JP4641700B2 - 油吸収ワイプ、その製造方法及びそれを含むパッケージ - Google Patents

油吸収ワイプ、その製造方法及びそれを含むパッケージ Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景と分野
本発明は、不織吸収性ワイピング製品に関する。本発明は、特に小出しできる油表示吸収性美容ワイピング製品に関する。
【0002】
熱可塑性繊維の不織ウェブは、油またはグリースを吸収する既知の能力のために、工業用油吸収性材料に関する特許である米国特許番号第4,307,143号(Meitner)、第4,328,279号(Meitnerら)、および第4,426,417号(Meitnerら)で述べられるように、これまで広く使用されている。Hotchkissらに対する米国特許番号第4,587,154号は、工業用途で使用するためのメルトブローン熱可塑性繊維からできた不織ウェブも用いる。Hotchkissらの特許は、材料に結着性を与える形成ウェブの点接着について述べる。次に例えばカルボキシメチルセルロースをウェブにスプレーして、グリースまたは油を遊離させてウェブを再使用する。
【0003】
顔の油を除去するための油吸収不織ワイプについても技術分野で述べられている。これらのワイプは、薄く、順応性で、非磨耗性でなくてはならず、これらは工業用油吸収性材料には該当しない考慮事項である。顕著な量の油が、顔、特に鼻、頬、額、および額中央から絶え間なくにじみ出ている。清潔さを保ち化粧品の塗布性を改善するために、あらゆる過剰な油または皮脂を除去することが重要である。石鹸および水はある程度役立つが、洗浄ができない場合もある。これらの顔の油を除去する乾式法としては、薄い油吸収性ワイプ材料の使用が挙げられる。
【0004】
従来の紙タイプのワイプが、顔の油を除去するのに使用されている。例えば植物繊維、合成パルプまたはケナフを使用した天然または合成紙が使用されている。しかし、これらの油吸収性紙は、繊維の硬くこわばった性質のために、概して肌を刺激する。なめらかさを改善するために、これらの紙はカレンダー掛けされ、および/または炭酸カルシウムおよびサイズ剤などの粉末でコーティングされている。しかし、カレンダー掛けは必ずしも持続性でなく、油吸収を低下させる相当量のバインダーまたはサイズ剤を使用しない限り、表面繊維は粗い表面に改質することができる。紙は、油または皮脂を吸収した際に概して顕著に外観を変化させないので、紙ワイプは有効性に対する指標性にも劣る。
【0005】
油吸収紙の改善については特開平4−45591号で述べられており、カレンダー掛けや炭酸カルシウム粉末などの粉末による紙のコーティングによって起きる問題を解決して、これらの紙が皮脂を吸収する能力を増大させるように、油吸収紙の表面に多孔性ビーズ球を接着することが教示される。特開平6−319664号は、主成分として(a)植物繊維を含有するパルプ材料を(b)無機充填材と混合し、引き続いて製紙して基本重量0.7(g/cm2)以上の紙を形成することで製造される高密度油吸収紙を開示する。しかし、これらの特許公報で開示される油吸収紙は、なおも限られた油または皮脂を吸収する能力を有し、油を吸収した際に、紙の不透明性または色にわずかな変化しか生じないために、表示機能はほとんどない。油を確認することの困難性は、油除去紙の使用者が、自信を持ってメークアップが適用できるように、油吸収紙を使用して顔から皮脂が除去されたかどうか、あるいはどの程度除去されたかという評価ができないことを意味する。
【0006】
皮脂のための油吸収紙については、特公平56−8606号または米国特許番号第4,643,939号でも開示されており、麻繊維と10〜70重量%のポリオレフィン樹脂繊維とを混合して、基本重量12〜50(g/cm2)の紙を作って製造される、美容油吸収紙について述べられる。この紙は油吸収時に透明になるとされるが、なおも従来の製紙技術を要し、手触りが粗い。実用新案公開平5−18392号は、粘土粒子、シリカ細粒、および粉末化繊維などの無機または有機粉末材料の平滑面コーティングがある、油吸収紙を含む油吸収合成紙を開示する。これらの油吸収紙は、油吸収時に紙が透明になって油吸収が確認されることで、いくらかの油表示効果を有するとされる。しかし、これらの紙の油吸収能力は粉末コーティングによって低下し、油吸収後にこのタイプの油除去紙の外観に明白な変化を得るのは、なお困難である。
