JP4644423B2 - カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ - Google Patents

カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP4644423B2
JP4644423B2 JP2003341448A JP2003341448A JP4644423B2 JP 4644423 B2 JP4644423 B2 JP 4644423B2 JP 2003341448 A JP2003341448 A JP 2003341448A JP 2003341448 A JP2003341448 A JP 2003341448A JP 4644423 B2 JP4644423 B2 JP 4644423B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
color
imaging device
state imaging
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003341448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005109196A (ja
Inventor
康生 青塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2003341448A priority Critical patent/JP4644423B2/ja
Priority to US10/951,689 priority patent/US7515196B2/en
Publication of JP2005109196A publication Critical patent/JP2005109196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4644423B2 publication Critical patent/JP4644423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/201Filters in the form of arrays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/281Interference filters designed for the infrared light
    • G02B5/282Interference filters designed for the infrared light reflecting for infrared and transparent for visible light, e.g. heat reflectors, laser protection
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14625Optical elements or arrangements associated with the device
    • H01L27/14627Microlenses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/11Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths for generating image signals from visible and infrared light wavelengths
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Description

本発明は、カラーフィルタを有する固体撮像素子及びこの固体撮像素子と干渉型赤外線カットフィルタとを組み合わせた固体撮像装置並びにデジタルカメラに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタルカメラにはCCDやCMOS等の固体撮像素子が搭載され、レンズを通して入射してくる光学像を固体撮像素子で電気信号に変換する。カラー固体撮像素子の表面には多数の光電変換素子(例えばフォトダイオード:以下、画素ともいう。)がアレイ状に形成されており、各画素の上部には、原色系カラー固体撮像素子であれば、Rフィルタ,Gフィルタ,Bフィルタのいずれかのカラーフィルタが形成されている。
図13は、上述したカラー固体撮像素子における分光感度を示すグラフである。Rフィルタが形成された画素(以下、R画素ともいう。)は、入射光量のうちRフィルタを透過した赤色成分の入射光量に応じた電気信号を出力し、GフィルタやBフィルタが形成された画素も同様に、入射光のうちGフィルタ,Bフィルタを夫々透過した緑色成分,青色成分の入射光量に応じた電気信号を出力する。
しかし、Rフィルタとして用いることができる顔料や染料は、赤外線を理想的に吸収することができないため、R画素から出力される信号には、多量の赤外線の入射光量に応じた信号が含まれてしまう。
そこで従来から、カラー固体撮像素子の前面に赤外線カットフィルタを挿入し、Rフィルタでは遮断することができない赤外線を、赤外線カットフィルタで遮断する様にしている。
赤外線カットフィルタには、大別して2種類のフィルタがあり、1つが色ガラスフィルタであり、もう1つが反射膜を利用した干渉型赤外線カットフィルタである。図14は、各赤外線カットフィルタの分光透過率を示すグラフであり、色ガラスフィルタの分光透過率のグラフが特性線Iであり、干渉型赤外線カットフィルタの分光透過率が特性線IIである。
この図14から分かる通り、色ガラスフィルタは、可視域の赤色光も吸収してしまうのに対し、干渉型赤外線カットフィルタは、カット波長(透過率が50%となる波長で表す。)以上の赤外線を急峻にカットする性質がある。
図15は、赤外線カットフィルタをカラー固体撮像素子の前面に配置した状態における分光感度を示すグラフである。実線で示す干渉型赤外線カットフィルタを用いた分光感度は、カット波長(この例では、カット波長が655nmとなるように製造された干渉型赤外線カットフィルタ(IR655と標記)を用いている。)付近で分光感度が急峻に低下し、カット波長より短い波長での分光感度の低下は殆どないことが分かる。
