱したときに、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するのを利用して、所望の圧力となるように加熱温度と加熱時間とを制御し、陽極接合するときに前記密閉空間内に発生した残留ガスを除去する構成としてなる陽極接合型密閉ケースの製造方法。
  2. 半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合した後に、減圧状態に設定した圧力設定ガスの雰囲気中で前記半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することによりガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれて前記圧力設定ガスが封入された密閉空間を形成し、
    前記第1,第2のガラス部材と半導体部材とを前記第1,第2のガラス部材の歪み点温度よりも低い温度で加熱したときに、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するのを利用して、所望の圧力となるように加熱温度と加熱時間とを制御し、陽極接合するときに前記密閉空間内に発生した残留ガスを除去する構成としてなる陽極接合型密閉ケースの製造方法。
  3. 半導体部材の一面側に第1のガラス部材を陽極接合し、前記半導体基板に減圧雰囲気中で振動する振動子を形成した後に、減圧状態に設定した圧力設定ガスの雰囲気中で前記半導体部材のうち該第1のガラス部材と反対側の他側面に第2のガラス部材を陽極接合することによりガラス部材/半導体部材/ガラス部材の3層構造に囲まれて前記振動子と圧力設定ガスとが封入された密閉空間を形成し、
    前記第1,第2のガラス部材と半導体部材とを前記第1,第2のガラス部材の歪み点温度よりも低い温度で加熱したときに、加熱時間に応じて密閉容器内の圧力が双曲線的に低下するのを利用して、所望の圧力となるように加熱温度と加熱時間とを制御し、陽極接合するときに前記密閉空間内に発生した残留ガスを除去する構成としてなる陽極接合型密閉ケースの製造方法。
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