【0007】
上述のように、セルロース系繊維状紙の代わりにプラスチック繊維状材料を使用して製造される油吸収ウェブについては、既知である。また特開平9−335451号(WO99/29220)は、多孔性プラスチックフィルムからできた油シートを開示する。この油吸収シートは油吸収紙よりも高い吸収能力を有し、ぬぐい取りに続く油除去の確認も油吸収紙より優れている。理由は、これらの多孔性プラスチックフィルムは、不規則な光の反射のために油吸収前に低い透過率を示すが、フィルムの細孔隙が油で満たされると透過率が実質的に増大し、フィルムの不透明度、ひいては外観に大きな変化が生じるためであると考えられる。この不透明度の変化によって、使用者は皮膚からの油または皮脂の除去を明白に確認する。Millerに付与された米国特許番号第4,532,937号は、連続気泡の微孔性疎水性ポリマーフィルムと、実質的に高分子量構成要素から成る合成感圧接着剤層が一主面にコーティングされた繊維状材料とを含む、被験者の皮脂腺から排出される皮脂を採取する分析用フィルムについて述べる。Miller特許は、その材料について、孔が空または空気で満たされたときフィルムが不透明または乳白光を発するが、皮脂などの液体吸収時に半透明または透明になるようなサイズと分布の孔を有するものとして述べている。しかし、このフィルムまたは材料について述べられる非常に小さい孔(0.1μmよりも小さい)は、油吸収速度が遅いために、美容用途での使用に適した材料を提供しない。
【0008】
WO99/29220で述べられるような明白な油表示機能を有するが、皮膚に非刺激性で容易に直接製造でき、形成後コーティングなどを要さず、油を迅速に吸収できる繊維状製品として、油吸収シートを形成することが本発明の目的である。
【0009】
本発明は、さらに小出しできる形態の油吸収シートを提供する方法に関する。
【0010】
発明の概要
本発明は、メルトブローン繊維形成加工によって直接形成される油吸収ワイプ製品に向けたものである。メルトブローン繊維性ワイプ製品は、油吸収時に不透明度が急激に変化することで、使用者に迅速に油吸収を視覚的に示す。この合成繊維ワイプは皮膚に対して非刺激性でもある。極微小の繊維は、熱可塑性ポリマーのストリームを高温高速繊細化気流中に押出しして直接形成される。次に極微小の繊維をウェブとして、捕集面に比較的低い基本重量(坪量)で捕集する。次にこのウェブに制御されたカレンダー掛けを行って、油表示機能を有する油吸収ワイプに転換する。得られた油吸収ワイプウェブは、概して40g/m2よりも小さい基本重量、約40〜80%の空隙容量、0.9〜6mg/cm2の油吸収能力、および3〜15μmの平均孔径によって特徴づけられる。次にウェブを個別のワイプに切断し、または形成して、これらのワイプを複数のワイプの小出しできるパッケージに適切に包装する。ワイプ材料は、油吸収後に(ここで定義するように)透明度が少なくとも30%高くなる能力を有する。ワイプ材料は柔らかく取り扱いが容易で、使用者の顔に容易に順応し、8gよりも小さいハンド(Hand)を有するが、従来の紙ティシュまたはワイプタイプ製品同様に包装して小出しできる。
【0011】
詳細な説明
図1に概略的に、本発明のウェブまたはシート製品を調製するのに有用な代表的な装置を示す。ブローン繊維を形成するための装置の部分については、Wente Van A.、「Superfine Thermoplastic Fibers」Industrial Engineering Chemistry、第48巻、1342ページ以降(1956)、または1954年5月25日に出版されたNaval Research Laboratories報告書第4364号、Wente,V.A.、Boone,C.D.およびFluharty,E.L.著「Manufacture of Superfine Organic Fibers」で述べられている。この基本デザインの変更については、米国特許番号第4,818,463号、第3,825,379号、第4,907,174号、および第4,986,743号で考察されている。図示した装置のこの部分は、一組の位置合わせした並んだ平行ダイオリフィス14を有するダイ10を含む。ダイオリフィス14は、中央ダイキャビティから開いている。