これに対し、点線は色ガラスフィルタを用いた分光感度であり、赤色(R)の感度低下が大きいことが分かる。また、緑色(G)の感度低下も起きている。干渉型赤外線カットフィルタを用いたR,G,Bの夫々の感度を“100”としたとき、色ガラスフィルタを用いたときのR,G,Bの夫々の感度は、次の表1に示す様に、特に赤色で低下する。
Figure 0004644423
このため、カラー固体撮像素子と組み合わせる赤外線カットフィルタとしては、感度低下が低い干渉型赤外線カットフィルタが用いられることが多い。
しかしながら、干渉型赤外線カットフィルタには、光線が斜めに通過すると、その分光特性が変わってしまうという不具合が存在する。具体的には、入射光が斜めに入る程、カット波長が短波長側にシフトしてしまうという不具合である。図14に示す特性線IIは、平板状干渉型赤外線カットフィルタの表面に垂直に入射光が入射(入射角0度)した場合であり、特性線II’は、入射光の入射角が13度となったときの特性である。特性線II’は、特性線IIに対してカット波長が約5nmだけ短波長側にシフトしている。
近年のデジタルスチルカメラは、小型化,薄型化が進行し、携帯電話機にまで搭載されるようになってきている。このような小型化等が進行すると、干渉型赤外線カットフィルタが設けられたカラー固体撮像素子の前段に短焦点レンズが使用され、このため、レンズを通過した入射光は、固体撮像素子の中央で入射角0度(垂直)となるが、固体撮像素子の周辺部では、斜めに入射することになる。その入射角は、小型化の進んだデジタルカメラでおおよそ13度程度であるが、更に小型化が進むと、入射角は13度以上になる。
図14の特性線II’から分かるとおり、入射光が干渉型赤外線カットフィルタに斜めに入射することで起きるカット波長のシフトは、緑色や青色の領域には及ばないため、緑色や青色における感度低下は引き起こさない。しかし、カット波長のシフトは、赤色の感度低下を引き起こす。即ち、固体撮像素子の周辺部に行くほど、赤色の感度低下がおき、色ムラ(色シェーディング)が生じてしまう。例えば、全面グレーの画像を撮像したとき、画像の端では赤不足となり、シアン味になってしまう。
そこで、例えば下記特許文献1記載の従来技術では、固体撮像素子の前に配置する干渉型赤外線カットフィルタを、平板状とせずに、湾曲させた形状とし、固体撮像素子の周辺部における入射光の入射角が小さくなるようにしている。
特開平11―352324号公報
干渉型赤外線カットフィルタを曲面形状にし、固体撮像素子への入射光の入射角が固体撮像素子周辺部で大きくならないようにすることで、干渉型赤外線カットフィルタにおけるカット波長のシフトに起因する色ムラを低減することができる。
しかし、干渉型赤外線カットフィルタを曲面形状にすると、干渉型赤外線カットフィルタの厚さが増し、デジタルカメラの小型化,薄型化を阻害する要因になってしまうと共に、干渉型赤外線カットフィルタの製造コストが嵩んでしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、干渉型赤外線カットフィルタと組み合わせて用いたとき斜め入射光に起因する色ムラを改善できるカラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びデジタルカメラを提供することにある。
本発明のカラー固体撮像素子は、干渉型赤外線カットフィルタと組み合わせて使用されるカラー固体撮像素子において、前記干渉型赤外線カットフィルタに入射光が入射角13度で斜めに入ったときの該干渉型赤外線カットフィルタの透過率が50%となる波長(以下、カット波長という。)の短波長側へのシフト範囲における入射光を吸収する色材を入射光路内のいずれかの層に含有させたことを特徴とする。
この構成により、干渉型赤外線カットフィルタのカット波長がカラー固体撮像素子の周辺部でシフトしても、元々の赤色分光感度が色材によって低くなっているため、カラー固体撮像素子周辺部での赤色不足が目立つことがなくなる。
本発明のカラー固体撮像素子は、有効画素のうち赤色を透過するカラーフィルタが設けられる画素への入射光路内のいずれかの層に前記色材を含有させたことを特徴とする。
この構成により、色材による他の画素への影響を抑制可能となる。
本発明のカラー固体撮像素子は、有効画素の全画素の入射光路内のいずれかの層に前記色材を含有させたことを特徴とする。
この構成により、色材を含有させる工程が容易となる。
本発明のカラー固体撮像素子は、前記入射光路内に配置されるカラーフィルタ,マイクロレンズ,前記カラーフィルタの上層且つ前記マイクロレンズの下層となる第1の平坦化層,前記カラーフィルタの下層となる第2の平担化層の少なくとも1つに前記色材が含有されることを特徴とする。
この構成により、カラーフィルタ形成工程,平坦化層形成工程,マイクロレンズ形成工程で色材を含有させることができる。
本発明のカラー固体撮像素子は、前記色材を含有させ赤色の分光感度のピーク感度に対して前記カット波長における感度を半分以下としたことを特徴とする。
この構成により、カラー固体撮像素子の中央部に比べて周辺部における赤色不足の差を一層小さくすることができる。好ましくは、半分(0.5)よりも更に小さく、0.4以下、更に好ましくは0.3以下とするのが良い。
本発明のカラー固体撮像素子と組み合わせる前記干渉型赤外線カットフィルタが、670nm〜690nmの範囲内のカット波長を持つことを特徴とする。
この構成により、より一層、カラー固体撮像素子の中央部に比べて周辺部における赤色不足の差を小さくすることができる。
本発明の固体撮像装置は、上述したいずれかのカラー固体撮像素子と組み合わせて使用されことを特徴とする。
この構成により、干渉型赤外線カットフィルタがカットする赤色分光感度の裾野部分が更に低下し、カラー固体撮像素子中央部に比較して周辺部における赤色不足の差が更に小さくなる。
