JP4642799B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
ケーシング(10)の底壁には給気ファン(11)の吐出口が接続されていると共に、その上方にはガスバーナ(12)と熱交換器(13)が順次配設されている。
このものでは、出湯蛇口(19)の開放によって水回路(17)に生じる水流を流量センサ(18)が検知すると、該検知信号によって給気ファン(11)が作動し、点火装置(図示せず)からガスバーナ(12)へ点火されると共に、弁装置(16)からのガス供給によってガスバーナ(12)が燃焼する。
このことから、前記ゼロ点補正後の一酸化炭素濃度の検知時には、一酸化炭素濃度が低濃度側に誤検知されるという問題があった。
尚、以下に於いては、一酸化炭素や前記エチルアルコール等の可燃ガスを総称して「CO」と呼び、一酸化炭素濃度を「CO濃度」と記載する。
『ガスバーナに続く給気通路又は排気通路(15)内のCO濃度を測定するCO検知器(21)を具備し、
前記ガスバーナの燃焼停止時に於けるCO検知器(21)の濃度測定値を基に周期的に更新される基準濃度値と、該更新された基準濃度値とCO検知器(21)の濃度測定値を比較することでCO濃度を判定する機能を備えた燃焼装置』に於いて、前記基準濃度値を基に判定されるCO濃度が低濃度側に誤検知されるのを防止することを課題とする。
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の解決手段は、
『前記基準濃度値を更新する際には、前記CO検知器(21)が測定した濃度測定値が先に更新されている基準濃度値より大きい濃度上昇時は、前記測定した濃度測定値より小さく且つ前記先に更新されている基準濃度値より大きい値であって先に更新された基準濃度値から前記値へのシフト量である補正値が上限補正値以下に抑えられる値を新たな基準濃度値として更新する』ことである。
このものでは、基準濃度値を更新するゼロ点補正時には、CO検知器(21)による濃度測定値が基準濃度値より大きい濃度上昇時は、測定した濃度測定値より小さい値が新たな基準濃度値として更新されるから、基準濃度値が高濃度側に大きくシフトすることがない。
尚、ゼロ点補正は周期的に繰り返されるから、CO検知器(21)の経年的な性能変化によってCOの濃度測定値が徐々に増加する場合は、前記ゼロ点補正が繰り返されることで性能変化に対応できる。
請求項1に係る発明に於いて、
『前記濃度測定値が前記先に更新されている基準濃度値より小さい濃度低下時は、前記濃度上昇時に比べ、前記濃度測定値に近い値に更新される』ことである。
この構成によれば、COの濃度低下時は、濃度上昇時に比べ、基準濃度値が濃度測定値に迅速に近づく。よって、既述可燃ガスであるエチルアルコール等が雰囲気中に拡散している汚染環境下でゼロ点補正が繰り返された後に汚染環境が改善された場合、基準濃度値が安全サイドである低濃度側に大きく補正されるから、前記汚染環境が改善された場合の安全性が向上する。
請求項1又は2に係る発明に於いて、
『前記濃度上昇時に、前記濃度測定値と基準濃度値の差が異常値より大きい場合は、異常発生を報知する』ものでは、CO検知器(21)の故障時、電気回路の短絡時や断線時には、異常発生が報知されるから、器具の修理点検の注意喚起に有効である。
請求項1に係る発明では、一時的な汚染環境下でゼロ点補正がされた場合でも、基準濃度値が高濃度側に大きくシフトすることがないから、前記更新後のCO検知時には、基準濃度値を基準に判定されるCO濃度が低濃度側に誤検知される不都合を小さく抑えることができる。
本実施の形態に係る給湯機は、既述した図1と同様の構造を有しているので、図1の構造についての[背景技術]に於ける記載は、本実施の形態の説明に援用する。
制御回路(4)に組み込まれたマイクロコンピュータには、図4のフローチャートで示す内容の制御プログラムが格納されている。
ステップ(ST1)で、CO検知器(21)によるCO濃度の判定の基準たる基準濃度値V0を所定の初期値に設定する。又、器具使用フラグFを“未使用継続”に初期設定する。
ステップ(ST2)で、消火時間計測タイマT1を0にリセットする。
消火時間計測タイマT1の計測時間が4時間を超えたことがステップ(ST5)で確認されると、ステップ(ST7)で電圧計(25)の検知電圧をCOの濃度測定値V1として記憶する。
このとき、濃度測定値V1が基準濃度値V0より大きいと判定される場合は、酒類を用いた加熱調理時に発生する可燃ガスであるエチルアルコール蒸気等、CO検知器(21)に反応するガスの濃度が高くなったか、又は、CO検知器(21)が性能変化を起こしていると判定する。そして係る場合は、ゼロ点補正を徐々に行なうため、基準濃度値V0の補正を上限補正値A以下に抑えるべく、濃度測定値V1より小さく且つ基準濃度値V0(当初はステップ(ST1)で所定の初期値に設定されている。)より大きい値を新たな基準濃度値V0として更新する。