典型的にオリフィスの直径は、およそ約250μm〜約500μm程度である。ダイ前面の1線センチメートル(linear centimeter)あたり、このようなオリフィスが約2〜約20個提供される。典型的にオリフィスの長さは約1mm〜約5mmである。ポリマーは、樹脂ホッパー3、バレル5、およびバレル5内部のスクリュー7を有する溶融押出し機13から、ダイオリフィス14および中央ダイキャビティに導入される。溶融ポリオレフィン樹脂は、押出し機バレル5を出てギア溶融ポンプ9に入るが、これによって装置の下流側構成要素を通る溶融ポリマーの流れに対する制御が改善される。ポンプ9を出ると、溶融樹脂はダイキャビティを含有するダイ10に流れ込み、それを通って液状繊維形成材料が送られる。繊維形成熱可塑性ポリマーは、ダイオリフィス14から熱風の繊細化気流中に押出される。この繊細化気流は高速に保たれ、一組のダイオリフィス14の両側にあるオリフィスまたはスロットから出る。高速空気は、2個の周辺キャビティからスロットに提供される。熱風は概してポリマー溶融温度程度か、それよりも高い(例えば溶融温度よりも20〜30℃高い)。
【0012】
ダイオリフィスを出てスロットからの高速熱風によって繊細化される繊維は、ダイから、またはそれから距離を置いて、ベルトなどの捕集装置20の上に集められる。距離は、ポリマーの結晶挙動、どの程度迅速に完全に非粘着性状態に急冷されるか、またはその他の加工条件次第で、異なるポリマーの異なる好ましい領域について概して10〜25cmである。捕集装置は平らなスクリーン、ドラム、シリンダー、または図1に示すような微細孔のあるスクリーンベルト20であることができる。シリンダー21および23がベルト20を駆動する。ガス抜き装置を有孔捕集装置の背後に配置させて、スクリーンまたはその他の有孔捕集装置上で、繊維をウェブ26として捕集するのを容易にできる。ウェブ26は捕集装置20からカレンダー30に移動し、そこでウェブは好ましくは、線センチメートルあたり500〜1600Nの加圧下で圧縮される。この圧縮は、約50以上のショアAデュロメータ硬度を有する2つの概して平滑なロール24および25(例えばそれらは、表面積の約90%以上、好ましくは99%以上で互いに接触する)間で、ニップ内においてカレンダー掛けすることで有利に実施できるが、ロールの1つは好ましくは約95よりも小さいショアAデュロメータ硬度を有する。次に圧縮されたウェブを捕集し、引き続いて個々のワイプに転換できる。
【0013】
ウェブは、例えばポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリブチレンなどのポリオレフィンと、ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルと、ポリウレタンあるいはナイロン6またはナイロン66などのポリアミドをはじめとする繊維形成熱可塑性材料から形成される。メルトブローン加工によって形成される繊維は、好ましくは10μmよりも小さい平均径を有し、好ましくは平均径7μm以下の極細繊維である。より小さい直径のオリフィスによって、および/またはポリマー流速を低下させることで、あるいは捕集器背後のガス抜きを増大させることで、より小さな平均繊維径が得られるかもしれない。
【0014】
ワイプは圧縮された極細繊維ウェブから、ワイプが40〜80%、好ましくは45〜75%、そして最も好ましくは50〜70%の空隙容量を有するように形成される。空隙容量が70%を越えると、透明度または不透明度の変化を引き起こすのに大量の油が必要になって、急速な変化を得るのは困難になり、材料が順応性になりすぎて取り扱いも困難になる。空隙容量が40よりも小さいと、材料が硬くなりすぎて油を吸収する能力が不十分になる。ワイプの平均孔径は概して3〜15μm、好ましくは3〜12μm、そして最も好ましくは4〜8μmである。孔径が3μmよりも小さい場合、個人的利用に必要な必要な急速な油吸収速度を得ることが困難になる。空隙容量および孔径は、概してより高度な圧縮条件により、および/または平均繊維径または繊維径範囲を減少させることで減少できる。孔径が15μmを越える場合、吸収された油を保持する能力は、急速な油表示機能と同様に低下する。概して空隙容量、基本重量、および孔径は、0.7〜6mg/cm2、好ましくは0.8〜5mg/cm2、そして最も好ましくは0.9〜4mg/cm2の油吸収能力をもたらすように提供されなくてはならない。油吸収がこれよりも小さい場合、顔の油の吸収する能力はほとんどの使用者にとって不十分であり、これらのレベルを越える場合、ほとんどの使用者にとって、急速な油吸収表示機能が悪影響を受ける。