本発明の固体撮像装置は、干渉型赤外線カットフィルタと、カラー固体撮像素子とを組合わせて用いる固体撮像装置において、前記カラー固体撮像素子の赤色分光感度のピーク感度を“100”としたときに前記干渉型赤外線カットフィルタのカット波長よりも20nm短波の波長が赤色ピーク感度波長より長波であり且つ前記20nm短波の波長での赤色分光感度が“80”以下となるように入射光路内に赤色吸収色材を設けたことを特徴とする。
この構成により、干渉型赤外線カットフィルタのカット波長がカラー固体撮像素子の周辺部でシフトしても、元々の赤色分光感度が色材によって低くなっているため、カラー固体撮像素子周辺部での赤色不足が目立つことがなくなる。
本発明の固体撮像装置は、前記カラー固体撮像素子と前記干渉型赤外線カットフィルタとが一体成形されたことを特徴とする。
この構成により、固体撮像装置の取り扱いが容易となる。
本発明のデジタルカメラは、撮影レンズと、上述したいずれかの固体撮像装置と、該固体撮像装置から出力される撮像画像データを処理して記憶メディアに記録する制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、被写体画像の周辺部における色ムラが小さくなり目立たなくなる。
本発明のデジタルカメラは、撮影レンズと、該撮影レンズを通して入射してくる光の中の赤外線をカットする干渉型赤外線カットフィルタと、該干渉型赤外線カットフィルタを通して入射してくる光学像を電気信号に変換するカラー固体撮像素子と、該カラー固体撮像素子の出力信号を処理し画像データを記憶媒体に格納する制御手段とを備えるデジタルカメラにおいて、前記干渉型赤外線カットフィルタに入射光が入射角13度で斜めに入ったときの該干渉型赤外線カットフィルタのカット波長(透過率が50%となる波長)の短波長側へのシフト範囲における入射光を吸収する色材を含有する膜を前記撮影レンズ、光学ローパスフィルタまたは前記干渉型赤外線カットフィルタの表面に形成したことを特徴とする。
この構成により、被写体画像の周辺部における色ムラが小さくなり目立たなくなると共に、色材膜の形成が容易となる
本発明のよれば、短焦点レンズを用いた場合でも、固体撮像素子中央部に比べて周辺部での赤色不足を小さくすることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルスチルカメラの構成図である。この実施形態ではデジタルスチルカメラを例にしているが、デジタルビデオカメラやカメラ付携帯電話機等の他の種類のデジタルカメラにも本発明を適用可能である。
図1に示すデジタルスチルカメラは、撮影レンズ10と、カラー固体撮像素子11と、この両者の間に設けられた絞り12と、平板状の干渉型赤外線カットフィルタ13と、光学ローパスフィルタ14とを備える。デジタルスチルカメラの全体を制御するCPU15は、フラッシュ用の発光部16及び受光部17を制御し、また、レンズ駆動部18を制御して撮影レンズ10の位置をフォーカス位置に調整し、絞り駆動部19を介し絞り12の開口量を制御して露光量が適正露光量となるように調整する。
また、CPU15は、撮像素子駆動部20を介して固体撮像素子11を駆動し、撮影レンズ10を通して撮像した被写体画像を色信号として出力させる。また、CPU15には、操作部21を通してユーザの指示信号が入力され、CPU15はこの指示に従って各種制御を行う。
デジタルスチルカメラの電気制御系は、固体撮像素子11の出力に接続されたアナログ信号処理部22と、このアナログ信号処理部22から出力されたRGBの色信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路23とを備え、これらはCPU15によって制御される。
更に、このデジタルスチルカメラの電気制御系は、メインメモリ24に接続されたメモリ制御部25と、ホワイトバランス補正やガンマ補正,同時化処理等を行うデジタル信号処理部26と、撮像画像をJPEG画像に圧縮したり圧縮画像を伸張したりする圧縮伸張処理部27と、固体撮像素子11から出力されデジタルデータに変換された画像データをR,G,B毎に積算し各積算値をデジタル信号処理部26にホワイトバランス補正用として出力する積算部28と、着脱自在の記録媒体29が接続される外部メモリ制御部30と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部31が接続される表示制御部32とを備え、これらは、制御バス33及びデータバス34によって相互に接続され、CPU15からの指令によって制御される。
尚、干渉型赤外線カットフィルタ13と光学ローパスフィルタ14の配置順を逆にし、更に、干渉型赤外線カットフィルタ13を固体撮像素子11の表面に一体成形することでもよい。
図2は、本実施形態で用いるカラー固体撮像素子の表面模式図である。本実施形態では、ハニカム画素配置の単板式カラーCCDを固体撮像素子11として用いている。このCCDでは、多数の緑(G)のカラーフィルタを持つフォトダイオードが縦横に所定間隔で配置され、その各行,各列の各フォトダイオードに対して、1/2ピッチづつずらした位置に、青(B)と赤(R)の各カラーフィルタを持つフォトダイオードが交互に配置される構造となっている。図示する例では、「R」「G」「B」と記載された8角形の枠が夫々赤,緑,青のカラーフィルタを示し、対応するフォトダイオードは、その下側(紙面の下側)に配置される。より正確には、8角形の枠がフォトダイオードの形を表し、赤,緑,青のカラーフィルタは、8角形の枠より大きなサイズ(例えば8角形や4角形)で設けられる。
光が各カラーフィルタを通して入射することで各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、矢印aに示す様に各フォトダイオードの脇に形成されている垂直転送路60に読み出され、この信号電荷は、矢印bに示す様に垂直転送路60に沿って転送されて水平転送路61に至り、今度は矢印cに示す様に水平転送路61に沿って転送され、固体撮像素子11から読み出される。各画素(フォトダイオード)から読み出される信号電荷量は、各フォトダイオードの受光光量に応じた値となる。
図3は、図2のIII―III線断面模式図、すなわちこの例ではRフィルタが積層されたR画素の縦断面模式図である。G画素,B画素も基本構成はR画素と同じであり、カラーフィルタ(CF)の色のみが異なる。n型半導体基板40の表面部にはPウェル層41が形成され、Pウェル層41の表面部にn+層42が形成され、Pウェル層41とn+層42とによりPN接合でなるフォトダイオード(画素)が形成される。