ステップ(ST12)で、濃度測定値V1とゼロ点としての基準濃度値VO(当初はステップ(ST1)で所定の初期値に設定されている。)の差の3分の1が上限補正値Aより大きいか否かを判定する。そして、前記3分の1の値が上限補正値Aより小さいと判定された場合は、ステップ(ST14)を実行し、基準濃度値V0に上記3分の1の値((V1−V0)/3)を加算した値を新たな基準濃度値V0として記憶し直す。これにより、濃度測定値V1より小さく且つ基準濃度値V0より大きい値(V0+(V1−V0)/3)を新たな基準濃度値V0として更新するゼロ点補正が行なわれる。
これにより、一時的な汚染環境下でゼロ点補正がされた場合に、基準濃度値V0の高濃度側へのシフト量が確実に上限補正値以下の小さな値に抑えられる。
又、前記ステップ(ST11)で、濃度測定値V1が基準濃度値V0より低濃度側(汚染改善側)に変化していると判定されると、ステップ(ST16)で、基準濃度値V0を低濃度側(汚染改善側)に一挙に補正すべく、前記濃度測定値V1を新たな基準濃度値V0として記憶し直す。これにより、濃度測定値V1が基準濃度値V0より小さい濃度低下時(ステップ(ST11)から(ST16)に分岐する場合)は、前記濃度上昇時(ステップ(ST11)から(ST12)に分岐する場合)に比べ、ゼロ点としての基準濃度値V0が濃度測定値に近い値に更新されるのである(請求項2に係る発明に対応する)。従って、可燃ガスであるエチルアルコール蒸気等が雰囲気中に拡散している汚染環境下でゼロ点補正が繰り返された後に汚染環境が改善された場合、基準濃度値V0が安全サイドである低濃度側に大きく補正されるから、前記汚染環境が改善された場合の安全性が向上する。
1.上記実施の形態では、ガスバーナ(12)が不完全燃焼状態にあるか否かを判定する場合に本願発明を適用したが、ガスバーナ(12)の燃焼前に給気ファン(11)を作動させるプリパージ中のCO濃度を検知する場合に本願発明を適用してもよい。
(15)・・・排気通路(15)
(21)・・・CO検知器
(22)・・・CO検知素子
(23)・・・補償素子
Claims (3)
- ガスバーナに続く給気通路又は排気通路(15)内のCO濃度を測定するCO検知器(21)を具備し、
前記ガスバーナの燃焼停止時に於けるCO検知器(21)の濃度測定値を基に周期的に更新される基準濃度値と、該更新された基準濃度値とCO検知器(21)の濃度測定値を比較することでCO濃度を判定する機能を備えた燃焼装置に於いて、
前記基準濃度値を更新する際には、前記CO検知器(21)が測定した濃度測定値が先に更新されている基準濃度値より大きい濃度上昇時は、前記測定した濃度測定値より小さく且つ前記先に更新されている基準濃度値より大きい値であって先に更新された基準濃度値から前記値へのシフト量である補正値が上限補正値以下に抑えられる値を新たな基準濃度値として更新する、燃焼装置。 - 請求項1に記載の燃焼装置に於いて、
前記濃度測定値が前記先に更新されている基準濃度値より小さい濃度低下時は、前記濃度上昇時に比べ、前記濃度測定値に近い値に更新される、燃焼装置。 - 請求項1又は2に記載の燃焼装置に於いて、
前記濃度上昇時に、前記濃度測定値と基準濃度値の差が異常値より大きい場合は、異常発生を報知する、燃焼装置。
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JPH09243072A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-16 | Noritz Corp | 可燃ガス検知装置 |
JP2002243145A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Tokyo Gas Co Ltd | 燃焼器用目詰まり防止装置 |
JP2003161440A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-06-06 | Harman Pro:Kk | 燃焼装置用の未燃成分検出装置 |
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JPH09243072A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-16 | Noritz Corp | 可燃ガス検知装置 |
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