【0015】
ワイプは概して、人の皮膚に存在するような(例えば0〜8mg/cm2)中程度の量の油を吸収した後、不透明から半透明に変化する能力によって特徴づけられる。ワイプは、通常の皮脂腺から排出されるレベルの油吸収後、半透明になることで、望ましくない油が除去されてメークアップが適用できることを表示するので、美容ワイプとして特に有用である。油表示効果は、約65以下、好ましくは60以下の初期透明度を有し、比較的低レベル(例えば6mg/cm2)の油の付加によって、透明度が約30以上、好ましくは35以上変化する能力を有するワイプを提供することでもたらされる。ワイプまたはウェブは概して単一層材料として使用されるが、その他の同様のウェブ材料、またはフィルムなどにラミネートされても良い。
【0016】
ウェブ繊維を形成するのに好ましい材料は、特定のワイプに対する所望の初期および終点不透明度が、ワイプ材料を形成するウェブの基本重量、カレンダー掛けロールの硬度、およびカレンダー掛け(または圧密化(consolidation))の圧力と温度によって制御されるポリプロピレンである。概してポリプロピレンでは、約10g/m2〜40g/m2のウェブまたはワイプ基本重量が、比較的柔らかなハンドで、適切に低い油付加レベルにおける透明度変化を許容しながら、適切な初期透明度を提供するのに適していることが分かった。概してワイプのハンドは8g以下、好ましくは1〜7gで、最も好ましくは1〜6gである。ポリプロピレンワイプでは、約40g/m2を越える基本重量は美容ワイプとして有用であるには硬すぎる。同様のカレンダー掛け条件下のその他のポリマーまたはポリマー混合物では、油吸収特性およびェブを形成する繊維の剛比次第で、異なるワイプ基本重量範囲が適しているかもしれない。
【0017】
より高いカレンダー掛け温度および圧力は、最初の透明度、孔径および空隙容量、そして得られる圧縮されたワイプの油吸収能力にも、顕著な影響を及ぼすことが分かった。特により高いカレンダー掛け温度は、最初の透明度を顕著に増大させるので、ワイプの油表示価を低下させる。場合によっては、チルドカレンダーロールを使用してこの効果を是正することが望ましいかもしれない。しかし、ウェブを(例えば過剰な高圧および/または高温下で)過剰にカレンダー掛けした場合、本発明のウェブは概してより硬くはならなかったが、油表示機能および吸収能力が低下した。
【0018】
その内容を本願明細書に引用した、米国特許番号第4,643,939号で教示される方法によって、本発明のワイプに殺菌剤などの活性剤を組み込んでも良い。この特許では従来の殺菌剤として、石炭酸、p−クロロメタクレゾール、レゾルシン、p−オキシベンゾエート、安息香酸とその塩、サリチル酸とその塩、ジヒドロ酢酸とその塩、ソルビン酸とその塩、ホウ酸、ヘキサクロロフェン、テトラメチルチウラムジスルフィド、硫黄、カルボアニリド殺菌剤、およびトリクロサンが挙げられている。殺菌剤を水またはアルコールなどの極性液体中に溶解して、好ましくは0.1〜2重量%のポリビニルアルコールまたは殿粉などのサイズ剤と共に、ワイプ上にスプレーできあるいは浸漬溶液として使用できる。このようなスプレー処理は、その内容を本願明細書に引用した、WO99/29220で開示されたもののようなフィルムワイプと共に使用することもできる。
【0019】
最初の不透明度が、十分顕著な変化を不透明度に生じるのに不適当である場合、シリカタルク、炭酸カルシウムまたはその他の無機粉末などの不透明剤が低レベルで使用できる。このような粉末は、ワイプの表面にコーティングでき、あるいはウェブ構造中に組み込める。ウェブへの不透明剤の組み込みに適した方法としては、捕集に先だって、粒子の流れが2つの別個の合流メルトブローン極細繊維流に入る、米国特許番号第3,971,373号で教示されたものが挙げられる。微粒子を組み込む別の方法は米国特許番号第4,755,178号で教示され、そこでは粒子がメルトブローン極細繊維の流れに合流する気流中に導入される。このような不透明剤はワイプの柔軟性を低下させる傾向があるので、好ましくは少量のみが含まれる。