各フォトダイオードの脇には垂直転送路60が形成され、垂直転送路60の上部には遮光膜44が配置され、各フォトダイオードには遮光膜44の開口を通して光が入射される。更にその上部には平坦化層45が形成され、平坦化層45の上にカラーフィルタ(図3の例では、Rフィルタ)46が積層され、更にその上に、平坦化層47を介してマイクロレンズ(トップレンズ)48が配置される。尚、トップレンズ48とn+層42との間の所定位置に層内レンズ(マイクロレンズ)が挿入される場合もある。
この様に、固体撮像素子11の各フォトダイオードの表面にはR,G,Bのいずれかのカラーフィルタが重ねて設けられるが、このカラーフィルタは、例えば顔料や染料を用いて製造される。
図4は、本実施形態に係るカラー固体撮像素子11の分光感度を示すグラフである。図13に示す従来のカラー固体撮像素子の分光感度と比較して、G,Bの分光感度は同じであるが、赤(R)の分光感度は、長波長側でより感度が低くなるようにしている。
即ち、本実施形態の固体撮像素子11では、赤の波長605nm(Rの分光感度のピークの波長)における分光感度を“100”としたときに波長670nmにおける分光感度が“50”以下となるようにしている。好ましくは“40”以下が良く、更に好ましくは“30”以下とするのがよい。固体撮像素子11における700nm以上の波長域での感度は高くても良く、この波長域は、赤外線カットフィルタ13でカットする。
波長605nm以上の波長における感度を下げるには、Rフィルタに、波長605nm以上で吸収率が高い色材(顔料または染料)を混合することで実現する。
波長670nm付近に吸収を有する色材の分光特性としては、波長Xnmの光学濃度をABS(Xnm)と表したとき、
ABS(670nm)>ABS(605nm)
を満たすものであれば良く、好ましくは、
ABS(670nm)/ABS(605nm)=K
としたとき、K≧5となる色材を用いるのが良い。更に好ましくはK≧7となる色材を用いるのが良い。
斯かる色材をどこに設置しようとも、この色材フィルタの分光透過率としては、605nmにおいて80%以上、好ましくは90%以上とするのが良い。しかし、この色材の赤外線領域(700nm以上)での分光特性はどんなものであっても良い。この色材をR画素への入射光路上にのみ設ける場合は、580nm以下の分光特性はどんなものであっても良い。
具体的な色材の例としては、フタロシアニン系色素、チアトリカルボシアニン系色素、ペンタメチレンオキソノール系色素などが挙げられる。斯かる色材の分光透過率の一例を示すグラフを図5に示す。図5に示す特性では、波長700nm以上の赤外線は、上記色材フィルタではカットできないが、この赤外線は、平板状の干渉型赤外線カットフィルタ13でカットするため、上記色材フィルタでカットする必要はない。
この色材の605nmと670nmでの光学濃度の比は、次の表2に示す通り、12.0である。
Figure 0004644423
この色材を、図13に示す分光感度を有する固体撮像素子のRフィルタに混合することにより、図4に示す分光感度を有する固体撮像素子11が得られる。図4の分光感度を有する固体撮像素子の赤(R)の分光感度の605nmと670nmの感度比は次の表3に示す様に0.34であり、図13に示す分光感度を有する従来の固体撮像素子の感度比0.75よりも大幅に下げることができる。
Figure 0004644423
このように、波長670nmにおける感度比を下げることで、干渉型赤外線カットフィルタのカット波長が斜め入射光によってシフトしても、このシフトによって生じる赤色光のR画素への入射量の変動幅が抑制され、結果として、固体撮像素子11の周辺部における赤色不足が抑制される。
色材の物理的性質,化学的性質によって、Rフィルタ46に混合することができない場合もある。この様な場合には、Rフィルタにこの色材を混合する必要はなく、図3に示す平坦化層45または46あるいはマイクロレンズ48に混合してもよい。あるいは、マイクロレンズ48の表面にこの色材を塗布することでも、あるいは、平坦化層46、カラーフィルタ46、平坦化層47、マイクロレンズ48と積層されるとき、いずれかの間にこの色材溶液を塗布して色材の膜を形成することでもよい。
図5に透過率の特性を示す色材は、波長500nm以下(青色の領域)の光の吸収率が高い色材であるが、420nm〜605nmの範囲の各波長における光の透過率が少なくても60%以上ある色材を用いるのであれば、この色材をR画素の領域に限らず、G画素やB画素の上にも一様に設けることも可能である。即ち、固体撮像素子11の表面全面にこの色材を塗布してもよく、あるいは、この色材を、図1に示すレンズ10、赤外線カットフィルタ13、光学ローパスフィルタ14のいずれかの表面に均一に塗布することでもよい。勿論、この色材の青領域,緑領域の透過率が高いほど望ましいことはいうまでもない。
図6は、干渉型赤外線カットフィルタの赤色分光感度が入射角によって変化する様子を示した図である。カット波長が655nmのIR655と、675nmのIR675の2つを図示している。緑色(G)と青色(B)の分光感度の変化もあるが、その変化は極めて小さいので、図示は省略している。
次の表4は、入射角が垂直のときと13度傾いたときの固体撮像素子の出力比(R/G,B/G)を示している。5500Kの太陽光にてグレーの被写体を撮影した場合で計算している。
Figure 0004644423
この表4から分かるとおり、入射光が13度傾くと、赤色が低感度となって、R/Gが下がる。下がる割合(出力比変化率(%))はIR655の場合は−5%にもなるが、IR675だと−3.7%に改善されることが分かる。
図7は、グレーを撮影したときの画像の彩度がR/Gの変動とともに変化する様子を示した図である。グレーを撮影すると、本来、R/G=B/G=1であり、彩度は“0”となるが、R/Gが変動すると、無彩色から外れて色味が付く。