【0020】
上記に加えて、その他の界面活性剤、着色料、および帯電防止剤などのその他の従来のウェブ添加剤を既知の方法によってウェブに組み込むことができる。
【0021】
図2に関して述べると、本発明による美顔用ワイプの小出しできるパッケージは、油吸収性ワイプ材料の個々のシート44を含む小出しできるパッケージ40を含む。パッケージ44は、概して概して互いに平行な上壁46と底壁49、そして2つの側壁47を含む。先端48が提供され、後端は、パッケージ40の上側面46の上に折ることができる跳ね蓋45に形成される。跳ね蓋45は、技術分野で既知のように提供される接着剤などの使用によって、パッケージ40に係合できる。代案としては、マクロメカニカル式クロージャーとして、スロット41内に係合できるタブ42を使用できる。技術分野で既知のその他の従来の方法としては、ワイプの取り出し口52を覆うために跳ね蓋45を所定位置に保持する、粘着性材料、マジックテープ、一体丁番、スナップなどの使用が挙げられる。小出しできるパッケージ40は、使用者が個々のワイプを掴んで、それをパッケージ40から引き出せるようにする取り出し口52を包含する。概して取り出し口52は、最大寸法でも、小出しできる油吸収シート材料またはワイプの最大の長さまたは幅の寸法よりも小さい。しかし、個々のワイプが、互いに分離されるように結合する場合、取り出し口は、取り出し口を通して引き出されるワイプの寸法と同様の大きさか、それよりも小さくなくてはならない。
【0022】
個別のシート材料またはワイプは、互いに分離しており、あるいは互いに分離することができ、どちらも本発明による個別のシートまたはワイプと見なされる。概して分離できるワイプは、使用者が破損して互いに個別のシートを分離できるようにする、もろい結合を個別のシート間に有することで提供される。もろい結合は、ミシン目、折り線などの弱いラインによって、または追加的な弱い接着剤タイプの付着材料の使用によって、または単純な摩擦性係合によって作ることができる。個別の分離ワイプは、もろい結合の破損を必要としない。シートは従来から既知のティシュタイプの紙と同様に、さらにスタックでき、ロール形態で供給でき、または折り畳むことなどができる。折り畳みは概して、v字折り、z字折りなどを通じた交互配置によって提供される。このタイプの折り畳みによって隣接シートの重なり合う末端を相対するように配置することで、上側シートを取り去ることにより、取り出し口を通して下側シートを摩擦によって引き出すことにより、引き続く使用のために下側シートを係合可能な形態で提供できるようになる。
【0023】
小出しできるパッケージ配置の代案の実施態様を図3に示すが、上壁部分56は、それを通して油吸収性ワイプ材料のシートを掴める取り出し口スロット54と共に提供される。この実施態様では、ワイプ材料の個別のシートは、開口部56を通して、上側シートが下側シートを引き出せるように、相互に連絡していなくてはならない。この相互連結は、上述のような交互配置で折り畳まれた分離シートによることもできる。代案としては、シートは上述のような分離できるシートでも良く、例えば分離できるシートは、もろい結合を通して相互連結できる。可動性跳ね蓋55が側壁部分に提供され、図2実施態様の跳ね蓋のように、感圧接着剤パッチなどの適切なクロージャー要素53と共に提供できる。
【0024】
小出しできる油吸収性ワイプパッケージのさらに別の代案の実施態様を図4に示し、材料を掴んでロールディスペンサー75から小出しできるように、有芯または無芯でロール形態72に巻くことができる、もろい結合71によって結合する個別のシート材料70のロールを示す。
【0025】
図5は、好ましくはプラスチックである硬質フレーム容器60から形成される、油吸収性シートまたはワイプの小出しできるパッケージの代案の実施態様を示す。個々のシート材料64は、概して一体丁番によって可動性である可動性跳ね蓋65を包含する、上壁66を有する容器60内に含有される。クラスプ63は跳ね蓋65の最外終端に提供され、クラスプ63は底壁69に係合して容器60を閉鎖する。側壁67は、上側壁66および下側壁69と連結する容器60内にシート64を包含する。終端壁68は好ましくは閉鎖している。この実施態様では、個々の個別の油吸収性材料のシートは、概して好ましくは同一の広がりを持つシートの重なったスタックに、分離シートとしてスタックされる。使用者は個々のシートを掴んで、指の摩擦力を使用して上側シートをすぐ隣の下側シートから分離して、容器から1枚ずつ取り出す。次に個々のシートを使用して使用者が顔をぬぐうことで、皮膚の油が除去される。使用後、シートは容易な廃棄のために小体積の形状に容易に圧縮される。
【0026】
個々の個別のシートまたはワイプは、あらゆる適切なサイズであることができるが、概してほとんどの用途では、シートは10〜100cm2、好ましくは20〜50cm2の総表面積を有する。このようにシートは、使用者のハンドバックまたはポケットに容易に入るパッケージ内への挿入に適したサイズである。小出しできる容器を形成する材料は概して重要でなく、適切な紙、プラスチック、紙フィルムラミネートなどから形成できる。ティッシューの形状は、概して長方形であるが、楕円形、円形などのその他の適切な形状も使用できる。
【0027】
以下の実施例は、現在考察される好ましい実施態様、および本発明を実施するための最良の様式を例証するために提供するが、その制限は意図しない。
【0028】
試験方法
基本重量
10cm×10cmのサンプルをウェブからダイカットし、0.1gの桁まで秤量した。3個の複製サンプルを測定して平均し、g/m2で報告した。
【0029】
キャリパー
TMI直接接触ゲージを使用して、完成(カレンダー済み)ウェブの厚さをインチで測定した。3〜5回の測定を行い平均してμmで報告した。
【0030】
ガーレー空隙率
6.5cm2(1.0平方インチ)のウェブを通る100cm3の空気の通過にかかる時間を秒で測定するASTM D−726−58の方法Aに従って、ガーレー空気流試験を使用してウェブの空隙率を測定した。ガーレー透気度試験機を使用して、サンプルをオリフィスプレートに挿入して固定した。バネ式留め具をはずして内部シリンダーを下ろし、その自重で降下させた。100cm3の空気がサンプルを通過するのにかかる時間である、シリンダーの上端がゼロラインに到達する時間を秒で測定して記録した。サンプルの空隙率が増大すると、時間間隔は減少した。3個の複製サンプルを試験して平均した。
【0031】
孔径
ASTM F−316−80に従って、FLUORINERT TM溶剤を湿潤液体として使用して気泡試験法を使用して、孔径をμmで測定した。この試験は最大の有効孔径を測定する。3個の複製サンプルを試験して平均した。
【0032】
空隙容量
空隙容量として表したウェブの空隙率は、ウェブのキャリパーおよび基本重量、およびポリプロピレン密度(0.91g/cm3)から計算した。空隙容量=1−[(基本重量/0.91)/キャリパー]は、%で表される。
【0033】
油吸収
ウェブの油吸収特性は、以下の手順を使用して測定した。100mm×100mmのサンプルをウェブから切断し、0.001gの桁まで秤量した。サンプルを白色鉱物油を満たしたパンに浸した。サンプルを1分後にパンから取り出した。ティシュを使用してサンプル表面の過剰な油を注意深くぬぐい取った。次にサンプルを0.001gの桁まで秤量した。3個の複製サンプルを試験して平均した。油吸収能力を3通りに計算した。
1.面積による:(D1−Do)/A(mg/cm2
2.重量による:(D1−Do)/Do(mg/mg)
3.容積による:(D1−Do)/V(mg/cm3
式中:Do=初期サンプル重量(mg)
1=浸漬後サンプル重量(mg)
A=サンプル面積(cm2
V=フィルム容積(cm3)=(A、cm2)×(フィルム厚さ、cm)
【0034】
透明度
ASTM D1003の手順に従ってGardner Haze Guard Plus Hazemeterを使用して、ウェブの透明度に対する油吸収効果を測定した。上述の油吸収手順前後にウェブの透明度を測定し、%で報告した。値0の透明度は、光透過がないことを表す。上述の油吸収手順前後の透明度変化(Δ)も報告する。3個の複製サンプルを試験して平均した。
【0035】
ハンド(Hand)