色差(無彩色の場合は彩度)の差が1.2以上だと、並べて比較した場合に大抵の人が違う色であると見る。また離して比較した場合は、色差2.5以下なら同一色と見る(財団法人 日本色彩研究所編:色彩ワンポイント 2巻)ので、グレー画面内での色ムラは彩度で1.2以下に仕上げるのが最も好ましく、中央部分と端部での彩度差としては2.5以下に収めることが好ましい。
図7によれば、好ましい形態、即ち、彩度が2.5以下となるのは、R/Gが約±4%以内の範囲であり、最も好ましいのは、即ち、彩度が1.2以下となるのは、R/Gの変動が±2%の範囲であることが判る。
従って、干渉型赤外線カットフィルタがIR655の場合には、R/Gの変動が−5%であり、IR655を図13の分光感度を有する従来の固体撮像素子と組み合わせると赤色不足となるが、IR675では−3.7%となり、好ましい範囲に改善されることが分かる。
図示はしていないが、IR670では、IR675の値とIR655の値を比例配分した値となるため、約±4%の範囲内となり、赤外線カットフィルタとしてIR670を用いることでも、人の目では赤色不足を感じることがなくなる。
即ち、少なくともカット波長が670nm以上の赤外線カットフィルタを使用することで固体撮像素子の周辺部における赤色不足を改善でき、また、色材を用いて固体撮像素子自体の赤色の分光感度を図4に示す特性とすることでも、固体撮像素子の周辺部における赤色不足を改善できる。最良の実施形態としては、両者を組み合わせて使用することで、より一層赤色不足が改善される。
図8は、図4に示す分光感度を有する固体撮像素子11にIR675を組み合わせて図1に示すデジタルカメラを組み立てたときの、赤(R)の分光感度を示すグラフである。実線が入射角=垂直(0度)の場合であり、点線が13度傾いた場合である。
このデジタルカメラでの固体撮像素子11からの出力比を表5に示す。比較のため、図4の分光感度を有する固体撮像素子11とIR655とを組み合わせたときの出力比も併記している。
Figure 0004644423
干渉型赤外線カットフィルタがIR675の場合、R/Gは−1.9%の変動であり、最も好ましい範囲に収まっている。IR655の場合でも、R/Gの変動は−3.8%であり、長波赤を吸収する色材がない(表4参照)場合に比べて改善している。図4の分光感度を有する固体撮像素子11とIR675とを組み合わせた場合の感度は、次の表6に示すようになる。即ち、赤色の感度は“95”であり、従来の図13の分光感度を有する固体撮像素子とIR655との組み合わせに比較して遜色がないことが分かる。
Figure 0004644423
図9は、固体撮像素子11の赤色(R)の分光感度を4通り(“R0”,“R0.5”,“R1”,“R1.5”:ここで、“R0”は、図13に示す赤の分光感度であり、“R1”は、、図4に示す赤の分光感度である。)作成し、これらの赤の分光感度に、9通りの赤外線カットフィルタ(カット波長(λ50)が650nmから690nmまで5nmおきに9通り)を組み合わせた図である。この組み合わせをデジタルカメラ(レンズ込み)に組み込み、固体撮像素子からの赤出力を計算し、カット波長が5nm短波長側にシフトしたときの赤出力の変化率を求めた。
この変化率と、
λ=カット波長−20nm
での赤の分光感度との相関関係を示したのが図10である。このλは、干渉型赤外線カットフィルタの透過率が下がり始める波長となっている。赤の分光感度がどれであっても、ほぼ同じ相関線上にある。この相関曲線を図11に示す。
これは、5nmシフトによる
赤の面積変動分[Red出力変化分]
=高さ[Red感度(atλ)]×巾[5nm] :式1
で表されることから近似的に説明される。
この図10,図11の相関図から、
Red出力変化率<4%あるいは2%
となる範囲が、Red分光感度(atλ)<80あるいは60
であることが判る。
カット波長の波長シフト量は、入射角度で一義的に決まるが、小型化の進行したデジタルカメラでは高々13度であるので、5nmまで考慮すれば済む。しかし、入射角度が更に大きくなった場合の赤の出力変化率をYとすると、図10,図11の縦軸(y)を、
y=Y×(5/△λ)
と読み替えることで、図10,図11の相関関係が保たれる。△λは、赤外線カットフィルタのカット波長のシフト量である。
例えば、10nmシフトするカメラの場合、図10,図11の縦軸の目盛りを2倍に読み替えることになる。これは、上記式1からも自明である。実際に計算した結果を図12に示す。
10nmシフトする場合には、Red出力変動率<4%となるのはRed分光感度(atλ)<60の範囲である。このように、カット波長のシフト量で好ましいRed分光感度(atλ)の範囲は変わる。
以上述べた様に、デジタルカメラで使用する干渉型赤外線カットフィルタとして、カット波長が少なくとも670nm以上のものを用いることで、固体撮像素子周辺部における赤色不足を改善可能となる。しかし、干渉型赤外線カットフィルタのカット波長があまり長波だと色再現性上好ましくないため、カット波長は690nm以下が好ましい。
また、干渉型赤外線カットフィルタとして通常用いられるカット波長が655nmのものを使用する場合には、干渉型赤外線カットフィルタの入射光が斜めになったときのカット波長のシフトによって固体撮像素子のR画素から出力される信号の変化量が小さくなるように、R画素の入射光路内にカット波長のシフト範囲における赤色入射光を吸収する色材を介挿するのがよい。好適には、Rフィルタにこの色材を混入して、赤色の分光感度特性を、少なくとも前記シフト範囲内において低減する。
好ましくは、カット波長が670nm〜690nmの干渉型赤外線カットフィルタと、上記色材を用いた固体撮像素子とを組み合わせてデジタルカメラを構成することで、より一層の改善を図ることが可能となる。
尚、上述した実施形態では、固体撮像素子としてハニカム画素配置のCCDを例に説明したが、ベイヤー方式のCCDでも良いことはいうまでもない。また、CCDに限らず、MOS型のイメージセンサにも本発明を適用可能である。
更に、原色系カラーフィルタを用いた固体撮像素子で説明したが、補色系カラーフィルタを用いた固体撮像素子と干渉型赤外線カットフィルタとを組み合わせたデジタルカメラにも本発明を適用可能である。
この場合、補色系カラーフィルタは、R,G,Bのいずれか一色のみ吸収し2色の色信号を透過するため、補色系カラーフィルタを用いるデジタルカメラでは、図5に示す色材では不十分であり、低波長側が少なくとも青色領域、例えば波長420nmまで透過する色材を用いる必要がある。