10cm×10cmのサンプルサイズで、Thwing−Albert Handle−O−Meter使用して、INDA試験IST90.0−75(R82)を使用して、ウェブのハンド、ドレープ性、または可撓性を測定した。ウェブの縦方向および横方向を各サンプル上に標識した。標本を調製する際に、しわまたは折り目を含有する領域は避けた。Thwing−Albert Handle−O−Meter上のスロット幅を1.0cmに設定し、縦方向がスロットに垂直になるようにして標本をブレードの下に置いた。試験した方向は、常にスロットに垂直であった。装置を作動させてプラットホームを上昇させ、標本に係合させて、標本をスロット開口部内に押しつけた。試験サイクルが完了し、サンプルをスロット内に押し込んだ際にブレードにかかる最大抵抗力が表示された後に、プラットホームの動きを止めた。次に横方向がスロットに垂直になるようにして、手順を繰り返した。サンプルを90度回転させて標本の両側を測定することで、縦方向および横方向の双方に対して2つの値を得た。次にサンプルをひっくり返して、縦横方向で再度測定した。全部で16個の値を平均して、総合ウェブ測定値を得た。概してサンプルがより順応性になるに連れて、ドレープ性またはハンドの測定値は低下する。
【0036】
実施例1〜28
図1に示すのと同様の装置を使用してブローン極細繊維ウェブ(BMF)を調製した。メルトフローインデックスが350のポリプロピレン樹脂であるFina 3960を、温度プロフィールが初期の220℃から335℃に次第に上昇する押出し機13に供給した。BMFダイ10の温度を371℃に保持し、繊細化空気を温度390℃、流速5.3m3/分でダイに送出した。ポリプロピレン0.20kg/時間/cmの速度でダイに送出した。捕集装置の速度を変化させることで、ウェブの基本重量を約10g/m2〜32g/m2の間で変化させ制御した。
【0037】
次に、上側加熱平滑鋼ロール24と下側非加熱ショアA硬度95のゴムロール25によって形成されるニップを通して、ウェブを15.2m/分で通過させて、BMFウェブをカレンダー掛けした。ニップ圧を線センチメートルあたり525〜1575Nの間で変化させた。上側鋼ロールの温度を27℃〜110℃の間で変化させた。カレンダー済みウェブのキャリパーを約25μm〜84μmの間で変化させた。実施例1〜28のそれぞれに対する特定の加工条件を下の表1に示す。実施例3は、グリセロールモノラウレート(70%)およびソルビタンモノラウレート(30%)を含有する2%の界面活性剤配合物を含有した。線センチメートルあたり1225Nで、ウェブをニップを通して2回通過させて、実施例3をカレンダー掛けした。
【0038】
【表1】
Figure 0004641700
【0039】
比較例C1〜C2
ウェブにカレンダー掛けしなかったこと以外は、上の実施例1〜28と同様に図1に示したのと類似の装置を使用してBMFウェブを調製した。
【0040】
比較例C3〜C12
完成ウェブが所望の特性の組み合わせを有さないように基本重量および加工条件を選択したこと以外は、実施例1〜28と同様に図1に示したのと類似の装置を使用してBMFウェブを調製した。
【0041】
【表2】
Figure 0004641700
【0042】
以下の表3は、本発明のウェブに対する3つの異なる目標基本重量(10、20、30g/m2)で、一定のニップ圧において鋼ロール温度が、空隙容量、油吸収および孔径に及ぼす効果を示す。比較例C1、C2、C3、およびC8も本発明外のウェブとして示す。目標とわずかに異なる、実際に測定された基本重量を表3に示す。比較的一定の基本重量で鋼ロール温度が上昇すると、ウェブの空隙容量が低下しウェブ中の孔径が減少して、ウェブの油吸収能力が低下する。一定の鋼ロール温度でウェブの基本重量が増大すると、ウェブの空隙容量が減少しウェブ中の孔径が減少して、ウェブの油吸収能力が低下する。この傾向は比較例C3およびC8でも継続して、さらにより高い基本重量で油吸収能力がさらに低下することが示される。約40g/m2を越える基本重量を有するウェブは、概して本発明のウェブの所望の特性を有さない。具体的には、これらのウェブは、カレンダー掛け後に効果的であるための十分な空隙容量を有さない。ウェブを使用者が顔面に使用した際に、妥当な時間で十分な油が確実に吸収されるようにするために、約40%を越える空隙容量が概して必要である。ウェブがC1およびC2のようにカレンダー掛けされていない場合、空隙容量が高くなりすぎる。カレンダー掛けされていないウェブを顔面に使用した場合、下の表5に示すように、利用できる空隙容量を十分満たして、有効な透明度変化を生じるには不十分な量の油が吸収される。概して有効な透明度変化を提供するには、約80%よりも小さい空隙容量が必要である。約40g/m2を越える基本重量を有するウェブは、下の表5に示すように、概して有用であるには硬すぎる。