上述した干渉型赤外線カットフィルタは、平板形状であることを前提としたが、例えば、湾曲形状とした干渉型赤外線カットフィルタにも本発明を適用可能である。この場合、湾曲形状をより一層緩やかな湾曲にすることが可能となる。
本発明の干渉型の赤外線カットフィルタと固体撮像素子の組み合わせでは、干渉型赤外線カットフィルタへの入射光が斜めになった場合でも固体撮像素子の周辺部で赤色不足が解消されるため、デジタルカメラに適用すると有用である。
本発明の一実施形態に係るデジタルスチルカメラのブロック構成図である。 図1に示す固体撮像素子の表面模式図である。 図2のIII―III線断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る固体撮像素子のR,G,Bの分光感度を示すグラフである。 図4に示すR分光感度を実現するRフィルタに混入する色材の透過率を例示するグラフである。 干渉型赤外線カットフィルタと固体撮像素子との組み合わせのRの分光感度の斜め入射光による角度依存性を示すグラフである。 R/Gと彩度の関係を示すグラフである。 図1に示すデジタルスチルカメラの固体撮像素子と干渉型赤外線カットフィルタとの組み合わせにおけるRの分光感度の入射角依存性を示すグラフである。 4通りのRの分光感度と9通りの干渉型赤外線カットフィルタとの組み合わせを示すグラフである。 干渉型赤外線カットフィルタのカット波長が斜め入射光によってシフトしたときの赤色出力の変化率とR分光感度との相関関係を示すグラフである。 図10の相関関係における相関曲線を示すグラフである。 カット波長が10nmシフトしたときの説明図である。 従来の固体撮像素子(CCDを例としている)のR,G,Bの分光感度を示すグラフである。 色ガラスによる赤外線カットフィルタと干渉型赤外線カットフィルタの特性を示すグラフである。 干渉型カットフィルタと固体撮像素子の組み合わせたデジタルカメラにおけるR,G,Bの分光感度を示すグラフである。
符号の説明
10 撮影レンズ
11 固体撮像素子
13 干渉型赤外線カットフィルタ
41 Pウェル層
42 n+
44 遮光膜
45,47 平坦化層
46 カラーフィルタ(CF)
48 マイクロレンズ(トップレンズ)

Claims (11)

  1. 干渉型赤外線カットフィルタと組み合わせて使用されるカラー固体撮像素子において、前記干渉型赤外線カットフィルタに入射光が入射角13度で斜めに入ったときの該干渉型赤外線カットフィルタの透過率が50%となる波長(以下、カット波長という。)の短波長側へのシフト範囲における入射光を吸収する色材を入射光路内のいずれかの層に含有させたことを特徴とするカラー固体撮像素子。
  2. 有効画素のうち赤色を透過するカラーフィルタが設けられる画素への入射光路内のいずれかの層に前記色材を含有させたことを特徴とする請求項1に記載のカラー固体撮像素子。
  3. 有効画素の全画素の入射光路内のいずれかの層に前記色材を含有させたことを特徴とする請求項1に記載のカラー固体撮像素子。
  4. 前記入射光路内に配置されるカラーフィルタ,マイクロレンズ,前記カラーフィルタの上層且つ前記マイクロレンズの下層となる第1の平坦化層,前記カラーフィルタの下層となる第2の平担化層の少なくとも1つに前記色材が含有されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカラー固体撮像素子。
  5. 前記色材を含有させ赤色の分光感度のピーク感度に対して前記カット波長における感度を半分以下としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のカラー固体撮像素子。
  6. 前記干渉型赤外線カットフィルタが、670nm〜690nmの範囲内のカット波長を持つことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカラー固体撮像素子。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のカラー固体撮像素子が使用されることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 干渉型赤外線カットフィルタと、カラー固体撮像素子とを組合わせて用いる固体撮像装置において、前記カラー固体撮像素子の赤色分光感度のピーク感度を“100”としたときに前記干渉型赤外線カットフィルタのカット波長よりも20nm短波の波長が赤色ピーク感度波長より長波であり且つ前記20nm短波の波長での赤色分光感度が“80”以下となるように入射光路内に赤色吸収色材を設けたことを特徴とする固体撮像装置。
  9. 前記カラー固体撮像素子と前記干渉型赤外線カットフィルタとが一体成形されたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 撮影レンズと、請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の固体撮像装置と、該固体撮像装置から出力される撮像画像データを処理して記憶メディアに記録する制御手段とを備えることを特徴とするデジタルカメラ
  11. 撮影レンズと、該撮影レンズを通して入射してくる光の中の赤外線をカットする干渉型赤外線カットフィルタと、該干渉型赤外線カットフィルタを通して入射してくる光学像を電気信号に変換するカラー固体撮像素子と、該カラー固体撮像素子の出力信号を処理し画像データを記憶媒体に格納する制御手段とを備えるデジタルカメラにおいて、前記干渉型赤外線カットフィルタに入射光が入射角13度で斜めに入ったときの該干渉型赤外線カットフィルタのカット波長(透過率が50%となる波長)の短波長側へのシフト範囲における入射光を吸収する色材を含有する膜を前記撮影レンズ、光学ローパスフィルタまたは前記干渉型赤外線カットフィルタの表面に形成したことを特徴とするデジタルカメラ。
JP2003341448A 2003-09-30 2003-09-30 カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ Expired - Fee Related JP4644423B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003341448A JP4644423B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ
US10/951,689 US7515196B2 (en) 2003-09-30 2004-09-29 Color solid-state imaging device, solid-state imaging apparatus using the color solid-state imaging device, and digital camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003341448A JP4644423B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005109196A JP2005109196A (ja) 2005-04-21
JP4644423B2 true JP4644423B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=34373456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003341448A Expired - Fee Related JP4644423B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7515196B2 (ja)
JP (1) JP4644423B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3950715B2 (ja) * 2002-03-05 2007-08-01 富士フイルム株式会社 固体撮像素子およびこれを用いた撮像装置
JP4324404B2 (ja) * 2003-04-22 2009-09-02 富士フイルム株式会社 固体撮像装置及びデジタルカメラ
JP5272433B2 (ja) * 2008-02-15 2013-08-28 富士通セミコンダクター株式会社 画像撮像素子のずらし量算出方法及び装置、画像撮像素子、画像撮像素子内蔵装置
TWI397175B (zh) 2009-02-09 2013-05-21 Sony Corp 固體攝像裝置、攝相機、電子機器、及固體攝像裝置之製造方法
JP5040960B2 (ja) * 2009-06-04 2012-10-03 株式会社ニコン 電子カメラ
JP5810604B2 (ja) * 2010-05-26 2015-11-11 Jsr株式会社 近赤外線カットフィルターおよび近赤外線カットフィルターを用いた装置
JP5383755B2 (ja) * 2010-12-17 2014-01-08 株式会社日本触媒 光選択透過フィルター、樹脂シート及び固体撮像素子
JP5823119B2 (ja) * 2010-12-27 2015-11-25 キヤノン電子株式会社 紫外赤外線カット用光学フィルタ
JP5819063B2 (ja) * 2010-12-27 2015-11-18 キヤノン電子株式会社 光学フィルタ
JP5789373B2 (ja) * 2010-12-27 2015-10-07 キヤノン電子株式会社 光学フィルタ
JP5713816B2 (ja) * 2011-03-16 2015-05-07 株式会社東芝 固体撮像装置及びカメラモジュール
US9366942B2 (en) 2011-12-09 2016-06-14 Omnivision Technologies, Inc. IR-cut filter having red absorbing layer for digital camera
JP2013138158A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Nippon Shokubai Co Ltd 撮像素子、色素含有レンズ及びレンズ成型用樹脂組成物
US20130252369A1 (en) * 2012-03-20 2013-09-26 Intersil Americas LLC Enhanced lift-off techniques for use when fabricating light sensors including dielectric optical coating filters
US9746595B2 (en) 2012-06-25 2017-08-29 Jsr Corporation Solid-state image capture element optical filter and application thereof
JP2014048402A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Kyocera Corp 光学フィルタ部材および撮像装置
KR20150081315A (ko) 2012-11-30 2015-07-13 후지필름 가부시키가이샤 경화성 수지 조성물, 이것을 사용한 이미지 센서칩의 제조방법 및 이미지 센서칩
KR102061477B1 (ko) * 2012-12-28 2020-01-02 에이지씨 가부시키가이샤 근적외선 커트 필터
JP6087464B1 (ja) * 2016-06-30 2017-03-01 日本板硝子株式会社 赤外線カットフィルタ及び撮像光学系

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001042230A (ja) * 1999-07-27 2001-02-16 Olympus Optical Co Ltd 撮像光学系
JP2002261263A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Fuji Film Microdevices Co Ltd カラー撮像装置