【0043】
【表3】
Figure 0004641700
【0044】
下の表4は、20g/m2の目標基本重量で2つの異なる鋼ロール温度において、ニップ圧が、本発明のウェブの空隙容量、油吸収、および孔径に及ぼす効果を示す。比較例C10も本発明外のウェブとして示す。比較的一定の基本重量およびロール温度でカレンダーニップ圧が増大するに連れて、ウェブの空隙容量は減少し、ウェブ中の孔径は減少し、ウェブの油吸収能力は減少する。一定のニップ圧で鋼ロール温度が上昇すると、ウェブの空隙容量は減少して、ウェブ中の孔径は減少し、ウェブの油吸収能力は減少する。この傾向は比較例C10でも継続し、さらにより高い基本重量で油吸収能力がさらに低下することが示される。
【0045】
【表4】
Figure 0004641700
【0046】
本発明のウェブが皮脂を吸収する能力は、重要である。ウェブの使用者に、皮脂が吸収されたという強力な視覚的表示があることも重要である。本発明のウェブは、皮脂吸収後、比較的透明になることで、この表示を提供する。比較的少量の皮脂が吸収された場合でさえも、皮脂吸収が表示されることが重要である。この特性を上述の透明度試験を使用して定量化し、下の表5で報告する。ウェブの透明度は、上述の油吸収手順を使用して、油吸収の前(Ti)および後(Tf)に測定した。透明度(ΔT)の変化(δ)は、ウェブ使用者にウェブが皮脂を吸収したという表示を提供する。変化が高いほど吸収の表示が大きい。皮脂が吸収されたという効果的な表示を使用者に提供するには、約30を越えるΔTが概して必要である。本発明のウェブは、手触りが柔らかく、顔の輪郭に順応性であり、使用時に比較的音がしないことが重要である。これらの属性を上述のハンド試験によって定量化し、下の表5に示す。約8gよりも小さいハンドを有するウェブは、概して本発明のウェブに必要な柔らかさと順応性を有する。
【0047】
【表5】
Figure 0004641700

【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイプ形成で使用するのに適した装置の模式図である。
【図2】 油吸収ワイプの小出しできるパッケージの斜視図である。
【図3】 第2の実施態様による油吸収ワイプの小出しできるパッケージの斜視図である。
【図4】 第3の実施態様による油吸収ワイプの小出しできるパッケージの斜視図である。
【図5】 第4の実施態様による油吸収ワイプの小出しできるパッケージの斜視図である。

Claims (6)

  1. 熱可塑性繊維の圧密化メルトブローンウェブを含む油吸収ワイプであって、前記ウェブが、油がないときに約65以下の初期透明度を有し、1平方センチメートルあたり約6g以下の油を付加した際透明度が初期透明度に比べて少なくとも30%高い、油吸収ワイプ。
  2. 熱可塑性繊維がポリオレフィン極細繊維である、請求項1に記載の油吸収ワイプ。
  3. 熱可塑性繊維が約10μm以下の平均径を有し、ワイプが約40g/m2以下の坪量を有する、請求項1に記載の油吸収ワイプ。
  4. 透明に変化した際に約90以上の透明度を有し1平方メートあたり約6g以下の油を付加した際透明度が初期透明度に比べて35以上高く、40〜80%の空隙容量を有する、請求項1に記載の油吸収ワイプ。
  5. メルトブローン加工によって形成した熱可塑性繊維不織ウェブを提供するステップと、
    熱可塑性繊維不織ウェブを加圧下で、約50を越えるデュロメータ硬度を有する2つの平滑面間で圧密化して、油なしで約65以下の初期透明度を有し、1平方センチメートルあたり約6g以下の油を付加した際の透明度が初期透明度に比べて少なくとも30%高い透明度を有するウェブを形成するステップと、
    前記ウェブをワイプに転換するステップと
    を含む、油吸収ワイプを形成する方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載される、複数の個別の油吸収ワイプを含む、油吸収ワイプの小出しできるパッケージ。
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