JP2002299594A (ja) * 2001-04-03 2002-10-11 Toppan Printing Co Ltd 赤外線反射膜を有する固体撮像素子及びその製造方法
JP2003060176A (ja) * 2001-08-08 2003-02-28 Toppan Printing Co Ltd 固体撮像素子

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69030038T2 (de) * 1989-08-31 1997-06-12 Asahi Glass Co Ltd Flüssigkristallfarbprojektionsanzeigevorrichtung
US5541673A (en) * 1993-09-03 1996-07-30 Nec Corporation Projector having a halfwave plate disposed in light-leaving side of a light valve
JP4111281B2 (ja) * 1997-04-15 2008-07-02 共同印刷株式会社 液晶表示用カラーフィルタ
JPH11352324A (ja) 1998-06-10 1999-12-24 Sony Corp 赤外カットフィルタ及びその製造方法
US7006141B1 (en) * 1999-11-23 2006-02-28 Panavision, Inc. Method and objective lens for spectrally modifying light for an electronic camera
JP3733296B2 (ja) * 2001-03-19 2006-01-11 キヤノン株式会社 撮像光学系および撮像装置
JP2003348602A (ja) * 2002-05-23 2003-12-05 Olympus Optical Co Ltd 信号処理装置及びそのプログラム
JP2004144512A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Denso Corp 乗員検知システム
JP2005234038A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Seiko Epson Corp 誘電体多層膜フィルタ及びその製造方法並びに固体撮像デバイス
JP4533088B2 (ja) * 2004-11-01 2010-08-25 キヤノン株式会社 光学フィルタ及びそれを有する撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001042230A (ja) * 1999-07-27 2001-02-16 Olympus Optical Co Ltd 撮像光学系
JP2002261263A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Fuji Film Microdevices Co Ltd カラー撮像装置
JP2002299594A (ja) * 2001-04-03 2002-10-11 Toppan Printing Co Ltd 赤外線反射膜を有する固体撮像素子及びその製造方法
JP2003060176A (ja) * 2001-08-08 2003-02-28 Toppan Printing Co Ltd 固体撮像素子

Also Published As

Publication number Publication date
US20050068433A1 (en) 2005-03-31
JP2005109196A (ja) 2005-04-21
US7515196B2 (en) 2009-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4644423B2 (ja) カラー固体撮像素子及びこのカラー固体撮像素子を用いた固体撮像装置並びにデジタルカメラ
US11706535B2 (en) Digital cameras with direct luminance and chrominance detection
TWI460520B (zh) 固態影像感測裝置及照相機模組
JP5074106B2 (ja) 固体撮像素子及びカメラ
US8514307B2 (en) Solid-state imaging device, imaging module, and imaging system
JPWO2009153937A1 (ja) 固体撮像装置
TW201031188A (en) Image capture device
JP4253634B2 (ja) デジタルカメラ
JP4512504B2 (ja) マイクロレンズ搭載型単板式カラー固体撮像素子及び画像入力装置
JP5331119B2 (ja) 固体撮像素子および撮像装置
JP5634613B2 (ja) イメージセンサ及び撮像装置
US20100245645A1 (en) Solid-state image pickup apparatus and electronic apparatus
JP5018125B2 (ja) 固体撮像装置および撮像装置
US8842203B2 (en) Solid-state imaging device and imaging apparatus
US7474349B2 (en) Image-taking apparatus
JP4681792B2 (ja) デジタルカメラ
JP5234165B2 (ja) 固体撮像装置および撮像装置
JP5103341B2 (ja) 固体撮像素子及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060608

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071115

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100830

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees